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Description

本発明は、PbO−TeO−SiO−P系ガラスを用いたガラス粉末材料に関するものである。
一般的な結晶Si太陽電池は、p型シリコン基板の一方の面にn型シリコン基板層を設けた構造の半導体であり、そのn型シリコン層側を受光面とし、該受光面側表面に窒化珪素膜などの反射防止膜を介して、半導体と接続した表面電極を設けている。さらに、上記のp型シリコン基板のもう一方の面に裏面電極を設け、半導体のpn接合により生じた電力を取り出している。上記の反射防止膜は受光効率を向上させるために設けられているが、一方で比較的高い電気抵抗値を持つことから、通常は表面電極と半導体との接触部分について、該反射防止膜をエッチングや熔融により除去し、半導体と電極との接続を良好にする操作が行われている。
上記の反射防止膜を除去する方法としてファイアースルー法と呼ばれる方法が用いられている。ファイアースルー法とは、電極材料を直接反射防止膜上に印刷した後、焼成を行うことにより焼成時の熱で該反射防止膜を熔融・除去する方法であり、該電極材料として、銀粉末、有機ビヒクル、及びガラス粉末材料(ガラスフリットなど)からなる導電性ペーストが好適に利用されている(特許文献1、2)。上記のファイアースルー法は熱を利用することから、電極部材や半導体の損傷を抑制したり、作業効率を向上させたりする為に、使用するガラス粉末材料を低軟化点にすることが要求されており、例えば特許文献3には、LiOを多量に含有させ、ガラスを低軟化点にした鉛を含有するガラス粉末材料が開示されている。
ここで、ガラス粉末材料としては、従来、低温で封着や被覆が可能なガラスとして知られている粉末材料が使用されている。このようなガラス粉末材料として、成分中に鉛を含有するPbO−B系ガラス、PbO−B−ZnO系ガラス、PbO−B−Bi系ガラス等が広く知られている。
例えば、特許文献4には、400〜600℃で封着可能なPbO−B−ZnO−TeO系ガラス粉末材料が開示されている。また、特許文献5には、500℃以下で封着可能なPbO、B、及びTeOを主成分とするガラス粉末材料が開示されており、該ガラス粉末材料はTeOを成分中に含有させることによりガラスを安定化させている。また、特許文献6には、400℃以下で封着可能なPbO−B−Bi系ガラス粉末材料が開示されており、該ガラス粉末材料はTeOを成分中に含有させることによりガラスの耐水性を向上させている。
特開昭62−49676号公報 特開2001−313400号公報 特開2012−015409号公報 特開昭62−36040号公報 特開平7−53237号公報 特開平8−253344号公報
成分中に鉛を含有するガラスは軟化点が低いことから導電性ペースト用のガラス粉末材料として利用されているが、一方でガラス組成によっては耐水性や安定性が悪くなりやすく、これら耐水性や安定性を向上させるために様々な検討が行われている。
また、前述した結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして用いる場合は、上記の性能に加え、半導体の変換効率を低下させないようにする必要がある。例えば、特許文献3に開示されたガラス粉末材料の場合、LiO成分を多量に含むことから、Liが半導体基板に拡散し、半導体基板の性能を低下させるという問題がある。
本発明は、結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして利用可能であり、鉛を含有する安定なガラス粉末材料を得ることを目的とした。
本発明は、PbO、TeO、SiO、及びPを必須成分とするPbO−TeO−SiO−P系ガラスであって、該ガラスの成分中に質量%で、PbOを40〜70、TeOを10〜40、SiOを1〜15、及びPを0.1〜10含有し、任意成分を0〜20含有することを特徴とするガラス粉末材料である。
本発明のガラス粉末材料はPbOとTeOを主成分とし、SiO及びPを加えることによってガラスの安定化を可能としたものである。
PbO−TeO−SiO−P系ガラスは、PbO、TeO、SiO、及びPを必須成分とするガラスであり、当該4成分の必須成分の他に任意成分を合計20質量%未満の範囲内となるように含有してもよい。
上記の任意成分としては、ZnO、Al、RO成分(KO、NaO、及びLiO)、及びRO成分(MgO、CaO、SrO、及びBaO)等の一般的なガラス軟化点やガラスの安定性を調整する成分や、V、Sb、ZrO、Fe、CuO、TiO、In、Bi、LaO、CeO、NbO、及びSnO等の成分が挙げられる。
上記の任意成分のうち、結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして用いる場合は、前述したように半導体の変換効率を低下させないために、RO成分を極力含まないガラス組成とするのが好ましく、例えば5質量%以下とするのが好ましい。また、Bを含有させると、n型半導体へアクセプタ元素として作用することがあり、n型半導体の性能を低下させてしまう傾向があることから、RO成分同様に極力含有しないことが好ましく、例えば5質量%以下とするのが好ましい。
本発明により、結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして利用可能であり、鉛を含有する安定なガラス粉末材料を得ることが可能となった。
本発明は、PbO、TeO、SiO、及びPを必須成分とするPbO−TeO−SiO−P系ガラスであって、該ガラスの成分中に質量%で、PbOを40〜70、TeOを10〜40、SiOを1〜15、及びPを0.1〜10含有し、任意成分を0〜20含有することを特徴とするガラス粉末材料である。
ガラス粉末材料は、一般的なガラス粉末材料と同様、粒子径が1〜100μm程度である。該ガラス粉末材料を上記範囲内とするために、乳鉢やボールミル、及びジェットミル方式の粉砕機等を用いてもよい。なお、本明細書の実施例ではメジアン径d50が上記の1〜5μmの範囲内に入るように粉砕を行った。メジアン径は、日機装株式会社製マイクロトラックMT3000を用いて、レーザ回折・散乱法により測定した。具体的には、溶媒にガラス粉末材料を分散させた後、レーザ光を照射して得られる粒度分布の積算値50%における粒子径の値をメジアン径d50とした。
ガラス粉末材料を結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして用いる場合、前述したようにファイアースルー法によって反射防止膜を除去する。本発明は該電極形成用の導電性ペーストとして利用可能であることを目的として、該ガラス粉末材料の軟化点が350〜500℃の範囲内となるような組成とするのが好ましい。
上記のファイアースルー法を効率良く行う為には、使用するガラス粉末材料を加熱し焼成する工程で、ガラス粉末材料の流動性が良好であることが求められる。本明細書においては、後述する実施例において、ガラス粉末材料のプレス成形体(2mm×10mmφ)を、890℃で30秒間焼成した際、該焼成後のプレス成形体の外径が13mm以上に広がっているものを流動性が高いとした。
PbOはガラス骨格を構成する成分のひとつであり、ガラスの軟化点を下げ、ガラスに流動性を与える成分であり、ガラス中に40〜70質量%で含有させる。40質量%未満ではその作用を発揮し得ず、70質量%を超えるとガラス化範囲を外れ、溶融時に結晶化しやすくなる。好ましくは下限値を45質量%以上、上限値を65質量%以下としてもよい。
TeOは、PbOと同様にガラスの軟化点を下げ、ガラスに流動性を与える成分であり、ガラス中に10〜40%で含有させる。10質量%未満ではその作用を発揮し得ず、40質量%を超えるとガラス化範囲を外れ、溶融時に結晶化しやすくなる。好ましくは下限値を15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、上限値を35質量%以下としてもよい。
SiOはガラス骨格を構成する成分のひとつであり、ガラス組成中に含有させることにより安定したガラスを形成することができる。本発明においては1〜15質量%の範囲で含有させる。1質量%未満ではガラスが不安定になり易く、15質量%を越えるとガラスの軟化点が上昇し本発明の目的に適さない。好ましくは下限値を2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、上限値を12質量%以下、より好ましくは10質量%以下の範囲としてもよい。
はガラス骨格を構成する成分のひとつであり、0.1〜10質量%の範囲で含有させる。特に、前述したようにガラス粉末材料の軟化点が350〜500℃の範囲内となるような組成のガラスとした場合、PbOとTeOを主成分とし、安定化の成分としてSiOを含有させるだけではガラスの安定化が不十分となる。また、Pはn型半導体と表面電極との間に生じるオーミック接触を良好にする効果を持つ成分である。0.1質量%未満ではガラスの安定化が不十分となり、また、10質量%を超えてもガラスが不安定となる。好ましくは、下限値を0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、上限値を8質量%以下、より好ましくは5質量%以下としてもよい。
前述したように、本発明のガラス粉末材料はPbO、TeO、SiO、及びPを必須成分とするPbO−TeO−SiO−P系ガラスであり、PbOとTeOを主成分とし、ここにSiO及びPを加えることによってガラスの安定化を可能としたものである。当該4成分の必須成分の他に任意成分を合計20質量%未満の範囲内となるように含有してもよい。
すなわち本発明は、前記任意成分として、質量%で、ZnOを0〜15、Alを0〜10、RO成分としてKO、NaO、及びLiOを合計で0〜5、RO成分としてMgO、CaO、SrO、及びBaOを合計で0〜10含むことが好ましい。
ZnOはガラスの軟化点を下げる成分であり、ガラス組成中に0〜15質量%の範囲内で含有させるのが好ましい。15質量%を超えるとガラス化範囲を外れ、溶融時に結晶化しやすくなる。
Alはガラスの結晶化を抑制する成分であり、ガラス組成中に0〜10質量%の範囲内で含有させるのが好ましい。10質量%を超えるとガラスの軟化点が上昇してしまうため、本発明の目的には適さない。
O成分はガラスの軟化点を下げる成分であり、ガラス組成中に、LiO、NaO、及びKOの合計で0〜5質量%の範囲内で含有させてもよい。また、該RO成分は1成分でも複数成分を用いてもよい。一方で前述したように5質量%を超えるとアルカリ金属が半導体基板へ拡散し、半導体基板の性能を低下させるため、本発明の目的には適さない。
RO成分はガラスの結晶化を抑制する成分であり、ガラス組成中に、MgO、CaO、SrO、及びBaOの合計で0〜10質量%の範囲内で含有させるのが好ましい。また、該RO成分は1成分でも複数成分を用いてもよい。10質量%を超えるとガラスの軟化点が上昇してしまうため、本発明の目的には適さない。
また、結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストに用いる場合、V及びSbはn型半導体と表面電極との間に生じるオーミック接触を良好にする傾向がある成分であるため、前述した任意成分として、VやSbを含むのが好ましい。SbとVの合計が0.1〜5質量%の範囲内で含有させるのが好ましい。また、VとSbはどちらか1成分でも2成分両方を用いるものでもよい。5質量%を超えるとn型半導体へドナー元素が過剰にドープされた状態となり、n型半導体の性能を低下させることがある。
すなわち本発明のPbO−TeO−SiO−P系ガラスの成分中にV及びSbを合計で0.1〜5質量%含有するのが好ましい。
また、上記の成分の他にも、ガラス粉末材料の性質を損なわない範囲内であれば、ガラスの流動性や安定性、オーミック接触を向上させる事等を目的として、ZrO、Fe、CuO、TiO、In、Bi、LaO、CeO、NbO、及びSnO等を任意成分として5質量%以下の範囲内で加えてもよい。
本発明は、ガラス粉末材料と導電性粉末、有機ビヒクルとを混練してペースト化させた導電性ガラスペーストとして好適に利用できる。すなわち本発明の好適な実施形態は、前記ガラス粉末材料を含有することを特徴とする導電性ガラスペーストである。
上記導電性ガラスペースト中に、前記ガラス粉末材料は導電性粉末100重量%に対して1〜20質量%含有するのが好ましい。20質量%を超えると電極の抵抗が高くなりすぎる。また、1質量%未満ではガラス成分が少なくなりすぎ緻密な電極を形成できない。
上記導電性ガラスペースト中に使用される導電性粉末は、導電性を有する粉末であればよいが、好ましくはAg、Au、Pd、Ni、Cu、AlおよびPtからなる群から選ばれる少なくとも1種からなる。
上記の有機ビヒクルは、有機溶剤と有機バインダーとからなるものであり、導電性ガラスペーストを加熱、焼成させた後に燃焼、分解、および揮発により消失するものである。
上記の有機バインダーとはガラス粉末材料及び無機フィラーを導電性ガラスペースト中に分散・担持させるものであり、当該導電性ガラスペーストが焼成される際、加熱等によりペースト内から除去されるものである。また、有機溶剤は上記の有機バインダーと同様、加熱時にガラスペーストから除去できれば特に限定するものではない。
本発明の好適な実施形態のひとつは、上記ガラス粉末材料を含有することを特徴とする結晶Si太陽電池用電極形成用の導電性ペーストである。当該実施形態は、前述したように半導体上に形成された反射防止膜を、該ガラス粉末材料を含有する導電性ペーストを用いることでファイアースルー法によって除去し、該反射防止膜と表面電極との間に良好なオーミック接触を形成する。
実施例1〜6
まず、表1に記載した所定組成となるように各種無機原料を秤量、混合して原料バッチを作製した。この原料バッチを白金ルツボに投入し、電気加熱炉内で1000〜1200℃、1〜2時間で加熱溶融して、表1の実施例1〜6に示す組成のガラスを得た。得られたガラスは急冷双ロール成形機にてフレーク状とし、粉砕装置で平均粒径1〜5μm、最大粒径20μm未満の粉末状に整粒しガラス粉末材料を得た。
得られたガラス粉末材料の軟化点を、熱分析装置TG―DTA(リガク(株)製)を用いて測定した。
また、ガラス粉末材料について、ハンドプレス機を用いて2mm×10mmφのボタン状にプレス成形した。次に、プレス成形体をシリコン基板上に置き、890℃で30秒間焼成した。プレス成形体の焼成後の広がりが大きい程流動性が高くなり、ファイアースルー法を効率的に行えるため好適である。焼成後のプレス成形体の外径が13mm以上に広がっているものを〇(流動性が高い)、広がりが不十分なものを×(流動性が低い)とし、表1に結果を記載した。
Figure 0006142756
比較例1〜5
表2に記載した所定組成となるように各種無機原料を秤量、混合して原料バッチを作製した以外は、実施例と同様の方法でガラスの作製を行い得られたガラス粉末材料について軟化点を測定した。ただし、比較例1、2、5についてはガラス化しなかった為軟化点の測定は行わず、比較例3、4は結晶化が見られた。
Figure 0006142756
実施例1〜6に示すように、本発明の組成範囲内においては、ガラスの流動性が良好であることから、結晶Si太陽電池の電極形成用の導電性ペーストとして利用可能であることがわかった。一方、比較例1〜5は好ましいガラス粉末材料が得られなかった。

Claims (6)

  1. PbO、TeO、SiO、及びPを必須成分とするPbO−TeO−SiO−P系ガラスであって、該ガラスの成分中に質量%で、PbOを40〜70、TeOを10〜40、SiOを1〜15、及びPを0.1〜10含有し、任意成分を0〜20含有することを特徴とするガラス粉末材料。
  2. 前記任意成分として、質量%で、ZnOを0〜15、Alを0〜10、RO成分としてKO、NaO、及びLiOを合計で0〜5、RO成分としてMgO、CaO、SrO、及びBaOを合計で0〜10含むことを特徴とする請求項1に記載のガラス粉末材料。
  3. 前記ガラス粉末材料の軟化点が350〜500℃の範囲内であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラス粉末材料。
  4. 前記PbO−TeO−SiO−P系ガラスの成分中にV及びSbを合計で0.1〜5質量%含有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガラス粉末材料。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のガラス粉末材料を含有することを特徴とする導電性ガラスペースト。
  6. 請求項5記載の導電性ガラスペーストにより形成されたことを特徴とする結晶Si太陽電池用電極。
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