JP6128951B2 - ガイド装置 - Google Patents
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Description
このガイド装置には、先端部に付勢手段と可動部が設けられている。体内に挿入しているときは、可動部は体内の組織から押圧されるため変位しない。しかし、先端部が心膜腔内に進入すると組織からの押圧から解放されて、付勢手段が機能し、可動部が変位する。この変位を検出し、先端部が確実に心膜腔内に挿入されたことがわかる。
本発明の一態様は、長手方向に貫通する貫通孔を有するとともに、一端に尖端を有する筒状の穿刺針と、該穿刺針を長手方向に移動可能に収容し、前記穿刺針の尖端を出没させる先端開口を有する外筒部と、前記穿刺針の尖端を前記先端開口から外側に突出させた状態で、該穿刺針の前記外筒部に対する長手方向の移動を固定する一方、前記穿刺針の尖端に長手軸に交差する方向の力が作用した場合に固定状態を解除する係止手段とを備えるガイド装置を提供する。
このようにすることで、ストッパと係合片との係合が解除された時点で穿刺針が基端側に付勢されるので、尖端が心筋から外れた時点で、外筒部の先端開口から引っ込んだ位置まで移動させられる。尖端が露出しないことにより、外筒部を前進させても、心筋へのそれ以上の穿刺を確実に防止することができる。
このようにすることで、尖端に長手方向に交差する方向の力が作用した場合に、その力によって、樹脂により構成されている穿刺針の係合片よりも基端側部分が容易に変形され、係合片とストッパとの係合を容易に解除することができる。
このようにすることで、尖端が外筒部の先端開口の内側に引っ込んだ位置まで移動させられたときに、係合片を抜止部に突き当てて係止し、係合片とストッパとの係合が外れた後に穿刺針が外筒部に対して基端側に大きく抜き出されてしまうことを防止することができる。これにより、穿刺針の尖端の貫通孔の開口を外筒部の先端開口近傍に配置し、貫通孔を介したガイドワイヤの心膜腔内への導入を容易にすることができる。
このようにすることで、穿刺針に設けられたマーカの位置を確認することで、係合片と係止手段による固定状態が解除されたか否かを容易に確認することができる。
このようにすることで、尖端が心膜に到達する前においても、必要に応じて解除機構を作動させて係止手段による固定を解除することができ、外筒部に加えた力が穿刺針に伝達されることを防止することができる。
本実施形態に係るガイド装置1は、図1に示されるように、尖端2aを有する穿刺針2と、該穿刺針2を長手方向に移動可能に収容する外筒部3と、該外筒部3と穿刺針2との長手方向の移動を係止する係止手段4とを備えている。
ストッパ6a,6b,6cは、係合片5の先端側に向かう端面に突き当たる先端側ストッパ6a,6bと、係合片5の基端側に向かう端面に突き当たる基端側ストッパ6cとを備えている。
本実施形態に係るガイド装置1を用いてガイドワイヤAを心膜腔B内に導入するには、係合片5を先端側ストッパ6a,6bおよび基端側ストッパ6cの両方に係合させた状態とする。この状態では、図1に示されるように、穿刺針2の尖端2aが外筒部3の先端開口3aから外側に突出した状態となる。この状態で、先端開口3aから突出した穿刺針2の尖端2aを、剣状突起下部の体外から生体組織Cに穿刺し、穿刺針2による穿刺を進行させる方向の力を外筒部3に加えることにより、穿刺針2および外筒部3を生体組織C内で進行させていく。
しかしながら、この場合には、図4(c)に示されるように、心筋Dが収縮することにより、穿刺針2の尖端2aには矢印Gで示されるように尖端2aに長手軸に交差する方向への力が作用する。そして、この力は、先端開口3aを支点として係合片5の位置においては、基端側ストッパ6cの存在しない方向に係合片5を移動させる力に変換される。
そして、尖端2aが心筋Dから外れ、外筒部3の先端開口3a内に引っ込められることにより、貫通孔2bを介してガイドワイヤAを心膜腔B内に導入することが可能となる。
すなわち、図6に示されるように、穿刺針2に設けた突起状の係合片8aと、外筒部3の先端開口3aに設けた凹部状のストッパ8bとを設けるとともに、先端開口3aに破断線9aにより容易に破断する部分(径方向位置決め部材)9を設けておくことにしてもよい。
すなわち、例えば、図11(a)に示されるように、係合片5の凹部5a,5b,5cを周方向に略90°にわたって設け、外筒部3内において係合片5を長手軸回りに略90°回転できるようにしてもよい。そして、該凹部5b,5cの一端に基端側ストッパ6cを通過可能な切欠14を設けておけばよい。これにより、図11(b)に示されるように、係合片5を長手軸回りに90°回転させて、切欠14に基端側ストッパ6cを一致させるだけで、係止手段4による係止状態を容易に解除することができる。
また、本実施形態においては、穿刺針2として先端が湾曲したものを例示したが、これに限定されるものではなく、図13に示されるように直筒状の穿刺針2を採用してもよい。
2 穿刺針
2a 尖端
2b 貫通孔
3 外筒部
3a 先端開口
4 係止手段
5 係合片
5a,5b,5c 溝(解除機構)
6c 基端側ストッパ(ストッパ)
7 付勢手段
9 径方向位置決め部材
10 固定部材
11 操作部材
12 抜止部
13a,13b マーカ
14 切欠(解除機構)
Claims (9)
- 長手方向に貫通する貫通孔を有するとともに、一端に尖端を有する筒状の穿刺針と、
該穿刺針を長手方向に移動可能に収容し、前記穿刺針の尖端を出没させる先端開口を有する外筒部と、
前記穿刺針の尖端を前記先端開口から外側に突出させた状態で、該穿刺針の前記外筒部に対する長手方向の移動を固定する一方、前記穿刺針の尖端に長手軸に交差する方向の力が作用した場合に固定状態を解除する係止手段とを備えるガイド装置。 - 前記係止手段が、前記穿刺針の外面に半径方向外方に突出して設けられた係合片と、前記外筒部の内面に半径方向内方に突出して設けられ、前記係合片に、前記穿刺針の長手方向の基端側から突き当たって前記穿刺針の前記外筒部の基端側方向への移動を固定するストッパとを備え、
前記係合片およびストッパは、前記穿刺針が前記外筒部の径方向の略中央に配置されている状態で相互に係合し、前記穿刺針が前記外筒部の中央から径方向に移動させられることにより係合が解除される寸法に構成されている請求項1に記載のガイド装置。 - 前記穿刺針を前記外筒部に対して長手方向の基端側に付勢する付勢手段を備える請求項1または請求項2に記載のガイド装置。
- 前記係止手段が、前記穿刺針の外面に半径方向外方に突出して設けられた係合片と、前記外筒部の内面に半径方向内方に突出して設けられ、前記係合片に、前記穿刺針の長手方向の基端側から突き当たって前記穿刺針の前記外筒部の基端側方向への移動を固定するストッパと、前記係合片および前記ストッパを相互に係合する径方向位置に支持する径方向位置決め部材とを備え、
該径方向位置決め部材が、前記穿刺針にその長手方向に交差する方向に作用する力によって破断させられて、前記係合片と前記ストッパとの相互の係合状態を解除する請求項2に記載のガイド装置。 - 前記穿刺針の前記係合片よりも基端側部分が樹脂材料により構成されている請求項2から請求項4のいずれかに記載のガイド装置。
- 前記外筒部の内面に着脱可能に取り付けられ、前記穿刺針の尖端に長手軸に交差する方向の力の有無にかかわらず、前記係止手段による固定の解除を禁止する固定部材と、
該固定部材を外筒部の基端側から牽引して取り外すための操作部材とを備える請求項1から請求項5のいずれかに記載のガイド装置。 - 前記尖端が前記外筒部の先端開口の内側に引っ込んだ位置で前記係合片を突き当てて前記穿刺針の前記外筒部の基端側方向へのそれ以上の移動を係止する抜止部を備える請求項2から請求項6のいずれかに記載のガイド装置。
- 前記穿刺針に、前記外筒部に対する前記尖端の長手方向位置を示すマーカが設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載のガイド装置。
- 前記係止手段による固定を解除する解除機構を備える請求項1から請求項8のいずれかに記載のガイド装置。
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