JP6128484B2 - ドア枠 - Google Patents

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Description

本発明は、開きドアを設置するための開口を形成する一組のドア用縦枠を備えたドア枠に関する。
ドア枠は、左右のドア用縦枠の上端部をドア用上枠で連結して構成される。両ドア用縦枠のうち一方のドア用縦枠には、開きドアの回動側の端部に設けたラッチが係合するラッチ受け部を形成することが必要とされる。また、他方のドア用縦枠には、開きドアの吊り元側の端部と回動連結するための蝶番を取り付けることが必要とされる。
つまり、開きドアを施工するためには、ドア枠の施工に際し、一方のドア用縦枠の枠材表面にはラッチ受け具が設けられるラッチ受け穴を形成し、他方のドア用縦枠の枠材表面には蝶番を取り付けるための止め具貫通孔を形成しておく必要がある。
このように、ドア枠および開きドアの施工の際には、2種類の仕様の異なるドア用縦枠を工場または現場にて準備する必要があるため、従来では、そのような手間を解消するための提案が種々なされていた(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたドア用縦枠は、各ドア用縦枠が主たる部材である本体と、ラッチ受け部あるいは蝶番を設けるための表面加工材(カバー材)とより構成されたものである。本体は左右対称形状とされる一方、表面加工材はラッチ受け部あるいは蝶番の形成に応じて加工された形状となっている。
この2種の表面加工材は左右入れ替えて用いることできる形状であるため、右吊り元、左吊り元のいずれの開きドアにも対応させることができる。
特開2000−27538号公報
ところで、上記文献のものでは、ラッチ受け穴は本体に形成されておらず、表面加工材にのみ形成されている。つまり、表面加工材は、ラッチを受け入れるための所定の深さを必要とするラッチ受け穴に応じた、所定の厚みが必要とされる。
このように、表面加工材は所定の厚みを必要とするため、使用する材料に制約がかかる。また、表面加工材は開口側に配するため化粧を施さなければならないが、厚みのある表面加工材のすべてを化粧材だけで構成すれば材料費がかさむ。表面加工材を基材に化粧材を貼りつけて構成すれば、製造が煩雑となり、費用もかさむ。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、右吊り元、左吊り元のいずれの開きドアにも対応でき、かつ製造、施工コストを抑えられるドア枠を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のドア枠は、開きドアを設置するための開口を形成する一組のドア用縦枠を備えたドア枠であって、前記ドア用縦枠は、高さ中央にラッチ受け穴を有した本体と、該本体の前記開口側の枠材表面に取り付けられるカバー材とより構成され、一方の前記カバー材は、前記本体の前記ラッチ受け穴に対応する位置にラッチ貫通孔を有し、他方の前記カバー材は、前記ラッチ受け穴を隠す構造とされ、上下部に蝶番取り付け用凹部を有しており、本体の枠材表面側に、カバー材を取り付ける凹所が形成され、カバー材は、本体の前記枠材表面から側端面にいたるまでの隣り合う2面に対して取り付けられるように折曲形成されていることを特徴とする。
また、本発明においては、本体に前記カバー材を取り付けた際に、凹所の中央寄りの側壁側に戸当たり部材嵌合用の凹溝が形成される構成としてもよい。
さらに、上記目的を達成するために、本発明のドア枠は、開きドアを設置するための開口を形成する一組のドア用縦枠を備えたドア枠であって、ドア用縦枠は、高さ中央にラッチ受け穴を有した本体と、該本体の開口側の枠材表面に取り付けられるカバー材とより構成され、一方のカバー材は、本体のラッチ受け穴に対応する位置にラッチ貫通孔を有し、他方のカバー材は、ラッチ受け穴を隠す構造とされ、上下部に蝶番取り付け用凹部を有しており、本体の枠材表面側に、カバー材を取り付ける凹所が形成され、本体にカバー材を取り付けた際に、凹所の中央寄りの側壁側に戸当たり部材嵌合用の凹溝が形成されることを特徴とする。
さらに、本発明においては、蝶番取り付け用凹部は、前記カバー材の上下端より等距離に形成された構成としてもよい。
本発明のドア枠によれば、上述の構成としているため、右吊り元、左吊り元のいずれの開きドアにも対応でき、かつドア枠の製造、施工コストを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るドア枠に用いられるドア用縦枠(左)の説明図であり、(a)は分解正面図(枠材表面側)、(b)は(a)のA−A線に対応した分解断面図である。 同ドア枠に用いられるドア用縦枠(右)の説明図であり、(a)は分解正面図(枠材表面側)、(b)は(a)のB−B線に対応した分解断面図である。 ドア用縦枠の加工手順の説明図であり、(a)はラッチ受け用のドア用縦枠の図1(a)のA−A線に対応した断面図、(b)は蝶番取り付け用のドア用縦枠の図2(a)のC−C線に対応した断面図である。 ドア用縦枠の加工手順の説明図であり、蝶番取り付け用のドア用縦枠の図2(a)のB−B線に対応した断面図である。 同ドア枠の概略説明図であり、(a)は右吊り元としたドア枠の概略斜視図、(b)概略拡大分解斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るドア枠に用いられるカバー材の使用態様説明図であり、(a)は蝶番取り付け用の(他方の)カバー材を上下反転させた状態の正面図、(b)はラッチ受け用の(一方の)カバー材を上下反転させた状態の正面図である。 (a)〜(c)は、カバー材の他の形態を示す横断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
本実施形態のドア枠1は、図5(a)、(b)に示すように、左右一組のドア用縦枠2、2と、ドア用上枠3とを有してなる。ドア枠1は、壁面の開口部に、ドア用縦枠2、2と、ドア用上枠3とをいわゆる縦勝ちで連結して門形に組み立てられるものである。
ドア用縦枠2、2とドア用上枠3とにより形成された開口5には、回動式の開きドア7が設けられる。開きドア7のドア本体は左右のいずれかの端部が一方のドア用縦枠2にヒンジ結合される。本実施形態としては、ドア本体の右端部をヒンジ結合する右吊り元の開きドア7に対応したドア枠1について例示した。
ドア用縦枠2、2とドア用上枠3とを縦勝ちで連結するために、ドア用縦枠2、2には連結孔17、17が、ドア用上枠3には連結穴3a、3aが開設されている。なお、後述するように、ドア用縦枠2、2の本体11、11(図1等参照)は、左右(ラッチ側、吊り元側)共通の部材が一方を上下反転させた状態で用いられるが、出荷前にそれぞれに連結孔17、17を開設しておくことが、現場作業をするうえで望ましい。
また、ドア用縦枠2、2の開口側に配された面には、戸当たり部材26(図3(a)、(b)参照)を嵌合するための凹溝18が形成されている。
右側のドア用縦枠2には、ドア本体をヒンジ結合するための蝶番24(下側の蝶番は図5では不図示)が上下2箇所に取り付けられる。左側のドア用縦枠2には、ドア本体のラッチ(不図示)と係合するためのラッチ受け部16が形成される。
このような右吊り元の開きドア7に対応したドア枠1を施工するために、一組のドア用縦枠2、2は以下に説明するような構成となっている。なお、以下では左右を区別するために、左のドア用縦枠2を縦枠(左)10A、右のドア用縦枠2を縦枠(右)10Bと記述する。
本実施形態においては、縦枠(左)10Aは、本体11とラッチ受け用のカバー材12Lとを組み合わせて構成され、縦枠(右)10Bは、本体11と蝶番取り付け用のカバー材12Hとを組み合わせて構成される。
このようにカバー材12L、12Hは、ラッチ受け用、蝶番取り付け用の2種のものが、それぞれ専用部材として用いられる。それぞれのカバー部材12L、12Hは、図1の説明において詳述するように上下対称の形状であるため、開きドア7を右吊り元とするか、左吊り元とするかにより、天地を反転させて利用できる。
一方、本体11、11は、両部材が相互に左右対称であり、相互に鏡像関係となっている部材で構成すればよい。さらに、上下対称の形状でもあるため、左右間で天地を反転させて利用することができる。なお、上述したように、工場出荷時には連結孔17、17を開設して、左右それぞれに専用の部材として準備しておくことが望ましい。
図1は縦枠(左)10Aの説明図であり、図1(a)は縦枠(左)10Aの分解正面図(枠材表面13側)、図1(b)は図1(a)のA−A線に対応した分解断面図である。図2は縦枠(右)10Bの説明図であり、図2(a)は縦枠(右)10Bの分解正面図(枠材表面13側)、図2(b)は図2(a)のB−B線に対応した分解断面図である。
まず、ラッチ側のドア用縦枠2となる縦枠(左)10Aについて、図1(a)、(b)を参照して説明する。
縦枠(左)10Aは、図1(a)、(b)に示すように、本体11とラッチ受け用のカバー材12Lとを組み合わせてなる。
本体11は、木質材料の基材11aと、基材11aのおもに一方の面に貼りつけた化粧材11bとよりなる。本体11の見込み方向手前側には、高さ方向の全長にわたり切り欠かれた凹所11cが形成されている。化粧材11bは、凹所11cよりも見込み方向奥側の表面と、その面に隣り合う側端面と、その側端面に隣り合う裏面(図1(b)中の上側の面)の側端部とに連続するように形成されている。一部にのみ化粧材12が貼りつけられた裏面が枠材裏面14とされ、その反対面が枠材表面13とされる。
また、本体11の枠材裏面14の見込み方向手前側の端部には、カバー材12Lと嵌合するための嵌合部11dが高さ方向の全長に渡り形成されている。この嵌合部11dは、枠材表面13側の一部を凹所11cを形成するために切り取り、枠材裏面14側の一部を切り取ることで形成されている。
また、本体11の凹所11cの高さ方向の中央部にはラッチ受け穴11eが形成されている(図1(a)参照)。このラッチ受け穴11eは、図1(a)に示すように、上端、下端から等距離L1、L1の位置、つまり高さ方向の中央に配されている。また、本体11の上端の2箇所には、ドア用上枠3との連結孔17、17が形成されている。なお、本体11の枠材表面13側の見込み方向奥側の角部は面取り加工がなされている。
一方、ラッチ受け用のカバー材12Lは、本体11の化粧材12と同種の材料で形成されている。なお、カバー材12Lは本体11の化粧材12と同種の表面模様を有していれば、他の材料により形成されていてもよい。
また、カバー材12Lは、本体11の嵌合部11dに嵌合する形状となっている。つまり、カバー材12Lは、本体11の枠材表面13側に配される前片12a、本体11の側端面側に配される側端片12b、本体11の枠材裏面14側に配される後片12cが折曲して連なった形状とされ、それらにより嵌合凹所12dが形成されている。
カバー材12Lの前片12aにおける本体11のラッチ受け穴11eと合致する位置には、ラッチ貫通孔12eが形成されている。前片12aのラッチ貫通孔12eの開口周囲の面には、後述するラッチ受け具21の鍔部21bを収容するためのラッチ受け取付凹部12fが形成されている。また、前片12aの幅寸法は、本体11の凹所11c全体に嵌合するような寸法ではなく、後述する凹溝18(図3等参照)を形成するためにやや小さめの寸法となっている。なお、カバー材12Lの枠材表面13側の見込み方向手前側の角部は面取り加工がなされている。
本体11とカバー材12Lとは、図3(a)に示すように、カバー材12Lの嵌合凹所12dに本体11の嵌合部11dが隙間なく嵌合することで一体化する。
このように、カバー材12Lが、本体11の枠材表面13から側端面(嵌合部11dの先端)にいたるまでの、少なくとも隣り合う2面に対して取り付けられるように折曲形成されているので、見込み方向の位置合わせを確実に行える。特に、本実施形態のようにカバー材12Lが嵌合凹所12dを有した構造であるため、両部材をしっかりと一体化することができる。
両部材が一体となった状態では、前片12aが凹所11cの底面に密着するように配され、カバー材12Lのラッチ貫通孔12eと本体11のラッチ受け穴11eとが重合して、図3(a)に示すようなラッチ受け用穴部15が形成される。なお、本体11とカバー材12Lとは嵌合のみによらず、接着剤で固定することが望ましい。
また、本体11とカバー部材12Lとが一体化することにより、カバー材12Lの前片12aが本体11の枠材表面13側の凹所11cに配されて、図3(a)に示すような戸当たり部材用の凹溝18が形成される。この凹溝18は、前片12aの幅方向の寸法が凹所11cの幅寸法よりも十分に小さいため形成されるものであり、前片12aの見込み方向の先端(奥側の端部)と凹所11cの側壁11caとの間に形成される。
また、本体11とカバー材12Lとを一体化した後に、縦枠(左)10Aの枠材裏面14より錐を本体の連結孔に挿入して、カバー材12Lにも連結孔(貫通孔)を開設することが望ましい。また、本体11の凹所11cに設けた連結孔17を露出させるように、現場などでカバー材12Lの上端を切り欠いて本体11の連結孔17を露出させるようにしてもよい。この場合のカバー材12Lの切り欠きは、ドア用上枠3によって隠されるので美観上の問題はない。
ついで、吊り元側のドア用縦枠2となる縦枠(右)10Bについて図2(a)、(b)を参照して説明する。
縦枠(右)10Bは、図2(a)、(b)に示すように、本体11と蝶番取り付け用のカバー材12Hとを組み合わせてなる。
本体11は、縦枠(左)10Aに使用される本体11と左右対称の形状のものが用いられるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
一方、蝶番取り付け用のカバー材12Hは、ラッチ受け用のカバー材12Lと同一の材料で形成されているが、その形状が異なる。
すなわち、カバー材12Hの前片12aには、上下端より等距離L2、L2の位置に蝶番取り付け用凹部12gが形成されている。この蝶番取り付け用凹部12gの底面には、図例のような蝶番21を固定するためのビス取付孔12gaが開設されていることが望ましい。また、蝶番取り付け用凹部12gは貫通開口であってもよい。
また、カバー材12Hの本体11との嵌合構造については、縦枠(左)10Aの嵌合構造と同様であり、左右対称の関係となっている。つまり、カバー材12Hは、本体11の枠材表面13側に配される前片12a、本体11の端面側に配される側端片12b、本体11の枠材裏面14側に配される後片12cが折曲して連なった形状とされ、それらにより嵌合凹所12dが形成されている。
本体11とカバー部材12Hとは、図3(b)に示すように、カバー材12Hの嵌合凹所12dに本体11の嵌合部11dが隙間なく嵌合することで一体化する。なお、本体11とカバー材12Hとは嵌合のみによる固定によらず、接着剤で固定することが望ましい。
また、本体11とカバー材12とが一体化することにより、戸当たり部材嵌合用の凹溝18が形成されることについては、縦枠(左)10Aと同様である。
本体11とカバー材12Lとにより一体化した縦枠(左)10Aおよび本体11とカバー材12Hとにより一体化した縦枠(右)10Bには、図3および図4に示すように、さらなる種々の加工がなされる。
ラッチ側のドア用縦枠2となる縦枠(左)10Aについては、本体11とラッチ受け用のカバー材12Lの前片12aとが重なり合うことでできたラッチ受け用穴部15にラッチ受け具21が取り付けられて、ラッチ受け部16が形成される(図3(a)および図5(b)参照)。
ラッチ受け具21は、ラッチを受け入れる受け入れ開口21cを有した有底の四角筒部21aと、受け入れ開口21cの周囲に形成された鍔部21bとよりなる。ラッチ受け具21の取り付けにより四角筒部21aがラッチ受け用穴部15に嵌合し、鍔部21bがカバー材12Lの前片12aのラッチ受け取付凹部12fに嵌合する。なお、ラッチ受け具21はこのよう一体形状のものに限られず、複数部材よりなるものでもよい。
また、縦枠(左)10Aの戸当たり部材嵌合用の凹溝18には、嵌合凸部26aを有した戸当たり部材26が嵌合、装着される(図3(a)参照)。
吊り元側のドア用縦枠2となる縦枠(右)10Bについても、戸当たり部材嵌合用の凹溝18に、嵌合凸部26aを有した戸当たり部材26が嵌合、装着される(図3(b)参照)。なお、縦枠(右)10Bの本体11に設けたラッチ受け穴11eは、蝶番取り付け用のカバー材12Hの前片12aによって隠される(図3(b)参照)。
また、吊り元側のドア用縦枠2となる縦枠(右)10Bについては、上下2箇所に設けた蝶番取り付け用凹部12gに蝶番24が取り付けられて、ビス止めされる(図4参照)。
以上のように、右吊り元の開きドア7に対応して、縦枠(左)10Aにはラッチ受け用のカバー材12Lが用いられ、縦枠(右)10Bには蝶番取り付け用のカバー材12Hが用いてられているが、カバー材12L、12Hは左右を入れ替えても使用できる。
すなわち、図6(a)、(b)に示すように、両カバー材12L、12Hを、天地を反転させることで、上記実施形態において左に配置したラッチ受け用のカバー材12Lを右に配置し、右に配置した蝶番取り付け用のカバー材12Hを左に配置できる。こうして、ドア用縦枠2、2を左吊り元の開きドア7に対応させてドア枠1を施工することができる。
このように、ドア枠1は、その一構成部材である一組のカバー材12L、12Hのそれぞれがラッチ受け用、蝶番取り付け用の専用部材で構成され、天地を反転させて利用できる構成となっているため、右吊り元、左吊り元の開きドア7のいずれにも対応できる。
また、ラッチ受け用のドア用縦枠2は、本体11とカバー材12Lとを一体化することによりラッチ受け用穴部15が形成される構成であるため、カバー材12Lを基材と化粧材との組み合わせによらず、化粧材などを薄く形成した部材で形成することができる。よって、製造コストを抑えることができる。また、薄めの部材を本体11に嵌合するだけでドア用縦枠2を形成できるので、現場での作業を簡易に行うことができ、施工手間、施工コストも抑えることができる。
また、蝶番取り付け用のドア用縦枠2は、本体11のラッチ受け穴11eが蝶番取り付け用のカバー材12Hによって隠される構成であるため、ラッチ受け穴11eを設けた本体11によって美観を損なうことはない。
さらに、ドア用縦枠2、2は2部材の組み合わせにより形成されるが、本実施形態ではその継ぎ目が見えないため、美観を損なうことはない。特に、カバー材12L(12H)の前片12aの先端と、本体11の凹所11cとの継ぎ目は、戸当たり部材26の嵌合により効果的に隠される。
また、ドア用縦枠2を構成する1構成部材である本体11を左右(ラッチ側、吊り元側)共通の部材で構成できるため、部品点数を少なくでき、製造、管理コストの低減化を図ることができる。
つぎに、本体11、11とカバー部材12L、12Hの他の嵌合構造の例について、図7(a)〜(c)を参照して説明する。なお、これらの図では、嵌合構造が左右のドア用縦枠2、2間で同様であるため、左側のドア用縦枠2(縦枠(左)10A)のみについて例示した。なお、これらの図はラッチ受け用のドア用縦枠2を示したが、ラッチ受け用の形状については不図示とした。
図7(a)に示したものは、カバー材12Lを前片12aと側端片12bとで構成した例である。また、図7(b)に示したものは、カバー材12Lを平板状の前片12aのみで構成した例である。図7(c)に示したものは、本体11の凹所11cを両側壁11ca、11caを有する凹溝で構成し、カバー材12Lを平板状の前片12aのみで構成した例である。いずれのカバー材12Lも、本体11の枠材表面13に取り付けられるものである。
図7(a)の例では、カバー材12Lが、本体11の枠材表面13から側端面(嵌合部11dの先端)にいたるまでの隣り合う2面に対して取り付けられるように折曲形成されているので、見込み方向の位置合わせを確実にできる。よって、凹溝18を誤差のない寸法に形成することができる。
また、いずれの例も、接着剤などにより簡易に両部材を一体化することができる。特に、図7(b)の例では各部材の製造コストを安価にできる。また図7(c)の例では、カバー材12Lの位置合わせを簡単、確実にできる。さらに、図7の3例に示した例によれば、カバー材12L、12L、12Lは折れ曲がりのないあるいは少ない形状であるため、施工時などにおける部材の破損を防止することができる。
1 ドア枠
2 ドア用縦枠
3 ドア用上枠
5 開口
7 開きドア
10A 縦枠(左)
10B 縦枠(右)
11 本体
11e ラッチ受け穴
12L カバー材、ラッチ受け用のカバー材
12H カバー材、蝶番取り付け用のカバー材
12e ラッチ貫通孔
12f ラッチ受け取り付け凹部
12g 蝶番取り付け用凹部
13 枠材表面
14 枠材裏面
15 ラッチ受け用穴部
16 ラッチ受け部
18 戸当たり部材嵌合用の凹溝
24 蝶番
26 戸当たり部材

Claims (4)

  1. 開きドアを設置するための開口を形成する一組のドア用縦枠を備えたドア枠であって、
    前記ドア用縦枠は、高さ中央にラッチ受け穴を有した本体と、該本体の前記開口側の枠材表面に取り付けられるカバー材とより構成され、
    一方の前記カバー材は、前記本体の前記ラッチ受け穴に対応する位置にラッチ貫通孔を有し、他方の前記カバー材は、前記ラッチ受け穴を隠す構造とされ、上下部に蝶番取り付け用凹部を有しており、
    前記本体の前記枠材表面側に、前記カバー材を取り付ける凹所が形成され、
    前記カバー材は、前記本体の前記枠材表面から側端面にいたるまでの隣り合う2面に対して取り付けられるように折曲形成されていることを特徴とするドア枠。
  2. 請求項1において、
    前記本体に前記カバー材を取り付けた際に、前記凹所の中央寄りの側壁側に戸当たり部材嵌合用の凹溝が形成されることを特徴とするドア枠。
  3. 開きドアを設置するための開口を形成する一組のドア用縦枠を備えたドア枠であって、
    前記ドア用縦枠は、高さ中央にラッチ受け穴を有した本体と、該本体の前記開口側の枠材表面に取り付けられるカバー材とより構成され、
    一方の前記カバー材は、前記本体の前記ラッチ受け穴に対応する位置にラッチ貫通孔を有し、他方の前記カバー材は、前記ラッチ受け穴を隠す構造とされ、上下部に蝶番取り付け用凹部を有しており、
    前記本体の前記枠材表面側に、前記カバー材を取り付ける凹所が形成され、
    前記本体に前記カバー材を取り付けた際に、前記凹所の中央寄りの側壁側に戸当たり部材嵌合用の凹溝が形成されることを特徴とするドア枠。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記蝶番取り付け用凹部は、前記カバー材の上下端より等距離に形成されていることを特徴とするドア枠。
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