JP2021190342A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源と導光体とを備えた車両用灯具において、導光体の出射部が略均一に光って見えるようにする。【解決手段】導光体40として、光源22からの出射光を入射させる入射部42と、この入射光を反射させる反射部44と、この反射光を再度反射させる第2反射部46と、この反射光を出射させる出射部48とを備えた構成とする。入射部42は、光源22からの光を、灯具前方側へ屈折させるようにして入射させる第1入射面42Aと、側方側へ屈折させるようにして入射させる第2入射面42Bと、この入射光を灯具前方側へ向けて反射させる第2反射面42Cとを備えた構成とする。その上で、反射部44は、第1入射面42Aからの入射光を略真下の方向へ向けて反射させる第3反射面44Aと、第2反射面42Cからの反射光を略真下の方向へ向けて反射させる第4反射面44Bとが、互いに隣接して配置された構成とする。【選択図】図5

Description

本願発明は、光源と導光体とを備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、車両用灯具の構成として、入射部から入射した光源からの光を出射部から出射させるように構成された導光体を備えたものが知られている。
「特許文献1」には、このような車両用灯具において、その導光体の入射部の構成として、光源からの光を出射部へ向かう方向へ屈折させるようにして入射させる第1入射面と、この第1入射面の両側において光源からの光を第1入射面からの入射光とは異なる方向へ屈折させるようにして入射させる1対の第2入射面と、これら1対の第2入射面から入射した光源からの光を出射部へ向かう方向へ向けて反射させる1対の第2反射面とを備えたものが記載されている。
この「特許文献1」に記載された導光体は、その出射部において入射部の第1入射面から入射した光源からの光が到達する領域と1対の第2反射面で反射した光源からの光が到達する領域とが部分的に重複する構成となっている。
特許第6203519号公報
上記「特許文献1」に記載された構成を採用することにより、灯具前方から導光体を観察したとき、その出射部において1対の第2入射面の真正面に位置する部分が暗部として見えてしまわないようにすることが可能となる。
しかしながら、導光体の出射部がより均一に光って見えるようにするためには、さらなる改善が望まれる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源と導光体とを備えた車両用灯具において、導光体の出射部が略均一に光って見えるようにすることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、導光体の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
光源と導光体とを備えた車両用灯具において、
上記導光体は、上記光源からの光を入射させる入射部と、上記入射部から入射した上記光源からの光を反射させる反射部と、上記反射部で反射した上記光源からの光を出射させる出射部とを備えており、
上記入射部は、上記光源からの光を上記反射部へ向かう方向へ屈折させるようにして入射させる第1入射面と、上記光源からの光を上記第1入射面からの入射光とは異なる方向へ屈折させるようにして入射させる第2入射面と、上記第2入射面から入射した上記光源からの光を上記反射部へ向けて反射させる第2反射面とを備えており、
上記反射部は、上記第1入射面からの入射光を所要方向へ向けて反射させる第3反射面と、上記第2反射面からの反射光を上記所要方向へ向けて反射させる第4反射面とが、互いに隣接して配置された構成となっている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、また、その発光色についても特に限定されるものではない。
上記「導光体」は、反射部で反射した光源からの光が、そのまま出射部に到達する構成となっていてもよいし、さらに反射した後に出射部に到達する構成となっていてもよい。
上記「反射部」は、第3反射面と第4反射面とが互いに隣接して配置されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「所要方向」の具体的な方向は特に限定されるものではなく、例えば灯具前後方向、左右方向、上下方向等が採用可能である。
上記「第3反射面」は、第1入射面からの入射光を所要方向へ向けて反射させるように構成されていれば、単一の曲面で構成されていてもよいし複数の曲面で構成されていてもよい。
上記「第4反射面」は、第2入射面からの入射光を上記所要方向へ向けて反射させるように構成されていれば、単一の曲面で構成されていてもよいし複数の曲面で構成されていてもよい。
本願発明に係る車両用灯具は、その導光体が、光源からの光を入射させる入射部と、この入射部から入射した光源からの光を反射させる反射部と、この反射部で反射した光源からの光を出射させる出射部とを備えた構成となっているが、上記入射部は、光源からの光を反射部へ向かう方向へ屈折させるようにして入射させる第1入射面と、光源からの光を第1入射面からの入射光とは異なる方向へ屈折させるようにして入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光源からの光を反射部へ向かう方向へ向けて反射させる第2反射面とを備えた構成となっており、その上で、上記反射部は、第1入射面からの入射光を所要方向へ向けて反射させる第3反射面と、第2反射面からの反射光を上記所要方向へ向けて反射させる第4反射面とが、互いに隣接して配置された構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、入射部から入射して反射部に到達した光源からの光は、互いに隣接して配置された第3および第4反射面の各々において同一方向に反射し、これにより略均一な明るさを有する一塊の光として出射部に到達することとなるので、灯具前方から導光体を観察したときその出射部が略均一に光って見えるようにすることができる。
このように本願発明によれば、光源と導光体とを備えた車両用灯具において、導光体の出射部が略均一に光って見えるようにすることができる。
上記構成において、さらに、入射部の構成として第1入射面の両側に第2入射面および第2反射面が配置されたものとするとともに、反射部の構成として第3反射面の両側に第4反射面が配置されたものとした上で、第1入射面の構成として光源からの光を両側へ拡がる拡散光として入射させるように形成されたものする一方、第2反射面の構成として光源からの光を平行光として反射させるように形成されたものとすれば、導光体の出射部が広範囲にわたって略均一に光って見えるようにすることが容易に可能となる。
特に、光源が発光ダイオード等で構成されている場合には、その出射光は発光面の面直方向へ向かう光が最も明るくなるので、第1入射面においてこの明るい光を拡散光として入射させることにより、導光体の出射部がより一層均一に光って見えるようにすることができる。
その際、この第3反射面を、縞状に形成された複数の反射素子で構成されたものとすれば、第3反射面を平面形状に近い形状に維持することができる。
上記構成において、さらに、導光体の構成として、反射部で反射した光源からの光を出射部へ向けて反射させる第2反射部を備えたものとすれば、光源からの光が入射部から入射する方向と出射部から出射する方向とを揃えることが容易に可能となる。
その際、第2反射部の構成として、縞状に形成された複数の拡散反射素子で構成されたものとすれば、略均一な明るさを有する一塊の光として第2反射部に到達した光を、さらに均一な明るさを有する一塊の光として出射部に到達させることができ、これにより導光体の出射部がより一層均一に光って見えるようにすることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図 図1のII−II線断面図 図2のIII−III線断面図 上記車両用灯具の要部を示す、図2と同様の図 上記車両用灯具の要部を示す斜視図 上記実施形態の第1変形例を示す、図5と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の右後端部に設けられるテールランプであって、ランプボディ12およびその前端開口部に取り付けられた素通し状の透光カバー14によって形成される灯室内に、3つの灯具ユニット20が組み込まれた構成となっている。
図1〜3において、Xで示す方向が車両用灯具10としての「前方」(車両としては「後方」)であり、Yで示す方向が「右方向」(車両としても「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1〜3以外の図においても同様である。
図2に示すように、車両用灯具10は、その透光カバー14が車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて灯具後方側にやや回り込むように形成されている。
3つの灯具ユニット20は、車幅方向に並んで配置されており、その際、透光カバー14の形状に沿って車幅方向外側に位置するものほど灯具後方側に変位した状態で配置されている。
各灯具ユニット20は、光源22と、この光源22の灯具前方側に配置された導光体40とを備えた構成となっている。
各光源22は、赤色に発光する発光ダイオードで構成されており、その発光面を灯具正面方向へ向けた状態で基板24に搭載されている。各基板24は、灯具前後方向と直交する鉛直面に沿って延びるように配置された状態で、ランプボディ12に支持されている。
3つの灯具ユニット20の導光体40は、透光部材30として一体的に形成されている。この透光部材30は、無色透明の樹脂製部材(例えばアクリル樹脂製部材)で構成されており、水平面に沿って延びるように形成されている。この透光部材30は、図示しない支持構造を介してランプボディ12に支持されている。
3つの灯具ユニット20はいずれも同様の構成を有している。そこで、以下においては、中央に位置する灯具ユニット20の具体的な構成について説明する。
図4は、中央に位置する灯具ユニット20を示す、図2と同様の図であり、図5は、その斜視図である。
図4、5にも示すように、灯具ユニット20は、光源22の発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる光軸Axを有しており、導光体40は光軸Axに関して左右対称の形状を有している。
導光体40は、光源22からの出射光を入射させる入射部42と、この入射部42から入射した光源22からの光を反射させる反射部44と、この反射部44で反射した光源22からの光を再度反射させる第2反射部46と、この第2反射部46で反射した光源22からの光を出射させる出射部48とを備えている。
その際、反射部44は、入射部42に対して灯具前方側に位置しており、第2反射部46は、反射部44に対して下方側に位置しており、出射部48は、第2反射部46に対して灯具前方側に位置している。
入射部42は、光軸Axを含む位置に形成された第1入射面42Aと、その左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第2入射面42Bと、さらにその左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第2反射面42Cを備えている。
第1入射面42Aは、光軸Axを中心にして灯具後方側へ膨らむ凸曲面状に形成されており、光源22からの出射光を灯具前方側(すなわち反射部44へ向かう方向)へ屈折させるようにして入射させる構成となっている。
具体的には、第1入射面42Aは、光軸Axを含む水平面内においては、光源22からの出射光を、灯具前方へ向けて光軸Axを中心にして左右方向に拡がる拡散光として入射させるようになっている。その際、この拡散光は、光源22よりも灯具後方側において光軸Ax上に位置する仮想点Pを中心として放射状に拡がる光となっている。
また、第1入射面42Aは、仮想点Pを含む鉛直面内において、光源22からの出射光を平行光として入射させるようになっている。例えば、光軸Axを含む鉛直面内においては、図3に示すように、第1入射面42Aは光源22からの出射光を灯具正面方向へ向かう平行光として入射させるようになっている。
図4に示すように、左右1対の第2入射面42Bは、平面視において灯具後方へ向けて左右両側に拡がる左右1対の鉛直面で形成されている。そして、左右1対の第2入射面42Bは、光源22からの出射光が導光体40に入射する際、これを左右両側(すなわち第1入射面42Aからの入射光とは異なる方向)へ屈折させるようになっている。
左右1対の第2反射面42Cは、灯具後方側へ膨らむ凸曲面状に形成されている。そして、左右1対の第2反射面42Cは、左右1対の第2入射面42Bから入射した光源22からの光を、灯具正面方向へ向かう平行光として全反射により反射させるようになっている。
図4においては、光軸Axを含む水平面内において、左右1対の第2入射面42Bが位置する領域から灯具正面方向へ向けて延びる帯状領域Aを網線で示している。この帯状領域Aは、灯具正面視においては、図1において網線で示すように円弧状に延びる領域となっている。
反射部44は、光軸Axを含む位置に形成された第3反射面44Aと、その左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第4反射面44Bとを備えている。
左右1対の第4反射面44Bは、灯具後方へ向けて斜め上方に延びる傾斜平面で構成されており、その上向き傾斜角度は45°程度の値に設定されている。これにより、左右1対の第4反射面44Bは、左右1対の第2入射面42Bから入射した光源22からの光を略鉛直下方へ向けて全反射により反射させるようになっている。
第3反射面44Aは、左右1対の帯状領域Aを左右に跨ぐ範囲にわたって形成されている。
この第3反射面44Aは、複数の反射素子44Asで構成されている。これら複数の反射素子44Asは、上記傾斜平面を基準面として斜め縦縞状に区分けされた領域に割り付けられている。
その際、各反射素子44Asは、その下端位置から上端位置へ向けて徐々に左右幅が狭くなるように形成されており、平面視において光軸Ax寄りの方向に傾斜するようにして延びている。
各反射素子44Asの水平断面形状は、平面視において仮想点Pを中心とする円弧形状に設定されている。なお、図4において2点鎖線で示す円弧Cは、左右両端部に位置する反射素子44Asの水平断面形状を構成している円弧である。
第3反射面44Aがこのように構成されていることにより、平面視において灯具前方へ向けて放射状に拡がるようにして第1入射面42Aから入射した光源22からの光を、各反射素子44Asにおいて略鉛直下方へ向けて全反射により反射させるようになっている。
その際、光軸Axを含む水平面内において各反射素子44Asに到達する光のみならず、それ以外の高さ位置において各反射素子44Asに到達する光についても、略鉛直下方へ向けて反射させるようになっている。
第2反射部46は、反射部44に対して略真下の位置に形成されている。
この第2反射部46は、左右1対の第4反射面44Bと略平行に延びる傾斜平面で構成されている。これにより、第2反射部46は、反射部44の第3反射面44Aおよび左右1対の第4反射面44Bにおいて略鉛直下方へ向けて反射した光源22からの光を、灯具正面方向へ向けて全反射により反射させるようになっている。
出射部48は、第2反射部46に対して灯具正面方向の位置に形成されている。
この出射部48は、灯具前後方向と直交する鉛直面上に形成された複数のレンズ素子48sで構成されている。
複数のレンズ素子48sは、縦縞状に区分けされた領域に割り付けられている。各レンズ素子48sは、上下方向に延びる凸シリンドリカル面で構成されており、第2反射部46で反射した光源22からの光を、灯具正面方向を中心にして左右方向に拡散する拡散光として灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、3つの灯具ユニット20を備えており、各灯具ユニット20の導光体40は、光源22からの出射光を入射させる入射部42と、この入射部42からの入射光を反射させる反射部44と、この反射部44からの反射光を再度反射させる第2反射部46と、この第2反射部46からの反射光を出射させる出射部48とを備えた構成となっているが、入射部42は、光源22からの光を灯具前方側(すなわち反射部44へ向かう方向)へ屈折させるようにして入射させる第1入射面42Aと、光源22からの光を側方側(すなわち第1入射面42Aからの入射光とは異なる方向)へ屈折させるようにして入射させる第2入射面42Bと、この第2入射面42Bから入射した光源22からの光を灯具前方側へ向けて反射させる第2反射面42Cとを備えた構成となっており、その上で、反射部44は、第1入射面42Aからの入射光を略真下の方向(所要方向)へ向けて反射させる第3反射面44Aと、第2反射面42Cからの反射光を略真下の方向(上記所要方向)へ向けて反射させる第4反射面44Bとが、互いに隣接して配置された構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、入射部42から入射して反射部44に到達した光源22からの光は、互いに隣接して配置された第3および第4反射面44A、44Bの各々において同一方向に反射し、これにより略均一な明るさを有する一塊の光として第2反射部46に到達した後、この第2反射部46で再度反射して出射部48に到達することとなるので、灯具前方から導光体40を観察したとき出射部48が略均一に光って見えるようにすることができる。
このように本実施形態によれば、車両用灯具10の各灯具ユニット20において、導光体40の出射部48が略均一に光って見えるようにすることができる。
その際、本実施形態においては、導光体40の入射部42として、第1入射面42Aの左右両側に第2入射面42Bおよび第2反射面42Cが配置された構成となっており、また、その反射部44として、第3反射面44Aの左右両側に第4反射面44Bが配置された構成となっており、その上で、第1入射面42Aは光源22からの出射光を左右両側へ拡がる拡散光として入射させるように形成されており、一方、第2反射面42Cは第2入射面42Bから入射した光源22からの光を平行光として反射させるように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第3反射面44Aからの反射光と各第4反射面44Bからの反射光とを略同等の明るさとすることが容易に可能となり、これにより第2反射部46からの反射光を略均一な明るさとすることができるので、導光体40の出射部48が左右方向に広範囲にわたって略均一に光って見えるようにすることができる。
特に本実施形態においては、各灯具ユニット20の光源22が発光ダイオードで構成されており、その出射光は発光面の面直方向へ向かう光が最も明るくなるので、第1入射面42Aにおいてこの明るい光を拡散光として入射させることにより、導光体40の出射部48がより一層均一に光って見えるようにすることができる。
しかも本実施形態においては、導光体40の第3反射面44Aが、縞状に形成された複数の反射素子44Asで構成されているので、第3反射面44Aを平面形状に近い形状に維持することができる。
また本実施形態においては、導光体40の構成として、反射部44で反射した光源22からの光を出射部48へ向けて反射させる第2反射部46を備えたものとなっているので、光源22からの光が入射部42から入射する方向と出射部48から出射する方向とを揃えることが容易に可能となる。
上記実施形態においては、導光体40の第3反射面44Aが、縞状に形成された複数の反射素子44Asで構成されているものとして説明したが、このような構成とする代わりに、水平断面形状が図4に示す円弧C(すなわち仮想点Pを中心とする円弧形状)に設定された単一の曲面で構成されたものとすることも可能である。その際、円弧Cの半径は、上記実施形態のように、第1入射面42Aから入射した光源22からの光と、左右1対の第2入射面42Bから入射して左右1対の第2反射面42Cで反射した光とが、反射部44において部分的に重複するような値に設定することが好ましい。
上記実施形態においては、同一の構成を有する3つの灯具ユニット20が車幅方向外側に位置するものほど灯具後方側に変位した状態で配置されており、その出射部48も車幅方向外側に位置するものほど灯具後方側に変位しているものとして説明したが、3つの灯具ユニット20全体にわたって出射部48が曲線状に連続して延びるように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、3つの灯具ユニット20を備えているものとして説明したが、2つ以下あるいは4つ以上の灯具ユニット20を備えた構成することも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10がテールランプであるものとして説明したが、これ以外の灯具(例えばバックアップランプやクリアランスランプ等)として構成することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る灯具ユニット120を示す、図5と同様の図である。
図6に示すように、本変形例の基本的な構成は上記第1実施形態の場合と同様であるが、導光体140の第2反射部146の構成が上記第1実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の導光体140においても、その第2反射部146は反射部44に対して略真下の位置に形成されているが、上記実施形態の導光体40の第2反射部46のように左右1対の第4反射面44Bと略平行に延びる傾斜平面ではなく、この傾斜平面上に形成された複数の拡散反射素子146sで構成されている。
複数の拡散反射素子146sは、灯具正面視において縦縞状に区分けされた領域に割り付けられている。各拡散反射素子146sは、上下方向に延びる凸シリンドリカル面で構成されており、反射部44で反射した光源22からの光を、灯具正面方向を中心にして左右方向に拡散する拡散光として灯具前方へ向けて反射させるようになっている。
そして、本変形例の導光体140においては、第2反射部146からの水平拡散光を出射部48においてさらに左右方向に大きく拡散する拡散光として灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
本変形例の構成を採用することにより、略均一な明るさを有する一塊の光として第2反射部146に到達した光を、さらに均一な明るさを有する一塊の光として出射部48に到達させることができ、これにより導光体140の出射部48がより一層均一に光って見えるようにすることができる。
なお、本変形例の導光体140のように、第2反射部146が複数の拡散反射素子146sからなる構成とした上で、その出射部48の構成として複数のレンズ素子48sが形成されていない鉛直平面等で構成されたものとすることも可能である。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る灯具ユニット220を示す、図3と同様の図である。
図7に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、光源22の配置および導光体240の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例に係る灯具ユニット220は、光源22が鉛直上向きに配置されるとともに導光体240が灯具側面視においてL字形に形成されている。
本変形例の導光体240は、上記実施形態の導光体40のように第2反射部46を備えた構成とはなっておらず、入射部242から入射して反射部244で反射した光源22からの光を出射部48から直接出射させる構成となっている。
具体的には、導光体240は、鉛直方向に延びるとともにその上端部から灯具前方へ向けて水平方向に延びるように形成されている。そして、この導光体240は、光源22からの出射光を入射部242において上向きの光として入射させ、この入射部242からの入射光を反射部244において灯具前方へ向けて反射させ、この反射部244からの反射光を出射部248から灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
入射部242は、上記実施形態の入射部42と同様の形状を有している。
すなわち、この入射部242は、第1入射面242Aと、その左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第2入射面242Bと、さらにその左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第2反射面242Cを備えている。そして、この入射部242は、光源22からの出射光を上記実施形態の入射部42と同様の態様で入射させるようになっている。
反射部244は、上記実施形態の反射部44を前後反転させた形状を有している。
すなわち、この反射部244は、第3反射面244Aと、その左右両側に隣接する位置に形成された左右1対の第4反射面(図示せず)とを備えており、その第3反射面244Aは複数の反射素子244Asで構成されている。そして、この反射部244は、上記実施形態の反射部44と同様の態様で(すなわち灯具正面方向へ向かう平行光として)反射させるようになっている。
出射部248は、上記実施形態の出射部48と同様、灯具前後方向と直交する鉛直面上に形成された複数のレンズ素子248sで構成されている。そして、この出射部248は、反射部244からの反射光を上記実施形態の出射部248と同様の態様で灯具前方へ向けて出射させるようになっている。
本変形例に係る灯具ユニット220においても、入射部242から入射して反射部244に到達した光源22からの光は、互いに隣接して配置された第3反射面244Aおよび第4反射面の各々において同一方向に反射し、これにより略均一な明るさを有する一塊の光として出射部248に到達することとなるので、灯具前方から導光体240を観察したとき出射部248が略均一に光って見えるようにすることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20、120、220 灯具ユニット
22 光源
24 基板
30 透光部材
40、140、240 導光体
42、242 入射部
42A、242A 第1入射面
42B、242B 第2入射面
42C、242C 第2反射面
44、244 反射部
44A、244A 第3反射面
44As、244As 反射素子
44B 第4反射面
46、146 第2反射部
48、248 出射部
48s、248s レンズ素子
146s 拡散反射素子
A 帯状領域
Ax 光軸
C 円弧
P 仮想点

Claims (5)

  1. 光源と導光体とを備えた車両用灯具において、
    上記導光体は、上記光源からの光を入射させる入射部と、上記入射部から入射した上記光源からの光を反射させる反射部と、上記反射部で反射した上記光源からの光を出射させる出射部とを備えており、
    上記入射部は、上記光源からの光を上記反射部へ向かう方向へ屈折させるようにして入射させる第1入射面と、上記光源からの光を上記第1入射面からの入射光とは異なる方向へ屈折させるようにして入射させる第2入射面と、上記第2入射面から入射した上記光源からの光を上記反射部へ向けて反射させる第2反射面とを備えており、
    上記反射部は、上記第1入射面からの入射光を所要方向へ向けて反射させる第3反射面と、上記第2反射面からの反射光を上記所要方向へ向けて反射させる第4反射面とが、互いに隣接して配置された構成となっている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記入射部は、上記第1入射面の両側に上記第2入射面および上記第2反射面が配置された構成となっており、
    上記反射部は、上記第3反射面の両側に上記第4反射面が配置された構成となっており、
    上記第1入射面は、上記光源からの光を両側へ拡がる拡散光として入射させるように形成されており、
    上記第2反射面は、上記光源からの光を平行光として反射させるように形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記第3反射面は、縞状に形成された複数の反射素子で構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
  4. 上記導光体は、上記反射部で反射した上記光源からの光を上記出射部へ向けて反射させる第2反射部を備えている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記第2反射部は、縞状に形成された複数の拡散反射素子で構成されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。
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