JP6271469B2 - スティック付物品の包装装置と包装方法 - Google Patents

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本発明は、冷菓などのスティック付物品の包装装置と包装方法に関する。
従来、冷菓製造機で製造されたスティック付アイスキャンディ等のスティック付物品を包装機で袋詰めする技術として様々な提案がなされている。例えば、特許文献1においては、冷菓製造機で製造されたスティック付冷菓を包装機へ供給するまでの搬送経路において物品本体が搬送部に接触しないように複数の物品本体から夫々突出したスティックを吊り下げ保持して、複数の包装部の夫々の上方位置に各物品を移送して各保持を解除することによって各包装部に各冷菓を供給し、各包装部にて各冷菓をピロー包装することが示されている。このような供給方式は、バケットコンベヤや反転シャッター等の各種搬送手段の搬送部などの周辺物体に冷菓本体が擦れたり冷気の影響を受けて固着したりすることを防ぐことができる点で有利である。また、冷菓に対する雑菌の付着可能性を低くして衛生面においても期待できる。
特開2011−97904号公報
しかしながら、上述した冷菓製造機においては、冷菓製造機からまとめて吊り下げ搬送されてきた夫々のスティック付冷菓を速やかに包装するためには、冷菓の数に対応して製袋充填機には包装部を複数配列し、各包装部に冷菓を落下供給しなければならなかった。このため、それぞれの包装部を駆動制御するための設定調整などに手間が掛かったり、清掃・メンテナンスなどに手間が掛かったりする点で不利である。
本発明は、上記の点を考慮して創案されたものであって、本発明は、一つの包装部に複数のスティック付物品を速やかに供給して包装し得る包装方法およびその装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のスティック付物品の包装装置と包装方法は、次の手段をとる。
先ず、請求項1に係るスティック付物品の包装装置の発明は、フィルム供給源(52)から引き出したフィルム(F)を成形するフィルム成形手段(56)と、該フィルム成形手段(56)により成形中のフィルム送り方向に沿って重合したフィルム(F)の重合部に縦シールを施す縦シール手段(58)と、前記成形中のフィルム送り方向に交差する幅方向に横シールを施す横シール手段(60)とを有した横形製袋充填機と、受渡位置(AD)に吊り下げ姿勢(PA)で並んでいる物品(P)のスティック(S)をそれぞれ挟持して複数の物品(P)を受け取って吊り下げ姿勢(PA)で支持する受取手段(22)と、該受取手段(22)が支持している複数の物品(P)の間隔を前記横形製袋充填機(50)への供給間隔に変更して支持する間隔調整手段(34)とを有した支持手段(18)と、該支持手段(18)が支持している間隔変更後の吊り下げ姿勢の物品のスティック(S)をそれぞれ挟持して複数の物品(P)を受け取って吊り下げ姿勢(PA)で支持する第2受取手段(44)と、該第2受取手段(44)による複数の物品(P)の支持を吊り下げ姿勢(PA)から倒伏姿勢(PB)に変更する姿勢変更手段(38)を有し、該姿勢変更手段(38)により倒伏姿勢(PB)になった物品(P)を前記横形製袋充填機(50)における前記成形中のフィルム送り方向に移動しながら前記間隔調整手段(34)により変更された前記供給間隔でフィルム成形を終える前のフィルム上に載置する移載手段(36)と、を備える。
上記請求項1の発明によれば、支持手段(18)において、受取手段(22)が吊り下げ姿勢で支持している複数の物品(P)の間隔が間隔調整手段(34)によって横形製袋手段における物品(P)を載置する際の供給間隔に変更され、その支持手段(18)によって支持している間隔変更後の吊り下げ姿勢(PA)の複数の物品(P)を、間隔調整手段(34)により変更された前記供給間隔で、移載手段(36)が倒伏姿勢(PB)にすると共に移動しながら成形を終える前のフィルム上に載置した後、該フィルム(F)に載置された物品(P)の位置における成形中のフィルム送り方向に沿って重合したフィルム(F)の重合部に縦シールを施すと共に該物品(P)の位置における成形中のフィルム送り方向における前後位置に横シールを施すことから、縦シール手段(58)と横シール手段(60)を備えた一つの包装部に向けてまとめて移送される複数の物品(P)を速やかに供給することができる。
また、移載手段(36)が複数の物品(P)を成形中のフィルム送り方向に移動しながら変更された供給間隔で成形を終える前のフィルム上に直接載置することによって、横シール手段(58)による物品(P)の噛み込み要因となる物品(P)の姿勢を乱すことなくフィルムの適正位置に物品(P)を載置し得るため、良好な包装が可能になる。
また、移載手段(36)と支持手段(18)が物品(P)のスティック(S)をそれぞれ挟持することによって複数の物品(P)を支持し、このように移載手段(36)が支持した複数の物品(P)を成形中のフィルム(F)に直接載置することによって、ベルトコンベヤなどの周辺物体に物品(P)の本体部が接触しないため、物品(P)と周辺物体などとの擦れや固着(付着)などを防ぐことができ、衛生面においても優れた効果が期待できる。
また、間隔調整手段(34)が受渡位置(AD)に吊り下げ姿勢(PA)で並んでいる物品(P)の間隔を横形製袋充填機における供給間隔に変更することから、袋サイズを変更した場合など、横形製袋充填機における様々な包装ニーズに対応し得る供給間隔で物品(P)をフィルム(F)に載置することができる。
次に、請求項1に従属する請求項2に係るスティック付物品の包装装置の発明は、前記姿勢変更手段(38)は、第2受取手段(44)が配置された回動体(40)を備えており、該回動体(40)は、前記第2受取手段(44)が前記受取手段(22)から物品(P)を受け取って吊り下げ姿勢で支持する際の第1高さ位置(H1)と該物品(P)をフィルム面の直上に接近させて支持する際の第2高さ位置(H2)との間で前記第2受取手段(44)が物品(P)を支持しながら移動し得るよう、前記成形中のフィルム送り方向に向いた軸(43)周りを回動可能に支持されており、該回動体(40)の回動によって前記第2受取手段(44)が前記第2高さ位置(H2)に至る際に前記物品(P)を前記フィルム(F)に接触させることなく吊り下げ姿勢(PA)から倒伏姿勢(PB)に変更することを特徴とする。
上記の請求項2に係る発明によれば、前記姿勢変更手段(38)は回動体(40)の回動によって、前記第2受取手段(44)が物品(P)をフィルム面の直上に接近させて支持する第2高さ位置に至る際に前記物品(P)を前記フィルム(F)に接触させることなく吊り下げ姿勢(PA)から倒伏姿勢(PB)に変更することから、物品(P)とフィルム(F)との接触に起因してフィルム(F)が捲り上がるなどといったフィルム(F)の位置ずれを防ぐことができて、フィルム(F)を綺麗に成形することができる。
次に、請求項1又は請求項2に従属する請求項3に係るスティック付物品の包装装置の発明は、前記横形製袋充填機(50)は物品(P)を横シール手段(60)に向けて搬送するコンベヤ(100)を備えており、該コンベヤ(100)は前記供給間隔に対応して物品(P)の搬送方向における前後を仕切る仕切り(102)によって区画された収容部(104)と、該収容部(104)に対し該収容部(104)に載るフィルム(F)を保持する保持手段(106)を有しており、該保持手段(106)が保持した前記収容部(104)のフィルム(F)に前記物品(P)を載置して物品(P)を横シール手段(60)に向けて搬送することを特徴とする。
上記の請求項3に係る発明によれば、供給間隔に対応して設けた仕切り(102)と物品(P)を載置する位置との高さの差によって成形中のフィルム(F)の高さ位置も凹凸するが、保持手段(106)によって収容部(104)を覆うフィルム(F)を保持していることから、倒伏姿勢(PB)に変更する際の物品(P)とフィルム(F)との接触によるフィルム(F)の位置ずれを防ぐことができ、フィルム(F)を綺麗に成形することができる。
また、収容部(104)に載せた物品(P)の物品本体が搬送方向に転がり易い円柱状である場合には、収容部(104)前後の仕切り(102)が支持したフィルム(F)が、物品(P)が仕切り(102)から離れるように転がり力を与えることができるため、物品(P)の姿勢乱れを抑制し横シール手段(60)に向けて各物品(P)を供給することができる。
次に、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に従属する請求項4に係るスティック付物品の包装装置の発明は、支持手段(18)は、前記受取手段(22)が製造機から到来した物品(P)を受け取ることが可能な位置と、その位置から離間した位置で該到来した物品(P)とは干渉しない退避位置との間を進退移動可能とされていることを特徴とする。
上記の請求項4に係る発明によれば、支持手段(18)における受取手段(22)は受渡位置(AD)に到来した物品(P)を受け取ることが可能な位置と退避位置との間を進退移動可能とされている。このため、受渡位置に吊り下げ姿勢(PA)の物品(P)が製造機から到来した際には、受取手段(22)を退避位置としておくことにより、その受取をスムースに行うことができる。
次に、請求項5に係るスティック付物品の包装方法の発明は、スティック(S)が突出した物品(P)を包装する物品の包装方法であって、製造機から受渡位置(AD)に到来した吊り下げ姿勢(PA)の複数の物品(P)を支持手段(18)がスティック(S)をそれぞれ挟持して受け取って吊り下げ姿勢(PA)で支持しながらそれらの物品(P)の間隔を横形製袋充填機(50)への供給間隔に変更し、該支持手段(18)によって供給間隔に変更された物品(P)のスティック(S)を移載手段(36)がそれぞれ挟持して複数の物品(P)を受け取って支持し、横形製袋充填機(50)における成形中のフイルム送り方向に移動しながら変更された供給間隔でフィルム成形を終える前のフィルム(F)に設けた供給位置に載置する際に、前記支持手段(18)あるいは前記移載手段(36)により前記物品(P)を吊り下げ姿勢(PA)から倒伏姿勢(PB)に変更し、倒伏姿勢(PB)の物品(P)を前記供給間隔でフィルム(F)に載置した後、該フィルム(F)に載置された物品(P)の位置における成形中のフィルム送り方向に沿って重合した重合部に縦シール手段(58)によって縦シールを施すと共に該物品(P)の位置における成形中のフィルム送り方向の前後位置で成形中のフィルム送り方向に交差する方向に横シール手段(60)によって横シールを施すようにしたことを特徴とする。
上記の請求項5に係る包装方法の発明によれば、上掲の請求項1に係る包装装置の発明で説明したのと同様の作用効果をなす。ただ、この包装方法の発明の場合には、物品の吊り下げ姿勢(PA)から倒伏姿勢(PB)への変更動作は、支持手段(18)あるいは移載手段(36)により行うことができる。
上記した本発明によれば、一つの包装部に複数のスティック付物品を速やかに供給して包装し得る包装装置および包装方法を提供することができる。
(a)は搬送手段から冷菓を受け取る包装装置における支持手段の略体正面図であり、(b)は搬送手段にキャリアに吊り下げられて搬送されてくる冷菓を示した概略斜視図である。 支持手段の略体平面図である。 移載手段の略体正面図である。 移載手段の略体平面図である。 横形製袋充填機と移載手段との関係を示した略体平面図である。 図5の略体正面図である。 冷菓をフィルムに載置する前後の状態を表した、図5のA−A箇所を断面した略体図である。
先ず、前処理工程でスティック付冷菓P(以下、単に「冷菓P」と称することもある)を製造する冷菓製造機の概略を説明する。ここで冷菓(物品)は図1に示すように冷菓の本体部にスティックSの長手方向における一端部が差し込まれた形態であり、冷菓の本体部はスティックSの長手方向に沿う方向が長手方向に交差する方向より長い細長の形状である。
冷菓製造機においては、冷菓原料が充填された多数の成形機(不図示)内で凍結途中の冷菓原料にスティックSを上方から差し込んだ後、各成形機械で凍結した冷菓Pは図1に示す搬送手段2によって冷菓Pの本体部から上方に突出したスティックSが挟持されてまとめて抜き取られて、各キャリア4に配設された挟持部材6によって横一列に一定の間隔を開けて整列した状態で吊り下げ保持され、その吊り下げ姿勢PAの状態で間欠的に搬送される。
搬送手段2はキャリア4に吊り下げられた複数の冷菓Pを搬送位置AUに搬送すると搬送を一端停止して昇降機構20によってキャリア4を受渡位置ADまで下降させて冷菓Pを吊り下げ姿勢PAの状態で待機させるようになっている。
なお、横一列に一定の間隔を開けてならんだ吊り下げ姿勢PAの冷菓Pが受渡位置ADに到来したことを検知する光電スイッチなどからなる検知手段SWによる検知情報に基づいて昇降機構20によるキャリア4の昇降動作や後述する解除機構30や支持手段18の動作が制御されるようになっている。
図1、図2に示すように、支持手段18は、駆動手段としての2つのシリンダ17A,17Bの作動切換えを夫々行うことによって、固定フレーム16に配設されたスライドレール26上を移動フレーム15が受渡位置ADに向けて移動して停止した後、更に受渡位置ADを越えて移動して停止するといった水平方向に二段階的で直線移動するようになっており、その移動フレーム15は受取手段22と間隔調整手段34を備えている。
受取手段22は、受渡位置ADにおいて吊り下げ姿勢PAの冷菓PのスティックSを挟持可能な一対の爪からなる把持部24を備えており、該把持部24はシリンダの作動切換えによってスティックSを把持し、また、その把持を解除することが可能とされている。
受取手段22は、受渡位置ADにまとめて吊り下げられる冷菓Pに対応した数だけ横一列に整列して、移動フレーム15に配設されたスライドレール14上を冷菓Pの吊り下げ方向に直交する水平方向に直線移動可能とされており、冷菓Pが受渡位置ADに到来する際に把持部24が干渉しない退避位置と、受渡位置ADで把持部24が冷菓Pを受け取ることが可能な位置と、把持部24が受け取った冷菓Pを次工程の移載手段36に渡すことが可能な第2受渡位置AXの間で進退移動する。
各把持部24は受渡位置ADに吊り下げられる各冷菓PのスティックSの位置にそれぞれ対応した位置に予め互いに一定間隔を開けて配備されており、各把持部24による把持と把持解除の作動切換は不図示のシリンダによって同時に行われるようになっている。
間隔調整手段34は、図2に示す各受取手段22の間隔を変更するものであり、図2に示すように、受取手段22の数に対応した同一形状且つ同一長さのリンク35a,35a同士が各リンク35a,35aの端部で回動可能に連結された第1リンク連結体35と、その第1リンク連結体35と同一構造の第2リンク連結体37を有している。なお、第2リンク連結体37の各リンクは符号37a,37aで示した。
第1リンク連結体35と第2リンク連結体37は、リンク35a,37aの回動軸13が一致するように、各受取手段22の並びに沿って配設されており、第1リンク連結体35と第2リンク連結体37の回動軸13は一つ置きに各受取手段22に延びて各受取手段22に固定されている。
また、間隔調整手段34は、表裏に歯を有したベルト89によってモータ82の回転を3つのプーリ84,86,88を介して回転軸90,92の回転に変えて、その回転軸90,92の回転によって回転軸90,92にボールねじ嵌合している移動部材94,96を互いに相反する向きに同じ距離だけ移動させ得るようになっており、そして移動部材94,96が両端の受取手段22における支持板22Aに連結されていることで、モータ82が回転した際に両端の受取手段22を介して第1、第2リンク連結体35,37のそれぞれのリンク35aと35a、及び37aと37aの角度が変わって、各受取手段22がスライドレール14に沿って移動するようになっている。
なお、第1と第2リンク連結体35,37における中央の回動連結部31がスライドレール14に沿う方向に移動できないように固定されており、この中央の回動連結部31を基準に両端の受取部材22が線対称に動くようになっていることによって、間隔調整手段34は、モータ82の回転によってそれぞれ隣接する受取手段22との間隔が同じ距離だけ拡がるようになっている。
図1(a)に示す検知手段SWにより冷菓Pを検知すると、受渡位置ADに吊り下げ姿勢PAで待機している各冷菓Pの各スティックSに向けて、退避位置にあった支持手段18の各把持部24が前進した後、各スティックSを把持する。
各把持部24が各スティックSを把持すると、解除機構30が前進してキャリア4の挟持部材6に係合して挟持部材6によるスティックSの挟持を解除する。その後、昇降機構20によってキャリア6が上昇して搬送装置2の搬送路に復帰する。なお、解除機構30は、各把持部24の把持力を低下させるために係合するものであり、キャリア4が上昇復帰する際に途中まで挟持部材6に係合した状態で上昇した後、挟持部材6との係合を解除し挟持部材6から離間するようになっている。
キャリア4の挟持部材6と解除機構30が支持手段18に干渉しない位置まで上昇すると、支持手段18は、間隔調整手段34によって各受取手段22の間隔を拡げて、各把持部24によって吊り下げ姿勢PAで把持されている冷菓Pのスティックの間隔を拡げる。
なお、この間隔調整手段34による冷菓Pの間隔は、後述する移載手段36における各第2受取手段44の第2把持部46が冷菓Pを把持する間隔に対応する間隔、即ち、後述する横形製袋充填機50が冷菓Pを包装するにあたって、冷菓PをフィルムFに載置する際の供給間隔に相当する。
そして、この供給間隔は横形製袋充填機50が冷菓Pを包装するにあたっては、横シール手段60が冷菓Pを噛み込むことがないように、冷菓Pの大きさや袋サイズなど包装仕様に応じて定められるものである。
間隔調整手段34によって互いの間隔が拡げられた把持部24は駆動手段17A,17Bの駆動によって移動して冷菓Pを受渡位置ADから更に前方にある第2受渡位置AXに移動すると共に冷菓Pを吊り下げ姿勢PAの状態で支持する。なお、間隔調整手段34による間隔調整と並行して冷菓Pを受渡位置に移動するようにしてもよい。
そして、受取手段22の把持部24は、第2受渡位置AXにて移載手段36における各第2受取手段44に各冷菓Pを受け渡すと、駆動手段17A,17Bによって退避位置に後退すると共に間隔調整手段34によって受取手段22同士の間隔(各把持部24の位置)がキャリア4の挟持部材6同士の間隔に対応する間隔になるよう縮められる。
移載手段36は図3に示す姿勢変更手段38と、図4に示す移送手段39とを備える。姿勢変更手段38は、駆動源としてのモータ62と、モータ62の駆動を受けて回転する回転軸62Aに連結されていてモータ62が正逆回転することで水平軸として配設されている回転軸62A周りを所定の角度範囲で回動する一対のアーム63と、各アーム63に対して一端部側で回動連結されたリンク64と、各リンク64の他端側に対して回動連結されていると共に回動軸43周りに回動可能な一対の回動体40と両回動体40の先端部に配設された第2受取手段44を備えている。
第2受取手段44は、一対の回動体40に架設されることで水平に延在するシャフト48と、シャフト48に配設された複数の第2把持部46と、一対のシリンダ45Aと、係合部45Bを備えている。
なお、係合部45Bは各第2把持部46と係合していると共に両シリンダ45Aの作動に連動してシャフト48に対し進退移動が可能になっており、その係合部45Bの進退移動によって、受取手段22によって吊り下げ姿勢PAで第2受渡位置AXに移送されてきた間隔調整済みの各冷菓PのスティックSを、それぞれスティックSの間隔と同じ間隔で横一列に配設された第2把持部46がまとめて同時に把持し、また、各冷菓Pの姿勢を変えた後でスティックSの把持をまとめて同時に解除することが可能になっている。
図1(a)、図3に示すように回動体40は、受取手段22によって吊り下げ姿勢PAで第2受渡位置AXに移送されてきた各冷菓PのスティックSを第2受渡位置AXに待機していた各第2把持部46が把持すると共に、受取手段22が第2受渡位置AXから退避した後で下方に向けて90°回動する。この回動体40が90°回動することで、各冷菓Pは、吊り下げ姿勢PAから水平方向に冷菓Pの長手方向が水平方向に向いた倒伏姿勢PBの状態で各第2把持部46によって支持されることになる。
図4に示す移送手段39は、装置枠Bに水平に架設された回動軸43と案内軸66と、装置枠Bに配設された駆動源としてのモータ70と、装置枠Bに水平回動可能に配置された揺動アーム74を備えており、モータ70が正逆回転するとその回転力がクランク機構76,78、揺動アーム74、リンク部材80を介して回転軸43と案内軸66の各軸線方向に向く力に変換されて移動部材68に伝達される。
移動部材68にはそれぞれ中空円筒形状のスリーブ66A,42が固定されており、スリーブ66Aが案内軸66上を摺動し得るように案内軸66に支持され、また、スリーブ42が回動軸43上を摺動し得るように回動軸43に支持されると共に回動体40と移動部材68との隙間を埋めていることから、モータ70の正逆回転によって、移動部材68が回動軸43と案内軸66の各軸線方向に移動すると共にスリーブ42を介して回動体40などからなる姿勢変更手段38全体が案内軸66と一体となって同軸線方向に移動するようになっている。
なお、揺動アーム74、リンク80の近くに配設された移動部材68とは別に配設された移動部材68は揺動アーム74、リンク部材80とは連結されていないが、両移動部材68に対するスリーブ42、66Aや回動体40との位置の大きさなど構造関係は線対称の関係とされており、実質、同じである。
このように移送手段39は、モータ70を正逆回転させて、姿勢変更手段38の回動体40を回動軸43又は案内軸66の各軸線方向に沿って移動させることを可能にするものである。即ち、姿勢変更手段38全体を図4の矢印Cで示した距離内で水平方向に移動させることを可能とするものである。
移載手段36は各冷菓Pを倒伏姿勢PBにした後、第2把持部46が冷菓Pの把持を解除することによって、後述する包装部としての横形製袋充填機50(図5乃至図7参照)が成形しながら移送しているフィルムFに各冷菓Pを落下させて供給する。
横形製袋充填機50は、フィルム供給源としての原反ロール52から引き出した帯状のフィルムFをフィルム成形手段56としての製袋手段55と送りローラ54によって、フィルムFの幅方向中央付近から折り返してフィルムFを上下に対向させると共にそれら対向した上側のフィルムF1(F)と下側のフィルムF2(F)の各端縁部FE1,FE2(図7参照)を、その成形中のフィルム送り方向と交差する幅方向における一側方で重合させてフィルムFを筒状に成形した後、成形中のフィルム送り方向におけるその下流に配設された縦シール手段58としての上下一対の加熱ローラ(図7参照)によってフィルムFの端縁部FE1,FE2が重合した重合部に縦シールを施すと共に横シール手段60としての上下一対の加熱シーラによって成形中のフィルム送り方向に交差する幅方向に沿って横シールを施し、更に、その横シールと共にフィルムFを切断し、ピロー包装品PKを得るようになっている。
なお、横形製袋充填機50は一定の速度でフィルムFを連続して移送する際に移載手段36が成形中のフィルム送り方向に一定の間隔を開けてフィルムF2上に載置した冷菓Pを包装するものであり、図4、図5に矢印Cで示した移載手段36における移送手段39の移動方向に成形中のフィルム送り方向が沿うように移載手段36に対して配設されている。
横形製袋充填機50は製袋手段55と横シール手段60の間にコンベヤ100を備える。コンベヤ100は搬送面を無端状のベルトで構成するベルトコンベヤであり、ベルト表面には冷菓Pの供給間隔に対応して冷菓Pの搬送方向における前後を仕切る仕切り102が一定の間隔で設けられることによって、仕切り102で区画された複数の収容部104が連続形成されており、成形中のフィルムFの内、下側のフィルムF2をベルトに載せながらフィルム送り速度と同じ速度で搬送する。
なお、下側フィルムF2が載る各収容部104の中央には孔106が複数、開設されており、コンベヤ100が搬送する際には、下側フィルムF2がそれぞれ孔106を介してベルト裏面側に配設されてあるバキューム装置(不図示)から吸引力を受け、各収容部104に保持されるように保持手段が設けられている。この保持手段を設けたことによって、下側フィルムF2に冷菓Pが落下しても収容部104に対する下側フィルムF2の位置ずれを防ぐことを可能にしている。
コンベヤ100には、図3、図7に示すように、ベルト表面の高さと略同一高さの水平面を形成する搬送ベッド98がベルトの側方に配設されている。このため、搬送ベッド98は製袋手段55から上下一対の加熱ローラ58,58近傍まで延在し、縦シール手段58に対してフィルムFの端縁部FE1,FE2を位置ずれなく重合して送るようになっている。
第2受渡位置AXにおける第1高さ位置H1で第2把持部46によってスティックSが把持されて、まとめて吊り下げ姿勢PAで支持された各冷菓Pが、回動体40の回動によって倒伏姿勢PBになる際には、フィルムF2に接近した位置である各冷菓Pは成形中の上下のフィルムF1,F2(F)の間に挿入されることになる。
上下のフィルムF1,F2の間に挿入された際の倒伏姿勢PBの状態における各冷菓Pの高さ位置については、冷菓Pの本体部の最も低い部分が仕切り102より高くなるように支持される。即ち、第2把持部46によるスティックSの把持位置がフィルムF2面の直上に接近した位置(第2高さ位置H2)に設定されている。
なお、第2高さ位置H2で第2把持部46が各冷菓Pの把持を解除して各冷菓PをフィルムF2上に落として載置するようになっており、この冷菓Pを落下させることによって冷菓Pの本体部に欠損やヒビ割れなどが生じないように、第2高さ位置H2がフィルムF2に接近した低い位置に設定されている。
詳しく説明すると、移載手段36における姿勢変更手段38は、回動体40を支持するの回動軸43の中心と第2把持部46によるスティックSの把持位置とを結ぶ仮想の線分に対して、スティックSの長手方向が直角より小さい角度、即ち、第2把持部46がスティックSを把持している位置から回動軸43の中心までの旋回半径で第2把持部46が回動軸43の周りを所定の旋回軌跡Rで移動する際に、冷菓Pの本体部は常に、その旋回軌跡Rより回動軸43側に位置するように、回動体40と第2把持部46を構成すると共に、第2高さ位置H2で冷菓Pの長手方向を水平に向けるために回動軸43の位置を、上記仮想の線分に対しスティックSを直角にする際の回動体40の回動軸43の位置より低い高さとしかつ移送手段39側に近づくように設けている。
このことで、冷菓Pの本体部に欠損やヒビ割れなどが生じることを抑制することに加えて、回動体40の回動によって冷菓Pを倒伏姿勢PBに変更する際に、冷菓P,特に本体部がフィルムF2又はF1に接触してフィルムFが捲り上がるなどといったフィルムの位置ずれを防ぐことができ、フィルムFを綺麗に成形することができるといった効果を得ることができる。
移載手段36は、姿勢変更手段38が成形中の上下フィルムの間にまとめて挿入した後、第2把時部46が第2高さ位置H2でスティックSの把持を継続しながら、移送手段39によって成形中のフィルム送り方向における下流側に向けてそれらの冷菓Pを移送するようになっている。
なお、移送手段39は、姿勢変更手段38が冷菓Pを倒伏姿勢PBに変更するタイミングと併行して、搬送方向下流に向けて第2把持部46が把時している冷菓Pの移送を始めて移送方向における先頭の冷菓P1を、先回の移載手段36が行った移載動作でフィルムFに供給されて搬送されている先行の冷菓Pの内で最後尾の冷菓P12に接近させて、その最後尾の冷菓P12との間隔が包装仕様によって予め定めた供給間隔にする調整を開始することもある。
このように移載手段36は、成形中のフィルム移送方向(コンベヤの搬送方向)における下流側に移動しながら姿勢変更手段38がまとめて冷菓Pの支持を解除する。
なお、姿勢変更手段38がまとめて冷菓Pの支持を解除する際は、少なくとも、各冷菓Pが予め供給位置として設定されたコンベヤ100の搬送方向における前後の仕切り102、102間に冷菓Pの姿勢を乱すことなく落下するように、移送手段39が姿勢変更手段38をコンベヤ100及び成形中のフィルムFと同じ速度で移動させるものである。
このようにコンベヤ100とフィルム送りの動きに移載手段36の動きを同調させることで冷菓Pを一定の間隔で横シール手段60に向けて連続して供給することが可能になる。そして、移載手段36は冷菓Pの支持を解除すると、回動体40を逆向きに回動させた後、移送手段39を搬送方向における上流側に移動させて、次の冷菓Pを受け取るために第2受渡位置AXに復帰する。
姿勢変更手段38としての回動体40により第2高さ位置H2に回動して倒伏姿勢PBとされた冷菓Pは、仕切り102により区画された収納部104に対してフィルムFの送り方向とは直交する方向から挿入される。
第2把持部46による把持が解除され、下側のフィルムF2上に載置された冷菓Pがフィルム送り方向における下流側に移動するに連れ、上下のフィルムF1,F2の両端縁部FE1,FE2が重合し始めると共に、載置された冷菓Pは上側のフィルムF1によって序々に覆われ押えられる。そのフィルムF1の状態を図7に仮想線状態として示した。
そして、縦シール手段58によって重合した両端縁部FE1,FE2にフィルム送り方向に沿って縦シール(図5の符号58F参照)が施され、横シール手段60によって所定の間隔ごとに各冷菓Pの間のフィルムに対し左右方向(成形中のフィルム送り方向に交差する幅方向)に沿って横シール(図5の符号60F参照)が施されると共に横シール手段60に内在するカッタによってフィルムが切断されることによって、図5のごとく、冷菓Pを内包するように袋の周囲3箇所にシールを施したピロー包装品PKが得られる。
このピロー包装品PKは、スティックSが一側方の縦シール箇所58F側に向き、その縦シール箇所58Fの両側に横シールが施された包装形態であり、3箇所のシール強度を低めに設定すれば、袋から冷菓Pを取り出す際には、袋内部で冷菓Pを動かしたり、袋を破いたりすることなく、夫々のシールを剥すことで、袋から手などを汚すことなく、スティックSを掴んで冷菓Pを簡単に取り出すことができる。
以上のような実施形態の物品(冷菓P)の包装装置及び包装方法においては、次のような効果を奏する。
上記の実施形態によれば、支持手段18において、受取手段22が吊り下げ姿勢で支持している複数の物品Pの間隔が間隔調整手段34によって横形製袋手段における物品Pを載置する際の供給間隔に変更され、その支持手段18によって支持している間隔変更後の吊り下げ姿勢PAの複数の物品Pを、間隔調整手段34により変更された前記供給間隔で、移載手段(36)が倒伏姿勢PBにすると共に移動しながら成形を終える前のフィルム上に載置した後、該フィルムFに載置された物品Pの位置における成形中のフィルム送り方向に沿って重合したフィルムFの重合部に縦シールを施すと共に該物品Pの位置における成形中のフィルム送り方向における前後位置に横シールを施すことから、縦シール手段58と横シール手段60を備えた一つの包装部に向けてまとめて移送される複数の物品Pを速やかに供給することができる。
また、移載手段36が複数の物品Pを成形中のフィルム送り方向に移動しながら変更された供給間隔で成形を終える前のフィルム上に直接載置することによって、横シール手段58による物品Pの噛み込み要因となる物品Pの姿勢を乱すことなくフィルムの適正位置に物品Pを載置し得るため、良好な包装が可能になる。
また、無端ベルトなどからなる周知の横形製袋充填機における供給コンベヤで、冷菓Pを製袋手段に渡す従来方式では、冷菓Pなどの物品がフィルムFなどに乗り移る際に姿勢が乱れる(傾く)ことがある。この乱れは、物品の底面が凸凹や湾曲など不均一であってフィルムFに対し均一に接触しない物品や搬送方向における寸法が極めて短い物品などに顕著に起こり得る。そして、このような姿勢の乱れは、横シール手段60による物品の噛み込みを招き易くする要因になり、特に横シール間隔を狭くしてタイトに包装する程、招き易くなる問題が内在している。これに対し本実施形態においては、回転体40の第2高さ位置H2において冷菓Pを開口したフィルムFに挿入する際、下側のフィルムF2とはわずかな隙間をもった状態で挿入され、挿入された後、同期状態で移動する下側のフィルムF2の面上に載置されるため、冷菓Pの姿勢の乱れは生じない。更には、本実施形態では、コンベヤ100に仕切り102が設けられ、フィルムFを吸着する保持手段106が設けられており、下側のフィルムF2に冷菓Pを載置する収容部104が区画形成されている。このため、仮に、冷菓Pの姿勢が乱れる場合でも、冷菓Pは収容部104に確実に載置することができる。
また、移載手段10が複数の冷菓PをフィルムF2面に直接載置することによって、ベルトコンベヤなどの周辺物体に各冷菓Pが接触しないため、冷菓Pと周辺物体などとの擦れや固着(付着)などを防ぐことができ、衛生面においても優れた効果が期待できる。
更に、本実施形態においては、各冷菓Pの冷菓本体から突出したスティックSを夫々支持して夫々の物品本体を周辺物体に接触させることなく冷菓Pを夫々に搬送することから、冷菓本体がベルトコンベヤなどの周辺物体や移載手段10に直接接触しないことから、擦れや固着(付着)などを特に防ぎ、衛生面においてより一層優れた効果が期待できる。
本実施形態では、支持手段18に間隔調整手段34を備え、フィルムFへ挿入する際の冷菓Pの供給間隔を調整するようになっている。このため冷菓Pを製造する冷菓製造機の製造時の冷菓Pの間隔と、移載手段36によりフィルムFに供給される際の供給間隔とをそれぞれ個々に設定することができ、それぞれの装置を製造する際の設計自由度を高めることができる。したがって、供給間隔に比して冷菓製造機を小型化することもできる。
[変更例]
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明はその他、各種の形態で実施可能なものである。以下にその例示を列挙する。
・製造機から吊り下げ搬送されてきたの物品のスティックを受取手段が受け取る際に、そ の搬送方向に受取手段が移動しながら受け取るようにしてもよい。この場合には受渡位 置が所定範囲に設定されるものとする。
・受取手段が受取った物品を吊り下げ姿勢から倒伏姿勢に変更するように支持手段を構成 すると共に、支持手段から倒伏姿勢になった供給間隔に変更された物品のスティックを 移載手段が支持して物品の倒伏姿勢を維持しながら上下方向及び水平方向に移動してフ ィルムに載置するように構成してもよい。
・倒伏姿勢の物品を成形中のフィルムに載置する場合のフィルムへの挿入方向は、成形中 のフィルムの送り方向と同じ方向から挿入してもよい。
・物品としてはスティック付冷菓に限らずフランクフルトのようにソーセージに棒が刺さ った食品などでもよい。
・移載手段による物品の支持を解除して物品をフィルムに載置する瞬間を含む一定区間だ け、フィルム送り方向における物品とフィルムとの速度差をなくして供給位置に対する 物品の位置ずれ回避し得るものであれば、移載手段のフィルム送り方向への移動する他 の区間、加減速させながら物品を移送するようにしてもよい。
・前記移載手段が物品を倒伏姿勢にする際に、収容部の前後仕切りの高さより低く、かつ 、フィルムに接触しない位置まで物品を移送して搬送前後の仕切りの間の収容部に進入 させるようにしてもよい。この場合、搬送前後の仕切りと物品の接触を回避するために 、物品が収容部に進入している間、移載手段はコンベヤの搬送速度と常に同じ速度で物 品を成形中のフィルム送り方向に移動させることが好ましい。
・支持手段が吊り下げ姿勢で支持している複数の物品を移載手段が受取ってフィルムに載 置する動作を一括して行うようにしたが、支持手段から物品を複数個単位(例えば、半 数)受取ってフィルムに載置する動作を複数回(2回)繰り返すようにしてもよい。
・包装部としての横形充填機は、縦シールをフィルム側端を施す横三方方式の横形製袋充 填機に限られず、原反ロールから製袋手段に向けて帯状フィルムを移送する際にフィル ム送り方向にカットして二分割した各帯状の分割フィルムを上下に対向離間させ、これ ら対向離間した上下のフィルムの間に物品を側方から供給した後上下フィルムの幅方向 における両端縁部を重合して、縦・横二箇所ずつシールする四方シールなどを行う横形 製袋充填機でもよい。
・物品を供給する際のフィルムFの開口形状としては、断面⊃状に限られず断面L字状な ど両端縁部FE1、FE2が大きく離間した形状でもよい。
・支持手段や移載手段における各手段における駆動源については、モータやシリンダなど 様々な中から必要に応じて採用してもよい。
・間隔調整手段については、ボールねじ機構を使わずに、リンクとシリンダなどで構成す るなど様々な構成で実現可能である。
・物品PのフィルムFへの挿入方向は、上記実施形態ではフィルムFの搬送方向に対して 直交する方向から挿入するものであったが、フィルムFの搬送方向と同方向から挿入す るものであってもよい。
・カム機構やギヤ、シリンダ等を用いて物品の間隔を変更するよう間隔調整手段を構成す るようにしてもよい。
18:支持手段 22:受取手段 34:間隔調整手段 36:移載手段
38:姿勢変更手段 40:回動体 44:第2受取手段
50:横形製袋充填機(包装部) 52:原反ロール(フィルム供給源)
56:フィルム成形手段 58:縦シール手段 60:横シール手段
100:コンベヤ 102:仕切り
AD:受渡位置 F:フィルム F2:下側のフィルム
P:冷菓(物品) S:スティック PA:吊り下げ姿勢 PB:倒伏姿勢

Claims (5)

  1. フィルム供給源から引き出したフィルムを成形するフィルム成形手段と、該フィルム成形手段により成形中のフィルム送り方向に沿って重合したフィルムの重合部に縦シールを施す縦シール手段と、前記成形中のフィルム送り方向に交差する幅方向に横シールを施す横シール手段とを有した横形製袋充填機と、
    受渡位置に吊り下げ姿勢で並んでいる物品のスティックをそれぞれ挟持して複数の物品を受け取って吊り下げ姿勢で支持する受取手段と、該受取手段が支持している複数の物品の間隔を前記横形製袋充填機における物品を載置する際の供給間隔に変更して支持する間隔調整手段とを有した支持手段と、
    該支持手段が支持している間隔変更後の吊り下げ姿勢の物品のスティックをそれぞれ挟持して複数の物品を受け取って吊り下げ姿勢で支持する第2受取手段と、該第2受取手段による複数の物品の支持を吊り下げ姿勢から倒伏姿勢に変更する姿勢変更手段を有し、該姿勢変更手段により倒伏姿勢になった物品を前記横形製袋充填機における前記成形中のフィルム送り方向に移動しながら前記間隔調整手段により変更された前記供給間隔でフィルム成形を終える前のフィルム上に載置する移載手段と、
    を備えたスティック付物品の包装装置。
  2. 前記姿勢変更手段は、第2受取手段が配置された回動体を備えており、該回動体は、前記第2受取手段が前記受取手段から物品を受け取って吊り下げ姿勢で支持する際の第1高さ位置と該物品をフィルム面の直上に接近させて支持する際の第2高さ位置との間で前記第2受取手段が物品を支持しながら移動し得るよう、前記成形中のフィルム送り方向に向いた軸周りを回動可能に支持されており、該回動体の回動によって前記第2受取手段が前記第2高さ位置に至る際に物品を前記フィルムに接触させることなく吊り下げ姿勢から倒伏姿勢に変更することを特徴とする請求項1に記載のスティック付物品の包装装置。
  3. 前記横形製袋充填機は物品を横シール手段に向けて搬送するコンベヤを備えており、該コンベヤは前記供給間隔に対応して物品の搬送方向における前後を仕切る仕切りによって区画された収容部と、該収容部に対し該収容部に載るフィルムを保持する保持手段を有しており、該前記保持手段が保持した前記収容部のフィルムに前記物品を載置して横シール手段に向けて搬送することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスティック付物品の包装装置。
  4. 前記支持手段は、前記受取手段が製造機から到来した物品を受け取ることが可能な位置と、その位置から離間した位置で該到来した物品とは干渉しない退避位置との間を進退移動可能とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載のスティック付物品の包装装置。
  5. スティックが突出した物品を包装する物品の包装方法であって、
    製造機から受渡位置に到来した吊り下げ姿勢の複数の物品のスティックを支持手段がそれぞれ挟持して複数の物品を受け取って吊り下げ姿勢で支持しながらそれらの物品の間隔を横形製袋充填機への供給間隔に変更し、
    該支持手段によって供給間隔に変更された物品のスティックを移載手段がそれぞれ挟持して複数の物品を受け取って支持して横形製袋充填機における成形中のフイルム送り方向に移動しながら変更された供給間隔でフィルム成形を終える前のフィルムに載置する際に、前記支持手段あるいは前記移載手段により前記物品を吊り下げ姿勢から倒伏姿勢に変更し、
    倒伏姿勢の物品を前記供給間隔でフィルムに載置した後、該フィルムに載置された物品の位置における成形中のフィルム送り方向に沿って重合したフィルムの重合部に縦シール手段によって縦シールを施すと共に該物品の位置における成形中のフィルム送り方向の前後位置でフィルム送り方向に交差する方向に横シール手段により横シールを施すようにした
    スティック付物品の包装方法。
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