JP2018114202A - 除染装置及びそれを備える空気清浄システム - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間に十分な除染を行うことができるとともに、使用される除染剤の種類に関わらず結露液の発生を防止可能な除染装置及びそれを備える空気清浄システムを提供する。【解決手段】細胞調製室80の空気が吸い込まれる空気吸込口100aと、空気吸込口100aから吸い込まれた空気に対し、過酸化水素ガスを放出する過酸化水素ガス発生装置131と、過酸化水素ガスを放出した後の空気が拡散口100bを通じて細胞調製室80に給気されることで、細胞調製室80の除染を行う拡散ファン104と、パスボックス101,102と、過酸化水素ガスを放出した後の空気が通風口100d,100eを通じて前記物品収納庫の内部に給気されることで、パスボックス101,102の内部の除染を行うパスボックス用ファン112と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、除染装置及びそれを備える空気清浄システムに関する。
近年の医療技術の進歩により、再生医療に対する関心が高まっている。再生医療は、ES細胞や幹細胞、iPS細胞等のヒトから採取された細胞を人工的に培養し、皮膚や軟骨等の細胞としてヒトに移植する技術である。細胞培養時の大きな課題として、細胞が調製(培養)される細胞調製室において、培養中の細胞に他の細胞や生菌の混入を抑制する点がある。特に、培養中の細胞に対し、他の培養中の細胞が混入する、所謂クロスコンタミネーション(交叉汚染)は十分に防止されるべき課題である。従って、細胞調製室の内部における除染(殺菌や除菌の概念を含む、以下同じ)は重要な課題である。
また、細胞調製室には、細胞調製室と、細胞調製室に隣接して設置されたクリーン廊下との間で培養器具等の授受を簡便にするため、パスボックスが設置されることが多い。このパスボックスにおいて、細胞調製室の側には扉が設けられ、また、クリーン廊下側にも扉が設けられている。そして、これらの扉の双方が同時に開けられることはない。そのため、クリーン廊下側の扉が開けられた場合には、当該扉が閉じられた後にパスボックスの内部の除染が行われることがある。これにより、その後に細胞調製室の側の扉が開けられた場合であっても、細胞調製室の内部の清浄度が維持される。
このような細胞調製室及びパスボックスの内部の除染に関する技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、培養室を備えた培養装置が着脱可能なアイソレータは、前記培養装置が装着される際に前記培養室と連通される作業室と、前記作業室に連通され、かつ、前記作業室内に搬入する物品を滅菌可能な収納室と、前記作業室と前記収納室とを連通するための第1開口部を密閉可能な第1扉と、前記収納室に物品を搬入するための第2開口部を密閉可能な第2扉と、前記収納室の温度、二酸化炭素の濃度、及び、湿度のうち少なくとも1つを調整する調整装置と、を備えることが記載されている。
特開2016−28613号公報(特に[要約]の項目を参照)
特許文献1に記載の技術では、作業室及びパスボックスのそれぞれに、独立して過酸化水素ガスが供給されている(特許文献1の段落0012及び図1を参照)。そして、これらの過酸化水素ガスは、触媒により不活性化された後、外部に排出されている(同段落0030を参照)。この特許文献1に記載の技術では、除染時に過酸化水素が作業室からそのまま排出される。そのため、大きな空間を有する作業室の内部での過酸化水素濃度が高くなりにくく、除染が不十分になる可能性がある。従って、十分な除染を行おうとすれば、長時間の除染が必要になる可能性がある。
また、作業室とパスボックスとの内容積を比較すると、パスボックスの内容積の方がずっと小さい。そのため、作業室とパスボックスとに対して同じ濃度の過酸化水素ガスが供給されると、例えば夏場の高湿の空気や冬場の低温の空気がそのまま供給されれば、過酸化水素ガスが供給された際、特にパスボックスの内部壁面に結露液(凝縮液)が発生する可能性がある。
そして、この結露液は高濃度の過酸化水素含有液となるため、作業室やパスボックスの内部での気相中の過酸化水素ガスの濃度が変化し、この点でも、短時間で十分な除染を行うことができない可能性がある。さらには、高濃度の過酸化水素を含有する結露液が生成する結果、当該結露液の部分での酸化力(殺菌力)が局所的に大きくなる。その結果、結露液が生じた部分での腐食が進行し易くなる。従って、除染の際には、結露液の発生が十分に防止されることが好ましい。特に、特許文献1に記載のような過酸化水素ガス(除染剤)のみならず、他の除染剤を使用するときにおいても、結露液の発生が十分に防止されることが好ましい。
本発明はこれらの課題に鑑みて為されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、短時間に十分な除染を行うことができるとともに、使用される除染剤の種類に関わらず結露液の発生を防止可能な除染装置及びそれを備える空気清浄システムを提供することである。
本発明者らは前記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の知見を見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明は、空気調和が行われた空気清浄室に設置される物品収納庫と、前記空気清浄室との双方の除染を行う除染装置であって、前記空気清浄室の内部の空気が吸い込まれる空気吸込口と、当該空気吸込口から吸い込まれた空気に対し、ガス状の除染剤を放出する除染剤放出装置と、当該除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記空気清浄室の内部に給気されるように形成された第一通風口を通じて前記空気清浄室の内部に給気されることで、前記空気清浄室の除染を行う第一給気装置と、内部に物品を収納可能な物品収納庫と、前記除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記物品収納庫の内部に給気可能になるように形成された第二通風口を通じて前記物品収納庫の内部に給気されることで、前記物品収納庫の内部の除染を行う第二給気装置と、を備えることを特徴とする、除染装置に関する。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本発明によれば、短時間に十分な除染を行うことができるとともに、結露液の発生を防止可能な除染装置及びそれを備える空気清浄システムを提供することができる。
第一実施形態の除染装置を備える細胞調製室の構成を示す図である。 第一実施形態の除染装置の装置構成を示す図である。 細胞調製室において第一実施形態の除染装置が設置される場所を示す平面図である。 第一実施形態の除染装置を使用した細胞調製室及びパスボックスの内部の除染時のフローを示す図である。 第二実施形態の除染装置の装置構成を示す図である。 図5に示す第二実施形態の除染装置に供えられた流量制御部材を示す図であり、(a)はガス流量が多いとき、(b)はガス流量が少ないときの様子である。 第三実施形態の除染装置の装置構成を示す図である。 第四実施形態の除染装置の装置構成を示す図である。
以下、図面を適宜参照しながら、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。なお、各図において、図示の都合上又は図示の簡略化のため、部材や装置の一部の図示を省略して記載することがある。また、各図において、同じ部材や装置については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。
図1は、第一実施形態の除染装置100を備える細胞調製室80の構成を示す図である。細胞調製室80には、安全キャビネット60が設置されており、この内部で作業員が作業可能になっている。また、細胞調製室80には、二つのパスボックス101,102が備えられている。このパスボックス101,102のそれぞれには、細胞調製室80側に配置された扉120,120と、クリーン廊下90側に配置された扉121,121とが備えられている。そして、この扉120,120,121,121が開けられることで、パスボックス101,102の内部に、細胞培養に使用される機器(培養機器、図示しない)等の物品を収容可能になっている。これにより、細胞調製室80とクリーン廊下90との間で、物品の授受が可能になっている。なお、細胞調製室80側に配置された扉120,120と、クリーン廊下90側に配置された扉121,121とは、同時には開かないようになっている。
また、細胞培養終了後の細胞調製室80、及び、扉120,120,121,121のいずれか一つが開けられた後のパスボックス101,102の内部は、パスボックス101,102と一体になって構成された除染装置100によって除染される。即ち、この除染装置100は、パスボックス101,102とともに、細胞調製室80に設置される。除染装置100の装置構成及びその設置位置は、図2及び図3を参照しながら後記する。
細胞調製室80には、通常時には、吸気ダクト10を通じて、清浄な空気が供給される。具体的には、図示しないガラリ等を通じて取り込まれた外気が、空調装置11において温度や湿度を調整された後(空気調和された後)、図示しない給気ファンにより、定風量制御装置12、気密ダンパ13及びHEPAフィルタ15を通じて、細胞調製室80に供給される。なお、この気密ダンパ13は、細胞調製室80への通風時(通常時)には全開になっている。一方で、除染装置100による細胞調製室80の除染時には、気密ダンパ13はモータ14によって全閉にされる。この制御の詳細は、図4を参照しながら後記する。
一方で、細胞調製室80からは、通常時には、排気ダクト20を通じて、外部に排気される。具体的には、図示しない排気ファンにより、HEPAフィルタ21を通じて、気密ダンパ22、室圧制御ダンパ24及び定風量制御装置26を通じて、細胞調製室80の内部の空気が外部に排気される。これらのうち、室圧制御ダンパ24にはアクチュエータ25が接続されており、アクチュエータ25によって室圧制御ダンパ24の開度が制御されることで、細胞調製室80の室圧が制御される。また、気密ダンパ22は、細胞調製室80からの排気時(通常時)には全開になっている。一方で、除染装置100による細胞調製室80の除染時には、気密ダンパ22はモータ23によって全閉にされる。この制御の詳細は、図4を参照しながら後記する。
次に、細胞調製室80に備えられる除染装置100の設備構成について、図2を参照しながら説明する。
図2は、第一実施形態の除染装置100の装置構成を示す図である。除染装置100には、前記のように二つのパスボックス101,102が備えられている、そして、除染装置100には、パスボックス101の外部かつ上方に形成され、細胞調製室80及びパスボックス101,102の除染時に過酸化水素ガスが通流するチャンバ105が形成されている。また、除染装置100には、パスボックス102の下方に形成され、細胞調製室80及びパスボックス101,102の除染時に細胞調製室80の内部の空気が通流するチャンバ107が形成されている。
除染装置100の下方に形成されたチャンバ107と、除染装置100の上方に形成されたチャンバ105とは、除湿装置130及び過酸化水素ガス発生装置131を介して、通風管132,133により接続されている。これらのうち、除湿装置130は、例えばシリカ等の吸湿剤を備えて構成される。また、過酸化水素ガス発生装置131は、チャンバ105に送風するためのファン131aのほか、いずれも図示しないが、液体の過酸化水素を貯留するタンクや蒸発機等を備えて構成される。そして、蒸発機によって液体の過酸化水素が気化して過酸化水素ガス(ガス状の過酸化水素)が生成し、生成した過酸化水素ガスが、ファン131aの稼働により空気に載せられて通風管133を通じ、チャンバ105に放出される。
従って、過酸化水素ガス発生装置131のファン131aの稼働により、吸込口100aを介して、細胞調製室80の内部の空気がチャンバ107に取り込まれる。そして、チャンバ107に取り込まれた空気は、通風管132を通じて除湿装置130に供給され、除湿される。除湿装置130で除湿された空気は過酸化水素ガス発生装置131に供給され、過酸化水素ガスを受け取った後、通風管133を通じて、チャンバ105に供給される。このチャンバ105で過酸化水素ガスを受け取った空気は、詳細は後記するが、拡散口100bを通じて、細胞調製室80に給気される。従って、このチャンバ107、過酸化水素ガス発生装置131及びチャンバ105を介して、細胞調製室80の内部の空気が循環していることになる。
このチャンバ105では、前記の吸込口100aとは異なる吸込口100cを通じて、細胞調製室80の内部の空気が取り込まれる。ここで、この吸込口100cについて、図3を参照しながら説明する。
図3は、細胞調製室80において第一実施形態の除染装置100が設置される場所を示す平面図(上面図)である。図3に示すように、除染装置100は細胞調製室80の角の部分に設置される。そして、除染装置100の正面側(安全キャビネット50の側)には、前記のように吸込口100a及び拡散口100bが形成されている(図2を併せて参照)。一方で、除染装置100の側方であって上方(前記のチャンバ105と同じ高さ位置)には、吸込口100cが形成されている。
この吸込口100cは、細胞調製室80とチャンバ105とを連通するものである。従って、この吸込口100cを通じてチャンバ105に取り込まれた空気は、その通流方向を90°曲げられ、前記の図2を参照しながら説明した拡散口100bを通じて、細胞調製室80に給気される。即ち、細胞調製室80では、除染装置100により、空気が循環していることになる。
前記の図2に戻り、チャンバ105において、拡散ファン104の稼働によって、この吸込口100cを通じて取り込まれた空気に対し、過酸化水素ガス発生装置131において生成した過酸化水素ガスが放出されることになる。そして、この過酸化水素ガスが放出された空気は、拡散ファン104の稼働により、拡散口100bを通じて、細胞調製室80に供給される。これにより、細胞調製室80の内部の除染が行われる。なお、この拡散ファン104は一定速度で回転しており、細胞調製室80への給気量も一定である。
また、除染装置100では、その上方に形成されたチャンバ105と、パスボックス101と、パスボックス102とは、連通している。具体的には、チャンバ105とパスボックス101とは、通風口100d,100eを介して連通している。また、パスボックス101とパスボックス102とは、通風口100d,100eを介して連通している。
これらのうち、チャンバ105とパスボックス101とを連通させる通風口100dには、チャンバ105からパスボックス101への空気の流れを生じさせるパスボックス用ファン108が設けられている。これにより、通風口100dを通じて、チャンバ105からパスボックス101に空気が流れ、チャンバ105の過酸化水素ガスを含む空気がパスボックス101に給気される。そして、パスボックス101の内部の除染が行われる。
一方で、チャンバ105とパスボックス101とを連通させる通風口100eには、ファンは設けられていない。そのため、前記のパスボックス用ファン108が稼働することでチャンバ105からパスボックス101への空気の流れが生じれば、この通風口100eには、パスボックス101からチャンバ105への空気の流れが生じることになる。即ち、チャンバ105とパスボックス101との間で、過酸化水素ガスを含む空気が循環していることになる。
なお、パスボックス用ファン108には、インバータ109が接続されている。そして、後記するセンサ116による測定値に基づいて、このインバータ109の周波数が制御されることで、パスボックス用ファン108の回転速度が制御される。これにより、チャンバ105からパスボックス101に供給される空気量(過酸化水素ガスの量)が制御される。
さらに、パスボックス101とパスボックス102とを連通させる通風口100dには、パスボックス101からパスボックス102への空気の流れを生じさせるパスボックス用ファン112が設けられている。これにより、パスボックス101を経由して給気されたチャンバ105からの過酸化水素ガスを含む空気が、パスボックス102に給気される。そして、パスボックス102の内部の除染が行われる。
一方で、パスボックス101とパスボックス102とを連通させる通風口100eには、ファンは設けられていない。そのため、前記のパスボックス用ファン112が稼働することでパスボックス101からパスボックス102への空気の流れが生じれば、パスボックス101,102の内圧の上昇により、この通風口100eには、パスボックス102からパスボックス101への空気の流れが生じることになる。即ち、チャンバ105とパスボックス102との間で、パスボックス101を介して、過酸化水素ガスを含む空気が循環していることになる。
このことを換言すれば、チャンバ105により過酸化水素ガスを放出された空気は、通風口100d、パスボックス101、通風口100d、パスボックス102、通風口100e、パスボックス101及び通風口100eを介して、チャンバ105(過酸化水素ガスが放出された場所)に戻されるようになっている(即ち、これらにより、戻り通風路が形成されている)。
なお、パスボックス用ファン112は、前記のパスボックス用ファン108とは異なり、一定の回転速度で稼働している。そのため、パスボックス101からパスボックス102への給気量は一定になっている。
さらに、チャンバ105から最も離れたパスボックス102の内部底面近傍には、過酸化水素ガスの濃度を測定するセンサ116が設けられている。このセンサ116は、図2において破線で示す電気信号線により、演算制御装置50に接続されている。そして、前記のように、このセンサ116により測定された値、即ち、パスボックス102での過酸化水素ガスの濃度に応じて、インバータ109の周波数制御を介して、パスボックス用ファン108の回転速度が制御される。
なお、演算制御装置50は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、I/F(インターフェイス)等を備えて構成される。そして、演算制御装置50は、ROMに格納されている所定の制御プログラムがCPUによって実行されることにより具現化される。
前記の図1に示す細胞調製室80において、細胞の調製(培養)が完了し、新たに別の細胞の調製が開始される場合、クロスコンタミネーションの防止等の観点から、新たな別の細胞の調製開始前に細胞調製室80の除染が行われる。また、これに伴い、パスボックス101,102に収納された培養器具(図示しない)等も含め、パスボックス101,102内の除染も行われる。細胞調製室80及びパスボックス101,102の除染は、前記のように除染装置100によって行われる。
図4は、第一実施形態の除染装置100を使用した細胞調製室80及びパスボックス101,102の内部の除染時のフローを示す図である。このフローは、前記の演算制御装置50(図2参照)によって行われる。なお、図4には、説明の便宜上、細胞調製室80に対する空調の終了及び再開に関するステップも示している。以下、図4のフローの説明を、適宜図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、除染に先立って、演算制御装置50は、空調装置11及び図示しない給排気ファンを停止し、細胞調製室80の空調及び給排気を停止する(ステップS101)。そして、演算制御装置50は、モータ14,23を操作して、気密ダンパ13,22を全閉にする(ステップS102)。これにより、細胞調製室80の内部は、空調された空気が充満している状態で、気密にされる。
次いで、演算制御装置50は、過酸化水素ガス発生装置131の稼働を開始する(ステップS103)。これにより、過酸化水素ガス発生装置131において、過酸化水素ガスが生成し始め、過酸化水素ガス発生装置131に内蔵されたファン131aにより、チャンバ105に過酸化水素ガスが放出され始める。そして、この状態で、演算制御装置50は、拡散ファン104及びパスボックス用ファン108,112の稼働を開始する(ステップS104)。
なお、拡散ファン104及びパスボックス用ファン112の回転速度は予め定められた速度とし、これらの回転速度は除染装置100では前記のように一定である。一方で、パスボックス用ファン108の回転速度は、最初は予め定められた速度とされるが、後記するセンサ116での測定値に基づいてインバータ109の周波数が変更され、パスボックス用ファン108の回転速度が適宜変更される。即ち、除染装置100では、パスボックス用ファン108の回転速度は可変である。
そして、所定時間経過後、演算制御装置50は、センサ116により、パスボックス102の底面近傍の過酸化水素濃度を測定する(ステップS105)。そして、演算制御装置50は、測定された濃度が予め定められた濃度(設定濃度)より大きいか否かを判断する(ステップS106)。ここでいう設定濃度とは、チャンバ105からみて最も下流側であるパスボックス102の内部濃度が当該設定濃度以上であれば、その上流側であるパスボックス101,102の双方を十分に除染可能な程度の値を表している。従って、このステップS106において、センサ116により測定された濃度が設定濃度以上であれば、パスボックス101,102の内部の除染は十分に行われると考えられる。そこで、演算制御装置50は、この場合には(Yes方向)、パスボックス用ファン108の回転速度を維持したまま、所定時間待機する(ステップS107)。これにより、細胞調製室80及びパスボックス101,102の除染が行われる。
一方で、前記のステップS106において、センサ116により測定された濃度が設定濃度以下の場合、特に、過酸化水素ガスの流れで最も下流側となるパスボックス102の内部の除染が不十分になる可能性がある。また、パスボックス102の内部の除染を十分に行わせるためには、除染時間が長くなる。そこで、この場合には、演算制御装置50は、インバータ109の周波数を大きくし、パスボックス用ファン108の回転速度を大きくする(ステップS108)。これにより、パスボックス101,102への過酸化水素ガスの供給量が増加する。そして、その後、所定時間経過後、再度前記のステップS105が行われる。
また、前記のステップS107において、細胞調製室80及びパスボックス101,102の除染が完了すると、演算制御装置50は、まず、パスボックス用ファン108,112の稼働を停止する(ステップS109)。このとき、拡散ファン104の稼働は継続しており、パスボックス101,102よりも大きな空間を有する細胞調製室80の除染は引き続き行われる。そして、この状態(細胞調製室80の除染を継続中)で所定時間待機後、細胞調製室80の除染が完了する。具体的には、演算制御装置50は、拡散ファン104の稼働を停止する(ステップS111)。これとともに、演算制御装置50は、過酸化水素ガス発生装置131の稼働を停止する(ステップS112)。そして、演算制御装置50は、気密ダンパ13,22を全開にし(ステップS113)、細胞調製室80の空調を再開する(ステップS114)。
以上のフローによれば、細胞調製室80及びパスボックス101,102のそれぞれを速やかに除染することができる。また、細胞調製室80及びパスボックス101,102のそれぞれに供給される空気は、細胞調製室80の内部に存在していた空気である。細胞調製室80の内部の空気は、予め空調装置11(図1)によって空調された空気であるから、その空気を除染装置100を介して循環させても、結露液は生じにくい。そのため、除染装置100によれば、細胞調製室80及びパスボックス101,102のそれぞれを速やかに除染することができるとともに、過酸化水素ガスを高濃度に含む結露液の発生を防止することもできる。
そして、結露液の発生が防止されることで、生成した結露液に高濃度に含まれる過酸化水素ガスによる局所的な腐食が発生するといった事態が防止される。また、結露液の発生が防止されるため、過酸化水素ガスの濃度が局所的に変化することが防止される。そのため、安定した除染を行うことができる。
また、パスボックス101,102に供給される空気は、前記のように予め空調された細胞調製室80の空気である。そのため、このため、細胞調製室80に供給される過酸化酸素ガス濃度と同じ濃度を有する気体がパスボックス101,102に供給されても、パスボックス101,102の内部で露点に達し難い。そのため、パスボックス101,102の内部での結露液の発生を確実に防止することができる。
さらに、除染装置100では、図2に示すように、除湿装置130が備えられている。これにより、循環する過酸化水素ガスが分解し、空気中の水分(即ち水蒸気)が多くなってきた場合でも、除湿装置130により除湿することができる。そのため、細胞調製室80及びパスボックス101,102における結露液の発生をより確実に防止することができる。
また、チャンバ105からは、気密になった細胞調製室80と、気密になった(扉120,104が閉じられた)パスボックス101,102との双方に、過酸化水素ガスを含む空気が供給される。そのため、細胞調製室80及びパスボックス101,102のいずれにおいても、その内部の空間の過酸化水素ガスの濃度が高まり易くなり、より確実な除染を行うことができる。また、センサ116により測定された過酸化水素ガスの濃度に応じて、パスボックス101,102への過酸化水素ガスの供給量が制御される。そのため、この点でも、パスボックス101,102の除染を確実に行うことができる。
さらに、細胞調製室80と、パスボックス101,102との除染開始は同時であるが、パスボックス101,102の除染完了後(パスボックス用ファン108,112の停止後)にも、しばらくの間、細胞調製室80の除染が引き続き行われる。これにより、パスボックス101,102よりも大きな空間を有する細胞調製室80についても十分な除染を行うことができる。特に、パスボックス101,102の内部の除染について、作業員等が手で拭くことなく除染を行うことができるため、簡便にパスボックス101,102の内部の除染を行うことができる。
図5は、第二実施形態の除染装置200の装置構成を示す図である。この除染装置200では、前記の除染装置100におけるパスボックス用ファン108,112に加えて、開口面積を変更可能な流量制御部材201が取り付けられている。ただし、これらのパスボックス用ファンのうち、パスボックス用ファン108,112の回転速度は、除染装置200では一定になっている。そして、パスボックス用ファン108が設置された通風口100dの開口面積は、この流量制御部材201によって変更可能である。
図6は、図5に示す第二実施形態の除染装置200に供えられた流量制御部材201を示す図であり、(a)は流量が多いとき、(b)は流量が少ないときの様子である。この流量制御部材201は、例えば「カメラの絞り(虹彩絞り)」のような構造を有している。
具体的には、流量制御部材201は、筐体201aと、その内部に、スライドすることで中央の開口201cの面積が変更されるスライド部材201bとを備えて構成される。除染装置200の稼働開始直後は、図6(a)に示す大きさの開口201cとなっている。そして、前記の除染装置100と同様に、センサ117により測定された濃度が低いときには、多くの過酸化水素ガスがパスボックス101,102に供給されるように、図6(b)に示すように開口201cの面積が大きくなる。なお、この開口201cの大きさの変更は、図5に示したモータ202により行われる。
除染装置200では、過酸化水素ガス発生装置131に備えられたファン131aにより、過酸化水素ガスが除染装置200の最上段に備えられたチャンバ105に導かれる。そして、このチャンバ105の内部の空気は、一定回転速度のパスボックス用ファン108,112により一定風量で、パスボックス101,102への給気が行われる。そして、流量変更部材201を利用することで、パスボックス用ファン108,112の回転速度を一定にしつつ、パスボックス101,102への流量を変更することができる。
図7は、第三実施形態の除染装置300の装置構成を示す図である。前記の除染装置100,200では、細胞調製室80とクリーン廊下90との間での物品の授受を可能にするパスボックス101,102が備えられていた。しかし、図7に示す除染装置300では、前記のパスボックス101,102に代えて、細胞調製室80の内部で使用される掃除用具等を収納する掃除用具入れ301が備えられている。
細胞調製室80の内部は清浄であるものの、人の出入りや物品の移動があるため、塵埃の堆積等が生じ得る。そのため、細胞調製室80の内部では、細胞調製室80の内部でのみ使用される掃除用具を使用して、清掃が行われる。そして、清掃終了後には、図7に示す掃除用具入れ301に掃除用具が収納される。そして、この掃除用具入れ301の上方には、前記の各実施形態と同様のチャンバ105が形成され、当該チャンバ105から掃除用具入れ301の内部に過酸化水素ガスが供給されるようになっている。これにより、掃除用具の出し入れ時以外には締め切られ、雑菌の繁殖が生じ易い掃除用具入れ301であっても、その内部の除染が行われ、清浄な状態が維持される。
図8は、第四実施形態の除染装置400の装置構成を示す図である。前記の各実施形態では、パスボックス101,102や掃除用具入れ301の下方に形成されるチャンバ107は、パスボックス101,102や掃除用具入れ301とは連通していなかった。そのため、パスボックス101,102や掃除用具入れ301の上方に形成されるチャンバ105と、パスボックス101,102や掃除用具入れ301との間では、通風口100d,100eにより、空気が循環していた。
しかし、図8に示す除染装置400では、通風口100eを形成せずに、パスボックス102の底面に、パスボックス102とチャンバ107とを連通する通風口100fが形成されている。そして、この通風口100fには、パスボックス用ファン150が配置されている。このパスボックス用ファン150と、前記のパスボックス用ファン108,112とには、それぞれ、インバータ151,109,113が接続されている。そして、センサ116による測定値に基づいて、前記の演算制御装置50により、インバータ151,109,113の周波数が制御される。これにより、パスボックス用ファン108,112,150の回転速度が制御される。より具体的には、センサ116により測定される過酸化水素ガスの濃度が設定濃度(前記の図4参照)より大きくなるように、パスボックス用ファン108,112,150の回転速度が制御される。
除染装置400では、パスボックス用ファン108,112,150の稼働により、チャンバ105の空気(過酸化水素ガスを含む)は、パスボックス101,102を通じて、チャンバ107に排気される。そして、このチャンバ107に排気された空気(過酸化水素ガスを含む)は、通風管132,133を通じて、除湿装置130及び過酸化水素ガス発生装置131を介して、チャンバ105に戻される。従って、除染装置400では、過酸化水素ガスを含む空気は、チャンバ105と、パスボックス101,102と、チャンバ107と、除湿装置130と、過酸化水素ガス発生装置131との間で、循環している。
このことを換言すれば、チャンバ105により過酸化水素ガスを放出された空気は、通風口100d、パスボックス101、通風口100d、パスボックス102、通風口100f、チャンバ107、通風管132、除湿剤130、過酸化水素ガス発生装置131及び通風管133を介して、チャンバ105(過酸化水素ガスが放出された場所)に戻されるようになっている(即ち、戻り通風路が形成されている)。
このように、細胞培養室80とチャンバ105,107との間での空気の循環と同様に、チャンバ105,107と、パスボックス101,102との間でも空気が循環するようにすることで、パスボックス101,102の内部での結露がより確実に防止される。即ち、パスボックス101,102において、常に上方から下方に向かう空気の流れが生じていることで、過酸化水素ガスが局所的に大きくなることがより確実に防止される。これにより、意図せず露点に到達することがより確実に防止され、結露液の発生がより確実に防止される。
以上、四つの実施形態を挙げながら本発明を説明したが、本発明は前記の実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、前記の各実施形態は、必要に応じて、その一部を適宜組み合わせて実施することができる。
例えば、前記の各実施形態では、物品収納庫として、パスボックス101,102や掃除用具入れ301を例示したが、物品収納庫は、例えばインキュベータや作業庫、安全キャビネット、クリーンベンチ等、物品を収納することができるものであれば、どのようなものであってもよい。物品収納庫を除染する際、細胞調製室80(空気清浄室)内の扉は閉められていることが好ましいが、必ずしも閉められていなくてもよい。
また、除染装置100〜400が設置される部屋として細胞調製室80を例示したが、除染装置100〜400が設置される部屋としては、細胞調製室に例示されず、例えばクリーンルーム等、予め空調が行われた部屋であれば、どのようなものであってもよい。
さらに、前記の各実施形態では、チャンバ105からパスボックス101や掃除用具入れ301への給気量のみが制御されるようにした。しかし、例えばパスボックス101からパスボックス102への給気量を制御したり、パスボックス101からチャンバ105への排気量を制御したり、パスボックス102からチャンバ107への排気量を制御したりして、チャンバ105からパスボックス101,102(物品収納庫)の全体への給気量が制御されるようにしてもよい。また、制御対象となるファンの数は一つである必要はなく、二つ以上であってもよい。
また、その制御の指標として、前記の各実施形態では、センサ116,117が備えられているが、その設置場所は図示の例に何ら限られない。ただし、物品収納庫全体で十分な除染を行う観点から、過酸化水素ガス等の除染剤が放出されるチャンバ105からできるだけ離れた部位に設置されることが好ましい。
さらに、使用する除染剤の種類も、前記の過酸化水素ガスのほか、様々なものを使用することができる。特に、空気への放出時に「ガス状」となっていれば、例えば保管時には液体や固体であってもよい。
また、前記の吸込口100a、拡散口100b、吸込口100c、通風口100d,100e,100fにはそれぞれエアスリットが配置されているが、このエアスリットは配置されていなくてもよい。
13 気密ダンパ(除染装置)
14 モータ(除染装置)
22 気密ダンパ(除染装置)
23 モータ(除染装置)
50 演算制御装置
80 細胞調製室(空気清浄室)
100 除染装置
100a 吸込口(空気吸込口)
100b 拡散口(第一通風口)
100c 吸込口(空気吸込口)
100d 通風口(第二通風口、戻り通風路)
100e 通風口(戻り通風路)
100f 通風口(戻り通風路)
101 パスボックス(物品収納庫、戻り通風路)
102 パスボックス(物品収納庫、戻り通風路)
104 拡散ファン(第一給気装置)
105 チャンバ(戻り通風路)
107 チャンバ(戻り通風路)
108 パスボックス用ファン(第一給気装置、第二給気装置)
109 インバータ(第二給気装置)
112 パスボックス用ファン(第二給気装置)
116 センサ(除染剤濃度測定装置)
117 センサ(除染剤濃度測定装置)
130 除湿剤(除湿装置、戻り通風路)
131 過酸化水素ガス発生装置(除染剤放出装置、戻り通風路)
131a ファン(除染剤放出装置、第二給気装置)
132 通風管(戻り通風路)
133 通風管(除染剤放出装置、戻り通風路)
150 パスボックス用ファン(戻り通風路)
200 除染装置
201 流量制御部材(開口面積変更部材)
300 除染装置
301 掃除用具入れ(物品収納庫)
400 除染装置
1000 空気清浄システム

Claims (7)

  1. 空気調和が行われた空気清浄室に設置される物品収納庫と、前記空気清浄室との双方の除染を行う除染装置であって、
    前記空気清浄室の内部の空気が吸い込まれる空気吸込口と、
    当該空気吸込口から吸い込まれた空気に対し、ガス状の除染剤を放出する除染剤放出装置と、
    当該除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記空気清浄室の内部に給気されるように形成された第一通風口を通じて前記空気清浄室の内部に給気されることで、前記空気清浄室の除染を行う第一給気装置と、
    内部に物品を収納可能な物品収納庫と、
    前記除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記物品収納庫の内部に給気可能になるように形成された第二通風口を通じて前記物品収納庫の内部に給気されることで、前記物品収納庫の内部の除染を行う第二給気装置と、を備えることを特徴とする、除染装置。
  2. 前記除染剤放出装置から放出された除染剤を含むこととなった前記物品収納庫の内部の空気が、前記除染剤放出装置により除染剤が放出された場所に戻されるような戻り通風路を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の除染装置。
  3. 前記除染剤は過酸化水素であり、
    前記戻り通風路の途中には、除湿装置が備えられていることを特徴とする、請求項2に記載の除染装置。
  4. 前記第二通風口には、当該第二通風口の開口面積を変更可能な開口面積変更部材が備えられ、
    当該開口面積変更部材により前記開口面積が変更されることで、前記物品収納庫の内部への給気量が変更可能になっていることを特徴とする、請求項3に記載の除染装置。
  5. 前記物品収納庫の内部における前記除染剤の濃度を測定する除染剤濃度測定装置と、
    当該除染剤濃度測定装置により測定された除染剤の濃度が予め定められた濃度以下であるときには、前記物品収納庫の内部に供給される除染剤の量を増加させる演算制御装置と、を備えることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の除染装置。
  6. 前記除染剤濃度測定装置は、前記物品収納庫の内部底面の近傍に設置されていることを特徴とする、請求項5に記載の除染装置。
  7. 物品収納庫が設置され、空気調和が行われた空気清浄室と、
    当該空気清浄室の内部の空気が吸い込まれる空気吸込口と、当該空気吸込口から吸い込まれた空気に対し、ガス状の除染剤を放出する除染剤放出装置と、当該除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記空気清浄室の内部に給気されるように形成された第一通風口を通じて前記空気清浄室の内部に給気されることで、前記空気清浄室の除染を行う第一給気装置と、内部に物品を収納可能な物品収納庫と、前記除染剤放出装置から除染剤を放出した後の空気が、前記物品収納庫の内部に給気可能になるように形成された第二通風口を通じて前記物品収納庫の内部に給気されることで、前記物品収納庫の内部の除染を行う第二給気装置と、を備える除染装置と、を有することを特徴する、空気清浄システム。
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