JP6124066B2 - 電池 - Google Patents

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Description

電極の使用量を減らすための技術に関する。
近年、コストが安い電池のニーズが増加している。そこで、例えば、特許文献1に示すように、電池ケースの内部に、正極板と、負極板と、電解液を含浸したセパレータとからなる電極体を備える電池において、電極体を電池ケースの軸方向に短くして、電池ケースの余った空間に充填材を封入した電池が開発されている。これにより、電池の軸方向の全長に亘って電極体を形成する場合と比較して電極の使用量が少なくなり、電池のコストが低減されているとともに、充填材により、電池ケース内における電極体のガタつきが抑制されている。
ドイツ特許出願DE 200 16 231 U1
ところで、上記従来技術では、電極体を電池ケースの軸方向に短くし、電池ケース内の余った空間に充填材を封入しているが、上記従来技術とは異なる構成により、電極の使用量を減らすことが求められている。
本明細書では、電池ケース内における電極体のガタつきを抑えつつ電極の使用量を減らすことが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される電池は、導電性の電池ケースと、前記電池ケース内に収容され、正極板、負極板、及び、それらの間に配されるセパレータを有し、かつ、前記電池ケースの内径よりも外径が小さい径小部を有する円筒形電極体と、前記径小部の外周面と前記電池ケースの内面との間に配され、前記円筒形電極体と前記電池ケースとを電気的に接続する導電性のスペーサと、を備え、前記スペーサは、メッシュ状に編み込まれた金属からなる
本明細書によって開示される電池は、導電性の電池ケースと、前記電池ケース内に収容され、正極板、負極板、及び、それらの間に配されるセパレータを有し、かつ、前記電池ケースの内径よりも外径が小さい径小部を有する円筒形電極体と、前記径小部の外周面と前記電池ケースの内面との間に配され、前記円筒形電極体と前記電池ケースとを電気的に接続する導電性のスペーサと、を備え、前記スペーサは、コイル状の線材からなる。

電池ケース内における電極体のガタつきを抑えつつ電極の使用量を減らすことが可能となる。
実施形態1の電池の縦断面を表した斜視図 電池を示す縦断面図 電池を示す横断面図 電池の分解斜視図 実施形態2のメッシュ状のスペーサが電極体に取付けられた状態を示す斜視図 実施形態3のコイル状のスペーサが電極体に取付けられた状態を示す斜視図 他の実施形態のコイルばね状のスペーサが電極体に取付けられた状態を示す斜視図 他の実施形態の板ばね状のスペーサが電極体に取付けられた状態を示す斜視図
(発明の概要)
本明細書によって開示される電池は、導電性の電池ケースと、前記電池ケース内に収容され、正極板、負極板、及び、それらの間に配されるセパレータを有し、かつ、前記電池ケースの内径よりも外径が小さい径小部を有する円筒形電極体と、前記径小部の外周面と前記電池ケースの内面との間に配され、前記円筒形電極体と前記電池ケースとを電気的に接続する導電性のスペーサと、を備える。
このようにすれば、円筒形電極体が電池ケースの内径よりも外径が小さい径小部を有さない場合と比較して電極の使用量を減らすことができる。また、スペーサは、径小部の外周面と前記電池ケースの内面との間に配されるため、電池ケース内における円筒形電極体のガタつきを抑えることができる。
よって、電池ケース内における電極体のガタつきを抑えつつ電極の使用量を減らすことが可能となる。
また、スペーサは、円筒形電極体と電池ケースとを電気的に接続するため、円筒形電極体のガタつきを防止するためのスペーサを円筒形電極体と電池ケースとの間の電気的接続に利用することができる。
上記電池では、前記円筒形電極体の外周面と、前記電池ケースの内面とは、前記スペーサを介してのみ電気的に接続されているようにしてもよい。
上記電池では、前記スペーサは、前記円筒形電極体の軸方向における中間部に配されているようにしてもよい。
このようにすれば、比較的変形しやすい円筒形電極体の軸方向における中間部の変形を防止することができる。
上記電池では、前記負極板は、少なくとも前記円筒形電極体の外面に配されており、前記円筒形電極体の外面における前記負極板が前記スペーサに当接しているようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、リード線を用いて負極板とスペーサとの間を電気的に接続する構成と比較して簡素化することが可能になる。
前記スペーサは、メッシュ状に編み込まれた金属からなるようにしてもよい。
このようにすれば、スペーサの形状を変形させることができるため、スペーサの電池ケース内への収容を容易に行うことができる。
前記スペーサは、コイル状の線材からなるようにしてもよい。
このようにすれば、金型等を用いてスペーサの形状を加工する場合と比較して製造コストを低減させることができる。
前記スペーサは、前記径小部の外周を全周に亘って包囲している。
このようにすれば、局部的に円筒形電極体にスペーサからの力が加わることによる円筒形電極体の変形を抑制できるととともに、円筒形電極体とスペーサとの間の接触面積を大きくできるため、円筒形電極体と電池ケースとの間の電気抵抗を小さくすることができる。
上記電池では、前記円筒形電極体の外面と前記電池ケースの内面との間には、電解液貯留空間が設けられているようにしてもよい。
このようにすれば、電池寿命を延ばすために、セパレータに過剰に電解液を含浸して、電解液が電極体から漏洩したとしても電解液貯留空間で電解液を貯留することができる。さらに、電解液貯留空間を有するために電池の内圧上昇を緩和することができ、高エネルギー密度で長寿命な電池を提供することができる。
また、電池を傾けてセパレータに含まれる電解液が減少すると毛綱管現象等により電解液貯留空間に貯留されている漏洩電解液が再度セパレータに吸収されるので、セパレータの液漏れによる電池の内部抵抗の増加を防ぎ、より長寿命な電池を提供することができる。
上記電池では、前記正極板が、水酸化ニッケルを活物質とし、前記負極板が、水素吸蔵合金を活物質とするようにしてもよい。
(実施形態1)
以下に、実施形態1について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
本実施形態の電池10は、ニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池である。 電池10は、例えば単3形(IEC(International Electrotechnical Commission)では、「R6」,米国では、「AA」)の容量が1800mAh以下、又は単4形(IECでは、「R03」,米国では、「AAA」)の容量が650mAh以下の低容量タイプである。以下では、上下方向及び左右方向について図2の方向を基準として説明する。
電池10は、図1に示すように、金属製の電池ケース11と、円筒形状の電極体23(「円筒形電極体」の一例)と、電極体23と電池ケース11との間に配された導電性のスペーサ27とから構成されている。電池ケース11は、規格によりその大きさが定まっているものであり、上下方向に長い形状であって、内部に収容空間Sを有し、表面がニッケルめっきされている。この電池ケース11は、一端側が開口する開口部12Aを有し、他端側が閉塞された有底筒状の電池ケース本体12と、電池ケース本体12の開口部12Aを封止する蓋部15とから構成されている。
電池ケース本体12は、後述する負極板26を接触させることで電池10の負極端子となるものであり、筒状部13と、筒状部13の下端側を閉塞する閉塞部14とを備える。
筒状部13は、円筒形状であって、その内周面は、図2における筒状部13の中心軸Aからの径が一定とされた真円形状となっている。筒状部13内は、後述する電極体23を収容可能な収容空間Sであり、筒状部13は、電極体23の外径B1(図2の左右方向の外径)よりも大きい内径B2(図2の左右方向の内径)を有する。
閉塞部14は、円形状の板材からなり、筒状部13と一体に形成されている。
蓋部15は、後述する正極板24に弾性を有する接続端子21を介して接続されており、電池10の正極端子となる。蓋部15は、平板状の蓋本体16、蓋本体16に載置される弾性体18及び蓋本体16に重ねられる端子板19を備える。
蓋本体16は、例えば導電性を有する物質からなり、正極板24に接続端子21を介して接続されている。蓋本体16の中央部には貫通孔17が形成されている。
弾性体18は、貫通孔17を塞ぐように蓋本体16の上面に密着している。弾性体18は、例えばゴム等の材質からなり、外力に応じて弾性変形する。
端子板19は、弾性体18を覆う導電性の板である。
具体的には、端子板19は、弾性体18を、下方に押し付けて蓋本体16と接続されている。端子板19には、電池ケース11内のガスを放出するための排出孔20が設けられている 。排出孔20は、電池ケース11内の圧力が所定値以上となった場合に電池ケース11内のガスを放出する。弾性体18は、貫通孔17から一定以上の内圧を受けた場合に弾性変形してガスを排出孔20から電池10の外部に排出する。
電池ケース本体12の開口部12Aと蓋部15との間には、弾性変形可能な絶縁体22が挟まれてシールされている。この絶縁体22により、電池ケース本体12と蓋部15とが絶縁されている。
電極体23は、電池ケース11の収容空間Sに収容されるものであり、電池ケース本体12の内部において、蓋部15との間に隙間を空けて配置されており、正極板24、負極板26、及び、それらの間に配置される電解液を含んだセパレータ25が重ねられているとともに、これらが筒状部13の内面に沿うように例えば右回りの渦巻状に巻回されている。
正極板24は、発泡ニッケルからなる正極基板の中空内に水酸化ニッケル活物質及び導電材のコバルト化合物の混合物を充填したものである。なお、水酸化ニッケル活物質は、ニッケル・カドミウム蓄電池の場合には例えば水酸化ニッケルであり、ニッケル・水素蓄電池の場合には例えば水酸化カルシウムを添加した水酸化ニッケルである。
負極板26は、例えばニッケルめっきを施した平板状の穿孔鋼板からなる負極集電体と、この負極集電体上に塗布された負極活物質からなる。なお負極活物質としては、ニッケル・カドミウム蓄電池の場合には、例えば酸化カドミウム粉末と金属カドミウム粉末との混合物であり、ニッケル・水素蓄電池の場合には、例えば、主にAB型(希土類−Ni系)、AB3.0−3.8型(希土類−Mg−Ni系)又はAB型(Laves相)の水素吸蔵合金の粉末である。
セパレータ25は、例えばポリオレフィン製の不織布からなり、セパレータ25には、水酸化カリウムあるいは水酸化ナトリウムを主成分とする電解液が含浸されている。
セパレータ25は、電極体23の外周には、配されておらず、電極体23の外周(筒状部13の内面と対向する面)には、負極板26が配されている。
電極体23は、正極板24、負極板26及びセパレータ25を重ねてロール状に巻回することで形成されており、電極体23の外周は、図2に示すように、電極体23の中心軸(筒状部13の中心軸Aと同じ)を通る線分の外径B1が筒状部13の内径B2よりも小さい径小部23Aとされている。本実施形態では、電極体23の外径B1は、上下方向の全体に亘って筒状部13の内径B2よりも小さいため、電極体23の外周の全体が径小部23Aとされている。
なお、電極体23の中心部には、正極板24、負極板26、及びセパレータ25を巻回させた際に芯棒(図示しない)が挿し込まれていた孔23Cが形成されているが、芯棒を抜かずに残しておいてもよい。
スペーサ27は、電極体23の外面23Bと筒状部13の内面13Aとの間に配されて電極体23の筒状部13に対する径方向の位置を固定する導電性の部材であり、図4に示すように、リング状である。
より詳しくは、スペーサ27の形状は、電極体23の外径B1とほぼ同じ内径で電極体23がほぼ隙間なく挿通される内筒部28と、電池ケース11の筒状部13の内径B2とほぼ同じ外径で筒状部13にほぼ隙間なく挿通される外筒部29と、内筒部28と外筒部29とを連結する板状の連結部30とを備え、内筒部28、外筒部29及び連結部30が一体に形成されている。連結部30は、内筒部28の周方向における所定間隔(所定角度)毎に形成されている。
スペーサ27における内筒部28と外筒部29との間の連結部30のない部分には、空間が形成されている。スペーサの形状は、上記構成に限らず、例えば、内筒部28と外筒部29との間が満たされた(充填された)ものを用いることも可能である。内部を充填する場合には、スペーサ27と同一材料で充填しても異なる材料で充填してもよい。
スペーサ27の材料としては、例えば、ステンレス等の導電性を有する種々の金属を用いることができるが、電解液と反応しない材料が用いることが好ましい。また、金属以外でも導電性を有する材料を用いることができる。例えば、導電性樹脂(導電性ゴム等)を用いることも可能である。
なお、電池ケース11の収容空間Sのうち、電極体23とスペーサ27が配される空間以外の空間は、セパレータ25から浸み出した電解液が貯留される電解液貯留空間33とされている。
なお、電池10の組み付けは、巻回させた電極体23をスペーサ27の内筒部28に挿通した状態で、を電池ケース本体12に挿入し、蓋部15を被せることで電池10を形成することができる(図4)。
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
電池10は、導電性の電池ケース11と、正極板24、負極板26、及び、それらの間に配されるセパレータ25を有し、かつ、電池ケース11の内径13Aよりも外径B1が小さい径小部23Aを有する電極体23と、径小部23Aの外周面と電池ケース11の内面との間に配され、電極体23と電池ケース11とを電気的に接続する導電性のスペーサ27とを備える。
このようにすれば、電極体23が電池ケース11の内径B2よりも外径B1が小さい径小部23Aを有さない場合と比較して電極の使用量を減らすことができる。また、スペーサ27は、径小部23Aの外周面と電池ケース11の内面との間に配されるため、電池ケース11内における電極体23のガタつきを抑えることができる。
よって、電池ケース11内における電極体23のガタつきを抑えつつ電極の使用量を減らすことが可能となる。
また、導電性のスペーサ27が電極体23と電池ケース11とを電気的に接続するため、電極体23のガタつきを防止するためのスペーサ27を電極体23と電池ケース11との間の電気的接続に利用することができる。
また、電池ケース11は、電極体23及びスペーサ27が内部に収容される筒状の筒状部13を有し、電極体23は、正極板24、負極板26及びセパレータ25が上下方向(一方向)に対して筒状部13の径方向(交差する方向)に重ねられており、スペーサ27は、当該交差する方向における電極体23の外面と筒状部13の内面との間に収容されている。
電極体23が円筒形に巻回されるものでは、電極体23の材料を減らすために電極体23における筒状部13の軸方向の長さを短くすると、電極の切断する幅を変更する必要があり、製造工程または装置の変更が必要になるという課題がある。本実施形態によれば、電極体23における筒状部13の軸方向について長さを変えなくてもよいため、製造コストを低減することが可能になる。
スペーサ27は、電極体23の軸方向における中間部に配されている。
このようにすれば、比較的変形しやすい電極体23の軸方向における中間部の変形を防止することができる。
負極板26は、少なくとも電極体23の外面に配されており、電極体23の外面における負極板26がスペーサ27に当接している。
このようにすれば、例えば、リード線を用いて負極板26とスペーサ27との間を電気的に接続する構成と比較して簡素化することが可能になる。
スペーサ27は、径小部23Aの外周を全周に亘って包囲している。
これにより、局部的に電極体23にスペーサ27からの力が加わることによる電極体23の変形を抑制できるととともに、電極体23とスペーサ27との間の接触面積を大きくできるため、負極板26と電池ケース11との間の電気抵抗を小さくすることができる。
電極体23の外面23Bと電池ケース11の内面13Aとの間には、電解液貯留空間33が設けられている。
このようにすれば、電池寿命を延ばすために、セパレータ25に過剰に電解液を含浸して、電解液が電極体23から漏洩したとしても電解液貯留空間33で電解液を貯留することができる。さらに、電解液貯留空間33を有するために電池10の内圧上昇を緩和することができ、高エネルギー密度で長寿命な電池10を提供することができる。
また、電池10を傾けてセパレータ25に含まれる電解液が減少すると毛綱管現象等により電解液貯留空間33に貯留されている漏洩電解液が再度セパレータ25に吸収されるので、セパレータ25の液漏れによる電池10の内部抵抗の増加を防ぎ、より長寿命な電池10を提供することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図5を参照して説明する。
実施形態2では、図5に示すように、メッシュ状のスペーサ31を用いたものである。他の構成は実施形態1と同一であり、実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
スペーサ31は、例えば、金属細線がメッシュ状に編み込まれた編組線31Aが用いられており、ステンレス等の金属により形成することができる。なお、スペーサとして他の金属や、金属以外の導電性部材を用いてもよい。
スペーサ31は、編組線31Aが複数回巻き付けられて全体としてリング状に形成されており、その内周が電極体23の外周23Bに当接し、その外周が筒状部13の内周13Aに当接する。
また、スペーサ31は、全体が編組線31Aからなるものに限らず、例えば、編組線31A(導電性部材)の形状を保持するためのフレームを編組線31Aで覆うようにしてもよい。このフレームとしては、例えば、導電性の低い(電気抵抗が高い)材料でもよく、電解液と反応しないアクリル樹脂やポリプロピレン樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂製としたり、ステンレス鋼等の材料から形成してもよい。
このように実施形態2によれば、メッシュ状に編み込まれた編組線31Aの柔軟性によりスペーサ31の形状を変形させることができるため、電池ケース11内への収容を容易に行うことができる。また、編組線31Aの柔軟性により電池ケース11内におけるスペーサ31のガタつきを防止することが可能になる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を図6を参照して説明する。
実施形態3では、実施形態1のスペーサ27とは異なり、コイル状のスペーサ32を用いたものである。実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
スペーサ32は、裸のステンレス線等の金属線や金属以外の導電性の線からなる線材34を、螺旋状や渦巻状に巻回させて形成されている。
線材の太さや、巻数は、電極体23の外径23Bと電池ケース11の内面13Aとの間を埋めることができる太さや巻数が設定される。
実施形態3によれば、線材34を巻けばスペーサ32を形成できるため、金型等を用いてスペーサの形状を加工する場合と比較して製造コストを低減させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電極体23の外径は、一定であるため、電極体23の長さの全体に径小部23Aが形成されることとしたが、軸方向の位置に応じて電極体23の外径を変えることで、電極体23の一部に径小部が形成されるようにしてもよい。例えば、電極体に、筒状部13の内径とほぼ同じ外径の径大部と、径大部よりも外径が小さい径小部を設けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、筒状部13及び電極体23の上下方向における中間部にスペーサ27,31,32が組みつけられていたが、筒状部13及び電極体23の上下方向における中間部以外にスペーサを組み付けるようにしてもよい。
(3)スペーサの形状や材料は、上記実施形態の形状や材料に限られない。例えば、弾性変形可能な渦巻状や螺旋状の板材や線材からなる環状の弾性材をスペーサとして用いてもよい。例えば、図7に示すように、弾性変形可能な螺旋状の金属からなる線材35を電極体23における上下方向の全体に亘って設けたコイルばね状のスペーサ36としてもよい。このスペーサ36は、上端部36A及び下端部36Bでは、中心軸からの径が小さく、上下方向の中間部に近づくほど中心軸からの径が大きくなっており、最も径が大きい中間部を筒状部13の内面13Aに弾性接触させ、最も径が小さい上端部36A及び下端部36Bを電極体23の外面23Bに弾性接触させればよい。また、スペーサは、コイルバネに限られず、巻回した金属製の板バネから形成してもよい。具体的には、例えば、図8に示すように、巻回した金属製の板バネからなるスペーサ37を電極体23と筒状部13の間に弾性変形状態で組み付け、スペーサ37が弾性反発力で筒状部13の内面13Aと電極体23の外面23Bとを付勢して電極体23と筒状部13とを電気的に接続するようにしてもよい。
(4)筒状部13の内面13Aが全周に亘ってスペーサと当接していなくてもよい。例えば、スペーサにおける電極体23側に電極体23を包囲する部分を設け、筒状部13の内面側に電極体23を包囲せずに電極体23の内面に部分的に当接する部分を設けてもよい。
(5)負極板26は、電極体23の外周の全体に配されていたが、電極体23の外周の一部に配されていてもよい。また、負極板26が電極体23の外周に配されていなくてもよく、この場合、リード線等を用いて負極板26とスペーサとを電気的に接続するようにしてもよい。
10:電池 11:電池ケース 12:電池ケース本体 12A:開口部 13:筒状部 13A:筒状部の内面 23:電極体 23A:径小部 23B:電極体の外面 24:正極板 25:セパレータ 26:負極板 27,31,32,36,37:スペーサ 33:電解液貯留空間 S:収容空間 B1:電極体の外径 B2:筒状部の内径

Claims (1)

  1. 導電性の電池ケースと、
    前記電池ケース内に収容され、正極板、負極板、及び、それらの間に配されるセパレータを有し、かつ、前記電池ケースの内径よりも外径が小さい径小部を有する円筒形電極体と、
    前記径小部の外周面と前記電池ケースの内面との間に配され、前記円筒形電極体と前記電池ケースとを電気的に接続する導電性のスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、コイル状の線材からなる電池。
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