JP5126251B2 - 電池電圧監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池電圧監視装置に関する。
従来より、複数直列接続された電池セルの状態を監視する監視IC(Integrated Circuit)を備えた容量調整装置が、例えば特許文献1で提案されている。この容量調整装置では、監視IC毎に同じ数の電池セルが割り振られている。
そして、容量調整装置が監視ICの動作電源を監視対象の電池セルから取得する場合、監視ICの消費電流のばらつきが発生する。したがって、容量調整装置は、電池セルの容量を均等化する際、上記監視ICの消費電流のバラツキを考慮して電池セルの放電制御を行うことが提案されている。
特開2007−244058号公報
しかしながら、上記従来の技術では、監視IC毎に同じ数の電池セルが割り振られているが、監視ICに必要とされる電池セル数は監視ICに常に均等に割り振られるとは限らない。すなわち、監視ICに接続される電池セル数が監視IC毎に異なることにより、監視IC間の消費電流が異なる現象が発生する。これは、監視ICの内部には抵抗負荷が存在し、印加される電圧が高いほど消費電流が大きくなるからである。結果として、そのまま監視ICの使用を続けると監視IC間でのセル電圧にバラツキが発生するため、監視IC間の電圧均等化制御が必要となり、その頻度を高めることになる。
そして、電池セルのセル電圧の均等化を精度良く実施するためには車両停止時に実施する必要がある。大容量電池セルの均等化にはある程度の時間が必要であり、均等化の頻度が高いと、連続稼動するタクシー等の用途に際しては精度良く均等化する時間を確保できない可能性がある。
なお、容量調整装置が車両に搭載された場合だけでなく、工場等の設備として用いられる場合に連続稼動する際にも上記と同様の問題が起こりうる。
本発明は上記点に鑑み、複数の監視IC間で消費電流のバラツキが発生しないようにすることができる電池電圧監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の監視ICそれぞれは、監視対象の電池セルにより構成されるブロックから動作電源を取得すると共に、当該動作電源に基づいて消費される消費電流を目標値に調節する消費電流可変回路を有していることを特徴とする。
これによると、各監視ICは消費電流可変回路によって消費電流が目標値となるように消費電流を可変することができるので、監視IC毎に異なる数の電池セルが接続されたとしても、各監視ICの消費電流が揃うようにすることができる。したがって、各監視IC間で消費電流のバラツキが発生しないようにすることができる。
また、請求項に記載の発明では、消費電流可変回路は、ブロックを放電させることにより消費電流を目標値に調節する放電回路を備えていることを特徴とする。
このように、放電回路によってブロックを放電させることで、監視ICの消費電流を調節することができる。
さらに、請求項に記載の発明では、消費電流可変回路は、ブロックの電圧を検出するブロック電圧検出回路と、ブロックの電圧に基づいて当該ブロックを構成する電池セルの数を検知し、検知した電池セルの数に基づいて消費電流が目標値となるようにブロックの放電量を設定し、当該放電量を放電回路に放電させる放電目標設定回路と、を備えていることを特徴とする。
このように、ブロックを構成する電池セルの数に基づいてブロックの放電量を決定しているので、監視IC毎に消費電流が目標値となるように消費電流を可変することができ、各監視IC間で消費電流のバラツキが発生しないようにすることができる。
請求項に記載の発明では、消費電流可変回路は、監視ICの温度を検出する温度検出回路を備えており、放電目標設定回路は、検知した電池セルの数と温度検出回路で検出された監視ICの温度に基づいて目標値を設定することを特徴とする。
これによると、消費電流は監視ICの温度に相関があるので、放電目標設定回路により監視ICの温度を加味した目標値を設定することにより、消費電流の目標値の精度を高めることができる。
請求項に記載の発明では、複数の監視ICそれぞれは、放電目標設定回路により設定した消費電流の目標値を他の監視ICに出力すると共に、他の監視ICから消費電流の目標値を入力することにより、複数の監視ICにおいて消費電流の目標値を共有するようになっている。そして、放電目標設定回路は、複数の監視ICの各消費電流の目標値のうち最も大きい値を消費電流の目標値とし、消費電流がこの目標値となるように放電回路に放電させることを特徴とする。
このように、各監視ICの消費電流の目標値を、各監視ICで設定された最も大きい値に統一できるので、各監視ICで最も効率的に消費電流を合わせることができる。
本発明の第1実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。この図に示されるように、電池電圧監視システムは、組電池10と電池電圧監視装置20とを備えて構成されている。
組電池10は、最小単位である電池セル11が直列に複数接続されて構成されており、所定数の電池セル11毎にグループ化されたブロック12の直列接続体である。電池セル11として充電可能なリチウムイオン二次電池が用いられる。
本実施形態では、ブロック12毎に電池セル11の数が異なっている。例えば、図1に示されるように、一方のブロック12は6個の電池セル11により構成され、他方のブロック12は4個の電池セル11により構成されている。
電池電圧監視装置20は、例えば、組電池10の残存容量検出機能、二次電池である電池セル11の過充電および過放電を検出する過充放電検出機能、装置の故障を検出する故障診断機能等を有する装置である。
組電池10の残存容量検出機能は、二次電池である電池セル11で構成される組電池10全体の残存容量(State of Charge;SOC)を検出する機能である。残存容量は、組電池10の電圧や組電池10に流れる電流から求められる。
過充放電検出機能は、電池セル11のセル電圧と閾値とを比較することにより電池セル11の電圧の監視を行う機能である。電池セル11が二次電池の場合、電池電圧監視装置20は電池セル11のセル電圧が過充電を検出する閾値と過放電を検出する閾値との間つまり所定範囲にあるかを監視することとなる。また、故障診断機能は、電池電圧監視装置20を構成する回路の一部が何らかの原因で故障したことを検出する機能である。
このような各機能を実現するため、電池電圧監視装置20は、複数の監視IC30と、マイクロコンピュータ40(以下、マイコン40という)と、を備えている。
監視IC30は、監視対象の電池セル11により構成されるブロック12から動作電源を取得することにより動作する回路部品である。また、監視IC30は、マイコン40の制御信号に従って、各電池セル11のセル電圧の検出、電池セル11に流れる電流の検出、各電池セル11のセル電圧の均等化等を行う回路であり、各ブロック12にそれぞれ対応して設けられている。
そして、電池セル11の正極と負極にそれぞれ配線が接続されている。また、上述のように、各電池セル11はそれぞれ直列接続されているので、ブロック12のうち最も高電圧側の電池セル11の正極と最も低電圧側の電池セル11の負極とにそれぞれ接続された配線以外の配線については、一方の電池セル11の負極に接続される配線と他方の電池セル11の正極に接続される配線とが共通化されて1本の配線とされている。
このような監視IC30は、電源負荷部31と消費電流可変回路32とを有している。このうち、電源負荷部31は、ブロック12から取得した動作電源から一定電圧を生成する回路や監視IC30を動作させるための回路が設けられた回路部である。この電源負荷部31には各電池セル11のセル電圧の検出を行う回路等の負荷が含まれ、この負荷の動作に応じて監視IC30で消費される消費電流が変化する。
消費電流可変回路32は、ブロック12の動作電源に基づいて監視IC30で消費される消費電流を目標値に調節する回路である。すなわち、消費電流可変回路32は、ブロック12を放電させることで、監視IC30の消費電流を可変できる回路である。このような消費電流可変回路32は、シャント抵抗33と、消費電流測定回路34と、放電回路35と、を備えている。
シャント抵抗33は、監視IC30で消費される消費電流を検出するために用いられる抵抗である。このシャント抵抗33は、一方がブロック12のうち最も高電圧側の電池セル11の正極側に接続され、他方が電源負荷部31に接続されている。したがって、監視IC30で消費される消費電流がブロック12からシャント抵抗33を介して電源負荷部31に流れる。
消費電流測定回路34は、シャント抵抗33の両端の電圧を検出し、この電圧差に基づいてシャント抵抗33に流れる消費電流を所定の頻度で測定する回路である。このため、消費電流測定回路34は、シャント抵抗33の両端に接続されている。また、消費電流測定回路34は、測定結果に基づいて消費電流が目標値となるようにブロック12の放電量を決定し、この放電量を放電回路35に放電させる。
放電回路35は、消費電流測定回路34の指令に従ってブロック12を放電させることにより消費電流を目標値に調節する回路である。このような放電回路35は、ブロック12の両端に接続され、ブロック12の正極側から放電回路35を介してブロック12の負極側に電流が流れるように構成されている。
具体的には、放電回路35は、シャント抵抗33と電源負荷部31との間に接続されると共に、ブロック12のうち最も低電圧側の電池セル11の負極に接続されている。これにより、ブロック12からシャント抵抗33を介して流れる電流が、放電回路35と電源負荷部31との分岐点から放電回路35側に流れることによってブロック12が放電回路35により放電される。
放電回路35は、例えばトランジスタを備えた回路として構成され、消費電流測定回路34の指令によってトランジスタがオンすることにより放電電流を流すようになっている。
マイコン40は、図示しないCPU、ROM、EEPROM、RAM等を備え、ROM等に記憶されたプログラムに従って上記各機能を実行する制御回路である。このようなマイコン40は、監視IC30に対して制御信号を出力することにより、監視IC30に各電池セル11のセル電圧の検出等の所望の処理を実行させる。
そして、マイコン40は、監視IC30に対して各電池セル11のセル電圧を検出する指令や電池セル11に流れる電流を検出する指令を出すことで監視IC30から電池セル11に関するデータを取得する。これにより、マイコン40は、残存容量の演算(組電池状態監視)、過充放電判定、故障判定や均等化制御等の処理を行う。
上記構成の電池電圧監視装置20において、各監視IC30は、各監視IC30間で相互に通信できるように構成されている。具体的に、各監視IC30それぞれは、消費電流測定回路34で測定した消費電流のデータ(測定結果)が含まれた通信データを出力すると共に、他の監視IC30から当該他の監視IC30が測定した消費電流のデータ(測定結果)が含まれた通信データを入力する。このように各監視IC30は、消費電流測定回路34で測定した消費電流について相互にデータのやりとりを行うことで、各監視IC30の消費電流のデータ(測定結果)を共有する。
そして、消費電流測定回路34は、各監視IC30間の相互通信により得られた各監視IC30の測定結果のうち最も大きい消費電流を目標値に設定し、この目標値となるように放電量を決定する。このように、本実施形態では、「目標値」は、各監視IC30の消費電流のうち最大の消費電流の値であり、この値が各監視IC30の共通の目標値となる。したがって、各監視IC30の各消費電流測定回路34は、消費電流の目標値が各監視IC30のうち最も消費電流が大きい値となるように、決定した放電量を放電回路35に放電させる。
以上のように、各監視IC30がそれぞれ自己の消費電流を消費電流測定回路34で測定し、その測定結果を各監視IC30間で共有することで、各監視IC30における消費電流の目標値を最大消費電流に設定することができる。このように、各監視IC30は消費電流可変回路32の放電回路35によって消費電流が目標値となるように自己の消費電流を自由に可変することができるので、監視IC30毎に異なる数の電池セル11が接続されたとしても、各監視IC30の消費電流を揃えることができる。したがって、各監視IC30間で消費電流のバラツキが発生しないようにすることができる。
また、各セル監視IC30の消費電流の目標値を、各セル監視IC30で測定された最も大きい消費電流に揃えるため、各セル監視IC30の消費電流を最も効率的に合わせることができる。
そして、本実施形態のように各監視IC30に消費電流を可変できる消費電流可変回路32を設けることで、各監視IC30の消費電流が揃うと共に各監視IC30で消費電流のバラツキが発生しないので、各監視IC30においてセル電圧の均等化制御そのものが不要なったり、均等化制御を行う機会が少なくなる。このため、連続稼動するタクシー等のように、精度良く均等化する時間を確保できない可能性がある用途で使用される組電池10については、均等化制御そのものを無くすことができるので、車両の連続使用が可能となる。さらに、複数の電池セル11のいずれかが過放電になったり過充電になったりする等の不都合も生じない。
また、本実施形態では、シャント抵抗33に流れる消費電流の大きさを消費電流測定回路34で測定し、その判定結果に基づいて放電量を決定して放電回路35に放電させている。このため、各セル監視IC30は、自己の消費電流の制御について高精度で信頼性の高いフィードバック制御を行うことができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。上記第1実施形態では、シャント抵抗33に流れる消費電流を検出することで放電量を決定していたが、本実施形態ではブロック12の電圧を検出することで放電量を決定することが特徴となっている。以下、図2を参照して本実施形態に係る電池電圧監視装置20について説明する。
図2は、本実施形態に係る電池電圧監視装置を含んだ電池電圧監視システムの全体構成図である。この図に示されるように、本実施形態では、消費電流可変回路32は、上述の放電回路35の他に、ブロック電圧検出回路36と、温度検出回路37と、放電目標設定回路38と、を備えて構成されている。
ブロック電圧検出回路36は、ブロック12の両端に接続されると共に、ブロック12の電圧を検出する回路である。このため、ブロック電圧検出回路36は、ブロック12を構成する電池セル11のうち最も高電圧側の電池セル11の正極と最も低電圧側の電池セル11の負極との間に接続されている。ブロック電圧検出回路36により検出されたブロック12の電圧のデータは、放電目標設定回路38に出力される。
温度検出回路37は、監視IC30の温度を検出する回路である。温度を検出する素子として例えばダイオード素子を備え、温度によって変化するダイオード素子の順方向電圧を検出することにより温度が測定される。温度検出回路37により検出された監視IC30の温度のデータは、放電目標設定回路38に出力される。
放電目標設定回路38は、ブロック電圧検出回路36から入力したブロック12の電圧に基づいて当該ブロック12を構成する電池セル11の数を検知し、検知した電池セル11の数に基づいて消費電流が目標値となるようにブロック12の放電量を設定し、当該放電量を放電回路35に放電させる回路である。なお、消費電流の目標値は、マイコン40から入力される場合や、放電目標設定回路38が予め保有している。
ここで、「電池セル11の数に基づいて目標値を設定する」とは、例えば、電池セル11の数が所定の数よりも多い場合には監視IC30に印加される電圧も大きくなるので、放電目標設定回路38はブロック12の放電量を大きく設定することとなる。一方、電池セル11の数が所定の数よりも少ない場合には監視IC30に印加される電圧も小さくなるので、放電目標設定回路38はブロック12の放電量を小さく設定することとなる。このように、放電目標設定回路38はブロック12を構成する電池セル11の数に応じてブロック12の放電量を決定する。
また、放電目標設定回路38は、監視IC30の温度に基づいて、ブロック12の放電量を調節する。監視IC30では、負荷電流が電池電圧および温度に相関があるため、監視IC30の電圧・温度により放電量を決定すると共に消費電流の目標値を設定し、その目標値となるように放電回路35に放電させる。すなわち、監視IC30では、監視IC30の温度が高いと消費電流も大きくなり、監視IC30の温度が低いと消費電流も小さくなる。したがって、放電目標設定回路38は、監視IC30の温度が高いときには消費電流が大きくなっているので放電量を減少させ、監視IC30の温度が低いときには消費電流が小さくなっているので放電量を増加させる。このように、放電目標設定回路38は監視IC30の温度に応じて放電量を微調節する。これにより、監視IC30の温度に応じてより正確に放電量を決定することができる。
以上のように、本実施形態では、各監視IC30はブロック12を構成する電池セル11の数および監視IC30の温度からブロック12の放電量を決定している。このように、各監視IC30は、監視IC30に接続される電池セル11の数に応じて監視IC30の消費電流が目標値となるように放電量をそれぞれ設定しているので、各監視IC30間で消費電流のバラツキが発生しないようにすることができる。
図2では、各ブロック12が互いに近い場所に配置されているように見えるが、組電池10が例えば4分割されて車両に搭載されるような場合では、電池セル11が配置される場所によっては監視IC30の温度に差が生じる。このような場合に、各監視IC30が自己の温度に応じてブロック12の放電量を微調節することができるので、各監視IC30において消費される消費電流にバラツキが生じないようにすることができる。このように、本実施形態に係る電池電圧監視装置20は、各監視IC30に温度検出回路37が備えられ、各監視IC30が温度の異なる場所にそれぞれ配置される場合に特に効果がある。
(他の実施形態)
上記第1実施形態では、各監視IC30間で相互通信することにより、消費電流の目標値を各監視IC30のうち最大消費電流に合わせていた。しかしながら、各監視IC30は相互通信を行わずに、マイコン40が各監視IC30に目標値を指示しても良いし、消費電流測定回路34が予め各監視IC30で共通の目標値を有していても良い。
上記第2実施形態では、マイコン40が各監視IC30に対して消費電流の目標値を指示していたが、例えば、第1実施形態と同様に、各監視IC30間で消費電流情報を共有するようにしても良い。この場合、各監視IC30は、放電目標設定回路38により設定した消費電流の目標値を他の監視IC30に出力すると共に、他の監視IC30から消費電流の目標値を入力することにより、複数の監視IC30において消費電流の目標値を共有することとなる。そして、各監視IC30の放電目標設定回路38は、各監視IC30の各消費電流の目標値のうち最も大きい値を消費電流の目標値とし、消費電流がこの目標値となるように放電回路35に放電させる。これにより、各監視IC30の消費電流は、各監視IC30の消費電流のうちの最大値に統一できるので、各監視IC30で最も効率的に消費電流を合わせることが可能となる。
上記各実施形態では、図1および図2に示されるように、組電池10は2つのブロック12で構成され、電池電圧監視装置20は2つの監視IC30を備えた構成となっているが、これは構成の一例である。したがって、ブロック12の数および監視IC30の数は図1および図2に示される数よりも多くても良い。例えば、組電池10はハイブリッド車等の電気自動車に搭載され、インバータやモータ等の負荷を駆動するための電源や電子機器の電源等に用いられる。つまり、電池電圧監視装置20は、ハイブリッド車等の電気自動車に適用される。この場合、電池セル11は例えば120個等の多数が直列に接続され、所定数毎にグループ化されてブロック12とされる。このように多数の電池セル11およびブロック12に対して上述の監視IC30を適用することができる。
11 電池セル
30 監視IC
32 消費電流可変回路
33 シャント抵抗
34 消費電流測定回路
35 放電回路
36 ブロック電圧検出回路
37 温度検出回路
38 放電目標設定回路

Claims (3)

  1. 直列接続された複数の電池セルを所定数毎にグループ化した複数のブロックにそれぞれ対応して設けられると共に前記ブロックを構成する各電池セルをそれぞれ監視する監視ICが複数備えられてなる電池電圧監視装置であって、
    前記複数の監視ICそれぞれは、監視対象の電池セルにより構成されるブロックから動作電源を取得すると共に、当該動作電源に基づいて消費される消費電流を目標値に調節する消費電流可変回路を有しており、
    前記消費電流可変回路は、前記ブロックを放電させることにより前記消費電流を前記目標値に調節する放電回路と、前記ブロックの電圧を検出するブロック電圧検出回路と、前記ブロックの電圧に基づいて当該ブロックを構成する電池セルの数を検知し、検知した電池セルの数に基づいて前記消費電流が前記目標値となるように前記ブロックの放電量を設定し、当該放電量を前記放電回路に放電させる放電目標設定回路と、を備えていることを特徴とする電池電圧監視装置。
  2. 前記消費電流可変回路は、前記監視ICの温度を検出する温度検出回路を備えており、
    前記放電目標設定回路は、前記検知した電池セルの数と前記温度検出回路で検出された前記監視ICの温度とに基づいて前記目標値を設定することを特徴とする請求項に記載の電池電圧監視装置。
  3. 前記複数の監視ICそれぞれは、前記放電目標設定回路により設定した消費電流の目標値を他の監視ICに出力すると共に、他の監視ICから消費電流の目標値を入力することにより、前記複数の監視ICにおいて消費電流の目標値を共有するようになっており、
    前記放電目標設定回路は、前記複数の監視ICの各消費電流の目標値のうち最も大きい値を消費電流の目標値とし、消費電流がこの目標値となるように前記放電回路に放電させることを特徴とする請求項またはに記載の電池電圧監視装置。
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