JP6256032B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関するものである。
近年、スキャナやデジタルカメラにて取得した画像を、レーザープリンタやインクジェットプリンタで出力する機会が増えている。しかし、スキャナやデジタルカメラで取得した画像は一般的にモニタに合わせて作られており、プリンタでは再現できない色を多く含んでいる。そこでプリンタで再現できない色を、再現可能な色に置き換えるためガマットマッピングが行われている。これにより得られた色変換の情報は、業界標準として使用されているICCプロファイルや各社が独自に定義したプロファイルに埋め込まれ、色変換が実施されている。なお、ICCプロファイルは、International Color Consortium(ICC:国際カラーコンソシアム)により提唱されているプロファイルである。
色域圧縮においては、一般的にモニタの色域の方がプリンタの色域よりも広いことから、階調性の劣化が起こりやすい。そこで圧縮目標とする点を決め、そこに向かって入力色信号の各格子点を、色域を圧縮することで階調性良く色域圧縮する技術が既に知られている。
例えば、特許文献1には、入力色空間の明度と彩度の階調性を維持した良好な色再現を実現する目的で以下の技術が開示されている。特許文献1では、まず、入力装置の第一の色空間の格子点が含まれる色相の、最大彩度の明度を取得する。そして、明度と格子点の明度との差が閾値より大きく、かつ格子点の明度が最大彩度の明度よりも大きい場合は、最大彩度よりも小さい明度軸上の点を目標点として、色域圧縮をする構成が開示されている。
しかしながら、上記に示されるような階調性を向上させる色域圧縮方式にあっては、入力色信号を均等に分割した格子点を色域圧縮する場合には、格子点を階調性よく色域圧縮することで、入力色信号の階調性も良好に再現されたが、次のような問題点があった。すなわち、ICCプロファイルのように標準色空間で均等な格子点で色域圧縮する場合には、格子点と入力色信号の階調性が異なるので、格子点の階調性を保ってマッピングしても、入力色信号の方の階調性は劣化してしまうことがあるという問題があった。
また、特許文献1の技術にあっては、階調性を維持した良好な色再現を実現しようとするものの、上記と同様に、標準色空間で均等の格子点では、階調性が劣化してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、標準色空間で均等な格子点においても階調性良くマッピングできるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、標準色空間である第一の色空間に均等な第一の格子点を生成する第一格子点生成部と、入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する第一色域生成部と、前記第一の格子点を、前記第一の色域に圧縮する第一色域圧縮部と、前記入力色信号の色空間である第二の色空間で均等な第二の格子点を生成する第二格子点生成部と、出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する第二色域生成部と、前記第二の格子点を、前記第二の色域に圧縮する第二色域圧縮部と、前記第一の色域の圧縮結果と前記第二の色域の圧縮結果を基に、プロファイルを生成するプロファイル生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明は、標準色空間で均等な格子点においても階調性良くマッピングすることができるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態の画像処理装置を含むシステム構成例を示すブロック図である。 図2は、本実施の形態にかかる画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、本実施の形態にかかる画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図4は、画像処理装置における補間処理部の機能構成例(1)を示すブロック図である。 図5は、図4の補間処理部の動作例を示すフローチャートである。 図6−1は、入力色信号をHLS色空間において等間隔に分割した格子点を示す説明図である。 図6−2は、CIELAB色空間における第二格子点と入力色信号の色域である第一色域を示す説明図である。 図7−1は、CIELAB色空間で均等な第一格子点を入力色空間であるsRGBの色域に圧縮する例を示す説明図である。 図7−2は、HLS色空間で均等に分割した第二格子点を出力色空間であるプリンタの色域に圧縮する例を示す説明図である。 図7−3は、図7−1の圧縮結果の第一圧縮点を囲む第二格子点の探索例を示す説明図である。 図7−4は、図7−2の圧縮結果をプリンタ色域へ圧縮する例を示す説明図である。 図7−5は、第一格子点に対するプリンタ色域の点を求める例を示す説明図である。 図8は、画像処理装置における補間処理部の機能構成例(2)を示すブロック図である。 図9は、図8の補間処理部の動作例を示すフローチャートである。 図10−1は、第一圧縮点をHLS色空間へ変換して変換後の圧縮点を取得する例を示す説明図である。 図10−2は、HLS色空間において変換後の圧縮点を囲む第二格子点を探索する例を示す説明図である。 図10−3は、第二LUTから図10−2の第二格子点に対応する第二圧縮点を取得する例を示す説明図である。 図10−4は、HLS色空間における変換後の圧縮点と第二格子点を用いてプリンタ色域内の点を求める例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態の画像処理装置は、階調性を向上させてマッピングする処理を行うものである。すなわち、標準色空間における全空間で均等な格子点を入力色空間色域に階調性良く色域圧縮し、入力色空間で均等な格子点を出力色空間の色域とする。さらに標準色空間の色域圧縮結果と入力色空間の均等な格子点との位置関係から補間演算を行い、標準色空間に均等な格子点に対応する出力色空間の信号を求めるものである。以下の図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本実施の形態の画像処理装置を含むシステム構成例を示すブロック図である。本システムは、少なくとも、画像入力装置10、画像処理装置20、画像出力装置30を有する。なお、図1では画像入力装置10、画像処理装置20、画像出力装置30をそれぞれ別々に示したが、これらを一体化した、例えば、複合機といった構成であってもよい。複合機は、MFP(multi function printer)などと呼ばれ、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの機能を備える。
画像入力装置10は、例えば、カラースキャナ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ(PC)などカラー画像データを入力する装置である。画像出力装置30は、プリンタ、各種ディスプレイ、プロジェクタなどのカラー画像を出力する装置である。
画像入力装置10としてのスキャナは、原稿のアナログデータをディジタルの画像データとして取り込みができる機能を有する。これは複合機上のコンタクトガラス板上に原稿を置き、読み取るものでもよいし、自動原稿送り装置などによる原稿読み取り式でもよい。画像出力装置30として、記録紙に画像を形成するプロセスに関してはトナーを用いたものであってもインクで用いたものであってもよい。
図2は、本実施の形態の画像処理装置20の構成例を示すブロック図である。画像処理装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶装置24を有する。すなわち、画像処理装置20は、CPU(central processing unit)21、ROM(read−only memory)22、RAM(random access memory)23などのマイクロコンピュータシステムを有する。また、記憶装置24は、例えばHDD(hard disk drive)などで構成される。
CPU21は、第一格子点生成部100、第一色域生成部101、第一色域圧縮部102、第二格子点生成部103、第二色域生成部104、第二色域圧縮部105、補間処理部106、色空間変換部107、プロファイル生成部108の機能を有する。
記憶装置24は、後述するように生成された各LUT(ルックアップテーブル)として、第一LUT110、第二LUT111、第三LUT112を有する。
第一格子点生成部100は、標準色空間である第一の色空間に均等な第一の格子点を生成する。第一色域生成部101は、入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する。第一色域圧縮部102は、上記第一の格子点を、上記第一の色域に圧縮する。
第二格子点生成部103は、上記入力色信号の色空間である第二の色空間で均等な第二の格子点を生成する。第二色域生成部104は、出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する。第二色域圧縮部105は、上記第二の格子点を、上記第二の色域に圧縮する。
補間処理部106は、上記第一の色域圧縮結果と上記第二の色域圧縮結果を基に補間演算を行い、上記第一の格子点に対応する出力色信号の第二の色域の点を算出する。プロファイル生成部108は、上記第一の色域圧縮結果と上記第二の色域圧縮結果を基に、プロファイルを生成する。
色空間変換部107は、補間処理部106で求めた第二の色域内の点の第一の色空間における値を、出力色信号の色空間である第三の色空間に変換する。プロファイル生成部108は、変換された第三の色空間の値と、第一の格子点とを用いてプロファイルを生成する。
なお、上述した各機能を、CPU21を用いてソフトウェア(プログラム)により実現する代わりに、これら各部の全部または一部をハードウェア回路により実現してもよい。すなわち、第一格子点生成部100、第一色域生成部101、第一色域圧縮部102、第二格子点生成部103、第二色域生成部104、第二色域圧縮部105、補間処理部106、色空間変換部107、プロファイル生成部108の全部または一部である。
以下、これら図2の各機能について詳細に説明する。図2に示すように構成された画像処理装置20の動作について図3に示すフローチャートにしたがって説明する。図3において、まず、第一格子点生成部100は、標準色空間である第一の色空間で等間隔に分割した第一の格子点を生成する(ステップS101)。ここで標準色空間とは、デバイス非依存色空間であるCIELABやCIEXYZ、CIECAMなどデバイス非依存の信号である。ICCプロファイルを生成する場合には、標準色空間は、CIELAB、もしくはCIEXYZであるため、いずれかを等間隔に分割した格子点を生成する。なお、分割数は自由に設定してよい。
続いて、第一色域生成部101は、入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する(ステップS102)。入力色信号はsRGBや米国アドビ社のAdobeRGB(登録商標)、scRGBなど、表示装置、入力装置に合わせた信号を使用できる。また、色域は特徴点を繋いだ三角形や四角形を貼り合わせたポリゴンモデルなど、種々の記述方法で表現可能である。
続いて、第一色域圧縮部102は、第一の格子点を第一の色域に圧縮し、第一の格子点と第一色域内の点との第一LUT110を生成する(ステップS103)。なお、色域圧縮手段としては、公知の特開2012−178738号公報や特開2010−213058号公報、特開2009−219062号公報などに記載の階調性を維持してマッピングする技術を利用できる。
続いて、第二格子点生成部103は、入力色信号の空間である第二の色空間において等間隔に分割した信号を、第一の色空間に変換し、第二の格子点を生成する(ステップS104)。
続いて、第二色域生成部104は、出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する(ステップS105)。出力色信号はプリンタのCMYKやモニタのRGBなど出力装置に合わせた信号を使用できる。
続いて、第二色域圧縮部105は、第二の格子点を第二の色域に圧縮し、第二の格子点と第二色域内の点との第二LUT111を生成する(ステップS106)。
補間処理部106は、第一LUT110と第二LUT111を用いて補間演算を行い、第一の格子点に対応する第二色域内の点を示した第三LUT112を算出する(ステップS107)。
続いて、色空間変換部107は、第三LUT112に記憶されている第二色域内の点の、標準色空間である第一の色空間における値を、出力色空間である第三の色空間における値に変換する(ステップS108)。
続いて、プロファイル生成部108は、変換後の第三LUT112に基づきプロファイルを生成する(ステップS109)。
図4は、補間処理部106の機能構成例(1)を示すブロック図である。図4に示すように、補間処理部106は、第一圧縮点取得部201、補間格子探索部202、第二圧縮点取得部203、補間演算部204を有する。
第一圧縮点取得部201は、上記第一の色域圧縮結果によって得られた第一の格子点に対応する第一の色域内の点を取得する。補間格子探索部202は、上記第一の圧縮点を囲む上記第二の格子点の点を探索する。第二圧縮点取得部203は、第二の圧縮結果によって得られた、補間格子に対応する第二色域内の点を取得する。補間演算部204は、上記第一の圧縮点と上記補間格子の位置関係に基づき、上記第二の圧縮点を補間し、上記第一の格子点に対応する上記第二色域内の点を算出する。
次に、図4に示すように構成された補間処理部106の動作について図5に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。まず、第一圧縮点取得部201は、第一LUT110から第一格子点の圧縮先に対応する第一色域内の点を1点取得する(ステップS201)。
続いて、補間格子探索部202は、取得した第一の圧縮点を囲む第二の格子点を探索する(ステップS202)。続いて、第二圧縮点取得部203は、第二LUT111から、探索した第二の格子点に対応する第二色域内の点を取得する(ステップS203)。
続いて、補間演算部204は、第一の圧縮点と第二の格子点との位置関係に基づき、取得した第二の圧縮点を用いて、第一の格子点に対応する第二の色域内の点を求める(ステップS204)。
こうして第一の格子点に対応する第二の色域内の点をLUTとして記憶する。まだ対応する点が求められていない格子点が残っていれば(ステップ205、No)ステップS201に戻り、ステップS201〜S204が再度実行され、全格子点で対応点が算出済みあれば処理を終了する(ステップS205、Yes)。このように補間演算により第一の格子点に対応するプリンタの色を求められる。
次に、第二の格子点と第一の色域の関係について説明する。図6−1は、入力色信号をHLS色空間において等間隔に分割した格子点を示している。HLS色空間は、デバイス依存の色空間であり、L(輝度:Lightness)、S(彩度:Saturation):0〜1.0、H(色相:Hue):0°〜360°で表現される。
ここでは、L、Sを0.25刻み、Hを60°刻みで分割した場合の例である。HLS色空間は定義式に基づき、同じくRGB色空間に変換できる。このRGBを、sRGBやAdobeRGB(登録商標)、scRGBなど想定する入力色信号に応じて、定義式に基づき標準色空間へと変換する。こうして標準色空間での第二格子点を生成できる。
図6−2はCIELABにおける第二格子点と、入力色信号の色域である第一色域を示している。図6−1のL100はsRGB色空間においてRedの色相に相当するH=0を表しており、CIELAB色空間上では図6−2に示すL101のラインに変換される。同様に、HLS色空間の等色相ラインが、図6−2の縦方向の軸に相当するラインに変換される。ここではガマット表面の点しか見えないが、内にもガマット内部においても同様に格子点が存在する。
次に、図7−1〜図7−5を用いて、本実施の形態の画像処理の具体的な処理方法について説明する。ここでは標準色空間がCIELAB、入力色信号がsRGB、出力色信号がプリンタCMYKであった場合の例を示す。
まず、図7−1に示すように、CIELAB色空間で均等な第一の格子点を、入力色空間であるsRGBの色域に圧縮する。次に、図7−2に示すように、HLS色空間で均等に分割した第二の格子点を、出力色空間であるプリンタの色域に圧縮する。
続いて、図7−3に示すように、図7−1の圧縮結果によって得られた第一の圧縮点P1を囲む第二の格子点g1、g2、g3、g4を探索する。この探索は、まず、下記式(1)から第一の圧縮点P1と第二の各格子点Qとのユークリッド距離distを算出し、最も距離が近い格子点を探索する。ここで第一の圧縮点P1の明度、赤/緑、黄/青成分をL1、a1、b1、Qの明度、赤/緑、黄/青成分をL2、a2、b2とする。
Figure 0006256032
こうして得られたユークリッド距離最小の第二の格子点g1と第一の圧縮点P1の各色成分の大小関係を基に、g2、g3、g4を求める。
さらに、図7−4に示すように、図7−2の圧縮結果によって得られた、第二の格子点g1、g2、g3、g4のプリンタ色域への圧縮点であるg’1、g’2、g’3、g’4を取得する。
そして、図7−5に示すように、第一の圧縮点P1と第二の格子点g1、g2、g3、g4との距離k1、k2、k3、k4の比率に基づき、プリンタ色域への圧縮点であるg’1、g’2、g’3、g’4を補間する。これにより、第一の格子点に対応するプリンタ色域の点P2を求めることができる。
ここで距離kxは上記式(1)のL2、a2、b2に各gxの明度、赤/緑、黄/青成分を入れることで、同様に算出できる。第一の格子点に対応するプリンタ色域の点P2はk1、k2、k3、k4とg’1、g’2、g’3、g’4を用いて、下記式(2)から算出できる。
Figure 0006256032
次に、図8、図9を用いて、補間処理部106の異なる実施の形態について、具体的に説明する。
図8は、補間処理部106の機能構成例(2)を示すブロック図である。図8に示すように、補間処理部106は、第一圧縮点取得部201と、第一色空間変換部210と、補間格子探索部211と、第二圧縮点取得部203と、補間演算部212とを有する。
第一圧縮点取得部201は、第一の色域圧縮結果によって得られた第一の格子点に対応する第一の色域内の点を取得する。第一色空間変換部210は、第一圧縮点を第二の色空間に変換する。補間格子探索部211は、上記第一の圧縮点を囲む上記第二の格子点を探索する。第二圧縮点取得部203は、第二の圧縮結果によって得られた、上記第二の格子点に対応する第二色域内の点を取得する。補間演算部212は、上記第一の圧縮点と第二の格子点の位置関係に基づき、上記第二の圧縮点を補間し、上記第一の格子点に対応する上記第二色域内の点を算出する。
また、補間演算部212は、上記第一の圧縮点と各補間格子点との距離の比を用いて、上記第二の圧縮点を補間して上記第一の格子点に対応する上記第二色域内の点を算出する。
次に、図8に示すように構成された補間演算部106の動作について図9に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。まず、第一圧縮点取得部201は、第一LUT110から、第一の格子点の圧縮先の第一色域内の点を1点取得する(ステップS301)。
次に、第一色空間変換部210は、取得した圧縮点の信号を入力色信号の空間である第二の色空間に変換する(ステップS302)。ここで圧縮点は第一色域内、つまり入力色信号の色域内に圧縮されているため、定義式に基づき第二の色空間の信号で変換可能な値となっている。
続いて、補間格子探索部211は、第二の色空間に変換された第一の圧縮点を囲む第二の格子点を、第二LUT111から探索する(ステップS303)。第二の格子点は、元々、第二の色空間で等間隔に分割した信号であり、第二LUT111に第二の格子点を第一の色空間に変換した格子点と、その圧縮先と共に記憶させておけばよい。
また、LUTは変換後の格子点の値と圧縮先の値のみを保持しておき、第二の色空間の値が必要になった際に、定義式に基づき逆変換するようにしておいてもよい。
さらに、第二圧縮点取得部203は、第二LUT111から、探索した第二の格子点に対応する第二色域内の点を取得する(ステップS304)。
そして、補間演算部212は、変換された第一の圧縮点と、第二の色域における第二の格子点との位置関係に基づき、取得した第二の圧縮点を用いて、第一の格子点に対応する第二の色域内の点を求める(ステップS305)。
以降は、前述した図5のフローチャートと同様に、全ての第一の格子点に対して処理が完了するまで繰り返し処理を行う(ステップS306)。
次に、図10−1〜図10−4を用いて補間処理の別の例について説明する。ここでは、色域圧縮処理まで完了し、第一LUT110と第二LUT111は生成されているものとする。
まず、図10−1に示すように、取得した第一の圧縮点P1を定義式に基づき、
CIELAB → CIEXYZ → sRGB
と変換し、入力色信号の空間であるsRGBへと変換する。
さらに定義式に基づき、RGBからHLS色空間へと変換し、変換圧縮点P’1を得る。次に、図10−2に示すように、HLS色空間において変換圧縮点P’1を囲む第二の格子点g1、g2、g3、g4を探索する。
続いて、図10−3に示すように、第二LUT111から図10−2の探索結果によって得られた第二の格子点g1、g2、g3、g4に対応する、第二の圧縮点g’1、g’2、g’3、g’4を取得する。
そして、図10−4に示すように、HLS色空間における変換圧縮点P’1と第二の格子点g1、g2、g3、g4の位置関係と、第二の圧縮点g’1、g’2、g’3、g’4を用いて補間演算を行う。これによりプリンタ色域内の点P2を求めることができる。
具体的には図10−4のように、変換圧縮点P’1がH方向でh1:h2の位置、L方向でL1:L2の位置にある場合、式(3)〜式(5)にて求めることができる。
Figure 0006256032
したがって、以上説明してきた実施の形態によれば、標準色空間の全空間で均等な格子点を入力色空間の色域に階調性良く色域圧縮し、入力色空間で均等な格子点を出力色空間の色域とする。さらに、標準色空間の色域圧縮結果と入力色空間の均等な格子点との位置関係から補間演算を行い、標準色空間に均等な格子点に対応する出力色空間の信号を求めるので、標準色空間で均等な格子点においても階調性良くマッピングすることができる。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROM22に予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。本実施の形態で実行されるプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。たとえば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるROM22のプログラムは、上述したモジュールを含む構成となっている。第一格子点生成部100、第一色域生成部101、第一色域圧縮部102、第二格子点生成部103、第二色域生成部104、第二色域圧縮部105、補間処理部106、色空間変換部107、プロファイル生成部108を含む。実際のハードウェアとしてはCPU21(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM23等の主記憶装置上にロードされる。そして、上記プログラムが主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
20 画像処理装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 記憶装置
100 第一格子点生成部
101 第一色域生成部
102 第一色域圧縮部
103 第二格子点生成部
104 第二色域生成部
105 第二色域圧縮部
106 補間処理部
107 色空間変換部
108 プロファイル生成部
110 第一LUT
111 第二LUT
112 第三LUT
201 第一圧縮点取得部
202 補間格子探索部
203 第二圧縮点取得部
204 補間演算部
210 第一色空間変換部
211 補間格子探索部
212 補間演算部
特開2012−178738号公報

Claims (8)

  1. 標準色空間である第一の色空間に均等な第一の格子点を生成する第一格子点生成部と、
    入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する第一色域生成部と、
    前記第一の格子点を、前記第一の色域に圧縮する第一色域圧縮部と、
    前記入力色信号の色空間である第二の色空間で均等な第二の格子点を生成する第二格子点生成部と、
    出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する第二色域生成部と、
    前記第二の格子点を、前記第二の色域に圧縮する第二色域圧縮部と、
    前記第一の色域の圧縮結果と前記第二の色域の圧縮結果を基に、プロファイルを生成するプロファイル生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第一の色域の圧縮結果と前記第二の色域の圧縮結果を基に補間演算を行い、前記第一の格子点に対応する前記出力色信号の第二の色域の点を算出する補間処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補間処理部は、
    前記第一の色域の圧縮結果によって得られた前記第一の格子点に対応する前記第一の色域内の第一の圧縮点を取得する第一圧縮点取得部と、
    前記第一の圧縮点を囲む前記第二の格子点を探索する補間格子探索部と、
    前記第二の色域圧縮結果によって得られた、前記第二の格子点に対応する第二の色域内の第二の圧縮点を取得する第二圧縮点取得部と、
    前記第一の圧縮点と前記第二の格子点の位置関係に基づき、前記第二の圧縮点を補間し、前記第一の格子点に対応する前記第二の色域内の点を算出する補間演算部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補間処理部は、
    前記第一の色域の圧縮結果によって得られた第一の格子点に対応する第一の色域内の第一の圧縮点を取得する第一圧縮点取得部と、
    前記第一の圧縮点を第二の色空間に変換する第一の色空間変換部と、
    前記第一の圧縮点を囲む前記第二の格子点を探索する補間格子探索部と、
    前記第二の色域の圧縮結果によって得られた、前記第二の格子点に対応する第二の色域内の第二の圧縮点を取得する第二圧縮点取得部と、
    前記第一の圧縮点と前記第二の格子点の位置関係に基づき、前記第二の圧縮点を補間し、前記第一の格子点に対応する前記第二の色域内の点を算出する補間演算部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記補間演算部は、前記第一の圧縮点と各補間格子点との距離の比を用いて、前記第二の圧縮点を補間して前記第一の格子点に対応する前記第二の色域内の点を算出することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記補間演算部で求めた第二の色域内の点の第一の色空間における値を、出力色信号の色空間である第三の色空間に変換する色空間変換部をさらに備え、
    前記プロファイル生成部は、前記変換された第三の色空間の値と、前記第一の格子点とを用いてプロファイルを生成することを特徴とする請求項3〜5の何れか一つに記載の画像処理装置。
  7. 標準色空間である第一の色空間に均等な第一の格子点を生成する第一格子点生成工程と、
    入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する第一色域生成工程と、
    前記第一の格子点を、前記第一の色域に圧縮する第一色域圧縮工程と、
    前記入力色信号の色空間である第二の色空間で均等な第二の格子点を生成する第二格子点生成工程と、
    出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する第二色域生成工程と、
    前記第二の格子点を、前記第二の色域に圧縮する第二色域圧縮工程と、
    前記第一の色域の圧縮結果と前記第二の色域の圧縮結果を基に、プロファイルを生成するプロファイル生成工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 標準色空間である第一の色空間に均等な第一の格子点を生成する第一格子点生成ステップと、
    入力色信号の第一の色空間における第一の色域を生成する第一色域生成ステップと、
    前記第一の格子点を、前記第一の色域に圧縮する第一色域圧縮ステップと、
    前記入力色信号の色空間である第二の色空間で均等な第二の格子点を生成する第二格子点生成ステップと、
    出力色信号の第一の色空間における第二の色域を生成する第二色域生成ステップと、
    前記第二の格子点を、前記第二の色域に圧縮する第二色域圧縮ステップと、
    前記第一の色域の圧縮結果と前記第二の色域の圧縮結果を基に、プロファイルを生成するプロファイル生成ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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