JP6079371B2 - 画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

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取得した画像について、白紙画像であるかどうかの白紙判定、および、有彩色画像であるか、無彩色であるかの画像色判定を実行するための技術に関する。
従来から、画像読取手段で読み取られた原稿画像を含む読取画像のデータに基づき、当該読取画像が、白紙画像、換言すれば無地画像であるか否かの白紙判定を行う画像処理装置がある(特許文献1参照)。この画像処理装置は、上記読取画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎に、当該ブロックを構成する画素群について輝度に関するヒストグラムを作成し、そのヒストグラムから、白紙ブロックであるか否かを判定する。そして、画像処理装置は、白紙ブロックであると判定したブロックの数から、読取画像が白紙画像である否かを判定する。
また、従来から、画像読取手段で読み取られた原稿画像を含む読取画像のデータに基づき、当該原稿画像が、有彩色画像であるか否かの画像色判定を行う画像処理装置がある(特許文献2参照)。この画像処理装置は、上記読取画像を複数のブロックに分割し、ブロック毎に、当該ブロックを構成する画素群について色差(色味ともいう)に関するヒストグラムを作成し、そのヒストグラムから、有彩色ブロックであるか否かを判定する。そして、画像処理装置は、有彩色ブロックであると判定したブロックの数から、読取画像が有彩色画像であるか否かを判定する。
特開2008−219810号公報 特開2012−142761号公報
しかし、従来の画像処理装置は、上記白紙判定のための処理と、画像色判定のための処理とを全く独立に実行しているため、白紙判定および画像色判定のための処理が非効率になるおそれがある。
本明細書では、白紙判定および画像色判定のための処理が非効率になることを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像処理装置は、画像を取得する画像取得部と、画像処理部と、を備え、前記画像処理部は、前記画像取得部が取得した取得画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、前記複数のブロックを順次選択して選択ブロックとするブロック選択処理と、前記選択ブロックが、非単色ブロックであるか否かを判定する非単色ブロック判定処理と、前記選択ブロックが、有彩色ブロックであるか否かを判定する有彩色ブロック判定処理と、前記非単色ブロック判定処理で前記非単色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が非白紙条件を満たすか否かを判定する非白紙条件判定処理と、前記有彩色ブロック判定処理で前記有彩色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が有彩色条件を満たすか否かを判定する有彩色条件判定処と、前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たさないと判定している場合、前記選択ブロックを、少なくとも前記非単色ブロック判定処理の対象とし、前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たすと判定した場合、前記選択ブロックを、前記非単色ブロック判定処理の対象とせずに前記有彩色ブロック判定処理の対象とする対象切替処理と、を実行する構成を有する。
非単色ブロックであると判定したブロックの数から、取得画像が非白紙画像であると判定した場合、その後、選択ブロックとされるブロックに対して非単色ブロック判定処理を実行することは必須ではない。そこで、この画像処理装置は、非単色ブロックであると判定したブロックの数から、取得画像が非白紙画像であると判定した場合、選択ブロックを、非単色ブロック判定処理の対象とせずに有彩色ブロック判定処理の対象とする。これにより、白紙判定のための処理と画像色判定のための処理とを全く独立に実行する構成に比べて、白紙判定および画像色判定のための処理が非効率になることを抑制することが可能である。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記非単色ブロック判定処理で前記選択ブロックが前記非単色ブロックであると判定したことを条件に、当該選択ブロックを、前記有彩色ブロック判定処理の対象とする構成でもよい。
単色ブロックであると判定されたブロックは、取得画像の背景色部分(地色部分)である可能性が高く、非単色ブロックであると判定されたブロックに比べて、取得画像が有彩色画像であるか否かの判定結果に与える影響が比較的に小さい。そこで、この画像処理装置は、選択ブロックが非単色ブロックであると判定したことを条件に、当該選択ブロックが有彩色ブロックであるか否かを判定する。従って、1つのブロックに対して、常に、非単色ブロック判定、および、有彩色ブロック判定の両方を行う構成に比べて、白紙判定および画像色判定を効率よく行うことができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記有彩色条件判定処理で前記取得画像が前記有彩色条件を満たすと判定した場合、その後に選択ブロックとされるブロックに対して、有彩色ブロック判定処理の実行を禁止する構成でもよい。
この画像処理装置によれば、取得画像が有彩色画像であることが決定可能であるにもかかわらず、有彩色ブロック判定処理が無駄に続行されることを抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記非単色ブロック判定処理では、前記各ブロックを構成する画素群について、輝度に関するヒストグラムを生成し、前記輝度に関するヒストグラムから、前記選択ブロックが前記非単色ブロックであるか否かを判定し、前記有彩色ブロック判定処理では、前記各ブロックを構成する画素群について、色差に関するヒストグラムを生成し、前記色差に関するヒストグラムから、前記選択ブロックが、前記有彩色ブロックであるか否かを判定する構成でもよい。
この画像処理装置によれば、取得画像が非白紙画像であることが決定可能であるにもかかわらず、輝度に関するヒストグラムが無駄に生成されることを抑制することができる。
なお、この発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、白紙判定および画像色判定のための処理が非効率になることを抑制することが可能である。
一実施形態のスキャナの電気的構成を示すブロック図 読取制御処理を示すフローチャート 白紙・画像色判定処理を示すフローチャート 読取画像、および、ブロック分割後の読取画像を示す説明図 非単色ブロック判定処理を示すフローチャート ブロックB(1,1)の輝度および色差のヒストグラムを示す図 ブロックB(2,4)の輝度および色差のヒストグラムを示す図 ブロックB(2,6)の輝度および色差のヒストグラムを示す図 有彩色ブロック判定処理を示すフローチャート
<一実施形態>
一実施形態のスキャナ1について図1〜図9を参照しつつ説明する。
(スキャナの構成)
図1に示すように、スキャナ1は、画像処理部2、画像読取部3、表示部4、操作部5、および、通信部6を備える。スキャナ1は画像処理装置の一例である。
画像処理部2は、画像読取部3等を制御する制御部であり、中央処理装置(以下、第1CPU)21、ROM22、RAM23、および、画処理回路24を有する。ROM22には、このスキャナ1の各種の動作を実行するためのプログラムや、後述する読取制御処理を実行するためのプログラム(画像処理プログラムの一例)が記憶されている。
CPU21は、ROM22から読み出したプログラムに従って、スキャナ1の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、ROM22やRAM23以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、ストレージ装置など、他の不揮発性の記録媒体でもよい。画処理回路24は、画像処理専用のハード回路であり、読取データに対する画像処理を実行することが可能である。
画像読取部3は、CIS(Contact Image Sensor)を有する読取デバイスであり、図示しない原稿シート上の画像を読み取って、その読取画像Gに応じた画素列の読取データを出力する。読取画像Gは取得画像の一例であり、読取データは、RGB(赤・緑・青)色空間のデータであるものとする。なお、画像読取部3は、CISに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。また、画像読取部3が出力した読取データは、図示しないAD変換部によりAD変換され、RAM23に記憶される。なお、画像読取部3は画像取得部の一例である。
表示部4は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部5は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。通信部6は、無線通信または有線通信により、外部機器とデータ通信を行うためのデバイスである。図1では、外部機器の一例として、USB(Universal Serial Bus)等の外部メモリ10が示されている。通信部は画像取得部の一例である。
(読取制御処理)
例えばユーザが操作部5にて画像読取の実行を指示するための操作を行うと、画像処理部2は、図2に示す読取制御処理を実行する。画像処理部2は、この読取制御処理の実行により、原稿シートM上の画像を、画像読取部3に読み取らせ、その読取画像Gに対して白紙判定および画像色判定を行うことができる。
なお、白紙判定は、読取画像Gが白紙画像であるか否かの判定である。白紙画像は、文字、図形、記号、模様等(以下、文字等という)が無い無地で単色の画像をいい、白色画像に限らず、他の色の単色画像でもよい。画像色判定は、読取画像Gが、少なくとも有彩色画像であるか、無彩色画像であるかの判定である。
画像処理部2は、まず読取処理の実行を開始する(S1)。具体的には、CPU21は、画像読取部3に、原稿シート上の画像を読み取らせ、画像読取部3が出力した読取データをRAM23に記憶する。
画像処理部2は、読取処理の実行開始後、図3に示す白紙・画像色判定処理の実行を開始する(S2)。この白紙・画像色判定処理には、ブロック分割処理(S21)、ブロック選択処理(S23)、非白紙条件判定処理(S25)、非単色ブロック判定処理(S26)、有彩色ブロック判定処理(S29)、有彩色条件判定処理(S31)が含まれる。なお、画像処理部2は、原稿シート上の全画像の読取を完了した後に、上記白紙・画像色判定処理の実行を開始する構成でもよいし、原稿シート上の画像の読取途中で、読み取った部分について、上記白紙・画像色判定処理を順次実行していく構成でもよい。
(1)ブロック分割処理
画像処理部2は、まずブロック分割処理の実行を開始する(S21)。具体的には、CPU21は、RAM23に記憶された読取データから、読取画像Gを、一定の大きさの矩形状の複数のブロックBに均等分割する。図4の上段には読取画像G1が例示され、中段にはその読取画像G1を分割した分割画像G2が例示されている。読取画像G1は、例えば背景色部分と、ABCの文字部分、換言すれば非背景部分とを含む画像であり、背景色部分は白色であり、Aの文字部分は黒色であり、B、Cの文字部分は有彩色であるものとする。以下、読取画像G1に含まれる各ブロックBを特定する場合、ブロックB(X、Y)とし、Xは横(列)の順位であり、Yは縦(行)の順位であるとする。
なお、1つのブロックBは、例えば1辺(1行)の画素数が11、他辺(1列)の画素数が18であり、全画素数は、198であるとする。画像処理部2は、原稿シート上の画像を、所定ライン数分読み取るごとに、当該所定ライン数分の部分画像についてブロック分割処理を順次行う構成でもよい。所定ライン数とは、少なくとも1つのブロックBの縦寸法分のライン数である。
画像処理部2は、ブロック分割処理の実行中または実行完了後、ブロック番号K、非単色ブロック数、有彩色ブロック数をそれぞれゼロに初期化する(S22)。ブロック番号Kは、画像処理部2が選択するブロックBの順位である。非単色ブロック数は、後述する非単色ブロック判定処理(S26)で非単色ブロックであると判定されたブロックの総数である。有彩色ブロック数は、後述する有彩色ブロック判定処理(S29)で有彩色ブロックであると判定されたブロックの総数である。
(2)ブロック選択処理
次に、画像処理部2は、ブロック選択処理の実行を開始する(S23)。ブロック選択処理は、分割された各ブロックを順次選択して選択ブロックとする処理であり、具体的には、CPU21は、ブロック番号Kに1を加算することで、その加算後のブロック番号KのブロックBを選択ブロックとする。以下、図4中段に白抜き矢印で示すように、画像処理部2は、1列目(Y=1)のブロック列について、ブロックB(1,1)からブロックB(6,1)に向けて順次選択し、次に、2列目(Y=2)のブロック列について、ブロックB(1,2)からブロックB(6,2)に向けて順次選択していくものとする。
次に、画像処理部2は、K番目のブロックBについて、色変換処理を実行する(S24)。具体的には、CPU21は、画処理回路24に指示して、YCbCr変換処理により、K番目のブロックBに含まれる画素群の読取データを、RGB色空間のデータから、輝度Y、及び、2つの色差Cb、Crを有するYCbCr色空間のデータに変換させる。以下、輝度Yは、例えば0〜255の範囲で示されるものとする。また、各色差Cb、Crは、例えば−128〜+128に128を加算して正規化した範囲であり、具体的には0〜255の範囲で示されるものとする。また、色差が0〜99および157〜255の範囲を有彩色範囲とし、100〜156の範囲を無彩色範囲とする。なお、読取データが、予め、YCbCr色空間のデータ等、輝度成分および色差成分を含む色空間データである場合には、画像処理部2は、S23の処理の実行後、色変換処理をせずに、S25に進む構成でもよい。
(3)非白紙条件判定処理
画像処理部2は、K番目のブロックBについて色変換処理を実行後、非白紙条件判定処理を実行する(S25)。非白紙条件判定処理は、非単色ブロック数の現在値から、読取画像Gが非白紙条件を満たすか否か、換言すれば、非単色ブロック数の現在値が、非白紙条件に対応する条件を満たすかを判定する処理である。具体的には、CPU21は、後述する非単色ブロック割合F1が、非白紙閾値(例えば0.3%)を超えるか否かを判断する。
ここで、読取画像Gが非白紙条件を満たしていない場合、この時点では、読取画像Gが非白紙画像であると決定することはできない。このため、画像処理部2は、この後に選択されるブロックBについても、非単色ブロック処理(S26)を続行する必要がある。一方、読取画像Gが非白紙条件を満たした場合、この時点で、読取画像Gが非白紙画像であると決定することができる。このため、画像処理部2は、この後に選択されるブロックBについて、上記非単色ブロック処理(S26)を行う必要がなくなる。
そこで、次に述べるように、画像処理部2は、読取画像Gが非白紙条件を満たさないと
判定している間(S25:NO)、K番目のブロックBを、非単色ブロック判定処理の対
象とし、読取画像Gが非白紙条件を満たすと判定した場合(S25:YES)、K番目の
ブロックBを、非単色ブロック判定処理の対象外とする(S25、S26)。なお、これ
らの処理(S25,S26)は対象切替処理の一例である。
(4)非単色ブロック判定処理
CPU21は、非単色ブロック割合F1が非白紙閾値を超えていないと判断した場合(S25:NO)、K番目のブロックBについて、図5に示す非単色ブロック判定処理を実行する(S26)。非単色ブロック判定処理は、K番目のブロックBが非単色ブロックであるか否かを判定する処理である。
単色ブロック、非単色ブロックは次のようなブロックであるとする。
「単色ブロック」:ブロックBに含まれる画素群の輝度Yのバラツキが小さく、ほぼ全ての画素が、輝度Yが特定色に対応する値を示す画素(以下、特定色画素という)に該当するブロック。例えば読取画像G1上の背景色部分のみ含むブロックは、単色ブロックである。
「非単色ブロック」:ブロックBに含まれる画素群の輝度Yのバラツキが大きく、上記特定色画素以外の画素(以下、非特定色画素)が所定数以上存在するブロック。例えば読取画像G1上に互いに色が異なる背景色部分および文字部分を含むブロックは、非単色ブロックである。
画像処理部2は、まず、K番目のブロックBについて輝度Yに関するヒストグラム(度数分布)生成処理を実行する(S41)。具体的には、CPU21は、画処理回路24に指示して、上記輝度Yのデータから、K番目のブロックBに含まれる画素群について輝度Yのヒストグラムを生成する。図6〜8には、互いに異なる3つのブロックB(1,1)、B(2,4)、B(2,8)について輝度Yのヒストグラムが例示されている。各ヒストグラムは、縦軸が画素数であり、横軸が輝度Yの値である。
次に、画像処理部2は、K番目のブロックBについて、輝度Yに関するヒストグラムのバラツキを示すバラツキ値を算出するバラツキ値算出処理を実行する(S42)。具体的には、CPU21は、上記ヒストグラムから、最も頻度が高い輝度Yである最頻値Y1を決定し、その最頻値Y1から最頻度画素割合F3を算出する。最頻度画素割合F3は、1つのブロックBの全画素数CAに対する最頻度範囲画素数C1の割合(=(C1/CA)×100)を算出する。
最頻度範囲画素数C1は、図6〜図8に示すように、上記最頻値Y1を含む最頻度範囲D1内に含まれる画素の数である。最頻度範囲D1は、最頻値Y1を中心とする範囲が好ましい。この構成であれば、輝度Yが最頻値Y1に一致する画素のみを最頻度範囲画素数C1としてカウントする構成に比べて、読取画像Gの背景色のバラツキやむらにより、背景色部分のみ含むブロックBが、非単色ブロックであると誤判定されることを抑制することができる。
画像処理部2は、K番目のブロックBのバラツキ値を算出した後、そのバラツキ値から、K番目のブロックBが非単色条件を満たすか否かを判断し(S43)、当該非単色条件を満たすと判断した場合(S43:YES)、K番目のブロックBは非単色ブロックであると判定する。具体的には、CPU21は、最頻度画素割合F3が非単色閾値(例えば99.8%)より小さいか否かを判断し(S43)、最頻度画素割合F3が非単色閾値より小さいと判断した場合(S43:YES)、K番目のブロックBは非単色ブロックであるとみなせるため、非単色ブロック数に1を加算して(S44)、本非単色ブロック判定処理を終了し、図3のS28に進む。一方、CPU21は、最頻度画素割合F3が非単色閾値以上であると判断した場合(S43:NO)、K番目のブロックBは単色ブロックであるとみなせるため、非単色ブロック数に1を加算せずに、本非単色ブロック判定処理を終了し、図3のS28に進む。
一方、CPU21は、非単色ブロック割合F1が非白紙閾値を超えたと判定した場合(S25:NO)、非単色ブロック判定処理を実行することなく、S29に進む。これにより、読取画像Gが非白紙画像であることが決定したにもかかわらず、それ以降も、選択ブロックBについて非単色ブロック判定処理が不必要に続行されることを抑制することができる。
図6に示すように、読取画像G1のブロックB(1,1)は、白色の背景色部分のみを含むブロックであり、最頻度画素割合F3は非単色閾値より大きいため、画像処理部2は、ブロックB(1,1)を単色ブロックであると判定する。図7に示すように、読取画像G1のブロックB(2,4)は、白色の背景色部分、および、黒色のAの文字部分を含むブロックであり、最頻度画素割合F3は非単色閾値以下であるため、画像処理部2は、ブロックB(2,4)を非単色ブロックであると判定する。
すると、非単色ブロック割合F1が非白紙閾値を超えることになり、この時点で、読取画像G1は非白紙画像であると決定することができる。このため、画像処理部2は、ブロックB(1,1)からブロックB(2,4)まで、非単色ブロック判定処理(S26)を実行し、次のB(3,4)以降のブロックについては、非単色ブロック判定処理(S26)を実行しない。なお、図8の示すように、読取画像G1のブロックB(2,6)は、白色の背景色部分、および、有彩色のBの文字部分を含むブロックである。しかし、画像処理部2は、このブロックB(2,6)について輝度Yのヒストグラムを生成せず、且つ、非単色ブロックであると判定することもない。
また、画像処理部2は、非単色ブロック判定処理で、K番目のブロックBが非単色ブロックであると判定した場合(S27:YES)、上述した非単色ブロック割合F1を算出する(S28)。非単色ブロック割合は、読取画像G上の全ブロック数に対する非単色ブロック数の割合である。なお、全ブロック数は、例えば読取画像Gのサイズ等に応じて予め定められているものとする。その後、画像処理部2は、有彩色ブロック判定処理(S29)に進む。
また、画像処理部2は、図3に示すように、読取画像Gが非白紙判定条件を満たさないと判定した場合(S25:NO)、非単色ブロック割合F1の算出(S28)をせずに、有彩色ブロック判定処理(S29)に進む。これにより、読取画像Gが非白紙画像であることが決定したにもかかわらず、それ以降も、非単色ブロック割合F1の算出が不必要に続行されることを抑制することができる。なお、このS28の処理は、S26、S27の直後に限らず、S23とS24の間や、S24とS25の間などで実行してもよい。
(5)有彩色ブロック判定処理
S29では、画像処理部2は、図9に示す有彩色ブロック判定処理を実行する。画像処理部2は、まず、K番目のブロックBについて色差Cb、Crに関するヒストグラム生成処理を実行する(S51)。具体的には、CPU21は、画処理回路24に指示して、上記色差Cb、Crのデータから、K番目のブロックBに含まれる画素群について色差Cb、Crそれぞれのヒストグラムを生成する。図6〜8には、互いに異なる3つのブロックB(1,1)、B(2,4)、B(2,8)について色差Cb(Cr)のヒストグラムが例示されている。各ヒストグラムは、縦軸が画素数であり、横軸が色差Cb(Cr)の値である。
次に、画像処理部2は、色差Cb、Crそれぞれのヒストグラムを用いて、各画素について、色差Cb、Crのいずれかが有彩色範囲内であるか否かを判断することにより、有彩色画素であるか否かを判定する。そして、画像処理部2は、その判定結果から、各色差Cb、Crごとの有彩色画素割合を算出する(S52)。有彩色画素割合は、1つのブロックBの全画素数CAに対する有彩色画素数C2の割合(=(C2/CA)×100)である。
次に、画像処理部2は、K番目のブロックBが有彩色条件を満たすか否かを判断する(S53)。有彩色条件は、例えば、色差Cb、Crの有彩色画素割合の少なくとも一方、或いは、色差Cb、Crの有彩色画素割合の平均値が、有彩色閾値(例えば0.3%)を超えることとする。画像処理部2は、K番目のブロックBが有彩色条件を満たすと判断した場合(S53:YES)、有彩色ブロック数に1を加算し(S54)、K番目のブロックBが有彩色条件を満たさないと判断した場合(S53:NO)、有彩色ブロック数に1を加算せずに、本有彩色ブロック判定処理を終了し、図3のS30に進む。
(6)有彩色条件判定処理
画像処理部2は、有彩色ブロック判定処理の実行後、有彩色ブロック割合を算出する(S30)。有彩色ブロック割合は、読取画像G上の全ブロック数KAに対する有彩色ブロック数(S54参照)の割合である。画像処理部2は、読取画像Gが第2有彩色条件を満たすか否かを判断する(S31)。第2有彩色条件は、例えば、有彩色ブロック割合が、有彩色閾値(例えば0.3%)を超えることとする。
画像処理部2は、読取画像Gが第2有彩色条件を満たすと判断した場合(S31:YES)、読取画像Gは有彩色画像であるとして、例えば有彩色フラグを、RAM23に記憶し(S34)、本白紙・画像色判定処理を終了し、図2のS3に進む。
画像処理部2は、読取画像Gが有彩色画像条件を満たさないと判断した場合(S31:NO)、読取画像G上の全ブロックBを選択し、S26またはS29の判定を完了したか否かを判断する(S32)。具体的には、画像処理部2は、現在のブロック番号Kが、最終ブロック番号(読取画像G上の全ブロック数KA)に達したか否かを判断する。画像処理部2は、現在のブロック番号Kが最終ブロック番号KAに達していないと判断した場合(S32:NO)、S23に戻り、次の順位のブロックBを選択する。
画像処理部2は、現在のブロック番号Kが最終ブロック番号KAに達したと判断し(S32:YES)、且つ、読取画像Gが非白紙条件を満たしていないと判定した場合(S33:NO)、読取画像Gは白紙画像であるとして例えば白紙フラグを、RAM23に記憶し(S36)、本白紙・画像色判定処理を終了し、図2のS3に進む。また、画像処理部2は、現在のブロック番号Kが最終ブロック番号KAに達したと判断し(S32:YES)、且つ、読取画像Gが非白紙条件を満たしていると判定した場合(S33:YES)、読取画像Gは非単色の無彩色画像であるとして、例えば無彩色フラグを、RAM23に記憶し(S35)、本白紙・画像色判定処理を終了し、図2のS3に進む。なお、非単色の無彩色画像は、例えば白黒画像や、グレイ画像である。
ここで、単色ブロックであると判定されたブロックは、読取画像Gの背景色部分である可能性が高く、非単色ブロックであると判定されたブロックに比べて、読取画像Gが有彩色画像であるか否かの判定結果に与える影響が比較的に小さい。そこで、画像処理部2は、K番目のブロックBが非単色ブロックでない、換言すれば単色ブロックであると判定した場合(S27:NO)、K番目のブロックBを、上記非単色ブロック割合F1の算出(S28)および有彩色ブロック判定処理(S29)の対象外とし、S32に進む。従って、1つのブロックBに対して、常に、非単色ブロック判定処理、および、有彩色ブロック判定処理の両方を行う構成に比べて、白紙判定および画像色判定を効率よく行うことができる。
画像処理部2は、上述したように、図6に示すブロックB(1,1)を単色ブロックであると判定するため(S27:NO)、ブロックB(1,1)を、有彩色ブロック判定処理の対象外とし、同図に示す色差Cb、Crのヒストグラムを生成しない。また、画像処理部2は、図7に示すブロックB(2,4)を非単色ブロックであると判定するため(S27:YES)、ブロックB(2,4)を、有彩色ブロック判定処理の対象とし、無彩色ブロックであると判定する。
画像処理部2は、図8に示すブロックB(2,6)を非単色ブロックであると判定するため(S27:YES)、ブロックB(2,6)を、有彩色ブロック判定処理の対象とし、有彩色ブロックであると判定する。そして、画像処理部2は、その時点で、読取画像G1を、有彩色画像であると判定し、ブロックB(3,6)以降のブロックBについて有彩色ブロック判定処理を行うことなく、本白紙・画像色判定処理を終了する。これにより、読取画像Gが有彩色画像であることが決定可能であるにもかかわらず、有彩色ブロック判定処理が無駄に続行されることを抑制することができる。
(7)読取データのデータ変換処理
S3では、画像処理部2は、RAM23に白紙フラグが記憶されているか否かを判断することにより、読取画像Gが白紙画像であるか否かを判定する。画像処理部2は、読取画像Gが白紙画像であると判定した場合(S3:YES)、白紙画像が検出された旨を表示部4上に表示させ(S4)、S10に進む。
画像処理部2は、読取画像Gが白紙画像でないと判定した場合(S3:NO)、RAM23に有彩色フラグが記憶されているか否かを判断することにより、読取画像Gが有彩色画像であるか否かを判定する(S5)。画像処理部2は、読取画像Gが有彩色画像であると判定した場合(S5:YES)、読取データを,グレイスケールデータに変換せずに、JPEG(Joint Photograghic Experts Group)変換し、JPEGデータを生成し(S9)、指定先メモリに保存し(S8)、S10に進む。保存先メモリは、例えばRAM23や外部メモリ10である。
画像処理部2は、読取画像Gが有彩色画像でないと判定した場合(S5:NO)、読取データをグレイスケールデータに変換する処理を実行する(S6)。具体的には、画像処理部2は、RGB色空間の読取データを、RGBデータのいずれか1色のデータのみ残し、残りの色のデータは破棄する処理を実行する。なお、画像処理部2は、RGB色空間の読取データを、輝度成分を含む色空間データに変換し、輝度のデータのみ残し、他の成分のデータを破棄する処理を実行する構成でもよい。なお、一般的に、無彩色画像の読取データを、予めグレイスケールデータに変換することで、より高画質のJPEGデータを生成することができる。
画像処理部2は、グレイスケールデータを、JPEG変換し、JPEGデータを生成し(S7)、指定先メモリに保存し(S8)、S10に進む。S10では、次の原稿シートが有るか否かを判断し、次の原稿シートが図示しない原稿トレイ上に有ると判断した場合(S10:YES)、S1に戻り、次の原稿シートが原稿トレイ上に無いと判断した場合(S10:NO)、本読取制御処理を終了する。
なお、例えばユーザが操作部5にて外部メモリ10からの画像取込の実行を指示するための操作を行うと、画像処理部2は、通信部6により、外部メモリ10に記憶された画像データを取得し、その画像データについて図2のS2以降の処理を実行することも可能である。この場合、画像データに基づく画像が取得画像の一例である。
(本実施形態の効果)
非単色ブロックであると判定したブロックの数から、読取画像Gが非白紙画像であると判定した場合、その後、選択ブロックとされるブロックに対して非単色ブロック判定処理を実行することは必須ではない。そこで、このスキャナ1は、非単色ブロックであると判定したブロックの数から、読取画像Gが非白紙画像であると判定した場合、選択ブロックを、非単色ブロック判定処理の対象とせずに有彩色ブロック判定処理の対象とする。これにより、読取画像Gが非白紙画像であると判定した後も、選択ブロックとされるブロックに対して非単色ブロック判定処理を実行する構成に比べて、白紙判定および画像色判定のための処理が非効率になることを抑制することが可能である。
なお、本発明に関連した次の構成とすることができる。
画像を取得する画像取得部と、
画像処理部と、を備え、
前記画像処理部は、
前記画像取得部が取得した取得画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
前記複数のブロックを順次選択して選択ブロックとするブロック選択処理と、
前記選択ブロックが、非単色ブロックであるか否かを判定する非単色ブロック判定処理と、
前記選択ブロックが、有彩色ブロックであるか否かを判定する有彩色ブロック判定処理と、
前記非単色ブロック判定処理で前記非単色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が非白紙条件を満たすか否かを判定する非白紙条件判定処理と、
前記有彩色ブロック判定処理で前記有彩色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が有彩色条件を満たすか否かを判定する有彩色条件判定処理と、
前記非単色ブロック判定処理で前記選択ブロックが前記非単色ブロックであると判定した場合、前記選択ブロックを、前記有彩色ブロック判定処理の対象とし、前記非単色ブロック判定処理で前記選択ブロックが前記非単色ブロックでないと判定した場合、前記選択ブロックを、前記有彩色ブロック判定処理の対象外とする対象切替処理と、を実行する構成を有する画像処理装置。
単色ブロックであると判定されたブロックは、取得画像の背景色部分(地色部分)である可能性が高く、非単色ブロックであると判定されたブロックに比べて、取得画像が有彩色画像であるか否かの判定結果に与える影響が比較的に小さい。そこで、この画像処理装置は、選択ブロックが非単色ブロックであると判定したことを条件に、当該選択ブロックが有彩色ブロックであるか否かを判定する。従って、1つのブロックに対して、常に、非単色ブロック判定、および、有彩色ブロック判定の両方を行う構成に比べて、白紙判定および画像色判定を効率よく行うことができる。
この場合、図3のS26,S27が、上記対象切替処理の一例である。また、この場合、画像処理部2は、S24の実行後、S25の処理を実行せずに、S26に進む構成でもよい。即ち、画像処理部2は、読取画像Gが非白紙画像であると判定した後も、選択ブロックとされるブロックに対して非単色ブロック判定処理を実行する構成でもよい。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
画像処理装置は、画像読取機能のみ有する上記スキャナ1に限らず、読取機能を含む複数の機能を有する複合機でもよい。また、画像処理装置は、読取機能を有しない構成でもよく、例えば外部機器や内部メモリから画像を取得する構成を備える装置であればよい。具体的には、画像処理装置は、コンピュータ等の情報処理装置、プリンタ等の画像形成装置、スマートフォン、タブレット等の携帯端末などでもよい。なお、上記外部機器は、例えばスキャナ、メモリ、サーバ、撮影機器などである。
画像処理部は、CPU21と、画処理回路24とにより読取制御処理を実行する構成に限らない。画像処理部は、1または複数のCPUのみにより読取制御処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより読取制御処理を実行する構成でもよい。
画像取得部は、画像読取部3,通信部6に限られない。画像取得部は、画像処置装置内の内蔵メモリに記憶された画像データを取得するインターフェースなどでもよい。
色変換処理(S24)は、YCbCr変換処理に限らず、各ブロックBに含まれる画素のデータを、輝度成分を含む色空間のデータに変換する処理であればよい。例えば、色変換処理(S24)は、YIQ変換処理、Lab変換処理により、読取データを、明度データLを含むLab色空間のデータに変換する処理でもよい。明度データLは、輝度成分のデータの一例である。
非白紙条件に対応する条件は、非単色ブロック割合F1に関する条件に限らず、非単色ブロック数自体に関する条件でもよい。例えば総ブロック数が予め定められた固定値である場合、非白紙条件に対応する条件は、非単色ブロック数が所定値以上であることとしてもよい。
画像処理部2は、読取画像Gが非白紙条件を満たさないと判定している間(S25:NO)、非単色ブロック判定処理を実行するが、有彩色ブロック判定処理を実行せずに、S32に進む構成でもよい。
非単色ブロック判定処理(S26)では、画像処理部2は、読取データのRGBそれぞれの画素濃度について、最頻度の画素数を求め、1つのブロックBについて、2色以上の最頻度画素数が非単色用閾値以上である場合に、非単色ブロックと判定し、1色のみ単色用閾値以上である場合に、単色ブロックであると判定してもよい。この場合、画像処理部2は、非単色ブロック判定処理のために色変換処理を行う必要がなくなる。
非単色ブロック判定処理(S26)では、画像処理部2は、K番目のブロックBの画素群の輝度Yに関する標準偏差や分散値を算出し、その標準偏差等の値を用いて、非単色ブロック判定を行ってもよい。この場合、画像処理部2は、図5のヒストグラム生成処理(S41)を実行せずに、S42で最頻度画素割合F3の代わりに標準偏差等を算出する構成とすることができる。標準偏差等は、バラツキ値の一例である。
非単色ブロック判定処理(S26)では、画像処理部2は、バラツキ値から、K番目のブロックBが単色条件を満たすか否かを判定し、否定判定した場合に、上記ブロックBは非単色ブロックであると判定してもよい。単色条件の一例は、例えば、最頻度画素割合F3が非単色閾値(例えば99.8%)以上であることや、非最頻度画素割合が単色閾値(例えば0.2%)よりも大きいことである。
有彩色ブロック判定処理(S29)では、画像処理部2は、K番目のブロックBが無彩色条件を満たすか否かを判定し、否定判定した場合に、上記ブロックBは有彩色ブロックであると判定してもよい。
画像処理部2は、非単色ブロック判定処理の結果に関係なく、常に、K番目のブロックBについて有彩色ブロック判定処理を実行する構成でもよい。また、画像処理部2は、読取画像Gの全ブロックBについてS26やS29の処理を実行した後に、S31の処理を実行する構成でもよい。即ち、画像処理部2は、図3において、S31の処理を、S32の後に実行してもよい。
1:スキャナ 2:画像処理部 3:画像読取部 6:通信部 B:ブロック G:読取画像

Claims (5)

  1. 画像を取得する画像取得部と、
    画像処理部と、を備え、
    前記画像処理部は、
    前記画像取得部が取得した取得画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記複数のブロックを順次選択して選択ブロックとするブロック選択処理と、
    前記選択ブロックが、非単色ブロックであるか否かを判定する非単色ブロック判定処理と、
    前記選択ブロックが、有彩色ブロックであるか否かを判定する有彩色ブロック判定処理と、
    前記非単色ブロック判定処理で前記非単色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が非白紙条件を満たすか否かを判定する非白紙条件判定処理と、
    前記有彩色ブロック判定処理で前記有彩色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が有彩色条件を満たすか否かを判定する有彩色条件判定処理と、
    前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たさないと判定している場合、前記選択ブロックを、少なくとも前記非単色ブロック判定処理の対象とし、前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たすと判定した場合、前記選択ブロックを、前記非単色ブロック判定処理の対象とせずに前記有彩色ブロック判定処理の対象とする対象切替処理と、を実行する構成を有する画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記非単色ブロック判定処理で前記選択ブロックが前記非単色ブロックであると判定したことを条件に、当該選択ブロックを、前記有彩色ブロック判定処理の対象とする構成である、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記有彩色条件判定処理で前記取得画像が前記有彩色条件を満たすと判定した場合、その後に選択ブロックとされるブロックに対して、有彩色ブロック判定処理の実行を禁止する構成である、画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記非単色ブロック判定処理では、前記各ブロックを構成する画素群について、輝度に関するヒストグラムを生成し、前記輝度に関するヒストグラムから、前記選択ブロックが前記非単色ブロックであるか否かを判定し、
    前記有彩色ブロック判定処理では、前記各ブロックを構成する画素群について、色差に関するヒストグラムを生成し、前記色差に関するヒストグラムから、前記選択ブロックが、前記有彩色ブロックであるか否かを判定する構成である、画像処理装置。
  5. 画像を取得する画像取得部を有する画像処理装置に、
    前記画像取得部が取得した取得画像を、複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記複数のブロックを順次選択して選択ブロックとするブロック選択処理と、
    前記選択ブロックが、非単色ブロックであるか否かを判定する非単色ブロック判定処理と、
    前記選択ブロックが、有彩色ブロックであるか否かを判定する有彩色ブロック判定処理と、
    前記非単色ブロック判定処理で前記非単色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が非白紙条件を満たすか否かを判定する非白紙条件判定処理と、
    前記有彩色ブロック判定処理で前記有彩色ブロックであると判定したブロックの数から、前記取得画像が有彩色条件を満たすか否かを判定する有彩色条件判定処理と、
    前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たさないと判定している場合、前記選択ブロックを、少なくとも前記非単色ブロック判定処理の対象とし、前記非白紙条件判定処理で前記取得画像が前記非白紙条件を満たすと判定した場合、前記選択ブロックを、前記非単色ブロック判定処理の対象とせずに前記有彩色ブロック判定処理の対象とする対象切替処理と、を実行させる画像処理プログラム。
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