JP6124068B2 - キッチン用水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、キッチンに用いられ水を供給するキッチン用水栓に関する。
一般的なキッチン用水栓として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。このキッチン用水栓は、キッチンの上面などに取り付けて使用され、その一部がキッチンのシンク側に向けて延び、先端にシャワーヘッドが設けられている。シャワーヘッドの下面には複数の散水孔が穿設されており、各々の散水孔を通過して吐出される水流が、シャワー状に下方のシンクへと供給される。
下記特許文献1に記載されたキッチン用水栓は、作業性の点で課題を有している。つまり、シャワーヘッドはシンクの上方を覆い、シャワー水流をほぼ真下に向けて供給するため、大型の被洗浄物はシンクとシャワーヘッドの間のスペースに配置できず、洗浄作業が困難になるという課題があった。
上記作業性の課題を解決するものとして、下記特許文献2に記載されたキッチン用水栓が提案されている。本キッチン用水栓は、使用者側に傾斜しつつ上方に延設する吐水部を備えており、この吐水部のシンク側の外側面に複数の散水孔が穿設されている。そして、各々の散水孔を通過して吐出される水流を、使用者のいる前方側で、且つ、斜め下方に向けて、シャワー水流として供給する。
吐水部から傾斜して供給されるシャワー水流は、シンク前面とシンク後面との間の中央部であって、使用者が洗浄作業を行う領域である洗浄領域を、斜めに通過する。したがって、洗浄領域の上方に、吐水部によって遮られることがない広い空間を確保することが可能となる。これにより、大型の被洗浄物であっても、洗浄領域に配置して洗浄作業を行うことが容易となる。
特開2007−170135号公報 特許第4449083号公報
上記特許文献2に記載のキッチン用水栓では、複数の散水孔の各々から吐出される水流の流速を所定値以上とすることが求められる。当該流速が所定値を下回る場合は、シャワー水流が洗浄領域に到達できず、洗浄領域よりもシンク後面側を通過してしまうからである。かかる要求は、上記特許文献1に記載のキッチン用水栓のように、シャワーヘッドからほぼ真下に向けてシャワー水流を供給する形態では課せられることはなく、シャワー水流を前方斜め下方に向けて供給するという形態特有のものである。
各散水孔から吐出される水流の流速を、シャワー水流が洗浄領域に到達できるような所定値以上とする方法としては、複数の散水孔の総断面積、及び、各散水孔の断面積を比較的小さなものとすることが最も簡便である。しかしこの場合、各散水孔から断面積の小さい(細い)水流が吐出されるとともに、その水流が被洗浄物のほぼ同一箇所に着水し続けるため、被洗浄物に付着した汚れの剥ぎ落とし等が困難になるという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、洗浄領域の上方に広い空間を確保しながらも、断面積が大きい水流もしくは水滴を非洗浄物にムラなく着水させ、高い洗浄性能を発揮することが可能なキッチン用水栓を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るキッチン用水栓は、キッチンに用いられるキッチン用水栓であって、キッチンに取り付けられる取付部と、前記取付部よりも上方側に設けられ、複数の散水孔を有し、前記複数の散水孔から吐出された複数の水流を使用者のいる前方斜め下方に向けてシャワー水流として供給するシャワー吐水部と、を備え、更に、前記複数の散水孔の各々から吐出された水流の断面積が経時的に変化するよう、該水流の流速を変動させる流速変動手段を備え、前記複数の散水孔は、一の散水孔から吐出された一の水流の断面積が所定の大きさを超えた場合に、該一の水流を前記一の散水孔に隣接する複数の他の散水孔から吐出された他の水流のいずれかと合流させるとともに、該一の水流の合流する前記他の水流が経時的に変わるよう、互いに間隔をあけて配置されることを特徴としている。
本発明に係るキッチン用水栓は、複数の散水孔のうちの一の散水孔から吐出される一の水流は、その断面積が経時的に変化する。そして、その断面積が所定の大きさを超えると、一の散水孔に隣接する複数の他の散水孔から吐出された他の水流のいずれかと合流するよう、複数の散水孔は互いに間隔をあけて配置される。この合流により、断面積が大きな水流もしくは大きな水滴となった水が被洗浄物に着水するため、被洗浄物に付着した頑固な汚れも剥ぎ落とすことが可能になる。また、一の水流が合流する他の水流が経時的に変わるように構成されていることで、合流の際に水流の進行方向に変動が生じるため、経時的に被洗浄物の異なる個所に着水させ、ムラの無い洗浄を行うことが可能となる。すなわち、本発明によれば、使用者のいる前方斜め下方に向けてシャワー水流を供給し、洗浄時における作業性を向上させながらも、洗浄性能の向上を図ることが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記流速変動手段は、前記複数の散水孔の上流側で気泡を水に混入させて気泡混入水とする気泡混入部を有することも好ましい。
この好ましい態様では、ポンプ等のアクチュエータを用いることなく、簡易な構成によって、複数の散水孔から吐出される水流の流速を変動させることができる。また、水に混入した気泡は、壁面などに付着しない限り、気泡同士で結合したり、予測できない方向に移動したりするなど、不安定な挙動を示すことから、このような水中における気泡の挙動を利用することにより、変動する流速の差分である流速差を経時的に変化させることができる。この経時的な流速差の変化によって、一の水流が合流する他の水流を経時的に変えることができ、合流した水流を経時的に被洗浄部の異なる個所に着水させ、ムラの無い洗浄を行うことが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記流速変動手段は、前記気泡混入水を攪拌することで、前記気泡混入水に混入している気泡の大きさを調整する気泡調整部を有することも好ましい。
この好ましい態様では、攪拌することで気泡混入水中の気泡の結合又は分裂を促し、種々の大きさの気泡を生成することが可能となり、これらの大きさの異なる気泡によって、散水孔から吐出される水流の流速差を確実に経時的に変動させることが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記気泡調整部は、前記複数の散水孔の近傍に設けられることも好ましい。
気泡混入水を攪拌する気泡調整部から複数の散水孔までの距離が大きいと、それらの間を気泡混入水が流動する間に、内部の気泡が結合して大きくなる。殆どすべての気泡が散水孔よりも大きくなってしまうと、散水孔から吐出される水流の流速差の経時的な変動が十分に生じなくなるおそれがある。
そこでこの好ましい態様では、気泡調整部を複数の散水孔の近傍に設けることで、気泡調整部で生成された種々の大きさの気泡は、結合する間もなく各散水孔から吐出されるため、散水孔から吐出される水流の流速差を確実に経時的に変動させることが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記気泡混入部は、上流側から供給された水の流速を高めて下流側に噴射水流として噴射する噴射部と、前記噴射水流の通過に伴って発生する負圧によって空気を吸引する空気吸引部と、前記空気吸引部から導入された空気を前記噴射水流に混入させる空気混入部と、を有し、前記気泡調整部は、前記シャワー吐水部の上流側且つ近傍に設けられた前記噴射部から噴射された噴射水流を、前記シャワー吐水部の内壁面に衝突させることも好ましい。
この好ましい態様では、噴射水流のエジェクタ作用を利用して空気を吸引し、噴射水流に混入させるため、より簡易な構成で気泡混入水を生成することが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記噴射部に複数の噴射口が設けられ、前記複数の噴射口を、各々が噴射する噴射水流が前記シャワー吐水部の内壁面の互いに異なる位置に衝突させるよう配置することも好ましい。
この好ましい態様では、噴射水流を噴射する噴射口を複数設けることで、エジェクタ作用を生じさせるにあたって、各々の噴射水流の断面積を、噴射口を単一とした場合の噴射水流のそれと比較して小さなものとすることができる。したがって、各々の噴射水流に混入する気泡も比較的小さなものとすることができる。また、複数の噴射水流はシャワー吐水部の内壁面の異なる位置に衝突するため、衝突した噴射水流が合流した際にこの小さな気泡が結合し、無用に大きくなってしまうことがない。これにより、散水孔から吐出される水流の流速差を確実に経時的に変動させることが可能となる。
また本発明に係るキッチン用水栓では、前記噴射部と前記シャワー吐水部との間に、前記噴射水流が前記シャワー吐水部の内壁面に衝突して前記噴射部側に逆流することを防止する逆流防止部を備えることも好ましい。
噴射水流がシャワー吐水部の内壁面に衝突して逆流が生じると、結果的に気泡混入水が複数の散水孔から吐出されるまでに流動する距離が長くなり、その間に気泡が結合して大きくなりやすい傾向がある。そこでこの好ましい態様では、噴射部側への逆流を防止する逆流防止部を備えたことで、複数の散水孔から吐出されるまでの気泡混入水の流動距離を短くすることができる。これにより、気泡が結合して無用に大きくなってしまうことを抑制し、複数の散水孔から吐出される水流の流速差を確実に経時的に変動させることが可能となる。
本発明によれば、洗浄領域の上方に広い空間を確保しながらも、断面積が大きい水流もしくは水滴を非洗浄物にムラなく着水させ、高い洗浄性能を発揮することが可能なキッチン用水栓を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかるシステムキッチンを表す模式図である。 本実施形態にかかるキッチン用水栓からシャワー水流が吐水されている状態を表す側面模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓のスパウト部の断面図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板を噴射口が噴射水流を噴射する方向に見た模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板近傍を示す模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板近傍における逆流を示す模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の散水孔から吐出された水流の模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の複数の散水孔から吐出された水流の模式図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓の複数の散水孔から吐出された水流を撮影した写真図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓のシャワー吐水部から供給されるシャワー水流を撮影した写真図である。 本実施形態に係るキッチン用水栓のシャワー吐水部から供給されるシャワー水流を撮影した写真図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るキッチン用水栓の使用状態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシステムキッチンを表す模式図である。
システムキッチン10は、シンク20と、このシンク20に取り付けて使用されるキッチン用水栓KFとを備えている。
シンク20は、シンク上面22と、シンク底面24と、を有している。なお、シンク20は、シンク上面22の左側方および右側方の少なくともいずれかに延在する調理台(図示せず)を有していてもよい。
キッチン用水栓KFは、使用者から見てシンク20の奥側、すなわちシステムキッチン10の後方、且つシンク上面22に設けられ、シンク上面22に取り付けられる取付部30と、その取付部30よりも上方側に設けられるスパウト部40を有している。取付部30はシンク上面22に対して略垂直に設けられているが、スパウト部40は使用者のいる前方側に傾斜するよう上方に向けて延設されている。この傾斜角度は、シンク上面22に対して例えば約60度程度である。但し、この傾斜角度は、適宜変更することができる。
スパウト部40の前方側の外側面には、整流吐水部40rと、シャワー吐水部40sが設けられている。スパウト部40の前方側の外側面は、シンク上面22およびシンク底面24に対して傾斜しているため、そこに設けられる整流吐水部40rとシャワー吐水部40sから供給される水は、いずれもシンク上面22およびシンク底面24に対して斜めに供給される。なお、本願明細書において「水」という場合には、「湯」を含むものとする。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係るキッチン用水栓からのシャワー水流の供給について説明する。図2は、本実施形態に係るキッチン用水栓からシャワー水流が供給されている状態を表す側面模式図である。
図2に示すように、キッチン用水栓KFに所定値以上の流量の水が供給され、シャワー吐水部40sから供給する場合、その水は複数の水流から成るシャワー水流Wsとして、シンク20に向けて供給される。シャワー水流Wsは、シンク上面22に対して供給され、シンク上面22と、シンク前面26とシンク後面28との中央部と、が交差する領域(以下、「洗浄領域」という)WAを通過する。
また、シャワー吐水部40sから斜めに供給されたシャワー水流Wsは、洗浄領域WAを傾斜して通過する。このため、スパウトから真下に水を供給する一般的なキッチン用水栓と異なり、本キッチン用水栓KFでは、洗浄領域WAの上方をスパウト部40によって覆われることがない。したがって、洗浄領域WAの上方に広い空間を確保することが可能となり、大型の被洗浄物であっても洗浄領域WAに配置し、その洗浄作業を行うことが容易となる。
一方、キッチン用水栓KFに所定値以上の流量の水が供給され、整流吐水部40rから供給される場合、その水は単一の水流である整流Wrとして、シンク20に向けて供給される。整流吐水部40rは、シャワー吐水部40sの上方かつ前方で、且つ洗浄領域WAよりも後方に配設される。整流吐水部40rから供給される整流Wrは、シャワー水流Wsと同様に、洗浄領域WAを通過する。そのため、吐水形態に応じて使用者が洗浄領域WAから被洗浄物を動かすことなく洗浄を行うことが可能となり、洗浄時の作業性を向上させることができる。
次に、図3を参照して、本発明の実施形態に係るキッチン用水栓のスパウト部について説明する。図3は、本実施形態に係るキッチン用水栓のスパウト部の断面図である。
スパウト部40は、その外形が略円柱形を呈するスパウト部本体410を有している。スパウト部本体410の内部には、スパウト部40の延設方向に沿って斜め上方に延びる給水流路411が設けられており、上流から供給される水は給水流路411の内部を流れて斜め上方へと導かれる。
給水流路411の下流側端部であって、スパウト部本体410内部の上端には、給水流路411を流れた水を受け入れる空間である切替室413が形成されている。また、切替室413の下流側には、整流用流路414とシャワー用流路415が切替室413と連通するよう設けられている。整流用流路414はシンク20側に向けて延び、シャワー用流路415はスパウト部40が延設する方向に沿って斜め下方に延びる。
切替室413内には切替バルブ(図示せず)が配置されており、切替室413内から流出する水を整流用流路414とシャワー用流路415のいずれか一方に導くよう、使用者の操作によって選択できるよう構成されている。
切替バルブが切替室413内の水を整流用流路414に導くよう設定されている場合、その水は矢印W3のように整流用流路414内に配置されたメッシュ状の整流網419を通過し、さらに、整流吐水部40rから矢印W4のように下方のシンク20(図3では図示せず)に向けて供給される。このとき供給される整流Wrは、図2で示したように、単一の水流となる。
一方、切替バルブが、切替室413内の水をシャワー用流路415に導くよう設定されている場合、矢印W5のようにシャワー用流路415内に流入した水は、その下流に配置されている噴射板420に至る。噴射板420は、スパウト部40が延設する方向に沿って延びる薄板状の部材であり、複数の噴射口421がその厚み方向に貫通するよう形成されている。噴射板420に到達した水は、複数の噴射口421を通過することでその流速が高められ、複数の噴射水流として下流側に噴射される。
噴射板420の下流側には、噴射板420と所定間隔を空けてスロート部材440が配置されている。スロート部材440は、噴射板420の複数の噴射口421と対応する位置にスロート441が複数形成されている。このため、複数の噴射口421から噴射された噴射水流は、各々の下流側に設けられたスロート441を通過して、スロート部材440の下流側に至る。
ここで、スパウト部本体410の前方側の外側面には、空気導入口416が開設されている。さらに、スパウト部本体410の内部には、この空気導入口416からスパウト部本体410の中央部に向けて延び、さらにスパウト部40が延設する方向に沿って斜め上方へと延びるようにして、空気導入路417が形成されている。そしてこの空気導入路417は、噴射板420とスロート部材440との間に形成された空間である空気吸引室430に連通している。
これにより、複数の噴射口421から噴射された噴射水流が空気吸引室430を通過する際、それに伴って発生する負圧により、空気導入口416及び空気導入路417を介して空気吸引室430内に空気が吸引される。吸引されたこの空気は、噴射水流とともに複数のスロート441を通過し、スロート部材440の下流側に至る。
スロート部材440の下流側には、スロート部材440よりも大きな空間である空気混入室450が形成されており、この空気混入室450の下流側を覆うようにして散水板460が配置されている。散水板460は、スパウト部40が延設する方向に沿って延びる板状部材であり、シャワー吐水部40sを構成している。また、散水板460には、複数の散水孔461が厚み方向に貫通するよう形成されている。
空気吸引室430内に吸引された空気とともに複数のスロート441を通過した噴射水流は、後に詳述するように、空気混入室450において空気を混入される。空気は気泡となって噴射水流に混入する。この気泡混じりの水である気泡混入水が、複数の散水孔461の各々を通過し、矢印W6で示すように、複数の水流となってスパウト部本体410の外部に吐出される。これら複数の水流からなるシャワー水流が、シンク20(図3では図示せず)に向けて供給される。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係るキッチン用水栓の散水板について説明する。図4は、本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板を噴射口が噴射水流を噴射する方向に見た模式図である。
散水板460は、幅方向(左右方向)寸法に比べて長さ方向(前後方向)寸法を大きく形成されている。この散水板460を厚み方向(紙面奥行方向)に貫通する複数の散水孔461は、いずれも断面形状が略円形で、前後方向に沿う7列に配列され、散水板460の幅方向中央を通る中心線CLで対照となるよう配置されている。また、複数の散水孔461は、前方側に設けられる前方側散水孔群461Fと、前方側散水孔群461Fよりも後方側に設けられる後方側散水孔群461Bとを構成している。
図4では、散水板460の上流側(紙面奥行側)に設けられた噴射板420の複数の噴射口421を、破線で示している。噴射口421の断面形状は、散水孔461よりも径が大きい略円形である。噴射口421は、後方側散水孔群461Bに向けて噴射水流を噴射するよう構成されている。また、複数の噴射口421が噴射水流を噴射する方向に見た場合に、噴射口421と、後方側散水孔群461Bを構成する散水孔461の少なくとも一部とが重合するよう配置されている。一方、前方側散水孔群461Fを構成する散水孔461については、噴射口421との重合は無い。また、噴射口421の配置は、噴射口421と異なり中心線CLで対照とはされていない。
次に、図5及び図6参照して、本発明の実施形態に係るキッチン用水栓における空気の混入について説明する。図5は、本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板近傍を示す模式図であり、図6は、本実施形態に係るキッチン用水栓の散水板近傍における逆流を示す模式図である。
スパウト部本体410内部のシャワー用流路415を流れて噴射板420に到達した水は、図5に示すように、噴射口421a〜421cを通過し、噴射板420の下流側に噴射水流Ja〜Jcとして噴射される。噴射口421a〜421cは、互いに略平行に噴射板420を貫通していることから、そこを通過した噴射水流Ja〜Jcも略平行に噴射される。また、噴射口421a〜421cは、各々から噴射される噴射水流Ja〜Jcが、いずれも散水板460の異なる位置に衝突するよう配置されている。
噴射水流Ja〜Jcが、噴射板420とスロート部材440との間に設けられた空気吸引室430を通過する際、それに伴って空気吸引室430内に負圧が発生する(空気吸引室430内が陰圧となる)。このため、いわゆるエジェクタ作用により、矢印A1で示すように噴射板420に沿って空気吸引室430内に空気が吸引される。この空気は、空気導入口416及び空気導入路417(図5では図示せず)を介して、スパウト部本体410の外部から吸引されたものである。
空気吸引室430内に吸引された空気は、噴射水流Ja〜Jcによってさらに引き込まれ、その流れる方向を変え(矢印A2)、噴射水流Ja〜Jcとともにスロート441a〜441cに流入する。
上述したように、噴射口421a〜421cの断面形状は、散水孔461よりも径が大きい略円形とされている。したがって、噴射口421a〜421cから噴射された噴射水流Ja〜Jcの断面形状も、散水孔461よりも径が大きい略円形となる。このため、噴射水流Ja〜Jcの一部の水は、噴射口421a〜421cのぞれぞれと重合配置された散水孔461a〜461cを矢印Wsa〜Wscのように通過するものの、その他の水は散水板460と干渉し、散水孔461a〜461cを直接通過できない。散水板460の上流側には、通過できなかったこの噴射水流が一時的に滞留する(滞留水Wst)。
噴射口421a〜421cにおける噴射水流Ja〜Jcの噴射を開始して所定時間が経過すると、滞留水Wstの水位が上昇し、その気液界面Wst1はスロート441a〜441c内部まで侵入する。このため、噴射水流Ja〜Jcは、スロート441a〜441cの内部において、滞留水Wstの気液界面Wst1に突入する。噴射水流Ja〜Jcの突入によって気液界面Wst1は大きく乱れ、矢印A3で示すように、気液界面Wst1上の空気が内部に巻き込まれる。滞留水Wst内部に巻き込まれた空気は気泡状となることで、滞留水Wstが気泡混入水となる。
噴射水流Ja〜Jcが突入することにより、散水板460の複数の散水孔461の近傍で、気泡混入水が攪拌される。この攪拌により、気泡混入水中の気泡の結合又は分裂が促され、種々の大きさの気泡が生成される。このため、複数の散水孔461から、種々の大きさの気泡が混入された気泡混入水が吐出される。
上述したように、噴射口421は、後方側散水孔群461Bに向けて噴射水流を噴射するよう構成されている。したがって、後方側散水孔群461B近傍の水の圧力を高め、空気混入室450によって混入された気泡を後方側散水孔群461Bから吐出し易くしている。これにより、前方側散水孔群461Aへの気泡の移動が抑制される。
また、図6に示すように、スロート部材440の外側面には、散水板460と対向する平面である端面443が設けられている。このスロート部材440の端面443により、矢印W8で示すように、散水板460と衝突した噴射水流Ja〜Jcが噴射口421a〜421c側に逆流することを抑制している。このため、複数の散水孔461から吐出されるまでの気泡混入水の流動距離を短くすることができる。これにより、気泡が結合して無用に大きくなってしまうことを抑制し、後述するように、複数の散水孔461から吐出される水流の流速を確実に変動させることが可能となる。
次に、図7を参照して、気泡が混入された水流の挙動について説明する。図7は、本実施形態に係るキッチン用水栓の散水孔から吐出された水流の模式図である。
本実施形態では、大型のポンプ等を使用することなく、吐出される水に気泡を混入させることで流速を変動させて、大きな水塊を形成するよう構成されている。
上述したように、散水板460の上流側で気泡混入水が生成されるが、複数の散水孔461から吐出される水に混入する気泡の量は、水中において気泡が不安定な挙動を示すこともあって、必ずしも一定とはならない。このため、複数の散水孔461の各々から吐出される水流の流速に変動が生じる。この水流のうち、混入された気泡の量が比較的多い部位は、比較的少ない部位に比べて流速が大きくなる。
このように吐出される水流内で流速の変動が起こると、図7の(A)に示すように、散水孔461から噴出される水流Jは、部位Wp1、部位Wp2、部位Wp3、部位Wp4、部位Wp5を含むものとなる。この各部位のそれぞれの流速を、V1、V2、V3、V4、V5とすると、V1(≒V5)<V2(≒V4)<V3となる。
よって、吐出直後から図7の(A)〜(C)へと移行するにつれて、部位Wp3は部位Wp2より速度が大きいから、部位Wp3は部位Wp2と合体し、さらに部位Wp1と合体して大きな水塊となる。
このように最大流速の部位Wp3がその前の部位Wp2、部位Wp1と順次合体することにより、大きな塊となって、被洗浄物に着水することになる。吐出された水流に流速の変動が繰り返し生じることで、この水塊は繰り返し発現する。衝突エネルギが大きい水塊状態となった水は、被洗浄物に付着した汚れに対し高い洗浄力を発揮することが期待できる。
次に、図8を参照して、水塊が形成された水流の挙動について説明する。図8は、本実施形態に係るキッチン用水栓の複数の散水孔から吐出された水流の模式図である。
図8に示すように、散水板460に所定間隔をあけて設けられた散水孔461x〜461zの各々から、シンク20側に向けて水流Jx〜Jzが吐出される。上述したように、散水孔461x〜461zには空気混入室450より気泡混入水が供給されるが、各々の散水孔に供給される気泡混入水に混入している気泡の量は、必ずしも一定とはならない。
したがって、散水孔461xに供給される気泡混入水に混入している気泡の量が、散水孔461y、461zのそれよりも多い場合がある。この場合、図8(A)に示すように、散水孔461xから吐出された水流Jxに水塊Wpxが形成される。水流Jxは、水塊Wpxにおいて局所的に断面積が大きくなるため、隣接する散水孔461yから吐出された水流Jyとの合流が生じる。
水流Jxと水流Jyの合流の際、水流Jxの水塊Wpxの表面張力により、水流Jyには、矢印W10で示すような水流Jx側に引き寄せる力が作用する。このため、合流位置の下流側に形成される水滴WDaは、その進行方向を僅かに矢印W10に沿う方向に傾けて、矢印W11の方向に供給される。
一方、散水孔461yに供給される気泡混入水に混入している気泡の量が、散水孔461x、461zのそれよりも多い場合では、図8(B)に示すように、水流Jyに水塊Wpyが形成される。水流Jyは、水塊Wpyにおいて局所的に断面積が大きくなるため、隣接する散水孔461zから吐出された水流Jzとの合流が生じる。
水流Jyと水流Jzの合流の際、水流Jyの水塊Wpyの表面張力により、水流Jzには、矢印W13で示すような水流Jy側に引き寄せる力が作用する。このため、合流位置の下流側に形成される水滴WDbは、その進行方向を僅かに矢印W13に沿う方向に傾けて、矢印W14の方向に供給される。
他方、散水孔461zに供給される気泡混入水に混入している気泡の量が、散水孔461x、461yのそれよりも多い場合では、図8(C)に示すように、水流Jzに水塊Wpzが形成される。水流Jzは、水塊Wpzにおいて局所的に断面積が大きくなるため、隣接する散水孔461yから吐出された水流Jyとの合流が生じる。
水流Jyと水流Jzの合流の際、水流Jzの水塊Wpzの表面張力により、水流Jyには、矢印W15で示すような水流Jz側に引き寄せる力が作用する。このため、合流位置の下流側に形成される水滴WDcは、その進行方向を僅かに矢印W15に沿う方向に傾けて、矢印W16の方向に供給される。
この図8(A)〜図8(C)の状態が不規則に、さらに繰り返し発現することで、散水板460の下方に多数の大きな水滴が供給されるとともに、この水滴は進行方向も不規則に変化するため、被洗浄物の異なる位置に着水することとなる。
次に、図9及び図10を参照して、以上のようにして吐出された水流によって形成されるシャワー水流について説明する。図9は、本実施形態に係るキッチン用水栓の複数の散水孔から吐出された水流を撮影した写真図であり、図10は、本実施形態に係るキッチン用水栓のシャワー吐水部から供給されるシャワー水流を撮影した写真図である。
図9の上段は、散水板460の複数の散水孔461から、気泡を混入させていない水を吐出させた場合を示し、図9の下段は、気泡混入水を吐出させた場合を示している。図9の上段及び下段のいずれも、時間t1からt18(左から右)にかけて定点で撮影したものである。
図9に示すように、複数の散水孔461が吐出する水流に気泡を混入していない場合(図9上段)では、各々から吐出された水に流速の変動が生じないことから、断面積が略一定の単一の水流となる。したがって、各水流同士は合流することなく、そのまま単一の水流として下方に供給される。
一方、本実施形態に係るキッチン用水栓KFのように、複数の散水孔461から気泡混入水を吐出する場合(図9下段)では、個々の水流に流速の変動が生じ、水塊が形成される。したがって、一つの散水孔461から吐出された水流の中でも、部位によって断面積が著しく異なったものとなる。そして、枠80で囲って示すように、断面積が大きい水塊となった部位において、隣接する散水孔461、461から吐出される水流同士の合流が生じ、大きな水滴WDが形成されて下方に供給されることがわかる。
これをシャワー吐水部40s全体で見ると、図10に示すように、複数の散水孔461から吐出された水流が、多数の大きな水滴となって散水板460の下方に供給される様子がわかる。図9では、左右に隣接する散水孔461、461から吐出される水流の合流に着目したが、当該合流は左右方向のみならず前後方向に隣接する散水孔461、461でも生じ得る。合流相手となる水流を不規則に変えながら、形成される大きな水滴は散水板460の下方全域に広がる。
次に、図11を参照して、被洗浄物における着水について説明する。図11は、被洗浄物における着水位置の変動を示す模式図である。
図11では、被洗浄物90上における、シャワー吐水部40sから供給される水の着水位置をWHで示している。上述したように、各散水孔461から吐出され合流して形成される水塊や水滴は、その進行方向が不規則に変化するため、その着水位置も、図11(A)〜(D)で示すように不規則に変化する。被洗浄物90上に着水した個々の水塊や水滴は、矢印W18で示すように、被洗浄物90上で放射状に拡散する。
このように、断面積が大きい水塊や水滴として被洗浄物に着水するため、被洗浄物に付着した頑固な汚れも剥ぎ落とすことが可能になる。また、散水孔461から吐出された水流の合流の際、水流の進行方向に変動が生じるため、経時的に被洗浄物90の異なる個所に着水させ、ムラの無い洗浄を行うことが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
KF:キッチン用水栓
10:システムキッチン
20:シンク
30:取付部
40:スパウト部
40r:整流吐水部
40s:シャワー吐水部
90:被洗浄物
410:スパウト部本体
411:給水流路
414:整流用流路
415:シャワー用流路
416:空気導入口
417:空気導入路
420:噴射板
421:噴射口
430:空気吸引室
440:スロート部材
441:スロート
442:(スロートの)内壁面
450:空気混入室
460:散水板
461:散水孔

Claims (7)

  1. キッチンに用いられ水を供給するキッチン用水栓であって、
    キッチンに取り付けられる取付部と、
    前記取付部よりも上方側に設けられ、複数の散水孔を有し、前記複数の散水孔から吐出された複数の水流を使用者のいる前方斜め下方に向けてシャワー水流として供給するシャワー吐水部と、を備え、
    更に、前記複数の散水孔の各々から吐出された水流の断面積が経時的に変化するよう、該水流の流速を変動させる流速変動手段を備え、
    前記複数の散水孔は、一の散水孔から吐出された一の水流の断面積が所定の大きさを超えた場合に、該一の水流を前記一の散水孔に隣接する複数の他の散水孔から吐出された他の水流のいずれかと合流させるとともに、該一の水流の合流する前記他の水流が経時的に変わるよう、互いに間隔をあけて配置されることを特徴とするキッチン用水栓。
  2. 前記流速変動手段は、前記複数の散水孔の上流側で気泡を水に混入させて気泡混入水とする気泡混入部を有することを特徴とする請求項1に記載のキッチン用水栓。
  3. 前記流速変動手段は、前記気泡混入水を攪拌することで、前記気泡混入水に混入している気泡の大きさを調整する気泡調整部を有することを特徴とする請求項2に記載のキッチン用水栓。
  4. 前記気泡調整部は、前記複数の散水孔の近傍に設けられることを特徴とする請求項3に記載のキッチン用水栓。
  5. 前記気泡混入部は、上流側から供給された水の流速を高めて下流側に噴射水流として噴射する噴射部と、前記噴射水流の通過に伴って発生する負圧によって空気を吸引する空気吸引部と、前記空気吸引部から導入された空気を前記噴射水流に混入させる空気混入部と、を有し、
    前記気泡調整部は、前記シャワー吐水部の上流側且つ近傍に設けられた前記噴射部から噴射された噴射水流を、前記シャワー吐水部の内壁面に衝突させることを特徴とする請求項4に記載のキッチン用水栓。
  6. 前記噴射部に複数の噴射口が設けられ、
    前記複数の噴射口を、各々が噴射する噴射水流が前記シャワー吐水部の内壁面の互いに異なる位置に衝突させるよう配置することを特徴とする請求項5に記載のキッチン用水栓。
  7. 前記噴射部と前記シャワー吐水部との間に、前記噴射水流が前記シャワー吐水部の内壁面に衝突して前記噴射部側に逆流することを防止する逆流防止部を備えることを特徴とする請求項6に記載のキッチン用水栓。
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