JP6126228B2 - セッション関連シグナリングを使用するテレマティクスデータの転送の制御 - Google Patents

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Description

相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡された、2012年9月28日に出願した、Gellensらによる「Acknowledging or Re-requesting Telematics Data Using Call Signaling」という名称の米国仮特許出願第61/707,779号の優先権の利益を主張する。
以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、テレマティクスデータおよびメタデータのワイヤレス送信および受信に関する。システムによっては、テレマティクスデータ(たとえば、センサ読取値および他のデータ)が処理のためにインテリジェント端末から中央サービスに送信され得る。たとえば、衝突に遭っている車両に関連する端末が、ロケーションおよびエアバッグ展開データを、ワイヤレス通信システムを介して、緊急サービス要求に関連する緊急応答機関(PSAP:public safety answering point)に送信することがある。システムによっては、データがサードパーティサービスセンターに送信されることがあり、次いでサードパーティサービスセンターがデータの一部または全部をPSAPに伝達することがある。
自動クラッシュ応答および緊急呼機能を提供する車両に関連する端末は、一般に、セルラーネットワークの音声チャネルを使用して、車両の搭乗者とPSAPオペレータとの間で音声呼を確立する。次いで、帯域内シグナリング、ボードトーン、または他のモデム技法を使用して音声チャネルを変調することによって、テレマティクスデータが端末から中央サービス(たとえば、PSAPサーバまたはサードパーティサービスセンター)に送信され得る。テレマティクスデータが良好に(たとえば、成功裏に)受信されたことの確認応答、またはテレマティクスデータの再送信を求める要求など、テレマティクスデータに関連するメタデータも、逆方向で音声チャネルを変調することによって中央サービスから端末に通信され得る。このような方法による音声チャネルを介したテレマティクスデータおよびメタデータの送信は、テレマティクスデータおよびメタデータの送信中に音声通信がブロックされること、または干渉に直面することがあるという点で問題があり得る。その上、音声チャネルを介した変調されたデジタルデータの送信は、ネットワークにおける音声処理機能(たとえば、不適切に合わせられたエコーキャンセラおよびネットワークトランクでの圧縮の使用)のために、データスループットを制限すること、または信頼できないことがある。これらの制限は、回路手段ではなくパケットを通じて音声チャネルが提供されるとき、Long Term Evolution(LTE)および高速パケットアクセス(HSPA)などのシステムではさらに悪化することがある。したがって、端末と中央サービスとの間でテレマティクスデータおよびメタデータを送信するより効率的で信頼できる方法が必要とされる。
説明する特徴は一般に、テレマティクスデータを通信するための方法および/または装置に関する。テレマティクスデータは、端末から中央サービスに送られるテレマティクスデータおよび中央サービスから端末に送られるメタデータを含む。通信セッションシグナリングプロトコルで使用されるシグナリングメッセージが、テレマティクスデータを含むように変更され得る。たとえば、端末から送られる第1のシグナリングメッセージが、セッション情報およびテレマティクスデータを含むことができる。一例では、セッション情報は、端末と中央サービスとの間の通信セッションの開始を求める要求を含むことができる。別の例では、セッション情報は、端末と中央サービスとの間のすでに存在する通信セッションに関係する情報を含むことができる。中央サービスから端末に第2のシグナリングメッセージが送られ得る。第2のメッセージは、受信されたテレマティクスデータに基づくメタデータを含むことができる。メタデータは、たとえば、テレマティクスデータが中央サービスにおいて受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータを含むことができる。いくつかの構成では、第2のシグナリングメッセージは、通信セッションに関係するセッション情報を含むこともできる。
一実施形態では、テレマティクスデータを通信する方法について説明する。通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第1のシグナリングメッセージが送信される。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスにおいて第2のシグナリングメッセージが受信される。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
いくつかの実施形態では、セッション情報の第1のセットは、通信セッションの開始を求める要求または通信セッションに関連する情報を含むことができる。場合によっては、第2のシグナリングメッセージは、通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを受信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットが第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を受信するステップを含むことができる。この指示は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを受信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットに関する要求を受信するステップをさらに含むことができる。この要求は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。一例では、要求は、テレマティクスデータの第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求を含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第3のシグナリングメッセージが送信され得る。第3のシグナリングメッセージは、少なくとも、テレマティクスデータの第1のセットに関する受信された要求に対する応答を含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを受信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づく少なくとも1つのアクションの実行を求める命令を第2のデバイスから受信するステップをさらに含むことができる。この命令は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。少なくとも1つのアクションは、追加のテレマティクスデータを収集すること、車両の状態に影響を与えるアクションを実施すること、車両の構成要素をアクティブ化すること、車両の構成要素を非アクティブ化すること、車両のイグニションをオフにすること、車両のイグニションをオンにすること、車両の燃料供給をオフにすること、車両の燃料供給をオンにすること、ドアの鍵を開けること、ドアの鍵を閉めること、車両のクラクションをアクティブ化すること、外部可聴音をアクティブ化すること、車両のライトをアクティブ化すること、車両の点滅灯をアクティブ化すること、パワーウィンドウを作動させること、録音メッセージを再生すること、メディアをレンダリングすること、またはテキストメッセージを表示することのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの実施形態では、第2のシグナリングメッセージのヘッダから、第2のシグナリングメッセージの本文の少なくとも一部分はメタデータを含むと判断され得る。一例では、第2のシグナリングメッセージのヘッダから、第2のシグナリングメッセージの本文はマルチパートフォーマットを含むと判断され得る。この例では、ヘッダ中の情報に基づいて、第2のシグナリングメッセージの本文の第1の部分が識別され得る。第2のシグナリングメッセージの本文の第1の部分は、少なくとも、通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含むことができる。この例では、ヘッダ中の情報に基づいて、第2のシグナリングメッセージの本文の第2の部分が識別され得る。第2のシグナリングメッセージの本文の第2の部分は、少なくとも、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルに基づいて、第1のシグナリングメッセージのヘッダが生成され得る。ヘッダは、第1のシグナリングメッセージの本文の少なくとも一部分がテレマティクスデータの第1のセットを含むことを示す指示を含み得る。場合によっては、セッション情報の第1のセットは第1のプロトコルに従ってフォーマットされてよく、テレマティクスデータの第1のセットは第2のプロトコルに従ってフォーマットされてよい。これらの場合、セッション情報のフォーマットされた第1のセットおよびテレマティクスデータのフォーマットされた第1のセットが結合されて、第1のシグナリングメッセージの本文が生成され得る。
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングメッセージは、通信セッションの開始を求める招待を含むことができ、第2のシグナリングメッセージは、招待の拒否を含むことができる。場合によっては、通信セッションシグナリングプロトコルは、セッション開始プロトコル(SIP)、Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)、Googleトーク、またはスカイプのうちの少なくとも1つであり得る。一例では、通信セッションはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)呼であり得る。通信セッションは、ストリーミングメディアまたは非ストリーミングメディアのうちの少なくとも1つを使用して、音声、文字単位テキスト(character-at-a-time text)、メッセージ単位テキスト(message-at-a-time text)、ビデオ、またはテキストメッセージングのうちの1つまたは複数を搬送することができる。
テレマティクスデータを通信するためのデバイスについても説明する。デバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリとを含む。メモリは命令を具体化する。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第1のシグナリングメッセージを送信するように実行可能である。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスにおいて第2のシグナリングメッセージを受信するように実行可能でもある。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
テレマティクスデータを通信するための装置についても説明する。装置は、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第1のシグナリングメッセージを送信するための手段を含む。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。装置は、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスにおいて第2のシグナリングメッセージを受信するための手段をさらに含む。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
テレマティクスデータを通信するためのコンピュータプログラム製品についてさらに説明する。コンピュータプログラム製品は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第1のシグナリングメッセージを送信するように実行可能である。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスにおいて第2のシグナリングメッセージを受信するようにさらに実行可能である。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
テレマティクスデータを通信する方法についても説明する。通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のデバイスにおいて、第1のデバイスからの第1のシグナリングメッセージの少なくとも一部分が受信される。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。第1のシグナリングメッセージに応答して、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスに第2のシグナリングメッセージが送信される。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
いくつかの実施形態では、セッション情報の第1のセットは、通信セッションの開始を求める要求または通信セッションに関連する情報を含むことができる。場合によっては、第2のシグナリングメッセージは、通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを送信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットが第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を送信するステップを含むことができる。この指示は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを送信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットに関する要求を送信するステップを含むことができる。この要求は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。一例では、要求は、テレマティクスデータの第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求のうちの少なくとも1つを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第3のシグナリングメッセージが受信され得る。第3のシグナリングメッセージは、テレマティクスデータの第1のセットに関する送信された要求に対する応答を含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを送信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットに関連する少なくとも1つのアクションを識別するステップを含むことができる。場合によっては、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを送信するステップは、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づく少なくとも1つの識別されたアクションの実行を求める命令を第1のデバイスに送信するステップを含むことができる。この命令は、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。少なくとも1つの識別されたアクションは、追加のテレマティクスデータを収集すること、車両の状態に影響を与えるアクションを実施すること、車両の構成要素をアクティブ化すること、車両の構成要素を非アクティブ化すること、車両のイグニションをオフにすること、車両のイグニションをオンにすること、車両の燃料供給をオフにすること、車両の燃料供給をオンにすること、ドアの鍵を開けること、ドアの鍵を閉めること、車両のクラクションをアクティブ化すること、外部可聴音をアクティブ化すること、車両のライトをアクティブ化すること、車両の点滅灯をアクティブ化すること、パワーウィンドウを作動させること、録音メッセージを再生すること、メディアをレンダリングすること、またはテキストメッセージを表示することのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングメッセージのヘッダから、第1のシグナリングメッセージの本文の少なくとも一部分はテレマティクスデータの第1のセットを含むと判断され得る。一例では、第1のシグナリングメッセージのヘッダから、第1のシグナリングメッセージの本文はマルチパートフォーマットを含むと判断され得る。この例では、ヘッダ中の情報に基づいて、第1のシグナリングメッセージの本文の第1の部分が識別され得る。第1のシグナリングメッセージの本文の第1の部分は、少なくとも、通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットを含むことができる。この例では、ヘッダ中の情報に基づいて、第1のシグナリングメッセージの本文の第2の部分が識別され得る。第1のシグナリングメッセージの本文の第2の部分は、少なくとも、テレマティクスデータの第1のセットを含むことができる。
いくつかの実施形態では、通信セッションシグナリングプロトコルに基づいて、第2のシグナリングメッセージのヘッダが生成され得る。ヘッダは、第2のシグナリングメッセージの本文の少なくとも一部分がメタデータを含むことを示す指示を含み得る。場合によっては、通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットは、第1のプロトコルに従ってフォーマットされ得る。場合によっては、テレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータは、第2のプロトコルに従ってフォーマットされ得る。一例では、セッション情報のフォーマットされた第2のセットおよびテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくフォーマットされたメタデータが結合されて、第2のシグナリングメッセージの本文が生成され得る。
いくつかの実施形態では、第1のシグナリングメッセージは、通信セッションの開始を求める招待を含むことができ、第2のシグナリングメッセージは、招待の拒否を含むことができる。場合によっては、通信セッションシグナリングプロトコルは、セッション開始プロトコル(SIP)、Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)、Googleトーク、またはスカイプのうちの少なくとも1つを含むことができる。一例では、通信セッションはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)呼であり得る。通信セッションは、ストリーミングメディアまたは非ストリーミングメディアのうちの少なくとも1つを使用して、音声、文字単位テキスト、メッセージ単位テキスト、ビデオ、またはテキストメッセージングのうちの1つまたは複数を搬送することができる。
テレマティクスデータを通信するためのデバイスについてさらに説明する。デバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリとを含む。メモリは命令を具体化する。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のシグナリングメッセージの少なくとも一部分を受信するように実行可能である。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。命令はプロセッサによって、第1のシグナリングメッセージに応答して、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスに第2のシグナリングメッセージを送信するようにさらに実行可能である。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
テレマティクスデータを通信するための装置についても説明する。装置は、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のシグナリングメッセージの少なくとも一部分を受信するための手段を含む。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。装置は、第1のシグナリングメッセージに応答して、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスに第2のシグナリングメッセージを送信するための手段をさらに含む。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
テレマティクスデータを通信するためのコンピュータプログラム製品についてさらに説明する。コンピュータプログラム製品は、命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含む。命令はプロセッサによって、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のシグナリングメッセージの少なくとも一部分を受信するように実行可能である。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む。命令はプロセッサによって、第1のシグナリングメッセージに応答して、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスに第2のシグナリングメッセージを送信するようにさらに実行可能である。第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含む。
本発明の性質および利点のさらなる理解が、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図面では、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、複数の類似の構成要素を区別するダッシュおよび第2のラベルを付けることによって、区別され得る。本明細書内で第1の参照ラベルのみが使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルとは無関係に、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
ワイヤレス通信システムのブロック図である。 ワイヤレス通信システムの別の例示的なロック図である。 本システムおよび方法による、端末の一実施形態を示すブロック図である。 端末のさらなる実施形態を示すブロック図である。 本システムおよび方法の機能を実施するための端末のさらなる一例を示すブロック図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる要求メッセージのための例示的なフォーマットのブロック図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な要求メッセージの図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な要求メッセージの図である。 本システムおよび方法による、中央局の一実施形態を示すブロック図である。 中央局のさらなる実施形態を示すブロック図である。 本システムおよび方法の機能を実施するための中央局のさらなる一例を示すブロック図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる応答メッセージのための例示的なフォーマットのブロック図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な応答メッセージの図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な応答メッセージの図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な応答メッセージの図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な応答メッセージの図である。 通信セッションシグナリングプロトコルによる例示的な応答メッセージの図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 端末とサーバとの間の例示的な通信交換の図である。 ワイヤレス通信システムにおける例示的な端末のブロック図である。 ワイヤレス通信システムにおける例示的な中央サービスのブロック図である。 テレマティクスデータを通信する例示的な方法のフローチャートである。 テレマティクスデータを通信する例示的な方法のフローチャートである。 テレマティクスデータを通信する例示的な方法のフローチャートである。 テレマティクスデータを通信する例示的な方法のフローチャートである。
端末と中央サービスとの間のテレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの管理について説明する。端末がパケットベースの電話(たとえば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、オールIP次世代ネットワーク(NGN)など)を使用して中央サービスとの通信を確立する場合、通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、セッション開始プロトコル(SIP))を使用して、音声チャネルから別個にテレマティクスデータおよびメタデータを搬送することができる。したがって、端末は通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のシグナリングメッセージにおいて中央サービスにテレマティクスデータを送信することができ、第1のシグナリングメッセージは少なくとも、セッションデータのセットおよびテレマティクスデータのセットを含む。端末は、通信セッションシグナリングプロトコルにより中央サービスから第2のシグナリングメッセージを受信することができ、第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータのセットに関連するメタデータを含む。メタデータは、たとえば、テレマティクスデータが中央サービスにおいて受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータを含むことができる。
以下の説明は例を提供し、特許請求の範囲で述べられる範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、論じられる要素の機能および構成に変更を加えることができる。様々な実施形態は、様々な手順または構成要素を、適宜、省略、置換、または追加することができる。たとえば、説明する方法は、説明する順序とは異なる順序で実施されてよく、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わされてよい。また、いくつかの実施形態に関して説明する特徴が、他の実施形態と組み合わされてよい。
本明細書および特許請求の範囲で使用する「テレマティクスデータ」という用語は、処理のために中央サービスに送信するためにモバイルデバイスにおいて生成、収集または記憶されるデータを広く指す。テレマティクスデータは、限定はしないが、車両診断データ(たとえば、ロケーションデータ、エアバッグ展開データ、衝突または衝撃センサデータ、エンジンセンサデータなど)を含むことができる。いくつかの実施形態では、テレマティクスデータの受信側は、中央サーバまたは中央サービスではなく別のデバイス(たとえば、PC、ラップトップ、モバイル電話)であってよく、その場合に受信側はテレマティクスデータを記憶し、それを何らかの方法で処理するか、またはデータを受信の時点または後の時点に中央サーバなどの別のエンティティに転送することができる。転送の一例として、中央サーバとのセッションを確立することができないテレマティクスデータのソースは、中央サーバと連絡することができる何らかの中間デバイスとのセッションを確立することがある。したがって、本明細書で使用するサーバ、中央サーバおよび中央サービスという用語は、このような広義の意味で理解されたい。
本明細書および特許請求の範囲で使用する「テレマティクスメタデータ」という用語は、モバイルデバイスと中央サービスとの間で送信されるテレマティクスデータに関連する制御データまたは他のデータを広く指す。たとえば、テレマティクスメタデータは、限定はしないが、テレマティクスデータが中央サービスにおいて受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データなどを含むことができる。多くの場合、モバイルデバイスによるテレマティクスデータの送信の試みに応答して、テレマティクスメタデータが中央サービスからモバイルデバイスに送信され得る一方、テレマティクスメタデータはモバイルデバイスによって送信されることもある。
本明細書および特許請求の範囲で使用する「通信セッション」または「セッション」という用語は、エンドポイントまたは参加者(たとえば、モバイルデバイスおよび中央サーバ)の間のオーディオ、ビデオまたは他のメディアコンテンツのストリーミングを目的としたエンドポイントまたは参加者の間の一時的または半永続的な対話型情報交換を広く指す。
図1Aは、通信セッションシグナリングプロトコルにより送信されたシグナリングメッセージを通じて端末110と中央サービス(すなわち、緊急応答機関(PSAP)160)との間でテレマティクスデータおよび関連メタデータを交換するために使用され得る例示的なワイヤレスネットワークシステム100を示している。
ワイヤレスネットワークシステム100は、訪問先ネットワーク102、ホームネットワーク104、およびサードパーティネットワーク106を含むことができる。訪問先ネットワーク102は、訪問先パブリックランドモバイルネットワーク(V-PLMN)、サービングネットワークなどと呼ばれることもある。ホームネットワーク104は、ホームPLMN(H-PLMN)と呼ばれることもある。訪問先ネットワーク102は、以下の説明の多くで仮定されているように、端末110のホームネットワーク104からローミングしていてよい端末110のサービングネットワークであり得る。端末110がローミングしていない場合に、訪問先ネットワーク102およびホームネットワーク104が同じネットワークであることがある。
訪問先ネットワーク102は、無線アクセスネットワーク(RAN)120、モバイル交換センター(MSC)/ビジターロケーションレジスタ(VLR)130、および簡略化のために図1Aに示されていない他のネットワークエンティティを含むことができる。RAN120は、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))ネットワーク、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))ネットワーク、汎用パケット無線サービス(GPRS)アクセスネットワーク、Long Term Evolution(LTE)ネットワーク、CDMA 1Xネットワーク、High Rate Packet Data(HRPD)ネットワーク、またはUltra Mobile Broadband(UMB)ネットワークなどであり得る。WCDMA(登録商標)およびGPRSは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。GSM(登録商標)、WCDMA(登録商標)、GPRS、およびLTEは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA 1XおよびHRPDは、cdma2000の一部であり、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。MSC130は、回線交換呼のための交換機能を実行することができ、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージをルーティングすることもできる。VLR130は、訪問先ネットワーク102に登録している端末に関する登録情報を記憶することができる。いくつかのタイプのRAN(たとえば、LTE、GPRSまたはHRPD RAN)の場合、MSC/VLR130は他のエンティティに、たとえば、GPRSの場合にはServing GPRS Support Node(SGSN)またはLTEの場合にはモビリティ管理エンティティ(MME)に取って代わられ得る。
ホームネットワーク104は、ホームロケーションレジスタ(HLR)/認証センター(AC)140および簡単にするために図1Aに示されていない他のネットワークエンティティを含むことができる。HLR140は、ホームネットワーク104のサービスに加入している端末に関する加入情報を記憶することができる。AC140は、ホームネットワーク104のサービスに加入している端末に関する認証を実行することができる。いくつかのネットワークでは、HLR140はホーム加入者サーバ(HSS)に取って代わられ得る。場合によっては、端末110が通常の通信サービスに加入していない場合、たとえば緊急呼を行うことのみに制限されている場合に、ホームネットワーク104がないことがある。
サードパーティネットワーク106は、ルータ150(たとえば、PSAP選択的ルータ)、中央サービス160(たとえば、PSAP)、公衆交換電話網(PSTN)170、および場合によっては図1Aに示されていない他のネットワークエンティティを含むことができる。ルータ150は、MSC130と中央サービス160との間で呼をルーティングすることができる。中央サービス160は、緊急呼に応じる責任を負ってよく、緊急センター(EC)と呼ばれることもある。中央サービス160は、政府機関、たとえば郡または市によって運営または所有され得る。PSTN170は、電話180などの従来型の有線電話に電話サービスを提供することができる。いくつかの例では、サードパーティネットワーク106は、中央サービス160(たとえば、PSAP)と通信するように構成され得る少なくとも1つのサードパーティ中央サービス(図示せず)を含むこともできる。たとえば、サードパーティ中央サービスは、自動車メーカーによって運営される民間サービス、または自動車メーカーの系列の民間サービスであり得る。いくつかの例では、サードパーティ中央サービスは、端末110からの一部または全部の緊急呼を受信し、適切な場合にはPSAP中央サービス160にデータまたは呼を転送することができる。
図1Aは、訪問先ネットワーク102およびホームネットワーク104に存在し得るネットワークエンティティの一部のみを示している。たとえば、訪問先ネットワーク102は、パケット交換呼および他のサービスをサポートするネットワークエンティティならびに端末のロケーションを取得するのを支援するロケーションサーバを含むことができる。
端末110は、固定式または移動式であってよく、GSM(登録商標)およびCDMA 1Xにおける移動局(MS)、WCDMA(登録商標)およびLTEにおけるユーザ機器(UE)、HRPDにおけるアクセス端末(AT)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)におけるSUPL対応端末(SET)、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。端末110は、セルラー電話もしくは他のワイヤレス通信デバイス、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、個人情報マネージャ(PIM)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、またはワイヤレス通信および/またはナビゲーション信号を受信することができる他の適切なモバイルデバイスなどのデバイスであり得る。
端末110はまた、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置関連処理がそのデバイスにおいて行われるか、またはパーソナルナビゲーションデバイス(PND)において行われるかにかかわらず、短距離ワイヤレス接続、赤外線接続、有線接続、または他の接続によってなど、PNDと通信する1つまたは複数のデバイスを含むことができる。また、端末110は、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置関連処理がそのデバイスにおいて行われるか、サーバにおいて行われるか、またはネットワークに関連する別のデバイスにおいて行われるかにかかわらず、インターネット、WiFi、または他のネットワークを介してなど、サーバとの通信が可能であるワイヤレス通信デバイス、コンピュータ、ラップトップなどを含むすべてのデバイスを含むものとする。上記における動作可能な任意の組合せも含まれる。端末110はまた、車両190に永続的に取り付けることができる(場合によっては車両190の一部である)専用車載システム(IVS)であり得る。端末110は、車両に取り付けられたセンサもしくは車両に取り付けられたセンサのための制御ユニット、または(たとえばワイヤレス手段を介して)端末110にテレマティクスデータを送ることが可能で、場合により端末110から中央サーバへのセッションを引き起こすことが可能なテレマティクスデータの何らかの他のソースなど、図1Aに示されていない1つまたは複数の他のデバイスに関連付けられ得る。
端末110は、ホームネットワーク104のサービスに加入していてよく、図1Aに示すように訪問先ネットワーク102においてローミングしていることがある。端末110は、訪問先ネットワーク102においてRAN120から信号を受信してもよいし、またはRANと通信して通信サービスを取得してもよい。端末110は、ローミングしていないとき(図1Aに示されていない)に通信サービスを求めてホームネットワーク104と通信することもある。いくつかの実施形態では、端末110は、中央サービス160との間でセッションが必要とされ得る時点まで、RAN120からの信号を監視するが、RAN120と通信しないことがある。そのような実施形態は、訪問先ネットワーク102に対するシグナリング負荷を低減し、端末110のユーザへの購読課金(subscription charger)を回避または最小化するのに有利であり得る。端末110は、衛星測位システム(SPS)の一部であり得る1つまたは複数の衛星195からの信号を受信することもできる。SPSは、エンティティが、地上または上空での自身のロケーションを、送信機から受信された信号に少なくとも部分的に基づいて特定することを可能にするように配置された、送信機のシステムを含むことができる。そのような送信機は、設定された数のチップの繰返し擬似ランダム雑音(PN)コードによりマークされた信号を送信することができ、地上の制御局、ユーザ機器、および/または宇宙ビークルに配置され得る。
特定の例では、そのような送信機は、地球を周回する衛星ビークル(SV)に配置され得る。たとえば、全地球測位システム(GPS)、Galileo、GlonassまたはCompassのようなある配置の全地球航法衛星システム(GNSS)におけるSVは、その配置における他のSVにより送信されるPNコードと区別できるPNコードによりマークされる信号を(たとえば、GPSのように衛星ごとに異なるPNコードを用いて、またはGlonassのように異なる周波数で同一のコードを用いて)、送信することができる。特定の態様によれば、本明細書で提示する技術は、SPSのための全地球システム(たとえばGNSS)には限定されない。たとえば、本明細書で提供する技術は、たとえば、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、インドのインド地域航法衛星システム(IRNSS)、中国の北斗などのような様々な地域システム、および/または、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムと関連し得る、または場合によってはこれらとともに使用できるようにされ得る、様々な補強システム(たとえば、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS))に対して適用されてもよく、またはそれらのシステムにおいて使用できるようにされてもよい。
限定ではなく例として、SBASは、たとえば、広域補強システム(WAAS)、European Geostationary Navigation Overlay Service(EGNOS)、運輸多目的衛星用衛星航法補強システム(MSAS)、GPS Aided Geo Augmented Navigation、またはGPS and Geo Augmented Navigationシステム(GAGAN)などのような、インテグリティ情報、差分修正などを提供する、補強システムを含み得る。したがって本明細書で使用する場合、SPSは1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムおよび/または補強システムの任意の組合せを含むことがあり、またSPS信号はSPS信号、SPS様信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連する他の信号を含んでよい。端末110は、衛星195からの信号を測定し、衛星の擬似距離測定値を取得することができる。端末110は、RAN120における基地局からの信号を測定し、基地局のタイミングおよび/または信号強度の測定値を取得することもできる。擬似距離測定値、タイミング測定値、および/または信号強度測定値は、端末110の位置推定値を導出するために使用され得る。位置推定は、ロケーション推定、位置決定などとも呼ばれ得る。
端末110は、端末に割り当てられた一意の番号である国際モバイル機器識別情報(IMEI)を有し得る。端末110は、ユーザのサービス加入に使用され得る。サービス加入は、GSM(登録商標)およびUMTSネットワークの加入に割り当てられた一意の番号である国際モバイル加入者識別情報(IMSI)に関連付けられ得る。サービス加入はまた、サービス加入の電話番号であるモバイル加入者統合サービスデジタルネットワーク番号(MSISDN)に関連付けられ得る。IMSIは、HLR140の加入者データベースにおけるサービス加入のキーとして使用され得る。MSISDNは他のユーザによって、サービス加入に使用される端末110に呼を接続するためにダイヤルされ得る。IMSI、MSISDN、および他の加入情報は、端末110に挿入され得る加入者識別モジュール(SIM)または汎用加入者識別モジュール(USIM)に記憶され得る。端末110はまた、SIM/USIMを有しないことがあり、この場合に端末110はIMEIのみを有するが、IMSIもMSISDNも有しないことがある。
ワイヤレスネットワークは、様々なタイプの緊急呼をサポートすることができる。1つのタイプは、ユーザが北米の911および欧州の112などの周知の緊急電話番号をダイヤルすることによって発信する「通常の」緊急呼を含むことができる。別のタイプはeCallを含むことができ、これは、上述の特性を有することがあり、中央サービスへのテレマティクスデータの転送ならびに端末110のユーザと中央サービスとの間の音声および/または他のメディア通信のサポートを含み得る緊急呼である。eCallのサポートは、欧州連合によって、また世界の他の地域および/または国によって必要とされることがある。eCallは、呼を発する方法およびeCallを確立するために送られ、eCallを処理するために使用され得る追加の緊急関連データは、通常の緊急呼とは異なり得る。たとえば、追加データは、eCallがどのように開始されたか(たとえば、ユーザによって手動で開始されたか、またはセンサデータまたはセンサトリガに応答して自動的に開始されたか)、車両タイプおよび車両識別番号(VIN)、タイムスタンプ、位置推定および位置信頼フラグ、移動方向、(たとえば、シート占有センサによる)乗客の数、他の乗客データ(たとえば、締められたシートベルト)、端末110のサービスプロバイダ(存在する場合)、トリガタイプ(たとえば、展開されたエアバッグ、バンパーセンサ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)、ならびに場合により他の情報を示し得る。追加データにより、端末の正確な地理的ロケーションを中央サービス160に提供することが可能になることもある。
いくつかの例では、端末110は、中央サービス160(たとえば、PSAP)に対する緊急呼を開始するように構成され得る。緊急呼は、ユーザからの手動入力に応答して、または1つまたは複数の検出された状況(たとえば、展開されたエアバッグ、衝突センサ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)に応答して開始され得る。緊急呼を開始するために、端末110は、通信セッションシグナリングプロトコル、たとえばセッション開始プロトコル(SIP)、Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)、Googleトーク、スカイプ、OSCAR、もしくはMicrosoft Messenger Service、または別の通信セッションシグナリングプロトコルを使用して、中央サービス160またはサードパーティ中央サービス(図示せず)との間でパケットベースの呼(たとえば、音声呼、テキスト、IMまたはビデオ通信を伴うパケットベースのデータ呼など)を確立することができる。端末110は、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のシグナリングメッセージにおいてテレマティクスデータのセットを送信することができ、中央サービス160またはサードパーティ中央サービスは、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のシグナリングメッセージを介して、テレマティクスデータが中央サービスにおいて受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータなど、テレマティクスデータのセットに関するメタデータで応答することができる。このようにして、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータの送信は、音声および/または他のメディア(たとえば、インスタントメッセージ(IM)、テキスト、ビデオなど)通信とは別個に生じることがあり、したがって、メディアストリーム(たとえば、メディアチャネル)を中断する必要はない。その上、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータは、端末110と中央サービスとの間で、音声チャネル変調により可能である場合よりもはるかに効率的および迅速に交換され得る。さらに、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータは、セッションおよび/または音声チャネルとの関連付けまたは協調が可能である(たとえば、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータは、音声チャネルを扱っている同じPSAPの間で交換され得る)。
図1Bは、様々な実施形態によるLTE/LTE-Advancedネットワークアーキテクチャを示す図である。LTE/LTE-Aネットワークアーキテクチャは、発展型パケットシステム(EPS)101と呼ばれることがある。EPS101は、1つまたは複数の端末110-a(たとえば、ユーザ機器(UE))、発展型UMTS Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)115、発展型パケットコア(EPC)125、ホーム加入者サーバ(HSS)135を含むことができ、他のIPサービスおよびネットワーク175に接続することができる。EPS101は、他のアクセスネットワークと相互接続し得るが、簡単にするために、それらのエンティティ/インターフェースは示されていない。図示のように、EPS101はパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示の全体を通して提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
E-UTRAN115は、基地局105-a(たとえば、発展型ノードB(eNB))および他の基地局105-bを含むことができる。基地局105-aは、端末110-aへのユーザプレーンプロトコル終端および制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。端末110-aは、図1Aの端末110の一例であってよい。基地局105-aは、X2インターフェース(たとえば、バックホール)を介して他の基地局105-bに接続され得る。基地局105-aは、EPC125へのアクセスポイントを端末110-aに提供することができる。基地局105-aは、S1インターフェースによってEPC125に接続され得る。EPC125は、1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)145、1つまたは複数のサービングゲートウェイ155、および1つまたは複数のパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ165を含むことができる。MME145は、端末110-aとEPC125との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME145は、ベアラおよび接続の管理を行い、端末110-aなどの端末のモビリティを管理することができる。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ155を通じて転送されてよく、サービングゲートウェイ155自体は、PDNゲートウェイ165に接続され得る。PDNゲートウェイ165は、端末のIPアドレス割振りならびに他の機能を提供することができる。PDNゲートウェイ165は、EPS101のためにオペレータによって所有され運営されるIPサービスを含む他のIPサービスおよびネットワーク175に接続され得る。他のIPサービスおよびネットワーク175は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびパケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る。他のIPサービスおよびネットワーク175は、緊急サービスIPネットワーク(ESInet)185を含むこともでき、ESInet185は、何らかの公共(たとえば、公共安全)組織によって、または当該組織のために所有または運営され得る。
PDNゲートウェイ165はまた、プロキシ呼セッション制御機能(P-CSCF:Proxy-Call Session Control Function)103に接続され得る。P-CSCF103は、緊急呼セッション制御機能(E-CSCF:Emergency-Call Session Control Function)109に接続され得る。いくつかの例(たとえば、エンタープライズネットワーク)では、P-CSCF103は、サービング呼セッション制御機能(S-CSCF:Serving-Call Session Control Function)107を通じてE-CSCF109に接続され得る。P-CSCF103、E-CSCF109、およびS-CSCF107は、EPS101のためのIMSの一部であり得る。端末110-aがIMSデバイスである場合、端末110-aはそのセルラーキャリアのネットワークにINVITEを送ることができる(たとえば、端末110-aはP-CSCF103にINVITEを送ることができ、P-CSCF103はE-CSCF109にINVITEを転送することができ、E-CSCF109は緊急サービスネットワーク(ESInet)185にINVITEを転送することができ、ESInet185は適切なPSAP(たとえば、中央サービス160-a)を判断し、そこにINVITEを転送することができる)。
ESInet185は、中央サービス160-a(たとえば、PSAP)を含むことができ、これは図1Aの中央サービス160の一例であってよい。中央サービス160-aは、緊急サービスルーティングプロキシ(ESRP:Emergency Services Routing Proxy)111に接続され得る。ESRP111は、緊急呼ルーティング機能(ECRF:Emergency Call Routing Function)113に接続され得る。
端末110-aは、たとえば、多入力多出力(MIMO)、多地点協調(CoMP)または他の方式を通じて、複数の基地局105と共同通信するように構成され得る。MIMO技法は基地局上の複数のアンテナおよび/または端末上の複数のアンテナを使用して、マルチパス環境を利用することで、複数のデータストリームを送信する。CoMPは、端末のための送信品質全体を改善するとともに、ネットワークおよびスペクトルの利用を増大させるための、複数の基地局による送信および受信の動的協調のための技法を含む。
いくつかの例では、端末110-aは、中央サービス160-a(たとえば、PSAP)に対する緊急呼を開始するように構成され得る。緊急呼は、ユーザからの手動入力に応答して、または1つまたは複数の検出された状況(たとえば、展開されたエアバッグ、衝突センサ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)に応答して開始され得る。緊急呼は、通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、SIP)に関係するシグナリングの第1のセット117(たとえば、テレマティクス情報を含み得る)および通信セッションに関係するシグナリングの第2のセット119(たとえば、音声/データ)を含むことができる。基地局105-aは、シグナリングの第1のセット117およびシグナリングの第2のセット119をサービングゲートウェイ155にルーティングすることができる。サービングゲートウェイ155は、シグナリングの第1のセット117およびシグナリングの第2のセット119をPDNゲートウェイ165にルーティングすることができる。PDNゲートウェイ165は、シグナリングの第1のセット117をP-CSCF103にルーティングすることができ、シグナリングの第2のセット119を中央サービス160にルーティングすることができる。P-CSCF103は、シグナリングの第1のセット117をE-CSCF109にルーティングすることができる。場合によっては(たとえば、エンタープライズネットワークでは)、P-CSCF103は、シグナリングの第1のセット117をS-CSCF107経由でE-CSCF109にルーティングすることができる。E-CSCF109は、シグナリングの第1のセット117をESRP111にルーティングすることができる。ESRP111は、シグナリングの第1のセット117を中央サービス160-aにルーティングすることができる。したがって、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータは、セッションおよび/またはメディアストリームとの関連付けまたは協調が可能である(たとえば、テレマティクスデータおよび関連テレマティクスメタデータは、メディアストリームを扱っている同じPSAPの間で交換され得る)。メディアストリームは、音声、メッセージ単位テキスト(たとえば、IM)、文字単位テキスト(たとえば、ストリーミングテキスト、リアルタイムテキスト)、オーディオ、ビデオを含む任意のストリーミングメディア、および/またはテキストメッセージなどの任意の非ストリーミングメディアを含むことができる。場合によっては、メディアストリームと呼ばれ得るものにおいて交換されるメディアは、非ストリーミングメディアのみを搬送することができる。
図2は、本システムおよび方法による、端末110-bの一実施形態を示すブロック図200である。端末110-bは、図1Aの端末110および/または図1Bの端末110-aの一例であってよい。端末110-bは、端末受信機モジュール205、テレマティクスデータシグナリングモジュール210、および端末送信機モジュール215を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい。端末110-bは、図2に示されていない他のモジュールを含むことができ、たとえば、車両に関連する状況および事象を検出するためのセンサならびにGPS衛星から受信したワイヤレス信号から端末のロケーションを推定または判断することを可能にするための受信機およびプロセッサを含むことができる。
端末110-bのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一構成では、端末受信機モジュール205は、セルラー受信機を含むことができ、基地局105から送信を受信することができる。一例では、端末受信機モジュール205は、テレマティクスメタデータを含むように適合されている、通信シグナリングプロトコルに関するシグナリングメッセージを受信することができる。テレマティクスデータシグナリングモジュール210は、適合されたシグナリングメッセージからテレマティクスメタデータを抽出することができる。テレマティクスデータシグナリングモジュール210は、テレマティクスデータを含むように通信シグナリングプロトコルに関するシグナリングメッセージを適合することもできる。通信シグナリングプロトコルに関する適合されたシグナリングメッセージは、端末送信機モジュール215を介して送信され得る。テレマティクスデータシグナリングモジュール210に関する詳細については、以下で説明する。
図3は、本システムおよび方法による、端末110-cの一実施形態を示すブロック図300である。端末110-cは、図1A、図1B、および/または図2に示す端末110の一例であってよい。端末110-cは、前述のように、端末受信機モジュール205、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-a、および端末送信機モジュール215を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい互いに通信していてよい。
端末110-cのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一実施形態では、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-aは、テレマティクスデータモジュール315を含むことができる。テレマティクスデータモジュール315は、テレマティクスデータを生成および/または取得することができる。テレマティクスデータモジュール315は、テレマティクスメタデータを受信することもできる。いくつかの例では、テレマティクスデータモジュール315は、受信したテレマティクスメタデータに基づいてテレマティクスデータを取得することができる。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-aは、セッション制御モジュール310を含むこともできる。セッション制御モジュール310は、1つまたは複数のシグナリングメッセージを使用して、通信セッションを制御および/または促進することができる。いくつかの実施形態では、セッション制御モジュール310は、通信セッションシグナリングプロトコルに従ってセッション情報を通信することによって、通信セッションを制御および/または促進することができる。一例では、セッション制御モジュール310は、信号情報のセット(たとえば、第1のセット)を含むシグナリングメッセージを生成することができる。セッション制御モジュール310は、信号情報のセット(たとえば、第2のセット)を含むシグナリングメッセージを取得することもできる。
一実施形態では、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-aは、セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305を含むことができる。前述のように、シグナリングメッセージが、セッション情報とともにテレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを含むように適合され得る。たとえば、シグナリングメッセージが、セッション情報の第2のセットおよびテレマティクスメタデータの第1のセットを含むように適合され得る。セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、適合されたシグナリングメッセージからテレマティクスメタデータを抽出することができる。セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、セッション制御モジュール310に(たとえば、シグナリングメッセージの形で)セッション情報を提供することができ、テレマティクスデータモジュール315にテレマティクスメタデータを提供することができる。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-aは、セッション/テレマティクスデータ結合モジュール320を含むこともできる。セッション/テレマティクスデータ結合モジュール320は、テレマティクスデータモジュール315からのテレマティクスデータを含むように、セッション制御モジュール310によって生成されたシグナリングメッセージを適合することができる。一例では、適合されたシグナリングメッセージは、セッション情報の第1のセットおよびテレマティクスデータの第1のセットを含むことができる。適合されたシグナリングメッセージは、端末送信機モジュール215を介して送信され得る。
図4は、本システムおよび方法による、端末110-dの一実施形態を示すブロック図400である。端末110-dは、図1A、図1B、図2、および/または図3の端末110の一例であってよい。一構成では、端末110-dは、端末受信機モジュール205、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-b、および端末送信機モジュール215を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい。
端末110-dのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一例では、端末110-dは、少なくとも、テレマティクスデータを収集し、中央サービスとの通信セッションを確立し、通信セッションシグナリングプロトコルの適合された使用を通じて中央サービスにテレマティクスデータを送信し、通信セッションシグナリングプロトコルの適合された使用により中央サービスからテレマティクスメタデータを受信し、受信されたテレマティクスメタデータに基づいて一定のアクションを実行するように構成され得る。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-bは、セッション制御モジュール310-aを含むことができる。セッション制御モジュール310-aは、SIP/SDPモジュール405およびセッション実施モジュール410を含むことができる。SIP/SDPモジュール405は、中央サービスとの通信セッションを交渉し、セットアップし、管理し、かつ終了させるように構成され得る。SIP/SDPモジュール405は、中央サービスとの間でセッション関連シグナリングデータを通信するためにSIPシグナリングメッセージヘッダコンテンツおよびSDPコンテンツを生成することができる。セッション実施モジュール410は、メディアコンテンツ(たとえば、音声呼のためのオーディオデータ、ビデオ呼のためのオーディオおよびビデオデータ、音声またはビデオを伴うか、または伴わない、テキストを伴う呼のためのテキストデータ)を受信し、交渉されたセッションに従って中央サービスにパケットのストリームとしてメディアコンテンツを送信し、かつ交渉されたセッションに従って中央サービスからメディアコンテンツを含むパケットのストリームを受信するように構成され得る。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-bは、テレマティクスデータモジュール315-aを含むこともできる。テレマティクスデータモジュール315-aは、テレマティクスデータ収集モジュール430、テレマティクスデータメッセージモジュール425、テレマティクスメタデータ分析モジュール415、および外部システム制御モジュール420を含むことができる。テレマティクスデータ収集モジュール430は、端末110-dに関連するシステムまたはデバイスからテレマティクスデータを収集することができる。たとえば、端末110-dが車両に関連付けられる場合、テレマティクスデータ収集モジュール430は、車両タイプおよび車両識別番号(VIN)、1つもしくは複数のタイムスタンプ、位置推定および関連する信頼度、移動方向、(たとえば、締められたシートベルトによる)乗客の数、端末のサービスプロバイダ(存在する場合)、トリガタイプ(たとえば、展開されたエアバッグ、バンパーセンサ、手動トリガ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)、ならびに/または本明細書で説明する原理の特定の適用に適したものであり得る他の関連情報に関係するデータを収集することができる。
テレマティクスデータモジュール315-aのテレマティクスデータメッセージモジュール425は、中央サービスによって理解されるプロトコルに従って中央サービスに送信するためにテレマティクスデータをフォーマットすることができる。いくつかの例では、テレマティクスデータメッセージモジュール425は、中央サービスに送信するためにテレマティクスデータの標準セットをコンパイルすることができる。追加または代替として、テレマティクスデータメッセージモジュール425は、中央サービスに送信するために中央サービスから要求された特定のテレマティクスデータのセットをコンパイルするように構成され得る。
テレマティクスデータモジュール315-aは、テレマティクスメタデータ分析モジュール415をさらに含むことができる。テレマティクスメタデータ分析モジュール415は、中央サービスに送信されたテレマティクスデータに関連する中央サービスから受信されたテレマティクスメタデータに基づいて実行され得るアクションを識別するために、テレマティクスメタデータを分析することができる。識別されるアクションは、具体的に中央サービスによって要求されること、またはテレマティクスメタデータ分析モジュール415によって、受信されたテレマティクスメタデータに基づいて推測されることがある。たとえば、テレマティクスメタデータは、テレマティクスデータの再送信、テレマティクスデータの異なるセットの送信、またはテレマティクスデータのセットの更新バージョンの送信を求める要求を含むことができる。テレマティクスメタデータ分析モジュール415は、適切なテレマティクスメタデータおよび/または適切な命令をテレマティクスデータメッセージモジュール425および/または外部システム制御モジュール420に提供することができる。
テレマティクスデータモジュール315-aの外部システム制御モジュール420は、中央サービスに送信されたテレマティクスデータに関連する中央サービスから受信されたテレマティクスメタデータに基づいて、1つまたは複数のアクションを実行するように構成され得る。端末110-dが車両に関連付けられ、検出された衝突に応答して中央サービスにテレマティクスデータが送信される例を再び参照すると、テレマティクスメタデータは、車両およびその搭乗者に関する一定の予防アクションまたは救助アクションの実行を求める命令を含むことができる。そのようなアクションは、限定はしないが、追加のテレマティクスデータを収集すること、車両のイグニションをオフもしくはオンにすること、車両の燃料供給をオフもしくはオンにすること、車両のドアの鍵を開けること、もしくは閉めること、車両のクラクションをアクティブ化すること、外部可聴音を再生すること、車両のライト(たとえば、ヘッドライト、ランニングライト)をオンにすること、車両の内部(たとえば、車内)ライトをオンにすること、車両の点滅灯(たとえば、4方向、緊急点滅灯、警告ライト)をオンにすること、パワーウィンドウを作動させること、中央サービスから受信されたか、もしくは110-dに記憶された録音メッセージを再生すること、メディアをレンダリングすること(たとえば、テキスト読み上げをレンダリングすること、中央サービスによって送られたメディアを再生すること、中央サービスによって送られた命令によって参照され、かつ/または当該命令に関連するメディアを再生すること)、中央サービスから受信されたか、もしくは110-dに記憶されたテキストメッセージを表示すること、または他の適切なアクションを含み得る。クラクションをアクティブ化すること、外部可聴音を再生すること、ライトをオンにすること、および/または点滅灯をオンにすることなどにより、車両のロケーションの非常要員に警告すること、または通知することができることに留意されたい。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-bは、セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305を含むことができる。セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを(たとえば、端末受信機モジュール205を介して)受信することができ、SIP/SDP(または他のプロトコル)情報をテレマティクスメタデータメッセージから分離することができる。いくつかの実施形態では、セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、上で説明したように、SIP/SDP(または他のプロトコル)情報をSIP/SDPモジュール405に提供することができ、1つまたは複数のテレマティクスメタデータメッセージをテレマティクスメタデータ分析モジュール415に提供することができる。一例では、セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、変更されたSIPメッセージの様々な部分を、変更されたSIPメッセージのヘッダからの情報に基づいて識別することができる。この例では、セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール305は、上で説明したように、SIP/SDP情報として識別された部分をSIP/SDPモジュール405に提供することができ、テレマティクスメタデータメッセージとして識別された部分をテレマティクスメタデータ分析モジュール415に提供することができる。
テレマティクスデータシグナリングモジュール210-bは、セッション/テレマティクスデータ結合モジュール320を含むこともできる。セッション/テレマティクスデータ結合モジュール320は、上で説明したように、SIP/SDPモジュール405からのSIP/SDP(または他のプロトコル)情報およびテレマティクスデータメッセージモジュール425からの1つまたは複数のテレマティクスデータメッセージを結合して、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージにすることができる。端末送信機モジュール215は、生成されたシグナリングメッセージを中央サービスに送信することができる。
図5A、図5B、および図5Cは、セッションデータとテレマティクスデータの両方を搬送するために変更されたセッション開始プロトコル(SIP)要求メッセージの一例を示している。図5Aは、要求メッセージの例示的なフォーマット500の図を示しており、図5Bおよび図5Cは、図5Aのフォーマットに基づく例示的なSIP要求メッセージ550の内容の図を示している。図5A、図5B、および図5Cの例は、変更され転用されたSIP要求メッセージの文脈で記述されているが、本明細書の原理を他の通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、XMPP、Googleトーク、MSNなど)を変更または拡張するために、または新しい通信セッションシグナリングプロトコルの土台として使用できることが理解されよう。
セッションデータとテレマティクスデータの両方を搬送するためにSIPプロトコルを転用することによって、テレマティクスデータは、関連呼の中断またはその品質の劣化を伴うことなく中央サービスに効率的に送信され得る。図5Aに示すように、変更されたSIP要求メッセージフォーマット500は、要求ライン505、ヘッダ510、セッション情報のセット515(たとえば、セッションパラメータ、セッションデータ)、およびテレマティクスデータのセット520を含むことができる。SIPプロトコルは、Internet Engineering Task Force(IETF)によって、RFC3261などのいくつかのRequest For Comments標準において定義されている。これらの標準は、INVITEメッセージ、ACKメッセージ、BYEメッセージ、CANCELメッセージ、OPTIONSメッセージ、REGISTERメッセージ、PRACKメッセージ、SUBSCRIBEメッセージ、NOTIFYメッセージ、PUBLISHメッセージ、INFOメッセージ、REFERメッセージ、MESSAGEメッセージ、およびUPDATEメッセージを含む、いくつかのSIP要求および応答メッセージを定義している。本フォーマット500は、これらのメッセージの各々に、ならびに他のタイプの要求および応答メッセージに使用され得る。
図5Bの例では、図5Aのフォーマットに基づく変更されたSIP INVITEメッセージ550-aが、たとえば、端末によって、同時に中央サービスとの呼または他の通信セッションを要求し、テレマティクスデータをその中央サービスに送信するために使用され得る。このようにして、中央サービスが端末との呼を確立することが不可能な(または拒絶する)場合でも、中央サービスによってテレマティクスデータが受信され得る。
例示的なSIP INVITEメッセージ550-aの要求ライン505-aは、メッセージ550-aを要求として識別し、行われている要求のタイプ(たとえば、INVITE)を明示することができる。要求メッセージのヘッダ510-aは、要求のソース、要求の予定受信側(たとえば、緊急サービスURN)、呼識別子、ソースに関する連絡先情報、呼連続番号、本文におけるデータのタイプの指示、およびメッセージの長さを定義することができる。本例では、ヘッダ510-aは、本文が混合データを含むことを明示することができ、文字列"-----NextPart-----"は、本文における異なるタイプのデータの間の境界を示している。本例では、メッセージの本文は、セッション情報515-aとテレマティクスデータ520-aの両方を含む。本例が一般に含まれ得るヘッダフィールドのすべてを示していないことがあることに留意されたい。
セッション情報515-aは、端末と中央サービスとの間の提案されたセッションに関するパラメータのリストを含むことができる。たとえば、SIP INVITEメッセージ550-aは、VoIPオーディオ呼をセットアップするためのセッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol)パラメータのセットを含むことができる。
テレマティクスデータ520-aは、中央サービスに送信される端末に関連するセンサ読取値、記憶または記録されたデータ、および他のデータを含むことができる。いくつかの例では、テレマティクスデータは、セッションのセットアップおよび維持に直接関係しないことがある。したがって、中央サービスがSIP INVITEメッセージ550-aのセッション情報515-a部分における呼の提案されたパラメータを拒否した場合、または他の理由でセッションを確立することが不可能な場合でも、中央サービスは依然として、テレマティクスデータ520-aを受信し処理することができる。本例では、SIP INVITEメッセージ550-aは、車両における自動または手動のトリガに基づいてPSAPサービスとの緊急呼を提案することができる。パラメータセッション情報515-aとともに送信されるテレマティクスデータ520-aは、車両および/またはその搭乗者のステータスならびに緊急呼をトリガした事象に関係するいくつかの測定値を含むことができる。図5Bの例に示すように、テレマティクスデータ520-aは、ステータスコード、積荷タイプ、端末に関連するメーカー固有識別子、車両のロケーション、車両の現在または以前の速度、車両の方向、およびチェックサムを含むことができる。いくつかの例では、テレマティクスデータ520-aは、eCallの最小データセット(MSD)または緊急呼データの他の標準セット、たとえばある国もしくは地域(たとえば、欧州連合)によって、またはある国もしくは地域のために定義されているようなセットを含むことができる。
図5Cは、図5Bの変更されたSIP要求メッセージ550-aに似た例示的な変更されたSIP要求メッセージ550-bを示している。ただし、図5Cの例では、セッション情報515-bは、プレゼンス情報データフォーマット-ロケーションオブジェクト(PIDF-LO:Presence Information Data Format-Location Object)を含むことができ、テレマティクスデータ520-bは、eCallDataオブジェクト535を含むことができる。一例では、eCallDataオブジェクト535は、ヘッダ510-bにおけるタグ530によって参照され得る。一例では、ヘッダ510-bにおけるタグ530は、eCallDataオブジェクト535のコンテンツ-ID(すなわち、1234567890@rosebud.example.com)を使用して、eCallDataオブジェクト535を参照することができる。図5Cの例では、ヘッダ510-bは、INVITEが緊急呼と自動的にトリガされたeCallの両方を対象としていることを示す指示525を含むこともできる。
図6は、本システムおよび方法による、中央サービス160-bの一実施形態を示すブロック図600である。中央サービス160-bは、図1Aおよび/または図1Bの中央サービス160の一例であってよい。中央サービス160-bは、中央サービス受信機モジュール605、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610、および中央サービス送信機モジュール615を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい。
中央サービス160-bのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一構成では、中央サービス受信機モジュール605は、セルラー受信機および/またはネットワークインターフェースカード(NIC)を含むことができ、他のIPサービスおよびネットワーク175または任意の他のIP接続サービスを介して通信を受信することができる。一例では、中央サービス受信機モジュール605は、テレマティクスデータを含むように適合されている、通信シグナリングプロトコルに関するシグナリングメッセージを受信することができる。テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610は、適合されたシグナリングメッセージからテレマティクスデータを抽出することができる。テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610は、テレマティクスメタデータを含むように通信シグナリングプロトコルに関するシグナリングメッセージを適合することもできる。通信シグナリングプロトコルに関する適合されたシグナリングメッセージは、中央サービス送信機モジュール615を介して送信され得る。テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610に関する詳細については、以下で説明する。別の構成では、中央サービス受信機モジュール605は、たとえば図1BにおけるESRP111からの、有線手段を介したパケットデータの受信をサポートすることができる。
図7は、本システムおよび方法による、中央サービス160-cの一実施形態を示すブロック図700である。中央サービス160-cは、図1A、図1B、および/または図6に示す中央サービス160の一例であってよい。中央サービス160-cは、前述のように、中央サービス受信機モジュール605、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-a、および中央サービス送信機モジュール615を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい。
中央サービス160-cのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一実施形態では、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-aは、テレマティクスメタデータモジュール710を含むことができる。テレマティクスメタデータモジュール710は、テレマティクスメタデータを生成および/または取得することができる。テレマティクスメタデータモジュール710は、テレマティクスデータを受信することもできる。いくつかの例では、テレマティクスメタデータモジュール710は、受信されたテレマティクスデータに基づいてテレマティクスメタデータを生成することができる。
テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-aは、セッション制御モジュール310-bを含むこともできる。セッション制御モジュール310-bは、図3および/または図4に示すセッション制御モジュール310の一例であってよい。一例では、セッション制御モジュール310-bは、信号情報のセット(たとえば、第1のセット)を含むシグナリングメッセージを取得することができる。セッション制御モジュール310-bは、信号情報のセット(たとえば、第2のセット)を含むシグナリングメッセージを生成することもできる。
一実施形態では、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-aは、セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705を含むことができる。前述のように、シグナリングメッセージが、セッション情報とともにテレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを含むように適合され得る。たとえば、シグナリングメッセージが、セッション情報の第1のセットおよびテレマティクスデータの第1のセットを含むように適合され得る。セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、適合されたシグナリングメッセージからテレマティクスデータを抽出することができる。セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、セッション制御モジュール310-bに(たとえば、シグナリングメッセージの形で)セッション情報を提供することができ、テレマティクスメタデータモジュール710にテレマティクスデータを提供することができる。
テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-aは、セッション/テレマティクスメタデータ結合モジュール715を含むこともできる。セッション/テレマティクスメタデータ結合モジュール715は、テレマティクスメタデータモジュール710からのテレマティクスメタデータを含むように、セッション制御モジュール310-bによって生成されたシグナリングメッセージを適合することができる。一例では、適合されたシグナリングメッセージは、セッション情報の第2のセットおよびテレマティクスメタデータの第1のセットを含むことができる。適合されたシグナリングメッセージは、中央サービス送信機モジュール615を介して送信され得る。
図8は、本システムおよび方法による、中央サービス160-dの一実施形態を示すブロック図800である。中央サービス160-dは、図1A、図1B、図6、および/または図7に示す中央サービス160の一例であってよい。一構成では、中央サービス160-dは、中央サービス受信機モジュール605、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-b、および中央サービス送信機モジュール615を含むことができる。これらの構成要素の各々は、互いに通信していてよい。
中央サービス160-dのこれらの構成要素は、適用可能な機能のいくつかまたはすべてをハードウェアで実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)により個別にまたは集合的に実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実施され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能は、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされたメモリ内で具体化された命令により、全体的にまたは部分的に実施することもできる。
一例では、中央サービス160-dは、少なくとも、通信セッションシグナリングプロトコルの適合された使用により端末からテレマティクスデータを受信し、端末との通信セッションを確立し、受信されたテレマティクスデータの内容に基づいてテレマティクスメタデータを生成し、通信セッションシグナリングプロトコルの適合された使用により端末にテレマティクスメタデータを送信するように構成され得る。いくつかの例では、中央サービス160-dは、受信されたテレマティクスデータに基づいて一定のアクションを実行するよう、テレマティクスメタデータを介して端末に指示することもできる。
テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-bは、セッション制御モジュール310-cを含むことができる。セッション制御モジュール310-cは、図3、図4、および/または図7に示すセッション制御モジュール310の一例であってよい。セッション制御モジュール310-cは、SIP/SDPモジュール405-aおよびセッション実施モジュール410-aを含むことができる。SIP/SDPモジュール405-aは、端末との通信セッションを交渉し、セットアップし、管理し、かつ終了させるように構成され得る。SIP/SDPモジュール405-aは、端末との間でセッション関連シグナリングデータを通信するためにSIPシグナリングメッセージヘッダコンテンツおよびSDPコンテンツを生成することができる。セッション実施モジュール410-aは、メディアコンテンツ(たとえば、音声呼のためのオーディオデータ、ビデオ呼のためのオーディオおよびビデオデータ、テキスト呼のためのテキストデータ)を受信し、交渉されたセッションに従って端末にパケットのストリームとしてメディアコンテンツを送信し、かつ交渉されたセッションに従って端末からメディアコンテンツを含むパケットのストリームを受信するように構成され得る。
テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-bは、テレマティクスメタデータモジュール710-aを含むこともできる。テレマティクスメタデータモジュール710-aは、テレマティクスデータ分析モジュール805、中央サービスアクションモジュール810、端末アクションモジュール820、およびテレマティクスメタデータメッセージモジュール815を含むことができる。
テレマティクスデータ分析モジュール805は、端末からテレマティクスデータを受信し、1つまたは複数のルールからなるセットを適用して、テレマティクスデータの性質を識別し、テレマティクスデータに応答して実行すべき適切なアクションを判断することができる。たとえば、端末が車両に関連付けられる場合、テレマティクスデータ分析モジュール805は、車両タイプおよび車両識別番号(VIN)、1つもしくは複数のタイムスタンプ、位置推定および関連する信頼度、移動方向、(たとえば、締められたシートベルトによる)乗客の数、端末のサービスプロバイダ(存在する場合)、トリガタイプ(たとえば、展開されたエアバッグ、バンパーセンサ、手動トリガ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)、ならびに/または本明細書で説明する原理の特定の適用に適したものであり得る他の関連情報に関係するテレマティクスデータを分析することができる。一構成では、テレマティクスデータ分析モジュール805は、分析されたテレマティクスデータおよび/または命令を中央サービスアクションモジュール810および/または端末アクションモジュール820に提供することができる。
中央サービスアクションモジュール810は、分析されたテレマティクスデータに基づいて、中央サービス160-dにおいて識別されたアクションを実行することができ、かつ端末アクションモジュール820は、テレマティクスデータに基づく一定のアクションの実行を求める端末向け命令を生成することができる。テレマティクスメタデータメッセージモジュール815は、受信されたテレマティクスデータに基づいて端末に送信するためのテレマティクスメタデータのセットを生成することができる。テレマティクスメタデータメッセージモジュール815は、端末による中央サービス160-dへのテレマティクスデータの送信の検出済み試みに応答して、端末に送信するためのテレマティクスメタデータのセットをさらに生成することができる。さらに、テレマティクスメタデータメッセージモジュール815は、端末によって理解されるプロトコルに従って端末に送信するためにテレマティクスメタデータをフォーマットすることができる。上記のように、テレマティクスメタデータは、テレマティクスデータが中央サービス160-dにおいて受信されたかどうかの確認応答もしくは否定応答、テレマティクスデータ(たとえば、以前のバージョンおよび/または現在のバージョン)の再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータなどの情報を含むことができる。
端末が車両に関連付けられ、検出された衝突、クラッシュ、転覆または他の状況に応答して中央サービス160-dに対する緊急呼を開始する例を参照すると、テレマティクスデータ分析モジュール805は衝突のタイプおよび重大度を示すテレマティクスデータを端末から受信することができ、中央サービスアクションモジュール810は、衝突に関する情報を緊急サービス(または他の適切な宛先)に提供(たとえば、転送)することができ、端末アクションモジュール820は、車両の燃料供給をオフにして、録音メッセージを再生すること、または支援が行われようとしていることを示す(たとえば、中央サービス160-dからの、または端末によって記憶された)テキストメッセージを表示すること、メディアをレンダリングすること(たとえば、テキスト読み上げをレンダリングすること)などを求める端末向け命令を生成することができる。次いでテレマティクスメタデータメッセージモジュール815は、端末に送信するためのテレマティクスメタデータのセットを生成することができ、このテレマティクスメタデータは、テレマティクスデータの受信を確認応答し、端末アクションモジュール820によって生成された命令を提供し、かつ/または端末に他の関連情報(たとえば、オペレータが音声および/または他のメディア呼を取ることが可能になるまでの推定時間、緊急サービスが到着するまでの推定時間など)を提供する。
一実施形態では、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-bは、セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705を含むことができる。セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを(たとえば、中央サービス受信機モジュール605を介して)受信することができ、SIP/SDP(または他のプロトコル)情報をテレマティクスデータメッセージから分離することができる。いくつかの実施形態では、セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、上で説明したように、SIP/SDP情報をSIP/SDPモジュール405-aに提供することができ、1つまたは複数のテレマティクスデータメッセージをテレマティクスデータ分析モジュール805に提供することができる。一例では、セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、変更されたSIPメッセージの様々な部分を、変更されたSIPメッセージのヘッダからの情報に基づいて識別することができる。この例では、セッション/テレマティクスデータ分離モジュール705は、上で説明したように、SIP/SDP(または他のプロトコル)情報として識別された部分をSIP/SDPモジュール405-aに提供することができ、テレマティクスデータメッセージとして識別された部分をテレマティクスデータ分析モジュール805に提供することができる。
テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-bは、セッション/テレマティクスメタデータ結合モジュール715を含むこともできる。セッション/テレマティクスメタデータ結合モジュール715は、上で説明したように、SIP/SDPモジュール405-aからのSIP/SDP(または他のプロトコル)情報およびテレマティクスメタデータモジュール710-aからの1つまたは複数のテレマティクスメタデータメッセージを結合して、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージにすることができる。中央サービス送信機モジュール615は、生成されたシグナリングメッセージを端末に送信することができる。
図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、および図9Fは、セッションデータとテレマティクスメタデータの両方を搬送するために変更されたセッション開始プロトコル(SIP)応答メッセージの一例を示している。図9A〜図9FのSIP応答メッセージは、図5A〜図5Cの記述によるSIP要求メッセージを受信したことに応答して、中央サービス160から端末110に送信され得る。
セッションデータとテレマティクスメタデータの両方を搬送するためにSIPプロトコルを転用することによって、テレマティクスメタデータは、関連呼の中断またはその品質の劣化を伴うことなく端末に効率的に送信され得る。図9Aは、応答メッセージの例示的なフォーマット900の図を示している。図9B、図9C、図9D、図9E、および図9Fは、図9Aのフォーマットに基づく例示的なSIP応答メッセージ950a〜eの図を示している。図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、および図9Fの例は、変更され転用されたSIP応答メッセージの文脈で記述されているが、本明細書の原理を他の通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、XMPP、Googleトーク、MSNなど)を変更または拡張するために、または新しい通信セッションシグナリングプロトコルの土台として使用できることが理解されよう。
変更されたSIP応答メッセージフォーマット900は、SIP要求メッセージに応答してシグナリングメッセージを生成するために使用され得る。図9Aに示すように、変更されたSIP応答メッセージフォーマット900は、ステータスライン905、ヘッダ910、セッションデータのセット915、およびテレマティクスメタデータのセット920を含むことができる。SIPプロトコルは、いくつかの応答メッセージ、仮応答、成功した応答、宛先変更応答、およびクライアント失敗応答を定義する。本フォーマット900は、これらのメッセージタイプの各々に、および他のタイプの応答メッセージに使用され得る。
図9Bの例では、図9Aのフォーマットに基づく変更されたSIP200(OK)メッセージ950-aが、たとえば、中央サービスによって、図5Bおよび/または図5Cの変更されたSIP INVITEメッセージ550を受信したことに応答して、提案されたVoIPセッションを中央サービスが受け入れることを示すために使用され得る。SIP200(OK)メッセージ950-aはさらに、SIP INVITEメッセージ550において送信されたテレマティクスデータの受信を確認応答するメタデータを端末に提供することができる。SIP200(OK)メッセージ950-aはまた、(たとえば、緊急サービスが通知されており、音声確認待ちであることを示す)追加情報を提供することができる。
例示的なSIP200(OK)シグナリングメッセージ950-aのステータスライン905-aは、メッセージ950-aをSIP応答として識別し、行われている応答のタイプ(たとえば、OK)を明示することができる。応答メッセージのヘッダ910-aは、端末および中央サービスの識別情報、呼識別子、端末および中央サービスに関する連絡先情報、呼連続番号、本文におけるデータのタイプの指示、および応答メッセージ950-aの長さを提供することができる。本例では、ヘッダ910-aは、本文が混合データを含むことを明示することができ、文字列"-----NextPart-----"は、本文における異なるタイプのデータの間の境界を示している。本例では、メッセージの本文は、セッションデータ915-aとテレマティクスメタデータ920-aの両方を含む。
セッションデータ915-aは、端末と中央サービスとの間の提案されたセッションに関する合意されたパラメータのリストを含むことができる。これらのセッションパラメータは、VoIPオーディオ呼のためのセッション記述プロトコル(SDP)パラメータのセットであり得る。
テレマティクスメタデータ920-aは、中央サービスにおいてSIP INVITEシグナリングメッセージ550で受信されたテレマティクスデータに関係する情報を含むことができる。前述のように、テレマティクスメタデータ920-aは、テレマティクスデータが中央サービスにおいて受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータを含むことができる。車両に関連する端末からPSAPサービスに行われた緊急呼の例を参照すると、図9Bに示すテレマティクスメタデータ920-aは、テレマティクスデータが受信されたことの確認応答、および緊急サービスが通知されていること、および音声呼待ちであることを示すステータスコードを含むことができる。
図9Cは、図9Bの変更されたSIP応答メッセージ950-aに似た例示的な変更されたSIP応答メッセージ950-bを示している。ただし、図9Cの例では、テレマティクスメタデータ920-bは、端末に関連する任意の車両に関する一定のアクションの実行を求める端末向け命令をさらに含むことができる。したがって、図9Cのテレマティクスメタデータ920-bは、車両のイグニションをオフにすること、車両の燃料ポンプをオフにすること、車両のドアの鍵を開けること、および車両の搭乗者に対する命令の指定された録音を再生することを求める命令を含むことができる。いくつかの構成では、端末に対する命令は、人間から来ることがある。たとえば、呼を取っている人間は、コマンドが端末に送られるようにすることがあり、このコマンドは、更新テレマティクスデータまたは追加テレマティクスデータを求める要求、所定のメッセージまたは完全に動的なメッセージ(たとえば、人間がその場でタイプしたもの)を含む(たとえば、テキストを表示すること、テキスト読み上げをレンダリングすること、録音を再生すること、メディアを再生することによって)車両に通知される1つまたは複数のメッセージ、ドアの鍵を閉めること/開けること、ライト/クラクションをトリガすることなどを含み得る。
図9Dは、図9Bの変更されたSIP応答メッセージ950-aに似た例示的な変更されたSIP応答メッセージ950-cのステータスライン905-cおよびヘッダ910-cを示している。ただし、図9Cの例では、ヘッダ910-cは、eCallMetaData用P-ヘッダ925をさらに含む。この例では、eCallMetaData用P-ヘッダ925は、指定IDを伴うデータの受信を確認応答する確認応答930、静的メッセージの再生を求めるコマンド935、通知される(たとえば、ライトを照らす、クラクションを鳴らす、音を立てる、など)ことを求めるコマンド940、およびeCall data AltSet1を送ることを求めるコマンド945を含むことができる。一例では、静的メッセージは端末および/または既知のロケーションに記憶され得る。
図9Eは、図9Bの変更されたSIP応答メッセージ950-aに似た例示的な変更されたSIP応答メッセージ950-dを示している。本例では、ヘッダ910-dは、図9DのeCallMetaData用P-ヘッダ925に似たeCallMetaData用P-ヘッダ925-aを含むことができる。ただし、図9Eの例では、eCallMetaData用P-ヘッダ925-aは、動的メッセージの再生を求めるコマンド955、および再生されるべき動的メッセージのコンテンツID(すなわち、5432154321@example.gov)を示す参照960を含むことができる。この例では、応答メッセージ950-dの本文(たとえば、テレマティクスメタデータ920-d)に動的メディアが含まれ得る。上記で示したように、動的メディアオブジェクト965は、指定のコンテンツIDを有することがあり、指定のコンテンツIDによって参照され得る。
図9Fは、図9Bの変更されたSIP応答メッセージ950-aに似た例示的な変更されたSIP応答メッセージ950-eを示している。ただし、図9Fの例では、本文(たとえば、テレマティクスメタデータ920-e)にテレマティクスメタデータ(たとえば、eCallメタデータ)が含まれ得る。本例は、静的メッセージと動的メッセージの両方がテレマティクスメタデータオブジェクト(たとえば、eCallMetaDataオブジェクト)に含まれ得ることをさらに示している。この例では、ヘッダ910-eは、本文(たとえば、テレマティクスメタデータ920-e)中のテレマティクスメタデータオブジェクト975を参照するタグ970を含むことができる。たとえば、タグ970は、テレマティクスメタデータオブジェクト975のコンテンツID(すなわち、9876543210@example.gov)を参照することによってテレマティクスメタデータオブジェクト975を参照することができる。この例では、テレマティクスメタデータ920-eは、テレマティクスメタデータオブジェクト975を含むことができる。本例では、テレマティクスメタデータオブジェクト975は、指定IDを伴うデータの受信を確認応答する確認応答930-a、静的メッセージの再生を求めるコマンド935-a、動的メッセージの再生を求めるコマンド955-a、動的メディアオブジェクト965-a、通知される(たとえば、ライトを照らす、クラクションを鳴らす、音を立てる、など)ことを求めるコマンド940-a、およびeCall data AltSet1を送ることを求めるコマンド945-aを含むことができる。一構成では、テレマティクスメタデータオブジェクト975は、マークアップ言語(たとえば、拡張マークアップ言語(XML))を使用して形成され得る。テレマティクスメタデータオブジェクト975はASN.1、JSON、MIMEなど多くの他の符号化または構造化機構を使用して形成され得ることに留意されたい。
図5A、図5B、図5C、図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、および図9Fの例は、テレマティクスデータを搬送する変更されたSIP要求メッセージおよびテレマティクスメタデータを搬送する変更されたSIP応答メッセージの例を示しているが、当業者は、いずれのタイプのメッセージもテレマティクスデータまたはテレマティクスメタデータを搬送し得ることを認識されよう。たとえば、いくつかの例では、端末は、中央サービスからの要求に応答するメッセージにおいて、テレマティクスデータを中央サービスに送信することができる。同様に、いくつかの例では、中央サービスは、端末への要求メッセージにおいてテレマティクスメタデータを端末に送信することができる。追加または代替の例では、要求メッセージまたは応答メッセージはテレマティクスデータとテレマティクスメタデータの両方を含むことができる。
図10は、通信セッションシグナリングプロトコルを使用するテレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換に関する端末110-eと中央サービス160-eとの間の通信交換の一例の図である。端末110-eは、図1A、1B、図2、図3、および/または図4の端末110の一例であってよく、中央サービス160-eは、図1A、1B、図6、図7、および/もしくは図8の中央サービス160(たとえば、PSAP)または別の中央サービスの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-eは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。
通信セッションシグナリングプロトコルは、背後にあるトランスポート層とは無関係であるように設計されたアプリケーション層プロトコルであり得る。したがって、いくつかの例では、通信セッションシグナリングプロトコルは、いくつかの異なるトランスポート層プロトコルに適合することができる。いくつかの例では、端末110-eと中央サービス160-eとの間の初期シグナリングメッセージがプロキシサーバのうちの1つまたは複数の間で転送され得るように、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-eと中央サービス160-eとの間に配設され得る。明瞭にするために、そのようなプロキシサーバは、本明細書に関連する図に示されていない。メッセージ交換を受信、転送、再生、変更し、あるいはメッセージ交換に関与する他の(たとえば、追加の)エンティティ(たとえば、SIPシグナリングの場合、バックトゥバックユーザエージェント、セッションボーダーコントローラなど)があり得ることに留意されたい。図10では、通信セッションシグナリングプロトコルは、SIP、XMPP、Googleトーク、スカイプなどであってよく、背後にあるトランスポート層は、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)オーバーIPもしくは伝送制御プロトコル(TCP)オーバーIPまたはトランスポートプロトコルの何らかの他のセットであってよい。
端末110-eは、通信セッションをセットアップし管理するために、通信セッションシグナリングプロトコルにより中央サービスと通信することができる。本例では、端末110-eおよび中央サービス160-eは、端末110-eに関連するユーザと中央サービス160-eに関連するオペレータとの間の(音声および/または他のメディアを搬送する)呼のためのVoIPセッションを確立するために通信することができる。図10に示すように、端末110-eは、中央サービス160-eにセッション開始シグナリングメッセージを送信することができる。セッション開始シグナリングメッセージは、端末110-eとのVoIPセッションに参加するよう中央サービス160-eを招待することができる。端末110-eは、端末110-eに関連するユーザからの手動要求に応答してセッション開始メッセージを送信することができる。たとえば、端末110-eに関連する車両の搭乗者は、中央サービス160-eをVoIPセッションに招待するよう端末110-eにシグナリングする車両中の緊急呼ボタンを押すことができる。追加または代替として、端末110-eは、1つまたは複数の検出または推測された状況または事象(たとえば、展開されたエアバッグ、衝突センサ、エンジン診断データ、エンジンの火災、車両の火災、転覆、または他の状況など)に応答して、中央サービス160-eにセッション開始メッセージを送信することができる。
セッション開始メッセージは、提案されたセッションに関する詳細およびパラメータ(たとえば、ネットワークアドレス、ポート番号、メディアのタイプ、タイミング、サポートされるストリーミングプロトコル、帯域幅など)を含むことができる。端末110-eと中央サービス160-eとの間の提案されたセッションに関するこのセッションデータセットに加えて、端末デバイス110-eは、中央サービス160-eに送信されるセッション開始メッセージにテレマティクスデータを付加(たとえば、追加)することができる。テレマティクスデータは、端末110-eと通信している1つまたは複数のセンサからの読取値および/または端末110-eによって記憶、判断、計算および/または受信された他のデータを含むことができる。いくつかの例では、テレマティクスデータは、eCallまたは他の緊急呼の間にPSAPに一般に送信されるデータを含むことができる。たとえば、テレマティクスデータは、eCallがどのように開始されたか、車両タイプおよび車両識別番号(VIN)、タイムスタンプ、位置推定および位置信頼フラグ、移動方向、(たとえば、シート占有センサによる)乗客の数および関連データ(たとえば、シートベルトが締められたシート)、端末のサービスプロバイダ(存在する場合)、トリガタイプ(たとえば、展開されたエアバッグ、バンパーセンサ、火災表示灯、転覆、または他の状況検出など)、ならびに/または本明細書で説明する原理の特定の適用に適したものであり得る他の関連情報のうちの少なくとも1つまたは複数を含むことができる。
中央サービス160-eは、テレマティクスデータが付加されたセッション開始メッセージを受信すると、提案されたセッションを受け入れるか、または拒否するかを判断することができる。本例では、中央サービス160-eは、提案されたセッションに関するさらなるパラメータおよびデータを提供することに加えて、当該セッションが受け入れられたことを示すセッション確認メッセージを通信セッションシグナリングプロトコルにより送信することができる。加えて、端末110-eに送信されるセッション確認メッセージは、中央サービス160-eによってセッション開始メッセージにおいて受信されたテレマティクスデータのセットに関連するテレマティクスメタデータのセットを含むことができる。代替例では、中央サービス160-eは、(たとえば、テレマティクスメタデータを送信するために特に使用される通信セッションシグナリングプロトコルメッセージで、異なるタイプの通信セッションシグナリングプロトコルメッセージに付加されて)別個のメッセージで端末110-eにテレマティクスメタデータを送信することができる。テレマティクスメタデータは、たとえば、テレマティクスデータが中央サービス160-eにおいて受信されたかどうかの確認応答、中央サービス160-eへのテレマティクスデータ(たとえば、以前のバージョンおよび/もしくは現在のバージョン)の再送信を求める要求、中央サービス160-eへの異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービス160-eによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータを含むことができる。
端末110-eは、テレマティクスメタデータを受信し、受信されたテレマティクスメタデータの内容に基づいて適切なアクションを実行することができる。いくつかの例では、テレマティクスメタデータは、テレマティクスデータの受信を確認するだけであることがあり、端末110-eは、テレマティクスメタデータに応答したアクションを一切実行しないことがある。他の例では、端末110-eは、中央サービス160-eからのテレマティクスメタデータにおける要求に応答すること、または受信されたテレマティクスメタデータに基づいて実行すべきアクションを識別するためにルールのセットを調べることができる。
加えて、端末110-eは、セッション開始メッセージとセッション確認メッセージの両方におけるセッションデータおよびパラメータに基づいて、中央サービス160-eとのVoIPセッションを確立することができる。端末110-eおよび中央サービス160-eは、端末110-eのユーザと中央サービス160-eのオペレータとの間で(音声および/または他のメディアデータを搬送する)呼を実施するためにリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)または別のストリーミングプロトコルを使用して、音声および/または他のメディアデータを含むパケットのストリームを交換することができる。VoIPセッションは、テキスト、メッセージ単位のテキスト(インスタントメッセージングなど)と文字単位のテキスト(リアルタイムテキストと呼ばれることの多い、ストリーミングテキスト)の両方、および/またはビデオを含む任意のメディアを搬送することができる。たいていのメディアはストリームされるが、VoIPセッションは、ストリームされないメディアをストリームされるメディアの追加または代替として搬送することもできることに留意されたい。
VoIPセッションを終わらせるために、中央サービス160-eは、通信セッションシグナリングプロトコルにより端末110-eにセッション終了シグナリングメッセージを送信することができる。端末110-eは、セッション終了シグナリングメッセージを受信すると、中央サービス160-eにセッション終了確認シグナリングメッセージを送信することができ、セッションは終了し得る。
図11は、a)VoIP呼のセットアップとb)テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換の両方のために通信セッションシグナリングプロトコルを使用する端末110-fと中央サービス160-fとの間の通信交換1100の一例の図である。以前の例と同様に、通信セッションシグナリングプロトコルは、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するために変更されたSIPのバージョンであり得る。(図11には示されていない)他の例では、他の通信セッションシグナリングプロトコルが使用され得る。
端末110-fは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。中央サービス160-fは、図1Aの中央サービス(たとえば、PSAP)160または以前の図を参照しながら上述した他の中央サービス160のうちの1つの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-fは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。加えて、いくつかの例では、端末110-fと中央サービス160-fとの間で通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを転送するために、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-fと中央サービス160-fとの間に配設され得る。
第1の段階では、端末110-fは、中央サービス160-fにSIP INVITEメッセージを送信することができる。いくつかの例では、SIP INVITEメッセージは、図5A、図5B、および図5Cを参照しながら上述した変更されたSIP要求メッセージの一例であってよい。SIP INVITEメッセージは同時に、パラメータの提案されたセットを有する提案されたVoIPセッションに中央サービス160-fを招待し、端末110-fから中央サービス160-fにテレマティクスデータのセットを伝達することができる。いくつかの例では、端末110-fは車両に関連付けられることがあり、車両における検出された状況または車両の搭乗者による緊急呼を求める手動要求に応答して、中央サービス160-fにSIP INVITEメッセージを送信することができる。
第2の段階では、中央サービス160-fは、端末110-fにSIP STATUS 200(OK)メッセージを送信することによってSIP INVITEメッセージに応答することができる。SIP STATUS 200(OK)メッセージは同時に、提案されたVoIPセッションに同意し、中央サービス160-fによるテレマティクスデータの受信を確認応答するテレマティクスメタデータを端末110-fに伝達することができる。第3の段階では、端末110-fは、中央サービス160-fからのテレマティクスメタデータを含むSIP STATUS 200(OK)メッセージを受信すると、中央サービス160-fにSIP ACKメッセージを送信することができる。第4の段階では、SIP INVITEメッセージ、SIP STATUS 200(OK)メッセージ、およびSIP ACKメッセージにおいて合意されたパラメータに従って、端末110-fと中央サービス160-fとの間で音声および/または他のメディア通信を搬送するセッションデータのパケットをストリームすることによって、VoIPセッションが実施され得る。第5の段階では、中央サービス160-fが端末110-fにSIP BYEメッセージを送信することによって、VoIPセッションが終了し得る。端末110-fは、第6の段階において、中央サービス160-fにSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを送信することによって、セッションの終了を確認することができる。他の例では、端末110-fがVoIPセッションの終了を開始することがあり、中央サービス160-fが端末110-fにSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを送信することがある。
図12は、a)VoIP呼のセットアップとb)テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換の両方のために通信セッションシグナリングプロトコルを使用する端末110-gと中央サービス160-gとの間の通信交換1200の一例の図である。以前の例と同様に、通信セッションシグナリングプロトコルは、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するために変更されたSIPのバージョンであり得る。他の例では、他の通信セッションシグナリングプロトコルが使用され得る。
端末110-gは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。中央サービス160-gは、図1Aの中央サービス160または以前の図を参照しながら上述した他の中央サービス160のうちの1つの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-gは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。加えて、いくつかの例では、端末110-gと中央サービス160-gとの間で通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを転送するために、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-gと中央サービス160-gとの間に配設され得る。
第1の段階では、端末110-gは、中央サービス160-gにSIP INVITEメッセージを送信することができる。いくつかの例では、SIP INVITEメッセージは、図5A、図5B、および図5Cを参照しながら上述した変更されたSIP要求メッセージの一例であってよい。SIP INVITEメッセージは同時に、パラメータの提案されたセットを有する提案されたVoIPセッションに中央サービス160-gを招待し、端末110-gから中央サービス160-gにテレマティクスデータのセットを伝達することができる。いくつかの例では、端末110-gは車両に関連付けられることがあり、車両における検出された状況または車両の搭乗者による緊急呼を求める手動要求に応答して、中央サービス160-gにSIP INVITEメッセージを送信することができる。
第2の段階では、中央サービス160-gは、端末110-gにSIP STATUS 200(OK)メッセージを送信することによってSIP INVITEメッセージに応答することができる。SIP STATUS 200(OK)メッセージは同時に、提案されたVoIPセッションに同意し、中央サービス160-gによるテレマティクスデータの受信を確認応答するテレマティクスメタデータを端末110-gに伝達することができる。第3の段階では、SIP INVITEメッセージおよびSIP STATUS 200(OK)メッセージにおいて合意されたパラメータに従って、端末110-gと中央サービス160-gとの間で音声および/または他のメディア通信を搬送するセッションデータのパケットをストリームすることによって、VoIPセッションが実施され得る。
第4の段階では、中央サービス160-gは、追加のテレマティクスメタデータとともにSIP INFOメッセージを端末110-gに送信することができる。一例では、追加のテレマティクスメタデータは、初期のSIP INVITEメッセージに含まれていたものを越えた追加のテレマティクスデータを要求することができる。別の例では、追加のテレマティクスメタデータは、端末110-gおよび/または車両が実行すべき命令をさらに含むことができる。第5の段階では、端末110-gは、要求された追加のテレマティクスデータとともにSIP STATUS 200(OK)メッセージを中央サービス160-gに送信することができる。
第6の段階では、中央サービス160-gが端末110-gにSIP BYEメッセージを送信することによって、VoIPセッションが終了し得る。端末110-gは、第7の段階において、中央サービス160-gにSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを送信することによって、セッションの終了を確認することができる。他の例では、端末110-gがVoIPセッションの終了を開始することがあり、中央サービス160-gが端末110-gにSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを送信することがある。
図13は、a)VoIP呼のセットアップとb)テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換の両方のために通信セッションシグナリングプロトコルを使用する端末110-hと中央サービス160-hとの間の通信交換1300の別の例の図である。以前の例と同様に、通信セッションシグナリングプロトコルは、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するために変更されたSIPのバージョンであり得る。他の例では、他の通信セッションシグナリングプロトコルが使用され得る。
端末110-hは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。中央サービス160-hは、図1Aの中央サービス160または以前の図を参照しながら上述した他の中央サービス160のうちの1つの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-hは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。加えて、いくつかの例では、端末110-hと中央サービス160-hとの間で通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを転送するために、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-hと中央サービス160-hとの間に配設され得る。
第1の段階では、端末110-hは、中央サービス160-hにSIP INVITEメッセージを送信することができる。SIP INVITEメッセージは、以前の図を参照しながら上述した変更されたSIP要求メッセージの一例であってよい。SIP INVITEメッセージは同時に、パラメータの提案されたセットを伴うVoIPセッションに中央サービス160-hを招待し、端末110-hから中央サービス160-hにテレマティクスデータのセットを伝達することができる。
第2の段階では、中央サービス160-hは、端末110-hにSIP STATUS 180(Ringing)応答メッセージを送信することによって、SIP INVITEメッセージに応答することができる。いくつかの例では、SIP STATUS 180(Ringing)応答メッセージは、中央サービス160-hがVoIP呼に応じる人間オペレータを呼び出そうとしていることを示すことができる。中央サービス160-hが呼に応じる人間オペレータと連絡することができない場合、中央サービス160-hは、第3の段階において、端末110-hにSIP STATUS 486(Busy)応答メッセージを送信することができる。代替例では、中央サービス160-hはSIP STATUS 200(OK)応答メッセージにより呼を受け入れるが、人間オペレータが対応可能になるまで待つ間、呼を順番待ちの列に置くことがある。SIP STATUS 486(Busy)応答メッセージあるいはSIP STATUS 200(OK)応答メッセージは、端末110-hから中央サービス160-hに送信されたテレマティクスデータに関係するテレマティクスメタデータを含むことができる。
テレマティクスメタデータは、テレマティクスデータが中央サービス160-hによって受信されたことを端末110-hに確認応答することができる。したがって、端末110-hは、いくつかの例では、テレマティクスデータが中央サービス160-hにおいて成功裏に受信されている(たとえば、良好な状態で受信されている)ことを端末110-hのユーザに示すことができる。したがって、中央サービス160-hに関連するオペレータが音声および/または他のメディア呼を取ることが可能ではない場合でも、ユーザは、テレマティクスデータが中央サービス160-hにおいて受信されているという保証を得ることができる。いくつかの他の実施形態では、端末110-hを管理しているユーザがいない場合(たとえば、呼が端末110-hによって、センサデータに応答して引き起こされた場合)、テレマティクスメタデータ確認応答は、テレマティクスデータが受信されており、そのため端末110-hが自動再試行(automatic repeat attempt)を試みる必要がないことを端末110-hに確認することができる。これにより、多くのそのような端末110-hが、たとえば、非常に深刻な出来事(たとえば、ハイウェイでの複数の車両の玉突き衝突)または地震、ハリケーン、津波または山火事などの災害状況に応答して、同時に緊急呼を発し、テレマティクスデータを送ろうとしているときに、中央サービス160-hに対する負荷を低減することができる。
一例では、中央サービス160-hは、テレマティクスデータが良好な状態で受信されている(たとえば、良好に受信されている)かどうかを判断することができる。良好な状態の例として、(たとえば、エラーのない送信の結果としての)データの送信されたセットの完全な受信があり得る。データの完全でないセットが良好な状態と見なされる場合がある一方、データの完全でないセットが良好な状態と見なされない場合もある。場合によっては、良好な状態の判断は、テレマティクスデータが送信された状況(たとえば、テレマティクスデータの受信されたセットの内容によって判断される)に基づき得る。追加または代替として、良好な状態の判断は、値が互いに整合しているかどうか、または一般的な範囲と整合しているかどうか、ロケーションデータが高い十分な信頼を有しているかどうか、テレマティクスデータが十分に最新のものであるかどうか、などのような要素に基づき得る。ある場合には、良好な状態の判断は、中央サービス160-hにおいて人間(たとえば、オペレータ)によって下され得る。他の場合には、良好な状態の判断は、(たとえば、中央サービスによって)自動的に下され得る。
たとえば、車両緊急発呼システムに関連する端末110-hの例に戻ると、車両の搭乗者は、衝突に遭い、中央サービス160-hへの緊急音声および/または他のメディア呼が望まれることを示す手動指示を端末110-hに提供することがある。中央サービス160-hに送信されるテレマティクスデータは、少なくとも、車両の緯度および経度ならびに衝突が生じていることを示す指示を含み得る。中央サービス160-hが大量の呼に直面していて、呼に応じる人間オペレータを提供することができない場合であっても、車両の搭乗者は、搭乗者のロケーションおよび衝突に関する情報が中央サービス160-hにおいて受信されたという保証を受け取ることができる。たとえば、端末110-hは、(たとえば、データが中央サービス160-hにおいて受信されたことをユーザに通知するよう端末110-hに命令する)テレマティクスメタデータを含むSIP STATUS 486(Busy)メッセージを受信することがある。いくつかの例では、テレマティクスメタデータは、端末110-hを通じてユーザに、緊急サービスが送り出されている(またはユーザのエリアにあって、他の出来事に対応しており、その後ユーザの世話をすることになる)ことを示すメッセージまたは車両内にとどまることを求める命令を含む他の有用な情報を通信することもできる。一例では、テレマティクスメタデータは、追加または代替として、(安全のために)イグニションを止めること、もしくはドアの鍵を閉めること、または(緊急サービスが車両のロケーションを特定できるように)ライトを照らすことなどの命令を車両に提供することができる。
第4の段階では、中央サービス160-hは、オペレータが端末110-hのユーザとのVoIP呼に参加することが可能であると判断することがあり、呼がまだ順番待ちの列にないか、または保留となっていない場合、中央サービス160-hは、新しいVoIPセッションを提案するSIP INVITEメッセージを端末110-hに送信することによって、端末110-hへのコールバックを試みることができる。SIP INVITEメッセージは、受信されたテレマティクスデータに関係するテレマティクスメタデータの追加セットを含むことができる。本例では、テレマティクスメタデータの追加セットは、中央サービス160-hがテレマティクスデータの最新バージョンを評価できるように端末110-hがテレマティクスデータを再送信することを求める要求を含むことができる。
第5の段階では、端末110-hは、要求された更新テレマティクスデータも含むSIP STATUS 200(OK)メッセージを中央サービス160-hに送信することによって、中央サービス160-hによって提案された新しいVoIPセッションへの招待を受け入れることができる。第6の段階では、中央サービス160-hは、更新テレマティクスデータの受信を確認応答するテレマティクスメタデータの新しいセットとともにSIP ACKを端末110-hに送信することができる。第7の段階では、端末110-hと中央サービス160-hとの間のVoIP呼が、1つまたは複数のVoIPセッションデータストリームにおいて生じ得る。呼の終わりに、中央サービス160-hは、端末110-hにSIP BYEメッセージを送信することができ、端末110-hは、中央サービス160-hにSIP STATUS 200(OK)メッセージを送信することによって、呼の終了を確認応答することができる。
代替例では、中央サービス160-hは、段階3において、端末110-hにSIP STATUS 486(Busy)メッセージを送信した後、端末110-hとの呼セッションを確立しないこともある。それでも、端末110-hは、段階3において受信されたテレマティクスメタデータに依拠して、テレマティクスデータが中央サービス160-hによって受信されており、適切なアクションが実行されていると判断することができる。
図14は、a)VoIP呼のセットアップとb)テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換の両方のために通信セッションシグナリングプロトコルを使用する端末110-iと中央サービス160-iとの間の通信交換1400の別の例の図である。以前の例と同様に、通信セッションシグナリングプロトコルは、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するために変更されたSIPのバージョンであり得る。他の例では、他の通信セッションシグナリングプロトコルが使用され得る。
端末110-iは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。中央サービス160-iは、図1Aの中央サービス160または以前の図を参照しながら上述した他の中央サービス160のうちの1つの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-iは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。加えて、いくつかの例では、端末110-iと中央サービス160-iとの間で通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを転送するために、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-iと中央サービス160-iとの間に配設され得る。
第1の段階では、端末110-iは、中央サービス160-iにSIP INVITEメッセージを送信することができる。SIP INVITEメッセージは同時に、パラメータの提案されたセットを伴う提案されたVoIPセッションに中央サービス160-iを招待し、端末110-iから中央サービス160-iにテレマティクスデータのセットを伝達することができる。第2の段階では、中央サービス160-iは、端末110-iにSIP STATUS 180(Ringing)応答メッセージを送信することができる。第3の段階では、中央サービス160-iは、提案されたVoIPセッションの受け入れを示すために、端末110-iにSIP STATUS 200(OK)メッセージを送信することができる。SIP STATUS(OK)メッセージは、端末110-iによって送信されたテレマティクスデータが受信されていない(たとえば、良好に受信されていない)ことを示すテレマティクスメタデータ(すなわち、NAK応答)を含むこともある。場合によっては、テレマティクスメタデータは、端末向け命令、メッセージなどをさらに含むことができる。したがって、第4の段階では、端末110-iは、VoIPセッションを確認し、テレマティクスデータを再送信するSIP ACKメッセージを送信することができる。いくつかの例では、再送信されるテレマティクスデータは、SIP INVITEメッセージとともに当初送られたテレマティクスデータと同じものであり得る。代替として、再送信されるテレマティクスデータは、更新されてよく、あるいは当初のテレマティクスデータとは異なってよい。
第5の段階では、中央サービス160-iは、再送信されたテレマティクスデータが中央サービス160-iにおいて受信されていることを確認応答するテレマティクスメタデータを含むSIP STATUS 183(SESSION IN PROGRESS)メッセージを送信することができる。第6の段階では、端末110-iと中央サービス160-iとの間でストリーミング音声および/または他のメディアデータが交換され得る交渉されたVoIPセッションによってVoIP呼が実施され得る。第7の段階であるVoIP呼の終わりには、中央サービス160-iは、端末110-iにSIP BYEメッセージを送信することができる。第8の段階では、端末110-iは、VoIPセッションが終了していることを確認するためにSIP STATUS 200(OK)メッセージにより応答することができる。
図15は、a)VoIP呼のセットアップとb)テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータの交換の両方のために通信セッションシグナリングプロトコルを使用する端末110-jと中央サービス160-jとの間の通信交換1500の別の例の図である。以前の例と同様に、通信セッションシグナリングプロトコルは、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するために変更されたSIPのバージョンであり得る。他の例では、他の通信セッションシグナリングプロトコルが使用され得る。
端末110-jは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。中央サービス160-jは、図1Aの中央サービス160または以前の図を参照しながら上述した他の中央サービス160のうちの1つの一例であってよい。いくつかの例では、中央サービス160-jは、1つまたは複数のサーバによって実装され得る。加えて、いくつかの例では、端末110-jと中央サービス160-jとの間で通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを転送するために、1つまたは複数のプロキシサーバが端末110-jと中央サービス160-jとの間に配設され得る。
第1の段階では、端末110-jは、中央サービス160-jにSIP INVITEメッセージを送信することができる。SIP INVITEメッセージは同時に、パラメータの提案されたセットを伴う提案されたVoIPセッションに中央サービス160-jを招待し、端末110-jから中央サービス160-jにテレマティクスデータのセットを伝達することができる。第2の段階では、中央サービス160-jは、端末110-jにSIP STATUS 180(Ringing)応答メッセージを送信することができる。SIP STATUS 180(Ringing)応答メッセージは、テレマティクスデータが中央サービス160-jにおいて受信されていることを確認応答するテレマティクスメタデータを含むこともできる。第3の段階では、中央サービス160-jは、提案されたVoIPセッションの受け入れを示すために、端末110-jにSIP STATUS 200(OK)メッセージを送信することができる。第4の段階では、端末110-jは、中央サービス160-jにSIP ACKメッセージを送信することができ、第5の段階では、交渉されたVoIPセッションによってVoIP呼が実施され得る。
第6の段階では、中央サービス160-jは、追加のテレマティクスメタデータとともにSIP INFOメッセージを端末110-jに送信することができる。追加のテレマティクスメタデータは、初期のSIP INVITEメッセージに含まれていたものを越えた追加のテレマティクスデータを要求することができる。第7の段階では、端末110-jは、要求された追加のテレマティクスデータとともにSIP STATUS 200(OK)メッセージを中央サービス160-jに送信することができる。第8の段階では、中央サービス160-jは、追加のテレマティクスデータの受信を確認応答するテレマティクスメタデータのセットとともにSIP INFOメッセージを端末110-jに送信することができる。第9の段階では、端末110-jは、SIPプロトコルに沿ってSIP INFOメッセージへの応答として、SIP STATUS 200(OK)メッセージを中央サービス160-jに送信することができる。第10の段階では、交渉されたVoIPセッションが継続し得る。
いくつかの例では、段階6から9は、VoIPセッションデータストリームを中断することなく生じ得る。したがって、中央サービス160-jと端末110-jとの間で、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送するSIPメッセージが交換されるのとほぼ同時に、音声および/または他のメディアを搬送するデータが交換され得る。いくつかの例では、段階6から9において中央サービス160-jと端末110-jとの間で送信されるSIP INFOメッセージおよびSIP STATUS 200(OK)メッセージは、VoIPセッションに関する有用なデータを搬送しないことがあり、むしろ、テレマティクスデータおよびテレマティクスメタデータを搬送することを唯一の目的として生成および/または送信され得る。代替として、段階6から9におけるSIP INFOメッセージおよびSIP STATUS 200(OK)メッセージは、端末110-jと中央サービス160-jとの間で重要なセッション情報または再交渉されたセッションパラメータを搬送することができる。
第11の段階であるVoIP呼の終わりには、端末110-jは、中央サービス160-jにSIP BYEメッセージを送信することができる。第12の段階では、中央サービス160-jは、VoIPセッションが終了していることを確認するためにSIP STATUS 200(OK)メッセージにより応答することができる。
図16は、例示的なワイヤレス端末110-kのブロック図を示している。端末110-kは、図1Aの端末110または以前の図を参照しながら上述した他の端末110のうちの1つの一例であってよい。本例のワイヤレス端末110-kは、プロセッサモジュール1605、メモリ1610、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-c、トランシーバモジュール1625、およびアンテナ1630を含むことができる。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に(たとえば1つまたは複数のバスを介して)、互いに通信可能に結合され得る。
上で説明したように、トランシーバモジュール1625は、アンテナ1630および/または1つもしくは複数の有線リンクもしくはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向通信するように構成される。トランシーバモジュール1625は、データを変調し、変調されたデータを送信のためにアンテナ1630に提供し、かつアンテナ1630から受信されたデータを復調するように構成されたモデムを含み得る。端末110-kは単一のアンテナを含み得るが、端末110-kは、複数のリンクのための複数のアンテナ1630を含み得る。
メモリ1610は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1610は、実行されると、様々な機能をプロセッサモジュール1605に実施させるように構成された命令を含むコンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1615を記憶することができる。代替として、ソフトウェアコード1615は、プロセッサモジュール1605によって直接実行可能ではなくてもよいが、(たとえばコンパイルされ実行されると)本明細書で説明した機能を端末110-kに実施させるように構成されてもよい。
プロセッサモジュール1605は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、Intel(登録商標)Corporation、AMD(登録商標)、またはQualcomm(登録商標)によって作られるような中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。図16のアーキテクチャによれば、端末110-kは、テレマティクスデータシグナリングモジュール210-cをさらに含むことができる。モジュール210-cは、図2、図3、および/または図4に示すテレマティクスデータシグナリングモジュール210の一例であってよい。テレマティクスデータシグナリングモジュール210-cは、シグナリングモジュール1620を含むことができる。シグナリングモジュール1620はトランシーバモジュール1625に、生成されたシグナリングメッセージを中央サービスに送信させることができる。加えて、シグナリングモジュール1620はトランシーバモジュール1625に、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを中央サービスから受信させることができる。
図17は、中央サービス160-kを実装する例示的なデバイスのブロック図を示している。中央サービス160-kを実装するデバイスは、サーバまたは他のコンピュータベースのデバイスであり得る。中央サービス160-kは、図1Aの中央サービス160または以前の図を参照しながら上述した1つもしくは複数の他の中央サービス160の一例であってよい。本例の中央サービス160-kは、プロセッサモジュール1605-a、メモリ1610-a、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-c、およびネットワークインターフェースコントローラ(NIC)1705を含むことができる。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、互いに通信可能に結合され得る。
メモリ1610-aは、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1610-aは、実行されると、様々な機能をプロセッサモジュール1605-aに実施させるように構成された命令を含むコンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアコード1615-aを記憶することができる。代替として、ソフトウェアコード1615-aは、プロセッサモジュール1605-aによって直接実行可能ではなくてもよいが、(たとえばコンパイルされ実行されると)本明細書で説明した機能を中央サービス160-kに実施させるように構成されてもよい。
中央サービス160-kは、テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-cを含むことができる。モジュール610-cは、図6、図7、および/または図8に示すテレマティクスメタデータシグナリングモジュール610の一例であってよい。テレマティクスメタデータシグナリングモジュール610-cは、シグナリングモジュール1620-aを含むことができる。シグナリングモジュール1620-aはNIC1705に、生成されたシグナリングメッセージを端末110に送信させることができる。加えて、シグナリングモジュール1620-aはネットワークインターフェースカード1705に、変更されたSIPまたは他の通信セッションシグナリングプロトコルメッセージを端末から受信させることができる。
図18は、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信するための方法1800の一実施形態を示すフローチャートである。明快にするために、図1A、図1B、図2、図3、図4、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図16の端末110を参照しながら方法1800について説明する。一実装形態では、図2、図3、図4および/または図16のテレマティクスデータシグナリングモジュール210は、端末110の機能要素を制御するためのコードからなる1つまたは複数のセットを実行して、以下で説明する機能を実施することができる。
ブロック1805では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスから第2のデバイスに第1のシグナリングメッセージが送信され得る。一例では、第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットおよび第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含むことができる。いくつかの例では、第1のデバイスは、以前の図を参照しながら説明した端末110のうちの1つまたは複数であってよく、第2のデバイスは、以前の図を参照しながら説明した中央サービス160のうちの1つまたは複数であってよい。通信セッションシグナリングプロトコルは、たとえば、以前の例で説明したセッション開始プロトコル(SIP)の変更バージョン、または別の適用可能な通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、XMPP、Googleトーク、スカイプなど)であり得る。通信セッションは、端末と中央サービスとの間のVoIP呼であり得る。場合によっては、通信セッションは、メディアストリームの内部のストリーミングメディア(音声、ビデオ、ストリーミングまたは文字単位テキストなど)ならびにメディアストリームの外部の任意のメディア(テキストメッセージなど)を交換することができる。一例では、通信セッションは、非ストリーミングメディアのみを搬送することができる。
ブロック1810では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスにおいて第2のシグナリングメッセージが受信され得る。一例では、第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを含むことができる。テレマティクスメタデータは、限定はしないが、テレマティクスデータが中央サービス160において受信されたかどうかの確認応答、テレマティクスデータの再送信を求める要求、異なるテレマティクスデータの送信を求める要求、何らかの他のアクションの実行を求める要求、中央サービスによって実行されたアクションを記述した補助データ、および/または他の関連テレマティクスメタデータを含むことができる。
したがって、方法1800は、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信することを実現し得る。方法1800は一実装形態にすぎず、方法1800の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては変更され得ることに留意されたい。
図19は、通信セッションシグナリングプロトコルにおいて使用されるシグナリングメッセージを変更することによって、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信するための方法1900の一実施形態を示すフローチャートである。明快にするために、図1A、図1B、図2、図3、図4、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図16の端末110を参照しながら方法1900について説明する。一実装形態では、図2、図3、図4および/または図16のテレマティクスデータシグナリングモジュール210は、端末110の機能要素を制御するためのコードからなる1つまたは複数のセットを実行して、以下で説明する機能を実施することができる。図19の方法1900は、図18の方法1800の一例であってよい。
ブロック1905では、端末において車両状態(たとえば、クラッシュ、火災、エアバッグ展開、転覆、または他の状況)、機能不全、または手動トリガが検出され得る。ブロック1910では、端末に通信可能に結合された1つまたは複数のセンサからの入力に基づいて、車両に関するテレマティクスデータの第1のセットが生成され得る。ブロック1915では、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)呼セッションに中央サービス(たとえば、PSAP)を招待するために、端末においてSIP INVITEメッセージのヘッダが生成されてよく、このヘッダは、関連メッセージ本文がマルチパートフォーマットを有することを示す。ブロック1920では、端末において、提案されたセッションに関するパラメータのセットを含むセッション記述プロトコル(SDP)メッセージが生成され得る。ブロック1925では、SDPメッセージおよびテレマティクスデータの第1のセットを結合して、SIP INVITEメッセージのメッセージ本文にし、SDPメッセージをSIP INVITEメッセージの本文の第1の部分とし、テレマティクスデータをSIP INVITEメッセージの本文の第2の部分とすることができる。ブロック1930では、中央サービスにSIP INVITEメッセージが送信され得る。一例では、端末は、緊急要求を処理する責任を負うエンティティ(キャリアのネットワーク内のエンティティなど)にINVITEを送ることができ、そのエンティティは、INVITEを処理するか、または中央サービス(たとえば、PSAP)に転送することができる。
ブロック1935では、PSAP中央サービスデバイスからSIP STATUS 486(Busy)応答メッセージが受信され得る。一例では、応答メッセージは、メッセージ本文の第1の部分およびメッセージ本文の第2の部分におけるテレマティクスデータの第1のセットの受信を確認応答するテレマティクスメタデータのセットを含むマルチパート本文を含むことができる。SIP STATUS 486(Busy)応答メッセージは、メッセージ本文にSDP情報を含まないことがある(たとえば、メッセージ本文の第1の部分は空であり得る)ことに留意されたい。いくつかの例では、端末は、第2のシグナリングメッセージのヘッダから、SIP STATUS 486(Busy)応答メッセージの本文はマルチパートフォーマットにあると判断し得る。端末は、SIP STATUS 486(Busy)応答メッセージのヘッダ中の情報に基づいて、メッセージ本文の第1の部分およびメッセージ本文の第2の部分をさらに識別することができる。場合によっては、他のSTATUS応答が使用され得る。
ブロック1940では、VoIP呼セッションに関して、端末においてPSAP中央サービスデバイスからSIP INVITEメッセージが受信されてよく、SIP INVITEメッセージの本文は、端末に追加のテレマティクスデータを要求するテレマティクスメタデータのセットを含み得る。代替として、テレマティクスメタデータは端末において、別個のシグナリングメッセージで受信され得る。ブロック1945では、センサおよび/またはテレマティクスデータの他のソースからの入力に基づいて、車両に関してテレマティクスデータの第2のセットが生成され得る。ブロック1950では、端末においてSIP STATUS 200(OK)応答メッセージのヘッダが生成され得る。一例では、ヘッダは、関連メッセージ本文がマルチパートフォーマットを有することを示し得る。ブロック1955では、PSAP中央サービスデバイスによって提案されたセッションに関するパラメータを含むSDPメッセージが生成され得る。ブロック1960では、SDPメッセージおよびテレマティクスデータの第2のセットが結合されて、SIP STATUS 200(OK)メッセージのメッセージ本文にされ得る。ブロック1965では、端末から中央サービスにSIP STATUS 200(OK)応答メッセージが送信され得る。ブロック1970では、端末において中央サービスからSIP ACKメッセージが受信されてよく、ブロック1975では、端末と中央サービスとの間でVoIPセッションが確立され得る。
したがって、方法1900は、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータの通信を実現し得る。方法1900は一実装形態にすぎず、方法1900の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては変更され得ることに留意されたい。
図20は、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信するための方法2000の一実施形態を示すフローチャートである。明快にするために、図1A、図1B、図6、図7、図8、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図17の中央サービス160を参照しながら方法2000について説明する。一実装形態では、図6、図7、図8および/または図17のテレマティクスメタデータシグナリングモジュール610は、中央サービス160の機能要素を制御するためのコードからなる1つまたは複数のセットを実行して、以下で説明する機能を実施することができる。
ブロック2005では、通信セッションシグナリングプロトコルにより第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のシグナリングメッセージの少なくとも一部分が受信され得る。一実施形態では、第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセットを有することができる。第1のシグナリングメッセージは、少なくとも、第1のデバイスに関するテレマティクスデータの第1のセットを有することもできる。いくつかの例では、第1のデバイスは、以前の図を参照しながら説明した端末110のうちの1つまたは複数であってよく、第2のデバイスは、以前の図を参照しながら説明した中央サービス160のうちの1つまたは複数であってよい。通信セッションシグナリングプロトコルは、たとえば、以前の例で説明したセッション開始プロトコル(SIP)の変更バージョン、または別の適用可能な通信セッションシグナリングプロトコル(たとえば、XMPP、Googleトーク、スカイプなど)であり得る。通信セッションは、端末と中央サービスとの間のVoIP呼であり得る。場合によっては、通信セッションは、メディアストリームの内部のストリーミングメディア(音声、ビデオ、ストリーミングまたは文字単位テキストなど)ならびにメディアストリームの外部の任意のメディア(テキストメッセージなど)を交換することができる。一例では、通信セッションは、非ストリーミングメディアのみを搬送することができる。
ブロック2010では、第1のシグナリングメッセージに応答して、通信セッションシグナリングプロトコルにより第1のデバイスに第2のシグナリングメッセージが送信されてよく、この第2のシグナリングメッセージは、第1のシグナリングメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの第1のセットの内容に基づくメタデータを有する。
したがって、方法2000は、通信セッションシグナリングプロトコルにおいて使用されるシグナリングメッセージを変更することによって、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信することを実現し得る。方法2000は一実装形態にすぎず、方法2000の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては変更され得ることに留意されたい。
図21は、通信セッションシグナリングプロトコルにおいて使用されるシグナリングメッセージを変更することによって、テレマティクスデータおよび/またはテレマティクスメタデータを通信するための方法2100の一実施形態を示すフローチャートである。明快にするために、図1A、図1B、図6、図7、図8、図10、図11、図12、図13、図14、図15、および/または図17の中央サービス160を参照しながら方法2100について説明する。一実装形態では、図6、図7、図8および/または図17のテレマティクスメタデータシグナリングモジュール610は、中央サービス160の機能要素を制御するためのコードからなる1つまたは複数のセットを実行して、以下で説明する機能を実施することができる。図21の方法2100は、図20の方法2000の一例であってよい。
ブロック2105では、中央サービス(たとえば、PSAP)において、車両に関連する端末からSIP INVITEメッセージが受信され得る。SIP INVITEメッセージの本文は、SDPメッセージおよび車両に関するテレマティクスデータのセットを含むことができる。ブロック2110では、中央サービスにおいてオペレータが音声はおよび/または他のメディア呼を受け入れることが可能であるかどうかについての判断が下される。オペレータが対応可能である場合(ブロック2110、YES)、ブロック2115において、中央サービスは端末にSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを送信することができ、このSIP STATUS 200(OK)応答メッセージは、テレマティクスデータの受信を確認応答するメタデータを含む。代替として、メタデータは、別個のシグナリングメッセージで端末に送信され得る。ブロック2120では、端末からSIP ACKメッセージが受信されてよく、ブロック2125では、端末との間でVoIPセッションまたは他の通信が確立され得る。
一方、オペレータが呼を受け入れることが可能ではない場合(ブロック2110、NO)、ブロック2130において、PSAP中央サービスデバイスは端末にSIP STATUS 485(BUSY)応答メッセージを送信することができ、この応答メッセージは、テレマティクスデータの受信を確認応答するメタデータを含む。ブロック2135では、オペレータが対応可能になったとき、中央サービスは端末にSIP INVITEメッセージを送信することができ、この場合、SIPメッセージの本文は、SDPメッセージおよびテレマティクスデータの再送信を要求するメタデータを含む。ブロック2140では、中央サービスは、端末からSIP STATUS 200(OK)応答メッセージを受信することができ、この場合、SIP STATUS 200(OK)応答メッセージの本文は、SDPメッセージおよびテレマティクスデータの第2のセットを含む。ブロック2145では、端末にSIP ACKメッセージが送信されてよく、ブロック2125では、端末との間でVoIPセッションまたは他の通信が確立され得る。
したがって、方法2100は、テレマティクスメタデータの通信を実現し得る。方法2100は一実装形態にすぎず、方法2100の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては変更され得ることに留意されたい。
添付の図面に関して上述した発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るか、または特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。本明細書全体にわたって使われる「例示的」という用語は、「一例、実例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利な」を意味するものではない。発明を実施するための形態は、説明した技法の理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。場合によっては、説明した実施形態の概念を曖昧にするのを回避するために、周知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
多種多様な技術および技法のうちのいずれかを使用して、情報および信号が表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサで実行されるソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して1つまたは複数の命令またはコードとして送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨の中にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意の組合せによって実行されるソフトウェアを使用して、実装され得る。機能を実装する機構はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションで実装されるように分散された状態を含む、様々な位置に物理的に位置していてもよい。また、特許請求の範囲を含めて本明細書で使用する場合、「のうちの少なくとも1つ」によって修飾される項目の列挙で用いられる「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するように、選言的な列挙を示す。
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用する場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本明細書で説明する技法は、CDMA(登録商標)、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMA(登録商標)システムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装することができる。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000のリリース0およびAは、一般にはCDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、一般にはCDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMA(登録商標)の他の変形形態を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)およびLTE-Advanced(LTE-A)は、E-UTRAを用いるUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。
本開示の上記の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるようにするために提供される。本開示への様々な修正が当業者には容易に明らかになることになり、本明細書に定義する一般原理は、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなしに他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または実例を示し、言及する例についてのいかなる選好をも暗示または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定するものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
100 ワイヤレスネットワークシステム
101 発展型パケットシステム(EPS)
102 訪問先ネットワーク
103 プロキシ呼セッション制御機能(P-CSCF)
104 ホームネットワーク
105 基地局
106 サードパーティネットワーク
107 サービング呼セッション制御機能(S-CSCF)
109 緊急呼セッション制御機能(E-CSCF)
110 端末
111 緊急サービスルーティングプロキシ(ESRP)
113 緊急呼ルーティング機能(ECRF)
115 発展型UMTS Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)
117 シグナリングの第1のセット
119 シグナリングの第2のセット
120 無線アクセスネットワーク(RAN)
125 発展型パケットコア(EPC)
130 モバイル交換センター(MSC)/ビジターロケーションレジスタ(VLR)
135 ホーム加入者サーバ(HSS)
140 ホームロケーションレジスタ(HLR)/認証センター(AC)
145 モビリティ管理エンティティ(MME)
150 ルータ
155 サービングゲートウェイ
160 緊急応答機関(PSAP)、中央サービス、PSAP中央サービス
165 パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ
170 公衆交換電話網(PSTN)
175 他のIPサービスおよびネットワーク
180 電話
185 緊急サービスIPネットワーク(ESInet)、緊急サービスネットワーク(ESInet)
190 車両
195 衛星
200 ブロック図
205 端末受信機モジュール
210 テレマティクスデータシグナリングモジュール
215 端末送信機モジュール
300 ブロック図
305 セッション/テレマティクスメタデータ分離モジュール
310 セッション制御モジュール
315 テレマティクスデータモジュール
320 セッション/テレマティクスデータ結合モジュール
400 ブロック図
405 SIP/SDPモジュール
410 セッション実施モジュール
415 テレマティクスメタデータ分析モジュール
420 外部システム制御モジュール
425 テレマティクスデータメッセージモジュール
430 テレマティクスデータ収集モジュール
500 フォーマット、変更されたSIP要求メッセージフォーマット
505 要求ライン
510 ヘッダ
515 セッション情報のセット
520 テレマティクスデータのセット
525 指示
530 タグ
535 eCallDataオブジェクト
550 SIP要求メッセージ、変更されたSIP INVITEメッセージ、SIP INVITEメッセージ、SIP INVITEシグナリングメッセージ
600 ブロック図
605 中央サービス受信機モジュール
610 テレマティクスメタデータシグナリングモジュール
615 中央サービス送信機モジュール
700 ブロック図
705 セッション/テレマティクスデータ分離モジュール
710 テレマティクスメタデータモジュール
715 セッション/テレマティクスメタデータ結合モジュール
800 ブロック図
805 テレマティクスデータ分析モジュール
810 中央サービスアクションモジュール
815 テレマティクスメタデータメッセージモジュール
820 端末アクションモジュール
900 フォーマット、変更されたSIP応答メッセージフォーマット
905 ステータスライン
910 ヘッダ
915 セッションデータのセット
920 テレマティクスメタデータのセット
925 eCallMetaData用P-ヘッダ
930 確認応答
935 コマンド
950-a 変更されたSIP200(OK)メッセージ、メッセージ、SIP200(OK)メッセージ、SIP200(OK)シグナリングメッセージ、応答メッセージ、変更されたSIP応答メッセージ
950-b, c, d, e 変更されたSIP応答メッセージ
955 コマンド
960 参照
965 動的メディアオブジェクト
970 タグ
975 テレマティクスメタデータオブジェクト
1100, 1200, 1300, 1400, 1500 通信交換
1605 プロセッサモジュール
1610 メモリ
1615 コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアコード、ソフトウェアコード
1615-a コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアコード、ソフトウェアコード
1620 シグナリングモジュール
1625 トランシーバモジュール
1630 アンテナ
1705 ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)
1800, 1900, 200, 2100 方法

Claims (68)

  1. テレマティクスデータを通信する方法であって、
    1のデバイスから第2のデバイスに第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを送信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    記第1のデバイスにおいて第2のSIPメッセージを受信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を含む方法。
  2. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 記第2のSIPメッセージを前記受信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を受信するステップであって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 記第2のSIPメッセージを前記受信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を受信するステップであって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの前記第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 記第1のデバイスから前記第2のデバイスに第3のSIPメッセージを送信するステップであって、前記第3のSIPメッセージは、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットに関する受信された前記要求に対する応答を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  8. 記第2のSIPメッセージを前記受信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく少なくとも1つのアクションの実行を求める命令を前記第2のデバイスから受信するステップであって、前記命令は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    をさらに含請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのアクションは、追加のテレマティクスデータを収集すること、車両の状態に影響を与えるアクションを実施すること、車両の構成要素をアクティブ化すること、車両の構成要素を非アクティブ化すること、車両のイグニションをオフにすること、車両のイグニションをオンにすること、車両の燃料供給をオフにすること、車両の燃料供給をオンにすること、ドアの鍵を開けること、ドアの鍵を閉めること、車両のクラクションをアクティブ化すること、外部可聴音をアクティブ化すること、車両のライトをアクティブ化すること、車両の点滅灯をアクティブ化すること、パワーウィンドウを作動させること、録音メッセージを再生すること、メディアをレンダリングすること、またはテキストメッセージを表示することのうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第2のSIPメッセージのヘッダから、前記第2のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分は前記メタデータを含むと判断するステップ
    をさらに含請求項3に記載の方法。
  11. 前記第2のSIPメッセージの前記ヘッダから、前記第2のSIPメッセージの前記本文はマルチパートフォーマットを含むと判断するステップと、
    前記ヘッダ中の情報に基づいて、前記第2のSIPメッセージの前記本文の第1の部分を識別するステップであって、前記第2のSIPメッセージの前記本文の前記第1の部分は、少なくとも、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、ステップと、
    前記ヘッダ中の前記情報に基づいて、前記第2のSIPメッセージの前記本文の第2の部分を識別するステップであって、前記第2のSIPメッセージの前記本文の前記第2の部分は、少なくとも、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップと
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 記第1のSIPメッセージのヘッダを生成するステップであって、前記ヘッダは、前記第1のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分がテレマティクスデータの前記第1のセットを含むことを示す指示を含む、ステップ
    をさらに含請求項1に記載の方法。
  13. 第1のプロトコルに従ってセッション情報の前記第1のセットをフォーマットするステップと、
    第2のプロトコルに従ってテレマティクスデータの前記第1のセットをフォーマットするステップと、
    少なくともセッション情報の前記フォーマットされた第1のセットおよびテレマティクスデータの前記フォーマットされた第1のセットを結合して、前記第1のSIPメッセージの前記本文を生成するステップと
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1のSIPメッセージは、前記通信セッションの開始を求める招待を含み、前記第2のSIPメッセージは、前記招待の拒否を含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記通信セッションは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)呼を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記通信セッションは、ストリーミングメディアまたは非ストリーミングメディアのうちの少なくとも1つを使用して、音声、文字単位テキスト、メッセージ単位テキスト、ビデオ、およびテキストメッセージングのうちの1つまたは複数を搬送する、請求項1に記載の方法。
  17. テレマティクスデータを通信するためのデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと
    を含み、前記メモリは命令を具体化し、前記命令は前記プロセッサによって、
    第1のデバイスから第2のデバイスに第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを送信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関係するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    前記第1のデバイスにおいて第2のSIPメッセージを受信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、デバイス。
  18. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項17に記載のデバイス。
  20. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を受信するステップであって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を行うように実行可能である、請求項17に記載のデバイス。
  21. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を受信するステップであって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を行うように実行可能である、請求項17に記載のデバイス。
  22. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく少なくとも1つのアクションの実行を求める命令を前記第2のデバイスから受信するステップであって、前記命令は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を行うように実行可能である、請求項17に記載のデバイス。
  23. 前記命令は前記プロセッサによって、
    前記第2のSIPメッセージのヘッダから、前記第2のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分は前記メタデータを含むと判断する
    ように実行可能である、請求項19に記載のデバイス。
  24. 前記命令は前記プロセッサによって、
    前記第2のSIPメッセージの前記ヘッダから、前記第2のSIPメッセージの前記本文はマルチパートフォーマットを含むと判断するステップと、
    前記ヘッダ中の情報に基づいて、前記第2のSIPメッセージの前記本文の第1の部分を識別するステップであって、前記第2のSIPメッセージの前記本文の前記第1の部分は、少なくとも、前記通信セッションに関係するセッション情報の前記第2のセットを含む、ステップと、
    前記ヘッダ中の前記情報に基づいて、前記第2のSIPメッセージの前記本文の第2の部分を識別するステップであって、前記第2のSIPメッセージの前記本文の前記第2の部分は、少なくとも、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、請求項23に記載のデバイス。
  25. テレマティクスデータを通信するための装置であって、
    1のデバイスから第2のデバイスに第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを送信するための手段であって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む、手段と、
    記第1のデバイスにおいて第2のSIPメッセージを受信するための手段であって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、手段と
    を含む装置。
  26. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項25に記載の装置。
  27. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項25に記載の装置。
  28. 前記第2のSIPメッセージを受信するための前記手段は、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を受信するための手段であって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、手段
    を含む、請求項25に記載の装置。
  29. 前記第2のSIPメッセージを受信するための前記手段は、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を受信するための手段であって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、手段
    を含む、請求項25に記載の装置。
  30. 前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの前記第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項29に記載の装置。
  31. 前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに第3のSIPメッセージを送信するための手段であって、前記第3のSIPメッセージは、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットに関する受信された前記要求に対する応答を含む、手段
    をさらに含む、請求項29に記載の装置。
  32. テレマティクスデータを通信するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムに含まれる命令はプロセッサによって、
    第1のデバイスから第2のデバイスに第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージを送信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関係するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    前記第1のデバイスにおいて第2のSIPメッセージを受信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて送信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、コンピュータプログラム。
  33. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載のコンピュータプログラム。
  34. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項32に記載のコンピュータプログラム。
  35. テレマティクスデータを通信する方法であって、
    2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージの少なくとも一部分を受信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    前記第1のSIPメッセージに応答して、前記第1のデバイスに第2のSIPメッセージを送信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を含む方法。
  36. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項35に記載の方法。
  38. 前記第2のSIPメッセージを前記送信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を送信するステップであって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を含む、請求項35に記載の方法。
  39. 記第2のSIPメッセージを前記送信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を送信するステップであって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を含む、請求項35に記載の方法。
  40. 前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの前記第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記第1のデバイスから第3のSIPメッセージを受信するステップであって、前記第3のSIPメッセージは、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットに関する送信された前記要求に対する応答を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項39に記載の方法
  42. 前記第2のSIPメッセージを前記送信するステップは、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関連する少なくとも1つのアクションを識別するステップと、
    テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記少なくとも1つの識別されたアクションの実行を求める命令を前記第1のデバイスに送信するステップであって、前記命令は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップと
    を含む、請求項35に記載の方法。
  43. 前記少なくとも1つの識別されたアクションは、追加のテレマティクスデータを収集すること、車両の状態に影響を与えるアクションを実施すること、車両の構成要素をアクティブ化すること、車両の構成要素を非アクティブ化すること、車両のイグニションをオフにすること、車両のイグニションをオンにすること、車両の燃料供給をオフにすること、車両の燃料供給をオンにすること、ドアの鍵を開けること、ドアの鍵を閉めること、車両のクラクションをアクティブ化すること、外部可聴音をアクティブ化すること、車両のライトをアクティブ化すること、車両の点滅灯をアクティブ化すること、パワーウィンドウを作動させること、録音メッセージを再生すること、メディアをレンダリングすること、またはテキストメッセージを表示することのうちの少なくとも1つを含む、請求項42に記載の方法。
  44. 前記第1のSIPメッセージのヘッダから、前記第1のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分はテレマティクスデータの前記第1のセットを含むと判断するステップ
    をさらに含む、請求項35に記載の方法。
  45. 前記第1のSIPメッセージの前記ヘッダから、前記第1のSIPメッセージの前記本文はマルチパートフォーマットを含むと判断するステップと、
    前記ヘッダ中の情報に基づいて、前記第1のSIPメッセージの前記本文の第1の部分を識別するステップであって、前記第1のSIPメッセージの前記本文の前記第1の部分は、少なくとも、前記通信セッションに関係するセッション情報の前記第1のセットを含む、ステップと、
    前記ヘッダ中の前記情報に基づいて、前記第1のSIPメッセージの前記本文の第2の部分を識別するステップであって、前記第1のSIPメッセージの前記本文の前記第2の部分は、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットを含む、ステップと
    をさらに含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記第2のSIPメッセージのヘッダを生成するステップであって、前記ヘッダは、前記第2のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分が前記メタデータを含むことを示す指示を含む、ステップ
    をさらに含む、請求項37に記載の方法。
  47. 第1のプロトコルに従って前記通信セッションに関係するセッション情報の前記第2のセットをフォーマットするステップと、
    第2のプロトコルに従ってテレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータをフォーマットするステップと、
    少なくとも、セッション情報の前記フォーマットされた第2のセット、およびテレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記フォーマットされたメタデータを結合して、前記第2のSIPメッセージの前記本文を生成するステップと
    をさらに含む、請求項46に記載の方法。
  48. 前記第1のSIPメッセージは、前記通信セッションの開始を求める招待を含み、前記第2のSIPメッセージは、前記招待の拒否を含む、請求項35に記載の方法。
  49. 前記通信セッションは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)呼を含む、請求項35に記載の方法。
  50. 前記通信セッションは、ストリーミングメディアまたは非ストリーミングメディアのうちの少なくとも1つを使用して、音声、文字単位テキスト、メッセージ単位テキスト、ビデオ、およびテキストメッセージングのうちの1つまたは複数を搬送する、請求項35に記載の方法。
  51. テレマティクスデータを通信するためのデバイスであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと
    を含み、前記メモリは命令を具体化し、前記命令は前記プロセッサによって、
    第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージの少なくとも一部分を受信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関係するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    前記第1のSIPメッセージに応答して、前記第1のデバイスに第2のSIPメッセージを送信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、デバイス。
  52. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項51に記載のデバイス。
  53. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項51に記載のデバイス。
  54. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を送信するステップであって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を行うように実行可能である、請求項51に記載のデバイス。
  55. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を送信するステップであって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップ
    を行うように実行可能である、請求項51に記載のデバイス。
  56. 前記命令は前記プロセッサによって、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関連する少なくとも1つのアクションを識別するステップと、
    テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記少なくとも1つの識別されたアクションの実行を求める命令を前記第1のデバイスに送信するステップであって、前記命令は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、請求項51に記載のデバイス。
  57. 前記命令は前記プロセッサによって、
    前記第1のSIPメッセージのヘッダから、前記第1のSIPメッセージの本文の少なくとも一部分は前記テレマティクスデータを含むと判断する
    ように実行可能である、請求項51に記載のデバイス。
  58. 前記命令は前記プロセッサによって、
    前記第1のSIPメッセージの前記ヘッダから、前記第1のSIPメッセージの前記本文はマルチパートフォーマットを含むと判断するステップと、
    前記ヘッダ中の情報に基づいて、前記第1のSIPメッセージの前記本文の第1の部分を識別するステップであって、前記第1のSIPメッセージの前記本文の前記第1の部分は、少なくとも、前記通信セッションに関係するセッション情報の前記第1のセットを含む、ステップと、
    前記ヘッダ中の前記情報に基づいて、前記第1のSIPメッセージの前記本文の第2の部分を識別するステップであって、前記第1のSIPメッセージの前記本文の前記第2の部分は、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、請求項57に記載のデバイス。
  59. テレマティクスデータを通信するための装置であって、
    2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージの少なくとも一部分を受信するための手段であって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関するテレマティクスデータの第1のセットを含む、手段と、
    前記第1のSIPメッセージに応答して、前記第1のデバイスに第2のSIPメッセージを送信するための手段であって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、手段と
    を含む装置。
  60. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項59に記載の装置。
  61. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項59に記載の装置。
  62. 前記第2のSIPメッセージを送信するための前記手段は、
    テレマティクスデータの前記第1のセットが前記第2のデバイスにおいて良好に受信されたかどうかの指示を送信するための手段であって、前記指示は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、手段
    を含む、請求項59に記載の装置。
  63. 前記第2のSIPメッセージを送信するための前記手段は、
    テレマティクスデータの前記第1のセットに関する要求を送信するための手段であって、前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの前記内容に基づく前記メタデータを含む、手段
    を含む、請求項59に記載の装置。
  64. 前記要求は、テレマティクスデータの前記第1のセットの再送信を求める要求、テレマティクスデータの前記第1のセットの更新バージョンの送信を求める要求、またはテレマティクスデータの異なるセットの送信を求める要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項63に記載の装置。
  65. 前記第1のデバイスから第3のSIPメッセージを受信するための手段であって、前記第3のSIPメッセージは、少なくとも、テレマティクスデータの前記第1のセットに関する送信された前記要求に対する応答を含む、手段
    をさらに含む、請求項63に記載の装置。
  66. テレマティクスデータを通信するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムに含まれる命令はプロセッサによって、
    第2のデバイスにおいて第1のデバイスから第1のセッション開始プロトコル(SIP)メッセージの少なくとも一部分を受信するステップであって、前記第1のSIPメッセージは、少なくとも、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の通信セッションに関係するセッション情報の第1のセット、および前記第1のデバイスのステータスに関係するテレマティクスデータの第1のセットを含む、ステップと、
    前記第1のSIPメッセージに応答して、前記第1のデバイスに第2のSIPメッセージを送信するステップであって、前記第2のSIPメッセージは、前記第1のSIPメッセージにおいて受信されたテレマティクスデータの前記第1のセットの内容に基づくメタデータを含む、ステップと
    を行うように実行可能である、コンピュータプログラム。
  67. セッション情報の前記第1のセットは、前記通信セッションの開始を求める要求、または前記通信セッションに関連する情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項66に記載のコンピュータプログラム。
  68. 前記第2のSIPメッセージは、前記通信セッションに関係するセッション情報の第2のセットを含む、請求項66に記載のコンピュータプログラム。
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