JP6135379B2 - 圧延機用スピンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧延機用スピンドル装置に関する。
例えば、鉄鋼用の圧延機は、上下一対のロールと、これらロールを互いに逆方向に回転駆動するための駆動源と、ロールと駆動源との間に設けられたスピンドル装置とを備えている。前記スピンドル装置は、前記駆動源によって回転する上下一対のドライブシャフトと、上下一対のヨークと、各ドライブシャフトと各ロールの回転軸とを前記ヨークを介して連結する一対の十字軸継手とを備えている。前記スピンドル装置は、十字軸継手により圧延中の鋼材に対してロールが上下に動くのを許容した状態で、ドライブシャフトの回転をロールに伝達するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図9は従来の一対の十字軸継手100を示す断面図である。また、図10はその十字軸継手100を示す分解斜視図である。図9及び図10に示すように、各十字軸継手100は、互いに上下方向に近接して配置されており、十字状に配置された四つの軸部101aを有し中心軸200回りに回転可能な十字軸部材101と、四つの軸受102とを備えている。軸受102は、軸部101aの外周面を転動する転動体である複数の円筒ころ103と、これら複数の円筒ころ103を介して軸部101aに外嵌された軸受カップ104とを有している。軸受カップ104には、軸部101aの径方向外方において前記中心軸200を中心として断面略扇形状に形成された軸受ホルダ105が一体に形成されている。
軸受ホルダ105にはボルト108が挿通される挿通孔105aが形成されている。また、挿通孔105aに挿通されたボルト108は、一対のヨーク106,107の各一端面にそれぞれ形成されたねじ穴111にねじ込まれる。その際、十字軸部材101の四つの軸部101aのうち、直線上に配置された二本の軸部101aからなる縦軸に配置された一対の軸受ホルダ105とヨーク106とが連結固定され、直線上に配置された他の二本の軸部101aからなる横軸に配置された軸受ホルダ105とヨーク107とが連結固定される。各ヨーク106,107の他端面には、それぞれ断面小判形状の取付孔112が形成されており、ヨーク106の取付孔112には前記ロールの回転軸が圧入され、ヨーク107の取付孔112には前記ドライブシャフトの一端部が圧入される。これにより、ドライブシャフトからの(回転)トルクは、ヨーク107、十字軸継手100及びヨーク106を経てロールに伝達される。
特開2000−42614号公報
一般に、このような十字軸継手100の剥離寿命Lは、定格トルクTrを用いた下記式(1)によって算出される。
L=3000・Km・(Tr・Ks・Kα/Tm)2.907 ・・・(1)
ここで、Kmは材料係数、Ksは速度係数、Kαは角度係数、Tmは平均トルクである。
したがって、前記剥離寿命Lは、定格トルクTrを大きくすることで向上させることができる。
前記定格トルクTrは、一般に下記式(2)によって算出される。
Tr=(d・B・R)0.992/154.5 ・・・(2)
ここで、dは十字軸部材101の軸部101aの直径(軌道軸径)、Bは円筒ころ103の有効接触長、Rは作用半径(十字軸部材101の中心から円筒ころ103の軸方向の中心までの距離)である(図9参照)。
上記式(2)より、前記定格トルクTrの値を大きくするためには、上下に近接して配置された一対の十字軸継手100が互いに接触することがないように、軸部101aの直径d、円筒ころ103の有効接触長B及び作用半径Rの各値を設定する必要がある。このため、前記定格トルクTrの値を大きくすべく軸部101aの直径dを大きくする場合、十字軸継手100の外径Dを大きくすることができないため、以下の問題が生じる。
すなわち、軸受ホルダ105は軸部101aの径方向外方において断面略扇形状に形成されているため、図11に示すように、軸部101aの直径dを大きくして直径d2とすると、軸受ホルダ105の断面積が小さくなる。このため、前記直径d2としたときの円筒ころ103の有効接触長B2は、直径dのときの有効接触長Bよりも短くなるので、結果的に定格トルクTrの値を大きくすることができず、十字軸継手100の剥離寿命Lを向上させることができない。
また、定格トルクTrの値を大きくするために、軸受カップ104の外周面を径方向外方に突出させ、有効接触長Bを長くすることが考えられる。しかし、図9からも明らかなように、軸受カップ104の外周面を径方向外方に突出させると、上下に近接して配置された一対の十字軸継手100における軸受カップ104の外周面同士が干渉するため、有効接触長Bを長くすることはできない。
そこで、図12に示すように、本出願人は、各十字軸継手100の隣接する軸受カップ104の間に窪み部109を形成し、一方の十字軸継手100における軸受カップ104の外面を他方の十字軸継手100の窪み部109に入り込ませた圧延機用スピンドル装置を既に提案している(特願2013−058992。以下、「先願発明」という)。この先願発明によれば、一方の十字軸継手100の軸受カップ104を、他方の十字軸継手100の窪み部109に入り込ませるために、一方の十字軸継手100における軸部101aを、従来の軸部に対して軸心方向に長く形成することができる。これにより、上記式(2)の右辺における直径dの値を大きくしなくても、有効接触長Bの値を大きくすることができるため、定格トルクTrの値を大きくすることができる。その結果、上記式(1)の右辺における定格トルクTrを用いた計算値を大きくすることができるため、十字軸継100の剥離寿命を向上させることができる。
しかし、図12に示すように、上下一対のロールにそれぞれ接続される一対のヨーク106の取付孔112は、図中上側の十字軸継手100における互いに同一軸心上に配置された一対の軸部101aの軸心201を鉛直線上に配置した状態で、両取付孔112の長手方向の中心線106c同士を一致させるように形成されているため、両ヨーク106は、そのねじ穴111に対して取付孔112の形成位置が互いに異なるものとなっている。このため、一対のヨーク106を互いに兼用することができないので、取付孔112の形成位置が異なる2種類の予備のヨーク106を用意しておく必要があり、予備品の購入コストが高くなるという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、一対の十字軸継手のうちの一方が他方の窪み部に入り込むように配置された場合であっても、一対のヨークを互いに兼用することができる圧延機用スピンドル装置を提供することを目的とする。
本発明の圧延機用スピンドル装置は、上下一対のロールと、これらロールを互いに逆方向に回転駆動する駆動源との間に設けられた上下一対のドライブシャフトと、前記一対のドライブシャフトの前記ロール側の一対の端部と前記ロールとの間、又は前記一対のドライブシャフトの前記駆動源側の一対の端部と前記駆動源との間に配置された上下一対の十字軸継手と、軸線方向一端部に前記各十字軸継手に接続された接続部を有し、軸線方向他端部に他部材が圧入される断面非真円形状の取付孔が軸線を中心として形成された上下一対の筒状のヨークとを備え、前記十字軸継手は、十字状に配置された四つの軸部を有し前記ヨークの軸線と同軸上に配置された中心軸回りに回転可能な十字軸部材と、前記軸部の外周面を転動する複数の転動体と、前記複数の転動体を介して前記各軸部に外嵌された四つの有底円筒状の軸受カップと、隣接する前記軸受カップの間に配置され且つ前記ヨークの接続部が接続された取付部を有する軸受ホルダとを備え、前記十字軸継手の隣接する前記軸受カップの間には、前記取付部の外面が前記軸受カップの底部の外面よりも前記中心軸側に窪む窪み部が形成されており、前記一対の十字軸継手は、前記中心軸を中心とする回転方向に互いに所定の位相差をもって配置され、且つ一方の十字軸継手における前記軸受カップの前記外面が、他方の十字軸継手の前記窪み部に入り込むように配置されている圧延機用スピンドル装置であって、前記一対のヨークは、互いに前記接続部に対する前記取付孔の形成位置が一致するように形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、上下一対の十字軸継手にそれぞれ接続される一対のヨークは、互いに接続部に対する取付孔の形成位置が一致するように形成されているため、一対のヨークを互いに兼用することができる。これにより、予備のヨークとして用意するのは1種類のみとなるため、従来のように予備のヨークを2種類用意しておく場合に比べて、予備品の購入コストを低減することができる。
前記圧延機用スピンドル装置は、前記一対の十字軸継手のうち一方の十字軸継手における同一軸心上に配置された一対の前記軸部の軸心を鉛直線上に配置した状態で、前記一対のヨークにおける前記各取付孔の所定の中心線が、前記鉛直線に対して互いに逆方向に同一角度傾斜していることが好ましい。
この場合、一対のヨークにおける各取付孔の所定の中心線が、鉛直線に対して互いに逆方向に同一角度傾斜しているため、各ヨークが十字軸継手と共に互いに逆方向に同一角度回転したときに、両取付孔の前記中心線を同一直線上に配置させることができる。したがって、この状態でヨークの回転を停止させることで、一対のロールの各回転停止位置を一致させることができるので、ロールの交換を容易に行うことができる。
前記圧延機用スピンドル装置は、前記位相差が45°に設定され、前記同一角度が22.5°に設定されていることが好ましい。この場合、各ヨークが十字軸継手と共に互いに逆方向に22.5°回転したときに、両取付孔の前記中心線を同一直線上に配置させることができる。したがって、この状態でヨークの回転を停止させることで、一対のロールの各回転停止位置を一致させることができるので、ロールの交換を容易に行うことができる。
前記圧延機用スピンドル装置は、前記駆動源から前記十字軸継手に伝達する回転トルクが上限を超えたときに、前記回転トルクの伝達を遮断するトルクリミッタをさらに備えていることが好ましい。
十字軸継手は、隣接する軸受カップの間に窪み部が形成されることによって剛性が低くなる。しかし、本発明では、トルクリミッタにより十字軸継手に過大な回転トルクが伝達されるのを防止することができるため、このような回転トルクに起因する十字軸継手の破損を効果的に防止することができる。
本発明の圧延機用スピンドル装置によれば、一対の十字軸継手のうちの一方が他方の窪み部に入り込むように配置された場合であっても、一対のヨークを互いに兼用することができる。
本発明の一実施形態に係る圧延機用スピンドル装置を備えた圧延機を示す概略側面図である。 上記圧延機用スピンドル装置の十字軸継手及びヨークを示す分解斜視図である。 一対の上記十字軸継手を示す図1のA−A矢視断面図である。 上記十字軸継手の軸受を示す拡大断面図である。 上記軸受を示す平面図である。 図3の状態から一対の上記十字軸継手を互いに逆方向に同一角度回転させた状態を示す断面図である。 上記ヨークの取付孔の変形例を示す断面図である。 上記圧延機用スピンドル装置のトルクリミッタを示す断面図である。 従来の一対の十字軸継手を示す断面図である。 従来の十字軸継手及びヨークを示す分解斜視図である。 従来の十字軸継手の要部を示す拡大断面図である。 先願発明の一対の十字軸継手を示す断面図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る圧延機用スピンドル装置を備えた圧延機を示す概略側面図である。図1において、本実施形態の圧延機1は、例えば、鋼材Wを圧延処理する鉄鋼用圧延機からなる。この圧延機1は、上下一対のロール2と、各ロール2を互いに逆方向に回転駆動する駆動源であるモータ3と、モータ3の回転を減速する減速機4と、ロール2と減速機4との間に設けられた圧延機用スピンドル装置5とを備えている。
圧延機用スピンドル装置5は、ロール2が圧延中の鋼材Wに対して上下に動くのを許容した状態で、減速機4の出力軸4aから出力された回転トルクを各ロール2の回転軸2aに伝達するものである。圧延機用スピンドル装置5は、一対のロール2をそれぞれ回転駆動する一対のドライブシャフト10を備えている。また、圧延機用スピンドル装置5は、両ドライブシャフト10のロール2側の一対の端部10aとロール2との間に配置された上下一対の一対の第1十字軸継手11と、両ドライブシャフト10の減速機4側の一対の端部10bと減速機4との間に配置された上下一対の第2十字軸継手12とを備えている。
圧延機用スピンドル装置5は、第1十字軸継手11の軸方向両側にそれぞれ接続された上下一対の第1ヨーク13及び上下一対の第2ヨーク14と、第2十字軸継手12の軸方向両側にそれぞれ接続された上下一対の第3ヨーク15及び上下一対の第4ヨーク16とを備えている。第1ヨーク13は、第1十字軸継手11とロール2の回転軸2aとを接続するものであり、第2ヨーク14は、第1十字軸継手11とドライブシャフト10の端部10aとを接続するものである。また、第3ヨーク15は、第2十字軸継手12とドライブシャフト10の端部10bとを接続するものであり、第4ヨーク16は、第2十字軸継手12と後述するトルクリミッタ17の連結軸48とを接続するものである。
これにより、減速機4の出力軸4aから出力された回転トルクは、第4ヨーク16、第2十字軸継手12及び第3ヨーク15を介してドライブシャフト10に伝達される。そして、ドライブシャフト10の回転トルクは、第2ヨーク14、第1十字軸継手11及び第1ヨーク13を介してロール2の回転軸2aに伝達される。
なお、第1十字軸継手11と第2十字軸継手12は同様の構成であり、第1及び第2ヨーク13,14と第3及び第4ヨーク15,16は同様の構成であるため、本実施形態では、第1十字軸継手11と第1及び第2ヨーク13,14についてのみ説明する。
図2は、圧延機用スピンドル装置5の第1十字軸継手11と第1及び第2ヨーク13,14との接続構造を示す分解斜視図である。また、図3は、一対の第1十字軸継手11を示す図1のA−A矢視断面図である。図2及び図3において、第1十字軸継手11は、十字状に配置された四つの軸部21bを有する十字軸部材21と、各軸部21bに取り付けられた四つの軸受22とを備えている。十字軸部材21は、中心に配置された本体部21aと、この本体部21aから互いに直交する四方向に延びる前記四つの軸部21bとを有し、本体部21aの中心を通過する中心軸C回りに回転可能である。
図4は、第1十字軸継手11の軸受22を示す拡大断面図である。また、図5は、その軸受22を示す平面図である。図4及び図5において、軸受22は、複数の円筒ころ(転動体)23と、四つの軸受カップ24と、四つの軸受ホルダ25とを備えている。円筒ころ23は、軸部21bの外周面21b1に転動可能に配置されている。軸受カップ24は、有底円筒形状に形成されており、円筒部24aと、この円筒部24aの軸方向一端部を閉塞する底部24bとを有している。
軸受カップ24の円筒部24aは、円筒ころ23を介して軸部21bの外周面21b1に嵌合している。したがって、円筒ころ23は、円筒部24aの内周面24a1を外輪軌道部、軸部21bの外周面21b1を内輪軌道部として転動し、これによって軸受カップ24が軸部21bの軸心X回りに回動可能とされている。図2に示すように、円筒ころ23の軸方向一方側には、スラストワッシャ26が配設されている。また、円筒ころ23の軸方向他方側には、ころガイド27、オイルシール28及びスリンガ29がこの順に配設されている。なお、図3及び図4では、スラストワッシャ26、ころガイド27、オイルシール28及びスリンガ29の図示を省略している。
図2に示すように、軸受カップ24の円筒部24aの周方向の一部には、凸部24cが一体に突設されている。図4に示すように、軸受カップ24の底部24bの内面24b1は、軸部21bの端面21b2に対向している。底部24bの外面24b2は、十字軸部材21の中心軸Cを中心として円弧状に形成されている。
図2及び図3において、軸受22の四つの軸受ホルダ25は、各々直線的に配列された二つの軸部21bからなる十字軸部材21の横軸及び縦軸に、それぞれ第1ヨーク13及び第2ヨーク14を連結するものである。図4及び図5において、本実施形態の軸受ホルダ25は、平面視において軸受カップ24を挟んで直線状に配置された一対の取付部25aによって構成されている。軸受ホルダ25の各取付部25aは、図3に示すように、当該軸受ホルダ25と隣接する他の軸受ホルダ25の一方の取付部25aとともに、隣接する軸受カップ24の間に配置されている。
図4及び図5において、各取付部25aには、ボルト31(図2参照)を挿通するための挿通孔25bが厚さ方向に貫通して形成されている。取付部25aは、円筒部24aの外周に一体に形成されており、十字軸部材21の中心軸Cを中心として断面略扇形状に形成されている。具体的には、取付部25aは、円筒部24aの外周から、中心軸Cを中心として軸部21bの軸心Xに対して45°傾斜した仮想線Kまでの角度範囲内において、断面略扇形状に形成されている。
取付部25aには、中心軸Cを中心とする円弧状の外面25a1が形成されている。この外面25a1は、軸受カップ24の底部24bの外面24b2よりも中心軸C側に窪んで形成されている。これにより、図3に示すように、隣接する軸受カップ24の間には、二つの取付部25aの外面25a1と、これら軸受カップ24の各円筒部24aの外周面24a2とによって窪み部30が形成されている。
なお、本実施形態における軸受ホルダ25は、軸受カップ24の円筒部24aの外周に一体に形成されているが、軸受カップ24と別体に設けられていても良い。
図3に示すように、一対の第1十字軸継手11は、中心軸Cを中心とする回転方向に互いに所定の位相差(ここでは45°)をもって配置されている。ここで、「位相差」とは、一対の第1十字軸継手11の十字軸部材21の中心軸C同士を同軸上に一致させた状態で、一方の十字軸部材21の十字方向と、他方の十字軸部材21の十字方向との中心軸C回りの角度差をいう。
また、一対の第1十字軸継手11は、一方の第1十字軸継手11における軸受カップ24の底部24の外面24b2が、他方の第1十字軸継手11の窪み部30に入り込むように配置されている。本実施形態では、一対の第1十字軸継手11の中心軸C間の距離Lcを、従来の中心軸間の距離L200に対して短くすることで、一方の第1十字軸継手11の底部24の外面24b2を、他方の第1十字軸継手11の窪み部30に入り込ませている。
以上の構成により、本実施形態の圧延機用スピンドル装置5は、一対の第1十字軸継手11を、従来の一対の十字軸継手に比べて、互いに近づけて配置することができるため、一対の第1十字軸継手11を省スペースで設置することができる。また、前記位相差を45°に設定しているため、一対の第1十字軸継手11を互いに干渉することなく安定した状態で回転させることができる。
なお、本実施形態では、一方の第1十字軸継手11の底部24の外面24b2を、他方の第1十字軸継手11の窪み部30に入り込ませることで、中心軸C間の距離Lcを短くしているが、この距離Lcを変更しないようにすることもできる。すなわち、一方の第1十字軸継手11における十字軸部材21の軸部21bを、従来の軸部に比べて軸心X方向に長く形成する。これにより、一方の第1十字軸継手11の底部24の外面24b2を、他方の第1十字軸継手11の窪み部30に入り込ませることができる。
この場合には、従来のように軸部21bの直径を変更させることなく、円筒ころ23の有効接触長を長くすることができる。その結果、定格トルクを大きくすることができるため、第1十字軸継手11の剥離寿命を向上させることができる。
図2において、第1ヨーク13は、第1十字軸継手11の直線上に配置された二本の軸部21bからなる縦軸に配置された一対の軸受ホルダ25に接続されるものである。また、第2ヨーク14は、第1十字軸継手11の直線上に配置された他の二本の軸部21bからなる横軸に配置された一対の軸受ホルダ25に接続されるものである。第1及び第2ヨーク13,14は、有底円筒状に形成されており、これらの軸線Yは第1十字軸継手11の十字軸部材21の中心軸Cと同軸上に配置されている。
第1及び第2ヨーク13,14には、軸線Y方向一端面(第1十字軸継手11側の端面)に第1十字軸継手11の軸受ホルダ25にそれぞれ接続される接続部18が一体に突設されている。接続部18は略H字形状に形成されており、その端面には中心部を挟んで二つの凹部18aが形成されている。各凹部18aは、軸受カップ24の凸部24cが嵌め合わされる大きさに形成されている。また、接続部18には、軸受ホルダ25の取付部25aの挿通孔25bに挿通されたボルト31がねじ込まれるねじ穴18bが各凹部18aの周方向両側に二つ(合計四つ)形成されている。
第1及び第2ヨーク13,14の軸線Y方向他端部(第1十字軸継手11と反対側の端面)には、それぞれ取付孔19が形成されている。各取付孔19は、軸線Yを中心として断面小判形状に形成されることで、断面非真円形状とされている。第1ヨーク13の取付孔19には他部材であるロール2の回転軸2aが圧入され、第2ヨーク14の取付孔19には他部材であるドライブシャフト10の端部10aが圧入される。これにより、第1及び第2ヨーク13,14は、ドライブシャフト10の回転に伴って第1十字軸継手11と共に中心軸C(軸線Y)回りに回転することで、ロール2に回転トルクを伝達するようになっている。
図3に示すように、上下一対の第1ヨーク13は、互いに接続部18のねじ穴18bに対する取付孔19の形成位置が一致するように形成されている。具体的には、各第1ヨーク13の取付孔19は、その長手方向の中心線19a(所定の中心線)が、各第1ヨーク13を接続する一対の軸受ホルダ25が配置される二本の軸部21bの軸心x1に対して、中心軸Cを中心として同一方向(ここでは図中の時計回り方向)に同一角度θ傾斜して形成されている。この同一角度θは、例えば22.5°に設定されている。
これにより、上下一対の第1ヨーク13を同一形状にすることができるため、一対の第1ヨーク13を互いに兼用することができる。これにより、予備の第1ヨーク13として用意するのは1種類のみとなるため、従来のように予備のヨークを2種類用意しておく場合に比べて、予備品の購入コストを低減することができる。
なお、同一角度θは、22.5°に限定されるものではく、任意の角度に設定されていれば良い。ただし、後述するように両取付孔19の中心線19a同士を鉛直線Z上に配置させる場合は、22.5°、67.5°、112.5°及び157.5°のいずれかの角度に設定されているのが好ましい。また、取付孔19の中心線19aは、軸心x1に対して図中の時計回り方向に傾斜しているが、図中の反時計回り方向に傾斜していても良い。また、取付孔19の所定の中心線として、長手方向の中心線19aを用いているが、短手方向の中心線を用いても良い。
また、図6に示すように、上下一対の第1ヨーク13は、図中上側の第1十字軸継手11の前記軸心x1を鉛直線Z上に配置した状態で、各取付孔19の中心線19aが鉛直線Zに対して、中心軸Cを中心として互いに逆方向に同一角度α傾斜するように配置されている。ここでは、図中上側の第1ヨーク13の取付孔19の中心線19aは図中の時計回り方向に同一角度α傾斜し、図中下側の第1ヨーク13の取付孔19の中心線19aは図中の反時計回り方向に同一角度α傾斜している。前記同一角度αは、例えば22.5°に設定されている。
これにより、図3の状態から、上下一対の第1十字軸継手11を第1ヨーク13と共に互いに逆方向に前記同一角度α回転させると、図6に示す状態となる。すなわち、図3の状態から、図中上側の第1ヨーク13が反時計回り方向に同一角度α回転し、且つ図中下側の第1ヨーク13が図中の反時計回り方向に同一角度α回転すると、図6に示すように、両取付孔19の中心線19aが鉛直線Z上に配置された状態となる。したがって、この状態で上下一対の第1ヨーク13の回転を停止させることで、一対のロール2の各回転停止位置を一致させることができるので、ロール2の交換を容易に行うことができる。
なお、同一角度αは、22.5°に限定されるものではなく、両取付孔19の中心線19a同士を鉛直線Z上に配置させることができれば、67.5°、112.5°又は157.5°などの他の角度に設定されていても良い。
また、図3において、図中上側の取付孔19の中心線19aは、鉛直線Zに対して図中の時計回り方向に傾斜しているが、図中の反時計回り方向に傾斜していても良い。この場合、図中下側の取付孔19の中心線19aは、図中の時計回り方向に傾斜させればよい。
また、図3では、図中上側の第1十字軸継手11の軸心x1を鉛直線Z上に配置した状態で両取付孔19の中心線19aを逆方向に傾斜させているが、図中下側の第1十字軸継手11の軸心x1を鉛直線Z上に配置した状態で両取付孔19の中心線19aを逆方向に傾斜させるようにしてもよい。
また、図3では、第1ヨーク13を接続する一対の軸受ホルダ25が配置される二本の軸部21bの軸心x1を鉛直線Z上に配置した状態で両取付孔19の中心線19aを逆方向に傾斜させているが、他の二本の軸部21bの軸線を鉛直線Z上に配置した状態で両取付孔19の中心線19aを逆方向に傾斜させてもよい。
図7は、第1ヨーク13の取付孔19の変形例を示す断面図である。図7に示すように、この取付孔19は、軸線Yを中心とする円弧部19bとキー溝部19cとによって断面非真円形状に形成されている。上下一対の第1ヨーク13の各取付孔19は、そのキー溝19cの中心及び軸線Yを通過する中心線19d(所定の中心線)が、軸心x1に対して中心軸Cを中心として同一方向(ここでは図中の時計回り方向)に同一角度θ傾斜して形成されている。この同一角度θは、例えば図3の取付孔19と同様に22.5°に設定されている。したがって、この変形例でも一対の第1ヨーク13を互いに兼用することができる。
また、上下一対の第1ヨーク13は、図中上側の第1十字軸継手11の前記軸心x1を鉛直線Z上に配置した状態で、各取付孔19の中心線19dが鉛直線Zに対して、中心軸Cを中心として互いに逆方向に同一角度α傾斜するように配置されている。ここでは、図中上側の第1ヨーク13の取付孔19の中心線19dは図中の時計回り方向に同一角度α傾斜し、図中下側の第1ヨーク13の取付孔19の中心線19dは図中の反時計回り方向に同一角度α傾斜している。また、同一角度αは、例えば図3の取付孔19と同様に22.5°に設定されている。これにより、この変形例においても、上下一対の第1十字軸継手11を第1ヨーク13と共に互いに逆方向に前記同一角度α回転させることで、両取付孔19の中心線19dが鉛直線Z上に配置させることができる。
図1において、本実施形態の圧延機用スピンドル装置5は、減速機4と一対の第4ヨーク16との間にそれぞれ設けられた一対のトルクリミッタ17をさらに備えている。このトルクリミッタ17は、モータ3から第1十字軸継手11及び第2十字軸継手12に伝達する回転トルクが上限を超えたときに、その回転トルクの伝達を遮断するものである。以下、このトルクリミッタ17について説明する。
図8は、トルクリミッタ17を示す断面図である。図8に示すように、トルクリミッタ17は、軸部材41と、軸部材41に外嵌された筒部材42と、筒部材42に取り付けられたシャーバルブ43と、軸部材41と筒部材42との間に配置された第1転がり軸受44及び第2転がり軸受45とを備えている。
軸部材41は、円柱状に形成された軸本体部41aと、軸本体部41aに外嵌された断面略L字形状の係止部41bとを有している。軸本体部41aの外周には、周方向に螺旋状に形成された油封止防止用の螺旋溝41a2が形成されている。軸本体部41aの軸方向一端部には、減速機4の出力軸4aに一体回転可能に接続されるフランジ41a3が形成されている。係止部41bは、軸本体部41aに外嵌された第1円筒部41b1と、第1円筒部41b1の軸方向一端部から径方向外方に延びる環状部41b2と、環状部41b2の径方向外端部から軸方向に延びる第2円筒部41b3とを有している。
筒部材42は、軸本体部41aに外嵌された第1筒部材46と、第1筒部材46に外嵌された第2筒部材47とを有している。第1筒部材46の内周面46aと軸本体部41aの外周面41a1との間には、焼付き防止用の潤滑油が塗布されている。第1筒部材46の軸方向一端部には、連結軸48(図1参照)の一端部が一体回転可能に接続されるフランジ46bが形成されている。前記連結軸48の他端部は、第4ヨーク16の図示しない取付孔に圧入されている。第2筒部材47の軸方向一端部は、係止部41bの第2円筒部41b3に内嵌されており、その軸方向一端部側の端面は、係止部41bの環状部41b2の軸方向一側面に対向して配置されている。
第1転がり軸受44は、例えば玉軸受からなり、軸本体部41aに外嵌固定された内輪44aと、第1筒部材46に内嵌固定された外輪44bと、内輪44aの外周と外輪44bの内周との間に配置された玉44cとを有している。第2転がり軸受45は、例えば玉軸受からなり、軸本体部41aに外嵌固定された内輪45aと、第2筒部材47に内嵌固定された外輪45bと、内輪45aの外周と外輪45bの内周との間に配置された玉45cとを有している。第1及び第2転がり軸受44,45は、軸部材41が筒部材42に対して相対回転しているとき、軸部材41を筒部材42に対して回転自在に支持するようになっている。
第2筒部材47の内部の内周面側には、軸方向の略全長に亘って延びる油圧拡張室(流体圧拡張室)47aが形成されており、油圧拡張室47aには、図示しない油圧カプラから油が封入されるようになっている。また、第2筒部材47には、外周側に開口するシャーバルブ取付穴47bが形成されている。このシャーバルブ取付穴47bは、周方向に所定間隔をあけて複数形成されている。
シャーバルブ取付穴47bには、シャーバルブ43が嵌合されており、シャーバルブ43の一端部は、第2筒部材47の外周面よりも径方向外方に突出し、係止部41bの第2円筒部41b3に係止されている。シャーバルブ43は、その軸線に沿って延びるチューブ43aを有している。このチューブ43aの一端部は、閉鎖されており、第2筒部材47の外周面よりも径方向外方に突出している。また、チューブ43aの他端部は、開口しており、油圧拡張室47aの軸方向一端部に連通されている。
以上の構成により、油圧カプラからシャーバルブ取付穴47bを介して油圧拡張室47aに油を封入し、油圧拡張室47a内を加圧することで、油圧拡張室47aを径方向に拡張させることができる。これにより、軸部材41の外周面41a1と筒部材42の内周面46aとが摩擦結合し、これら軸部材41と筒部材42との間で回転トルクを伝達することができる。
その際、軸部材41と筒部材42との間で伝達される回転トルクが上限を超えると、軸部材41の外周面41a1が、第1筒部材46の内周面46aに対してスリップして、軸部材41に対する筒部材42の軸回りの位置が変化する。この位置変化により、第2円筒部41b3がシャーバルブ43のチューブ43aの径方向外端を切断し、油圧拡張室47a内の油がシャーバルブ43を介して外部に排出される。これにより、軸部材41の外周面41a1に対する第1筒部材46の内周面46aの押圧力が無くなるため、軸部材41と筒部材42との摩擦結合が解除され、前記回転トルクの伝達が遮断される。
第1及び第2十字軸継手11,12は、上述のように隣接する軸受カップ24の間に窪み部30が形成されているため、その分だけ挿通孔25bの直径を小さくする必要がある。このため、挿通孔25bに挿通されるボルト31の直径も小さくなるため、第1十字軸継手11と第1及び第2ヨーク13,14との接続部分や,第2十字軸継手12と第3及び第4ヨーク15,16との接続部分の剛性が低くなる。また、ボルト31自体の剛性も低くなる。しかし、本実施形態では、トルクリミッタ17により減速機4と第4ヨーク16との間で過大な回転トルクが伝達されるのを防止することができるため、このような回転トルクに起因する第1及び第2十字軸継手11,12の破損を効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、一対の第1十字軸継手11の位相差は45°に設定されているが、第1十字軸継手11同士が互いに回転中に干渉しなければ、45°以外の角度に設定されていてもよい。また、本発明は、第1ヨーク13に適用する場合について説明したが、第2ヨーク14、第3ヨーク15、又は第4ヨーク16に適用することも可能である。
2:ロール、3:モータ(駆動源)、5:圧延機用スピンドル装置、10:ドライブシャフト、11:第1十字軸継手(十字軸継手)、13:第1ヨーク(ヨーク)、17:トルクリミッタ、18:接続部、19:取付孔、19a:中心線、21:十字軸部材、21b:軸部、21b1:外周面、23:円筒ころ(転動体)、24:軸受カップ、24b:底部、24b2:外面、25:軸受ホルダ、25a:取付部、25a1:外面、30:窪み部、C:中心軸、X:軸心、Y:軸線、Z:鉛直線、α:同一角度

Claims (4)

  1. 上下一対のロールと、これらロールを互いに逆方向に回転駆動する駆動源との間に設けられた上下一対のドライブシャフトと、
    前記一対のドライブシャフトの前記ロール側の一対の端部と前記ロールとの間、又は前記一対のドライブシャフトの前記駆動源側の一対の端部と前記駆動源との間に配置された上下一対の十字軸継手と、
    軸線方向一端部に前記各十字軸継手に接続された接続部を有し、軸線方向他端部に他部材が圧入される断面非真円形状の取付孔が軸線を中心として形成された上下一対の筒状のヨークとを備え、
    前記十字軸継手は、十字状に配置された四つの軸部を有し前記ヨークの軸線と同軸上に配置された中心軸回りに回転可能な十字軸部材と、前記軸部の外周面を転動する複数の転動体と、前記複数の転動体を介して前記各軸部に外嵌された四つの有底円筒状の軸受カップと、
    隣接する前記軸受カップの間に配置され且つ前記ヨークの接続部が接続された取付部を有する軸受ホルダとを備え、
    前記十字軸継手の隣接する前記軸受カップの間には、前記取付部の外面が前記軸受カップの底部の外面よりも前記中心軸側に窪む窪み部が形成されており、
    前記一対の十字軸継手は、前記中心軸を中心とする回転方向に互いに所定の位相差をもって配置され、且つ一方の十字軸継手における前記軸受カップの前記外面が、他方の十字軸継手の前記窪み部に入り込むように配置されている圧延機用スピンドル装置であって、
    前記一対のヨークは、互いに前記接続部に対する前記取付孔の形成位置が一致するように形成されていることを特徴とする圧延機用スピンドル装置。
  2. 前記一対の十字軸継手のうち一方の十字軸継手における同一軸心上に配置された一対の前記軸部の軸心を鉛直線上に配置した状態で、前記一対のヨークにおける前記各取付孔の所定の中心線が、前記鉛直線に対して互いに逆方向に同一角度傾斜している請求項1に記載の圧延機用スピンドル装置。
  3. 前記位相差が45°に設定され、前記同一角度が22.5°に設定されている請求項2に記載の圧延機用スピンドル装置。
  4. 前記駆動源から前記十字軸継手に伝達する回転トルクが上限を超えたときに、前記回転トルクの伝達を遮断するトルクリミッタをさらに備えている請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧延機用スピンドル装置。
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