JP6391049B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マッサージ装置に関する。
従来のマッサージ装置は、体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有する。体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有する。揉み腕は、体幹支持部に配置され、体幹支持部に対して運動する。揉み玉は、揉み腕と結合され、体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が揉み腕の運動に基づいて変化する。突出位置は、最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化する。揉み玉が使用者に入力する力は、突出位置が最大突出位置に近づくにつれて大きくなり、突出位置が最小突出位置に近づくにつれて小さくなる。
操作部は、揉み玉の力を大きくするために操作される第1操作入力部、および、揉み玉の力を小さくするために操作される第2操作入力部を有する。操作部は、第1操作入力部の操作に応じて第1操作信号を出力し、第2操作入力部の操作に応じて第2操作信号を出力する。
制御部は、操作部の出力信号に基づいて、体幹施術部を制御する。制御部は、第1操作信号に基づいて、突出位置を最大突出位置側に向けてのみ変化させる。制御部は、第2操作信号に基づいて、突出位置を最小突出位置側に向けてのみ変化させる。なお、特許文献1は、従来のマッサージ装置の一例を開示している。
特開平11−197202号公報
本願発明者は、従来のマッサージ装置が次の課題を有することを見出した。
従来のマッサージ装置は、突出位置に応じて揉み玉の力を増加させるため、第1操作入力部を操作し、突出位置に応じて揉み玉の力を減少させるため、第2操作入力部を操作する必要がある。すなわち、従来のマッサージ装置は、揉み玉の力を増加および減少させるため、2つの操作入力部を操作する必要がある。このため、従来のマッサージ装置は、操作部の操作を簡素化する点において改善の余地を有する。
本発明は、以上の背景をもとに発明されたものであり、操作部の操作を簡素化することに貢献することができるマッサージ装置を提供することを目的とする。
本発明に従うマッサージ装置の第1の形態は、体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作、および、前記体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作を受け付け可能であり、前記制御部は、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記最小突出位置側の突出位置から前記最大突出位置側の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が第1の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記最大突出位置側の突出位置から前記最小突出位置側の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第1の変位量よりも大きい第2の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
本発明に従うマッサージ装置の第2の形態は、体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作、および、前記体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作を受け付け可能であり、前記制御部は、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記最大突出位置側の突出位置から前記最小突出位置側の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が第3の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記最小突出位置側の突出位置から前記最大突出位置側の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第3の変位量よりも大きい第4の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
本マッサージ装置は、操作部の操作を簡素化することに貢献することができる。
第1実施形態のマッサージ装置の模式図。 図1のマッサージ装置のブロック図。 図1の体幹マッサージブロックの模式図。 図1の操作部の正面図。 図1のマッサージ装置の動作に関するタイミングチャート。
(マッサージ装置が取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従うマッサージ装置の第1の形態は、体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作、および、前記体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作を受け付け可能であり、前記制御部は、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記最小突出位置側の突出位置から前記最大突出位置側の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が第1の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記最大突出位置側の突出位置から前記最小突出位置側の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第1の変位量よりも大きい第2の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
〔2〕前記マッサージ装置の一例では、前記制御部は、前記突出位置が前記最大突出位置よりも前記最小突出位置側の突出位置である場合、前記増加操作に基づいて前記突出位置が1段階だけ前記最大突出位置側の突出位置に変化するように前記体幹施術部を制御し、前記突出位置が前記最大突出位置である場合、前記減少操作に基づいて前記突出位置が前記最大突出位置から前記最小突出位置に変化するように、かつ、その変化の過程において前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
〔3〕本発明に従うマッサージ装置の第2の形態は、体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作、および、前記体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作を受け付け可能であり、前記制御部は、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記最大突出位置側の突出位置から前記最小突出位置側の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が第3の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記最小突出位置側の突出位置から前記最大突出位置側の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第3の変位量よりも大きい第4の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
〔4〕前記マッサージ装置の一例では、前記制御部は、前記突出位置が前記最小突出位置よりも前記最大突出位置側の突出位置である場合、前記減少操作に基づいて前記突出位置が1段階だけ前記最小突出位置側の突出位置に変化するように前記体幹施術部を制御し、前記突出位置が前記最小突出位置である場合、前記増加操作に基づいて前記突出位置が前記最小突出位置から前記最大突出位置に変化するように、かつ、その変化の過程において前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する。
〔5〕前記マッサージ装置の一例では、前記制御部は、前記揉み玉の移動が一時的に停止するまでに前記揉み玉が変位する量を前記揉み玉の一時的な停止が終了した後において前記揉み玉が変位する量よりも小さくする、または、前記揉み玉の移動速度が一時的に低下するまでに前記揉み玉が変位する量を前記揉み玉の一時的な移動速度の低下が終了した後において前記揉み玉が変位する量よりも小さくする。
(第1実施形態)
図1は、マッサージ装置1の一形態を示している。
マッサージ装置1は、椅子型の形態を有する。マッサージ装置1は、本体部10、リクライニングブロック20、体幹マッサージブロック30、下肢マッサージブロック40、エアー供給部50、制御ブロック60、および、操作部70を有する。マッサージ装置1は、マッサージ装置1の側面視において、少なくとも前方向および後方向を規定する。前方向は、マッサージ装置1の後方側から前方側に向かう方向を示す。後方向は、マッサージ装置1の前方側から後方側に向かう方向を示す。
本体部10は、椅子の座部を形成している。本体部10は、マッサージ装置1の設置面に設置される。本体部10は、リクライニングブロック20の構成要素の一部、下肢マッサージブロック40の構成要素の一部、エアー供給部50、および、制御ブロック60の構成要素の一部を内蔵している。
リクライニングブロック20は、使用者100の姿勢を変化させるリクライニング機能を有する。リクライニングブロック20は、複数の構成要素を有する。リクライニングブロック20の複数の構成要素は、少なくとも、体幹支持部21、体幹側連結部22、および、支持部アクチュエーター23を含む。
体幹支持部21は、椅子の背もたれを形成している。体幹支持部21は、体幹側連結部22を介して本体部10の後方部分と連結されている。体幹支持部21は、体幹側連結部22を回転中心として本体部10に対して前方向および後方向に回転する。体幹支持部21の前方向の回転は、体幹支持部21の頂部が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。体幹支持部21の後方向の回転は、体幹支持部21の頂部が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
体幹側連結部22は、本体部10と体幹支持部21とを互いに連結している。体幹側連結部22は、本体部10に形成された回転構造、および、体幹支持部21に形成された回転構造の結合により構成されている。体幹側連結部22は、本体部10に対する体幹支持部21の回転運動を形成する。
支持部アクチュエーター23は、体幹支持部21を本体部10に対して回転させる力を体幹支持部21に入力する。支持部アクチュエーター23は、一例として、電気モーターを有する。
体幹マッサージブロック30は、主として、使用者100の背中、肩、および、腰をマッサージする背面マッサージ機能を有する。体幹マッサージブロック30は、複数の構成要素を有する。体幹マッサージブロック30の複数の構成要素は、少なくとも、駆動部31、駆動部アクチュエーター32、体幹施術部33、施術部連結部36、施術部アクチュエーター37、および、複数の体幹エアーバッグ38を含む。体幹マッサージブロック30は、体幹施術部33および体幹エアーバッグ38の少なくとも一方にマッサージ動作させることにより、使用者100のマッサージ対象部位をマッサージする。
駆動部31は、体幹支持部21の内部に配置されている。駆動部31は、体幹支持部21と結合されている。駆動部31は、高さ変位構造を有する。高さ変位構造は、体幹支持部21の高さ方向において、体幹支持部21に対して駆動部31を変位させる。駆動部31は、体幹支持部21に対する位置を変化させることにより、マッサージ対象部位を変化させる。
駆動部アクチュエーター32は、体幹支持部21の内部に配置されている。駆動部アクチュエーター32は、駆動部31と結合されている。駆動部アクチュエーター32は、駆動部31を体幹支持部21に対して変位させる力を駆動部31に入力する。駆動部アクチュエーター32は、一例として、電気モーターを有する。
体幹施術部33は、体幹支持部21の内部に配置されている。体幹施術部33は、揉み腕34および揉み玉35を有する。揉み腕34は、施術部連結部36を介して駆動部31と結合されている。揉み腕34は、揉み玉支持軸(図示略)を有する。揉み玉35は、揉み玉支持軸により支持されている。揉み玉35は、揉み玉支持軸に対して回転することができる。
体幹施術部33は、施術部連結部36を回転中心として体幹支持部21および駆動部31に対して前方向および後方向に回転する。体幹施術部33は、体幹支持部21および駆動部31に対して回転することにより、体幹支持部21および駆動部31に対する回転位置(以下、「施術部回転位置DM」)を変化させる。体幹施術部33の前方向の回転は、揉み玉35が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。体幹施術部33の後方向の回転は、揉み玉35が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
施術部連結部36は、駆動部31と揉み腕34とを互いに連結している。施術部連結部36は、駆動部31に形成された回転構造、および、揉み腕34に形成された回転構造の結合により構成されている。施術部連結部36は、体幹支持部21および駆動部31に対する揉み腕34の回転運動を形成する。
施術部連結部36は、前方回転規制構造および後方回転規制構造を有する。前方回転規制構造は、体幹施術部33が駆動部31に対して前方向に回転することができる限界の回転位置(以下、「前方限界位置DH」)を、機械的な構造により規定する。施術部連結部36の後方回転規制構造は、体幹施術部33が駆動部31に対して後方向に回転することができる限界の回転位置(以下、「後方限界位置DL」)を、機械的な構造により規定する。
施術部アクチュエーター37は、体幹施術部33を駆動部31に対して回転させる力を揉み腕34または施術部連結部36に入力する。施術部アクチュエーター37は、一例として、電気モーターを有する。
複数の体幹エアーバッグ38の一部は、体幹支持部21における使用者100の腰と対応する部位に内蔵されている。複数の体幹エアーバッグ38の一部は、体幹支持部21における使用者100の肩と対応する部位に内蔵されている。各体幹エアーバッグ38は、エアー供給部50から送り込まれたエアーにより膨張する。なお、図1は、複数の体幹エアーバッグ38の一部を示している。
下肢マッサージブロック40は、使用者100の下肢をマッサージする機能を有する。下肢マッサージブロック40は、複数の構成要素を有する。下肢マッサージブロック40の複数の構成要素は、少なくとも、下肢支持部41、下肢側連結部42、支持部アクチュエーター43、および、複数の下肢エアーバッグ44を含む。
下肢支持部41は、オットマンの形態を有する。下肢支持部41は、下肢側連結部42を介して本体部10の前方部分と連結されている。下肢支持部41は、下肢側連結部42を回転中心として本体部10に対して前方向および後方向に回転する。下肢支持部41は、本体部10に対して回転することにより、本体部10に対する回転位置を変化させる。下肢支持部41の前方向の回転は、下肢支持部41の底部が後方向から前方向に変位する回転運動を示す。下肢支持部41の後方向の回転運動は、下肢支持部41の底部が前方向から後方向に変位する回転運動を示す。
下肢側連結部42は、本体部10と下肢支持部41とを互いに連結している。下肢側連結部42は、本体部10に形成された回転構造、および、下肢支持部41に形成された回転構造の結合により構成されている。下肢側連結部42は、本体部10に対する下肢支持部41の回転運動を形成する。
下肢側連結部42は、前方回転規制構造および後方回転規制構造を有する。前方回転規制構造は、下肢支持部41が本体部10に対して前方向に回転することができる限界の回転位置を、機械的な構造により規定する。後方回転規制構造は、下肢支持部41が本体部10に対して後方向に回転することができる限界の回転位置を、機械的な構造により規定する。
支持部アクチュエーター43は、下肢支持部41を本体部10に対して回転させる力を下肢支持部41に入力する。支持部アクチュエーター43は、一例として、電気モーターを有する。
複数の下肢エアーバッグ44の一部は、下肢支持部41における右下腿と対応する部位に内蔵されている。複数の下肢エアーバッグ44の一部は、下肢支持部41における左下腿と対応する部位に内蔵されている。各下肢エアーバッグ44は、エアー供給部50から送り込まれたエアーにより膨張する。なお、図1は、複数の下肢エアーバッグ44の一部を示している。
エアー供給部50は、体幹エアーバッグ38および下肢エアーバッグ44に関するエアーの供給状態を制御する。エアー供給部50は、一例として、エアーポンプおよび流路制御弁(図示略)を有する。
エアー供給部50は、供給動作状態、保持動作状態、および、排出動作状態を有する。供給動作状態は、体幹エアーバッグ38および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方にエアーを供給する。保持動作状態は、体幹エアーバッグ38および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方の内部のエアーを保持する。排出動作状態は、体幹エアーバッグ38および下肢エアーバッグ44の少なくとも一方からエアーを排出する。
制御ブロック60は、複数の構成要素の集合体として構成されている。制御ブロック60の複数の構成要素は、マッサージ装置1の制御に関する機能を有する。制御ブロック60の複数の構成要素は、少なくとも、制御部61、記憶部62、および、検知部63を含む。
制御部61は、少なくとも支持部アクチュエーター23、駆動部アクチュエーター32、施術部アクチュエーター37、支持部アクチュエーター43、および、エアー供給部50を制御する。制御部61は、参照信号に基づいて、制御対象に駆動信号を入力する。参照信号は、記憶部62に記憶されている情報を示す記憶情報信号、検知部63が出力する検知信号SC、および、操作部70が出力する操作信号SRの少なくとも1つを含む。
記憶部62は、予め記憶された情報、および、検知部63の検知信号SCに含まれる情報を記憶する。記憶部62は、記憶している情報を制御部61に出力する。予め記憶された情報は、主として、リクライニングブロック20、体幹マッサージブロック30、および、下肢マッサージブロック40の制御において制御部61が参照する情報を含む。
検知部63は、施術部回転位置DMに応じて変化する検知信号SCを出力する。検知部63は、一例として、ロータリーエンコーダーを有する。ロータリーエンコーダーは、複数のフォトインタラプターおよび回転板(図示略)を有する。回転板は、施術部アクチュエーター37の回転軸に結合されている。
操作部70は、ヒューマンマシンインターフェースの形態を有する。操作部70は、マッサージ装置1の動作を変更するために使用者100により操作される。操作部70は、使用者100の操作に応じた操作信号SRを制御部61に入力する。
図2は、マッサージ装置1のブロック構成を示している。
制御部61は、参照情報に基づいて、支持部アクチュエーター23に体幹用駆動信号EBを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、駆動部アクチュエーター32に駆動部駆動信号EDを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、施術部アクチュエーター37に施術部駆動信号EMを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、支持部アクチュエーター43に下肢用駆動信号ELを入力する。制御部61は、参照情報に基づいて、エアー供給部50に供給部駆動信号EPを入力する。
支持部アクチュエーター23は、体幹用駆動信号EBに基づいて、体幹支持部21を前方向または後方向に回転させる。駆動部アクチュエーター32は、駆動部駆動信号EDに基づいて、駆動部31を体幹支持部21の高さ方向において変位させる。施術部アクチュエーター37は、施術部駆動信号EMに基づいて、体幹施術部33を前方向または後方向に回転させる。支持部アクチュエーター43は、下肢用駆動信号ELに基づいて、下肢支持部41を前方向または後方向に回転させる。エアー供給部50は、供給部駆動信号EPに基づいて、下肢エアーバッグ44に関するエアーの供給状態を変化させる。
図3は、体幹マッサージブロック30のモデルを示している。
体幹マッサージブロック30は、駆動部31に対する体幹施術部33の回転運動により施術部回転位置DMを変化させる。体幹マッサージブロック30は、施術部回転位置DMの変化に応じて揉み玉35の突出位置Mを変化させる。突出位置Mは、体幹支持部21に対する揉み玉35の突出方向の位置を示す。
突出位置Mは、最小突出位置MLから最大突出位置MHまでの範囲において変化する。最小突出位置MLは、施術部回転位置DMが後方限界位置DLを取るときの突出位置Mを示す。最大突出位置MHは、施術部回転位置DMが前方限界位置DHを取るときの突出位置Mを示す。
体幹マッサージブロック30は、体幹施術部33の動作に関して突出動作および引込動作を有する。突出動作は、突出位置Mを最小突出位置ML側から最大突出位置MH側に変化させる体幹施術部33の運動を示す。引込動作は、突出位置Mを最大突出位置MH側から最小突出位置ML側に変化させる体幹施術部33の運動を示す。
揉み玉35の突出方向は、揉み玉35が使用者100に入力する力(以下、「体幹マッサージ力」)に対して影響を及ぼす方向を示す。突出方向は、マッサージ装置1の構成要素に基づいて、複数の側面から規定することができる。
突出方向に関する規定の一例は、マッサージ装置1の側面視において駆動部31の変位方向に直交し、かつ、使用者100側に向かう方向を突出方向として規定する。突出方向に関する規定の一例は、マッサージ装置1の側面視において体幹支持部21の表面を代表する1つの仮想線を規定し、この仮想線に直交し、かつ、使用者100側に向かう方向を突出方向として規定する。突出方向に関する規定の一例は、マッサージ装置1の側面視において、最小突出位置MLを取る揉み玉35の中心、および、施術部連結部36の中心を通過する仮想線を規定し、この仮想線に直交し、かつ、使用者100側に向かう方向を突出方向として規定する。
体幹施術部33は、複数の基準突出位置MBを有する。基準突出位置MBは、体幹施術部33がマッサージ動作を行うときの基準の突出位置Mを示す。基準突出位置MBは、体幹マッサージブロック30のマッサージ動作の実行中および停止中のそれぞれにおいて、操作部70の操作に応じて変更される。
体幹施術部33は、複数の基準突出位置MBの一例として、最小突出位置ML、第1中間突出位置M1、第2中間突出位置M2、第3中間突出位置M3、および、最大突出位置MHを有する。隣り合う基準突出位置MBの回転方向の間隔は、全て同じ大きさを取る。
第1中間突出位置M1は、最小突出位置MLと最大突出位置MHとの間に存在する複数の基準突出位置MBにおいて、最も最小突出位置MLに近い位置を示す。第2中間突出位置M2は、最小突出位置MLと最大突出位置MHとの間における中央の位置を示す。第3中間突出位置M3は、最小突出位置MLと最大突出位置MHとの間に存在する複数の基準突出位置MBにおいて、最も最大突出位置MHに近い位置を示す。
体幹施術部33は、施術部回転位置DMを変化させることにより基準突出位置MBを変化させる。体幹施術部33は、各基準突出位置MBに対応する複数の基準施術部位置DBを有する。体幹施術部33は、複数の基準施術部位置DBの一例として、後方限界位置DL、第1中間施術部位置D1、第2中間施術部位置D2、第3中間施術部位置D3、および、前方限界位置DHを有する。
体幹施術部33は、後方限界位置DLを取るとき、基準突出位置MBを最小突出位置MLに設定する。体幹施術部33は、第1中間施術部位置D1を取るとき、基準突出位置MBを第1中間突出位置M1に設定する。体幹施術部33は、第2中間施術部位置D2を取るとき、基準突出位置MBを第2中間突出位置M2に設定する。体幹施術部33は、第3中間施術部位置D3を取るとき、基準突出位置MBを第3中間突出位置M3に設定する。体幹施術部33は、前方限界位置DHを取るとき、基準突出位置MBを最大突出位置MHに設定する。
体幹マッサージブロック30は、体幹支持部21に対して体幹施術部33を運動させることにより、使用者100のマッサージ対象部位をマッサージする。体幹マッサージブロック30は、基準突出位置MBに応じて体幹マッサージ力を変化させる。
体幹マッサージ力は、突出位置Mが最大突出位置MHに近づくにつれて大きくなり、突出位置Mが最小突出位置MLに近づくにつれて小さくなる。体幹マッサージ力は、突出位置Mが最大突出位置MHを取るとき、突出位置Mに基づく体幹マッサージ力の変化範囲において最も大きくなる。体幹マッサージ力は、突出位置Mが最小突出位置MLを取るとき、突出位置Mに基づく体幹マッサージ力の変化範囲において最も小さくなる。
図4は、操作部70の正面構造を示している。
操作部70は、簡易操作構造を有する。簡易操作構造は、操作性およびデザイン性の側面から規定され、少なくとも次の2つの特徴点を有する。1つめの特徴点は、マッサージ装置1が有する機能の数に対する操作ボタンの数が一定値よりも小さい構造を示す。2つめの特徴点は、使用者100が片手により全ての操作ボタンを操作することが可能な構造を示す。なお、簡易操作構造は、標準的なサイズの手を有する使用者100を想定している。
操作部70は、複数の操作ボタンおよび表示部80を有する。操作部70は、複数の操作ボタンの少なくとも1つが操作されたとき、操作されたボタンに対応する情報を含む操作信号SRを制御部61に入力する。
操作部70は、複数の操作ボタンとして、1つの電源設定部71、1つの停止専用部72、3つの動作選択部73、4つの項目選択部74、および、1つの項目決定部75を有する。操作部70は、複数の操作ボタンとしてさらに、1つの体幹姿勢変更部76、1つの下肢姿勢変更部77、1つの施術強さ変更部78、および、1つの膨張強さ変更部79を有する。
電源設定部71は、マッサージ装置1の電源をオンまたはオフする機能を有する。停止専用部72は、マッサージ装置1の電源を瞬時にオフする機能を有する。動作選択部73は、マッサージ装置1のマッサージ動作を選択する機能を有する。項目選択部74は、表示部80に表示された項目を選択する機能を有する。項目決定部75は、表示部80における項目の選択を決定する機能を有する。
体幹姿勢変更部76は、体幹支持部21を前方向または後方向に回転させる機能を有する。下肢姿勢変更部77は、下肢支持部41を前方向または後方向に回転させる機能を有する。施術強さ変更部78は、体幹マッサージ力を変更する機能を有する。膨張強さ変更部79は、体幹エアーバッグ38および下肢エアーバッグ44がマッサージ動作により使用者100に入力する力(以下、「膨張マッサージ力」)を変更する機能を有する。
表示部80は、施術情報表示部81、施術強さ表示部82、および、膨張強さ表示部83を有する。施術情報表示部81は、マッサージモード、マッサージ対象部位、および、手技等に関する項目を表示する。施術強さ表示部82は、体幹マッサージ力のレベルを表示する。膨張強さ表示部83は、膨張マッサージ力のレベルを表示する。
操作部70の簡易操作構造は、操作部70が有する複数の特徴的構造により形成されている。操作部70は、複数の特徴的構造の一例として、第1の特徴的構造および第2の特徴的構造を有する。第1の特徴的構造は、体幹マッサージ力を変更するための操作ボタンとしての施術強さ変更部78を1つのみ有する。第2の特徴的構造は、膨張マッサージ力を変更するための操作ボタンとしての膨張強さ変更部79を1つのみ有する。
操作部70は、施術強さ変更部78が操作されたとき、操作信号SRとしての施術強さ変更信号SRMを制御部61に入力する。施術強さ変更信号SRMは、一例として、パルス波形を有する。操作部70は、膨張強さ変更部79が操作されたとき、操作信号SRとしての膨張強さ変更信号SREを制御部61に出力する。膨張強さ変更信号SREは、一例として、パルス波形を有する。
図3は、基準突出位置MBの変更形態の一例を示している。
制御部61は、操作部70から施術強さ変更信号SRMを受信したことに基づいて、揉み玉35の基準突出位置MBを変化させる。制御部61は、体幹施術部33を駆動することにより、基準突出位置MBを変化させる。検知部63は、施術部回転位置DMに応じた検知信号SCを出力する。突出位置Mは、施術部回転位置DMと一義的な関係を有する。このため、制御部61は、検知信号SCに基づいて突出位置Mを制御することができる。
制御部61は、記憶部62に記憶されている基準位置情報に基づいて、基準突出位置MBを設定する。記憶部62は、基準位置情報の一例として、最小突出位置ML、第1中間突出位置M1、第2中間突出位置M2、第3中間突出位置M3、および、最大突出位置MHのそれぞれに対応する情報を記憶している。
制御部61は、施術強さ変更信号SRMの1回の受信により基準突出位置MBを1段階にわたり変化させる。体幹施術部33は、基準突出位置MBを変化させる段階として、5つの段階を有する。5つの変更段階は、第1突出段階〜第4突出段階、および、復帰引込段階を含む。
第1突出段階は、基準突出位置MBが最小突出位置MLから第1中間突出位置M1に変化する段階を示す。図3の「1」は、第1突出段階を示す。第2突出段階は、基準突出位置MBが第1中間突出位置M1から第2中間突出位置M2に変化する段階を示す。図3の「2」は、第2突出段階を示す。第3突出段階は、基準突出位置MBが第2中間突出位置M2から第3中間突出位置M3に変化する段階を示す。図3の「3」は、第3突出段階を示す。第4突出段階は、基準突出位置MBが第3中間突出位置M3から最大突出位置MHに変化する段階を示す。図3の「4」は、第4突出段階を示す。復帰引込段階は、基準突出位置MBが最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化する段階を示す。図3の「5」は、復帰引込段階を示す。
制御部61は、突出位置Mが最大突出位置MH以外の位置を取るとき、かつ、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動するとき、体幹施術部33に突出動作を形成させる。制御部61は、体幹施術部33に突出動作を形成させることにより、第1突出段階〜第4突出段階のいずれか1段階にわたり基準突出位置MBを変化させる。
制御部61は、突出位置Mが最大突出位置MHを取るとき、かつ、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動するとき、体幹施術部33に引込動作を形成させる。制御部61は、体幹施術部33に引込動作を形成させることにより、復帰引込段階の1段階にわたり基準突出位置MBを変化させる。
「施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動するとき」は、施術強さ変更信号SRMの1回の受信に基づいて、基準突出位置MDを次の基準突出位置MDに変化させるために体幹施術部33が駆動される状態を示す。「次の基準突出位置MD」は、揉み玉35が最大突出位置MH以外の基準突出位置MDを取る場合、現在の基準突出位置MDよりも最大突出位置MH側の基準突出位置MDを示す。「次の基準突出位置MD」は、揉み玉35が最大突出位置MHを取る場合、最小突出位置MLを示す。
制御部61は、以上のとおり、1つの施術強さ変更部78の操作に応じて基準突出位置MBを変更することにより、体幹マッサージ力を増加および減少させる。なお、制御部61は、体幹マッサージ力の変更制御に準じた制御により膨張マッサージ力を変更する。制御部61は、膨張強さ変更信号SREの1回の受信により膨張マッサージ力を1段階にわたり変化させる。
制御部61は、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動している期間において、新たな施術強さ変更信号SRMが操作部70から出力されたとき、この施術強さ変更信号SRMの受付をキャンセルする。なお、制御部61の別の形態は、この施術強さ変更信号SRMを受け付けることを否定しない。
マッサージ装置1は、引込時姿勢安定化制御を有する。引込時姿勢安定化制御は、一例として、ソフトウェアの形態を有する。制御部61は、記憶部62に記憶されているプログラムを実行することにより、引込時姿勢安定化制御を実行する。制御部61は、引込時姿勢安定化制御を実行することにより、体幹施術部33を以下のとおり制御する。
制御部61は、突出位置Mを最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化させる過程において、突出位置Mを段階的に変化させる。制御部61は、一例として、体幹施術部33の引込動作を第1復帰引込段階、一時停止段階、および、第2復帰引込段階に区分することにより、突出位置Mを段階的に変化させる。制御部61は、第1復帰引込段階における揉み玉35の変位量を、第2復帰引込段階における揉み玉35の変位量よりも小さくする。
制御部61は、第1復帰引込段階において、施術部回転位置DMを前方限界位置DHから第3中間施術部位置D3に変化させる。すなわち、制御部61は、第1復帰引込段階において、突出位置Mを最大突出位置MHから第3中間突出位置M3に変化させる。制御部61は、第1復帰引込段階における体幹施術部33の運動速度を、第1突出段階〜第4突出段階の体幹施術部33の運動速度と同じ大きさに設定する。
制御部61は、一時停止段階において、体幹施術部33の運動を一時的に停止し、施術部回転位置DMを第3中間施術部位置D3に保持する。制御部61は、体幹施術部33の停止時間が規定停止時間に達するまで、体幹施術部33を停止した状態に保持する。すなわち、制御部61は、一時停止段階において、突出位置Mを第3中間突出位置M3に保持する。
規定停止時間は、記憶部62に予め記憶されている。規定停止時間は、使用者100の姿勢が不安定化することを抑制する側面、および、突出位置Mを最大突出位置MHから最小突出位置MLに速やかに変化させる側面から規定されることが好ましい。規定停止時間は、これらの側面に基づいて規定された一例として、次の設定範囲を有する。規定停止時間の設定範囲は、一例として、0.3〜2secの範囲を有する。規定停止時間の設定範囲は、好ましい一例として、0.8〜1.5secの範囲を有する。
制御部61は、第2復帰引込段階において、施術部回転位置DMを第3中間施術部位置D3から後方限界位置DLに変化させる。すなわち、制御部61は、第2復帰引込段階において、突出位置Mを第3中間突出位置M3から最小突出位置MLに変化させる。制御部61は、第2復帰引込段階における体幹施術部33の運動速度を、第1突出段階〜第4突出段階の体幹施術部33の運動速度と同じ大きさに設定する。
図5は、マッサージ装置1の動作の一例を示している。
使用者100は、時刻t11において、施術強さ変更部78を押し込み操作する。操作部70は、施術強さ変更部78の押し込み操作に応じて施術強さ変更信号SRMを出力する。制御部61は、突出位置Mが最大突出位置MH以外の位置を取り、かつ、施術強さ変更信号SRMを受信したことに基づいて、体幹施術部33に突出動作を形成させる。すなわち、制御部61は、基準突出位置MDを1段階にわたり変化させる。
制御部61は、検知部63の検知信号SCが第1中間突出位置M1を示すとき、突出位置Mの変化を停止させる。このため、揉み玉35は、基準突出位置MBとして第1中間突出位置M1を取る。制御部61は、次の施術強さ変更信号SRMを受信するまで、基準突出位置MBを保持する。
使用者100は、時刻t12、時刻t13、および、時刻t14のそれぞれにおいて、施術強さ変更部78を押し込み操作する。基準突出位置MBは、施術強さ変更部78が操作される毎に1段階にわたり変化する。すなわち、基準突出位置MBは、第2中間突出位置M2、第3中間突出位置M3、および、最大突出位置MHの順に1段階毎に変化する。
使用者100は、時刻t15において、施術強さ変更部78を押し込み操作する。制御部61は、突出位置Mが最大突出位置MHを取り、かつ、施術強さ変更信号SRMを受信したことに基づいて、体幹施術部33に引込動作を形成させる。制御部61は、突出位置Mを最小突出位置MLに向けて変化させる。
制御部61は、検知部63の検知信号SCが第3中間突出位置M3を示すとき、突出位置Mの変化を停止させる。このため、揉み玉35は、基準突出位置MBとして第3中間突出位置M3を取る。すなわち、制御部61は、体幹施術部33の引込動作を一時的に停止させる。
制御部61は、体幹施術部33の停止時間が規定停止時間に達するまで、突出位置Mを保持する。制御部61は、時刻t17において、体幹施術部33の停止時間が規定期間に達したことを判定する。制御部61は、突出位置Mを最小突出位置MLに向けて変化する動作を体幹施術部33に再開させる。
検知部63は、時刻t18において、最小突出位置MLを示す検知信号SCを出力する。制御部61は、検知信号SCに基づいて突出位置Mの変化を停止させる。このため、揉み玉35は、基準突出位置MBとして最小突出位置MLを取る。制御部61は、次の施術強さ変更信号SRMを受信するまで、基準突出位置MBを保持する。
時刻t15は、突出位置Mが最大突出位置MHを取り、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33が駆動されるときを示す。時刻t15から時刻t18までの期間は、突出位置Mが最大突出位置MHから最小突出位置MLに変更される期間を示す。時刻t15から時刻t16までの期間は、体幹施術部33の引込動作における第1復帰引込段階を示す。時刻t16から時刻t17までの期間は、体幹施術部33の引込動作における一時停止段階を示す。時刻t17から時刻t18までの期間は、体幹施術部33の引込動作における第2復帰引込段階を示す。
マッサージ装置1は、以下の作用を有する。
本願発明者は、体幹施術部33の運動形態、および、使用者100の姿勢の関係を確認する試験を実施し、試験の結果から次の知見を得た。使用者100は、揉み玉35の突出位置Mが最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化するとき、不快感を覚えることがある。その理由は、次のように考えられる。
揉み玉35は、マッサージ装置1の動作の一局面において使用者100の背面部分を支持する。このため、使用者100の姿勢は、揉み玉35の突出位置Mの変化に応じて変化することがある。このため、使用者100の姿勢は、揉み玉35の突出位置Mが最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化するとき、前方側から後方側に向けて大きく傾斜することがある。このため、使用者100の姿勢は、揉み玉35の突出位置Mが最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化するとき、不安定になるおそれがある。このため、使用者100が不快感を覚えると考えられる。
マッサージ装置1は、以上の事項を踏まえて、引込時姿勢安定化制御を実行する。すなわち、マッサージ装置1は、揉み玉35の突出位置Mを最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化させる過程において、突出位置Mを段階的に変化させる。
使用者100の姿勢は、揉み玉35の運動が一時的に停止したとき、後方側への変化が抑制される。このため、突出位置Mが段階的に変化しないと仮定した構成と比較して、使用者100の姿勢が安定しやすくなる。このため、マッサージ装置1は、使用者100が不快感を覚えるおそれを低減することに貢献する。
マッサージ装置1は、以下の効果を奏する。
(1)体幹施術部33は、1つの施術強さ変更部78の操作に基づいて、突出動作および引込動作を形成させる。このため、操作部70は、1つの施術強さ変更部78の操作により、体幹マッサージ力を増加および減少させることができる。このため、マッサージ装置1は、操作部70の操作を簡素化することに貢献する。なお、マッサージ装置1は、体幹マッサージ力を変化させるための操作入力部として、複数の施術強さ変更部を有することを否定していない。
(2)制御部61は、操作部70の操作に応じて、突出位置Mを最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化する過程において、突出位置Mを段階的に変化させる。このため、突出位置Mの変化に起因して使用者100が不快感を覚えるおそれが低減される。
(3)本願発明者は、体幹施術部33の運動形態、および、使用者100の姿勢の関係を確認する試験の結果から次の知見を得た。使用者100は、第1復帰引込段階における揉み玉35の変位量が、第2復帰引込段階における揉み玉35の変位量よりも小さい場合、各変位量が反対の関係を取る場合と比較して不快感を覚えにくい。制御部61は、この事項を踏まえて、第1復帰引込段階における揉み玉35の変位量を、第2復帰引込段階における揉み玉35の変位量よりも小さくする。このため、使用者100に不快感を覚えさせにくくする効果が高められる。
(4)操作部70は、簡易操作構造を有する。このため、操作部70は、使用者100による操作部70の操作を容易化することに貢献する。このため、マッサージ装置1の実用性が高められる。
(第2実施形態)
図1は、第2実施形態のマッサージ装置1の一例を示している。
第2実施形態のマッサージ装置1は、複数の構成要素を有する。第2実施形態の複数の構成要素は、第1実施形態のマッサージ装置1が有する複数の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する。第2実施形態のマッサージ装置1の説明は、第1実施形態の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する第2実施形態の構成要素の説明の一部または全部を省略する。第2実施形態のマッサージ装置1の説明は、第1実施形態の構成要素と同様または類似の構造および機能を有する第2実施形態の構成要素の少なくとも一部に対して、第1実施形態の構成要素と同一の符号を付している。
第2実施形態のマッサージ装置1は、主として、次の点において第1実施形態のマッサージ装置1と相違する。第1実施形態のマッサージ装置1は、揉み玉35が最大突出位置MH以外の基準突出位置MBを取るとき、基準突出位置MBを最大突出位置MH側に変化させる。第2実施形態のマッサージ装置1は、揉み玉35が最小突出位置ML以外の基準突出位置MBを取るとき、基準突出位置MBを最小突出位置ML側に変化させる。
第2実施形態のマッサージ装置1は、以下の詳細な構成を有する。
制御部61は、施術強さ変更信号SRMの1回の受信により基準突出位置MBを1段階にわたり変化させる。体幹施術部33は、基準突出位置MBを変化させる段階として、5つの段階を有する。5つの変更段階は、第1引込段階〜第4引込段階、および、復帰突出段階を含む。
図3は、基準突出位置MBの変更形態の一例を示している。
第1引込段階は、基準突出位置MBが最大突出位置MHから第3中間突出位置M3に変化する段階を示す。図3の「4」は、第1引込段階を示す。第2引込段階は、基準突出位置MBが第3中間突出位置M3から第2中間突出位置M2に変化する段階を示す。図3の「3」は、第2引込段階を示す。第3引込段階は、基準突出位置MBが第2中間突出位置M2から第1中間突出位置M1に変化する段階を示す。図3の「2」は、第3引込段階を示す。第4引込段階は、基準突出位置MBが第1中間突出位置M1から最小突出位置MLに変化する段階を示す。図3の「1」は、第4引込段階を示す。復帰突出段階は、基準突出位置MBが最小突出位置MLから最大突出位置MHに変化する段階を示す。図3の「5」は、復帰突出段階を示す。
制御部61は、突出位置Mが最小突出位置ML以外の位置を取るとき、かつ、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動するとき、体幹施術部33に引込動作を形成させる。制御部61は、体幹施術部33に引込動作を形成させることにより、第1引込段階〜第4引込段階のいずれか1段階にわたり基準突出位置MBを変化させる。
制御部61は、突出位置Mが最小突出位置MLを取るとき、かつ、施術強さ変更信号SRMに基づいて体幹施術部33を駆動するとき、体幹施術部33に突出動作を形成させる。制御部61は、体幹施術部33に突出動作を形成させることにより、復帰突出段階の1段階にわたり基準突出位置MBを変化させる。
マッサージ装置1は、突出時姿勢安定化制御を有する。突出時姿勢安定化制御は、一例として、ソフトウェアの形態を有する。制御部61は、記憶部62に記憶されているプログラムを実行することにより、突出時姿勢安定化制御を実行する。制御部61は、突出時姿勢安定化制御を実行することにより、体幹施術部33を以下のとおり制御する。
制御部61は、突出位置Mを最小突出位置MLから最大突出位置MHに変化させる過程において、突出位置Mを段階的に変化させる。制御部61は、一例として、体幹施術部33の突出動作を第1復帰突出段階、一時停止段階、および、第2復帰突出段階に区分することにより、突出位置Mを段階的に変化させる。制御部61は、第1復帰突出段階における揉み玉35の変位量を、第2復帰突出段階における揉み玉35の変位量よりも小さくする。
制御部61は、第1復帰突出段階において、施術部回転位置DMを後方限界位置DLから第1中間施術部位置D1に変化させる。すなわち、制御部61は、第1復帰突出段階において、突出位置Mを最小突出位置MLから第1中間突出位置M1に変化させる。制御部61は、第1復帰突出段階における体幹施術部33の運動速度を、第1引込段階〜第4引込段階の体幹施術部33の運動速度と同じ大きさに設定する。
制御部61は、一時停止段階において、体幹施術部33の運動を一時的に停止し、施術部回転位置DMを第1中間施術部位置D1に保持する。制御部61は、体幹施術部33の停止時間が規定停止時間に達するまで、体幹施術部33を停止した状態に保持する。すなわち、制御部61は、一時停止段階において、突出位置Mを第1中間突出位置M1に保持する。
制御部61は、第2復帰突出段階において、施術部回転位置DMを第1中間施術部位置D1から前方限界位置DHに変化させる。すなわち、制御部61は、第2復帰突出段階において、突出位置Mを第1中間突出位置M1から最大突出位置MHに変化させる。制御部61は、第2復帰突出段階における体幹施術部33の運動速度を、第1引込段階〜第4引込段階の体幹施術部33の運動速度と同じ大きさに設定する。
第2実施形態のマッサージ装置1は、第1実施形態のマッサージ装置1が奏する(1)の効果、すなわち、操作部70の操作を簡素化することに貢献する旨の効果、および、(2)〜(4)の効果に準じた効果を奏する。
(その他の実施形態)
本マッサージ装置は、第1実施形態および第2実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は、一例として、以下に示される第1実施形態および第2実施形態の変形例としての形態を有する。なお、以下の各変形例は、技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
・第1実施形態の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34の回転運動により揉み玉35の突出位置Mを変化させる構造を有する。ただし、突出位置Mを変化させる構造は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の体幹マッサージブロック30は、一例として、以下の(a)または(b)の構成を有する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
(a)変形例の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34を駆動部31に対して回転運動させる構造に加えて、揉み腕34を駆動部31に対して高さ方向に並進運動させる構造を有する。この体幹マッサージブロック30は、揉み腕34の回転運動および並進運動の組み合わせにより、揉み玉35の突出位置Mを変化させる。
(b)変形例の体幹マッサージブロック30は、揉み腕34を駆動部31に対して回転運動させる構造に加え、揉み腕34を駆動部31に対して突出方向に並進運動させる構造を有する。この体幹マッサージブロック30は、揉み腕34に回転運動および並進運動の少なくとも一方の運動を形成させることにより、揉み玉35の突出位置Mを変化させる。
・第1実施形態の体幹マッサージブロック30は、5つの基準突出位置MBを有する。ただし、基準突出位置MBの設定形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の体幹マッサージブロック30は、2つ〜4つのいずれかの基準突出位置MB、または、6つ以上のいずれかの基準突出位置MBを有する。
・第1実施形態の制御部61は、突出位置Mを最大突出位置MHから最小突出位置MLに変化させる過程において、体幹施術部33の引込動作を第1復帰引込段階、一時停止段階、および、第2復帰引込段階に区分する。ただし、体幹施術部33の引込動作に関する制御方法は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、一例として、体幹施術部33の引込動作を5つ以上のいずれかの奇数の段階に区分する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1は、上記変形例に準じた変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、体幹施術部33の第1引込段階において、突出位置Mを最大突出位置MHから第3中間突出位置M3に変化させる。ただし、第1引込段階における突出位置Mの変更形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、第1引込段階において、突出位置Mを第2中間突出位置M2または第1中間突出位置M1に変更する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1は、上記変形例に準じた変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、体幹施術部33の第1復帰引込段階において、突出位置Mを最大突出位置MHから基準突出位置MB(第3中間突出位置M3)に変化させる。ただし、第1復帰引込段階における突出位置Mの変更形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、第1復帰引込段階において、突出位置Mを基準突出位置MBとは別の突出位置Mに変更する。基準突出位置MBとは別の突出位置Mは、各基準突出位置MDの間に存在する突出位置Mを示す。なお、第2実施形態のマッサージ装置1は、上記変形例に準じた変形が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、体幹施術部33の引込動作において、体幹施術部33に一時停止段階を形成させることにより、突出位置Mを段階的に変化させる。ただし、突出位置Mを段階的に変化させるための体幹施術部33の制御方法は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、一時停止段階に代えて速度低下段階を体幹施術部33に形成させる。制御部61は、速度低下段階において、体幹施術部33の運動速度を第1復帰引込段階および第2復帰引込段階の運動速度よりも低くする。このため、突出位置Mの変化速度は、速度低下段階において第1復帰引込段階および第2復帰引込段階よりも低くなる。このため、使用者100の姿勢が不安定化しにくくなる。なお、第2実施形態のマッサージ装置1は、上記変形例に準じた変形例が成立する。
・第1実施形態の制御部61は、第1復帰引込段階および第2復帰引込段階において体幹施術部33を同じ運動速度により運動させる。ただし、引込動作における体幹施術部33の運動形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の制御部61は、第1復帰引込段階の体幹施術部33の運動速度を第2復帰引込段階の体幹施術部33の運動速度よりも低くする。別の変形例の制御部61は、第2復帰引込段階の体幹施術部33の運動速度を第1復帰引込段階の体幹施術部33の運動速度よりも低くする。なお、第2実施形態のマッサージ装置1は、上記変形例に準じた変形例が成立する。
・第1実施形態の引込時姿勢安定化制御は、ソフトウェアの形態を有する。ただし、引込時姿勢安定化制御の形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の引込時姿勢安定化制御は、ハードウェアにより構成される形態を有する。この変形例の制御部61は、制御部61内の各機能ブロックにおける信号の通信により、引込時姿勢安定化制御を実行する。別の変形例の引込時姿勢安定化制御は、ソフトウェアとしての構成、および、ハードウェアとしての構成が組み合わせられた形態を有する。この変形例の制御部61は、引込時姿勢安定化制御がソフトウェアの形態を有する場合の制御形態、および、引込時姿勢安定化制御がハードウェアの形態を有する場合の制御形態を有する。なお、第2実施形態の突出時姿勢安定化制御は、上記変形例に準じた変形が成立する。
・第1実施形態の操作部70は、体幹マッサージ力を変更するための操作ボタンとして、1つの施術強さ変更部78を有する。ただし、操作部70の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例の操作部70は、施術強さ変更部78に加えて、施術強さ変更部78と同様の機能を有する操作ボタンを有する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、施術強さ変更信号SRMおよび基準位置情報に基づいて、基準突出位置MBを予め規定されたいずれのかの基準突出位置MBに設定する。ただし、基準突出位置MBの設定形態は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、最小突出位置MLから最大突出位置MHまでの範囲における任意の突出位置Mを基準突出位置MBとして設定する。この変形例の操作部70は、施術強さ変更部78が押し込み操作されている期間、施術強さ変更信号SRMを連続的に出力する。制御部61は、施術強さ変更信号SRMを受信しているとき、突出位置Mを継続して変化させる。制御部61は、施術強さ変更信号SRMを受信しない状態に変化したとき、突出位置Mの変化を停止させる。マッサージ装置1は、このときの突出位置Mを基準突出位置MBとして設定する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、最大突出位置MHを複数の基準突出位置MBにおける最も前方向側の基準突出位置MBとして設定している。ただし、基準突出位置MBの内容は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、最大突出位置MHよりも最小突出位置ML側に存在する任意の突出位置Mを、複数の基準突出位置MBにおける最も前方向側の基準突出位置MBとして設定する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
上記変形例を有する第1実施形態のマッサージ装置1は、体幹施術部33に引込動作を開始させる突出位置Mとして、次の2種類の突出位置Mを取り得る。1種類目の突出位置Mは、最も前方側の基準突出位置MBを示す。2種類目の突出位置Mは、最も前方向側の基準突出位置MBよりも最大突出位置MH側の突出位置Mを示す。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、最小突出位置MLを複数の基準突出位置MBにおける最も後方向側の基準突出位置MBとして設定している。ただし、基準突出位置MBの内容は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、最小突出位置MLよりも最大突出位置MH側に存在する任意の突出位置Mを、複数の基準突出位置MBにおける最も後方向側の基準突出位置MBとして設定する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
上記変形例を有する第2実施形態のマッサージ装置1は、体幹施術部33に突出動作を開始させる突出位置Mとして、次の2種類の突出位置Mを取り得る。1種類目の突出位置Mは、最も後方側の基準突出位置MBを示す。2種類目の突出位置Mは、最も後方向側の基準突出位置MBよりも最小突出位置ML側の突出位置Mを示す。
・第1実施形態のマッサージ装置1は、図4に例示された操作部70を有する。ただし、操作部70の構成は、第1実施形態に例示された内容に限られない。変形例のマッサージ装置1は、操作部70に代えて、変形操作部を有する。変形操作部は、操作部70の機能に準じた機能を有し、操作部70と異なる構成を有する。変形操作部は、一例として、本体部10と一体化された形態を有する。なお、第2実施形態のマッサージ装置1においても同様の変形が成立する。
(課題を解決するための手段に関する付記)
課題を解決するための手段は、下記の〔付記項1〕および〔付記項2〕を含む。なお、〔付記項1〕および〔付記項2〕が有する事項は、実施形態において開示された事項と対応している。
〔付記項1〕
付記項1のマッサージ装置は、請求項1に記載のマッサージ装置、または、請求項1を引用する請求項3または4に記載のマッサージ装置において、次の事項を有する。前記揉み玉は、複数の基準突出位置を有する。前記複数の基準突出位置は、前記最小突出位置、前記最大突出位置、および、前記最小突出位置と前記最大突出位置との間に存在する少なくとも1つの中間突出位置を含む。前記制御部は、前記突出位置が前記最大突出位置以外の突出位置を取るとき、前記施術強さ変更信号に基づいて、前記施療位置を1段階にわたり前記最大突出位置側に変化させる。前記制御部は、前記突出位置が前記最大突出位置を取るとき、前記施術強さ変更信号に基づいて、前記施療位置を前記最小突出位置に変化させる。
〔付記項2〕
付記項2のマッサージ装置は、請求項2に記載のマッサージ装置、または、請求項2を引用する請求項3または4に記載のマッサージ装置において、次の事項を有する。前記揉み玉は、複数の基準突出位置を有する。前記複数の基準突出位置は、前記最小突出位置、前記最大突出位置、および、前記最小突出位置と前記最大突出位置との間に存在する少なくとも1つの中間突出位置を含む。前記制御部は、前記突出位置が前記最小突出位置以外の突出位置を取るとき、前記施術強さ変更信号に基づいて、前記施療位置を1段階にわたり前記最小突出位置側に変化させる。前記制御部は、前記突出位置が前記最小突出位置を取るとき、前記施術強さ変更信号に基づいて、前記施療位置を前記最大突出位置に変化させる。
1 :マッサージ装置
10 :本体部
20 :リクライニングブロック
21 :体幹支持部
22 :体幹側連結部
23 :支持部アクチュエーター
30 :体幹マッサージブロック
31 :駆動部
32 :駆動部アクチュエーター
33 :体幹施術部
34 :腕
35 :玉
36 :施術部連結部
37 :施術部アクチュエーター
38 :体幹エアーバッグ
40 :下肢マッサージブロック
41 :下肢支持部
42 :下肢側連結部
43 :支持部アクチュエーター
44 :下肢エアーバッグ
50 :エアー供給部
60 :制御ブロック
61 :制御部
62 :記憶部
63 :検知部
70 :操作部
71 :電源設定部
72 :停止専用部
73 :動作選択部
74 :項目選択部
75 :項目決定部
76 :体幹姿勢変更部
77 :下肢姿勢変更部
78 :施術強さ変更部
79 :膨張強さ変更部
80 :表示部
81 :施術情報表示部
82 :施術強さ表示部
83 :膨張強さ表示部
100:使用者
D1 :第1中間施術部位置
D2 :第2中間施術部位置
D3 :第3中間施術部位置
DB :基準施術部位置
DH :前方限界位置
DL :後方限界位置
DM :施術部回転位置
M :突出位置
M1 :第1中間突出位置
M2 :第2中間突出位置
M3 :第3中間突出位置
MB :基準突出位置
MD :基準突出位置
MH :最大突出位置
ML :最小突出位置

Claims (5)

  1. 体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、
    前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、
    前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、
    前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、
    前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作、および、前記体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作を受け付け可能であり、
    前記揉み玉が取り得る前記突出位置は、前記範囲に含まれる複数の突出位置を含み、
    前記複数の突出位置は、第1の突出位置、第2の突出位置、および、少なくとも1つの中間突出位置を含み、
    前記第1の突出位置は、前記範囲において最も前記最小突出位置側の突出位置、または、前記最小突出位置であり、
    前記第2の突出位置は、前記範囲において最も前記最大突出位置側の突出位置、または、前記最大突出位置であり、
    前記中間突出位置は、前記範囲における前記第1の突出位置と前記第2の突出位置との間の突出位置であり、
    前記制御部は、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記第1の突出位置または少なくとも1つの前記中間突出位置から前記第2の突出位置側の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が第1の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記第2の突出位置から前記第1の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第1の変位量よりも大きい第2の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する
    マッサージ装置。
  2. 体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、
    前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、
    前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、
    前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、
    前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作、および、前記体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作を受け付け可能であり、
    前記制御部は、前記突出位置が前記最大突出位置よりも前記最小突出位置側の突出位置である場合、前記増加操作に基づいて前記突出位置が1段階だけ前記最大突出位置側の突出位置に変化するように前記体幹施術部を制御し、前記突出位置が前記最大突出位置である場合、前記減少操作に基づいて前記突出位置が前記最大突出位置から前記最小突出位置に変化するように、かつ、その変化の過程において前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する
    マッサージ装置。
  3. 体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、
    前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、
    前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、
    前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、
    前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作、および、前記体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作を受け付け可能であり、
    前記揉み玉が取り得る前記突出位置は、前記範囲に含まれる複数の突出位置を含み、
    前記複数の突出位置は、第3の突出位置、第4の突出位置、および、少なくとも1つの中間突出位置を含み、
    前記第3の突出位置は、前記範囲において最も前記最大突出位置側の突出位置、または、前記最大突出位置であり、
    前記第4の突出位置は、前記範囲において最も前記最小突出位置側の突出位置、または、前記最小突出位置であり、
    前記中間突出位置は、前記範囲における前記第3の突出位置と前記第4の突出位置との間の突出位置であり、
    前記制御部は、前記減少操作に基づいて前記突出位置を前記第3の突出位置または少なくとも1つの前記中間突出位置から前記第4の突出位置側の突出位置に変更する場合、前記減少操作に対する前記揉み玉の変位量が第3の変位量となるように前記体幹施術部を制御し、前記増加操作に基づいて前記突出位置を前記第4の突出位置から前記第3の突出位置に変更する場合、前記増加操作に対する前記揉み玉の変位量が前記第3の変位量よりも大きい第4の変位量となるように、かつ、前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する
    マッサージ装置。
  4. 体幹支持部、体幹施術部、操作部、および、制御部を有し、
    前記体幹施術部は、揉み腕および揉み玉を有し、
    前記揉み腕は、前記体幹支持部に配置され、前記体幹支持部に対して運動し、
    前記揉み玉は、前記揉み腕と結合され、前記体幹支持部に対する突出方向の位置である突出位置が前記揉み腕の運動に基づいて変化し、前記突出位置が最小突出位置から最大突出位置までの範囲において変化し、
    前記操作部は、施術強さ変更部を有し、前記揉み玉が使用者に与える力である体幹マッサージ力を減少させるための前記施術強さ変更部の操作である減少操作、および、前記体幹マッサージ力を増加させるための前記施術強さ変更部の操作である増加操作を受け付け可能であり、
    前記制御部は、前記突出位置が前記最小突出位置よりも前記最大突出位置側の突出位置である場合、前記減少操作に基づいて前記突出位置が1段階だけ前記最小突出位置側の突出位置に変化するように前記体幹施術部を制御し、前記突出位置が前記最小突出位置である場合、前記増加操作に基づいて前記突出位置が前記最小突出位置から前記最大突出位置に変化するように、かつ、その変化の過程において前記揉み玉の移動が一時的に停止した状態または前記揉み玉の移動速度が一時的に低下した状態が形成されるように前記体幹施術部を制御する
    マッサージ装置。
  5. 前記制御部は、前記揉み玉の移動が一時的に停止するまでに前記揉み玉が変位する量を前記揉み玉の一時的な停止が終了した後において前記揉み玉が変位する量よりも小さくする、または、前記揉み玉の移動速度が一時的に低下するまでに前記揉み玉が変位する量を前記揉み玉の一時的な移動速度の低下が終了した後において前記揉み玉が変位する量よりも小さくする
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
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