JP6139271B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに係り、特に、ハウジングとこのハウジングに挿入されて設置される端子金具とを有するものに関する。
従来、図10〜図12で示すようなコネクタ301が知られている。
コネクタ301は、ハウジング303と端子金具305とを備えて構成されている。端子金具305はハウジング303に挿入されて設置されるようになっている。
コネクタ301において、ハウジング303に端子金具305が設置された状態では、図10で示すように、ハウジング303と端子金具305との間に僅かな隙間307が存在していることで、端子金具305のガタツキが発生してしまう。
そこで、従来、図13で示すようなコネクタ321が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
コネクタ321は、雌側のコネクタハウジング323と雄側のコネクタハウジング325とを備えて構成されている。
雌側のコネクタハウジング323にはカバー327が取り付けられるようになっている。雌側のコネクタハウジング323には端子収容部329とロックアーム331とが設けられ、雄側のコネクタハウジング323には端子収容部329に外嵌されるフード部333とロックアーム331に係止されるロック突起335とが設けられている。両コネクタハウジング323,325が正規嵌合状態にあると、ロックアーム331及びロック突起335は、夫々、両コネクタハウジング323,325の離脱方向で当り合い、フード部333とコネクタ取付部材は、夫々、両コネクタハウジング323,325の嵌合方向で当り合い、その当接部分がガタ詰め部337,339を形成している。
また、端子収容部329には、側方からリテーナ341が挿入される組付空間343が開設されており、リテーナ341は、雌側端子金具345の箱部347の後端を押さえることで、ランス349とともに雌側端子金具345の抜け止めをしている。
また、従来、図14で示すようなコネクタ351が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
コネクタ351では、端子係止ランス353の突出部355が、端子金具357を収容した状態の端子収容部材359がケース361内に挿入されて組み付けられたとき、ケース361の内面363に当接するようになっている。そして、ケース361の内面363より付与される反力により端子係止ランス353が弾性変形して下方に変位し、ケース361の内面363に弾性復元力を付与した状態で係止段部365により端子収容室367内の端子金具357を係止するようになっている。
さらに、従来、特許文献3や特許文献4で示すようなコネクタが知られている。
特開2008−171748号公報 特開2010−140806号公報 特開2001−155812号公報 特開2005−141985号公報
ところで、従来のコネクタ321では、コネクタハウジングが嵌合・離脱方向にがたつくことを防止することができるが、雌側のコネクタハウジング323と雄側のコネクタハウジング325とリテーナ341とが別々に成形されているので、雌側のコネクタハウジング323と雄側のコネクタハウジング325との間にリテーナ341が設置される二重構造になっている。すなわち、構成を煩雑にしなければ、ガタツキを防止することができないという問題がある。
また、従来のコネクタ351では、ケース361と端子収容部材359との間のクリアランスによるガタの発生を防止できるが、端子金具357と端子収容部材359との間のクリアランスによるガタツキの発生を防止することができるという保証はないし、従来のコネクタ321と同様に端子収容部材359を備えていることで二重構造になっている。
また、特許文献3に記載のコネクタでは、可撓性ランスによって係止される端子の嵌合・離脱方向のガタ付きを防止することができるが、それ以外の方向でのガタツキの発生を防止することができるという保証はない。
また、特許文献4に記載のコネクタでは、キャビティ内における端子金具の傾きを防止することはできるが、端子金具がハウジングに設置されたときに、ハウジングに対する端子金具のガタツキの発生を防止することができるという保証はない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ハウジングとこのハウジング内に挿入された設置される端子金具とを備えて構成されたコネクタにおいて、簡素な構成で、ハウジングに設置された端子金具の、ハウジングに対するガタツキを防止することができるコネクタを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、四角柱状の端子金具収容部が設けられており、前記端子金具収容部の内壁に突出部が形成されているハウジングと、前記ハウジングの端子金具収容部に収容されて設置されたときの、前記ハウジングに対するガタツキを無くすために、前記突出部を潰して塑性変形させている四角柱状の端子金具とを有し、前記突出部は、前記端子金具収容部の4つの内壁のうちの1つの内壁に設けられており、前記ハウジングの端子金具収容部に前記端子金具が収容されて設置されたときには、前記突出部が潰れて塑性変形し、前記端子金具は、前記端子金具収容部の4つの内壁のうちの他の1つの内壁であって前記突出部が設けられている内壁と対向している内壁に当接しているコネクタである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記端子金具を前記ハウジングに設置するときおよび設置したときに、前記突出部の塑性変形した部位を収める突出部収容部が、前記端子金具収容部に設けられており、前記端子金具を前記ハウジングに設置する前の状態では、前記突出部の断面形状は1/4円形状に形成されており、突出部収容部は、前記1/4円形状の突出部の円弧とは反対側に設けられているコネクタである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコネクタにおいて、前記突出部は、前記端子金具収容部の1つの側壁面に一対で設けられており、前記一対の突出部のうちの一方の突出部は、前記1つの側壁面に隣接している1つの側壁面側に位置しており、前記一対の突出部のうちの他方の突出部は、前記1つの側壁面に隣接している他の1つの側壁面側に位置しており、前記一対の突出部の断面の円弧のそれぞれは、前記一対の突出部の外側に位置しているコネクタである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、前記端子金具は、前記端子金具収容部の開口部から前記端子金具収容部の奥側に向かう方向に移動することで、前記端子金具収容部に挿入されて設置されるように構成されており、前記突出部は、前記端子金具収容部の奥側に向かうにしたがって、突出高さが次第に高くなっていて、突出高さが最大になった後ただちに消滅しているか、もしくは、前記端子金具収容部の奥側に向かうにしたがって、突出高さが次第に高くなっており、突出高さが最大になった後、突出高さが次第に低くなっているコネクタである。
本発明によれば、ハウジングとこのハウジング内に挿入された設置される端子金具とを備えて構成されたコネクタにおいて、簡素な構成で、ハウジングに設置された端子金具の、ハウジングに対するガタツキを防止することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図であり、ハウジングと端子金具とが離れている状態を示す斜視図である。 図1に示す状態のコネクタの断面図である。 端子金具をハウジングに設置した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るコネクタを構成するハウジングの斜視図であって、一部を断面にした図である。 本発明の実施形態に係るコネクタを構成するハウジングの斜視図であって、一部を断面にした図である。 図2におけるVI部の拡大図である。 図2におけるVII―VII断面を示す図である。 (a)は図7におけるVIII部の拡大図であり、(b)は(a)に対応する図であって、ハウジングに端子金具を設置し終えた状態を示す図である。 図4におけるIX矢視図である。 従来のコネクタの断面図である。 従来のコネクタのハウジングの断面図である。 従来のコネクタのハウジングの斜視図であって、一部を断面にした図である。 従来のコネクタの断面図である。 従来のコネクタの断面図である。
本発明の実施形態に係るコネクタ1は、図1等で示すように、ハウジング3と端子金具5とを備えて構成されている。
以下、説明の便宜のめに、水平な所定の一方向を前後方向とし、前後方向に対して直交する水平な所定の他の一方向を横方向とし、前後方向と横方向とに対して直交する方向を上下方向とする場合がある。
ハウジング(ケース)3には、図2〜図5等で示すように、端子金具収容部(端子金具収容室)7が設けられており、端子金具収容部7の内壁の一部に突出部9が形成されている。突出部9は、端子金具収容部7の内壁の壁面15(下側の壁面15B)から端子金具収容部7の中央側(上方)に突出して設けられている。
端子金具5は、後方に開口している端子金具収容部7に、ハウジング3の後側から前側に向かって挿入されてハウジング3に設置されるようになっている。そして、端子金具5が端子金具収容部7に設置されたときの、ハウジング3に対するガタツキを無くすために、端子金具5が突出部9を潰しており、これによって突出部9が塑性変形している。なお、端子金具収容部7に端子金具5を設置していない状態では、突出部9の突出高さt1の値が、端子金具収容部7と端子金具5との間の隙間(上下方向での端子金具収容部7と端子金具5との寸法差)t2よりも僅かに大きくなっている(図2参照)。
なお、ハウジング3は、樹脂等の絶縁性材料で一体成形されており、端子金具5は、板状の金属の素材を所定の形状にした後適宜折り曲げることで形成されている。コネクタ1は、たとえば、ハウジング3および端子金具5のみで構成されており、ハウジング3と端子金具5との間に存在するリテーナ等の中間部材は、使用されていない。
図2、図3、図8等で示すように、端子金具5をハウジング3の端子金具収容部7に挿入して設置したとき、突出部9が潰れて塑性変形し端子金具5を所定の方向(上側)に押すようになっている。突出部9で所定の方向(上方)に押されて付勢されている端子金具5は、突出部9が設けられている内壁15Bと対向している内壁15C(端子金具収容部7の内壁の上側の壁面;突出部対向部位11)に当接している。
さらに説明すると、ハウジング3の端子金具収容部7に収容されて設置された端子金具5は、突出部9と突出部対向部位11とにより上下方向で所定の付勢力で挟まれている。これにより、ハウジング3の端子金具収容部7に端子金具5が収容されて設置されたとき、端子金具5のハウジング3に対するガタツキが無くなるようになっている。
また、ハウジング3には、突出部収容部(切り欠き)13が設けられている。突出部収容部13は、突出部9に隣接して設けられており、端子金具5をハウジング3に設置するときおよび設置したときに、突出部9が変形しやすいようにしているとともに、塑性変形する(塑性変形した)突出部9の部位を収めるようになっている(図8(b)参照)。
なお、端子金具5をハウジング3に設置するときおよび設置したときには、突出部9が潰れて塑性変形だけするようになって構成されており、端子金具5による削り屑や擦れ屑(ハウジング3が削られること擦られることによって発生する屑)等の異物が出ないようになっている。
端子金具5は、前述したように、端子金具収容部7の開口部から端子金具収容部7の奥側に向かう方向(前方)にハウジング3に対して移動することで、端子金具収容部7に挿入されて設置されるように構成されている。
突出部9は、図9(a)および詳しくは後述する突出部9の説明から理解されるように、端子金具収容部7の奥側(前側)に向かうにしたがって、突出高さが次第に高く(上下方向の寸法が大きく)なっていて、突出高さが最大になった後ただちに消滅している(無くなっている)が、図9(b)および詳しくは後述する突出部9の説明から理解されるように、端子金具収容部7の奥側に向かうにしたがって、突出高さが次第に高くなっており、突出高さが最大になった後、突出高さが次第に低くなっていてもよい。
なお、図9(b)で示すものでは、突出部9の突出高さが最大になっている箇所より後側での突出高さが増加する割合(割合の絶対値)が、突出高さが最大になっている箇所より前側での突出高さが減少する割合(割合の絶対値)よりも小さくなっている。
端子金具収容部7と端子金具5とは四角柱状に形成されており、突出部9は、端子金具収容部7の1つの側壁面(下側の側壁面)15Bに、横方向で所定の距離だけ離れ、一対で(2つ)設けられている。一対の突出部9のうちの一方の突出部9Aは、図7で示すように、下側の側壁面15Bに隣接している1つの側壁面15D側に位置しており、一対の突出部9のうちの他方の突出部9Bは、下側の側壁面15Bに隣接している他の1つの側壁面15E側に位置している。
コネクタ1についてさらに詳しく説明する。
ハウジング3は、矩形な枡状に形成されており、後端が開口している。枡状のハウジング3の内壁15は、底面壁15Aと4つの側壁面(下側側壁面15B、上側側壁面15C、右側側壁面15D、左側側壁面15E)で構成されている。上側側壁面15Cには、図7等で示すよな所定の幅ガイド溝17が設けられている。ガイド溝17は、上側側壁面15Cよりも上方に突出している(凹んでいる)。また、ハウジング3には、図2や図3等で示すように、弾性を備えた係止部27が設けられている。
突出部9Aは、図8(a)で示すように、長手方向に直交する平面(前後方向に対して直交している平面)による断面の形状が1/4の円形状(中心角が90°である扇形状)になっている。そして、扇形の2つの半径のうちの1つの半径が下側側壁面15Bに接し、扇形の円弧が右側側壁面15D側を向き、扇形の2つの半径のうちの他の1つの半径が左側側壁面15E側を向くようにして、下側側壁面15Bの右側側壁面15D側の部位(下側側壁面15Bの右端側)に設けられている。
また、扇形の中心(2つの半径がお互いに交差している点)は、前後方向に延伸しており、扇形の大きさは、図9に示す態様で、前後方向で次第に変化している。これにより、突出部9Aは、高さ寸法だけでなく横方向の寸法も前後方向で次第に変化している。
突出部9Bは、ハウジング3の中心面(ハウジング3の中心を含み横方向に対して直交する平面)に対して、突出部9Aと対称に設けられている。
また、突出部9Aの突出部収容部13は、突出部9Aの左側で下側側壁面15Bの上側に位置する空間で形成されており、突出部9Bの突出部収容部13は、突出部9Bの右側で下側側壁面15Bの上側に位置する空間で形成されている。
端子金具5は、図1等で示すように、外形が直方体状になっている箱状部19と導線保持部21と被覆保持部23とを備えて構成されている。
導線保持部21には、端子金具5に設置される電線W(図2等参照)の導線が保持されて接続されるようになっている。被覆保持部23には、端子金具5に設置される電線Wの被覆が保持されるようになっている。
導線保持部21と被覆保持部23とは、箱状部19から後方に突出しており、端子金具5に設置された電線Wは、導線保持部21と被覆保持部23とから後方に延出するようになっている。
箱状部19の上面からは、ガイド部25が突出しており、端子金具5がハウジング3に設置されるときに、ガイド部25がガイド溝17に係合して、端子金具5がガイドされるようになっている。
また、箱状部19には、貫通孔29で構成された被係止部29が設けられている。そして、被係止部29がハウジング3の係止部27に係止されることで、ハウジング3に設置された端子金具5の抜け止めがなされるようになっている。
次に、ハウジング3への端子金具5の設置動作について説明する。
初期状態として、端子金具5に電線Wが設置されており、図1や図2で示すように、端子金具5がハウジング3から離れているものとする。
上記初期状態から、端子金具5の箱状部19を前側にして、端子金具5をハウジング3の端子金具収容部7に挿入すると、箱状部19の下面が突出部9に当接し、突出部9が塑性変形し始め、ハウジング3の係止部27が、箱状部19に押されて下方に弾性変形し始める。
端子金具5の挿入をさらに進めると、突出部9の塑性変形がさらに進行し、箱状部19の前端が端子金具収容部7の底面15Aに当接し、端子金具5のハウジング3への設置が終了する。なお、塑性変形した突出部9の部位は、図8(b)で示すように、ハウジング3の中央側に変形し、突出部収容部13に収まっている。また、係止部27が復元し、係止部27の先端側の部位が、被係止部29を構成している貫通孔29に入り込んでいる。
端子金具5のハウジング3への設置が終了した状態では、部位(図3に示す部位P1,部位P2,部位P3)で、端子金具5がハウジング3に当接する。これによって、端子金具5がハウジング3に一体的に設置される。
さらに説明すると、部位(突出部9の部位)P1と部位P2(たとえば上側の側壁面15C)とで、端子金具5の上下方向でのガタツキが防止され、部位P3(底面15A)および係止部27と被係止部29とで、端子金具5の前後方向でのガタツキが防止される。
また、端子金具5のハウジング3への設置が終了した状態では、ハウジング3に端子金具5の全体が入り込んでおり、電線Wが、端子金具5から後方に延出している。
また、端子金具5のハウジング3への設置が終了した状態では、図8(b)で示すように、端子金具5の箱状部19の下面が、突出部9に当接し、突出部9を塑性変形させている。
コネクタ1によれば、リテーナ等の部材を用いることなく、ハウジング3の端子金具収容部7に端子金具5が収容されて設置されたときに、突出部9が潰れて塑性変形しているので、簡素な構成で、ハウジング3に対する端子金具5のガタツキを無くすことができる。
また、ハウジング3の端子金具収容部7に収容されて設置された端子金具5は、突出部9と突出部対向部位11とにより所定の付勢力で挟まれているので、上下方向だけはなく、横方向および上下方向でのガタツキも無くすことができる。
端子金具5のガタツキが無くなることで、端子金具5から延出する電線Wの振れを少なくすることができる。
また、コネクタ1によれば、突出部9の塑性変形した部位を収める突出部収容部13が端子金具収容部7に設けられているので、突出部9が容易に塑性変形でき、端子金具5のハウジング3への設置に要する挿入力を低減することができ、また、端子金具5をハウジング3に設置するときおよび設置したときに突出部9が潰れて塑性変形だけするようになっており、端子金具5が突出部9を削ることが無いので、カスの発生を防止することができる。
また、コネクタ1によれば、端子金具収容部7の底面15A側に向かうにしたがって、突出部9の突出高さが次第に高くなっていて、突出高さが最大になった後ただちに、突出部9が消失している(図9(a)参照)ので、端子金具収容部7に端子金具5を挿入して設置するとき、突出部9が図9(a)の矢印A1と矢印(紙面の奥側に向かう矢印)A2で示す方向に変形する。したがって、端子金具5のハウジング3への設置に要する挿入力を一層低減することができる。
一方、端子金具収容部7の底面15A側に向かうにしたがって、突出部9の突出高さが次第に高くなっており、突出高さが最大になった後、突出部9の突出高さが次第に低くなっている(図9(b)参照)ように構成すれば、端子金具収容部7に端子金具5を挿入して設置するとき、突出部9が図9(b)の矢印(紙面の奥側に向かう矢印)A3で示す方向に変形する。これにより、突出部9の、突出高さが最大になった箇所よりも奥側での突出部9の変形が少なくなり、突出部9の剛性が高まり、端子金具5のガタツキを一層抑制することができるとともに、一旦設置した端子金具5をハウジングから抜き去るときに、突出部9からのカスに発生を無くすことができる。
また、コネクタ1によれば、一対の突出部9(9A,9B)のうちの一方の突出部9Aが1つの側壁面15Bに隣接している1つの側壁面15D側に位置しており、他方の突出部9Bが1つの側壁面15Bに隣接している他の1つの側壁面15E側に位置しているので、前後方向から見たときに、端子金具5がハウジング3の3点で挟み込まれており、これにより、安定した状態で、ハウジング3による端子金具5の保持をすることができる。
なお、上記説明では、突出部9の断面の形状を扇形状にしているが、突出部9の断面形状が他の形状になっていてもよい。たとえば、突出部9の断面形状が、大きい扇形から小さい扇形を除去した片持ちの曲がりの形状になっていてもよい。さらに、突出部9の断面の形状を別の形状(たとえば「L」字状)にし、突出部9の高さ寸法が、前後方向でのみ変化しており、突出部9の横方向の寸法が一定であるように構成してもよい。
また、コネクタ1では、突出部9を端子金具収容部7の下側の側壁15Bにしか設けていないが、下側の側壁15Bに設けることに代えてもしくは加えて、右側の側壁15Dもしくは左側の側壁15Eに突出部9を設けてもよい。
1 コネクタ
3 ハウジング
5 端子金具
7 端子金具収容部
9、9A、9B 突出部
13 突出部収容部
15、15B、15D、15E 端子金具収容部の内壁(側壁面)

Claims (4)

  1. 四角柱状の端子金具収容部が設けられており、前記端子金具収容部の内壁に突出部が形成されているハウジングと、
    前記ハウジングの端子金具収容部に収容されて設置されたときの、前記ハウジングに対するガタツキを無くすために、前記突出部を潰して塑性変形させている四角柱状の端子金具と、
    を有し、前記突出部は、前記端子金具収容部の4つの内壁のうちの1つの内壁に設けられており、前記ハウジングの端子金具収容部に前記端子金具が収容されて設置されたときには、前記突出部が潰れて塑性変形し、前記端子金具は、前記端子金具収容部の4つの内壁のうちの他の1つの内壁であって前記突出部が設けられている内壁と対向している内壁に当接していることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記端子金具を前記ハウジングに設置するときおよび設置したときに、前記突出部の塑性変形した部位を収める突出部収容部が、前記端子金具収容部に設けられており、
    前記端子金具を前記ハウジングに設置する前の状態では、前記突出部の断面形状は1/4円形状に形成されており、突出部収容部は、前記1/4円形状の突出部の円弧とは反対側に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記突出部は、前記端子金具収容部の1つの側壁面に一対で設けられており、
    前記一対の突出部のうちの一方の突出部は、前記1つの側壁面に隣接している1つの側壁面側に位置しており、前記一対の突出部のうちの他方の突出部は、前記1つの側壁面に隣接している他の1つの側壁面側に位置しており、
    前記一対の突出部の断面の円弧のそれぞれは、前記一対の突出部の外側に位置していることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記端子金具は、前記端子金具収容部の開口部から前記端子金具収容部の奥側に向かう方向に移動することで、前記端子金具収容部に挿入されて設置されるように構成されており、
    前記突出部は、前記端子金具収容部の奥側に向かうにしたがって、突出高さが次第に高くなっていて、突出高さが最大になった後ただちに消滅しているか、
    もしくは、前記端子金具収容部の奥側に向かうにしたがって、突出高さが次第に高くなっており、突出高さが最大になった後、突出高さが次第に低くなっていることを特徴とするコネクタ。
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