JP6140289B2 - 変形吸収部材および燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、変形吸収部材および燃料電池に関する。
従来から、燃料電池は、セパレータと膜電極接合体とを交互に複数積層して構成している。燃料電池は、セパレータと膜電極接合体との積層数に応じて高出力を得られることから、その積層数を増加させることが望ましい。複数積層したセパレータと膜電極接合体とを互いに十分に密着させることによって、通電抵抗を低下させることができ、所期の電池性能が達成される。
ところで、アノード側セパレータおよびカソード側セパレータからなるセパレータユニットにおいて、アノード側セパレータの燃料ガス(水素)や冷却水の流路の部分、およびカソード側セパレータの酸化剤ガス(酸素を含有した空気または純酸素)や冷却水の流路の部分は、微細な凹凸形状から形成しており、寸法公差も大きい。
このため、セパレータユニットのアノード側セパレータの流路の部分と、カソード側セパレータの流路の部分との間に、バネ機能を備えた変形吸収部材に相当する与圧プレートを配設する構成がある。このような変形吸収部材を用いれば、セパレータユニットに高い押圧力を掛けても、流路となる凹凸形状の部分を破損させることなく、均一に押圧することが可能である(たとえば、特許文献1参照。)。
特許第4432518号公報
ここで、セパレータユニットを押圧することによって、その内部に配設した変形吸収部材に負荷が掛かっても、セパレータユニットや変形吸収部材そのものが破損しないように、変形吸収部材の起立片が受けることが可能な荷重を増加させることができる技術が要請されていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、起立片が受けることが可能な荷重を増加させることができる変形吸収部材、および変形吸収部材を配設した燃料電池の提供を目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る変形吸収部材は、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に配設して用いる。変形吸収部材は、薄板状の基材からなり、基端から延在した延在部の端部の部分を格子状に配置した複数の薄板状の起立片を備えている。起立片は、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、延在部の延在した方向と基板に沿って直交する方向において互いに隣り合う起立片同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片同士の基端の位置を、延在部の延在した方向に沿って少なくとも重畳する位置に配置している。
上記目的を達成する本発明に係る燃料電池は、セパレータユニットと、変形吸収部材と、を有している。セパレータユニットは、アノード側セパレータとカソード側セパレータとを備えている。変形吸収部材は、アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に配設し、薄板状の基材からなり、基端から延在した延在部の端部の部分を格子状に配置した複数の薄板状の起立片を備えている。起立片は、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、延在部の延在した方向と基板に沿って直交する方向において互いに隣り合う起立片同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片同士の基端の位置を、延在部の延在した方向に沿って少なくとも重畳する位置に配置している。
実施形態に係る燃料電池を示す斜視図である。 実施形態に係る燃料電池の一部を構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。 実施形態に係る燃料電池のセパレータユニットと変形吸収部材および膜電極接合体の一部を示す断面図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材を示す斜視図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材を示す側面図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材における起立片同士の密接具合を示す図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材における隣り合う行での起立片同士の間隔を示す模式図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材における隣り合う行での起立片同士のズレ量と外接円の直径との関係を示す図である。 実施形態に係る燃料電池の変形吸収部材における隣り合う行での起立片同士の間隔を異ならせた場合の耐荷重の特性を示す図である。 実施形態の変形例1に係る燃料電池の変形吸収部材を示す平面図である。 実施形態の変形例2に係る燃料電池の変形吸収部材を示す平面図である。 実施形態の変形例3に係る燃料電池の変形吸収部材を示す平面図である。 実施形態の変形例4に係る燃料電池の変形吸収部材を示す平面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面における部材の大きさや比率は、説明の都合上誇張され実際の大きさや比率とは異なる場合がある。
(実施形態)
実施形態に係る燃料電池1およびその燃料電池1に配設して用いる変形吸収部材20について、図1〜図9を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係る燃料電池1を示す斜視図である。図2は、燃料電池1の一部を構成部材毎に分解して示す分解斜視図である。図3は、燃料電池1のセパレータユニット10と変形吸収部材20および膜電極接合体30の一部を示す断面図である。図3は、図2の3−3線に沿って示している。図4は、燃料電池1の変形吸収部材20を示す斜視図である。図5は、燃料電池1の変形吸収部材20を示す側面図である。
図6は、燃料電池1の変形吸収部材20における起立片22同士の密接具合を示す図である。図7は、燃料電池1の変形吸収部材20における隣り合う行での起立片22同士の間隔を示す模式図である。図8は、燃料電池1の変形吸収部材20における図7に示す隣り合う行での起立片22同士のズレ量と外接円Sxの直径Dxとの関係を示す図である。図9は、燃料電池1の変形吸収部材20における隣り合う行での起立片22同士の間隔を異ならせた場合の耐荷重の特性を示す図である。
実施形態に係る燃料電池1は、電力を生成する燃料電池セル100、燃料電池セル100で生成された電力を外部に取り出す一対の集電板211および212、および複数積層した燃料電池セル100および一対の集電板211および212を保持する筺体300を含んでいる。以下、燃料電池1の各構成について、順に説明する。
燃料電池セル100は、図1〜図3に示し、複数積層された状態において、供給された燃料ガス(水素)と酸化剤ガス(酸素を含有した空気または純酸素)から電力を生成する。
燃料電池セル100は、セパレータユニット10、変形吸収部材20、および膜電極接合体30を含んでいる。以下、燃料電池セル100に含まれた各部材について説明する。
セパレータユニット10は、図2および図3に示し、隣り合う膜電極接合体30を隔離しつつ、膜電極接合体30で発生した電力を通電させ、かつ、燃料ガス(水素)または酸化剤ガス(酸素を含有した空気または純酸素)と冷却水との流路を備えている。セパレータユニット10は、アノード側セパレータ11とカソード側セパレータ12とを備えている。アノード側セパレータ11は、膜電極接合体30のアノード32に当接させている。アノード側セパレータ11は、導電性材料を有する金属からなり、アノード32よりも大きい薄板状に形成している。
アノード側セパレータ11の中央には、図3に示すように、燃料ガス(水素)と冷却水とを隔てて流す流路部11gを構成するように凹凸形状を一定の間隔で複数形成している。アノード側セパレータ11は、凹凸形状のうち、アノード32と接触して形成された閉空間を、アノード32に対して水素を供給するアノードガス流路13として用いている。一方、アノード側セパレータ11は、凹凸状の形状のうち、変形吸収部材20を介してカソード側セパレータ12との間に形成された閉空間を、冷却水を供給する冷却水流路14として用いている。
アノード側セパレータ11は、長方形状からなり、その長手方向の一端に、カソードガス供給口11a、冷却流体供給口11b、およびアノードガス供給口11cに相当する貫通孔を開口している。同様に、アノード側セパレータ11は、その長手方向の他端に、アノードガス排出口11d、冷却流体排出口11e、およびカソードガス排出口11fに相当する貫通孔を開口している。
カソード側セパレータ12は、膜電極接合体30のカソード33に当接させている。カソード側セパレータ12は、導電性材料を有する金属からなり、カソード33よりも大きい薄板状に形成している。
カソード側セパレータ12の中央には、図3に示すように、酸化剤ガス(酸素を含有した空気または純酸素)と冷却水とを隔てて流す流路部12gを構成するように凹凸形状を一定の間隔で複数形成している。凹凸形状の形状は、U字状を交互に組み合わせたり、半円形状を交互に組み合わせてなる。カソード側セパレータ12は、凹凸状の形状のうち、カソード33と接触して形成された閉空間を、カソード33に対して酸化剤ガスを供給するカソードガス流路15として用いている。一方、カソード側セパレータ12は、凹凸状の形状のうち、変形吸収部材20を介してカソード側セパレータ12との間に形成された閉空間を、冷却水を供給する冷却水流路14として用いている。すなわち、隣接する燃料電池セル100において、一の燃料電池セル100のアノード側セパレータ11の冷却水流路14と、他の燃料電池セル100のカソード側セパレータ12に設けられた冷却水流路14は、1つの冷却水用の流路を形成する。
カソード側セパレータ12は、長方形状からなり、その長手方向の一端に、カソードガス供給口12a、冷却流体供給口12b、およびアノードガス供給口12cに相当する貫通孔を開口している。同様に、カソード側セパレータ12は、その長手方向の他端に、アノードガス排出口12d、冷却流体排出口12e、およびカソードガス排出口12fに相当する貫通孔を開口している。
変形吸収部材20は、図2〜図7に示し、燃料電池1の組み付け時において、アノード側セパレータ11およびカソード側セパレータ12の燃料ガスと冷却水の流路をなす凹凸形状の製造誤差を、自ら変形して吸収する。また、変形吸収部材20は、膜電極接合体30が供給された媒体を吸収して膨張することに起因した積層方向Xの変位を、自ら変形して吸収する。さらに、変形吸収部材20は、燃料電池セル100の運転中において、隣接する膜電極接合体30によって加熱されたセパレータユニット10が熱膨張することに起因した積層方向Xの変位を、自ら変形して吸収する。したがって、複数積層した燃料電池セル100に高い圧力を掛けて互いに密着できる。複数積層した燃料電池セル100が互いに密着する程、燃料電池セル100間の通電抵抗が低下して、発電効率を向上させることができる。
変形吸収部材20は、図4に示すように、通電性を備えた金属からなり、薄板状に形成している。変形吸収部材20は、アノード側セパレータ11とカソード側セパレータ12との間に配設し、薄板状の基材21からなり、基端から延在した延在部を格子状に配置した複数の起立片22を備えている。すなわち、変形吸収部材20は、図4および図5に示すように、一枚の薄板に相当する基材21からコの字形状に打ち抜いた後に片持ち梁となるように起ち上げた起立片22を、格子状に形成している。起立片22は、基材21に対して片持ち梁の構造を有していることから、弾性変形可能なバネの機能を備えている。
起立片22は、図4に示すように、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成している。すなわち、起立片22は、基材21の一面21aに設けた起立片22の基端側の固定端部22aの幅よりも、固定端部22aから一の方向Yに沿って延在させた延在部の側の自由端部22bの幅の方が相対的に短い非矩形状に形成している。ここで、起立片22が受けるモーメントは、荷重と距離の積であるため、自由端部22bに相当する荷重点から離間した位置の方が、モーメントが相対的に大きくなる。したがって、起立片22を非矩形状に形成することによって、モーメントが大きくなる側の幅を相対的に広くして、モーメントを均等化する。
また、起立片22は、互いに隣り合う起立片22同士の延在部の向きを互い違いに配置している。すなわち、起立片22は、図4および図5に示すように、一の方向Yと交差する他の方向Zに沿った複数の行において、自由端部22bの向きを一行毎に互い違いに形成している。
さらに、起立片22は、図6に示すように、互いに隣り合う起立片22同士の基端の位置を少なくとも重畳する位置に配置している。すなわち、起立片22は、図6(b)に示すように、一の起立片22Mの基端(固定端部22a)の一端の位置と、他の起立片22Nの基端(固定端部22a)の一端の位置とが、領域23において重畳している。ここで、図6に一例として示す起立片22は、基材21から打ち抜いた際に、その周囲に図示せぬ切断片が発生していることから、起立片22と基材21との間に隙間が生じている。一方、基材21からコの字形状に打ち抜く際に、その周囲に切断片が生じないように切断し、起立片22と基材21との間の隙間を小さくする構成とすることができる。起立片22の基端(固定端部22a)の一端は、図示せぬ切断片が生じている場合、その切断片に起因した隙間を含んだ端部に相当する。後述する実施形態の変形例1〜4についても、起立片の基端(固定端部)の一端は、図示せぬ切断片が生じている場合、その切断片に起因した隙間を含んだ端部に相当する。
変形吸収部材20は、図3に示すように、基材21の一面21aに設けた起立片22の基端側の固定端部22aから延在させた延在部の側の自由端部22bを、カソード側セパレータ12に対して当接させている。
変形吸収部材20は、図7および図8に示すように、複数の起立片22を、外接円Sxの直径Dxが外接円S1の直径D1以上になるように、基材21に対して格子状に形成している。外接円Sxの直径Dxは、一の起立片22Uと、他の方向Zと隣り合う他の起立片22Wと、にそれぞれ外接する径に相当する。外接円S1の直径D1は、複数の起立片22を、一の方向Yおよび他の方向Zの2次元上でそれぞれ均等な間隔で格子状に配設した場合において、一の起立片22Uと、他の起立片22Wと、にそれぞれ外接する直径に相当する。
図7(a)に示す一の起立片22Uと他の起立片22Wとは、一の方向Yおよび他の方向Zの2次元上でそれぞれ均等な間隔で格子状に配設しているものである。図7(a)における一の起立片22Uと他の起立片22Wとにそれぞれ外接する外接円S1の直径を直径D1と定義する。ここで、図7(b)〜図7(d)に示すように、他の方向Zにおいて隣り合う起立片22同士を、互いに離間させるようにP、Q、およびR(図8の横軸に対応)の順にずらす。図7(b)に示す一の起立片22Uと他の起立片22Wとは、図8に示すズレ量がPに相当する状態を示し、外接する外接円S2の直径を直径D2と定義する。図7(c)に示す一の起立片22Uと他の起立片22Wとは、図8に示すズレ量がQに相当する状態を示しており、外接する外接円S3の直径を直径D3と定義する。外接円S3の直径D3は、外接円S1の直径D1と同様である。図7(d)に示す一の起立片22Uと他の起立片22Wとは、図8に示すズレ量がRに相当する状態を示しており、外接する外接円S4の直径を直径D4と定義する。各外接円の直径は、D4<D1=D3<D2の関係にある。
起立片22は、カソード側セパレータ12に当接している自由端部22bに過度な負荷が掛かると、その固定端部22a側が浮き上がり、カソード側セパレータ12に接触することになる。このような状態を回避しつつ、起立片22が受けることが可能な荷重を増加させることが望ましい。特に、隣り合う起立片22同士の距離を一定の距離以内に収めつつ、起立片22がカソード側セパレータ12から受けることができる荷重を一定値以上に確保することが好ましい。図9に示すように、固定端部22aが浮き上がりカソード側セパレータ12に接触する位置における起立片22の高さは、図7に示すズレ量がP、Q、Rの順で低い。ここで、起立片22は、固定端部22aをカソード側セパレータ12に接触させない範囲において、その高さを低くする程、より多くの荷重を受けることができる。すなわち、ズレ量がP、Q、Rの順で、起立片22がカソード側セパレータ12から受けることが可能な荷重を増加させることができる。
膜電極接合体30は、図2および図3に示し、供給された酸素と水素を化学反応させて電力を生成する。膜電極接合体30は、電解質膜31を介して対向するようにアノード32とカソード33とを接合して形成している。膜電極接合体30は、一般的にMEA(membrane electrode assembly)と称している。電解質膜31は、たとえば、固体の高分子材料からなり、薄板状に形成している。固体高分子材料には、たとえば、水素イオンを伝導し、湿潤状態で良好な電気伝導性を有するフッ素系樹脂を用いている。アノード32は、電極触媒層、撥水層、およびガス拡散層を積層して構成し、電解質膜31よりも若干小さい薄板状に形成している。カソード33は、電極触媒層、撥水層、およびガス拡散層を積層して構成し、アノード32と同様の大きさで薄板状に形成している。アノード32およびカソード33の電極触媒層は、導電性の担体に触媒成分が担持された電極触媒と高分子電解質を含んでいる。アノード32およびカソード33のガス拡散層は、たとえば、充分なガス拡散性および導電性を有する炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロス、カーボンペーパ、またはカーボンフェルトから形成している。
膜電極接合体30は、枠体34を備えている。枠体34は、積層した電解質膜31、アノード32、およびカソード33の外周を一体に保持している。枠体34は、たとえば、電気絶縁性を有する樹脂からなり、セパレータユニット10の外周部分の外形形状と同様の外形形状で形成している。枠体34は、その長手方向の一端に、カソードガス供給口34a、冷却流体供給口34b、およびアノードガス供給口34cに相当する貫通孔を開口している。同様に、枠体34は、その長手方向の他端に、アノードガス排出口34d、冷却流体排出口34e、およびカソードガス排出口34fに相当する貫通孔を開口している。
上記の燃料電池セル100は、互いに密封した状態で複数積層する必要がある。このため、隣り合う燃料電池セル100の外周を封止部材によって封止する。封止部材は、たとえば、熱硬化性樹脂を用いる。熱硬化性樹脂は、たとえば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル等から選択する。
一対の集電板211および212は、図2に示し、燃料電池セル100で生成された電力を外部に取り出す。
一対の集電板211および212は、複数積層された燃料電池セル100の両端に、それぞれ配設している。一対の集電板211および212の外形形状は、一部の形状を除いて、層厚を少し厚くした膜電極接合体30の外形形状と同様である。一対の集電板211および212のうち、集電板211のみ、その長手方向の一端に、カソードガス供給口211a、冷却流体供給口211b、およびアノードガス供給口211cに相当する貫通孔を開口している。同様に、集電板211のみ、その長手方向の他端に、アノードガス排出口211d、冷却流体排出口211e、およびカソードガス排出口211fに相当する貫通孔を開口している。一対の集電板211および212は、その中央に集電部211h等を備えている。
一対の集電板211および212の集電部211h等は、たとえば、ガスを透過させない緻密質カーボンのような導電性部材からなり、アノード32およびカソード33の外形よりも若干小さい薄板状に形成している。一対の集電部211h等は、複数積層した最外層の燃料電池セル100に設けた膜電極接合体30のアノード32またはカソード33に当接している。集電部211h等は、その一面から導電性を備えた円柱形状の突起部211i等を突出して設けている。突起部211i等は、後述する筺体300の一対のエンドプレート311および312の貫通孔311j等を挿通して、外部に臨んでいる。
筺体300は、図1および図2に示し、複数積層した燃料電池セル100および一対の集電板211および212を互いに密着させた状態で保持している。
筺体300は、一対のエンドプレート311および312、一対の締結板320、一対の補強板330、およびネジ340を含んでいる。以下、筺体300に含まれた各部材について説明する。一対のエンドプレート311および312は、複数積層された燃料電池セル100の両端に配設した一対の集電板211および212を挟持して付勢している。一対のエンドプレート311および312の外形形状は、一部の形状を除いて、層厚を増した膜電極接合体30の外形形状と同様である。一対のエンドプレート311および312は、たとえば、金属からなり、一対の集電板211および212と当接する部分に絶縁体を設けている。一対のエンドプレート311および312のうち、エンドプレート311のみ、その長手方向の一端に、カソードガス供給口311a、冷却流体供給口311b、およびアノードガス供給口311cに相当する貫通孔を開口している。同様に、エンドプレート311のみ、その長手方向の他端に、アノードガス排出口311d、冷却流体排出口311e、およびカソードガス排出口311fに相当する貫通孔を開口している。一対のエンドプレート311および312は、前述した一対の集電板211および212の突起部211i等を挿通させる貫通孔311j等を開口している。
一対の締結板320は、たとえば、金属からなり、板状に形成している。一対の締結板320は、一対のエンドプレート311および312を、その長手方向の両側から対向するように保持している。一対の補強板330は、たとえば、金属からなり、一対の締結板320よりも細長い板状に形成している。一対の補強板330は、一対のエンドプレート311および312を、その短手方向の両側から対向するように保持している。一対の締結板320および一対の補強板330は、複数のネジ340によって、一対のエンドプレート311および312に固定している。
上述した実施形態に係る変形吸収部材20および燃料電池1によれば、以下の作用効果を奏する。
実施形態に係る変形吸収部材20は、アノード側セパレータ11とカソード側セパレータ12との間に配設して用いる。変形吸収部材20は、薄板状の基材21からなり、基端から延在した延在部を格子状に配置した複数の起立片22を備えている。起立片22は、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、互いに隣り合う起立片22同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片22同士の基端の位置を少なくとも重畳する位置に配置する。
実施形態に係る燃料電池1は、セパレータユニット10と、変形吸収部材20と、を有している。セパレータユニット10は、アノード側セパレータ11とカソード側セパレータ12とを備えている。変形吸収部材20は、アノード側セパレータ11とカソード側セパレータ12との間に配設している。変形吸収部材20は、薄板状の基材21からなり、基端から延在した延在部を格子状に配置した複数の起立片22を備えている。起立片22は、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、互いに隣り合う起立片22同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片22同士の基端の位置を少なくとも重畳する位置に配置している。
このように構成した変形吸収部材20および燃料電池1によれば、起立片22を、その延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、互いに隣り合う起立片22同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片22同士の基端の位置を少なくとも重畳する位置に配置している。このような構成によれば、変形吸収部材20において、基材21における単位面積当たりの起立片22の個数を増加させることによって、起立片22の密度を高めることができる。このため、単位面積当たり変形吸収部材20の起立片22が受けることが可能な荷重を増加させることができる。
さらに、実施形態に係る変形吸収部材20において、複数の起立片22は、図7に示すように、一の方向Yおよび一の方向Yと直交する他の方向Zの2次元上でそれぞれ均等な間隔で格子状に配設し、かつ、他の方向Zに沿って延在部の向きを互い違いに配置することができる。ここで、一の起立片22Uと、一の起立片22Uに対して一の方向Yおよび他の方向Zに沿って隣り合う他の起立片22Wと、にそれぞれ外接する外接円Sxの直径Dxが、一の起立片22Uに対して他の起立片22Wを一の方向Yおよび他の方向Zに沿って等距離に配置した場合における外接円S1の直径D1以上になるように、基材21に形成することができる。すなわち、外接円Sxの直径Dxは、D1=D3以上であってD2以下となるように規定する。
このように構成した変形吸収部材20によれば、隣り合う起立片22同士の距離を一定の距離以内に収めつつ、起立片22がカソード側セパレータ12から受けることができる荷重を一定値以上に確保することができる。一の起立片22Uと、他の方向Zと隣り合う他の起立片22Wは、特に、図7(b)に示す外接円S2において直径D2をなす場合に、耐荷重を最も高めることができる。すなわち、図7(b)および図8に示す外接円S2(直径D2)は、隣り合う行での起立片22同士のズレ量がPの場合に相当し、このような場合、図9に示すように多くの荷重を受けることができる。図9は、隣り合う行での起立片22同士のズレ量がP(外接円S2、直径D2に相当)の場合、起立片22が受けることができる荷重が相対的に最も大きいことを示している。具体的には、図9に示すように、固定端部22aが浮き上がりカソード側セパレータ12に接触する位置における起立片22の高さは、図7に示すズレ量がP、Q、Rの順で低い。ここで、起立片22は、固定端部22aをカソード側セパレータ12に接触させない範囲において、その高さを低くする程、より多くの荷重を受けることができる。したがって、ズレ量がP、Q、Rのうち、ズレ量がPの場合に、固定端部22aをカソード側セパレータ12に接触させることなく、起立片22がカソード側セパレータ12から受けることが可能な荷重を最も増加させることができる。少なくとも、図8および図9に示すように、隣り合う行での起立片22同士のズレ量がQ(外接円S3、直径D3に相当)以上の場合、起立片22が受けることができる荷重が平均値以上となる。
さらに、実施形態に係る変形吸収部材20において、一の方向Yに沿って隣り合う起立片22は、延在部(自由端部22b)がアノード側セパレータ11またはカソード側セパレータ12に押圧されて屈折または屈曲した場合に、基端(固定端部22a)が変位してアノード側セパレータ11またはカソード側セパレータ12に接触しない間隔を設けて形成する構成とすることができる。
このように構成した変形吸収部材20によれば、実使用状態において、隣り合う起立片22の同士の接触を防止することができる。したがって、万が一、固定端部22a側が浮き上がっても、その固定端部22aがカソード側セパレータ12に接触することを防止できる。すなわち、起立片22が、自由端部22bと固定端部22aとで両端支持梁の状態になることを防止できる。
(実施形態の変形例)
実施形態の変形例に係る燃料電池に配設して用いる変形吸収部材40、50、60、および70について、図10〜図13を参照しながら説明する。
図10は、変形例1に係る燃料電池の変形吸収部材40を示す平面図である。図11は、変形例2に係る燃料電池の変形吸収部材50を示す平面図である。図12は、変形例3に係る燃料電池の変形吸収部材60を示す平面図である。図13は、変形例4に係る燃料電池の変形吸収部材70を示す平面図である。
実施形態の変形例に係る変形吸収部材40、50、60、および70は、起立片の形状を台形形状とは異なる形状で形成したことが、前述した実施形態に係る変形吸収部材20と異なる。
実施形態の変形例においては、前述した実施形態と同様の構成からなるものについて、同一の符号を使用し、前述した説明を省略する。
図10に示す変形例1に係る変形吸収部材40は、基材41の一面41aから格子状に起立して設けた起立片42を、それぞれ三角形状に形成している。すなわち、起立片42は、その固定端部42aを直線状の底辺とし、その自由端部42bを頂点とした、三角形状に形成している。起立片42の自由端部42bは、カソード側セパレータ12に対して当接させる。一の起立片42Mの基端(固定端部42a)の一端の位置と、他の起立片42Nの基端(固定端部42a)の一端の位置とが、領域43において重畳している。
図11に示す変形例2に係る変形吸収部材50は、基材51の一面51aから格子状に起立して設けた起立片52を、それぞれ半円形状に形成している。すなわち、起立片52は、その固定端部52aを直線状の底辺とし、その自由端部52bを半円の頂点とした、半円形状に形成している。起立片52の自由端部52bは、カソード側セパレータ12に対して当接させる。一の起立片52Mの基端(固定端部52a)の一端の位置と、他の起立片52Nの基端(固定端部52a)の一端の位置とが、領域53において重畳している。
図12に示す変形例2に係る変形吸収部材60は、基材61の一面61aから格子状に起立して設けた起立片62を、それぞれ多角形状に形成している。すなわち、起立片62は、その固定端部62aを直線状の底辺とし、その自由端部62bを固定端部62aから円弧状に突出させた延在部に設けた直線状の一辺として形成した、多角形状に形成している。起立片62の自由端部62bは、カソード側セパレータ12に対して当接させる。一の起立片62Mの基端(固定端部62a)の一端の位置と、他の起立片62Nの基端(固定端部62a)の一端の位置とが、領域63において重畳している。
図13に示す変形例4に係る変形吸収部材70は、異なる大きさの台形形状からなる起立片72および起立片73を組み合わせて設けている。変形吸収部材70は、相対的に小さな起立片72を、一の方向Yと交差した他の方向Zに沿って並列して2個設けている。並列して設けた起立片72の自由端部72bは、一の方向Yに沿って揃えている。相対的に大きな起立片73は、一の方向Yに沿って、2個設けた起立片72と隣り合うように配設している。起立片73の自由端部73bは、一の方向Yに沿って形成している。起立片72の自由端部72bは、カソード側セパレータ12に対して当接させる。一の起立片72Mの基端(固定端部72a)の一端の位置と、他の起立片73Nの基端(固定端部72a)の一端の位置とが、領域74において重畳している。
上述した実施形態の変形例に係る変形吸収部材40、50、60、および70によれば、前述した実施形態に係る作用効果に加えて、さらに以下の作用効果を奏する。
実施形態の変形例に係る変形吸収部材40、50、60、および70にそれぞれ設けた起立片は、三角形、半円形、多角形、およびそれらを組み合わせた非矩形状に形成している。
このように構成した燃料電池の変形吸収部材40、50、60、および70によれば、積層方向Xの両側から押圧するセパレータユニット10の押圧力や、起立片の自由端部を当接させるカソード側セパレータ12の仕様に合わせて、起立片の形状を任意に決定することができる。すなわち、起立片は、三角形、半円形、多角形、およびそれらを組み合わせた非矩形状で形成しても、台形形状のような非矩形状で形成した場合と同様に、基材の一面における起立片の密度を高めることができる。特に、自由端部がカソード側セパレータ12に線接触する構成の起立片22、62、72、および73は、カソード側セパレータ12との間に応力が集中することを防止できる。一方、たとえば、三角形状に形成した起立片42は、基材41に対して、より高密度に設けることができる。
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
基材21に備える全ての起立片22が、延在部の幅が基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、互いに隣り合う起立片22同士の延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う起立片22同士の基端の位置を少なくとも重畳する位置に配置した構成に限定されることはなく、少なくとも一部の起立片22が上記の構成を満たせばよい。
本出願は、2013年7月22日に出願された日本特許出願番号2013−152019号に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。
1 燃料電池、
10 セパレータユニット、
11 アノード側セパレータ、
12 カソード側セパレータ、
11g,12g 流路部、
13 アノードガス流路、
14 冷却水流路、
15 カソードガス流路、
20,40,50,60,70 変形吸収部材、
21,41,51,61,71 基材、
21a,41a,51a、61a,71a 一面、
22,42,52,62,72,73 起立片、
22M,22U,42M,52M,62M,72M 一の起立片、
22N,22W,42N,52N,62N,73N 他の起立片、
22a,42a,52a,62a,72a,73a 固定端部、
22b,42b,52b,62b,72b,73b 自由端部、
23,43,53,63,74 領域、
30 膜電極接合体、
31 電解質膜、
32 アノード、
33 カソード、
34 枠体、
100 燃料電池セル、
211,212 集電板、
211h 集電部、
211i 突起部、
300 筺体、
311,312 エンドプレート、
311j 貫通孔、
320 締結板、
330 補強板、
340 ネジ、
11a,12a,34a,211a,311a カソードガス供給口、
11b,12b,34b,211b,311b 冷却流体供給口、
11c,12c,34c,211c,311c アノードガス供給口、
11d,12d,34d,211d,311d アノードガス排出口、
11e,12e,34e,211e,311e 冷却流体排出口、
11f,12f,34f,211f,311f カソードガス排出口、
S1,S2,S3,S4 外接円、
D1,D2,D3,D4 直径、
X 積層方向、
Y 一の方向、
Z 他の方向。

Claims (5)

  1. アノード側セパレータとカソード側セパレータとの間に配設して用いる燃料電池の変形吸収部材であって、
    薄板状の基材からなり、基端から延在した延在部の端部の部分を格子状に配置した複数の薄板状の起立片を備え、
    該起立片は、前記延在部の幅が前記基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、前記延在部の延在した方向と前記基板に沿って直交する方向において互いに隣り合う前記起立片同士の前記延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う前記起立片同士の前記基端の位置を、前記延在部の延在した方向に沿って少なくとも重畳する位置に配置した変形吸収部材。
  2. 複数の前記起立片は、
    一の方向および前記一の方向と直交する他の方向の2次元上でそれぞれ均等な間隔で格子状に配設し、かつ、前記他の方向に沿って前記延在部の向きを互い違いに配置し、
    一の前記起立片と、一の前記起立片に対して前記一の方向および前記他の方向に沿って隣り合う他の前記起立片と、にそれぞれ外接する外接円の直径が、前記一の起立片に対して他の前記起立片を前記一の方向および前記他の方向に沿って等距離に配置した場合における前記外接円の直径以上になるように、前記基材に形成している請求項1に記載の変形吸収部材。
  3. 前記一の方向に沿って隣り合う前記起立片は、前記延在部が前記アノード側セパレータまたは前記カソード側セパレータに押圧されて屈折または屈曲した場合に、前記基端が変位して前記アノード側セパレータまたは前記カソード側セパレータに接触しない間隔を設けて形成している請求項1または2に記載の変形吸収部材。
  4. 前記起立片は、台形、三角形、半円形、多角形、およびそれらを組み合わせた非矩形状に形成している請求項1〜3のいずれか1項に記載の変形吸収部材。
  5. アノード側セパレータとカソード側セパレータとを備えたセパレータユニットと、
    前記アノード側セパレータと前記カソード側セパレータとの間に配設し、薄板状の基材からなり、基端から延在した延在部の端部の部分を格子状に配置した複数の薄板状の起立片を備えた変形吸収部材と、を有し、
    該起立片は、前記延在部の幅が前記基端の幅よりも短い非矩形状に形成し且つ、前記延在部の延在した方向と前記基板に沿って直交する方向において互いに隣り合う前記起立片同士の前記延在部の向きを互い違いに配置すると共に、互いに隣り合う前記起立片同士の前記基端の位置を、前記延在部の延在した方向に沿って少なくとも重畳する位置に配置した燃料電池。
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