JP6127856B2 - 電池監視装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載された組電池を監視する電池監視装置に関する。
従来、車両に搭載された組電池を監視する装置では、組電池を構成する各電池の電圧検出回路に加えて、各電池セルのうち、電圧の高い電池セルを抵抗に接続して放電させることで、各電池セルの電圧を均等化する回路を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、特許文献1では、各電池セルの電圧検出を行う車両の運転中ではなく、車両の停止中に各電池セルの電圧の均等化を実行する構成としている。
特開2011−19329号公報
しかしながら、従来技術の如く、車両の停止中に各電池セルの均等化を実行する構成とすると、運転時間が比較的長い車両(例えば、タクシー)等では、均等化を実行できない期間が長くなり、各電池セルの電圧のばらつきが拡大してしまうといった問題がある。
一方、車両の運転中に各電池セルの均等化を実行する構成も考えられる。ところが、均等化時に放電電流を流す電気経路の一部が、各電池セルの電圧を検出するための電圧検出線と共用されていると、均等化時の放電電流が電圧検出線に流れることで、電圧検出線の電位が変動して電圧検出回路の検出精度が低下する虞がある。
また、各電池セルの電圧を検出する電圧検出線と、各電池セルの均等化時に放電電流を流す電気経路とを完全に別系統とすること(二重化)も考えられるが、この場合、組電池と電池監視装置と接続する配線系統が複雑化してしまう。
本発明は上記点に鑑みて、組電池に接続するための配線系統の複雑化を抑制しつつ、セル電圧の検出精度の低下を抑制し、且つ、組電池における電圧のばらつきを抑制可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数個の電池セル(10a)を直列に接続した直列接続体である電池ブロック(CB1、CB2)を複数直列に接続してなる組電池(10)を搭載した車両に適用され、組電池を監視する電池監視装置に関する。
上記目的を達成するため、請求項1および請求項2に係る発明は、
電池セルの端子間電圧であるセル電圧を電池セル毎に検出すると共に、電池ブロックの端子間電圧であるブロック電圧を電池ブロック毎に検出可能に構成された電圧検出手段(32、37)と、
電圧検出手段を制御して、セル電圧およびブロック電圧を検出する電圧検出処理を実行する検出制御手段(40a)と、
複数個の電池セルのうち、所定の電池セルを放電して、複数個の電池セルのセル電圧を均等化するセル均等化手段(31)と、
複数の電池ブロックのうち、所定の電池ブロックを放電して、複数の電池ブロックのブロック電圧を均等化するブロック均等化手段(35、36、37)と、
セル均等化手段を制御してセル電圧を均等化するセル均等化処理、およびブロック均等化手段を制御してブロック電圧を均等化するブロック均等化処理を実行する均等化制御手段(40b)と、を備える。
さらに、請求項1および請求項2に係る発明では、セル均等化手段は、電池セルと電圧検出手段とを接続する複数の電圧検出線(Lv、Lp、Lv1、Lv2)のうち、セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)を介して、複数個の電池セルに接続され、ブロック均等化手段は、セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)とは別系統の電気経路(Lp、Lb、Lv2)を介して、複数の電池ブロックに接続されており、均等化制御手段は、検出制御手段が電圧検出処理の実行を停止する電圧検出停止期間に、セル均等化処理を実行し、検出制御手段が電圧検出処理を実行する電圧検出期間にブロック均等化処理を実行する
そして、請求項1に係る発明は、電圧検出手段は、電池ブロックを構成する電池セルのセル電圧を検出するセル電圧検出回路(32)、および電池ブロックのブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路(37)を有して構成されており、ブロック電圧検出回路は、複数の電圧検出線(Lv、Lp、Lv1、Lv2)のうち、セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)とは別の電圧検出線(Lp、Lv2)を介して、電池ブロックの両端に接続されると共に、ブロック電圧に応じた電圧を出力する分圧回路を有し、分圧回路から出力された電圧に基づいて、ブロック電圧を検出するように構成されており、ブロック均等化手段は、ブロック電圧検出回路にてブロック電圧を検出するための電圧検出線(Lp、Lv2)を介して、電池ブロックの両端に接続されると共に、分圧回路の分圧抵抗(37a、37b)を用いて前記電池ブロックを放電するように構成されていることを特徴としている。
これによると、セル電圧検出停止期間に、セル電圧を検出するための電圧検出線を介して電気経路で各電池セルの均等化を行うことで、セル均等化処理がセル電圧の検出精度へ影響することを回避できる。
また、セル電圧検出期間に、セル電圧を検出するための電圧検出線とは別系統の電気経路で各電池ブロックの均等化を行うことで、ブロック均等化処理がセル電圧の検出精度へ影響することを回避できる。
さらに、ブロック均等化手段と各電池ブロックとを接続する電気経路を、セル電圧を検出するための電圧検出線とは別系統にするだけでよいので、セル均等化手段に用いる電気経路と電圧検出線とを二重化する場合に比べて、組電池に接続するための配線系統を簡素化することができる。
従って、請求項1に記載の電池監視装置によれば、組電池に接続するための配線系統の複雑化を抑制しつつ、セル電圧の検出精度の低下を抑制し、且つ、組電池における電圧のばらつきを抑制することが可能となる。
また、請求項2に係る発明は、電池ブロック毎に設けられ、対応する電池ブロックを電源としてブロック電圧よりも小さい定電圧を生成する定電圧生成手段(33)を備え、ブロック均等化手段は、定電圧生成手段にて生成される定電圧で電池ブロックを放電するように構成されていることを特徴としている。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る組電池および電池監視ユニットの全体構成図である。 第1実施形態に係る監視ICの構成図である。 第1実施形態に係る電池セルの均等化を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る電池ブロックの均等化を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る制御装置が実行する電圧検出処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る制御装置が実行するセル均等化処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る制御装置が実行するブロック均等化処理の流れを示すフローチャートである。 セル電圧を検出するための電圧検出線とセル放電回路の電気経路を二重化した構成を示す図である。 セル均等化処理を車両の停止中に実行するケースを示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係るセル均等化処理およびブロック均等化処理の実行タイミングを示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係るセル均等化処理およびブロック均等化処理の実行タイミングを示すタイミングチャートである。 第2実施形態に係る監視ICの内部構成を示す図である。 第3実施形態に係る監視ICの内部構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明に係る電池監視装置を、車両走行用のモータジェネレータの電源を構成する高電圧バッテリを監視する電池監視ユニット20に適用した例について説明する。
図1に示すように、高電圧バッテリである組電池10は、その端子間電圧が例えば100v以上となるように、複数の電池セル10aを直列に接続した直列接続体で構成されている。なお、電池セル10aは、リチウムイオン電池等の二次電池で構成されている。
本実施形態の組電池10は、複数個の電池セル10aの直列接続体である第1電池ブロックCB1、および第2電池ブロックCB2を直列に接続したものを例示している。なお、第1電池ブロックCB1は、後述の監視回路30における第1監視IC1の監視対象となる電池セル群で構成され、第2電池ブロックCB2は、後述の監視回路30における第2監視IC2の監視対象となる電池セル群で構成されている。
続いて、電池監視ユニット20について説明すると、電池監視ユニット20は、組電池10の状態を各電池セル10a単位で監視する監視装置として機能すると共に、各電池セル10aの電圧の均等化を行う均等化装置としても機能する。
電池監視ユニット20は、第1、第2監視IC1、IC2で構成される監視回路30、および制御装置40等を有している。監視回路30の各監視IC1、2は、各電池ブロックCB1、CB2それぞれに対応して設けられている。
第1監視IC1は、第1電池ブロックCB1の電圧(セル電圧およびブロック電圧)を監視すると共に、第1電池ブロックCB1の電圧(セル電圧およびブロック電圧)を均等化する集積回路である。なお、第1監視IC1は、複数の電圧検出線Lvを介して第1電池ブロックCB1を構成する各電池セル10aの両端に接続されると共に、一対の電源線Lpを介して第1電池ブロックCB1の両端に接続されている。
また、第2監視IC2は、第2電池ブロックCB2の電圧(セル電圧およびブロック電圧)を監視すると共に、第2電池ブロックCB2の電圧を均等化する集積回路である。なお、第2監視IC2は、複数の電圧検出線Lvを介して第2電池ブロックCB2を構成する各電池セル10aの両端に接続されると共に、一対の電源線Lpを介して第2電池ブロックCB2の両端に接続されている。
各監視IC1、2は、後述の制御装置40からの制御信号を受信すると共に、制御装置40に対して監視結果を送信できるように、通信線Lcを介して、制御装置40に接続されている。なお、本実施形態では、第1監視IC1が、フォトカプラ等で構成される絶縁素子50を介して制御装置40に双方向通信可能に接続されている。
続いて、本実施形態の各監視IC1、IC2の内部構成について、第2監視IC2の内部構成を示す図2を用いて説明する。なお、各監視IC1、IC2は、殆ど同じ内部構成となっており、本実施形態では、各監視IC1、IC2のうち、第2監視IC2の内部構成を代表して説明し、第1監視IC1の内部構成についての説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態の第2監視IC2は、セル放電回路31、電圧検出回路32、電源回路33、駆動回路34、ブロック放電回路35等を有して構成されている。
セル放電回路31は、第2電池ブロックCB2内のうち、高電圧となる電池セル10aを放電して、第2電池ブロックCB2内の各電池セル10aのセル電圧を均等化する回路である。
セル放電回路31は、電池セル10aのセル電圧を検出するための電圧検出線Lvを介して、各電池セル10aの両端に接続されている。なお、本実施形態では、各監視IC1、IC2におけるセル放電回路31が「セル均等化手段」を構成している。
本実施形態のセル放電回路31は、電池セル10aを放電するために各電圧検出線Lv上に設けられた抵抗体Ra、電池セル10aの両端に接続される一対の電圧検出線Lvを短絡させるセル放電スイッチSWaを有して構成されている。
セル放電回路31は、図3に示すように、各セル放電スイッチSWaの1つがオン操作されると、電池セル10aの両端に接続される一対の電圧検出線Lvが短絡し、電池セル10aから電流(放電電流)が抵抗体Raを介して流れることで、電池セル10aが放電する。
図2に戻り、電圧検出回路32は、第2電池ブロックCB2を構成する各電池セル10aのセル電圧、および第2電池ブロックCB2のブロック電圧を検出可能に構成されている。
本実施形態の電圧検出回路32は、第2電池ブロックCB2を構成する各電池セル10aのセル電圧の合計値をブロック電圧として検出する。なお、本実施形態では、各監視IC1、IC2における電圧検出回路32が「電圧検出手段」を構成している。
続いて、電源回路33は、一対の電源線Lpを介して第2電池ブロックCB2の両端に接続され、第2電池ブロックCB2を電源として、第2電池ブロックCB2よりも小さい定電圧(例えば、5V)を生成する定電圧生成手段である。なお、本実施形態の第2監視IC2は、電源回路33にて生成した定電圧により駆動する構成となっている。
駆動回路34は、第2監視IC2内部にて各種演算処理を行う論理部34a、第2監視IC2の各機器(セル放電スイッチSWa等)を駆動する駆動部34b、第1監視IC1等との通信を行う通信部34cを有して構成されている。
ブロック放電回路35は、第2電池ブロックCB2のブロック電圧を放電する回路である。このブロック放電回路35は、第1監視IC1内のブロック放電回路35と共に、各電池ブロックCB1、CB2内のうち、高電圧となる電池ブロックを放電して、各電池ブロックCB1、B2のブロック電圧を均等化するものである。
本実施形態のブロック放電回路35は、電圧検出線Lvとは別系統の一対の電源線Lpおよび均等化配線Lbを介して、第2電池ブロックCB2の両端に接続されている。なお、本実施形態では、各監視IC1、IC2におけるブロック放電回路35が「ブロック均等化手段」を構成している。
ブロック放電回路35は、一対の電源線Lpそれぞれに接続された均等化配線Lb上に設けられた抵抗体Rb、第2電池ブロックCB2の両端に接続された一対の電源線Lpを短絡させるブロック放電スイッチSWbを有して構成されている。
ブロック放電回路35は、図4に示すように、ブロック放電スイッチSWbがオン操作されると、一対の電源線Lpが短絡し、第2電池ブロックCB2から電流(放電電流)が抵抗体Rbを介して流れることで、第2電池ブロックCB2が放電する。
図2に戻り、制御装置40は、CPU、記憶手段を構成するメモリ等からなるマイクロコンピュータであって、メモリに記憶されたプログラムに従って各種処理を実行する制御手段である。なお、本実施形態の制御装置40は、車両の運転状態(例えば、車両の運転時間)等を管理する上位制御装置100と双方向に通信可能に接続されている。
制御装置40は、各監視IC1、2の電圧検出回路32を制御して、各監視IC1、2から各電池セル10aのセル電圧Vc、および各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbを取得する電圧検出処理を実行可能となっている。
また、本実施形態の制御装置40は、各監視IC1、2から取得した各電池セル10aのセル電圧Vcの平均電圧Vc_avg、および各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbの平均電圧Vb_avgを算出可能となっている。
以下、本実施形態の制御装置40が実行する電圧検出処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、まず、各監視IC1、2に対して、各電池セル10aのセル電圧Vcの検出を指示する指示信号を出力して、各監視IC1、2から各電池セル10aのセル電圧Vcを取得する(S100)。
そして、各監視IC1、2から取得した各電池セル10aのセル電圧Vcの平均電圧Vc_avgを算出する(S110)。なお、平均電圧Vc_avgは、各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつき具合等を把握するために算出する。
続いて、各監視IC1、2に対して、各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbの算出を指示する指示信号を出力して、各監視IC1、2から各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbを取得する(S120)。
そして、各監視IC1、2から取得した各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbの平均電圧Vb_avgを算出する(S130)。なお、平均電圧Vb_avgは、各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbのばらつき具合等を把握するために算出する。
なお、本実施形態では、制御装置40のうち、電圧検出回路32を制御して電圧検出処理を実行する構成(ハードウェアおよびソフトウェア)が検出制御手段40aを構成している。
また、制御装置40は、セル放電回路31を制御して各電池セル10aのセル電圧を均等化するセル均等化処理、およびブロック放電回路35を制御して各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧を均等化するブロック均等化処理を実行可能となっている。
まず、本実施形態の制御装置40が実行するセル均等化処理の流れについて、図6に示すフローチャートを用いて説明する。なお、セル均等化処理の実行タイミングについては後述する。
図6に示すように、まず、各電池セル10aのうち、放電対象とする電池セル10aを決定する(S200)。具体的には、電圧検出処理にて算出した各電池セル10aのセル電圧Vcの平均電圧Vc_avgよりも大きい電圧となる電池セル10aを放電対象に決定する。なお、放電対象とする電池セル10aは、例えば、平均電圧Vc_avgに対して予め設定した規定電圧より高い電池セル10aに決定してもよい。
次に、放電対象に決定した電池セル10aを放電する時間(セル放電時間)を設定する(S210)。セル放電時間は、放電対象に決定した電池セル10aのセル電圧Vcと平均電圧Vc_avgとの電圧差が予め定めた許容値以下となるまでに要する時間に設定する。例えば、セル放電回路31で単位時間当たり放電可能な電圧、および放電対象に決定した電池セル10aのセル電圧Vcと平均電圧Vc_avgとの電圧差に基づいて、セル放電時間を設定すればよい。
ここで、各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつきは、車両の運転時間が長くなるに伴って拡大する傾向があることから、車両の運転時間が長くなるに伴って、セル放電時間を延長することが望ましい。この場合、例えば、予め想定されるセル放電回路31の放電電流(例えば、10mA)に対する電流ばらつき(例えば、1mA)の比に、前回の車両の運転時間(上位制御装置100から取得可能)を乗じた時間(=運転時間×(電流ばらつき/放電電流))に設定すればよい。なお、セル放電時間は、予め定めた時間に固定してもよい。
次に、放電対象に決定した電池セル10aに対応するセル放電スイッチSWaを、セル放電時間オンに維持して、放電対象に決定した電池セル10aを放電する(S220)。これにより、各電池セル10aのうち、高電圧となる電池セル10aが放電されることで、各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつきが解消される。
続いて、本実施形態の制御装置40が実行するブロック均等化処理の流れについて、図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、セル均等化処理の実行タイミングについては後述する。
図7に示すように、まず、各電池ブロックCB1、CB2のうち、放電対象とする電池ブロックを決定する(S300)。具体的には、電圧検出処理にて算出した各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbの平均電圧Vb_avgよりも大きい電圧となる電池ブロックを放電対象に決定する。なお、放電対象とする電池ブロックCBは、例えば、平均電圧Vb_avgに対して予め設定した規定電圧より高い電池ブロックCBに決定してもよい。
次に、放電対象に決定した電池ブロックを放電する時間(ブロック放電時間)を設定する(S310)。ブロック放電時間は、放電対象に決定した電池ブロックCBのブロック電圧Vbと平均電圧Vb_avgとの電圧差が予め定めた許容値以下となるまでに要する時間に設定する。例えば、ブロック放電回路35で単位時間当たり放電可能な電圧、および放電対象に決定した電池ブロックCBのブロック電圧Vbと平均電圧Vb_avgとの電圧差に基づいて、ブロック放電時間を設定すればよい。
ここで、各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbのばらつきは、車両の運転時間が長くなるに伴って拡大する傾向があることから、車両の運転時間が長くなるに伴って、ブロック放電時間を延長することが望ましい。この場合、例えば、予め想定されるブロック放電回路35の放電電流(例えば、10mA)に対する電流ばらつき(例えば、1mA)の比に、前回の車両の運転時間(上位制御装置100から取得可能)を乗じた時間(=運転時間×(電流ばらつき/放電電流))に設定すればよい。なお、ブロック放電時間は、予め定めた時間に固定してもよい。
次に、放電対象に決定した電池ブロックに対応するブロック放電スイッチSWbを、ブロック放電時間オンに維持して、放電対象に決定した電池ブロックを放電する(S320)。これにより、各電池ブロックCB1、CB2のうち、高電圧となる電池ブロックCBが放電されることで、各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbのばらつきが解消される。
なお、本実施形態では、制御装置40のうち、各放電回路31、35を制御してセル均等化処理およびブロック均等化処理を実行する構成(ハードウェアおよびソフトウェア)が均等化制御手段40bを構成している。
続いて、本実施形態の制御装置40による各均等化処理の実行タイミングについて、電池セル10aのセル電圧のばらつきが生ずる要因を踏まえて説明する。
まず、各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつきが生ずる要因について説明すると、各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつきは、各電池セル10aにおける消費電流のばらつきに起因して生ずる。この消費電流は、各電池セル10a内での自己放電(自然放電)による放電電流Ia、監視回路30による消費電流Ibに大別される。
自己放電による放電電流Iaは、車両作動状態が運転中および停止中のいずれであっても生ずるが、監視回路30による消費電流Ibは、主に車両の運転中に生じ、車両の停止中に生ずることが殆どない(図11の2段目参照)。なお、車両の運転中とは、車両のイグニッションスイッチ(スタートスイッチ)がオンされた車両作動状態を意味し、車両の停止中とは、車両のイグニッションスイッチがオフされた車両作動状態を意味する。
また、自己放電による放電電流Iaが数μmAオーダとなるのに対して、監視回路30による消費電流Ibは、数mAオーダとなることから、各電池セル10aのばらつきは、監視回路30における消費電流Ibのばらつきによるところが大きい。
このため、各電池セル10aのセル電圧のばらつきは、監視回路30による消費電流Ibのばらつきが殆ど生じない車両の停止中に比べて、監視回路30による消費電流Ibのばらつきが生ずる車両の運転中に拡大し易い傾向がある。
そこで、車両の運転中にセル均等化処理を実行することが考えられるが、車両の運転中に各電池セル10aのセル電圧を電圧検出回路32で正確に検出できなくなってしまう。なお、車両の運転中にセル均等化処理を実行すると、図3に示すように、電圧検出回路32の電圧検出線Lv上に放電電流が流れ、電圧検出線Lvの電位が変動することで、電圧検出回路32におけるセル電圧の検出精度が低下する。
なお、図8に示すように、セル放電回路31における放電電流が流れる電気経路Laを電圧検出回路32の電圧検出線Lvと別に設けること(二重化)で、放電電流による電圧検出回路32の電圧検出線Lvの電位変動を抑制することが考えられる。
しかしながら、セル放電回路31における放電電流が流れる電気経路Laと電圧検出回路32の電圧検出線Lvとを別系統とすると、電池監視ユニット20における各電池セル10aに接続するための配線系統が複雑化してしまう。
一方、車両の停止中にセル均等化処理を実行する場合、例えば、図9に示すように、車両の停止期間が短い業務用の車両(例えば、タクシー)等では、セル均等化処理の実行時間を充分に確保できず、各電池セル10aのセル電圧のばらつきが徐々に拡大してしまう虞がある(図9の3段目参照)。
上記事項を踏まえて、本実施形態の制御装置40は、図10、図11のタイミングチャートで示すように、車両の運転中における電圧検出処理を実行する電圧検出期間に、前述のブロック均等化処理を実行し、車両の停止中における電圧検出処理を実行していない電圧検出停止期間に、前述のセル均等化処理を実行する。
具体的には、本実施形態の制御装置40は、電圧検出処理を実行する車両の運転開始時にブロック均等化処理を実行し、車両の停止中における電圧検出処理を実行していない期間にセル均等化処理を実行する。なお、電圧検出期間は、車両の運転期間、および車両の停止中に周期的(例えば、1時間毎)に実行される電圧検出処理の実行期間を含む期間である。また、電圧検出停止期間は、車両の運転期間、および車両の停止中における電圧検出処理の実行期間の双方を除いた期間である。
これによれば、車両の運転中に各電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbのばらつきを適切に抑えることができる(図11の6段目参照)。また、車両の停止中に各電池セル10aのセル電圧Vcのばらつきを適切に抑えることができる(図11の5段目参照)。この結果、車両の停止期間が短い業務用の車両においても、充分に組電池10における電圧を適切に均等化することが可能となる。
以上説明した本実施形態では、電圧検出停止期間に、セル電圧Vcを検出するための電圧検出線Lvを介して接続されたセル均等化回路31によりセル均等化処理を実行する構成としている。これによれば、セル均等化回路31によるセル均等化処理が、電圧検出回路32によるセル電圧Vcの検出精度へ影響することを回避できる。
また、電圧検出期間に、セル電圧Vcを検出するための電圧検出線Lvとは別系統の電気経路(均等化配線Lb、および電源線Lp)を介して組電池10に接続されるブロック均等化回路35により、ブロック均等化処理を実行する構成としている。これによれば、ブロック均等化回路35によるブロック均等化処理が、電圧検出回路32によるセル電圧Vcの検出精度へ影響することを回避できる。
さらに、ブロック放電回路35と各電池ブロックCB1、CB2の両端とを接続する電気経路Lb、Lpを、セル電圧を検出するための電圧検出線Lvとは別系統にするだけでよい。つまり、本実施形態の構成によれば、セル放電回路31に用いる電気経路Laと電圧検出線Lvとを二重化する場合に比べて、電池監視ユニット20における組電池10に接続するための配線系統を簡素化することができる。
従って、本実施形態の電池監視ユニット20によれば、組電池10に接続するための配線系統の複雑化を抑制しつつ、セル電圧Vcの検出精度の低下を抑制し、且つ、組電池10における電圧のばらつきを抑制することが可能となる。
また、本実施形態の電圧検出回路32は、電池ブロックCB1、CB2を構成する各電池セル10aのセル電圧Vcの合計値を電池ブロックCB1、CB2のブロック電圧Vbとして検出するように構成されている。
これによれば、セル電圧Vcを検出する電圧検出回路、およびブロック電圧Vbを検出する電圧検出回路を個別に設ける必要がないので、電池監視ユニット20における電圧検出手段を簡素な構成で実現することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、図12に示すように、電源回路33にて生成される定電圧で電池ブロックCB1、CB2が放電されるように、ブロック放電回路36を電源回路33の出力側に接続する構成としている。
その他の構成および作動は第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、組電池10に接続するための配線系統の複雑化を抑制しつつ、セル電圧Vcの検出精度の低下を抑制し、且つ、組電池10における電圧のばらつきを抑制することが可能となる。
加えて、本実施形態では、ブロック放電回路36が、ブロック電圧Vbよりも低い定電圧で電池ブロックCB1、CB2を放電する構成となっている。このため、本実施形態の構成によれば、ブロック電圧Vbで電池ブロックCB1、CB2を直接的に放電する第1実施形態の構成に比べて、ブロック放電回路36を耐電圧の低い部品で構成できる。この結果、電池監視ユニット20のコスト増加を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、本実施形態では、第1、第2実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態では、図13に示すように、セル電圧Vcを検出する電圧検出回路(セル電圧検出回路)32とは別に、ブロック電圧Vbを検出するブロック電圧検出回路37を追加している。なお、本実施形態の電圧検出回路32は、セル電圧Vcを検出するだけで、ブロック電圧Vbについては算出しない構成となっている。
本実施形態のブロック電圧検出回路37は、直列接続された一対の分圧抵抗37a、37b、スイッチ37cからなる分圧回路、および一対の分圧抵抗37a、37bの間に接続されて分圧回路の出力電圧に基づいて、ブロック電圧Vbを検出する検出部37dを備える。なお、ブロック電圧検出回路37は、セル電圧Vcを検出するための電圧検出線Lv1とは別の電圧検出線Lv2および電源線Lpを介して、電池ブロックCB1、CB2の両端に接続されている。
続いて、本実施形態のブロック放電回路38は、ブロック電圧検出回路37の分圧抵抗37a、37b、スイッチ37cを用いて電池ブロックCB1、CB2を放電する構成となっている。なお、本実施形態のブロック放電回路38は、ブロック電圧検出回路37にてブロック電圧Vbを検出するための電圧検出線Lv2および電源線Lpを介して、電池ブロックCB1、CB2の両端に接続されていることになる。
その他の構成および作動は第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、組電池10に接続するための配線系統の複雑化を抑制しつつ、セル電圧Vcの検出精度の低下を抑制し、且つ、組電池10における電圧のばらつきを抑制することが可能となる。
加えて、本実施形態では、ブロック放電回路38と電池ブロックCB1、CB2の両端とを接続する電気経路を、ブロック電圧を検出するための電圧検出線Lv2および電源線Lpと共用する構成であるため、電池監視ユニット20における組電池10に接続するための配線系統を簡素化することができる。
さらに、本実施形態では、ブロック電圧検出回路37とブロック放電回路38とで部品の一部を共用する構成としているので、電池監視ユニット20を簡素な構成で実現することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、監視回路30を第1、第2監視IC1、2で構成し、各監視IC1、2にて第1、第2電池ブロックCB1、CB2を監視する例について説明したが、これに限定されない。監視回路30を3つ以上の監視ICで構成し、監視ICの数に応じて分類した組電池10の電池セル群を電池ブロックCBとして、各監視ICで監視するようにしてもよい。
(2)上述の各実施形態では、均等化配線Lb等を介して、ブロック放電回路35を各電池ブロックCBの両端に接続する例について説明したが、これに限定されない。ブロック放電回路35は、各電池ブロックCBを構成する電池セル群の端子のうち、電位差の大きい端子間(消費電流の大きい端子間)に接続するようにしてもよい。なお、ブロック放電回路35は、1つではなく複数の放電回路を直列に接続して構成してもよい。
(3)上述の第3実施形態では、ブロック電圧検出回路37を抵抗分圧式の電圧検出回路で構成する例について説明したが、これに限定されず、例えば、ブロック電圧検出回路37をフライングキャパシタ方式の電圧検出回路で構成してもよい。
また、電池監視ユニット20の簡素化を図る上では、ブロック電圧検出回路37とブロック放電回路38とで部品を共用する構成とすることが望ましいが、これに限らず、ブロック電圧検出回路37およびブロック放電回路38を別部品で構成してもよい。
(4)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(5)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(6)上述の各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
20 電池監視ユニット(電池監視装置)
31 セル放電回路(セル均等化手段)
32 電圧検出回路(電圧検出手段)
35 ブロック放電回路(ブロック均等化手段)
40a 検出制御手段
40b 均等化制御手段

Claims (4)

  1. 複数個の電池セル(10a)を直列に接続した直列接続体である電池ブロック(CB1、CB2)を複数直列に接続してなる組電池(10)を搭載した車両に適用され、前記組電池を監視する電池監視装置であって、
    前記電池セルの端子間電圧であるセル電圧を前記電池セル毎に検出すると共に、前記電池ブロックの端子間電圧であるブロック電圧を前記電池ブロック毎に検出可能に構成された電圧検出手段(32、37)と、
    前記電圧検出手段を制御して、前記セル電圧および前記ブロック電圧を検出する電圧検出処理を実行する検出制御手段(40a)と、
    前記複数個の電池セルのうち、所定の電池セルを放電して、前記複数個の電池セルの前記セル電圧を均等化するセル均等化手段(31)と、
    複数の前記電池ブロックのうち、所定の電池ブロックを放電して、前記複数の電池ブロックの前記ブロック電圧を均等化するブロック均等化手段(35、36、37)と、
    前記セル均等化手段を制御して前記セル電圧を均等化するセル均等化処理、および前記ブロック均等化手段を制御して前記ブロック電圧を均等化するブロック均等化処理を実行する均等化制御手段(40b)と、を備え、
    前記セル均等化手段は、前記電池セルと前記電圧検出手段とを接続する複数の電圧検出線(Lv、Lp、Lv1、Lv2)のうち、前記セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)を介して、前記複数個の電池セルに接続されており、
    前記ブロック均等化手段は、前記セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)とは別系統の電気経路(Lp、Lb、Lv2)を介して、前記複数の電池ブロックに接続されており、
    前記均等化制御手段は、
    前記検出制御手段が前記電圧検出処理の実行を停止する電圧検出停止期間に、前記セル均等化処理を実行し、
    前記検出制御手段が前記電圧検出処理を実行する電圧検出期間に前記ブロック均等化処理を実行するように構成されており、
    前記電圧検出手段は、前記電池ブロックを構成する前記電池セルの前記セル電圧を検出するセル電圧検出回路(32)、および前記電池ブロックの前記ブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路(37)を有して構成されており、
    前記ブロック電圧検出回路は、前記複数の電圧検出線(Lv、Lp、Lv1、Lv2)のうち、前記セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)とは別の電圧検出線(Lp、Lv2)を介して、前記電池ブロックの両端に接続されると共に、前記ブロック電圧に応じた電圧を出力する分圧回路を有し、前記分圧回路から出力された電圧に基づいて、前記ブロック電圧を検出するように構成されており、
    前記ブロック均等化手段は、前記ブロック電圧検出回路にて前記ブロック電圧を検出するための電圧検出線(Lp、Lv2)を介して、前記電池ブロックの両端に接続されると共に、前記分圧回路の分圧抵抗(37a、37b)を用いて前記電池ブロックを放電するように構成されていることを特徴とする電池監視装置。
  2. 複数個の電池セル(10a)を直列に接続した直列接続体である電池ブロック(CB1、CB2)を複数直列に接続してなる組電池(10)を搭載した車両に適用され、前記組電池を監視する電池監視装置であって、
    前記電池セルの端子間電圧であるセル電圧を前記電池セル毎に検出すると共に、前記電池ブロックの端子間電圧であるブロック電圧を前記電池ブロック毎に検出可能に構成された電圧検出手段(32、37)と、
    前記電圧検出手段を制御して、前記セル電圧および前記ブロック電圧を検出する電圧検出処理を実行する検出制御手段(40a)と、
    前記複数個の電池セルのうち、所定の電池セルを放電して、前記複数個の電池セルの前記セル電圧を均等化するセル均等化手段(31)と、
    複数の前記電池ブロックのうち、所定の電池ブロックを放電して、前記複数の電池ブロックの前記ブロック電圧を均等化するブロック均等化手段(35、36、37)と、
    前記セル均等化手段を制御して前記セル電圧を均等化するセル均等化処理、および前記ブロック均等化手段を制御して前記ブロック電圧を均等化するブロック均等化処理を実行する均等化制御手段(40b)と、
    前記電池ブロック毎に設けられ、対応する前記電池ブロックを電源として前記ブロック電圧よりも小さい定電圧を生成する定電圧生成手段(33)と、を備え、
    前記セル均等化手段は、前記電池セルと前記電圧検出手段とを接続する複数の電圧検出線(Lv、Lp、Lv1、Lv2)のうち、前記セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)を介して、前記複数個の電池セルに接続されており、
    前記ブロック均等化手段は、前記セル電圧を検出するための電圧検出線(Lv、Lv1)とは別系統の電気経路(Lp、Lb、Lv2)を介して、前記複数の電池ブロックに接続されており、
    前記均等化制御手段は、
    前記検出制御手段が前記電圧検出処理の実行を停止する電圧検出停止期間に、前記セル均等化処理を実行し、
    前記検出制御手段が前記電圧検出処理を実行する電圧検出期間に前記ブロック均等化処理を実行するように構成されており、
    前記ブロック均等化手段は、前記定電圧生成手段にて生成される前記定電圧で前記電池ブロックを放電するように構成されていることを特徴とする電池監視装置。
  3. 前記電圧検出手段(32)は、前記電池ブロックを構成する前記電池セルの前記セル電圧の合計値を前記ブロック電圧として検出することを特徴とする請求項に記載の電池監視装置。
  4. 前記電圧検出手段は、前記電池ブロックを構成する前記電池セルの前記セル電圧を検出するセル電圧検出回路(32)、および前記電池ブロックの前記ブロック電圧を検出するブロック電圧検出回路(37)を有して構成されていることを特徴とする請求項に記載の電池監視装置。
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