JP6134799B2 - 動力伝達切換機構及び変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、入力部からの駆動力で回転する回転軸と、該回転軸上に回転自在に配設されたギヤと、これら回転軸とギヤとの係合の有無を切り換える係合切換機構とを備える動力伝達切換機構、及び該動力伝達切換機構を備える変速機に関する。
従来、例えば特許文献1,2に示すように、駆動軸上に設けたプライマリプーリと、駆動軸に対して所定間隔で平行に設置した従動軸上に設けたセカンダリプーリと、これらプライマリプーリとセカンダリプーリとの間に巻き掛けた無端状のVベルトとを備えるベルト式の無段変速機構(CVT:Continuously Variable Transmission)を備えた変速機がある。
そして、特許文献2に記載の変速機では、無段変速機構(CVT)に入力する駆動力又は無段変速機構から出力される駆動力の伝達経路を切り替えるための動力伝達切換機構(副変速機構)を備えている。この動力伝達切換機構は、ジョークラッチやシンクロメッシュ機構などで構成されており、回転軸上に固定されるハブと、該ハブとスプライン溝を介して嵌合し軸方向に摺動するスリーブと、該スリーブを介してハブと噛み合うことで駆動力が伝達されるギヤとを備える。
特公平3−48377号公報 特開平3−181669号公報
ところが、上記のような従来の動力伝達切換機構は、構成部品の点数が多いため、変速機の構造の複雑化や装置の大型化や重量増につながるという課題がある。また、上記の動力伝達切換機構は、無段変速機構のプーリシャフトやプーリピストンに隣接して配置されている。そのため、該動力伝達切換機構の構成部品の点数が多いことで、その組み付け性が悪く、変速機の組立工程の簡素化を図る妨げとなるおそれがある。また、動力伝達切換機構の部品点数が多いことで、寸法公差の積み上げによる動力伝達切換機構及び変速機の精度の悪化を招くおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、装置の小型化及び軽量化を図ることができる動力伝達切換機構、及びそれを備えた変速機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる動力伝達切換機構は、駆動源(E)からの駆動力が入力される入力部(20)と、前記入力部(20)の少なくともいずれかの構成部品(214)が固定されて、該構成部品(214)から伝達される駆動力で回転する回転軸(14)と、前記回転軸(14)上に回転自在に配設されたギヤ(29)と、前記ギヤ(29)からの駆動力が出力される出力部(33〜35)と、前記回転軸(14)と前記ギヤ(29)との係合の有無を切り換える係合切換機構(30)と、を備え、前記係合切換機構(30)は、前記回転軸(14)の軸方向に移動するスリーブ(305)と、前記入力部(20)の構成部品(214)と前記ギヤ(29)のいずれか一方と一体に設けられて、前記スリーブ(305)を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持する保持部(301)と、前記入力部(20)の構成部品(214)と前記ギヤ(29)のいずれか他方に設けられて前記スリーブ(305)と噛合する噛合部(310)と、を備え、前記スリーブ(305)が前記保持部(301)に保持された状態で、前記回転軸(14)と前記ギヤ(29)との係合が解除されてそれらの相対回転が許容される一方、前記スリーブ(305)が前記保持部(301)から軸方向に移動して前記噛合部(310)に噛合すると、前記回転軸(14)と前記ギヤ(29)とが係合してそれらが一体に回転するように構成したことを特徴とする。
本発明にかかる動力伝達切換機構によれば、スリーブを軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持する保持部を入力部の構成部品とギヤとのいずれかと一体に設けたことで、係合切換機構の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、係合切換機構及び動力伝達切換機構の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
すなわち、従来は、スリーブを保持するための保持部に相当する部品であるハブを回転軸上に取り付けた一部品として設けていたが、本発明にかかる動力伝達切換機構では、上記のようにスリーブを保持するための保持部を入力部の構成部品とギヤとのいずれかと一体に設けたことで、従来のハブに相当する部品を省略することができる。したがって、係合切換機構の構成部品の数を削減することができる。
また、本発明にかかる動力伝達切換機構によれば、スリーブを軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持する保持部を入力部の構成部品とギヤのいずれかと一体に設けたことで、係合切換機構の構成部品の配置や形状の自由度を高めることが可能となる。これにより、動力伝達切換機構の配置の最適化を図ることができる。
また、上記の動力伝達切換機構では、前記入力部(20)は、第1プーリ(21)及び第2プーリ(22)と、前記第1プーリ(21)と前記第2プーリ(22)との間に巻き掛けられた無端状の部材(23)とを備え、前記駆動源(E)からの駆動力の回転を所定の変速比に変速する変速機構(20)であり、前記回転軸(14)は、前記第1プーリ(21)の回転軸(14)と前記第2プーリ(22)の回転軸(15)の少なくともいずれかであり、前記第1プーリ(21)及び前記プーリ(22)は、前記回転軸(14,15)上に固定された固定プーリ(21A,22A)と、プーリピストン(214,224)によって形成されたシリンダ室(212,222)の圧力で軸方向に移動可能な可動プーリ(21B,22B)とを含み、前記係合切換機構(30)の前記保持部(301)と前記噛合部(310)のいずれかは、前記プーリピストン(214,224)又は前記固定プーリ(21A,22A)と一体に設けられていてよい。
この構成によれば、係合切換機構の保持部と噛合部のいずれかをプーリピストン又は固定プーリと一体に設けたことで、変速機構と動力伝達切換機構でそれらの構成部品の一部を共用することができる。したがって、上記構成の変速機構からの駆動力の伝達の有無を切り換えるための動力伝達切換機構として、本発明にかかる動力伝達切換機構を用いることで、変速機構及びそれに付随する動力伝達切換機構の部品点数の削減及び構成の簡素化を図ることができる。
また、上記の動力伝達切換機構では、前記係合切換機構(30)の前記保持部(301)と前記噛合部(310)のいずれかは、前記プーリピストン(214,224)と一体に設けられており、前記ギヤ(29)を前記回転軸(14)上に回転可能に支持する支持部材(146)と、前記回転軸(14)を回転可能に保持する軸受(145)と、を備え、前記支持部材(146)の一端(146a)を前記プーリピストン(214)に当接させるとともに、他端(146b)を前記軸受(145)に当接させていてよい。
この構成によれば、ギヤを回転軸上に回転可能に支持する支持部材の一端をプーリピストンに当接させるとともに、他端を軸受に当接させたことで、支持部材にプーリピストンの軸方向の位置決めを行うための機能を持たせることができる。したがって、プーリピストンの位置決め用の部品を別途に設ける必要が無いので、変速機構及び動力伝達切換機構の部品点数の更なる削減を図ることができる。
また、上記の動力伝達切換機構では、前記係合切換機構(30)は、前記スリーブ(305)が前記保持部(301)側から前記噛合部(310)側に移動する際に前記ギヤ(29)の回転と前記回転軸(14)の回転とを同期させながら前記スリーブ(305)を前記噛合部(310)に噛合させる同期係合機構(320,340)を備えてよい。
この構成によれば、係合切換機構が同期係合機構を備えることで、スリーブを保持部側から噛合部側に移動させてギヤと回転軸とを係合する際に、ギヤと回転軸の回転を同期させながらスリーブを噛合部に係合させることができる。したがって、係合切換機構によるギヤと回転軸との係合の制御性を向上させることができる。
また、本発明にかかる変速機は、駆動源(E)からの駆動力が入力される入力軸(13)と、第1プーリ(21)及び第2プーリ(22)と、前記第1プーリ(21)と前記第2プーリ(22)との間に巻き掛けられた無端状の部材(23)とを備え、前記入力軸(13)からの駆動力の回転を所定の変速比に変速する変速機構(20)と、前記変速機構(20)からの駆動力が出力される出力部(33〜35)と、前記入力軸(13)からの駆動力を前記第1プーリ(21)へ伝達する第1入力経路と、前記入力軸(13)からの駆動力を前記第2プーリ(22)へ伝達する第2入力経路と、前記第1入力経路と前記入力軸(13)との間に設けられ、前記入力軸(3)からの駆動力を前記第1プーリ(21)への入力に切り換える第1入力切換機構(24A)と、前記第2入力経路と前記入力軸(13)との間に設けられ、前記入力軸(13)からの駆動力を前記第2プーリ(22)への入力に切り換える第2入力切換機構(24B)と、前記変速機構(20)で変速された駆動力の回転を前記第1プーリ(21)から前記出力部(33〜35)へ出力する第1出力経路と、前記変速機構(20)で変速された駆動力の回転を前記第2プーリ(22)から前記出力部(33〜35)へ出力する第2出力経路と、前記第1入力経路に配置されて前記入力軸(13)から前記変速機構(20)に入力する駆動力の回転を減速する減速機構(25,26)と、前記第2入力経路に配置されて前記入力軸(13)から前記変速機構(20)に入力する駆動力の回転を増速する増速機構(27,28)と、前記第1出力経路に設けられ、前記第1出力経路からの駆動力を前記出力部(33〜35)への出力に切り換える第1出力切換機構(30)と、前記第2出力経路に設けられ、前記第2出力経路からの駆動力を前記出力部(33〜35)への出力に切り換える第2出力切換機構(32)と、を備え、前記第1入力切換機構(24A)、第2入力切換機構(24B)、第1出力切換機構(32)、第2出力切換機構(30)の少なくともいずれかとして、本発明にかかる上記構成の動力伝達切換機構を備えることを特徴とする。
本発明にかかる変速機によれば、上記の第1入力切換機構、第2入力切換機構、第1出力切換機構、第2出力切換機構の少なくともいずれかとして、本発明にかかる上記構成の動力伝達切換機構を備えたことで、第1入力切換機構、第2入力切換機構、第1出力切換機構、第2出力切換機構のうち、本発明にかかる動力伝達切換機構を適用した機構の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、変速機の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる動力伝達切換機構及びそれを備えた変速機によれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかる無段変速機の全体構成を示すスケルトン図である。 無段変速機が備えるベルト式無段変速機構を示す側断面図である。 無段変速機の出力切換機構を示す図(図2のX部分の拡大図)である。 LOWモードのトルクフロー図である。 移行モード1のトルクフロー図である。 移行モード2のトルクフロー図である。 HIモードのトルクフロー図である。 後進モードのトルクフロー図である。 直結LOWモードのトルクフロー図である。 直結HIモードのトルクフロー図である。 本発明の第2実施形態にかかる無段変速機の出力切換機構を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる無段変速機の全体構成を示すスケルトン図である。 本発明の第3実施形態にかかる無段変速機の出力切換機構を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる無段変速機の出力切換機構を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態にかかるベルト式無段変速機構(CVT:Continuously Variable Transmission)を備えた無段変速機の全体構成を示すスケルトン図である。同図に示すように、車両に搭載される無段変速機Tは、エンジンEのクランクシャフト11にトルクコンバータ12を介して接続された主入力軸13と、主入力軸13に対して平行に配置された第1副入力軸14および第2副入力軸15とを備える。主入力軸13上には、LOW摩擦クラッチ(第1入力切換機構)24AおよびHI摩擦クラッチ(第2入力切換機構)24Bからなる入力切換機構24が配置されている。
第2副入力軸15上には、ドグクラッチよりなる前後進切換機構41が設けられる。前後進切換機構41のスリーブが右動すると、第2インダクションギヤ28が第2副入力軸15に結合され、前後進切換機構41のスリーブが左動すると、リバースドライブギヤ42が第2副入力軸15に結合される。リバースドライブギヤ42は、第1インダクションギヤ27と一体に設けたリバースドリブンギヤ43にリバースアイドルギヤ44を介して接続される。
第1副入力軸14および第2副入力軸15間に配置されたベルト式無段変速機構(入力部)20は、第1副入力軸14に設けられた第1プーリ21と、第2副入力軸15に設けられた第2プーリ22と、第1、第2プーリ21,22に巻き掛けられた無端ベルト(無端状の部材)23とを備える。第1、第2プーリ21,22の溝幅は油圧によって相互に逆方向に増減し、第1副入力軸14および第2副入力軸15間の変速比を連続的に変化させることができる。第1プーリ21は、第1副入力軸14に固定された第1固定プーリ21Aと、第1固定プーリ21Aに対して接近・離反可能な第1可動プーリ21Bとで構成される。また、第2プーリ22は、第2副入力軸15に固定された第2固定プーリ22Aと、第2固定プーリ22Aに対して接近・離反可能な第2可動プーリ22Bとで構成される。
第1副入力軸14には、主入力軸13上の第1リダクションギヤ25に噛合する第2リダクションギヤ26が固設され、第2副入力軸15には、主入力軸13上の第1インダクションギヤ27に噛合する第2インダクションギヤ28が相対回転自在に支持される。
第1、第2リダクションギヤ25,26により、主入力軸13の回転は減速して第1副入力軸14に伝達される。一方、第1、第2インダクションギヤ27,28により、主入力軸13の回転は増速して第2副入力軸15に伝達される。したがって、第1リダクションギヤ25と第2リダクションギヤ26とで、主入力軸13からベルト式無段変速機構20に入力する駆動力の回転を減速する減速機構が構成されている。また、第1インダクションギヤ27と第2インダクションギヤ28とで、主入力軸13からベルト式無段変速機構20に入力する駆動力の回転を増速する増速機構が構成されている。
第1副入力軸14には、第2ファイナルドライブギヤ29が相対回転自在に支持されており、この第2ファイナルドライブギヤ29は第2出力切換機構(係合切換機構)30によって第1副入力軸14に結合可能である。また、第3出力軸45には、第1インダクションギヤ27に噛合する第3リダクションギヤ46が相対回転自在に支持されており、第3リダクションギヤ46は、第1出力切換機構32を介して第3出力軸45に結合可能である。第3出力軸45には、第1ファイナルドライブギヤ31が固設されている。第1、第2ファイナルドライブギヤ31,29は、ディファレンシャルギヤ33のファイナルドリブンギヤ34に噛合し、ディファレンシャルギヤ33から左右に延びるドライブシャフト35,35に左右の駆動輪が接続される。
次に、ベルト式無段変速機構20について説明する。図2は、ベルト式無段変速機構20を示す側断面図である。既述のように、ベルト式無段変速機構20は、第1副入力軸14上に設けた第1プーリ21と、第2副入力軸15上に設けた第2プーリ22と、これら第1プーリ21と第2プーリ22との間に巻き掛けた無端状のVベルト(無端ベルト)23とを備える。
第1プーリ21は、固定プーリ21Aと可動プーリ21Bとで構成されている。固定プーリ21Aと可動プーリ21Bとの間には、無端ベルト23を挟持するための挟持溝210が形成されている。固定プーリ21Aは、第1副入力軸14と一体に設けられている。可動プーリ21Bは、軸方向に沿って固定プーリ21Aと反対側に延びる筒状のフランジ部211を有し、該フランジ部211がローラ部材(ローラスプライン)213を介して第1副入力軸14に対してスプライン嵌合(ローラスプライン嵌合)している。これにより、可動プーリ21Bは、第1副入力軸14上で相対回転不能かつ軸方向に移動可能に取り付けられている。
可動プーリ21Bの背面側(固定プーリ21Aと反対側)には、プーリピストン(プーリカバー)214で囲まれたシリンダ室212が形成されている。シリンダ室212には、第1副入力軸14の油路141に作動油を供給する図示しないオイルポンプや調圧弁などを含む油圧制御手段によって制御された油圧が供給されるようになっている。シリンダ室212に供給される制御油圧により、可動プーリ21Bを軸方向に移動させる側圧(プーリ側圧)が発生するようになっている。
第2プーリ22は、固定プーリ22Aと可動プーリ22Bとで構成されている。固定プーリ22Aと可動プーリ22Bとの間には、無端ベルト23を挟持するための挟持溝220が形成されている。固定プーリ22Aは、第2副入力軸15と一体に固定されている。一方、可動プーリ22Bは、軸方向に沿って固定プーリ22Aと反対側に延びる筒状のフランジ部221を有し、フランジ部221がローラ部材223を介して第2副入力軸15に対してスプライン嵌合している。これにより、可動プーリ22Bは、第2副入力軸15上で相対回転不能かつ軸方向に移動可能に取り付けられている。可動プーリ22Bの背面側(固定プーリ22Aと反対側)には、プーリカバー(プーリピストン)224で囲まれたシリンダ室222が形成されており、シリンダ室222には、第2副入力軸15の油路151に作動油を供給する上記の油圧制御手段からの油圧が供給されるようになっている。シリンダ室222に供給される制御油圧により、可動プーリ22Bを軸方向に移動させる側圧(プーリ側圧)が発生するようになっている。
第1副入力軸14の一方の端部(固定プーリ21A側の端部)14aの近傍には、スプライン嵌合によって第2リダクションギヤ26が固着されている。また、第1副入力軸14上の第2リダクションギヤ26と固定プーリ21Aとの間には、第1副入力軸14を回転自在に支持する軸受143が設置されている。第1副入力軸14の他方の端部(可動プーリ21B側の端部)14bの近傍には、第1副入力軸14を回転自在に支持する軸受145が設置されている。軸受145は、第1副入力軸14の端部14bに螺合した軸端ナット(係止具)147によってその軸方向の抜け止め及び位置決めが施されている。第1副入力軸14上のプーリピストン214と軸受145との間には、第2ファイナルドライブギヤ29が配置されている。また、第1副入力軸14上のプーリピストン214と第2ファイナルドライブギヤ29との間には、第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29との係合の有無を切り換えるための係合切替機構である第2出力切換機構(副変速機構)30が設けられている。
図3は、第2ファイナルドライブギヤ29及び第2出力切換機構30の詳細構成を示す図(図2のX部分の拡大図)である。同図に示すように、第1副入力軸14の外周には、第1副入力軸14に圧入されて固着された略円筒状の支持部材146が設けられており、第2ファイナルドライブギヤ29は、支持部材146の外周にニードルベアリング148を介して回転自在に設置されている。一方、プーリピストン214は、その端部(第2ファイナルドライブギヤ29側の端部)214aが第1副入力軸14の外周にスプライン嵌合で固着されている。そして、プーリピストン214の端部214aと第2ファイナルドライブギヤ29との間にこれらの係合の有無を切り換えるための第2出力切換機構30が配置されている。
第2出力切換機構30は、第2ファイナルドライブギヤ29の端部(第1プーリ21側の端部)に形成した小径部291の外周に圧入で一体に設けられたシンクロハブ部(保持部)301と、シンクロハブ部301の外周に相対回転不能かつ軸方向へ摺動自在に配置されたシンクロスリーブ305と、プーリピストン214の端部214aにおけるシンクロハブ部301側の外周に形成されたドグスプライン(噛合部)310とを備える。ドグスプライン310は、プーリピストン214の端部214aの外周面における周方向に沿って複数個が等間隔に配列されている。
シンクロハブ部301の外周面には、スプライン歯302が形成されており、シンクロスリーブ305の内周面には、シンクロハブ部301のスプライン歯302及びプーリピストン214のドグスプライン310に噛み合うスプライン歯306が形成されている。スプライン歯302は、シンクロハブ部301の外周面における周方向に沿って複数個が等間隔に配列されており、スプライン歯306は、シンクロスリーブ305の内周面における周方向に沿って複数個が等間隔に配列されている。
シンクロスリーブ305が図3に示すシンクロハブ部301上の非係合位置にある状態で、プーリピストン214及び第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29との係合が解除されて、第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29の相対回転が許容されている。そして、図示しないシフトフォークの摺動により、シンクロスリーブ305が図3に示すシンクロハブ部301上の非係合位置から軸方向に沿ってプーリピストン214側(図の左側)に移動すると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がシンクロハブ部301のスプライン歯302とプーリピストン214のドグスプライン310との両方に係合(噛合)する。これにより、プーリピストン214及び第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29とを係合させることで、第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29とを一体に回転させることができる。
また、プーリピストン214の端部214aにおけるドグスプライン310に隣接する先端側には、第2ファイナルドライブギヤ29側に延びる筒状のボス部315が形成されている。ボス部315の外周には、軸方向に対して円錐状に傾斜する傾斜面からなるテーパコーン面316が形成されている。テーパコーン面316の外径側には、ブロッキングリング(シンクロナイザーリング)320が嵌合している。ブロッキングリング320は、所定幅を有する円形環状の部材で、その内周面には、ボス部315のテーパコーン面316に摺接する円錐状の傾斜面からなるテーパコーン面321が形成されている。また、図示は省略するが、ブロッキングリング320は、その外周面における等間隔の複数箇所(例えば3箇所)に形成した小突起からなる係合部を備えており、該係合部をシンクロハブ部301に設けた凹部からなる受入部(図示せず)に対して周方向に僅かな隙間を有した状態で係合させている。これにより、ブロッキングリング320は、シンクロハブ部301及びシンクロスリーブ305に対して、後述するドグ歯322の半ピッチ分だけ相対回転するようになっている。
ブロッキングリング320の外周面には、径方向の外側に突出する複数のドグ歯322が形成されている。ドグ歯322は、ブロッキングリング320の外周面において、周方向に沿って複数個が等間隔に配列されている。
また、ブロッキングリング320の外周には、環状のシンクロスプリング340が設置されている。シンクロスプリング340は、弾性金属製の線材を円形環状に形成した部品であって、ブロッキングリング320の外周において、ドグ歯322に対して軸方向でシンクロハブ部301及びシンクロスリーブ305側に隣接して設置されている。このシンクロスプリング340は、シンクロスリーブ305が非係合位置にあるとき、ブロッキングリング320のドグ歯322と、シンクロハブ部301の軸方向の端面と、シンクロスリーブ305のスプライン歯306の先端部(プーリピストン214側の端部)とに囲まれた位置にある。そして、シンクロスリーブ305がプーリピストン214側に摺動すると、スプライン歯306の先端部の下端で押圧されることで、ドグ歯322側に向かって軸心側(図の左斜め下側)へ押し出されるようになっている。上記のブロッキングリング320及びシンクロスプリング340やボス部315などによって、シンクロスリーブ305がシンクロハブ部301側からドグスプライン310側に移動する際に第2ファイナルドライブギヤ29の回転とプーリピストン214の回転とを同期させながらシンクロスリーブ305をドグスプライン310に係合させるための同期係合機構が構成されている。
次に、上記構成の同期係合機構を備えた第2出力切換機構30による同期係合動作について説明する。シフトレバー(図示せず)のシフト操作によって、シンクロスリーブ305をプーリピストン214側に移動(摺動)させると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がシンクロスプリング340を径方向の内側及び軸方向のプーリピストン214側へ押圧する。これにより、シンクロスプリング340を介してブロッキングリング320がドグスプライン310側に押圧される。
シンクロスリーブ305がプーリピストン214側へさらに移動すると、ブロッキングリング320のテーパコーン面321とボス部315のテーパコーン面316とが当接し、それらの間に摩擦トルクが発生してドグスプライン310が同期回転を始める。シンクロスリーブ305がさらに移動すると、ブロッキングリング320のテーパコーン面321とボス部315のテーパコーン面316との間の摩擦トルクがなくなり、ブロッキングリング320とドグスプライン310の同期動作が終了する。
上記のようにしてシンクロスリーブ305とドグスプライン310を同期させた後にシンクロスリーブ305を更に移動させると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がドグスプライン310に接触する。シンクロスリーブ305をさらに移動させると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がドグスプライン310に噛み込み係合する。これにより、シンクロスリーブ305とプーリピストン214との結合が完了する。
本実施形態の第2出力切換機構30では、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)305を第2ファイナルドライブギヤ29と一体に設けたことで、第2出力切換機構30の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、第2出力切換機構30及びベルト式無段変速機構20の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
すなわち、従来は、シンクロスリーブを保持するためのシンクロハブを回転軸上に取り付けた一部品として設けていたため、その分、出力切換機構(副変速機)の構成部品の数が多く、構造の複雑化、組立工程の煩雑化につながっていた。これに対して、本実施形態のベルト式無段変速機構20が備える第2出力切換機構(副変速機)30では、上記のようにシンクロスリーブ305を保持するためのシンクロハブ部301を第2ファイナルドライブギヤ29と一体に設けたことで、従来のシンクロハブに相当する部品を省略することができる。したがってその分、第2出力切換機構30及び無段変速機Tの構成部品の数を少なく抑えることができる。
また、第2出力切換機構30は、第1プーリ21の可動プーリ21B(プーリピストン214)に隣接して配置されている。そして、第2ファイナルドライブギヤ29を第1副入力軸14上に回転可能に支持する支持部材146の一端146aをプーリピストン214の端部214aに当接させるとともに、他端146bを軸受145の内輪145aに当接させている。
この構成によれば、支持部材146の一端をプーリピストン214に当接させるとともに、他端を軸受145に当接させたことで、第2ファイナルドライブギヤ29を第1副入力軸14上に回転可能に支持する支持部材146にプーリピストン214の軸方向の位置決めを行うための機能を持たせることができる。したがって、プーリピストン214の軸方向の位置決め用の部品を別途に設ける必要が無いので、ベルト式無段変速機構20及び第2出力切換機構30の部品点数の更なる削減を図ることができる。
次に、図1に示す無段変速機Tの各変速モードとその動力伝達経路について説明する。図4には、無段変速機TのLOWモードが示される。LOWモードでは、入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24Aが係合し、第1出力切換機構32が係合し、第2出力切換機構30が係合解除し、前後進切換機構41が前進側(右動)に切り換えられる。
その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→トルクコンバータ12→主入力軸13→入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24A→第1リダクションギヤ25→第2リダクションギヤ26→第1副入力軸14→第1プーリ21→無端ベルト23→第2プーリ22→第2副入力軸15→前後進切換機構41→第2インダクションギヤ28→第1インダクションギヤ27→第3リダクションギヤ46→第1出力切換機構32→第3出力軸45→第1ファイナルドライブギヤ31→ファイナルドリブンギヤ34→ディファレンシャルギヤ33→ドライブシャフト35,35の経路で駆動輪に伝達される。
LOWモードにおいて、ベルト式無段変速機構20は第1副入力軸14側から第2副入力軸15側に駆動力を伝達し、その変速比の変更に応じてベルト式無段変速機構20のオーバーオール変速比が変更される。
なお、本実施形態では、図4に示すように、LOWモードにおいて第1、第2インダクションギヤ27,28を第2インダクションギヤ28側から第1インダクションギヤ27側にトルクが伝達されるので、本来は増速機である第1、第2インダクションギヤ27,28を減速機として利用してオーバーオール変速比のLOW側の変速比を増加させることができる。また、上記のLOW摩擦クラッチ24A→第1リダクションギヤ25→第2リダクションギヤ26→第1副入力軸14→第1プーリ21の動力伝達経路が本発明にかかる第1入力経路に相当する。また、上記の第2プーリ22→第2副入力軸15→前後進切換機構41→第2インダクションギヤ28→第1インダクションギヤ27→第3リダクションギヤ46→第1出力切換機構32→第3出力軸45→第1ファイナルドライブギヤ31→ファイナルドリブンギヤ34の動力伝達経路が本発明にかかる第2出力経路に相当する。
図5には、前記LOWモードから後記HIモードに移行する前半の移行モード1が示される。移行モード1では、入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24Aが係合し、第1出力切換機構32が係合し、第2出力切換機構30が係合し、前後進切換機構41が前進側(右動)に切り換えられ、前述したLOWモードと後述する直結LOWモード(図9参照)とが同時に確立する。
図6には、前記LOWモードから後記HIモードに移行する後半の移行モード2が示される。移行モード2では、入力切換機構24のHI摩擦クラッチ24Bが係合し、第1出力切換機構32が係合し、第2出力切換機構30が係合し、前後進切換機構41が前進側(右動)に切り換えられ、後述するHIモード(図7参照)と後述する直結HIモード(図10参照)とが同時に確立する。なお、移行モード1および移行モード2はLOWモードからHIモードへの移行をスムーズに行うためのものである。
図7には、無段変速機TのHIモードが示される。HIモードでは、入力切換機構24のHI摩擦クラッチ24Bが係合し、第1出力切換機構32が係合解除し、第2出力切換機構30が係合し、前後進切換機構41が前進側(右動)に切り換えられる。
その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→トルクコンバータ12→主入力軸13→入力切換機構24のHI摩擦クラッチ24B→第1インダクションギヤ27→第2インダクションギヤ28→前後進切換機構41→第2副入力軸15→第2プーリ22→無端ベルト23→第1プーリ21→第1副入力軸14→第2出力切換機構30→第2ファイナルドライブギヤ29→ファイナルドリブンギヤ34→ディファレンシャルギヤ33→ドライブシャフト35,35の経路で駆動輪に伝達される。
HIモードにおいて、ベルト式無段変速機構20は第2副入力軸15側から第1副入力軸14側に駆動力を伝達し、その変速比の変更に応じてベルト式無段変速機構20のオーバーオール変速比が変更される。
なお、上記のHI摩擦クラッチ24B→第1インダクションギヤ27→第2インダクションギヤ28→前後進切換機構41→第2副入力軸15→第2プーリ22の動力伝達経路が本発明にかかる第2入力経路に相当する。また、上記の第1プーリ21→第1副入力軸14→第2出力切換機構30→第2ファイナルドライブギヤ29→ファイナルドリブンギヤ34の動力伝達経路が本発明にかかる第1出力経路に相当する。
図8には、ベルト式無段変速機構20の後進モードが示される。後進モードでは、入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24Aが係合し、第1出力切換機構32が係合し、第2出力切換機構30が係合解除し、前後進切換機構41が後進側(左動)に切り換えられる。
その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→トルクコンバータ12→主入力軸13→入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24A→第1リダクションギヤ25→第2リダクションギヤ26→第1副入力軸14→第1プーリ21→無端ベルト23→第2プーリ22→第2副入力軸15→前後進切換機構41→リバースドライブギヤ42→リバースアイドルギヤ44→リバースドリブンギヤ43→第1インダクションギヤ27→第3リダクションギヤ46→第1出力切換機構32→第3出力軸45→第1ファイナルドライブギヤ31→ファイナルドリブンギヤ34→ディファレンシャルギヤ33→ドライブシャフト35,35の経路で駆動輪に伝達される。
後進モードにおいて、ベルト式無段変速機構20は第1副入力軸14側から第2副入力軸15側に駆動力を伝達し、その変速比の変更に応じてベルト式無段変速機構20のオーバーオール変速比が変更される。
図9には、無段変速機Tの直結LOWモードが示される。直結LOWモードでは、入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24Aが係合し、第1出力切換機構32が係合解除し、第2出力切換機構30が係合し、前後進切換機構41が前進側(右動)に切り換えられる。
その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→トルクコンバータ12→主入力軸13→入力切換機構24のLOW摩擦クラッチ24A→第1リダクションギヤ25→第2リダクションギヤ26→第1副入力軸14→第2出力切換機構30→第2ファイナルドライブギヤ29→ファイナルドリブンギヤ34→ディファレンシャルギヤ33→ドライブシャフト35,35の経路で駆動輪に伝達される。
直結LOWモードにおいて、ベルト式無段変速機構20は作動せず、ベルト式無段変速機構20のオーバーオール変速比は一定である。
図10には、無段変速機Tの直結HIモードが示される。直結HIモードでは、入力切換機構24のHI摩擦クラッチ24Bが係合し、第1出力切換機構32が係合し、第2出力切換機構30が係合解除し、前後進切換機構41が前進側(右動)または中立に切り換えられる。
その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→トルクコンバータ12→入力切換機構24のHI摩擦クラッチ24B→第1インダクションギヤ27→第3リダクションギヤ46→第1出力切換機構32→第3出力軸45→第1ファイナルドライブギヤ31→ファイナルドリブンギヤ34→ディファレンシャルギヤ33→ドライブシャフト35,35の経路で駆動輪に伝達される。
直結HIモードにおいて、ベルト式無段変速機構20は作動せず、ベルト式無段変速機構20のオーバーオール変速比は一定である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項、及び図示する以外の事項については、第1実施形態と同じである。
図11は、本発明の第2実施形態にかかる無段変速機が備える第2出力切換機構30−2を示す図である。第1実施形態の第2出力切換機構30は、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301を第2ファイナルドライブギヤ29と一体に設けていたのに対して、本実施形態の第2出力切換機構30−2は、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−2をプーリピストン214と一体に設けている。またそれにより、第2ファイナルドライブギヤ29の端部(プーリピストン214側の端部)に設けた小径部291には、外周にドグスプライン(噛合部)310−2が形成されたドグギヤ330が圧入で一体に設けられている。また、シンクロハブ部(保持部)301−2の外周面には、シンクロスリーブ305のスプライン歯306に係合するスプライン歯302−2が形成されている。
また、ドグギヤ330の軸方向の先端側には、プーリピストン214側に延びる筒状のボス部315−2が形成されている。ボス部315−2の外周には、軸方向に対して円錐状に傾斜する傾斜面からなるテーパコーン面316−2が形成されている。テーパコーン面316−2の外径側には、ブロッキングリング(シンクロナイザーリング)320が嵌合している。ブロッキングリング320の内周面には、ボス部315−2のテーパコーン面316−2に摺接する円錐状の傾斜面からなるテーパコーン面321−2が形成されている。
本実施形態の第2出力切換機構30−2でも、シンクロスリーブ305が図11に示すシンクロハブ部301−2上の非係合位置にある状態で、プーリピストン214及び第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29との係合が解除されている。そして、図示しないシフトフォークの摺動により、シンクロスリーブ305が図11に示すシンクロハブ部301−2上の非係合位置から軸方向に沿って第2ファイナルドライブギヤ29側に移動すると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がシンクロハブ部301−2のスプライン歯302−2とドグギヤ330のドグスプライン310−2との両方に係合(噛合)する。これにより、プーリピストン214及び第1副入力軸14と第2ファイナルドライブギヤ29とを係合させることができる。
本実施形態の第2出力切換機構30−2では、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−2をプーリピストン214と一体に設けたことで、第2出力切換機構30−2及びベルト式無段変速機構20の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、第2出力切換機構30及びベルト式無段変速機構20の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
また、本実施形態の第2出力切換機構30−2では、シンクロスリーブ305を保持するシンクロハブ部(保持部)301−2をプーリピストン214と一体に設けている。そのため、プーリピストン214と第2ファイナルドライブギヤ29とが係合していない状態(非結合状態)での第2ファイナルドライブギヤ29の回転速度がプーリピストン214の回転速度より高い(プーリピストン214の回転速度<第2ファイナルドライブギヤ29の回転速度)場合、シンクロスリーブ305をシンクロハブ部(保持部)301−2上(非係合位置)に配置していることで、シンクロスリーブ305の回転速度が低く抑えられる。したがって、シフトフォークとシンクロスリーブ305の溝部(フォーク溝)との摺動速度を低減させることができ、それらの間に生じる摩耗を少なく抑えることができる。
また、本発明によれば、第1実施形態の第2出力切換機構30と第2実施形態の第2出力切換機構30−2のように、シンクロスリーブ305を保持するシンクロハブ部(保持部)301(301−2)を第2ファイナルドライブギヤ29側とプーリピストン214側とのいずれにも配置することが可能となる。これにより、副変速機構である第2出力切換機構30(30−2)のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
〔第3実施形態〕
図12は、本発明の第3実施形態にかかる無段変速機の全体構成を示すスケルトン図である。第1実施形態の無段変速機Tでは、主入力軸13は分割されていないが、第3実施形態の無段変速機Tでは、主入力軸13は、第1部分13Aおよび第2部分13Bに2分割されており、第1、第2部分13A,13B間に前後進切換機構16が配置される。前後進切換機構16は、前進クラッチ17、後進ブレーキ18および遊星歯車機構19を備えており、遊星歯車機構19の第1要素であるリングギヤが第1部分13Aに接続され、遊星歯車機構19の第2要素であるサンギヤが第2部分13Bに接続され、遊星歯車機構19の第3要素であるキャリヤが後進ブレーキ18を介してケーシングに結合可能であり、リングギヤおよびサンギヤが前進クラッチ17を介して相互に結合可能である。従って、前進クラッチ17を係合すると主入力軸13の第1部分13Aおよび第2部分13Bが直結されて車両は前進走行し、後進ブレーキ18を係合すると遊星歯車機構19によって主入力軸13の第1部分13Aの回転が逆回転になり、かつ減速されて主入力軸13の第2部分13Bに伝達され、車両は後進走行する。
また、主入力軸13の第2部分13Bにはドグクラッチよりなる入力切換機構24が設けられる。すなわち、第1実施形態では、入力切換機構24がLOW摩擦クラッチ24AおよびHI摩擦クラッチ24Bに分割されているが、第3実施形態では、入力切換機構24は分割されていない。
また、第1実施形態の無段変速機Tでは、第2副入力軸15上にドグクラッチよりなる前後進切換機構41が設けられていたが、第3実施形態の無段変速機Tでは、第2副入力軸15上には、前後進切換機構41に代えて第1出力切換機構32が設けられている。すなわち、第1実施形態では、第1ファイナルドライブギヤ31および第1出力切換機構32が第3出力軸45上に設けられているが、第3実施形態では、第1ファイナルドライブギヤ31および第1出力切換機構32が第2副入力軸15上に設けられている。
図13は、第3実施形態の無段変速機Tが備える第1出力切換機構32を示す図である。本実施形態の無段変速機Tが備える第1出力切換機構32(32−3)は、第1実施形態の第2出力切換機構30と類似する構成であるため、ここでは、本実施形態の第1出力切換機構32−3の説明として、第1実施形態の第2出力切換機構30と異なる構成を中心に説明する。
図13に示すように、本実施形態の第1出力切換機構32−3は、第2プーリ22の固定プーリ22Aと第2副入力軸15上の第1ファイナルドライブギヤ31との間に設けられており、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31との係合の有無を切り換えるための機構である。
本実施形態の第1出力切換機構32−3は、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−3を第1ファイナルドライブギヤ31と一体に設けている。またそれにより、固定プーリ22Aの端部(第1ファイナルドライブギヤ31側の端部)の外周には、ドグスプライン(噛合部)310−3が形成されている。また、シンクロハブ部(保持部)301−3の外周面には、シンクロスリーブ305のスプライン歯306に係合するスプライン歯302−3が形成されている。
また、固定プーリ22Aの端部の先端側には、第1ファイナルドライブギヤ31側に延びる筒状のボス部315−3が形成されている。ボス部315−3の外周には、軸方向に対して円錐状に傾斜する傾斜面からなるテーパコーン面316−3が形成されている。テーパコーン面316−3の外径側には、ブロッキングリング(シンクロナイザーリング)320−3が嵌合している。ブロッキングリング320−3の内周面には、ボス部315−3のテーパコーン面316−3に摺接する円錐状の傾斜面からなるテーパコーン面321−3が形成されている。
本実施形態の第1出力切換機構32−3でも、シンクロスリーブ305が図13に示すシンクロハブ部301−3上の非係合位置にある状態で、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31との係合が解除されている。そして、図示しないシフトフォークの摺動により、シンクロスリーブ305が図13に示すシンクロハブ部301−3上の非係合位置から軸方向に沿って固定プーリ22A側に移動すると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がシンクロハブ部301−3のスプライン歯302−3と固定プーリ22Aのドグスプライン310−3との両方に係合(噛合)する。これにより、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31とを係合させることができる。
本実施形態の第1出力切換機構32−3では、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)305−3を第1ファイナルドライブギヤ31と一体に設けたことで、第1出力切換機構32−3の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、第1出力切換機構32−3及びベルト式無段変速機構20の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
〔第4実施形態〕
図14は、本発明の第4実施形態にかかる無段変速機が備える第1出力切換機構32を示す図である。第3実施形態の第1出力切換機構32−3は、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−3を第1ファイナルドライブギヤ31と一体に設けていたのに対して、本実施形態の第1出力切換機構32−4は、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−4を固定プーリ22A及び第2副入力軸15と一体に設けている。またそれにより、第1ファイナルドライブギヤ31の端部(固定プーリ22A側の端部)の小径部311には、外周にドグスプライン(噛合部)310−4が形成されたドグギヤ330−4が圧入で一体に設けられている。また、シンクロハブ部(保持部)301−4の外周面には、シンクロスリーブ305のスプライン歯306に係合するスプライン歯302−4が形成されている。
また、ドグギヤ330−4の軸方向の先端側には、固定プーリ22A側に延びる筒状のボス部315−4が形成されている。ボス部315−4の外周には、軸方向に対して円錐状に傾斜する傾斜面からなるテーパコーン面316−4が形成されている。テーパコーン面316−4の外径側には、ブロッキングリング(シンクロナイザーリング)320−4が嵌合している。ブロッキングリング320−4の内周面には、ボス部315−4のテーパコーン面316−4に摺接する円錐状の傾斜面からなるテーパコーン面321−4が形成されている。
本実施形態の第1出力切換機構32−4でも、シンクロスリーブ305が図14に示すシンクロハブ部301−4上の非係合位置にある状態で、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31との係合が解除されている。そして、図示しないシフトフォークの摺動により、シンクロスリーブ305が図14に示すシンクロハブ部301−4上の非係合位置から軸方向に沿って第1ファイナルドライブギヤ31側に移動すると、シンクロスリーブ305のスプライン歯306がシンクロハブ部301−4のスプライン歯302−4とドグギヤ330−4のドグスプライン310−4との両方に係合(噛合)する。これにより、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31とを係合させることができる。
本実施形態の第1出力切換機構32−4では、シンクロスリーブ305を軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持するシンクロハブ部(保持部)301−4を固定プーリ22Aと一体に設けたことで、第1出力切換機構32−4及びベルト式無段変速機構20の構成部品の数を少なく抑えることができる。したがって、第1出力切換機構32−4及びベルト式無段変速機構20の構成の簡素化、軽量化、組立工数の削減を図ることができる。
また、本実施形態の第1出力切換機構32−4では、シンクロスリーブ305を保持するシンクロハブ部(保持部)301−4を固定プーリ22Aと一体に設けている。そのため、固定プーリ22A及び第2副入力軸15と第1ファイナルドライブギヤ31とが係合していない状態(非結合状態)での第1ファイナルドライブギヤ31の回転速度が固定プーリ22Aの回転速度より高い(固定プーリ22Aの回転速度<第1ファイナルドライブギヤ31の回転速度)場合には、シンクロスリーブ305をシンクロハブ部(保持部)301−4上に配置していることで、シンクロスリーブ305の回転速度が低く抑えられる。これにより、シフトフォークとシンクロスリーブ305の溝部(フォーク溝)との摺動速度を低減させることができ、それらの間に生じる摩耗を少なく抑えることができる。
また、本発明によれば、第3実施形態の第1出力切換機構32−3と第4実施形態の第1出力切換機構32−4のように、シンクロスリーブ305を保持するシンクロハブ部(保持部)301−3(301−4)を第1ファイナルドライブギヤ31側と固定プーリ22A側とのいずれにも配置することが可能となる。これにより、副変速機構である第1出力切換機構32−3(32−4)のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態に示した係合切換機構は、ギヤの回転と回転軸の回転とを同期させながらスリーブを噛合部に係合させる同期係合機構を備えた出力切換機構としたが、本発明に係る係合切換機構は、スリーブのスプラインが同期係合機構を介さずドグギヤ側に係合する構成の機構(ドグクラッチなど)であっても良い。
また、上記実施形態では、無段変速機Tが備える第1入力切換機構(LOW摩擦クラッチ)24A、第2入力切換機構(HI摩擦クラッチ)24B、第1出力切換機構32、第2出力切換機構30のうち、第1出力切換機構32又は第2出力切換機構30に本発明にかかる係合切換機構を適用した場合を示したが、本発明にかかる係合切換機構は、これ以外にも、無段変速機Tの第1入力切換機構又は第2入力切換機構に適用することも可能である。

Claims (1)

  1. 駆動源からの駆動力が入力される入力軸と、前記入力軸と平行に配設された一の回転軸上に設けた第1プーリと、前記入力軸と平行に配設された他の回転軸上に設けた第2プーリと、前記第1プーリと前記第2プーリとの間に巻き掛けられた無端状の部材とを備え、前記入力軸からの駆動力の回転を所定の変速比に変速する変速機構と、
    前記第1プーリの回転軸上または前記第2プーリの回転軸上に回転自在に配設されたギヤと、
    前記変速機構からの駆動力が出力される出力部と、
    前記入力軸からの駆動力を前記第1プーリへ伝達する第1入力経路と、
    前記入力軸からの駆動力を前記第2プーリへ伝達する第2入力経路と、
    前記第1入力経路と前記入力軸との間に設けられ、前記入力軸からの駆動力を前記第1プーリへの入力に切り換える第1入力切換機構と、
    前記第2入力経路と前記入力軸との間に設けられ、前記入力軸からの駆動力を前記第2プーリへの入力に切り換える第2入力切換機構と、
    前記変速機構で変速された駆動力の回転を前記第1プーリから前記出力部へ出力する第1出力経路と、
    前記変速機構で変速された駆動力の回転を前記第2プーリから前記出力部へ出力する第2出力経路と、
    前記第1入力経路に配置されて前記入力軸から前記変速機構に入力する駆動力の回転を減速する減速機構と、
    前記第2入力経路に配置されて前記入力軸から前記変速機構に入力する駆動力の回転を増速する増速機構と、
    前記第1出力経路に設けられ、前記第1出力経路からの駆動力を前記出力部への出力に切り換える第1出力切換機構と、
    前記第2出力経路に設けられ、前記第2出力経路からの駆動力を前記出力部への出力に切り換える第2出力切換機構と、を備え、
    前記第1及び第2入力切換機構は、第1及び第2摩擦クラッチによってそれぞれ構成され、前記入力軸上かつ前記無端状の部材の両側にそれぞれ設けられているのに対し、
    前記第1及び第2出力切換機構は、それぞれが軸方向に関し前記第1プーリ又は前記第2プーリと前記第1又は第2入力切換機構との間に設けられた第1、第2同期係合機構であって、これら第1、第2同期係合機構はそれぞれ、前記回転軸の軸方向に移動するスリーブと、前記スリーブを軸方向に摺動自在且つ回転不能に保持する保持部と、前記スリーブと噛合する噛合部とを備え、
    前記第1及び第2同期係合機構の少なくとも一方は、前記保持部が前記第1プーリ又は前記第2プーリと前記ギヤとのいずれか一方と一体に設けられており、前記噛合部が前記第1プーリ又は前記第2プーリと前記ギヤとのいずれか他方と一体に設けられていることを特徴とする変速機。
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