JP6140382B2 - 海中付着生物忌避組成物 - Google Patents

海中付着生物忌避組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6140382B2
JP6140382B2 JP2017509797A JP2017509797A JP6140382B2 JP 6140382 B2 JP6140382 B2 JP 6140382B2 JP 2017509797 A JP2017509797 A JP 2017509797A JP 2017509797 A JP2017509797 A JP 2017509797A JP 6140382 B2 JP6140382 B2 JP 6140382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
added
mixture
ethyl acetate
water
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017509797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016204127A1 (ja
Inventor
健一 江口
健一 江口
朗 大平
朗 大平
克和 北野
克和 北野
一成 倉又
一成 倉又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASSERU CHEMICAL CO., LTD.
Original Assignee
BASSERU CHEMICAL CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASSERU CHEMICAL CO., LTD. filed Critical BASSERU CHEMICAL CO., LTD.
Application granted granted Critical
Publication of JP6140382B2 publication Critical patent/JP6140382B2/ja
Publication of JPWO2016204127A1 publication Critical patent/JPWO2016204127A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C255/57Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and carboxyl groups, other than cyano groups, bound to the carbon skeleton
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/34Nitriles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having a double or triple bond to nitrogen, e.g. cyanates, cyanamides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/01Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C255/06Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic and unsaturated carbon skeleton
    • C07C255/07Mononitriles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C255/50Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C255/54Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and etherified hydroxy groups bound to the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C291/00Compounds containing carbon and nitrogen and having functional groups not covered by groups C07C201/00 - C07C281/00
    • C07C291/10Isocyanides

Description

本発明は、海洋有害付着生物による海中汚損を防除するための、特にヒドロ虫類に対して顕著な防汚効果を発揮する、海中付着生物忌避組成物に関する。
汚損生物として知られているフジツボ類、ヒドロ虫類、イガイ類、コケムシ類、藻類などの海洋有害付着生物は、船底、養殖用漁網、定置網、ブイ、海底油田リグ等の海中構築物、火力発電所等の臨海工場の冷却水取水路、熱交換器冷却水配管系、水族館、栽培漁業センター等の海水取水施設に付着して多大な損害を与えている。これら生物の防除には、従来tributyltin oxide(TBTO)などの有機スズ化合物や亜酸化銅などの重金属を含む防汚剤が主に使われてきた。
有機スズ系防汚塗料は優れた防汚効果を有する塗料で船底塗料として広く用いられてきたが、使用量が増大するにつれて巻貝の不妊化や他の海産生物に対して影響を及ぼすことが分かってきた。そのため、2008年から世界的に全面的な使用の規制に至っている。亜酸化銅は多量に使用されているヨットハーバーなどの場所では海底に蓄積され、海洋生物に影響をおよぼす懸念が生じる濃度に達している例が報告されている。現在、経済的で無公害の付着生物対策が緊急な課題であり、その中で天然の生体間作用物質(フェロモンやアレロケミカルなど他個体に影響を及ぼす生体物質)を利用して付着を制御する方法などが考えられている。
また特許文献1には、海洋有害付着生物に対する防汚剤が提案されている。しかしインキュベータ内でのタテジマフジツボのキプリス幼生に対する忌避活性試験をし、防汚剤の付着阻害率と死亡率が示されているが、所詮インキュベータ内での試験であり、この防汚剤を含有してなる防汚剤組成物の防汚効果に関しては一切の示唆はなく、さらにはタテジマフジツボ以外のヒドロ虫類、イガイ類、コケムシ類、藻類に対しての効果は何ら検討もされてはいない。また、この技術分野においては、インビトロでの評価が高いからといって、海流や他生物の介在等の多様なパラメーターが実際の海洋試験においては、所望の効果が奏されないことが少なからずあることが知られている。
特開2002−370907号公報
本発明は、従来使用されてきた有機スズ化合物とは異なり、魚介類または人体にも安全性が高いと考えられ、また比較的容易に化学合成可能な、さらにはフジツボ類以外の海洋有害付着生物、特にヒドロ虫類に対して顕著な防汚効果を発揮する化合物を含有する海中付着生物忌避組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、所定の化合物と塗膜形成剤を含む組成物が、フジツボ類以外の海洋有害付着生物、特にヒドロ虫類に対して、実際の海洋中で顕著な防汚効果を発揮することができることを初めて見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
[1]
下記式
Figure 0006140382

(式中、Rは、ベンジル、C3〜11のアルキル、C3〜11のアルケニル、C2〜9の分岐アルケニル、C3〜9の分岐アルキル及び−CHOAcからなる群から選択される)で表される化合物。
[2]
Figure 0006140382

で表される、[1]に記載の化合物。
[3]
Figure 0006140382

(式中、Rは、C1〜6のアルキル、C2〜6のアルケニル、ハロゲン、−C(=O)O−CC1〜6のアルキル、ニトロ及び−O−C1〜6のアルキルからなる群から選択される)で表される化合物。
[4]
Figure 0006140382
で表される、[3]に記載の化合物。
[5]
[1]〜[4]に記載の化合物及び塗膜形成剤を含む、海中付着生物忌避組成物。
[6]
化合物が、
Figure 0006140382
で表される、[5]に記載の海中付着生物忌避組成物。
[7]
海中付着生物が、ヒドロ虫類である、[6]に記載の海中付着生物忌避組成物。
[8]
さらに、親水性親油性バランス(HLB)が2〜12のポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンを含む、[5]〜[7]に記載の海中付着生物忌避組成物。
本発明の海中付着生物忌避組成物は、フジツボ類以外の海洋有害付着生物、特にヒドロ虫類に対して顕著な防汚効果を発揮する。
本発明の塗膜形成剤には、樹脂ビヒクルを含むことができる。樹脂ビヒクルとしては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ロジン、ロジンエステル、ロジン系石鹸、塩化ビニル系樹脂、塩化ゴム樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ポリアミド樹脂、石油系樹脂、油系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂ビヒクルは1種のみで用いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい。樹脂ビヒクルの分子量は、通常重量平均分子量で100万以下であり、好ましくは200〜200,000である。
また、本発明の塗膜形成剤には、通常溶剤を含むことができる。溶剤としては、特に限定されるものではなく種々の溶剤が使用でき、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼンなどの芳香族系炭化水素溶剤、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどのアルコール系溶剤、酢酸エチルなどのエステル系溶剤、アセトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤などが挙げられる。これらの溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、本発明の塗膜形成剤には、ジターシャリーノニルポリサルファイド、ポリブデン、流動パラフィンや、α−オレフィン共重合体、トリクレジルフォスフェートなどの可塑剤も加えることができる。
また、本発明の塗膜形成剤には、顔料、その他の添加剤、例えばポリアマイド燐酸系、ポリアマイド系、不飽和ポリカルボン酸系などの分散剤、消泡剤、タレ止め剤などを添加することができる。
また、本発明の塗膜形成剤には、シリコーンオイルを添加することができる。これらのシリコーンオイルとしては、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、メチルフェニルシロキサン−ジメチルシロキサン共重合体、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリメチルアルキルシロキサン、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、フロロシリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、その他各種官能基による変性シリコーンオイルなどが挙げられるが、これらに限られるものではない。これらのシリコーンオイルのうち、特に好ましいものは、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンである。特に好ましいポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンは、親水性親油性バランス(HLB)が、好ましくは、1〜15、より好ましくは、2〜12のポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンである。これらのシリコーンオイルは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組合せても良い。
更に、本発明の海中付着生物忌避組成物には、防汚薬剤を添加しても良い。これらの薬剤としては、ビスジメチルジチオカルバモイルジンクエチレンビスジチオカーバメート、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、トリフェニル(n−オクタデシルアミン)ボロン、トリフェニル[3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピルアミン]ボロン、ピリジン−トリフェニルボラン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、銅、亜酸化銅、チオシアン酸第一銅、ビス−2−ピリジンチオール銅塩、ビス(2−メルカプトピリジン−N−オキシド)亜鉛II、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジンクエチレンビスジチオカーバメート、3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチルウレア、ジクロロ−N−[(ジメチルアミノ)スルフォニル]フルオロ−N−(P−トリル)メタンスルフェンアミド、N,N−ジメチル−N−フェニル−N−(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、N−(2,4,6−トリクロロフェニル)マレイミド、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリルなどが挙げられる。
本発明の組成物は、塗料、溶液、乳剤、カプセル剤等の形に調製して使用される。これらの調製は通常行われる一般的な処方を採用して実施できる。例えば、塗料として使用する場合は、本発明の組成物を調製し、これを船底、水中構築物、冷却用取水路等に塗布することができる。この際使用される塗膜形成剤としては、例えば油ワニス、合成樹脂、人造ゴム等が挙げられる。組成物には所望に応じ更に溶剤、体質顔料等を加えることができる。この場合、本発明の組成物は塗料の重量に基づき0.1〜50%、好ましくは1〜30%の割合で配合される。
本発明の組成物を溶媒に溶解した溶液とし、これを水中生物の付着繁殖を防止する目的で養殖漁網、定置漁網等に塗布することができる。塗膜形成剤としては、例えば天然樹脂、合成樹脂、人造ゴム等が使用され、溶媒としてはトルエン、キシレン、クメン、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン、メタノール等が使用される。この溶液には必要に応じ、可塑剤等の添加剤を加えることができる。溶液として使用する場合、本発明の組成物は溶液の重量に基づき0.1〜100%、好ましくは0.1〜30%の割合で配合される。乳剤として使用する場合は、溶媒中に本発明の組成物を溶解し、更に界面活性剤を添加して常法により乳剤を調製する。界面活性剤としては、普通一般のものが用いられる。乳剤として用いる場合、本発明の組成物は乳剤の重量に基づき0.1〜80%、好ましくは0.1〜30%の割合で配合される。カプセル剤として使用する場合は、カプセルの中にmMオーダーの組成物を包含させ、少しずつ放出、拡散するようにして漁網等に取り付ける。また本発明の組成物は、養殖漁網、定置網等水中使用物素材の高分子樹脂に練りこんで用いてもよい。
各化合物の調製
[AF−149]
文献(SYNTHESIS、2011、No.20、pp3225−3234)の方法に従い合成した。
[AF−153]
4−アミノフェノール25gをギ酸エチル250mLに懸濁し、p−トルエンスルホン酸・一水和物4.36gを加え、24時間加熱還流した後、溶媒を減圧化留去し、N−(4−ヒドロキシフェニル)ホルムアミドの混合物(A)を32g得た。(A)18gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム36g、酢酸2−ブロモエチルエステル33gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、酢酸2−(4−フォルムアミドフェノキシ)エチルエステル14gを得た。酢酸2−(4−フォルムアミドフェノキシ)エチルエステル14gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル16gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=10/1)により精製し、酢酸2−(4−イソシアノフェノキシ)エチルエステル[AF−153]を9.2g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.29(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、4.46−4.40(4H、m)、2.04(3H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:170.1、162.7(br)、159.3、127.5、119.4(t、J=12.4Hz)、114.9、66.7、64.0
[AF−154]
(A)18gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム36g、1−ブロモヘキサン32.5gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド21.5gを得た。N−(4−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド15gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル17gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−(ヘキシルオキシ)−4−イソシアノベンゼン[AF−154]を10g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.29(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、3.95(2H、t、J=6.6Hz)、1.78(2H、quint、J=6.6Hz)、1.50−1.33(6H、m)、0.89(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.4、159.4、127.6、119.1(t、J=12.4Hz)、114.9、68.3、31.7、29.2、25.6、22.7、14.1
[AF−155]
(A)15gをDMF200mLに溶解し、炭酸カリウム30g、1−ブロモ−3−メチルブタン25gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−(イソペンチルオキシ)フェニル)ホルムアミド19gを得た。N−(4−(イソペンチルオキシ)フェニル)ホルムアミド15gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル18gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−(イソペンチルオキシ)ベンゼン[AF−155]を11.2g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.29(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、3.98(2H、t、J=6.6Hz)、1.82(1H、septet、J=6.6Hz)、1.68(1H、q、J=6.6Hz)、0.96(6H、d、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.5、159.4、127.5、119.1(t、J=12.4Hz)、114.9、66.7、37.6、24.9、22.4
[AF−158]
(A)12gをDMF180mLに溶解し、炭酸カリウム24g、シトロネリルクロリド18gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−((3、7−ジメチル−6−オクテン−1−イル)オキシ)フェニルホルムアミド14.5gを得た。N−(4−((3、7−ジメチル−−6−オクテン−1−イル)オキシ)フェニルホルムアミド14gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル12.8gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−((3、7−ジメチル−6−オクテン−1−イル)オキシ)−4−イソシアノベンゼン[AF−158]を10g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.29(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、5.21−5.19(1H、m)、3.97(2H、t、J=6.6Hz)、1.96−1.92(2H、m)、1.82(3H、s)、1.70(3H、s)、1.66−1.36(5H、m)、0.95(3H、d、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.5、159.4、131.3、127.5、124.7、119.1(t、J=12.4Hz)、114.9、66.2、38.1、37.4、30.8、24.6、24.4、21.1、18.5
[AF−159]
(A)20gをDMF230mLに溶解し、炭酸カリウム40g、1−ブロモ−3−メチル−2−ブテン34gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−((3−メチル−2−ブテン−1−イル)オキシ)フェニル)ホルムアミド13.3gを得た。N−(4−((3−メチル−2−ブテン−1−イル)オキシ)フェニル)ホルムアミド13gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル16.4gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−((3−メチル−2−ブテン−1−イル)オキシ)ベンゼン[AF−159]を10g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.16(2H、d、J=8.1Hz)、6.78(2H、d、J=8.1Hz)、5.41−5.37(1H、m)、4.70−4.66(2H、m)、1.82(3H、s)、1.70(3H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.5、159.4、138.4、127.9、119.8(t、J=12.4Hz)、119.6、114.6、65.7、24.6、18.6
[AF−169]
(A)16gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム35g、(2−ブロモエチル)ベンゼン25gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−フェネトキシフェニル)ホルムアミド20gを得た。N−(4−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド13.8gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル14.4gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−フェネトキシベンゼン[AF−169]を11g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.35−7.23(7H、m)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、4.17(2H、t、J=6.6Hz)、3.10(2H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.7、158.9、158.3、129.5、127.7、121.2、119.6(t、J=12.4Hz)、115.2、114.6、66.8、66.1
[AF−170]
(A)15gをDMF200mLに溶解し、炭酸カリウム30g、1−ブロオクタン24.8gを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、N−(4−(オクチルオキシ)フェニル)ホルムアミド20gを得た。N−(4−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド15gを塩化メチレン100mLに溶解し、トリエチルアミン100mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル16.5gを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−(オクチルオキシ)ベンゼン[AF−170]を10.8g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.29(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、3.95(2H、t、J=6.6Hz)、1.78(1H、quint、J=6.6Hz)、1.50−1.30(10H、m)、0.89(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.4、159.4、127.6、119.1(t、J=12.4Hz)、114.9、68.3、31.7、29.2、29.1、29.0、25.8、22.5、14.0
AF−173
(A)26.9gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム52g、1−ブロモノナン25mLを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、N−(4−(ノニルオキシ)フェニル)ホルムアミド26.1gを得た。N−(4−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド26.1gをテトラヒドロフラン250mLに溶解し、トリエチルアミン42mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル20mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−(ノニルオキシ)ベンゼン[AF−173]を15.7g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.28(2H、d、J=8.1Hz)、6.84(2H、d、J=8.1Hz)、3.94(2H、t、J=6.6Hz)、1.77(2H、quint、J=6.6Hz)、1.47−1.15(12H、m)、0.87(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.9、159.5、127.7、119.3(t、J=12.4Hz)、114.8、68.5、31.9、29.6、29.4、29.3、29.1、26.0、22.7、14.2
AF−174
(A)21.2gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム43g、1−ブロモウンデカン21mLを加え、60℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、N−(4−(ウンデシルオキシ)フェニル)ホルムアミド18.3gを得た。N−(4−(ウンデシルオキシ)フェニル)ホルムアミド18.3gをテトラヒドロフラン250mLに溶解し、トリエチルアミン25mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル12mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−(ウンデシルオキシ)ベンゼン[AF−174]を12.4g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.30(2H、d、J=8.1Hz)、6.84(2H、d、J=8.1Hz)、3.94(2H、t、J=6.6Hz)、1.77(2H、quint、J=6.6Hz)、1.48−1.18(16H、m)、0.87(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.9、159.6、127.7、119.3(t、J=12.4Hz)、115.1、68.5、32.0、29.72、29.70、29.65、29.5、29.4、29.2、26.2、22.8、14.2
AF−175
(A)11.2gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム16.7g、11−ブロモ−1−ウンデセン20.7gを加え、80℃で18時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、N−(4−(10−ウンデセニルオキシ)フェニル)ホルムアミド11.9gを得た。N−(4−(10−ウンデセニルオキシ)フェニル)ホルムアミド11.9gをテトラヒドロフラン100mLに溶解し、トリエチルアミン18mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル8.3mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−(10−ウンデセニルオキシ)ベンゼン[AF−175]を7.5g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.30(2H、d、J=8.1Hz)、6.85(2H、d、J=8.1Hz)、5.85−5.78(1H、m)、5.01−4.98(1H、m)、4.94−4.92(1H、m)、3.95(2H、t、J=6.6Hz)、2.04(2H、q、J=7.3Hz)、1.77(2H、quint、J=6.6Hz)、1.48−1.18(16H、m)、0.87(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.6、159.5、139.2、127.7、119.3(t、J=12.4Hz)、115.1、114.2、68.5、33.8、29.5、29.4、29.2、29.1、29.0、26.0
AF−176
2−アミノフェノール25gをギ酸エチル350mLに懸濁し、p−トルエンスルホン酸・一水和物4.35gを加え、24時間加熱還流した後、溶媒を減圧化留去し、N−(2−ヒドロキシフェニル)ホルムアミドの混合物(B)を46.2g得た。(B)46.2gをDMF250mLに溶解し、炭酸カリウム48g、1−ブロオクタン58mLを加え、80℃で22時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(2−(オクチルオキシ)フェニル)ホルムアミド34.7gを得た。N−(2−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド17.9gをテトラヒドロフラン100mLに溶解し、トリエチルアミン30mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル14mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−2−(オクチルオキシ)ベンゼン[AF−176]を11.4g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.33−7.28(2H、m)、6.93−6.87(2H、m)、4.04(2H、t、J=6.6Hz)、1.80−1.82(2H、m)、1.49(1H、quint、J=6.6Hz)、1.39−1.23(8H、m)、0.88(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:167.2、154.7、130.4、127.7、120.3(t、J=12.4Hz)、116.5、112.8、69.1、31.9、29.4、29.3、29.1、26.0、22.7、14.2
AF−177
3−アミノフェノール25gをギ酸エチル250mLに懸濁し、p−トルエンスルホン酸・一水和物4.37gを加え、24時間加熱還流した後、溶媒を減圧化留去し、N−(3−ヒドロキシフェニル)ホルムアミドの混合物(C)を38.8g得た。(C)38.8gをDMF300mLに溶解し、炭酸カリウム50g、1−ブロオクタン73mLを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(3−(オクチルオキシ)フェニル)ホルムアミド23.6gを得た。N−(3−(ヘキシルオキシ)フェニル)ホルムアミド17.9gをテトラヒドロフラン150mLに溶解し、トリエチルアミン40mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル18mLを加え、室温に戻しながら3時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−3−(オクチルオキシ)ベンゼン[AF−176]を13.2g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.28−7.23(1H、m)、6.94−6.90(2H、m)、6.87−6.86(1H、m)、3.93(2H、t、J=6.6Hz)、1.79−1.74(2H、m)、1.43(1H、quint、J=6.6Hz)、1.36−1.23(8H、m)、0.88(3H、t、J=6.6Hz)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:164.1、159.7、130.2、127.4、118.4(t、J=12.4Hz)、116.1、112.4、68.5、31.9、29.4、29.3、29.1、26.1、22.8、14.2
AF−178
(A)11.2gをDMF100mLに溶解し、炭酸カリウム22.6g、α−クロロ−p−キシレン12.9mL、テトラブチルアンモニウムヨージド530mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製し、N−(4−((4−メチルベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド10.7gを得た。N−(4−((4−メチルベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド13.7gをテトラヒドロフラン200mLに溶解し、トリエチルアミン24mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル10mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−((4−メチルベンジル)オキシ)ベンゼン[AF−178]を9.8g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.31−7.27(4H、m)、7.20(2H、d、J=8.2Hz)、6.92(2H、d、J=8.9Hz)、5.02(2H、s)、2.36(3H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.5、158.9、138.1、132.8、129.3、127.7、127.5、119.5(t、J=12.4Hz)、115.3、70.2、21.2
AF−179
(A)13.7gをDMF100mLに溶解し、炭酸カリウム27.6g、4−クロロスチレン16.9mL、テトラブチルアンモニウムヨージド370mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(4−((4−ビニルベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド18.3gを得た。N−(4−((4−ビニルベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド18.3gをテトラヒドロフラン200mLに溶解し、トリエチルアミン30mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル14mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−イソシアノ−4−((4−ビニルベンジル)オキシ)ベンゼン[AF−179]を13.1g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.43(2H、d、J=8.2Hz)、7.36(2H、d、J=8.2Hz)、7.30(2H、d、J=8.9Hz)、6.93(2H、d、J=8.9Hz)、6.72(1H、dd、J=17.9、11.0Hz)、5.77(1H、d、J=17.9Hz)、5.27(1H、d、J=17.9、11.0Hz)、5.06(2H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.6、158.9、137.6、136.2、135.4、127.6、127.6、126.5、119.7(t、J=12.4Hz)、115.5、114.4、70.1
AF−180
(A)16.3gをDMF100mLに溶解し、炭酸カリウム33.8g、4−クロロベンジルクロリド16.9mL、テトラブチルアンモニウムヨージド450mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド27.0gを得た。N−(4−((4−クロロベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド14.0gをテトラヒドロフラン200mLに溶解し、トリエチルアミン22.4mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル10.4mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−クロロ−4−((4−イソシアノフェノキシ)メチル)ベンゼン[AF−180]を12g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.36(2H、d、J=8.9Hz)、7.34(2H、d、J=8.9Hz)、7.30(2H、d、J=8.9Hz)、6.92(2H、d、J=8.9Hz)、5.03(2H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.7、158.7、134.4、134.1、128.9、128.7、127.8、119.8(t、J=12.4Hz)、115.4、69.5
AF−181
(A)11.0gをDMF100mLに溶解し、炭酸カリウム22.1g、4−ブロモベンジルブロミド24.0g、テトラブチルアンモニウムヨージド300mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(4−((4−ブロモベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド15.9gを得た。N−(4−((4−ブロモベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド5.14gをテトラヒドロフラン200mLに溶解し、トリエチルアミン7.0mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル3.3mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、1−ブロモ−4−((4−イソシアノフェノキシ)メチル)ベンゼン[AF−181]を3.0g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.52(2H、d、J=8.9Hz)、7.31(2H、d、J=8.9Hz)、7.28(2H、d、J=8.9Hz)、6.91(2H、d、J=8.9Hz)、5.02(2H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.7、158.6、135.0、131.8、129.0、127.8、122.2、119.9(t、J=12.4Hz)、115.4、69.5
AF−182
(A)13.8gをアセトニトリル200mLに溶解し、炭酸カリウム27.6g、(4−クロロメチル)安息香酸メチル22.3g、テトラブチルアンモニウムヨージド395mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、4−((4−ホルムアミドフェノキシ)メチル)安息香酸メチル27.4gを得た。4−((4−ホルムアミドフェノキシ)メチル)安息香酸メチル6.9gをジクロロメタン200mLに溶解し、トリエチルアミン10.0mLを加えた後、氷浴冷却下、オキシ塩化リン3.0mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=20/1)により精製し、4−((4−イソシアノフェノキシ)メチル)安息香酸メチル[AF−182]を3.5g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:8.06(2H、d、J=8.2Hz)、7.48(2H、d、J=8.2Hz)、7.31(2H、d、J=8.9Hz)、6.93(2H、d、J=8.9Hz)、5.14(2H、s)、3.93(3H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:166.6、162.9、158.6、141.1、130.0、129.9、127.8、126.9、120.0(t、J=12.4Hz)、115.4、69.6、52.2
AF−183
(A)2.75gをアセトニトリル30mLに溶解し、炭酸カリウム5.52g、4−メトキシベンジルクロリド3.25mL、テトラブチルアンモニウムヨージド73.8mgを加え、80℃で48時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、N−(4−((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド6.9gを得た。N−(4−((4−メトキシベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド6.9gをジクロロメタン200mLに溶解し、トリエチルアミン10.0mLを加えた後、氷浴冷却下、オキシ塩化リン3.0mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン100%)により精製し、1−イソシアノ−4−((4−メトキシベンジル)オキシ)ベンゼン[AF−183]を600mg得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:7.33(2H、d、J=8.9Hz)、7.30(2H、d、J=8.9Hz)、6.92(2H、d、J=8.9Hz)、6.91(2H、d、J=8.9Hz)、4.99(2H、s)、3.82(3H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:162.5、159.6、159.0、129.2、127.9、127.7、、119.6(t、J=12.4Hz)、115.4、114.1、70.1、55.3
AF−184
(A)13.7gをアセトニトリル200mLに溶解し、炭酸カリウム27.9g、4−ニトロベンジルブロミド21.7g、テトラブチルアンモニウムヨージド405mgを加え、80℃で24時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物を再結晶(ヘキサン/酢酸エチル)により精製し、N−(4−((4−ニトロベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド22.6gを得た。N−(4−((4−ニトロベンジル)オキシ)フェニル)ホルムアミド22.6gをテトラヒドロフラン200mLに溶解し、トリエチルアミン34.7mLを加えた後、氷浴冷却下、ジクロロリン酸フェニル16.1mLを加え、室温に戻しながら2時間撹拌した。氷浴冷却下、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン100%)により精製し、1−イソシアノ−4−((4−ニトロベンジル)オキシ)ベンゼン[AF−184]を2.9g得た。
H−NMR(600MHz、CDCl、TMS)δ:8.26(2H、d、J=8.9Hz)、7.59(2H、d、J=8.9Hz)、7.34(2H、d、J=8.9Hz)、6.94(2H、d、J=8.9Hz)、5.18(2H、s)
13C−NMR(150.8MHz、CDCl、TMS)δ:163.1、158.2、147.7、143.3、128.0、127.6、123.9、120.3(t、J=12.4Hz)、115.4、68.9
AF−024
特許文献(特開2002−370907号公報)の方法に従い合成した。
AF−035
特許文献(特開2002−370907号公報)の方法に従い合成した。
AF−034
特許文献(特開2002−370907号公報)の方法に従い合成した。
AF−048
文献(BIOFOULING、2004、Vol.20、No.2、pp93−100)の方法に従い合成した。
Figure 0006140382

Figure 0006140382
上記化合物の中で、AF−024,AF−034,AF−035,AF−048は、特許文献1において、フジツボに対する50%付着疎外率(EC50)が、それぞれ、0.054、0.0084、0.03、0,019μg/mlであることが報告されている。残りの化合物のEC50は、いまだ知られていない。AF−034,AF−035,AF−048は、AF−024に比べてより低いEC50値を有していることから、実際の海洋試験での効果を示すための比較例として用いた。以下の実施例から明らかなとおり、AF−024は、AF−034、AF−035及びAF−048に対して格別に優れた忌避効果を示した。
漁網での試験
下表の組成物を、ポリエチレン無結節網(6節、400デニール、60本)に浸漬塗布して風乾した後に35cm×45cmの鉄枠に固定し、北海道根室市落石湾内筏の海面下3mに2015年4月14日より2015年12月15日まで浸漬保持した。
Figure 0006140382

Figure 0006140382

(注)
*1 シルコーンオイルKF−6020(商品名):ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(HBL=4)、信越化学工業(株)製
*2 アクリル樹脂:イソブチルメタクリレート・ブチルアクリレート共重合体、Tg=20℃
*3 ポリブデン0H(商品名):出光興産(株)製
試験結果
Figure 0006140382

(注)S:付着が全くない
A:付着がごくわずかにあり
B:付着が少しあり
C:付着がやや多い
D:付着がかなり多い
E:付着が非常に多い
下表の組成物を10cm×30cmの試験板に塗布乾燥し、長崎県平戸市木ケ津湾内筏の海面下1.5mに2015年3月24日より2016年4月26日まで浸漬保持した。
Figure 0006140382

Figure 0006140382

(注)
*1 シルコーンオイルKF−6020(商品名):ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン(HBL=4)、信越化学工業(株)製
*2 アクリル樹脂:イソブチルメタクリレート、Tg=48℃
*3 ポリブデン0H(商品名):出光興産(株)製
試験結果
Figure 0006140382

(注)S:付着が全くない
A:付着がごくわずかにあり
B:付着が少しあり
C:付着がやや多い
D:付着がかなり多い
E:付着が非常に多い
漁網での試験
下表の組成物を、ポリエチレン無結節網(6節、400デニール、60本)に浸漬塗布して風乾した後に35cm×45cmの鉄枠に固定し、北海道函館市臼尻町南かやべ漁業協同組合前漁港内筏の海面下3mに2015年5月28日より2015年9月8日まで浸漬保持した。
Figure 0006140382

(注)
※1 シリコーンオイルKF−6020(商品名):ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、信越化学工業(株)製 HLB=4
※2 シリコーンオイルKF−354L(商品名):ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン、信越化学工業(株)製 HLB=16
※3 シリコーンオイルKF−96(商品名):ジメチルシリコーンオイル信越化学工業(株)製 HLB=0
※4 アクリル樹脂:イソブチルメタクリレート・ブチルアクリレート共重合体。Tg=20℃
※5 ポリブデン0H(商品名):出光興産(株)製
試験結果
Figure 0006140382

(注)S:付着が全くない
A:付着がごくわずかにあり
B:付着が少しあり
C:付着がやや多い
D:付着がかなり多い
E:付着が非常に多い
本発明は、海中付着生物の忌避のために用いることができる。

Claims (2)

  1. 下記化合物:
    Figure 0006140382

    (式中、Rは、ハロゲンである)
    及び塗膜形成剤を含む、ヒドロ虫類忌避組成物。
  2. さらに、親水性親油性バランス(HLB)が2〜12のポリエーテル変性ポリジメチルシロキサンを含む、請求項に記載のヒドロ虫類忌避組成物。
JP2017509797A 2015-06-15 2016-06-14 海中付着生物忌避組成物 Active JP6140382B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JPPCT/JP2015/067180 2015-06-15
JP2015067180 2015-06-15
PCT/JP2016/067605 WO2016204127A1 (ja) 2015-06-15 2016-06-14 海中付着生物忌避組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6140382B2 true JP6140382B2 (ja) 2017-05-31
JPWO2016204127A1 JPWO2016204127A1 (ja) 2017-06-29

Family

ID=57545908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017509797A Active JP6140382B2 (ja) 2015-06-15 2016-06-14 海中付着生物忌避組成物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US20180072657A1 (ja)
EP (1) EP3309145A4 (ja)
JP (1) JP6140382B2 (ja)
KR (1) KR102001750B1 (ja)
CN (1) CN107428681B (ja)
CL (1) CL2017003160A1 (ja)
SG (2) SG11201707792VA (ja)
WO (1) WO2016204127A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019043899A (ja) * 2017-09-04 2019-03-22 バッセル化学株式会社 防汚組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09124586A (ja) * 1995-09-01 1997-05-13 Sagami Chem Res Center 抗菌防汚剤及びβ−フェニルエチルアミン誘導体
JP2002370907A (ja) * 2001-06-19 2002-12-24 Japan Science & Technology Corp 水中有害付着生物に対する防汚剤
JP2007100001A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Nkm Coatings Co Ltd 防汚塗料組成物およびそれを施工された漁網具
JP2015042622A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 国立大学法人東京農工大学 アミノ酸イソニトリル骨格を有する水中付着生物の防汚剤

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1476906A (en) * 1975-02-19 1977-06-16 Beecham Group Ltd Aromatic ethers and thioethers
GB2081707B (en) * 1980-06-09 1985-04-11 Secr Defence Liquid crystal aromatic nitrile ethers
KR20000071444A (ko) * 1999-04-07 2000-11-25 빌프리더 하이더 티아클로프리드를 포함하는 동식물침식오염방지용 조성물
WO2011051814A1 (en) * 2009-10-30 2011-05-05 Glaxo Group Limited Novel crystalline forms of (3r,6r) -3- (2, 3 -dihydro- 1h- inden- 2 -yl) - 1 - [ (1r) - 1 - (2, 6 - dimethyl - 3 - pyridinyl) - 2 - (4 -morpholinyl) -2-oxoethyl] -6- [(1s) - 1 -methylpropyl] -2,5- piperazinedione

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09124586A (ja) * 1995-09-01 1997-05-13 Sagami Chem Res Center 抗菌防汚剤及びβ−フェニルエチルアミン誘導体
JP2002370907A (ja) * 2001-06-19 2002-12-24 Japan Science & Technology Corp 水中有害付着生物に対する防汚剤
JP2007100001A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Nkm Coatings Co Ltd 防汚塗料組成物およびそれを施工された漁網具
JP2015042622A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 国立大学法人東京農工大学 アミノ酸イソニトリル骨格を有する水中付着生物の防汚剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP3309145A1 (en) 2018-04-18
SG10202010632XA (en) 2020-12-30
US20180072657A1 (en) 2018-03-15
CN107428681B (zh) 2020-10-27
CN107428681A (zh) 2017-12-01
WO2016204127A1 (ja) 2016-12-22
US20190161439A1 (en) 2019-05-30
EP3309145A4 (en) 2019-01-23
JPWO2016204127A1 (ja) 2017-06-29
SG11201707792VA (en) 2018-01-30
CL2017003160A1 (es) 2018-06-01
KR20170118148A (ko) 2017-10-24
KR102001750B1 (ko) 2019-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6140382B2 (ja) 海中付着生物忌避組成物
US4214909A (en) Aquatic antifouling method
EP0706758B1 (en) Marine antifouling agent
JP3091018B2 (ja) 海生付着生物の付着防止剤
Inoue et al. Isocyanides Derived from α, α‐Disubstituted Amino Acids: Synthesis and Antifouling Activity Assessment
JP4152092B2 (ja) 水中有害付着生物に対する防汚剤
Kitano et al. Synthesis and anti-barnacle activities of novel 3-isocyanotheonellin analogues
JP2001342192A (ja) ジアリールボラン−第1級アミン錯化合物及び水中付着生物防汚剤
JP2019043899A (ja) 防汚組成物
JP4920002B2 (ja) 水中有害付着生物に対する防汚剤
WO1997042823A1 (en) Use of organoboron compounds as antifouling agents
JPH0469192B2 (ja)
JP2899093B2 (ja) 水中生物付着防止剤
JP2002047112A (ja) チオシアネート系防汚剤および防汚塗料
JP4338023B2 (ja) イソチオシアネート系水中生物付着防止剤および生物付着防止塗料
JPS6225710B2 (ja)
JP3830832B2 (ja) チオシアネート系水中生物付着防止剤および水中生物付着防止塗料
JPH04202263A (ja) 防汚組成物
JP2023159371A (ja) 水中付着生物防汚剤
JPS6224022B2 (ja)
JPWO2010109855A1 (ja) 水中有害付着生物に対する防汚剤
JPH1171206A (ja) 生物付着防止剤
JPH11279008A (ja) 防汚剤
JPH06172682A (ja) 水中防汚剤
JPH10265305A (ja) 防汚剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170217

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170217

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6140382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250