JP6128429B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ装置に関する。
従来のマッサージ装置は、体幹支持部、体幹施術部、体幹温熱部、および、操作部を有する。体幹施術部は、体幹支持部に配置される。体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有する。揉み腕は、体幹支持部に対して運動する。揉み玉は、揉み腕と結合されている。揉み玉は、揉み腕の運動に基づいてマッサージ対象部位をマッサージする。体幹温熱部は、体幹支持部に配置され、熱エネルギーを出力する。操作部は、マッサージ動作および体幹温熱部の出力等を変更するための操作ボタンを有する。
従来のマッサージ装置は、マッサージ動作の実行中において、体幹温熱部に熱エネルギーを出力させることにより、人の手によるマッサージに似た感覚を使用者に覚えさせることを意図している。なお、特許文献1は、従来のマッサージ装置の一例を開示している。
特開2012−170605号公報
本願発明者は、特許文献1のマッサージ装置が次の課題を有することを見出した。
特許文献1のマッサージ装置は、操作部によりマッサージモードが選択される待機期間において、体幹施術部の動作が停止する。体幹温熱部は、この待機期間において熱エネルギーを出力する。このため、体幹温熱部により消費される電力量が大きくなるおそれがある。
本発明は、以上の背景をもとに発明されたものであり、体幹温熱部により消費される電力量を小さくすることに貢献するマッサージ装置を提供することを目的とする。
本発明に従うマッサージ装置の一形態は、体幹支持部、体幹施術部、体幹温熱部、および、操作部を有し、前記体幹施術部は、前記体幹支持部に配置され、前記操作部は、前記体幹温熱部による熱エネルギーの出力量を変更する体幹温度変更部を有し、前記体幹温熱部は、前記体幹施術部に配置され、前記マッサージ装置の電源が投入されてから前記体幹施術部によるマッサージ動作が開始されるまでの期間において、前記体幹施術部によるマッサージ動作の実行中に出力する熱エネルギーよりも小さい熱エネルギーを自動的に出力し、前記体幹温度変更部の操作に反応しない
体幹温熱部は、体幹施術部の動作が停止しているとき、体幹施術部が動作しているときよりも小さい熱エネルギーを出力する。このため、マッサージ装置は、体幹温熱部により消費される電力量を小さくすることに貢献することができる。
本マッサージ装置は、体幹温熱部により消費される電力量を小さくすることに貢献することができる。
は、第1実施形態のマッサージ装置のモデル構成を示す。 は、第1実施形態のマッサージ装置のブロック構成を示す。 は、第1実施形態の操作部の正面構造を示す。 は、第1実施形態のマッサージ装置の動作に関するフローチャートを示す。 は、第1実施形態のマッサージ装置の動作に関するタイムチャートを示す。
前記マッサージ装置の一例によれば、前記体幹温熱部は、前記期間よりも前に実行された前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中における熱エネルギーの出力形態に基づいて、前記期間における熱エネルギーの出力形態を設定する
前記マッサージ装置の一例によれば、前記体幹温熱部は、前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中において熱エネルギーを出力していた場合、前記期間において前記体幹施術部によるマッサージ動作の実行中に出力する熱エネルギーよりも小さい熱エネルギーを出力する
前記マッサージ装置の一例によれば、前記体幹温熱部は、前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中において熱エネルギーを出力していない場合、前記期間において熱エネルギーを出力しない
前記マッサージ装置の一例によれば、前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、前記揉み腕は、前記体幹支持部に対して運動し、前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する前記揉み玉の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの位置変更範囲において変化し、前記位置変更範囲は、小突出領域および大突出領域を含み、前記小突出領域は、前記位置変更範囲において前記大突出領域よりも前記最小突出位置側に存在し、前記最小突出位置を含み、前記体幹施術部の動作が停止しているとき、前記揉み玉が存在する。
(第1実施形態)
図1は、マッサージ装置1の一形態を示している。
マッサージ装置1は、椅子型の形態を有する。マッサージ装置1は、本体部10、リクライニングブロック20、体幹マッサージブロック30、下肢マッサージブロック40、エアー供給部50、制御ブロック60、および、操作部70を有する。マッサージ装置1は、マッサージ装置1の側面視において、少なくとも前方向および後方向を規定する。前方向は、マッサージ装置1の後方側から前方側に向かう方向を示す。後方向は、マッサージ装置1の前方側から後方側に向かう方向を示す。
本体部10は、椅子の座部を形成している。本体部10は、マッサージ装置1の設置面に設置される。本体部10は、リクライニングブロック20の構成要素の一部、下肢マッサージブロック40の構成要素の一部、エアー供給部50、および、制御ブロック60の構成要素の一部を内蔵している。
リクライニングブロック20は、使用者100の姿勢を変化させるリクライニング機能を有する。リクライニングブロック20は、複数の構成要素を有する。リクライニングブロック20の複数の構成要素は、少なくとも、体幹支持部21、体幹側連結部22、および、支持部アクチュエーター23を含む。
体幹支持部21は、椅子の背もたれを形成している。体幹支持部21は、体幹側連結部22を介して本体部10の後方部分と連結されている。体幹支持部21は、体幹側連結部22を回転中心として本体部10に対して前方向および後方向に回転する。体幹支持部21の前方向の回転は、体幹支持部21の頂部が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。体幹支持部21の後方向の回転は、体幹支持部21の頂部が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
体幹側連結部22は、本体部10と体幹支持部21とを互いに連結している。体幹側連結部22は、本体部10に形成された回転構造、および、体幹支持部21に形成された回転構造の結合により構成されている。体幹側連結部22は、本体部10に対する体幹支持部21の回転運動を形成する。
支持部アクチュエーター23は、体幹支持部21を本体部10に対して回転させる力を体幹支持部21に入力する。支持部アクチュエーター23は、一例として、電気モーターを有する。
体幹マッサージブロック30は、主として、使用者100の背中、肩、および、腰をマッサージする背面マッサージ機能を有する。体幹マッサージブロック30は、複数の構成要素を有する。体幹マッサージブロック30の複数の構成要素は、少なくとも、駆動部31、駆動部アクチュエーター32、体幹施術部33、施術部連結部36、施術部アクチュエーター37、体幹温熱部38、および、複数の体幹エアーバッグ39を含む。体幹マッサージブロック30は、体幹施術部33および複数の体幹エアーバッグ39の少なくとも一方にマッサージ動作させることにより、使用者100のマッサージ対象部位をマッサージする。
駆動部31は、体幹支持部21の内部に配置されている。駆動部31は、体幹支持部21と結合されている。駆動部31は、高さ変位構造を有する。高さ変位構造は、体幹支持部21の高さ方向において、体幹支持部21に対して駆動部31を変位させる。駆動部31は、体幹支持部21に対する位置を変化させることにより、マッサージ対象部位を変化させる。
駆動部アクチュエーター32は、体幹支持部21の内部に配置されている。駆動部アクチュエーター32は、駆動部31と結合されている。駆動部アクチュエーター32は、駆動部31を体幹支持部21に対して変位させる力を駆動部31に入力する。駆動部アクチュエーター32は、一例として、電気モーターを有する。
体幹施術部33は、体幹支持部21の内部に配置されている。体幹施術部33は、揉み腕34および揉み玉35を有する。揉み腕34は、施術部連結部36を介して駆動部31と結合されている。揉み腕34は、揉み玉支持軸(図示略)を有する。揉み玉35は、揉み玉支持軸により支持されている。揉み玉35は、揉み玉支持軸に対して回転することができる。
体幹施術部33は、施術部連結部36を回転中心として体幹支持部21および駆動部31に対して前方向および後方向に回転する。体幹施術部33は、体幹支持部21および駆動部31に対して回転することにより、体幹支持部21および駆動部31に対する回転位置(以下、「施術部回転位置DM」)を変化させる。体幹施術部33の前方向の回転は、揉み玉35が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。体幹施術部33の後方向の回転は、揉み玉35が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
施術部連結部36は、駆動部31と揉み腕34とを互いに連結している。施術部連結部36は、駆動部31に形成された回転構造、および、揉み腕34に形成された回転構造の結合により構成されている。施術部連結部36は、体幹支持部21および駆動部31に対する揉み腕34の回転運動を形成する。
施術部連結部36は、前方回転規制構造および後方回転規制構造を有する。前方回転規制構造は、体幹施術部33が駆動部31に対して前方向に回転することができる限界の回転位置(以下、「前方限界位置DH」)を、機械的な構造により規定する。施術部連結部36の後方回転規制構造は、体幹施術部33が駆動部31に対して後方向に回転することができる限界の回転位置(以下、「後方限界位置DL」)を、機械的な構造により規定する。
施術部アクチュエーター37は、体幹施術部33を駆動部31に対して回転させる力を揉み腕34または施術部連結部36に入力する。施術部アクチュエーター37は、一例として、電気モーターを有する。
体幹温熱部38は、体幹施術部33と結合されている。体幹温熱部38は、揉み玉35と隣り合う箇所に配置されている。体幹温熱部38は、入力された電力を熱エネルギーに変換する。体幹温熱部38は、揉み玉35および使用者100に熱を付与する。体幹温熱部38は、回路部およびヒーター部(図示略)を有する。体幹温熱部38は、ヒーター部の一例として、PTCサーミスタを有する。回路部は、制御部61の駆動信号に基づいて、ヒーター部に電流を入力する。
複数の体幹エアーバッグ39の一部は、体幹支持部21における使用者100の腰と対応する部位に内蔵されている。複数の体幹エアーバッグ39の一部は、体幹支持部21における使用者100の肩と対応する部位に内蔵されている。各体幹エアーバッグ39は、エアー供給部50から送り込まれたエアーにより膨張する。なお、図1は、複数の体幹エアーバッグ39の一部を示している。
下肢マッサージブロック40は、使用者100の下肢をマッサージする機能を有する。下肢マッサージブロック40は、複数の構成要素を有する。下肢マッサージブロック40の複数の構成要素は、少なくとも、下肢支持部41、下肢側連結部42、支持部アクチュエーター43、および、複数の下肢エアーバッグ44を含む。
下肢支持部41は、オットマンの形態を有する。下肢支持部41は、下肢側連結部42を介して本体部10の前方部分と連結されている。下肢支持部41は、下肢側連結部42を回転中心として本体部10に対して前方向および後方向に回転する。下肢支持部41は、本体部10に対して回転することにより、本体部10に対する回転位置を変化させる。下肢支持部41の前方向の回転は、下肢支持部41の底部が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。下肢支持部41の後方向の回転運動は、下肢支持部41の底部が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
下肢側連結部42は、本体部10と下肢支持部41とを互いに連結している。下肢側連結部42は、本体部10に形成された回転構造、および、下肢支持部41に形成された回転構造の結合により構成されている。下肢側連結部42は、本体部10に対する下肢支持部41の回転運動を形成する。
下肢側連結部42は、前方回転規制構造および後方回転規制構造を有する。前方回転規制構造は、下肢支持部41が本体部10に対して前方向に回転することができる限界の回転位置を、機械的な構造により規定する。後方回転規制構造は、下肢支持部41が本体部10に対して後方向に回転することができる限界の回転位置を、機械的な構造により規定する。
支持部アクチュエーター43は、下肢支持部41を本体部10に対して回転させる力を下肢支持部41に入力する。支持部アクチュエーター43は、一例として、電気モーターを有する。
複数の下肢エアーバッグ44の一部は、下肢支持部41における右下腿と対応する部位に内蔵されている。複数の下肢エアーバッグ44の一部は、下肢支持部41における左下腿と対応する部位に内蔵されている。各下肢エアーバッグ44は、エアー供給部50から送り込まれたエアーにより膨張する。なお、図1は、複数の下肢エアーバッグ44の一部を示している。
エアー供給部50は、体幹エアーバッグ39および下肢エアーバッグ44に関するエアーの供給状態を制御する。エアー供給部50は、一例として、エアーポンプおよび流路制御弁(図示略)を有する。
エアー供給部50は、供給動作状態、保持動作状態、および、排出動作状態を有する。供給動作状態は、体幹エアーバッグ39および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方にエアーを供給する。保持動作状態は、体幹エアーバッグ39および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方の内部のエアーを保持する。排出動作状態は、体幹エアーバッグ39および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方からエアーを排出する。
制御ブロック60は、複数の構成要素の集合体として構成されている。制御ブロック60の複数の構成要素は、マッサージ装置1の制御に関する機能を有する。制御ブロック60の複数の構成要素は、少なくとも、制御部61、記憶部62、および、検知部63を含む。
制御部61は、少なくとも、支持部アクチュエーター23、駆動部アクチュエーター32、施術部アクチュエーター37、体幹温熱部38、支持部アクチュエーター43、および、エアー供給部50を制御する。制御部61は、参照信号に基づいて、制御対象に駆動信号を入力する。参照信号は、記憶部62に記憶されている情報を示す記憶情報信号、検知部63が出力する信号(以下、「温度検知信号ST」)、および、操作部70が出力する信号(以下、「操作信号SR」)の少なくとも1つを含む。
記憶部62は、予め記憶された情報、および、温度検知信号STに含まれる情報を記憶する。記憶部62は、記憶している情報を制御部61に出力する。予め記憶された情報は、主として、リクライニングブロック20、体幹マッサージブロック30、および、下肢マッサージブロック40の制御において制御部61が参照する情報を含む。
検知部63は、体幹施術部33と結合されている。検知部63は、揉み玉35と隣り合う箇所に配置されている。検知部63は、体幹温熱部38の温度(以下、「温熱部温度T」)に応じて変化する温度検知信号STを出力する。
操作部70は、ヒューマンマシンインターフェースの形態を有する。操作部70は、マッサージ装置1の動作を変更するために使用者100により操作される。操作部70は、使用者100の操作に応じた操作信号SRを制御部61に入力する。
図2は、マッサージ装置1のブロック構成を示している。
制御部61は、参照情報に基づいて、支持部アクチュエーター23に体幹用駆動信号EBを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、駆動部アクチュエーター32に駆動部駆動信号EDを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、施術部アクチュエーター37に施術部駆動信号EMを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、体幹温熱部38に温熱部駆動信号EHを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、支持部アクチュエーター43に下肢用駆動信号ELを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、エアー供給部50に供給部駆動信号EPを入力する。
支持部アクチュエーター23は、体幹用駆動信号EBに基づいて、体幹支持部21を前方向または後方向に回転させる。駆動部アクチュエーター32は、駆動部駆動信号EDに基づいて、駆動部31を体幹支持部21の高さ方向において変位させる。施術部アクチュエーター37は、施術部駆動信号EMに基づいて、体幹施術部33を前方向または後方向に回転させる。体幹温熱部38は、温熱部駆動信号EHに基づいて、熱エネルギーを出力する。支持部アクチュエーター43は、下肢用駆動信号ELに基づいて、下肢支持部41を前方向または後方向に回転させる。エアー供給部50は、供給部駆動信号EPに基づいて、下肢エアーバッグ44に関するエアーの供給状態を変化させる。
図1は、体幹マッサージブロック30の一動作状態を示している。
体幹マッサージブロック30は、駆動部31に対する体幹施術部33の回転運動により施術部回転位置DMを変化させる。体幹マッサージブロック30は、施術部回転位置DMの変化に応じて揉み玉35の突出位置Mを変化させる。突出位置Mは、体幹支持部21に対する揉み玉35の突出方向の位置を示す。
突出位置Mは、最小突出位置MLから最大突出位置MHまでの範囲(以下、「位置変更範囲R」)において変化する。最小突出位置MLは、施術部回転位置DMが後方限界位置DLを取るときの突出位置Mを示す。最大突出位置MHは、施術部回転位置DMが前方限界位置DHを取るときの突出位置Mを示す。揉み玉35の突出方向は、揉み玉35が使用者100に入力する力(以下、「体幹マッサージ力」)に対して影響を及ぼす方向を示す。体幹マッサージ力は、突出位置Mが最小突出位置MLから最大突出位置MHに近づくにつれて大きくなる。
体幹施術部33は、後方限界位置DLを取るとき、基準突出位置MBを最小突出位置MLに設定する。体幹施術部33は、前方限界位置DHを取るとき、基準突出位置MBを最大突出位置MHに設定する。
位置変更範囲Rは、複数の領域を有する。位置変更範囲Rの複数の領域は、一例として、小突出領域RL、中突出領域RM、および、大突出領域RHを含む。小突出領域RLは、位置変更範囲Rにおいて、複数の領域のうちの最も最小突出位置ML側に存在する領域を示す。小突出領域RLは、最小突出位置MLから小突出位置MLMまでの範囲に形成される。大突出領域RHは、位置変更範囲Rにおいて、複数の領域のうちの最も最大突出位置MH側に存在する領域を示す。大突出領域RHは、最大突出位置MHから大突出位置MHMまでの範囲に形成される。中突出領域RMは、小突出領域RLと大突出領域RHとの間に存在する領域を示す。中突出領域RMは、小突出位置MLMから大突出位置MHMまでの範囲に形成される。
図3は、操作部70の正面構造を示している。
操作部70は、複数の操作ボタンおよび表示部90を有する。操作部70は、複数の操作ボタンの少なくとも1つが操作されたとき、操作されたボタンに対応する情報を含む操作信号SRを制御部61に入力する。
操作部70は、複数の操作ボタンとして、電源設定部71、停止専用部72、第1モード選択部73、第2モード選択部74、第3モード選択部75、項目選択部76、および、項目決定部77を有する。操作部70は、複数の操作ボタンとしてさらに、体幹姿勢変更部78、下肢姿勢変更部79、体幹温度変更部80、施術強さ変更部81、および、膨張強さ変更部82を有する。
電源設定部71は、マッサージ装置1の電源をオンまたはオフする機能を有する。停止専用部72は、マッサージ装置1の電源を瞬時にオフする機能を有する。第1モード選択部73は、エアーストレッチ選択モードを選択する機能を有する。第2モード選択部74は、自動コース選択モードを選択する機能を有する。第3モード選択部75は、おこのみ選択モードを選択する機能を有する。項目選択部76は、表示部90に表示された項目を選択する機能を有する。項目決定部77は、表示部90における項目の選択を決定する機能を有する。
体幹姿勢変更部78は、体幹支持部21を前方向または後方向に回転させる機能を有する。下肢姿勢変更部79は、下肢支持部41を前方向または後方向に回転させる機能を有する。体幹温度変更部80は、温熱部温度Tを変更する機能を有する。施術強さ変更部81は、体幹マッサージ力を変更する機能を有する。膨張強さ変更部82は、体幹エアーバッグ39および下肢エアーバッグ44がマッサージ動作により使用者100に入力する力(以下、「膨張マッサージ力」)を変更する機能を有する。
表示部90は、施術情報表示部91、体幹温度表示部92、施術強さ表示部93、および、膨張強さ表示部94を有する。施術情報表示部91は、マッサージモード、マッサージ対象部位、および、手技等に関する項目を表示する。体幹温度表示部92は、温熱部温度Tのレベルを表示する。施術強さ表示部93は、体幹マッサージ力のレベルを表示する。膨張強さ表示部94は、膨張マッサージ力のレベルを表示する。
図4は、マッサージ装置1の動作に関するフローチャートを示している。
マッサージ装置1は、装置モードとして、少なくとも待機モード、設定モード、および、施術モードを有する。待機モードは、マッサージ装置1の電源が投入されていないモードを示す。設定モードは、マッサージ装置1の電源が投入され、かつ、マッサージ動作を実行していないモードを示す。施術モードは、マッサージ装置1の電源が投入され、かつ、マッサージ動作を実行しているモードを示す。
体幹マッサージブロック30は、待機モードおよび設定モードのとき、駆動しない。体幹マッサージブロック30は、施術モードのとき、操作部70の操作により選択された内容に応じて駆動または停止する。
下肢マッサージブロック40は、待機モードおよび設定モードのとき、駆動しない。下肢マッサージブロック40は、施術モードのとき、操作部70の操作により選択された内容に応じて駆動または停止する。
マッサージ装置1は、一例として、以下の詳細なモードを有する。
マッサージ装置1は、設定モードとして、動作選択モード、エアーストレッチ選択モード、自動コース選択モード、および、おこのみ選択モードを有する。なお、エアーストレッチ選択モード、および、おこのみ選択モードは、装置モードの移行形態に応じて、設定モードまたは施術モードを形成する。
マッサージ装置1は、施術モードとして、エアーストレッチ動作モード、自動コース動作モード、および、おこのみ動作モードを有する。マッサージ装置1は、施術モードとしてさらに、エアーストレッチ選択モード、および、おこのみ選択モードを有する。
装置モードは、待機モードにおいて電源設定部71が操作されたとき、動作選択モードに移行する。装置モードは、動作選択モードにおいて電源設定部71が操作されたとき、待機モードに移行する。装置モードは、全ての設定モードおよび全ての施術モードのいずれかのモードにおいて、停止専用部72が操作されたとき、待機モードに移行する。
動作選択モードは、エアーストレッチ選択モード、自動コース選択モード、または、おこのみ選択モードを操作部70において選択させるモードを示す。体幹マッサージブロック30および下肢マッサージブロック40は、動作選択モードが選択されているとき、停止している。
装置モードは、動作選択モードにおいて第1モード選択部73が操作されたとき、エアーストレッチ選択モードに移行する。装置モードは、エアーストレッチ選択モードにおいて第1モード選択部73が操作されたとき、動作選択モードに移行する。
エアーストレッチ選択モードは、エアーストレッチ動作モードの内容を操作部70において選択させるモードを示す。マッサージ装置1は、エアーストレッチ動作モードが実行されているとき、および、エアーストレッチ動作モードが実行されていないときのそれぞれにおいて、エアーストレッチ選択モードを選択することができる。
装置モードは、エアーストレッチ選択モードにおいて項目決定部77が操作されたとき、エアーストレッチ動作モードに移行する。装置モードは、エアーストレッチ動作モードにおいて第1モード選択部73が操作されたとき、エアーストレッチ選択モードに移行する。
エアーストレッチ動作モードは、エアーを用いたマッサージ動作、および、使用者100の身体をストレッチするマッサージ動作を行う。エアーストレッチ動作モードは、予め記憶されたプログラムに従いマッサージ動作を行う。記憶部62は、エアーストレッチ動作モードに対応する複数のプログラムを記憶している。エアーストレット動作モードは、一例として、体幹エアーバッグ39、下肢エアーバッグ44、および、下肢支持部41を駆動する。
エアーストレッチ選択モードは、装置モードが動作選択モードからエアーストレッチ選択モードに移行したとき、設定モードを形成する。エアーストレッチ選択モードは、装置モードがエアーストレッチ動作モードからエアーストレッチ選択モードに移行したとき、施術モードを形成する。マッサージ装置1は、エアーストレッチ選択モードが施術モードを形成しているとき、エアーストレッチ動作モードを継続して実行する。
装置モードは、動作選択モードにおいて第2モード選択部74が操作されたとき、自動コース選択モードに移行する。装置モードは、自動コース選択モードにおいて第2モード選択部74が操作されたとき、動作選択モードに移行する。
自動コース選択モードは、自動コース動作モードの内容を操作部70において選択させるモードを示す。マッサージ装置1は、自動コース動作モードが実行されていないとき、自動コース選択モードを選択することができる。
装置モードは、自動コース選択モードにおいて項目決定部77が操作されたとき、自動コース動作モードに移行する。装置モードは、自動コース動作モードにおいて第2モード選択部74が操作されたとき、自動コース選択モードに移行する。
自動コース動作モードは、規定の自動マッサージコースに従いマッサージ動作を行う。自動コース動作モードは、予め記憶されたプログラムに従いマッサージ動作を行う。記憶部62は、自動マッサージコースに対応する複数のプログラムを記憶している。自動コース動作モードは、体幹マッサージブロック30および下肢マッサージブロック40の少なくとも一方を駆動する。
自動コース選択モードは、装置モードが動作選択モードから自動コース選択モードに移行したとき、および、装置モードが自動コース動作モードから自動コース選択モードに移行したときのそれぞれにおいて、設定モードを形成する。このため、マッサージ装置1は、装置モードが自動コース動作モードから自動コース選択モードに移行したとき、自動コース動作モードを終了する。
装置モードは、動作選択モードにおいて第3モード選択部75が操作されたとき、おこのみ選択モードに移行する。装置モードは、おこのみ選択モードにおいて第3モード選択部75が操作されたとき、動作選択モードに移行する。
おこのみ選択モードは、おこのみ動作モードの内容を操作部70において選択させるモードを示す。マッサージ装置1は、おこのみ動作モードが実行されているとき、および、おこのみ動作モードが実行されていないときのそれぞれにおいて、おこのみ選択モードを選択することができる。
装置モードは、おこのみ選択モードにおいて項目決定部77が操作されたとき、おこのみ動作モードに移行する。装置モードは、おこのみ動作モードにおいて第3モード選択部75が操作されたとき、おこのみ選択モードに移行する。
おこのみ動作モードは、操作部70の操作により設定された内容に従いマッサージ動作を行う。記憶部62は、おこのみ動作モードを形成するための手技およびマッサージ対象部位に関する情報を記憶している。おこのみ動作モードは、体幹マッサージブロック30および下肢マッサージブロック40の少なくとも一方を駆動する。
おこのみ選択モードは、装置モードが動作選択モードからおこのみ選択モードに移行したとき、設定モードを形成する。おこのみ選択モードは、装置モードがおこのみ動作モードからおこのみ選択モードに移行したとき、施術モードを形成する。マッサージ装置1は、おこのみ選択モードが施術モードを形成しているとき、おこのみ動作モードを継続して実行する。
マッサージ装置1は、体幹温熱部制御を有する。体幹温熱部制御は、一例として、ソフトウェアの形態を有する。制御部61は、記憶部62に記憶されているプログラムを実行することにより、体幹温熱部制御を実行する。制御部61は、体幹温熱部制御を実行することにより、体幹温熱部38の出力を制御する。
体幹温熱部38は、熱エネルギーの出力形態を規定するモード(以下、「温熱モード」)を有する。温熱モードは、施術加熱モード、予備加熱モード、および、加熱停止モードを有する。体幹温熱部38の温熱モードは、体幹温熱部制御により変更される。
施術加熱モードは、温熱部温度Tを施術目標温度THに到達させるために必要な熱エネルギーを出力するモードを示す。施術加熱モードは、3つの温熱モードにおいて、単位時間あたりの熱エネルギーの出力量が最も大きい。施術加熱モードは、3つの温熱モードにおいて、消費する電力が最も大きい。
施術目標温度THは、体幹施術部33によるマッサージが行われる場合において、使用者100に好ましい温度を付与することを意図して設定されている。好ましい温度は、主として、人の手によりマッサージされている感覚を使用者100に覚えさせる側面から規定することができる。
予備加熱モードは、温熱部温度Tを予備加熱温度TLに到達させるために必要な熱エネルギーを出力する。予備加熱モードは、3つの温熱モードにおいて、単位時間あたりの熱エネルギーの出力量が2番目に大きい。予備加熱モードは、3つの温熱モードにおいて、消費する電力が2番目に大きい。
加熱停止モードは、熱エネルギーを出力しない。加熱停止モードは、電力を消費しない。このため、マッサージ装置1は、設定モードまたは施術モードを取る期間において、加熱停止モードが形成された時間が長くなるにつれて、消費される電力量が小さくなる。
制御部61は、各温熱モードにおいて以下の制御を行う。
制御部61は、温熱モードとして施術加熱モードを選択しているとき、体幹温熱部38の出力形態を制御することにより、温熱部温度Tを施術目標温度THまたはその付近の温度に維持する。制御部61は、検知部63の温度検知信号STおよび目標温度信号STHに基づいて、体幹温熱部38の出力形態を制御する。記憶部62は、施術目標温度THを示す施術目標温度情報を予め記憶している。記憶部62は、施術目標温度情報を含む目標温度信号STHを制御部61に出力する。
制御部61は、施術加熱モードにおける制御の一例として、体幹温熱部38の出力形態を次のとおり制御する。制御部61は、温熱部温度Tが施術目標温度TH未満の大きさを取ることが、温度検知信号STおよび目標温度信号STHの関係により示唆されるとき、体幹温熱部38に熱エネルギーを出力させる。制御部61は、温熱部温度Tが施術目標温度TH以上の大きさを取ることが、温度検知信号STおよび目標温度信号STHの関係により示唆されるとき、体幹温熱部38に熱エネルギーの出力を停止させる。
制御部61は、温熱モードとして予備加熱モードを選択しているとき、体幹温熱部38の出力形態を制御することにより、温熱部温度Tを予備加熱温度TLまたはその付近の温度に維持する。制御部61は、検知部63の温度検知信号STおよび予備温度信号STLに基づいて、体幹温熱部38の出力形態を制御する。記憶部62は、予備加熱温度TLを示す予備加熱温度情報を予め記憶している。記憶部62は、予備加熱温度情報を含む予備温度信号STLを制御部61に出力する。
制御部61は、予備加熱モードにおける制御の一例として、体幹温熱部38の出力形態を次のとおり制御する。制御部61は、温熱部温度Tが予備加熱温度TL未満の大きさを取ることが、温度検知信号STおよび予備温度信号STLの関係により示唆されるとき、体幹温熱部38に熱エネルギーを出力させる。制御部61は、温熱部温度Tが予備加熱温度TL以上の大きさを取ることが、温度検知信号STおよび予備温度信号STLの関係により示唆されるとき、体幹温熱部38に熱エネルギーの出力を停止させる。
制御部61は、装置モードに応じて以下のとおり温熱モードを選択する。
制御部61は、装置モードが施術モードを取るとき、体幹温度変更部80の操作に応じて温熱モードを変化させる。体幹温度変更部80は、押し込み操作される毎に出力開始信号SAおよび出力停止信号SBを交互に出力する。
制御部61は、装置モードが施術モードを取るとき、かつ、出力開始信号SAを受信したとき、温熱モードを施術加熱モードに変更する。制御部61は、装置モードが施術モードを取るとき、かつ、出力停止信号SBを受信したとき、温熱モードを加熱停止モードに変更する。
制御部61は、温熱モードの選択に応じて体幹温度表示部92の表示情報を変更する。制御部61は、温熱モードとして施術加熱モードを選択しているとき、施術加熱モードが選択されていることを示す情報を体幹温度表示部92に表示させ、温熱部温度Tに応じて温熱部温度Tのレベルの表示内容を変化させる。制御部61は、温熱モードとして施術加熱モードを選択していないとき、施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を体幹温度表示部92に表示させる。
制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、出力開始信号SAを受信しても温熱モードを施術加熱モードに変更しない。すなわち、制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、体幹温熱部38が施術加熱モードを形成することを禁止する。このため、体幹温熱部38は、装置モードが設定モードを取るとき、体幹温度変更部80の操作に反応しない。
体幹温熱部38は、施術加熱モードが選択されているとき、他の温熱モードが選択されているときよりも、消費する電力が大きい。一方、制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、施術加熱モードを選択しない。このため、マッサージ装置1の設定モードにおいて施術加熱モードが選択されると仮定した構成と比較して、体幹温熱部38により消費される電力量が小さくなる。
制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、温熱モードとして施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を体幹温度表示部92に表示させる。このため、体幹温度表示部92の表示情報は、体幹温度変更部80の操作および体幹温熱部38の動作の関係と整合する。
制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、最後の施術モードにおける体幹温熱部38の出力形態に基づいて、予備加熱モードまたは加熱停止モードを選択する。最後の施術モードは、設定モードが選択される直前に選択されていた施術モードを示す。記憶部62は、最後の施術モードにおいて選択された温熱モードに関する情報(以下、「温熱履歴情報」)を記憶している。記憶部62は、温熱履歴情報を含む温熱履歴信号SZを制御部61に出力する。
使用者100は、最後の施術モードにおいて施術加熱モードを選択していたとき、次の施術モードにおいても施術加熱モードを希望する可能性が高い。一方、使用者100は、最後の施術モードにおいて加熱停止モードを選択していたとき、次の施術モードにおいても加熱停止モードを希望する可能性が高い。なお、次の施術モードは、設定モードの後に開始される施術モードを示す。
温熱部温度Tは、装置モードが設定モードから施術モードに移行した後、速やかに施術目標温度THに到達することが好ましい。温熱部温度Tは、設定モードにおける温熱部温度Tと施術目標温度THとの差が小さくなるにつれて、設定モードから施術モードへの移動後において施術目標温度THに到達するまでの時間が短くなる。
このため、制御部61は、設定モードにおける温熱部温度Tと施術目標温度THとの差を小さくすることを意図して、最後の施術モードにおける温熱モードの内容に基づいて、以下のとおり温熱モードを制御する。
制御部61は、装置モードが設定モードを取り、かつ、温熱履歴信号SZが施術加熱モードを示すとき、温熱モードとして予備加熱モードを選択する。すなわち、温熱モードは、次の施術モードにおいても施術加熱モードが選択される可能性が高いとき、マッサージ装置1の設定モードにおいて予備加熱モードに設定される。
制御部61は、設定モードにおいて予備加熱モードを選択し、装置モードが設定モードから施術モードに移行したとき、予備加熱モードを継続して選択する。制御部61は、移行後の施術モードにおいて出力開始信号SAを受信したとき、温熱モードを予備加熱モードから施術加熱モードに変更する。制御部61は、施術モードへの移行後において、一定期間内に出力開始信号SAを受信しないとき、温熱モードを予備加熱モードから加熱停止モードに変更する。なお、制御部61は、別の一形態において、出力開始信号SAを受信するまで予備加熱モードを維持する。
制御部61は、装置モードが設定モードを取り、かつ、温熱履歴信号SZが加熱停止モードを示すとき、温熱モードとして加熱停止モードを選択する。すなわち、温熱モードは、次の施術モードにおいても加熱停止モードが選択される可能性が高いとき、マッサージ装置1の設定モードにおいて加熱停止モードに設定される。
一方、使用者100は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、体幹温度変更部80の操作により温熱モードを変更することができない。また、体幹温度表示部92は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を表示する。このため、使用者100は、マッサージ装置1の設定モードにおいて体幹温熱部38の熱を知覚した場合、体幹温度変更部80に対する操作の制限、および、体幹温度表示部92の表示情報と、体幹温熱部38の動作状態との関係に違和感を覚えることがある。
このため、予備加熱温度TLは、体幹温熱部38の熱が使用者100に違和感を覚えさせにくい水準に収められることを意図して設定されている。予備加熱温度TLは、この他に、次の2点を意図して設定されている。1つ目は、装置モードが設定モードから施術モードに移行したとき、温熱部温度Tが施術目標温度THに到達するまでの時間を短くすることを示す。2つ目は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、体幹温熱部38により消費される電力量が規定の電力量未満に収められることを示す。
制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、体幹温熱部38の制御に併せて体幹施術部33の突出位置Mを制御する。制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、突出位置Mを待機位置に保持する。待機位置は、小突出領域RL内に含まれる任意の突出位置Mを示す。制御部61は、待機位置の一例として、最小突出位置MLを選択する。すなわち、小突出領域RLは、体幹施術部33の動作が停止しているとき、揉み玉35が存在する。
図4は、装置モードおよび温熱モードの具体的な関係の一例を示している。
マッサージ装置1は、エアーストレッチ動作モード、自動コース動作モード、および、おこのみ動作モードのいずれかが実行されているとき、施術加熱モードの実行または停止を選択することができる。
温熱モードは、エアーストレッチ動作モード、自動コース動作モード、および、おこのみ動作モードのいずれかにおいて、体幹温度変更部80が操作されたとき、かつ、施術加熱モードを実行していないとき、施術加熱モードを開始する。
温熱モードは、エアーストレッチ動作モード、自動コース動作モード、および、おこのみ動作モードのいずれかにおいて、体幹温度変更部80が操作されたとき、かつ、施術加熱モードを実行しているとき、施術加熱モードを停止する。
図5は、マッサージ装置1の動作の一例を示している。
使用者100は、時刻t11において、電源設定部71を操作する。マッサージ装置1は、電源設定部71の操作により電源が投入される。装置モードは、待機モードから設定モードに移行する。体幹施術部33は、突出位置Mを待機位置に保持する。
使用者100は、時刻t12において、体幹温度変更部80を操作する。体幹温熱部38は、装置モードが設定モードを取るため、体幹温度変更部80の操作に反応しない。このため、体幹温熱部38は、加熱停止モードを維持する。体幹温度表示部92は、施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を表示する。
使用者100は、時刻t13において、操作部70の操作により施術モードの開始を指示する。マッサージ装置1は、操作部70の操作に基づいて、施術モードを開始する。体幹施術部33は、突出位置Mを施術モードの内容に応じた制御位置に変化させる。制御位置は、施術モードの内容に応じて位置変更範囲Rにおける任意の突出位置Mを取り得る。
使用者100は、時刻t14において、体幹温度変更部80を操作する。体幹温熱部38は、体幹温度変更部80の操作に基づいて、施術加熱モードを形成する。体幹温度表示部92は、施術加熱モードが選択されていることを示す情報を表示する。
使用者100は、時刻t15において、操作部70の操作により施術モードの終了を指示する。装置モードは、操作部70の操作に基づいて、施術モードから設定モードに移行する。体幹温熱部38は、最後の施術モードにおいて施術加熱モードが選択されていたことに基づいて、施術加熱モードから予備加熱モードに移行する。体幹施術部33は、突出位置Mを制御位置から待機位置に変化させる。体幹温度表示部92は、施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を表示する。
使用者100は、時刻t16において、操作部70の操作により施術モードの開始を指示する。マッサージ装置1は、操作部70の操作に基づいて、施術モードを開始する。体幹施術部33は、突出位置Mを施術モードの内容に応じた制御位置に変化させる。体幹温熱部38は、設定モードにおいて予備加熱モードを形成していたことに基づいて、予備加熱モードを継続する。
使用者100は、時刻t17において、体幹温度変更部80を操作する。体幹温熱部38は、体幹温度変更部80の操作に基づいて、施術加熱モードを形成する。体幹温度表示部92は、施術加熱モードが選択されていることを示す情報を表示する。温熱部温度Tは、予備加熱温度TLまたはその付近の温度から上昇しはじめる。このため、温熱部温度Tは、設定モードにおいて予備加熱モードが形成されていない場合と比較して、施術目標温度THに到達するまでの時間が短い。
使用者100は、時刻t18において、操作部70の操作により施術モードの終了を指示する。装置モードは、操作部70の操作に基づいて、施術モードから設定モードに移行する。体幹温熱部38は、最後の施術モードにおいて施術加熱モードが選択されていたことに基づいて、施術加熱モードから予備加熱モードに移行する。体幹施術部33は、突出位置Mを制御位置から待機位置に変化させる。体幹温度表示部92は、施術加熱モードが選択されていないことを示す情報を表示する。
使用者100は、時刻t19において、電源設定部71を操作する。マッサージ装置1は、電源設定部71の操作により電源が投入されなくなる。装置モードは、設定モードから待機モードに移行する。体幹温熱部38は、予備加熱モードから加熱停止モードに移行する。
マッサージ装置1は、以下の効果を奏する。
(1)体幹温熱部38は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、施術加熱モードを形成しない。このため、マッサージ装置1の設定モードにおいて、体幹温熱部38が施術加熱モードを形成すると仮定した構成と比較して、体幹温熱部38により消費される電力量が小さくなる。
(2)体幹温熱部38は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、体幹温度変更部80の操作に反応しない。すなわち、体幹温熱部38は、マッサージ装置1の設定モードにおいて体幹温度変更部80が操作されても、施術加熱モードを形成しない。このため、体幹施術部33のマッサージ動作が停止している状態において、使用者100の背面部分の温度が高くなることが抑制される。
(3)体幹温熱部38は、最後の施術モードにおいて施術加熱モードが選択されていた場合、設定モードにおいて予備加熱モードを形成する。このため、マッサージ装置1が設定モードから次の施術モードに移行したとき、温熱部温度Tが施術目標温度THに到達するまでの時間が短くなる。
(4)使用者100は、最後の施術モードにおいて加熱停止モードを選択していた場合、次の施術モードにおいても加熱停止モードを選択する可能性が高い。このため、最後の施術モードの後の設定モードにおいて、体幹温熱部38が予備加熱モードを形成したと仮定した場合、この設定モードにおいて出力された熱エネルギーが次の施術モードにおいて活用されないおそれが高い。体幹温熱部38は、この点を踏まえて、最後の施術モードにおいて加熱停止モードが選択されていた場合、設定モードにおいて加熱停止モードを形成する。このため、設定モードにおいて選択された予備加熱モードに起因して、電力が浪費されるおそれが低減される。
(5)体幹施術部33は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、突出位置Mを待機位置に保持する。このため、体幹温熱部38の熱が使用者100に伝わりにくくなる。このため、マッサージ装置1は、設定モードにおいて体幹温熱部38が予備加熱モードを形成した場合、使用者100に違和感を覚えさせるおそれが小さくなる。
(6)マッサージ装置1は、体幹温熱部38が予備加熱モードを形成している状態において設定モードが長時間にわたり継続した場合、好ましくない量の熱を使用者100に伝えるおそれがある。一方、突出位置Mは、マッサージ装置1の設定モードにおいて、待機位置に保持される。このため、体幹温熱部38の熱が使用者100に伝わりにくい。このため、マッサージ装置1の設定モードにおいて、好ましくない量の熱が使用者100に伝えられるおそれが低減される。
(第2実施形態)
図1は、第2実施形態のマッサージ装置1の一例を示している。
第2実施形態のマッサージ装置1は、複数の構成要素を有する。第2実施形態の複数の構成要素は、第1実施形態のマッサージ装置1が有する複数の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する。第2実施形態のマッサージ装置1の説明は、第1実施形態の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する第2実施形態の構成要素の説明の一部または全部を省略する。第2実施形態のマッサージ装置1の説明は、第1実施形態の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する第2実施形態の構成要素の少なくとも一部に対して、第1実施形態の構成要素と同一の符号を付している。
第2実施形態のマッサージ装置1は、主として、次の点において第1実施形態のマッサージ装置1と相違する。第1実施形態の制御部61は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、温熱履歴信号SZに基づいて温熱モードを選択する。第2実施形態の制御部61は、マッサージ装置1の設定モードにおいて、検知部63の温度検知信号STに基づいて温熱モードを選択する。
第2実施形態のマッサージ装置1は、以下の詳細な構成を有する。
記憶部62は、最後の施術モードにおける温度検知信号ST(以下、「施術時検知信号STM」)に含まれる情報を記憶する。記憶部62は、基準温度TXを示す基準温度情報を予め記憶している。記憶部62は、基準温度情報を含む基準温度信号STXを制御部61に出力する。基準温度TXは、施術目標温度THよりも低く、かつ、予備加熱温度TLよりも高い。
制御部61は、装置モードが施術モードから設定モードに移行したとき、施術時検知信号STMと基準温度信号STXとを比較する。制御部61は、比較の結果に基づいて、設定モードにおける温熱モードを選択する。
制御部61は、最後の施術モードにおける温熱部温度Tが基準温度TX未満の大きさを取ることが、施術時検知信号STMおよび基準温度信号STXの関係により示唆されるとき、温熱モードとして加熱停止モードを選択する。
温熱部温度Tは、最後の施術モードにおいて、体幹温熱部38が加熱停止モードを形成していたとき、基準温度TX未満の大きさを取る頻度が高い。このため、最後の施術モードにおける温熱部温度Tは、基準温度TX未満の大きさを取ることにより、最後の施術モードにおいて体幹温熱部38が加熱停止モードを形成していたことを示唆する。
制御部61は、最後の施術モードにおける温熱部温度Tが基準温度TX以上の大きさを取ることが、施術時検知信号STMおよび基準温度信号STXの関係により示唆されるとき、温熱モードとして予備加熱モードを選択する。
温熱部温度Tは、最後の施術モードにおいて、体幹温熱部38が施術加熱モードを形成していたとき、基準温度TX以上の大きさを取る頻度が高い。このため、最後の施術モードにおける温熱部温度Tは、基準温度TX以上の大きさを取ることにより、最後の施術モードにおいて体幹温熱部38が施術加熱モードを形成していたことを示唆する。
第2実施形態のマッサージ装置1は、第1実施形態のマッサージ装置1が奏する(1)の効果、すなわち、体幹温熱部38により消費される電力量を小さくする旨の効果、および、(2)〜(6)の効果に準じた効果を奏する。
(その他の実施形態)
本マッサージ装置は、第1実施形態および第2実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態および第2実施形態の変形例としての形態を有する。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・第1実施形態の体幹マッサージブロック30は、複数の体幹エアーバッグ39を有する。ただし、体幹マッサージブロック30の構成は、第1実施形態に例示された構成に限られない。変形例の体幹マッサージブロック30は、複数の体幹エアーバッグ39の一部または全部を有していない。
・第1実施形態の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34の回転運動により揉み玉35の突出位置Mを変化させる構造を有する。ただし、突出位置Mを変化させる構造は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の体幹マッサージブロック30は、一例として、以下の(a)または(b)の構成を有する。なお、第2実施形態の体幹マッサージブロック30においても同様の変形が成立する。
(a)変形例の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34を駆動部31に対して回転運動させる構造に加えて、揉み腕34を駆動部31に対して高さ方向に並進運動させる構造を有する。この体幹マッサージブロック30は、揉み腕34の回転運動および並進運動の組み合わせにより、揉み玉35の突出位置Mを変化させる。
(b)変形例の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34を駆動部31に対して回転運動させる構造に加え、揉み腕34を駆動部31に対して突出方向に並進運動させる構造を有する。この体幹マッサージブロック30は、揉み腕34に回転運動および並進運動の少なくとも一方の運動を形成させることにより、揉み玉35の突出位置Mを変化させる。
・第1実施形態の体幹温熱部38は、装置モードが設定モードを取るとき、施術加熱モードを形成することが制御部61により禁止される。ただし、体幹温熱部38の施術加熱モードを制限するための方法は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の操作部70は、装置モードが設定モードを取るとき、体幹温度変更部80が操作されても出力開始信号SAを出力しない。このため、制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、温熱モードとして施術加熱モードを選択しない。なお、第2実施形態の制御部61および操作部70においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、温熱モードとして施術加熱モードを選択しているとき、体幹温度表示部92における温熱部温度Tのレベルの表示内容を温熱部温度Tに応じて変化させる。ただし、体幹温度表示部92の表示方法は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、一例として、施術加熱モードの選択に応じて温熱部温度Tのレベルの表示をオンおよびオフする。変形例の制御部61は、施術加熱モードを選択しているとき、温熱部温度Tのレベルの表示をオンに設定し、温熱部温度Tがいずれの大きさを取る場合においても同じ表示内容を維持する。変形例の制御部61は、施術加熱モードを選択していないとき、温熱部温度Tのレベルの表示をオフに設定する。なお、第2実施形態の制御部61においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、設定モードにおいて予備加熱モードを選択し、装置モードが設定モードから施術モードに移行したとき、予備加熱モードを継続して選択する。ただし、装置モードの移行時における温熱モードの選択形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、装置モードが設定モードから施術モードに移行し、かつ、出力開始信号SAを受信していないとき、温熱モードを予備加熱モードから加熱停止モードに変更する。なお、第2実施形態の制御部61においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、装置モードが設定モードを取るとき、待機位置として最小突出位置MLを選択する。ただし、設定モードにおける待機位置は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、小突出領域RLにおける最小突出位置ML以外の突出位置Mを待機位置として選択する。なお、第2実施形態の制御部61においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態の体幹温熱部制御は、ソフトウェアの形態を有する。ただし、体幹温熱部制御の形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の体幹温熱部制御は、ハードウェアにより構成される形態を有する。この変形例の制御部61は、制御部61内の各機能ブロックにおける信号の通信により、体幹温熱部制御を実行する。別の変形例の体幹温熱部制御は、ソフトウェアとしての構成、および、ハードウェアとしての構成が組み合わせられた形態を有する。この変形例の制御部61は、体幹温熱部制御がソフトウェアの形態を有する場合の制御形態、および、体幹温熱部制御がハードウェアの形態を有する場合の制御形態を有する。なお、第2実施形態の体幹温熱部制御においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態の検知部63は、温熱部温度Tに応じて変化する温度検知信号STを出力する。ただし、検知部63が検知する温度は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の検知部63は、温熱部温度Tと相関を有する温度に応じて変化する検知信号を出力する。温熱部温度Tと相関を有する温度は、一例として、揉み玉35、揉み腕34、または体幹支持部21の温度を含む。変形例の検知部63は、検知する温度に応じた位置に配置される。なお、第2実施形態の検知部63においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、揉み玉35と隣り合う箇所に体幹温熱部38が配置された構造を有する。ただし、体幹温熱部38の配置箇所は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、一例として、揉み腕34に体幹温熱部38が結合された構造を有する。変形例のマッサージ装置1は、別の一例として、駆動部31に体幹温熱部38が結合された構造を有する。変形例のマッサージ装置1は、別の一例として、体幹支持部21を構成するフレームに体幹温熱部38が結合された構造を有する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、図3に例示された操作部70を有する。ただし、操作部70の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、操作部70に代えて、変形操作部を有する。変形操作部は、操作部70の機能に準じた機能を有し、操作部70と異なる構成を有する。変形操作部は、一例として、本体部10と一体化された形態を有する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
(課題を解決するための手段に関する付記)
課題を解決するための手段は、下記の〔付記項1〕〜〔付記項3〕を含む。なお、〔付記項1〕〜〔付記項3〕が有する事項は、実施形態において開示された事項と対応している。
〔付記項1〕
付記項1のマッサージ装置は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のマッサージ装置において次の事項を有する。前記マッサージ装置は、検知部および制御部を有する。前記検知部は、前記体幹温熱部の温度、または、前記体幹温熱部の温度と相関を有する温度に応じて変化する温度検知信号を出力する。前記制御部は、前記体幹施術部の動作が停止しているとき、前記体幹施術部の動作が停止する前の前記温度検知信号に基づいて、前記体幹温熱部を制御する。
〔付記項2〕
付記項2のマッサージ装置は、付記項1に記載のマッサージ装置において次の事項を有する。前記制御部は、前記体幹施術部の動作が停止する前の前記体幹温熱部の温度が基準温度未満の大きさを取ることが、前記体幹施術部の動作が停止する前の前記温度検知信号により示唆されているとき、前記体幹温熱部に熱エネルギーを出力させない。
〔付記項3〕
付記項3のマッサージ装置は、付記項2に記載のマッサージ装置において次の事項を有する。前記制御部は、前記体幹施術部の動作が停止する前の前記体幹温熱部の温度が前記基準温度以上の大きさを取ることが、前記体幹施術部を停止する前の前記温度検知信号により示唆されているとき、前記体幹温熱部に熱エネルギーを出力させる。前記体幹温熱部が出力する熱エネルギーは、前記体幹施術部の動作が停止する前に出力されていた熱エネルギーよりも小さい。
1…マッサージ装置
21…体幹支持部
33…体幹施術部
34…揉み腕
35…揉み玉
38…体幹温熱部
70…操作部
80…体幹温度変更部
90…表示部
M…突出位置
ML…最小突出位置
MH…最大突出位置
R…位置変更範囲
RL…小突出領域
RH…大突出領域

Claims (5)

  1. マッサージ装置であって、
    前記マッサージ装置は、体幹支持部、体幹施術部、体幹温熱部、および、操作部を有し、
    前記体幹施術部は、前記体幹支持部に配置され、
    前記操作部は、前記体幹温熱部による熱エネルギーの出力量を変更する体幹温度変更部を有し、
    前記体幹温熱部は、前記体幹施術部に配置され、前記マッサージ装置の電源が投入されてから前記体幹施術部によるマッサージ動作が開始されるまでの期間において、前記体幹施術部によるマッサージ動作の実行中に出力する熱エネルギーよりも小さい熱エネルギーを自動的に出力し、前記体幹温度変更部の操作に反応しない
    マッサージ装置。
  2. 前記体幹温熱部は、前記期間よりも前に実行された前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中における熱エネルギーの出力形態に基づいて、前記期間における熱エネルギーの出力形態を設定する
    請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 前記体幹温熱部は、前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中において熱エネルギーを出力していた場合、前記期間において前記体幹施術部によるマッサージ動作の実行中に出力する熱エネルギーよりも小さい熱エネルギーを出力する
    請求項2に記載のマッサージ装置。
  4. 前記体幹温熱部は、前記体幹施術部による最後のマッサージ動作中において熱エネルギーを出力していない場合、前記期間において熱エネルギーを出力しない
    請求項2または3に記載のマッサージ装置。
  5. 前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、
    前記揉み腕は、前記体幹支持部に対して運動し、
    前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する前記揉み玉の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの位置変更範囲において変化し、
    前記位置変更範囲は、小突出領域および大突出領域を含み、
    前記小突出領域は、前記位置変更範囲において前記大突出領域よりも前記最小突出位置側に存在し、前記最小突出位置を含み、前記体幹施術部の動作が停止しているとき、前記揉み玉が存在する
    請求項1〜のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
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