JP6132189B2 - バイオハザード施設の除染方法 - Google Patents

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Description

本発明はバイオハザード施設の除染方法に関し、詳しくは、生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを除染ガスにより同時に除染するバイオハザード施設の除染方法に関する。
生物学的危害がある安全キャビネットの内部の除染については、危険性の高い菌を完全に死滅させて、次の実験等に前の菌の影響が出ないようにすることが要求される。
このため、従来、生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを同時に除染するには、除染ガスとして浸透性が高くて殺菌力が高く、また、自己分解も殆どないホルムアルデヒドガスを用いていた。
特開昭58−83960号公報
しかし、近年、ホルムアルデヒドの発がん性が確認されているため、作業員室の除染にホルムアルデヒドガスを用いた場合、除染後において作業員が安全に入室できる程度までホルムアルデヒドガスの室内濃度を低下させるのに非常に長時間を要し、作業効率の大巾な低下を招いている問題があった。
一方、最近ではホルムアルデヒドガスに比べ安全性の高い除染ガスとして過酸化水素ガスを用いた除染も知られているが、過酸化水素ガスはホルムアルデヒドガスに比べ浸透性・殺菌性に劣るとともに自己分解し易いため、生物学的危害のある安全キャビネットの内部及びその安全キャビネットを室内に設置した作業員室を過酸化水素ガスにより同時に除染した場合、除染後において安全キャビネットの内部における菌が完全に死滅したかどうかを検証する必要が生じ、その検証にコストと時間が必要となる問題がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な除染方法を採用することにより上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
(第1特徴構成)
本発明の第1特徴構成は、バイオハザード施設の除染方法に係り、その特徴は、
生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを除染ガスにより同時に除染するバイオハザード施設の除染方法であって、
前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して密閉した状態で、前記安全キャビネットの内部には前記除染ガスとしてホルムアルデヒドガスを充満させ、かつ、前記作業員室の室内には前記除染ガスとして過酸化水素ガスを充満させて、それら安全キャビネットの内部と作業員室とを同時に除染するのに、
前記作業員室の除染では、過酸化水素ガスを含む外部空気を前記作業員室に供給するのに伴い前記作業員室の室内空気を室外に排出する作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、
その作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を実施し、
前記安全キャビネットの内部の除染では、ホルムアルデヒドガス及び外部空気を前記安全キャビネットの内部に供給するのに伴い前記安全キャビネットの内部空気を外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を実施するとともに、
そのキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を実施し、
前記作業員室の除染では、前記作業員室側の除染時給排気運転で前記作業員室に供給する外部空気における過酸化水素ガスの含有量を調整することで、前記作業員室の室内における過酸化水素ガス濃度を設定除染濃度に保つ点にある。
(第2特徴構成)
また、本発明の第2特徴構成は、バイオハザード施設の除染方法に係り、その特徴は、
生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを除染ガスにより同時に除染するバイオハザード施設の除染方法であって、
前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して密閉した状態で、前記安全キャビネットの内部には前記除染ガスとしてホルムアルデヒドガスを充満させ、かつ、前記作業員室の室内には前記除染ガスとして過酸化水素ガスを充満させて、それら安全キャビネットの内部と作業員室とを同時に除染するのに、
前記作業員室の除染では、過酸化水素ガスを含む外部空気を前記作業員室に供給するのに伴い前記作業員室の室内空気を室外に排出する作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、
その作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を実施し、
前記安全キャビネットの内部の除染では、ホルムアルデヒドガス及び外部空気を前記安全キャビネットの内部に供給するのに伴い前記安全キャビネットの内部空気を外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を実施するとともに、
そのキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を実施し、
前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になるまでは、前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませない状態で前記作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、前記安全キャビネットの内部にホルムアルデヒドガスを供給しない状態で前記キャビネット側の除染時給排気運転を実施し、
その後、前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になった後に、先ず、前記作業員室側の除染時給排気運転において前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませ、
それに続き、前記作業員室における過酸化水素ガス濃度が設定除染濃度まで上昇した後に、前記安全キャビネットの内部に対するホルムアルデヒドガスの供給を開始する点にある。
上記の第1特徴構成及び第2特徴構成のいずれにしても、
生物学的危害がある安全キャビネットの内部は、浸透性・殺菌性が高く、また、自己分解も殆どないホルムアルデヒドガスを用いて除染するから、過酸化水素ガスを用いて安全キャビネットの内部を除染する場合のように、除染後において安全キャビネットの内部における菌が完全に死滅したかどうかを検証する必要が生じて、その検証にコストと時間を要するといったことを回避することができる。
また、安全キャビネットの内部ほどは高い浸透性・殺菌性が要求されない作業員室の室内は、ホルムアルデヒドガスに比べて安全性の高い過酸化水素ガスを用いて除染するから、ホルムアルデヒドガスを用いて作業員室の室内を除染する場合のように、除染後において作業員が安全に入室できる程度までホルムアルデヒドガスの室内濃度を低下させるのに非常に長時間を要ることを回避することができる。
そしてまた、安全キャビネットの内部を作業員室の室内に対して密閉した状態で両者を除染するから、安全キャビネットの内部の除染に用いるホルムアルデヒドガスが作業員室に漏出することで、漏出したホルムアルデヒドガスと作業員室の過酸化水素ガスとが反応して作業員室における過酸化水素ガスの室内濃度が有効濃度まで上昇しないといったことや、漏出したホルムアルデヒドガスが作業員室に残留してしまうといったことも回避することができる。
すなわち、これらのことにより、安全キャビネットの内部及び作業員室の室内を確実かつ安全に除染することができ、また、除染の後、作業に復帰するまでに要する時間を従前に比べ効果的に短縮することができて、施設における作業効率を大巾に改善することができる。
また、上記の第1特徴構成及び第2特徴構成のいずれにしても、
前記作業員室の除染では、過酸化水素ガスを含む外部空気を前記作業員室に供給するのに伴い前記作業員室の室内空気を室外に排出する作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、
その作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を実施し、
前記安全キャビネットの内部の除染では、ホルムアルデヒドガス及び外部空気を前記安全キャビネットの内部に供給するのに伴い前記安全キャビネットの内部空気を外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を実施するとともに、
そのキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を実施するから、次の作用効果も奏する。
過酸化水素ガスを含む外部空気を作業員室に供給するのに併行して作業員室側の圧力調整により作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つから、作業員室の除染に用いる過酸化水素ガスが室外に漏出することを確実に防止できるとともに、循環型の過酸化水素ガス発生器を用いた場合のように、過酸化水素ガスの発生で作業員室が高圧になって室破損を招くといったことも確実に防止することができる。
そしてまた、前記安全キャビネットの内部にホルムアルデヒドガスを供給するのに併行してキャビネット側の圧力調整により安全キャビネットの内部を作業員室の室内に対して負圧状態に保つから、安全キャビネットの内部の除染に用いるホルムアルデヒドガスが作業員室に漏出することも一層確実に防止することができて、安全キャビネットの内部から漏出したホルムアルデヒドガスと作業員室の過酸化水素ガスとが反応して作業員室における過酸化水素ガスの濃度が有効濃度まで上昇しないといったことや、安全キャビネットの内部から漏出したホルムアルデヒドガスが作業員室に残留してしまうといったことも一層確実に回避することができる。
さらに、上記の第1特徴構成では、
前記作業員室の除染では、前記作業員室側の除染時給排気運転で前記作業員室に供給する外部空気における過酸化水素ガスの含有量を調整することで、前記作業員室の室内における過酸化水素ガス濃度を設定除染濃度に保つから、次の作用効果も得ることができる。
この構成によれば、設定除染濃度として過酸化水素ガスによる作業員室の除染に有効な濃度を設定しておけば、仮に安全キャビネットの内部の除染に用いるホルムアルデヒドガスが作業員室に漏出して作業員室の過酸化水素ガスと反応したとしても、作業員室における過酸化水素ガスの濃度を除染に有効な濃度に維持することができ、これにより、過酸化水素ガスを用いながらも作業員室の除染を一層確実にすることができる。
一方、上記の第2特徴構成では、
前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になるまでは、前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませない状態で前記作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、前記安全キャビネットの内部にホルムアルデヒドガスを供給しない状態で前記キャビネット側の除染時給排気運転を実施し、
その後、前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になった後に、先ず、前記作業員室側の除染時給排気運転において前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませ、
それに続き、前記作業員室における過酸化水素ガス濃度が設定除染濃度まで上昇した後に、前記安全キャビネットの内部に対するホルムアルデヒドガスの供給を開始するから、次の作用効果も得ることができる。
この構成によれば、作業員室側の圧力調整により作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、キャビネット側の圧力調整により安全キャビネットの内部が作業員室の室内に対して負圧状態になった後に、先ず、作業員室側の除染時給排気運転において作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませるから、安全キャビネットの内部の除染に用いるホルムアルデヒドガスが作業員室に漏出して作業員室の過酸化水素ガスと反応してしまうことを一層確実に防止することができる。
そして、作業員室における過酸化水素ガス濃度が設定除染濃度まで上昇した後に、安全キャビネットの内部に対するホルムアルデヒドガスの供給を開始するから、設定除染濃度として過酸化水素ガスによる作業員室の除染に有効な濃度を設定しておくことで、その後、仮に安全キャビネットの内部の除染に用いるホルムアルデヒドガスが作業員室に漏出して作業員室の過酸化水素ガスと反応したとしても、過酸化水素ガスによる作業員室の除染は確実なものとすることができる。
バイオハザード施設の設備構成図 別実施形態を示すバイオハザード施設の設備構成図
図1において、1,2は実験室等の作業員室、3は一方の作業員室2に設置した安全キャビネットであり、この安全キャビネット3の内部3aでは、生物学的危害がある実験や培養などの作業を行なう。
また、安全キャビネット3には、それを設置した作業員室2の室内に対して内部3aを密閉にする気密扉3bを設けてある。
各作業員室1,2には給気ダクト4及び排気ダクト5を接続してあり、これら給気ダクト4及び排気ダクト5夫々の各作業員室1,2に対する分岐部には締切用ダンパ6を介装し、給気ダクト4及び排気ダクト5夫々の各作業員室1,2に対する接続部には高性能フィルタ7を介装してある。
安全キャビネット3には、排気ダクト5から分岐したキャビネット用排気ダクト8を接続してあり、このキャビネット用排気ダクト8の安全キャビネット3に対する分岐部にも締切用ダンパ9を介装し、キャビネット用排気ダクト8の安全キャビネット3に対する接続部には高性能フィルタ10を介装してある。
キャビネット用排気ダクト8における締切用ダンパ9と高性能フィルタ10との間からはキャビネット側の除染用排気ダクト11を分岐してあり、このキャビネット側の除染用排気ダクト11には、キャビネット用排気ダクト8の側から順に、締切用ダンパ12、キャビネット側の除染用排気ファン13、モータダンパ14、高性能フィルタ15、及び、除染ガスを無害化するための触媒層16を介装してある。
また、安全キャビネット3にはキャビネット側の除染用給気ダクト17を接続してあり、このキャビネット側の除染用給気ダクト17には、安全キャビネット3の側から順に、締切用ダンパ18、ホルムアルデヒドガス発生器19、キャビネット側の除染用給気ファン20、安全キャビネット3向きの空気通過のみを許すチャッキダンパ21(逆止ダンパ)、高性能フィルタ22を介装してある。
キャビネット側の除染用排気ダクト11におけるキャビネット側の除染用排気ファン13とモータダンパ14との間からはキャビネット側の除染用バイパスダクト23を分岐し、このキャビネット側の除染用バイパスダクト23は、キャビネット側の除染用給気ダクト17におけるキャビネット側の除染用給気ファン20とチャッキダンパ21との間に接続してある。
また、キャビネット側の除染用バイパスダクト23には風量調整ダンパ24を介装してある。
一方、作業員室1,2の側については、各作業員室1,2に作業員室側の除染用給気ダクト25を接続し、この作業員室側の除染用給気ダクト25の各作業員室1,2に対する分岐部には締切用ダンパ26を介装し、作業員室側の除染用給気ダクト25における主ダクト部分には、作業員室1,2の側から順に、過酸化水素ガス発生器27、風量調整ダンパ28、高性能フィルタ29、モータダンパ30を介装してある。
さらに、各作業員室1,2には、作業員室側の除染用排気ダクト31を接続し、この作業員室側の除染用排気ダクト31の各作業員室1、2に対する分岐部にも締切用ダンパ32を介装し、作業員室側の除染用排気ダクト31における主ダクト部分には、作業員室1,2の側から順に、除染ガス無害化用の触媒層33、作業員室側の除染用排気ファン34、風量調整ダンパ35、高性能フィルタ36、モータダンパ37を介装してある。
安全キャビネット3にはその内部3aの圧力p3を検出する圧力センサ38aを設け、また、安全キャビネット3を設置した作業員室2にも、その室内圧力p2(ここでは、作業員室1の室内圧力にも等しい圧力)を検出する圧力センサ38bを設けてある。
また、各作業員室1,2には、室内における過酸化水素ガス濃度d1,d2を検出する濃度センサ39,40を設けてある。
41は、安全キャビネット3の内部3a及び各作業員室1,2の室内を同時に除染する際に、両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づきキャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20の夫々をインバータ制御することで(及び/又は、両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づきモータダンパ14の開度を調整することで)、安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を調整する圧力制御器である。
また、42は、安全キャビネット3の内部3a及び各作業員室1,2の室内を同時に除染する際に、両濃度センサ39,40の検出濃度d1,d2に基づき過酸化水素ガス発生器27を制御することで、各作業員室1,2における過酸化水素ガス濃度d1,d2を調整する濃度制御器である。
さらに、43は、圧力制御器41及び濃度制御器42の上位制御器であり、この上位制御器43は通常の空調運転と除染運転との連携を司り、具体的には、この上位制御器43は次の(イ)〜(リ)の制御を実行する。
(イ)安全キャビネット3の密閉扉3bが閉じられるとともに、各作業員室1,2から作業員が退避した状態において除染運転の実施指令が付与されると、先ず、空調運転の実施において運転している給気ダクト4に介装の給気ファン(図示省略)及び排気ダクト5に介装の排気ファン(図示省略)夫々の回転速度をインバータ制御により徐々に低下させる。
また、この際、空調運転から継続して安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つように、両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づき、給気ファン及び排気ファン夫々の回転速度関係も併行して調整する。
(ロ)安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保った状態で給気ファン及び排気ファンの回転速度が所定速度まで低下すると、キャビネット側の除染用排気ダクト11における締切用ダンパ12及びキャビネット側の除染用給気ダクト17における締切用ダンパ18を開くとともに、圧力制御器41による圧力調整を起動して、キャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20の夫々を両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づきインバータ制御しながら立ち上げることで(及び/又は、モータダンパ14の開度を両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づき調整することで)、空調運転に継続して安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つようにする。
即ち、ホルムアルデヒドガスを含まない外部空気をキャビネット側の除染用給気ダクト17を通じて安全キャビネット3の内部3aに供給するのに伴い、安全キャビネット3の内部空気をキャビネット側の除染用排気ダクト11を通じて外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を開始するとともに、このキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により安全キャビネット3の内部3aを作業員室1,2の室内に対して所定の負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を開始する。
(ハ)また、作業員室側の除染用給気ダクト25における締切用ダンパ26及び作業員室側の除染用排気ダクト31における締切用ダンパ32を開くとともに、作業員室側の除染用排気ファン34を起動して圧力センサ38bの検出圧力p2に基づきインバータ制御しながら立ち上げることで(及び/又は、モータダンパ30,37の開度を圧力センサ38bの検出圧力p2に基づき調整することで)、空調運転に継続して作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い圧力に保つようにする。
即ち、過酸化水素ガスを含まない外部空気を作業員室側の除染用給気ダクト25を通じて作業員室1,2の室内に供給するのに伴い、作業員室1,2の室内空気を作業員室側の除染用排気ダクト31を通じて外部に排出する作業員室側の除染時給排気運転を開始するとともに、この作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により作業員室1,2の室内を室外に対して所定の負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を開始する。
なお、作業員室側の除染用排気ファン34に加えて作業員室側の除染用給気ファンを設ける場合には、作業員室側の除染用排気ファン34及び作業員室側の除染用給気ファンを立ち上げるのに併行して、作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い圧力に保つように圧力センサ38bの検出圧力p2に基づき作業員室側の除染用排気ファン34及び作業員室側の除染用給気ファン夫々の回転速度関係をインバータ制御により調整する(及び/又は、モータダンパ30,37の開度を圧力センサ38bの検出圧力p2に基づき調整する)。
(ニ)キャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20の立ち上がりが完了するとともに、作業員室側の除染用排気ファン34の立ち上がりが完了すると、給気ファン及び排気ファンを停止して空調運転を完全に停止し、圧力制御器41によるキャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20のインバータ制御(及び/又はモータダンパ14の開度調整)のみにより、安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つ。
また、作業員室側の除染用排気ファン34のインバータ制御(及び/又はモータダンパ30,37の開度調整)のみにより、作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い圧力に保つ。
そして、空調運転の終了に伴い給気ダクト4及び排気ダクト5における締切用ダンパ6並びにキャビネット用排気ダクト8における締切用ダンパ9を閉じる。
なお、各ダクトに設けた風量調整ダンパ24,28,35は、試運転時に開度調整して、その調整開度に固定してあるものとする。
(ホ)ここで実質の除染運転に入るが、先ず、濃度制御器42を起動して過酸化水素発生器27で過酸化水素ガスを発生させ、これにより、過酸化水素ガスを含む外部空気を作業員室側の除染用給気ダクト25を通じて各作業員室1,2に供給するのに伴い、各作業員室1,2の室内空気を作業員室側の除染用排気ダクト31を通じて外部に排出する過酸化水素ガス発生を伴う作業員室側の除染時給排気運転を実施する。
なお、この状態においても作業員室側の除染用排気ファン34のインバータ制御(及び/又はモータダンパ30,37の開度調整)により、作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い圧力に保つようにし、この状態で両濃度センサ39,40の検出濃度d1,d2が各作業員室1,2の室内除染に有効な作業員室側の設定除染濃度dsまで上昇するのを待つ。
(ヘ)そして、両濃度センサ39,40の検出濃度d1,d2が作業員室側の設定除染濃度dsまで上昇すると、両濃度センサ39,40の検出濃度d1,d2に基づいて過酸化水素ガス発生器27における過酸化水素ガスの発生量(換言すれば、外部空気における過酸化水素ガスの含有量)を調整することで、各作業員室1,2の室内における過酸化水素ガス濃度d1,d2を作業員室側の設定除染濃度dsに保つ濃度調整を濃度制御器42に実行させる。
また、両濃度センサ39,40の検出濃度d1,d2が作業員室側の設定除染濃度dsまで上昇すると、ホルムアルデヒドガス発生器19でホルムアルデヒドガスを発生させ、これにより、ホルムアルデヒドガスを含む外部空気をキャビネット側の除染用給気ダクト17を通じて安全キャビネット3の内部3aに供給するのに伴い、安全キャビネット3の内部空気をキャビネット側の除染用排気ダクト11を通じて外部に排するホルムアルデヒドガス発生を伴うキャビネット側の除染時給排気運転を実施する。
なお、この状態においてもキャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20のインバータ制御(及び/又はモータダンパ14の開度調整)により安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つようにし、この状態で設定除染時間Tsが経過するのを待つ。
即ち、このバイオハザード施設では、安全キャビネット3の気密扉3bを閉じて安全キャビネット3の内部3aを作業員室1,2の室内に対して密閉した状態で、安全キャビネット3の内部3aには除染ガスとしてホルムアルデヒドガスを充満させ、かつ、作業員室1,2の室内には除染ガスとして過酸化水素ガスを充満させて、それら安全キャビネット3の内部3aと作業員室1,2とを同時に除染する。
(ト)キャビネット側の除染時給排気運転において安全キャビネット3の内部3aに対するホルムアルデヒドガスの供給を開始した後、上記の設定除染時間Tsが経過して作業員室1,2の室内除染及び安全キャビネット3の内部除染が実質的に完了すると、作業員室側における過酸化水素ガス発生器27での過酸化水素ガスの発生及びキャビネット側におけるホルムアルデヒドガス発生器19でのホルムアルデヒドガスの発生をともに停止する。
そして、その後、過酸化水素ガスを伴わない作業員室側の除染時給排気運転及び作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い圧力に保つ作業員室側の圧力調整、並びに、ホルムアルデヒドガスを伴わないキャビネット側の除染時給排気運転及び安全キャビネット3の内部圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つキャビネット側の圧力調整を設定パージ時間Tpだけ実施して、作業員室1,2や作業員室側の除染用給排気ダクト25,31などに残る過酸化水素ガスを掃気するとともに、同じく安全キャビネット3の内部3aやキャビネット側の除染用給排気ダクト17,11及び除染用バイパスダクト23などに残るホルムアルデヒドガスを掃気するパージ運転を実施する。
(チ)このパージ運転の開始後、上記の設定パージ時間Tpが経過すると、作業員室側の除染用排気ファン34のその時の回転速度(及び/又はモータダンパ30,37のその時の開度)を維持するとともに、キャビネット側の除染用排気ファン13及びキャビネット側の除染用給気ファン20のその時の回転速度(及び/又はモータダンパ14のその時の開度)を維持した状態で、給気ダクト4や排気ダクト5及びキャビネット用排気ダクト8における締切用ダンパ6,9を開くとともに、空調運転用の給気ファン及び排気ファンを起動して立ち上げ、これにより、残存する僅かな過酸化水素ガスや残存する僅かなホル
ムアルデヒドガスもさらに完全に排除するエアレーション運転を実施する。
なお、このエアレーション運転においても、安全キャビネット3の内部3aの圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い圧力に保つように、両圧力センサ38a,38bの検出圧力p3,p2に基づき、給気ファン及び排気ファン夫々の回転速度関係を調整する。
(リ)このエアレーション運転の開始後、設定エアレーション時間Taが経過すると、作業員室側の除染用給気ダクト25及び除染用排気ダクト31における締切用ダンパ26,32を閉じて、作業員室側の除染用排気ファン34を停止するとともに、キャビネット側の除染用排気ダクト11及び除染用給気ダクト17における締切用ダンパ12,18を閉じて、キャビネット側の除染用排気ファン13及び除染用給気ファン20を停止して、作業員室側及びキャビネット側の除染時給排気運転を終了する。
その後、給気ダクト4を通じて各作業員室1,2に供給する空気の温湿度調整なども再開し、これにより、除染運転を完全に終了して通常の空調運転に復帰する。
〔別実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
前述の実施形態では、キャビネット側の除染用排気ファン13及び除染用給気ファン20をインバータ制御により回転速度調整することで、除染運転時に安全キャビネット3の内部圧力p3を作業員室1,2の室内圧力p2より設定第1差圧Δps1だけ低い負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を行うようにしたが、これに代え、モータダンパ14などのダンパの開度調整によりキャビネット側の圧力調整を行うようにしてもよい。
また同様に、前述の実施形態では、作業員室側の除染用排気ファン34をインバータ制御により回転速度調整することで、除染運転時に作業員室1,2の室内圧力p2を室外圧力より設定第2差圧Δps2だけ低い負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を行うようにしたが、これに代え、モータダンパ30,37などのダンパの開度調整により作業員室側の圧力調整を行うようにしてもよい。
前述の実施形態では、ホルムアルデヒドガス発生器19により発生させたホルムアルデヒドガスを外部空気に含ませた状態で安全キャビネット3の内部3aに供給するようにしたが、これに代え、ホルムアルデヒドガス発生器19により発生させたホルムアルデヒドガスを外部給気とは別にして直接に安全キャビネット3の内部3aに供給するようにしてもよい。
前述の実施形態では、作業員室側の除染時給排気運転において作業員室1,2の室内空気を循環路を通じて循環させることがない全外気方式を採用するようにしたが、図2に示すように、キャビネット側の除染用給気ファン44を設けるとともに、作業員室側の除染用排気ダクト31から分岐して除染用給気ファン44の吸入側に接続する作業員室側の除染用バイパスダクト45を設け、これにより、作業員室側の除染時給排気運転において作業員室1,2から排出した室内空気の一部を除染用バイパスダクト45を通じて作業員室1,2に対し循環させる一部循環方式を採用するようにしてもよい。
(削除)
前述の実施形態では、除染運転時において安全キャビネット3の内部3aを作業員室1
,2の室内に対して密閉状態にするのに、安全キャビネット3の気密扉3bを閉じるようにしたが、気密扉3bを備えない安全キャビネット3の場合には目張り処理などにより安全キャビネット3の内部3aを作業員室1,2の室内に対して密閉状態にするようにしてもよい。
本発明によるバイオハザード施設の除染方法は、種々の目的で作業員室の室内に安全キャビネットを設置した各種分野におけるバイオハザード施設において利用することができる。
3 安全キャビネット
3a 安全キャビネットの内部
2 作業員室
d2 過酸化水素ガス濃度
ds 設定除染濃度

Claims (2)

  1. 生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを除染ガスにより同時に除染するバイオハザード施設の除染方法であって、
    前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して密閉した状態で、前記安全キャビネットの内部には前記除染ガスとしてホルムアルデヒドガスを充満させ、かつ、前記作業員室の室内には前記除染ガスとして過酸化水素ガスを充満させて、それら安全キャビネットの内部と作業員室とを同時に除染するのに、
    前記作業員室の除染では、過酸化水素ガスを含む外部空気を前記作業員室に供給するのに伴い前記作業員室の室内空気を室外に排出する作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、
    その作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を実施し、
    前記安全キャビネットの内部の除染では、ホルムアルデヒドガス及び外部空気を前記安全キャビネットの内部に供給するのに伴い前記安全キャビネットの内部空気を外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を実施するとともに、
    そのキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を実施し、
    前記作業員室の除染では、前記作業員室側の除染時給排気運転で前記作業員室に供給する外部空気における過酸化水素ガスの含有量を調整することで、前記作業員室の室内における過酸化水素ガス濃度を設定除染濃度に保つバイオハザード施設の除染方法。
  2. 生物学的危害がある安全キャビネットの内部と、その安全キャビネットを室内に設置した作業員室とを除染ガスにより同時に除染するバイオハザード施設の除染方法であって、
    前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して密閉した状態で、前記安全キャビネットの内部には前記除染ガスとしてホルムアルデヒドガスを充満させ、かつ、前記作業員室の室内には前記除染ガスとして過酸化水素ガスを充満させて、それら安全キャビネットの内部と作業員室とを同時に除染するのに、
    前記作業員室の除染では、過酸化水素ガスを含む外部空気を前記作業員室に供給するのに伴い前記作業員室の室内空気を室外に排出する作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、
    その作業員室側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記作業員室の室内を室外に対して負圧状態に保つ作業員室側の圧力調整を実施し、
    前記安全キャビネットの内部の除染では、ホルムアルデヒドガス及び外部空気を前記安全キャビネットの内部に供給するのに伴い前記安全キャビネットの内部空気を外部に排出するキャビネット側の除染時給排気運転を実施するとともに、
    そのキャビネット側の除染時給排気運転における給気風量と排気風量との風量比率の調整により前記安全キャビネットの内部を前記作業員室の室内に対して負圧状態に保つキャビネット側の圧力調整を実施し、
    前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になるまでは、前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませない状態で前記作業員室側の除染時給排気運転を実施するとともに、前記安全キャビネットの内部にホルムアルデヒドガスを供給しない状態で前記キャビネット側の除染時給排気運転を実施し、
    その後、前記作業員室側の圧力調整により前記作業員室の室内が室外に対して負圧状態になり、かつ、前記キャビネット側の圧力調整により前記安全キャビネットの内部が前記作業員室の室内に対して負圧状態になった後に、先ず、前記作業員室側の除染時給排気運転において前記作業員室に供給する外部空気に過酸化水素ガスを含ませ、
    それに続き、前記作業員室における過酸化水素ガス濃度が設定除染濃度まで上昇した後に、前記安全キャビネットの内部に対するホルムアルデヒドガスの供給を開始するバイオハザード施設の除染方法。
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