JP6117509B2 - 蒸着装置 - Google Patents

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本発明は、複数の成膜材料を蒸発又は昇華させて基板に薄膜を形成する蒸着装置に関する。
有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイの成膜工程には、真空中で成膜材料を加熱して蒸発又は昇華させ、その成膜材料を基板等に付着させる真空蒸着法が用いられている。
一方、複数の成膜材料から一つの薄膜を構成する場合には、各収容部から蒸発又は昇華した成膜材料を同時に基板に付着させる方法が採られることがある。この方法で用いられる装置は、複数の収容部を備える多元式の装置である。
この種の蒸着装置の一例として、図7に示すように、防着板103,104によって区画された共蒸着室100に、互いに異なる成膜材料を各々収容する第1の蒸着源101及び第2の蒸着源102を備えた装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。第1の蒸着源101には、第1の成膜材料が収容され、第2の蒸着源102には、第1の成膜材料とは異なる第2の成膜材料が収容される。基板107は、一方の防着板103側から他方の防着板104側へ、図中矢印方向に搬送される。
各蒸着源101,102は、開口部105,106を備え、開口部105,106は、成膜対象の基板107に対して傾いている。また、各蒸着源101,102の開口部105,106の間には、衝立108が備えられている。衝立108がない構成では、各蒸着源101,102の開口部105,106の幾何学上の位置関係のため、一方の成膜材料からなる単独膜が形成される。
衝立108を配置することにより、第1の蒸着源101から放出される蒸気の飛散は、基板搬送方向の下流側で、ライン110で規定される範囲に制限される。また第2の蒸着源102から放出される蒸気飛散は、基板搬送方向の下流側で、防着板104によりライン109で規定される範囲に制限される。さらに、衝立108の位置は、ライン109で規定される基板107表面での蒸着範囲が、ライン110で規定される基板107表面での蒸着範囲と一致するように設定されている。
同様に、第1の蒸着源101からの蒸気の飛散は、基板搬送方向の上流側で、防着板103によりライン111に規定される範囲に制限される。また、第2の蒸着源102からの蒸気の飛散は、基板搬送方向の上流側で、衝立108によりライン112で規定される範囲に制限される。衝立108は、ライン111で規定される基板107表面での蒸着範囲が、ライン112で規定される基板107表面での蒸着範囲と一致するように配置されている。
特開2009−127066号公報
しかし各蒸着源101,102の間に衝立108や成膜材料の飛散を制限する制限板等を配置した場合には、衝立108や制限板等に飛散した成膜材料が接触するために、装置を連続運転するに従い、衝立108や制限板等に成膜材料が固体状となって堆積することがある。図8に示すように、衝立108に固体状の成膜材料が堆積すると、その堆積物113によって成膜材料の飛散が一部遮られてしまうため、飛散範囲が変わってしまう。また成膜材料の堆積量は、蒸着装置の運転時間が長くなるにつれ大きくなる。このため、衝立108等によって成膜材料の飛散方向を規制しても、運転時間が長くなるにつれ成膜材料の飛散方向が本来の方向からずれて、基板107の表面に付着する成膜材料の比率が変化してしまう。
さらに、基板107の搬送路は、第1の蒸着源101から第2の蒸着源102に向かう方向に設定されているため、基板107の搬送路のうち、第2の蒸着源102よりも第1の蒸着源101に近い上流側では、第1の成膜材料の付着量が多くなる傾向がある。また、第1の蒸着源101よりも第2の蒸着源102に近い下流側では、第2の成膜材料の付着量が多くなる傾向がある。従って、図7に示す基板107の表面上に設定される任意の点P1では、まず上流側で第1の成膜材料の割合が多い薄膜が形成され、下流側に搬送されて膜厚が大きくなるに従い、第2の成膜材料の割合が多い薄膜が形成される。このため、点P1における第1の成膜材料の濃度比率を薄膜の厚さ方向にみると、図9に示すように、第1の成膜材料の濃度比率は、基板自体の表面から離れるに従い小さくなっていく。即ち、薄膜の厚さ方向における成膜材料の濃度分布が不均一になってしまう。尚、こうした課題は、上述した構成の蒸着装置に限らず、多元式の蒸着装置においては概ね共通したものである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、濃度分布の均一化を図ることができる多元式の蒸着装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、真空槽と、成膜材料をそれぞれ収容した複数の材料収容部と、各材料収容部から蒸発又は昇華した前記各成膜材料を混合する混合室と、前記各材料収容部と前記混合室とをそれぞれ連通する流路が形成され前記各成膜材料を前記混合室に収集する流路集積部と前記混合室から混合した前記成膜材料を成膜対象の基板に対して吐出する吐出口と、前記複数の材料収容部を収容する外ケースと、を備え、前記外ケースは、前記真空槽内に収容され、前記材料収容部から前記基板側への熱の伝播を抑制するための冷却機構を備え、前記冷却機構は、前記流路集積部と前記基板の搬送路との間に配置されることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数の材料収容部から蒸発又は昇華した成膜材料が各流路を介して混合室にそれぞれ収集されるため、基板に成膜材料を吐出する前に、各成膜
材料を予め混合することができる。このため、基板に濃度分布が均一な薄膜を形成することができる。また、流路集積部には、各材料収容部から成膜材料を収集する流路が形成されているので、各材料収容部と混合室とをパイプで個別に接続するよりも、混合室に連通する流路の出口のピッチを狭くしやすい。このため、近接した出口から成膜材料を混合室に導入できるので、混合室で成膜材料を速やかに混合することができる。また、外ケースには冷却機構が設けられているので、材料収容部側から基板側への熱の伝播を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蒸着装置において、前記吐出口は、前記基板の幅以上の長さを有する長尺状の開口を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、吐出口は、基板の幅以上の長さを有する長尺状の開口を備えるため、混合室の過度な圧力上昇を抑制することができる。このため混合室から材料収容部への混合ガスの逆流を防ぐことができる。従って、材料収容部に異なる成膜材料が混入することを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の蒸着装置において、前記混合室には、前記成膜材料の吐出方向に対してその表面が垂直に設けられた拡散板が設けられたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、拡散板は成膜材料の吐出方向に対して垂直に備えられているので、混合室内に導入された成膜材料の多くが拡散板に反射する。このため、成膜材料を速やかに混合することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸着装置において、前記流路集積部を加熱する流路側加熱部をさらに備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、流路側加熱部により流路集積部が加熱されるので、流路の内側面に成膜材料が堆積することを抑制することができる。また、各流路を個別に加熱する必要がないため、熱の利用効率を向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸着装置において、前記混合室の温度を調節する混合室側加熱部をさらに備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、混合室内は加熱室によって温度調整されるので、混合室の内側面に堆積する成膜材料の堆積量を減少させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蒸着装置において、前記材料収容部と前記混合室とを連通する前記流路は、前記材料収容部から前記混合室に向かうにつれ、流路断面積が小さくなることを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、流路は、材料収容部から混合室に向かうにつれ流路断面積が小さくなるため、流路の入口で成膜材料を受け入れやすくしつつ、各流路の出口が占める面積を小さくして混合室26の容積も小さくできる。このため、混合室で成膜材料を速やかに混合することができる。
本発明にかかる第1実施形態の蒸着装置を用いて製造された有機EL素子の一例を模式的に示す断面図。 同蒸着装置の斜視図。 同蒸着装置を構成する蒸着機構の斜視図。 同蒸着機構の断面図。 同蒸着機構の要部平面図。 第2実施形態の蒸着機構の断面図。 従来の蒸着装置の模式図。 従来の蒸着装置の衝立の拡大図。 従来の蒸着装置によって形成される薄膜の厚さ方向における濃度分布を示すグラフ。 本発明にかかる変形例の蒸着装置の要部平面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した蒸着装置の一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。蒸着装置は、複数の成膜材料を同時に蒸着する多元式の装置である。本実施形態では、蒸着装置を、有機EL素子を製造するための装置に具体化して説明する。
図1に示すように、蒸着装置によって製造される有機EL素子Dは、ガラス等からなる基板Sに、マトリクス状に形成された陽極Cと、正孔輸送層L1と、発光層L2と、電子輸送層L3と、陰極ANとを備えている。陽極Cは、インジウム酸化スズ(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)等の透明電極材料からなる。正孔輸送層L1は、陽極Cから注入された正孔を発光層L2に輸送する層であって、有機材料からなる。
発光層L2は、低分子材料又は高分子材料からなるホスト分子と、ホスト分子にドープされた蛍光色素等のゲスト分子からなる。電子輸送層L3は、陰極ANから注入された電子を発光層L2に輸送する層であって金属錯体等の有機材料からなる。
電極間に電圧が印加されると、陽極Cから注入された正孔が正孔輸送層L1を介して発光層L2に輸送され、陰極ANから注入された電子が電子輸送層L3を介して発光層L2に輸送される。輸送された電子及び正孔はホスト分子内で再結合し、ホスト分子は励起状態となる。さらに励起状態にあるホスト分子から、基底状態にあるゲスト分子に励起エネルギーが移動し、蛍光量子効率の高いゲスト分子が発光する。
この発光層L2を形成する際には、ホスト分子の成膜材料と、ゲスト分子の成膜材料とを同時に蒸着する多元式の蒸着装置が用いられる。
次に、発光層L2を形成する蒸着装置について説明する。この蒸着装置は、陽極C及び正孔輸送層L1が形成された基板Sを成膜対象とし、この基板Sに所定の開口パターンを有するマスクを密着させて正孔輸送層L1上に発光層L2を形成する。図2に示すように、蒸着装置10は、蒸着機構11と、基板Sを搬送する図示しない搬送機構と、内側に基板Sの搬送路を有し蒸着機構11を収容する真空槽、及び真空槽内を減圧する排気系(いずれも図示略)を備える。
この蒸着装置10は、いわゆるデポアップ式の装置であって、基板Sの搬送路に対し、蒸着源有する蒸着機構11を鉛直方向下方に備える。蒸着機構11は、その上面に、成膜材料を吐出する吐出口12を備える。この吐出口12は、長尺状の開口を備える。また、吐出口12は、その長手方向が、基板Sの搬送方向(図中矢印方向)に対して直交するように配置されている。さらに、吐出口12の長さは、基板搬送方向と直交する基板Sの幅W1よりも長いか、同一である。
図3に示すように、蒸着機構11は、直方体形状をなす外ケース13と、外ケース13内に収容された4つの筐体15とを備えている。筐体15は、外ケース13内に平行に並べられている。成膜材料は、筐体15内で加熱されて蒸発又は昇華し、吐出口12から吐出される。各成膜材料の配置は特に限定されないが、例えば左端及び右端の筐体15は、発光層L2を構成するゲスト分子からなるゲスト材料をそれぞれ収容している。各筐体15に収容されたゲスト材料は、異なる材料を混合したものでもよく、単一の材料でもよい。また、中央の2つの筐体15は、発光層L2を構成するホスト分子からなるホスト材料を収容している。各筐体15に収容されたホスト材料は、異なる材料を混合したものでもよく、単一の材料でもよい。
外ケース13の正面には、センサ固定部16が設けられている。センサ固定部16には、各筐体15内で蒸発又は昇華した成膜材料の吐出量をそれぞれ測定する膜厚センサ17が固定されている。膜厚センサ17は、水晶振動子を備え、筐体15に形成された細孔に接続されている。また膜厚センサ17は、水晶振動子の振動数の変化から、細孔から吐出され水晶振動子に付着した成膜材料の量を算出する。そして、その算出された実測値と、細孔から吐出される成膜材料量及び筐体15から吐出される成膜材料量との相関性とに基づいて、各筐体15から吐出された成膜材料量を予測する。
各筐体15は、グラファイト等の熱伝導性が高い材料から形成されている。図4に示すように、筐体15の外側面には、ヒーター20が接触した状態で設けられている。また、各筐体15内には、成膜材料を収容した材料収容部18が配設されている。材料収容部18は、有底筒状をなし、筐体15と同様にグラファイト等から形成されている。ヒーター20が、成膜材料の蒸発温度又は昇華温度以上の温度で駆動されると、筐体15及び材料収容部18を介して成膜材料が加熱される。加熱された成膜材料は、蒸発又は昇華して、材料収容部18の開口から筐体15内に流れ込む。
これらの筐体15は、隔壁部21によって区画された筐体収容空間15aに収容されている。隔壁部21は、左端の筐体15の左側方及び右端の筐体15の右側方と、各筐体15の間と、各筐体15の下方とにそれぞれ設けられている。隔壁部21と筐体15との間には、リフレクター22が配設されている。リフレクター22は複数の板状部材を備え、これらの板状部材と各板状部材間の空間によって筐体収容空間15aから放出される熱を遮断し、隣り合う筐体収容空間15aに熱が伝わらないようにしている。
筐体15の上方には、流路集積部25が備えられている。流路集積部25は、全ての筐体収容空間15aを覆う大きさであって、左端に配置された隔壁部21から右端に配置された隔壁部21までの幅と、筐体15の長手方向に沿った長さとほぼ同じ奥行を有している。この流路集積部25には、各筐体15にそれぞれ連通した各流路28が形成されている。
流路集積部25の上方には、成膜材料を混合するための混合室26が設けられている。混合室26は、流路集積部25から立設され混合室26を囲む壁部27と流路集積部25の上面とによって区画されており、その上部は開口している。混合室26の側方の壁部27は、流路集積部25及び筐体15の奥行とほぼ同じ長さを有している。即ち、混合室26は、筐体15の長手方向に沿った細長状に形成されている。
成膜材料はこの混合室26で予め混合されるため、成膜材料の飛散角度を制御する衝立や制限板を混合室26の上方に配置する必要が無い。従って、その衝立や制限板のスペース分だけ、吐出口12と基板Sとの距離を短くすることができるので、吐出口12と基板Sとの間に形成された空間中に飛散して基板Sに付着せずに失われてしまう材料の損失量を低減することができる。このため、各材料収容部18から吐出された成膜材料の総量に対する基板Sへの付着量の割合である材料利用率を高めることができる。
混合室26を構成する壁部27の外側面には、混合室側加熱部としてのヒーター27aが接触した状態で設けられている。ヒーター27aの駆動により、壁部27を介して混合室26に熱が伝播され、混合室26内の気体の温度が上昇する。
また、壁部27と外ケース13との間には、遮熱板27bが設けられ、ヒーター27aからの熱が外ケース13の上壁部に伝播することを抑制している。
上述した混合室26は、流路集積部25に形成された各流路28を介して筐体15の開口と連通している。各流路28は、屈曲した形状をなし、まず筐体15の開口から流路集積部25の厚み方向に延びた後、混合室26側へ向かって90度屈曲する。さらに流路28は、その屈曲部から混合室26の下方まで延びた後、混合室26の底面で開口する。
図5に示すように、流路28の出口28cは、混合室26の長手方向に延びる長尺状の出口流路28bに沿って複数形成されている。即ち、混合室26の底面には、各筐体15に対応する出口28cの列が平行に並んでおり、本実施形態では4列の出口28cが設けられている。
また、筐体15から出口流路28bに向かう各流路28の内側には、金属等からなる管路28aが設けられている。この流路28の断面積は、筐体15の開口と連通する入口から、混合室26で開口する出口に向かうにつれて小さくなっている。このため、混合室26の底面に、各流路28の出口を形成するために要する面積が小さくなるため、混合室26の容積を小さくすることが可能となる。
さらに各流路28は流路集積部25に形成されているため、外ケース13内で、筐体15及び混合室26を接続するパイプを引き回すよりも、蒸着機構11の内部構造の複雑化を抑制できる。また、筐体15と混合室26とをパイプで個別に接続する場合、流路28の出口のピッチを設定する際に、混合室26の下方に接続された各パイプがぶつからないような配置にしなければならず制約が多いが、上述したように流路集積部25に各流路28を形成すると、流路28のレイアウトの自由度が向上されるため、各流路28の出口のピッチを狭くしやすい。出口のピッチが狭くなると、成膜材料を接触させつつ混合室26内に導入できるとともに、混合室26の容積も小さくできることから、混合室26で成膜材料を速やかに混合することができる。
また、流路集積部25の外側面のうち、上面と端面とには、流路側加熱部としてのヒーター29が配設されている。ヒーター29は流路集積部25を加熱し、流路28の内側面への成膜材料の付着を抑制する。このとき、各流路28に対し個別にヒーターを設ける必要がないので、熱の利用効率を向上することができる。
さらに、流路集積部25と、外ケース13の上壁部との間には、リフレクター30が配設されている。このリフレクター30は、外ケース13から基板側への熱の伝播を抑制している。
外ケース13の上壁部には、水冷式の冷却機構を構成する冷却路31が形成されている。冷却路31に冷却水を流す管路31aを挿通することにより、外ケース13の上壁部を冷却し、蒸着機構11から基板側への熱の伝播を抑制している。
次に、蒸着装置の動作について説明する。まず筐体15を囲むヒーター20が駆動されて、筐体15が各成膜材料の蒸発温度又は昇華温度に応じた温度で予め加熱される。例えば、左端の筐体15は、その筐体15に収容された成膜材料の蒸発温度又は昇華温度以上である約400度に加熱され、その筐体15と隣り合う筐体15は、その筐体15に収容された成膜材料の蒸発温度又は昇華温度以上である約500度で加熱される。これらの筐体15間の熱移動は、隔壁部21及びリフレクター22によって抑制される。また、流路集積部25のヒーター29は、所定の温度範囲で流路集積部25を予め加熱する。例えば、ヒーター29は、各筐体15に対するヒーター20の加熱温度のうち、最も高い温度に合わせて流路集積部25を加熱する。即ち、各筐体15の加熱温度のうち500度が最高温度の場合、ヒーター29は、流路集積部25を500度、又は500度以上に加熱する。
各筐体15及び材料収容部18を介して成膜材料が加熱されると、各成膜材料は筐体15内で蒸発又は昇華する。気体状の成膜材料は、筐体15の開口を介して、開口に接続された流路28に導入される。各流路28に導入された成膜材料は、混合室26に向かって圧送され、各流路28の出口から混合室26に導入される。
各流路28の出口は互いに近接し、混合室26は小容積化されているため、各成膜材料を構成する分子は、壁部27に反射しながら混合室26内で速やかに且つ均一に混合される。また、混合室26の上部は吐出口12として開口しているため、成膜材料が混合された混合ガスは、流路抵抗が高い流路28側に流れることなく、流路抵抗が低い吐出口12から吐出される。従って、混合室26から筐体15への成膜材料の逆流が防止される。
混合された成膜材料は、吐出口12から基板Sに向かって鉛直方向上方に上昇する。蒸着機構11の鉛直方向上方の基板搬送路には、表面にマスクを密着させた基板Sが搬送機構により搬送される。吐出口12の上方を横切る基板Sの表面のうち、マスクの開口によって露出された領域には、吐出口12から上昇した成膜材料が付着する。これにより、所定のパターンに従って薄膜が形成される。
この際、各筐体15から吐出される成膜材料は混合室26で予め混合されているため、吐出口12の鉛直方向上方の全ての領域で、混合ガスの濃度分布は一定となる。このため、基板Sに形成される発光層L2は、面内においてホスト分子、及びゲスト分子の濃度分布が均一化されるのは勿論のこと、その厚さ方向においても、ホスト分子、及びゲスト分子の濃度分布が均一化される。
第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1実施形態では、複数の材料収容部18から蒸発又は昇華した成膜材料が、各流路28を介して混合室26にそれぞれ収集されるため、混合室26内で、異なる成膜材料を均一に混合することができる。そしてその混合ガスを吐出口12から搬送される基板Sに対して吐出するので、面内の濃度分布を均一化するだけでなく基板Sの厚み方向においても、各ホスト材料及び各ゲスト材料の濃度分布の均一化を図ることができる。また、流路集積部25には、材料収容部18から成膜材料を収集する流路28が形成されているので、筐体15と混合室26とをパイプで個別に接続する場合に比べ、流路28のレイアウトの自由度が向上されるため、各流路28の出口のピッチを狭くしやすい。出口のピッチが狭くなると、成膜材料を接触させつつ混合室26内に導入できるとともに、混合室26の容積も小さくできることから、混合効率が高められ、混合室26で成膜材料を速やかに混合することができる。このため、吐出口12から濃度分布が均一な混合ガスを吐出できる。
(2)第1実施形態では、吐出口12は、長尺状の開口であるため、混合室26に気体状の成膜材料が収集されても、混合室26の過度な圧力上昇を抑制することができる。このため混合室26から材料収容部側への混合ガスの逆流を防ぐことができる。従って、筐体15内に収容された成膜材料に、異なる種類の成膜材料が混入することを防ぐことができるため、装置を連続運転しても、混合室26から吐出される混合ガスの濃度分布を均一化することができる。
(3)第1実施形態では、蒸着装置10は、各流路28が形成された流路集積部25を加熱するヒーター29を備えた。このため、流路集積部25を介して各流路28内の気体を加熱することができるため、流路28の内側面に成膜材料が堆積することを抑制することができる。また、流路28を個別に加熱する構成よりも、流路集積部25全体を加熱することで各流路28を加熱することができるため、熱の利用効率を向上することができる。
(4)第1実施形態では、混合室26を構成する壁部27にヒーター27aを接触させて備えた。このため、混合室26に各成膜材料が導入されても、壁部27の内側に成膜材料が付着することを抑制することができる。
(5)第1実施形態では、成膜材料が導入される流路28を、筐体15から混合室26に向かうにつれ流路断面積が小さくなるように形成した。このため、流路28の入口で成膜材料を受け入れやすくしつつ、出口を小さくすることができる。このため、混合室26の底面にて各流路28の出口が占める面積を小さくすることで混合室26の容積も小さくできる。従って、混合室26での混合効率が高めるため、成膜材料を速やかに混合することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した蒸着装置の第2実施形態を図6にしたがって説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の混合室と蒸着機構の配置を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
本実施形態の蒸着装置10は、基板搬送路を蒸着機構11の鉛直方向下方に備えたデポダウン式の装置である。搬送機構40は、基板Sを鉛直方向下方から支持し、基板Sを搬送する搬送ローラー40aと、搬送ローラー40aを駆動する図示しない駆動系を備える。即ち、蒸着機構11の鉛直方向上方に搬送路が設定され基板Sの端部を把持して搬送するデポアップ式の装置に比べ、搬送機構40を簡素化できるので、搬送機構にかかるコストを低減することができる。また、衝立や制限板を配置する必要が無いので、デポダウン式の装置でも、衝立や制限板に付着した固体材料がデバイスへ落下するという問題がなく、その結果、欠陥デバイスを少なくできる。
混合室41は、流路集積部25から立設された側壁部42と、側壁部42の開口を閉塞する天井部43とを備える。混合室41は、第1実施形態と同様に、細長状の空間である。側壁部42は、混合室41を囲むように設けられている。天井部43には、その短手方向の略中央に、ノズル44が備えられている。ノズル44の入口は、混合室41で開口し、その出口は吐出口45を構成している。このようなノズル44は、天井部43の長手方向に沿って複数形成されている。各ノズル44が配置されるピッチは、等間隔でもよいし、中央部において密とし端部にて疎となるようにしてもよい。
また、混合室41には、拡散板46が設けられている。拡散板46は、流路28の出口から成膜材料が吐出される吐出方向に対して、その主面が垂直になるように配置されている。
次に、蒸着装置の動作について説明する。まず筐体15を囲むヒーター20が駆動されて、筐体15が各成膜材料の蒸発温度又は昇華温度に応じた温度で予め加熱される。また、流路集積部25のヒーター29は流路集積部25を予め加熱する。
各筐体15及び材料収容部18を介して成膜材料が加熱されると、各成膜材料は筐体15内で蒸発又は昇華する。気体状の成膜材料は、筐体15の開口を介して流路28に導入される。各流路28に導入された成膜材料は、各流路28の出口から混合室41に導入される。
各流路28の出口は互いに近接しているため、各成膜材料を構成する分子は、側壁部42や拡散板46に反射しながら混合室26内で均一に混合される。この際、拡散板46は成膜材料の吐出方向に対して垂直となるように配置されているため、成膜材料の分子の殆どが拡散板46に反射して混合室41内に拡散する。
混合された成膜材料は、吐出口45から基板Sに向かって吐出される。蒸着機構11の鉛直方向下方の基板搬送路には、搬送機構40により、表面にマスクを密着させた基板Sが搬送される。吐出口45の下方を横切る基板Sの表面のうち、マスクの開口によって露出された領域には、吐出口45から吐出された成膜材料が付着する。これにより、所定のパターンに従って薄膜が形成される。また、混合室41の側壁部42等に成膜材料が堆積しても、混合室41の開口は天井部43によって閉塞されているため、堆積物が基板Sに落下することがない。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(6)第2実施形態では、混合室41に、成膜材料の吐出方向に対してその表面が垂直に設けられた拡散板46を備えた。このため、混合室41に吐出された成膜材料の殆どが拡散板46に反射して混合室41内に拡散するため、成膜材料を速やかに混合することができる。
尚、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、有機EL素子Dを、基板S、陽極C、正孔輸送層L1、発光層L2、電子輸送層L3及び陰極ANから構成したが、該構成に限定されない。例えば陽極Cと正孔輸送層L1との間に正孔注入層を設けるようにしてもよい。また、電子輸送層L3と陰極ANとの間に電子注入層を設けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、蒸着装置を、有機EL素子Dの発光層L2を形成する装置として具体化したが、正孔輸送層L1又は電子輸送層L3を形成する装置として具体化してもよい。
・上記各実施形態では、流路28は複数の出口28cを有する出口流路28bを設けるようにしたが、出口28cは一つでもよい。また、一つの成膜材料を吐出する出口28cは、一列に配置されていなくてもよい。図10に示すように、出口28cは、千鳥状に設けられるようにしてもよい。また、出口流路28bは省略してもよく、出口28cは単に混合室26の底面に直接形成されていてもよい。
・第1実施形態の混合室26に、拡散板46を配置するようにしてもよい。
・流路集積部25に備えられたヒーター29は、流路集積部25に内蔵するようにしてもよい。
・成膜材料を収容するケースは、材料収容部18及び筐体15の2重構造としたが、筐体15のみから構成してもよい。
・上記各実施形態の筐体15には、不活性ガスからなるキャリアガスを供給するようにしてもよい。
・蒸着装置10は、4つの材料収容部18を備える構成としたが、2つ又は3つの材料収容部18を備える構成でもよい。又は4つ以上の材料収容部18を備える構成でもよい。
・上記各実施形態では、蒸着装置を、有機EL素子Dを製造する装置として具体化したが、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ、電子部品等、その他のデバイスを形成する装置に具体化してもよく、蒸着材料は有機材料に限定されない。例えば、蒸着装置を、複数の金属材料を共蒸着させる装置として具体化してもよい。
10…蒸着装置、12,45…吐出口、15…筐体、18…材料収容部、25…流路集積部、26,41…混合室、27a…混合室側加熱部としてのヒーター、28…流路、29…流路側加熱部としてのヒーター、46…拡散板、S…基板。

Claims (6)

  1. 真空槽と、
    成膜材料をそれぞれ収容した複数の材料収容部と、
    前記各材料収容部から蒸発又は昇華した前記各成膜材料を混合する混合室と、
    前記各材料収容部と前記混合室とをそれぞれ連通する流路が形成され前記各成膜材料を前記混合室に収集する流路集積部と、
    混合した前記成膜材料を成膜対象の基板に対して吐出する吐出口と、
    前記複数の材料収容部を収容する外ケースと、を備え、
    前記外ケースは、前記真空槽内に収容され、前記材料収容部から前記基板側への熱の伝播を抑制するための冷却機構を備え
    前記冷却機構は、前記流路集積部と前記基板の搬送路との間に配置されることを特徴とする蒸着装置。
  2. 前記吐出口は、前記基板の幅以上の長さを有する長尺状の開口を備えた請求項1に記載の蒸着装置。
  3. 前記混合室には、前記各成膜材料を混合室内に拡散させる拡散板が備えられ、該拡散板の表面は前記成膜材料の吐出方向に対して垂直に配置された請求項1又は2に記載の蒸着装置。
  4. 前記流路集積部を加熱する流路側加熱部をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  5. 前記混合室の温度を調節する混合室側加熱部をさらに備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸着装置。
  6. 前記材料収容部と前記混合室とを連通する前記流路は、前記材料収容部から前記混合室に向かうにつれ、流路断面積が小さくなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の蒸着装置。
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