JP6142979B2 - 車線維持制御方法及び車線維持制御装置 - Google Patents

車線維持制御方法及び車線維持制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、車線維持制御方法及び車線維持制御装置に係わり、特に、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法及び車線維持制御装置に関する。
従来より、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法及び車線維持制御装置が知られている。
例えば、特許文献1には、車線内におけるドライバの好みの位置を習得することで、個々のドライバの嗜好を反映した目標ラインを追従する車線追従装置が開示されている。この装置では、自動操舵制御が作動していない走行中に、左右車線間の横変位データを収集し、この横変位データに基づいて目標ラインを書き換えることによって、車線内におけるドライバの好みの位置を習得する。
また、特許文献2には、自動操舵時の目標走行ラインを、ドライバの好む走行ラインにマッチさせ、ドライバに与える違和感を軽減する、車両の制御装置が開示されている。この装置では、路線の走行地点での走行車線内の走行ラインの実績を、ドライバの好みのモード毎に記録し、自動操舵時に好みの走行記録データを参照して走行地点での車線内の目標走行ラインを設定する。
特開2001−39326号公報 特開2003−162799号公報
ところで、ドライバが走行しようとする車線内の幅方向位置(すなわち車線内の走行ライン)は、単にドライバ毎に異なるだけではなく、同一のドライバについても、車両が走行する道路の形状、車速、及び、道路の周辺に存在する周辺物体の有無や種別(例えば他車両、歩行者、自転車、電柱等)に応じて異なる。
しかしながら、上述した特許文献1の装置は、道路形状、車速、周辺物体の有無や種別にかかわらず、単に左右車線間の横変位データに基づいて目標走行ラインを設定するので、道路形状、車速、周辺物体の有無や種別によっては、ドライバに違和感を与える目標走行ラインを設定してしまう可能性がある。
また、上述した特許文献2の装置は、過去に走行した路線における走行ラインの実績に基づいて、その路線での車線内の目標走行ラインを設定するので、過去に走行していない路線においては目標走行ラインを設定することができない。また、過去に走行した路線においても、車速あるいは周辺物体の有無や種別が過去の走行時と異なる場合には、ドライバに違和感を与える目標走行ラインを設定してしまう可能性がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、道路形状、車速、あるいは周辺物体の有無や種別に応じて、各ドライバにとって違和感のない走行ラインを走行するように車両の車線維持制御を行うことができる車線維持制御方法及び車線維持制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車線維持制御方法は、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法であって、車速を特定するステップと、車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定するステップと、車線維持制御の対象となる車線の幅を特定するステップと、特定された車速と、特定された曲率半径と、特定された車線の幅とに基づき、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するステップと、算出された危険感の大きさが最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行うステップと、を含み、危険感の大きさを算出するステップにおいて、特定された曲率半径が大きいほど危険感の大きさが大きくなるように、危険感の大きさを算出することを特徴とする。
また、本発明によれば、車線維持制御装置は、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御装置であって、車速を特定する車速特定手段と、車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定する曲率半径特定手段と、車線維持制御の対象となる車線の幅を特定する車線幅特定手段と、車速特定手段によって特定された車速と、曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、車線幅特定手段によって特定された車線の幅とに基づき、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する危険感算出手段と、危険感算出手段によって算出された危険感の大きさが最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う車線維持制御手段と、を有し、危険感算出手段は、特定された曲率半径が大きいほど危険感の大きさが大きくなるように、危険感の大きさを算出することを特徴とする。
このように構成された本発明においては、ドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、本発明の車線維持制御方法は、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法であって、車速を特定するステップと、車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定するステップと、車線維持制御の対象となる車線の幅を特定するステップと、特定された車速と、特定された曲率半径と、特定された車線の幅とに基づき、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するステップと、算出された危険感の大きさが最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行うステップと、を含み、危険感の大きさを算出するステップにおいては、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、車速を(V)、車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により危険感の大きさを算出する。
Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
また、本発明の車線維持制御装置は、車両の車線維持制御を行うための車線維持制御装置であって、車速を特定する車速特定手段と、車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定する曲率半径特定手段と、車線維持制御の対象となる車線の幅を特定する車線幅特定手段と、車速特定手段によって特定された車速と、曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、車線幅特定手段によって特定された車線の幅とに基づき、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する危険感算出手段と、危険感算出手段によって算出された危険感の大きさが最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う車線維持制御手段と、を有し、危険感算出手段は、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、車速を(V)、車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により危険感の大きさを算出する。
Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
このように構成された本発明においては、ドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができ、計算負荷を増大させることなく、十分な精度により危険感の大きさを算出することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、車速特定手段によって特定された車速と、曲率半径特定手段によって特定された曲率半径とに基づき、車線の左側端からの距離に応じてドライバが感じる左側危険感の大きさと、車線の右側端からの距離に応じてドライバが感じる右側危険感の大きさとを算出し、車線幅特定手段によって特定された車線の幅に基づき、車線内の幅方向に沿ってこれらの左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和を算出し、車線維持制御手段は、危険感算出手段によって算出された左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和が最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う。
このように構成された本発明においては、車線の左側端及び右側端に対してドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、車速特定手段によって特定された車速と、曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、車線の側端からの距離とを変数とする一次関数として、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する。
このように構成された本発明においては、計算負荷を増大させることなく、十分な精度により危険感の大きさを算出することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、車速を(V)、車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により危険感の大きさを算出する。
Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
このように構成された本発明においては、計算負荷を増大させることなく、十分な精度により危険感の大きさを算出することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、さらに、各ドライバ毎に決定された係数に基づき、危険感の大きさを算出する。
このように構成された本発明においては、各ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、さらに、車線維持制御の対象となる道路の種別に応じて決定された係数に基づき、危険感の大きさを算出する。
このように構成された本発明においては、道路の種別に応じて精度よく危険感の大きさを算出することができ、ドライバにとって一層違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、本発明において、好ましくは、さらに、車線維持制御の対象となる道路の周辺に存在する周辺物体の位置及び種別を検出する物体検出手段を有し、危険感算出手段は、物体検出手段によって検出された周辺物体の位置及び種別に基づき、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出し、車線維持制御手段は、危険感算出手段によって算出された、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさと、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさとの和が最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う。
このように構成された本発明においては、周辺物体に対してドライバが感じる危険感の大きさを一層正確に算出することができる。
また、本発明において、好ましくは、危険感算出手段は、さらに、周辺物体の種別毎に決定された係数に基づき、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する。
このように構成された本発明においては、周辺物体に対してドライバが感じる危険感の大きさを一層正確に算出することができる。
本発明による車線維持制御方法及び車線維持制御装置によれば、道路形状、車速、あるいは周辺物体の有無や種別に応じて、各ドライバにとって違和感のない走行ラインを走行するように車両の車線維持制御を行うことができる。
本発明の実施形態による車線維持制御装置が搭載された車両の電気的構成を示すブロック図である 車線維持制御の対象となる車線を走行する車両を示す概略平面図である。 ドライバが自車両を車線の左側端及び右側端に許容限度まで接近させた場合における、自車両の車線内の幅方向位置を測定した結果を示すグラフである。 右側危険感の大きさを表すLateral Riskright、左側危険感の大きさを表すLateral Riskleft、及び物体危険感の大きさを表すLateral Riskobjectと、これらの危険感の和を表すLateral Riskとを示したグラフである。 車両が実際に走行した車線内の幅方向位置と、Lateral Riskが極小値となる車線内の幅方向位置との比較結果を示す表である。 車両の車線維持制御を行う車線維持制御処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車線維持制御方法及び車線維持制御装置を説明する。
まず、図1により、本発明の実施形態による車線維持制御装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車線維持制御装置が搭載された車両の電気的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、車線維持制御装置1が搭載された車両2には、自車両2の移動に伴って得られる車速パルスを検出する車速センサ4が設けられている。この車速センサ4は、検出信号を車線維持制御装置1に出力する。
さらに、車両2には、車両2の前方を撮影するカメラ6が設けられている。このカメラ6は、撮影した画像データを車線維持制御装置1に出力する。
また、車両2には、電動パワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)が搭載されている。この電動パワーステアリングは、ドライバの操舵をアシストするEPSモータ8を備えている。EPSモータ8は、車線維持制御装置1からの出力に基づき制御される。
図1に示すように、車線維持制御装置1は、自車速を特定する車速特定部10と、車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定する曲率半径特定部12と、車線維持制御の対象となる車線の幅を特定する車線幅特定部14と、車線維持制御の対象となる道路の周辺に存在する周辺物体の位置及び種別を検出する物体検出部16と、自車両2の車線内の幅方向位置や周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する危険感算出部18と、車両2の車線維持制御を行う車線維持制御部20とを有する。
これらの各構成要素は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
ここで、図2乃至図5により、本発明の実施形態による車線維持制御方法及び車線維持制御装置1による車線維持制御の基本的な概念を説明する。
図2は、車線維持制御の対象となる車線を走行する車両2を示す概略平面図である。
図2に示した例では、車両2が走行する車線の曲率半径をRとし、車両2が走行する車線の幅をWとする。また、車両2の中央から車線の進行方向と平行に引いたラインを走行ラインとした場合において、車線の左側端から走行ラインまでの距離をDleft、車線の右側端から走行ラインまでの距離をDrightとし、さらに、道路の周辺に存在する周辺物体(例えば、停車中あるいは走行中の他車両、電柱、自転車、歩行者等。図2では車線の左側に位置する歩行者)から走行ラインまでの距離をDobjectとする。
車両2のドライバは、車線の左側端、車線の右側端、及び周辺物体のそれぞれから安全な距離を保つように、自車両2の走行ラインを選択すると考えることができる。換言すれば、ドライバは、車線の左側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感(以下、「左側危険感」)の大きさ、車線の右側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感(以下、「右側危険感」)の大きさ、及び周辺物体からの距離に応じてドライバが感じる危険感(以下、「物体危険感」)の大きさの総和が可能な限り小さくなるように、自車両2の走行ラインを選択すると考えられる。
そこで、本願発明者は、自車速、車線の形状、周辺物体の種別や位置、及び各ドライバの特性を示すパラメータに基づいて、これらの危険感を算出し、危険感の総和が最小となる車線内の幅方向位置を特定することによって、自車両2の目標走行ラインをドライバ毎に特定することに想到した。
まず、危険感の算出方法について説明する。図3は、ドライバが自車両2を車線の左側端及び右側端に許容限度まで接近させた場合における、自車両2の車線内の幅方向位置を測定した結果を示すグラフである。この図3に結果を示した測定は、車線幅が4mであって、直線及び左カーブ(曲率半径=400m)の形状を有する各車線に、複数の車速条件(すなわち、60km/h、80km/h、100km/h、及び115km/h)にて車両2を走行させることにより行った。図3のグラフにおける横軸は車速を示し、縦軸は自車両2の車線内の幅方向位置(車線中心を0mとして、車線右側が正、車線左側が負)を示す。また、グラフの実線は道路形状が直線のケースにおける測定結果の回帰直線を示し、破線は道路形状が左カーブのケースにおける測定結果の回帰直線を示す。
図3において、ドライバが自車両2を車線の右側端に許容限度まで接近させたケースにおける測定結果の回帰直線は、次式により表すことができる。
right min=aright・V+f(R) (1)
ここで、Dright minは車線の右側端から車両2までの距離、Vは車速、Rは曲率半径である。また、arightは回帰曲線の傾きに対応し、各ドライバ毎に異なる特性パラメータである。また、f(R)は回帰曲線の切片に対応し、車線の曲率半径に応じて定まる変数である。
上述したように、式(1)のDright minは、ドライバが自車両2を車線の右側端に許容限度まで接近させたケースにおける車線の右側端から車両2までの距離を表している。従って、図2に示したように、車線の右側端から走行ラインまでの距離をDrightとした場合、Dright minとDrightとの比Dright min/Drightは、車線の右側端に対する自車両2の接近の程度、すなわち右側危険感が最も大きいケースを基準とする相対的な右側危険感の大きさを表している。そこで、この比Dright min/Drightを、右側危険感の大きさを表す「Lateral Riskright」と定義すると、式(1)から次式が得られる。
Lateral Riskright=(aright・V+f(R))/Dright (2)
このLateral Riskrightは、車線の右側端から走行ラインまでの距離Drightに反比例し、距離がDright minの場合(すなわちドライバが自車両2を車線の右側端に許容限度まで接近させた場合)に最大値「1」となる。また、車線の右側端から走行ラインまでの距離Drightが一定の場合には、車速が大きくなるほどLateral Riskrightが大きく(すなわち右側危険感が大きく)なる。さらに、図3によれば、左カーブのケースよりも直線のケースの方が(すなわち曲率半径が大きいほど)Lateral Riskrightが大きく(すなわち右側危険感が大きく)なる。
左側危険感の大きさを表す「Lateral Riskleft」についても、「Lateral Riskright」と同様に、次式により定義される。
Lateral Riskleft=(aleft・V+f(R))/Dleft (3)
図3に例示した測定をドライバ毎に実施することにより、各ドライバ毎に、式(2)及び式(3)における特性パラメータaleft及び変数f(R)を特定することができる。
さらに、物体危険感の大きさを表す「Lateral Riskobject」についても、「Lateral Riskright」と同様に、次式により定義される。
Lateral Riskobject=(bobject・V+f(R))/Dobject (4)
ここで、bobjectは、ドライバ及び周辺物体の種別毎に異なる特性パラメータである。この特性パラメータbobjectは、図3に例示した測定を周辺物体の種別毎に実施することにより、周辺物体の各種別毎に特定することができる。
図4は、上述した右側危険感の大きさを表す式(2)によるLateral Riskright、左側危険感の大きさを表す式(3)によるLateral Riskleft、及び物体危険感の大きさを表す式(4)によるLateral Riskobjectと、これらの危険感の和を表すLateral Riskとを示したグラフである。この図4のグラフにおける横軸は、車線内の幅方向位置(車線の中心を0mとして、車線右側が正、車線左側が負)を示し、縦軸は危険感の大きさを示す。この図4に示すように、危険感の和を表すLateral Riskは、下向きに凸の関数となる。このLateral Riskの極小値に対応する車線内の幅方向位置Ptargetが、ドライバによって選択されると想定される走行ラインであり、車線維持制御装置1による自車両2の目標走行ラインになる。
図5は、車両2が実際に走行した車線内の幅方向位置と、Lateral Riskが極小値となる車線内の幅方向位置との比較結果を示す表である。この図5に結果を示した実験では、幅4mの車線を対象として、被験者2名(S及びT)、車速2ケース(60km/h及び100km/h)、道路形状2ケース(直線及び左カーブ(曲率半径R=400m))の計8ケースについて、車両2が走行した車線内の幅方向位置を測定し、その平均値を算出した(図5における「実測平均」)。さらに、各ケースと同一の条件の下で、Lateral Riskが極小値となる車線内の幅方向位置を算出した(図5における「推定」)。なお、図5に示した車線内の幅方向位置は、「実測平均」及び「推定」共に、車線の中心を0mとして、車線右側が正、車線左側が負の値となっている。
その結果、図5に示すように、車両2が実際に走行した車線内の幅方向位置と、Lateral Riskが極小値となる車線内の幅方向位置とは、よく一致していることが確認された。すなわち、ドライバが感じる危険感が最小となる車線内の幅方向位置を特定することにより、各ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することが可能となっている。
次に、図6により、車線維持制御装置1が行う車線維持制御の各処理について説明する。
図6は、車両2の車線維持制御を行う車線維持制御処理のフローチャートである。この車線維持制御処理は、車両2のイグニッションがオンにされ、車線維持制御装置1に電源が投入された場合に起動され、繰り返し実行される。
図6に示すように、車線維持制御処理が開始されると、ステップS1において、車速特定部10は、車速センサ4によって検出された車速パルスに基づき、自車速Vを特定する。
次いで、ステップS2において、曲率半径特定部12は、カメラ6によって撮影された車両2の前方の画像データに基づき、自車両2が走行している車線(すなわち車線維持制御の対象となる車線)の曲率半径Rを特定する。具体的には、曲率半径特定部12は、カメラ6により撮影された車両2の前方の画像データから道路上の白線又は黄線を検出することによって、自車両2が走行している車線の形状を認識し、曲率半径Rを特定する。
次いで、ステップS3において、車線幅特定部14は、カメラ6によって撮影された車両2の前方の画像データに基づき、車線維持制御の対象となる車線の幅Wを特定する。具体的には、車線幅特定部14は、カメラ6により撮影された車両2の前方の画像データから道路上の白線又は黄線を検出することによって、車線の幅Wを特定する。
次いで、ステップS4において、物体検出部16は、カメラ6によって撮影された車両2の前方の画像データに基づき、車線維持制御の対象となる道路の周辺に存在する周辺物体の位置及び種別を検出する。具体的には、車線幅特定部14は、カメラ6により撮影された車両2の前方の画像データから、他車両、電柱、自転車、歩行者等の周辺物体を検出し、検出された各周辺物体の種別及び位置を特定する。
次いで、ステップS5において、危険感算出部18は、ステップS1において車速特定部10によって特定された車速Vと、ステップS2において曲率半径特定部12によって特定された曲率半径Rとに基づき、車線の左側端からの距離Dleftに応じてドライバが感じる左側危険感の大きさ(Lateral Riskleft)と、車線の右側端からの距離Drightに応じてドライバが感じる右側危険感の大きさ(Lateral Riskright)とを算出する。上述したように、左側危険感の大きさは、Lateral Riskleft=(aleft・V+f(R))/Dleftとして算出され、右側危険感の大きさは、Lateral Riskright=(aright・V+f(R))/Drightとして算出される。
次いで、ステップS6において、危険感算出部18は、ステップS1において車速特定部10によって特定された車速Vと、ステップS2において曲率半径特定部12によって特定された曲率半径Rと、ステップS4において物体検出部16によって検出された周辺物体の位置及び種別に基づき、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる物体危険感の大きさ(Lateral Riskobject)を算出する。上述したように、物体危険感の大きさは、Lateral Riskobject=(bobject・V+f(R))/Dobjectとして算出される。
次いで、ステップS7において、危険感算出部18は、ステップS3において車線幅特定部14によって特定された車線の幅Wに基づき、車線内の幅方向に沿って、左側危険感の大きさ(Lateral Riskleft)と、右側危険感の大きさ(Lateral Riskright)と、物体危険感の大きさ(Lateral Riskobject)との和(Lateral Risk)を算出する。
例えば、図4のグラフに示したように、車線の中心を0m、車線右側を正、車線左側が負として、車線内の幅方向位置Pを表す場合、左側危険感の大きさは、次式により算出される。
Lateral Riskleft=(aleft・V+f(R))/(P+W/2) (5)
また、右側危険感の大きさは、次式により算出される。
Lateral Riskright=(aright・V+f(R))/(W/2−P) (6)
また、物体危険感の大きさは、車線の左側に存在する周辺物体の位置から車線中心までの距離をDobject centerとした場合、次式により算出される。
Lateral Riskobject=(bobject・V+f(R))/(Dobject center+P) (7)
従って、危険感の和は、次式により算出される。
Lateral Risk = (aleft・V+f(R))/(P+W/2)
+(aright・V+f(R))/(W/2−P)
+(bobject・V+f(R))/(Dobject center+P) (8)
次いで、ステップS8において、車線維持制御部20は、ステップS7において式(8)に基づき危険感算出部18によって算出された危険感の和(Lateral Risk)が最小となる車線内の幅方向位置Ptarget、すなわち車線維持制御装置1による自車両2の目標走行ラインを特定する。
次いで、ステップS9において、車線維持制御部20は、ステップS8において特定した車線内の幅方向位置Ptarget、すなわち目標走行ラインを走行するように、車両2の車線維持制御を行う。具体的には、車線維持制御部20は、カメラ6によって撮影された車両2の前方の画像データに基づき、車線内における自車両2の幅方向位置と目標走行ラインとの差分を特定する。そして、この差分を0に近づけるようにドライバの操舵をアシストするために必要な目標アシストトルクTtargetを算出する。次いで、このTtargetに基づき、電動パワーステアリングのEPSモータ8に供給する電流Itargetを算出し、EPSモータ8に供給する。
次に、上述した本実施形態の車線維持制御装置1及び車線維持制御方法による作用効果を説明する。
まず、車線維持制御装置1は、車速特定部10によって特定された車速と、曲率半径特定部12によって特定された車線の曲率半径と、車線幅特定部14によって特定された車線の幅とに基づき、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出し、この算出された危険感の大きさが最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両2の車線維持制御を行うので、ドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
特に、危険感算出部18は、車速特定部10によって特定された車速と、曲率半径特定部12によって特定された曲率半径とに基づき、車線の左側端からの距離に応じてドライバが感じる左側危険感の大きさと、車線の右側端からの距離に応じてドライバが感じる右側危険感の大きさとを算出し、車線幅特定部14によって特定された車線の幅に基づき、車線内の幅方向に沿ってこれらの左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和を算出し、車線維持制御部20は、左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和が最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両2の車線維持制御を行うので、車線の左側端及び右側端に対してドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、危険感算出部18は、車速特定部10によって特定された車速と、曲率半径特定部12によって特定された曲率半径と、車線の側端からの距離とを変数とする一次関数として、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するので、計算負荷を増大させることなく、十分な精度により危険感の大きさを算出することができる。
さらに、危険感算出部18は、車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、車速を(V)、車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により危険感の大きさを算出する。
Lateral Risk=(a・V+f(R))/D
従って、計算負荷を増大させることなく、十分な精度により危険感の大きさを算出することができる。
また、危険感算出部18は、各ドライバ毎に決定された係数に基づき、危険感の大きさを算出するので、各ドライバにとって違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、危険感算出部18は、物体検出部16によって検出された周辺物体の位置及び種別に基づき、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出し、車線維持制御部20は、車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさと、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさとの和が最小となる車線内の幅方向位置を走行するように、車両2の車線維持制御を行うので、車線の左側端及び右側端に加えて、周辺物体に対してもドライバが危険感を感じることの少ない目標走行ラインを設定することができ、ドライバにとって一層違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
さらに、危険感算出部18は、周辺物体の種別毎に決定された係数に基づき、周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するので、周辺物体に対してドライバが感じる危険感の大きさを一層正確に算出することができる。
最後に、車線維持制御方法及び車線維持制御装置1の変形例について説明する。
上述した実施形態においては、危険感算出部18が、自車速と、車線の曲率半径と、車線幅特定部14によって特定された車線の幅とに基づき、車線の左側端及び右側端に対してドライバが感じる危険感の大きさを算出する場合について説明したが、さらに、車線維持制御の対象となる道路の種別に応じて決定された係数に基づき、車線の左側端及び右側端に対してドライバが感じる危険感の大きさを算出するようにしてもよい。
例えば、図3を参照して説明したものと同様の測定を、異なる種別の道路毎に実施することにより、道路の種別に応じて異なる特性パラメータを決定することができる。これにより、道路の種別に応じて精度よく危険感の大きさを算出することができ、ドライバにとって一層違和感のない目標走行ラインを設定することができる。
また、上述した実施形態においては、図3を参照して説明した測定の結果に基づき、危険感を算出するための特性パラメータを決定すると説明したが、車線維持制御処理が行われていない通常走行時に、自車速、走行中の車線の曲率半径、及び車線の左側端及び右側端から自車両2までの距離を検出し、これらの検出結果に基づき、危険感を算出するための特性パラメータを決定するようにしてもよい。
これにより、特性パラメータを予め保持する必要がなく、最新のドライバ特性に応じた危険感を算出することができる。
1 車線維持制御装置
2 車両
4 車速センサ
6 カメラ
8 EPSモータ
10 車速特定部
12 曲率半径特定部
14 車線幅特定部
16 物体検出部
18 危険感算出部
20 車線維持制御部

Claims (11)

  1. 車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法であって、
    車速を特定するステップと、
    車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定するステップと、
    車線維持制御の対象となる車線の幅を特定するステップと、
    上記特定された車速と、上記特定された曲率半径と、上記特定された車線の幅とに基づき、上記車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するステップと、
    上記算出された危険感の大きさが最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行うステップと、を含み、
    上記危険感の大きさを算出するステップにおいて、上記特定された曲率半径が大きいほど上記危険感の大きさが大きくなるように、上記危険感の大きさを算出する
    ことを特徴とする車線維持制御方法。
  2. 車両の車線維持制御を行うための車線維持制御方法であって、
    車速を特定するステップと、
    車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定するステップと、
    車線維持制御の対象となる車線の幅を特定するステップと、
    上記特定された車速と、上記特定された曲率半径と、上記特定された車線の幅とに基づき、上記車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出するステップと、
    上記算出された危険感の大きさが最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行うステップと、を含み、
    上記危険感の大きさを算出するステップにおいては、上記車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、上記車速を(V)、上記車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、上記車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により上記危険感の大きさを算出する
    ことを特徴とする車線維持制御方法。
    Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
  3. 車両の車線維持制御を行うための車線維持制御装置であって、
    車速を特定する車速特定手段と、
    車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定する曲率半径特定手段と、
    車線維持制御の対象となる車線の幅を特定する車線幅特定手段と、
    上記車速特定手段によって特定された車速と、上記曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、上記車線幅特定手段によって特定された車線の幅とに基づき、上記車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する危険感算出手段と、
    上記危険感算出手段によって算出された危険感の大きさが最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う車線維持制御手段と、を有し、
    上記危険感算出手段は、上記特定された曲率半径が大きいほど上記危険感の大きさが大きくなるように、上記危険感の大きさを算出する
    ことを特徴とする車線維持制御装置。
  4. 上記危険感算出手段は、上記車速特定手段によって特定された車速と、上記曲率半径特定手段によって特定された曲率半径とに基づき、上記車線の左側端からの距離に応じてドライバが感じる左側危険感の大きさと、上記車線の右側端からの距離に応じてドライバが感じる右側危険感の大きさとを算出し、上記車線幅特定手段によって特定された車線の幅に基づき、上記車線内の幅方向に沿ってこれらの左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和を算出し、
    上記車線維持制御手段は、上記危険感算出手段によって算出された左側危険感の大きさと右側危険感の大きさとの和が最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う、請求項に記載の車線維持制御装置。
  5. 上記危険感算出手段は、上記車速特定手段によって特定された車速と、上記曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、上記車線の側端からの距離とを変数とする一次関数として、上記車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する、請求項又はに記載の車線維持制御装置。
  6. 上記危険感算出手段は、上記車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、上記車速を(V)、上記車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、上記車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により上記危険感の大きさを算出する、請求項5に記載の車線維持制御装置。
    Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
  7. 上記危険感算出手段は、さらに、各ドライバ毎に決定された係数に基づき、上記危険感の大きさを算出する、請求項乃至の何れか1項に記載の車線維持制御装置。
  8. 上記危険感算出手段は、さらに、上記車線維持制御の対象となる道路の種別に応じて決定された係数に基づき、上記危険感の大きさを算出する、請求項乃至の何れか1項に記載の車線維持制御装置。
  9. さらに、上記車線維持制御の対象となる道路の周辺に存在する周辺物体の位置及び種別を検出する物体検出手段を有し、
    上記危険感算出手段は、上記物体検出手段によって検出された上記周辺物体の位置及び種別に基づき、上記周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出し、
    上記車線維持制御手段は、上記危険感算出手段によって算出された、上記車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさと、上記周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさとの和が最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う、請求項乃至の何れか1項に記載の車線維持制御装置。
  10. 上記危険感算出手段は、さらに、上記周辺物体の種別毎に決定された係数に基づき、上記周辺物体の位置及び種別に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する、請求項に記載の車線維持制御装置。
  11. 車両の車線維持制御を行うための車線維持制御装置であって、
    車速を特定する車速特定手段と、
    車線維持制御の対象となる車線の曲率半径を特定する曲率半径特定手段と、
    車線維持制御の対象となる車線の幅を特定する車線幅特定手段と、
    上記車速特定手段によって特定された車速と、上記曲率半径特定手段によって特定された曲率半径と、上記車線幅特定手段によって特定された車線の幅とに基づき、上記車線内の幅方向位置に応じてドライバが感じる危険感の大きさを算出する危険感算出手段と、
    上記危険感算出手段によって算出された危険感の大きさが最小となる上記車線内の幅方向位置を走行するように、車両の車線維持制御を行う車線維持制御手段と、をし、
    上記危険感算出手段は、上記車線の側端からの距離に応じてドライバが感じる危険感の大きさを(Lateral Risk)、上記車速を(V)、上記車線の曲率半径に応じて定まる変数を(f(R))、上記車線の側端からの距離を(D)、ドライバの特性パラメータを(a)とした場合、以下の式により上記危険感の大きさを算出する
    ことを特徴とする車線維持制御装置。
    Lateral Risk=(a*V+f(R))/D
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