JP2014212394A - 誘導性負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流検出抵抗における発熱量を極力低減することができる誘導性負荷駆動装置を提供する。
【解決手段】誘導性負荷駆動装置1は、電源線2およびグランド線3の間のローサイド側に設けられたSW素子5を駆動することでハイサイド側に設けられたリニアソレノイド4に流れる負荷電流Irをフィードバック制御して駆動する。シャント抵抗Rsは、リニアソレノイド4の下流側端子CNLおよびグランド線3の間の電流経路に直列に介在する。ダイオード7は、リニアソレノイド4の端子間に下流側端子CNL側をアノードとして接続される。電流検出回路6は、シャント抵抗Rsの端子間電圧Vsに基づいてリニアソレノイド4負荷電流Irを検出する。制御回路8は、電流検出回路6の検出値が所望の目標値に一致するようにSW素子5の駆動を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対の電源線を通じて与えられる電力を誘導性負荷に供給し、その誘導性負荷に流れる電流をフィードバック制御して誘導性負荷を駆動する誘導性負荷駆動装置に関する。
自動車などの車両に搭載される油圧コントロールバルブ(Oil Control Valve : OCV)、自動変速機(Automatic Transmission : AT)、無段変速機(Continuously Variable Transmission : CVT)などのアクチュエータとして、リニアソレノイド(誘導性負荷に相当)が用いられている。このような用途に用いられるリニアソレノイドの駆動を制御する場合、精度の高い電流制御技術が必要となる。そのため、リニアソレノイドを駆動する駆動装置(以下、誘導性負荷駆動装置と称す)は、負荷電流をフィードバック制御する構成となっている。すなわち、誘導性負荷駆動装置は、リニアソレノイドに流れる負荷電流を検出する電流検出回路を備え、その検出値が目標値に一致するようにスイッチング素子のオン/オフを制御するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−176346号公報
上記した誘導性負荷駆動装置の電流検出回路は、スイッチング素子のオン時およびオフ時のいずれにおいても負荷電流が流れる経路に直列に介在するように配置した電流検出抵抗の端子電圧に基づいて、リニアソレノイドに流れる負荷電流を検出するようになっている。そのため、電流検出抵抗には常に負荷電流が流れており、その発熱量(=負荷電流の二乗×電流検出抵抗の抵抗値)が大きい。近年、このような誘導性負荷駆動装置が搭載されるエンジンECUにおいては、小型化が進み、その結果、非常にシビアな熱設計が要求されている。従って、電流検出回路の電流検出抵抗における発熱量は、極力小さいことが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流検出抵抗における発熱量を極力低減することができる誘導性負荷駆動装置を提供することにある。
請求項1に記載した誘導性負荷駆動装置は、一対の電源線間のローサイド側に設けられたスイッチング素子を駆動することでハイサイド側に設けられた誘導性負荷に流れる負荷電流をフィードバック制御して誘導性負荷を駆動する。誘導性負荷駆動装置は、電流検出抵抗、還流ダイオード、電流検出回路および制御回路を備えている。電流検出抵抗は、誘導性負荷の下流側端子および一対の電源線のうち低電位側電源線の間の電流経路に直列に介在する。還流ダイオードは、誘導性負荷の端子間に、下流側端子側をアノードとして接続されている。電流検出回路は、電流検出抵抗の端子電圧に基づいて誘導性負荷に流れる負荷電流を検出する。制御回路は、電流検出回路の検出値が目標値に一致するようにスイッチング素子の駆動を制御する。
このような構成によれば、スイッチング素子がオンしている状態からオフしている状態へと移行した際、誘導性負荷の下流側端子から還流ダイオードを通じて上流側端子へと負荷電流が還流される。従って、スイッチング素子がオフしているとき(還流時)、電流検出抵抗に負荷電流が流れることがない。つまり、上記構成によれば、電流検出抵抗に、常に負荷電流が流れることがなく、その分だけ、従来技術の構成に比べて電流検出抵抗における発熱量が低減される。そのため、例えば放熱ゲルを塗布するなど放熱性を向上するための対策や、複雑な放熱構造を採用することなく、シビアな熱設計にも対応することが可能となる。
請求項2に記載した手段によれば、制御回路は、電流検出回路の検出値に対して補正を行い、その補正後の検出値に基づいてスイッチング素子の駆動を制御する。上記構成の電流検出回路は、還流時に流れる負荷電流を検出しないため、検出値が実際の負荷電流の値と一致しない。そこで、本手段では、実際の負荷電流の値と一致するように、検出値に対して補正を行い、その補正後の検出値に基づいてスイッチング素子の駆動を制御する。このようにすれば、制御回路における電流フィードバック制御の精度が一層高まる効果が得られる。
第1の実施形態を示すもので、誘導性負荷駆動装置の概略構成を示す図 従来技術を示す図1相当図 各部の信号、電圧および電流の波形を示すタイミングチャート PWM制御におけるデューティ比を変化させた場合の図3相当図 補正値テーブルの一例を示す図 第2の実施形態を示す図1相当図
以下、誘導性負荷駆動装置の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図5を参照しながら説明する。
図1に示すように、誘導性負荷駆動装置1(以下、駆動装置1とも称す)は、図示しないバッテリから電源線2およびグランド線3(一対の電源線に相当)を通じて与えられる電力をリニアソレノイド4(誘導性負荷に相当)に供給する。リニアソレノイド4は、例えば、自動車などの車両に搭載されるOCV、AT、CVTなどにおけるアクチュエータとして用いられるものである。
駆動装置1は、電源線2(高電位側電源線に相当)およびグランド線3(低電位側電源線に相当)の間のローサイド側に設けられたスイッチング素子5(以下、SW素子5とも称す)の駆動を制御することにより、そのハイサイド側に設けられたリニアソレノイド4を駆動する、いわゆるローサイド駆動の構成となっている。また、駆動装置1は、リニアソレノイド4に流れる負荷電流Irをフィードバック制御してリニアソレノイド4を駆動する。
リニアソレノイド4の上流側端子CNHは、電圧VB(例えば+12V)が与えられる電源線2に接続されている。リニアソレノイド4の下流側端子CNLは、駆動装置1の負荷接続端子P1に接続されている。駆動装置1は、スイッチング素子5、電流検出回路6、ダイオード7、制御回路8などから構成されている。
SW素子5は、Nチャネル型のパワーMOSFETである。SW素子5のソースは、グランド端子P2を介して接地電位(0V)が与えられるグランド線3に接続されている。SW素子5のドレインは、電流検出回路6のシャント抵抗Rs(電流検出抵抗に相当)を介して負荷接続端子P1に接続されている。つまり、シャント抵抗RsおよびSW素子5は、リニアソレノイド4の下流側端子CNLとグランド線3との間の給電経路に介在する。
電源線2に接続される電源端子P3および負荷接続端子P1の間には、負荷接続端子P1側をアノードとしてダイオード7が接続されている。つまり、ダイオード7は、リニアソレノイド4の端子間に、下流側端子CNL側をアノードとして(並列)接続されている。ダイオード7は、SW素子5がオンしている状態から、SW素子5がオフした状態に移行した際、リニアソレノイド4の下流側端子CNLから上流側端子CNHへと電流(負荷電流Ir)を還流する。つまり、ダイオード7は、還流ダイオードであり、リニアソレノイド4が断電された際に生じる逆起電力によるサージを抑制する。
電流検出回路6は、負荷接続端子P1(リニアソレノイド4の下流側端子CNL)およびグランド端子P2の間に流れる電流(負荷電流Ir)に応じた検出電圧Vdを出力する。電流検出回路6は、シャント抵抗Rs、抵抗R1〜R4、オペアンプ9およびローパスフィルタ回路10を備えている。シャント抵抗Rsの端子間電圧Vsは、抵抗R1、R2を介してオペアンプ9の各入力端子に与えられている。オペアンプ9の非反転入力端子は、抵抗R3を介してグランド端子P2に接続されている。オペアンプ9の出力端子および反転入力端子の間には、帰還用の抵抗R4が接続されている。
オペアンプ9から出力される電圧は、端子間電圧Vsを所定の増幅率により増幅した電圧となる。オペアンプ9の出力電圧は、抵抗R5およびコンデンサC1からなるローパスフィルタ回路10により平滑化(平均化)され、制御回路8の検出電圧入力端子P4に与えられる。この場合、ローパスフィルタ回路10の出力が検出電圧Vdとなる。検出電圧Vdは、負荷電流Irの平均値(平均電流)を表すものであり、制御回路8に与えられる。なお、本実施形態では、オペアンプ9および抵抗R1〜R4により、シャント抵抗Rsの端子電圧を増幅する増幅回路11が構成されている。
制御回路8は、例えばCPU、ROM、RAM、A/D変換器などを有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御回路8には、バルブの開閉または変速を制御するための情報が入力され、リニアソレノイド4に流す電流の目標値を算出する。また、制御回路8は、電流検出回路6から与えられる検出電圧VdをA/D変換したデータに対して後述する補正を行い、その補正後のデータに基づいて、リニアソレノイド4に流れる負荷電流Irの検出値を取得する。
制御回路8は、目標値および負荷電流Irの検出値に応じたデューティ比を持つPWM(Pulse Width Modulation)信号Saを生成する。具体的には、制御回路8は、負荷電流Irの検出値(平均電流)が目標値に一致するようにSW素子5を駆動するためのPWM信号Saを生成する。PWM信号Saは、信号出力端子P5から抵抗R6を通じてSW素子5のゲートに与えられる。これにより、SW素子5は、PWM信号SaがHレベル(例えば5V)である期間にオン駆動されるとともに、Lレベル(例えば0V)である期間にオフ駆動される。なお、ここで言うデューティ比は、PWMの1周期におけるON期間(PWM信号SaがHレベルである期間)の割合である。
次に、上記構成の作用について、図2〜図5も参照して説明する。
図2は、従来技術の構成を示す図1相当図である。図2に示す従来の駆動装置21は、図1に示した本実施形態の駆動装置1に対し、ダイオード7の接続位置が異なる。すなわち、この場合、ダイオード7は、電源端子P3およびSW素子5のドレインの間に、SW素子5のドレイン側をアノードとして接続されている。図3は、本実施形態および従来技術の構成のそれぞれにおけるPWM信号Sa、負荷電流Ir、端子間電圧Vsおよび検出電圧Vdの波形を示している。以下、本実施形態の駆動装置1および従来の駆動装置21のSW素子5のオン時およびオフ時における動作について説明する。
「1」SW素子5のオン時
PWM信号SaがHレベルの期間、SW素子5はオン駆動される。これにより、「電源線2→リニアソレノイド4→シャント抵抗Rs→SW素子5→グランド線3」という経路で電流(負荷電流Ir)が流れる。SW素子5がオンしているとき、駆動装置1および駆動装置21のいずれにおいても、このような通電経路が形成される。この場合、負荷電流Irおよび端子間電圧Vsは同じように変化する波形となる。
「2」SW素子5のオフ時
PWM信号SaがLレベルの期間、SW素子5はオフ駆動される。これにより、駆動装置21の場合、「電源線2→リニアソレノイド4→シャント抵抗Rs→ダイオード7→電源線2」という経路(還流経路)で電流(還流電流)が流れる。この場合、還流電流がシャント抵抗Rsに流れるため、負荷電流Irおよび端子間電圧Vsは同じように変化する波形となる。
一方、PWM信号SaがLレベルの期間、駆動装置1の場合、「電源線2→リニアソレノイド4→ダイオード7→電源線2」という経路(還流経路)で電流が流れる。この場合、還流電流がシャント抵抗Rsに流れないため、負荷電流Irおよび端子間電圧Vsは、異なった波形となる。そのため、SW素子5のオフ時、シャント抵抗Rsには負荷電流Irが流れず、その端子間電圧Vsが略ゼロとなって、負荷電流Irが流れていないものとして検出電圧Vdが算出される。
このように、本実施形態の駆動装置1においては、負荷電流Irの平均値ではなく、SW素子5がオフしているときの負荷電流Irをゼロとした、SW素子5がオンしているときの負荷電流Irの平均値となる。そのため、本実施形態の制御回路8は、SW素子5のオフ時における負荷電流Irをも加味した負荷電流Irの平均電流を正しく検出(算出)するため、検出電圧Vdに対して次のような補正を行う。図4は、PWM信号Saのデューティ比を変化させた場合におけるタイミングチャートであり、図3と同様の波形を示している。
図4に示すように、駆動装置1における検出電圧Vdが表す平均電流は、従来の駆動装置21における検出電圧Vdが表す平均電流(実際の負荷電流Irの平均電流)に対し、PWM信号Saのデューティ比が小さいほど低い値となる。なぜなら、PWM信号Saのデューティ比が小さくなるほど、SW素子5のオフ期間が長くなり、検出電圧Vdが上昇しない期間が増えるからである。
そこで、本実施形態では、制御回路8は、検出電圧Vdに対し、PWM信号Saのデューティ比に応じた補正値を乗ずる補正を行い、その補正後のデータに基づいて、負荷電流Irの平均電流を算出する。具体的には、デューティ比毎の補正値テーブル(図5参照)を予め準備しておき、制御回路8は、デューティ比の変化に応じて、検出電圧Vdに乗ずる補正値を切り替える。図5に示す補正値のうち、α1、α2、…、α8、α9は、下記(1)式の条件を満たす値となっている。
0<α1<α2<…<α8<α9<1 …(1)
補正値α1〜α9は、下記(2)式の条件を満たす値に設定される。ただし、電流検出回路6から出力される検出電圧Vdが表す平均電流をIxとし、実際の負荷電流Irの平均電流をIyとし、補正値をαnとしている。
Ix:Iy=1:αn …(2)
なお、デューティ比が0%であるとき、SW素子5が常時オフであり、負荷電流Irが流れることはないため、検出電圧Vdもゼロとなる。従って、補正値はどのような値でもよいが、本実施形態では0としている。また、デューティ比が100%であるとき、SW素子5が常時オンである、つまりオフ期間が存在しない。従って、検出電圧Vdが表す平均電流および実際の平均電流の不整合は生じないので、補正を行う必要はないが、本実施形態では1の補正値を乗ずるようにしている。
補正値テーブルは、例えば、以下のようにして作成することができる。すなわち、駆動装置1の実機を用いた試験を行い、その試験データに基づいて検出電圧Vdと実際に流れる負荷電流Irとの関係性を求め、デューティ比毎に代表的な補正値を決定する。このようにして決定した補正値(代表値)とデューティ比とを関連付けることにより、補正値テーブルを作成することができる。さらに、駆動装置1の製造工程において、製品毎に上記補正値テーブルを個別調整してもよい。このようにすれば、検出電圧Vdに補正を加えたデータが実際の負荷電流Irの平均電流を一層正確に表すものとなる。なお、本実施形態では、デューティ比が10%変化する毎に補正値を設定しているが、これよりも細かく補正値を設定してもよいし、これよりも粗く補正値を設定してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果が得られる。
SW素子5がオンしている状態からオフしている状態へと移行した際、リニアソレノイド4の下流側端子CNLからダイオード7を通じて上流側端子CNHへと負荷電流Irが還流される。従って、SW素子5がオフしているとき(還流時)、シャント抵抗Rsに負荷電流Irが流れることがない。つまり、本実施形態の構成によれば、シャント抵抗Rsに、常に負荷電流Irが流れることがなく、その分だけ、従来技術の構成に比べてシャント抵抗Rsにおける発熱量が低減される。なお、シャント抵抗Rsにおける発熱量は、流れる電流の二乗に比例するため、SW素子5がオフしている際にシャント抵抗Rsに負荷電流Irを流さない本実施形態の構成によれば、シャント抵抗Rsに常に負荷電流Irを流す従来技術の構成に比べ、非常に多くの発熱量を低減することができる。そのため、例えば放熱ゲルを塗布するなど放熱性を向上するための対策や、複雑な放熱構造を採用することなく、シビアな熱設計にも対応することが可能となる。
ただし、本実施形態の構成では、還流時に流れる負荷電流Irが電流検出回路6によって検出されないため、検出電圧Vdが表す負荷電流Irの平均電流(検出値)が実際の負荷電流Irの平均電流と一致しない。具体的には、駆動装置1における検出電圧Vdが表す平均電流は、実際の負荷電流Irの平均電流に対し、PWM信号Saのデューティ比が小さいほど低い値となる。このようなことを踏まえ、制御回路8は、電流検出回路6から与えられる検出電圧Vdに対し、デューティ比に応じた補正を行い、その補正後のデータに基づいてSW素子5の駆動を制御する。このようにすれば、制御回路8における電流フィードバック制御の精度が、従来技術の構成に比べて低下することが抑制される。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
図6に示す本実施形態の誘導性負荷駆動装置31は、図1に示した第1の実施形態の誘導性負荷駆動装置1に対し、SW素子5およびシャント抵抗Rsの接続形態が変更されている。すなわち、SW素子5のドレインは、負荷接続端子P1に接続されている。SW素子5のソースは、シャント抵抗Rsを介してグランド端子P2に接続されている。このように、SW素子5およびシャント抵抗Rsの接続位置を入れ替えた構成であっても、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
駆動装置1、31は、車載用途に用いられるリニアソレノイド4に限らず、様々な誘導性負荷を駆動することが可能である。
SW素子5としては、Nチャネル型のパワーMOSFETに限らずともよく、Pチャネル型のパワーMOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBTなど、種々の半導体スイッチング素子を採用することができる。ローパスフィルタ回路10および増幅回路11を含む電流検出回路6の構成については、図1などに示した構成に限らず適宜変更可能である。
上記各実施形態において、制御回路8は、電流検出回路6から与えられる検出電圧Vdに対して補正を行い、その補正後のデータに基づいてSW素子5の駆動を制御するようにしていたが、これに代えて以下の構成を採用してもよい。すなわち、電流検出回路6に対し、PWM制御におけるデューティ比に応じて増幅回路11のゲイン(増幅率)を可変するゲイン可変回路を追加し、制御回路8は、その電流検出回路6から与えられる検出電圧Vdに基づいてSW素子5の駆動を制御するようにしてもよい。このように変更した場合でも、検出電圧Vdが表す平均電流が実際の負荷電流Irの平均電流を正確に反映するものとなるため、上記各実施形態と同様の作用および効果が得られる。
図面中、1、31は誘導性負荷駆動装置、2は電源線、3はグランド線(電源線、低電位側電源線)、4はリニアソレノイド(誘導性負荷)、5はスイッチング素子、6は電流検出回路、7はダイオード(還流ダイオード)、8は制御回路、11は増幅回路、Rsはシャント抵抗(電流検出抵抗)を示す。

Claims (4)

  1. 一対の電源線(2、3)間のローサイド側に設けられたスイッチング素子(5)を駆動することでハイサイド側に設けられた誘導性負荷(4)に流れる負荷電流をフィードバック制御して前記誘導性負荷(4)を駆動する誘導性負荷駆動装置(1、31)であって、
    前記誘導性負荷(4)の下流側端子および前記一対の電源線(2、3)のうち低電位側電源線(3)の間の電流経路に直列に介在する電流検出抵抗(Rs)と、
    前記誘導性負荷(4)の端子間に、前記下流側端子側をアノードとして接続された還流ダイオード(7)と、
    前記電流検出抵抗(Rs)の端子電圧に基づいて前記誘導性負荷(4)に流れる負荷電流を検出する電流検出回路(6)と、
    前記電流検出回路(6)の検出値が所望の目標値に一致するように前記スイッチング素子(5)の駆動を制御する制御回路(8)と、
    を備えていることを特徴とする誘導性負荷駆動装置。
  2. 前記制御回路(8)は、前記電流検出回路(6)の検出値に対して補正を行い、その補正後の検出値に基づいて前記スイッチング素子(5)の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の誘導性負荷駆動装置。
  3. 前記制御回路(8)は、
    前記スイッチング素子(5)の駆動をPWM制御するようになっており、
    前記電流検出回路(6)の検出値に対し、前記PWM制御におけるデューティ比に応じた補正を行い、その補正後の検出値に基づいて前記スイッチング素子(5)の駆動を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の誘導性負荷駆動装置。
  4. 前記制御回路(8)は、前記スイッチング素子(5)の駆動をPWM制御するようになっており、
    前記電流検出回路(6)は、
    前記電流検出抵抗(Rs)の端子電圧を増幅する増幅回路(11)と、前記PWM制御におけるデューティ比に応じて前記増幅回路(11)の増幅率を可変するゲイン可変回路とを備え、
    前記増幅回路(11)の出力信号に基づいて前記誘導性負荷(4)に流れる負荷電流を検出することを特徴とする請求項1に記載の誘導性負荷駆動装置。
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