JP6124607B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ本体部に対してレンズ本体部が回転可能な撮像装置に関する。
従来から、カメラ本体部に対してレンズ本体部(撮像部)が回転可能な機構を有する撮像装置が提案されている。例えば、通常時にはフラット形状を形成することで撮像装置を携行する際に便利である。一方、カメラ本体部に対して撮像部を回転させた場合には、ハイアングルやローアングルなどの様々なアングルからの撮影が可能となる。また、集合写真において撮影者自身も写真に写りたいという要求や、夜景を手軽に撮影したいという要求がある。しかし、三脚などを常に携行することは望まれていない。
特許文献1には、カメラ本体部(操作部)とレンズ本体部(撮像部)とを備え、レンズ本体部がカメラ本体部に対して回転可能に支持された構造を有する電子カメラが開示されている。特許文献1に開示された電子カメラによれば、通常時にはフラット形状を形成する一方、撮影時には撮像部を回転させることにより、ハイアングル撮影やローアングル撮影が楽な姿勢で可能である。
特許第4378133号
しかしながら、従来の構成においても、集合写真の撮影や、夜景撮影などのスローシャッター撮影を行う場合には三脚などを用いる必要があり、三脚などを携行しなければならない。このため、種々の撮影状況に応じた撮影を簡易に行うことは困難である。
そこで本発明は、種々の撮影状況において簡易かつ適切に対応可能な撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、表示部を備えた第一の筐体と、撮像光学系を備えた第二の筐体と、前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられ、該第二の筐体を該第一の筐体に対して回転可能に支持する回動部と、前記第一の筐体に取り付けられた吸着部と、前記第一の筐体に対して移動可能に連結され、前記吸着部を覆う蓋部材とを有し、前記蓋部材は、前記第一の筐体に対して、前記吸着部を覆う第一の位置と該吸着部を露出させる第二の位置との間で移動可能に連結されており、前記蓋部材には、第二の吸着部が取り付けられており、前記第一の筐体には、前記蓋部材が前記第一の位置にある場合に前記第二の吸着部を収容する凹部が形成されている
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、種々の使用状況において簡易かつ適切に対応可能な撮像装置を提供することができる。
本実施例における撮像装置の外観図である。 本実施例における撮像装置のカバー部を開いた状態を示す図である。 本実施例における撮像装置により手持ち撮影を行っている状態を示す図である。 本実施例における撮像装置により自分撮り撮影を行っている状態を示す図である。 本実施例における撮像装置を壁面や窓ガラスに設置している状態を示す図である。 本実施例における撮像装置を電柱や建物の角に設置している状態を示す図である。 本実施例における撮像装置を机上に設置している状態を示す図である。 本実施例における撮像装置を手すりに設置している状態を示す図である。 本実施例における撮像装置のブロック図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1および図2を参照して、本実施例における撮像装置の構成について説明する。図1は、本実施例における撮像装置を六方向から見た外観図であり、図1(a)〜(f)は、それぞれ、本実施例における撮像装置の上面図、左側面図、正面図、右側面図、裏面図、底面図である。本実施例において、図1に示される状態が撮像装置の基準形態であり、この基準形態において、撮像装置はフルフラットな形状(略直方体形状)を形成している。また図2は、撮像装置のカバー部4をカメラ本体部1に対して開いた状態を示す図である。
図1において、1はカメラ本体部である。カメラ本体部1は、第一の筐体を構成する。カメラ本体部1の背面側(裏面側)には、被写体像を表示するモニタ部11(表示部)が設けられている。カメラ本体部1の内部には、主に映像の処理や撮像装置の機能を実行する処理回路部(システム構成部)、および、バッテリ(電源)や映像記録媒体などを備えている。2はレンズ鏡筒部である。レンズ鏡筒部2は、主に、撮影レンズ部2a(撮像光学系)およびフラッシュ撮影のための発光部2bが内蔵されている。また、レンズ鏡筒部2には、被写体像(被写体光)を取り込む開口部が形成されている。3はレンズ本体部である。レンズ本体部3は、レンズ鏡筒部2をパンニング方向に回転可能に支持し、主に、レンズ鏡筒部2の機能を実行する処理回路などが内蔵されている。レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3は、第二の筐体が構成される。本実施例において、レンズ鏡筒部2(の開口部)は、第二の筐体の一部であるレンズ本体部3に対して回転可能に構成されている。
図1(a)〜(f)は、カメラ本体部1の厚さThの範囲内にレンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3の厚さが(実質的に)収まり、かつ、カメラ本体部1の高さHtの範囲内にレンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3の高さが(実質的に)収まっている状態を示す。このように、図1(a)〜(f)には、全体としてフルフラットな形状を有する撮像装置が示されている。このとき、レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3(第二の筐体)は、カメラ本体部1(第一の筐体)に対して、第一の回動位置(図1(d)における指示の0°)にある。本実施例において、撮像装置のこの状態を基準形態と称する。
4はカバー部(蓋部材)である。カバー部4は、カメラ本体部1に対して移動可能に(回転可能に)連結(支持)され、後述の吸着部を覆って保護するように構成されている。5は撮像装置の各部位に電源を供給するための電源部(電源ボタン)、6はシャッタボタン、7はズームレバーである。8は回動部(第一の回動部)である。回動部8は、カメラ本体部1(第一の筐体)とレンズ本体部3(第二の筐体)との間に設けられ、レンズ本体部3をカメラ本体部1に対して回転可能に支持する。9はレンズ鏡筒部2をレンズ本体部3に対して回転可能に支持する回動部(第二の回動部)である。10は、カバー部4をカメラ本体部1に対して開閉可能に保持するヒンジ部である。11は、画像(被写体像)を表示するモニタ部である。モニタ部11は、例えばタッチ操作が可能なタッチパネルを備えている。回動部8は、回転軸T(第一の回転軸)を中心として回転可能に構成されている。このため、回動部8の回転により、レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3は、第一の回転軸Tを回転中心として、カメラ本体部1に対して図1(d)中の矢印方向に180°回転することが可能である(図1(d)は回転角度0°の状態を示している)。
また、図1(c)、(d)、(e)に示されるように、回動部8(回動部8の回転中心である第一の回転軸)は、モニタ部11の画面と水平な面方向において画面中心Oから距離Sだけオフセットした位置(ずれた位置)にある。また回動部8(回動部8の回転中心である第一の回転軸)は、カメラ本体部1の厚さ方向(モニタ部11の画面と直交する方向)において、その厚さ方向の中心線O(中心位置)から距離Sだけオフセットした位置(ずれた位置)にある。
ここで、回動部8の回転中心から撮影レンズ部2aの中心までの距離をLP、回動部8の回転中心からカバー部4の下端部までの距離をLPとする。また、回動部8の回転中心からレンズ本体部3の最外形部(裏面側の最外形部)までの距離をLP、回動部8の回転中心からカバー部4を180°回転させた場合におけるカバー部4の最外形部までの距離をLPとする。なお、距離LPは、回動部8の回転中心からレンズ本体部3の最外形部(表面側の最外形部)までの距離に実質的に等しい。このとき、LP>LPかつLP<LPが成立するように設計される。
レンズ鏡筒部2は、回動部9が回転軸P(第二の回転軸)を中心として回転することにより、レンズ本体部3に対して図1(a)中の矢印方向(右側に示される矢印)に±180°回転可能に構成されている。カバー部4は、ヒンジ部10が回転軸H(第三の回転軸)を中心として回転することにより、カメラ本体部1に対して図1(a)中の矢印方向(左側に示される矢印)に、最大で180°回転可能に構成されている。
図2は、撮像装置のカバー部4をカメラ本体部1に対して開いた状態を示している。吸着部12a、12b(第一の吸着部)は、カメラ本体部1に取り付けられている。また、吸着部12c(第二の吸着部)は、カバー部4に取り付けられている。吸着部12a、12b、12cは、カバー部4が閉じ切ったときに吸着部12a、12b(第一の吸着部)と吸着部12c(第二の吸着部)とが干渉しないように、上下に互いにずらして配置されている。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、各吸着部を左右にずらして配置してもよい。また、吸着部の数も限定されるものではない。
1aは、カメラ本体部1に形成された凹部である。凹部1aは、カバー部4を閉じた際に、カバー部4に取り付けられた吸着部12cのニゲ部(吸着部12cを収容するための収容部)として設けられている。4a、4bは、カバー部4に形成された凹部である。凹部4a、4bは、カバー部4を閉じた際に、カメラ本体部1に取り付けられた吸着部12a、12bのそれぞれのニゲ部として設けられている。本実施例において、吸着部12a、12b、12cは、シリコンなどを原料とし、所定の厚さの粘着性を有するゲル状部材を用いている。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、他の部材を用いて吸着部を構成してもよい。また、カバー部4を閉じることにより、吸着部12a、12b、12cを使用しない場合のゲル状部材への不要なゴミなどの付着を低減することができる。
本実施例において、カバー部4は、カメラ本体部1に対して、吸着部12a〜12cを覆う第一の位置と吸着部12a〜12cを露出させる第二の位置との間で移動可能に連結されている。第一の位置は、図1に示される位置であり、第二の位置は、例えば図2に示される位置である。また第二の位置は、カメラ本体部1に対して180°回転させた位置に限定されるものではなく、0〜180°の任意の角度に設定可能である。また本実施例において、モニタ部11と吸着部12aは、カメラ本体部1の互いに反対側の面に配置されている。
次に、図3乃至図8を参照して、本実施例における撮像装置の種々の使用例(使用状況または設置状況)について説明する。図3は、本実施例における撮像装置の基準形態において、手持ち撮影(通常の撮影)を行う場合の使用例であり、図3(a)は横位置撮影、図3(b)は縦位置撮影の場合をそれぞれ示している。本実施例の撮像装置は、フルフラットな形状を有するため、一般のカメラと同様に、携帯や取り扱いが容易である。
図4は、いわゆる自分撮り撮影を行っている状態を示す図である。この状態では、撮像装置のレンズ本体部3を基準形態から180度だけ回転させ、カメラ本体部1を上下逆に把持している。自分撮り撮影では、撮影者側を向いているモニタ部11に表示された画像によりフレーミングを確認しながら撮影を行う。図4に示されるように、カメラ本体部1の高さの範囲から、レンズ鏡筒部2が上側に突出している。また、カメラ本体部1の厚さの範囲から、レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3がはみ出している。このとき、レンズ本体部3は、カメラ本体部1に対して、図1に示される状態から約180°回転した位置(第二の回動位置)にある。このように、レンズ本体部3(第二の筐体)は、回動部8の回転により、カメラ本体部1(第一の筐体)に対して第一の回動位置と第二の回動位置との間で回転可能である。
レンズ本体部3が第一の回動位置にある場合、図1(a)〜(f)に示されるように、カメラ本体部1、レンズ鏡筒部2、レンズ本体部3、および、吸着部12a〜12cを覆った状態のカバー部4は、直方体形状(略直方体形状)を形成する。ここで、「略直方体形状」とは、厳密な直方体形状だけでなく、実質的に直方体形状であると評価される形状をも含む意味である。また本実施例において、レンズ本体部3が第二の回動位置にある場合、カバー部4を移動させて吸着部12a〜12cを露出させることが可能であり、かつ、被写体像を取り込む開口部がカメラ本体部1の端部(上端部)の外側(図4中の上側)に位置する。
回動部8の位置は、モニタ部11の画面と水平な面方向において画面中心からオフセットされた位置にあり、カメラ本体部1の厚さ方向において、その厚さ方向の中心位置よりもオフセットされた位置にある。このため、レンズ鏡筒部2はカメラ本体部1の最外形部から突出した位置にあり、その位置でパンニングなどを行っても、カメラ本体部1により被写体光(被写体像)がケラレることはない。
ここで、レンズ本体部3は180°だけ回転しているため、基準形態(回転角度0°)に対して、撮像素子上に結像される画像の上下の位置が逆になる。ただしこの場合、不図示の検知手段を用いてレンズ本体部3とカメラ本体部1との位置関係を検知することにより、撮像装置内の画像処理部(後述のカメラCPU121)で撮影画像を上下反転する処理を実行し、モニタ部11に表示すればよい。またこのとき、シャッタボタン6、ズームレバー7などは、底面側に位置するため操作することができない。ただし、モニタ部11に、シャッタボタン6やズームレバー7などの、いわゆるソフトボタン(不図示)を表示して操作すればよい。また、レンズ鏡筒部2のみを基準形態から180°回転させても自分撮り撮影は可能である。この場合、画像は左右逆になるため、上述と同様に、モニタ部11に表示する画像を変更すればよい。
図5は、通常、三脚を必要とする撮影シーンにおいて、本実施例の撮像装置を、壁や窓などの平面部に直接設置し、セルフタイマーやリモコンなどにより撮影を行う場合を示す図である。図5(a)は、壁51(壁面)から手前側の撮影者などの被写体を撮影する場合を示している。レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3を回動部8により180°回転させ、カバー部4をカメラ本体部1に対して180°開いた状態で、カメラ本体部1の吸着部12a、12b、および、カバー部4の吸着部12cを壁51に押し付けて吸着させている。図5(b)は、屋内からガラス越に外の風景、特に夜景などを撮影する場合を示している。図5(b)において、撮像装置は、図5(a)の状態から更にレンズ鏡筒部2を回動部9により180°回転させて、窓ガラス52に押し付けて吸着させている。
図5(a)、(b)のいずれの場合も、回動部8の位置はモニタ部11の画面と水平な面方向において画面中心からオフセットされた位置にあり、カメラ本体部1の厚さ方向において、その厚さ方向の中心位置よりもオフセットされた位置にある。このため、LP<LPを満たすように設計することにより、レンズ本体部3を回転させる際、カバー部4は、レンズ鏡筒部2またはレンズ本体部3に機械的に干渉することなく、180°回転させることが可能である。
また、LP>LPを満たすように設計することにより、レンズ本体部3を180°回転させた場合、レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3は、図5(b)に示されるように、カバー部4よりも外側の上方へ突出する。すなわち、撮影レンズ部2aは、その撮影範囲がカバー部4に遮蔽されないような位置まで移動する。このため、設置場所や被写体の位置の条件などに合わせて自由にレンズ鏡筒部2をパンニングさせても、撮影画角がカバー部4などにケラレることはない。
図5(a)、(b)では、カバー部4を180°展開して平面の壁51やガラス面(窓ガラス52)に吸着させているが、カバー部4は0°から180°の間で自由に回転可能である。このため、図6(a)、(b)に示されるように、本実施例の撮像装置は、平面の壁以外の部分にも設置が可能である。この場合にも、図5と同様に、回動部8の位置関係からレンズ鏡筒部2はカメラ本体部1の外形から突出している。
図6(a)は、本実施例における撮像装置を建物の柱61(角部)に設置している状態を示す図である。図6(a)において、カバー部4をカメラ本体部1に対して約90°開き、吸着部12a、12bおよび吸着部12cを柱61の異なる2平面にそれぞれ吸着させる。また、図6(b)は、撮像装置を電柱などの円柱62に設置している状態を示す図である。図6(b)に示されるように、撮像装置を円柱62に設置する場合、その円柱62の直径に合せてカバー部4の角度(開き角度)を変更し、円柱62の曲面の二箇所に各吸着部を吸着させる。
図7(a)、(b)は、本実施例における撮像装置を机などの平面71の上に設置している状態を示す図である。この場合も、図5と同様に、回動部8の位置関係から、レンズ鏡筒部2がカメラ本体部1の外形から突出している。図7(a)は、基準形態から、レンズ本体部3を180°回転させ、カメラ本体部1を上下逆にし、横位置撮影として、カバー部4を適宜開いて机などの平面71の上に設置した状態を示している。この場合、吸着部は使用しない。本実施例において、カメラ本体部1はレンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3の合計重量より重い。このため、カバー部4を開くことにより、撮像装置を安定して机などの平面71の上に設置することができる。前述のように、被写体の配置によっては、レンズ鏡筒部2を回転させてパンニング方向の撮影範囲の調整が可能である。
図7(b)は、図7(a)の状態から撮像装置を90°回転させて縦位置撮影を行っている状態を示している。このとき、不用意にカバー部4が開かないように、カバー部4とカメラ本体部1との間にフリクションやクリックストップ位置を設けてもよい。また、図7(a)、(b)の状態では、カメラ本体部1の底面やカバー部4の先端部など、平滑な机上などでも滑りにくいようにゴム部材などを貼ることも有効である。
図8は、本実施例における撮像装置を手すり81に設置している状態を示す図である。カバー部4の開き角度を調整し、カメラ本体部1に取り付けら得た吸着部12a、12b、および、カバー部4に取り付けられた吸着部12cの二箇所の吸着部が円筒形状の手すり81に吸着して固定される。これにより、カメラ本体部1は回転することなく、安定して設置される。この場合、レンズ鏡筒部2を回転させることにより、チルト方向(図8の上下方向)の撮影範囲の調整が可能となる。
以上のとおり、本実施例の撮像装置において、モニタ部11を有するカメラ本体部1に対して、レンズ鏡筒部2、レンズ本体部3、および、カバー部4が移動可能(回転可能)に構成されている。このため、次のような代表的な効果を得ることができる。第一に、本実施例の撮像装置は、通常、フルフラットな形状となって携帯に便利である。第二に、撮影の際には、吸着部により種々の面に貼り付けて撮影することが可能であり、三脚などを携行する必要がない。第三に、カメラ本体部1とレンズ本体部3の回転軸が二方向(厚さ方向および高さ方向)でオフセットされた位置に設けられているため、回転させるとレンズ鏡筒部2がカメラ本体部1から突出する。このため、被写体光がケラレることなく、例えばガラスに貼り付けてガラスの透過撮影をすることが可能である。第四に、吸着部を備えたカバー部が移動可能(回転可能)であるため、平面部だけでなく、角柱、円柱、机上、手摺りなどにも安定して設置することが可能である。本実施例の撮像装置は、これらの各効果のうち少なくとも一つを達成することができる。
次に、図9を参照して、本実施例における撮像装置のシステム構成について説明する。図9は、撮像装置100(撮像システム)のブロック図である。撮像装置100は、撮像素子122を備えたカメラ本体部120(カメラ本体部1に相当)と、カメラ本体部120に一体的に組み込まれたレンズ部110(レンズ鏡筒部2およびレンズ本体部3に相当)を有する。レンズ部110内のレンズCPU101と、カメラ本体部120内のカメラCPU121(制御手段)とは、互いに接続されており、相互に信号のやり取りが可能である。レンズCPU101は、レンズ部110内の動作を制御する。
L1〜L4はレンズユニットである。レンズユニットL1、L4は、固定のレンズユニットである。レンズユニットL2は、変倍用のレンズユニットである。レンズユニットL3は、フォーカスレンズユニットである。レンズユニットL2は、レンズCPU101の制御信号を受けたズーム駆動回路111からの出力を受けて、光軸方向(X方向)に移動可能である。これにより、撮像光学系の焦点距離を変化させることができる。レンズユニットL3は、光軸方向(X方向)に移動することにより、撮像光学系の焦点調節を行うことが可能である。
104は光量調節装置(絞り装置)である。複数の絞り羽根を光軸方向と略直交する面内で移動させることにより、光が通過する口径を変化させる。レンズCPU101からの制御信号を受けた絞り駆動回路108は、光量調節装置104を駆動する。レンズユニットL1〜L4および光量調節装置104により、撮像光学系Lが構成される。被写体150の像(被写体像)は、レンズ部110の撮像光学系Lを通過し、カメラ本体部120の撮像素子122に入射する。
102は操作スイッチである。操作スイッチ102は、マニュアル操作によるズーミングおよびフォーカシング、絞り値の設定、オートフォーカスおよびマニュアルフォーカスの切り換えなどを行うために操作される。103は、焦点調節を行うフォーカス駆動回路である。フォーカス駆動回路103は、レンズCPU101からの制御信号に基づいてレンズユニットL3を駆動する。フォーカス駆動モータの駆動によって回転する回転部材には、パルス発生ユニットが設けられている。パルス発生ユニットは、回転部材の回転に応じたパルス信号をフォーカス駆動回路103へ出力する。レンズCPU101は、パルス発生ユニットから出力されたパルス信号を検出することで、レンズユニットL3の位置検出を行う。
109は焦点距離検出回路である。焦点距離検出回路109は、変倍用のレンズユニットL2の位置を検出することにより、撮像光学系Lの焦点距離を検出する。焦点距離検出回路109は、例えば、レンズユニットL2の位置を32分割しているグレーコードパターンを用いて検出する。なお、レンズCPU101の内部に設けられたメモリ(記憶部)には、レンズ部110の焦点距離情報、レンズユニットL3の移動量に対する撮像素子122の面上のピント移動量(フォーカス敏感度)などが、分割された焦点距離ごとに格納されている。
レンズ部110の撮像光学系Lを通過した被写体光(被写体像)は、撮像素子122の撮像面(受光面)に結像する。撮像素子122は、CCDやCMOSなどの光電変換素子を備えて構成されており、光学像(被写体像)を光電変換して電気信号に変換する。撮像素子122から読み出された信号は、増幅処理およびA/D変換処理が行われた後、デジタル映像信号としてカメラCPU121に出力される。本実施例の撮像装置100は、このデジタル映像信号を用いて、動画像または静止画像を形成する。
デジタル映像信号は、カメラCPU121に出力されるだけでなく、AF処理回路129(オートフォーカス処理回路)にも出力される。AF処理回路129にデジタル映像信号が入力されると、一画面分の画像データにおける高周波成分がハイパスフィルタ(HPF)などを介して抽出され、この高周波成分に対して累積加算などの演算処理が行われる。これにより、高域側の輪郭成分量などに対応するAF評価値が算出される。そして、このAF評価値がピークを示す位置までレンズユニットL3を移動させることで、いわゆるコントラスト検出方式による焦点検出を行うことができる。AF処理回路129で算出されたAF評価値は、カメラCPU121に出力される。
撮像装置100における焦点調節動作は、コントラスト検出方式と、レンズCPU101内に格納されているフォーカス敏感度の情報とに基づいて、レンズユニットL3を光軸方向(X方向)に移動させることによって行われる。なお、コントラスト検出方式による焦点調節は公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
124は、二段スイッチで構成されたレリーズスイッチ(前述のシャッタボタン6に相当)である。レリーズスイッチ124は、測光、焦点検出、および、合焦動作などの撮影準備動作を開始させるためのスイッチ(SW1)と、撮像素子122への露光を開始させるためのスイッチ(SW2)とを有する。レリーズスイッチ124の出力信号は、カメラCPU121に入力され、カメラCPU121は入力信号に応じた動作を行う。
カメラCPU121は、表示ユニット125(前述のモニタ部11に相当)の駆動制御を行う。またカメラCPU121は、撮影モードなどの各種設定を行うために表示ユニット125へのタッチ操作により設定を行う設定スイッチ126からの入力に対応した制御動作を行う。またカメラCPU121は、撮像装置100の姿勢を検出する姿勢検出回路127からの出力に対応した表示ユニット125の表示制御、および、電源128の残り容量のチェックや電力の分担などの制御を行う。表示ユニット125には、例えば、撮像素子122を用いて撮影された動画像や静止画像が表示される。123は、カメラ本体部120に対して着脱可能な記録媒体に映像信号を記録させるための記録回路である。また本実施例において、カメラCPU121には各種バッファメモリが含まれている。
このように、本実施例によれば、種々の撮影状況において簡易かつ適切に対応可能な撮像装置を提供することができる。本実施例の撮像装置は、例えば、通常、フルフラットな形状となって携帯に便利である。また、撮影の際には、吸着部により種々の面に貼り付けて撮影することが可能であり、三脚などを携行する必要がない。また、カメラ本体部とレンズ本体部の回転軸が二方向(厚さ方向および高さ方向)でオフセットされた位置に設けられているため、回転させるとレンズ鏡筒部がカメラ本体部から突出する。このため、被写体光がケラレることなく、例えばガラスに貼り付けてガラスの透過撮影をすることが可能である。また、吸着部を備えたカバー部が移動可能(回転可能)であるため、平面部だけでなく、角柱、円柱、机上、手摺りなどにも安定して設置することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体部
2 レンズ鏡筒部
3 レンズ本体部
4 カバー部
8 回動部
11 モニタ部
12a、12b、12c 吸着部

Claims (8)

  1. 表示部を備えた第一の筐体と、
    撮像光学系を備えた第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられ、該第二の筐体を該第一の筐体に対して回転可能に支持する回動部と、
    前記第一の筐体に取り付けられた吸着部と、
    前記第一の筐体に対して移動可能に連結され、前記吸着部を覆う蓋部材と、を有し、
    前記蓋部材は、前記第一の筐体に対して、前記吸着部を覆う第一の位置と該吸着部を露出させる第二の位置との間で移動可能に連結されており、
    前記蓋部材には、第二の吸着部が取り付けられており、
    前記第一の筐体には、前記蓋部材が前記第一の位置にある場合に前記第二の吸着部を収容する凹部が形成されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記吸着部と前記第二の吸着部は、前記蓋部材が前記第一の位置にある場合に干渉しないように互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第二の筐体は、前記回動部の回転により、前記第一の筐体に対して第一の回動位置と第二の回動位置との間で回転可能であり、
    前記第二の筐体が前記第一の回動位置にある場合、前記第一の筐体、該第二の筐体、および、前記吸着部を覆った状態の前記蓋部材は、直方体形状を形成し、
    前記第二の筐体が前記第二の回動位置にある場合、前記蓋部材を移動させて前記吸着部を露出させることが可能であり、かつ、被写体像を取り込む開口部が前記第一の筐体の端部の外側に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第二の筐体の前記開口部は、前記第二の筐体に対して回転可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記回動部の回転中心は、前記表示部の画面と水平な面方向において、該表示部の画面中心からずれた位置にあることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 表示部を備えた第一の筐体と、
    撮像光学系を備えた第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられ、該第二の筐体を該第一の筐体に対して回転可能に支持する回動部と、
    前記第一の筐体に取り付けられた吸着部と、
    前記第一の筐体に対して移動可能に連結され、前記吸着部を覆う蓋部材と、を有し、
    前記回動部の回転中心は、前記第一の筐体の厚さ方向において、該第一の筐体の厚さ方向の中心位置からずれた位置にあることを特徴とする撮像装置。
  7. 表示部を備えた第一の筐体と、
    撮像光学系を備えた第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられ、該第二の筐体を該第一の筐体に対して回転可能に支持する回動部と、
    前記第一の筐体に取り付けられた吸着部と、
    前記第一の筐体に対して移動可能に連結され、前記吸着部を覆う蓋部材と、を有し、
    前記表示部と前記吸着部は、前記第一の筐体の互いに反対側の面に配置されていることを特徴とする撮像装置。
  8. 表示部を備えた第一の筐体と、
    撮像光学系を備えた第二の筐体と、
    前記第一の筐体と前記第二の筐体との間に設けられ、該第二の筐体を該第一の筐体に対して回転可能に支持する回動部と、
    前記第一の筐体に取り付けられた吸着部と、
    前記第一の筐体に対して移動可能に連結され、前記吸着部を覆う蓋部材と、を有し、
    前記吸着部は、粘着性を有するゲル状部材からなることを特徴とする撮像装置。
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