JP6127965B2 - 画像出力装置およびプログラム - Google Patents

画像出力装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6127965B2
JP6127965B2 JP2013270361A JP2013270361A JP6127965B2 JP 6127965 B2 JP6127965 B2 JP 6127965B2 JP 2013270361 A JP2013270361 A JP 2013270361A JP 2013270361 A JP2013270361 A JP 2013270361A JP 6127965 B2 JP6127965 B2 JP 6127965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
color
determination process
gray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013270361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015126440A (ja
Inventor
寛子 石川
寛子 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013270361A priority Critical patent/JP6127965B2/ja
Publication of JP2015126440A publication Critical patent/JP2015126440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6127965B2 publication Critical patent/JP6127965B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は,画像出力装置およびプログラムに関する。さらに詳細には,ある画像に基づいて,色種別が異なる複数の画像データの生成と,色種別判定とを行い,色種別判定結果に応じた画像データを出力する画像出力装置およびプログラムに関するものである。
従来から,画像を取得し,取得した画像に基づいて,有彩色の画像データと無彩色の画像データとを生成し,さらにその取得した画像の色種別判定を行い,その色種別判定の結果に応じた画像データを出力する技術が知られている。
例えば,特許文献1には,カラー原稿を読み取るスキャナであって,読み取った画像に基づいてカラー画像データとモノクロ画像データとを生成し,さらにデータ生成と並行して,読み取った画像がカラー画像かモノクロ画像かを判定し,その判定結果に応じて,カラー画像データとモノクロ画像データとの一方を外部装置に転送する技術が開示されている。
特開2006−261927号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,色種別判定の結果に応じて出力対象の画像データを決定する場合,色種別判定に時間がかかるほど画像データの出力開始が遅れてしまう。例えば,各画素の色属性に基づく色種別判定は時間がかかる傾向にある。そのため,画像データの生成が完了しているにもかかわらず,画像データの出力を待たされることもある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,色種別判定を早期に終了して,画像データの出力を早期に開始することが期待できる画像出力装置およびプログラムを提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像出力装置は,画像を取得する取得部と,制御部とを備え,前記制御部は,前記取得部にて画像を取得する取得処理と,前記取得処理にて取得した画像である取得画像に基づいて,所定の圧縮方式によって圧縮されたカラー画像データを生成するカラー生成処理と,前記取得画像に基づいて,前記カラー画像データと同じ圧縮方式によって圧縮されたグレースケールの画像データであるグレー画像データを生成するグレー生成処理と,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが閾値よりも大きい場合に,前記取得画像をカラー画像と判定する色種別判定処理と,前記色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定する決定処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像出力装置は,取得部にて取得した取得画像に基づいて,カラー画像データとグレー画像データとを生成する。グレー画像データは,カラー画像データと同じ圧縮方式によって圧縮されたグレースケールの画像データである。そして,生成されたカラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの違いが閾値より大きい場合に,取得画像をカラー画像と判定する。さらに,判定結果に応じて出力する画像データを決定する。取得画像としては,例えば,スキャナによってカラー読み取りされた画像や,プリンタドライバが印刷対象として受け付ける画像が該当する。また,圧縮方式としては,例えば,JPEG,GIF,PNGが該当する。なお,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの違いが閾値よりも大きくない場合,取得画像の色種別をカラー画像ではないと判定してもよいし,グレー画像やモノクロ画像と判定してもよい。
すなわち,本明細書に開示される画像出力装置では,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの比較に基づいて色種別を判定するので,判定のアルゴリズムが簡単である。つまり,カラー画像データとグレー画像データとの生成が完了していれば,速やかに判定結果が得られる。その結果として,例えば,画像データの生成が完了しているにもかかわらず,画像データの出力を待たされる状況の軽減が期待できる。
また,前記制御部は,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの比率を,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いとして用いるとよい。サイズの比率による判定は,サイズそのものによる判定結果への影響が小さいので,広範囲の画像データに適用可能である。
また,前記制御部は,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの差分を,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いとして用いるとよい。サイズの差分の算出は容易であり,早期に判定できる。
また,前記制御部は,前記取得画像の少なくとも色差成分に基づいて,前記取得画像の色種別を判定する成分色種別判定処理を実行するとよい。色種別判定処理とは別の判定処理として成分色種別判定処理を実行すれば,色種別判定処理の判定結果と成分色種別判定処理の判定結果とを利用して,色種別を確実に判定できる。
また,前記制御部は,前記決定処理では,前記色種別判定処理の判定結果よりも先に前記成分色種別判定処理の判定結果が得られた場合に,前記成分色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定するとよい。色種別判定処理と成分色種別判別処理とのうち,先に得られた判定結果を採用することで,より早期に出力する画像データを決定できる。なお,色種別判定処理と成分色種別判定処理とは,同時に開始してもよいし,別々に開始してもよい。
また,前記制御部は,前記取得画像に基づいて,二値化された無彩色の画像データである無彩色二値画像データを生成する二値生成処理を実行し,前記成分色種別判定処理では,前記取得画像のさらに輝度成分にも基づいて,前記取得画像を,カラー画像,グレー画像,無彩色二値画像,のいずれか1つに判定するとよい。輝度成分にも基づいて判定すれば,カラー画像の他,グレー画像と無彩色二値画像とを区別できる。これらを区別することで,より詳細な色種別を判定できる。
また,前記制御部は,前記色種別判定処理では,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが前記閾値よりも大きくない場合に,前記取得画像をカラー画像ではないと判定し,前記成分色種別判定処理では,前記色種別判定処理にて前記取得画像がカラー画像ではないと判定された場合,カラー画像を判定対象から除外し,グレー画像か無彩色二値画像かを判定するとよい。取得画像がカラー画像ではないことが判明した後は,少なくともカラー画像を判定対象から除外できる。色種別を早期に特定するためには,判定対象を限定する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記決定処理にて出力する画像データが決定したことを条件として,当該出力する画像データの出力を開始するとよい。出力する画像データが決定した後は,速やかに画像データの出力を開始することが好ましい。
また,前記取得部は,原稿の画像の読み取りを行い,前記制御部は,前記取得処理では,前記取得部によってカラー読み取りが行われた画像を取得するとよい。カラー読み取りによって取得された画像データの色種別を判定して,適切な画像データを出力することができる。
また,前記制御部は,前記閾値を,原稿のサイズと読取解像度との少なくとも一方に基づいて設定するとよい。読み取った原稿のサイズや読取解像度によって,生成される画像データのサイズが異なる。そのため,判定の閾値をこれらの情報に基づいて変更することで,閾値を固定値とするものと比較して,より正確な判定となる可能性が高い。
本明細書には,画像出力装置に,画像を取得する取得処理と,前記取得処理にて取得した画像である取得画像に基づいて,所定の圧縮方式によって圧縮されたカラー画像データを生成するカラー生成処理と,前記取得画像に基づいて,前記カラー画像データと同じ圧縮方式によって圧縮されたグレースケールの画像データであるグレー画像データを生成するグレー生成処理と,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが閾値よりも大きい場合に,前記取得画像をカラー画像と判定する色種別判定処理と,前記色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定する決定処理とを実行させることを特徴とするプログラムも開示されている。
本発明によれば,色種別判定を早期に終了して,画像データの出力を早期に開始することが期待できる画像出力装置およびプログラムが実現される。
本形態に係るスキャナの電気的構成を示すブロック図である。 スキャナの読取出力動作に係る概略構成を示すブロック図である。 読取出力処理の手順を示すフローチャートである。 成分判定処理の手順を示すフローチャートである。 ブロック判定処理の手順を示すフローチャートである。 簡易判定処理の手順を示すフローチャートである。 Y値判定処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像出力装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,画像読取機能を備えたスキャナに本発明を適用したものである。
まず,スキャナ100の電気的構成について説明する。スキャナ100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35とを含むコントローラ30を備えている。また,スキャナ100は,画像読取部20と,ネットワークインターフェース37と,USBインターフェース38と,操作パネル40とを備え,これらがコントローラ30に電気的に接続されている。
ROM32には,スキャナ100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,スキャナ100の各構成要素を制御する。
CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,スキャナ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にスキャナ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
画像読取部20は,原稿の画像を読み取るための構成である。本形態のスキャナ100は,カラー読み取りが可能なものである。読取方式は,CCD方式であってもCIS方式であってもよい。画像読取部20は,取得部の一例である。
ネットワークインターフェース37は,LANケーブル等を介してネットワークと通信を行うためのハードウェアである。USBインターフェース38は,USBケーブル等を介して通信を行うためのハードウェアである。操作パネル40は,液晶ディスプレイおよびスタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群を備え,各種の表示と,ユーザによる指示入力の受け付けとを担う。
本形態のスキャナ100は,原稿を読み取り,読み取った画像に基づく画像データを生成して他装置へ出力する読取出力動作を実行可能である。スキャナ100は,例えば,読取出力動作の指示にてカラー読み取りを実行するか否かの指定がなされていない場合に,画像読取部20にてカラー読み取りを実施し,読み取った画像の色種別を判定する。さらに判定結果に応じて,適切な画像データを出力する。
続いて,スキャナ100のうち,読取出力動作のための概略構成について,図2を参照して説明する。スキャナ100は,画像読取部20と,画像処理回路22と,色種別判定回路23と,RAM33と,画像ファイル生成回路25とを有する。なお,本形態では,画像処理回路22と色種別判定回路23と画像ファイル生成回路25とは,ASIC35(図1参照)に含まれる。
さらに,画像ファイル生成回路25は,JPEGエンコーダ251と,JPEGエンコーダ252と,2値化回路253と,圧縮回路254と,メモリ255と,メモリ256と,メモリ257とを有する。JPEGエンコーダ251と,JPEGエンコーダ252とは,共通の回路でもよい。また,メモリ255,256,257は,RAM33の領域の一部でもよいし,別のハードウェアとして設けられていてもよい。
画像読取部20は,読取出力動作の実行時には,原稿のカラー読み取りを実行し,カラー情報を含むRGB形式の画像データを取得する。画像処理回路22は,画像読取部20によって取得された画像データを変換して,YCbCr形式の画像データを生成し,RAM33に保存する。YCbCr形式の画像データのうち,Y成分は,輝度を表す輝度成分であり,Cb成分とCr成分とは,それぞれ異なる色の色差を表す色差成分である。
色種別判定回路23は,読み取った画像の色種別を判定する。つまり,YCbCr形式の画像データの各成分に基づいて,読み取った原稿がカラー原稿であるか,グレー原稿であるか,モノクロ原稿であるかを判定する。具体的には,有彩色の成分を含む原稿であればカラー原稿と判定する。また,無彩色で多階調の原稿はグレー原稿,白と黒のみの二階調の原稿はモノクロ原稿とそれぞれ判定する。なお,色種別の判定方法については後述する。
画像ファイル生成回路25は,画像処理回路22にて生成されたYCbCr形式の画像データに基づいて,カラー画像データと,グレー画像データと,モノクロ画像データとをそれぞれ生成する。具体的には,画像ファイル生成回路25は,YCbCr形式の画像データに基づいて,JPEGエンコーダ251にてカラー画像データを生成し,メモリ255に保存する。また,YCbCr形式の画像データに基づいて,JPEGエンコーダ252にてグレー画像データを生成し,メモリ256に保存する。また,YCbCr形式の画像データに基づいて,2値化回路253と圧縮回路254とにてモノクロ画像データを生成し,メモリ257に保存する。
カラー画像データは,YCbCr形式の画像データの輝度成分と色差成分との両方の情報を用いて,JPEG方式にて圧縮された圧縮データである。つまり,カラー画像データは,カラー情報を含む画像データである。なお,JPEGは,国際規格のデータ圧縮方式である。
また,グレー画像データは,YCbCr形式の画像データのうち,Cb値とCr値とを固定値に置き換えたデータに基づいて,JPEG方式にて圧縮された圧縮データである。つまり,グレー画像データは,YCbCr形式の画像データから生成されたグレースケールの画像データである。または,画像データの輝度成分であるY情報のみを用いて圧縮を行うことにより,グレー画像データを生成してもよい。なお,JPEGエンコーダ251とJPEGエンコーダ252とは,同一の構成であり,カラー画像データとグレー画像データとは,いずれも同一の圧縮率の同じ圧縮方式にて圧縮された圧縮データである。
また,モノクロ画像データは,YCbCr形式の画像データに基づいて,二値化された無彩色の画像データである。そのために,2値化回路253は,YCbCr形式の画像データのうちのY情報のみを取得して二値化し,二値データを生成する。圧縮回路254は,2値化回路253にて生成された二値データを圧縮し,圧縮データを生成する。圧縮回路254の圧縮方式としては,例えば,パックビッツ方式がある。モノクロ画像データの圧縮方式は,カラー画像データやグレー画像データの圧縮方式とは異なる方式であってもよいし,同一の方式であってもよい。
つまり,画像読取部20でのカラー読み取りによって取得された取得画像を圧縮したデータがカラー画像データであり,JPEGエンコーダ251にてカラー画像データを生成する処理は,カラー生成処理の一例である。また,グレー画像データは,同じ取得画像についてのグレースケールの圧縮画像データであり,JPEGエンコーダ252にてグレー画像データを生成する処理は,グレー生成処理の一例である。また,モノクロ画像データは,同じ取得画像を二値化した無彩色の画像データであり,2値化回路253と圧縮回路254とによってモノクロ画像データを生成する処理は,二値生成処理の一例である。
続いて,本形態のスキャナ100にて,実行される読取出力動作の概略について説明する。スキャナ100は,原稿を読み取って,前述した各種の画像データを生成し,そのうちの原稿の色種別に適合した画像データを出力する,読取出力動作の実行が可能である。そのために,スキャナ100は,原稿の色種別を判定する処理として,読み取りと並行して実行される成分判定処理と,1ページの読み取りの終了後に実行される簡易判定処理と,の2種類の処理を備えている。成分判定処理は,画像データをブロックに分割して,ブロックごとに,各画素の画像データに基づく判定を行う処理であり,詳細な判定が可能であるが,判定結果が得られるまでに時間が掛かる可能性がある。一方,簡易判定処理は,画像データのサイズの比較に基づき,短時間でできる簡便な処理である。成分判定処理と簡易判定処理とについては後述する。
まず,成分判定処理と簡易判定処理とを備えるスキャナ100にて実行される読取出力処理の手順の概略について,図3を参照して説明する。この読取出力処理は,原稿が画像読取部20にセットされて,読取出力動作の開始の指示を受け付けたことを契機に,CPU31にて実行される。
スキャナ100は,読取出力動作の開始の指示を受け付けると,まず,原稿の読み取り動作を開始する(S101)。S101は,取得処理の一例である。そして,取得した画像に基づいて,カラー,グレー,モノクロの各種の画像データの生成を開始する(S102)。さらに,成分判定処理の実行を開始する(S103)。なお,後述するように,S101,S102,S103で開始した各動作は,並行して実行される。
そして,1ページ分の原稿の読み取りが終了したか否かを判断する(S104)。終了していない場合は(S104:NO),原稿の読み取りを継続する。並行して実行している他の処理も継続して実行する。読み取りが終了したと判断したら(S104:YES),このページの成分判定処理による判定が終了したか否かを判断する(S105)。なお,次ページの原稿がある場合は,S105以降の処理が終了していなくても,次ページの読取やデータの生成を開始する。
そして,成分判定処理による判定が終了していると判断した場合は(S105:YES),判定結果に基づいて,生成した各画像データのうちから,出力する画像データを決定する(S106)。S106は,決定処理の一例である。さらに,読取出力動作の指示にて指定された出力先へ,決定した画像データの出力を開始し(S107),読取出力処理を終了する。
一方,読み取りが終了しても,成分判定処理による判定が終了していないと判断した場合は(S105:NO),各画像データの生成が終了したか否かを判断する(S109)。終了していない場合は(S109:NO),成分判定処理と画像データの生成を継続する。
そして,成分判定処理による判定が終了するより前に各画像データの生成が終了したと判断した場合は(S109:YES),簡易判定処理を開始する(S110)。そして,簡易判定処理による判定が終了したか否かを判断する(S111)。判定が終了していないと判断した場合は(S111:NO),簡易判定処理を継続して実行する。簡易判定処理の開始時に成分判定処理を中断してもよいし,並行して実行してもよい。
そして,簡易判定処理が終了したと判断したら(S111:YES),S106へ進んで出力する画像データを決定する。さらに,決定した画像データを出力し(S107),読取出力処理を終了する。
続いて,本形態のスキャナ100にて,読取出力動作において色種別を判定する処理である,成分判定処理と簡易判定処理とについて説明する。成分判定処理は,各画素について画像データのYCbCrの各成分を用いて,色種別を判定する処理である。成分判定処理は,成分色種別判定処理の一例である。簡易判定処理は,生成されたカラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの比較に基づいて,色種別がカラー画像であるか否かを判定する処理である。簡易判定処理は,色種別判定処理の一例である。
本形態のスキャナ100は,成分判定処理を色種別判定回路23にて実行する。成分判定処理では,1ページ分の画像データのうち,例えば,100画素×100画素等のブロック単位で色種別の判定を行い,その結果に基づいて1ページ全体の色種別を判定する。そのため,成分判定処理は,1ページ分の原稿の読み取りが終了していなくても,部分的に実行することができる。そこで,スキャナ100は,原稿の読み取りと並行して,色種別判定回路23による成分判定処理を実行する。ただし,最終的な判定結果が得られるのは,1ページ分の原稿の読み取りが終了した後となる。
一方,簡易判定処理は,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとが決定してから実行される。そのため,少なくともJPEGエンコーダ251によるカラー画像データの生成と,JPEGエンコーダ252によるグレー画像データとの生成とが完了してから開始される。従って,簡易判定処理は,1ページ分の原稿の読み取りが終了してから実行開始される。成分判定処理が,各画素の画像データの分布に基づく詳細な判定であるのに比較し,簡易判定処理は,データサイズに基づく判定である。そのため,簡易判定処理の処理にかかる時間は,成分判定処理に比較してかなり短い。
本形態のスキャナ100は,読取出力動作を開始すると,画像読取部20による原稿の読み取り動作と,画像処理回路22による原稿の画像に基づくYCbCr形式の画像データの生成処理と,色種別判定回路23による成分判定処理と,画像ファイル生成回路25による各種の画像データの生成処理とを,並行して実行する。画像ファイル生成回路25では,カラー画像データと,グレー画像データと,モノクロ画像データとの3種の画像データを並行して生成し,それぞれ対応するメモリに保存する。
このように,読取出力動作では,各種画像データの生成処理と色種別判定回路23による成分判定処理とが並行して実行される。そのため,各種画像データの生成が終了しても成分判定処理による判定結果が出ていない状態となる可能性がある。スキャナ100は,各種画像データの生成が終了しても色種別判定回路23における成分判定処理が終了していない場合には,簡易判定処理の実行を開始する。つまり,スキャナ100は,各種画像データの生成が終了したら,色種別判定回路23における成分判定処理と並行して,簡易判定処理を実行する。
そして,スキャナ100は,成分判定処理または簡易判定処理の判定結果に基づいて,出力する画像データを決定する。つまり,成分判定処理または簡易判定処理の少なくとも一方によって,原稿の画像の色種別が確定したら,その確定した色種別の画像データを出力する。具体的に,本形態では,原稿がカラー画像であると判定した場合は,メモリ255に保存されているカラー画像データを出力する。グレー画像であると判定した場合は,メモリ256に保存されているグレー画像データを出力する。モノクロ画像であると判定した場合は,メモリ257に保存されているモノクロ画像データを出力する。
続いて,色種別判定回路23による成分判定処理の手順について,図4のフローチャートを参照して説明する。成分判定処理は,原稿の読み取りが開始され,画像処理回路22にてYCbCr形式の画像データの生成が開始されたことを契機に,色種別判定回路23にて実行される。
成分判定処理では,まず,ブロック判定処理を実行する(S201)。ブロック判定処理では,画像データをブロックに細分して,各ブロックごとの色種別を判定する。ブロック判定処理の手順について,図5のフローチャートを参照して説明する。なお,ブロック判定処理は,1ページ分の画像データの生成が終了していなくても,生成された部分の画像データを用いて順次実行可能なので,原稿の読み取りと並行して実行される。
ブロック判定処理では,まず,各色のブロック数を初期化する。具体的に,カラーブロック数と,グレーブロック数と,モノクロブロック数とをそれぞれ0とする(S301)。そして,1ページを,例えば,100画素×100画素のブロックに分割する(S302)。さらに,ブロック内の全画素について画像データの生成が終了したブロックから順に,ブロック単位で,その中に含まれる画素の画像データに基づいて,以下の処理を実行する。
まず,ブロック内の全画素について,Cb値の平均値と,Cr値の平均値とを算出する(S304)。さらに,S304にて算出された2つの平均値が,いずれも所定の範囲内の値であるか否かを判断する(S305)。S305の所定の範囲は,Cb,Cr値の中央値を含み,無彩色に近い色の範囲である。例えば,Cb,Cr値が16〜240の範囲の値であれば,中央値の無彩色に近い色である112以上143未満の範囲内であるか否かを判断する。
S305にて,平均値がいずれも所定の範囲内であると判断した場合は(S305:YES),ブロック中に,Y値が予め決めた範囲の外である画素の割合が大きいか否かを判断する(S306)。具体的には,p<qの関係にある2つの値pとqとに対して,Y<pである暗い画素の個数と,Y>qである明るい画素の個数との合計数の,ブロック中の全画素数に占める割合が,所定の割合より大きいか否かを判断する。例えば,Y値が16〜235の範囲の値であれば,Y値が63未満である画素と,Y値が224以上である画素とで,ブロック内の画素の40%以上が占められているか否かを判断する。
そして,S306にて,前述の画素の割合が大きくないと判断した場合には(S306:NO),中間の輝度の画素がある程度以上含まれている。そこで,そのブロックをグレーブロックであると判定し,グレーブロック数を1加算する(S307)。一方,前述の画素の割合が大きいと判断した場合は(S306:YES),そのブロックをモノクロブロックであると判定し,モノクロブロック数を1加算する(S308)。
また,S305にてCb,Cr値の平均値の少なくとも一方が所定の範囲内ではないと判断した場合には(S305:NO),そのブロックをカラーブロックであると判定し,カラーブロック数を1加算する(S309)。
次に,1ページ分の全ブロックについて,判定が終了したか否かを判断する(S310)。1ページ分が終了していなければ(S310:NO),S304に戻り,次のブロックについて同様に色種別を判定する。一方,1ページ分が終了していれば(S310:YES),ブロック判定処理を終了する。
図4に戻り,S201のブロック判定処理が終了したので,次に,ページ内の全画素について,Cb値の最頻値と,Cr値の最頻値とを求める。そして,これらの値がいずれも所定の範囲内であるか否かを判断する(S203)。例えば,前述の範囲の値で,Cb値の最頻値と,Cr値の最頻値とが,いずれも112以上143未満の範囲内の無彩色に近い色であるか否かを判断する。
そして,両最頻値が所定の範囲内であると判断した場合には(S203:YES),ブロック判定処理により得られたカラーブロック数の,ページの全ブロック数に占める割合が,所定の割合を超えているか否かを判断する(S204)。例えば,カラーブロック数の割合が0.2%以上であるか否かを判断する。
さらに,カラーブロック数の割合が小さいと判断した場合には(S204:NO),ブロック判定処理により得られたグレーブロック数の,ページの全ブロック数に占める割合が,所定の割合を超えているか否かを判断する(S205)。例えば,グレーブロック数の割合が0.3%以上であるか否かを判断する。
そして,グレーブロック数の割合が所定の範囲を超えていると判断した場合には(S205:YES),そのページをグレーページであると判定して(S207),成分判定処理を終了する。一方,S205にて,グレーブロック数の割合が所定の範囲を超えていないと判断した場合には(S205:NO),そのページをモノクロページであると判定して(S208),成分判定処理を終了する。
また,S204にてカラーブロック数の割合が所定の範囲を超えていると判断した場合(S204:YES),または,Cb値とCr値との最頻値の少なくとも一方が所定の範囲内ではないと判断した場合には(S203:NO),そのページをカラーページであると判定して(S209),成分判定処理を終了する。これで,読み取った1ページの色種別が判定された。
続いて,もう一つの判定処理である簡易判定処理の手順について,図6のフローチャートを参照して説明する。簡易判定処理は,色種別判定回路23による成分判定処理が終了していないことを条件に,画像ファイル生成回路25にて少なくともカラー画像データとグレー画像データとの生成が終了したことを契機に,CPU31にて実行される。簡易判定処理は,成分判定処理の実行と並行して実行する。または,簡易判定処理の開始時には,成分判定処理を中断してもよい。
簡易判定処理では,まず,読取時の読取条件または読取結果から,読み取った原稿のサイズと,読取解像度とを取得する(S401)。そして,S401にて取得した原稿サイズおよび読取解像度に基づいて,判定のための閾値を設定する(S402)。閾値については後述する。
次に,生成されたカラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとを比較し,これらが近いか否かを判断する(S403)。つまり,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの違いが,S402にて設定した閾値の範囲内であるか否かを判断する。
前述したように,カラー画像データは,画像データのYCbCrの各成分を全て用いた圧縮データであり,グレー画像データは,Cb値とCr値とを固定値としてY成分のみを用いた圧縮データである。もし,元の画像がグレー画像であり,そのCb成分の変動もCr成分の変動も小さい場合には,これらを固定していないカラー画像データも,グレー画像データに近いデータとなる。一方,原稿がカラー画像を含む場合には,そのCb成分とCr成分との少なくとも一方の変動は大きく,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとはかなり異なるものとなる。
つまり,そのページのカラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとが近い場合には,その原稿はカラー画像を含まないと推測できる。そこで,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの違いが,S402にて設定した閾値の範囲内である場合には,カラーページではないと判定する。つまり,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとが近いと判断した場合には(S403:YES),カラーページではないと判定する(S406)。
一方,画像データのサイズの違いが閾値より大きい場合には,カラーページであると判定する。つまり,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとが近くないと判断した場合には(S403:NO),カラーページであると判定して(S405),簡易判定処理を終了する。
なお,S403の判断は,サイズの比率を用いて行ってもよいし,サイズの差分を用いて行ってもよい。例えば,カラー画像データのサイズに対するグレー画像データのサイズの比率が,0.8〜1.2の範囲内であれば,カラー画像ではないと判断する。比率を用いる場合には,閾値として予め決めた固定値を使用してもよい。
一方,サイズの差分を用いる場合には,S402にて,原稿サイズや読取解像度に基づく閾値を設定することが好ましい。原稿サイズが大きい原稿や,高い読取解像度での読み取りを行った場合には,それぞれ小さい場合に比較して,1ページの画素数が大きい。そのため,原稿サイズや読み取り解像度によって,生成された画像データのサイズも異なる可能性が高い。そこで,スキャナ100は,画像データのサイズを差分で比較する場合には,その閾値として,原稿サイズおよび読取解像度に基づく値を用いる。具体的には,原稿サイズが大きい場合には,小さい場合に比較して,閾値を大きい値とする。また,読取解像度が高解像度の場合には,低解像度の場合に比較して,閾値を大きい値とする。
そして,画像データのサイズの差分が閾値より小さい場合には,カラー画像ではないと判断する。なお,閾値は,原稿サイズや読取解像度ごとに予め決めて記憶しておき,読み出して使用する。あるいは,計算式として記憶しておき,原稿サイズや読取解像度に基づいて算出してもよい。このように閾値を設定することにより,固定値の閾値を使用した場合より,適切な判断となることが期待できる。
図6のS406にて,カラーページではないと判定した場合には,グレーページであるかモノクロページであるかを判定するために,Y値判定処理を実行する(S407)。Y値判定処理は,前述した成分判定処理(図4参照)のうち,カラーページか否かの判定をせず,グレーページであるかモノクロページであるかを判定する処理である。つまり,カラー画像を判定対象から除外し,読み取った画像の色種別がグレー画像かモノクロ画像かの判定を実行する。このY値判定処理は,成分色種別判定処理のうちカラー画像を除外した処理の一例である。
次に,Y値判定処理の手順について,図7のフローチャートを参照して説明する。Y値判定処理には,前述の成分判定処理と共通の処理が含まれる。共通の処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
このY値判定処理では,まず,実行中の成分判定処理のブロック判定処理(図5参照)によって,この時点までに決定したグレーブロック数とモノクロブロック数とを取得する(S501)。つまり,Y値判定処理では,少なくとも簡易判定処理の開始時点まで,並行して実行されていた成分判定処理の途中経過を取得する。
さらに,次のブロックについて,各画素のY値を取得する(S502)。そして,ブロック判定処理のS306と同様に,Y値に応じてグレーブロックであるかモノクロブロックであるかを判定する(S306,S307,S308)。さらに,1ページ分の判定が終了したか否かを判断し(S310),終了していなければ(S310:NO),S502に戻って,次のブロックのY値を取得する。つまり,ブロック判定処理のうち,カラーブロックか否かの判断(S304,S305)を除いて,それ以外の部分を実行する。
なお,Y値判定処理の開始時点で,ブロック判定処理が終了していれば,S502およびS306〜S308,S310の処理は不要である。その場合には,S501の後,直ちにS205へ進めばよい。
一方,1ページ分の判定が終了したと判断したら(S310:YES),成分判定処理と同様に,全ブロック数に対するグレーブロック数の割合が所定の値を超えているか否かを判断する(S205)。そして,グレーブロック数の割合が所定の値を超えていると判断した場合は(S205:YES),グレーページであると判定して(S207),Y値判定処理を終了する。一方,超えていないと判断した場合は(S205:NO),モノクロページであると判定して(S208),Y値判定処理を終了する。
図6に戻り,S407のY値判定処理によってグレーページであるかモノクロページであるかの判別が終了したので,簡易判定処理を終了する。なお,Y値判定処理の実行に代えて,単に,色種別判定回路23による成分判定処理の結果を待つとしてもよい。
以上,詳細に説明したように,本形態のスキャナ100は,画像読取部20にて取得した画像に基づいて,カラー画像データとグレー画像データとを生成し,原稿に応じた画像データを出力する読取出力動作を実行する。そのために,生成されたカラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとを比較し,その比較結果に基づいて,取得した画像の色種別を判定する。つまり,カラー画像データのサイズとグレー画像データのサイズとの違いが閾値より大きい場合に,カラーページであると判定する。さらに,色種別の判定結果に基づいて,出力する画像データを決定する。カラーページであると判定された場合は,カラー画像データを出力する。グレーページであると判定された場合は,グレー画像データを出力する。画像データの生成が終了していれば,そのサイズの比較は容易である。従って,画像データの生成後,早期にデータを出力できることが期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,スキャナに限らず,複写機,複合機,FAX機等,画像処理機能と画像データ出力機能とを備えるものであれば適用可能である。
また,例えば,色種別の判定対象とする画像は,画像読取部20にて読み取った画像データに限らない。例えば,プリンタドライバが印刷対象として受け付ける画像データでもよい。また,他の装置から受信して画像データを取得してもよいし,既に取得してメモリに保存されている画像データを読み出してもよい。読み取り動作による画像データの取得をしない場合には,画像読取部20はなくてもよい。つまり,画像データを取得し,処理後の画像データを出力するプリンタドライバ等のプログラムにも,本発明を適用できる。
また,例えば,カラー画像データとグレー画像データとの圧縮方式は,JPEGに限らない。GIFでもよいし,PNGでもよいし,さらに他の方式でもよい。また,モノクロ画像データの圧縮方式は,パックビッツ方式に限らない。
また,例えば,分割ブロックの大きさ,各種の閾値等の数値は一例であり,適宜変更可能である。また,サイズの比率をサイズの違いとして用いる場合にも,閾値を可変値としてもよい。
また,例えば,上記の形態では,画像処理回路22と色種別判定回路23と画像ファイル生成回路25とはASIC35に含まれるとしたが,いずれの処理もASICによる処理に限らず,ソフトウエアによって実行してもよい。例えば,各処理を,ROM32に組み込まれたソフトウエアによって,CPU31が実行してもよい。
また,上記の形態では,色種別判定回路23にて実行される成分判定処理では,1ページ分のブロック判定が終了してから,そのページの色数判定を行うとしたが,これに限らない。例えば,ページの途中で,それまでにカラーブロックと判定されたブロックの数が,ページ全体のブロック数のうちの所定の割合を超えているか否かを判断してもよい。そして,超えていると判断した場合には,そのページをカラーページと判定できる。この場合でも,成分判定処理を終了したと判断し(図3のS105にてYES),出力する画像データを決定できる。
また,例えば,モノクロ画像データの判定を行わず,カラー画像データとグレー画像データとを生成してそのいずれかを出力する装置に,本発明を適用することも可能である。その場合には,簡易判定処理によってカラーページ以外であると判定されたら(S406),Y値判定処理を行うことなく,グレーページに決定して,グレー画像データを出力すればよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
20 画像読取部
31 CPU
100 スキャナ

Claims (10)

  1. 画像を取得する取得部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記取得部にて画像を取得する取得処理と,
    前記取得処理にて取得した画像である取得画像に基づいて,所定の圧縮方式によって圧縮されたカラー画像データを生成するカラー生成処理と,
    前記取得画像に基づいて,前記カラー画像データと同じ圧縮方式によって圧縮されたグレースケールの画像データであるグレー画像データを生成するグレー生成処理と,
    前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが閾値よりも大きい場合に,前記取得画像をカラー画像と判定する色種別判定処理と,
    前記取得画像の少なくとも色差成分に基づいて,前記取得画像の色種別を判定する成分色種別判定処理と,
    前記色種別判定処理または前記成分色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定する決定処理と,
    を実行し,
    さらに,前記制御部は,
    前記カラー生成処理によるカラー画像データの生成と,前記グレー生成処理によるグレー画像データの生成とが終了しても,前記成分色種別判定処理が終了していない場合には,前記色種別判定処理の実行を開始することを特徴とする画像出力装置。
  2. 請求項1に記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの比率を,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いとして用いることを特徴とする画像出力装置。
  3. 請求項1に記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの差分を,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いとして用いることを特徴とする画像出力装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理では,前記色種別判定処理の判定結果よりも先に前記成分色種別判定処理の判定結果が得られた場合に,前記成分色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定することを特徴とする画像出力装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,
    前記取得画像に基づいて,二値化された無彩色の画像データである無彩色二値画像データを生成する二値生成処理を実行し,
    前記成分色種別判定処理では,前記取得画像のさらに輝度成分にも基づいて,前記取得画像を,カラー画像,グレー画像,無彩色二値画像,のいずれか1つに判定することを特徴とする画像出力装置。
  6. 請求項に記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,
    前記色種別判定処理では,前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが前記閾値よりも大きくない場合に,前記取得画像をカラー画像ではないと判定し,
    前記成分色種別判定処理では,前記色種別判定処理にて前記取得画像がカラー画像ではないと判定された場合,カラー画像を判定対象から除外し,グレー画像か無彩色二値画像かを判定することを特徴とする画像出力装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,
    前記決定処理にて出力する画像データが決定したことを条件として,当該出力する画像データの出力を開始することを特徴とする画像出力装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する画像出力装置において,
    前記取得部は,原稿の画像の読み取りを行い,
    前記制御部は,
    前記取得処理では,前記取得部によってカラー読み取りが行われた画像を取得することを特徴とする画像出力装置。
  9. 請求項に記載する画像出力装置において,
    前記制御部は,
    前記閾値を,原稿のサイズと読取解像度との少なくとも一方に基づいて設定することを特徴とする画像出力装置。
  10. 画像出力装置に,
    画像を取得する取得処理と,
    前記取得処理にて取得した画像である取得画像に基づいて,所定の圧縮方式によって圧縮されたカラー画像データを生成するカラー生成処理と,
    前記取得画像に基づいて,前記カラー画像データと同じ圧縮方式によって圧縮されたグレースケールの画像データであるグレー画像データを生成するグレー生成処理と,
    前記カラー画像データのサイズと前記グレー画像データのサイズとの違いが閾値よりも大きい場合に,前記取得画像をカラー画像と判定する色種別判定処理と,
    前記取得画像の少なくとも色差成分に基づいて,前記取得画像の色種別を判定する成分色種別判定処理と,
    前記色種別判定処理または前記成分色種別判定処理の判定結果に応じて,出力する画像データを決定する決定処理と,
    を実行させ
    さらに,前記カラー生成処理によるカラー画像データの生成と,前記グレー生成処理によるグレー画像データの生成とが終了しても,前記成分色種別判定処理が終了していない場合には,前記色種別判定処理の実行を開始させることを特徴とするプログラム。
JP2013270361A 2013-12-26 2013-12-26 画像出力装置およびプログラム Active JP6127965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270361A JP6127965B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 画像出力装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013270361A JP6127965B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 画像出力装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015126440A JP2015126440A (ja) 2015-07-06
JP6127965B2 true JP6127965B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=53536841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013270361A Active JP6127965B2 (ja) 2013-12-26 2013-12-26 画像出力装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6127965B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3304858B2 (ja) * 1997-11-28 2002-07-22 富士ゼロックス株式会社 画像送信装置および画像送信方法
US6718878B2 (en) * 1999-09-29 2004-04-13 Xerox Corporation Automatic detection of black and white pages in a color document stream
JP4141477B2 (ja) * 2006-04-10 2008-08-27 シャープ株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015126440A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6489761B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム
JP2007043569A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法
US20110317232A1 (en) Image processing apparatus, control method, and computer-readable medium
JP6108220B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2007266921A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP6341085B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
EP2328338B1 (en) Image processing apparatus and image processing program
JP6127966B2 (ja) 画像出力装置およびプログラム
JP6127965B2 (ja) 画像出力装置およびプログラム
US20090316169A1 (en) Controller unit and control method performed by controller unit
JP2010130510A (ja) 印刷装置及びプログラム
US20190073558A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer program
JP2011254471A (ja) 画像処理装置、画像プレビュー方法
JP6064390B2 (ja) 画像読取装置、画像読取システム、画像読取プログラムおよび携帯端末用プログラム
US20150131132A1 (en) Image reading apparatus capable of outputting a plurality of types of image data
JP6427960B2 (ja) 画像処理装置
JP6293466B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体
JP6255938B2 (ja) 画像読取システムおよび画像読取装置
JP5361830B2 (ja) 画像処理装置
JP5422520B2 (ja) 画像処理装置
JP6079371B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP6834701B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP5478428B2 (ja) 画像処理装置
JP6794901B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP5799675B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6127965

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150