JP6141922B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6141922B2 JP6141922B2 JP2015155171A JP2015155171A JP6141922B2 JP 6141922 B2 JP6141922 B2 JP 6141922B2 JP 2015155171 A JP2015155171 A JP 2015155171A JP 2015155171 A JP2015155171 A JP 2015155171A JP 6141922 B2 JP6141922 B2 JP 6141922B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- game
- control means
- stop
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 50
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 36
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 35
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 43
- 230000008569 process Effects 0.000 description 40
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 12
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 11
- 238000013461 design Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- PZTQVMXMKVTIRC-UHFFFAOYSA-L chembl2028348 Chemical compound [Ca+2].[O-]S(=O)(=O)C1=CC(C)=CC=C1N=NC1=C(O)C(C([O-])=O)=CC2=CC=CC=C12 PZTQVMXMKVTIRC-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 6
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 6
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 5
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 241000167854 Bourreria succulenta Species 0.000 description 1
- 241000219109 Citrullus Species 0.000 description 1
- 235000012828 Citrullus lanatus var citroides Nutrition 0.000 description 1
- 235000019693 cherries Nutrition 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000007562 laser obscuration time method Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
これに加え、前記リールユニット(60)は、前記回転リール(62)上に所定の間隔で前記図柄(61)が配置され、前記各回転リール(62)を個別に回転可能なステッピングモータ(410)と、前記各回転リール(62)に関して、個別に設けられ、前記ステッピングモータ(410)、又は当該回転リール(62)の回転に基づいて回転する前記回転リール(62)の回転位置を検出するための被検出部(420)と、前記各被検出部(420)を検出するリール検出手段(430)と、を備える。
また、前記遊技制御手段(100)は、前記スタートスイッチ(40)の操作に基づき役抽選を実行するための役抽選手段(210)と、前記役抽選手段(210)による役抽選の結果、前記ストップスイッチ(50)の停止操作タイミング、及び前記ステッピングモータを駆動させるための駆動パルスのカウント値に基づいて前記回転リール(62)の停止制御を実行する停止制御手段(220)と、を備える。
さらに、前記停止制御手段(220)は、前記リール検出手段(430)の検出結果に基づいて、前記カウント値をリセットするリセット手段(例えばステップ数リセット手段223)と、前記リール検出手段(430)の検出結果に基づいて、前記回転リール(62)の回転リール回転位置を検出するとともに、前記役抽選の結果又は遊技状態に基づいて、前記リセットするタイミングを変化させない場合は、前記被検出部(420)の検出時点で前記リセット手段により前記カウント値をリセットさせ、前記リセットするタイミングを変化させる場合は、前記被検出部(420)の検出時点に対し、所定量進んだ位置のみで前記リセット手段(例えばステップ数リセット手段223)により前記カウント値をリセットさせることにより、前記検出した回転リールの回転位置を所定量、変化させるリール回転位置変化手段(224)と、を備えている。
かかる構成にあっては、停止ライン上に停止する図柄を変化させることができる、という効果がある。
かかる構成にあっては、停止ラインに対して図柄をずらした位置に停止させることができる、という効果がある。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その逆方向を「後方向」とする。また、同様に、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。
この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、図柄表示窓部16を介して複数の図柄61を変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の奥には、図2に示すように、リールユニット60が配置されている。
リールユニット60は、複数、例えば20個の図柄61が個別に表示された複数、例えば3個の回転リール62を個別に回転可能なものである。
なお、リールユニット60については、図10を用いて後述する。
前記前扉14には、演出手段70が配置されている。演出手段70は、遊技の進行に応じ、各種の演出を実行するものである。演出手段70は、前扉14に配置されたスピーカー72と、画像表示部84と、演出用ランプ78とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記画像表示部84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。
そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38から予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
この精算スイッチ36の左側には、複数、例えば3個のストップスイッチ50が配置されている。ストップスイッチ50は、複数、例えば3個の回転リール62の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の複数の回転リール62を個別に停止可能なものである。
ストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。
すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
ストップスイッチ50の左側には、スタートスイッチ40が配置されている。スタートスイッチ40は、遊技者の操作により複数、例えば3個の回転リール62の回転を開始させるためのものである。スタートスイッチ40は、メダルの投入又は後述するマックスベットスイッチ34の操作を条件に、回転リール62の回転を開始させるためのものである。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
スタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。
なお、本実施の形態では、後述するように有効ライン86は1本であるため、マックスベットスイッチ34の他に、クレジットしたメダルを1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けていないが、有効ラインを1本以外の2本以上の複数本設定されている場合は、投入枚数を遊技者が選択可能にするために、シングルベットスイッチを設けるようにしてもよい。
前記前扉14の下部の奥には、払出手段24(図4参照)が配置されている。払出手段24は、複数、例えば3個の回転リール62の停止表示された図柄61の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体、例えばメダルを払い出し可能なものである。払出手段24には、図示しないが、ホッパーユニットが使用されている。
なお、遊技媒体として、メダルを例示したが、これに限定されず、例えばパチンコ球でもよい。
また、前扉14の下部の奥には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置が配置されている。
前扉14の下部には、所定の場合に払出手段24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。
このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。
そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果にもとづいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。
なお、「有効ライン86」は、後述の遊技結果判定手段230の判定対象となるラインを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、左リール64の下段と、中リール66及び右リール68の中段とを結んだ1本のみからなるものである。また、有効ライン86は1本に限定されず、2本以上であってもよい。
図3に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7」(R7)、「青7」(B7)、「ベル」(BE)、「リプレイ」(RP)、「チェリー」(CH)、「スイカ」(WM)、「バー」(BR)、「枠無」(B1)、「赤枠」(B2)、「青枠」(B3)の複数の種々の図柄61が形成されている。なお、前記括弧内の記号は略記号を示すものである。
遊技機10の内部には、図4に示すように、遊技機10の全体の動作を制御するための遊技制御手段100が形成されている。
前記遊技制御手段100は、大別すると、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御手段200と、このメイン制御手段200からの命令(コマンド及びデータを含む。)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御するサブ制御手段300を備えている。
メイン制御手段200は、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50等の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及び払出手段24の作動を制御する。
サブ制御手段300の出力側には、演出手段70としてのスピーカー72、画像表示部84、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
メイン制御手段200は、役抽選手段210、停止制御手段220、遊技結果判定手段230、遊技状態制御手段240、メイン側共通制御手段250、払出制御手段260及び送信制御手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段の全てをメイン制御手段200が制御することなく、その一部をサブ制御手段300側で制御してもよいし、或いはメイン制御手段200とサブ制御手段300とが共働して制御するようにしてもよい。
以上の構成をもって、メイン制御手段200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として「3」が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。
そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。
「一般役」には、「小役」(メダルの払い出しを伴う役)、「再遊技役」(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆる「リプレイ役」)が含まれている。
「ボーナス役」は、遊技状態の移行を伴う役であり、「レギュラーボーナス役」(以下、単に「ボーナス役」ともいう。)と、「シングルボーナス役」が含まれる。「レギュラーボーナス役」は、次ゲーム以降に持ち越せる役であり、「シングルボーナス役」は1G(ゲーム)限りの役であり、次ゲーム以降に持ち越せない。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
「一般遊技」は、ボーナス遊技及びボーナス内部中遊技以外の遊技状態であり、「ノーマル状態」(RT0)、「シングルボーナス状態」(SB)が設けられている。
「有利遊技」には、「AT準備状態」、「AT基本状態」が含まれている。
「AT」は、いわゆる「アシストタイム」の略語であり、本実施の形態では、「AT」中の状態を、「AT状態」ともいう。
なお、画像表示部84を用いて視覚的に報知したが、これに限定されず、同様に演出用ランプ78を用いて視覚的に報知したり、スピーカー72を用いて聴覚的に報知するようにしたりしてもよく、これを併用してもよい。
これに対し、「非AT状態」は、「AT状態」とは異なり、ストップスイッチ50の押し順の報知が発生しづらい、若しくは発生しない遊技状態である。
なお、「有利遊技」として、「AT状態」を例示したが、これに限定されず、いわゆる「ART」、「ボーナス」、いわゆる「疑似ボーナス」等でもよい。
役抽選手段210は、メイン制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、「ボーナス役」又は「一般役」のいずれかに当選か、又は非当選、すなわち「ハズレ」かの抽選(役抽選)により決定するものである。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップS12(図13参照)において行われる。
停止制御手段220は、メイン制御手段200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。停止制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とにもとづいて、各回転リール62の回転を停止させる。
具体的には、各回転リール62の駆動モータを制御することで、回転方向に予め定められた図柄数分、本実施の形態では4コマ以内の図柄までの範囲に、当選した役に対応する図柄が含まれている場合には、当該図柄が有効ライン86上に揃うように引き込み制御を行い、且つ、当選していない役に対応した図柄が有効ライン86上に揃わないように蹴飛ばし制御を行う。
具体的には、停止制御手段220には、図5に示すように、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)モータ制御手段221
(2)ステップ数カウント手段222
(3)ステップ数リセット手段223
(4)リール回転位置変化手段224
なお、停止制御手段220の手段は、上記した(1)〜(4)の手段に限定されない。
遊技結果判定手段230は、メイン制御手段200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。
なお、遊技結果判定手段230は、リセット後のステップ数から有効ライン86上に停止した図柄の判定するため、後述するリセットタイミング(図柄61の停止位置)をずらす処理を行った場合でも、リセットタイミング(図柄61の停止位置)をずらす処理を行っていない図柄の組み合わせが有効ライン86上に停止したと判定する。
遊技状態制御手段240は、図8に示す「遊技状態」を制御するためのものである。
具体的には、遊技状態制御手段240には、図6に示すように、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)一般遊技制御手段241
(2)ボーナス内部中遊技制御手段242
(3)ボーナス遊技制御手段243
なお、遊技状態制御手段240の手段は、上記した(1)〜(3)の手段に限定されない。
メイン側共通制御手段250は、図9に示す「共通制御状態」を、メイン制御手段200側で制御するためのものである。
具体的には、メイン側共通制御手段250には、図7に示すように、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)メイン側通常状態制御手段251
(2)メイン側AT準備状態制御手段252
(3)メイン側AT状態制御手段253
(4)AT抽選手段254
なお、メイン側共通制御手段250の手段は、上記した(1)〜(4)の手段に限定されない。
払出制御手段260は、遊技結果判定手段230の判定結果にもとづいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段260は、遊技結果判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。
なお、払出制御手段260による処理は、後述するステップS14(図13参照)において行われる。
送信制御手段270は、サブ制御手段300へ信号を送信するためのものである。
サブ制御手段300は、受信制御手段310、サブ側共通制御手段320及び報知制御手段330の各手段を有する。手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段の全てをサブ制御手段300が制御することなく、その一部をメイン制御手段200側で制御してもよいし、或いはメイン制御手段200とサブ制御手段300とが協同して制御するようにしてもよい。
例えば、サブ制御手段300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、画像表示部84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
受信制御手段310は、メイン制御手段200側の送信制御手段270からの信号を受信するものである。
サブ側共通制御手段320は、図9に示す「共通制御状態」を、サブ制御手段300側で制御するためのものである。
サブ側共通制御手段320は、図4に示すように、次の手段を備える。
なお、サブ側共通制御手段320の手段は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(1)サブ側通常状態制御手段321
サブ側通常状態制御手段321は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「通常遊技」(非AT状態)である「通常状態」を、サブ制御手段300側から制御するものである。
サブ側AT準備状態制御手段322は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「有利遊技」(AT状態)の一つである「AT準備状態」を、サブ制御手段300側から制御するものである。
(3)サブ側AT状態制御手段323
サブ側AT状態制御手段323は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「有利遊技」(AT状態)の一つである「AT基本状態」を、サブ制御手段300側から制御するものである。
報知制御手段330は、役抽選手段210において特定役に当選という役抽選結果が決定された場合に、特定役に設定されている停止操作情報に基づいて停止操作順序(押し順)を報知可能なものである。報知制御手段330は、演出装置70の主として画像表示部84を用いて、3個のストップスイッチ50の押し順を遊技者に視覚的に報知している。
なお、画像表示部84を用いて視覚的に報知したが、これに限定されず、同様に演出用ランプ78を用いて視覚的に報知したり、スピーカー72を用いて聴覚的に報知するようにしたりしてもよく、これを併用してもよい。
モータ制御手段221は、リールユニット60の後述するステッピングモータ410(図10)を制御するためのものである。
ステップ数カウント手段222は、図12に示すように、ステッピングモータ410(図10)の駆動させるための駆動パルスをステップ数としてカウントするためのものである。具体的には、ステップ数カウント手段222は、駆動パルスの立ち上がりをカウントしている。
なお、駆動パルスの立ち上がりをカウントしたが、これに限定されず、駆動パルスの立ち下がりをカウントさせてもよい。
ステップ数リセット手段223は、リールユニット60の後述するリール検出手段430の検出結果に基づいて、ステップ数カウント手段222のカウント値をリセットするためのものである。
リール回転位置変化手段224は、リールユニット60の後述するリール検出手段430の検出結果に基づいて、回転リール62の回転位置を検出するとともに、役抽選手段210による役抽選の結果又は遊技状態にもとづいて、検出した回転リール62の回転位置を所定量、変化させるものである。
なお、リール回転位置変化手段224は、役抽選の結果、すなわち当選役に関わらず、遊技状態にもとづいて、回転リール62の回転位置を変化させるようにしてもよい。
ここで、「所定量」としては、「停止ライン上に停止する図柄61を変化させる量」や、「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」がある。
上記例示した「停止ラインに対して図柄61をずらした位置に停止させる量」を変化させた結果が、図17(b)に示す通りである。なお、図17(a)は変化させない状態を示している。また、3個のリール64,66,68を全て変化させた場合のほか、3個のリール64,66,68のうち、1個、或いは2個を変化させてもよい。
ここで、「所定量、変化させる」としては、カウントしたステップ数をリセットするタイミングを1コマ分や半コマ分、ずらすことにより実現したが、これに限定されず、コマ数をカウントさせ、コマ数のカウント値のリセットのタイミングを1コマ分や半コマ分、ずらすことにより実現してもよい。
一般遊技制御手段241は、一般遊技の進行を制御するものである。
ここで、「一般遊技」は、図8に示すように、ボーナス遊技及びボーナス内部中遊技以外の遊技状態である。
(1)ノーマル状態制御手段244
ノーマル状態制御手段244は、図8に示すノーマル状態(RT0)の進行を制御するものである。
シングルボーナス状態制御手段245は、図8に示すシングルボーナス状態(SB)の進行を制御するものである。
ここで、「シングルボーナス状態」は、ノーマル状態と互いに移行可能なものであり、ノーマル状態と遊技状態を異にする。本実施の形態では、「シングルボーナス状態」は、ノーマル状態において、シングルボーナス役に当選し、且つシングルボーナス図柄が表示されると移行し、1G(ゲーム)を消化すると終了し、ノーマル状態に移行する。シングルボーナス役は、持ち越し役であるボーナス役と異なり、持ち越せない1G限りの役である。
ボーナス内部中遊技制御手段242は、ボーナス内部中遊技(RBF)の進行を制御するものである。
ここで、「ボーナス内部中遊技」は、一般遊技においてボーナス役に当選すると移行し、当該ボーナス内部中遊技において、ボーナス遊技の移行に対応した図柄が表示されると、当該ボーナス内部中遊技からボーナス遊技に移行する。
ボーナス遊技制御手段243は、ボーナス遊技(RB)の進行を制御するものである。
ここで、「ボーナス遊技」は、入賞となる図柄組み合わせ(小役)の数を増加させたり、或いは小役の当選確率を上昇させたりすることで、小役の入賞を容易にする遊技状態であり、いわゆる「レギュラーボーナス」(RB、第一種特別役物)が実行される。
本実施の形態では、一般遊技においてボーナス役に当選すると、当該ボーナス役は次ゲーム移行に持ち越せる役であるため、一般遊技からボーナス内部中遊技に移行する。移行後、ボーナス内部中遊技において、ボーナス図柄が表示されると、当該ボーナス内部中遊技からボーナス遊技に移行する。ボーナス遊技においては、例えば所定枚数のメダルを払い出すと、終了し、一般遊技(ノーマル状態)に移行する。
メイン側通常状態制御手段251は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「通常遊技」(非AT状態)である「通常状態」を、メイン制御手段200側から制御するものである。
メイン側AT準備状態制御手段252は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「有利遊技」(AT状態)の一つである「AT準備状態」を、メイン制御手段200側から制御するものである。
メイン側AT状態制御手段253は、図9に示す「共通制御状態」のうち、「有利遊技」(AT状態)の一つである「AT基本状態」を、メイン制御手段200側から制御するものである。
(図7に示すAT抽選手段254)
AT抽選手段254は、役抽選手段210の役抽選結果にもとづいて、「AT状態」に移行させるかを抽選により決定するものである。
図8は、メイン制御手段200側で管理される遊技状態の一例を示している。
遊技状態としては、大別すると、「一般遊技」、「ボーナス遊技」(RB)、「ボーナス内部中遊技」(RBF)が含まれる。
一般遊技は、ボーナス遊技及びボーナス内部中遊技以外の遊技状態である。一般遊技は、図6に示す一般遊技制御手段241により制御されている。
一般遊技には、次の遊技状態が含まれる。
(1)ノーマル状態(RT0)
「ノーマル状態」は、ノーマル或いは一般的に行われる遊技状態である。ノーマル状態は、図6に示すノーマル状態制御手段244により制御される。
「シングルボーナス状態」は、ノーマル状態と互いに移行可能なものであり、ノーマル状態と遊技状態を異にする。シングルボーナス状態は、図6に示すシングルボーナス状態制御手段245により制御される。
本実施の形態では、「シングルボーナス状態」は、ノーマル状態において、シングルボーナス役に当選し、且つシングルボーナス図柄が表示されると移行し、1G(ゲーム)を消化すると終了し、ノーマル状態に移行する。シングルボーナス役は、持ち越し役であるボーナス役と異なり、持ち越せない1G限りの役である。
「ボーナス内部中遊技」(RBF)は、ボーナス役に当選、すなわちボーナス役のフラグが立った状態の遊技状態である。ボーナス内部中遊技は、図6に示すボーナス内部中遊技制御手段242により制御される。
ボーナス内部中遊技は、一般遊技においてボーナス役に当選すると移行し、当該ボーナス内部中遊技において、ボーナス状態の移行に対応した図柄が表示されると、当該ボーナス内部中遊技からボーナス遊技に移行する。
「ボーナス遊技」(RB)は、一般的には、入賞となる図柄組み合わせ(小役)の数を増加させたり、或いは小役の当選確率を上昇させたりすることで、小役の入賞を容易にする遊技状態である。本実施の形態では、ボーナス状態(RB)は、ボーナス中は特定の役だけが当選し、いわゆる「レギュラーボーナス」(RB、第一種特別役物)が実行される。ボーナス遊技は、図6に示すボーナス遊技制御手段243により制御される。
なお、一般遊技においてボーナス役に当選し、且つボーナス遊技の移行に対応した図柄が表示されると、当該通常遊技からボーナス遊技に直接移行する場合もある。
また、ボーナス遊技として、「RB」を例示したが、これに限定されず、いわゆるチャレンジ・ボーナス(CB、第二種特別役物)でもよい。チャレンジ・ボーナス(CBは、全ての小役を当選状態にすることで小役の入賞を容易にする遊技状態である。
さらに、ボーナス遊技の終了条件として、メダル数を例示したが、これに限定されず、例えば遊技回数、セット数或いはポイント数等でもよい。
「共通制御状態」は、図8に示す「遊技状態」と独立して制御並びに進行し、大別すると、「通常遊技」(非AT状態)と、当該通常遊技よりも有利な「有利遊技」(AT状態)の2つの遊技から構成されている。
「通常遊技」は、「非AT状態」であり、「通常状態」から構成される。
「通常状態」中に「AT移行抽選」に当選すると、「有利遊技」に移行する。
「有利遊技」は、「AT状態」であり、「AT準備状態」、「AT基本状態」の2つの状態から構成されている。
ここで、「AT」は、いわゆる「アシストタイム」の略語であり、本実施の形態では、「AT」中の状態を、「AT状態」ともいう。
「AT状態」においては、ストップスイッチ50の押し順が設定された抽選結果(役)に当選した場合に押し順(例えば、遊技者にとって有利な役が成立する特定の押し順)を報知する確率が高く設定されている。
「AT状態」は、開始及び終了がメイン制御手段200により制御され、メイン制御手段200からのコマンドにより、サブ制御手段300により実行される。具体的には、サブ制御手段300に接続された画像表示部84を用いて、ストップスイッチ50の押し順が視覚的に報知される。
「非AT状態」(通常状態)は、「AT状態」と異なり、ストップスイッチ50の押し順の報知が発生しづらい、若しくは発生しない遊技状態である。
「AT準備状態」は、「通常状態」中に「AT移行抽選」に当選すると、移行する。
「AT準備状態」への移行時に、「AT準備状態」のゲーム数を、所定のゲーム数、例えば「1G又は5G」の何れかから決定し、この決定されたゲーム数に応じたAT準備状態へ移行する。AT準備状態では、後のAT基本状態の上乗せ抽選を行っており、前記決定されたゲーム数を消化すると、AT基本状態へ移行する。
「AT基本状態」は、ストップスイッチ50の押し順が設定された抽選結果(役)に当選した場合に押し順(例えば、遊技者にとって有利な役が成立する特定の押し順)を報知する確率が高く設定されている状態をいう。
「AT状態」は、所定の区間、継続し、例えばゲーム数により管理され、所定のゲーム数を消化することで終了し、「通常状態」に移行する。ゲーム数は、「AT状態」に移行時もしくは移行後に決定される。また、「AT状態」中に、「上乗せ特化ゾーン」(図示せず)に移行し、ゲーム数が上乗せされる場合もある。
リールユニット60は、図10にその一部を示すように、回転リール62上に所定の間隔で図柄61が配置されている。
リールユニット60は、図2及び図10に示すように、次の構成を備える。
(1)フレーム400
フレーム400は、回転リール62を回転可能に支持するためのものである。
ステッピングモータ410は、各回転リール62を個別に回転可能なものである。
ステッピングモータ410は、フレーム400に固定され、当該ステッピングモータ410のモータ軸に回転リール62の中心が直結され、回転リール62はステッピングモータ410を介して回転リール62がフレーム400に回転可能に支持される。
ステッピングモータ410は、パルス電力に同期して動作する同期電動機であり、例えば1回転200ステップのものを使用している。
ステッピングモータ410は、図4に示す遊技制御手段100のメイン制御手段200に接続される。ステッピングモータ410は、図4に示すメイン制御手段200の停止制御手段220、すなわち図5に示すモータ制御手段221により制御される。
被検出部420は、各回転リール62に関して、個別に設けられ、ステッピングモータ410、または当該回転リール62の回転に基づいて回転する回転リール62の回転位置を検出するためのものである。
被検出部420は、回転リール62に形成され、回転リール62から凸状に突出する。なお、被検出部420を、回転リール62に形成したが、これに限らず、図18を用いて後述するが、ステッピングモータ410により回転する第2歯車530に形成したり、或いは、図示しないが、ステッピングモータ410のモータ軸に、当該モータ軸と一体的に回転する被検出部を形成したりしてもよい。また、被検出部420を、凸状に形成したが、これに限定されず、図18に示すように、透孔状、或いは穴状に形成してもよいし、又、凹状に形成してもよい。
リール検出手段430は、各被検出部420を検出するものである。
リール検出手段430は、被検出部420の移動ないしは回転軌跡内に位置し、フレーム400に支持される。
ここで、リール検出手段430としては、被検出部420の通過を光学的に検出可能な、「フォトインタラプタ」(通過型光センサ)から構成している。
リール検出手段430は、図4に示す遊技制御手段100のメイン制御手段200に接続される。
ここで、リール検出手段430としては、「フォトインタラプタ」(通過型光センサ)を例示したが、これに限定されず、機械的に検出するセンサ(例えばマイクロスイッチ)や磁気的に検出するセンサ(例えば磁気センサ)から構成してもよい。
なお、回転リール62は、全て、同様の構成を備えている。
図11を用いて、図柄配置とステッピングモータ410の駆動パルスのカウント数との関係の一例を説明する。
ステッピングモータ410として、1回転200ステップのものを使用している。図柄61は、20個有ることから、駆動パルス、10個分、すなわちカウント数、10個で図柄61を1個、すなわち1コマ移動する。なお、カウント数は、図柄61の回転方向の中央、すなわち1個の図柄61の図柄で考えると、その高さの中央を基準としている。
図12を用いて、ステッピングモータ410の駆動パルスのカウント数と検出信号との関係の一例を説明する。
ステッピングモータ410として、1回転200ステップのものを使用している。ステッピングモータ410は、モータ制御手段221(図5)から出力される駆動パルスを入力する度に、1ステップずつ回転し、駆動パルスを200個で一周回転する。
回転リール62は、ステッピングモータ410のモータ軸に直結され、モータ軸が1回転すると、1回転する。
検出信号が出力される度に、ステップ数リセット手段223は、ステップ数カウント手段222にリセット信号を出力し、当該リセット信号を入力すると、同図(a)に示すように、ステップ数カウント手段222はカウント値をリセット、すなわち「0」にリセットする。なお、ステップ数カウント手段222にリセット信号を出力すると説明したが、単に検出信号をステップ数カウント手段222に入力するだけでもよい。
図12(a)及び(b)は、検出信号の入力時にカウント数をリセットした場合である。
これに対し、同図(c)及び(d)は、リール回転位置変化手段224により、検出信号の入力時に対し、リセットのタイミングをずらした例である。
同図(c)は、リセットのタイミングをカウント数にして10個分、すなわち図柄61の1コマ分、ずらした場合、すなわちリセットのタイミング、1コマ分、遅らせてリセットさせた場合である。
その結果、同じタイミングで回転リール62を停止した場合には、有効ライン86に対して1コマ分(図柄61、1個分)、遅れて図柄61を停止表示させることができる。
このとき、中央の横一線のライン(以下、「中央ライン」という。)上には、「WM、BE、BE」、その上側の横一線のライン(以下、「上ライン」という。)上には「CH、B2、RP」、下側の横一線のライン(以下、「下ライン」という。)上には「BE、CH、CH」がそれぞれ停止表示される。
図15(a)と同じタイミングで図柄61を停止表示させると、図12(c)に示すように、リセットのタイミングが1コマ分、ずれている(遅れている)ため、図15(b)に示すように、中央ライン上には、先に上ラインに停止表示されていた「CH、B2、RP」が、下ライン上には、先に中央ラインに停止表示されていた「WM、BE、BE」がそれぞれ停止表示される。
このため、リセットのタイミングが1コマ分、ずらす(遅らせる)ことで、各ラインに停止表示される図柄61を1コマ分、ずらすことができる。その結果、同一の停止タイミングで図柄61を停止したときに、有効ライン86に停止表示される図柄61を変更することできる。
図12(d)は、リセットのタイミングをカウント数にして5個分、すなわち図柄61の半コマ分、ずらした場合、すなわちリセットのタイミング、半コマ分、遅らせてリセットさせた場合である。その結果、同じタイミングで回転リール62を停止した場合には、有効ライン86に対して半コマ分(図柄61、半個分)、図柄61を遅らせて停止表示させることができる。
同図(a)は、リセット信号の入力時に、カウント値をリセット、すなわち「0」にリセットした場合であり、図12(a)及び(b)に相当する。
このとき、中央ライン上には、下側図柄500の高さ中央が、上ライン上には上側図柄510の高さ中央がそれぞれ位置する。
図17(a)と同じタイミングで図柄61を停止表示させると、図12(d)に示すように、リセットのタイミングが半コマ分ずれているため、図17(b)に示すように、中央ラインが下側図柄500と上側図柄510との境目に位置し、中央ラインを挟んで下側図柄500と上側図柄510とが線対称に位置し、両図柄500,510が中央ラインを挟んで全体として略円形に見える。
その結果、同じタイミングで回転リール62を停止した場合には、有効ライン86に対して半コマ分(図柄61、半個分)、ずれた位置に図柄61を停止表示させることができる。
図13を用いて、遊技の流れについて説明する。
先ず、ステップS10において、賭け数設定処理が行われる。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定の賭け数は、3枚である。このため、所定数の賭け数が設定された場合に、次のステップS11に進む。所定数の賭け数が設定されていない場合には当該ステップにとどまることになる。
図14を用いて、回転リール62の回転位置を変化させるための処理の流れについて説明する。
レバーON、すなわちスタートスイッチ40を操作すると、ステップS20に進み、インデックス位置がデフォルトか否か、判定する。「インデックス位置」は、図12(a)のカウント数のリセット位置を意味する。「デフォルト」は、同図(b)の検出信号の入力タイミングと、リセット位置とが一致している場合を意味する。すなわち、「リセット位置=デフォルト」とは、同図(a)及び(b)の場合を意味する。同判定は、図5に示す停止制御手段220により実行している。
これに対し、「クジNo ≠ 0」でない場合、すなわち「クジNo = 0」の場合には、ステップ21から分岐し、ステップ24に進み、インデックス(リセット位置)を「+方向」すなわち回転リール62の回転方向の前方に向かって1コマ分、移動する処理を実行する。同処理は、図12(c)に示すように、リセット位置を、検出信号の入力タイミングを1コマ分ずらす処理である。同処理は、図5に示す停止制御手段220により実行している。ステップ24の処理後、本処理が終了する。
これに対し、ステップ22における判定の結果、「クジNo ≠ 1」でない場合、すなわち、「クジNo = 1」の場合には、ステップ22から分岐し、ステップ25に進み、インデックス(リセット位置)を「−方向」、すなわち回転リール62の回転方向の後方に向かって1コマ分、移動する処理を実行する。同処理は、図5に示す停止制御手段220により実行している。ステップ25の処理後、本処理が終了する。
なお、半コマ分ずらす処理は、ステップ24、25の1コマが半コマに変更するだけであるため、説明は省略する。
(図15を用いて、回転リール62の回転位置の変化状態の一例について説明する。
同図(a)は、初期状態であり、図12(a)及び(b)に示すように、リセット信号の入力時に、カウント値をリセット、すなわち「0」にリセットした場合である。
同図(b)は、図12(c)に示すように、リセットのタイミングを1コマ分、ずらした場合である。
このため、リセットのタイミングが1コマ分、ずらすことで、各ラインに停止表示される図柄61を1コマ分、ずらすことができる。その結果、同一の停止タイミングで図柄61を停止したときに、有効ライン86に停止表示される図柄61を変更することできる。
図16を用いて、図15に示した回転リール62の回転位置の変化状態の他の一例について説明する。
先に説明した図15(b)においては、左リール64、中リール66、右リール68の計3個の回転リール62の全ての回転位置を変化させたが、本図16においては、3個のうち、中リール66、右リール68の計2個の回転位置を変化させたものである。
本例では、中リール66、右リール68について、同一の停止タイミングで図柄61を停止したときに、左リール64については図柄61を変更することなく、中リール66、右リール68についてのみ、有効ライン86に停止表示される図柄61を変更することできる。
図17を用いて、本発明の第2の実施の形態の一例について説明する。同図は、本処理をいわゆる2コマ図柄に適用した場合を示し、同図(a)変化させない状態、(b)は変化させた状態をそれぞれ示すものである。
本実施の形態の特徴は、「半コマ」ずらしの処理と、2コマ図柄とを組み合わせた点にある。
同図(a)は、リセット信号の入力時に、カウント値をリセット、すなわち「0」にリセットした場合であり、図12(a)及び(b)に相当する。
2コマ図柄を停止表示可能な役に当選した場合に2コマ図柄を上ライン、中央ラインに停止させるように目押しした場合、中央ラインには、下側図柄500の高さ中央が、上ラインには上側図柄510の高さ中央がそれぞれ位置する。なお、中央ラインに停止させるように目押しした場合について例示したが、これに限定されず、中央ライン、下ラインに停止させるように目押しした場合も同様に、図示しないが、中央ラインには上側図柄510の高さ中央が、下ラインには下側図柄500の高さ中央がそれぞれ位置するように停止表示される。
2コマ図柄を停止表示可能な役に当選した場合に2コマ図柄を上ライン、中央ラインに停止させるように目押しした場合、図17(a)と同じタイミングで図柄61を停止表示させると、図12(d)に示すように、リセットのタイミングが半コマ分ずれているため、図17(b)に示すように、中央ラインが下側図柄500と上側図柄510との境目に位置し、中央ラインを挟んで下側図柄500と上側図柄510とが線対称に位置し、両図柄500,510が中央ラインを挟んで全体として略円形に見える。なお、中央ラインに停止させるように目押しした場合について例示したが、これに限定されず、中央ライン、下ラインに停止させるように目押しした場合も同様である。
その結果、同じタイミングで回転リール62を停止した場合には、有効ライン86に対し、当該回転方向に対して半コマ分、図柄61がずらして停止表示させることができる。
図18を用いて、本発明の第3の実施の形態の一例を説明する。同図は、リールユニット60の一部の概略平面図である。
本実施の形態は、被検出部630を、ステッピングモータ600により回転する歯車610,620の一つに形成した点である。
すなわち、ステッピングモータ600のモータ軸には、回転リール62と第1歯車610とを接続する。第1歯車610には、第2歯車620をかみ合わせ、当該第2歯車620には、その軸中心からずれた位置に透孔状、或いは穴状の被検出部630を形成する。被検出部630の移動ないしは回転軌跡内に、リール検出手段640を配置し、当該リール検出手段640により各被検出部630を検出させる。
本実施の形態によれば、リール検出手段640を、回転リール62の位置にかかわらず、自由な位置に配置でき、設計上の自由度を持たせることができる利点がある。
図19を用いて、本発明の第4の実施の形態の説明について説明する。
同図は、回転リール62の回転位置の変化状態の一例について説明するものであり、同図(a)は、変化させない状態、(b)は変化させた状態の一例をそれぞれ示すものである。
本実施の形態の特徴は、「役の抽選結果」と回転リール62の回転位置の変化状態との関係のバリエーションを提供するものである。
本実施例では、中央の横一線のライン(以下、「中央ライン」という。)を、有効ライン86として説明する。
これに対し、左リール64、中リール66、右リール68の3個の回転リール62のうち、左リール64と右リール68との2個の回転リール62のリセットのタイミングを、回転リール62の回転方向の後方側、すなわち「−方向」(マイナス方向)に1コマ分、ずらした場合である。なお、中リール66については、リセットのタイミングをずらしていない。
なお、「役の抽選結果」と回転リール62の回転位置の変化状態とを組み合わせたが、これに限定されず、「役の抽選結果」に代えて「遊技状態」と回転リール62の回転位置の変化状態とを組み合わせてもよいし、或いは「役の抽選結果」と「遊技状態」との組み合わせに応じて、回転リール62の回転位置の変化状態を変更させるようにしてもよい。
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含する特徴点を含むものである。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)第1の特徴点
(1−1)第1の特徴点の構成
第1の特徴点は、次の通りである。
第一に、遊技機(10)は、例えば図1、図4及び図10に示すように、次の構成を備える。
(1)リールユニット(60)
リールユニット(60)は、例えば図1に示すように、複数の図柄(61)が個別に表示された複数の回転リール(62)を個別に回転可能なものである。
(2)スタートスイッチ(40)
スタートスイッチ(40)は、例えば図1に示すように、遊技者の操作により複数の回転リール(62)の回転を開始させるためのものである。
(3)複数のストップスイッチ(50)
複数のストップスイッチ(50)は、例えば図1に示すように、複数の回転リール(62)の各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の複数の回転リール(62)を個別に停止可能なものである。
(4)払出手段(24)
払出手段(24)は、例えば図4に示すように、複数の回転リール(62)の停止表示された図柄(61)の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能なものである。
(5)演出手段(70)
演出手段(70)は、例えば図4に示すように、遊技の進行に応じ、各種の演出を実行するものである。
(6)遊技制御手段(100)
遊技制御手段(100)は、例えば図4に示すように、リールユニット(60)、スタートスイッチ(40)、複数のストップスイッチ(50)、払出手段(24)及び演出手段(70)がそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するものである。
第二に、遊技制御手段(100)は、
(7)役抽選手段(210)
役抽選手段(210)は、例えば図4に示すように、スタートスイッチ(40)の操作に基づき役抽選を実行するためのものである。
(8)停止制御手段(220)
停止制御手段(220)は、例えば図4に示すように、役抽選手段(210)による役抽選の結果及びストップスイッチ(50)の停止操作タイミングに応じて回転リール(62)の停止制御を実行するものである。
第三に、リールユニット(60)は、例えば図10に示すように、回転リール(62)上に所定の間隔で図柄(61)が配置されている。
第四に、リールユニット(60)は、例えば図10に示すように、次の構成を備える。
(9)ステッピングモータ(410)
ステッピングモータ(410)は、各回転リール(62)を個別に回転可能なものである。
(10)被検出部(420)
被検出部(420)は、各回転リール(62)に関して、個別に設けられ、ステッピングモータ(410)、または当該回転リール(62)の回転に基づいて回転する回転リール(62)の回転位置を検出するためのものである。
(11)リール検出手段(430)
リール検出手段(430)は、各被検出部(420)を検出するものである。
第五に、遊技制御手段(100)は、例えば図5に示すように、次の構成を備える。
(12)モータ制御手段(221)
モータ制御手段(221)は、ステッピングモータ(410)を制御するものである。
(13)リール回転位置変化手段(224)
リール回転位置変化手段(224)は、リール検出手段(430)の検出結果に基づいて、回転リール(62)の回転位置を検出するとともに、役抽選手段(210)による役抽選の結果又は遊技状態にもとづいて、検出した回転リール(62)の回転位置を所定量、変化させるものである。なお、リール回転位置変化手段(224)は、役抽選の結果、すなわち当選役に関わらず、遊技状態にもとづいて、回転リール(62)の回転位置を変化させるようにしてもよい。
第1の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「複数の図柄(61)」は、例えば図3に示すように、20個の図柄(61)から構成されている。
ここで、「複数の回転リール(62)」は、例えば図1に示すように、3個の回転リール(62)から構成されている。
ここで、「複数のストップスイッチ(50)」は、例えば図1に示すように、3個のストップスイッチ(50)から構成されている。
ここで、「所定の遊技媒体」には、図示しないが、例えば「メダル」が相当する。
ここで、「演出手段(70)」には、例えば図1及び図4に示すように、画像表示部(84)、演出用ランプ(78)、スピーカー(72)等が相当する。
ここで、「被検出部(420)」として、例えば図10に示すように、「回転リール(62)」から凸状に突出させている。
ここで、「前記ステッピングモータ(410)、または当該回転リール(62)の回転に基づいて回転する」とは、「回転リール(62)の回転に基づいて回転する」場合には、例えば図10に示すように、回転リール(62)から凸状に突出する「被検出部(420)」を形成した場合が相当する。「前記ステッピングモータ(410)・・・の回転に基づいて回転する」場合には、例えば図18に示すように、ステッピングモータ(410)により回転する歯車(例えば第2歯車530)に透孔状に被検出部(520)を形成した場合が相当する。
ここで、「リール検出手段(430)」としては、例えば図10に示すように、「被検出部(420)」の通過を光学的に検出可能な、「フォトインタラプタ」(通過型光センサ)から構成している。
ここで、「所定量」としては、「停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量」や、「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」がある。
上記例示した「停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量」を変化させた結果が、例えば図15(b)に示す通りである。なお、図15(a)は変化させる前の状態を示している。また、3個のリール(64,66,68)を全て変化させた場合のほか、3個のリール(64,66,68)のうち、1個、或いは2個を変化させてもよく、中リール(66)と右リール(68)との計2個を変化させた場合を、例えば図16に例示する。
上記例示した「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」を変化させた結果が、例えば図17(b)に示す通りである。なお、図17(a)は変化させる前の状態を示している。また、3個のリール(64,66,68)を全て変化させた場合のほか、3個のリール(64,66,68)のうち、1個、或いは2個を変化させてもよい。
ここで、「所定量、変化させる」としては、例えば図12に示すように、ステッピングモータ(410)のステップ数をカウントしておき、被検出部(420)の検出信号を入力する度に、カウントしたステップ数をリセットする実施の形態を前提とし、リセットするタイミングを1コマ分や半コマ分、ずらすことにより実現している。
第1の特徴点のバリエーションも、次の通りである。
ここで、「複数の図柄(61)」として、20個を例示したが、これに限定されず、複数であればよく、2〜19個や21個以上でもよい。
ここで、「複数の回転リール(62)として、3個を例示したが、これに限定されず、複数であればよく、2個や4個以上でもよい。
ここで、「複数のストップスイッチ(50)」は、3個を例示したが、これに限定されず、複数であればよく、2個や4個以上でもよい。
ここで、「所定の遊技媒体」として、「メダル」を例示したが、これに限定されず、例えば「パチンコ球」でもよい。
ここで、「演出手段(70)」として、画像表示部(84)、演出用ランプ(78)、スピーカー(72)を例示したが、これらの1個でもよいし、又、他の構成を追加してもよい。
ここで、「被検出部(420)」として、例えば図10に示すように、「回転リール(62)」から凸状に突出した「被検出部(420)」や、例えば図18に示すように、歯車(例えば第2歯車530)に透孔状に形成した被検出部(520)を例示したが、これらに限定されず、図示しないが、例えばステッピングモータ(410)のモータ軸に、当該モータ軸と一体的に回転する被検出部を形成してもよい。また、「被検出部(420)」を、凸状や透孔状、或いは穴状に形成したが、これに限定されず、凹状に形成してもよい。
ここで、「リール検出手段(430)」としては、「フォトインタラプタ」(通過型光センサ)を例示したが、これに限定されず、機械的に検出するセンサ(例えばマイクロスイッチ)や磁気的に検出するセンサ(例えば磁気センサ)から構成してもよい。
ここで、「所定量」として、図柄(61)の停止位置を1コマ分(例えば図15参照)や、半コマ分(例えば図17参照)、ずらした場合を例示したが、これに限定されず、2コマ分以上ずらしてもよいし、或いは半コマ、すなわち1/2単位でなく、1/3、1/4、1/5のように分母を変化させてもよい。
ここで、「所定量、変化させる」としては、カウントしたステップ数をリセットするタイミングを1コマ分や半コマ分、ずらすことに実現したが、これに限定されず、コマ数をカウントさせ、コマ数のカウント値のリセットのタイミングを1コマ分や半コマ分、ずらすことに実現してもよい。
第1の特徴点の作用効果は、次の通りである。
すなわち、第1の特徴点によれば、検出した回転リールの回転位置を所定量、変化させることで、役抽選の結果に対し、回転リールの回転位置のずらし量の決定、回転リールの回転位置を検出するための被検出片等の物理的手段の位置、及び回転リールの停止制御を変更することなく、回転リールの停止位置を簡便に変化させることができる。
付随的な効果としては、次の効果がある。
ここで、「回転リールの回転位置を検出するための被検出片等の物理的手段の位置」とは、例えば「被検出片等の物理的手段の位置」の変更を意味する。例えば、回転リールのリール軸を中心とする円周に沿って、被検出片の位置を駆動機構等で移動させることで、回転リールの停止位置を変化させることが仮にできたとしても、このような構成を採用することなく、第1の特徴点を採用することで、回転リールの停止位置を変化させることができる利点がある。また、回転リールのリール軸を中心とする円周に沿って、「フォトインタラプタ」(透過型光センサ)等の「リール検出手段」側の位置を駆動機構等で移動させることで、回転リールの停止位置を変化させることが仮にできたとしても、このような構成を採用することなく、第1の特徴点を採用することで、回転リールの停止位置を変化させることができる利点がある。
第一に、設定変更時、回転リールを手動で動かした際に発生する、いわゆる「ガックン」を電断時に本構成を採用して再調整を行うことで、一律に発生させることも可能であり、いわゆる朝一の有利不利という点の対策が可能となる、という効果がある。
第二に、遊技状態を移行させる移行役の場合、本構成を採用して、停止ライン上に停止する図柄を変化させることにより、見た目上、異なる表示形態を実現可能になる、という効果がある。
第三に、2コマ図柄を停止可能な契機に、本構成を採用して、停止ラインに対して図柄をずらした位置に停止させることにより、リールの中央に2コマ図柄を停止可能になる、という効果がある。
(2−1)第2の特徴点の構成
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点に加え、次の通りである。
所定量は、停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量である。
第2の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量」は、例えば図11に示す図柄番号の「1個」分に相当する「コマ数」を意味する。「停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量」を変化させた結果が、例えば図15(b)に示す通りである。なお、図15(a)は変化させる前の状態を示している。また、3個のリール(64,66,68)を全て変化させた場合のほか、3個のリール(64,66,68)のうち、1個、或いは2個を変化させてもよく、中リール(66)と右リール(68)との計2個を変化させた場合を、例えば図16に例示する。
第2の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「停止ライン上に停止する図柄(61)を変化させる量」として、1コマ分(例えば図15参照)、ずらした場合を例示したが、これに限定されず、2コマ分以上ずらしてもよい。
第2の特徴点は、上記した第1の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第2の特徴点によれば、停止ライン上に停止する図柄を変化させることができる。
(3−1)第3の特徴点の構成
第3の特徴点は、上記した第1の特徴点又は第2の特徴点に加え、次の通りである。
所定量は、停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量である。
第3の特徴点と実施の形態との対応関係は、次の通りである。
ここで、「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」は、例えば図11に示す図柄番号の「1個」分を「1コマ」とした場合に、「0コマ」を超え、「1コマ」未満の量であり、例えば「半コマ分」が相当する。「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」を変化させた結果が、例えば図17(b)に示す通りである。なお、図17(a)は変化させる前の状態を示している。また、3個のリール(64,66,68)を全て変化させた場合のほか、3個のリール(64,66,68)のうち、1個、或いは2個を変化させてもよい。
第3の特徴点のバリエーションは、次の通りである。
ここで、「停止ラインに対して図柄(61)をずらした位置に停止させる量」として、半コマ分(例えば図17参照)、ずらした場合を例示したが、これに限定されず、半コマ、すなわち1/2単位でなく、1/3、1/4、1/5のように分母を変化させてもよい。
第3の特徴点は、上記した第1の特徴点又は第2の特徴点の作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
すなわち、第3の特徴点によれば、停止ラインに対して図柄をずらした位置に停止させることができる。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 払出手段
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄 62 回転リール
63 リールテープ 64 左リール
66 中リール 68 右リール
70 演出手段
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 画像表示部 86 有効ライン
100 遊技制御手段 200 メイン制御手段
210 役抽選手段 220 停止制御手段
221 モータ制御手段 222 ステップ数カウント手段
223 ステップ数リセット手段 224 リール回転位置変化手段
230 遊技結果判定手段
240 遊技状態制御手段 241 一般遊技制御手段
242 ボーナス内部中遊技制御手段 243 ボーナス遊技制御手段
244 ノーマル状態制御手段 245 シングルボーナス状態制御手段
250 メイン側共通制御手段
251 メイン側通常状態制御手段 252 メイン側AT準備状態制御手段
253 メイン側AT状態制御手段 254 AT抽選手段
260 払出制御手段 270 送信制御手段
300 サブ制御手段 310 受信制御手段
320 サブ側共通制御手段 321 サブ側通常状態制御手段
322 サブ側AT準備状態制御手段 323 サブ側AT状態制御手段
330 報知制御手段
400 フレーム 410 ステッピングモータ
420 被検出部 430 リール検出手段
(第2の実施の形態)
500 下側図柄 510 上側図柄
(第3の実施の形態)
600 ステッピングモータ
610 第1歯車 620 第2歯車
630 被検出部 640 リール検出手段
Claims (3)
- 複数の図柄が個別に表示された複数の回転リールを個別に回転可能なリールユニットと、
遊技者の操作により前記複数の回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記複数の回転リールの各々に対応して設けられ、遊技者の操作により回転中の前記複数の回転リールを個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
前記複数の回転リールの停止表示された図柄の組み合わせに基づいて、所定の遊技媒体を払い出し可能な払出手段と、
遊技の進行に応じ、各種の演出を実行する演出手段と、
前記リールユニット、前記スタートスイッチ、前記複数のストップスイッチ、前記払出手段及び前記演出手段がそれぞれ接続され、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、を備え、
前記リールユニットは、
前記回転リール上に所定の間隔で前記図柄が配置され、前記各回転リールを個別に回転可能なステッピングモータと、
前記各回転リールに関して、個別に設けられ、前記ステッピングモータ、又は当該回転リールの回転に基づいて回転する前記回転リールの回転位置を検出するための被検出部と、
前記各被検出部を検出するリール検出手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、
前記スタートスイッチの操作に基づき役抽選を実行するための役抽選手段と、
前記役抽選手段による役抽選の結果、前記ストップスイッチの停止操作タイミング、及び前記ステッピングモータを駆動させるための駆動パルスのカウント値に基づいて前記回転リールの停止制御を実行する停止制御手段と、を備え、
前記停止制御手段は、
前記リール検出手段の検出結果に基づいて、前記カウント値をリセットするリセット手段と、
前記リール検出手段の検出結果に基づいて、前記回転リールの回転リール回転位置を検出するとともに、前記役抽選の結果又は遊技状態に基づいて、前記リセットするタイミングを変化させない場合は、前記被検出部の検出時点で前記リセット手段により前記カウント値をリセットさせ、前記リセットするタイミングを変化させる場合は、前記被検出部の検出時点に対し、所定量進んだ位置のみで前記リセット手段により前記カウント値をリセットさせることにより、前記検出した回転リールの回転位置を所定量、変化させるリール回転位置変化手段と、
を備えていることを特徴とする遊技機。 - 前記所定量は、
停止ライン上に停止する前記図柄を変化させる量である、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記所定量は、
停止ラインに対して前記図柄をずらした位置に停止させる量である、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155171A JP6141922B2 (ja) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015155171A JP6141922B2 (ja) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017029575A JP2017029575A (ja) | 2017-02-09 |
JP6141922B2 true JP6141922B2 (ja) | 2017-06-07 |
Family
ID=57985498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015155171A Expired - Fee Related JP6141922B2 (ja) | 2015-08-05 | 2015-08-05 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6141922B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4135858B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2008-08-20 | 株式会社オリンピア | スロットマシン |
JP6072636B2 (ja) * | 2013-07-22 | 2017-02-01 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP6301100B2 (ja) * | 2013-10-16 | 2018-03-28 | 株式会社三共 | スロットマシン |
-
2015
- 2015-08-05 JP JP2015155171A patent/JP6141922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017029575A (ja) | 2017-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5953517B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5754061B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5721297B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6461726B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010246627A (ja) | 遊技機 | |
JP2013132365A (ja) | 遊技機 | |
JP2014210063A (ja) | 遊技機 | |
JP2019024557A (ja) | スロットマシン | |
JP6339127B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006326048A (ja) | 遊技機 | |
JP2007029240A (ja) | 遊技機 | |
JP6361989B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6141922B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5957510B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2014054396A (ja) | 遊技機 | |
JP5725387B1 (ja) | 遊技機 | |
JP5990727B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6593849B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2004089627A (ja) | スロットマシン及び制御プログラム | |
JP6635436B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6326531B1 (ja) | 遊技機 | |
JP4111587B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016043063A (ja) | 遊技機 | |
JP2019187804A (ja) | 遊技機 | |
JP2010035929A (ja) | スロットマシン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160621 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20161118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6141922 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |