JP6128514B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
<請求項1記載の発明>
吸収体と、この吸収体の表側及び裏側をそれぞれ覆う液透過性トップシート及び液不透過性シートと、表面の幅方向両側部にそれぞれ前後方向に沿って延在された立体ギャザーとを備えた、吸収性物品において;
前記立体ギャザーは;
吸収性物品の側部に固定された付根部分と、この付根部分から突出する突出部分と、この突出部分のうち前後端部にそれぞれ設けられ、倒伏状態で本体部の表面に対して固定された倒伏部と、前記突出部分のうち前後の前記倒伏部間に位置する非固定の自由部分と、前記自由部分における先端部及び前記付根部分の間であって、かつ前記自由部分における股間部を含む前後方向中間領域に、前後方向に沿って形成されたスリットと、を有するギャザーシートと;
前記自由部分の少なくとも前記スリットよりも先端側の部分に、前後方向に伸張した状態で固定されたギャザー弾性伸縮部材と;
前記スリットの隙間が拡大縮小可能なように前記スリットを塞ぐカバーシートと;を有するものである、
ことを特徴とする吸収性物品。
本発明の立体ギャザーでは、自由部分における先端部及び付根部分の間であって、かつ自由部分における股間部を含む前後方向中間領域に、前後方向に沿って形成されたスリットが拡大縮小可能であるため、ギャザー弾性伸縮部材の収縮力により立体ギャザーが立ち上がる際、自由部分における股間部を含む前後方向中間領域において、スリットよりも先端側の部分がスリットよりも基端側の部分から分離して、スリットの前後両側よりも大幅に高く持ち上がる。このとき、スリットは常にカバーシートにより塞がれているから、立体ギャザーの一体性は保たれ、漏れにつながるような孔は形成されることはない。よって、例えば吸収後の重量増により股間部が前後両側よりもずり落ちたときにも、しっかりとこれに追従して、立体ギャザーにおける股間部を含む前後方向中間部がその前後両側よりも大幅に高く立ち上がり、身体表面との間に隙間が形成することが防止される。
前記スリットよりも先端側の部分は、先端側が前記カバーシートに接合された接合部とされ、基端側はカバーシートに固定されていない非固定部とされている、請求項1記載の吸収性物品。
このような非固定部を設けることにより、立体ギャザーが立ち上がったときに、スリットよりも先端側の部分における非固定部がカエシとして突出し、排泄物がカバーシートの内面に沿って上昇する排泄物がこのカエシにより移動を阻止される。よって、漏れ防止効果がより一層のものとなる。
前記スリットを複数本平行に設け、これらスリットを個別又は一体的な前記カバーシートでそれぞれ塞ぐとともに、これらスリット間のギャザーシートにも前記ギャザー弾性伸縮部材を設けた、請求項1又は2記載の吸収性物品。
このように、スリットを複数として、スリット間のギャザーシートにもギャザー弾性伸縮部材を設けると、先端部のギャザー弾性伸縮部材を有する部分、スリット間のギャザー弾性伸縮部材を有する部分がともに身体表面に接触し、二段階の漏れ防止壁が形成され、漏れ防止効果がより一層のものとなる。また、立体ギャザーの高さ方向中間部の弛みが少なくなる等の利点がもたらされる。
前記カバーシートが、前記液不透過性シートの側部と重なる位置から前記立体ギャザーの先端部の外面まで、ギャザーシートの外側を被覆している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
このように立体ギャザーの外面側をカバーシートで被覆することにより、排泄物の滲出防止性能の一部又は全部をカバーシートに担わせることができ、その結果としてギャザーシートの素材を、滲出防止性が無い又は劣るものの肌触りが良い素材とする等、滲出防止性にとらわれずに選択することができるようになる。
外装シート20は適宜構成することができる。例えば外装シート20は、図4〜図6にも示されるように、上層不織布20A及び下層不織布20B(つまり、この形態では下層不織布が最外側不織布となる)からなる2層構造の不織布シートとされ、上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間、及び下層不織布20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材が配設され、伸縮性が付与されたものとすることができる。外装シート20の平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するために形成された凹状の脚回りライン29により、全体として擬似砂時計形状をなしている。
内装体10の裏面はその全体を外装シート20に固定する他、一部を非固定とするなど、その固定領域は適宜定めることができる。図3は固定領域の一例を示しており、おむつを展開した状態で、湾曲弾性部材26…、28…と縦方向との鋭角側交差角θが60°以下となる交差部分35(図3で二点鎖線で囲まれた点模様部分)のうち80%以上の縦方向範囲(図示例では全縦方向範囲)では、外装シート20と内装体10とが非固定とされ、これ以外の部分30,31,32において外装シート20と内装体10とがホットメルト接着剤等の接合手段により固定されている。これにより、湾曲弾性部材26…、28…の収縮力が内装体10の側部に殆ど又は全く加わらなくなり、その結果、湾曲弾性部材26…、28…と内装体10の両側部とが重なる領域においてもおむつの厚み及び硬さが周囲と同程度となり、内装体10の内面に横皺も発生し難くなる。なお、交差部分35のうち80%以上の縦方向範囲が固定部となる限り、図示例のように全体にわたり連続的に固定する形態だけでなく、交差部分のうちの一部を非固定としたり、また交差部分内で間欠的に固定したりすることも可能である。
図1及び図4にも示されるように、外装シート20の内面上に取り付けられた内装体10の前後端部をカバーし、且つ内装体10の前後縁からの漏れを防ぐために、前後押えシート20F,20Bが設けられている。図示形態について更に詳細に説明すると、前押えシート20Fは、前身頃F内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の前端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在しており、後押えシート20Bは、後身頃B内面のうちウエスト側端部の折り返し部分20Cの内面から内装体10の後端部と重なる位置まで幅方向全体にわたり延在している。前後押えシート20F,20Bの股下側縁部に幅方向の全体にわたり(中央部のみでも良い)若干の非接着部分を設けると、接着剤が食み出ないだけでなく、この部分をトップシートから若干浮かせて防漏壁として機能させることができる。
内装体10は、図5、図6に示すように、不織布などからなる液透過性トップシート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を有しており、トップシート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。
内装体10の両側部には脚周りにフィットする立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSはギャザーシート15により形成される。ギャザーシート15としては、図5及び図6に示されるように、折返しによって二層構造とされた不織布が好適に用いられる。より詳細には、この立体ギャザーBSにおけるギャザーシート15は、液透過性トップシート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在してホットメルト接着剤等によって接着された付根部分17と、この付根部分17からトップシート11上に突出する突出部分18と、この突出部分18のうち前後端部の内面にそれぞれ設けられ、倒伏状態でトップシート11表面に対して固定された倒伏部40と、突出部分18のうち前後の倒伏部40間に位置する非固定の自由部分19とを有している。倒伏部40の寸法は、立体ギャザーBSの前後方向長さの7〜15%程度とするのが好ましい。図示例の倒伏部40は、折り返されていないが、幅方向に一回又は複数回折り返した倒伏状態でトップシート11表面に対して固定されていても良い。
Claims (4)
- 吸収体と、この吸収体の表側及び裏側をそれぞれ覆う液透過性トップシート及び液不透過性シートと、表面の幅方向両側部にそれぞれ前後方向に沿って延在された立体ギャザーとを備えた、吸収性物品において;
前記立体ギャザーは;
本体部の表面に固定された付根部分と、この付根部分から突出する突出部分と、この突出部分のうち前後端部にそれぞれ設けられ、倒伏状態で本体部の表面に対して固定された倒伏部と、前記突出部分のうち前後の前記倒伏部間に位置する非固定の自由部分と、前記自由部分における先端部及び前記付根部分の間であって、かつ前記自由部分における股間部を含む前後方向中間領域に、前後方向に沿って形成されたスリットと、を有するギャザーシートと;
前記自由部分の少なくとも前記スリットよりも先端側の部分に、前後方向に伸張した状態で固定されたギャザー弾性伸縮部材と;
前記スリットの隙間が拡大縮小可能なように前記スリットを塞ぐカバーシートと;を有するものである、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 前記スリットよりも先端側の部分は、先端側が前記カバーシートに接合された接合部とされ、基端側はカバーシートに固定されていない非固定部とされている、請求項1記載の吸収性物品。
- 前記スリットを複数本平行に設け、これらスリットを個別又は一体的な前記カバーシートでそれぞれ塞ぐとともに、これらスリット間のギャザーシートにも前記ギャザー弾性伸縮部材を設けた、請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記カバーシートが、前記液不透過性シートの側部と重なる位置から前記立体ギャザーの先端部の外面まで、ギャザーシートの外側を被覆している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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JP2013021678A JP6128514B2 (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 吸収性物品 |
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JP2013021678A Active JP6128514B2 (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 吸収性物品 |
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JP5462047B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-04-02 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
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