JP6131761B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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本発明は、トランスミッション、特に自動車用トランスミッションの油圧を制御する電子制御に関する。
自動車等に搭載されるオートマチックトランスミッションは、通常、油圧の制御によってギヤの選択を実現する。この油圧の制御において、オイルポンプによって生じた圧力は、トランスミッションを構成するクラッチやブレーキに負荷される前に、2段階で減圧されることが多い。例えば、1段階目の減圧は1つのバルブによって実現され、2段階目の減圧はクラッチやブレーキのそれぞれに対応づけられたバルブによって実現される。以下、1段階目の減圧によって生じた圧力を「ライン圧」、2段階目の減圧によって生じた圧力を「作動圧」ともいう。ライン圧を一定に維持する手法がある一方で、ライン圧を運転条件に応じて変動させることによって燃費の改善を目指した手法が知られている(例えば特許文献1)。
特開2004−044777号公報
上記先行技術が有する課題は、2段階目の減圧機構に異常が発生した場合に対処が難しいことである。2段階目の減圧機構に異常が発生すると、作動圧が正常な範囲から外れてしまい、クラッチやブレーキを正常に制御できなくなることがある。この他、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、先述した課題の少なくとも一部を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
本発明の一形態によれば、第1の油圧を発生させる圧力発生部を制御すると共に、第1の油圧を減圧して、トランスミッションの作動要素に第2の油圧として付加する電気的駆動弁の開度を調整するための目標電流となるように制御電流を制御する電子制御装置が提供される。この電子制御装置は、補償部を備える。補償部は、制御電流と目標電流とに乖離がある場合、乖離によって発生した第2の油圧の圧力値の変動の少なくとも一部を、圧力発生部に第1の油圧の圧力値を変更させることによって補償する。電子制御装置は、パルス幅変調によって目標電流に近づくように制御電流を制御し、乖離があるかの判定は、パルス幅変調におけるデューティ比が所定範囲外である場合に、電気的駆動弁の電気抵抗が増大したと見做して、実行される。そして、その判定において、乖離があると判定されると、補償部は、上述した補償を実行する。以下、電子制御装置はECU(Electronic Control Unit)と略称する。
この形態によれば、2段階目の減圧を実行する電気的駆動弁に異常が発生した場合に、圧力発生部による対処ができる。
トランスミッションの概略構成を示す模式図。 ECUの内部構成を示す回路図。 油圧制御処理を示すフローチャート。 正常時における油圧と油路との関係を模式的に示すグラフ。 異常発生時における油圧と油路との関係を模式的に示すグラフ。
図1に模式的に示されたトランスミッション20は、自動車に搭載される6速の自動変速機であり、エンジン50と駆動輪60との間でトルクを伝達する。トランスミッション20は、トルクコンバータ210と、ギヤトレーン220と、油圧回路230とを備える。ギヤトレーン220は、オイルポンプ221と、クラッチ222,223と、ブレーキ224,225,226とを備える(以下、これらクラッチ及びブレーキを総称する場合、「作動要素」という)。油圧回路230は、ライン圧用ソレノイド弁231と、作動圧用ソレノイド弁232〜236を備える。
トルクコンバータ210は、エンジン50から伝達されたトルクを増幅して、ギヤトレーン220に伝達する。ギヤトレーン220は、トルクコンバータ210から伝達されたトルクを駆動輪60に伝達する。
オイルポンプ221は、ギヤトレーン220の回転によって、油圧を発生させ、オイルの流れを生み出す。オイルポンプ221から吐出されたオイルは、油路L0〜L6を流れ、その後、別の油路(図示しない)を経て、オイルポンプ221に環流する。オイルポンプ221によって発生した油圧は、油路L0を介して油圧回路230に伝達される。油圧回路230は、各作動要素に負荷される油圧(以下「作動圧」という)を制御することによって、ギヤトレーン220のギヤ比を決定する。
油圧回路230による油圧の制御は、ライン圧用ソレノイド弁231及び作動圧用ソレノイド弁232〜236それぞれの開度によって実現される。ライン圧用ソレノイド弁231は、オイルポンプ221によって発生した油圧を減圧する。ライン圧用ソレノイド弁231は、電流が流れていない場合に弁の開度が最大になり、電流値が増大すると開度が小さくなる。ライン圧用ソレノイド弁231による減圧後の油圧(ライン圧)は、油路L1を介して、作動圧用ソレノイド弁232〜236それぞれに負荷される。
作動圧用ソレノイド弁232〜236それぞれは、図1に示されるように、油路L2〜L6の何れか1つを介して、作動要素の何れか1つに対応づけられている。作動圧用ソレノイド弁232〜236は、弁の開度に応じてライン圧を減圧する。作動圧用ソレノイド弁232〜236は、電流が流れていない場合に弁の開度が最小になり、電流値が増大すると弁の開度が大きくなる。
ECU30は、ライン圧用ソレノイド弁231と、作動圧用ソレノイド弁232〜236との開度を制御する。ECU30は、図2に示されるように、電流制御回路31〜36(電流制御回路32の内部構成および電流制御回路33〜36は図示しない)と、マイコン39と、抵抗器Ra,Rbとを備える。電流制御回路31〜36それぞれは、互いに同じ内部構成を有し、ライン圧用ソレノイド弁231と、作動圧用ソレノイド弁232〜236との何れか1つに対応づけられている。以下、電流制御回路31〜36の代表として、電流制御回路31について説明する。
電流制御回路31は、ライン圧用ソレノイド弁231の開度を制御するための回路である。ライン圧用ソレノイド弁231は、ソレノイドS1を備える。ライン圧用ソレノイド弁231の開度は、ソレノイドS1を流れる電流値によって決定される。
電流制御回路31は、スイッチング素子SWと、オペアンプOPと、抵抗器R1〜R6と、コンデンサCとを備える。スイッチング素子SWは、パワーMOSFETによって構成されており、PWM(Pulse Width Modulation)制御における電流のオン/オフを実現する。車載バッテリによる電源VBから供給された電流は、スイッチング素子SWとソレノイドS1とを流れた後、抵抗器R1を流れる。抵抗器R1は、シャント抵抗として機能する。
オペアンプOP及び抵抗器R2〜R5は、差動増幅回路として機能し、抵抗器R1を流れる電流I1によって生じる降下電圧V1を示す信号を増幅する。抵抗器R6及びコンデンサCは、積分回路として機能し、増幅された信号を平準化する。平準化された信号は、マイコン39が有するアナログポートAP1に入力される。マイコン39は、アナログポートAP1に入力された信号をAD(Analog Digital)変換する。マイコン39は、この変換後の値を取得することによって、ソレノイドS1を流れる電流I1の電流値を測定する。マイコン39は、測定した電流値が目標電流の値に近づくように、スイッチング素子SWのデューティ比をフィードバック制御する。マイコン39は、このフィードバック制御のために、決定されたデューティ比を反映したパルス信号を、出力ポートOUTから出力する。
抵抗器Ra,Rbは、電源VBの電圧を分圧する分圧回路を構成する。分圧された電圧値を示す信号は、マイコン39が有するアナログポートAP2に入力される。マイコン39は、アナログポートAP2に入力された信号をAD変換する。マイコン39は、この変換後の値を取得することによって、電源VBの電圧を監視する。
図3に示された油圧制御処理は、ECU30によって繰り返し実行される。まず、ソレノイドS1〜S6それぞれのデューティ比を算出する(ステップS410)。この算出は、先述したフィードバック制御の一環として実行される。
次に、算出されたデューティ比のうち、100%のものが少なくとも1つあるかを判定する(ステップS420)。デューティ比が100%のものが1つも無い場合(ステップS420、NO)、電源VBの電圧が基準値以上かを判定する(ステップS430)。電源VBの電圧が基準値以上の場合(ステップS430、YES)、ソレノイドS1のデューティ比を、通常の値に設定する(ステップS470)。通常の値のデューティ比とは、ライン圧を通常の値に収束させるための値である。通常の値のライン圧とは、作動圧用ソレノイド弁232〜236が正常である場合に設定される圧力である。
続いて、ソレノイドS1について設定されたデューティ比と、ソレノイドS2〜S6それぞれについて算出されたデューティ比とによって、各スイッチング素子SWを制御し(ステップS480)、ステップS410に戻る。正常時においては、上記のステップを繰り返し実行することになる。
このように上記ステップを繰り返し実行する間に、算出されたデューティ比のうち、100%のものが少なくとも1つあることを検出した場合(ステップS420、YES)、デューティ比が100%であると算出されたソレノイドを、電流判定の対象のソレノイド(以下「対象ソレノイド」という)に設定する(ステップS425)。電流判定とは、後述するステップS440における判定のことである。一方、電源VBの電圧が基準値未満であることを検出した場合(ステップS430、NO)、ソレノイドS2〜S6全てを対象ソレノイドに設定する(ステップS435)。
ステップS425又はステップS435によって対象ソレノイドが設定されると、対象ソレノイドについて、測定した電流値(測定電流)が目標電流よりも大幅に小さいかを判定する(ステップS440)。「大幅に」とは、測定電流と目標電流とが乖離していること、つまり、測定電流と目標電流との差が正常時において生じる範囲を超えていることを意味する。この判定は、例えば、測定電流と目標電流との差を、基準値と比較することによって実現される。この基準値は、正常な範囲か否かの境界に相当する値でもよいし、それよりも更に大きな乖離を示す値でもよい。なお、測定電流と目標電流との差を、測定電流と目標電流との比に代えて判定してもよい。
測定電流が目標電流よりも大幅に小さい場合(ステップS440、YES)、ソレノイドS1のデューティ比を通常の値よりも小さい値に設定する(ステップS450)。この小さい値は、予め定められた比率を通常の値に乗算することによって算出される。以下、ステップS450,S460に関して、対象ソレノイドがソレノイドS2である場合を例に取り、図4及び図5を参照しながら説明する。
図4及び図5の縦軸は油圧を示し、横軸は油路を模式的に示す。横軸の原点はオイルポンプ221に対応し、横軸が右に進むことは、油路が下流に進むことに対応する。図4に示されるように、正常時において、オイルポンプ221によって発生する油圧を圧力PP、ライン圧(ソレノイドS1による減圧後の油圧)を圧力PL、作動圧(ソレノイドS2による減圧後の油圧)を圧力PCとする。
測定電流が目標電流よりも大幅に小さいということは、図5にAとして示されるように、対象ソレノイドによって必要以上の減圧が引き起こされていることが推定される。必要以上の減圧とは、正常分の減圧(図4,図5のPL−PC)に、過剰分の減圧(図5のΔP)が加わる減圧のことである。
本実施形態においては、先述したようにソレノイドS1のデューティ比を小さくすることによって(ステップS450)、図5のBとして示されるようにライン圧を増大させる。ライン圧の増大は、図5のCとして示されるように作動圧を増大させる。この作動圧の増大は、過剰分の減圧を補償する。本願における「補償」とは、過剰分の減圧をちょうど打ち消すことに限られない。つまり、ライン圧の増大による作動圧の増大分は、過剰分に満たなくてもよいし、過剰分を上回ってもよい。この補償によって、作動要素が正常に制御できないという不具合が回避される。
次に、ステップS410において算出したデューティ比を小さくして(ステップS460)、ステップS480を実行する。ステップS460は、電流判定の対象にならなかったソレノイド(正常に制御されているソレノイド)について、ライン圧の増大に伴う作動圧の増大分を相殺するために実行される。よって、対象ソレノイドのデューティ比は、ステップS460の対象外である。本願における「相殺」とは、ちょうど打ち消し合うことに限られない。つまりステップS460による作動圧の減少分は、上記増大分よりも大きくても小さくてもよい。ステップS460においてデューティ比をどの程度小さくするかは、ソレノイドS1のデューティ比がどの程度小さくされたかに応じて決定される。
測定電流が目標電流よりも大幅に小さい訳ではない場合(ステップS440、NO)、ステップS470に進む。この場合、上記のような過剰な減圧は生じていないと推定されるので、ライン圧を通常の値に設定するために、ステップS470によってソレノイドS1のデューティ比を通常の値に設定する。
このような過剰分の減圧の補償は、測定電流が目標電流よりも大幅に小さい場合であっても、図3と共に説明した通り、デューティ比が100%のソレノイドが無く(ステップS420、NO)、且つ電源VBの電圧が基準値以上であるとき(ステップS430、YES)には実行されない。この理由は、測定電流が目標電流よりも大幅に小さい場合であっても、その原因が不明であるときには、油圧制御処理とは異なる処理による対処が採用されていることである。
これに対して、抵抗が大きい又は電圧が小さいことによって、電流が大きくならないのであれば、その原因は明らかであるといえる。ステップS420は、電気抵抗が設計値よりも大きくなったソレノイドを検出するための処理である。ステップS430は、ソレノイドに印加される電圧の低下を検出するための処理である。ソレノイドの抵抗の増大は、例えば経年劣化や、ソレノイドの温度変化などによって引き起こされる。
なお、デューティ比が100%になることの原因は、ソレノイドの電気抵抗の増大に限られず、他の原因として電流制御回路31の一部(例えばスイッチング素子SW)の異常などが考えられる。但し、このような他の原因によってデューティ比が100%になる可能性は低いと考えられるので、ステップS420は、ソレノイドの電気抵抗の増大を簡便に検出する手法として優れている。
基準値未満の電圧値が測定される原因についても、電源VBの電圧降下に限られず、例えば抵抗器Ra,Rb(分圧回路)の異常によって起こり得る。但し、このような他の原因によって基準値未満の電圧値が測定される可能性は低いと考えられるので、ステップS430は、電源VBの電圧降下を簡便に検出する手法として優れている。
本実施形態によれば、ソレノイドS2〜S6の少なくとも1つについて所望の開度が実現できず、作動圧が正常値よりも小さいと推定される場合に、ソレノイドS1の開度を増大させることによって、作動圧を正常値に近づけることができる。さらに本実施形態によれば、上記のような異常検出や作動圧の回復を、新たなハードウエアを追加せずに実現できる。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
先述した実施形態は、作動圧用ソレノイド弁の制御電流が大きくなると作動圧が大きくなる特性を有し、作動圧が正常範囲にまで上昇しないという課題を解決するものである。これに限られず、作動圧用ソレノイド弁の制御電流が小さくなると作動圧が大きくなる形態において発生する課題を解決してもよいし、作動圧が正常範囲にまで下降しないという課題を解決してもよい。
デューティ比が100%のソレノイドがあり、且つ、常時電源の電圧が基準値未満の場合に、測定電流と目標電流との乖離を判定してもよい。
測定電流と目標電流との乖離を判定するか否かの基準になるデューティ比の範囲は、100%かそれ未満かでなくてもよく、例えば99%以上かそれ未満かでもよい。
電源電圧が基準値未満の場合に、ライン圧用のソレノイドのデューティ比をどの程度小さくするかは、測定された電圧値に応じて決定してもよい。
ソレノイドを流れる電流値の制御は、PWMを用いたフィードバック制御によって実現しなくてもよく、例えば電圧値を直接、制御することによって実現してもよいし、開ループ制御によって実現してもよい。
作動圧用ソレノイド弁の数は、いくつでもよく、例えば1つでもよい。
作動圧用ソレノイド弁は、オン−オフ弁によって構成されてもよい。オン−オフ弁であっても、弁の開度を正常に制御できない場合、中間的な開度になり得るので、ライン圧の増大による補償が有効に作用することが考えられる。
ライン圧の増大は、オイルポンプによって発生する圧力を増大させることによって実現されてもよい。
ライン圧や作動圧の制御のための電気的駆動弁は、例えばモータで駆動する電動弁や、圧電素子で駆動するタイプの弁などでもよい。
ライン圧を増大させるための手法は、デューティ比の変更でなくてもよく、例えば、目標電流の変更でもよい。目標電流を変更する手法においても、制御の結果としてデューティ比が変更されることになる。目標電流を変更する手法の場合、スイッチング素子を制御した(ステップS480)後、デューティ比を算出する(ステップS410)前に、デューティ比が100%か否かの判定(ステップS420)のために、目標電流を元に戻すのが好ましい。
制御電流と目標電流とに乖離があるかの判定を実行する条件は、デューティ比と電源電圧とが所定の関係にあることであってもよい。この手法は、例えば、デューティ比と電源電圧との関係を規定したマップを用いて実現してもよい。
本発明の適用対象は、6速以外のオートマチックトランスミッションでもよいし、セミオートマチックトランスミッションや、CVT、マニュアルトランスミッション等、どのようなトランスミッションでもよい。
20…トランスミッション、30…ECU、221…オイルポンプ、231…ライン圧用ソレノイド弁、232〜236…作動圧用ソレノイド弁

Claims (3)

  1. 第1の油圧を発生させる圧力発生部(221,231)を制御すると共に、
    前記第1の油圧を減圧して、トランスミッション(20)の作動要素に第2の油圧として付加する電気的駆動弁(232〜236)の開度を調整するための目標電流となるように制御電流を制御する電子制御装置(30)であって、
    前記制御電流と前記目標電流とに乖離がある場合、前記乖離によって発生した前記第2の油圧の圧力値の変動の少なくとも一部を、前記圧力発生部に前記第1の油圧の圧力値を変更させることによって補償する補償部(S450)を備え
    前記電子制御装置は、パルス幅変調によって前記目標電流に近づくように前記制御電流を制御し、
    前記乖離があるかの判定を、前記パルス幅変調におけるデューティ比が所定範囲外である場合に、前記電気的駆動弁の電気抵抗が増大したと見做して、実行する判定部(S440)を備え、
    前記補償部は、前記乖離があると前記判定部によって判定された場合に、前記補償を実行する電子制御装置。
  2. 第1の油圧を発生させる圧力発生部(221,231)を制御すると共に、
    前記第1の油圧を減圧して、トランスミッション(20)の作動要素に第2の油圧として付加する電気的駆動弁(232〜236)の開度を調整するための目標電流となるように制御電流を制御する電子制御装置(30)であって、
    前記制御電流と前記目標電流とに乖離がある場合、前記乖離によって発生した前記第2の油圧の圧力値の変動の少なくとも一部を、前記圧力発生部に前記第1の油圧の圧力値を変更させることによって補償する補償部(S450)を備え、
    前記電子制御装置は、パルス幅変調によって前記目標電流に近づくように前記制御電流を制御し、
    前記乖離があるかの判定を、前記パルス幅変調におけるデューティ比が所定範囲外である場合に実行する判定部(S440)を備え、
    前記補償部は、前記乖離があると前記判定部によって判定された場合に、前記補償を実行し、
    前記電気的駆動弁は複数であり、前記電気的駆動弁をそれぞれ制御し、
    前記判定部は、前記乖離が発生している前記電気的駆動弁が少なくとも1つある場合、前記乖離があると判定し、
    前記デューティ比が前記所定範囲内である前記電気的駆動弁それぞれについて、前記第1の油圧の圧力値の変更による前記第2の油圧の圧力値の変動の少なくとも一部を、前記制御電流を制御することによって相殺する相殺部(S460)を備える電子制御装置。
  3. 前記判定部は、前記乖離があるかの判定を、前記デューティ比が前記所定範囲外であることと、前記電気的駆動弁に印加される電圧値が基準範囲外であることとの少なくとも一方が満たされる場合に実行する請求項1又は請求項2に記載の電子制御装置。
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