JP6132134B2 - ユーザ端末管理システム及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザ端末の稼働状態の管理を行うユーザ端末管理システム及びその方法に関する。
近年、オフィスのOA(Office Automation)化が進み、オフィスにおけるユーザ端末を含むOA機器の消費電力は、日本全体の消費電力の16%を占めている(資源エネルギー庁の推定)。
このため、地球温暖化を抑制する対策として、節電を目的としたオフィスにおけるパーソナルコンピュータなどのユーザ端末の省電力化が望まれている。
この省電力化に対応して、オフィスの照明、空調における省電力とともに、ユーザ端末による消費電力を削減することが重要な課題となっている。
このユーザ端末の消費電力低減の対策に用いられている方法として、最も一般的にはユーザ端末にインストールされているOS(Operating System)に付加された消費電力の削減機能を用いることである。このOSの消費電力の削減機能の設定を予め行うことにより、設定した条件に対応させて表示装置の電源をオフしたり、ユーザ端末の本体をスリープモードに移行させたりする。例えば、OSの消費電力の設定として、ユーザ端末の無操作の時間をカウントし、この無操作の時間の長さに応じて段階的に、表示装置のオフ、スリープモードへの移行、シャットダウンの各々を順次行う。
しかし、無操作の時間の長さに応じて段階的にユーザ端末の動作状態を変更する場合、ユーザ端末の無操作やユーザが不在になっても、一定時間の間、ユーザ端末の電源がオフされないため、消費電力の無駄が大きい。
そこで、ユーザの有無を検出する赤外線センサをユーザ端末に設け、ユーザがユーザ端末近傍に存在していないことを検出すると、ユーザ端末の表示装置の電源をオフし、消費電力を低減させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−326126号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、消費電力の無駄を削減するために、赤外線センサーの不感時間を短くすると、ユーザがユーザ端末の前でじっと動かない状態の場合、ユーザがユーザ端末を利用して業務を行っていても、ユーザ端末近傍に存在していないと判定され、頻繁にユーザ端末の表示画面をオフしてしまう。このため、業務を中断されることにより、業務効率が低下し、ユーザがストレスを感じることになる。
一方、表示画面が頻繁にオフされることによるユーザのストレスを低減させるため、赤外線センサーの不感時間を長くすると、ユーザがユーザ端末を利用していない場合にも消費電力低減の制御が行われず消費電力の低減が不十分となる。
すなわち、赤外線センサーによって、ユーザの不在確認を行うのみでは、ユーザの利便性と消費電力低減とにトレードオフの関係を有することになり、ユーザ端末の電源のオフを制御する不十分な情報しか得られない。
一方、ユーザ端末の無操作状態に応じて電源をオフする技術の場合、ユーザが表示画面に表示された資料や電子メールなどを閲覧して業務を行っている際、単純にユーザ端末の無操作状態であるとして、ユーザ端末の電源がオフされることになる。
この場合も特許文献1と同様に、ユーザの業務効率が低下し、ユーザにストレスを与えることになる。
さらに、OSでシャットダウンを行った場合や、ユーザが出勤してユーザ端末を起動させる場合、ユーザ自身がユーザ端末の起動を行う必要があり、ユーザ端末で作業を開始するまでの時間がかかり、業務効率を低下させることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、無操作、位置情報、電話使用などを総合的に判断して、ユーザ端末を使用していない状態をリアルタイムに検出し省エネルギ化を実現するシステムであり、ユーザがユーザ端末を使用していると推定される場合には、このユーザ端末が無操作の場合であっても、ユーザ端末を消費電力を低減させるモードに移行させないユーザ端末管理システム及びその方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、本発明のユーザ端末管理システムは、ユーザ端末の稼働状態を管理するユーザ端末管理システムであり、前記ユーザ端末に付与されている第1端末識別情報が、当該ユーザ端末の近傍に位置するユーザが携帯する送受信機から送信される当該ユーザを識別する端末所有者識別情報に対応付けられている第2端末識別情報との各々を比較することで、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無の検出を行い、前記第1端末識別情報と前記第2端末識別情報とが一致しているか否かの情報を、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無を示すユーザ位置情報として出力するユーザ位置検出部と、ユーザ端末に対応した電話が通話中か否かの検出を行い、この通話中か否かを示すユーザ通話情報を出力する電話状態検出部と、前記ユーザによる前記ユーザ端末の操作状態の検出を行い、当該ユーザ端末が操作されているか否かを示すユーザ操作情報を出力するユーザ端末操作検出部と、前記ユーザ位置情報、前記ユーザ通話情報及び前記ユーザ操作情報により、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力の低減のモードに移行させるモード制御部とを備えることを特徴とする。
本発明のユーザ端末管理システムは、前記モード制御部が、前記ユーザ位置情報が前記ユーザの有無に関わらず、前記ユーザ通話情報が前記ユーザが通話中であることを示す場合、前記ユーザ操作情報が前記ユーザ端末が操作されていないと判定しても、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力削減を行うモードに移行させないことを特徴とする。
本発明のユーザ端末管理システムは、時間をカウントするタイマーをさらに有し、前記モード制御部が、前記ユーザが前記ユーザ端末近傍に存在し、前記ユーザ端末が無操作であり、かつ前記電話が通話中でない状態の時間を、前記タイマーにカウントさせ、当該タイマーのカウント値に対応した消費電力削減のモードに、前記ユーザ端末の動作のモードを切り換えることを特徴とする。
本発明のユーザ端末管理システムは、第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間が前記モード制御部に予め書き込まれて記憶されており、前記モード制御部が、前記カウント値が前記第1設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態を通常モードから前記ユーザ端末の表示装置の電源をオフする表示装置オフモードに移行させ、前記カウント値が前記第2設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態を表示装置オフモードからスリープモードに移行させ、前記カウント値が前記第3設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態をスリープモードからシャットダウンに移行させることを特徴とする。
本発明のユーザ端末管理システムは、前記ユーザが予め設定された領域に進入したことを検出し、ユーザの当該領域への進入を示すユーザ検出情報を出力する進入進出検出部をさらに有し、前記モード制御部が、前記ユーザ検出情報が供給されると、前記ユーザ端末を起動させることを特徴とする。
本発明のユーザ端末管理方法は、ユーザ端末の稼働状態を管理するユーザ端末管理方法であり、ユーザ位置検出部が、前記ユーザ端末に付与されている第1端末識別情報が、当該ユーザ端末の近傍に位置するユーザが携帯する送受信機から送信される当該ユーザを識別する端末所有者識別情報に対応付けられている第2端末識別情報との各々を比較することで、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無の検出を行い、前記第1端末識別情報と前記第2端末識別情報とが一致しているか否かの情報を、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無を示すユーザ位置情報として出力するユーザ位置検出過程と、電話状態検出部が、ユーザ端末に対応した電話が通話中か否かの検出を行い、この通話中か否かを示すユーザ通話情報を出力する電話状態検出過程と、ユーザ端末操作検出部が、前記ユーザによる前記ユーザ端末の操作状態の検出を行い、当該ユーザ端末が操作されているか否かを示すユーザ操作情報を出力するユーザ端末操作検出過程と、モード制御部が、前記ユーザ位置情報、前記ユーザ通話情報及び前記ユーザ操作情報により、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力の低減のモードに移行させるモード制御過程部とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、ユーザがユーザ端末を無操作の場合においても、ユーザが電話で通話をしていれば、ユーザ端末を消費電力削減のモード(例えば、表示装置の電源をオフする表示装置オフモード、スリープモード及びシャットダウンモード)へ移行させず、ユーザ端末が無操作であり、電話が通話中でない場合にユーザ端末を消費電力削減のモードへ移行させるため、ユーザの業務効率を低下させずに、ユーザ端末の消費電力の低減を行うことが可能となる。
この発明の一実施形態によるユーザ端末管理システムの構成例を示すブロック図である。 位置データベース4に予め書き込まれて記憶されている位置テーブルの構成例を示す図である。 ユーザデータベース5に予め書き込まれて記憶されているユーザテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態によるユーザ端末管理システム1のユーザ端末の管理の動作例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態によるユーザ端末管理システムを用いたユーザ端末のネットワークの構成例を示すブロック図である。
この図1において、ユーザ端末管理システム1は、位置検出装置2、端末モード制御装置3、位置データベース4、ユーザデータベース5を備えている。ユーザ端末6は、ユーザに対応して設置されている。送信機7の各々は、ユーザUが操作するユーザ端末6それぞれの近傍に配置され(例えば、ユーザ端末6の各々の直上の近い位置の天井に設けられており)、自身を識別する送信機識別情報を含む情報を無線信号として、近傍のユーザ端末6にのみ到達する微弱な電力の電波により、一定周期で連続して送信している。すなわち、ユーザ端末6の各々の位置を特定するため、送信機7の各々は、対応するユーザ端末6の近傍に配置されている。ユーザ端末管理システム1、ユーザ端末6の各々は、インターネットなどの情報通信網Iにより接続されている。
次に、図2は、位置データベース4に予め書き込まれて記憶されている位置テーブルの構成例を示す図である。この位置テーブルは、送信機7の送信機識別情報と、この送信機7近傍にあるユーザ端末6の端末識別情報との対応を示す位置テーブルである。すなわち、位置テーブルには、ユーザ操作するユーザ端末6と、このユーザ端末6の位置を特定する送信機7とが対応づけられている。また、位置テーブルには、ダミーの送信機識別情報が設けられており、実際に存在しない端末識別情報がこのダミーの送信機識別情報に対応して記憶されている。
次に、図3は、ユーザデータベース5に予め書き込まれて記憶されているユーザテーブルの構成例を示す図である。このユーザテーブルは、ユーザUを識別する端末所有者識別情報と、当該端末所有者識別情報に対応するユーザUの使用する電話(以下電話端末)を識別する電話識別情報と、ユーザUの使用するユーザ端末6の端末識別情報との対応を示すテーブルである。また、ユーザテーブルには、端末所有者識別情報毎に進入フラグが設けられている。この進入フラグは、特定の領域にユーザUが進入しているか否かを示すフラグである。例えば、ユーザUが操作するユーザ端末6の配置された部屋、あるいはユーザUが操作するユーザ端末6の配置された建物に対し、ユーザUが進入した場合「1」が書き込まれ、一方、特定の領域から進出した場合、「0」が書き込まれる。
また、ユーザテーブルには、進入フラグと同様に、端末所有者識別情報毎にモードフラグが設けられている。例えば、このモードフラグは、「0」が書き込まれている場合に通常モードを示し、「1」が書き込まれている場合に表示装置オフモードを示し、「2」が書き込まれている場合にスリープモードを示し、「3」が書き込まれている場合にシャットダウンを示す。このモードフラグは、ユーザ端末6のモードに対応し、モード制御部32によりモードを示すデータ、すなわち数字が書き換えられる。
ここで、通常モードとは、ユーザ端末6が起動され、ユーザ端末6の表示装置に表示された表示画像を基に、ユーザUに対してキーボードやマウスの操作が行える稼働状態を示している。また、表示装置オフモードとは、ユーザ端末6の表示装置の電源をオフし、この表示装置の消費する電力を削減して省電力化を行う稼働状態を示している。スリープモードとは、ユーザ端末6を構成するデバイスにおいて、再起動用に必要なデバイスのみを稼働させ、表示装置の電源をオフさせた状態で、さらにユーザ端末6の省電力化を行う稼働状態を示している。シャットダウンとは、ユーザ端末6におけるデバイスの全てをオフ状態とし、通常モードに移行させるためには再起動しかない状態を示している。
図1に戻り、位置検出装置2は、ユーザUの存在する位置を検出するものであり、ユーザ位置検出部21及び進入進出確認部22を備えている。
ユーザUは、自身の存在する位置の検出を行うために送受信機8を携帯している。この送受信機8は、例えば、ICカード、RFタグあるいは屋内GPSの端末のいずれを用いても良い。本実施形態において、屋内GPSを用いた例を示す。送受信機8は、屋内GPSの端末であり、一定周期(例えば、1分周期で、送信機7の電波を受信し、送信機7の送信機識別情報及び自身を識別する端末所有者識別情報を含むユーザ位置情報を位置検出装置2に対して送信する。ここで、送受信機8は、周期的に無線信号を受信する際、周囲に送信機7が配置されておらず、いずれの送信機7からの無線信号も受信できない場合、内部の記憶部に予め書き込まれてい記憶されているダミーの送信機識別情報を、ユーザ位置情報とする。このダミーの送信機識別情報は、位置データベース4の位置テーブルにおけるダミーの送信機識別情報と同一の情報である。
この端末所有者識別情報は、すでに説明したように、この送受信機8を携帯するユーザUを識別する識別情報である。また、端末所有者識別情報は、送受信機8の内部に設けられた記憶部に予め書き込まれて記憶されている。送受信機8は、送信機7の無線信号を受信する毎に、内部の記憶部から端末所有者識別情報を読み出す。また、送受信機8は、無線信号に含まれる送信機識別情報とともに、内部の記憶部から読み出した端末所有者識別情報を位置検出装置2に対して送信する。
ユーザ位置検出部21は、送受信機8から送信されるユーザ位置情報から端末所有者識別情報を抽出する。ユーザ位置検出部21は、この抽出した端末所有者識別情報に対応する端末識別番号を、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出す。
また、ユーザ位置検出部21は、ユーザ位置情報から送信機識別情報を抽出し、この抽出した送信機識別情報に対応する端末識別情報を、位置データベース4の位置テーブルから読み出す。
ユーザ位置検出部21は、同一のユーザ位置情報によって、ユーザテーブル及び位置テーブルの各々から読み出した端末識別情報が一致するか否かにより、ユーザが操作するユーザ端末6の近傍にいるか否かの判定を行う。すなわち、ユーザ位置検出部21は、ユーザテーブル及び位置テーブルの各々から読み出した端末識別情報が一致する場合、ユーザがユーザ端末6の近傍に存在すると判定する(検出する)。一方、ユーザ位置検出部21は、ユーザテーブル及び位置テーブルの各々から読み出した端末識別情報が一致しない場合、ユーザがユーザ端末6の近傍に存在しないと判定する(検出する)。
進入進出確認部22は、送受信機8からの進入進出信号を受信し、進入進出信号に含まれている端末所有者識別情報を抽出する。ここで、送受信機8は、特定の領域の人間の出入りする位置、例えばユーザUが操作するユーザ端末6の配置された部屋の出入り口、あるいはユーザUが操作するユーザ端末6の配置された建物の出入り口に設けられた、送受信機8を掲載するユーザUの進入或いは進出を検出する進入送信機(不図示)からの進入無線信号を受信すると、位置検出装置2に対して、内部の記憶部に記憶されている端末所有者識別情報が付加された進入進出信号を送信する。
進入進出確認部22は、端末所有者識別情報に対応する端末識別情報を、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて検索し、進入フラグの状態を確認する。ここで、進入進出確認部22は、進入進出信号が供給された際に進入フラグが「1」の場合、ユーザUが特定の領域にすでに進入しており、新たに進入進出信号が供給されたため、ユーザUが特定の領域から進出するとして、端末モード制御装置3に対して進出信号を出力する。また、進入進出確認部22は、この進出信号を出力した際、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおける進入フラグを、「1」から「0」に変更する。
また、進入進出確認部22は、進入無線信号が供給された際に進入フラグが「0」の場合、ユーザUが特定の領域に存在せず、新たに進入進出信号が供給されたため、ユーザUが特定の領域に進入するとして、端末モード制御装置23に対して進入信号を出力する。また、進入進出確認部22は、この進入信号を出力した際、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおける進入フラグを、「0」から「1」に変更する。
端末モード制御装置3は、ユーザ端末管理システム1の管理下にあるユーザ端末6の各々の動作状態を、通常モード、ユーザ端末6の表示装置の電源をオフする表示装置オフモード、スリープモード及びシャットダウンのいずれかのモードとする制御を行う。また、端末モード制御装置3は、ユーザ端末操作検出部31、モード制御部32、電話状態検出部33及びタイマー34を備えている。このタイマー34は、ユーザU毎、すなわち端末所有者識別情報毎に設けられている。
ユーザ端末操作検出部31は、ユーザがユーザ端末6を最後に操作してからの経過時間を、ユーザ端末6の各々から入力する。ここで、ユーザ端末6は、ユーザが例えばユーザ端末6のキーボードやマウスなどの操作を行わなくなってからの経過時間をカウントし、カウント結果である無操作カウント値を、自身の端末識別情報を付加して、ユーザ端末操作検出部31に対して出力する。また、ユーザ端末操作検出部31は、ユーザ端末6から供給される無操作カウント値が、予め設定された判定値を超えた場合、この無操作カウント値に付加された端末識別情報に対応するユーザ端末6が操作されていないと判定する。ユーザ端末操作検出部31は、ユーザ端末6が操作されているか否かを示すユーザ操作情報に、このユーザ端末6の端末識別情報を付加してモード制御部32に対して出力する。このユーザ操作情報により、モード制御部32は、ユーザ端末6の各々が操作されているか否かの判定を行う。
電話状態検出部33は、ユーザが自身の操作するユーザ端末6近傍に配置された、当該ユーザが通常使用する電話端末が使用中であるか否かを、IP(Internet Protocol)電話端末を管理するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ(不図示)等に、この電話端末の電話識別情報を送信して問い合わせ、電話端末の使用状態をユーザ通話情報として取得する。ここで、電話識別情報は、例えば、電話端末の電話番号、電話端末のMACアドレスなどである。また、電話状態検出部33は、DHCPサーバから問い合わせの結果として供給される電話の使用状況を示すユーザ通話情報により、電話端末が使用中か否かの判定を行う。ここで、電話状態検出部33は、ユーザ通話情報に含まれる電話識別情報を用いて、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、この電話識別情報に対応する端末識別情報を検索し、この端末識別情報に対応するユーザ端末6を特定する。
モード制御部32は、ユーザUがユーザ端末6近傍に不在であると判定され、ユーザ端末6が操作されておらず、かつ当該ユーザ端末6を操作するユーザが通話中(電話中)でないことを検出したタイミングにおいて、タイマー34をリセットして、タイマー34に時間のカウントを開始させる。また、モード制御部32は、内部の記憶部に第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間の各々が予め書き込まれて記憶されている。ここで、第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間の各々の時間長の関係は、第1設定時間<第2設定時間<第3設定時間となっている。
また、この第1設定時間は、タイマー34がカウントを開始してから、この時間までにユーザ端末6の操作が行われていること、または当該ユーザ端末6を操作するユーザが通話中であることのいずれかが判定結果により検出されない場合、ユーザ端末6の表示装置の電源をオフにする、すなわち通常モードから表示装置オフモードに移行する時間範囲を示している。モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第1設定時間を超えた場合、対応するユーザ端末6の稼働状態を通常モードから表示装置オフモードに変更するとともに、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、表示装置オフモードとしたユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを「0」から「1」に書き換える。
また、第2設定時間は、タイマー34がカウントを開始してから、この時間までにユーザ端末6の操作が行われていること、または当該ユーザ端末6を操作するユーザが通話中であることのいずれかが判定結果により検出されない場合、ユーザ端末6を表示装置オフモードからスリープモードに移行する時間範囲を示している。モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第2設定時間を超えた場合、対応するユーザ端末6の稼働状態を表示装置オフモードからスリープモードに変更するとともに、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、スリープモードとしたユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを「1」から「2」に書き換える。
また、第3設定時間は、タイマー34がカウントを開始してから、この時間までにユーザ端末6の操作が行われていること、または当該ユーザ端末6を操作するユーザが通話中であることのいずれかが判定結果により検出されない場合、ユーザ端末6をスリープモードからシャットダウンに移行する時間範囲を示している。モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第3設定時間を超えた場合、対応するユーザ端末6の稼働状態をスリープモードからシャットダウンに変更するとともに、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、シャットダウンとしたユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを「2」から「3」に書き換える。
また、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第1設定時間または第2設定時間を超えた後、第3設定時間を超える前に、ユーザ端末6の操作が行われていること、または当該ユーザ端末6を操作するユーザが電話端末で通話中であることのいずれかが検出された場合、表示装置オフモードあるいはスリープモードから通常モードに、ユーザ端末6の稼働状態を移行させる。ここで、モード制御部32は、第1設定時間からタイマー34のカウント値を減算し、第1設定時間とタイマー34のカウント値との差分を周期的(例えば、1秒毎)に求め、この差分をユーザ端末6の表示装置に表示させる。これにより、ユーザUは、自身の使用しているユーザ端末6の稼働状態が、通常モードから表示装置オフモードに移行するまでの残り時間を、カウントダウンとして、ユーザ端末Uの表示装置で確認することができる。
次に、図1及び図4を用い、本実施形態によるユーザ端末管理システム1の動作を説明する。図4は、本実施形態によるユーザ端末管理システム1のユーザ端末6の管理の動作例を示すフローチャートである。この図4のフローチャートの処理は、ユーザ端末6毎に、すなわちユーザU毎に行われる。初期状態として、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、このユーザ端末管理システム1の管理下にあるユーザ端末6の各々の端末識別情報に対応する進入フラグは「0」となり、モードフラグは「3」となっている。
ステップS1:
進入進出確認部22は、ユーザUの携帯している送受信機8から進入進出信号が供給されたか否かの検出を行う。
ここで、進入進出確認部22は、送受信機8から進入進出信号が供給された場合、処理をステップS2へ進め、一方、送受信機8から進入進出信号が供給されない場合、ステップS1の処理を繰り返す。
ステップS2:
進入進出確認部22は、ユーザUの携帯している送受信機8から進入進出信号が供給されると、この進入進出信号からユーザUの端末所有者識別情報を抽出する。
そして、進入進出確認部22は、抽出した端末所有者識別情報に対応する進入フラグの状態を、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて検出する。
このとき、進入進出確認部22は、進入フラグが「0」であるため、ユーザUが特定の領域(例えば、ユーザUが使用するユーザ端末6が配置されている部屋あるいは建物)に進入したことを検出し、端末所有者識別情報を含む進入信号を、モード制御部32に対して出力する。また、進入進出確認部22は、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、この端末所有者識別情報に対応する進入フラグを「0」から「1」に書き換える。
次に、モード制御部32は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから、この端末所有者識別情報に対応する端末識別情報を抽出する。
そして、モード制御部32は、抽出したこの端末識別情報に対応するユーザ端末6を、シャットダウンから起動し、通常モードとして稼働させ、処理をステップS3へ進める。ここでの起動は、LAN(Local Area Network)を介して行うユーザ端末6の電源操作、例えばWake on LAN(登録商標)などの機能によって行う。また、モード制御部32は、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、この進入したユーザUの端末所有者識別情報に対応するモードフラグを「3」から「0」に書き換える。
ステップS3:
次に、モード制御部32は、ユーザUの特定の領域への進入が確認されると、このユーザUの端末所有者識別情報に対応するタイマー34をリセットし、このタイマー34のカウント値を「0」とし、カウントを開始して処理をステップS4へ進める。
ステップS4:
次に、ユーザ位置検出部21は、送信機7から送信されるユーザ位置情報により、進入したユーザUが自身の操作するユーザ端末6の近傍にいるか否かの検出を行う。
ここで、ユーザ位置検出部21は、送信機7からのユーザ位置情報から、送信機識別情報及び端末所有者識別情報を読み出す。
ステップS5:
次に、ユーザ位置検出部21は、読み出した送信機識別情報に対応する端末識別情報を、位置データベース4の位置テーブルから読み出す。
そして、ユーザ位置検出部21は、読み出した端末識別情報に対応する端末所有者識別情報を、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出す。
次に、ユーザ位置検出部21は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出した端末所有者識別情報が、ユーザ位置情報から抽出した端末所有者識別情報に一致するか否かの判定を行う。
このとき、ユーザ位置検出部21は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出した端末所有者識別情報が、ユーザ位置情報から抽出した端末所有者識別情報に一致する場合、特定領域に進入したユーザUが自身の操作するユーザ端末6の近傍にいる、すなわち在席していると判定し、処理をステップS6へ進める。
一方、ユーザ位置検出部21は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出した端末所有者識別情報が、ユーザ位置情報から抽出した端末所有者識別情報に一致しない場合、特定領域に進入したユーザUが自身の操作するユーザ端末6の近傍にいない、すなわち在席していないと判定し、この特定領域に進入したユーザUの端末所有者識別情報に対応するタイマー34のカウント処理を開始し、処理をステップS9へ進める。これにより、ユーザ位置検出部21によるユーザの位置検出がエラーとなり、ユーザUがユーザ端末6近傍にいないと判定された場合でも、ユーザ端末6に対応した電話端末を用いてユーザが通話中であれば、ユーザUがユーザ端末6の近傍にいるか否かを検出することができる。
ステップS6:
次に、ユーザ端末操作検出部31は、ユーザ端末6から送信される無操作カウント値と、予め内部の記憶部に書き込まれて記憶されている判定値との比較を行い、ユーザ端末6がユーザUにより操作されているか否かの確認を行う。
ステップS7:
次に、ユーザ端末操作検出部31は、ユーザ端末6から送信される無操作カウント値が判定値を超えている場合、ユーザ端末6が操作されていないと判定し、モード制御部31に対して、ユーザ端末6がユーザUに操作されていないことを示すユーザ操作情報(端末識別情報が付加されている)を出力する。このユーザ操作情報により、モード制御部31は、ユーザ端末6がユーザUに操作されていないとして、処理をステップS7へ進める。
一方、ユーザ端末操作検出部31は、ユーザ端末6から送信される無操作カウント値が判定値以下である場合、ユーザ端末6が操作されていると判定し、ユーザ端末6がユーザUに操作されていることを示すユーザ操作情報をモード制御部31に対して出力する。このユーザ操作情報により、モード制御部31は、ユーザ端末6がユーザUに操作されているとして、処理をステップS3へ進める。
ステップS8:
次に、電話状態検出部33は、進入したユーザUの端末所有者識別情報に対応する電話識別情報を、ユーザデータベース5のユーザテーブルから読み出す。
そして、電話状態検出部33は、読み出した電話識別情報を付加して、電話端末の使用状況の問い合わせを、DHCPサーバに対して行う。
これにより、電話状態検出部33は、送信した問い合わせに付加した電話識別情報に対応するユーザUの電話端末の使用状況を示すユーザ通話情報を、この問い合わせの応答としてDHCPサーバから得る。
ステップS9:
次に、電話状態検出部33は、DHCPサーバから問い合わせの応答として得たユーザ通話情報に示される、問い合わせた電話識別情報の電話端末(ユーザUの電話端末)の使用状況が電話端末を使用している(通話中)である場合、処理をステップS3へ進める。
一方、電話状態検出部33は、DHCPサーバから問い合わせの応答として得たユーザ通話情報に示される、問い合わせた電話識別情報の電話端末が通話中でない場合、処理をステップS10へ進める。
ステップS10:
次に、モード制御部32は、進入したユーザUに対応するタイマー34のカウント値を読み込み、このカウント値が予め内部の記憶部に記憶されている第1設定時間を超えたか否かの判定を行う。
そして、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第1設定時間を超えていない場合、処理をステップS4へ進める。
一方、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第1設定時間を超えている場合、処理をステップS11へ進める。
ステップS11:
次に、モード制御部32は、進入したユーザUに対応するユーザ端末6において、このユーザ端末6自身の表示装置をオフとする表示装置オフモードであるか否かの判定を行う。
ここで、モード制御部32は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから、このユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグのデータを読み出す。
このとき、モード制御部32は、この読み出したモードフラグが「1」でない場合、すなわち、「0」であり、進入したユーザUに対応するユーザ端末6が表示装置オフモードでない場合、処理をステップS12へ進める。
一方、モード制御部32は、読み出したモードフラグが「1」である場合、すなわち、読み出したモード進入したユーザUに対応するユーザ端末6が表示装置オフモードである場合、処理をステップS13へ進める。
ステップS12:
次に、モード制御部32は、対応するユーザ端末6に対して表示装置の電源をオフとすることを示す制御信号を出力するとともに、ユーザデータベース5におけるユーザテーブルにおいて、このユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを、「0」から「1」に書き換える。
また、電源をオフとする制御信号が供給されると、ユーザ端末6は、自身の表示装置の電源をオフとし、稼働状態を通常モードから表示装置オフモードに移行する。
ステップS13:
次に、モード制御部32は、進入したユーザUに対応するタイマー34のカウント値を読み込み、このカウント値が予め内部の記憶部に記憶されている第2設定時間を超えたか否かの判定を行う。
そして、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第2設定時間を超えていない場合、処理をステップS4へ進める。
一方、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第2設定時間を超えている場合、処理をステップS14へ進める。
ステップS14:
次に、モード制御部32は、進入したユーザUに対応するユーザ端末6がスリープモードであるか否かの判定を行う。
ここで、モード制御部32は、ユーザデータベース5のユーザテーブルから、このユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグのデータを読み出す。
このとき、モード制御部32は、この読み出したモードフラグが「2」でない場合、すなわち、「1」であり、進入したユーザUに対応するユーザ端末6がスリープモードでない場合、処理をステップS15へ進める。
一方、モード制御部32は、読み出したモードフラグが「2」である場合、すなわち、読み出したモード進入したユーザUに対応するユーザ端末6がスリープモードである場合、処理をステップS16へ進める。
ステップS15:
次に、モード制御部32は、対応するユーザ端末6に対してスリープモードとすることを示す制御信号を出力するとともに、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおけるこのユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを、「1」から「2」に書き換える。
また、電源をオフとする制御信号が供給されると、ユーザ端末6は、稼働状態を表示装置オフモードからスリープモードに移行する。
ステップS16:
次に、モード制御部32は、進入したユーザUに対応するタイマー34のカウント値を読み込み、このカウント値が予め内部の記憶部に記憶されている第3設定時間を超えたか否かの判定を行う。
そして、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第3設定時間を超えていない場合、処理をステップS4へ進める。
一方、モード制御部32は、タイマー34のカウント値が第3設定時間を超えている場合、処理をステップS17へ進める。
ステップS17:
次に、モード制御部32は、対応するユーザ端末6に対してシャットダウンとすることを示す制御信号を出力するとともに、ユーザデータベース5におけるユーザテーブルのこのユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを、「2」から「3」に書き換える。
また、電源をオフとする制御信号が供給されると、ユーザ端末6は、自身をスリープモードの稼働状態からシャットダウンのモードに移行させる。
ステップS18:
次に、モード制御部32は、シャットダウンしているユーザ端末6に対して問い合わせを行い、ユーザUが起動する制御を行ったか否かの判定を行う。
そして、モード制御部32は、上述したユーザ端末6への問い合わせに対し、ユーザ端末6から供給される起動したか否かを示す情報により、ユーザ端末6が再起動したか否かの判定を行う。
このとき、モード制御部32は、ユーザ端末6が再起動して通常モードとなった場合、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、このユーザ端末6の端末識別情報に対応するモードフラグを「3」から「0」に書き換える。モードフラグを書き換えた後、モード制御部32は、処理をステップS3へ進める。
一方、モード制御部32は、ユーザ端末6が再起動されずシャットダウンのモードである場合、処理をステップS19へ進める。
ステップS19:
次に、進入進出確認部22は、ユーザUの携帯している送受信機8から進入進出信号が供給されたか否かの検出を行う。
ここで、進入進出確認部22は、送受信機8から進入進出信号が供給された場合、処理をステップS20へ進め、一方、送受信機8から進入進出信号が供給されない場合、処理をステップS18へ進める。
ステップS20:
次に、進入進出確認部22は、ユーザUの携帯している送受信機8から進入進出信号が供給されると、この進入進出信号からユーザUの端末所有者識別情報を抽出する。
そして、進入進出確認部22は、抽出した端末所有者識別情報に対応する進入フラグの状態を、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて検出する。
このとき、進入進出確認部22は、進入フラグが「1」であるため、ユーザUが特定の領域にすでに存在していることから、ユーザUが特定領域から進出したと判定する。そして、進入進出確認部22は、ユーザデータベース5のユーザテーブルにおいて、この端末所有者識別情報に対応する進入フラグを「1」から「0」に書き換え、処理をステップS1へ進める。
すなわち、ユーザUがユーザ端末6と電話端末とが設置されたデスクにおいて業務を行っている場合、このユーザUが電話端末を用いて通話中である場合、ユーザ端末6の表示画面に対して、業務で使用する資料や電子メールなどを表示させて、これらを確認しながら通話中である場合がある。したがって、ユーザUが通話中であると、ユーザ端末6を無操作であっても、ユーザ端末6を使用している状態であると考えることができる。
そこで、上述した本実施形態によれば、ユーザ位置情報が自身の操作するユーザ端末6の近傍に存在しない状態を示し、ユーザ操作情報がユーザが操作していない状態を示し、かつ、ユーザ通話情報がユーザが通話をしていない状態を示している場合のみ、本当にユーザUがユーザ端末6を使用していないと判定される。このため、本実施形態によれば、本当にユーザがユーザ端末6を使用していないとした場合を即座に検出することができ、表示装置オフモードに移行させるため、ユーザ端末6を即座に省エネルギーのモードに移行させることができる。
すなわち、本実施形態によれば、ユーザUが自身の操作するユーザ端末6の近傍に存在しない場合、また、ユーザ端末6の近傍にユーザUが存在したとしても、ユーザ端末6が操作されておらずかつユーザ端末6に対応する電話端末が通話中でない場合、第1設定時間で定める時間が経過すると、ユーザ端末6が表示装置オフモードとなる。また、本実施形態によれば、表示オフモードとなった後も、第2設定時間、第3設定時間と経過する毎に、順次スリープモード及びシャットダウンと移行し、ユーザUのユーザ端末6の使用状態に応じた効率的な節電が可能である。ここで、第1設定時間を「0」とすることにより、ユーザUが自身の操作するユーザ端末6の近傍に存在しない場合、また、ユーザ端末6の近傍にユーザUが存在したとしても、ユーザ端末6が操作されておらずかつユーザ端末6に対応する電話端末が通話中でない場合、瞬時にユーザ端末6の表示装置をオフすることができる。また、本実施形態において、ユーザUが特定領域に進入してから、ユーザ端末6の設置された位置までの移動時間を第1設定時間とすることで、よりユーザUのストレスを削減することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザ端末近傍におけるユーザの有無に関わらず、またユーザUがユーザ端末6の操作をしていなくとも、ユーザUの通常使用する電話端末が通話中であれば、ユーザ端末6の表示装置をオフ状態としないため、ユーザ端末6の表示装置を見ながら話を進めている場合に、ユーザUの業務が妨げられることが無くなる。
また、本実施形態によれば、操作するユーザ端末6のある建物内あるいは室内などの予め設定された特定の領域に、このユーザ端末6を操作するユーザUが進入した(入った)ことを検出した場合、このユーザ端末6を起動させるため、ユーザUが席に着いた際に、ユーザ端末6の起動を待つことなく、即座にユーザ端末6を操作できる状態となっており、業務効率を向上させることができる。
また、本実施形態においては、電話端末をIP電話として説明したが、PHS(Personal Handy−phone System)でも良い。電話端末としてPHSを用いる場合、電話状態検出部33は、DHCPサーバではなく、IP対応のPHS接続装置に対し、電話端末の状態を問い合わせる。
また、電話端末として、デジタル回線を用いるIP電話やPHSではなく、アナログ回線を用いるアナログ電話を用いても良い。
また、アナログ電話の場合には、電話端末本体から受話器が外されたか否かを検出する検出センサを、電話端末毎に設ける。この検出センサは、磁気センサ、光学式センサ、圧電センサなど、電話端末本体と受話器とが離れていることが検出できれば、どのようなセンサでも構わない。例えば、この検出センサは、電話端末本体から受話器が外れている場合に「0」を出力し、電話端末本体に受話器が置かれている場合に「1」を出力する。
そして、電話状態検出部33は、各電話端末が通話中か否かを、上述した検出センサの出力により検出する。すなわち、電話状態検出部33は、検出センサの出力が「0」の場合に通話中、一方、検出センサの出力が「1」の場合に通話中でないと判定する。
また、本実施形態において、特定の領域の出入り口に進入送信機を設け、ユーザデータベース5におけるユーザテーブルの進入フラグで、この特定領域へのユーザUの進入及び進出の判定を行う構成として説明した。
しかしながら、ユーザUが特定領域に進入した場合に進入を示す進出信号、またユーザUが特定領域から進出した(出た)場合に進出を示す進出信号を出力するゲート装置を設ける構成としても良い。
また、室内GPSではなく、ICカード、RFタグを用いる場合、室内GPSの端末の替わりにICカードの社員証あるいはRFタグが登載された社員証などを用い、ユーザ端末3の各々に送信機7を設け、実施形態で説明したように、ユーザUの在席を確認しても良い。ここで、ICカード、RFタグには、送受信機8と同様の処理を可能とするように、ユーザUを特定する端末所有者識別番号が予め書き込まれて記憶されている。
また、図1におけるユーザ端末管理システム1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりユーザ端末のモードの管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…ユーザ端末管理システム
2…位置検出装置
3…端末モード制御装置
4…位置データベース
5…ユーザデータベース
6…ユーザ端末
7…送信機
8…送受信機
21…ユーザ位置検出部
22…進入進出確認部
31…ユーザ端末操作検出部
32…モード制御部
33…電話状態検出部
34…タイマー

Claims (6)

  1. ユーザ端末の稼働状態を管理するユーザ端末管理システムであり、
    前記ユーザ端末に付与されている第1端末識別情報が、当該ユーザ端末の近傍に位置するユーザが携帯する送受信機から送信される当該ユーザを識別する端末所有者識別情報に対応付けられている第2端末識別情報との各々を比較することで、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無の検出を行い、前記第1端末識別情報と前記第2端末識別情報とが一致しているか否かの情報を、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無を示すユーザ位置情報として出力するユーザ位置検出部と、
    ユーザ端末に対応した電話が通話中か否かの検出を行い、この通話中か否かを示すユーザ通話情報を出力する電話状態検出部と、
    前記ユーザによる前記ユーザ端末の操作状態の検出を行い、当該ユーザ端末が操作されているか否かを示すユーザ操作情報を出力するユーザ端末操作検出部と、
    前記ユーザ位置情報、前記ユーザ通話情報及び前記ユーザ操作情報により、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力の低減のモードに移行させるモード制御部と
    を備えることを特徴とするユーザ端末管理システム。
  2. 前記モード制御部が、
    前記ユーザ位置情報が前記ユーザの有無に関わらず、前記ユーザ通話情報が前記ユーザが通話中であることを示す場合、前記ユーザ操作情報が前記ユーザ端末が操作されていないと判定しても、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力削減を行うモードに移行させない
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末管理システム。
  3. 時間をカウントするタイマーをさらに有し、
    前記モード制御部が、
    前記ユーザが前記ユーザ端末近傍に存在し、前記ユーザ端末が無操作であり、かつ前記電話が通話中でない状態の時間を、前記タイマーにカウントさせ、当該タイマーのカウント値に対応した消費電力削減のモードに、前記ユーザ端末の動作のモードを切り換えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のユーザ端末管理システム。
  4. 第1設定時間、第2設定時間及び第3設定時間が前記モード制御部に予め書き込まれて記憶されており、
    前記モード制御部が、
    前記カウント値が前記第1設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態を通常モードから前記ユーザ端末の表示装置の電源をオフする表示装置オフモードに移行させ、
    前記カウント値が前記第2設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態を表示装置オフモードからスリープモードに移行させ、
    前記カウント値が前記第3設定時間を超えた場合、前記ユーザ端末の稼働状態をスリープモードからシャットダウンに移行させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末管理システム。
  5. 前記ユーザが予め設定された領域に進入したことを検出し、ユーザの当該領域への進入を示すユーザ検出情報を出力する進入進出検出部をさらに有し、
    前記モード制御部が、
    前記ユーザ検出情報が供給されると、前記ユーザ端末を起動させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のユーザ端末管理システム。
  6. ユーザ端末の稼働状態を管理するユーザ端末管理方法であり、
    ユーザ位置検出部が、前記ユーザ端末に付与されている第1端末識別情報が、当該ユーザ端末の近傍に位置するユーザが携帯する送受信機から送信される当該ユーザを識別する端末所有者識別情報に対応付けられている第2端末識別情報との各々を比較することで、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無の検出を行い、前記第1端末識別情報と前記第2端末識別情報とが一致しているか否かの情報を、前記ユーザ端末の近傍における当該ユーザ端末を操作するユーザの有無を示すユーザ位置情報として出力するユーザ位置検出過程と、
    電話状態検出部が、ユーザ端末に対応した電話が通話中か否かの検出を行い、この通話中か否かを示すユーザ通話情報を出力する電話状態検出過程と、
    ユーザ端末操作検出部が、前記ユーザによる前記ユーザ端末の操作状態の検出を行い、当該ユーザ端末が操作されているか否かを示すユーザ操作情報を出力するユーザ端末操作検出過程と、
    モード制御部が、前記ユーザ位置情報、前記ユーザ通話情報及び前記ユーザ操作情報により、前記ユーザ端末の稼働状態を消費電力の低減のモードに移行させるモード制御過程部と
    を含むことを特徴とするユーザ端末管理方法。
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