JP6136312B2 - 印刷装置、印刷方法、及び印刷プログラム - Google Patents
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Description
このようなフォトブックは、写真のレイアウトや表紙の柄などの選択肢も広く、インターネットを活用することで注文にかかる手間も抑えられている。
しかし、フォトブックの注文に際して、レイアウトの設定や表紙の指定は、一度だけしかできず、一度注文が確定してしまうと、製本された完成形でしかその内容を確認すすることができない。このため、出力された画像を見てからページを差し替えたりレイアウトを修正したりする場合は、再注文しなければならず、その分コストが上乗せされてしまう。
インクジェットプリンタは、従来、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、及びこれらの機能を兼ね備えた複合機等における画像形成手段として使用される。インクジェットプリンタは、インクを液滴として分離し、画像信号に基づいて記録媒体に向けて吐出し、インクを対象物に付着させる。
インクジェットプリンタは、記録対象に向けて非接触でインク滴を直接吐出するだけで記録が行えるため、記録媒体を広範囲に選択でき、普通紙、はがき、コート紙、光沢紙、OHPなどのさまざまな記録媒体へのプリントができる。インクジェットプリンタとしては、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像の形成を行うシリアル型記録装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出させ、被記録媒体を移動させて画像の形成を行うライン型記録装置とがある。
インクジェットプリンタは安価であり、高精細に広範囲の色を再現できることから写真プリントに好適であり、更にレイアウト等の自由度も高く、出力結果を確認しながら修正や追加加工もできるため、ユーザの好みに合った高品位なフォトブックを簡単に作成できる。
しかし、顔料インクは染料インクと異なり、インク乾燥後も記録媒体の表面上に顔料成分が付着している状態である。このため、画像を手で少し擦った程度では色落ちしないが、記録媒体の記録面が互いに接触した状態で長期保存された場合、一方の記録面の顔料成分が他方の記録面に転写されてしまうことがある。これは一方の記録面の画像部が、他方の記録面の非画像部に重なった場合最も顕著に起こり、記録媒体の汚れとして認識され見栄えが悪くなってしまう。
そこで、記録部の保存性を向上させる技術として、特許文献1には、インク吸収層を塗布したメディア表面に3次元的な凸凹を設け、顔料は表面に確保しながら、外部の力から顔料を保護する記録用紙が記載されている。この記録用紙によれば、記録用紙の凹部同士が接触しないため、記録面全体において接触する面積を確率的に小さくすることができる
また、特許文献2に記載のものは、乾燥定着後長期保存する際に色材成分のみが転写されてしまう事態については考慮されていない。また、記録部が用紙全面に存在する場合は処理液を多く必要とする。更にたとえ処理液として透明インクを使用しても記録部へ吐出することで見た目が変化し、記録部の風合いを損ねるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な手段を用いて印刷された記録面同士が接触しても色移りが起こりにくい印刷装置、印刷方法、及び印刷プログラムを提供することにある。
以下、本発明の第1実施形態に係る印刷装置について説明する。第1実施形態に係る印刷装置は、インクジェット記録方式を採用するインクジェットプリンタである。図1は本発明の第1実施形態に係る印刷装置の機構部全体の概略構成を示す図、図2は同印刷装置の要部を示す図、図3は同印刷装置のヘッド構成を説明する図、図4は同印刷装置の搬送ベルトの模式を示す図である。
また、印刷装置10は、装置本体1に対して着脱可能な両面ユニット7を備える。両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構5によって用紙3を逆方向に搬送しながら両面ユニット7内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構5に送り込み、他面(裏面)印刷終了後、排紙トレイ6に排紙する。
なお、インクカートリッジ15に代えてサブタンクを搭載し、メインタンクからインクをサブタンクに補充供給する構成とすることもできる。記録ヘッド14は、例えば、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)インク、マゼンタ(M)インク、シアン(C)インク、ブラック(Bk)インクの各色液滴、及び後処理材である後処理インクの液滴を吐出する。記録ヘッド14は、液滴吐出ヘッドである独立した5個のインクジェットヘッド14y、14m、14c、14k、14CLを備える。インクジェットヘッド14CLは後処理材塗布部として動作する。
水溶性樹脂のとしては、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等から選ばれた少なくとも2つ以上の単量体からなるブロック共重合体、あるいはランダム共重合体、又はこれらの塩等が挙げられる。
これらの水溶性樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂である。また、これらの中でも重量平均分子量3000〜20000のものが、インクジェット用記録液に用いた場合に、分散液の低粘度化が可能であり、かつ分散も容易であるという利点があるので特に好ましい。
但し、特定画像以外の非記録部に後処理インクを付着させることで、用紙本来の風合いを損ねたり、後処理インクの付着部を用紙の表面上に外観上の差異が生じ、不自然に感じられたりすることがある。そのため、後処理インクの付着量はなるべく少量にすることが求められ、このことはコスト面から鑑みても同様のことがいる。
なお、記録ヘッドとして、各色のインク滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また、色材としての有色インクの色数及び配列順序はこれに限るものではない。更に、色材は1種類を含む1種類以上であることとする。また、高速高解像度記録を達成するために更に1ヘッド以上の記録ヘッドを加えてノズル密度を拡張させることができる。
給紙トレイ4の用紙3は、給紙コロ(半月コロ)21と、分離パッド(図示しない)によって1枚ずつ分離され装置本体1内に給紙され、搬送機構5に送り込まれる。搬送機構5は、給紙された用紙3をガイド面23aに沿って上方にガイドし、また両面ユニット7から送り込まれる用紙3をガイド面23bに沿ってガイドする搬送ガイド部23を備える。また、搬送機構5は、用紙3を搬送する搬送ローラ24と、搬送ローラ24に対して用紙3を押し付ける加圧コロ25と、用紙3を搬送ローラ24側にガイドするガイド部材26とを備える。また、搬送機構5は、両面印刷時に戻される用紙3を両面ユニット7に案内するガイド部材27と、搬送ローラ24から送り出す用紙3を押圧する押し付けコロ28とを備える。
ここで、搬送ベルト33は、無端状ベルトであり、駆動ローラ31と従動ローラ(テンションローラ)32との間に掛け渡されて、図1に示す矢示方向(用紙搬送方向)に周回するように構成している。この搬送ベルト33は、単層構成、又は図4に示すように第1層(最表層)33aと第2層(裏層)33bの2層構成あるいは3層以上の構成とすることができる。
例えば、この搬送ベルト33は、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とで構成する。帯電ローラ34は、搬送ベルト33の表層に接触し、搬送ベルト33の回動に従動して回転するように配置されている。
この場合、帯電ローラ34からは所定の時間間隔で極性を切り替えることによって、所定の帯電ピッチで極性を切り替えながら搬送ベルト33を帯電させる。ここで、この高電位に帯電した搬送ベルト33上に用紙3が給送されると、用紙3内部が分極状態になり、搬送ベルト33上の電荷と逆極性の電荷が用紙3の搬送ベルト33と接触している面に誘電される。これにより、搬送ベルト33上の電荷と搬送される用紙3上に誘電された電荷同士が互いに静電的に引っ張り合い、用紙3は搬送ベルト33に静電的に吸着される。
記録終了信号又は用紙3の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了する。尚、図5(b)は図5(a)に示すドットDi形成部分を拡大したものである。このようにして、画像が記録された用紙3は排紙ローラ38によって排紙トレイ6に排紙される。
また、この制御部100には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル117が接続されている。ここで、制御部100は、ホスト90側からの画像データを含む印刷データ等をケーブルあるいはネットを介してI/F106で受信する。ホスト90としては、パーソナルコンピュータ等の画像処理装置であるデータ処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置等が挙げられる。
なお、画像出力するための印刷データのビットマップデータへの変換は、前述したようにホスト90側のプリンタドライバ91で画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしている。なお、この変換は、例えばROM102にフォントデータを格納して行ってもよい。ヘッド駆動制御部107は、駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器等で構成され、1つの駆動パルス(駆動信号)又は複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形をヘッドドライバ108に対して出力する。
例えば、ヘッドドライバ108は、クロック信号及びシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)とを備える。さらにヘッドドライバ108は、レベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含んで構成される。ヘッドドライバ108は、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで、ヘッド駆動制御部107からの駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド14の圧力発生手段に印加して記録ヘッド14を駆動する。
総量規制部134は、総量規制を行い、中間調処理部135は、画像データを記録装置から噴射するドットのパターン配置に置き換えるディザマトリクスを含む。ラスタライジング部136は、ドットパターンデータをスキャン毎のデータに分割し、更に記録を行う各ノズル位置に合わせてデータ展開する。このような構成により、プリンタドライバ91は、ラスタライジング部136の出力を上述した印刷装置に送出する。
この処理を行うことにより、CMM処理部131は、領域決定部と、階調値決定部とを実現する。領域決定部は、特定画像を形成する領域である第1領域と、この第1領域以外の領域である第2領域を特定する。また階調値決定部は、第1領域における紙面上の色材の高さAと、前記第2領域における紙面上の後処理材の高さBとが、A<Bなる関係となるように、第2領域に付着する後処理インクの階調値を決定する。
そして、CMM変換テーブルを参照し、RGBからCMYKへの色変換処理が行われる(ステップS3)。
一方、有色インクの記録を行わない非記録画素であると判断された場合(ステップS1、Yes)は、この画素は第2領域に属するものとして後処理インクの記録パターン画像とドットの記録率テーブルを参照して階調値が決定される(ステップS2)。
そして、ステップS1からステップS3の処理が全ての画素について処理される(ステップS4)。記録パターンとドット記録率については後述する。
すなわち、ページ1では第2領域のうち第1領域との境界に隣接する領域にだけ後処理インクを付着させるよう後処理インクの階調を決定している。また、ページ2では、第2領域にあらかじめ定めた模様を描くよう後処理インクが付着させるよう後処理インクの階調を決定している。なお、後処理インクの記録のパターンは図9に示したものに限らない。
なお、転写を抑制する効果は後処理インクの記録面積が大きいほど大きいため、インクの付着量をなるべく少なくするという目的とはトレードオフの関係にある。よって後処理インクの記録パターンを、特定画像の記録密度が高い場合は効果を優先して後処理インク付着面積が大きいパターンとし、特定画像の記録密度が低い場合は付着量の少なさを優先してインク付着面積が小さいパターンとすることができる。
この選択は、特定画像の大きさ等に応じて自動選択されるようにできる。また、後処理インクの付着量と、得られる効果のどちらを優先するかをユーザが選択できるようにし、後処理インクの記録パターンはその選択結果で決定されるようにできる。更に、特定画像を単位として、又はページを単位としてユーザが自由に選択できる。
また、後処理インクの塗布部と用紙表面の界面で見た目の違和感を少なくするため、以下のようにできる。図10は同印刷装置で作成したフォトブックへの後処理インク記録パターンの第2例を示す図である。この例では、用紙3に記録した特定画像42の輪郭から外側に向けて後処理インク付着量を徐々に減らすようなパターン43、44、45、46を描いている。このような後処理インクのドットの階調記録が行うためには、表1に示すような後処理インクの記録率テーブルを備えておき、この記録率テーブルを参照して後処理インクの階調を決定すればよい。
次に第2実施形態に係る印刷装置、印刷方法、及び印刷プログラムについて説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同様の効果を発揮させるため、プレス装置で機械的に用紙3を圧縮する。図11は本発明の第2実施形態に係る印刷装置における出力の流れを示す図である。第2実施形態に係る印刷装置では、特定画像が形成された印刷物にプレス加工を施して、特定画像以外の領域の高さを高くする。このため、1つの特定画像のサイズを取得し(ステップS11)、加工部材の調整可能サイズの中で記録部に合致するもしくは記録画像サイズを超えるサイズの中での最小値に調整し(ステップS12)、プレス加工を行う(ステップS13)。このステップS11からステップS13までの処理を全ての画像について行い(ステップS14)処理は終了する。
更にプレス装置のローラ51、52、53、54を加熱することでよりプレス効果を上げることもできる。プレス装置50は例えば記録ヘッドに隣接した箇所や、給紙部もしくは排紙部に備えることができる。前者の場合であれば、画像記録前後のタイミング又は画像記録中に記録ヘッドを走査させることで記録部にプレス加工を施すことが可能である。
更にローラを加熱することにより効果を上げることもできる。プレス装置70は給紙部に備えてもよく、排紙部に備えていてもよい。もしくはプレス加工機としてプリンタと別途備えることもできる。
Claims (16)
- 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上の前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷装置であって、
前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定部と、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定部と、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布部と、を備え、
前記階調値決定部は、前記第2領域であって前記階調値を前記第1の領域との境界に近い領域ほど高さが大となるよう設定することを特徴とする印刷装置。 - 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上の前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷装置であって、
前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定部と、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定部と、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布部と、を備え、
前記階調値決定部は、前記記録媒体における前記第2領域のうち前記第1領域との境界に隣接する領域にだけ前記後処理材を付着させるよう前記後処理材の前記階調値を決定することを特徴とする印刷装置。 - 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上の前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷装置であって、
前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定部と、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定部と、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布部と、を備え、
前記階調値決定部は、前記記録媒体における前記第2領域にあらかじめ定めた模様を描くよう前記後処理材が付着するよう前記後処理材の階調を決定することを特徴とする印刷装置。 - 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上の前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷装置であって、
前記後処理材を含まず前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定部と、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定部と、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布部と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記階調値決定部は、前記階調値を前記第1の領域との境界に近いほど前記後処理材の高さBが大となるよう設定することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
- 前記階調値決定部は、前記記録媒体における前記第2領域のうち前記第1領域との境界に隣接する領域にだけ前記後処理材を付着させるよう前記後処理材の前記階調値を決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷装置。
- 前記階調値決定部は、前記記録媒体における前記第2領域にあらかじめ定めた模様を描くよう前記後処理材が付着するよう前記後処理材の階調を決定することを特徴とする請求項4乃至6のうちいずれか一項に記載の印刷装置。
- 前記後処理材は、色材を含まないことを特徴とする請求項1乃至7に記載の印刷装置。
- 前記印刷物は、前記特定画像が写真であり、複数の記録媒体を綴じて形成されたフォトブックであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上に前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷方法であって、
前記後処理材を含まず前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定ステップと、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定ステップと、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布ステップと、を備えることを特徴とする印刷方法。 - 請求項10に記載の各ステップをプロセッサに実行させることを特徴とする印刷プログラム。
- 記録媒体に1種類以上の色材を付着して1以上の特定画像を形成した後、前記記録媒体上に前記特定画像以外の領域に後処理材を付着して印刷物を作成する印刷方法であって、
前記特定画像を形成する領域である第1領域と、前記後処理材を形成する領域である第2領域を特定する領域決定ステップと、
前記第1領域の高さAと、前記第2領域の高さBとが、A<Bなる関係となるように、前記後処理材の階調値を決定する階調値決定ステップと、
前記階調値に基づいて前記後処理材を前記記録媒体に付着させる後処理材塗布ステップと、
前記階調値を、前記第1の領域との境界に近いほど前記第2領域の高さBが大となるよう設定するステップと、を有することを特徴とする印刷方法。 - 記録媒体の1種類以上の色材が付着された1以上の特定画像領域と前記特定画像領域以外の領域を有する印刷物を形成する印刷装置であって、
前記特定画像を形成する領域及び前記特定画像領域以外の領域を特定する領域決定部と、
前記特定画像領域の高さAと、前記画像領域以外の領域の高さBとが、A<Bなる関係となるようにプレス加工する加工部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記加工部は加熱され前記記録媒体をプレス加工する請求項13記載の印刷装置。
- 前記特定画像領域は、前記色材を付着する記録ヘッドにより形成され、前記加工部は、前記記録ヘッドに隣接した箇所に設けることを特徴とする請求項13又は14記載の印刷装置。
- 前記加工部は、前記記録媒体の給紙部に備えることができる請求項13又は14記載の印刷装置。
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