JP4360415B2 - 画像色判定装置、画像色判定方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像の色の判定を行う技術に関する。
従来より、対象とする画像が有彩色の画像であるか無彩色の画像であるかの画像の種類を自動的に判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。原稿を読み取って画像を取得可能な複合機などにおいては、このような判定技術を用いて取得された画像の種類を判定し、その種類に応じて当該画像の処理手法を変更することなどがなされている。
特開平10−40373号公報 特開2005−20413号公報
ところで、有彩色の画像には、混色表現のあるフルカラー画像と、混色表現のない特定色カラー画像とがある。しかしながら、従来の画像の判定技術では、有彩色の画像であるか無彩色の画像であるかの判定しかできなかった。このため、より詳細に画像の種類を判定できる技術が要望されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、対象とする画像が、フルカラー画像、特定色カラー画像及び無彩色画像のいずれであるかを容易に判定できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、対象画像の色に係る判定を行う画像色判定装置であって、前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する単位判定手段と、前記単位判定手段の判定結果に基づいて、前記色平面における前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する分布値取得手段と、前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する画像判定手段と、前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する手段と、を備え、前記画像判定手段は、前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する。
また、請求項2の発明は、対象画像の色に係る判定を行う画像色判定装置であって、前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する単位判定手段と、前記単位判定手段の判定結果に基づいて、前記色平面における前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する分布値取得手段と、前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する画像判定手段と、前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する手段と、前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する手段と、を備える。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の画像色判定装置において、前記対象画像が前記グレースケール画像及び前記モノクロ画像のいずれであるかを判定する前記手段は、前記明るさのパラメータのヒストグラムにおいて前記明るさのパラメータの度数が高レベル側及び低レベル側に偏在しているとき、前記対象画像を前記モノクロ画像と判定し、前記ヒストグラムにおいて前記度数が前記高レベル側及び前記低レベル側に偏在していないとき、前記対象画像を前記グレースケール画像と判定する。
また、請求項の発明は、請求項2または3に記載の画像色判定装置において、前記画像判定手段は、前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定する。
また、請求項の発明は、請求項に記載の画像色判定装置において、前記画像判定手段は、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記対象画像を前記特定色カラー画像と判定する。
また、請求項の発明は、請求項に記載の画像色判定装置において、前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する手段、をさらに備え、前記画像判定手段は、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する。
また、請求項7の発明は、請求項1または6に記載の画像色判定装置において、前記画像判定手段は、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する際に、前記色相のヒストグラムにおいて各色相の度数の差分値が所定の閾値未満であれば、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、前記差分値が前記所定の閾値以上であれば、前記対象画像を前記特定色カラー画像と判定する。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の画像色判定装置において、前記単位判定手段は、前記単位データのそれぞれが、前記色平面を区分して得られる複数の部分領域のいずれに属するかを判定し、前記分布値取得手段は、前記単位データが属すると判定された前記部分領域の数を、前記分布値として取得する。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の画像色判定装置において、前記単位判定手段は、前記単位データのそれぞれが、前記色平面を区分して得られる複数の部分領域のいずれに属するかを判定し、前記分布値取得手段は、前記単位データが属すると判定された前記部分領域の総面積を、前記分布値として取得する。
また、請求項10の発明は、請求項またはに記載の画像色判定装置において、前記分布値取得手段は、所定の閾値以上の数の前記単位データが属すると判定された前記部分領域のみを対象として、前記分布値を取得する。
また、請求項11の発明は、対象画像の色に係る判定を行う画像色判定方法であって、(a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、(b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、(c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、(d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する工程と、を備え、前記(c)工程では、前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する。
また、請求項12の発明は、対象画像の色に係る判定を行う画像色判定方法であって、(a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、(b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、(c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、(d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する工程と、(e)前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する工程と、を備える。
また、請求項13の発明は、対象画像の色に係る判定を行うプログラムであって、コンピュータに、(a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、(b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、(c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、(d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する工程と、を実行させ、前記(c)工程では、前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する。
また、請求項14の発明は、対象画像の色に係る判定を行うプログラムであって、コンピュータに、(a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、(b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、(c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、(d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する工程と、(e)前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する工程と、を実行させる。
請求項1ないし14の発明によれば、色平面における単位データの分布範囲の広さに基づいて対象画像の種類を判定するため、対象画像が、フルカラー画像、特定色カラー画像及び無彩色画像のいずれであるかを容易に判定できる。
また、特に請求項1,4,11,13の発明によれば、フルカラー画像及び無彩色画像を容易に判定できる。一般的に、特定色カラー画像における分布値は、無彩色画像の分布値より大きくなる。請求項1,4,11,13では、その点に着目し、分布値(分布範囲の広さ)に基づいてフルカラー画像と無彩色画像との判定を行うので、簡単な処理によって高精度の判定を行える。
また、特に請求項の発明によれば、特定色カラー画像を容易に判定できる。
また、特に請求項1,6,7,11,13の発明によれば、特定色カラー画像を正確に判定できる。
また、特に請求項2,3,12,14の発明によれば、対象画像が無彩色画像のとき、その性質をさらに詳細に判定できる。
また、特に請求項の発明によれば、色平面における単位データの分布範囲の広さを容易に取得できる。
また、特に請求項の発明によれば、色平面における単位データの分布範囲の広さを容易に取得できる。
また、特に請求項10の発明によれば、ノイズの影響を低減でき、正確な判定を行うことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.判定可能な画像の種類について>
本発明の実施の形態に係る画像色判定装置では、処理の対象とする画像について、その種類を判定する。判定可能な画像の種類には、有彩色画像としてフルカラー画像と特定色カラー画像とがあり、無彩色画像としてグレースケール画像とモノクロ画像とがある。以下ではまず、これらの画像の種類のそれぞれについて簡単に説明する。
フルカラー画像は、混色表現のある有彩色画像である。例えば、一般的なカラー写真を含む原稿を読み取って得られる画像などが該当する。
特定色カラー画像は、混色表現のない有彩色画像である。より具体的には、特定色カラー画像は、少なくとも一つの有彩色を含む一または複数の特定色のみから構成され、その特定色を混ぜて得られる混色が存在しない画像である。例えば、C(シアン)の文字と黒の文字のみで構成される原稿を読み取って得られる画像などが該当する。通常、特定色は、色の3原色たるC(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー)、及び、光の3原色たるR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)のいずれかである。このため、一つの特定色カラー画像に含まれる有彩色の特定色の数は、通常、6色以下である。
グレースケール画像は、階調表現のある無彩色画像である。例えば、一般的な階調変化のある無彩色写真を含む原稿を読み取って得られる画像などが該当する。
また、モノクロ画像は、階調表現がなく、白と黒との2値のみで表現可能な無彩色画像である。例えば、黒の文字のみで構成される原稿を読み取って得られる画像などが該当する。
ところで、画像の各部の色を示す単位データを例えばLab表色系の色度図などの二次元の色平面にプロットすると、その単位データの分布範囲(単位データがプロットされる位置の分布範囲)は、対象となる画像がフルカラー画像である場合と、特定色カラー画像である場合と、無彩色画像である場合とでそれぞれ異なる特性を示す。
図1は、色平面Hの一例を示す図であり、Lab表色系の色度図に相当するものを示している。Lab表色系では、明度をLで示し、色相及び彩度を示す色度をa,bで表現する。色平面Hでは、直交二次元座標系が設定され、横軸がa、縦軸がbとされる。なお、明度Lは、色平面Hの原点Oの位置における紙面の直交方向の軸に相当し、色平面H上に表れない。
色平面Hでは、原点Oを中心に放射状に各色が配置される。図中では、色平面Hにおいて、C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー)、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の6色に対応するおよその位置を、その記号(C,M,Y,R,G,B)で示している。色平面Hにおいて、原点Oからの向き(座標軸からの角度θ)は色相を示し、原点Oからの距離rは彩度を示すことになる。したがって、原点Oから離れるほど彩度は高くなり、原点Oの位置及びその近傍はおよそ無彩色となる。
図2ないし図4は、フルカラー画像、特定色カラー画像、及び、無彩色画像それぞれの各単位データを色平面Hにプロットした図である。これらの図では、単位データの分布範囲をハッチングによって示している。
図2に示すように、フルカラー画像の場合は、単位データは、色平面Hの比較的広い範囲に分布する。また、その分布範囲について、色相の偏りもほとんどない。
一方、図3に示すように、特定色カラー画像の場合は、単位データは、特定色に対応する色相の向きのみに集中して分布する。図3の例では、特定色がR,G,Bの3色である特定色カラー画像の場合を例にしている。このため、R,G,Bに対応する向きのみに、単位データが集中することになる。
また、図4に示すように、無彩色画像の場合は、単位データは、原点Oの近傍の比較的狭い範囲のみに分布する。
このように、フルカラー画像、特定色カラー画像、及び、無彩色画像では、その単位データの分布範囲の広さが異なる。したがって、分布範囲の広さに基づいて、フルカラー画像、特定色カラー画像、及び、無彩色画像を判定することが可能である。以下、本発明の実施の形態に係る画像色判定装置の具体的構成と動作とを説明するが、この画像色判定装置では、以上の原理を利用して画像の種類が判定される。
<1−2.装置構成>
図5は、本発明の実施の形態に係る画像色判定装置である複合機1の外観構成を示す斜視図である。この複合機1は、「MFP装置」とも呼ばれ、ファクシミリ機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの複数の機能を有している。
ファクシミリ機能は、公衆電話交換網やネットワークを介して相手先装置との間で画像を送受信する機能である。コピー機能は、原稿を読み取って画像を取得し、その画像を記録用紙に印刷して原稿の内容を複写する機能である。また、スキャン機能は原稿を読み取って画像を取得し、その画像を内部に記憶する機能である。さらに、プリント機能は、画像を記録用紙に印刷する機能である。
図に示すように、複合機1は、本体部10と、本体部10に対して閉開可能でADF38を有するブックカバー39とを備えている。また、本体部10の上部の前面側には、ユーザインターフェイスとなる操作パネル2が設けられている。操作パネル2は、ユーザが操作可能な複数のスイッチで構成される操作部21と、各種情報を表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示部22とを備えている。表示部22は、タッチパネル機能を有しており、ユーザの操作を受け付ける機能の一部を担うようにもなっている。すなわち、各種コマンドやデータの入力などのユーザ操作は、操作パネル2の全体により受け付けられる。
複合機1の本体部10の上部には原稿を読み取るためのスキャナ部3が設けられる。このスキャナ部3は、ファクシミリ機能、コピー機能及びスキャン機能それぞれにおいて、原稿を読み取ってその原稿の内容を示す原稿画像を取得する機能を担うものである。スキャナ部3には、CCDなどで構成されるラインセンサが設けられている。スキャナ部3の読取方式には、FBS読取方式とADF読取方式とがある。FBS読取方式は、ブックカバー31の下のコンタクトガラス上に載置された原稿の内容を、ラインセンサで読み取る方式である。一方、ADF読取方式は、セットされた複数枚の原稿より構成される原稿束をADFにより1枚ずつ自動的に取り込んで、連続的にラインセンサで読み取る方式である。ラインセンサとしては、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)にそれぞれ対応するものが設けられている。これにより、スキャナ部3では各画素がRGBで表現される画像が取得される。
また、本体部10の内部には記録用紙に印刷を行うプリンタ部4が設けられている。プリンタ部4は、電子写真方式の印刷機構などで構成され、印刷対象となる画像に基づいて記録用紙に印刷を行う。記録用紙は、プリンタ部4の下部に設けられる給紙部41から供給される。プリンタ部4では、印刷に用いる色材として、C(シアン),M(マゼンダ),Y(イエロー),K(ブラック)の4色のトナーが利用される。
図6は、複合機1の内部構成を模式的に示すブロック図である。図に示すように、複合機1は、装置制御を担うコンピュータを内蔵している。より具体的には、複合機1は、CPU11、ROM12及びRAM13を備えている。ROM12にはファームウェアとしてのプログラム90が格納されており、このプログラム90に従って、主制御部としてのCPU11が演算処理を行うことにより、複合機1の各部を制御するための各種機能が実現される。RAM13は、CPU11による演算処理における作業領域として利用される。
このプログラム90は、予めROM12内に格納されるものであるが、プログラムを記録した記録媒体からの読み取りや、ネットワーク92を介した外部サーバからのダウンロードなどにより、新たなプログラム90をROM12内に格納することも可能となっている。
CPU11は、バスライン19を介して、上述した操作パネル2、スキャナ部3、及び、プリンタ部4等の複合機1の各部に電気的に接続されている。これにより、これら各部はCPU11によって制御される。また、操作パネル2に受け付けられたユーザ操作は信号としてCPU11に入力され、これにより複合機1はユーザ操作に応じた動作を行う。
また、複合機1は、画像メモリ14と、画像処理部15と、NCU16と、モデム17と、データ通信部18とをさらに備えている。
画像メモリ14は、ハードディスクやフラッシュメモリなどで構成される不揮発性の記憶装置である。画像メモリ14には、スキャナ部3で得られた画像や、ファクシミリ通信によって受信した画像などが記憶される。
画像処理部15は、スキャナ部3で得られた画像やプリンタ部4により印刷される画像など、処理の対象となる画像に対して所定の処理を行うハードウェア回路である。
NCU16及びモデム17は、公衆電話交換網91を介したファクシミリ機能を実現する処理部である。すなわち、NCU16は、アナログの公衆電話交換網の直流ループの閉結及び開放などの動作を行うハードウェア回路であり、必要に応じてモデム17を公衆電話交換網に接続する。また、モデム17は、ファクシミリ通信用に画像データの変調及び復調を行う。
また、データ通信部18は、インターネットやLANなどのネットワーク92を介して通信を行うインターフェイスである。このデータ通信部18により、ネットワーク92に接続された外部装置とのデータ通信機能や、インターネットファクシミリ装置としての通信機能が実現される。
これらの画像メモリ14、画像処理部15、NCU16、モデム17、及び、データ通信部18の各部も、バスライン19を介してCPU11に電気的に接続されている。このため、これら各部もCPU11の制御下で動作する。
<1−3.スキャナ機能の基本動作>
図7は、複合機1のスキャナ機能の動作に関連する処理部を示すブロック図である。図中の画像色判定部60は、CPU11がプログラム90に従って演算処理を行うことにより、ソフトウェア的に実現される機能を処理部として模式的に示している。
スキャナ機能の動作が実行される場合は、まず、スキャナ部3において、原稿全体の走査により原稿の内容が読み取られ、原稿画像が取得される。取得された原稿画像は、画像メモリ14に記録される。この原稿画像の各画素はRGBで表現される。
画像メモリ14に記録された原稿画像は、続いて、画像処理部15に入力され、所定の画像処理が施される。これにより、原稿画像は記録用の画像ファイルに変換され、画像メモリ14に再び記録される。画像処理部15では、原稿画像に対して、色空間変換、2値化、画像圧縮及びファイル形式変換などの画像処理が必要に応じてなされる。
画像ファイルで利用される色空間としては、RGB、YCC、Lab、CMYKなどがある。また、2値化方式としては、ディザ方式及び誤差拡散方式などがある。また、画像圧縮方式としては、JPEG方式及びMMR方式などがある。また、画像ファイルのファイル形式としては、JPG形式、TIFF形式及びPDF形式などがある。
いずれの画像処理を行うか、及び、画像処理においてどのような処理を行うか(いずれの色空間、2値化方式、画像圧縮方式、ファイル形式を採用するか)は、対象となる原稿画像の種類に応じて変更される。例えば、フルカラー画像の場合は、色空間はYCC、画像圧縮方式はJPEG方式、ファイル形式はJPG形式がそれぞれ採用され、2値化処理はなされない。特定色カラー画像の場合は、色空間はRGB(レイヤごと)、2値化方式はディザ方式、画像圧縮方式はMMR方式、ファイル形式はPDF形式がそれぞれ採用される。グレースケール画像の場合は、色空間はYCC、画像圧縮方式はJPEG方式、ファイル形式はJPG形式がそれぞれ採用され、2値化処理はなされない。また、モノクロ画像の場合は、色空間はLab、2値化方式は誤差拡散方式、画像圧縮方式はMMR方式、ファイル形式はTIFF形式がそれぞれ採用される。
原稿画像の種類は、画像色判定部60によって判定される。原稿画像(スキャナ部3により得られた状態のままの原稿画像)は、画像メモリ14とともに画像色判定部60にも入力される。画像色判定部60は、このようにして入力された原稿画像を対象として処理を行い、原稿画像がフルカラー画像、特定色カラー画像、グレースケール画像及びモノクロ画像のいずれであるかを判定する。そして、その判定結果を画像処理部15に入力する。
図に示すように、画像色判定部60は、平均部61、色空間変換部62、単位データ判定部63、分布値取得部64、第1判定部65、第2判定部66、及び、明度ヒストグラム生成部67を備えている。これらの各部により、原稿画像の種類を判定する画像色判定処理が実現される。
<1−4.画像色判定処理>
図8及び図9は、この画像色判定処理の流れを示す図である。以下、図7ないし図9を参照して、処理の対象となる対象画像(すなわち、この場合は原稿画像)の種類を判定する画像色判定処理の流れについて説明する。
まず、原稿画像の種類の判定を行う前の判定前処理として、原稿画像に対して、平均部61による平均化処理、及び、色空間変換部62による色空間変換処理がなされる(ステップS11)。
平均部61では、原稿画像中の互いに隣接する縦(副走査方向)2×横(主走査方向)2の4画素が一つの画素集合とされる。そして、原稿画像に含まれる画素集合の全てに関して画素の値が平均される。これにより画素集合ごとに得られる平均値は、以降の処理において、原稿画像の各部の一つの色を示す単位の要素とされる。以下、この画素集合ごとの平均値を「単位データ」という。単位データは、RGBで表現された画素の値の平均値であるため、RGBで表現されたものとなる。なお、このような平均化処理を行わずに、原稿画像の各部の一つの色を示す単位データとして原稿画像の画素をそのまま用いてもよい。平均化処理がなされた原稿画像は、続いて、色空間変換部62により、各単位データの値がRGBから例えばLab(明度Lと色度a,b)に色空間変換される。
このような判定前処理がなされると、次に、二次元の色平面が利用され、原稿画像の単位データのそれぞれが色平面のいずれの位置に対応するかが、単位データ判定部63により判定される(ステップS12)。
図10は、この際に使用される色平面H1の一例を示す図である。この色平面H1は、上述した図1ないし図4の色平面Hと同様に、Lab表色系の色度図に相当するものである。図に示すように、色平面H1は、その全体領域が原点Oが中心となる正方形の領域とみなされている。そして、この全体領域が、境界線D0,D1,D2によって複数の部分領域Pに区分されている。色平面H1及びその境界線D0,D1,D2の位置等を示すデータは、ROM12やRAM13などに予め記憶される。
原点Oの近傍にある原点Oを中心とした円形の境界線D0は、有彩色と無彩色との境界を示している。したがって、この境界線D0の内側は無彩色領域であり、この無彩色領域は全体として1つの部分領域Pとして設定される。また、境界線D0の外側は有彩色領域であり、この有彩色領域は、原点Oから放射状に延びる複数の境界線D1と、原点Oを中心とした円形の境界線D2とによって区分されている。これにより、有彩色領域には16の部分領域Pが設定される。したがって、色平面H1には合計17の部分領域Pが設定されることになる。
原稿画像に含まれる単位データは、その色(すなわち、単位データの値であるLab値)に基づいて、色平面H1のいずれの座標位置に対応するかが判定される。これにより、その単位データが、部分領域Pのいずれに属するかが判定される。そして、そのような単位データごとの判定が原稿画像に含まれる全ての単位データに関して行われる。
各単位データの判定が完了すると、次に、分布値取得部64によりステップS13ないしS17の処理がなされ、色平面H1における単位データの分布範囲(単位データが対応する位置の分布範囲)の広さを示す分布値が取得される。
具体的には、まず、色平面H1に含まれる複数の部分領域Pから一つの部分領域Pが注目領域として選択される(ステップS13)。
次に、単位データ判定部63の判定結果に基づいて、注目領域に属する単位データの数が計数される。そして、導出された単位データの数が、所定の閾値(以下、「領域閾値」という。)と比較される。領域閾値は、好ましくは「2」以上の自然数であり、ROM12やRAM13などに予め記憶される。
この比較により、単位データの数が領域閾値以上の場合は(ステップS14にてYes)、注目領域は、単位データが分布している領域(以下、「分布領域」という。)であると判定される(ステップS15)。一方、単位データの数が領域閾値未満の場合は(ステップS14にてNo)、注目領域には単位データが分布しておらず、注目領域は分布領域でないと判定される。
このようにして一の注目領域に関して分布領域か否かの判定がなされると、未判定の部分領域Pが存在しているか否かが判断される。そして、存在していた場合は(ステップS16にてNo)、次の注目領域が決定され(ステップS13)、この新たな注目領域に関して同様に、分布領域であるか否かが判定される。このような処理が繰り返され、色平面H1の全ての部分領域Pに関して分布領域であるか否かの判定がなされる。
なお、このような処理を行わずに、部分領域Pに少なくとも1つの単位データが属していれば、その部分領域を分布領域としてもよい。ただし、以降の処理では、分布領域のみを演算の対象として分布値が取得される。上記のように領域閾値以上の数の単位データが属すると判定された部分領域のみを分布領域(すなわち、演算の対象)として設定すれば、ノイズなどの影響により微量の単位データがたまたま属することになってしまった部分領域を処理対象から除外できる。したがって、このように領域閾値に基づいて分布領域か否かを判定することで、ノイズなどの影響を排除でき、画像の種類の判定精度を向上できる。
色平面H1の全ての部分領域Pに関して分布領域であるか否かの判定がなされると、次に、色平面H1に含まれる分布領域の数(以下、「分布領域数」という。)が分布値取得部64により計数される。この分布領域数は、色平面H1における単位データの分布範囲の広さを示す分布値であるといえる(ステップS17)。
分布領域数が取得されると、次に、第1判定部65により分布領域数が所定の2つの閾値と比較される(ステップS18,S19)。2つの閾値の一方は、第1判定閾値(例えば「10」)であり、他方は第1判定閾値よりも小さい第2判定閾値(例えば「2」)である。これら第1判定閾値及び第2判定閾値は、ROM12やRAM13などに予め記憶される。
この比較において、分布領域数が第1判定閾値以上の場合は(ステップS18にてYes)、単位データの分布範囲が比較的広いことから、原稿画像はフルカラー画像であると第1判定部65により判定される(ステップS20)。
一方、分布領域数が第2判定閾値以上で第1判定閾値未満の場合は(ステップS19にてNo)、単位データの分布範囲が偏っている可能性が高いため、原稿画像は特定色カラー画像であると第1判定部65により判定される(ステップS21)。
また、分布領域数が第2判定閾値未満の場合は(ステップS19にてYes)、単位データの分布範囲が比較的狭いことから、原稿画像は無彩色画像であると第1判定部65により判定される(ステップS22)。
原稿画像が無彩色画像の場合は、さらに、原稿画像がグレースケール画像及びモノクロ画像のいずれであるかが判定される。
具体的には、まず、色空間変換部62から原稿画像の全ての単位データの値(色を示すLab値)が明度ヒストグラム生成部67に入力される。そして、この単位データの値に基づいて、明度ヒストグラム生成部67によって、明るさのパラメータである明度Lのヒストグラム(以下、「明度ヒストグラム」という。)が生成される(図9のステップS23)。
そして、この明度ヒストグラムに基づいて、原稿画像がグレースケール画像及びモノクロ画像のいずれであるかが第2判定部66により判定される(ステップS24〜S26)。
図11及び図12は、明度ヒストグラムの例を示す図である。図11はグレースケール画像の明度ヒストグラムを示し、図12はモノクロ画像の明度ヒストグラムを示している。図11に示すように、グレースケール画像の明度ヒストグラムでは、明度の低レベルから高レベルの全体にわたって度数が存在している。これに対し、図12に示すように、モノクロ画像の明度ヒストグラムでは、ほぼ全ての度数が明度の低レベルと高レベルとに偏在し、明度の中間レベルに度数はほとんど存在しない。
このため、原稿画像の判定にあたっては、明度ヒストグラムにおいて、度数が低レベルと高レベルとに偏在しているか否かが第2判定部66により判定される(ステップS24)。この判定については、各種手法を採用できる。例えば、低レベルと高レベルとの間の中間レベルに存在する度数の総数を求め、この総数が所定の閾値以上であるか否かによって判定が可能である。この場合、中間レベルの度数の総数が閾値以上であれば偏在していないこととなり、閾値未満であれば偏在していることになる。
そして、度数が低レベルと高レベルとに偏在していた場合は(ステップS24にてYes)、原稿画像はモノクロ画像であると第2判定部66により判定される(ステップS25)。一方、度数が低レベルと高レベルとに偏在していない場合は(ステップS24にてNo)、原稿画像はグレースケール画像であると第2判定部66により判定されることになる(ステップS26)。
<1−5.まとめ>
以上のように、複合機1では、原稿画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面H1のいずれの位置に対応するかが判定され、その判定結果に基づいて、色平面H1における単位データの分布範囲の広さを示す分布値として分布領域数が取得される。そして、この分布領域数に基づいて、原稿画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかが判定される。このため、原稿画像が、フルカラー画像、特定色カラー画像及び無彩色画像のいずれであるかを容易に判定できる。
また、原稿画像が無彩色画像と判定されたときには、明度ヒストグラムに基づいて、原稿画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかが判定される。このため、原稿画像が無彩色画像のとき、その性質をさらに詳細に判定できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の複合機1の構成や動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下では第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。第1の実施の形態では、分布領域数が第2判定閾値以上で第1判定閾値未満の場合は、原稿画像は特定色カラー画像であると判定していた。しかしながら、混色表現のあるフルカラー画像であっても、少ない色のみの混色表現を含むような場合は、その単位データの分布範囲が比較的狭くなる可能性もある。このため、本願実施の形態では、分布領域数が第2判定閾値以上で第1判定閾値未満の場合においては、さらに他の要素を考慮して、原稿画像が特定色カラー画像であるかフルカラー画像であるかを正確に判定するようになっている。
図13は、第2の実施の形態の複合機1のスキャナ機能の動作に関連する処理部を示すブロック図である。図7と比較してわかるように、第2の実施の形態の画像色判定部60は、第1の実施の形態の機能に加えて、さらに、色相ヒストグラム生成部68を備えている。
また、第2の実施の形態の画像色判定処理は、図8及び図9に示す第1の実施の形態の処理とほぼ同様であるが、ステップS19にてNoとなった場合(分布領域数が第2判定閾値以上で第1判定閾値未満の場合)の以降の処理が第1の実施の形態と異なっている。図14は、第2の実施の形態において、ステップS19にてNoとなった場合の以降の処理の流れを示す図である。
まず、色空間変換部62から原稿画像の全ての単位データの値(色を示すLab値)が色相ヒストグラム生成部68に入力される。そして、この単位データの値に基づいて、色相ヒストグラム生成部68によって、色相のヒストグラム(以下、「色相ヒストグラム」という。)が生成される。色相は、色度a,bから周知の変換式によって容易に取得可能である(ステップS31)。
そして、この色相ヒストグラムに基づいて、原稿画像がフルカラー画像及び特定色カラー画像のいずれであるかが第1判定部65により判定される(ステップS32〜S34)。
図15及び図16は、色相ヒストグラムの例を示す図である。図15はフルカラー画像の色相ヒストグラムを示し、図16は特定色カラー画像の色相ヒストグラムを示している。図15に示すように、フルカラー画像の色相ヒストグラムでは、種々の色相にわたって度数が存在し、顕著なピークが存在していない。これに対し、図16に示すように、特定色カラー画像の色相ヒストグラムでは、特定色(図16の例では、R,G,B)に対応する色相のみに度数が存在し、その色相の位置に顕著なピークが存在している。
このため、原稿画像の判定にあたっては、色相ヒストグラムにおいて、顕著なピークが存在するか否かが第1判定部65により判定される(ステップS32)。この判定については、各種手法を採用できる。例えば、各色相の位置に関して、隣接する位置との差分をとり、この差分値が所定の閾値以上であるか否かによって判定が可能である。この場合、差分値が閾値以上であれば顕著なピークが存在してることになり、閾値未満であれば顕著なピークが存在していないことになる。
そして、顕著なピークが存在していた場合は(ステップS32にてYes)、原稿画像は特定色カラー画像であると第1判定部65により判定される(ステップS33)。一方、顕著なピークが存在していない場合は(ステップS32にてNo)、原稿画像はフルカラー画像であると第1判定部65により判定されることになる(ステップS34)。
このように、第2の実施の形態の複合機1では、分布領域数が第2判定閾値以上第1判定閾値未満のとき、色相のヒストグラムに基づいて、原稿画像がフルカラー画像及び特定色カラー画像のいずれであるかが判定される。このため、特定色カラー画像を正確に判定することができる。
<3.他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
第1の実施の形態では、原稿画像の各単位データについて色平面のいずれの位置に対応するかが単位データ判定部63によって判定された後に、明度ヒストグラム生成部67によって各単位データの明度Lのヒストグラムが生成されるものとして説明したが(図8および図9参照)、これに限定されるものでない。例えば、単位データ判定部63による単位データの判定処理と、明度ヒストグラム生成部67による明度ヒストグラムの生成処理とが並行して実行されてもよい。
また、第2の実施の形態では、単位データ判定部63による単位データの判定処理が実行された後に、明度ヒストグラム生成部67による明度ヒストグラムの生成処理および色相ヒストグラム生成部68による色相ヒストグラムの生成処理が実行されるものとして説明したが、これに限定されるものでない。例えば、単位データ判定部63による単位データの判定処理と、明度ヒストグラム生成部67による明度ヒストグラムの生成処理と、色相ヒストグラム生成部68による色相ヒストグラムの生成処理とが並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態では、色平面における単位データの分布範囲の広さを示す分布値として分布領域の数が採用されていたが、分布領域の総面積が採用されてもよい。いずれであっても、色平面における単位データの分布範囲の広さを容易に取得できる。
また、色平面を複数の部分領域Pに区分する手法は図10に示すものに限定されず、他の手法で色平面を区分してもよい。例えば、図17に示す色平面H2のように、境界線D0,D2を円形とせず、2つの座標軸のいずれかに平行に設定してもよい。このように境界線を設定すれば、単位データがいずれの部分領域Pに属するかを、色度a,bと境界線の座標位置との比較によって単純に判断することが可能である。また、図18に示す色平面H3のように、全ての境界線D3を2つの座標軸のいずれかに平行に設定して、色平面H3の全体領域を等分してもよい。この場合においても、単位データがいずれの部分領域Pに属するかを容易に判断可能である。また、図19に示す色平面H4のように、有彩色領域を原点Oから放射状に延びる複数の境界線D1のみで区分してもよい。この場合において、区分によって得られる部分領域の数を比較的多くすれば(例えば、16以上)、第2の実施の形態のような色相ヒストグラムを考慮せずとも、分布値のみに基づいて正確に特定色カラー画像を判定することが可能である。
また、上記実施の形態では、色平面としてはLab表色系の色度図が採用されていたが、YCC、YIQ、Luvなど、明るさに関するパラメータ(輝度、明度)と、色相及び彩度に関するパラメータ(色差、色度)とを有する表色系であれば、Lab以外の表色系の色度図も利用可能である。色平面としてLab以外の表色系の色度図を採用する場合は、単位データの値も当該表色系の値に変換すればよい。この際、明るさのパラメータが輝度である表色系を採用する場合は、明るさのパラメータのヒストグラムとして輝度ヒストグラムを生成すればよい。
また、色平面として、一般的な表色系の色度図に対して回転変換などのアフィン変換を行ったものを利用してもよい。この場合は、単位データの値についても同様のアフィン変換を行えばよい。
また、上記実施の形態では、原稿画像の種類の判定結果に応じてスキャナ機能に関する画像処理手法が変更されると説明したが、例えば、コピー機能に関する画像処理手法や印刷手法が変更されてもよい。具体的には、画像の種類に応じて使用するトナーを変更することなどが考えられる。
また、上記では複合機1が画像色判定装置として機能するものとして説明したが、上記実施の形態と同様のプログラムを汎用のコンピュータ装置で実行させることにより、汎用のコンピュータ装置を画像色判定装置として機能させてもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に画像色判定部60の各種機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部または全部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
色平面の一例を示す図である。 フルカラー画像の各単位データを色平面にプロットした図である。 特定色カラー画像の各単位データを色平面にプロットした図である。 無彩色画像の各単位データを色平面にプロットした図である。 複合機の外観構成を示す斜視図である。 複合機の内部構成を模式的に示すブロック図である。 第1の実施の形態の複合機のスキャナ機能の動作に関連する処理部を示すブロック図である。 画像色判定処理の流れを示す図である。 画像色判定処理の流れを示す図である。 色平面の一例を示す図である。 グレースケール画像の明度ヒストグラムの例を示す図である。 モノクロ画像の明度ヒストグラムの例を示す図である。 第2の実施の形態の複合機のスキャナ機能の動作に関連する処理部を示すブロック図である。 第2の実施の形態の画像色判定処理の流れの一部を示す図である。 フルカラー画像の明度ヒストグラムの例を示す図である。 特定色カラー画像の明度ヒストグラムの例を示す図である。 色平面の他の一例を示す図である。 色平面の他の一例を示す図である。 色平面の他の一例を示す図である。
符号の説明
1 複合機
3 スキャナ部
14 画像メモリ
15 画像処理部
60 画像色判定部
63 単位データ判定部
64 分布値取得部
67 明度ヒストグラム生成部
P 部分領域

Claims (14)

  1. 対象画像の色に係る判定を行う画像色判定装置であって、
    前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する単位判定手段と、
    前記単位判定手段の判定結果に基づいて、前記色平面における前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する分布値取得手段と、
    前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する画像判定手段と、
    前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する手段と、
    を備え
    前記画像判定手段は、
    前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、
    前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、
    前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定することを特徴とする画像色判定装置。
  2. 対象画像の色に係る判定を行う画像色判定装置であって、
    前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する単位判定手段と、
    前記単位判定手段の判定結果に基づいて、前記色平面における前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する分布値取得手段と、
    前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する画像判定手段と、
    前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する手段と、
    前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する手段と、
    を備えることを特徴とする画像色判定装置。
  3. 請求項2に記載の画像色判定装置において、
    前記対象画像が前記グレースケール画像及び前記モノクロ画像のいずれであるかを判定する前記手段は、
    前記明るさのパラメータのヒストグラムにおいて前記明るさのパラメータの度数が高レベル側及び低レベル側に偏在しているとき、前記対象画像を前記モノクロ画像と判定し、
    前記ヒストグラムにおいて前記度数が前記高レベル側及び前記低レベル側に偏在していないとき、前記対象画像を前記グレースケール画像と判定することを特徴とする画像色判定装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像色判定装置において、
    前記画像判定手段は、
    前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、
    前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定することを特徴とする画像色判定装置。
  5. 請求項4に記載の画像色判定装置において、
    前記画像判定手段は、前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記対象画像を前記特定色カラー画像と判定することを特徴とする画像色判定装置。
  6. 請求項4に記載の画像色判定装置において、
    前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する手段、
    をさらに備え、
    前記画像判定手段は、
    前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定することを特徴とする画像色判定装置。
  7. 請求項1または6に記載の画像色判定装置において、
    前記画像判定手段は、
    前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定する際に、
    前記色相のヒストグラムにおいて各色相の度数の差分値が所定の閾値未満であれば、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、
    前記差分値が前記所定の閾値以上であれば、前記対象画像を前記特定色カラー画像と判定することを特徴とする画像色判定装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像色判定装置において、
    前記単位判定手段は、前記単位データのそれぞれが、前記色平面を区分して得られる複数の部分領域のいずれに属するかを判定し、
    前記分布値取得手段は、前記単位データが属すると判定された前記部分領域の数を、前記分布値として取得することを特徴とする画像色判定装置。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像色判定装置において、
    前記単位判定手段は、前記単位データのそれぞれが、前記色平面を区分して得られる複数の部分領域のいずれに属するかを判定し、
    前記分布値取得手段は、前記単位データが属すると判定された前記部分領域の総面積を、前記分布値として取得することを特徴とする画像色判定装置。
  10. 請求項8または9に記載の画像色判定装置において、
    前記分布値取得手段は、所定の閾値以上の数の前記単位データが属すると判定された前記部分領域のみを対象として、前記分布値を取得することを特徴とする画像色判定装置。
  11. 対象画像の色に係る判定を行う画像色判定方法であって、
    (a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、
    (b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、
    (c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、
    (d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する工程と、
    を備え、
    前記(c)工程では、
    前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、
    前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、
    前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定することを特徴とする画像色判定方法。
  12. 対象画像の色に係る判定を行う画像色判定方法であって、
    (a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、
    (b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、
    (c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、
    (d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する工程と、
    (e)前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する工程と、
    を備えることを特徴とする画像色判定方法。
  13. 対象画像の色に係る判定を行うプログラムであって、コンピュータに、
    (a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、
    (b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、
    (c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、
    (d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、色相のヒストグラムを生成する工程と、
    を実行させ、
    前記(c)工程では、
    前記分布値が所定の第1閾値以上のとき、前記対象画像を前記フルカラー画像と判定し、
    前記分布値が前記第1閾値よりも小さい所定の第2閾値未満のとき、前記対象画像を前記無彩色画像と判定し、
    前記分布値が前記第2閾値以上前記第1閾値未満のとき、前記色相のヒストグラムに基づいて、前記対象画像が前記フルカラー画像及び前記特定色カラー画像のいずれであるかを判定することを特徴とするプログラム。
  14. 対象画像の色に係る判定を行うプログラムであって、コンピュータに、
    (a)前記対象画像の各部の色を示す単位データのそれぞれが、二次元の色平面のいずれの位置に対応するかを判定する工程と、
    (b)前記(a)工程の判定結果に基づいて、前記色平面において前記単位データの分布範囲の広さを示す分布値を取得する工程と、
    (c)前記分布値に基づいて、前記対象画像が、混色表現のあるフルカラー画像、混色表現のない特定色カラー画像、及び、無彩色の無彩色画像のいずれであるかを判定する工程と、
    (d)前記単位データのそれぞれが示す色に基づいて、明るさのパラメータのヒストグラムを生成する工程と、
    (e)前記対象画像が前記無彩色画像と判定されたとき、前記明るさのパラメータのヒストグラムに基づいて、前記対象画像が、階調表現のあるグレースケール画像、及び、階調表現のないモノクロ画像のいずれであるかを判定する工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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