JP6129548B2 - フェルール分類装置、フェルール分類方法、フェルール分類プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

フェルール分類装置、フェルール分類方法、フェルール分類プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、フェルール搬送装置、フェルール分類装置、フェルール搬送方法、フェルール搬送プログラム、及び記録媒体に関する。
従来から光ファイバの芯線の端面を正確に位置合わせしながら、光ファイバ同士を接続するための部材として、フェルールが用いられている。このフェルールは、その中心軸に沿って貫通孔が形成された円筒状部材であり、光ファイバの芯線を貫通孔内に挿通させた状態で例えば光コネクタ部品に装着される。従って、芯線の端面を正確に位置合わせしながら光ファイバ同士を接続するためには、フェルールの真円度やフェルールの外径に対する内径の同軸度(同芯度)等の精度が高いレベルで要求されている。
そのため、一般的にはフェルールを製造した後、これらフェルール1つずつについて、外形寸法測定や同軸度測定等を行って、製品としての良否判断や仕上がり精度毎に分類分け(レベル分け)がなされている。特に、フェルールの同軸度は、光ファイバの光学特性に影響を与えると共に、光ファイバコネクタとしての性能を決定する要素であるので、同軸度測定は重要な作業とされている。
従来、フェルールの同軸度を測定する装置として、下記特許文献1に記載されているものが知られている。
この装置によれば、複数の吸着部を有するアームを利用して、同軸度を測定する測定台上にフェルールを搬送し、且つ同軸度測定が終了したフェルールを測定台上から搬送できるので、スムーズにフェルールを交換しながら同軸度測定を行うことが可能とされる。従って、大量に生産されたフェルールの同軸度測定を効率良く行える。
特開平10−111124号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、アームを利用してフェルールの搬送を行う際、アームを往復移動操作、回転操作、旋回操作させる必要があり、アームを駆動する機構が複雑化するうえ、搬送効率が悪く、改善の余地があった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、簡便な構成でフェルールを、受け取り地点から処理地点、該処理地点から受け渡し地点まで効率良く搬送することができるフェルール搬送装置を提供することである。
さらには、フェール搬送装置を備えるフェルール分類装置、フェルール搬送方法、フェルール搬送プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明に係るフェルール搬送装置は、受け取り地点から処理地点を経て受け渡し地点に至る搬送経路に沿って延びる搬送用アームと、前記搬送用アームを前記搬送経路に沿って移動させるアーム移動機構と、前記搬送用アームに形成され、前記受け取り地点から前記処理地点まで前記フェルールを保持する第1保持部、及び前記処理地点を経て前記受け渡し地点まで前記フェルールを保持する第2保持部と、を備えることを特徴とするフェルール搬送装置。
本発明に係るフェルール搬送装置によれば、搬送経路に沿って延びる長尺な搬送用アームを具備しているので、受け取り地点におけるフェルールを第1保持部で保持し、且つ処理地点における処理済みのフェルールを第2保持部で保持することができる。
その後、搬送用アームを搬送経路に沿って受け取り地点から受け渡し地点に向かって移動させることで、第1保持部で保持した処理前のフェルールを処理地点に受け渡して供給することができると共に、第2保持部で保持した処理済みのフェルールを受け渡し地点に受け渡して供給することができる。
このように、1つの搬送用アームを搬送経路に沿って移動させるだけの簡便な動作で、受け取り地点から処理地点へのフェルールの搬送と、処理地点から受け渡し地点へのフェルールの搬送とを同時に行うことが可能である。従って、効率良くフェルールを搬送することができる。しかも、主に1つの搬送用アームで済むので、構成を簡略化し易いうえ、コストダウンを図り易い。
(2)上記本発明に係るフェルール搬送装置において、前記アーム移動機構の動作を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持した前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給すると共に、前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給した後、前記搬送用アームを前記受け渡し地点から前記受け取り地点に向かって移動させることが好ましい。
この場合には、搬送用アームを搬送経路に沿って受け取り地点から受け渡し地点に向かって移動させることで、第1保持部で保持した処理前のフェルールを処理地点に受け渡して供給することができると共に、第2保持部で保持した処理済みのフェルールを受け渡し地点に受け渡して供給することができる。その後、搬送用アームを搬送経路に沿って受け渡し地点から受け取り地点に向かって移動させて、元の位置に復帰させることで、受け取り地点に待機している次のフェルールの搬送に備えることができる。
これ以降、上記工程を繰り返すことで、フェルールを受け取り地点から処理地点、該処理地点から受け渡し地点まで次々と搬送することができ、搬送効率をさらに向上できる。
(3)上記本発明に係るフェルール搬送装置において、前記アーム移動機構は、前記搬送用アームを昇降させる昇降機構を備え、前記制御部は、前記受け取り地点で前記搬送用アームを上昇させて、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持した前記フェルールを持ち上げさせた後、前記搬送用アームを前記受け渡し地点に向かって移動させ、且つその後に下降させて、保持した前記フェルールを前記処理地点及び前記受け渡し地点にそれぞれ供給させることが好ましい。
この場合には、受け取り地点及び処理地点で保持したフェルールを一旦持ち上げた後に、搬送用アームを受け取り地点から受け渡し地点に向かって移動させ、その後、下降させることで、フェルールを処理地点及び受け渡し地点にそれぞれ供給することができる。
特に、搬送用アームの上昇動作によりフェルールを持ち上げるように受け取ることができるうえ、搬送用アームの下降動作によりフェルールを載置するように受け渡すことができるので、フェルールに衝撃を与えることなく、該フェルールの受け渡しをスムーズ且つ安定に行うことができる。
(4)上記本発明に係るフェルール搬送装置において、前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記搬送用アームの上方に開口するように該搬送用アームに形成され、前記フェルールを収納する収納凹部を備えていることが好ましい。
この場合には、搬送用アームを上昇させることで、収納凹部内にフェルールを収納して受け取ることができ、また、搬送用アームを下降させることで、収納凹部内からフェルールを離脱させて受け渡すことが可能となる。特に、搬送用アームに収納凹部を形成するだけで第1保持部及び第2保持部を構成できるので、構成の簡略化をさらに図り易い。
(5)上記本発明に係るフェルール搬送装置において、前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記収納凹部の内面に形成され、該収納凹部内に収納された前記フェルールを吸引する吸引孔を備えていることが好ましい。
この場合には、収納凹部内に収納したフェルールを吸引できるので、フェルールを安定して収納凹部内で保持することができ、搬送中におけるフェルールの落下やがたつき等を防止でき、フェルールの搬送の信頼性を高めることができる。
(6)本発明に係るフェルール分類装置は、上記本発明に係るフェルール搬送装置と、複数の前記フェルールが収容される収容体を備え、該収容体から前記フェルールを1つずつ送り出すフェルール供給装置と、前記搬送用アームによって前記受け取り地点から前記処理地点に搬送され、該処理地点に供給された前記フェルールを撮像するフェルール撮像装置と、撮像終了後、前記搬送用アームによって前記処理地点から前記受け渡し地点まで搬送され、該受け渡し地点に供給された前記フェルールを回収すると共に、複数の収納体のうちのいずれかの収納体に収納させるフェルール回収装置と、を備え、前記制御部は、前記撮像手段による撮像画像に基づいて前記フェルールを複数の品質ランク毎に分類すると共に、同じ品質ランクの前記フェルールが同一の前記収納体に収納されるように前記フェルール回収装置を制御することを特徴とする。
本発明に係るフェルール分類装置によれば、フェルール供給装置が収容体からフェルールを1つずつ送り出すと、フェルール搬送装置がこのフェルールを受け取り地点で受け取った後、処理地点に搬送する。すると、フェルール撮像装置がこのフェルールを撮像して撮像画像を取得する。そして、この撮像が終了すると、フェルール搬送装置がフェルールを処理地点から受け渡し地点まで搬送すると共に、新たなフェルールを受け取り地点から処理地点に搬送する。このようにして、フェルールの撮像が繰り返し行われる。
一方、受け渡し受け地点までフェルールが搬送されると、フェルール回収装置がこのフェルールを回収する。そして、フェルール回収装置は、制御部からの指示に基づいて、このフェルールを品質ランクに対応した収納体に振り分けながら収納する。
これにより、複数の収納体には、それぞれ同じ品質ランクに分類されたフェルールが次々と収納される。このように、収容体に収容されている複数のフェルールを、最終的に品質ランク毎に分類しながら収納体に収納することができるので、使い易いうえ、高い付加価値を具備させることができる。
(7)本発明に係るフェルール搬送方法は、上記本発明に係るフェルール搬送装置を利用したフェルール搬送方法であって、前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持する保持工程と、該保持工程後、前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給し、且つ前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給する供給工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るフェルール搬送方法によれば、上述したフェルール搬送装置と同様の作用効果を奏効することができる。即ち、簡便な動作で、受け取り地点から処理地点、該処理地点から受け渡し地点までフェルールを効率良く搬送することができる。
(8)本発明に係るフェルール搬送プログラムは、上記本発明に係るフェルール搬送装置のコンピュータに、前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持する保持工程と、該保持工程後、前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給し、且つ前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給する供給工程と、を実行させることを特徴とする。
本発明に係るフェルール搬送プログラムによれば、フェルール搬送装置のコンピュータに、上記保持工程及び供給工程を確実に実行させることができるので、フェルールの搬送を効率良く行うことができる。
(9)本発明に係る記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記本発明に係るフェルール搬送プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
本発明に係る記録媒体によれば、例えばフェルール搬送装置のコンピュータに対してインストール等することで、上述したフェルールの搬送を確実に実行させることができる。特に、プログラムの流通等に好適に対応できる。
本発明によれば、簡便な構成及び動作で、受け取り地点から処理地点、該処理地点から受け渡し地点までフェルールを効率良く搬送することができる。
本発明に係るフェルール分類装置の実施形態を示す図であって、全体の簡略構成図である。 図1に示すフェルール分類装置の全体斜視図である。 フェルールの断面図である。 図1に示すフェルール分類装置を構成するフェルール供給装置における収容体の内部を見た図である。 図1に示すフェルール分類装置を構成する支持台の斜視図である。 図1に示すフェルール分類装置を構成するフェルール搬送装置の斜視図である。 図6に示すフェルール搬送装置の上面図である。 図6に示すフェルール搬送装置の側面図である。 図6に示すフェルール搬送装置における搬送用アームの斜視図である。 図8に示す状態から、搬送用アームを上昇させた状態を示す図である。 図10に示す状態から、搬送用アームを受け渡し地点側に移動させた状態を示す図である。 図11に示す状態から、搬送用アームを下降させた状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
<フェルール分類装置の構成>
図1及び図2に示すように、本実施形態のフェルール分類装置1は、複数のフェルールFを1つずつ撮像し、その撮像画像に基づいてフェルールFの同軸度測定(品質検査)を行うと共に、さらに該測定結果に基づいて品質ランク毎に分類しながら収納ボックス(本発明における収納体)40に収納する装置であって、フェルール供給装置2と、フェルール搬送装置3と、フェルール撮像装置4と、フェルール回収装置5と、図示しない床面上に設置され、上記各装置が設置されるベース台6と、上記各装置を総合的に制御する制御部7と、を備えている。
〔フェルール〕
はじめにフェルールFについて簡単に説明する。
図3に示すように、フェルールFは、中心軸Cに沿って図示しない光ファイバの芯線が挿通される貫通孔F1が形成された円筒状に形成されている。この貫通孔F1は、フェルールFの一方の端面F2における一部分が、他方の端面F3側から一方の端面F2側に向かうにしたがって漸次拡径する断面テーパ状に形成されている。
続いて、上記したフェルール分類装置1の各構成品について説明する。
本実施形態では、フェルール供給装置2、フェルール撮像装置4及びフェルール回収装置5について順次簡単に説明し、その後フェルール搬送装置3について詳細に説明する。
なお、本実施形態では、図1に示すように、ベース台6の上面(水平面)に対して垂直な方向を上下方向L1とし、ベース台6の上面において互いに直交する方向を前後方向L2及び左右方向L3とする。また、前後方向L2のうち、フェルール供給装置2における後述する収容体10の開口方向(矢印FW方向)を前方とし、その反対方向(矢印BA方向)を後方とする。
〔フェルール供給装置〕
上記フェルール供給装置2は、図1、図2及び図4に示すように、複数のフェルールFが収容される収容体10を備えており、該収容体10からフェルールFを1つずつ送り出す装置とされている。
収容体10は、上方に開口した有底筒状に形成されており、ベース台6の上面から上方に向かって起立した支柱部11によって支持されている。この際、収容体10は、ベース台6の上面に対して前方側に傾斜しており、その傾斜角度は任意の角度に調整可能とされている。
収容体10の内部には、該収容体10の中心軸線回りに回転可能とされた回転板12が該収容体10の底壁部10aに重なった状態で配設されている。この回転板12は、図示しない駆動源からの回転力を受けて一方向(図4に示す矢印方向)に回転する部材であり、外周縁部が収容体10の周壁部10bに摺接或いは近接する程度の直径に形成されている。また、図示の例では、回転板12は、外周縁部に向かうに従って厚みが漸次薄くなるように、その上面が下方に向けて漸次傾斜した断面テーパ状に形成されている。
回転板12の外周縁部には、収容体10の内部に収容された複数のフェルールFのうちの1つを入り込ませて収納し、この収納したフェルールFを回転板12の回転に伴って周方向に移動させる収納凹部12aが形成されている。なお、図示の例では、収納凹部12aは回転板12の周方向に間隔をあけて複数形成されている。
これにより、回転板12の回転によって、前方に傾斜した収容体10の底壁部10aにおける最上点側に向けて、フェルールFを次々と移動させることが可能とされる。
また、収容体10には、図4に示すように、回転板12の回転によって上記最上点まで移動されてきたフェルールFを該収容体10の外部に排出させる排出口13が形成されている。これにより、排出口13を通じて収容体10からフェルールFを1つずつ送り出すことが可能とされている。
ところで、図1及び図2に示すように、上記排出口13には排出チューブ14が接続されており、この排出チューブ14を通じてフェルールFは縦向き姿勢で1つずつ送り出される。排出チューブ14の終端部には、該排出チューブ14を経由して受け取った縦向き姿勢のフェルールFを、予め決まった横向き姿勢に姿勢変換した後、受け取り地点P1に供給する姿勢変換部20が連結されている。
上記姿勢変換部20は、縦向き姿勢のフェルールFの一方の端面F2が上方又は下方のいずれかに向いているかを検出する図示しない検出部と、該検出部による検出結果に基づいてフェルールFを90度正逆回転させて横向き姿勢にする回転部21と、横向き姿勢とされたフェルールFを受け取り地点P1に供給する供給ロッド22と、を備えている。
なお、回転部21は、検出部による検出結果に基づいてフェルールFを適宜90度正逆回転させることで、予め決まった横向き姿勢でフェルールFが受け取り地点P1に供給されるようにしている。
具体的には、フェルールFが支持台51上に支持された際に、該フェルールFの一方の端面F2側がライトユニット52側を向き、他方の端面F3側が撮像手段50側を向くように、フェルールFの姿勢を横向きにしている。
〔フェルール撮像装置〕
フェルール撮像装置4は、図1及び図2に示すように、フェルールFを撮像する撮像手段50と、撮像手段50の光軸OにフェルールFの中心軸Cを一致させた状態でフェルールFを支持する支持台51と、光軸O上であって支持台51を挟んで撮像手段50の反対側に配置され、光軸Oに沿ってフェルールFに照明光を照射するライトユニット(本発明における照明手段)52と、を備えている。
上記撮像手段50は、前後方向L2に沿って配置され、前方側にレンズ先端部55aが向いた長尺なレンズ鏡筒55と、該レンズ鏡筒55の基端部に配設された撮像素子56と、を備えている。
レンズ鏡筒55は、内部に図示しない複数の光学系(レンズ等)が内蔵されており、その光軸Oは前後方向L2に一致している。そして、このレンズ鏡筒55は、レンズ先端部55aから撮像した被写体の像を複数の光学系を利用して撮像素子56に結像させている。これにより、レンズ鏡筒55を介して支持台51上のフェルールFを撮像素子56により撮像することが可能とされる。
上記撮像素子56は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等であり、制御部7からの指示に基づいてフェルールFを撮像し、その撮像画像を制御部7に出力する。
なお、レンズ鏡筒55は、レンズ保持部材60によって保持されることで、ベース台6から上方に離間した状態で配置されている。
このレンズ保持部材60は、ベース台6の上面に防振台61を介して載置された板状の保持台62と、この保持台62上に板状の中間台63を介して立設された垂壁ブロック64と、この垂壁ブロック64の上端部に取り付けられ、レンズ鏡筒55を保持する保持ブロック65と、で主に構成されている。
上記防振台61は、例えば、所定の硬度及び減衰性能を具備するゴム板であり、ベース台6と保持台62との間に複数配置されている。保持ブロック65は、垂壁ブロック64の上端部に取り付けられた上面視C形状の固定ブロック66と、この固定ブロック66との間でレンズ鏡筒55を挟み込むように保持する2つの押さえブロック67と、を備えている。
固定ブロック66は、レンズ鏡筒55と同じ高さに位置し、且つレンズ鏡筒55から左右方向L3に離間した状態で該レンズ鏡筒55と平行に前後方向L2に延在しており、前後方向L2の中間部が垂壁ブロック64に取り付けられている。この固定ブロック66における前後方向L2の両端部は、レンズ鏡筒55側に向けて折り曲げられており、その端面にはレンズ鏡筒55の外径に対応した半円状の凹部が形成されている。
一方、押さえブロック67は、上述した固定ブロック66の両端部における端面に対してそれぞれ着脱自在とされ、その取付面にはレンズ鏡筒55の外径に対応した半円状の凹部が形成されている。
そのため、2つの押さえブロック67を固定ブロック66に対して例えば螺着等により取り付けることで、固定ブロック66と押さえブロック67との間でレンズ鏡筒55を挟み込んで保持することが可能とされる。
なお、レンズ鏡筒55は前後方向L2に間隔をあけた2箇所で保持されるので、がたつき等がなく安定して保持される。また、2つの押さえブロック67を固定ブロック66から取り外すことで、レンズ鏡筒55を取り外し、メンテナンスや交換等を行うことが可能となる。さらに、固定ブロック66には、撮像素子56を支持する撮像素子サポート68が取り付けられている。
上記支持台51は、フェルール搬送装置3における処理地点P3に配置されており、具体的には、保持台62上に立設された台座ブロック70を介してレンズ先端部55aの前方側に配置されている。
支持台51は、図1及び図5に示すように、前後方向L2に一定隙間をあけて対向する第1支持台51A及び第2支持台51Bで構成されている。これら第1支持台51A及び第2支持台51Bは、厚み方向が前後方向L2に一致するように形成された板片部材であり、レンズ先端部55a側に第1支持台51Aが位置し、該第1支持台51Aの前方側に第2支持台51Bが位置している。
第1支持台51A及び第2支持台51Bの上端縁は、それぞれ同じ高さに位置するように調整されており、これら上端縁にはそれぞれV字状の溝部75が形成されている。そして、これら両溝部75を利用してフェルールFを支持することが可能とされている。
具体的には、両溝部75内にフェルールFを収納した状態で、該フェルールFを第1支持台51A及び第2支持台51Bに架け渡すように支持することが可能とされている。これにより、フェルールFの中心軸Cを前後方向L2に一致させた状態で、該フェルールFを支持することが可能とされる。
しかも、レンズ鏡筒55における光軸Oと、支持台51上におけるフェルールFの中心軸Cとが一致するように(図1参照)、第1支持台51A及び第2支持台51Bの高さが調整されている。
なお、溝部75の形状としては、V字状に限定されるものではなく、フェルールFの形状に対応して半円形状等でも構わない。
図1及び図2に示すように、上記ライトユニット52は、上記照明光を照射する光源80を内蔵しており、ライト支持部材85を介して支持台51における第2支持台51Bよりもさらに前方側に配置されている。そして、このライトユニット52は、光源80から発せられた照明光を支持台51側に向けて照射可能とされている。
この際、光軸Oと同じ高さにライトユニット52が位置するように高さ調整されており、光軸Oに沿って照明光を支持台51側に照射することが可能とされている。
なお、上記光源80としては、特に限定されるものではないが例えばLED等を採用することが可能である。また、照明光としては平行光であることが好ましく例えばレーザ光等が好適である。また、ライト支持部材85は、支持台51を支持している台座ブロック70に連結されている。
また、本実施形態のフェルール撮像装置4は、図2に示すように、支持台51上に支持されたフェルールFを該支持台51との間で押さえ込みながら光軸O回りに回転させる回転押さえ込み手段120を備えている。
この回転押さえ込み手段120は、フェルールFを回転させる回転ベルト121と、該回転ベルト121を回転させる駆動プーリ122及び従動プーリ123が取り付けられ、上下動可能とされた上下動プレート124と、該上下動プレート124を所定のストロークの範囲内で上下動させて、支持台51上のフェルールFに対して回転ベルト121を上方から押し当てる上下動用シリンダ125と、を備えている。
上下動プレート124には、レンズ鏡筒55におけるレンズ先端部55aとの干渉を回避するための切欠き部124aが形成されており、該切欠き部124aは下方に開口している。そして、上下動プレート124は、切欠き部124a内にレンズ先端部55aを配置させた状態で、該レンズ先端部55aと略面一となる位置に配置されている。よって、上下動プレート124が所定のストローク内で上下動させられたとしても、レンズ先端部55aと該上下動プレート124との干渉が回避される。
上下動プレート124における支持台51側の前面には、切欠き部124aを間に挟んで左右方向L3に並ぶように、上記駆動プーリ122と従動プーリ123とが配置されている。駆動プーリ122は、上下動プレート124におけるレンズ鏡筒55側の後面に取り付けられた駆動モータ130の出力軸に連結されている。
つまり、駆動プーリ122は、駆動モータ130を介して上下動プレート124に取り付けられており、該駆動モータ130の駆動に伴って回転する。なお、駆動モータ130は、制御部7によって作動が制御されている。
一方、従動プーリ123は、駆動プーリ122と同じ高さに位置しており、図示しない軸部を介して上下動プレート124の前面に連結されていると共に、該軸部に回転可能に支持されている。
回転ベルト121は、無端ベルトであり、上記した駆動プーリ122と従動プーリ123との間に所定の張力で架け渡されるように両プーリ122、123に巻回されている。
これにより、回転ベルト121は駆動プーリ122の回転に伴って左右方向L3に移動させられ、支持台51上に支持されているフェルールFを溝部75内に収納したまま光軸O回りに回転させることが可能とされる。
上下動用シリンダ125は、例えばエアシリンダであり、上下動可能(上下方向L1に往復移動可能)な可動体131と、該可動体131を移動自在に支持すると共に、供給されたエアの圧力を利用して可動体131を上下動させるシリンダ本体132と、を備えており、全体で薄型の箱形状とされている。
シリンダ本体132は、可動体131を前方側に向けた状態で、保持台62に立設された垂直プレート133に取り付けられている。また、シリンダ本体132には、内部に所定圧のエアを供給する2つのエア供給継手109が取り付けられており、これら2つのエア供給継手109のいずれかから供給されたエアの圧力を利用して、可動体131を上下動させることが可能とされる。
即ち、一方のエア供給継手109からシリンダ本体132内にエアを供給することで、可動体131を上昇させ、他方のエア供給継手109からシリンダ本体132内にエアを供給することで、可動体131を下降させることが可能とされる。
なお、2つのエア供給継手109には、図示しないエアチューブが連結され、該エアチューブを通じて図示しないエア源からエアが供給される。
可動体131は、上下動プレート124の後面に取り付けられている。これにより、可動体131の上下動に伴って上下動プレート124を上下動させることができ、回転ベルト121を支持台51上のフェルールFに対して上方から押し当てたり、回転ベルト121を上方に退避させてフェルールFから離間させたりすることが可能とされる。
〔フェルール回収装置〕
フェルール回収装置5は、図1及び図2に示すように、後述する搬送用アーム160によって、処理地点P3に位置する支持台51から受け渡し地点P2まで搬送されてきたフェルールFを回収すると共に、5つの収納ボックス40のうちのいずれかの収納ボックス40に収納させる装置である。
このフェルール回収装置5は、回収シュータ41と、5つの収納ボックス40と、これら5つの収納ボックス40を移動させるボックス移動機構42と、を備えている。
回収シュータ41は、図6〜図8に示すように、ベース台6上に立設されたシュータ支持部材150の上端部に取り付けられ、左右方向L3に沿って配置されると共に、ベース台6の上面に対して傾斜した状態で配置されている。
具体的には、回収シュータ41の回収端部41aが排出端部41bよりも上方に位置するように傾斜している。このとき、回収シュータ41は、回収端部41aが上記受け渡し地点P2に位置するように配置されている。これにより、回収シュータ41は、搬送用アーム160によって受け渡し地点P2まで搬送されてきたフェルールFを回収端部41aで回収した後、傾斜を利用して該フェルールFを排出端部41bまで滑らすように搬送することが可能とされている。
上記回収シュータ41は、シュータ本体151と、該シュータ本体151に対して上方から接近離間可能に被せられたシャッター片152と、を備えている。
シュータ本体151は、上方に開口した断面C形状に形成された回収路であり、前後方向L2に沿った横幅はフェルールFの全長W(図3参照)よりも若干長く形成されている。また、シュータ本体151の回収端部41a側における底板には、搬送用アーム160を上下に通過させることが可能な切欠き部151aが形成されていると共に、該切欠き部151aを挟むように一対の受け取り爪部151bが上方に向けて突設されている。
これにより、切欠き部151aを通じて搬送用アーム160を下降させた際に、受け取り爪部151bを利用して搬送用アーム160からフェルールFを受け取ってシュータ本体151に回収することが可能とされる。
なお、回収されたフェルールFは、シュータ本体151の底板上を例えば転がりながら回収端部41a側に滑り落ちるように移動する。
シャッター片152は、シュータ本体151を上方から覆う板片であり、シュータ本体151の排出端部41b側において、該シュータ本体151の底板に向けて折曲されたストッパ片152aを有している。
そのため、このストッパ片152aを利用して、シュータ本体151の回収端部41a側に移動してきたフェルールFを一時的に停止させることが可能となる。
また、シャッター片152は、シュータ支持部材150に取り付けられたシャッター用シリンダ155によって昇降可能とされている。
シャッター用シリンダ155は、例えばエアシリンダであり、傾斜したシュータ本体151の底板に対して垂直な方向に沿って往復移動可能な可動ロッド156と、該可動ロッド156を移動自在に支持すると共に、供給されたエアの圧力を利用して可動ロッド156を往復移動させるシリンダ本体157と、を備えている。
シリンダ本体157は、可動ロッド156の先端部156aを斜め上方に向けた状態でシュータ支持部材150に取り付けられている。さらに、シリンダ本体157には、内部に所定圧のエアを供給する2つのエア供給継手109が取り付けられており、これら2つのエア供給継手109のいずれかから供給されたエアの圧力を利用して、可動ロッド156を往復移動させることが可能とされる。
即ち、一方のエア供給継手109からシリンダ本体157内にエアを供給することで、可動ロッド156の先端部156aを上昇させることができ、他方のエア供給継手109からシリンダ本体157内にエアを供給することで、可動ロッド156の先端部156aを下降させることが可能とされる。
なお、2つのエア供給継手109には、図示しないエアチューブが連結され、該エアチューブを通じて図示しないエア源からエアが供給される。
そして、上記可動ロッド156の先端部に、シャッター片152が取り付けられている。従って、可動ロッド156を上昇させることで、シャッター片152をシャッター本体から上方に離間させて、ストッパ片152aで停止されていたフェルールFを収納ボックス40に向けて落下させることが可能とされる。
5つの収納ボックス40は、図2に示すように、上方に開口した有底筒状の容器であり、回収シュータ41の排出端部41bよりも下方に配置され、且つ前後方向L2に一列に配置されている。
図示の例では、最も品質の優れたAランクのフェルールFが収納される第1収納ボックス40A(40)、その次に品質の優れたBランクのフェルールFが収納される第2収納ボックス40B(40)、その次に品質の優れたCランクのフェルールFが収納される第3収納ボックス40C(40)、その次に品質の優れたDランクのフェルールFが収納される第4収納ボックス40D(40)、その次に品質の優れたEランクのフェルールFが収納される第5収納ボックス40E(40)が、例えば前方側から後方側に向かって順に配置されている。
そして、これら5つの収納ボックス40は、ガイドレール43に沿って移動する移動体44上に取り付けられている。
ガイドレール43は、ベース台6の上面に固定されており、前後方向L2に沿って延在している。移動体44は、図示しない駆動機構によりガイドレール43に沿って前後方向L2に往復移動可能とされている。駆動機構は、制御部7からの指示に基づいて移動体44を適宜前後方向L2に移動させ、回収シュータ41における排出端部41bの真下にいずれかの収納ボックス40を配置させることが可能とされている。
これにより、同じ品質同士のフェルールFを各収納ボックス40に収納することが可能とされている。なお、ガイドレール43、移動体44及び駆動機構は、上記ボックス移動機構42として機能する。
〔フェルール搬送装置〕
フェルール搬送装置3は、図1、図2及び図6〜図8に示すように、姿勢変換部20から送り出されたフェルールFを受け取り地点P1で受け取った後に、処理地点P3に配置されているフェルール撮像装置4の支持台51上に搬送すると共に、撮像終了後、支持台51上からフェルールFを受け渡し地点P2まで搬送する装置であり、フェルールFを搬送する搬送用アーム160と、該搬送用アーム160を移動させるアーム移動機構161と、を備えている。
(搬送用アーム)
上記搬送用アーム160は、図6〜図8に示すように、受け取り地点P1と支持台51と受け渡し地点P2とを結ぶ方向である左右方向L3に沿って(受け取り地点P1から処理地点P3を経て受け渡し地点P2に至る搬送経路に沿って)延びた長尺な断面四角形状のアームとされている。
なお、受け取り地点P1と、処理地点P3に位置する支持台51と、受け渡し地点P2に位置する回収シュータ41の回収端部41aは、左右方向L3に沿って直線状に並ぶように配置されている。また、支持台51と受け取り地点P1との間の距離と、支持台51と受け渡し地点P2との間の距離は、ほぼ同距離とされている。
搬送用アーム160は、前後方向L2の横幅がフェルールFの全長W(図3参照)よりも小さく、且つ第1支持台51Aと第2支持台51Bとの間の隙間H(図5参照)よりも小さく設定されている。そして、搬送用アーム160は、基端部が受け取り地点P1よりも支持台51とは反対の左右方向L3外方に位置し、先端部が第1支持台51Aと第2支持台51Bとの間に位置するように、アーム移動機構161によって支持されている。
この搬送用アーム160には、図9に示すように、フェルールFを保持する第1保持部162及び第2保持部163が形成されている。第1保持部162は、基端部と先端部との間であって、受け取り地点P1に対応する位置に形成されている。第2保持部163は、支持台51に対応する先端部に形成されている。
これら第1保持部162及び第2保持部163は、搬送用アーム160の上方に開口するように、該搬送用アーム160の上面に形成され、フェルールFを収納する収納凹部164を備えている。図示の例では、収納凹部164は半円状に窪むように形成されている。但し、収納凹部164の形状は、この場合に限定されるものではなく、例えばV字状に窪むように形成されていても構わない。
また、上述したように搬送用アーム160の横幅は、フェルールFの全長Wよりも小さいので、第1保持部162及び第2保持部163における収納凹部164内にフェルールFを収納した際、フェルールFの両端部は突出した状態となる(図7参照)。
また、第1保持部162及び第2保持部163における収納凹部164の内面には、収納したフェルールFを吸引する吸引孔165が形成されている。この吸引孔165は、図8に示すように、搬送用アーム160の下面側に取り付けられた吸引用継手166に連通している。
吸引用継手166は、図示しない吸引チューブを介して図示しない吸引源に接続されている。これにより、吸引孔165を通じてフェルールFの吸引が可能とされている。なお、図9では吸引用継手166の図示を省略している。
(アーム移動機構)
上記アーム移動機構161は、図6〜図8に示すように、搬送用アーム160を左右方向L3に沿って移動させる移動用シリンダ170と、搬送用アーム160を上下方向L1に沿って昇降させる昇降用シリンダ(本発明における昇降機構)180と、を備えている。
昇降用シリンダ180は、例えばエアシリンダであり、昇降可能な可動体181と、該可動体181を移動自在に保持すると共に、供給されたエアの圧力を利用して可動体181を昇降させるシリンダ本体182と、を備え、全体で薄型の箱形状とされている。
シリンダ本体182は、可動体181を搬送用アーム160側に向けた状態で移動プレート183に取り付けられている。また、シリンダ本体182には、内部に所定圧のエアを供給する2つのエア供給継手109が取り付けられており、これら2つのエア供給継手109のいずれかから供給されたエアの圧力を利用して、可動体181を昇降させることが可能とされる。
即ち、一方のエア供給継手109からシリンダ本体182内にエアを供給することで、可動体181を上昇させ、他方のエア供給継手109からシリンダ本体182内にエアを供給することで、可動体181を下降させることが可能とされる。
なお、2つのエア供給継手109には、図示しないエアチューブが連結され、該エアチューブを通じて図示しないエア源からエアが供給される。
上記可動体181には、中継プレート184が取り付けられており、該中継プレート184の上端部に搬送用アーム160の基端部が取り付けられている。これにより、可動体181の昇降に伴って搬送用アーム160を上下に昇降させることが可能とされる。
移動用シリンダ170は、昇降用シリンダ180と同様に例えばエアシリンダであり、左右方向L3に移動可能な可動ロッド171と、該可動ロッド171を移動自在に支持すると共に、供給されたエアの圧力を利用して可動ロッド171を移動させるシリンダ本体172と、を備えている。
シリンダ本体172は、昇降用シリンダ180よりも前方側に配置されており、ベース台6に固定された直方体状の土台部173上にLアングル174を介して連結されている。また、シリンダ本体172には、内部に所定圧のエアを供給する2つのエア供給継手109が取り付けられており、これら2つのエア供給継手109のいずれかから供給されたエアの圧力を利用して、可動ロッド171を往復移動させることが可能とされる。
即ち、一方のエア供給継手109からシリンダ本体172内にエアを供給することで、可動ロッド171の先端部171aを受け渡し地点P2側に向けて移動させることができ、他方のエア供給継手109からシリンダ本体172内にエアを供給することで、可動ロッド171の先端部171aを受け取り地点P1側に向けて移動させることが可能とされる。
なお、2つのエア供給継手109には、図示しないエアチューブが連結され、該エアチューブを通じて図示しないエア源からエアが供給される。
上記可動ロッド171の先端部171aには、Lアングル175を介して上記移動プレート183が連結されている。そのため、可動ロッド171を左右方向L3に沿って移動させることで、昇降用シリンダ180ごと搬送用アーム160を左右方向L3に移動させることが可能とされている。
なお、上記土台部173の左右方向L3の両端部には、移動プレート183を左右方向L3から挟むように一対のショックアブソーバ176が取り付けられている。これにより、移動プレート183が左右方向L3に移動した際、該移動プレート183をショックアブソーバ176に接触させることが可能になる。このとき、ショックアブソーバ176は、移動プレート183の勢いを吸収して徐々に停止させる役割を担っており、搬送用アーム160が急停止してしまうことを抑制している。
ところで、先に説明した姿勢変換部20は、図6及び図7に示すように、搬送用アーム160を前後方向L2に跨ぐように配置されたブロック体25を備えている。
このブロック体25は、供給ロッド22によって受け取り地点P1に供給されてきたフェルールFの両端部を下方から支持する一対の受け部26を有している。これら一対の受け部26は、搬送用アーム160における第1保持部162を挟んで前後方向L2に並ぶように配置されている。これにより、受け取り地点P1に供給されたフェルールFは、両端部が一対の受け部26によって支持された状態で、第1保持部162における収納凹部164内に収納される。
なお、ブロック体25には、図示しない吸引源に接続された図示しない吸引チューブが接続される吸引用継手166が取り付けられており、一対の受け部26によって支持されたフェルールFの両端部を吸引保持することが可能とされている。
〔制御部〕
図2に示すように、制御部7は、例えば図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、各種インターフェース等に加え、後述する記録媒体7aを有しており、CPUが記録媒体7aに記録される各種プログラムを適宜実行することで、上記した各種構成品を総合的に制御してフェルールFの分類作業を行わせる。
特に、制御部7はフェルール搬送装置3については、その動作の一例として、例えばCPUが記録媒体7aに記憶されている本発明におけるフェルール搬送プログラムを読み出し実行することにより、後述する本発明における保持工程、供給工程及び復帰工程を実行している。
なお、フェルール搬送プログラムとは、フェルール搬送装置3に、受け取り位置に供給されてきたフェルールFを処理地点P3に位置する支持台51上に搬送すると共に、撮像終了後、支持台51上のフェルールFを受け渡し地点P2に搬送させる工程を実行するためのプログラムである。このフェルール搬送プログラムは、コンピュータ読み取り可能な上記記録媒体7aに記録されている。
なお、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMや半導体メモリ等の可搬媒体であり、ドライブ装置(例えば、CD−ROMドライブ装置等)やインターフェース(例えば、USBインターフェース等)を介して読み込まれるものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、上記可搬媒体に限られず、コンピュータシステム(OSや周辺機器等のハードウェアを含むものをいう)に内蔵されるハードディスク等の記憶部であっても良い。
更に、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。
また、本実施形態の制御部7は、撮像素子56から送られてきたフェルールFの撮像画像に基づいて同軸度を測定し、さらにこの測定結果に基づいてフェルールFの品質をAランク〜Eランクの5段階に判別する判別部7bを備えている。そして、制御部7は、判別された品質ランクに応じた収納ボックス40が回収シュータ41の真下に位置するようにフェルール回収装置5を制御する。これにより、フェルールFを品質ランクに対応した収納ボックス40内に収納することが可能とされる。
<フェルール分類装置の作用>
次に、上述したように構成されたフェルール分類装置1の作用について説明する。
本実施形態では、収容体10の内部に収容されているフェルールFが品質ランク毎に分類され、品質ランクに応じた収納ボックス40内に収納されるまでの全体の流れを説明しながら、特に搬送に関連する作用を詳細に説明する。
まず、事前準備として、作業者は図2に示すように収容体10の内部に複数のフェルールFを投入し、図示しない蓋体を収容体10に被せて内部に塵埃等が混入することを防止しておく。なお、投入された複数のフェルールFは、ベース台6の上面に対して傾斜された収容体10の最下点側に片寄った状態で集合され、そのうちの1つが収納凹部12a内に収納される。
また、5つの収納ボックス40内にフェルールFが収納されていないこと、フェルール搬送装置3における搬送用アーム160の第1保持部162が受け取り地点P1に位置していること、上下動プレート124が最上昇位置に位置して回転ベルト121が支持台51の上方に大きく離間して待機していること等を確認して、事前準備が終了する。
これら事前準備終了後、作業者は制御部7を作動させる。すると、制御部7は各構成品の作動を、記録媒体7aに記録された各種プログラムに基づいて開始する。
まず、フェルール供給装置2において、図4に示すように収容体10の底壁部10aに配置されている回転板12を回転させる。これにより、収納凹部12a内に収納されたフェルールFを回転板12の回転に伴って移動させることができ、該フェルールFを複数のフェルールFの中から1つだけ取り出した状態で上方に向けて移動させることができる。
この際、残りのフェルールFが回転板12の回転に連られて上方に移動しようとするが、回転板12が傾斜しているので、重力を利用して該回転板12の上面に沿って滑り落とすことができる。よって、余計なフェルールFまでもが上方に移動してしまうことを防止できる。従って、収納凹部12a内に収納されたフェルールFだけを排出口13まで移動させることができる。
その結果、収納凹部12a内に収納されたフェルールFだけを1つずつ安定的且つ確実に一定の時間間隔で排出口13に移動させることができ、排出口13及び排出チューブ14を通じて姿勢変換部20に向けて送り出すことができる。
フェルール供給装置2から排出チューブ14を通じて1つずつ送り出されたフェルールFは、図1に示すように、縦向き姿勢で姿勢変換部20内に供給される。すると、フェルールFの一方の端面F2が上方又は下方のいずれかを向いているかを検出部が検出した後、回転部21が検出部による検出結果に基づいてフェルールFを適宜90度正逆回転させて、該フェルールFを毎回予め決められた横向き姿勢に姿勢変換する。そして、供給ロッド22が、この横向き姿勢とされたフェルールFを受け取り地点P1に例えば押し出すように移動させて供給する。
受け取り地点P1には、図7に示すように、フェルール搬送装置3における搬送用アーム160の第1保持部162が待機している。そのため、受け取り地点P1に供給されたフェルールFは、両端部が一対の受け部26に吸引保持された状態で、第1保持部162における収納凹部164内に収納されて保持される。しかも、吸引孔165による吸引により、収納凹部164内に収納されたフェルールFは吸引保持される。
そしてフェルールFが保持されると、制御部7がアーム移動機構161の昇降用シリンダ180を作動させて、搬送用アーム160を上昇させる。これにより、フェルールFは持ち上げられ、両端部が一対の受け部26から離間する。上昇後、制御部7はアーム移動機構161の移動用シリンダ170を作動させて、搬送用アーム160を受け渡し地点P2側に向かって移動させて、第1保持部162を支持台51の上方に位置させる。
続いて、制御部7はアーム移動機構161の昇降用シリンダ180を作動させて搬送用アーム160を下降させ、該搬送用アーム160を第1支持台51Aと第2支持台51Bとの間を通過させながら、第1保持部162で保持したフェルールFの両端部を両支持台51A、51Bの溝部75に収納するように受け渡す。これにより、図5に示すように、受け取り地点P1から支持台51へのフェルールFの搬送が完了する。
支持台51へのフェルールFの搬送が完了すると、制御部7はアーム移動機構161の移動用シリンダ170を作動させて、搬送用アーム160を同じ高さのまま受け取り地点P1側に移動させ、元の位置で一旦待機させる。これにより、搬送用アーム160の第1保持部162が受け取り地点P1に再度戻った状態となり、次のフェルールFに備える。なお、第2保持部163については、両支持台51A、51Bの溝部75よりも下方に待機された状態となる。
フェルールFが支持台51上にセットされると、フェルール撮像装置4がフェルールFの撮像を開始して撮像画像を取得する。
具体的には、回転押さえ込み手段120によりフェルールFを支持台51との間で押さえ込みながら光軸O回りに回転させ、その回転中に、図1に示すように、ライトユニット52から照射された照明光をバックにして撮像手段50によりフェルールFの撮像画像を複数枚取得する。
そして、フェルールFの撮像が終了すると、その取得した撮像画像は制御部7に出力される。すると、制御部7における判別部7bは、送られてきた撮像画像に基づいて同軸度を測定し、その測定結果に基づいてフェルールFの品質ランクをAランク〜Eランクの5段階に分類する。そして、制御部7は、この分類した品質ランクに対応した収納ボックス40が回収シュータ41における回収端部41aの真下に位置するように、ボックス移動機構42を制御する。
これにより、例えばフェルールFの品質ランクがCランクの場合であれば、図2に示すように、Cランク用の第3収納ボックス40C(40)を回収シュータ41における回収端部41aの真下にセットすることができる。
一方、フェルールFの撮像を行っている間、姿勢変換部20の供給ロッド22が次のフェルールFを受け取り地点P1に待機している搬送用アーム160の第1保持部162に供給している。これにより、第1保持部162は次のフェルールFを保持した状態とされている。
そして、フェルールFの撮像が終了すると、制御部7はアーム移動機構161の昇降用シリンダ180を作動させて、搬送用アーム160を上昇させる。これにより、図10に示すように、第1保持部162で保持されたフェルールFを受け取り地点P1から上昇させると共に、支持台51上のフェルールFを第2保持部163における収納凹部164内に収納して保持した後、上昇させることができる(本発明における保持工程)。
続いて、制御部7はアーム移動機構161の移動用シリンダ170を作動させて、図11に示すように、搬送用アーム160を受け渡し地点P2側に向かって移動させて、第1保持部162を支持台51の上方に位置させると共に、第2保持部163を受け渡し地点P2に位置する回収シュータ41の回収端部41aの上方に位置させる。
詳細には、搬送用アーム160の第2保持部163を、シュータ本体151とシャッター片152との間に挿入し、シュータ本体151の回収端部41a側に形成された切欠き部151aの上方に位置させる。
続いて、制御部7はアーム移動機構161の昇降用シリンダ180を作動させて、搬送用アーム160を下降させる。これにより、図12に示すように、上述したように第1保持部162で保持したフェルールF(これから撮像を行うフェルールF)を両支持台51A、51Bの溝部75に収納するように受け渡すことができると共に、第2保持部163で保持したフェルールF(撮像が完了したフェルールF)を回収シュータ41に受け渡すことができる(本発明における供給工程)。
特に、搬送用アーム160の先端部は、シュータ本体151における切欠き部151aを通過しながら下降するので、第2保持部163で保持されたフェルールFは、一対の受け取り爪部151bによってシュータ本体151側に受け取られる。
このように、1つの搬送用アーム160で、受け取り地点P1から支持台51へのフェルールFの搬送と、支持台51から受け渡し地点P2に位置する回収シュータ41へのフェルールFの搬送と、を同時に行うことができる。
また、上記搬送が完了すると、制御部7はアーム移動機構161の移動用シリンダ170を作動させて、搬送用アーム160を同じ高さのまま受け取り地点P1側に移動させ、元の位置で一旦待機させる(本発明における復帰工程)。
これにより、搬送用アーム160の第1保持部162及び第2保持部163が、受け取り地点P1及び支持台51にそれぞれ再度戻った状態となり、次のフェルールFに備える。これ以降、上記搬送が繰り返し行われる。
また、シュータ本体151に受け渡されたフェルールFは、排出端部41b側に向けてシュータ本体151を滑り落ちるように移動し、シャッター片152におけるストッパ片152aにあたって停止する。ここで、制御部7は、所定の収納ボックス40が確実に待機していることを受けて、シャッター用シリンダ155を作動させてシャッター片152を上昇させる。これにより、ストッパ片152aで停止されていたフェルールFを落下させることができ、真下に待機している、品質ランクに対応した収納ボックス40内に収納することができる。
以上説明したように、本実施形態のフェルール分類装置1によれば、複数のフェルールFを1つずつ撮像し、その撮像画像からフェルールFの同軸度測定(品質検査)を行って、品質ランク毎に分類しながら専用の収納ボックス40に収納することができる。
これにより、作業者は、同じ品質のフェルールFを容易に集めることができ、品質ランクに応じたフェルールFの使い分けを行うことができる。従って、使い易く利便性に優れているうえ、高い付加価値を具備させることができる。
特に、本実施形態のフェルール搬送装置3によれば、さらに以下の作用効果を奏功することができる。
即ち、1つの搬送用アーム160を移動させるだけの簡便な動作で、受け取り地点P1から支持台51へのフェルールFの搬送と、支持台51から受け渡し地点P2へのフェルールFの搬送とを同時に行うことが可能である。従って、効率良くフェルールFを搬送することができる。しかも、1つの搬送用アーム160で済むので、構成を簡略化し易いうえ、コストダウンを図り易い。
また、搬送用アーム160に収納凹部164を形成するだけで、第1保持部162及び第2保持部163を構成できるので、この点においても構成の簡略化を図ることができる。
加えて、搬送用アーム160の上昇操作によりフェルールFを持ち上げるように受け取ることができるうえ、搬送用アーム160の下降動作によりフェルールFを載置するように受け渡すことができるので、フェルールFの受け渡しをスムーズ且つ安定に行うことができる。
また、第1保持部162及び第2保持部163における収納凹部164内に収納されたフェルールFを、吸引によって安定に保持できるので、搬送中に落下やがたつき等が生じることを防止でき、フェルールFの搬送の信頼性を高めることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態におけるフェルール分類装置1では、収納ボックス40を5つ具備し、フェルールFの品質ランクを5段階に分類した後に、いずれかの収納ボックス40内に収納したが、この場合に限定されるものではない。例えば、2〜4段階や、6段階以上に分類しても良い。その場合には、分類数に応じて、収納ボックス40を用意すれば良い。
また、フェルール供給装置2、フェルール搬送装置3やフェルール回収装置5は、一例であり、上述した構成に限定されるものではない。
また、上記実施形態におけるフェルール撮像装置4では、回転押さえ込み手段120を具備した構成としたが、この回転押さえ込み手段120は必須なものではなく、具備しなくても良い。
但し、具備することで、フェルールFを光軸O回りに回転させながら撮像画像を複数枚取得することができるので、例えば各撮像画像からフェルールFの中心点を算出し、これら算出した中心点の回転軌跡に基づいて、より高精度な同軸度測定を行うことが可能となる。この点において、具備することが好ましい。
また、上記実施形態におけるフェルール搬送装置3では、搬送用アーム160によりフェルールFを下方から持ち上げるように構成したが、この場合に限定されるものではなく、例えばフェルールFを上方から引き上げるように構成しても構わない。
P1…受け取り地点
P3…処理地点
P2…受け渡し地点
F…フェルール
1…フェルール分類装置
2…フェルール供給装置
3…フェルール搬送装置
4…フェルール撮像装置
5…フェルール回収装置
7…制御部
7a…記録媒体
10…収容体
40…収納ボックス(収納体)
160…搬送用アーム
161…アーム移動機構
162…第1保持部
163…第2保持部
164…収納凹部
165…吸引孔
180…昇降用シリンダ(昇降機構)

Claims (7)

  1. 受け取り地点から処理地点を経て受け渡し地点に至る搬送経路に沿って延びる搬送用アームと、
    前記搬送用アームを前記搬送経路に沿って移動させるアーム移動機構と、
    前記搬送用アームに形成され、前記受け取り地点から前記処理地点までフェルールを保持する第1保持部、及び前記処理地点を経て前記受け渡し地点まで前記フェルールを保持する第2保持部と、
    前記アーム移動機構の動作を制御する制御部を備えるフェルール搬送装置と、
    複数の前記フェルールが収容される収容体を備え、該収容体から前記フェルールを1つずつ送り出すフェルール供給装置と、
    前記搬送用アームによって前記受け取り地点から前記処理地点に搬送され、該処理地点に供給された前記フェルールを撮像するフェルール撮像装置と、
    撮像終了後、前記搬送用アームによって前記処理地点から前記受け渡し地点まで搬送され、該受け渡し地点に供給された前記フェルールを回収すると共に、複数の収納体のうちのいずれかの収納体に収納させるフェルール回収装置と、を備え、
    前記制御部は、
    前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持した前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、
    前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給すると共に、前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給した後、前記搬送用アームを前記受け渡し地点から前記受け取り地点に向かって移動させ、
    前記処理地点には、前記搬送用アームが通過するために、一定隙間をあけて対向する第1支持台及び第2支持台で構成される支持台が配置され、前記フェルールは、前記1支持台及び前記第2支持台に架け渡すように支持され、
    前記制御部は、
    前記撮像手段による撮像画像に基づいて前記フェルールを複数の品質ランク毎に分類すると共に、同じ品質ランクの前記フェルールが同一の前記収納体に収納されるように前記フェルール回収装置を制御することを特徴とするフェルール分類装置。
  2. 請求項1に記載のフェルール分類装置に含まれるフェルール搬送装置において、
    前記アーム移動機構は、前記搬送用アームを昇降させる昇降機構を備え、
    前記制御部は、前記受け取り地点で前記搬送用アームを上昇させて、前記第1保持部及び前記第2保持部で保持した前記フェルールを持ち上げさせた後、前記搬送用アームを前記受け渡し地点に向かって移動させ、且つその後に下降させて、保持した前記フェルールを前記処理地点及び前記受け渡し地点にそれぞれ供給させることを特徴とするフェルール分類装置。
  3. 請求項1又は2に記載のフェルール分類装置に含まれるフェルール搬送装置において、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記搬送用アームの上方に開口するように該搬送用アームに形成され、前記フェルールを収納する収納凹部を備えていることを特徴とするフェルール分類装置。
  4. 請求項3に記載のフェルール分類装置に含まれるフェルール搬送装置において、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記収納凹部の内面に形成され、該収納凹部内に収納された前記フェルールを吸引する吸引孔を備えていることを特徴とするフェルール分類装置。
  5. 請求項1に記載のフェルール分類装置を利用したフェルール分類方法であって、
    前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持する保持工程と、
    該保持工程後、前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給し、且つ前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給する供給工程と、
    前記撮像手段による撮像画像に基づいて前記フェルールを複数の品質ランク毎に分類すると共に、同じ品質ランクの前記フェルールが同一の前記収納体に収納する収納工程と、
    を備えていることを特徴とするフェルール分類方法。
  6. 請求項1に記載のフェルール分類装置のコンピュータに、
    前記受け取り地点の前記フェルールを前記第1保持部で保持し、且つ前記処理地点の前記フェルールを前記第2保持部で保持する保持工程と、
    該保持工程後、前記搬送用アームを前記受け取り地点から前記受け渡し地点に向かって移動させ、前記第1保持部で保持した前記フェルールを前記処理地点に供給し、且つ前記第2保持部で保持した前記フェルールを前記受け渡し地点に供給する供給工程と、
    前記撮像手段による撮像画像に基づいて前記フェルールを複数の品質ランク毎に分類すると共に、同じ品質ランクの前記フェルールが同一の前記収納体に収納する収納工程と、
    を実行させることを特徴とするフェルール分類プログラム。
  7. コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項6に記載のフェルール分類プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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