JP6135097B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。なお、本発明に係る冷凍装置の実施形態は、以下に説明する第1実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1−1)冷凍回路
図1は、本発明の第1実施形態に係る冷凍装置が採用された空気調和機が備える冷凍回路の回路図である。空気調和機10は、室内に設置される利用側ユニット20と室外に設置される熱源側ユニット30とを備える。利用側ユニット20には、室内熱交換器21と室内ファン22とが配置されている。熱源側ユニット30には、室外熱交換器31と室外ファン32と電動弁33とアキュムレータ34と四路切換弁35と圧縮機40とが配置されている。このように、圧縮機40、四路切換弁35、室内熱交換器21、室外熱交換器31、電動弁33及びアキュムレータ34が冷媒配管で接続され、冷媒が循環する冷凍回路12が形成されている。
図2は、圧縮機40の部分破断斜視図である。圧縮機40には、円筒状のケーシング41の側部に吐出管42が取り付けられており、上部に吸入管43が取り付けられている。吸入管43の下方には、スクロール44が設けられており、スクロール44を駆動するモータ45がスクロール44の下方に設けられている。潤滑油70は、円筒状のケーシング41の底部41aに溜まるように構成されており、ケーシング41の底部41aに巻付けられるようにクランクケースヒータ46が取り付けられている。また、潤滑油70が溜まる底部41aには、油温検出器62が取り付けられている。
空気調和機10は、また、図1に示されているように、空気調和機10の動作の制御のための制御装置50及び各種の計測機器を備えている。ここでは、計測機器について、圧縮機40のクランクケースヒータ46の制御に関連するものを示し、他の多くの計測機器については記載を省略している。制御装置50は、例えばCPU(中央演算処理装置)50a及びメモリ50bなどを備えるマイクロコンピュータで構成される。
図3は、第1実施形態によるクランクケースヒータの制御の概要を示すフローチャートである。図3には、圧縮機40が停止した後のクランクケースヒータ46に関する制御の概要が示されている。まず、制御装置50により圧縮機40が停止される(ステップS1)。この時点では、クランクケースヒータ46は、オン状態にある。圧縮機40の停止は制御装置50からの指示によって行われるために制御装置50では圧縮機40の停止を検知できるので、バイパス管47を用いて圧縮機40の均圧を行なうために、制御装置50により電磁弁48が開かれる(ステップS3)。この電磁弁48が開かれることによって圧縮機40の吐出管42とアキュムレータ34の吸入管34aの圧力が等しくなり、圧縮機40の均圧が行なわれる。図4(a)には、圧縮機40の停止後において、電磁弁48が開かれる前の圧力の状態が示されており、図4(b)には、電磁弁48が開かれた後の圧力の状態が示されている。図4(a)と図4(b)を比較して分かるように、電磁弁48が開かれる前と後とで、逆止弁36から室外熱交換器31を通って電動弁33に至るまでの配管内の冷媒の圧力は高圧を維持している。一方、圧縮機40から逆止弁36までの配管内の圧力は、電磁弁48が開かれることにより、高圧から低圧に変化する。
(3−1)
以上説明したように、第1実施形態の冷凍回路12において、外気温が低くなることに起因する潤滑油への冷媒の溶け込みを抑制するのは暖房運転が行なわれているときであり、圧縮機40の後段に設置されている室内熱交換器21が放熱器として機能し、室内熱交換器21と圧縮機40との間に設置されている室外熱交換器31が蒸発器として機能しているときである。このような冷凍回路12において圧縮機40が停止されるとき、電磁弁48(開閉機構の一例)が開放されている(第1状態の一例)と、バイパス管47によって圧縮機40の吐出管42(高圧配管の一例)と吸入管43(低圧配管の一例)とを通じさせて圧縮機40を均圧することができる。
上述のように、バイパス管47よりも下流に備えられた逆止弁36により、圧縮機40を均圧する際に室外熱交換器31からバイパス管47へ逆流するのを防ぐことができる。その結果、図5に示されているように圧縮機40の停止持に急激に圧縮機40内の圧力を低下させることができるので、圧縮機内の圧力が低圧化しかつ油温が高い状態をさらに長く続かせることができる。
クランクケースヒータ46がオフされてから(ステップS3)、そのままクランクケースヒータ46をオフした状態を続けると、長時間経過するとまた寝込みが発生して、潤滑油中に多くの冷媒が溶け込む。このような状態を防ぐためには、適当な時期に再びクランクケースヒータ46をオンすることが好ましい。上記第1実施形態では、クランクケースヒータ46は、圧縮機40の停止時に電磁弁48が開いている状態において、圧縮機40のドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPが第1所定圧力差Yより小さくなったときに圧縮機40の加熱を再開するように構成されている。このように、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによってクランクケースヒータ46の加熱再開のタイミングを判断すると、容易に加熱再開のタイミングが判断できる。
(4−1)
上記第1実施形態では、空気調和機10が圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフして、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングをドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断している(ステップS4)。しかし、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングは、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPに代えて、例えば、タイマーの時間経過によって判断することもできる。
上記第1実施形態では、空気調和機10が圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフして、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングをドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断している(ステップS4)。しかし、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングは、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPに代えて、例えば、油温オフセット値(油温度Toil−飽和ガス温度Tcg)によって判断することもできる。
また、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングは、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPに代えて、例えば、ドーム内圧力と外気温か室内温度のうちのいずれか低い温度(Tx)に相当する飽和圧力との関係、換言すればドーム内圧力を飽和温度(Tref)に変換して外気温か室内温度のうちのいずれか低い温度(Tx)とを比較すること(Tref-Tx)によって判断することもできる。
(5)空気調和機の構成とクランクヒータの制御
上記第1実施形態では、図3のフローチャートに示されているように、制御装置50において、圧縮機40の停止のみを条件に、電磁弁48を開く圧縮機40の均圧動作を行なうように構成されている。
(6−1)
以上説明したように、クランクケースヒータ46(圧縮機加熱用ヒータの一例)は、圧縮機40が停止して電磁弁48が開いているとき(第1状態の一例)において、圧縮機40のドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPが第2所定圧力差Xより小さくなったときに圧縮機40の加熱を停止する。例えば、図5における経過時間tm1よりも時間が経過してドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPが経過時間tm1の圧力差ΔPよりも小さくなった時点でクランクケースヒータ46をオフすることができる。図5において、圧縮機40が停止する経過時間tm0から経過時間tm1までは油濃度が低下しているが、このような油濃度又は油粘度が低下する区間で生じる圧力差よりも小さい第2所定圧力差Xを用いることで、油濃度又は油粘度が低下する区間にクランクケースヒータ46の加熱停止を避けることができる。油濃度又は油粘度が低下する区間(例えば図5の経過時間tm0から経過時間tm1の区間)を避けてクランクケースヒータ46をオフでき、このような区間でクランクケースヒータ46をオフすることによる不具合の発生を未然に防止することができる。
(7−1)
上記第2実施形態では、空気調和機10が圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフするタイミングをドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断している(ステップS14)、しかし、この判断は、圧縮機40のドーム内圧力と吐出側圧力との圧力差によって行なってもよい。図1に示されている空気調和機10では、逆止弁36が取り付けられているので、この吐出側圧力は、逆止弁36よりも下流側の圧力になる。この場合、圧縮機40のドーム内圧力と吐出側圧力が第3所定圧力差よりも大きくなるまでクランクケースヒータ46をオンしておく。このように、ドーム内圧力と吐出側圧力との圧力差によって判断する場合には、例えば、逆止弁36よりも下流側に圧力計をさらに設けるか、逆止弁36の両端に微差圧計を取り付ければよい。
上記第2実施形態では、空気調和機10が圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフするタイミングをドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断し(ステップS14)、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングもドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断している(ステップS16)。しかし、圧縮機40の停止後クランクケースヒータ46をオフするタイミング及び再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングは、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPに代えて、例えば、タイマーの時間経過によって判断することもできる。
上記第2実施形態では、空気調和機10が圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフするタイミングをドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断し(ステップS14)、再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングもドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPによって判断している(ステップS16)。しかし、圧縮機40の停止後にクランクケースヒータ46をオフするタイミング及び再びクランクケースヒータ46をオンするタイミングは、ドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差ΔPに代えて、例えば、油温オフセット値(油温度Toil−飽和ガス温度Tcg)によって判断することもできる。
例えば、油温オフセット値を用いる制御装置50による一般的なクランクケースヒータ46の制御について図14のフローチャートに沿って説明する。ここで、一般的なクランクケースヒータ46の制御とは、上述の変形例4−2及び5−2の場合のような圧縮機40の停止直後の制御以外の時点での制御である。この制御装置50は、圧縮機40のモータ45を制御しているので、圧縮機40の動作と停止の状態に関する情報を有している。制御装置50は、圧縮機40が停止している状態において、まず、冷媒圧力検出器61の検出結果を受けて、圧縮機40内の飽和ガス温度Tcgを算出する(ステップS20)。冷媒の飽和ガス温度Tcgは、冷媒の圧力LPが分かれば、従来からよく知られた方法を用いて、冷媒の圧力と飽和温度との関係から簡単に算出される。例えば、制御装置50は、冷媒の圧力LPと飽和ガス温度Tcgの関係を示す関係式faを記憶しており、その関係式faを用いて飽和ガス温度Tcgを算出する。
このように空気調和機10の冷凍装置は、制御装置50の制御によって、圧縮機40の停止中に潤滑油70の油温Toが油温目標値Tsoに達する状態を維持できるように構成されている。そして、油温目標値Tsoは、飽和ガス温度Tcg+油温オフセット値によって定まる。
(10−1)
以上説明したように、空気調和機10の冷凍装置は、室内熱交換器21(放熱器又は蒸発器)と室外熱交換器31(蒸発器又は放熱器)と圧縮機40とクランクケースヒータ46と制御装置50と冷媒圧力検出器61と油温検出器62を備えて構成されている。そして、制御装置50は、圧縮機40内の冷媒の飽和ガス温度Tcgに対して油温オフセット値(所定温度)を加えて得られる油温目標値Tsoに圧縮機40内の潤滑油の油温Toが達するようにヒータを制御する。
また、制御装置50のメモリ50bが記憶するデータも少なく、図15に示されている飽和温度毎に油温オフセット値(所定温度)をデータとして保持していれば、制御装置50における計算などに必要な記憶容量や計算負荷を省くことができる。それにより、制御装置50におけるクランクケースヒータ46の制御を高速に行なわせることができ、圧縮機40の状況変化への応答が速くなる。
(11−1)
上記変形例4−2及び5−2に記載の制御装置50が保持する飽和温度と油温オフセット値の関係は、油濃度が60%になる曲線を示すものではなく、所定の設定範囲、例えば60〜65%の間に入る曲線や直線で示されていてもよい。例えば、図15の直線LNは、油濃度の設定範囲60〜65%の間に入る直線である。直線LNは、飽和温度が比較的低い側では、油濃度設定値が65%の飽和温度と油温オフセット値の関係を示す曲線に近く、飽和温度が比較的高い側では、油濃度設定値が60%の飽和温度と油温オフセット値の関係を示す曲線に近くなるように設定されている。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、油濃度を設定値として用いて、図15に示されているように、油濃度が所定の設定範囲あるいは所定の設定値になる飽和温度と油温オフセット値の関係を求め、その関係を用いて制御装置50がクランクケースヒータ46を制御している。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、油温検出器62によって、圧縮機40内の潤滑油70の油温を検出する場合について説明したが、他の測定装置の検出結果から潤滑油70の油温を推定するようにしてもよい。例えば、油温検出器62の検出結果に対して、圧縮機40の周辺の外気温や室内熱交換器21の温度などを用いて補正を加えてさらに精度を高めるような推定を行ってもよい。あるいは、油温検出器62を用いないで、潤滑油70の油温を推定するためのパラメータに関する測定を行う他の計測器の計測結果から圧縮機40内の潤滑油70の油温を推定するようにしてもよい。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、制御装置50は、クランクケースヒータ46のオンオフ制御を行っているが、油温オフセット値の値に応じて加熱量を変化させるような制御を行ってもよい。例えば、圧縮機40内の圧力変化が急峻な場合に油温オフセット値の値が負の値になることがある。そのような場合には、油温オフセット値が正の値をとる場合よりも加熱量を増加させるような変更を行ってもよい。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、冷媒圧力検出器61を吸入管43に取り付けて、吸入管43の側で圧縮機40内の冷媒の圧力を測定している。しかし、圧縮機40内の冷媒の圧力を吸入管43の側よりも吐出管42の側の方がよりよく測定できる場合には、吐出管42に冷媒圧力検出器61を吸入管43に取り付けて圧力を検出してもよい。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、飽和温度として飽和ガス温度を用いたが、飽和温度として飽和液温度を用いてもよい。
上記変形例4−2及び5−2に記載の空気調和機10では、潤滑油70を温めるためにクランクケースヒータ46を用いたが、潤滑油70を温めるためのヒータはクランクケースヒータ46に限られない。例えば潤滑油70を温める方法として欠相通電によるモータ巻き線加熱方法を用いることもでき、この場合には潤滑油70を温めるヒータとしてモータ巻き線が用いられる。この場合、制御装置50は、ヒータの制御として、欠相通電によるモータ巻き線加熱のオンオフ制御を行う。
21 室内熱交換器
31 室外熱交換器
36 逆止弁
40 圧縮機
42 吐出管
43 吸入管
46 クランクケースヒータ
47 バイパス管
48 電磁弁
50 制御装置
61 冷媒圧力検出器
62 油温検出器
64 冷媒圧力検出器
Claims (8)
- 冷凍回路に冷媒を循環させる圧縮機(40)と、
前記冷凍回路の前記圧縮機の後段に設置されている放熱器(21)と、
前記冷凍回路の前記放熱器と前記圧縮機の間に設置されている蒸発器(31)と、
前記圧縮機の吐出側に接続されている高圧配管(42)と、
前記圧縮機の吸入側に接続されている低圧配管(43)と、
前記高圧配管から前記低圧配管に冷媒をバイパスするバイパス管(47)と、
前記バイパス管に設けられている開閉機構(48)と、
前記圧縮機を加熱する圧縮機加熱用ヒータ(46)と、
を備え、
前記開閉機構は、前記圧縮機の停止時に前記バイパス管を開通させる第1状態と前記バイパス管を閉鎖する第2状態を切り換えられるように構成され、
前記圧縮機加熱用ヒータは、前記開閉機構の前記第1状態のときに前記圧縮機の加熱を停止し、前記第1状態において、前記圧縮機のドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差が第1所定圧力差より小さくなったときに前記圧縮機の加熱を再開する、冷凍装置。 - 冷凍回路に冷媒を循環させる圧縮機(40)と、
前記冷凍回路の前記圧縮機の後段に設置されている放熱器(21)と、
前記冷凍回路の前記放熱器と前記圧縮機の間に設置されている蒸発器(31)と、
前記圧縮機の吐出側に接続されている高圧配管(42)と、
前記圧縮機の吸入側に接続されている低圧配管(43)と、
前記高圧配管から前記低圧配管に冷媒をバイパスするバイパス管(47)と、
前記バイパス管に設けられている開閉機構(48)と、
前記圧縮機を加熱する圧縮機加熱用ヒータ(46)と、
を備え、
前記開閉機構は、前記圧縮機の停止時に前記バイパス管を開通させる第1状態と前記バイパス管を閉鎖する第2状態を切り換えられるように構成され、
前記圧縮機加熱用ヒータは、前記開閉機構の前記第1状態のときに前記圧縮機の加熱を停止し、前記第1状態において、前記ドーム内圧を換算して得られる飽和温度と外気温及び室内温度のうちの低い温度との差が所定温度差を下回ったときに前記圧縮機の加熱を再開する、冷凍装置。 - 前記圧縮機加熱用ヒータは、前記飽和温度と外気温及び室内温度のうちの低い温度との差が前記所定温度差を下回りかつその状態が第1所定時間以上続いたときに前記圧縮機の加熱を再開する、
請求項2に記載の冷凍装置。 - 冷凍回路に冷媒を循環させる圧縮機(40)と、
前記冷凍回路の前記圧縮機の後段に設置されている放熱器(21)と、
前記冷凍回路の前記放熱器と前記圧縮機の間に設置されている蒸発器(31)と、
前記圧縮機の吐出側に接続されている高圧配管(42)と、
前記圧縮機の吸入側に接続されている低圧配管(43)と、
前記高圧配管から前記低圧配管に冷媒をバイパスするバイパス管(47)と、
前記バイパス管に設けられている開閉機構(48)と、
前記圧縮機を加熱する圧縮機加熱用ヒータ(46)と、
を備え、
前記開閉機構は、前記圧縮機の停止時に前記バイパス管を開通させる第1状態と前記バイパス管を閉鎖する第2状態を切り換えられるように構成され、
前記圧縮機加熱用ヒータは、前記開閉機構の前記第1状態のときに前記圧縮機の加熱を停止し、前記第1状態において、前記圧縮機の停止後に第2所定時間が経過したときに前記圧縮機の加熱を再開する、冷凍装置。 - 冷凍回路に冷媒を循環させる圧縮機(40)と、
前記冷凍回路の前記圧縮機の後段に設置されている放熱器(21)と、
前記冷凍回路の前記放熱器と前記圧縮機の間に設置されている蒸発器(31)と、
前記圧縮機の吐出側に接続されている高圧配管(42)と、
前記圧縮機の吸入側に接続されている低圧配管(43)と、
前記高圧配管から前記低圧配管に冷媒をバイパスするバイパス管(47)と、
前記バイパス管に設けられている開閉機構(48)と、
前記圧縮機を加熱する圧縮機加熱用ヒータ(46)と、
を備え、
前記開閉機構は、前記圧縮機の停止時に前記バイパス管を開通させる第1状態と前記バイパス管を閉鎖する第2状態を切り換えられるように構成され、
前記圧縮機加熱用ヒータは、前記開閉機構の前記第1状態のときに前記圧縮機の加熱を停止し、前記第1状態において、油温オフセット値が第1目標オフセット値より小さくなったときに前記圧縮機の加熱を再開する、冷凍装置。 - 前記圧縮機加熱用ヒータは、前記第1状態において、前記圧縮機のドーム内圧力と吸入側圧力との圧力差が第2所定圧力差より小さくなったとき又は前記圧縮機のドーム内圧力と吐出側圧力との圧力差が第3所定圧力差より大きくなったときに前記圧縮機の加熱を停止する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍装置。 - 前記圧縮機加熱用ヒータは、前記第1状態において、前記圧縮機の停止後に第3所定時間が経過したときに前記圧縮機の加熱を停止する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍装置。 - 前記圧縮機加熱用ヒータは、前記第1状態において、油温オフセット値が第2目標オフセット値より大きくなったときに前記圧縮機の加熱を停止する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の冷凍装置。
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