JP6120686B2 - 角膜内皮細胞撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は角膜の健全性を診断する為の角膜の内皮細胞を撮影する角膜内皮細胞撮影装置に関するものである。
角膜内皮の測定を行う眼科装置では、角膜内皮画像を取得し、該角膜内皮画像を解析することにより角膜内皮を測定し、内皮細胞の形状や大きさを検出し、或は画像上から内皮細胞の形状や大きさを目視観察可能となっている。
角膜内皮は再生不能な内皮細胞によって形成されており、内皮細胞の健全性は、内皮細胞の大きさ、形状によって診断される。又、内皮細胞の大きさは、内皮細胞の密度によって判定することができ、形状は内皮細胞の面積の変動によって判断できる。
内皮細胞の密度は、画像処理により撮影された画像内の内皮細胞の個数を数え、撮影した範囲と個数により統計値としての内皮細胞の密度が得られる。得られた内皮細胞の密度は、角膜の健全性を診断する場合のデータとして用いられる。
或は、撮影された画像が表示部に表示されることで、内皮細胞の大きさ、形状が目視観察されることで、角膜の健全性が診断されていた。
通常、撮影された画像について、照明の状態、撮影の方向等により、全体が均一な輝度とはならない。特に、画像の周辺部が暗くなる傾向があった(図6参照)。
目視観察は、角膜の健全性を診断する重要な診断方法であるが、画像全体が均一な輝度ではない場合、明暗を考慮した観察と成らざるを得ず、明暗が判断に影響を与える可能性もあった。
特開2007−130246号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、画像の輝度を画像全体で均一にし、目視観察を容易に行える様にしたものである。
本発明は、角膜内皮細胞を撮影する撮像部と、表示部と、前記撮像部が撮影した画像を処理して前記表示部に表示させる制御部とを具備し、前記撮像部は画素の集合から成る受光素子を有し、前記制御部は前記撮像部が撮影した画像について所定画素数毎にブロックとし、各ブロックについて各画素からの出力に基づきブロック平均輝度とブロック標準偏差を演算して輝度調整用係数を求め、画像全体について各画素からの出力に基づき全体平均輝度と全体標準偏差を演算し、画像全体の1画素毎に、各画素が属するブロックの輝度調整用係数と全体平均輝度と全体標準偏差から1画素についての調整輝度値を求め、調整輝度値に基づき各画素の輝度を調整し、画像の平均化処理を行う角膜内皮細胞撮影装置に係るものである。
又本発明は、前記撮像部が、オーバラップ部分を有する様に撮像位置の異なる複数の画像を取得し、前記制御部は、各画像毎に平均化処理を行い、平均化処理した画像により前記オーバラップ部分を介してパノラマ画像を合成する角膜内皮細胞撮影装置に係るものである。
又本発明は、前記制御部が、各画像毎に内皮細胞の細胞壁を検出して該細胞壁を境界線で網掛けした解析画像を作成し、該解析画像と平均化処理した画像を前記表示部に表示する角膜内皮細胞撮影装置に係るものである。
更に又本発明は、前記制御部が、前記解析画像と前記平均化処理した画像を前記表示部に、並べ又は重合せて表示する角膜内皮細胞撮影装置に係るものである。
本発明によれば、角膜内皮細胞を撮影する撮像部と、表示部と、前記撮像部が撮影した画像を処理して前記表示部に表示させる制御部とを具備し、前記撮像部は画素の集合から成る受光素子を有し、前記制御部は前記撮像部が撮影した画像について所定画素数毎にブロックとし、各ブロックについて各画素からの出力に基づきブロック平均輝度とブロック標準偏差を演算して輝度調整用係数を求め、画像全体について各画素からの出力に基づき全体平均輝度と全体標準偏差を演算し、画像全体の1画素毎に、各画素が属するブロックの輝度調整用係数と全体平均輝度と全体標準偏差から1画素についての調整輝度値を求め、調整輝度値に基づき各画素の輝度を調整し、画像の平均化処理を行うので、画像の明るさが平均化され、観察が容易となる。
又本発明によれば、前記撮像部が、オーバラップ部分を有する様に撮像位置の異なる複数の画像を取得し、前記制御部は、各画像毎に平均化処理を行い、平均化処理した画像により前記オーバラップ部分を介してパノラマ画像を合成するので、広範囲の画像が、而も明るさが平均化され、観察が容易になり又利便性が向上する。
又本発明によれば、前記制御部が、各画像毎に内皮細胞の細胞壁を検出して該細胞壁を境界線で網掛けした解析画像を作成し、該解析画像と平均化処理した画像を前記表示部に表示するので、明るさが平均化された画像と解析画像とを対比でき、観察が容易になり又利便性が向上する。
更に又本発明によれば、前記制御部が、前記解析画像と前記平均化処理した画像を前記表示部に、並べ又は重合せて表示するので、明るさが平均化された画像と解析画像とを対比でき、観察が容易になり又利便性が向上するという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る角膜内皮細胞撮影装置の概略構成図である。 該角膜内皮細胞撮影装置に於けるXYアライメント投影系、固視投影系を示す概略構成図である。 前記固視投影系に用いられる固視標の一例である固視光源の説明図である。 前記角膜内皮細胞撮影装置の制御装置の概略構成図である。 (A)(B)(C)は固視光源の点灯状態を変化させた場合の、視軸と撮影部の光軸の方向、位置との関係を示す説明図である。 (A)(B)(C)はそれぞれ、前記角膜内皮細胞撮影装置で得られる画像を示す図である。 取得された画像について平均化処理する工程を示すフローチャートである。 (A)は平均化処理した単一の画像を示す図、(B)は平均化処理した複数の画像を合成したパノラマ画像である。 細胞壁検出画像と平均化画像の合成を示すフローチャートである。 (A)は、単一画像について細胞壁検出画像と平均化画像との合成を示す図、(B)はパノラマ画像とした細胞壁検出画像と平均化画像との合成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例に係る角膜内皮細胞撮影装置の概略構成について、図1〜図3により説明する。
図1中、Eは被検眼、2はXYZの三軸方向に移動可能な装置本体を示している。該装置本体2の内部に、前眼部観察光学系3と、撮影用照明光学系4と、撮影光学系5と、Zアライメント投影系6と、Zアライメント検出系7とを有している。
更に、図2に示される様に、前記装置本体2の内部にはXYアライメント投影系8、固視投影系9が設けられ、XYアライメント検出系10は前記前眼部観察光学系3と兼用となっている。
更に、構成を説明する。
図1に於いて、前記前眼部観察光学系3は左右の被検眼Eに対応して配設され、前記前眼部観察光学系3の主光軸O1はそれぞれ前記被検眼Eの光軸と合致する様に設けられ、前記主光軸O1は前記被検眼Eの角膜の頂点Pを通過する様に設定される。
前記主光軸O1上に被検眼E側からハーフミラー15、対物レンズ16、受光素子17が設けられ、前記主光軸O1に対して挿脱可能な遮光板18が設けられている。前記受光素子17には、多数の画素(ピクセル)の集合体であるCCD素子、或はCMOSセンサが用いられ、又、該受光素子17は前記対物レンズ16に関して前記被検眼Eの角膜Cと共役の位置に配置されている。
前記撮影光学系5及び前記受光素子17等は撮像部19を構成し、撮像画像はデジタル画像信号として出力する。
前記遮光板18は、前眼部観察時には前記主光軸O1から退避し、且つ、後述の角膜内皮細胞撮影時には光路中に挿入される。
前記撮影用照明光学系4は、前記主光軸O1に対して所定角度、例えば17゜〜22゜のいずれかの角度で傾斜し、前記頂点Pを通過する投光光軸O2を有し、該投光光軸O2上に被検眼Eから離反する位置から撮影用照明光源21、集光レンズ22、スリット板23、ダイクロイックミラー24、対物レンズ25が設けられている。
前記撮影用照明光源21としては、可視光、例えば、緑色光を発する発光ダイオード(LED)が用いられる。前記スリット板23はスリット孔が穿設されており、前記撮影用照明光源21から発せられた可視光がスリット光として、照射される。又、前記スリット板23で形成されるスリット幅は、前記角膜C表面で反射された反射光と内皮からの反射光とが分離できる幅に制限される。
前記Zアライメント投影系6は前記ダイクロイックミラー24によって分岐される光軸O3上に光源26、集光レンズ27、スリット板28が設けられている。前記光源26としては、赤外光を射出する発光ダイオード(LED)が用いられる。
前記ダイクロイックミラー24は緑色光を透過し、赤外光を反射する様になっている。又、前記スリット板23及び前記スリット板28と前記角膜Cとは前記対物レンズ25に関して共役となっている。
前記撮影光学系5は、前記主光軸O1に対して前記投光光軸O2に関し対称となっている撮影光軸O4を有し、該撮影光軸O4は前記頂点Pを透過する。
該撮影光軸O4上には、前記被検眼E側から対物レンズ31、ダイクロイックミラー32、ミラー34を有し、前記撮影光軸O4は前記ミラー34で偏向され、更に撮影光軸O4上には焦点調整用のリレーレンズ35、ミラー37が設けられ、該ミラー37で反射された光束は前記受光素子17に結像される様になっている。前記リレーレンズ35を通過した撮影光軸O4には遮蔽板36が挿脱可能となっている。又、前記ダイクロイックミラー32は可視光を透過させて赤外光を反射する透過特性を有する。前記リレーレンズ35は、レンズ駆動機構39によって光軸方向に移動可能となっている。
前記ダイクロイックミラー32で反射され偏向される光軸O5上には受光センサ38が設けられ、該受光センサ38と前記角膜Cとは前記対物レンズ31に関し共役となっている。前記ダイクロイックミラー32は赤外光を反射し、緑色光を透過する光学特性を有しており、前記光源26で射出され、前記角膜Cで反射された赤外光を前記受光センサ38に導く。前記ダイクロイックミラー32、前記受光センサ38は前記Zアライメント検出系7を構成する。
前記ハーフミラー15で分岐された光軸O6上にはリレーレンズ41、ダイクロイックミラー42が設けられ、更に該ダイクロイックミラー42の通過光軸上には固視光源43が設けられている。
該固視光源43は、図3に示される様に、発光素子保持板44に複数の発光ダイオード(LED)45が設けられたものである。該LED45は、前記光軸O6の通過位置を中心とし、スリット光の幅方向に複数、例えば2個又は3個(図示では3個45a,45b,45c)配設され、更に前記光軸O6の通過位置を中心とした円周上に所定角度ピッチで配設される。図示では、スリット幅方向に3、2つの同心円上に8及び6の前記LED45が配置された例が示されている。前記複数のLED45は、可視光、例えば緑色光を発光し、個々に独立して点灯可能となっている。
尚、幅方向に設けられた前記LED45a,45b,45cのピッチは、被検者が前記LED45a,45b,45cを固視した場合に、前記撮影光学系5を介し前記受光素子17(撮像部19)で得られる内皮画像が所要範囲でオーバラップする様に設定される。
前記ダイクロイックミラー42で反射された光軸上には、リレーレンズ47、XYアライメント用光源46が設けられている。該XYアライメント用光源46には、赤外光を発する発光ダイオードが用いられる。前記リレーレンズ47、前記XYアライメント用光源46等は、前記XYアライメント投影系8を構成する。
前記受光センサ38が受光した結果、及び前記受光素子17が受光した結果は、アライメント検出部48で検出され、検出結果は制御部49に出力される。該制御部49は検出結果に基づき本体駆動部52(図4参照)を制御し、前記装置本体2を、XYZの所要の方向に移動させ、被検眼Eと前記装置本体2とのアライメントを実行する。
図4は、角膜内皮細胞撮影装置の制御装置51の概略を示している。
該制御装置51は、主に前記撮像部19、前記固視光源43、前記アライメント検出部48、前記制御部49、前記本体駆動部52、記憶部53、表示部54、操作部55を具備している。
前記記憶部53は、データ格納部とプログラム格納部とを有し、前記データ格納部には、前記撮像部19で取得した画像、測定データ、解析データ等のデータが格納される。又、前記プログラム格納部には、アライメント動作、撮像動作等を制御する制御プログラム、前記表示部54に画像を表示させ、画像表示を制御する画像表示プログラム、前記撮像部19で取得した画像を処理化する画像処理プログラム、画像から内皮細胞の密度、角膜の健全性を解析する解析プログラム、前記操作部55からの入力を制御するインタフェースプログラム等の種々のプログラムが格納されている。
又、前記制御部49は、前記画像処理プログラムにより画像を処理する画像処理部50を有している。
前記アライメント検出部48からアライメント検出結果が入力されると、前記制御部49は検出結果に基づき前記本体駆動部52を駆動し、前記装置本体2をアライメントさせる方向に変位させる。又、前記制御部49は前記撮像部19及び前記固視光源43を同期制御し、前記LED45a,45b,45cの個々の点灯を制御し、合わせて前記撮像部19による内皮細胞の画像を取得する。
又、前記撮像部19で取得された画像は前記制御部49に送出され、所要の画像処理がなされ、前記記憶部53に格納され、或は前記表示部54に表示される。前記操作部55から前記制御部49に、撮影に必要な条件、撮影開始等の指令が入出力される。
尚、前記LED45の点灯位置が変ることで、被検者の視軸が移動し、前記撮像部19(主光軸O1)に対して被検眼Eが相対変位するので、前記撮像部19による撮影位置が移動する。ここで、前記固視光源43、前記制御部49等は、撮影位置変更手段を構成する。
以下、角膜内皮細胞撮影装置の作用について説明する。
先ず、前記光源26を点灯し、前記角膜Cでの反射光を前記受光センサ38により受光し、該受光センサ38上での受光位置と基準位置との偏差を求め、該偏差が0になる様にZ方向に前記装置本体2を変位させる。尚、前記Zアライメント投影系6から射出される検出光は、スリット状であるので、前記受光センサ38はスリット光の幅方向に延びるラインセンサとしてもよい。
Zアライメントが完了した後、或はZアライメントと並行して前記XYアライメント用光源46から点状の検出光が射出され、前記角膜Cで反射され、反射された検出光は前記受光素子17で受光され、該受光素子17上での受光位置と基準位置との偏差が求められる。該偏差が0になる様にX方向又はY方向に前記装置本体2を変位させ、アライメントを実行する。
アライメント完了後、角膜内皮撮影が開始される。
前記固視光源43の中心に位置する前記LED45a,45b,45cが所定の時間間隔で1つずつ点灯される。更に、前記撮影用照明光源21が前記LED45a,45b,45cの点灯と同期して点灯され、前記スリット板23を経てスリット光となった照明光が前記角膜Cに照射される。
前記LED45a,45b,45cの一つが点灯されることで、被検者の視軸O7(図5参照)が点灯された1つ、例えば前記LED45aが点灯され、該LED45aに固視され、その時の被検眼Eの状態での内皮撮影が行われる。
図5(A)は前記視軸O7が前記LED45aに固視されたことで、前記視軸O7が被検眼Eに対する前記撮像部19の光軸の方向、位置からずれた状態を示している。又図5(B)は前記LED45bが点灯された時、該LED45bは前記視軸O7にあるので前記視軸O7が前記撮像部19の光軸と合致した状態を示している。又図5(C)は前記LED45cが点灯された時の前記撮像部19の光軸に対し、前記視軸O7は図5(A)とは逆の方向にずれている関係を示している。尚、図中59は前記撮像部19の光軸の方向、位置を示す。
点灯する前記LED45a,45b,45cが変ることで、被検者の固視する方向が前記LED45a,45b,45cの間隔分(ピッチ分)ずれる。個々に点灯した時の内皮での反射光が前記対物レンズ31、前記ミラー34、前記リレーレンズ35、前記ミラー37を経て前記受光素子17に入射する。該受光素子17からの画像信号を取得し、内皮を撮影する。撮影した画像は、前記LED45a,45b,45cの1つが点灯して得られる画像であり、且つ点灯毎に取得されたものである。
図6は、取得された画像であり、図6(A)は前記LED45aを点灯して取得した画像57a、図6(B)は前記LED45bを点灯して取得した画像57b、図6(C)は前記LED45cを点灯して取得した画像57cを示している。取得された画像は、前記表示部54に表示される。
上記した様に、前記LED45a,45b,45cは、スリット光の幅方向に位置がずれており、例えば位置ずれの角度は1.75゜であり、隣接する画像は幅方向のずれの角度に対応してずれていると共に20%程度オーバラップする様に前記LED45a,45b,45cのずれのピッチが設定されている。
図6(A)〜図6(C)に見らる様に、照明状態、被検眼と角膜内皮細胞撮影装置との関係等から、各画像共に輝度は均一とはなっていない。図6(A)〜図6(C)では、各画像共に左部分の輝度が高く(明るく)、右部分の輝度が低く(暗く)なっている。
画像中に、明暗があると明暗を考慮した観察となり、作業性が悪くなる。
本実施例では、各画像共に輝度を均一化し、観察を容易にしている。
以下、図7を参照して、画像輝度の均一化処理について説明する。
尚、画像処理の均一化は、前記画像処理部50に於いて画像処理プログラムを実行することで行われる。画像処理の均一化は、各画像毎に実行される。
STEP:01 画像の所定数の画素を1ブロックとして、ブロック毎の輝度調整を行う。又、1ブロックとしては、例えば10×10画素とする。尚、1ブロックとして設定する画素数は、10×10画素に限らず、取得された画質、平均化処理後の画質、或は画像処理速度等を考慮して設定する。
ブロック毎に、各画素からの出力に基づき平均輝度(ブロック平均輝度)と、輝度値の標準偏差(ブロック標準偏差)を求める。又、平均輝度と標準偏差から輝度調整用係数を求める。ここで、ブロック毎に求める輝度調整用係数は、画素をコントラスト強調する為に乗じる係数と、画素の輝度値を画像全体の平均輝度値に合わせ込む為の係数とを有する。
STEP:02 画像全体の画素から平均輝度(全体平均輝度)と輝度値の標準偏差(全体標準偏差)も併せて計算する。
STEP:03 STEP:01とSTEP:02の工程を全ブロックについて実行する。
STEP:04 前記ブロックについてブロック平均輝度、ブロック標準偏差の計算が完了すると、画像全体を1画素毎に走査し、各画素が属するブロックの係数と画像全体の全体平均輝度と全体標準偏差から1画素についての調整輝度値を求める。
STEP:05 求めた調整輝度値により画素の輝度を設定する。
STEP:06 全ての画素について、求めた調整輝度値により画素の輝度を設定する。
上記STEP:01〜STEP:06迄の輝度調整処理を行った画像(平均化画像60)を図8(A)に示す。
図8(A)に示される様に、輝度が全体に平均化されると共に、輝度が平均化されたことで画像全体で、内皮細胞の形状や大きさの認識が容易となった。
図8(B)は、上記した3の画像をオーバラップ部分を用いて画像処理によって合成した画像(パノラマ画像)である。尚、合成する画像は、前記LED45a,45b,45cそれぞれの点灯に対応して取得した3枚の画像であってもよく、或は短時間の間にそれぞれ複数枚取得し、解像度のよいものを3枚選んだものであってもよい。複数枚画像を取得した場合は、画像の選択は前記制御部49に行わせてもよく、或は検者が前記表示部54に表示された画像に基づき判断してもよい。
合成することで広範囲の内皮細胞の写真が得られる。検者が、パノラマ画像中の内皮細胞の数を数え、更に内皮細胞の密度を求めることで、充分な内皮細胞の数に基づく内皮細胞の密度が得られ、信頼性が高い。
次に、取得した画像から、角膜内皮細胞検出処理、更に画像解析、細胞壁検出画像を作成する。細胞壁検出画像と前記平均化画像60とを対比、或は合成することで、検者の観察をより容易にすることができる。
図9を参照して、細胞壁検出画像の作成、合成画像の作成について説明する。
画像解析、細胞壁検出画像の作成は、各画像毎に行われる。
STEP:11 取得した画像に対して角膜内皮細胞検出処理を行い、細胞の数、内皮細胞の密度等の解析を行うと共に画像から内皮細胞の細胞壁を検出し、該細胞壁を境界線で網掛した細胞壁検出画像を作成する。
STEP:12 前記画像に対して平均化処理を行う(STEP:01〜STEP:06)。
STEP:13 細胞壁検出画像と平均化画像60とを前記表示部54に表示する。尚、表示の方法としては、並べて対比させて表示する、或は細胞壁検出画像と平均化画像60とを合成して表示する。又、表示の方法は検者が適宜選択できる様にする。
図10(A)に細胞壁検出画像と平均化画像60とを合成した細胞壁合成画像61を示している。
尚、広範囲で、画像解析、細胞壁検出画像を観察したい場合は、前記3枚の画像の平均化画像60を合成してパノラマ画像とし、更に細胞壁検出画像を合成(重合せ)する。
図10(B)は前記パノラマ画像に細胞壁検出画像を重合せした画像を示している。
尚、内皮細胞の数を数えるのは、前記制御部49によって実行させてもよい。この場合、数える対称となる内皮細胞は細胞膜が閉じられていることを条件とし、細胞膜が閉じられている内皮細胞を数え、又数えた内皮細胞が占める画素(前記受光素子17の画素)の数を数えることで面積が算出できる。
取得した画像に基づく診断結果として、前記表示部54に内皮細胞の密度を表示すると共に該密度を算出した時の内皮細胞の個数を表示する様にすれば、内皮細胞の密度から内皮細胞の健全性が示され、内皮細胞の個数から診断の信頼性が示される。
尚、上記説明では3枚の画像を取得してパノラマ画像を合成したが、2枚でパノラマ画像を合成しても、4枚以上の画像でパノラマ画像を合成してもよい。
2 装置本体
3 前眼部観察光学系
4 撮影用照明光学系
5 撮影光学系
9 固視投影系
17 受光素子
19 撮像部
21 撮影用照明光源
26 光源
43 固視光源
45 LED
49 制御部
50 画像処理部
51 制御装置
52 本体駆動部
53 記憶部
55 操作部
57 画像
60 平均化画像

Claims (4)

  1. 角膜内皮細胞を撮影する撮像部と、表示部と、前記撮像部が撮影した画像を処理して前記表示部に表示させる制御部とを具備し、前記撮像部は画素の集合から成る受光素子を有し、前記制御部は前記撮像部が撮影した画像について所定画素数毎にブロックとし、各ブロックについて各画素からの出力に基づきブロック平均輝度とブロック標準偏差を演算して輝度調整用係数を求め、画像全体について各画素からの出力に基づき全体平均輝度と全体標準偏差を演算し、画像全体の1画素毎に、各画素が属するブロックの輝度調整用係数と全体平均輝度と全体標準偏差から1画素についての調整輝度値を求め、調整輝度値に基づき各画素の輝度を調整し、画像の平均化処理を行うことを特徴とする角膜内皮細胞撮影装置。
  2. 前記撮像部は、オーバラップ部分を有する様に撮像位置の異なる複数の画像を取得し、前記制御部は、各画像毎に平均化処理を行い、平均化処理した画像により前記オーバラップ部分を介してパノラマ画像を合成する請求項1の角膜内皮細胞撮影装置。
  3. 前記制御部は、各画像毎に内皮細胞の細胞壁を検出して該細胞壁を境界線で網掛けした解析画像を作成し、該解析画像と平均化処理した画像を前記表示部に表示する請求項1又は請求項2の角膜内皮細胞撮影装置。
  4. 前記制御部は、前記解析画像と前記平均化処理した画像を前記表示部に、並べ又は重合せて表示する請求項3の角膜内皮細胞撮影装置。
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