JP6143710B2 - スパークプラグ - Google Patents
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Description
軸線の方向に沿って貫通する軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の先端側に配置される中心電極と、前記絶縁体の径方向の周囲に配置される主体金具と、前記主体金具に接合され前記中心電極との間で間隙を形成する接地電極と、を有するスパークプラグであって、
前記中心電極と前記接地電極との間の最短の間隙の距離を最短距離Gとし、
前記主体金具と前記接地電極との接合領域の重心から、前記スパークプラグの前記軸線に垂直に、前記軸線へ向かう径方向を接合径方向とし、
前記接合径方向に垂直な投影面上に前記接地電極と前記中心電極とを投影する場合の投影面を特定投影面とする場合に、
前記接地電極のうちの前記最短距離Gの間隙を形成する部分である第1形成部分は、前記中心電極のうちの前記最短距離Gの間隙を形成する部分である第2形成部分よりも、前記軸線の方向の先端側に配置され、
前記中心電極と前記接地電極とで形成される間隙のうち、前記G以上、かつ、G+0.1mm以下の距離の部分である特定間隙領域を前記特定投影面上に投影した場合、前記特定間隙領域における前記中心電極と前記接地電極の間の任意の直線の放電経路において、前記接地電極と重なる部分の割合が90%以下である
スパークプラグ。
適用例1に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とのうちの前記スパークプラグの前記軸線から最も遠い部分と前記軸線との間の距離は、前記主体金具の先端部分の外径の半分よりも小さい、スパークプラグ。
適用例1または2に記載のスパークプラグであって、
前記最短距離Gは、前記中心電極のうち前記絶縁体の前記軸孔の外に露出している部分と前記主体金具との間の最短距離よりも短い、スパークプラグ。
適用例1から3のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とは、第1間隙と第2間隙とを形成し、
前記第1間隙の距離は、前記最短距離Gであり、
前記接地電極は、
前記第1間隙を形成する前記第1形成部分を含む第1端部を有し、前記特定投影面において前記軸線に対する平行成分と前記軸線に対する垂直成分とを有する第1方向に延びる第1突出部と、
前記第2間隙を形成する第2端部を有し、前記特定投影面において前記第1方向の前記垂直成分に反対の方向の垂直成分と前記軸線に対する平行成分とを有する第2方向に延びる第2突出部と、
を含む、
スパークプラグ。
適用例1から4のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とは、第1間隙と第2間隙とを形成し、
前記第1間隙の距離は、前記最短距離Gであり、
前記中心電極は、
前記第1間隙を形成する前記第2形成部分を含む第3端部を有し、前記特定投影面において前記軸線に対する平行成分と前記軸線に対する垂直成分とを有する第3方向に延びる第3突出部と、
前記第2間隙を形成する第4端部を有し、前記特定投影面において前記第3方向の前記垂直成分に反対の方向の垂直成分と前記軸線に対する平行成分とを有する第4方向に延びる第4突出部と、
を含む、スパークプラグ。
適用例4に従属する適用例5に記載のスパークプラグであって、
下記AからFに記載の少なくとも1つの要素において、2個のパラメータが互いに異なっている、スパークプラグ。
A)前記第1突出部の長さと、前記第2突出部の長さ
B)前記特定投影面上における、前記軸線と前記第1方向との間の角度と、前記軸線と前記第2方向との間の角度
C)前記第1端部と前記軸線との間の距離と、前記第2端部と前記軸線との間の距離
D)前記第3突出部の長さと、前記第4突出部の長さ
E)前記特定投影面上における、前記軸線と前記第3方向との間の角度と、前記軸線と前記第4方向との間の角度
F)前記第3端部と前記軸線との間の距離と、前記第4端部と前記軸線との間の距離
適用例4から6のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記第1間隙の中心位置と前記第2間隙の中心位置との間で、前記軸線の方向の位置が互いに異なっている、スパークプラグ。
適用例1から7のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極の前記第1形成部分と、前記中心電極の前記第2形成部分と、の少なくとも一方は、前記軸線よりも、前記接合径方向側に配置されている、スパークプラグ。
適用例4から8のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記第1間隙の中心位置と前記第2間隙の中心位置との間で、前記接合径方向の位置が互いに異なっている、スパークプラグ。
図1は、スパークプラグの一例の断面図である。図中には、スパークプラグ100の中心軸CLが示されている(「軸線CL」とも呼ぶ)。図示された断面は、中心軸CLを含む断面である。以下、中心軸CLと平行な方向を「軸線方向」とも呼ぶ。中心軸CLを中心とする円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、中心軸CLを中心とする円の円周方向を「周方向」とも呼ぶ。中心軸CLに平行な方向のうち、図1における下方向を先端方向Dfと呼び、上方向を後端方向Dfrとも呼ぶ。先端方向Dfは、後述する端子金具40から電極20、30に向かう方向である。また、図1における先端方向Df側をスパークプラグ100の先端側と呼び、図1における後端方向Dfr側をスパークプラグ100の後端側と呼ぶ。
図3は、第1評価試験の概略図である。第1評価試験では、接合径方向Daに特定条件のガスGS(具体的には、空気)が流れる環境下にスパークプラグ100のサンプルを配置して、中心電極20と接地電極30との間に放電が発生するようにスパークプラグ100に電圧を印加し、ガス流による放電経路の変化を評価した。このガス流は、燃焼室内のガス(例えば、混合気)の流れに対応している。図3(A)は、右方向DRを向いて見た電極20、30の概略図であり、図3(B)は、後端方向Dfrを向いて見た電極20、30の概略図である。図中の放電経路DPは、第1間隙g1で生じた放電がガス流によって接合径方向Daに吹き流される場合の放電経路の例を示している。この放電経路DPは、第1突出部310の端部312と第3突出部230の端部232とを結ぶ経路である。
第1突出部310xの長さL1xと角度p1x
第2突出部320xの長さL2xと角度p2x
第3突出部230xの長さL3xと角度p3x
第4突出部240xの長さL4xと角度p4x
第2評価試験では、スパークプラグのサンプルを用いて、接合径方向Daに対するガスの流れる方向と流れ距離との関係が、評価された。図6(A)は、接合径方向Daに対するガスの流れる方向GD(ガス方向GDと呼ぶ)の説明図である。ガス方向GDは、後端方向Dfr(すなわち、中心軸CL)に垂直な方向である。図6(A)に示すように、ガス方向GDは、接合径方向Daに反対の方向を基準とする角度で特定される。具体的には、接合径方向Daに反対の方向がゼロ度であり、右方向DRが90度であり、接合径方向Daが180度であり、左方向DLが270度である。
以下、中心電極と接地電極との構成について、別の観点から説明する。
図2(A)に示す最大距離DFは、中心電極20と接地電極30とのうちの軸線CLから最も遠い部分と軸線CLとの間の距離である。図2の実施形態では、この最大距離DFは、主体金具50の先端部分(ねじ山52よりも先端方向Df側の部分)の外径Mの半分よりも小さい。外径Mは、内燃機関の取付孔に主体金具50の先端部分が入り得るように、取付孔の内径よりも若干小さい値に設定されている。従って、外径Mの半分よりも小さい最大距離DFを採用することによって、スパークプラグ100を内燃機関の取付孔に取り付ける際に、中心電極20が内燃機関(例えば、取付孔の内周面)に接触(干渉)することと、接地電極30が内燃機関に接触(干渉)することとを、抑制できる。図4に示す実施形態の中心電極20xと接地電極30xとについても、同様に構成されている。また、特定間隙領域の数が1である場合の中心電極と接地電極とについても、同様に構成されている。以下、最大距離DFが外径Mの半分よりも小さい中心電極と接地電極との構成を、第2電極構成と呼ぶ。なお、主体金具50の先端面57の外周側の隅が面取りされる場合がある。この場合、外径Mとしては、主体金具50の先端部分のうちの面取りされていない部分の外径を採用すればよい。また、中心放電部200、200xは、軸部27と絶縁体10と主体金具50とが互いに組み付けられた後に、軸部27に接合可能である。従って、最大距離DFは、主体金具50の貫通孔59の内径の半分よりも大きくても良い。
図2(A)に示す距離Hは、中心電極20のうち絶縁体10の軸孔12の外に露出している部分(ここでは、中心放電部200)と、主体金具50との間の最短距離である。図2の実施形態では、中心電極20と接地電極30との間の最短距離Gは、この距離Hよりも短い。従って。中心電極20と主体金具50との間で放電が生じる可能性を低減できる。図4に示す実施形態の中心電極20xと接地電極30xとについても、同様に構成されている。特定間隙領域の数が1である場合の中心電極と接地電極とについても、同様に構成されている。以下、最短距離Gが距離Hよりも短い中心電極と接地電極との構成を、第3電極構成と呼ぶ。
振動に対する放電部300、300xの耐久性を向上するためには、第1突出部310、310xと第2突出部320、320xとの間で共振周波数が異なることが好ましい。こうすれば、万が一に振動によって放電部300、300xが破損する場合であっても、第1突出部310、310xと第2突出部320、320xとの両方が折損する可能性を低減できる。2個の突出部の間で共振周波数を異ならせるためには、以下の要素A〜Cの少なくとも1つの要素において、2個のパラメータが互いに異なっていることが好ましい。このような要素A〜Cを用いれば、2個の突出部の間で共振周波数を容易に異ならせることができる。
要素A)第1突出部310、310xの長さL1、L1xと、第2突出部320、320xの長さL2、L2x
要素B)特定投影面上における、軸線CLと第1方向D1、D1xとの間の角度p1、p1xと、軸線CLと第2方向D2、D2xとの間の角度p2、p2x
要素C)第1突出部310、310xの端部312、312xと軸線CLとの間の距離Dc1、Dc1xと、第2突出部320、320xの端部322、322xと軸線CLとの間の距離Dc2、Dc2x
なお、距離Dc1、Dc1xは、端部312、312xのうち軸線CLから最も遠い部分と軸線CLとの間の距離である。距離Dc2、Dc2xは、端部322、322xのうち軸線CLから最も遠い部分と軸線CLとの間の距離である。また、上記の評価試験で用いられた第2種サンプルの各要素A〜Cでは、2個のパラメータが互いに同じであった。
要素D)第3突出部230、230xの長さL3、L3xと、第4突出部240、240xの長さL4、L4x
要素E)特定投影面上における、軸線CLと第3方向D3、D3xとの間の角度p3、p3xと、軸線CLと第4方向D4、D4xとの間の角度p4、p4x
要素F)第3突出部230、230xの端部232、232xと軸線CLとの間の距離Dc3、Dc3xと、第4突出部240、240xの端部242、242xと軸線CLとの間の距離Dc4、Dc4x
なお、距離Dc3、Dc3xは、端部232、232xのうち軸線CLから最も遠い部分と軸線CLとの間の距離である。距離Dc4、Dc4xは、端部242、242xのうち軸線CLから最も遠い部分と軸線CLとの間の距離である。また、上記の評価試験で用いられた第2種サンプルの各要素D〜Fでは、2個のパラメータが互いに同じであった。
1)要素Aの2個の長さの差の絶対値:0.05mm以上、かつ、6mm以下
2)要素Bの2個の角度の差の絶対値:0.5度以上、かつ、80度以下
3)要素Cの2個の距離の差の絶対値:0.05mm以上、かつ、6mm以下
4)要素Dの2個の長さの差の絶対値:0.05mm以上、かつ、6mm以下
5)要素Eの2個の角度の差の絶対値:0.5度以上、かつ、80度以下
6)要素Fの2個の距離の差の絶対値:0.05mm以上、かつ、6mm以下
図11は、第2実施形態のスパークプラグ100aの説明図である。図中には、接合径方向Daに反対の方向を向いて見たスパークプラグ100aの放電部200a、300aの概略図(特定投影図)が示されている。図11のスパークプラグ100aでは、第1間隙g1aの中心位置g1amと第2間隙g2aの中心位置g2amとの間で、軸線CLの方向(具体的には、先端方向Df)の位置が異なるように、中心放電部200aと接地放電部300aとが構成されている。スパークプラグ100aの他の構成は、図1、図2のスパークプラグ100の構成と、同じである。スパークプラグ100aの要素のうち、スパークプラグ100の要素と同じ要素には、同じ符号を付して、説明を省略する。
図12は、第3実施形態のスパークプラグ100bの説明図である。図中には、右方向DRを向いて見たスパークプラグ100bの放電部200b、300bの概略図が示されている。図2(B)のスパークプラグ100との差異は、4つ突出部310b、320b、230b、240bが、基部390、290から、中心軸CLに対して斜めに接合径方向Daに向かって延びている点だけである。なお、図12中では、第1突出部310bは第2突出部320bに重なって示され、第3突出部230bは第4突出部240bに重なって示されている。図示を省略するが、接合径方向Daに反対の方向を向いて見た放電部200b、300bの形状、すなわち、特定投影面上に投影された放電部200b、300bの形状は、図2(A)に示す放電部200、300の形状と、おおよそ同じである。放電部200b、300bの要素のうち、図2の放電部200、300の要素と同じ要素には、同じ符号が付されている。また、放電部200b、300bの他の要素には、図2の放電部200、300の対応する要素の符号の末尾に文字「b」を付加した符号が、付されている。例えば、図12の突出部310b、320b、230b、240bは、図2(A)の突出部310、320、230、240に、対応する。スパークプラグ100bの他の構成は、スパークプラグ100の構成と同じである。スパークプラグ100bの要素のうち、スパークプラグ100の要素と同じ要素には、同じ符号を付して、説明を省略する。
図13は、第4実施形態のスパークプラグ100cの説明図である。図中には、後端方向Dfrを向いて見たスパークプラグ100cの放電部200c、300cの概略図が示されている。図2(C)のスパークプラグ100との差異は、左方向DL側の第1の最短間隙g1cを形成する突出部310c、230cが、基部390、290から、左方向DLに対して斜めに接合径方向Daに向かって延びている点だけである。図示を省略するが、接合径方向Daに反対の方向を向いて見た放電部200c、300cの形状、すなわち、特定投影面上に投影された放電部200c、300cの形状は、図2(A)に示す放電部200、300の形状と、おおよそ同じである。図13中では、接地放電部300cは、中心放電部200cに重なって示されている。また、放電部200c、300cの要素のうち、図2の放電部200、300の要素と同じ要素には、同じ符号が付されている。また、放電部200c、300cの他の要素には、図2の放電部200、300の対応する要素の符号の末尾に文字「c」を付加した符号が、付されている。例えば、図12の突出部310c、230cは、図2(A)の突出部310、230に、対応する。スパークプラグ100cの他の構成は、スパークプラグ100の構成と同じである。スパークプラグ100cの要素のうち、スパークプラグ100の要素と同じ要素には、同じ符号を付して、説明を省略する。
図14、図15は、中心放電部と接地放電部との他の実施形態の概略図である。図14(A)〜図14(D)、図15(A)、図15(B)は、スパークプラグ100d〜100iを接合径方向Daに反対の方向を向いて見た概略図(特定投影図)であり、図15(C)は、スパークプラグ100jを後端方向Dfrを向いて見た概略図である。スパークプラグ100d〜100jの構成のうち、中心放電部200d〜200jと接地放電部300d〜300jとを除いた他の要素の構成は、図1、図2のスパークプラグ100の構成と同じである。スパークプラグ100d〜100jの要素のうち、スパークプラグ100の要素と同じ要素には、同じ符号を付して、説明を省略する。
(1)上記の各実施形態において、軸線CLよりも左方向DL側に形成される間隙と、軸線CLよりも右方向DR側に形成される間隙と、のいずれか一方の最短距離が、中心電極と接地電極との間の最短距離Gよりも大きくてもよい。ここで、大きな間隙の距離がG+0.1(mm)以下であることが好ましい。こうすれば、小さい間隙に放電が集中することを抑制でき、小さい間隙と大きい間隙とに放電を分散できる。
Claims (9)
- 軸線の方向に沿って貫通する軸孔を有する筒状の絶縁体と、前記軸孔の先端側に配置される中心電極と、前記絶縁体の径方向の周囲に配置される主体金具と、前記主体金具に接合され前記中心電極との間で間隙を形成する接地電極と、を有するスパークプラグであって、
前記中心電極と前記接地電極との間の最短の間隙の距離を最短距離Gとし、
前記主体金具と前記接地電極との接合領域の重心から、前記スパークプラグの前記軸線に垂直に、前記軸線へ向かう径方向を接合径方向とし、
前記接合径方向に垂直な投影面上に前記接地電極と前記中心電極とを投影する場合の投影面を特定投影面とする場合に、
前記接地電極のうちの前記最短距離Gの間隙を形成する部分である第1形成部分は、前記中心電極のうちの前記最短距離Gの間隙を形成する部分である第2形成部分よりも、前記軸線の方向の先端側に配置され、
前記中心電極と前記接地電極とで形成される間隙のうち、前記G以上、かつ、G+0.1mm以下の距離の部分である特定間隙領域を前記特定投影面上に投影した場合、前記特定間隙領域における前記中心電極と前記接地電極の間の任意の直線の放電経路において、前記接地電極と重なる部分の割合が90%以下である
スパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とのうちの前記スパークプラグの前記軸線から最も遠い部分と前記軸線との間の距離は、前記主体金具の先端部分の外径の半分よりも小さい、スパークプラグ。 - 請求項1または2に記載のスパークプラグであって、
前記最短距離Gは、前記中心電極のうち前記絶縁体の前記軸孔の外に露出している部分と前記主体金具との間の最短距離よりも短い、スパークプラグ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とは、第1間隙と第2間隙とを形成し、
前記第1間隙の距離は、前記最短距離Gであり、
前記接地電極は、
前記第1間隙を形成する前記第1形成部分を含む第1端部を有し、前記特定投影面において前記軸線に対する平行成分と前記軸線に対する垂直成分とを有する第1方向に延びる第1突出部と、
前記第2間隙を形成する第2端部を有し、前記特定投影面において前記第1方向の前記垂直成分に反対の方向の垂直成分と前記軸線に対する平行成分とを有する第2方向に延びる第2突出部と、
を含む、
スパークプラグ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極と前記中心電極とは、第1間隙と第2間隙とを形成し、
前記第1間隙の距離は、前記最短距離Gであり、
前記中心電極は、
前記第1間隙を形成する前記第2形成部分を含む第3端部を有し、前記特定投影面において前記軸線に対する平行成分と前記軸線に対する垂直成分とを有する第3方向に延びる第3突出部と、
前記第2間隙を形成する第4端部を有し、前記特定投影面において前記第3方向の前記垂直成分に反対の方向の垂直成分と前記軸線に対する平行成分とを有する第4方向に延びる第4突出部と、
を含む、スパークプラグ。 - 請求項4に従属する請求項5に記載のスパークプラグであって、
下記AからFに記載の少なくとも1つの要素において、2個のパラメータが互いに異なっている、スパークプラグ。
A)前記第1突出部の長さと、前記第2突出部の長さ
B)前記特定投影面上における、前記軸線と前記第1方向との間の角度と、前記軸線と前記第2方向との間の角度
C)前記第1端部と前記軸線との間の距離と、前記第2端部と前記軸線との間の距離
D)前記第3突出部の長さと、前記第4突出部の長さ
E)前記特定投影面上における、前記軸線と前記第3方向との間の角度と、前記軸線と前記第4方向との間の角度
F)前記第3端部と前記軸線との間の距離と、前記第4端部と前記軸線との間の距離 - 請求項4から6のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記第1間隙の中心位置と前記第2間隙の中心位置との間で、前記軸線の方向の位置が互いに異なっている、スパークプラグ。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記接地電極の前記第1形成部分と、前記中心電極の前記第2形成部分と、の少なくとも一方は、前記軸線よりも、前記接合径方向側に配置されている、スパークプラグ。 - 請求項4から8のいずれか1項に記載のスパークプラグであって、
前記第1間隙の中心位置と前記第2間隙の中心位置との間で、前記接合径方向の位置が互いに異なっている、スパークプラグ。
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