JP6122265B2 - 結晶製造装置 - Google Patents

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本発明は、液相成長法を用いた結晶製造装置に関する。
単結晶の製造方法として、種結晶を気相中で結晶成長させる方法(所謂気相成長法)と、種結晶を液相中で結晶成長させる方法(所謂液相成長法)とが知られている。液相成長法は、気相成長法に比べると熱平衡に近い状態で結晶成長をおこなうため、高品質な単結晶が得られると考えられている。
液相成長法の装置としては種々の装置が知られている。近年、単結晶の品質向上を図るためには、単結晶の結晶成長面に沿った原料溶液の対流や渦流を抑制するのが良いと考えられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、原料溶液が液体である以上、対流や渦流(強制流)自体を完全に無くすことは不可能である。このため、原料溶液の流動が単結晶の結晶成長に及ぼす影響を完全に排除することはできない。また、特許文献1では原料溶液を収容する液槽(具体的にはるつぼ)内に対流制御部材を配置することで対流を抑制しているが、限られた空間である液槽内に対流制御部材を配置することで、新たな問題が生じることも考えられる。つまり、液槽内に対流制御部材を配置することで、液槽内の空間が狭くなり、大きな単結晶を製造し難くなる。或いは、液槽自体を大型化する必要が生じて、装置が大型化する問題が生じる。また、このような結晶製造装置を用いても、品質に優れた単結晶を製造するのは依然として困難であり、結晶製造装置の更なる改良が望まれている。
特開2011−126738号公報
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、品質に優れた単結晶を製造し得る結晶製造装置を提供することを目的とする。
本発明の発明者等は、鋭意研究の結果、液相中(つまり原料溶液の)対流や強制流を抑制することなく、寧ろ、種結晶(または種結晶上に形成されている単結晶)の結晶成長面自体を原料溶液の対流や強制流に曝しつつ結晶成長を進行させることで、結晶の内部形状や表面形状を整形し得ることを見出した。例えば、本発明の発明者等は、種結晶上に単結晶を結晶成長させる際に、ステップの進展方向と同方向に原料溶液を流動させると、結晶成長面においてステップバンチングが生じ、ステップ高さの高いステップ(マクロステップと呼ぶ)を形成しつつ単結晶を結晶成長させ得ることを見出した。そして、貫通らせん転位等の結晶成長方向(結晶成長面に対して直交する方向)に延びる欠陥上をマクロステップが進展することで、この欠陥を基底面の欠陥に変換し得ることを見出した。
また、本発明の発明者等は、種結晶上に単結晶を結晶成長させる際に、ステップ進展方向と逆方向に原料溶液を流動させると、結晶成長面におけるステップバンチングが減少し、ステップ高さを低くでき、ひいては結晶成長面の平滑化を図り得ることを見出した。
このように、原料溶液の流動を、種結晶の結晶成長面付近で積極的に生じさせることで、品質に優れた単結晶を得ることが可能である。
すなわち、上記課題を解決する本発明の結晶製造装置は、液相成長法により原料溶液中で種結晶の結晶成長面に単結晶を成長させるための結晶製造装置であって、前記原料溶液を収容する液槽と、前記種結晶を保持する結晶保持要素と、前記液槽中の前記原料溶液を流動させる溶液流動要素と、を持ち、前記結晶保持要素は、前記液槽内において前記種結晶を保持可能であり、前記液槽の深さ方向に延びるz軸に対して直交するxy平面の少なくとも一部の領域において移動可能であるものである。
このような構造を持つ本発明の結晶製造装置によると、上述したように、品質に優れた単結晶を製造することが可能である。また、本発明の結晶製造装置によると、結晶保持要素に保持された種結晶を、液槽の深さ方向(z軸方向)と直交する方向に移動させることができ、種結晶の結晶成長面に対する原料溶液の流動方向を種々に調整することが可能である。
本発明の単結晶の製造方法は、下記の(1)〜(5)の何れかを備えるのが好ましく、(1)〜(5)の複数を備えるのがより好ましい。
(1)前記溶液流動要素は、前記液槽中の前記原料溶液に外力を加えることで前記原料溶液を強制流動させる。
(2)前記原料融液は、前記結晶保持要素の移動に伴って流動し、前記溶液流動要素は前記結晶保持要素を含む。
(3)前記結晶保持要素および/または前記溶液流動要素は、前記原料溶液の流動方向に対する前記種結晶の結晶成長面の向きを、180°異なる2方向に設定可能である。
(4)前記液槽内面の径方向断面は円形であり、前記原料溶液は前記液槽内面に沿った円弧方向に流動し、前記結晶保持要素は、前記径方向断面の中心に位置する前記z軸よりも径方向外側で前記種結晶を保持可能である。
(5)前記結晶保持要素は、前記種結晶を保持する保持部と、前記保持部の移動方向を案内する案内要素と、を持ち、前記案内要素は、前記z軸方向に前記保持部を案内するz方向案内部と、前記xy平面上の一方向であるx軸方向に前記保持部を案内するx方向案内部と、前記xy平面上の一方向であり前記x軸方向と交差するy軸方向に前記保持部を案内するy方向案内部と、を持つ。
上記(1)を備える本発明の結晶製造装置は、液槽内において原料溶液を強制流動させることで、種結晶に対する原料溶液の流動方向を容易かつ精度高く調整できる。また、原料溶液の流速を望み通りに設定することも可能である。
上記(2)を備える本発明の結晶成長装置によると、簡単な構成で効率良く原料溶液を流動させることができる。
上記(3)を備える本発明の結晶成長装置によると、種結晶の結晶成長面に対する原料溶液の流動方向を180°異なる2方向に設定可能であるため、例えば、原料溶液の流動方向を単結晶のステップ進展方向と同方向にし、その後ステップ進展方向と逆方向にすることが可能である。このようにして単結晶を製造すると、欠陥の少ないかつ表面の滑らかな単結晶を得ることが可能である。つまり、上記(3)を備える本発明の結晶製造装置は、欠陥の少ないかつ表面の滑らかな単結晶を製造する装置として特に好適に使用できる。
上記(4)を備える本発明の結晶製造装置は、簡単な構造からなり、液槽内において原料溶液を滑らかに流動させることができ、かつ、流動する原料溶液に種結晶を曝すことができる。
上記(5)を備える本発明の結晶製造装置は、結晶保持要素により、種結晶をx軸方向、y軸方向およびz軸方向に三元的(立体的)に移動させることができる。このため、種結晶を望み通りの位置に配置することができ、種結晶の結晶成長面に対する原料溶液の流動方向を望み通りの方向にすることができる。
なお、本発明の製造方法で得られた単結晶は、種々のデバイス等の基板として用いることもできるし、或いは、種結晶として用いることもできる。
本発明の結晶成長装置によると、品質に優れた単結晶を製造することが可能である。
実施形態1の結晶製造装置を模式的に表す説明図である。 実施形態1のSiC単結晶の製造方法における結晶保持要素、坩堝および種結晶の位置を模式的に表す説明図である。 SiC単結晶の(0001)面にオフ角を形成した様子を模式的に表す説明図である。 実施形態1のSiC単結晶の製造方法における坩堝、SiC溶液の流動方向および種結晶の位置を模式的に表す説明図である。 SiC単結晶1aの原子間力顕微鏡像と、当該原子間力顕微鏡像のA−B位置におけるステップ高さを表すグラフである。 SiC単結晶1bの原子間力顕微鏡像と、当該原子間力顕微鏡像のC−D位置におけるステップ高さを表すグラフである。 結晶成長中の単結晶におけるステップ進展方向、テラス面およびステップ高さの関係を模式的に表す説明図である。 結晶成長中のSiC単結晶1aおよび1bにおけるステップ高さの経時変化を表すグラフである。
本発明の単結晶成長方法は、SiC単結晶やサファイヤ単結晶、シリコン単結晶等に代表される種々の単結晶を製造するための方法として利用可能である。本発明の単結晶製造方法において製造する単結晶は、種結晶と原料溶液との組み合わせにより、適宜設定できる。
例えば、SiC単結晶を製造する場合、原料溶液としてはケイ素元素および炭素元素を含む溶液を用いる。この原料溶液(SiC溶液)に種結晶を接触させて、少なくとも種結晶近傍の溶液を過冷却状態にする。このことで、原料溶液のC濃度が種結晶近傍において過飽和状態になるようにし、種結晶上にSiC単結晶を成長(主としてエピタキシャル成長)させる。液相成長法では、熱平衡状態に近い環境で結晶成長が進行するため、積層欠陥などの欠陥の密度が低い良質なSiC単結晶を得ることが可能である。なお、原料溶液の材料は特に限定されず、一般的なものを使用することができる。例えば、SiC溶液のSi源としては、SiまたはSi合金を用いることができる。具体的には、Siを主成分とし、Ti、Cr、Sc、Ni、Al、Co、Mn、Mg、Ge、As、P、N、O、B、Dy、Y、Nb、Nd、Feから選ばれる少なくとも一種を加えた合金溶液等である。SiC溶液のC源としては、黒鉛、グラッシーカーボン、SiC等の固体炭化物、メタン、エタン、プロパン、アセチレンなどの炭化水素ガス、および、下記に上げる元素Xの炭化物(X=Li、Be、B、Na、Mg、Al、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Br、Sr、Y、Zr、Nb、Mo、Ba、Hf、Ta、W、La、Ce、Sm、Eu、Ho、Yb、Th、U、Pu)から選ばれる少なくとも一種を用いることができる。なお、SiC種結晶としては、4H−SiCおよび6H−SiCに代表される種々の結晶多形を用いることができる。
また、AlN単結晶を製造する場合、原料溶液としてはAl合金溶液を用いる。具体的にはAl−Ti−Cu−Siが挙げられる。種結晶としては窒化物や酸化物、炭化物単結晶を用いる。具体的にはSiCが挙げられる。
なお本明細書において、原料溶液の流動は対流であっても良いし強制流であっても良い。つまり、原料溶液に温度勾配等を形成し、原料溶液の対流を生じさせても良い。この場合、溶液流動要素として、例えば、ヒータを用いることができる。或いは、外力により原料溶液を強制流動させても良い。例えば、上述した対流を打ち消す程度に原料溶液に外力を加えれば、原料溶液を強制流動させることが可能である。原料溶液の強制流動方法は特に問わない。例えば、坩堝等の容器内に収容された原料溶液中で結晶成長をおこなう場合には、容器に外力を加え、容器を回転または振動させることで、容器内の原料溶液に間接的に外力を作用させ、強制流動を生じさせても良い。或いは、種結晶を保持する結晶保持要素を原料溶液中で移動させ、原料溶液に直接的に外力を作用させ、強制流動を生じさせても良い。或いは、原料溶液に直接磁場を印加することで、原料溶液を強制流動させても良い。さらには、原料溶液中に攪拌子を挿入し、攪拌子を回転等させることで原料溶液を攪拌しても良い。なお、原料溶液が流動する、とは、液槽中の原料溶液と種結晶保持要素との少なくとも一方が他方に対して相対的に位置変化する、と言い換えることができる。つまり、種結晶保持要素を位置変化させて原料溶液と種結晶とを相対的に位置変化させつつ、結晶成長をおこなうことも可能である。
(実施形態1)
以下、具体例を挙げて、本発明の結晶製造装置を説明する。なお、以下に説明する実施形態1の結晶製造装置を用いた結晶製造方法を試験1の結晶製造方法と呼ぶ。
実施形態1の結晶製造装置は、高周波加熱グラファイトホットゾーン炉を含む。この結晶製造装置を模式的に表す説明図を図1に示す。結晶製造装置2は、上方に開口するカーボン製の坩堝20と、坩堝20の側面および底面を覆う断熱材21と、坩堝20と断熱材21との間に介在しているホットウォール22と、断熱材21の外周側に配置され坩堝20を加熱する加熱要素23と、種結晶を保持する結晶保持要素3と、坩堝20を回転させる溶液流動要素25と、これらを収容するチャンバー26とを持つ。坩堝20は、本発明の結晶製造装置における液槽に相当するとともに、原料溶液(SiC溶液29)にカーボンを供給するC源としても機能する。坩堝20は上方に開口する有底の略円筒状をなす。坩堝20の内径は45mmであり、深さは50mmである。加熱要素23は誘導加熱式のヒータである。加熱要素23はコイル状の導線23aと、導線23aと図略の電源とを接続する図略のリード線とを持つ。導線23aは断熱材21の外側に巻回されて、坩堝20と同軸的なコイルを形成している。結晶保持要素3は、ロッド状をなすディップ軸部24aと、ディップ軸部24aを長手方向(図2中上下方向、z軸方向)に案内するz方向案内部30zと、ディップ軸部24aを水平方向(図2中左右方向、x軸方向)に案内するx方向案内部30xと、ディップ軸部24aを水平方向(図2中紙面奥側―手前側方向、y軸方向)に案内するy方向案内部30yと、ディップ軸部24aを回転駆動するディップ軸駆動部39と、を持つ。このうちx方向案内部30x、y方向案内部30yおよびz方向案内部30zは、本発明の結晶製造装置における案内要素に相当する。ディップ軸部24aの直径は10mmであり、ディップ軸部24aの長手方向の一端部(図2中下端部)には種結晶1を保持可能な保持部28が形成されている。結晶保持要素3は上述した案内要素3に保持されている。
実施形態1の結晶製造装置においては、溶液引き上げ(TSSG:Top Seeded Solution Growth)法に基づいて、種結晶1を坩堝20の中のSiC溶液29に浸すとともに引き上げながら結晶成長させた。
詳しくは、溶液流動要素25によって坩堝20を一方向に回転させた。溶液流動要素25は、坩堝20の中心に一体化されている回転軸部25aと、回転軸部25aに一体化されているモータ25bとで構成されている。図4に示すように、坩堝20内においてSiC溶液29の流れを図中矢印に示すように一方向に形成した。より具体的には、カーボン製の坩堝20中でSi(純度11N、株式会社トクヤマ製)を加熱要素23により加熱することで、坩堝20に含まれるCを坩堝20中のSi融液に溶出させて、SiC溶液29を得た。なお、前処理として、Si種結晶およびSiは予め、メタノール、アセトン、および精製水(18MΩ/cm)中でそれぞれ超音波洗浄した。
結晶製造装置2における加熱要素23の設定温度は1700℃であり、坩堝20中には32K/cmの図2中上下方向(坩堝20の液面−底面方向)に向けた温度勾配が形成された。つまり、坩堝20中に収容されているSiC溶液29は、導線23aの近傍に位置しかつ坩堝20の内面20aに隣接する部分において最も高温である。坩堝20の中心部に近づく程(坩堝の内面20aから離れる程)、あるいは、坩堝20の軸方向すなわち図2に示す上下方向に導線23aから離れる程、SiC溶液29の温度は低くなる。このように坩堝20中のSiC溶液29に温度勾配を形成した状態で、チャンバー内部に高純度(99.9999体積%)のアルゴンガスを供給しつつ、SiC種結晶1(以下、単に種結晶1と呼ぶ)を保持したディップ軸部24aを坩堝20中に挿入した。
結晶保持要素3は、図2に示すディップ軸部24aと案内要素3を含む。より具体的には、ディップ軸部24aは案内要素3に保持され、坩堝20の径方向および回転軸L方向に対して移動可能であり、坩堝20内部における略全領域に種結晶1を配置し得る。案内要素3は、坩堝20の上方に配置され略板状をなすxyテーブル30と、xyテーブル30に取り付けられているx方向案内部30xと、x方向案内部30xに取り付けられているy方向案内部30yと、xyテーブル30に取り付けられているz方向案内部30zとを持つ。
図2に示すように、x方向案内部30xおよびy方向案内部30yはそれぞれ略棹状をなす。x方向案内部30xはxyテーブル30に固定されている。y方向案内部30yの一端部はx方向案内部30xにスライド可能に取り付けられている。したがって、y方向案内部30yはx方向案内部30xの長手方向(図2中矢印x方向)に沿ってスライド可能である。y方向案内部30yとx方向案内部30xとの間には、x方向駆動部31xが介在している。x方向駆動部31xは、第1モータ(図略)と、第1モータの回転運動をx方向の直線運動に変換するとともにy方向案内部30yに伝達する第1伝達機構(図略)とを含み、y方向案内部30yをx方向に自動的にスライドさせる。
y方向案内部30yにはディップ軸部24aが取り付けられている。ディップ軸部24aはy方向案内部30yの長手方向(図2中矢印y方向)に沿ってスライド可能である。y方向案内部30yとディップ軸部24aとの間には、y方向駆動部31yが介在している。y方向駆動部31yは、第2モータ(図略)と、第2モータの回転運動をy方向の直線運動に変換するとともにディップ軸部24に伝達する第2伝達機構(図略)とを含み、ディップ軸部24をy方向に自動的にスライドさせる。
xyテーブル30にはz方向案内部30zが取り付けられている。z方向案内部30zはz方向(図1中上下方向)に沿ってスライド可能である。xyテーブル30とz方向案内部30zとの間には、z方向駆動部31zが介在している。z方向駆動部31zは、第3モータ(図略)と、第3モータの回転運動をz方向の直線運動に変換するとともにxyテーブルに伝達する第2伝達機構(図略)とを含み、xyテーブルをz方向に自動的にスライドさせる。なお、ディップ軸部24、x方向案内部30xおよびy方向案内部30yもまた、xyテーブル30に従動して上下にスライドする。
x方向案内部30xの長手方向xとy方向案内部30yの長手方向yとは、互いに交差する方向(実施形態1においては略直交する方向)であり、ディップ軸部24aはxyテーブル30と平行な面上、つまり、xy平面上を自在に移動可能である。ディップ軸部24aの長手方向はy方向案内部30yの長手方向yおよびx方向案内部30xの長手方向xと交差する方向(実施形態1では略直交する方向)であり、かつ、上述したようにディップ軸部24aは高さ方向(坩堝20の深さ方向:z軸方向)にスライド可能である。このため、ディップ軸部24aに保持された種結晶1は、坩堝20内をx軸方向およびy軸方向に移動可能であるとともに、xyテーブルと略直交する方向(z軸方向、図2に示す上下方向)にも移動可能である。つまり、実施形態1の結晶製造装置においては、坩堝20内の略全領域にわたって種結晶1を配置可能である。またディップ軸部24aは、x方向駆動部31x、y方向駆動部31yおよびz方向駆動部31zによって、坩堝20の回転軸Lを中心としxy平面上を円弧方向に移動可能である。換言すると、ディップ軸部24aは坩堝20の回転軸Lを中心としてxy平面上を公転可能である。
さらに、ディップ軸部24aにはモータ39が取り付けられている。モータ39はディップ軸部24aとともにx軸方向、y軸方向およびz軸方向に移動する。このモータ39は、ディップ軸部24aを回転(自転)駆動可能である。したがって、実施形態1の結晶製造装置においては、ディップ軸部24aを回転(公転および/または自転)させることでも、原料溶液(SiC溶液)29を流動させることができる。つまり、モータ39、x方向駆動部31x、y方向駆動部31y、z方向駆動部31zおよびディップ軸部24aは、溶液流動要素としても機能する。
種結晶1としては、気相成長法(昇華法)で製造された4H−SiC単結晶(10mm×10mm×厚さ0.35mm)を用いた。図3に示すように、この種結晶1の結晶成長面100すなわち(0001)面に、[11−20]方向に向けたオフセット面を切削形成した。このときのオフ角は1.25°であった。この種結晶1を保持部28に取り付け、種結晶1のなかでオフ角を形成した結晶成長面100を、坩堝20中のSiC溶液29に対面させた。そして、ディップ軸部24aを坩堝20の内部に向けて進行させ、種結晶1をSiC溶液29に浸漬した。SiC溶液29が温度の低い種結晶1付近で冷却されることで、種結晶1の表面にSiC結晶が成長した。結晶成長中は溶液流動要素25によってディップ軸部24aを回転(自転および公転)させた。具体的には、ディップ軸部24aは図4に示す回転軸Lを中心として公転しつつ、種結晶1の[11−20]方向がLを中心とする円の円周方向を常に向くように自転した。このことにより、原料融液29は種結晶1の結晶成長面100に対して相対的に流動した。ここでいう原料溶液29の流動は、より具体的には、種結晶1の結晶成長面100と原料溶液29との相対的な運動により、両者の界面に生じる剪断的な流れである。なお、種結晶1を図4中の矢印方向(時計回り)に公転させる場合、種結晶1に対する原料溶液29の相対的な流動方向は反時計回り方向になる。図4に示すように種結晶1aの[11−20]方向を常に進行方向の後側に向けるように種結晶1aを自転させる場合には、SiC溶液29は種結晶1aに対して[11−20]方向に沿って流動する。一方、[11−20]方向を常に進行方向の先側に向けるように種結晶1bを自転させる場合には、SiC溶液29は種結晶1bに対して[11−20]方向の逆方向に沿って流動する。種結晶1は、SiC溶液29の流動中心Lの径方向外側に配置されている。
ところで、上述したように、種結晶1の表面には[11−20]方向に向けたオフ角が形成されている。このため、各種結晶1上に成長するSiC単結晶のステップ進展方向は[11−20]方向に案内されている。坩堝20中における種結晶1の位置を適宜設定することで、ステップ進展方向に対するSiC溶液29の流動方向を適宜変更できる。つまり、図4に示すように、種結晶1aの近傍においてはステップ進展方向と略同方向になるようにSiC溶液29が流動し、かつ、種結晶1bの近傍においてはステップ進展方向と略逆方向になるようにSiC溶液29が流動した。なお、本明細書において、原料溶液の流動方向を単結晶のステップ進展方向に沿った方向にする、とは、原料溶液の流動方向をステップ進展方向と平行または略平行な方向にすることをいう。原料溶液の流動方向とステップ進展方向とは、交差角が±15°以内となれば良い。原料溶液の流動方向とステップ進展方向との交差角は10°以内であるのが好ましく、±5°以内であるのがより好ましい。
x方向案内部30x、y方向案内部30yおよびディップ軸部24aには、各々の長手方向に沿って目盛りが形成されている。x方向案内部30x、y方向案内部30yおよびディップ軸部24aの目盛りによって、ディップ軸部24a、ひいてはディップ軸部24aに固定されている種結晶1の坩堝20中における座標を把握することが可能であり、種結晶1を坩堝20内における望み通りの位置に再現性高く配置することが可能である。
坩堝20内におけるSiC溶液の流動方向および流速は、例えば、坩堝20の回転数やSiC溶液の量、温度等に基づいて演算することもできる。そして、検知または演算により得たSiC溶液の流動方向に基づいて、ディップ軸部24aおよび種結晶1の位置を適宜調整することで、種結晶1上のSiC単結晶のステップ進展方向とSiC溶液の流動方向とを同方向または逆方向にすることができる。
SiC種結晶1a上におけるSiC単結晶のステップ進展方向とSiC溶液29の流動方向とを略同方向とし、SiC種結晶1b上におけるSiC単結晶のステップ進展方向とSiC溶液29の流動方向とを略逆方向としつつ、結晶成長を続け、SiC溶液29よりも低温の種結晶1a、1bの結晶成長面100上にSiC単結晶を成長させた。このときの成長温度は1700℃であった。また、SiC溶液29の流動速度は8.6cm/sであった。なお、本発明の結晶製造装置において、原料溶液の流速は特に限定しない。
成長開始(つまり種結晶1とSiC溶液29との接触開始後)から1時間後、ディップ軸部24aを上方に移動させ、結晶成長した2つの種結晶1(つまりSiC単結晶)をSiC溶液29から引き上げた。引き上げた2つのSiC単結晶10は、表面に残存するSiC溶液を除去するため、HNOとHFとの混液(HNO:HF=2:1)でエッチングした。以上の工程でSiC単結晶を得た。このうち、種結晶として1aを用いたものをSiC単結晶1aと呼び、種結晶として1bを用いたものをSiC単結晶1bと呼ぶ。
SiC単結晶1aおよびSiC単結晶1bの何れにもステップの進展が生じていた。原子間力顕微鏡(AFM)を用い、SiC単結晶1aおよびSiC単結晶1bに形成されたステップの高さを測定した。測定結果を図5および図6に示す。詳しくは、図5中上図はSiC単結晶1aの表面の高さ分布を表し、図5中下図は上図中A−B間の高さのプロファイルを表す。図6中上図はSiC単結晶1aの表面の高さ分布を表し、図6中下図は上図中A−B間の高さのプロファイルを表す。図5に示すように、SiC溶液の流動方向とステップ進展方向とが略同一方向であったSiC単結晶1aにおいて、ステップの平均高さは103nmであり、ステップ高さの高いマクロステップが形成されていた。これに対して、図6に示すように、SiC溶液の流動方向とステップ進展方向とが略逆方向であったSiC単結晶1bにおいて、ステップの平均高さは66nmであり、SiC単結晶1aのように大きなステップは形成されていなかった。
なお、本明細書におけるステップの高さhとは、図7に示すテラス面P1とP2との距離を指す。より詳しくは、ステップの高さは以下のように説明できる。図7に示すように、任意のステップS1のテラス面(つまりSiC種結晶自体の結晶成長方向における先端面)をテラス面P1とし、当該テラス面P1を通る直線を直線L1とする。また、当該ステップS1のステップ進展方向の先側に隣接する他のステップS2のテラス面をP2とし、当該テラス面P2を通る直線を直線L2とする。この場合にステップS1の高さは直線L1と直線L2との距離に相当する。
結晶成長中のSiC単結晶1aおよび1bにおけるステップ高さの経時変化を表すグラフを図8に示す。図8に示すように、SiC溶液29の流動方向とステップ進展方向とが同方向であったSiC単結晶1aに関しては、結晶成長時間が経過するのに伴い(つまり、結晶成長が進行するのに伴い)、ステップ高さが高くなった。つまり、ステップバンチングが進行し、ステップ高さの高いステップ(マクロステップ)が形成された。一方、SiC溶液29の流動方向とステップ進展方向とが逆方向であったSiC単結晶1bに関しては、結晶成長時間が経過するのに伴い、ステップ高さが低くなった。つまり、ステップバンチングが解け、結晶成長面が平滑化された。このように、本発明の結晶成長装置を用いることで、結晶成長面におけるステップバンチングの形成を進行させることができ、マクロステップを形成しつつ単結晶を結晶成長させ得る。そして、貫通らせん転位等の欠陥を基底面の欠陥が変換された単結晶を得ることができる。また、本発明の結晶成長装置を用いることで、結晶成長面におけるステップバンチングを減少させ(ステップバンチングを解き)、結晶成長面を平滑化することが可能である。
実施形態1では、ディップ軸部24aを回転させることによってSiC溶液29(つまり原料溶液)を流動させたが、例えば坩堝20を回転させることによっても、SiC溶液29を流動させることができる。或いは、ディップ軸部24aをSiC溶液29中で往復運動させることによってもSiC溶液29を流動させることができる。実施形態1においては、ディップ軸部24aの坩堝20中の位置調整は自動的におこなったが、手動でおこなうことも可能である。
実施形態1では、結晶保持要素として、種結晶をxyz方向に自在に配置できるものを用いたが、本発明の結晶製造装置においては種結晶をz軸方向つまり原料溶液の深さ方向に移動させなくても良い。またx軸方向およびy軸方向に関しては、z軸に対して直交する平面上の2方向であれば良く、互いに直交しなくても良い。さらに、本発明の結晶製造装置においては、結晶保持要素がxy平面の少なくとも一部の領域で種結晶を位置変化させることができれば良く、種結晶はxy平面上を直線的に移動可能なだけであっても良いが、結晶製造装置の汎用性等を考慮すると、種結晶が移動する領域は広い方が好ましい。
また、実施形態1の結晶製造装置においては、結晶保持要素が1のみの種結晶を保持するが、2以上の種結晶を同時に保持しても良い。例えば、図4に示す位置で2つの種結晶1a、1bを同時に保持する場合には、2つの種結晶1a、1bの結晶成長面100を、同時に、原料溶液の流動方向対して各々180°異なる方向に向けることができる。
ところで、原料溶液の流動方向に対する種結晶の結晶成長面の向きを180°異なる2方向に設定する方法としては、液槽における種結晶の位置を変える方法(図4に例示する)以外の方法を用いても良い。例えば、原料溶液の流動方向を逆方向に変えても良い。さらに、原料溶液の流動方向に対する種結晶の結晶成長面の向きを、180°異なる2方向に加えて、更なる他の方向に設定しても良い。つまり、本発明の結晶製造装置は、原料溶液の流動方向に対する種結晶の結晶成長面の向きを、異なる3以上の方向に設定可能であっても良い。
ところで、上述したように、本発明の結晶製造装置を用いれば、SiC単結晶を成長させる際に、マクロステップを進展させることができる。マクロステップが結晶成長方向に延びる欠陥(例えば貫通らせん転位や貫通刃状転位等)上を進展すると、これらの欠陥を基底面に略平行な欠陥(基底面の積層欠陥や基底面転位)等に変換させることができる。つまり、本発明の結晶製造装置を用いて以下のような方法でSiC単結晶を製造することで、SiC単結晶の結晶成長面にステップバンチングを生じさせ、ひいてはマクロステップを進展させつつSiC単結晶を成長させることで、貫通らせん転位の低減したSiC単結晶を得ることが可能である。
(その他)本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。例えば、結晶成長工程の前に、原料溶液を流動させつつオフ角を形成していない種結晶を結晶成長させることで、ステップ進展方向を原料溶液の流動方向に案内する工程(準備工程)を設けても良い。そして、この準備工程で得た単結晶を種結晶として結晶成長工程に用いても良い。
また、結晶成長工程における原料溶液の流動方向は、単結晶のステップ進展方向と完全に一致していなくても良い。例えば、単結晶の一部分におけるステップ進展方向が他の一部分におけるステップ進展方向と異なっていても良いし、原料溶液の一部が他の部分と異なる方向に流動しても良い。
1:SiC種結晶 2:結晶製造装置 3:結晶保持要素
TSD:貫通らせん転位 SF:積層欠陥 h:ステップ高さ
P1、P2:テラス面 S:マクロステップ
20:坩堝 23:加熱要素 24a:ディップ軸部
25:溶液流動要素 28:保持部 29:原料溶液
30x:x方向案内部 30y:y方向案内部 30z:z方向案内部

Claims (6)

  1. 液相成長法により原料溶液中で種結晶の結晶成長面に単結晶を成長させるための結晶製造装置であって、
    前記原料溶液を収容する液槽と、前記種結晶を保持する結晶保持要素と、前記液槽中の前記原料溶液を流動させる溶液流動要素と、を持ち、
    前記結晶保持要素は、前記液槽内において前記種結晶を保持可能であり、前記液槽の深さ方向に延びるz軸に対して直交するxy平面の少なくとも一部の領域において移動可能であり、
    前記原料溶液は前記z軸を中心とする円弧方向に流動し、
    前記結晶保持要素は、前記z軸に対し前記円弧の径方向外側で前記種結晶を保持可能なディップ軸部を有し、
    前記ディップ軸部は、前記原料溶液の流動方向に対する前記種結晶のステップ進展方向が一定の方向となるように前記z軸に対して公転しつつ自転する、結晶製造装置。
  2. 前記溶液流動要素は、前記液槽中の前記原料溶液に外力を加えることで前記原料溶液を強制流動させる請求項1に記載の結晶製造装置。
  3. 前記原料溶液は、前記結晶保持要素の移動に伴って流動し、
    前記溶液流動要素は前記結晶保持要素を含む請求項1または請求項2に記載の結晶製造装置。
  4. 前記結晶保持要素および/または前記溶液流動要素は、前記原料溶液の流動方向に対する前記種結晶の前記ステップ進展方向を、180°異なる2方向に設定可能である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の結晶製造装置。
  5. 前記液槽内面の径方向断面は円形であり、
    前記原料溶液は前記液槽内面に沿った円弧方向に流動し、
    前記結晶保持要素は、前記径方向断面の中心に位置する前記z軸よりも径方向外側で前記種結晶を保持可能である請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の結晶製造装置。
  6. 前記結晶保持要素は、
    前記種結晶を保持する保持部と、前記保持部の移動方向を案内する案内要素と、を持ち、
    前記案内要素は、前記z軸方向に前記保持部を案内するz方向案内部と、前記xy平面上の一方向であるx軸方向に前記保持部を案内するx方向案内部と、前記xy平面上の一方向であり前記x軸方向と交差するy軸方向に前記保持部を案内するy方向案内部と、を持つ請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の結晶製造装置。
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