JP6118186B2 - 太陽熱利用システムの集熱器 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽熱利用システムの集熱器に関する。
太陽熱温水器などの太陽熱利用システムは、太陽熱を集める集熱器と、その熱を蓄熱できる貯湯槽と、これらの間で熱媒を循環させる熱媒配管系と、を備えている。集熱器で集めた太陽熱は、熱媒配管系を通る熱媒によって貯湯槽へ運ばれる。貯湯槽内には熱媒配管系に接続された熱交換器が設けられるとともに、給湯水が貯留される。貯湯槽では、熱交換器によって熱媒の熱が給湯水に伝えられて蓄えられる。
ここで、太陽熱利用システムの集熱器501は、図5(a)に示すように、一般的に、家屋の屋根の上にチャンネル材503を設置し、集熱器側面505に設けた取付プレート507がボルト509でチャンネル材503に締結されることによって固定される。
集熱器501には熱媒配管511と接続するために、流路の上流端と下流端に少なくとも二箇所の出入口管513が取り付けられる。出入口管513は、例えば集熱器側面505に設けられる。出入口管513と熱媒配管511は、ホース515を介して接続される。出入口管513には、テーパーねじが切ってある。出入口管513には、シールテープを巻いた継手管517の一端側が工具を用いてテーパーねじに締め込まれることにより組み付けられる。つまり、出入口管513と継手管517は、ねじ込み方式による接続構造となる。出入口管513に接続された継手管517は、他端側がホースバンド519で固定されるホース515によって熱媒配管511と接続される。
特開平11−132574号公報
しかしながら、出入口管513のねじ込み方式による接続構造は、集熱器501と継手管517を接続する際、シールテープの巻き方や、継手管517の締め込み量などの施工技量によって漏れの発生が左右される。
また、構造上、出入口管513が集熱器側面505にあるため、集熱器501を併設した場合、集熱器間に配管を施工するスペースが必要となる。このため、集熱器501同士を密着させることができず、意匠性に問題があった。
一方、上記の意匠性に配慮するため、図5(b)に示すように、集熱器底面521に設けた出入口管527に、クイックファスナー523を用いて継手管529を接続する接続構造も考えられる(特許文献1等参照)。
クイックファスナー方式による接続構造は、Oリング525の使用により工具が不要で、出入口管527への継手管529の接続が容易となる。ところが、組付け構造上、集熱器底面521と屋根面間のスペースが必要となる。このため、太陽光パネルの併設時には集熱器501と上面位置が合わず、やはり意匠性に問題が生じる。
また、クイックファスナー523の取り付け作業時には、目視での確認が必要となる。このため、集熱器底面521を覗き込む確認作業が必要となり、安定性に欠ける作業姿勢が強いられるという問題があった。また、ボルト・ナット等の確実な締結部材を使用しないため、設置後のクイックファスナー脱落に伴う漏れ発生の可能性もあった。更に、クイックファスナー523を取り付けるため、出入口管527と継手管529の両方にフランジ部531を設ける必要があり、出入口管527及び継手管529の製造コストも高くなるという問題点があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、施工時の作業性が良好で、省スペースにより意匠性が向上し、しかも、簡素な構造によって部品コストも下げることができる太陽熱利用システムの集熱器を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 熱媒の流路が形成された集熱板と、前記集熱板が収容される集熱器ケースと、一端開口部が前記流路に連通して前記集熱板に接続されるとともに前記集熱器ケースの底面を貫通して導出される他端開口部が内周面に円筒状シール面を有する出入口管と、前記出入口管の他端開口部に挿入される挿入側端部が、前記円筒状シール面に密着するOリングを有する嵌合シール部と外周面に突設されたフランジ部とを有する継手管と、U字状切欠が形成された先端部と前記出入口管の他端開口部との間で前記フランジ部を挟持する底面側挟持片と、前記底面側挟持片の後端部に垂設されて前記集熱器ケースの側面に固定される側面側固定片とを有する固定金具と、を備えることを特徴とする太陽熱利用システムの集熱器。
上記(1)の構成の太陽熱利用システムの集熱器によれば、集熱板の流路に連通して集熱器ケースの底面から導出された出入口管に、継手管を接続する際には、出入口管の他端開口部に、継手管の挿入側端部が挿入される。フランジ部が他端開口部に当接するまで出入口管内に挿入された挿入側端部は、出入口管の円筒状シール面との間が、Oリングを有する嵌合シール部によって水密シールされる。
そして、出入口管に接続された継手管が先端部のU字状切欠に挿入されるようにして、固定金具の底面側挟持片が集熱器ケースの底面に沿って平行に挿入される。底面側挟持片のU字状切欠に継手管が挿入された状態で、固定金具の側面側固定片が集熱器ケースの側面に固定されると、底面側挟持片の先端部が出入口管の他端開口部との間でフランジ部を挟持する。そこで、固定金具の底面側挟持片により他端開口部との間でフランジ部が挟持された継手管は、出入口管に対して離脱不能とされて接続が完了する。継手管の挿入側端部は、Oリングのシールにより、任意の方向に回転が可能となる。これにより、例えばL字(エルボ)管状の継手管の場合、他端部が接続ホースの配索方向に応じて360°任意の導出方向へ容易に変更自在となる。
そこで、上記接続構造では、従来のねじ込み方式による接続構造のように施工技量により漏れの発生が左右されることがない。
また、集熱器ケースの側面に出入口管がないため、複数の集熱器を密着して併設することができる。
また、先端部のU字状切欠に継手管が挿入されるように、固定金具の底面側挟持片を集熱器ケースの底面に沿って平行に挿入する際には、手探りでもU字状切欠と継手管との嵌合状況が確認可能となり、底面側挟持片の先端部と他端開口部との間でフランジ部を確実に挟持することができる。
また、固定金具の底面側挟持片は、クイックファスナーよりも薄い形状のため、集熱器ケースの底面に対する継手管の高さをより低<抑えることができる。これにより、集熱器と屋根面の距離を低くして、太陽光パネルと上面位置を揃えることが可能となる。
(2) 上記(1)の構成の太陽熱利用システムの集熱器であって、前記U字状切欠が、開口端から段階的に開口幅が狭くなる多段U字状切欠からなることを特徴とする太陽熱利用システムの集熱器。
上記(2)の構成の太陽熱利用システムの集熱器によれば、固定金具の底面側挟持片に形成されるU字状切欠が多段U字状切欠となることで、1種類の固定金具で、外径が異なる複数サイズの継手管に対応が可能となる。これにより、継手管サイズに対する固定金具の自由度が増す。
(3) 上記(1)または(2)の構成の太陽熱利用システムの集熱器であって、前記集熱器ケースの側面には、ボルトの頭部を係合して前記集熱器ケースの側面の延在方向に前記ボルトをスライド自在に保持するレール溝が形成され、前記側面側固定片には、前記ボルトが挿通されるボルト挿通穴が穿設され、
前記ボルトにナットが螺合されることによって前記側面側固定片が前記集熱器ケースの側面に締結固定されることを特徴とする太陽熱利用システムの集熱器。
上記(3)の構成の太陽熱利用システムの集熱器によれば、集熱器ケースの側面に設けられたレール溝に頭部が係合したボルトは、集熱器ケースの側面から垂直に突出した姿勢でレール溝に沿って移動が可能となる。即ち、側面側固定片に挿通されたボルトにより支持された固定金具は、集熱器ケースの側面に沿ったスライドにより、出入口管の位置への位置あわせが容易となる。
そこで、ボルトの位置が決定したなら、ボルト先端に側面側固定片のボルト挿通穴を挿通しながら、先端部のU字状切欠に継手管が挿入されるように、固定金具の底面側挟持片を集熱器ケースの底面に沿って平行に挿入するこの状態で、ボルト先端にナットを螺合することで、固定金具の側面側固定片がボルト及びレール溝を介して集熱器ケースの側面に固定される。側面側固定片が集熱器ケースの側面に固定された固定金具は、底面側挟持片によって、継手管のフランジ部を出入口管の他端開口部とで挟持し、継手管が出入口管に対して離脱不能に固定される。
本発明に係る太陽熱利用システムの集熱器によれば、施工時の作業性が良好で、省スペースにより意匠性が向上し、しかも、簡素な構造によって部品コストも下げることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る集熱器の要部断面図である。 図1の集熱器が用いられる太陽熱利用システムの全体斜視図である。 固定金具が固定される前の集熱器の要部斜視図である。 変形例に係る固定金具の斜視図である。 (a)は従来のねじ込み方式による接続構造斜視図、(b)は従来のクイックファスナー方式による接続構造の側面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示す本発明の一実施形態に係る集熱器11は、図2に示す太陽熱利用システム13に用いられる。太陽熱利用システム13は、併設された2枚の集熱器11の上方に貯湯槽15を配置し、集熱器11と貯湯槽15との間を図示しない熱媒循環系により熱媒が強制循環されて貯湯槽内の水と熱交換する。また、太陽熱利用システム13は、集熱器11と貯湯槽15とを分離し、集熱器11は屋根の上、貯湯槽15は別のスペースに設置されてもよい。
本実施形態の集熱器11は、四角形に形成した二枚のプレート17のうち、一方または双方のプレート17を波形に形成し、これら二枚のプレート17を貼り合わすことで熱媒が通る流路19を形成した集熱板21を有するプレート式集熱器である。集熱板21は、周縁部23が集熱器ケース25の内部固定片27にビス29によって固定され、集熱器ケース25に収容される。集熱板21を構成するプレート17には、熱伝導性のよい金属材料が使用される。集熱板21を収容する集熱器ケース25の上表面側には、透明板31が取付けられている。
集熱板21には、流路19の上流端と下流端とで熱媒循環管路に連通する少なくとも二箇所に出入口管33(連結管)が取り付けられる。本実施形態では、集熱器11の汎用性を考慮して、集熱板21の四隅に出入口管33が取り付けられる。出入口管33は、一端開口部35が、二枚のプレート17を接合して形成された集熱板21の下側のプレート17に接続される。出入口管33の他端開口部37は、集熱器ケース25の底板39を貫通して底面側に導出される。出入口管33と集熱板21との接続は、下側のプレート17に開口した円形のロー付け開口部18に、出入口管33の円形の一端開口部35を挿入した単純な構造で、容易な溶接或いはロウ付け作業で行われる。
流路19に連通して集熱板21に接続された出入口管33は、集熱器ケース25を貫通して導出される他端開口部37の内周面38に円筒状シール面41が形成される。出入口管33の他端開口部37には、Oリング43の受け入れをガイドする面取り部が形成される。
この出入口管33の他端開口部37には、継手管45が接続される。継手管45は、円筒状シール面41に密着するOリング43を有する嵌合シール部47と外周面に突設されたフランジ部49とが挿入側端部に設けられる。本実施形態において、継手管45は、L字(エルボ)管状に形成されるが、継手管45は直管状であってもよい。L字管状に形成された継手管45は、挿入側端部に嵌合シール部47とフランジ部49が形成され、エルボ部51を挟んで反対側の他端に接続ホース53を外周に接続する接手(所謂、タケノコ)55が形成されている。
継手管45の嵌合シール部47は、Oリング43の装着される周溝57が形成される。継手管45の周溝57は、継手管45の挿入側端部に形成される。周溝57に装着されたOリング43は、内径が周溝底面の外径よりも小さく設定される。従って、周溝57に装着されたOリング43は、内周が周溝底面に密着する。この状態で、Oリング43の外径は、嵌合シール部47の外径よりも大きくなるように設定される。
一方、出入口管33の円筒状シール面41の内径は、嵌合シール部47の外径よりも大きく、且つ装着されたOリング43の外径よりも小さく設定される。従って、Oリング43が装着された嵌合シール部47は、出入口管33の他端開口部37に挿入されることで、Oリング43が所定の圧縮量で圧縮される。圧縮されたOリング43は、弾性復元力によって周溝底面と円筒状シール面41に密着することで、出入口管33と継手管45との隙間を水密シールする。
なお、集熱板21は、流路内が陽圧となるので、周溝内で潰されたOリング43は、周溝内の外部側へ移動される。その際、Oリング43は、円筒状シール面41と嵌合シール部47との隙間に押しつけられてこの隙間を塞ぐことによっても、出入口管33と継手管45との隙間を水密シールする。
フランジ部49は、出入口管33の内径よりも大きな外径を有して、他端開口部37に当接可能に形成される。
集熱器ケース25の側面59には、図3に示す固定金具61が固定される。L字状に形成された固定金具61は、U字状切欠67が形成された先端部と出入口管33の他端開口部37との間でフランジ部49を挟持する底面側挟持片65と、底面側挟持片65の後端部に垂設されて集熱器ケース25の側面59に締結固定される側面側固定片63とを有する。底面側挟持片65の先端部に形成されたU字状切欠67は、継手管45の挿入側端部の外径より大きく、フランジ部49の外径より小さい開口幅を有する。
これにより、固定金具61は、フランジ部49を底面側挟持片65の先端部と出入口管33の他端開口部37とで挟持する。
なお、図4に示すように、開口端から段階的に開口幅A、B、Cが狭くなる(A>B>C)多段U字状切欠71を備えた固定金具61Aを用いることもできる。
図3に示すように、集熱器ケース25の側面59には、ボルト73の頭部75を係合して集熱器ケース25の側面59の延在方向にボルト73をスライド自在に保持するレール溝77が形成される。固定金具61の側面側固定片63には、このボルト73が挿通されるボルト挿通穴79が穿設されている。そこで、ボルト挿通穴79を挿通したボルト73にナット81が螺合されることによって、側面側固定片63は集熱器ケース25の側面59に締結固定される。
次に、上記集熱器11の接続ホース接続手順を説明する。
L字管状の継手管45を集熱器11に接続するには、先ず、嵌合シール部47が設けられた継手管45の挿入側端部を、フランジ部49が他端開口部37に当接してストップするまで出入口管33に挿入する。これにより、嵌合シール部47のOリング43が、出入口管33の円筒状シール面41に密着する。
次に、固定金具61を集熱器ケース25の側面59に固定するため、レール溝77の端部開口77aからボルト73の頭部75を挿入し、ボルト73をレール溝77にスライド自在に係合する。レール溝77に頭部75が係合したボルト73は、集熱器ケース25の側面59から垂直に突出した姿勢でレール溝77に沿って移動が可能となる。
そこで、レール溝77に頭部75を係合したボルト73を、出入口管33の位置へ位置決めする。ボルト73の位置が決定したなら、ボルト先端に側面側固定片63のボルト挿通穴79を挿通しながら、先端部のU字状切欠67に継手管45が挿入されるように、固定金具61の底面側挟持片65を集熱器ケース25の底面69に沿って平行に挿入する。この状態で、ボルト先端にナット81を螺合し、ナット81を締め付けることで、固定金具61の側面側固定片63がボルト73及びレール溝77を介して集熱器ケース25の側面59に固定される。
側面側固定片63が集熱器ケース25の側面59に固定された固定金具61は、図1に示すように、底面側挟持片65によって、継手管45のフランジ部49を出入口管33の他端開口部37及び底板39とで挟持し、継手管45が出入口管33に対して離脱不能に固定される。なお、図1に示した本実施形態では、集熱器ケース25の底板39に固定された補強板83を介してフランジ部49を挟持している。
集熱器11同士を接続する継手構造中央部の場合、双方の継手管45の他端同士を向き合う位置まで回転する。次に、双方の継手管45の他端同士に接続ホース53を接続し、それぞれの接手55に接続ホース53をワンタッチバンド85で固定して、接続ホース53を介して集熱器11同士の接続を完了する。
次に、上記実施形態に係る集熱器11の作用を説明する。
以上のように、本実施形態に係る太陽熱利用システム13の集熱器11では、集熱板21の流路19に連通して集熱器ケース25の底面69から導出された出入口管33に、継手管45を接続する際には、出入口管33の他端開口部37に、継手管45の挿入側端部が挿入される。フランジ部49が他端開口部37に当接するまで出入口管33内に挿入された挿入側端部は、出入口管33の円筒状シール面41との間が、Oリング43を有する嵌合シール部47によって水密シールされる。
そして、出入口管33に接続された継手管45が先端部のU字状切欠67に挿入されるようにして、固定金具61の底面側挟持片65が集熱器ケース25の底面69に沿って平行に挿入される。底面側挟持片65のU字状切欠67に継手管45が挿入された状態で、固定金具61の側面側固定片63が集熱器ケース25の側面59に固定されると、底面側挟持片65の先端部が出入口管33の他端開口部37との間でフランジ部49を挟持する。
そこで、固定金具61の底面側挟持片65により他端開口部37との間でフランジ部49が挟持された継手管45は、出入口管33に対して離脱不能とされ、Oリング43が円筒状シール面41の所定位置に位置決めされて水密シール状態が維持される。
この際、継手管45の挿入側端部は、Oリング43のシールにより、任意の方向に回転が可能となる。これにより、L字管状の継手管45の場合、他端部が接続ホース53の配索方向に応じて360°任意の導出方向へ容易に変更自在となる。
また、本実施形態に係る集熱器11の接続構造では、集熱器ケース25の底面69に導出された出入口管33へ、Oリング43を嵌め込んだ継手管45の挿入先端部を挿入することにより漏れを防ぐ。このため、従来のねじ込み方式による接続構造のように施工技量により漏れの発生が左右されることがない。
また、集熱器ケース25の側面59に出入口管がないため、複数の集熱器11を密着して併設することができる。
また、先端部のU字状切欠67に継手管45が挿入されるように、固定金具61の底面側挟持片65を集熱器ケース25の底面69に沿って平行に挿入する際には、手探りでもU字状切欠67と継手管45との嵌合状況が確認可能となり、底面側挟持片65の先端部と他端開口部37との間でフランジ部49を確実に挟持することができる。
また、固定金具61の底面側挟持片65は、クイックファスナー523(図5(b)参照)よりも薄い形状のため、集熱器ケース25の底面69に対する継手管45の高さをより低<抑えることができる。これにより、集熱器11と屋根面の距離を低くして、太陽光パネルと上面位置を揃えることが可能となる。
更に、固定金具61を集熱器11ヘボルト73・ナット81により固定することで、継手管45のフランジ部49が底面側挟持片65に確実に引っ掛かり抜けなくなる。これにより、クイックファスナー方式のように、出入口管527と継手管529の両方にフランジ部531(図5(b)参照)を設けずに継手管45の脱落を防止でき、製造コストを安く抑えることができる。
また、図4に示した固定金具61Aのように、底面側挟持片65に多段U字状切欠71を形成することで、1種類の固定金具61Aで、外径が異なる複数サイズの継手管45に対応が可能となる。これにより、継手管サイズに対する固定金具61Aの自由度が増す。
また、本実施形態の集熱器11によれば、集熱器ケース25の側面59に設けられたレール溝77に頭部75が係合したボルト73は、集熱器ケース25の側面59から垂直に突出した姿勢でレール溝77に沿って移動が可能となる。そこで、側面側固定片63のボルト挿通穴79に挿通されたボルト73により支持された固定金具61は、集熱器ケース25の側面59に沿ったスライドにより、出入口管33の位置への位置あわせが容易となる。
従って、本実施形態に係る太陽熱利用システム13の集熱器11によれば、施工時の作業性が良好で、省スペースにより意匠性が向上し、しかも、簡素な構造によって部品コストも下げることができる。
なお、本発明の太陽熱利用システムの集熱器は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…集熱器
19…流路
21…集熱板
25…集熱器ケース
33…出入口管
35…一端開口部
37…他端開口部
41…円筒状シール面
43…Oリング
45…継手管
47…嵌合シール部
49…フランジ部
59…側面
61…固定金具
63…側面側固定片
65…底面側挟持片
67…U字状切欠
69…底面
71…多段U字状切欠
73…ボルト
75…頭部
77…レール溝
79…ボルト挿通穴
81…ナット

Claims (3)

  1. 熱媒の流路が形成された集熱板と、
    前記集熱板が収容される集熱器ケースと、
    一端開口部が前記流路に連通して前記集熱板に接続されるとともに前記集熱器ケースの底面を貫通して導出される他端開口部が内周面に円筒状シール面を有する出入口管と、
    前記出入口管の他端開口部に挿入される挿入側端部が、前記円筒状シール面に密着するOリングを有する嵌合シール部と外周面に突設されたフランジ部とを有する継手管と、
    U字状切欠が形成された先端部と前記出入口管の他端開口部との間で前記フランジ部を挟持する底面側挟持片と、前記底面側挟持片の後端部に垂設されて前記集熱器ケースの側面に固定される側面側固定片とを有する固定金具と、
    を備えることを特徴とする太陽熱利用システムの集熱器。
  2. 前記U字状切欠が、開口端から段階的に開口幅が狭くなる多段U字状切欠からなることを特徴とする請求項1に記載の太陽熱利用システムの集熱器。
  3. 前記集熱器ケースの側面には、ボルトの頭部を係合して前記集熱器ケースの側面の延在方向に前記ボルトをスライド自在に保持するレール溝が形成され、
    前記側面側固定片には、前記ボルトが挿通されるボルト挿通穴が穿設され、
    前記ボルトにナットが螺合されることによって前記側面側固定片が前記集熱器ケースの側面に締結固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽熱利用システムの集熱器。
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