JP6130686B2 - 加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、アタッチメントの交換を行うことができる加工機に関する。
ワークに対して種々の加工を施すために、多面加工が可能な加工機がある。従来では、ワークを回転させることにより、加工機において多面加工を可能にしていた。現在では、主軸にアタッチメントを介して工具を装着することにより、固定されたワークに対して種々の角度からの加工を可能にしている。
加工機のラムとアタッチメントとを組付ける際には、ラムとアタッチメントとの相対位置を合わせ、ラムとアタッチメントとを正確に組付けるために、位置決めノックや位置決めキーなどを用いる。例えば、ラムに位置決め穴を設けると共にアタッチメントに位置決め突起を設け、ラムの位置決め穴とアタッチメントの位置決め突起とを嵌合させることにより、ラムとアタッチメントとの相対位置を合わせることができる。
また、加工機においては、ワークに対して種々の加工を施すために、加工部位等によって加工に供する工具およびアタッチメントを適宜交換する必要がある。つまり、プログラム等によって、ワークに施す加工を自動化すると共に、工具およびアタッチメントの交換を自動化することにより、加工機における種々の加工を無人化することが可能となる。
加工機におけるアタッチメントの交換は、アタッチメントを所定の位置の交換台上に配置すると共に、ラムを当該所定の位置に移動させ、アタッチメントに対してラムを下降させることにより成される。このとき、アタッチメントに形成した位置決め突起部とラムに形成した位置決め穴とが嵌合することにより、ラムとアタッチメントとの相対位置を合わせられると共に、ラムに設けた油圧機構等によってアタッチメントが保持される。
特開平7−251353号公報
アタッチメントの交換においては、加工機に対する交換台の位置や交換台に対するアタッチメントの位置が僅かにずれている場合、または、交換台とアタッチメントとの間にゴミ(加工による切屑等)が挟まることによりアタッチメントが傾いている場合がある。このような場合には、アタッチメントに対してラムを下降させても、アタッチメントに形成した位置決め突起部とラムに形成した位置決め穴とが嵌合せずに、ラムとアタッチメントとが干渉する。
従来の加工機においては、アタッチメントとラムとの干渉を検知するものがない。よって、アタッチメントの交換においては、アタッチメントとラムとが干渉しているにも関わらず、ラムを更に下降させてしまい、アタッチメント、ラム、交換台等が損傷する虞がある。
特許文献1記載の発明は、加工機におけるアタッチメント等とワークとの干渉を、中心部を貫通する交流電流によって検出するものである。この技術を、アタッチメントの交換に採用し、ラムとアタッチメントが干渉した際にラムの下降を停止させることが考えられる。しかし、ラムとアタッチメントとが干渉するだけで異常としたのでは、ラムの位置決め穴とアタッチメントの位置決め突起部との嵌合が正常動作であるにも関わらず異常とみなされてしまう。つまり、ラムとアタッチメントとが嵌合する正常動作と、ラムとアタッチメントとが干渉する異常動作とを正しく判断することが難しい。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、加工機におけるアタッチメントの交換作業において、ラムとアタッチメントとの嵌合異常時における周辺機器および部品の損傷を低減することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る加工機は、主軸を回転自在に支持するラムと、前記ラムに組付け可能な被交換体を所定の組付け準備位置に支持可能な積載装置とを備え、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体に対して前記ラムを組付け方向に移動させ、前記ラムと前記被交換体との組付けがなされる加工機において、前記積載装置に、前記ラムと前記被交換体との組付け方向に変位可能な支持部を設け、前記ラムの組付け方向における移動によって前記ラムと前記被交換体とが干渉した場合には、前記支持部が変位して、前記ラムおよび前記被交換体の移動を許容し、前記積載装置は、前記被交換体が前記所定の組付け準備位置にあることを検出する第一の検出手段と、前記被交換体が前記所定の組付け準備位置から移動されたことを検出する第二の検出手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る加工機は、第一の発明に係る加工機において、前記第一の検出手段として、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知可能な検知器を設け、前記第二の検出手段として、前記被交換体の前記所定の組付け準備位置からの移動に伴い、前記検知器を、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知不能な位置へ移動させる移動手段を設けたことを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る加工機は、第二の発明に係る加工機において、前記移動手段として、前記検知器を保持する保持部材と、干渉した状態の前記ラムおよび前記被交換体の移動を前記保持部材に伝達する伝達部材とを設け、前記伝達部材によって、前記保持部材が変形または移動するようにしたことを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る加工機は、第一の発明に係る加工機において、前記第一の検出手段として、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知可能な検知器を設け、前記第二の検出手段として、前記所定の組付け準備位置から移動され得る位置における前記被交換体の有無を検知可能な前記検知器とは別の検知器を設けたことを特徴とする。
第一の発明に係る加工機によれば、支持部をラムと被交換体との組付け方向において変位可能としたことにより、ラムと被交換体とが干渉した場合に、支持部が変位して、被交換体が所定の組付け準備位置から移動させられるので、ラムおよび被交換体の移動が許容され、積載装置等がすぐに損傷を受けることはない。
また、第一の発明に係る加工機によれば、被交換体が所定の組付け準備位置にあることを検出する第一の検出手段と、被交換体が所定の組付け準備位置から移動されたことを検出する第二の検出手段とを備えたことにより、ラムと被交換体との組付け作業に異常が生じたことを検出することができる。よって、異常が検出されたときにラムの移動動作等を停止させることにより、積載装置等が損傷することを防ぐことができる。
第二の発明に係る加工機によれば、第一の検出手段としては検知器を設け、第二の検出手段として、被交換体の所定の組付け準備位置からの移動に伴い、検知器を、被交換体の有無を検知不能な位置へ移動させることにより、一つの検出器を設けるだけでラムと被交換体との組付け作業の正常と異常とを検出することができるので、加工機としての製作費用の増大を抑えることができる。
第三の発明に係る加工機によれば、検知器の移動手段として保持部材に伝達部材を設けただけなので、製作費用の増大を抑え、簡易な構造とすることができる。
第四の発明に係る加工機によれば、第一の検出手段としては検知器を設け、第二の検出手段として別の検知器を設けることにより、ラムと被交換体との組付け作業の正常と異常とを確実に検出することができる。
実施例1に係る加工機におけるアタッチメントの交換を示す説明図である。 実施例1に係る加工機におけるアタッチメントの交換を示す説明図である。 実施例1に係る加工機におけるアタッチメントの交換(正常時)を示す説明図である。 実施例1に係る加工機におけるアタッチメントの交換(異常時)を示す説明図である。 実施例1に係る加工機を示す概略斜視図である。 実施例1に係る加工機における交換台の支持部(通常時)を示す説明図である。 実施例2に係る加工機における交換台の支持部(短縮時)を示す説明図である。 実施例2に係る加工機におけるアタッチメントの交換を示す説明図である。 実施例2に係る加工機におけるアタッチメントの交換(正常時)を示す説明図である。 実施例2に係る加工機におけるアタッチメントの交換(異常時)を示す説明図である。
以下に、本発明に係る加工機の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る加工機は、ラムとアタッチメントとの異常干渉の際に直ちにラムが下降動作を停止しなくとも、アタッチメントが支持する弾性体によって変位し、変位したアタッチメントを検知することにより、異常の判断を行うものである。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。
最初に、本発明の実施例1に係る加工機の構造について、図1乃至図6Bを参照して説明する。
本実施例に係る加工機は、図5に示すように、床面に水平に設置されるベッド1と、ベッド1を跨ぐように設置される門形のコラム2と、コラム2の前面に設置されコラム2に対してZ軸方向(垂直方向)に移動可能なクロスレール3と、クロスレール3に設置されクロスレール3に対してY軸方向(水平方向)に移動可能なサドル4と、サドル4に把持されサドル4に対してZ軸方向に移動可能なラム5と、ラム5に支持されラム5に対してC軸方向(Z軸に平行な軸回り)に回動可能な主軸6とを有する。
本実施例に係る加工機は多面加工が可能であり、種々のアタッチメントを収納するためのアタッチメントラック7がコラム2の近傍に備えられている。図5においては、0°加工(工具をZ軸回りに回転させる加工)をする際にラム5の下面10を保護するための保護プレートとしてのアタッチメント20が取付けられている。0°加工の際に保護プレートであるアタッチメント20がラム5に取付けられることにより、ラム5の下面10(アタッチメント20が取付けられる面)に加工による切屑等が付着することを防ぐことができる。
図示しない他のアタッチメントはアタッチメントラック7に納められている。図示しない他のアタッチメントとしては、例えば、90°加工(工具をX軸回りまたはY軸回りに回転させる加工)をする際に主軸の回転運動を90°変換させて伝達するための図示しないライトアングルヘッドなどがある。
図1乃至図4に示すように、ラム5の下面10には、アタッチメント20を取付けるための取付け穴11が取付け方向(図1乃至図4における上下方向)に沿って形成され、アタッチメント20の上面30(ラムに取付けられる面)には、ラム5と取付けるための取付け突起31が取付け方向に沿って突出するように形成されている。
アタッチメント20は、ラム5における取付け穴11とアタッチメント20における取付け突起31との嵌合によってラム5に対する位置決めがなされ、図示しない油圧機構によってラム5に保持される。なお、アタッチメント20は、種々の加工において適宜交換され、ラム5に取付けられて使用されるとき以外は、加工の切屑等が付着しないようにアタッチメントラック7(図5)内に保管される。
もちろん、本発明におけるラムとアタッチメントの位置決めおよび取付け方法は、ラム5における取付け穴11とアタッチメント20における取付け突起31の嵌合による位置決めおよび図示しない油圧機構による取付けに限定されない。例えば、ラムに取付け突起、アタッチメントに取付け穴をそれぞれ設け、ラムにおける取付け突起とアタッチメントにおける取付け穴の嵌合によってラムとアタッチメントの位置決めがなされても良く、機械的な締め付け等によってラムとアタッチメントの取付けがなされても良く、その他の方法によってラムとアタッチメントの位置決めおよび取付けがなされても良い。
ラム5におけるアタッチメント20の交換は、ラム5の可動域かつアタッチメントラック7の近傍である所定の位置(図示せず)において、交換台40を用いて行われる。交換台40は、図1乃至図4に示すように、平板状の本体部50と、アタッチメント20を支持する支持部60とを備える。
支持部60は、本体部50におけるアタッチメント20を積載する表側(図1乃至図4における上方側)に突出して設けられ、図6Aおよび図6Bに示すように、本体部50に形成された摺動穴51に本体部50の表側から弾性体であるコイルスプリング61を介してボルト62が挿入され、本体部50におけるアタッチメント20を積載しない裏側(図1乃至図4における下方側)へ貫通させたボルト62の先端部にナット63を取付けて成る。
ラム5におけるアタッチメント20の交換においては、アタッチメント20は交換台40の本体部50には接触せずに、支持部60におけるボルト62の頭部のみに接して積載される。交換の異常時には、ラム5の摺動によってアタッチメント20にZ軸方向下方側への力が掛けられる。よって、図6Aおよび図6Bに示すように、交換台40の支持部60におけるボルト62およびナット63は、コイルスプリング61の弾性変形によって、アタッチメント20と共にZ軸方向に沿って変位する。
つまり、コイルスプリング61が弾性変形することにより、支持部60はラム5とアタッチメント20との組付け方向(Z軸方向)に変位可能であり、支持部60が干渉した状態のラム5とアタッチメント20の移動を許容することができる。
なお、アタッチメント20を積載した際に、アタッチメント20の重量だけでコイルスプリング61が縮むことがないように、ボルト62およびナット63の締め付け量を変えることによりコイルスプリング61の初期タワミ量を調整し、コイルスプリング61にアタッチメント20の積載に耐え得る所定の初期荷重を設定している。また、コイルスプリング61の種類(バネ係数や全長等)を変えることにより、アタッチメント20の積載に耐え得る所定の初期荷重を設定しても良い。
もちろん、本発明におけるアタッチメント20を支持する支持部60は、本実施例のコイルスプリング61とボルト62およびナット63に限定されない。アタッチメント20を支持する支持部60がラム5とアタッチメント20との取付け方向(Z軸方向)に沿って弾性的に変位することができれば良く、例えば、コイルスプリング61に代えてゴム等を介してボルト62およびナット63を本体部50に取付けたものでも良く、ボルト62およびナット63を用いずにコイルスプリング61を固定したものでも良い。
図1乃至図4に示すように、交換台40上に積載した状態のアタッチメント20の有無を検知することができるように、交換台40上に積載した状態(所定の組付け準備位置)のアタッチメント20の近傍に位置するように第一の検出手段としての近接センサ70を設ける。
更に、本実施例においては、ラム5とアタッチメント20との組付け不良時にラム5がアタッチメント20を押付け、アタッチメント20がコイルスプリング61を縮めて下降した状態のアタッチメント20を検知することができるように、図4に示すように、下降した状態(所定の組付け準備位置よりも下がった位置)のアタッチメント20の近傍に第二の検出手段としての近接センサ80を設ける。
近接センサ70、80は、ラム5とアタッチメント20との組付け不良時においても検知位置が動かないように固定される。例えば、本実施例における近接センサ70、80は、交換台40の本体部50に図示しないブラケットを介して固定される。
続いて、本発明の実施例1に係る加工機におけるアタッチメントの交換について、図1乃至図6Bを参照して説明する。
所定のアタッチメント20をラム5に取付けた状態で、所定の加工を図示しない被切削体に施した後、加工機はアタッチメント20の交換を行う。アタッチメント20の交換は、ラム5の可動域かつアタッチメントラック7の近傍である所定の位置(図示せず)において、交換台40を用いて行われる。
まず、アタッチメント20が取付けられたラム5を、クロスレール3、サドル4の摺動動作によって、所定の位置に移動させる。また、アタッチメントラック7に納められている何も積載しない交換台40を、図示しない移動機構によって、アタッチメントラック7内から当該所定の位置へ移動させる。
次に、所定の位置において、何も積載しない交換台40(図2)に対して、下面10にアタッチメント20を取付けたラム5をZ軸方向下方側へ摺動させ、アタッチメント20の下面32が交換台40の支持部60の先端部と接触させる(図3)。
このとき、アタッチメント20は近接センサ70の近傍に位置することとなり、近接センサ70はアタッチメント20が交換台40上に位置したことを検知することができる。近接センサ70がアタッチメント20を検知すると、ラム5における図示しない油圧機構が作動する。図示しない油圧機構によってアタッチメント20の保持が解除され、アタッチメント20は交換台40の支持部42上に積載される。ラム5は上昇して退避する(図2)。
次に、アタッチメント20を積載した交換台40は、図示しない搬出入機構によってアタッチメントラック7内へ移動し、別のアタッチメント20を積載した新たな交換台40が搬出入機構によってアタッチメントラック7内から所定の位置へ移動される。
次に、所定の位置において、新たなアタッチメント20を積載した交換台40に対して、何も取付けていないラム5をZ軸方向下方側へ摺動させる(図1)。
このとき、加工機に対する交換台40の位置や交換台40に対するアタッチメント20の位置にずれがなく、交換台40とアタッチメント20との間にゴミ(加工による切屑等)が挟まらずにアタッチメント20が傾いていない場合には、ラム5とアタッチメント20との嵌合、つまり、アタッチメント20の交換が正常になされる(図3)。
上記の場合には、アタッチメント20を積載した交換台40(図1)に対して、ラム5をZ軸方向下方側へ摺動させることにより、ラム5の位置決め穴10とアタッチメント20の位置決め突起とが嵌合される(図3)。そして、ラム5における図示しない油圧機構によって、アタッチメント20がラム5に保持される。
アタッチメント20を保持したラム5が上昇し、アタッチメント20がラム5に保持され何も積載しなくなった交換台40(図2)が、図示しない搬出入機構によってアタッチメントラック7内に収納される。以上により、アタッチメント20の交換が正常になされる。
一方、アタッチメント20を積載した交換台40(図1)に対して、ラム5をZ軸方向下方側へ摺動させた際に、加工機に対する交換台40の位置や交換台40に対するアタッチメント20の位置が僅かにずれている、または、交換台40とアタッチメント20との間にゴミ(加工による切屑等)が挟まることによりアタッチメント20が傾いている場合には、ラム5とアタッチメント20との嵌合、つまり、アタッチメント20の交換に異常が生じる虞がある。
上記の場合には、アタッチメント20を積載した交換台40(図1)に対して、ラム5をZ軸方向下方側へ摺動させることにより、ラム5の位置決め穴11とアタッチメント20の位置決め突起とが嵌合されず、ラム5とアタッチメント20とが干渉する。
ラム5とアタッチメント20とが干渉したままラム5はZ軸方向下方側へ摺動されるので、アタッチメント20にはZ軸方向下方側への力が掛かる。アタッチメント20を積載する交換台40の支持部60(図6A)は、アタッチメント20からZ軸方向下方側への力を受け、支持部60におけるコイルスプリング61が短縮する(図6B)。よって、支持部60におけるボルト62とナット63およびアタッチメント20がZ軸方向下方側へ移動する(図4)。
アタッチメント20は、Z軸方向下方側へ移動することにより、近接センサ80の近傍に至る。近接センサ80が下降したアタッチメント20、つまり、ラム5とアタッチメント20との嵌合に異常が生じ、ラム5におけるアタッチメント20を組付けが正常に行われなかったことを検知する。
加工機は、近接センサ80によってアタッチメント20の交換に異常が生じたことを検知し、ラム5のZ軸方向下方側への摺動を停止させることができる。よって、ラム5が過剰に下降されることによって交換台40等が損傷することを防ぐことができる。
最初に、本発明の実施例2に係る加工機の構造について、図7乃至図9を参照して説明する。なお、本実施例に係る加工機は、近接センサの数量およびその取付け方法を除いて、実施例1と同様な構成を有するので、同様な構成には同符号を付して重複説明を省略する。
図7乃至図9に示すように、交換台40上に積載した状態(所定の組付け準備位置)のアタッチメント20の有無を検知することができるように、交換台40上に積載した状態(所定の組付け準備位置)のアタッチメント20の近傍に位置するように第一の検出手段としての近接センサ70を設ける。
本実施例における近接センサ70は、交換台40の本体部50にセンサブラケット90を介して固定される。近接センサ70を保持する保持部材であるセンサブラケット90は、交換台40の本体部50と略平行に本体部50の外側まで延び、一端が本体部50に取付けられる土台部91と、土台部91の他端から直角方向に延び、一端に近接センサ70が取付けられるセンサ取付部92とから成る略L字形状をしている。
交換台40の本体部50に摺動穴52を設け、摺動穴52を貫通してセンサブラケット90とアタッチメント20とに挟まれるように押圧棒100を設置する。押圧棒100の一端(図7乃至図9における下方側)にはナット101を設け、センサブラケット90に形成した摺動穴91に通し、他端(図7乃至図9における上方側)はアタッチメント20の下面32と当接させる。つまり、押圧棒100は、センサブラケット90に干渉した状態のラム5とアタッチメント20の移動を伝達する伝達部材である。
続いて、本発明の実施例2に係る加工機におけるアタッチメントの交換について、図7乃至図9を参照して説明する。
なお、アタッチメント20を取外す動作およびアタッチメント20を取付ける動作における正常時については、実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
アタッチメント20を積載した交換台40(図7)に対して、ラム5をZ軸方向下方側へ摺動させた際に、加工機に対する交換台40の位置や交換台40に対するアタッチメント20の位置が僅かにずれている、または、交換台40とアタッチメント20との間にゴミ(加工による切屑等)が挟まることによりアタッチメント20が傾いている場合には、アタッチメント20の交換に異常が生じる虞がある。
上記の場合には、アタッチメント20を積載した交換台40に対して、ラム5をZ軸方向下方側へ摺動させることにより、ラム5の位置決め穴11とアタッチメント20の位置決め突起31とが嵌合されず、ラム5とアタッチメント20とが干渉する。
ラム5とアタッチメント20とが干渉したままラム5はZ軸方向下方側へ摺動されるので、アタッチメント20にはZ軸方向下方側への力が掛かる。アタッチメント20を積載する交換台40の支持部60(図6A)は、アタッチメント20からZ軸方向下方側への力を受け、支持部60におけるコイルスプリング61が短縮する(図6B)。よって、支持部60におけるボルト62とナット63およびアタッチメント20がZ軸方向下方側へ移動する。
押圧棒100の一端がアタッチメント20の下面32に当接するように設けられている(図7および図8)ので、アタッチメント20がZ軸方向下方側(所定の組付け準備位置よりも下がった位置)へ移動することにより、押圧棒100がZ軸方向下方側へ押される。押圧棒100の他端側は、センサブラケット90の土台部91に結合させているので、押圧棒100がZ軸方向下方側へ押されることにより、センサブラケット90の土台部91にはZ軸方向下方側への力が掛かる。
センサブラケット90は、押圧棒100によって土台部91を押されることによって変形し、土台部91の本体部50との結合部近傍から押圧棒100と結合されている(センサ取付け部)側がZ軸方向下方側へと回転するように変形する(図9)。
よって、センサブラケット90のセンサ取付け部92は、土台部91における本体部50との結合部付近を中心としてアタッチメント20から離れる方向へ回転される。つまり、センサ取付け部92に取付けた近接センサ70がアタッチメント20から遠ざかり、アタッチメント20を検知できなくなる。
本実施例では、近接センサ70の移動手段としてセンサブラケット90と押圧棒100を設け、センサブラケット90を変形させたが、本発明はこれに限定されない。例えば、センサブラケット90を変形させず、近接センサ70がアタッチメント20から遠ざかるように、移動させるようにしても良い。
近接センサ70がアタッチメント20を検知できなくなる、つまり、ラム5とアタッチメント20とのとの嵌合に異常が生じ、ラム5におけるアタッチメント20を組付けが正常に行われなかったことが検知される。
つまり、近接センサ70が移動してアタッチメント20を検知しなくなることにより、アタッチメント20が所定の組付け準備位置よりも下がったことが検出されるのであり、この実施例においては、押圧棒100、センサブラケット90等が第二の検出手段を構成している。
加工機は、近接センサ70が移動してアタッチメント20を検知しなくなることにより、アタッチメント20の交換に異常が生じたことを検知し、ラム5のZ軸方向下方側への摺動を停止させることができる。よって、ラム5が過剰に下降されることによって交換台40等が損傷することを防ぐことができる。
1 ベッド
2 コラム
3 クロスレール
4 サドル
5 ラム
6 主軸
7 アタッチメントラック
10 ラムにおける下面(アタッチメント取付け面)
11 ラムにおける取付け穴
20 アタッチメント
30 アタッチメントにおける上面(ラム取付け面)
31 アタッチメントにおける取付け突起
32 アタッチメントにおける下面
40 交換台
50 交換台における本体部
60 交換台における支持部
61 コイルスプリング
62 ボルト
63 ナット
70 近接センサ
80 近接センサ
90 センサブラケット
91 センサブラケットの土台部
92 センサブラケットのセンサ取付け部
100 押圧棒
101 押圧棒のナット

Claims (4)

  1. 主軸を回転自在に支持するラムと、前記ラムに組付け可能な被交換体を所定の組付け準備位置に支持可能な積載装置とを備え、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体に対して前記ラムを組付け方向に移動させ、前記ラムと前記被交換体との組付けがなされる加工機において、
    前記積載装置に、前記ラムと前記被交換体との組付け方向に変位可能な支持部を設け、
    前記ラムの組付け方向における移動によって前記ラムと前記被交換体とが干渉した場合には、前記支持部が変位して、前記ラムおよび前記被交換体の移動を許容し、
    前記積載装置は、前記被交換体が前記所定の組付け準備位置にあることを検出する第一の検出手段と、前記被交換体が前記所定の組付け準備位置から移動されたことを検出する第二の検出手段とを備えた
    ことを特徴とする加工機。
  2. 前記第一の検出手段として、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知可能な検知器を設け、
    前記第二の検出手段として、前記被交換体の前記所定の組付け準備位置からの移動に伴い、前記検知器を、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知不能な位置へ移動させる移動手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工機。
  3. 前記移動手段として、
    前記検知器を保持する保持部材と、干渉した状態の前記ラムおよび前記被交換体の移動を前記保持部材に伝達する伝達部材とを設け、
    前記伝達部材によって、前記保持部材が変形または移動するようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載の加工機。
  4. 前記第一の検出手段として、前記所定の組付け準備位置における前記被交換体の有無を検知可能な検知器を設け、
    前記第二の検出手段として、前記所定の組付け準備位置から移動され得る位置における前記被交換体の有無を検知可能な前記検知器とは別の検知器を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の加工機。
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