JP6432473B2 - 組電池制御装置 - Google Patents

組電池制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6432473B2
JP6432473B2 JP2015180004A JP2015180004A JP6432473B2 JP 6432473 B2 JP6432473 B2 JP 6432473B2 JP 2015180004 A JP2015180004 A JP 2015180004A JP 2015180004 A JP2015180004 A JP 2015180004A JP 6432473 B2 JP6432473 B2 JP 6432473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
microcomputer
monitoring unit
command
consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015180004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017055631A (ja
Inventor
義貴 木内
義貴 木内
勇二 鬼頭
勇二 鬼頭
一隆 本多
一隆 本多
隼 溝口
隼 溝口
亮太郎 三浦
亮太郎 三浦
高志 稲本
高志 稲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015180004A priority Critical patent/JP6432473B2/ja
Publication of JP2017055631A publication Critical patent/JP2017055631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6432473B2 publication Critical patent/JP6432473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、複数の電池ブロックが直接接続され車両の動力源としての電動機に電力供給する組電池を制御する組電池制御装置に関する。
従来、組電池制御装置の一例として、特許文献1に開示された組電池監視装置がある。組電池監視装置は、単一セル又は複数セルの直列接続体からなるブロックを複数直列に接続することでなる組電池に対して、ブロック単位毎にセルの充電状態を監視する監視ユニット(以下、監視部)の直列接続体として構成されている。
特許第4905419号公報
ところで、各監視部は、組電池の電力によって動作することが考えられる。この場合、組電池は、監視部間の消費電流がばらつくと、ブロック間における電池容量がばらつくことになる。電池容量がばらついた場合、各ブロックが過充電領域及び過放電領域に達しないように充放電する制御では、組電池の使用領域を狭くする虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、組電池の使用領域を狭くすることを抑制できる組電池制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
複数の電池ブロック(220)が直列に接続され車両の動力源としての電動機に電力供給する組電池(200)の充電制御及び放電制御を行うものであり、
通信線(30)と、
複数の電池ブロックの夫々に対して個別に接続され、自身が接続されている電池ブロックから電力供給されて動作するものであり、自身が接続されている電池ブロックの電圧を検出するとともに、通信線を介したデータの送信処理を行う複数の監視部(11〜1n)と、
通信線を介してデータを受信するマイコン(20)と、を備えた組電池制御装置であって、
送信処理による消費電流が、他の監視部よりも小さくなる監視部である低消費監視部があり、低消費監視部によって複数の監視部間で送信処理による消費電流にばらつきが生じるか否かを判定する判定手段(S10、S11、S20、S30)と、
判定手段にて判定された低消費監視部における消費電流を増やして、複数の監視部間での消費電流のばらつきを抑制する抑制手段(S12、S22、S32)と、を含んでおり、
マイコンは、複数の監視部の夫々に固有の識別情報を、通信線を介して送信するものであり、
複数の監視部の夫々は、通信線を介して受信した識別情報に基づいて、通信線にマイコンと複数の監視部とが接続された通信経路における各監視部の位置を認識することを特徴とする。
このように、本発明は、マイコンと、電池ブロックの電圧を検出する複数の監視部とを備えており、マイコンと複数の監視部とが通信線を介してデータの送受信を行っている。そして、本発明は、複数の監視部間で送信処理による消費電流にばらつきが生じる場合、低消費監視部の消費電流を増やして、複数の監視部間での消費電流のばらつきを抑制する。このため、本発明は、複数の電池ブロック間における電池容量のばらつきを抑えることができる。従って、本発明は、組電池の使用領域が狭小化することを抑制できる。
さらに、本発明は、組電池の使用領域が狭小化することを抑制できるため、動力源として電動機と内燃機関を備えた車両(つまり、ハイブリッド車)に搭載された場合、内燃機関の使用機会が増えて燃費を悪化させることを抑制できる。また、本発明は、動力源として電動機を備えた車両(つまり、電気自動車)に搭載された場合、組電池の充電回数が増えて充電コストが高くなることを抑制できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における組電池制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態における監視ICの概略構成を示すブロック図である。 各監視ICがデータを送信しない場合の通信フォーマットの一例を示す図面である。 全監視ICがデータを送信する場合の通信フォーマットの一例を示す図面である。 一部の監視ICがデータを送信する場合の通信フォーマットの一例を示す図面である。 実施形態における各監視ICの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における組電池制御装置の処理動作を示すタイミングチャートである。 変形例1における監視ICの概略構成を示すブロック図である。 変形例2における各監視ICの処理動作を示すフローチャートである。 変形例2における組電池制御装置の処理動作を示すタイミングチャートである。 変形例3における組電池制御装置の概略構成を示すブロック図である。 変形例3における各監視ICの処理動作を示すフローチャートである。 変形例3における組電池制御装置の処理動作を示すタイミングチャートである。 変形例4における各監視ICの処理動作を示すフローチャートである。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
まず、本実施形態の組電池制御装置100の構成に関して、図1、図2を用いて説明する。組電池制御装置100は、複数の電池ブロック220が直列に接続された組電池200の充電制御及び放電制御を行うものである。また、組電池制御装置100は、組電池200に必要な各種パラメータ(電圧、電流、温度など)を検出し、車両の各種制御を行う自身以外の制御装置へ情報を提供するものである。よって、組電池制御装置100は、電池センサと言い換えることもできる。
組電池制御装置100は、組電池200とともに車両に搭載されている。つまり、組電池200は、内燃機関と電動機とを動力源とした所謂ハイブリッド車(プラグインハイブリッド車を含む)や、電動機のみを動力源とした電気車両に搭載され、この電動機に電力供給する電源である。なお、電動機は、走行用電気モータとも言える。
プラグインハイブリッド車に搭載された組電池200は、回生ブレーキにより充電することが可能である。また、発電用モータを備えた車両に搭載された組電池200は、この発電用モータで発電された電力によって充電することも可能である。さらに、プラグインハイブリッド車や電気車両に搭載された組電池200は、所謂充電スタンドにて充電することも可能である。組電池200は、車両の走行に伴って、充放電が繰り返し実行されるものである。また、プラグインハイブリッド車や電気車両に搭載された組電池200は、車両内の走行用電気モータとは異なる電装品や、車両外の電化製品などの電力源としても使用できる。
各電池ブロック220は、図2に示すように、複数の電池セル210が直列に接続されてなるものである。しかしながら、各電池ブロック220は、少なくとも一つの電池セル210を備えていればよい。
組電池制御装置100は、主に、第1監視IC11〜第n監視IC1nと、マイコン20とを備えて構成されている。この監視ICは、特許請求の範囲における監視部に相当する。さらに、組電池制御装置100は、第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とを通信可能に接続している通信線30を備えている。このため、組電池制御装置100は、通信線30に第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とが接続された通信経路を備えているとも言える。
第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とは、通信線30を介してリング状に接続されており、通信線30を介して通信方向が一方向となるように通信を行う。よって、ここでは、第1監視IC11〜第n監視IC1nのうち、第1監視IC11が通信方向における最上流であり、第n監視IC1nが通信方向における最下流となる例を採用している。例えば、第1監視IC11から送信されたデータは、マイコン20に直接送信されず、第2監視IC12〜第n監視IC1nを介してマイコン20に送信される。このように、第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とは、単方向リングバス接続されていると言える。
なお、以下においては、第1監視IC11〜第n監視IC1nの夫々を区別する必要がない場合、単に監視ICとも称する。また、組電池制御装置100は、複数の監視ICを備えていればよく、監視ICの個数は限定されない。
マイコン20は、通信線30を介して、各監視ICへの命令を送信したり、各監視ICから送信されたデータを受信したりする。各監視ICへの命令は、各監視ICに対して、送信処理を行うように命令する動作命令や電池ブロックの電圧をAD変換するように命令する変換命令などを含む。動作命令は、各監視ICに対する送信処理の命令であるため、各監視ICからデータを読み出す命令とも言える。よって、動作命令は、読出命令とも言える。マイコン20は、各監視ICから、AD変換した変換結果を読み出す場合や、自己診断結果を読み出す場合や、レジスタの値を読み出す場合に読出命令を送信する。AD変換した変換結果や、自己診断結果や、レジスタの値の夫々は、データに相当する。
また、マイコン20は、各監視ICに割り振られた固有の識別情報を、通信線30を介して送信する。なお、各識別情報は、自身が割り振られた各監視ICの全体の位置づけを判断できる情報である。
さらに、マイコン20は、例えば動作命令を送信する場合、動作命令の対象である監視ICの識別情報とともに送信する。言い換えると、マイコン20は、各種命令と識別情報とを含むコマンドを送信すると言える。なお、マイコン20から送信された動作命令や識別情報などは、上流の監視ICから下流の監視ICへと伝達される。例えば、第3監視IC13に対する動作命令や識別情報などは、マイコン20から第3監視IC13へと直接送信されず、第1監視IC11から第2監視IC12へと伝達され、さらに、第2監視IC12から第3監視IC13へと伝達される。
第1監視IC11〜第n監視IC1nの夫々は、複数の電池ブロック220の夫々に対して個別に接続されている。つまり、各監視ICの夫々と、複数の電池ブロック220の夫々とは、一対一の対応関係をなしている。各監視ICは、組電池200から電力供給されて動作するものであり、自身が接続されている電池ブロック220から電力供給されて動作するとも言える。また、各監視ICは、自身が接続されている電池ブロック220の電圧を検出するとともに、通信線30を介したデータの送信処理を行う。詳述すると、各監視ICは、マイコン20からの変換命令に応じて電圧をAD変換したり、マイコン20からの動作命令に応じてデータの送信処理を行ったりする。
各監視ICは、図2に示すように、ロジック回路40と電圧検出部50とを備えて構成されている。また、各監視ICは、放電制御時に自身が接続された電池ブロック220を放電させる放電スイッチ60を備えている。さらに、本実施形態では、放電スイッチ60と直列に接続された抵抗70を備えている例を採用している。なお、各監視ICは、各種値が設定されたレジスタを備えていてもよい。
ロジック回路40は、電圧検出部50に対するAD変換指示を出力したり、電圧検出部50からAD変換結果が入力したりする。また、ロジック回路40は、通信線30を介して接続された監視IC(隣り合う監視IC)やマイコン20と通信を行う。ロジック回路40は、放電スイッチ60のオンオフを制御するものであり、放電スイッチ60をオンすることで電池ブロック220を放電させる。さらに、ロジック回路40は、自身が設けられている監視ICの自己診断などを行う。電圧検出部50は、マルチプレクサやAD変換器などを備えている。電圧検出部50は、ロジック回路40からの指示に応じてAD変換などを行う。なお、各監視ICは、同様の構成を有している。よって、ここでは、第n監視IC1nを代表例として採用している。
各監視ICは、動作命令と識別情報を受信した場合、動作命令と識別情報を通信方向における下流に送信するとともに、自身に対する動作命令であった場合はデータを通信方向における下流に送信する。また、各監視ICは、変換命令と識別情報を受信した場合、変換命令と識別情報を通信方向における下流に送信するとともに、自身に対する変換命令であった場合はAD変換を行う。よって、マイコン20から送信された動作命令や識別情報などは、第1監視IC11、第2監視IC12、第3監視IC13、第n監視IC1n、マイコン20の順番で伝達される。また、第1監視IC11からのデータは、第2監視IC12、第3監視IC13、第n監視IC1n、マイコン20の順番で伝達される。
また、各監視ICは、通信線30を介して受信した識別情報に基づいて、通信経路における各監視ICの位置を認識できる。言い換えると、各監視ICは、識別情報とともに受信した命令の対象である監視ICが、自身よりも下流であるか否かを認識できる。例えば、マイコン20から第3監視IC13の識別情報と動作命令が送信された場合、第1監視IC11及び第2監視IC12は、自身よりも下流にある第3監視IC13に対する動作命令であることを認識できる。
ここで、組電池制御装置100の処理動作に関して、図3〜図7を用いて説明する。まず、図3〜図5を用いて、各監視ICとマイコン20とで行わる通信に用いられる通信フォーマットに関して説明する。
図3に示すように、マイコン20は、各監視ICに対する変換命令や自己診断命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして変換命令を含むコマンドや自己診断命令を含むコマンドと、CRCとを送信する。そして、各監視ICは、他の監視ICに対する変換命令や自己診断命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして変換命令を含むコマンドや自己診断命令を含むコマンドと、CRCとを送信する。また、最も下流の監視ICは、マイコン20に対して、クロック信号と、通信データとして変換命令を含むコマンドや自己診断命令を含むコマンドと、CRCとを送信する。なお、各監視ICは、自身に対する変換命令を受信した場合、AD変換は行うが、変換結果の送信は行なわない。同様に、各監視ICは、自身に対する自己診断命令を受信した場合、自己診断は行うが、自己診断結果の送信は行なわない。
このように、組電池制御装置100は、変換命令や自己診断命令を送信する場合、マイコン20と各監視ICとで通信フォーマットの長さ、すなわち通信量が同様になる。つまり、全監視ICは、送信処理による消費電流が同等になる。なお、CRCは、Cyclic Redundancy Checkの略称である。
また、図4に示すように、マイコン20は、各監視ICに対する放電スイッチの設定命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして設定命令を含むコマンドと、設定値を示すデータと、CRCとを送信する。そして、各監視ICは、他の監視ICに対する設定命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして設定命令を含むコマンドと、設定値を示すデータと、CRCとを送信する。また、最も下流の監視ICは、マイコン20に対して、クロック信号と、通信データとして設定命令を含むコマンドと、設定値を示すデータと、CRCとを送信する。
このように、組電池制御装置100は、設定命令を送信する場合、マイコン20と各監視ICとで通信フォーマットの長さが同様になる。つまり、全監視ICは、送信処理による消費電流が同等になる。
なお、設定値を示すデータは、放電スイッチ60のオンを示すデータ又はオフを示すデータである。また、設定値を示すデータは、後程説明する変形例1の場合、各放電スイッチ61のオンを示すデータ又はオフを示すデータである。
また、図5に示すように、マイコン20は、各監視ICに対する読出命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして読出命令を含むコマンドと、CRCとを送信する。そして、最も下流の監視ICは、マイコン20に対して、クロック信号と、通信データとして読出命令を含むコマンドと、CRCと、AD変換結果などのデータと、CRCとを送信する。同様に、読出命令の対象である監視ICは、他の監視ICに対する読出命令を送信する場合、クロック信号と、通信データとして読出命令を含むコマンドと、CRCと、AD変換結果などのデータと、CRCとを送信する。
このように、組電池制御装置100は、読出命令を送信する場合、通信データにAD変換結果などのデータが追加される。このため、複数の監視ICの中には、マイコン20と通信フォーマットと長さが異なるものがある。また、各監視IC間においても、通信フォーマットの長さが異なることが起こりうる。つまり、組電池制御装置100は、複数の監視ICで送信処理による消費電流が異なることが有りうる。
次に、図6を用いて、各監視ICの処理動作に関して説明する。各監視ICは、コマンドを受信すると、図6のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS10では、自監視ICより下流であるか否かを判定する(判定手段)。各監視ICは、コマンドに含まれる識別情報に基づいて、コマンドに含まれる命令の対象である監視ICが自身よりも下流の監視ICであるか否かを判定する。各監視ICは、命令の対象が自身よりも下流の監視ICであると判定した場合、ステップS11へ進み、下流の監視ICでないと判定した場合、図6の処理を終了する。
例えば、第1監視IC11や第2監視IC12は、第3監視IC13に対する命令を含むコマンドを受信した場合、ステップS10においてYES判定する。一方、第3監視IC13や第n監視IC1nは、第3監視IC13に対する命令を含むコマンドを受信した場合、ステップS10においてNO判定する。
ステップS11では、読出命令を含む否かを判定する(判定手段)。各監視ICは、コマンドに読出命令が含まれていると判定した場合、ステップS12へ進み、読出命令が含まれていないと判定した場合、図6の処理を終了する。
例えば、第3監視IC13や第n監視IC1nは、第3監視IC13に対する読出命令を含むコマンドを受信した場合、ステップS12へ進むことなく、上記のように読出命令に従ってAD変換結果などのデータを送信する。一方、第1監視IC11や第2監視IC12は、第3監視IC13に対する読出命令を含むコマンドを受信した場合、AD変換結果などのデータを送信しない。このため、第1監視IC11や第2監視IC12は、第3監視IC13や第n監視IC1nと比べて、通信量が少なくなり送信処理による消費電流が小さくなる。この例における第1監視IC11や第2監視IC12は、他の監視ICよりも送信処理による消費電流が小さくなる監視ICであり、低消費監視部に相当する。また、各監視ICは、例えば送信処理を行っていないときの消費電流が小さい構成であった場合、通信量が多ければ消費電流も増加する傾向がある。なお、組電池制御装置100は、最上流の監視ICである第1監視IC11に対する読出命令の場合、複数の監視IC間で送信処理による消費電流のばらつきは生じない。
このように、各監視ICは、ステップS10、S11において、低消費監視部があり、低消費監視部によって複数の監視IC間で送信処理による消費電流にばらつきが生じるか否かを判定する。そして、各監視ICは、動作命令の対象である監視ICが、自身が設けられた監視ICである自監視ICよりも通信方向における下流であった場合、自監視ICを低消費監視部と判定する。このように、本実施形態では、複数の監視ICの夫々に判定手段が設けられている。
このように、組電池制御装置100は、複数の監視IC間で消費電流がばらつくと、組電池200の各電池ブロック220の電池容量をばらつかせることになる。そこで、組電池制御装置100は、ステップS12において、消費電流補正処理を行う(抑制手段)。このステップS12では、ステップS10、S11で低消費監視部と判定された監視ICにおける消費電流を増やして、複数の監視IC間での消費電流のばらつきを抑制する。ここでは、各監視ICは、自身よりも下流の監視ICに対して読出命令があった場合、消費電流補正処理を行う。例えば、第1監視IC11や第2監視IC12は、自身が低消費監視部であると判定し、消費電流補正処理を行う。
例えば、第1監視IC11や第2監視IC12は、自身に設けられた放電スイッチ60を操作(つまり、オン)することで電池ブロック220を放電させて自身の消費電流を増やし、消費電流のばらつきを抑制する(抑制手段)。このように、本実施形態では、各監視ICに抑制手段が設けられている。
これによって、図7に示すように、組電池制御装置100は、マイコン20から第3監視IC13に対する読出命令を含むコマンドC1が送信された場合、第3監視IC13や第n監視IC1nがAD変換結果などのデータD1を送信する。これに対して、第1監視IC11や第2監視IC12は、消費電流補正処理を行う。つまり、第1監視IC11や第2監視IC12は、AD変換結果などのデータD1を送信しないかわりに、消費電流補正処理を行うことで消費電流を増やし、第3監視IC13や第n監視IC1nと消費電流を揃える。
以上のように、組電池制御装置100は、複数の監視IC間で送信処理による消費電流にばらつきが生じる場合、低消費監視部の消費電流を増やして、複数の監視IC間での消費電流のばらつきを抑制する。このため、組電池制御装置100は、複数の電池ブロック220間における電池容量のばらつきを抑えることができる。従って、組電池制御装置100は、組電池200の使用領域が狭小化することを抑制できる。
さらに、組電池制御装置100は、組電池200の使用領域が狭小化することを抑制できるため、ハイブリッド車に搭載された場合、内燃機関の使用機会が増えて燃費を悪化させることを抑制できる。また、組電池制御装置100は、電気自動車に搭載された場合、組電池200の充電回数が増えて充電コストが高くなることを抑制できる。
また、組電池制御装置100は、放電スイッチ60を用いて消費電流を補正している。放電スイッチ60は、放電制御時に用いる構成要素である。このため、組電池制御装置100は、既存の構成要素を用いて、複数の監視IC間での消費電流のばらつきを抑制できる。言い換えると、組電池制御装置100は、既存の監視ICの構成を変更することなく、消費電流を増大させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本発明のその他の形態として、変形例1〜3に関して説明する。上記実施形態及び変形例1〜3は、夫々単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(変形例1)
変形例1における各監視ICは、放電スイッチ61の構成が上記実施形態と異なる。図8に示すように、変形例1における各監視ICは、複数の放電スイッチ61を備えている。各放電スイッチ61は、電池ブロック220における複数の電池セル210の電池容量を均等化するために、複数の電池セル210の夫々に対応して設けられている。各監視ICは、消費電流補正処理を行う場合、全ての放電スイッチをオンすることで消費電流を増大させる。変形例1では、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
変形例2の組電池制御装置は、処理内容が上記実施形態と異なる。変形例2の組電池制御装置の構成は、上記実施形態と同様である。よって、ここでは、便宜的に、上記実施形態と同じ符号を採用する。
マイコン20は、図9のフローチャートで示す処理を実行する。マイコン20は、通信線30を介してコマンドを送信する際に、図9のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS20では、読出命令を含むコマンドを送信するか否かを判定する(判定手段)。マイコン20は、通信線30を介して送信するコマンドが読出命令を含んでいない場合、読出命令を送信すると判定せずに図9の処理を終了する。また、マイコン20は、通信線30を介して送信するコマンドが読出命令を含んでいる場合、読出命令を送信すると判定してステップS21へ進む。上記実施形態でも説明したように、組電池制御装置100は、読出命令が送信された場合、複数の監視IC間で消費電流のばらつきが生じることがある。よって、マイコン20は、読出命令を送信する場合、低消費監視部があり、複数の監視IC間で消費電流のばらつきが生じると判定して、ステップS21へ進む。
なお、上記のように、組電池制御装置100は、最上流である第1監視IC11に対する読出命令の場合、複数の監視IC間で送信処理による消費電流のばらつきは生じない。よって、マイコン20は、ステップS20において、第1監視IC11に対する読出命令を送信すると判定した場合、図9の処理を終了してもよい。
ステップS21では、出力するダミーパルスを決定する(決定手段)。このダミーパルスは、低消費監視部による消費電流を増加させるためのものである。マイコン20は、読出命令に応じて監視ICから送信されたAD変換結果などのデータを受信するものである。よって、マイコン20は、受信したデータに基づいて、低消費監視部と他の監視ICとの消費電流差を推定し、推定した消費電流差に応じてダミーパルスの出力波形を決定する。
例えばHI=1、LO=0など、データ内容に応じてHI/LO比率が変わるプロトコルであった場合、マイコン20は、受信したデータを把握していれば、監視ICがデータD1を送信するのに要する消費電流を予測できる。よって、マイコン20は、送信処理によって生じる消費電流のばらつきを解消して、複数の監視IC間での消費電流を揃えるためのダミーパルスを推定できる。
ステップS22では、ダミーパルスを挿入する(抑制手段)。マイコン20は、通信線30に読出命令とともにダミーパルスを送信することで、低消費監視部にダミーパルスを送信させて消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制する。つまり、組電池制御装置100では、消費電流補正処理として、ダミーパルスを出力する。なお、マイコン20は、各監視ICに対するコマンドの送信や、各監視ICによるデータD1の送信に影響を与えない範囲内でダミーパルスを送信する。このように、変形例2では、判定手段と抑制手段がマイコン20に設けられていると言える。また、低消費監視部は、ダミーパルスを送信することになる。よって、抑制手段は、マイコン10と低消費監視部に設けられているとも言える。
これによって、図10に示すように、組電池制御装置100は、第3監視IC13や第n監視IC1nがAD変換結果などのデータD1を送信するのに対し、第1監視IC11や第2監視IC12がダミーパルスを送信する。つまり、第1監視IC11や第2監視IC12は、AD変換結果などのデータを送信しないかわりに、ダミーパルスを送信することで消費電流を増やし、第3監視IC13や第n監視IC1nと消費電流を揃える。
なお、組電池制御装置100は、読出命令に応じて各監視ICがデータを送信する際の通信フォーマットの長さが予め固定である場合、ステップS21を行うことなく、予め決められたダミーパルスを挿入してもよい。この場合、ダミーパルスは、読出命令に応じて各監視ICがデータを送信する際の通信フォーマットの長さに応じて設定できる。なお、読出命令の種類によって、各監視ICがデータを送信する際の通信フォーマットの長さが異なる場合、ダミーパルスが、読出命令の種類毎に設定しておいてもよい。読出命令の種類とは、AD変換した変換結果の読み出し命令や、自己診断結果の読み出し命令や、レジスタの値の読み出し命令などである。
変形例2では、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例3)
変形例3の組電池制御装置110は、構成及び処理が組電池制御装置100と異なる。まず、図11を用いて、組電池制御装置110の構成に関して説明する。ここでは、主に、組電池制御装置110における組電池制御装置100との相違点に関して説明する。
第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とは、マイコン20を一端として複数の監視ICが直線状に接続されており、通信線30を介して通信方向が双方向となるように通信が行われる。言い換えると、第1監視IC11〜第n監視IC1nとマイコン20とは、双方向デイジーチェーン接続されていると言える。複数の監視ICは、第1監視IC11、第2監視IC12、第3監視IC13、第n監視IC1nの順番で並んでおり、第1監視IC11が最もマイコン20に近く、第n監視IC1nが最もマイコン20から遠くに設けられている例を採用している。なお、ここでは、第1監視IC11、第2監視IC12、第3監視IC13の三つを採用している。
マイコン20は、上記実施形態と同様に、読出命令や変換命令などを識別情報とともに送信する。特に、変換命令を送信する場合、マイコン20は、全監視ICに対して変換命令を送信する。
各監視ICは、図13に示すように、変換命令を含むコマンドC2を受信すると、電池ブロック220の電圧をAD変換するとともに、変換命令を通信方向におけるマイコン20から遠ざかる方へ送信する。また、各監視ICは、読出命令と識別情報を含むコマンドを受信すると、自身に対する読出命令であった場合はデータを通信方向におけるマイコンの方へ送信する。一方、各監視ICは、自身以外に対する読出命令であった場合は、読出命令と識別情報を通信方向におけるマイコンから遠ざかる方へ送信する。
例えば、マイコン20から送信された第1監視IC11への読出し命令を含むコマンドC11は、第1監視IC11で受信される。そして、第1監視IC11から送信されたAD変換結果などのデータD11は、第2監視IC12に送信されることなくマイコン20に送信される。
また、マイコン20から送信された第2監視IC12への読出し命令を含むコマンドC12は、第1監視IC11で受信され、第1監視IC11から第2監視IC12へ送信されて、第2監視IC12で受信される。そして、第2監視IC12から送信されたAD変換結果などのデータD12は、第3監視IC13に送信されることなく、第1監視IC11に送信され、第1監視IC11からマイコン20に送信される。
同様に、マイコン20から送信された第3監視IC13への読出し命令を含むコマンドC13は、第1監視IC11及び第2監視IC12を介して、第3監視IC13で受信される。そして、第3監視IC13から送信されたAD変換結果などのデータD13は、第2監視IC12及び第1監視IC11を介して、マイコン20に送信される。
このため、第1監視IC11は、自身に対する読出命令に対するデータD11だけでなく、他の監視ICから送信されたデータD12、D13などを送信するため、他の監視ICよりも通信量が多くなり消費電流が大きい。一方、第n監視IC1nは、他の監視ICが通信している間、通信を行わないため他の監視ICよりも通信量が少なく消費電流が小さい。つまり、複数の監視ICは、マイコン20から遠い位置に設けられた監視ICほど、送信処理による消費電流が小さくなる。
ここで、図12、図13を用いて、組電池制御装置110の各監視ICの処理動作に関して説明する。各監視ICは、コマンドを受信すると、図12のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS30では、変換命令が有るか否かを判定する(判定手段)。各監視ICは、コマンドに変換命令が含まれていると判定した場合、ステップS31へ進み、変換命令が含まれていないと判定した場合、図12の処理を終了する。組電池制御装置110は、変換命令が全監視ICに送信され、且つ、上記のようにデータD11などの通信が行われる。また、第1監視IC11は、他の監視ICから送信されたデータD12などの全てをマイコン20に送信するため、低消費監視部にはなりえない。このため、各監視ICは、変換命令を受信した場合、複数の監視部のうち第1監視IC11を除く他の監視ICが低消費監視部であり、低消費監視部によって複数の監視IC間で送信処理による消費電流にばらつきが生じると判定する。
ステップS31では、補正量を設定する(設定手段)。低消費監視部は、通信線30に接続された監視ICの数量と、自身とマイコン20との間の監視ICの数量とに基づいて、ステップS32で消費する電流量を設定する。
例えば、図13の例における第2監視IC12は、通信線30に三つの監視ICが接続されており、且つ、自身とマイコン20との間に一つの監視ICがあると認識する。同様に、第3監視IC13は、通信線30に三つの監視ICが接続されており、且つ、自身とマイコン20との間に二つの監視ICがあると認識する。そして、第2監視IC12と第3監視IC13は、第1監視IC11と消費電流が揃う程度の電流量を設定する。なお、図13に示すように、各監視ICは、通信線30に接続された監視ICの数量と、自身とマイコン20との間の監視ICの数量を把握できるように、応答信号R1に、自身の識別情報を付与して送信する。
ステップS32では、消費電流補正処理を行う(抑制手段)。低消費監視部は、自身の消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制する。消費電流の増やす方法は、上記実施形態と同様である。このように、本変形例では、各監視ICに判定手段と抑制手段が設けられている。なお、低消費監視部は、図13に示すように、無線通信区間で消費電流補正を行うと好ましい。
変形例3では、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。なお、組電池制御装置110は、変形例2と同様に、ダミーパルスによって消費電流を増やしてもよい。
(変形例4)
変形例4の組電池制御装置は、組電池制御装置110の変形例である。変形例4の組電池制御装置は、マイコン20による変換命令の送信処理、及び各監視ICにおける低消費監視部の判定処理が組電池制御装置110と異なる。ここでは、主に、組電池制御装置110との相違点に関して説明する。また、ここでは、便宜的に、変形例3を同じ符号を採用する。
マイコン20は、各監視ICにAD変換するように命令する場合、複数の監視ICの夫々に対して個別に命令する。このために、マイコン20は、変換命令を送信する場合、変換命令の対象である監視ICの識別情報とともに送信する。つまり、マイコン20は、変換命令と識別情報とを含むコマンドを送信する。
複数の監視ICの夫々は、変換命令と識別情報とを含むコマンドを受信すると、そのコマンドを通信方向におけるマイコン20から遠ざかる方へ送信する。また、複数の監視ICの夫々は、自身に対する変換命令であった場合、電池ブロック220の電圧をAD変換する。
ここで、図14を用いて、変形例4の各監視ICの処理動作に関して説明する。各監視ICは、コマンドを受信すると、図14のフローチャートで示す処理を実行する。なお、図14におけるステップS30〜S32は、変形例3と同様である。変形例4の各監視ICは、ステップS30でYES判定した後に、ステップS40の判定を行うものである。
ステップS40では、自身よりもマイコン20に近い監視ICへの変換命令であるか否かを判定する(判定手段)。つまり、各監視ICは、変換命令と識別情報を受信した場合、変換命令の対象である監視ICが自身よりもマイコン20に近いか否かを判定する。そして、各監視ICは、自身よりもマイコン20に近い監視ICへの変換命令であると判定した場合、ステップS32へ進み、自身よりもマイコン20に近い監視ICへの変換命令であると判定しなかった場合、図14の処理を終了する。
マイコン20は、変換結果を含むデータを読み出したい場合に、変換命令を送信するものである。このため、マイコン20は、変換命令を送信した場合、読出し命令を含むコマンドを送信することになる。また、複数の監視ICは、上記のように、マイコン20に対するデータの送信を行う。従って、各監視ICは、自身よりもマイコン20に近い監視ICへの変換命令を受信した場合、自身が低消費監視部であり、低消費監視部である自身によって複数の監視IC間で送信処理による消費電流にばらつきが生じると判定する。
変形例4の組電池制御装置は、組電池制御装置110と同様の効果を奏することができる。なお、変形例4の組電池制御装置は、組電池制御装置110と組み合わせて実施することもできる。つまり、マイコン20は、変換命令を送信する場合、全監視ICに対して変換命令を送信してもよい。そして、変形例4の組電池制御装置は、マイコン20が全監視ICに対して変換命令を送信する場合、変形例3で説明した処理を行う。
11〜1n 第1監視IC〜第n監視IC、20 マイコン、30 通信バス、40 ロジック回路、50 電圧検出部、60,61 スイッチング素子、70 抵抗素子、100,110 組電池制御装置、200 組電池、210 電池セル、220 電池ブロック

Claims (9)

  1. 複数の電池ブロック(220)が直列に接続され車両の動力源としての電動機に電力供給する組電池(200)の充電制御及び放電制御を行うものであり、
    通信線(30)と、
    複数の前記電池ブロックの夫々に対して個別に接続され、自身が接続されている前記電池ブロックから電力供給されて動作するものであり、自身が接続されている前記電池ブロックの電圧を検出するとともに、前記通信線を介したデータの送信処理を行う複数の監視部(11〜1n)と、
    前記通信線を介して前記データを受信するマイコン(20)と、を備えた組電池制御装置であって、
    前記送信処理による消費電流が、他の前記監視部よりも小さくなる前記監視部である低消費監視部があり、前記低消費監視部によって複数の前記監視部間で前記送信処理による消費電流にばらつきが生じるか否かを判定する判定手段(S10、S11、S20、S30、S40)と、
    前記判定手段にて判定された前記低消費監視部における消費電流を増やして、複数の前記監視部間での消費電流のばらつきを抑制する抑制手段(S12、S22、S32)と、
    を含んでおり、
    前記マイコンは、複数の前記監視部の夫々に固有の識別情報を、前記通信線を介して送信するものであり、
    複数の前記監視部の夫々は、前記通信線を介して受信した前記識別情報に基づいて、前記通信線に前記マイコンと複数の前記監視部とが接続された通信経路における各監視部の位置を認識することを特徴とする組電池制御装置。
  2. 前記マイコンは、前記監視部に対して、前記送信処理を行うように命令する動作命令を、前記通信線を介して送信するものであり、前記動作命令を送信する場合、前記動作命令の対象である前記監視部の前記識別情報とともに送信することを特徴とする請求項に記載の組電池制御装置。
  3. 前記マイコンと複数の前記監視部は、前記通信線を介してリング状に接続されており、前記通信線を介して通信方向が一方向となるように通信が行われ、
    複数の前記監視部の夫々は、前記動作命令と前記識別情報を受信した場合、前記動作命令を前記通信方向における下流に送信するとともに、自身に対する前記動作命令であった場合は前記データを前記通信方向における下流に送信するものであり、
    前記判定手段(S10、S11)と前記抑制手段(S12)は、複数の前記監視部の夫々に設けられており、
    前記判定手段(S10、S11)は、複数の前記監視部の夫々に設けられており、前記動作命令の対象である前記監視部が、自身が設けられた前記監視部である自監視部よりも前記通信方向における下流であった場合、前記自監視部を前記低消費監視部と判定し、
    前記低消費監視部に設けられた前記抑制手段(S12)は、自身の消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制することを特徴とする請求項に記載の組電池制御装置。
  4. 前記マイコンと複数の前記監視部は、前記マイコンを一端として複数の前記監視部が直線状に接続されており、前記通信線を介して通信方向が双方向となるように通信が行われ、
    前記マイコンは、全監視部に対して、前記電池ブロックの電圧をAD変換するように命令する変換命令を送信するものであり、
    複数の前記監視部の夫々は、前記変換命令を受信すると、前記電池ブロックの電圧をAD変換するとともに、前記変換命令を前記通信方向における前記マイコンから遠ざかる方へ送信し、前記動作命令と前記識別情報を受信すると、自身に対する前記動作命令であった場合は前記データを前記通信方向における前記マイコンの方へ送信し、自身以外に対する前記動作命令であった場合は前記動作命令と前記識別情報を前記通信方向における前記マイコンから遠ざかる方へ送信するものであり、
    前記判定手段(S30)と前記抑制手段(S32)は、複数の前記監視部の夫々に設けられており、
    前記判定手段(S30)は、前記変換命令を受信した場合、複数の前記監視部のうち前記通信方向において最も前記マイコンに近い前記監視部を除く他の前記監視部が前記低消費監視部であり、前記低消費監視部によって複数の前記監視部間で前記送信処理による消費電流にばらつきが生じると判定し、
    前記低消費監視部に設けられた前記抑制手段(S32)は、自身の消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制することを特徴とする請求項に記載の組電池制御装置。
  5. 前記マイコンと複数の前記監視部は、前記マイコンを一端として複数の前記監視部が直線状に接続されており、前記通信線を介して通信方向が双方向となるように通信が行われ、
    前記マイコンは、複数の前記監視部の夫々に対して個別に前記電池ブロックの電圧をAD変換するように命令するものであり、AD変換の命令を示す変換命令を送信する場合、前記変換命令の対象である前記監視部の前記識別情報とともに送信し、
    複数の前記監視部の夫々は、前記変換命令と前記識別情報を受信すると、前記変換命令と前記識別情報を前記通信方向における前記マイコンから遠ざかる方へ送信し、自身に対する前記変換命令であった場合は前記電池ブロックの電圧をAD変換し、前記動作命令と前記識別情報を受信すると、自身に対する前記動作命令であった場合は前記データを前記通信方向における前記マイコンの方へ送信し、自身以外に対する前記動作命令であった場合は前記動作命令と前記識別情報を前記通信方向における前記マイコンから遠ざかる方へ送信するものであり、
    前記判定手段(S30)と前記抑制手段(S32)は、複数の前記監視部の夫々に設けられており、
    前記判定手段(S30、S40)は、前記変換命令と前記識別情報を受信した場合、自身が設けられた前記監視部よりも前記マイコンに近い前記監視部が前記変換命令の対象であった場合、自身が設けられた前記監視部が前記低消費監視部であり、前記低消費監視部によって複数の前記監視部間で前記送信処理による消費電流にばらつきが生じると判定し、
    前記低消費監視部に設けられた前記抑制手段(S32)は、自身の消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制することを特徴とする請求項又はに記載の組電池制御装置。
  6. 前記低消費監視部は、前記通信線に接続された前記監視部の数量と、自身と前記マイコンとの間の前記監視部の数量とに基づいて、前記抑制手段にて消費する電流量を設定する設定手段(S31)を備えていることを特徴とする請求項又はに記載の組電池制御装置。
  7. 前記監視部は、前記抑制手段と、前記放電制御時に自身が接続された前記電池ブロックを放電させる放電スイッチ(60、61)と、を備えており、
    前記低消費監視部に設けられた前記抑制手段は、前記放電スイッチを操作することで前記電池ブロックを放電させて自身の消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の組電池制御装置。
  8. 前記判定手段(S20)と前記抑制手段(S22)は、前記マイコンに設けられており、
    前記判定手段は、前記動作命令を送信する場合、前記低消費監視部があり、複数の前記監視部間でばらつきが生じると判定し、
    前記抑制手段は、前記通信線に前記動作命令とともにダミーパルスを送信することで、前記低消費監視部に前記ダミーパルスを送信させて消費電流を増やして、消費電流のばらつきを抑制することを特徴とする請求項に記載の組電池制御装置。
  9. 前記マイコンは、前記動作命令に応じて前記監視部から送信された前記データを受信するものであり、
    さらに、前記データに基づいて、前記低消費監視部と他の前記監視部との消費電流差を推定し、推定した消費電流差に応じて前記ダミーパルスの波形を決定する決定手段(S21)を備えていることを特徴とする請求項に記載の組電池制御装置。
JP2015180004A 2015-09-11 2015-09-11 組電池制御装置 Active JP6432473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180004A JP6432473B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 組電池制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015180004A JP6432473B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 組電池制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017055631A JP2017055631A (ja) 2017-03-16
JP6432473B2 true JP6432473B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=58321417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015180004A Active JP6432473B2 (ja) 2015-09-11 2015-09-11 組電池制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6432473B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6912926B2 (ja) * 2017-04-25 2021-08-04 ラピスセミコンダクタ株式会社 通信回路、通信システム及び通信回路の自己診断方法
EP3757591B1 (en) * 2018-02-23 2023-12-13 Nuvoton Technology Corporation Japan Voltage measurement device and voltage detection method
CN113119737B (zh) * 2021-04-28 2023-02-21 中国第一汽车股份有限公司 一种动力电池热失控监控装置、方法及动力电池系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5560557B2 (ja) * 2008-02-27 2014-07-30 日産自動車株式会社 組電池の制御装置
JP4905419B2 (ja) * 2008-07-22 2012-03-28 株式会社デンソー 組電池監視装置
JP5275197B2 (ja) * 2009-09-30 2013-08-28 株式会社東芝 組電池システム
JP5126251B2 (ja) * 2010-03-01 2013-01-23 株式会社デンソー 電池電圧監視装置
JP2013051759A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Toshiba Corp 組電池監視装置、二次電池装置、および車両
JP5694902B2 (ja) * 2011-11-10 2015-04-01 株式会社日立製作所 二次電池監視装置
JP2014082152A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Yazaki Corp 電圧検出装置
JP6179407B2 (ja) * 2014-01-20 2017-08-16 株式会社デンソー 組電池の均等化装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017055631A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6093106B2 (ja) 電池電圧検出装置
JP5808418B2 (ja) 電池監視装置、電池監視システム
JP5747900B2 (ja) 電池監視装置
US10033201B2 (en) Battery voltage monitoring device
JP5980943B2 (ja) 組電池監視装置
JP5853099B2 (ja) 電池制御装置
JP6172176B2 (ja) 電池監視装置
JP5593553B2 (ja) 電池監視装置
US8446123B2 (en) State monitoring unit for monitoring a state of an assembled battery
WO2018092562A1 (ja) 車両用のバッテリ監視装置及び車両用のバッテリ監視システム
JP2007174894A (ja) 電池管理システム、電池管理方法、電池システム及び自動車
JP5956245B2 (ja) バッテリパック及び電動機器システム
JP2009112111A (ja) 電池パック、充電器及び電池パックシステム
JP7444064B2 (ja) 電流センサ診断装置及び方法
JP6432473B2 (ja) 組電池制御装置
WO2018066323A1 (ja) 車両用のバッテリ監視装置及び車両用のバッテリ監視システム
JP5569418B2 (ja) 電池監視装置
JP2012208067A (ja) 電池電圧検出装置
WO2015199178A1 (ja) バランス補正制御装置、バランス補正システム及び蓄電システム
TWI412206B (zh) 電源模組及其使用方法
JP2018170821A (ja) 車載用電源システムの制御装置及び車載用電源装置
JP2017112697A (ja) 組電池制御装置
JP6070578B2 (ja) 組電池システム
JP6127856B2 (ja) 電池監視装置
JP6233212B2 (ja) 組電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181022

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6432473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250