JP6125469B2 - 物品の包装方法及びその装置 - Google Patents

物品の包装方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6125469B2
JP6125469B2 JP2014151569A JP2014151569A JP6125469B2 JP 6125469 B2 JP6125469 B2 JP 6125469B2 JP 2014151569 A JP2014151569 A JP 2014151569A JP 2014151569 A JP2014151569 A JP 2014151569A JP 6125469 B2 JP6125469 B2 JP 6125469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
stick
articles
article
sticks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014151569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016028557A (ja
Inventor
齋藤 勲
勲 齋藤
晃 水谷
晃 水谷
昌孝 二村
昌孝 二村
Original Assignee
株式会社フジキカイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジキカイ filed Critical 株式会社フジキカイ
Priority to JP2014151569A priority Critical patent/JP6125469B2/ja
Publication of JP2016028557A publication Critical patent/JP2016028557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125469B2 publication Critical patent/JP6125469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Description

本発明は、冷菓などの物品を包装する方法及びその装置に関する。
従来、冷菓製造機で製造されたスティック付アイスキャンディやアイスクリーム等の冷菓を包装機で袋詰めする技術として様々な提案がなされている。例えば、特許文献1においては、冷菓製造機で製造された冷菓を包装機へ供給するまでの搬送経路において冷菓が搬送部に接触しないように、複数の冷菓を吊り下げ保持して、複数の包装部の夫々の上方位置に各冷菓を移送して各保持を解除することによって各包装部に各冷菓を供給し、各包装部にて各冷菓をピロー包装することが示されている。このような供給方式は、バケットコンベヤや反転シャッター等の各種搬送手段の搬送部などの周辺物体に冷菓本体が擦れたり冷気の影響を受けて固着したりすることを防ぐことができる点で有利である。また、冷菓本体に対する雑菌の付着可能性を低くして衛生面においても期待できる。
特開2011−97904号公報
しかしながら、特許文献1においては、まとめて移送される夫々の冷菓を速やかに供給するためには、冷菓の数に対応して製袋充填機に包装部を複数配設し、各包装部に冷菓を落下供給しなければならなかった。結果、夫々の冷菓を包装部に向けて速やかに供給できるが、その反面、夫々の包装部における横シール手段や縦シール手段やフィルム供給手段などを駆動制御するための設定調整などに手間が掛かったり、夫々の包装部の清掃、メンテナンスなどに手間が掛かったりする点で不利である。
本発明は、一つの包装部に向けて、複数の物品を速やかに供給すると共に良好に包装し得る包装方法およびその装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1又は請求項4に係る発明のスティック付物品を包装する包装方法又はその装置によれば、製造機から受け渡し位置(A)まで挟持して吊り下げ搬送されてきた複数のスティック付物品(P)の物品本体から夫々突出したスティック(S)を移載手段(10)が挟持して受け取ると共に受け取った吊り下げ姿勢(PA)のスティック付物品(P)の夫々を回動して横倒し姿勢(PB)にしてフィルムに載置するまで前記スティックを支持し続け、引き出したフィルム(F)を上下に対向させると共にその対向したフィルム(F1,F2)の端縁部(FE1、FE2)を連続搬送される対向フィルム(F1,F2)の送り方向と交差する左右方向における一側方で重合させるフィルム成形を終える前に該一側方が上下方向に離間した成形中の対向フィルム(F1,F2)の間に、前記移載手段(10)における走行体(34)が、前記フィルムの送りに同調して成形中のフィルムと並走しながら、前記横倒し姿勢(PB)で支持している前記複数のスティック付物品(P)の夫々を、前記一側方側から挿入して対向フィルム(F1,F2)の送り方向に所定間隔を開けてフィルム(F2)上に載置し、前記フィルム成形によって重合された前記両端縁部(FE1、FE2)に縦シール手段(58)によって縦シールを施すと共に前記所定間隔ごとに載置された前後のスティック付物品(P)の間のフィルムに横シール手段(60)によって横シールを施すことを特徴とする。
この請求項1に係る発明によれば、吊り下げ姿勢(PA)のスティック付物品(P)の夫々を移載手段(10)が回動して横倒し姿勢(PB)にしてフィルムに載置するまで前記スティックを支持し続け、移載手段(10)における走行体(34)がフィルムの送りに同調して成形中のフィルムと並走しながら、横倒し姿勢(PB)で支持している複数のスティック付物品(P)の夫々を、上下方向に離間している対向フィルム(F1,F2)の送り方向と交差する左右方向における一側方のフィルム(F1,F2)の間に該一側方側から挿入し、対向フィルム(F1,F2)の送り方向に所定間隔を開けてフィルム(F2)上に載置した後、フィルムに縦シールと横シールを施すことから、縦シール手段(58)と横シール手段(60)を備えた一つの包装部(50)に向けてまとめて移送される複数のスティック付物品(P)を速やかに供給することができる。また、走行体(34)が複数のスティック付物品(P)を対向フィルム(F1,F2)の送り方向に所定間隔を開けてフィルム(F2)上に直接載置することによって、横シール手段(60)によるスティック付物品(P)の噛み込み要因となるスティック付物品(P)の姿勢の乱れを抑制しながら、各スティック付物品(P)を安定供給し得るため、良好な包装が可能になる。また、移載手段(10)が複数のスティック付物品(P)をフィルム(F2)に直接載置することによって、ベルトコンベヤなどの周辺物体に各スティック付物品(P)が接触しないため、スティック付物品(P)と周辺物体などとの擦れや固着(付着)などを防ぐことができ、衛生面においても優れた効果が期待できる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係る発明は、前記複数のスティック付物品(P)のスティック(S)を夫々挟持して前記受け渡し位置(A)まで吊り下げ搬送し、それらのスティック(S)を前記移載手段(10)が夫々挟持しながら横倒し姿勢(PB)にして支持して、夫々の物品本体を周辺物体に接触させることなく前記スティック付物品(P)を夫々、前記フィルム(F2)に載置することを特徴とする。
この請求項2に係る発明によれば、製造機からフィルムに載置するまで、各スティック付物品(P)のスティック(S)を夫々支持して夫々の物品本体を周辺物体に接触させることなくスティック付物品(P)を夫々に搬送することから、例えばスティック付物品(P)がスティック付冷菓などの食品である場合には、物品本体が周辺物体や移載手段(10)に直接接触しないことから、擦れや固着(付着)などを特に防ぎ、衛生面においてより一層優れた効果が期待できる。
次に、請求項1または請求項2に従属する請求項3に係る発明は、前記所定間隔は、製造機から取り出したスティック付物品(P)の間隔であることを特徴とする。
この請求項3に係る発明によれば、所定間隔は、製造機から取り出したスティック付物品(P)の間隔であることが望ましい。製造機から取り出したスティック付物品(P)の間隔のまま包装を施すことができるため、スティック付物品(P)の間隔を拡張・縮小などする間隔調整が不要となる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、一つの包装部に向けて、複数の物品を速やかに供給すると共に良好に包装し得る包装方法およびその装置を提供することができる。
冷菓製造機から抜き取った冷菓を搬送する搬送手段を示した概略斜視図である。 本実施形態に係る移載手段により搬送される冷菓とフィルムとの関係を示した平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 (a)は本実施形態に係る冷菓の供給装置における横形製袋充填機(包装部)の略体平面図であり、(b)は(a)の側面図である。 (a)は第1走行体の把持部が冷菓を把持する前の状態を示す図であり、(b)は、把持部が冷菓を把持した状態を示す図であり、(c)は、回動部の回動によって冷菓を吊り下げ姿勢から横倒し姿勢に切換える状態を示す図であり、(d)は、第2走行体が冷菓を横倒し姿勢で支持した状態を示す図であり、(e)は、第2走行体が移動して冷菓を対向フィルムの開口に挿入する状態を示す図である。 本実施形態に係る冷菓の包装装置によって得られる包装形態の平面図である。
先ず、本実施形態に係る包装対象物品としてのスティック付冷菓を包装する方法およびその装置の説明に先立ち、冷菓Pを製造する冷菓製造機の概略構成について簡単に説明する。ここで、冷菓P(物品)は、図1に示すように冷菓本体にスティックSが差し込まれた形態であり、長手方向の方が、長手方向に交差する方向より長い細長の形状である。
冷菓製造機においては、冷菓原料が充填された多数のモールド(不図示)内で凍結途中の冷菓原料にスティックSを上方から差し込んだ後、各モールド内で凍結した冷菓の冷菓本体から上方に突出したスティックSを図1に示す搬送手段2が、その搬送手段2のキャリア4に配設された狭持部材6で狭持してモールドから抜き取って、冷菓Pを多列で多数行に整列した状態で吊り下げ保持して間欠的に搬送する。なお搬送手段2は、搬送方向Qと交差する横方向に離間した一対の無端チェーン(不図示)に複数のキャリア4が架設され、両無端チェーンによって複数のキャリア4が巡回するようになっている。
各キャリア4には狭持部材6がモールド内の各冷菓Pに夫々対応して配設されている。これらの狭持部材6によってモールドに横一列に一定の間隔で並んだ12個の冷菓Pの各スティックSがまとめて狭持され各モールドから冷菓Pがまとめて抜き取られる。
また、搬送手段2は、キャリア4が降下して搬送終端に到来する都度、搬送を一時停止し、その一時停止中に狭持部材6により吊り下げられている各冷菓Pをその搬送終端より外側の引継ぎ位置A(受け渡し位置)に到来した後述する移載手段10に受け渡すようになっている。
移載手段10は、図2、3に示すようにモータなどからなる駆動源から駆動力を受けて略水平方向に環状に広がった軌道32に沿って一方向に走行する第1走行体14を有している。軌道32は、引継ぎ位置Aより進行方向前方側の所定区間がフィルム内への物品供給動作を行う物品供給動作区間Bであり、その区間Bにおいては図4に示す横形製袋充填機50(包装部)に一直線に設けたフィルム成形区間Cの側方に平行に並んで第1走行体14をそのフィルム成形区間Cに沿って案内するように形成されている。移載手段10は、第1走行体14と、その下方に配設された第2走行体34からなる。
第1走行体14は、支持枠16と、その支持枠16に回動支持された回動部21からなる。支持枠16は、底が開口するよう形成された矩形状の枠体18と、その枠体18の走行方向の最前方と最後方の両側から起立している一対の側板20と、それら側板20の下側に、側板20の底に沿って延在し互いが平行になるように敷かれたレール36を有している。回動部21は、支持枠16に配設されたモータから駆動力を受けて両側板20に架設された軸周りを一体となって90°の角度範囲で反復回動し得る複数のアーム22(本実施形態においては12本)と、把持部24を備えている。把持部24は、各アーム22の先端に埋設され、アーム22の回動軌跡に接する方向に進退移動するシリンダ26と、各シリンダ26の先端にシリンダ26の進退移動方向に対し直角に延在し、シリンダ26の進退移動に連動して近接・離間の動作をする各一対の爪28を備えている。
それぞれ一対の爪28は、キャリア4の狭持部材6の間隔に対応するように枠体18の走行方向に一定の間隔で配設されている。各把持部24は、各一対の爪28によって、図5(a)〜(c)に示すように狭持部材6が吊り下げている冷菓Pの一部、即ちスティックSを引き継ぎ位置Aで狭持して受け取った後に、アーム22を90°回動させて受け取った吊り下げ姿勢PAの夫々の冷菓Pを水平方向に向けて把持状態を維持しながら横倒し姿勢PBで支持可能とされている。
図3に戻り、第1走行体14の支持枠16の底に配設されたレール36はそれぞれ第2走行体34におけるスライド体38と係合していることにより、第2走行体34が側板20に沿う方向に走行案内されるようになっている。
第2走行体34は、一対のスライド体38と、それらスライド体38に架設されたキャリア40と横倒し姿勢PBになった各冷菓PのスティックSを受け入れて支持し得るように、各スティックSに対応して、キャリア40に配設された複数の第2把持部42と、後方側のキャリア40の底部に固定され、第2把持部42とは逆方向に向けて突出したガイドバー43と、そのガイドバー43の先端部から下方に突出したガイドピン44を有している。このガイドピン44が前述の物品供給動作区間Bに設けられたガイドレール46と係合することによって、第2走行体34のキャリア40の後端が二点鎖線で示す軌跡40Aを辿るように、第2走行体34がフィルム成形区間CのフィルムFの送り方向に直交する左右方向(側方)に移動するようになっている。なお、第2走行体34が左右方向に移動する間、第1走行体14は、軌道32上をフィルムFの送り方向に直線走行するが、左右方向に移動することはない。
包装部としては、図4に示すような横形製袋充填機50が採用される。具体的には、原反ロール52(フィルム供給源)からフィルム成形手段としての送りローラ54等(フィルム供給手段)によって引出した帯状のフィルムFをフィルム成形手段としての製袋手段56に送り、その製袋手段56によって帯状のフィルムFをそのフィルムFの幅方向に中央付近から折り返してフィルムを上下に対向させると共にそれら対向した上側のフィルムF1と下側のフィルムF2の各端縁部FE1、FE2をその対向フィルムF1、F2の送り方向と交差する左右方向における一側方で重合させてフィルムを筒状に成形する。なお、この製袋手段56によってフィルム成形を終える前の成形区間C(フィルム成形中)の対向フィルムF1、F2は一側方が上下方向に離間(開口)した断面⊃状(アルファベット文字Uを横に寝かせた姿勢)になっている。このように一側方が開口した成形中の上下に対向するフィルムF1、F2間には、第2走行体34から冷菓Pが挿入され(図2、図5(e)参照)、対向フィルムF1、F2の送り方向に所定間隔ごとに下側のフィルムF2上に載置されるようになっていることから、これら冷菓Pを載置した筒状のフィルムFを、フィルム成形区間Cよりフィルム送り方向における下流側に配設された縦シール手段58が、一側に向いて重合した筒状のフィルムFの両端縁部FE1、FE2に対しフィルム送り方向に沿って縦シールを施すと共に、その下流に配設された横シール手段60が、前後の冷菓Pの間のフィルムに対し側方に沿って横シールを施し、更に、その横シールと共にフィルムFを切断し、図6に示すようなピロー包装品PKを得るようになっている。なお横形製袋充填機50は所定の速度でフィルムを連続して搬送してピロー包装するように駆動される。
このような包装装置において、移載手段10は横形製袋充填機50に対して図5(C)のように横倒し姿勢PBで支持している冷菓Pを次のようにして供給する。
先ず、移載手段10が図2に示すフィルム成形区間Cに先に載置されている最後方の先行物品PLの後方に、次に載置する先頭の物品PFを載置するように、また、最後方の先行物品PLと先頭の物品PFとの間隔が、先に載置されているそれぞれの先行物品の間隔と同じになるように、送りローラ54(フィルム供給手段)と移載手段10に夫々配設された不図示のエンコーダパルス情報に基づき、移載手段10が受け渡し位置Aから移動を開始するタイミングとフィルム送り方向への移載手段10の移動速度が横形製袋充填機50における不図示の制御部によって駆動制御されるようになっている。
なお、移載手段10が横形製袋充填機50によって所定速度で連続搬送されているフィルムF2上に冷菓Pを載置する直前及から直後の一定のタイミングは移載手段10が移動する速度をフィルム送り速度と同じ速度にして、その他のタイミングでは移載手段10の速度を加速や減速するなどフィルム送りに同調するように速度調整がなされるようになっている。
移載手段10は、第1走行体14が受け渡し位置Aから対向フィルムF1,F2の送り方向と平行に移動を開始すると、第2走行体34が対向フィルムF1,F2の送り方向に第1走行体14と共に移動しながらガイドレール46の案内によって、フィルム送り方向に直交する左右方向に序々に移動を開始する。
そして、図5(d)のごとく、第2走行体34は、キャリア40の左右方向への位置情報に基づき、各把持部24が横倒し姿勢PBで支持している冷菓Pの各スティックSをキャリア40に配設された各第2把持部42によって把持する。なお、各第2把持部42が把持すると、各把持部24はスティックSの把持を解除するようになっている。
第2走行体34は、第1走行体14が支持していた各冷菓Pを受け取った後も、それら冷菓Pを支持した状態で、第1走行体14と共に対向フィルムF1,F2の送り方向に移動しながら左右方向に移動して、左右方向(帯状フィルム幅方向)の一側方が開口した成形中の対向フィルムF1,F2の間に図5(e)のように、各冷菓Pを一括挿入すると共に下側のフィルムF2に一括して載置する。
なお、第2走行体34が各冷菓Pを下側のフィルムF2上に載置する直前から直後の一定のタイミングにおいては、成形中のフィルムF1,F2と並走しながら前述したようにフィルムの送り速度と同じ一定の速度でフィルム送り方向に移動する。
第2走行体34は、上記載置する直前の一定のタイミングにおいては各冷菓Pが対向フィルムF1,F2の開口内に進入する向きに移動し、上記載置した直後の一定のタイミングにおいては対向フィルムF1,F2の開口から退出する向きに移動し、更に、両タイミングの間の一定のタイミングでは左右方向の移動を停止した状態でフィルムと共にフィルム送り方向に移動すると共に、キャリア40の左右方向への位置情報に基づき、各第2把持部42におけるスティックSの支持を解除する。
このことによって、各冷菓Pは位置がずれることなく、下側のフィルムF2上の適正な位置に載置される。
また、上記載置直前から直後の一定のタイミングにおいては第2走行体34を一定の速度で走行させ、その他のタイミングにおいては第2走行体34を加速や減速させて同調するように走行させることによって、先行載置される冷菓Pを含め、フィルム送り方向における前後の冷菓Pの間隔が全て同じなるように、各冷菓Pが下側のフィルムF2上に載置される。
そして、載置直後の一定のタイミングが終了した際、即ち、各第2把持部42が左右方向に移動して下側のフィルムF2上に載置した冷菓Pから離れた際に、第2走行体34の移動速度を変速させて第2走行体34をフィルム送り方向における下流側に移動させ、後続の移動手段10を受け渡し位置Aに待機させる。
下側のフィルムF2上に載置された冷菓Pが下側のフィルムF2によってフィルム送り方向に移動するに連れ、図4(b)のごとく、上側のフィルムF1が冷菓Pの上方から序々に接近し、上下のフィルムF1,F2の一側方の端縁部FE1,FE2が重合し始めると共に、載置された冷菓Pは上側のフィルムF1によって序々に覆われ押えられる。
そして、縦シール手段58によって重合した一側方の端縁部FE1,FE2にフィルム送り方向に沿って縦シール(図6の符号58F参照)が施され、横シール手段60によって所定の間隔ごとに各冷菓Pの間のフィルムに対し左右方向に沿って横シール(図6の符号60F参照)が施されると共に横シール手段60に内在するカッタによってフィルムが切断されることによって、図6のごとく、冷菓Pを内包するように袋の周囲3箇所にシールを施したピロー包装品PKが得られる。
このピロー包装品PKは、スティックSが一側方の縦シール箇所58F側に向き、その縦シール箇所58Fの両側に横シールが施された包装形態であり、3箇所のシール強度を低めに設定すれば、袋から冷菓Pを取り出す際には、袋内部で冷菓Pを動かしたり、袋を破いたりすることなく、夫々のシールを剥すことで、袋から手などを汚すことなく、スティックSを掴んで冷菓Pを簡単に取り出すことができる。
以上のような物品の包装方法およびその装置においては、次のような効果を奏する。
吊り下げ姿勢PAの冷菓Pの夫々を移載手段10が横倒し姿勢PBにして支持して、移載手段10における走行体としての第2走行体34がフィルムの送りに同調して成形中のフィルムと並走しながら、横倒し姿勢PBで支持している複数の冷菓Pの夫々を、上下方向に離間している対向フィルムF1,F2の送り方向と交差する左右方向における一側方のフィルムF1,F2の間にその一側方側から挿入し、対向フィルムF1,F2の送り方向に所定間隔を開けて下側のフィルムF2上に載置した後、フィルムに縦シールと横シールを施すことから、縦シール手段58と横シール手段60を備えた包装部としての一つの横形製袋充填機50に向けてまとめて移送される複数の冷菓Pを速やかに供給することができる。
また、無端ベルトなどからなる周知の横形製袋充填機における供給コンベヤで、冷菓Pを製袋手段に渡す従来方式では、冷菓Pなどの物品がフィルムなどに乗り移る際に姿勢が乱れる(傾く)ことがある。この乱れは、物品の底面が凸凹や湾曲など不均一であってフィルムに対し均一に接触しない物品や搬送方向における寸法が極めて短い物品などに顕著に起こり得る。そして、このような姿勢の乱れは、横シール手段60による物品の噛み込みを招き易くする要因になり、特に横シール間隔を狭くしてタイトに包装する程、招き易くなる問題が内在している。
これに対し本実施形態においては、第2走行体34が複数の冷菓Pを対向フィルムF1,F2の送り方向に所定間隔を開けてフィルムF2上に直接載置することによって、横シール手段60による物品の噛み込み要因となる冷菓Pの姿勢の乱れを抑制しながら、各冷菓Pを安定供給し得るため、良好な包装が可能になる。
また、移載手段10が複数の冷菓PをフィルムF2に直接載置することによって、ベルトコンベヤなどの周辺物体に各冷菓Pが接触しないため、冷菓Pと周辺物体などとの擦れや固着(付着)などを防ぐことができ、衛生面においても優れた効果が期待できる。
更に、本実施形態においては、各冷菓Pの冷菓本体から突出したスティックSを夫々支持して夫々の物品本体を周辺物体に接触させることなく冷菓Pを夫々に搬送することから、冷菓本体がベルトコンベヤなどの周辺物体や移載手段10に直接接触しないことから、擦れや固着(付着)などを特に防ぎ、衛生面においてより一層優れた効果が期待できる。
また、移載手段10は、フィルム送りに同調して、フィルムF2上に載置する前後の冷菓Pの間隔が全て同じになるように、各冷菓PをフィルムF2上に載置することから、連続運転(包装)しながら、包装資材をロスすることなく、同じ袋サイズのピロー包装品PKを得ることができる。
また、本実施形態においては、第2走行体34が各冷菓Pを下側のフィルムF2に一括して載置することから、載置された各冷菓Pの間隔は、搬送手段2のキャリア4によって吊り下げ姿勢PAとされた各冷菓Pの間隔と同じになる。即ち、冷菓Pの間隔を調整し得る間隔調整手段などを用いることなく、最後方の先行冷菓PLと第2走行体34が支持している先頭の冷菓PFとの間隔を調整するだけの簡素な構造によって、冷菓Pを一定の間隔ごとに横シール手段60に向けて供給することができる。
[変更例]
・移載手段10としては、第1走行体14を引き継ぎ位置Aに固定し、第2走行体34のみが移動するようにしてもよい。
・成形中の対向フィルムF1、F2に向け複数の冷菓Pを一括挿入するものに限ることなく、例えば、キャリア40に配設された第2走行体34の第2把持部42が走行方向の前方から順番に移動し、冷菓Pを一つずつ筒状フィルムFの開口に供給するように構成してもよい。このように冷菓Pを供給できれば移載手段10のフィルム送り方向における走行速度を調整することによって、下側のフィルムF2上における各冷菓Pの間隔の設定切替えが可能になる。
・製袋手段56より上方からフィルムFを製袋手段56に向けてフィルム進入させて側方が開口する筒状のフィルムFを成形するようにしてもよい。
・物品を供給する際のフィルムFの開口形状としては、断面⊃状に限られず断面L字状など両端縁部FE1、FE2が大きく離間した形状でもよい。
・包装部としては、縦シールをフィルム側端に施す横三方シール方式を施す横形製袋充填機50に限られず、帯状フィルムをフィルム送り方向に沿ってカットして二分割した各帯状の分割フィルムを上下に対向離間させ、これら対向離間した上下のフィルムの間に物品を側方から供給した後上下フィルム各端縁部を重合して縦・横二箇所ずつシールする四方シールなどを行う横形製袋充填機50でもよい。
・吊り下げ姿勢PAの冷菓Pを横倒し姿勢PBにするにあたって、第1走行体14のアーム22や把持部24における駆動源としては、モータやエアシリンダ等、様々な駆動源が採用可能である。
・移載手段10が鉛直方向に環状に広がった軌道を移動するようにしてもよい。
・移載手段10が無端状ベルト、チェーンなどの無端索体などによって走行するようにしてもよい。
・移載手段10を複数設けて、各移載手段10の走行を独立して駆動制御するようにしてもよい。
・物品としては、アイスバーなどのスティック付冷菓Pの他に、スティックを排除した冷菓本体だけでなる冷菓や、フランクフルトのようにソーセージが棒に刺さった食品などでもよい。
・移載手段10が搬送手段2のキャリア4から冷菓Pを受け取った後に、各冷菓Pの間隔を拡張・縮小し得るように自動間隔調整手段を移載手段10に設けてもよい。
・スカラーロボットなどのアームに装着したハンド部によって吊り下げ姿勢PAの各冷菓Pの夫々を受け取って横倒し姿勢PBにする共に、ハンド部をフィルム送りに同調するように対向フィルムに並走させながら、下側フィルム上に各冷菓Pを所定間隔ごと載置するように移載手段10を構成してもよい。このように移載手段10を構成することによって、軌道32を排除するなど装置を小型化することができる。
・第2走行体34が対向フィルムF1、F2間に一側方から進入する時の冷菓Pの高さ位置より、第2走行体34が下側のフィルムF2上に冷菓Pを載置する時の冷菓Pの高さ位置の方が、下側のフィルムF2に接近するよう冷菓P又は第2走行体34を上下方向に移動させるようにしてもよい。このことにより、一側方から進入する時には物品とフィルムとの接触を回避し易くすることができ、下側のフィルム上に物品を載置する時には物品への衝撃を緩和することができる。
10:移載手段 34:第2走行体(走行体) 56:製袋手段(フィルム成形手段)
58:縦シール手段 60:横シール手段 A:引継ぎ位置(受け渡し位置)
F:フィルム FE1:上側のフィルムの端縁部 FE2:下側のフィルムの端縁部
P:冷菓(物品) S:スティック PA:吊り下げ姿勢 PB:横倒し姿勢

Claims (4)

  1. スティック付物品を包装するスティック付物品の包装方法であって、
    製造機から受け渡し位置まで挟持して吊り下げ搬送されてきた複数のスティック付物品の物品本体から夫々突出したスティックを移載手段が挟持して受け取ると共に受け取った吊り下げ姿勢のスティック付物品の夫々を回動して横倒し姿勢にしてフィルムに載置するまで前記スティックを支持し続け
    引き出したフィルムを上下に対向させると共にその対向したフィルムの端縁部を連続搬送される対向フィルムの送り方向と交差する左右方向における一側方で重合させるフィルム成形を終える前に該一側方が上下方向に離間した成形中の対向するフィルムの間に、前記移載手段における走行体が、前記フィルムの送りに同調して成形中のフィルムと並走しながら、前記横倒し姿勢で支持している前記複数のスティック付物品の夫々を、前記一側方側から挿入して対向フィルムの送り方向に所定間隔を開けてフィルム上に載置し、
    前記フィルム成形によって重合された前記両端縁部に縦シール手段によって縦シールを施すと共に前記所定間隔ごとに載置された前後のスティック付物品の間のフィルムに横シール手段によって横シールを施すことを特徴とするスティック付物品の包装方法。
  2. 前記複数のスティック付物品のスティックを夫々挟持して前記受け渡し位置まで吊り下げ搬送し、それらのスティックを前記移載手段が夫々挟持しながら横倒し姿勢にして支持して、夫々の物品本体を周辺物体に接触させることなく前記スティック付物品を夫々、前記フィルムに載置することを特徴とする請求項1に記載のスティック付物品の包装方法。
  3. 前記所定間隔は、製造機から取り出したスティック付物品の間隔であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスティック付物品の包装方法。
  4. 製造機から受け渡し位置まで挟持して吊り下げ搬送されてきた複数のスティック付物品の物品本体から夫々突出したスティックを挟持して受け取ると共に受け取った吊り下げ姿勢のスティック付物品の夫々を回動して横倒し姿勢にしてフィルムに載置するまで前記スティックを支持し続ける移載手段と、
    引き出したフィルムを上下に対向させると共にその対向したフィルムの端縁部を該対向フィルムの送り方向と交差する左右方向における一側方で重合させてフィルムを成形するフィルム成形手段と、
    該フィルム成形手段がフィルム成形を終える前に前記一側方が上下方向に離間した成形中の対向するフィルムの間に、前記フィルムの送りに同調して成形中のフィルムと並走しながら、前記横倒し姿勢で支持している前記複数のスティック付物品の夫々を、前記一側方側から挿入して対向フィルムの送り方向に所定間隔を開けてフィルム上に載置する前記移載手段における走行体と、
    前記フィルム成形手段によって重合された前記両端縁部に縦シールを施す縦シール手段と、
    前記所定間隔ごとに載置された前後のスティック付物品の間のフィルムに横シールを施す横シール手段を備えることを特徴とするスティック付物品の包装装置。
JP2014151569A 2014-07-25 2014-07-25 物品の包装方法及びその装置 Active JP6125469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014151569A JP6125469B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 物品の包装方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014151569A JP6125469B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 物品の包装方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016028557A JP2016028557A (ja) 2016-03-03
JP6125469B2 true JP6125469B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=55434868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014151569A Active JP6125469B2 (ja) 2014-07-25 2014-07-25 物品の包装方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6125469B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6532837B2 (ja) * 2016-03-30 2019-06-19 株式会社フジキカイ スティック付物品の包装装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737522A (en) * 1980-08-20 1982-03-01 Omori Machinery Method and device for packing candy with stick
JPS6011817Y2 (ja) * 1981-01-26 1985-04-18 明治乳業株式会社 アイスクリ−ム製造機のステイツクアイスクリ−ム排出装置
JPS62271807A (ja) * 1987-03-27 1987-11-26 大森機械工業株式会社 棒付きキヤンデ−の包装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016028557A (ja) 2016-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6725635B2 (en) Feed arrangement for pouches in continuous motion pouching machinery
JP2553684B2 (ja) 熱成形方法及び装置
US20180215486A1 (en) Apparatus for packaging a product in a respective preformed wrapping
JP6786283B2 (ja) 物品の搬送装置を含む袋詰め包装機及びカップ詰め包装機
US7318877B2 (en) High speed labeling device and method
JP2006504602A (ja) 単一のレーンにある連続する物品を複数のレーンに分流するための装置
JP6786114B2 (ja) 搬送装置
JP5058338B2 (ja) ラベルを複数レーンで供給する方法及び装置
JP6125469B2 (ja) 物品の包装方法及びその装置
JP6366449B2 (ja) フィルム被嵌ヘッド
AU649767B2 (en) Confection conveyor system with constant-velocity pick-up section and pausing drop section
ITVR20100113A1 (it) Caricatore volumetrico per prodotti alimentari in pile quali biscotti o simili
JP2001310816A (ja) 物品の位置決め方法及びその装置
JPWO2016052014A1 (ja) 容器搬送装置
JP5026493B2 (ja) 冷菓の供給方法および装置
US3530636A (en) Filling apparatus and method
JP6271469B2 (ja) スティック付物品の包装装置と包装方法
US7941992B2 (en) Method and unit for feeding products to a group-forming unit
JP2011057310A (ja) 物品供給装置
JP2014065574A (ja) フィルム搬送装置及び深絞り包装機
JP6532837B2 (ja) スティック付物品の包装装置
JP2018002469A (ja) 搬送装置
JP6512781B2 (ja) ピロー包装機
JP2684335B2 (ja) 横型製袋充填包装機
WO2017169653A1 (ja) ラベル被嵌システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250