JP6535222B2 - 画像処理装置及び画像形成システム - Google Patents

画像処理装置及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP6535222B2
JP6535222B2 JP2015108282A JP2015108282A JP6535222B2 JP 6535222 B2 JP6535222 B2 JP 6535222B2 JP 2015108282 A JP2015108282 A JP 2015108282A JP 2015108282 A JP2015108282 A JP 2015108282A JP 6535222 B2 JP6535222 B2 JP 6535222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
lightness
image data
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015108282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016225724A (ja
Inventor
貴良 岩本
貴良 岩本
Original Assignee
株式会社沖データ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社沖データ filed Critical 株式会社沖データ
Priority to JP2015108282A priority Critical patent/JP6535222B2/ja
Priority to US15/131,112 priority patent/US9826120B2/en
Publication of JP2016225724A publication Critical patent/JP2016225724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6535222B2 publication Critical patent/JP6535222B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40012Conversion of colour to monochrome
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6002Corrections within particular colour systems
    • H04N1/6005Corrections within particular colour systems with luminance or chrominance signals, e.g. LC1C2, HSL or YUV
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、カラー画像データをモノクローム(単色)画像データに変換する画像処理装置及び画像形成システムに関する。
一般に、カラー画像データをモノクローム(単色)画像データに変換する画像処理では、カラー画像データの輝度や明度、濃度などの明るさ成分の情報に基づいてモノクローム画像データを生成するが、カラー画像では、明るさ成分の差(例えば明度差)が小さくても色相や彩度などの色の特徴量(以降、色彩情報)の違いにより判別できる箇所が、モノクローム画像化することにより判別が困難となる場合がある。
従来、この種の課題を解決する画像処理装置として、カラー画像データから、互いに異なる第1及び第2のオブジェクトを抽出する手段と、前記第1及び第2のオブジェクトの描画位置が重なるか否かを判定する手段と、前記第1及び第2のオブジェクトの描画位置が重なる場合は、単色変換後の前記第1及び第2のオブジェクト間における明度差が所定値以上になるように制御する明度制御手段を有するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−262108号公報(第6頁、図7)
しかし、従来の装置では、明度差が所定値未満の関係にある箇所の明度は変換するが、もともと明度差が所定値以上である場合は変換しない。その結果、画像全体における明度の大小関係は保持されないこととなり、特に同種の色彩情報における明度の大小関係が保持されない場合、元の画像の印象を著しく損なうという問題があった。
本発明による画像処理装置は、カラー画像データを取得する画像取得部と、前記カラー画像データを、明るさ成分値と色成分値が独立した色空間の第2の画像データへ変換する色空間変換部と、前記第2の画像データの全画素について、前記色成分値から色の特徴量を抽出し、前記第2の画像データの全画素のうち、前記色の特徴量が異なる二つの隣接画素についての前記色の特徴量と前記明るさ成分値の情報を取得する情報取得部と、前記取得した色の特徴量と明るさ成分値の情報に基づき、前記色の特徴量ごとに異なる明るさ成分値変換パラメータを導出する導出部と、前記導出した色の特徴量ごとの明るさ成分値変換パラメータを用いて、前記第2の画像データの各画素の特徴量に基づき明るさ成分値を変換する変換部と、前記変換した明るさ成分値に基づきモノクローム画像データを生成する画像生成部とを備え、前記色の特徴量は、色相及び/又は彩度を所定の範囲で区切った複数のグループの何れかに属することを示す情報であることを特徴とする。
本発明による画像処理装置によれば、カラー画像のモノクローム画像への変換処理において、カラー画像の印象を著しく損なうことを防ぐことが可能となる。
本発明による実施の形態1の画像処理装置のハードウエアの要部構成を、スキャナ及びプリンタと共に示すブロック図である。 画像処理装置の制御部を説明するため、機能内容毎にブロック分けした機能ブロック図である。 制御部が行うデータ処理の流れを示すフローチャートである。 明度色彩情報の記憶の動作の流れを示すフローチャートである。 明度値変換パラメータを導出する動作の流れを示すフローチャートである。 Labカラー画像の一例であり、(a)はLab画素値が異なる区域を示し、(b)は注目画素とその周辺画素を示す、(a)の部分拡大図である。 図6(a)のカラー画像を本発明により生成したモノクローム画像の一例を示す図である。 (a)、(b)、(c)は、本発明が課題とする従来技術において生成されるモノクローム画像の一例である。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像処理装置100のハードウエアの要部構成を、スキャナ110及びプリンタ120と共に示すブロック図であり、図2は、画像処理装置100の制御部102を説明するため、機能内容毎にブロック分けした機能ブロック図である。
図1において、スキャナ110は、図示しない載置台、光源、反射板、受光素子、信号処理部等を備え、載置台に置かれた原稿に光源から光を照射し、照射した光を原稿及びスキャナ蓋裏部の反射板にて反射させ、その反射光を受光素子が受光して画像信号を読み取り、信号処理部によってA/D変換やシェーディング補正などの信号処理を施し、RGBのビットマップ画像データを生成し、生成したビットマップ画像データであるカラー画像データを、画像処理装置100の入力I/F101へ送信する。
入力I/F101は、外部装置から送信されるカラー画像データを取得するために外部装置と接続するためのインタフェースであり、ここではスキャナ110と接続され、スキャナ110で生成された、画素毎に3色のRGBビットマップ画像データによって表現されるカラー画像データを取得し、画像処理装置100の制御部102に送信する。
制御部102は、揮発性メモリであるRAM103、読み込み専用のメモリであるROM104、及びCPU105を備え、カラー画像データの一時記憶や画像処理プログラムの演算、実行などの制御を行う。
出力I/F106は、画像処理装置100内で処理されたデータを外部装置に出力するために外部装置と接続するためのインタフェースであり、ここではプリンタ120と接続され、後述するように制御部102で生成した画像データをプリンタ120に出力する。
プリンタ120は電子写真方式のプリンタであり、受信した画像データを出力デバイス用の色空間(ここではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)による色空間)の2値画像データに変換し、トナー色材によって媒体に画像を形成する。ここでは、プリンタ120を電子写真方式のカラープリンタとしたが、モノクロプリンタでもよい。
次に、画像処理装置100の制御部102について、機能内容毎にブロック分けした機能ブロック図である図2に基づいて、図1を参照しながら更に説明する。
ブロック分けした各部における通信制御、書き込み制御、及び画像処理の演算は、制御部102においてCPU105が、RAM103をワーキングメモリとしてROM104に格納されたプログラムを実行することで行われる。
画像取得部としての画像入力部201は、入力I/F101を通してスキャナ110から送信されたRGBのビットマップ画像データであるカラー画像データ(以後、RGBカラー画像データと称す)を取得し、取得したRGBカラー画像データを、RAM103に保存する。尚、ここでは、入力I/F101を通してスキャナ110から送信されたRGBカラー画像データを取得するが、PCやネットワークに接続された記憶媒体、USBメモリスティック等の可搬記憶媒体を接続してRGBカラー画像データを取得してもよい。
入力色変換部202は、RAM103に保存したRGBカラー画像データを、明度値と色度値が分離した均等色空間であるCIEL*a*b*(以後、単にLabと称す)画像データに変換する。ここでは、入力のR、G、Bの組み合わせに対応した出力Lab値を導出する3次元ルックアップテーブルをあらかじめ作成し、ビットマップ画像データの画素毎にRGB値を読み取り、3次元ルックアップテーブルを参照して対応するLab値に変換する。3次元ルックアップテーブルによる色空間の変換方法については、例えば特開平9−207389に記載されている方法を用いる。
色空間変換部としての入力色変換部202にて変換された第2の画像データとしてのLab画像データは、明度色彩情報記憶部203及び明度値変換部205へ転送される。情報取得部としての明度色彩情報記憶部203は、入力色変換部202にて変換されたLab画像データを参照し、後述する方法にてLab画像データ内の隣接画素において異なる色彩情報をもつ画素間の明度値の情報を取得し、取得した情報をRAM103にて記憶する。
導出部としての変換パラメータ導出部204は、明度色彩情報記憶部203でRAM103に記憶した情報を参照し、色彩情報が異なる隣接画素との明度値の差が所定値以上となり、且つ前記色彩情報が同一の画素における明度値の差の大小関係を維持した明度値変換パラメータを導出する。
変換部としての明度値変換部205は、変換パラメータ導出部204で導出した明度値変換パラメータを用い、入力色変換部202で得られるLab画像データの各画素の明度値Lを変換明度値Loに変換する。
画像生成部としてのモノクローム画像生成部206は、明度値変換部205にて変換された変換明度値Loを用いた単色のモノクローム画像データを生成し、画像出力部207は、モノクローム画像生成部206にて生成されたモノクローム画像データを、出力I/F106を通してプリンタ120へ出力する。
図3は、上記した構成において、制御部102が行うデータ処理の流れを示すフローチャートである。データ処理の流れ及びその処理内容について、図3のフローチャートを参照しながら更に説明する。
先ず画像入力部201にて、入力I/F101からRGBカラー画像データを取得し、RAM103に記録する(ステップS101)。入力色変換部202は、ステップS101で取得したRGBカラー画像データを、3次元ルックアップテーブルを参照してLab画像データに変換する(ステップS102)。
明度色彩情報記憶部203は、入力色変換部202にて変換されたLab画像データを参照し、Lab画像データ内の隣接画素において異なる色彩情報をもつ画素間の明度値の情報を取得する(ステップS103)。
図4は、明度色彩情報の記憶の動作の流れを示すフローチャートである。
Lab画像データの1画素を注目画素とし、注目画素の上下左右に隣接する画素を周辺画素として、注目画素とその周辺画素の色彩情報を取得する。本実施の形態では、色彩情報として色相角を用いることとし、式(1)により注目画素と周辺画素の色相角Hを求める(ステップS201)。
Figure 0006535222
図6は、Labカラー画像の一例であり、図6(a)ではLab画素値が異なる区域毎に符号301〜308を付し、図6(b)は、注目画素300とその周辺画素310,320,330,340を示す、図6(a)の部分拡大図である。表1は、図6のLabカラー画像の各区域でのLab画素値と算出した色相角Hの例を示している。また、表1の色相角Hは、式(1)を用いて算出したLab画素値の色相角である。
Figure 0006535222
図6(a)に示す区域301〜304は、色相角約2.3rad(約132°)のGreen色相で明度値Lが異なった背景画像を表し、区域305及び307は、色相角約6rad(約338°)のMagenta色相で明度値Lが区域303と同じ値をもつ文字画像であり、区域306及び308は、色相角約0.7rad(約40°)のRed色相で、明度値Lが区域303と同じ値を持つ文字画像を表している。
図6(b)は、同図(a)に示す文字画像区域308と背景画像区域304の境界部の部分拡大図であり、画素300を注目画素とした場合、その周りの画素310,320,330、及び340が周辺画素となる。注目画素300は、背景画像区域304の一部であって色相角が約2.3radであり、周辺画素310は、文字画像区域308の一部であって色相角が約0.7radであり、周辺画素320,330,340は、注目画素300と同じ背景画像区域304の一部であって、色相角が約2.3radである。
尚、ここでは周辺画素を注目画素の上下4つの隣接画素としているが、注目画素を囲む周囲8画素を周辺画素として扱っても構わない。
次に、注目画素と周辺画素の色相角が、所定の色相角の範囲で定めた色彩情報のグループの何れに分類されるかを判定する(ステップS202)。表2に、ここでの色彩情報の判定基準の一例を示す。
Figure 0006535222
表2に示すように、グループG0〜G5を、それぞれ色相角Hの範囲毎に設定したRed、Yellow、Green、Cyan、Blue、Magentaの6色相に対応させて定義する。例えば、図6の(b)の注目画素300の色相情報はG2(Green)であり、周辺画素310の色相情報はG0(Red)、周辺画素320,330及び340の色相情報はG2(Green)となる。
次に注目画素と周辺画素に色彩情報を比較し、色彩情報が異なる場合(ステップS203、Yes)、注目画素と周辺画素のそれぞれの明度色彩情報を記憶し(ステップS204)、ステップS205に移行し、一方、注目画素と周辺画素に色彩情報が同じ場合(ステップS203、No)、そのままステップS205に移行する。例えば注目画素300と周辺画素310の場合、色彩情報がそれぞれG2,G0で異なり、注目画素300と周辺画素310,320及び330の場合、色彩情報がG2で同一である。
ステップS204では、注目画素と周辺画素で色彩情報が異なる場合の、各明度色彩情報を記憶する。表3は、この明度色彩情報テーブルの一例である。例えば表3の1行目の明度色彩情報Info_1は、図6の(b)の注目画素300と周辺画素310について、注目画素300の色彩情報G2、周辺画素310の色彩情報G0、及び注目画素300の明度値L1=45、周辺画素310の明度値L2=55を明度色彩情報として記憶する。
Figure 0006535222
一つの注目画素について、すべての周辺画素に対する情報記憶処理が終了するまで同処理を繰り返し(ステップS205、No)、終了すると(ステップS205、Yes)、次の注目画素についても、同様にその周辺画素に対するすべての情報記憶処理を行う。Labカラー画像の全ての画素について情報記憶処理が終了するまで同処理を繰り返し(ステップS206、No)、全ての画素について同処理が終了した場合(ステップS206、Yes)、明度色彩情報の記憶処理を終了する。
全ての画素について処理が終了すると表3に示す明度色彩情報テーブルが得られる。表3のInfo_1〜Info_8は、図6の(a)における注目画素と周辺画素の関係が、それぞれ304と308、303と307、302と306、301と305、305と301、307と303、306と302、及び308と304の場合の明度色彩情報を記憶したものである。尚、301と302、302と303、303と304の境界画素では色彩情報はともにG2で同一となるため明度色彩情報は記憶されない。
図3のフローチャートにおいて、上記したようにステップS103の明度色彩情報の記憶処理が終了すると、変換パラメータ導出部204にて、色彩情報が異なる隣接画素の明度差が所定値以上となり、かつ前記色彩情報が同一の画素における明度値の大小関係を維持した明度値変換パラメータを導出する(ステップS104)。
図5は、明度値変換パラメータを導出する動作の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、明度値変換式(式(2))で示すように、特定の色彩情報Gxをもつ画素の明度値Lを所定の明度シフト値Lsを加算することで変換明度値Loを算出するものとし、明度値変換パラメータとして特定の色彩情報Gxと明度シフト値Lsを導出する。
Figure 0006535222
先ず、ステップS103で記憶した明度色彩情報の記憶情報Info_i(i=1〜8)のうち、注目画像の色彩情報がGx(x=0〜5)の記憶情報を参照する(ステップS301)。例えば、表3では、G0(x=0)の場合にはi=7又は8の、G2(x=2)の場合にはi=1〜4の、そしてG5(x=5)の場合にはi=5又は6の記憶情報をそれぞれ参照する。
次に、参照した記憶情報Info_i(i=1〜8)の注目画素明度値L1_i(i=1〜8)と周辺画素明度値L2_i(i=1〜8)の明度差の絶対値が、所定の明度識別閾値Lth未満となる記憶情報Info_iが存在するか判定する(ステップS302)。
明度識別閾値Lthは、モノクローム画像において識別が可能な明度差として決める値であり、ここでは例えばLth=8とする。Lth未満となる記憶情報Info_iが存在する場合(ステップS302、Yes)、ステップS303へ移行し、存在しない場合(ステップS302、No)、ステップS308へ移行する。
例えば注目画像の色彩情報G0(x=0)の場合、対応する明度色彩情報Info_7,Info_8の明度差の絶対値は共に10であり、明度識別閾値Lth未満となるInfo_iは存在しない。一方、注目画像の色彩情報G2(x=2)及びG6(x=6)の場合、それぞれ対応する明度色彩情報Info_2(i=2)及びInfo_6(i=6)において、明度差の絶対値|L1_i−L2_i|=0となり、明度識別閾値Lth未満となるInfo_iが存在する。
ステップS303では、Info_i毎に、明度シフト値条件閾値Lp_i、Lq_iを、式(3)を用いて求める。
Figure 0006535222
例えば、注目画像の色彩情報G2(x=2)の場合、Info_i(i=1〜4)が対応し、それぞれのシフト値条件閾値は式(4)に示すようになる。
Figure 0006535222
次に、Info_i毎の明度シフト値条件Piを、式(5)のように求める(ステップS304)。
Figure 0006535222
明度シフト値条件Piは、式(2)による明度変換処理が行われた場合に、Info_iの注目画素と周辺画素の明度差が明度識別閾値Lth以上となるための条件である。例えばG2(x=2)の場合、Info_i(i=1〜4)の各明度シフト値条件Piは、式(6)のようになる。
Figure 0006535222
次に、明度シフト値Lsの最大・最小条件Pminmax_Gxを式(7)のように求める(ステップS305)。
Figure 0006535222
最大・最小条件Pminmax_Gxは、式(2)による明度変換処理が行われた場合に、明度値Lの最大値100または最小値0を超えないための条件である。例えば、G2(x=2)の場合に対応するInfo_i(i=1〜4)での、明度シフト値Lsの最大・最小条件Pminmax_Gxは、式(8)のようになる。
Figure 0006535222
次に、色彩情報Gxにおける全ての明度シフト値条件Pi及び明度シフト値Lsの最大・最小条件Pminmax_Gxの論理積P_Gxを満たすLsが存在するかを判断する(ステップS306)。論理積P_Gxを満たすLsが存在する場合(ステップS306、Yes)、ステップS307へ移行し、存在しない場合(ステップS306、No)、ステップS308へ移行する。
例えばG2(x=2)の場合、対応するInfo_i(i=1〜4)での、シフト値条件と最大・最小条件の論理積P_G2は、式(9)に示すものとなり、条件を満たす明度シフト値Lsが存在する。(ここで記号∧は論理積を、⇔は同値を意味する。)
Figure 0006535222
ステップS307では、明度変換パラメータとしての特定の色彩情報Gxと明度シフト値Lsを決定する。色彩情報Gxは現在処理中のGx(例えばG2(x=2))とし、明度シフト値Lsは条件P_Gxを満たすLsのうち最小の絶対値を持つ値(例えばLs=18)とする。これにより明度変換式(式(2))を、例えば式(10)のように決定する。
Figure 0006535222
ステップS308では、全ての色彩情報Gxについて処理が終了したか否かを判定し、全ての色彩情報Gxについて処理が終了した場合(ステップS308、Yes)、ステップS309へ移行し、処理が終了していない場合(ステップS308、No)、ステップS301へ移行して次の色彩情報Gxにて処理を継続する。
ステップS309では、条件を満たすGxおよびLsがないため、全ての色彩情報Gx(x=0〜5)において、L値の変換は行わないこととする(Ls=0)。即ち、明度変換式(式(2))は、式(11)となる。
Figure 0006535222
図3のフローチャートにおいて、上記したようにステップS104の明度値変換パラメータの導出処理が終了すると、導出した明度値変換パラメータである、色彩情報Gxと明度シフト値Lsに基づいて導出した明度値変換式(式2)を用い、Lab画像データの各画素の明度値Lを変換明度値Loに変換する(ステップS105)。
次に、モノクローム画像生成部206にて変換明度値Loに基づいて単色のモノクローム画像データを生成する(ステップS106)。モノクローム画像は、例えば8ビット精度であらわされるモノクローム輝度値Y=0〜255の256諧調データであり、式(12)により求められる。
Figure 0006535222
ここで、Y=[X]の形式で表される式中の[X]は、Xを超えない最大の整数を意味する。
図7は、図6(a)のカラー画像を本発明により生成したモノクローム画像の一例であり、表4は、図7のモノクローム画像の各区域401〜408とこれに対応した画素値の例を示している。即ち、表4に示す各区域401〜408の画素値は、表1に示す、図6(a)のカラー画像の各区域301〜308の明度値Lを式(10)によって変換した変換明度値Lo、及び式(12)によって求めたモノクローム輝度値Yの例である。
Figure 0006535222
表4に示すように、元のカラー画像において色彩情報が同じであった各区域401〜404は、変換明度値Lo及びモノクローム輝度値Yにおいて明るさの大小関係が保持されており、且つ色彩情報が異なっていた401と405、402と406、403と407及び404と408の、変換明度値Lo及びモノクローム輝度値Yでは、図7に示すように識別可能な明るさの値の差が確保されている。
以上のようにしてモノクローム画像生成部206で生成されたモノクローム画像データは、画像出力部207にて、出力I/F106を通してプリンタ120へ出力され(ステップS107)、トナー色材によって記録媒体に画像が形成される。
ここで、従来方式と比較した本発明の効果について説明する。図7は図6の(a)のカラー画像を本発明により生成したモノクローム画像の一例であり、図8は本発明が課題とする従来技術において生成されるモノクローム画像の一例である。
図8(a)の区域801〜808は、図6(a)のLabカラー画像の区域301〜308を、明度値の変換を行わずにモノクローム化した画像であり、表1に示すようにカラー画像における区域303と307の明度値が同一であることから、モノクローム画像の対応する区域803と807は識別不可能となっている。
図8の(b)の811〜818は、従来技術により明度が近い画素同士(区域303と307)のいずれか一方の明度を変換しモノクローム化した画像であり、303の明度を高くしてモノクローム化したことにより、モノクローム画像において813と817のように識別性を確保している。しかしながら、明度が近い箇所のみ明度変換を行うため、812と813のように元々明度差がある箇所の明度が近くなり、元のカラー画像にみられる明度の違いが保持されない場合がある。特に元のカラー画像において同一の色彩情報(例えば色相が近い色)における明度の大小関係がモノクローム画像で保持されない場合、元の画像の印象を著しく損なうこととなる。上記従来技術による課題を解決するためには、同一の色彩情報の画素は統一的に変換する必要がある。
図8の(c)の821〜828は、明度が近い画素同士(区域303と307)のいずれか一方の明度を変換するとともに、類似した色(色相が近い色、区域301〜304)の明度を同時に変換しモノクローム化した画像であり、区域823と827の識別性を確保するとともに区域821〜824において明度の大小関係を保持している。しかしながら、カラー画像においては明度差が大きかった区域304及び308の変換結果の明度が近くなり、区域824と828のように新たに識別不可能な箇所が発生してしまっている。
本発明は上記のような課題を鑑みたものであり、異なる色彩情報同士の画素の識別性と、同一の色彩情報の画素での明度の大小関係をともに保持するための条件を満たす明度変換パラメータを導出するため、図7の区域401〜408のようにカラー画像の印象を著しく損なうことのないモノクローム画像を生成することができる。
尚、本実施の形態では、カラー画像データの取得方法として外部のスキャナから受信する構成例を示したが、これに限定されるものではなく、接続されたPCやデジタルカメラ、可搬記憶媒体から取得する構成とすることも可能である。
また本実施の形態では、モノクローム画像データの出力方法として、プリンタへ出力する構成例を示したが、これに限定されるものではなく、モニタ等、他の表示デバイスや外部のHDD等の記憶媒体を用いた構成でもよく、また出力デバイスを内蔵した構成としてもよいなど、種々の態様を取り得るものである。
以上のように、本実施の形態の画像処理装置によれば、明度色彩情報記憶部を有することにより、色彩情報が異なる画素間の明度情報を画像全体において記憶することができ、更に明度色彩情報を参照する変換バラメー夕導出部を有することにより、色彩情報が異なる画素間に必要な明度差を保持しつつ、かつ同種の色彩情報における明度の大小関係を保持した明度値変パラメータを導出することができるため、カラー画像のモノクローム画像への変換処理において、カラー画像の印象を著しく損なうことを防ぐことが可能となる。
本実施の形態では、スキャナ、プリンタと別体の画像処理装置として説明したが、スキャナを内蔵した複写機、ファクシミリ、複合機などでも適用可能である。
100 画像処理装置、 101 入力I/F、 102 制御部、 103 RAM、 104 ROM、 105 CPU、 106 出力I/F、 110 スキャナ、 120 プリンタ、 201 画像入力部、 202 入力色変換部、 203 明度色彩情報記憶部、 204 変換パラメータ導出部、 205 明度値変換部、 206 モノクローム画像生成部、 207 画像出力部、 300 注目画素、 301〜308 区域、 310,320,330,340 周辺画素、 300 注目画素、 401〜408 区域。

Claims (5)

  1. カラー画像データを取得する画像取得部と、
    前記カラー画像データを、明るさ成分値と色成分値が独立した色空間の第2の画像データへ変換する色空間変換部と、
    前記第2の画像データの全画素について、前記色成分値から色の特徴量を抽出し、前記第2の画像データの全画素のうち、前記色の特徴量が異なる二つの隣接画素についての前記色の特徴量と前記明るさ成分値の情報を取得する情報取得部と、
    前記取得した色の特徴量と明るさ成分値の情報に基づき、前記色の特徴量ごとに異なる明るさ成分値変換パラメータを導出する導出部と、
    前記導出した色の特徴量ごとの明るさ成分値変換パラメータを用いて、前記第2の画像データの各画素の特徴量に基づき明るさ成分値を変換する変換部と、
    前記変換した明るさ成分値に基づきモノクローム画像データを生成する画像生成部と
    を備え
    前記色の特徴量は、色相及び/又は彩度を所定の範囲で区切った複数のグループの何れかに属することを示す情報であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記明るさ成分値は、Lab画像データの明度値であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記情報取得部は、隣接した二つの画素のそれぞれの色の特徴量と明るさ成分値を取得することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記導出部は、前記色の特徴量が異なる隣接画素同士の明るさ成分値の差が所定値以上となり、且つ前記色の特徴量が同一の画素における明るさ成分値の差の大小関係を維持した明度値変換パラメータを導出することを特徴とする請求項1乃至の何れか記載の画像処理装置。
  5. 請求項1乃至の何れかの画像処理装置と、
    前記画像生成部で生成された前記モノクローム画像データを受信し、色材によって媒体に画像を形成する画像形成部と
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
JP2015108282A 2015-05-28 2015-05-28 画像処理装置及び画像形成システム Expired - Fee Related JP6535222B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108282A JP6535222B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 画像処理装置及び画像形成システム
US15/131,112 US9826120B2 (en) 2015-05-28 2016-04-18 Image process device that converts color image data into monochrome image data based on a converted brightness component value and image forming system including same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015108282A JP6535222B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 画像処理装置及び画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016225724A JP2016225724A (ja) 2016-12-28
JP6535222B2 true JP6535222B2 (ja) 2019-06-26

Family

ID=57399426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015108282A Expired - Fee Related JP6535222B2 (ja) 2015-05-28 2015-05-28 画像処理装置及び画像形成システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9826120B2 (ja)
JP (1) JP6535222B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111553440B (zh) * 2020-05-09 2023-05-26 创新奇智(南京)科技有限公司 样本图像生成方法、装置和设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5513007A (en) * 1992-05-19 1996-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
JP4127594B2 (ja) * 2000-03-23 2008-07-30 理想科学工業株式会社 画像処理方法および装置
JP2002010090A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置及び記録媒体
JP4304846B2 (ja) * 2000-08-04 2009-07-29 ノーリツ鋼機株式会社 画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2002262108A (ja) 2001-02-28 2002-09-13 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置、及び画像処理システム
JP5709062B2 (ja) * 2012-05-28 2015-04-30 株式会社沖データ 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016225724A (ja) 2016-12-28
US20160352967A1 (en) 2016-12-01
US9826120B2 (en) 2017-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8526061B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
KR102323909B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 기억 매체
KR102015923B1 (ko) 화상 처리장치, 화상 처리방법, 및 기억매체
KR101116682B1 (ko) 화상형성장치 및 그 제어방법
US8446634B2 (en) Color conversion apparatus, and color conversion method and computer program product
JP2011188484A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US7656414B2 (en) System and method for determination of gray for CIE color conversion using chromaticity
JP2011045052A (ja) 画像処理装置
JP2015156570A (ja) 色処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP2011059445A (ja) 画像形成装置、プレビュー画像の生成方法及びプログラム
US7679783B2 (en) System and method for extracting grayscale data within a prescribed tolerance
JP6535222B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成システム
JP2007194810A (ja) 画像処理装置
US20190052774A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP5074901B2 (ja) 色処理方法および画像形成装置
US7679782B2 (en) System and method for extracting grayscale data in accordance with a prescribed tolerance function
JP5715385B2 (ja) 情報生成装置、情報生成方法、画像処理装置、画像処理方法
JP2007324861A (ja) 色変換定義作成装置および色変換定義作成プログラム
JP2008271131A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置
JP2009159284A (ja) 色データ変換装置、色データ変換方法および色データ変換プログラム
JP6256032B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2007288495A (ja) 色分解方法、色分解テーブル作成方法および画像処理装置
JP4360415B2 (ja) 画像色判定装置、画像色判定方法及びプログラム
JP2018082320A (ja) 色処理装置、色処理システムおよびプログラム
JP2007274205A (ja) 画像形成装置及び画質調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6535222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees