JP6123228B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンター等の画像形成装置において、トナーとキャリアーとを含む2成分現像剤(以下、「現像剤」と略記する)を収容した現像装置に、新しい現像剤を補給するトリクル現像方式が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
トリクル現像方式は、現像装置内に新しい現像剤を補給するとともに、現像装置内に収容された現像剤の一部を現像装置外に排出することで、現像装置内の劣化キャリアーを減らして現像装置内に収容されたキャリアーの量と帯電能力とを維持するものである。このようなトリクル現像方式を用いた画像形成装置では、経時的に出力画像の画質を安定させることができる。
現像装置の関連技術として、現像容器の底に排出専用の排出スクリュー部材を配置し、現像容器内の現像剤が所定量を越えると、排出スクリュー部材を所定時間回転させる強制排出モードを実行する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−287079号公報
しかしながら、トリクル現像方式においては、印字率、温湿度環境および現像装置の設置状態等により、現像装置内の現像剤量は大きく変動する。そのため、現像剤中のトナー濃度が安定せず、かぶり、画像濃度の変動といった画像不良が生じてしまうという問題があった。また、現像ローラーに必要な量の現像剤を供給できずに画像むらが生じてしまうという問題があった。特に、小型化された現像装置、プロダクションプリント分野で高速駆動される現像装置においては、現像装置内の現像剤量を安定させることが難しく、上記問題が発生しやすい。
本発明は、現像装置内における現像剤量の変動を抑えることが可能な現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る現像装置は、
現像剤を収容する第1収容室を有する現像剤収容部と、
前記第1収容室に設けられ、前記現像剤を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材により搬送された前記現像剤が前記搬送部材による現像剤搬送方向とは異なる方向に搬送される連通口と、
前記搬送部材による現像剤搬送方向の下流側に設けられ、当該搬送部材の現像剤搬送方向における前記現像剤の搬送を規制して当該現像剤を前記連通口に送り込む規制部と、
前記搬送部材を現像剤搬送方向に移動させる移動部と、
前記現像剤収容部に収容されている現像剤量を検知する現像剤量検知部と、
前記現像剤量検知部により検知された現像剤量に基づいて、前記規制部が前記連通口と前記現像剤搬送方向について重なり合う長さを変化させるように、前記移動部を制御することによって前記第1収容室から前記連通口に搬送される現像剤量を調整する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、上記現像装置を備える。
本発明によれば、現像装置内における現像剤量の変動を抑えることが可能な現像装置および画像形成装置を提供することができる。
本実施の形態における画像形成装置の制御ブロック図である。 本実施の形態における画像形成部の構成を示す図である。 本実施の形態における現像装置の構成を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における現像剤量と制御量との関係を示す表である。 実施例および比較例について評価実験の結果を示す図である。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着部160、駆動部180およびソレノイド182を備えている。なお、制御部101は、現像剤量検知部としても機能する。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備えている。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーが行う各種の指示および設定のための入力操作は、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。これら指示・設定の情報は、ジョブ情報として制御部101により扱われる。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路、およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像形成部140に出力する。
画像形成部140は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を感光体ドラムに照射することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部140は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。
帯電工程では、画像形成部140は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラムの表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部140は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部140は、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルトに1次転写させる。また、画像形成部140は、中間転写ベルト上のトナー像を、搬送部150により搬送された記録用紙に2次転写する。クリーニング工程では、画像形成部140は、転写工程後の感光体ドラムに残留しているトナーを除去する。
定着部160は、加熱ローラー、定着ローラー、定着ベルトおよび加圧ローラーを備える。加熱ローラーおよび定着ローラーは、所定の距離だけ離間して配置されている。加熱ローラーおよび定着ローラーの間には、定着ベルトが掛け渡されている。加圧ローラーは、定着ベルトと定着ローラーとが接触している領域において定着ベルトと圧接した状態で配置されている。定着ベルトと加圧ローラーとが接する部位には定着ニップ部が形成されている。
定着部160は、定着ニップ部に導入された記録用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を記録用紙に定着させる(定着工程)。この結果、記録用紙上には定着トナー像が形成される。定着部160により加熱定着された記録用紙は、画像形成装置100の外部に排出される。
駆動部180は、制御部101の制御を受けて、ギアー(図示せず)等の変速機構を介して後述の供給スクリュー211および攪拌スクリュー212を回転させる。
ソレノイド182は、制御部101の制御を受けて、後述の可動部330を移動させる。
次に、画像形成部140の構成について説明する。
[画像形成部140の構成]
図2に示すように、画像形成部140は、感光体ドラム201、帯電装置202、露光装置203、現像装置204およびクリーニング装置205を備える。なお、2次転写工程を実行するための構成については説明を省略する。
感光体ドラム201は、駆動手段(図示せず)によって回転駆動され、矢印B方向に回転する。帯電装置202は、コロナ放電によって感光体ドラム201の外周面を一様に帯電させる。
露光装置203は、半導体レーザー素子を有する。露光装置203は、一様に帯電した感光体ドラム201の外周面上に、レーザー光を照射することによって、感光体ドラム201の外周面上に静電潜像を形成する。
現像装置204は、現像剤カートリッジ(図示せず)から現像剤ホッパー209を経由してトナー(平均粒径:6.5[μm])およびキャリアー(平均粒径:33[μm])の供給を受ける。現像装置204は、供給を受けたトナーとキャリアーとを攪拌スクリュー212にて攪拌してトナーを帯電させる。攪拌後の現像剤(トナーおよびキャリアー)は、供給スクリュー211により現像ローラー206に供給される。攪拌スクリュー212は、矢印E方向に回転する。供給スクリュー211は、矢印D方向に回転する。現像ローラー206は、矢印C方向に回転する。
現像ローラー206では、固定状態になったマグネットローラーの周囲を現像スリーブが回転しており、供給スクリュー211によって現像スリーブの外周面に現像剤が供給される。現像スリーブの外周面に供給される現像剤が現像スリーブの外周面を移動する際、マグネットローラーに設けられた磁極の磁力によってキャリアーが磁気ブラシを形成する。磁気ブラシに付着したトナーは、感光体ドラム201上の静電潜像に付着する。すなわち、感光体ドラム201の静電潜像がトナーによって現像される。
規制板213は、現像スリーブによって所定量の現像剤が搬送されるように、現像スリーブの外周面に付着する、現像剤の厚みを規制する。
クリーニング装置205は、イレーサーランプ207によって感光体ドラム201を露光することによって、感光体ドラム201の外周面を除電する。クリーニングブレード208は、感光体ドラム201の外周面に当接することによって、1次転写後に感光体ドラム201の外周面上に残留するトナーを機械的に掻き取って清掃する。
次に、現像装置204の構成について説明する。
[現像装置204の構成]
図3に示すように、現像装置204は、現像剤を収容するハウジング301(現像剤収容部)を備えている。ハウジング301の内部は、隔壁302によって攪拌槽303(第2収容室)と供給槽304(第1収容室)とに区画されており、トナーとキャリアーとを含む現像剤が収容されている。攪拌スクリュー212は、攪拌槽303内に配設されており、トナーとキャリアーとを図中左方向に搬送しながら攪拌して当該トナーを摩擦帯電させる。供給スクリュー211(搬送部材)は、供給槽304内に配設されており、帯電したトナーを含む現像剤を図中右方向に搬送しながら、現像ローラー206に供給する。
供給スクリュー211および攪拌スクリュー212は、シャフト(回転軸)のほぼ全域に亘って、所定の螺旋ピッチの螺旋羽根305,306がそれぞれ設けられたスパイラルスクリューになっている。現像ローラー206、供給スクリュー211および攪拌スクリュー212は、回転軸が互いに平行になるように配置されている。なお、螺旋羽根305は、第1の羽根部として機能する。
隔壁302の両端側には、攪拌槽303と供給槽304との間で現像剤を受け渡すための連通口308,309が設けられている。これにより、ハウジング301の内部に収容された現像剤が、供給スクリュー211および攪拌スクリュー212によって攪拌されながら攪拌槽303と供給槽304との間を、連通口308,309を通じて循環移動する循環路が形成される。
攪拌槽303の現像剤搬送方向における上流側には、現像剤補給口307が設けられている。現像剤補給口307では、現像剤ホッパー209を介して現像剤の補給を受ける。
供給スクリュー211のシャフトは、連通口308よりもさらに現像剤搬送方向の下流側に向って延びており、当該シャフトにおける現像剤搬送方向の下流側端部は、供給槽304における現像剤搬送方向の下流側に向って突出した現像剤排出部310内に位置している。
供給スクリュー211のシャフトには、現像剤搬送方向の下流側に、螺旋羽根305とは螺旋の向きが逆向きになった逆巻き螺旋羽根312が設けられている。逆巻き螺旋羽根312は、螺旋羽根305の螺旋ピッチよりも小さな螺旋ピッチになっている。逆巻き螺旋羽根312は、供給スクリュー211の現像剤搬送方向における現像剤の搬送を規制して当該現像剤を連通口308へ送り込む。なお、逆巻き螺旋羽根312は、第2の羽根部として機能する。
現像剤排出部310内に位置する供給スクリュー211のシャフトには、螺旋羽根305と螺旋の向きが同じであって、螺旋羽根305よりも小さな螺旋ピッチの螺旋羽根313が設けられている。
現像剤排出部310の底面には、現像剤を排出するための現像剤排出口311が設けられている。螺旋羽根313は、逆巻き螺旋羽根312を越えて移動した現像剤を現像剤排出口311へ送り込む。現像剤排出口311には、現像剤回収容器(図示せず)が装着される。
供給スクリュー211の逆巻き螺旋羽根312、螺旋羽根313および現像剤排出部310は、ハウジング301内の現像剤量が多くなると余剰の現像剤を現像剤排出口311から排出するトリクル排出機構を構成する。なお、現像剤排出口311は、排出部として機能する。
現像剤排出部310の図中右端部には、ばね320を介して可動部330が接続されている。ソレノイド182は、ソレノイド本体部(図示せず)および可動部330を有する。ソレノイド182が可動部330をソレノイド本体部に収納させる場合、すなわち可動部330を図中右方向に移動させる場合、供給スクリュー211は図中右方向に移動する。一方、ソレノイド182が可動部330をソレノイド本体部から突出させる場合、すなわち可動部330を図中左方向に移動させる場合、供給スクリュー211は図中左方向に移動する。なお、可動部330は、移動部および幅変更部として機能する。つまり、移動部の駆動源と幅変更部の駆動源とは、同一の駆動源(ソレノイド182)である。
隔壁302の図中右側には、仕切板340が図中左右方向に移動可能に設けられている。本実施の形態では、仕切板340は、可動部330の移動に連動して移動するように構成されている。すなわち、可動部330が図中右方向に移動する場合、仕切板340は図中右方向に移動する。また、可動部330が図中左方向に移動する場合、仕切板340は図中左方向に移動する。
次に、図4のフローチャートを参照し、画像形成装置100の制御動作について説明する。
[画像形成装置100の制御動作]
まず、制御部101は、ハウジング301に収容されている現像剤量を検出する(ステップS100)。本実施の形態では、制御部101は、駆動部180により回転させられる供給スクリュー211および攪拌スクリュー212の駆動モーター電流値を測定することによって現像剤の量を検知する。例えば、ハウジング301に収容されている現像剤の量が多い場合、供給スクリュー211および攪拌スクリュー212にかかる負荷が大きくなり、駆動モーター電流値は大きくなる。一方、ハウジング301に収容されている現像剤の量が少ない場合、供給スクリュー211および攪拌スクリュー212にかかる負荷が小さくなり、駆動モーター電流値は小さくなる。駆動モーター電流値と現像剤量との対応関係はあらかじめ求めておく。
次に、制御部101は、現像剤量の検知結果に基づいて、ソレノイド182を制御し、供給スクリュー211を現像剤搬送方向に移動させるとともに、仕切板340をその長手方向(現像剤搬送方向)に移動させることによって供給槽304から連通口308、すなわち攪拌槽303に搬送される現像剤量を調整する(ステップS120)。具体的には、現像剤量の検知結果に基づいて、逆巻き螺旋羽根312が連通口308と現像剤搬送方向について重なり合う長さを変化させるように、供給スクリュー211を現像剤搬送方向に移動させる。その結果として、仕切板340がその長手方向に移動し、供給スクリュー211による現像剤搬送方向における連通口308の幅を変更させる。
制御部101は、図5に示すように、検知した現像剤量に応じて、逆巻き螺旋羽根312と連通口308とが重なり合う長さD1(以下、「重なり長さ」という)、および、連通口308の幅D2が図5に示す値となるように、供給スクリュー211をその軸方向に移動させる。図5に示すように、制御部101は、検知した現像剤量が多いほど、重なり長さを短くするように、さらに、連通口308の幅を狭くするように供給スクリュー211を現像剤搬送方向(図中右方向)に移動させる。
例えば、検出した現像剤量が600[g]である場合(すなわち、現像剤量が少ない場合)、図3(b)に示すように、重なり長さを長くし、連通口308の幅を広くする。これにより、連通口308を介して供給槽304から攪拌槽303に送り込まれる現像剤量が多くなり、現像剤の排出が抑制される。
また、検出した現像剤量が700[g]である場合(すなわち、現像剤量が多い場合)、図3(a)に示すように、重なり長さを短くし、連通口308の幅を狭くする。これにより、連通口308を介して供給槽304から攪拌槽303に送り込まれる現像剤量が少なくなり、現像剤の排出が促進される。
ステップS120の処理が完了することによって、画像形成装置100の制御動作は終了する。図4のフローチャートにおける各処理は、例えば、所定時間が経過する毎、所定枚数のプリント処理が行われる毎等のタイミングで実行される。
尚、図5に示す例においては、現像剤量が何れの場合も逆巻き螺旋羽根312と連通口308とが重なるように制御するようにしているが、現像剤量によっては、両者が重ならないようにする場合もあって良い。
[本実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、現像剤を収容する供給槽304を有するハウジング301と、供給槽304に設けられ、現像剤を搬送する供給スクリュー211と、供給スクリュー211により搬送された現像剤が供給スクリュー211による現像剤搬送方向とは異なる方向に搬送される連通口308と、供給スクリュー211による現像剤搬送方向の下流側に設けられ、当該供給スクリュー211の現像剤搬送方向における現像剤の搬送を規制する逆巻き螺旋羽根312と、供給スクリュー211を現像剤搬送方向に移動させるソレノイド182と、ハウジング301に収容されている現像剤量を検知する現像剤量検知部と、現像剤量検知部により検知された現像剤量に基づいて、逆巻き螺旋羽根312が連通口308と現像剤搬送方向について重なり合う長さを変化させるように、ソレノイド182を制御することによって供給槽304から連通口308に搬送される現像剤量を調整する制御部101とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、ハウジング301に収容されている現像剤量が所定量(例えば、初期現像剤量)に近づくように、供給槽304から攪拌槽303に搬送される現像剤量が調整されるため、現像装置204内における現像剤量の変動を抑えることができる。よって、現像剤中のトナー濃度が安定せず、かぶり、画像濃度の変動といった画像不良が生じてしまうことや、現像ローラー206に必要な量の現像剤を供給できずに画像むらが生じてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、供給スクリュー211(逆巻き螺旋羽根312)を供給スクリュー211の軸方向に移動させても、連通口308と現像剤排出部310との間における現像剤の流路で狭くなる部分は生じない。そのため、ハウジング301に収容されている現像剤量が少なく現像剤の排出を抑制する必要がある場合、連通口308と現像剤排出部310との間で現像剤の滞留、つまりパッキング(現像剤詰まり)が発生して、現像剤排出口311から現像剤を排出できなくなってしまうことを防止することができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態では、逆巻き螺旋羽根312が規制部として機能する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。要は、供給スクリュー211の現像剤搬送方向における現像剤の搬送を規制して当該現像剤を連通口308へ送り込むものであれば良く、例えば、供給スクリュー211のシャフトに設けられたパドルが挙げられる。
また、上記実施の形態では、仕切板340が、可動部330の移動に連動して移動する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、仕切板340を、可動部330の移動とは独立して移動するように構成しても良い。
また、上記実施の形態では、逆巻き螺旋羽根312と連通口308とが重なり合う長さ、および、連通口308の幅を変更させる例について説明したが、当該重なり合う長さのみを変更しても良い。ただし、ハウジング301に収容されている現像剤量がより短い時間で所定量に近づくように、現像剤の排出を抑制または促進する観点からは、連通口308の幅も合わせて変更させることが望ましい。
また、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
[実施例]
最後に、本発明者が行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
[実施例に係る現像装置204の構成]
実施例に係る現像装置204の構成は、上記実施の形態で説明した構成と同様である。
[比較例に係る現像装置204の構成]
比較例に係る現像装置204の構成では、現像剤量の検出結果に基づいて、供給スクリュー211をその軸方向に移動させない。すなわち、逆巻き螺旋羽根312と連通口308とが重なっている部分の長さD1は固定(例えば、30[mm])であり、連通口308の幅D2も固定(例えば、5[mm])である。
実施例および比較例における現像装置204の設定条件を以下に示す。
[供給スクリュー211]
スクリュー外径:24[mm]
シャフト径:6[mm]
回転速度:456[rpm]
[螺旋羽根305]
スクリューピッチ:48[mm]
スパイラルの巻き方向:右
スクリュー条数:2
[逆巻き螺旋羽根312]
スクリューピッチ:5[mm]
スパイラルの巻き方向:左
スクリュー条数:1
[螺旋羽根313]
スクリューピッチ:5[mm]
スパイラルの巻き方向:右
スクリュー条数:1
[攪拌スクリュー212]
スクリュー外径:24[mm]
シャフト径:6[mm]
回転速度:491[rpm]
[螺旋羽根306]
スクリューピッチ:48[mm]
スパイラルの巻き方向:右
スクリュー条数:2
[その他]
線速:315[mm/s]
トナー濃度:6.5[%]
初期現像剤量:650[g]
トリクルレート:10[%]
[実験方法]
実験では、3つの温湿度環境において、印字率5[%]で200000[枚]のプリント処理を行い、現像装置204内における現像剤量の変動による画像不良が発生するかについて確認した。図6は、画像不良の発生状況を下記評価基準により評価した結果を示す。
(画像不良の発生状況)
○:画像不良が多少発生しているが、実用上問題とならないレベルである。
×:画像不良が多く発生し、実用上問題となるレベルである。
図6に示すように、比較例では、湿気が多い高温高湿環境(HH環境)において、現像剤の帯電量が低下する(つまり、各キャリアー間の静電引力が小さくなる)ことで現像剤の流動性が良くなり、現像剤の排出量が増加した。よって、ハウジング301に収容されている現像剤量が低下し、現像ローラー206に必要な量の現像剤を供給できずに画像むらが生じてしまった。また、湿気が少ない低温低湿環境(LL環境)において、現像剤の帯電量が向上する(つまり、各キャリアー間の静電引力が大きくなる)ことで現像剤の流動性が悪くなり、現像剤の排出量が減少した。よって、ハウジング301に収容されている現像剤量が向上し、かぶりといった画像不良が生じてしまった。実施例では、何れの環境においても画像不良の発生が多少あるものの、実用上問題とならないレベルであった。
100 画像形成装置
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140 画像形成部
150 搬送部
160 定着部
171 通信部
172 記憶部
180 駆動部
182 ソレノイド
201 感光体ドラム
202 帯電装置
203 露光装置
204 現像装置
205 クリーニング装置
206 現像ローラー
207 イレーサーランプ
208 クリーニングブレード
209 現像剤ホッパー
301 ハウジング
302 隔壁
303 攪拌槽
304 供給槽
305,306,313 螺旋羽根
307 現像剤補給口
308,309 連通口
310 現像剤排出部
311 現像剤排出口
312 逆巻き螺旋羽根
320 ばね
330 可動部
340 仕切板

Claims (10)

  1. 現像剤を収容する第1収容室を有する現像剤収容部と、
    前記第1収容室に設けられ、前記現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材により搬送された前記現像剤が前記搬送部材による現像剤搬送方向とは異なる方向に搬送される連通口と、
    前記搬送部材による現像剤搬送方向の下流側に設けられ、当該搬送部材の現像剤搬送方向における前記現像剤の搬送を規制して当該現像剤を前記連通口に送り込む規制部と、
    前記搬送部材を現像剤搬送方向に移動させる移動部と、
    前記現像剤収容部に収容されている現像剤量を検知する現像剤量検知部と、
    前記現像剤量検知部により検知された現像剤量に基づいて、前記規制部が前記連通口と前記現像剤搬送方向について重なり合う長さを変化させるように、前記移動部を制御することによって前記第1収容室から前記連通口に搬送される現像剤量を調整する制御部と、
    を備える現像装置。
  2. 前記制御部は、前記現像剤量検知部により検知された現像剤量が多いほど、前記規制部が前記連通口と重なり合う長さを短くするように前記移動部を制御する請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤搬送方向における前記連通口の幅を変更させる幅変更部を備え、
    前記制御部は、前記現像剤量検知部により検知された現像剤量に基づいて、前記移動部を制御して前記搬送部材を移動させるとともに、前記幅変更部を制御して前記連通口の幅を変更させることによって前記第1収容室から前記連通口に搬送される現像剤量を調整する請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記制御部は、前記現像剤量検知部により検知された現像剤量が多いほど、前記連通口の幅を狭くするように前記幅変更部を制御する請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1収容室との間で前記連通口を通じて前記現像剤を循環させる循環路を形成し、当該現像剤を収容する第2収容室を備える請求項1〜4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記移動部の駆動源と前記幅変更部の駆動源とは、同一の駆動源である請求項3または4に記載の現像装置。
  7. 前記搬送部材は、回転軸と、当該回転軸に形成された螺旋状の第1の羽根部とを有する請求項1〜6の何れか1項に記載の現像装置。
  8. 前記規制部は、前記回転軸に形成され、前記第1の羽根部と逆向きである螺旋状の第2の羽根部とを有する請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記規制部を通り抜けた現像剤が前記現像装置外へ排出される排出部を備える請求項1〜8の何れか1項に記載の現像装置。
  10. 請求項1に記載の現像装置を備える画像形成装置。
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