JP6131085B2 - 回転機械、回転機械に用いられる羽根車、及び、羽根車の製造方法 - Google Patents

回転機械、回転機械に用いられる羽根車、及び、羽根車の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転機械、回転機械に用いられる羽根車、及び、羽根車の製造方法に関するものである。
従来、回転自在に構成された羽根車を備える回転機械が知られており、下記特許文献1には、そのような回転機械の一例としての遠心型圧縮機が開示されている。
特許文献1に開示された圧縮機は、ケーシングと、ケーシング内に回転自在に設けられた羽根車としてのインペラとを備える。
ケーシングは、インペラの軸方向の一端から他端側へ向かうにつれて拡径するテーパー状の内周面を有する。インペラは、ケーシングの内周面へ向かって延びる複数のブレードを備えており、各ブレードは、ケーシングの内周面に対向する外端縁を有する。
ケーシングの内周面のうち上流側(気流の吸込側)の部分は、軟質の樹脂でコーティングされており、インペラが径方向にぶれて回転した場合でも、インペラのブレードによって樹脂コーティングのみが削られ、ブレードとケーシングの内周面との接触が回避される。
特開2001−317492号公報
上記従来の構成では、ブレードとケーシングとの接触に起因する損耗を軽減できるものの、樹脂コーティングを施すために大きなケーシングを取り扱う必要があり、製造上の手間及び時間がかかる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、羽根車のブレード及びケーシングの損耗を回避するとともに、製造上の手間及び時間を削減することである。
上記目的を達成するために、本発明による回転機械は、ケーシング内に回転自在に設けられた羽根車を備え、前記羽根車は、前記ケーシングの内周面へ向かって延びるブレードを有し、前記ケーシングの内周面に対向する前記ブレードの端縁には、少なくとも一部に、樹脂層からなるシュラウド部が形成され、前記シュラウド部の少なくとも一部は、前記羽根車の停止状態で前記ケーシングの内周面に接触している
この回転機械では、羽根車の回転時にシュラウド部の樹脂層がケーシングの内周面に接触した場合でも、ケーシングの内周面へのブレードの接触は回避できる。その結果、ブレードの損耗を回避することができる。また、樹脂層は、金属に比べて軟質であるため、樹脂層が接触したケーシングの損耗も回避することができる。また、羽根車のブレード及びケーシングの損耗を回避するためには、従来技術のようにケーシングの内周面に樹脂層を形成することも考えられるが、この場合には、樹脂層の形成工程において大きなケーシングを取り扱う必要があり、製造上の手間及び時間がかかる。これに対して、本構成では、ケーシングよりも小さく、取り扱いが容易な羽根車のブレードに樹脂層を形成すればよいので、製造上の手間及び時間を削減できる。また、この回転機械では、ケーシングの内周面にシュラウド部が接触している箇所においてケーシングの内周面とブレードとの間の隙間をなくすことができる。このため、回転機械が例えば圧縮機であり、羽根車がガスを圧縮するインペラである場合には、ガスの圧縮効率を高めることができる。回転機械が例えばタービンであり、羽根車が蒸気圧により回転するタービンランナーである場合には、蒸気圧を動力に変換する効率を高めることができる。
上記回転機械において、前記ブレードの前記端縁の全体に、樹脂層からなるシュラウド部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、羽根車のブレード及びケーシングの損耗をより確実に回避することができる。
上記回転機械において、前記ブレードの前記端縁は、前記羽根車の径方向において前記ケーシングの内周面と対向する部位を有し、当該部位に前記樹脂層からなるシュラウド部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、羽根車が径方向に位置ずれして回転した場合でも、ブレードがケーシングの内周面に接触するのを樹脂層によって防ぐことができる。従って、本構成では、羽根車が径方向に位置ずれして回転した場合でも、羽根車のブレード及びケーシングの損耗を回避することができる。
上記回転機械において、前記ブレードの前記端縁は、前記羽根車の軸方向において前記ケーシングの内周面と対向する部位を有し、当該部位に前記樹脂層からなるシュラウド部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、羽根車が軸方向に位置ずれして回転した場合でも、ブレードがケーシングの内周面に接触するのを樹脂層によって防ぐことができる。従って、本構成では、羽根車が軸方向に位置ずれして回転した場合でも、羽根車のブレード及びケーシングの損耗を回避することができる。
本発明による羽根車は、上記回転機械に用いられる羽根車である。
この羽根車では、上記回転機械の場合と同様、ブレード及びケーシングの損耗を回避するとともに、製造上の手間及び時間を削減できる。
本発明による羽根車の製造方法は、テーパー状の外周面を有する素材の前記外周面上に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、前記外周面上に形成された樹脂層が前記シュラウド部を成すように前記樹脂層形成工程後の前記素材から前記羽根車を削り出す削出工程とを備える。
この羽根車の製造方法では、素材の外周面上に形成された樹脂層の一部がシュラウド部を成すように羽根車のブレードを削り出すため、ブレードの形成後にブレードの外端縁上に樹脂層を形成する場合に比べて、容易にシュラウド部の樹脂層を形成することができる。
本発明によれば、羽根車のブレード及びケーシングの損耗を回避するとともに、製造上の手間及び時間を削減することができる。
本発明の一実施形態による圧縮機の部分的な断面図である。 図1に示した圧縮機のインペラのブレード及び圧縮部ケーシングの近傍を部分的に示す拡大図である。 本発明の一実施形態の圧縮機に用いるインペラの斜視図である。 インペラの加工手順を示すフローチャートである。 インペラの製造に用いる素材を示す斜視図である。 荒加工後の素材を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による圧縮機の部分的な断面図である。本実施形態による圧縮機は、本発明の回転機械の一例であり、駆動機構2と、圧縮部ケーシング4と、ケーシングカバー6と、インペラ8と、シール部材10とを備える。
駆動機構2は、インペラ8を回転させるものであり、低速軸12と、軸受14a,14bと、図略のモータと、ギアケーシング16と、低速歯車18と、高速軸20と、軸受22a,22bと、高速歯車23とを備える。
低速軸12は、回転自在となるように軸受14a,14bを介してギアケーシング16に支持される。低速軸12の一端には、図略のモータの駆動軸が接続される。
低速歯車18は、軸受14a,14b間の位置で低速軸12に外嵌され、ギアケーシング16内に配置されている。
高速軸20は、ギアケーシング16内において低速軸12と平行に配置されている。高速軸20は、回転自在となるように軸受22a,22bによって支持される。高速軸20の図1における左側の端部は、ギアケーシング16から外側へ突出する。
高速歯車23は、高速軸20のうち軸受22a,22b間に位置する部位に設けられ、低速歯車18と噛み合う。
圧縮部ケーシング4は、ケーシングカバー6を介して、ギアケーシング16の図1における左側の側部に取り付けられている。本実施形態では、圧縮部ケーシング4が本発明のケーシングに相当する。圧縮部ケーシング4は、インペラ8を収容する収容部24と、収容部24の外周に配置されて収容部24と一体的に形成された周辺部26とを有する。
収容部24内には、インペラ8が配置される内部空間24aが設けられている。高速軸20の軸方向における内部空間24aの両端は、開放されている。以下、単に「軸方向」というときは、高速軸20の軸方向を意味する。また、高速軸20を中心とする径方向を単に「径方向」という。ケーシングカバー6は、圧縮部ケーシング4のギアケーシング16側の端部と締結され、内部空間24aのギアケーシング16側の端部を覆う。ケーシングカバー6の中央には、貫通穴6aが形成され、高速軸20の端部200は、貫通穴6a内に配置される。高速軸20の端部200の外周面と貫通穴6aの内周面との間には、内部空間24aからのガスの漏洩を防止するためのシール部材10が設けられる。内部空間24aのケーシングカバー6と反対側の端部によって、ガスの導入口24bが構成される。
図2は、圧縮機のインペラ8のブレード30及び圧縮部ケーシング4の近傍を部分的に示す拡大図である。内部空間24aを形成する収容部24の内周面24cは、図2に示すように、入口側テーパー面24d、中間面24e及び出口側テーパー面24fを有する。
入口側テーパー面24d、中間面24e及び出口側テーパー面24fは、導入口24bからケーシングカバー6側へ順番に配置されている。入口側テーパー面24dは、導入口24bからケーシングカバー6側へ向かうにつれて縮径するテーパー状を成す。中間面24eは、軸方向に沿って延びる円筒状を成す。出口側テーパー面24fは、中間面24eからケーシングカバー6側へ向かうにつれて軸方向に対して垂直に近づくように拡径するテーパー状を成す。
周辺部26は、出口側テーパー面24fの外縁部(ケーシングカバー6側の端縁部)から径方向外側に延びる端面部26aを有する。端面部26aは、軸方向に対して垂直であり、ケーシングカバー6との間に隙間をあけて配置される。端面部26aとケーシングカバー6との間の隙間により、連通路26bが形成される。また、周辺部26には、連通路26bと繋がり、圧縮後のガスが排出される排出口26cが設けられている。
図1に示すように、インペラ8は、収容部24の内部空間24aに収容されて、軸回りに回転自在に設けられている。インペラ8は、本発明の羽根車の一例である。図3は、インペラ8の斜視図である。インペラ8は、ハブ28と、複数のブレード30とを有する。
ハブ28は、図1に示すように、高速軸20と同軸に配置された状態で高速軸20の端部200に結合する。ハブ28は、頂部280からケーシングカバー6へ向かうに従って径方向外方に広がる外周面28a(図2参照)を有する。
複数のブレード30は、ハブ28の外周面28aから収容部24の内周面24cへ向かって突出し、図3に示すようにハブ28の周方向(インペラ8の周方向)において間隔をあけて配置される。複数のブレード30とハブ28とは、金属材料により一体的に形成されている。ブレード30は、図2に示すように、出口側テーパー面24f、および、中間面24eの出口側テーパー面24f近傍の部位に対向する領域に設けられている。各ブレード30は、導入口24b側に位置し、軸方向に対して垂直に延びるリーディングエッジ30aと、排出口26c側に位置し、軸方向に対して平行に延びるトレイリングエッジ30bと、収容部24の内周面24cに対向し、当該内周面24cに沿う形状に形成された外端縁30cとを有する。外端縁30cのうちリーディングエッジ30a近傍の部位は、径方向において収容部24の中間面24eと対向する。以下、リーディングエッジ30a近傍の部位を径方向対向部30dという。外端縁30cのうちトレイリングエッジ30b近傍の部位は、軸方向において収容部24の出口側テーパー面24fと対向する。以下、トレイリングエッジ30b近傍の部位を軸方向対向部30eという。
外端縁30cの全体に亘って、樹脂層31aからなるシュラウド部31bが形成されている。樹脂層31aは、1mm以上10mm以下の厚みを有する。樹脂層31aの材料としては、耐摩耗性を有し、且つ、ブレード30及び圧縮部ケーシング4を形成する金属材料よりも軟質である、例えばPEEK(polyethelethelketon)剤等の樹脂が用いられる。インペラ8の停止状態では、樹脂層31a(シュラウド部31b)全体が収容部24の内周面24cに接触する。
以上のように構成された圧縮機において、ガスの圧縮が行われるときには、図略のモータからの動力により低速軸12(図1参照)が回転し、低速軸12の回転運動は、低速歯車18と高速歯車23とを介して高速軸20に伝達される。高速軸20とインペラ8は一体的に回転し、導入口24bから収容部24の内部空間24aに吸い込まれたガスがインペラ8によって圧縮される。圧縮後のガスは、連通路26b及び排出口26cを通じて排出される。
次に、本実施形態によるインペラ8の製造工程を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、金属製の円柱状の素材50(図5参照)を荒加工(切削加工)することにより、図6に示す略円錐台状の素材50aを形成する(ステップS1)。
次に、素材50aを清浄にするための物理的及び化学的な前処理を行う(ステップS2)。
その後、下地剤を用いて素材50aの表面の下地処理を行い、素材50aの表面を樹脂が付きやすい状態にする(ステップS3)。
次に、素材50aのテーパー状の外周面50b(図6参照)上に樹脂を吹付塗装する(ステップS4)。その後、素材50aを焼成炉にて焼成し、樹脂層の焼付けを行う(ステップS5)。焼成後、素材50aを冷却する(ステップS6)。ステップS4〜S6の工程は、本発明の樹脂層形成工程の一例である。
次に、樹脂層の厚みが仕様の厚みになっているかを確認する(ステップS7)。樹脂層の厚みが仕様の厚みになっていれば、次に、素材50aからインペラ8(図3参照)を削り出す削出加工を行い(ステップS8)、仕様の厚みに満たなければ、前記吹付塗装(ステップS4)以降の工程を再度行う。削出加工では、素材50aの外周面50b上に形成された樹脂層がシュラウド部31bの樹脂層31aを成すように、素材50aのうち各ブレード30間に相当する部分を切削して複数のブレード30及びハブ28を削り出す。以上のようにしてインペラ8が形成される。
本実施形態では、インペラ8の回転時にシュラウド部31bの樹脂層31aが収容部24の内周面24cに接触しても、収容部24の内周面24cへのブレード30の接触は回避できる。その結果、ブレード30の損耗を回避することができる。また、樹脂層31aは、圧縮部ケーシング4の金属材料に比べて軟質であるため、樹脂層31aが接触した収容部24の損耗も回避することができる。また、圧縮部ケーシング4よりも小さく、取り扱いが容易なインペラ8のブレード30に樹脂層31aを形成すればよいので、製造上の手間及び時間を削減できる。
また、本実施形態では、収容部24の内周面24cにシュラウド部31bが接触しているため、圧縮機におけるガスの圧縮効率を高めることができる。
ブレード30の外端縁30cの径方向対向部30d及び軸方向対向部30eに樹脂層31aが形成されているため、インペラ8が径方向及び軸方向のいずれに位置ずれして回転した場合でも、ブレード30及び収容部24の損耗を回避することができる。
素材50aの外周面50b全体に厚肉の樹脂層を形成する、いわゆる、樹脂ライニングが行われることにより、ブレードの形成後にブレードの外端縁上に樹脂層を形成する場合に比べて、容易にシュラウド部31bの樹脂層31aを形成することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
上記実施形態では、本発明の回転機械の一例としての圧縮機について示したが、本発明は、圧縮機以外の回転機械に適用されてもよい。例えば、タービンに適用されてもよい。この場合には、蒸気圧により回転するタービンランナーが本発明の羽根車に相当する。
シュラウド部の樹脂層は、必ずしもブレードの外端縁全体に形成されている必要はない。例えば、外端縁の径方向対向部のみ、又は、軸方向対向部のみ、もしくは、径方向対向部及び軸方向対向部のみに樹脂層が形成されてもよい。
シュラウド部の樹脂層は、少なくとも一部が収容部の内周面に接触すればよく、必ずしも全体が収容部の内周面に接触する必要はない。また、インペラの回転時には、シュラウド部は、収容部の内周面から離反してもよい。ブレード30はハブ28とは別部材にて形成されてもよい。
4 圧縮部ケーシング(ケーシング)
8 インペラ(羽根車)
24c 内周面
30 ブレード
30c 外端縁
31a 樹脂層
31b シュラウド部

Claims (6)

  1. ケーシング内に回転自在に設けられた羽根車を備え、
    前記羽根車は、前記ケーシングの内周面へ向かって延びるブレードを有し、
    前記ケーシングの内周面に対向する前記ブレードの端縁には、少なくとも一部に、樹脂層からなるシュラウド部が形成され
    前記シュラウド部の少なくとも一部は、前記羽根車の停止状態で前記ケーシングの内周面に接触している、回転機械。
  2. 前記ブレードの前記端縁の全体に、樹脂層からなるシュラウド部が形成されている、請求項1に記載の回転機械。
  3. 前記ブレードの前記端縁は、前記羽根車の径方向において前記ケーシングの内周面と対向する部位を有し、当該部位に前記樹脂層からなるシュラウド部が形成されている、請求項1又は2に記載の回転機械。
  4. 前記ブレードの前記端縁は、前記羽根車の軸方向において前記ケーシングの内周面と対向する部位を有し、当該部位に前記樹脂層からなるシュラウド部が形成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の回転機械。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転機械に用いられる、羽根車。
  6. 請求項に記載の羽根車を製造するための方法であって、
    テーパー状の外周面を有する素材の前記外周面上に樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、
    前記外周面上に形成された樹脂層が前記シュラウド部を成すように前記樹脂層形成工程後の前記素材から前記羽根車を削り出す削出工程とを備えた、羽根車の製造方法。
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