JP6119244B2 - 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置 - Google Patents

電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6119244B2
JP6119244B2 JP2012287798A JP2012287798A JP6119244B2 JP 6119244 B2 JP6119244 B2 JP 6119244B2 JP 2012287798 A JP2012287798 A JP 2012287798A JP 2012287798 A JP2012287798 A JP 2012287798A JP 6119244 B2 JP6119244 B2 JP 6119244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
power
unit
functional unit
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012287798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014130735A (ja
Inventor
青木 健太郎
健太郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012287798A priority Critical patent/JP6119244B2/ja
Publication of JP2014130735A publication Critical patent/JP2014130735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6119244B2 publication Critical patent/JP6119244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Keying Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は、電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置に関する。
バッテリで駆動する装置、例えば表示機能付きのICカードなどは、内部の回路での電力消費によりバッテリの交換または充電を余儀なくされる。表示機能付きのICカードに用いられるバッテリは小型のため容量が少なく、短期間での交換または充電が必要になることから、省力化が望まれている。
バッテリで動く従来のICカードには、例えばバッテリからの制御部への電源ラインにコンデンサとトランジスタスイッチとを接続し、OFF動作となったときにトランジスタスイッチをONしてコンデンサにチャージされた電荷をグランド(GND)に逃がす仕組みの電源スイッチ回路が搭載される。この電源スイッチ回路では、OFF動作の際に、電源ラインがトランジスタスイッチの動作で0Vになるため、貫通電流が流れる時間を短くすることができる。
特開平01−54520号公報
しかしながら、上述した従来の電源スイッチ回路では、トランジスタスイッチのON/OFF動作で電位が電気的に変わるものの、バッテリから制御部への回路配線自体は繋がっているため、システム全体として完全に電源を遮断した状態にはならず、バッテリに蓄電されている電力が回路に漏れ、無駄に消費されてしまうという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、バッテリの電力消費を抑えて省力化すると共に、バッテリの交換時期または充電時期を延ばすことができる電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様の電源スイッチ回路は、押圧力が加わって接点がONし、前記押圧力がなくなると前記接点がOFFする操作部を有し、バッテリから供給される電源により動作する機能を備えた機能部への電源ラインを前記接点のON/OFFに伴い接続/切断する機械式スイッチ部と、前記機械式スイッチ部と並列に接続され、前記機能部からの制御により前記電源ラインを接続/切断する電子式スイッチ部と、前記機械式スイッチがONして前記バッテリから電源が供給された前記機能部が、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインの接続を維持して動作した後、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインを切断した後、予め設定された前記電源ラインの電圧低下の条件または遅延時間の条件が満たされた場合に前記機能部側の前記電源ラインを接地する接地部とを備え、前記遅延時間の条件が、前記電源ラインの切断後に前記電源ラインの電圧値が前記機能部の最低動作電圧に達するまでの時間よりも短い値に設定された閾値に達したか否かであることを特徴とする。
また本発明の一態様のバッテリ駆動式装置は、バッテリから供給される電源により動作する機能を備えた機能部と、押圧力が加わって接点がONし、前記押圧力がなくなると前記接点がOFFする操作部を有し、前記バッテリから前記機能部への電源ラインを前記接点のON/OFFに伴い接続/切断する機械式スイッチ部と、前記機械式スイッチ部と並列に接続され、前記機能部からの制御により前記電源ラインを接続/切断する電子式スイッチ部と、前記電子式スイッチ部による前記電源ラインの切断後、予め設定された前記電源ラインの電圧低下の条件または遅延時間の条件が満たされた場合に前記電源ラインを接地する接地部とを備え、前記遅延時間の条件が、前記電源ラインの切断後に前記電源ラインの電圧値が前記機能部の最低動作電圧に達するまでの時間よりも短い値に設定された閾値に達したか否かであることを特徴とする。
本発明では、バッテリから機能部への電源ラインを接点のON/OFFに伴い接続/切断する機械式スイッチ部と、この機械式スイッチと、機能部からの制御により電源ラインを接続/切断する電子式スイッチ部とを電源ラインに並列に接続し、機械式スイッチ部借利用者によってONされて電源供給により機能部が起動した後、機能部が動作を終了する際に、機能部からの制御信号で電子式スイッチをOFFし、電子式スイッチにより機能部への電源ラインがバッテリと確実に切り離される。これによりバッテリに蓄電されている電力が回路に漏れ、無駄に消費されることがなくなる。
その後、予め設定された電源ラインの電圧低下の条件または遅延時間の条件を満たした場合に接地部が電源ラインを接地する。
電力供給が停止された電源ラインには、容量成分(電荷または電圧)が溜まっており、通常であれば、容量成分(電荷または電圧)が徐々に減ってゆくが、接地部が、この電荷(電圧)のレベルを監視(検出)し、機能部の動作が最低動作電圧付近で不安定になる前に電源ラインを接地してリセットをかけるので、機能部が誤動作を起こすことなく、スイッチ部以降の各回路の動作を完全にシャットオフすることができる。
本発明によれば、バッテリの電力消費を抑えて省力化すると共に、バッテリの交換時期または充電時期を延ばすことができる。
第1実施形態のICカードの構成を示す図である。 図1のICカードの電子スイッチ回路およびリセット回路の回路構成を示す図である。 図2のリセット回路の第1の回路構成例を示す図である。 図2のリセット回路の第2の回路構成例を示す図である。 第2実施形態のICカードの構成を示す図である。 第3実施形態のICカードの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置に係る一つの実施の形態のICカードを詳細に説明する。図1は第1実施形態のICカードの構成を示す図、図2は図1のICカードの電子スイッチ回路およびリセット回路の回路構成を示す図、図3は図2のリセット回路の第1の回路構成例を示す図である。図4は図2のリセット回路の第2の回路構成例を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態のICカードは、例えばボタン電池などの薄型のバッテリ1と、バッテリ1からの電源電圧2(以下「BAT_VDD2」と称す)のラインをON(接続または入)/OFF(切断または切)する機械式スイッチ部であるプッシュSW3と、このプッシュSW3と並列に電源ライン(BAT_VDD2のライン)に接続されたMOS型トランジスタ(MOS Tr)またはMOS型FETなどを含む電子式スイッチ部である電子スイッチ回路4と、CPU6、表示装置としての電子表示パネル7、アンテナ8、情報授受IC9などを含む機能部10と、上記プッシュSW3および電子スイッチ回路4と機能部10との間に接続されたリセット回路5とを備える。
バッテリ1は、例えばボタン電池やリチウムイオン電池などの小型で薄型の着脱自在な電池である。なおバッテリ1が充電池であれば、着脱自在でなくともよい。バッテリ1は、例えば直流3VなどのBAT_VDD2を、カード内部の回路を通じて機能部10へ供給する。
プッシュSW3は、押圧力が加わって接点がONし、押圧力がなくなると接点がOFFする操作部としてボタンを有している。プッシュSW3は、ボタンが利用者に操作されることでON/OFFする。ボタンが利用者により押されている間、ON(回路を接続)し、ボタンが離されると、OFF(回路を切断)する。
すなわち、プッシュSW3は、バッテリ1から供給されるBAT_VDD2により動作する機能を備えた機能部10へのBAT_VDD2のラインを接点のON/OFFに伴い接続/切断する。プッシュSW3は、ボタンが操作されていない場合は機能部10への電力供給を完全にカットする。
電子スイッチ回路4は、CPU6からのスイッチ制御信号(以下「SW_Cont」と称す)によりBAT_VDD2のラインをON(接続または入)/OFF(切断または切)する。
プッシュSW3が押されず、CPU6からのSW_ContがLoの場合(入力されない場合)、電子スイッチ回路4はOFFし、BAT_VDD2のラインから機能部10への電力供給が完全にカットされる。
機能部10のCPU6は、バッテリ1から供給された電源により起動したプログラムに従い電子スイッチ回路4に対して接続を指示する制御信号を出力し、プログラムの処理が終了するときに切断を指示する制御信号を電子スイッチ回路4に出力する制御ユニットである。
CPU6は、BAT_VDD2の入力によって動作し、ユニット内部のメモリ(図示せず)に記憶されたプログラムが起動し、カード内の各部(電子スイッチ回路4、電子表示パネル7および情報授受IC9)に対して制御動作を行う。
CPU6は、情報授受IC9により受信された情報をメモリに記憶および電子表示パネル7に表示する。またCPU6はメモリに記憶された情報を、情報授受IC9を通じて外部のデバイスへ送る。
電子表示パネル7は、例えばLCDパネルおよびELパネルなどであり、BAT_VDD2の入力によって動作し、CPU6からの表示制御信号に応じた文字、キャラクタなどの表示を行う。
情報授受IC9は、例えばNFCチップ(近距離無線通信用のICチップ)などであり、BAT_VDD2の入力によって動作し、アンテナ8により他の近距離無線デバイスとの間で近距離無線通信を行い、情報を授受する。
図2に示すように、電子スイッチ回路4は、制御・バイアス回路20と、ハイサイドスイッチ29を有する。
制御・バイアス回路20は、抵抗素子22,23,25とN型MOS Tr24などの半導体スイッチ素子とを有する。
抵抗素子22は、スイッチ制御信号の入力端子21とN型MOS TR24のゲートに接続されている。抵抗素子23は、グランド(以下「GND」と称す)とN型MOS TR24のゲートに接続されている。抵抗素子25は、BAT_VDD2のラインとN型MOS Tr24のドレインに接続されている。N型MOS Tr24のソースは、GNDに接続(接地)されている。
ハイサイドスイッチ29は、例えばP型MOS Tr26を有している。P型MOS Tr26のゲートは、N型MOS Tr24のドレインに接続されている。P型MOS TR26のソースは、BAT_VDD2のラインに接続されている。P型MOS Tr26のドレインは、機能部10への出力端子30に接続されている。
これらN型MOS Tr24およびP型MOS Tr26は、いずれも漏れ電流および動作時消費電流を抑えるために、小信号用MOS型(エンハンスメント型)のものである。
制御・バイアス回路20の抵抗素子22,23,25などは、使用する半導体スイッチ素子(MOS TrまたはMOS FET)に合わせ、1μA〜数μA程度のバイアス電流が流れるように抵抗値が設定されている。
リセット回路5は、出力端子30とGND間に接続されている。リセット回路5は、比較スイッチ回路28と抵抗素子27を有する。抵抗素子27は、P型MOS Tr26のドレインと比較スイッチ回路28に接続されている。
リセット回路5は、CPU6が動作後、BAT_VDD2のラインの電圧レベルを監視することにより、VDD−GND間の電圧レベルが規定の閾値まで下がったときにON動作し、CPU6へのBAT_VDD2のラインをGNDに接地する。
すなわち、リセット回路5は、電子スイッチ回路4によるBAT_VDD2のラインの切断後、予め設定されたBAT_VDD2のラインの電圧低下の条件が満たされた場合にBAT_VDD2のラインを接地する接地部として機能する。
さらに詳細には、リセット回路5は、プッシュSW3がONしてBAT_VDD2のラインが接続されることでバッテリ1から電源が供給された機能部10のCPU6が、電子スイッチ回路4を制御してBAT_VDD2のラインの接続を維持して動作した後、電子スイッチ回路4を制御してBAT_VDD2のラインを切断した後、予め設定されたBAT_VDD2のラインの電圧低下の条件が満たされた場合に機能部10側のBAT_VDD2のラインを接地する。
BAT_VDDスイッチ2のラインの電圧低下の条件は、BAT_VDD2のラインの電圧値が、機能部10の最低動作電圧よりも高い値に設定された閾値に達したか否かである。
なお、電圧低下の条件の他、例えば遅延時間の条件が満たされた場合にBAT_VDD2のラインを接地してもよい。この場合、遅延時間の条件は、BAT_VDD2力のラインの切断後にBAT_VDD2のラインの電圧値が機能部10の最低動作電圧に達するまでの時間よりも短い値に設定された閾値に達したか否かである。
比較スイッチ回路28は、電圧レベルの監視端子28aと2つの入出力端子28b、28cとを有する。
比較スイッチ回路28は、P型MOS Tr26のドレイン(BAT_VDD2のライン)の電圧レベルを監視端子28aで監視し、監視端子28aの電圧レベルが予め設定された閾値電圧以下になった場合、2つの入出力端子28b、28cをショートさせる。
この例では、比較スイッチ回路28は、P型MOS Tr26のドレインから出力端子30のラインを、抵抗素子27通じてGNDへショートさせる。閾値電圧はCPU6が動作保証されている電源電圧の下限値(最低動作電圧)よりも高い値とする。
比較スイッチ回路28は、CPU6の動作電圧よりも高い閾値電圧の検出によって入出力端子28b、28c(この例の場合、BAT_VDD2のライン−GND)間をショートさせる。
ON動作時のBAT_VDDが例えば3V、CPU6の最低動作電圧が1.5Vとすると、閾値電圧は2.0V程度とする。
図3に示すように、比較スイッチ回路28は、基準電圧発生器42、比較回路(コンパレータ)43、スイッチングバッファ44、電子スイッチ45を有する。
この例の場合、比較回路(コンパレータ)43は、監視端子28aの電圧レベルを監視し条件を満たした場合にスイッチ制御信号を出力する論理回路である。
比較回路(コンパレータ)43は、監視端子28aの電圧レベルが基準電圧発生器42が発生する基準電圧レベルよりも低くなった場合、スイッチ制御信号をLOからHIに変更(HIを出力)し、スイッチングバッファ44を通じて電子スイッチ45をONする。これにより、P型MOS Tr26のドレインから出力端子30のラインが抵抗素子27通じてGNDへ接地される。
続いて、この第1実施形態のICカードの動作を説明する。
この第1実施形態のICカードでは、利用者によりプッシュSW3が押されると、プッシュSW3はBAT_VDD2のラインと機能部10へのラインをON(接続)する。
すると、このプッシュSW3が押されている期間に、バッテリ1から機能部10(CPU6、電子表示パネル7および情報授受IC9など)へBAT_VDD2が供給される。
CPU6はメモリのプログラムを起動して制御動作を開始し、SW_Cont(HI)を電子スイッチ回路4のSW_Cont入力端子21へ出力する。
電子スイッチ回路4では、SW_Cont(HI)の入力により、N型MOS Tr24およびP型MOS Tr26がONし、プッシュSW3がOFFされた後もBAT_VDDがCPU6へ供給されつづける。ON期間は、目的とした機能(情報授受IC9で受けた情報の表示など)の処理を全て実行しその処理が完了するまでの間とする。
機能部10では、電源の供給により情報授受IC9が他の近距離無線デバイスより情報を受信してCPU6へ渡し、CPU6は情報授受IC9より渡された情報を電子表示パネル7に一定時間表示する。
情報を電子表示パネル7に一定時間表示した後、次に表示する情報がなければ、CPU6はシャットダウン処理(プログラムの終了処理)を開始する。
この場合、CPU6は、SW_Cont(LO)を電子スイッチ回路4のSW_Cont入力端子21へ送る。
電子スイッチ回路4では、SW_Cont(LO)の入力により、N型MOS Tr24およびP型MOS Tr26が順にOFFし、プッシュSW3がOFFされているため、BAT_VDDが回路から完全に切り離され、この時点でバッテリ1の電力の消費がなくなる。
その後、CPU6ではプログラムのシャットダウン処理が行われるが、この際、切り離されたBAT_VDDスイッチ出力ラインに溜まった容量成分(電荷または電圧)が徐々に減ってゆくが、この電荷(電圧)のレベルをリセット回路5が監視(検出)し、CPU6の動作が不安定になる前にリセットをかける、つまりBAT_VDDスイッチ出力ライン−GND間をショート(接続)し、機能部10のBAT_VDDスイッチ出力ラインの電圧レベルをすばやくGNDのレベルにまで下げる。
これにより、出力側に大きな容量成分が付随した場合でも機能部10が誤動作せず確実にOFF状態に移行でき、かつハイサイドスイッチ29のOFF制御の動作とVDD−GNDショートの動作のタイミングがずれることになるので、貫通電流の発生をなくすことができる。以上のことから、ICカードを誤動作させることなく省力化でき、バッテリ1の交換時期または充電時期を遅らせることができる。
このようにこの第1実施形態によれば、機械式スイッチ(プッシュSW3)と、電子式スイッチ(電子スイッチ回路4)とを並列に設け、OFF時に、CPU6、情報授受IC9、電子表示パネル7などを含む機能部10への電力供給を完全にカット(遮断)することで、スイッチ動作時のバッテリ容量の無駄な流出が抑えられるので、バッテリ1の電力消費を抑えて省力化することができる。
また、機能部10が動作した後、シャットダウン処理の際(OFF動作時)に回路内に溜まった容量成分(電圧)が徐々に減る中で、容量成分(電圧)の電圧値がCPU6の最低動作電圧よりも高い、ある閾値のときにリセット回路5がBAT_VDDスイッチ出力のラインとGND間をショートして容量成分(電圧)を瞬時にGNDのレベルに下げる。つまりCPU6が誤動作を起こす間を与えずに急速に0Vとすることで、スイッチ以降の各回路の動作を完全にシャットオフすることができる。
この結果、ICカードに搭載されるバッテリ1の電力消費を抑えて省力化すると共に、バッテリ1の交換時期または充電時期を延ばすことができる。
上記図3に示した比較スイッチ回路28の例は、論理回路を主にして構成した例であるが、これ以外にも構成することができる。
すなわち、図4に示すように、比較スイッチ回路28は、デジタルとアナログを混合した比較回路であるマイコン46を主として構成し、マイクロコンピュータ46(以下「マイコン46」と称す)からの制御信号により電子スイッチ45をON/OFFしてもよい。
この場合、デジ・アナ混合回路であるマイコン46がプログラムにて設定した比較検出電圧値(デジタル値)を検出し、任意の制御信号を電子スイッチ45へ出力(アナログ)して電子スイッチ45をON/OFFする。
この図4の構成では、図3に示した論理ブロックの構成要素の一つであるスイッチングバッファ44が不要になり、回路構成を簡素化することができる。
次に図5を参照して第2実施形態を説明する。
図5に示すように、第2実施形態のICカードは、機能部10が、CPU6により制御されて動作し、この装置自体または装置の外部の状態を検出するセンサ11と、このセンサ11により検出された情報を表示する電子表示パネル7とを有する。
つまり、この第2実施形態は、機能部10の要素として、図1に示した情報授受IC9に変えて、例えば光、振動、位置、動きなどを検出するセンサ11を配置した例である。具体的には、センサ11として、例えば光センサ、回数カウント計、万歩計(登録商標)、加速度計、GPS受信機などを用いる。
この第2実施形態の場合、利用者によりプッシュSW3が押されると、プッシュSW3では、接点が接触(ON)し、BAT_VDD2のラインと機能部10へのラインが接続される。
すると、このプッシュSW3が押されている期間に、バッテリ1から機能部10(CPU6、電子表示パネル7およびセンサ11など)へBAT_VDD2が供給される。
BAT_VDD2の供給によりCPU6はメモリのプログラムを起動して制御動作を開始し、SW_Cont(HI)を電子スイッチ回路4のSW_Cont入力端子21へ出力する。これにより、電子スイッチ回路4がONする。
電源が供給されたセンサ11は、情報を検出し、検出した情報をCPU6へ渡す。CPU6は渡された情報を電子表示パネル7へ送り、その情報が電子表示パネル7に表示される。
電子表示パネル7に情報を一定時間表示した後、CPU6は電子スイッチ回路4へSW_Cont(LO)を出力し、センサ11からの追加アクションが規定時間内になかった場合、全体のシャットダウン処理を開始する。
一方、電子スイッチ回路4では、SW_Cont(LO)の入力により内部のスイッチがOFFして、バッテリ1から機能部10へのBAT_VDDのラインが切り離され、BAT_VDD2の供給が停止される。
電源供給停止後、BAT_VDDのラインの容量成分にたまった電荷(電圧)が徐々に減ってゆくが、この電荷(電圧)を監視していたリセット回路5が閾値電圧に達したことを検出すると、リセット回路5はBAT_VDDのラインとGNDを接続して、機能部10の電源入力ラインであるBAT_VDDのラインのレベルをすばやくGNDレベルまで下げるので、機能部10のCPU6は、動作が不安定になることなく確実にOFF状態に移行することができる。
以上のようにこの第2実施形態によれば、センサ11付きのICカードについても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。これにより、バッテリ駆動式装置として、例えば光センサ、回数カウント計、万歩計(登録商標)、加速度計、GPS受信機などの機能を搭載したICカードを提供することができる。
次に図6を参照して第3実施形態を説明する。
図6に示すように、第3実施形態のICカードは、機能部10が、キー操作により情報が入力される入力装置としてのキーボード12と、このキーボード12から入力された情報を表示する電子表示パネル7とを有する。
つまり、この第3実施形態は、機能部10の要素として、図1に示した情報授受IC9に変えて、例えばキーボード12、テンキーなどの入力装置を配置した例である。
この第3実施形態の場合、利用者によりプッシュSW3が押されると、プッシュSW3では、接点が接触(ON)し、BAT_VDD2のラインと機能部10へのラインが接続される。
すると、このプッシュSW3が押されている期間に、バッテリ1から機能部10(CPU6、電子表示パネル7およびキーボード12など)へBAT_VDD2が供給される。
BAT_VDD2の供給によりCPU6はメモリのプログラムを起動して制御動作を開始し、SW_Cont(HI)を電子スイッチ回路4のSW_Cont入力端子21へ出力する。これにより、電子スイッチ回路4がONする。
電源が供給されたキーボード12は、キー入力可能になり、ユーザがキー操作で入力した情報をCPU6へ渡す。CPU6は渡された情報を電子表示パネル7へ送り、その情報が電子表示パネル7に表示される。
電子表示パネル7に情報を一定時間表示した後、さらにキーボード12に対する追加アクションが規定時間内になかった場合、CPU6は電子スイッチ回路4へSW_Cont(LO)を出力し、全体のシャットダウン処理を開始する。
一方、電子スイッチ回路4では、SW_Cont(LO)の入力により内部のスイッチがOFFして、バッテリ1から機能部10へのBAT_VDDのラインが切り離され、BAT_VDD2の供給が停止される。
電源供給停止後、BAT_VDDのラインの容量成分にたまった電荷(電圧)が徐々に減ってゆくが、この電荷(電圧)を監視していたリセット回路5が閾値電圧に達したことを検出すると、リセット回路5はBAT_VDDのラインとGNDを接続して、機能部10の電源入力ラインであるBAT_VDDのラインのレベルをすばやくGNDレベルまで下げるので、機能部10のCPU6は、動作が不安定になることなく確実にOFF状態に移行することができる。
以上のようにこの第3実施形態によれば、キーボード12付きのICカードについても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。これにより、バッテリ駆動式装置として、例えばキーボード12、テンキーなどの入力装置を搭載したICカードを提供することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形(要素の一部削除、実施形態間の要素の組み合わせの変更など)してもよい。
また、上記実施形態で説明した各構成要素を、コンピュータのメモリなどのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体:electronic mediaに記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。
電子媒体としては、例えばCD−ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア(Removable media)等が含まれる。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
1…バッテリ
2…電源電圧(BAT_VDD)
3…プッシュSW
4…電子スイッチ回路
5…リセット回路
6…CPU
7…電子表示パネル
8…アンテナ
9…情報授受IC
10…機能部
11…センサ
12…キーボード
20…制御・バイアス回路
21…入力端子
22,23,25,27…抵抗素子
28…比較スイッチ回路
28a…監視端子
28b,28c…入出力端子
29…ハイサイドスイッチ
30…出力端子
42…基準電圧発生器
44…スイッチングバッファ
45…電子スイッチ
46…マイコン

Claims (8)

  1. 押圧力が加わって接点がONし、前記押圧力がなくなると前記接点がOFFする操作部を有し、バッテリから供給される電源により動作する機能を備えた機能部への電源ラインを前記接点のON/OFFに伴い接続/切断する機械式スイッチ部と、
    前記機械式スイッチと並列に前記電源ラインに接続され、前記機能部からの制御により前記電源ラインを接続/切断する電子式スイッチ部と、
    前記機械式スイッチがONして前記バッテリから電源が供給された前記機能部が、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインの接続を維持して動作した後、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインを切断した後、予め設定された前記電源ラインの電圧低下の条件または遅延時間の条件が満たされた場合に前記前記機能部側の電源ラインを接地する接地部とを備え、
    前記遅延時間の条件が、
    前記電源ラインの切断後に前記電源ラインの電圧値が前記機能部の最低動作電圧に達するまでの時間よりも短い値に設定された閾値に達したか否かであることを特徴とする電源スイッチ回路。
  2. 前記電源ラインの電圧低下の条件が、
    前記電源ラインの電圧値が、前記機能部の最低動作電圧よりも高い値に設定された閾値に達したか否かである請求項1記載の電源スイッチ回路。
  3. 前記電子式スイッチ部が、
    MOS型半導体スイッチであることを特徴とする請求項1または請求項2いずれか記載の電源スイッチ回路。
  4. バッテリから供給される電源により動作する機能を備えた機能部と、
    押圧力が加わって接点がONし、前記押圧力がなくなると前記接点がOFFする操作部を有し、前記バッテリから前記機能部への電源ラインを前記接点のON/OFFに伴い接続/切断する機械式スイッチ部と、
    前記機械式スイッチ部と並列に接続され、前記機能部からの制御により前記電源ラインを接続/切断する電子式スイッチ部と、
    前記機械式スイッチがONして前記バッテリから電源が供給された前記機能部が、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインの接続を維持して動作した後、前記電子式スイッチを制御して前記電源ラインを切断した後、予め設定された前記電源ラインの電圧低下の条件または遅延時間の条件が満たされた場合に前記機能部側の前記電源ラインを接地する接地部とを備え、
    前記遅延時間の条件が、
    前記電源ラインの切断後に前記電源ラインの電圧値が前記機能部の最低動作電圧に達するまでの時間よりも短い値に設定された閾値に達したか否かであることを特徴とするバッテリ駆動式装置。
  5. 前記機能部が、
    前記バッテリから供給された電源により起動したプログラムに従い前記電子式スイッチ部に対して接続を指示する制御信号を出力し、前記プログラムの処理が終了するときに切断を指示する制御信号を出力する制御ユニットを備えることを特徴とする請求項記載のバッテリ駆動式装置。
  6. 前記機能部が、
    前記制御ユニットにより制御されて動作する近距離無線通信用のICチップとこのICチップによる無線通信により得られた情報を表示する表示装置とを有することを特徴とする請求項記載のバッテリ駆動式装置。
  7. 前記機能部が、
    前記制御ユニットにより制御されて動作し、この装置自体または前記装置の外部の状態を検出するセンサとこのセンサにより検出された情報を表示する表示装置とを有することを特徴とする請求項記載のバッテリ駆動式装置。
  8. 前記機能部が、
    キー操作により情報が入力される入力装置とこの入力装置から入力された情報を表示する表示装置とを有することを特徴とする請求項または請求項いずれか記載のバッテリ駆動式装置。
JP2012287798A 2012-12-28 2012-12-28 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置 Active JP6119244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287798A JP6119244B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287798A JP6119244B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014130735A JP2014130735A (ja) 2014-07-10
JP6119244B2 true JP6119244B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=51408962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012287798A Active JP6119244B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6119244B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05265599A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Tokyo Electric Co Ltd マイクロコンピュータの電源供給装置
JP3226778B2 (ja) * 1996-02-06 2001-11-05 日本電気エンジニアリング株式会社 バッテリー内蔵型ワイヤレスid装置及びid質問装置
JP2001160105A (ja) * 1999-09-22 2001-06-12 Sony Corp 情報処理システム、携帯電話機及び情報処理方法
JP2001356844A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Nagano Fujitsu Component Kk 無線受信装置
JP5229495B2 (ja) * 2009-04-24 2013-07-03 サンケン電気株式会社 スイッチング装置及びその制御方法
JP2012241370A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014130735A (ja) 2014-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102015009B1 (ko) 충전 어웨이크닝 방법, 배터리 관리 시스템 및 차량
US10784722B2 (en) BLUETOOTH headset, charging cabin and charging system thereof
US8102154B2 (en) Energy source isolation and protection circuit for an electronic device
US8032259B2 (en) Bi-directional power control
US20110163723A1 (en) Battery pack and method of battery pack power management
WO2017161587A1 (zh) 一种负载供电电路和终端
JP2011109768A (ja) パック電池
JP2009183020A (ja) モバイル機器の電源回路装置
JP2010175596A (ja) 携帯機器および発光素子駆動回路
JP5793192B2 (ja) 電気機器
TWI461897B (zh) 電源控制裝置及電子裝置
TW201624193A (zh) 電子裝置及其省電方法
JP6119244B2 (ja) 電源スイッチ回路およびバッテリ駆動式装置
CN104199535A (zh) 一种数字电源供电装置及方法
CN112256120A (zh) 保护电路及电子设备
JP2015128336A (ja) 電源回路及び電子機器
CN109327061B (zh) 一种电池供电电路
JP2009239989A (ja) 充電器
JP5728220B2 (ja) 電源瞬断対応装置
CN103812200A (zh) 一种充电芯片、充电系统和电子设备
KR100619880B1 (ko) 이동통신 단말기의 전원 관리 장치 및 방법
JP5466429B2 (ja) 電源制御装置
JP6550902B2 (ja) 電子機器
CN105531901A (zh) 电池驱动式电子设备
CN213027988U (zh) 一种开关机电路和电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6119244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150