JP6117287B2 - 無煙タバコ製品 - Google Patents

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Description

本発明は、とりわけ、無煙かつ唾吐きなしタバコ製品、メルトスパンタバコ組成物、無煙タバコ製品を製造する方法、及びタバコに含有されたニコチンをユーザに送達する方法に関する。本発明はまた、溶解性タバコ組成物をもたらす際に原料と有意な量のタバコとを融合する独特な方法に係わる。
アメリカにおける無煙タバコの消費量が成長しているが、シガレットの喫煙は低落している。喫煙の潜在的健康リスクの認識、第三者に対する間接喫煙の潜在的リスク、及び益々喫煙禁止が増えることは、全て、シガレットから無煙タバコへのタバコの消費のシフトを促進するファクタである。アメリカにおける湿性嗅ぎタバコの販売は、6%成長が何年か続いた後に2006年に10%成長したが、シガレットの消費は低落した。このシフトに対する別の潜在的な寄与ファクタは、ユーザの健康に対して無煙タバコがシガレット喫煙よりも遙に害を低減することができるという公共衛生社会で持たれる見解の増加である。更に、無煙タバコは、ユーザを取り囲む空気にタバコの煙を浸透させない。
喫煙者は、シガレット喫煙に対する代替物を求めている。US無煙タバコカンパニーの持株会社であるUSTインコーポレーテッドは、半数を超えるアメリカの喫煙者が喫煙の代替物を探していると推定している。この事実にも関わらず、アメリカの喫煙者は、無煙タバコ製品を試すことに気乗りしていない。更に、アメリカの消費者は、一般的に、従来的な無煙タバコ製品を試す時にそのような製品に対して十分な反応を示さない。
snus様式の無煙タバコは、ノルウェー及びスエーデンで普及した蒸気硬化式タバコであり、これは、バラバラ又はポーチに収容された状態のいずれかであり、かつ頬に置かれる。浸漬タバコは、頬に置かれる別の形式のタバコである。今日の長いカットタバコは、過去には単一部分ポーチに入れられていた。単一部分ポーチは便利と考えられ、無煙タバコユーザの間で売り上げを伸ばしていた。細かく粉砕した嗅ぎタバコは、何世紀にもわたって公知である。嗅ぎタバコは、臭いを嗅ぐ、鼻に吸い込む、又は頬に置かれることによって使用するように意図した細かく粉砕したタバコである。更に、タバコ誘起唾吐き及び/又はポーチ内への又はそれ以外の使用後の口からのタバコの除去に関連してある一定の社会的非難がある。
Swedish Match North Europe ABによるそのウェブサイトhttp://www.gothiatek.com/templates/start.aspx?page id=73上の「snusからのニコチンの取り込み」という名称の報告書(その内容の全体が、そこに引用したものも含み本明細書に組み込まれている)に指摘されているように、スエーデンsnusに含有されているニコチンは、中枢神経系に対して薬理学的効果を有すると明確に解説されている。人体内のニコチンの生物学的効果を理解するために、投与及び取り込み率は両方とも重要である。snus使用中に吸収されたニコチンの量(ニコチン投与量)は、ニコチン、又は異なる体液、すなわち、血液、唾液、及び尿内のその代謝産物の濃度を測定することによって定量化することができる。取り込み率は、経時的に血液のニコチン濃度の増加をモニタすることによって推定することができる。スエーデンsnusからのニコチン取り込みは、目的及び設計が異なる6つの科学文献に説明されている。その報告で指摘されているように、ひとつまみのsnusからのニコチンの取り込みは、snus使用中にそのひとつまみから放出されたニコチンの量と頬側の粘膜を通過して全身循環に到達するニコチンの量との両方によって判断され、ひとつまみ内に存在するニコチンの約半分(部分的に詰め込まれたsnusから37%及びバラバラのsnusから49%)がsnus使用中に抽出された。分泌されたニコチンの総量と単位時間当たりひとつまみ内のニコチンの総量との比較により、snusのひとつまみ内に元々存在していたニコチンの僅か10〜20%だけが頬側粘膜から吸収されて全身循環に到達したものと結論付けられた。本発明者は、タバコを含有するゆっくり溶解する押し出し成形シート(本明細書においてその全開示内容が引用により組み込まれるFuiszの米国特許出願公開第2009/0095313A1号明細書、特に、その中で例として教示された臨床試験を参照されたい)を使用してタバコからニコチンを送達する優れた方法を既に明らかにしている。
無煙タバコのユーザは、ニコチン取り込みをタバコ満足度に対する有意な構成要素として見ており、所定量のタバコからのニコチン吸収を最大にし、ユーザが所定レベルのニコチン吸収のために使用されるタバコの量を低減することができることが望ましい。
ポーチは、その厚みのために有意な程度の唾液の流れに露出される。この流れは、唾液と共に喉の下方にかつ胃内に有意な百分率のニコチンを搬送し、かつ重要なことに直接に材料内のタバコの量に関連している。このニコチンは、同様に第1の通過生理機能を受ける。更に、ポーチ壁も、ニコチンがタバコから流出することを邪魔する役目をする。ポーチに入れられていないタバコプラグ及びタバコひとつまみは、同様の力学を受ける。US 20090095313に教示されたタバコシートは、そのような欠点に苦しむことはなく、本発明の製品もこの危険を克服する。
ユーザが使用後に製品を除去する必要がなく楽しむことができる完全溶解性で唾吐きなしの無煙タバコ製品を有することは有用である。
様々な溶解性タバコ製品が教示されている。
2003年12月30日に付与されたWi11iamsによるUS 6,669,839は、少なくとも50%のタバコを含む低ニトロソアミンタバコタブレットを開示している。
2004年12月28日に付与されたWi11iamsによるUS 6,834,654は、粉末化タバコから形成され、かつ本質的にバージニア火力乾燥タバコから構成される低ニトロソアミンタバコ組成物を開示している。
2005年1月25日に付与されたPeraによるUS 6,845,777は、タバコ、酸化防止剤、カフェイン、及び口又は口腔前庭中で分解可能なタブレット又はカプセル状のS−アデノシルメチオニンから構成される製品を開示している。
Strick1and他によるWO 2005/04363は、タバコ、タブ、つまようじ状ロッド、及び湿潤成形フレークを含有する湿潤成形薄膜を含む様々な形態を開示している。
WrenによるWO 2007/138484は、1分未満で又は「好ましくは、より速く」溶解する50%よりも多くのタバコを含有する溶解が速いフィルムストリップを開示している。Mua他によるUS 2008/0029117 A1は、タバコとパスタ製造業者によってフィルム又はシートとして押し出し成形された水溶性混合物とを含有する湿潤成形フィルムの例を開示している。EngstromによるWO 2006/004480は、特定の溶解性、多層タバコマトリックス、及び固有の長さ対厚み比率を開示している。上に引用したFuiszによる20090095313も参照されたい。
上述の技術に開示する急速溶解性タバコ製品は、本質的には口内で急速に分解する湿潤成形薄膜組成物である。そのような速い溶解性の製品が、十分なニコチン吸収を含む満足できるタバコの満足度を提供することができるということは非常に疑わしい。それらはまた、その役割を満足させることができない非常に短命の表面積に悩まされている。代わりに、タバコから口腔粘膜によって満足できるニコチンが吸収され、溶解したマトリックスからタバコが呑み込まれることになる前にマトリックスは完全に溶解するであろう。疑いもなく、これは、これらの製品が市場で売れなかった理由の一部である。上に引用した技術に開示する遅い溶解性のタバコ製品は、実質的な唾液の流れを受けることからニコチン送達には非効率的な媒体である。これが、恐らく、風味及び他の消費者の心配と併せて、アメリカでStonewa11(登録商標)及びArriva(登録商標)の溶解性タバコタブレットの販売が殆どなかったことをもたらした。
従来技術からの実質的な進歩の中で、Fuiszは、US 2009/0095313でタバコシートの遅い溶解の使用による優れたニコチン吸収を明らかにした。
タバコユーザがニコチンの洗練されたユーザであり、タバコユーザがシガレット及び無煙タバコ製品を含むタバコ製品の使用を通して本質的にニコチンレベルを判定することができることは良く理解されている。しかし、一般住民と同様に、タバコユーザはまた、近代的な生活様式により良く適合するより便利な製品を望む。従って、簡単に使用することができる部分包装無煙タバコの販売は、ばら詰め包装タバコに代わって急速に増加している。溶解性かつ唾吐きなしタバコ製品は、便利さに関連して更に別の進歩を提供する。しかし、使用されるタバコの投与をユーザが簡単に操作可能である溶解性タバコの形態は、現在、なにも教示されていない。これも、唾吐きなし完全溶解性噛みタバコとして見ることができる本発明によって教示される。これは、投与頻度によってのみならずユーザによって選択された製品の「ひとつまみ」のサイズによっても、ユーザが制御することができることを意味する。
本発明者の1人によって「溶融紡糸」を使用して作られた様々な薬剤及び食品組成物が教示された。各々が本明細書においてその全開示内容が引用により組み込まれているDr.Richard Fuiszによる以下の米国特許及び関連する外国特許を参照されたい。US 4,855,326(急速に溶解する医薬の投薬ユニット及びその製造方法)、US 4,873,085(紡いだ繊維状化粧品及びその使用法)、US 4,997,856(短縮分散性システムの製造方法)、US 5,011,532(分散システム及びその製造方法)、US 5,028,632(風味遮蔽薬剤)、US 5,034,421(減速スパン繊維システム及びその製造方法)、US 5,096,492(分散システム及びその製造方法)、US 5,196,199(過フルオロ化合物の親水性形態及びその製造方法)、US 5,236,734(メルトスパン油性マトリックスを含有するタンパク質食品を調製する方法)、US 5,238,696(冷凍食品を調製する方法)、US 5 268,110(油除去方法)、US 5,279,849(分散ポリデキストロース及びそれを含有する組成物及びそれを調製する方法)、US 5,286,513(油性マトリックスを含有するメルトスパンタンパク質食品)、US 5,288,508(フラッシュフローに露出されるエラストマー溶剤を含有する送達システム)、US 5,348, 758(剪断形態マトリックス材料及び油性材料の混合剤を用いて形成された制御された融点マトリックス)、US 5,370,881(疎水性液体のための水溶性送達システム)、US 5,374,447(低脂肪肉製品を調製する方法)、US 5,380,473(剪断形態マトリックスを作るための処理)、US 5,387,431(糖類ベースのマトリックス)、US 5,407,676(過フルオロ化合物の親水性形態及びその製造方法)US 5,422,136(デンプンベースの食品増強成分)、US 5, 427,804(マルトデキストリン及び低飽和油を含む低脂肪食用タンパク質)、US 5,427,811(熱フロー材料の紡糸の方法及び装置)、US 5,429,836(糖類ベースのマトリックス)、US 5,431,950(メルトスパン油性マトリックスを含有する低脂肪肉製品)、US 5,447,423(熱フロー材料の物理構造を変態させるための装置)、US 5,456,932(原料を剪断形態製品に変換する方法及びその製品)、US 5,472,731(タンパク質ベースの食品)、US 5,490,993(メルトスパンマトリックスを含有するタンパク質の食品を調製する方法及びその製品)、US 5,501,858(ポリデキストロースを含有する急速分散性化合物)、US 5,503,862(タンパク質含有材料をフラッシュフロー処理に露出する方法及びその製品)、US 5,516,537(担体材料を含む油性物質上で溶融紡糸からもたらされたマトリックスと冷凍食品成分を組み合わせることにより冷凍デザートのような冷凍食品が形成される)、US 5,518,551(回転楕円体結晶砂糖及びその製法)、US 5, 518,730(生体分解性制御放出フラッシュフローメルトスパン送達システム)、US 5,567,439(制御放出システムの送達)、US 5,576,042(高輝度粒子状多糖類ベース液体)、US 5,587,172(急速分散食品ユニットを形成するための処理及びその製品)、US 5,593,502(結晶砂糖を作る方法及びその結果の製品)、US 5,597,416(結晶砂糖を作る方法及びその結果の製品)、US 5,597,608(マルトデキストリンを含む糖類ベースマトリックス及びその製造処理)、US 5,601,076(回転楕円体結晶砂糖及びその製法)、US 5,622,717(メルトスパンヒドロゲルを使用した潰瘍予防法)、US 5,622,719(急速分散投薬ユニットを製造するための処理及び装置及びそれからの製品)、US 5,624,684(酵素システム)、US 5,651,987(潰瘍予防及び治療のための組成物)、US 5.654,003(タブレットを製造するための処理及び装置及びそれから作られたタブレット)、US 5,709,876(糖類ベースマトリックス)、US 5,728,397(ポリデキストロース製品及び処理)、US 5,733,577(制御放出システムの送達)、US 5,811,123(粘膜組織の治療法)、US 5,827,563(回転楕円体結晶砂糖)、US 5,851,552(制御放出システムの送達)、US 5,851,553(急速分散投薬ユニットを製造するための処理及び装置及びそれからの製品)、US 5,853,762(制御放出システムの送達)、US 5,866,163(急速分散投薬ユニットを製造するための処理及び装置及びそれからの製品)、US 5,866,188(回転楕円体結晶砂糖を有する食品組成物)、US 5,871,781(急速分散投薬ユニットを製造するための装置)、US 5,874,110(炭水化物本体内の補足添加剤)US 5,895,664(急速分散食品ユニットを形成するための処理及びその製品)、US 5,935,600(噛む急速分散食品ユニットを形成するための処理及びそれからの製品)、US 5,965,162(噛む急速分散複数ビタミン調製を形成するための処理及びそれからの製品)、US 5,965,164(受容者投薬送達システム)、US 6,020,002(制御放出システム)、US 6,083,430(直接タブレット化によって投薬ユニットを調製する方法及びそれからの製品)、US 6,129,926(熱可塑性ポリマーのフラッシュフロー処理及びそれから作られた製品)、US 6,171,607(剪断形態マトリックス材料を生成するための処理及び装置)、US 6,277,406(簡単に処理されたタブレット組成物)、US 6,337,082(糖類ベースマトリックス)。
先行する又はいずれの他の「溶融紡糸」の特許のどれも、無煙タバコ組成物を製造するための「溶融紡糸」処理の使用を教示又はそうでなければ示唆していない。
米国特許出願公開第2009/0095313A1号明細書 US 20090095313 US 6,669,839 US 6,834,654 US 6,845,777 WO 2005/04363 WO 2007/138484 US 2008/0029117 A1 WO 2006/004480 US 4,855,326 US 4,873,085 US 4,997,856 US 5,011,532 US 5,028,632 US 5,034,421 US 5,096,492 US 5,196,199 US 5,236,734 US 5,238,696 US 5 268,110 US 5,279,849 US 5,286,513 US 5,288,508 US 5,348, 758 US 5,370,881 US 5,374,447 US 5,380,473 US 5,387,431 US 5,407,676 US 5,422,136 US 5, 427,804 US 5,427,811 US 5,429,836 US 5,431,950 US 5,447,423 US 5,456,932 US 5,472,731 US 5,490,993 US 5,501,858 US 5,503,862 US 5,516,537 US 5,518,551 US 5, 518,730 US 5,567,439 US 5,576,042 US 5,587,172 US 5,593,502 US 5,597,416 US 5,597,608 US 5,601,076 US 5,622,717 US 5,622,719 US 5,624,684 US 5,651,987 US 5.654,003 US 5,709,876 US 5,728,397 US 5,733,577 US 5,811,123 US 5,827,563 US 5,851,552 US 5,851,553 US 5,853,762 US 5,866,163 US 5,866,188 US 5,871,781 US 5,874,110 US 5,895,664 US 5,935,600 US 5,965,162 US 5,965,164 US 6,020,002 US 6,083,430 US 6,129,926 US 6,171,607 US 6,277,406 US 6,337,082 US 4,872,821 US 2006/0257463
http://www.gothiatek.com/templates/start.aspx?page id=73、Swedish Match North Europe AB
すなわち、本出願人は、「溶融紡糸」によって製造されるタバコ組成物を提供することが望ましいことを見出した。
本発明は、「溶融紡糸」処理を使用して作られた食用溶解性無煙タバコ製品に関する。
本発明はまた、タバコ及び/又はタバコ抽出物及び500°F又はそれよりも低い温度で溶融する室温で固形の少なくとも1つの材料を含み、溶融紡糸によって処理された時に1%から70%のタバコを保持し、溶融紡糸の後に5秒以内に再固化する溶融紡糸によって作られた哺乳類に経口使用するための例えばフレーク又は粒子状のメルトスパンタバコ組成物に関する。
本発明はまた、フレーク、フロス、及び少なくとも1つの原料とタバコとを含む組成物を「溶融紡糸」することによって作られた他の形状で構成され無煙タバコ製品に関し、メルトスパンフレーク、フロス、又は他の形状は、少なくとも1つの原料及びそれに融合されたタバコに比較されるマトリックスを含み、マトリックスは、ユーザの口内で溶解してユーザにニコチンの持続した放出をもたらす。
本発明はまた、少なくとも1つの原料と、ユーザの口腔前庭中、舌下、又は口蓋上に置くことができる形態のタバコとを含み、かつ2から120分、好ましくは、5から80分の平均溶解時間を有する「溶融紡糸」によって作られた組成物を含む無煙タバコ製品に関する。
本発明はまた、タバコ製品からユーザに少なくとも原料とタバコで構成された「溶融紡糸」によって作られた組成物を含む超生体利用性ニコチンを送達し、フレーク、フロス、又は他の形状のマトリックスをユーザの口腔前庭中、又は舌下、又は口蓋上に置く方法に関する。
Gothiatekが引用したLune11の研究による4つの異なるsnus銘柄及び2mgのニコチンチューインガムの消費量から得られたニコチン血漿濃度対時間曲線を示すグラフである。
本発明の1つの態様では、本発明は、少なくとも1つの原料とタバコとを含む「溶融紡糸」によって作られた食用溶解性組成物に関する。
本発明との関連では、「溶融紡糸」は、綿菓子を製造する機械の作動中に原料に適用されるものに同等の処理中に温度、熱勾配、機械力、流れ、及び流速の組合せを原料及びタバコ(他のあらゆる医薬品添加物と共に)(一括して、配合組成物)が受けることを意味する。これは、ポリマー処理技術、溶融紡糸、又は噴霧乾燥の使用における用語と対比される。噴霧乾燥は、液体材料を使用する。タバコは、簡単に溶解しない。材料を噴霧するための処理を意味するのに使用される従来の「噴霧乾燥」は、オリフィスを通して直圧下で噴霧されて次に乾燥させる前に比較的長い時間液体又は溶融した条件に保たれる。それは、液体状態を要求する方法体系である。
本発明は、新しいマトリックスをもたらす原料の構造を変える極度に短時間の持続する流れを誘導するのに十分な温度及び剪断の条件に対してタバコと共に(あらゆる他の医薬品添加物と共に)食用原料を露出することを含むタバコ組成物を製造する独特な方法である。
極度に短時間持続する流れは、本発明の処理では、組成配合物が、数秒からそれ以下の極度に短時間持続する内部流れを提供するのに十分な温度及び剪断の条件に露出される時に起こる現象と呼ばれる。この条件は、材料を劣化させずに構造の変態を作り出す。内部流れは、原料のインフラストラクチャが材料の移動を可能にするほど十分に分子レベルまで破壊する時に起こる。分子レベルでは、内部流れは、互いに対する分子の移動を想定している。
更に、ここで説明するメルトスパン処理は、固形タバコを原料と融合する独特な方法である。これは、完全に異なる流動学的性質の2つの顕微鏡領域の結合を調節するために、かつ非常に大きい表面積(例えば、フレーク)を有する新しいフォーマットを作り出すために融合する溶融紡糸を使用する非常に新しい方法である。この形態は、最終製品であるが、更に別の処理方法のための下流のフォーマットとして役立つ可能性がある。
本発明では、組成配合物は、フラッシュフローに露出され、十分に変態して最小量の力で開口部を通過する。本発明の好ましい実施形態で使用される力は、変態した組成配合物がそれによって高速度で投げられて周囲の気流によって異質の固形体に殆ど瞬時に変換される紡糸ヘッドから提供される求心力である。紡糸ヘッドから放り出された後に、流れる組成配合物には外力が何も課せられない。組成配合物は、変えられた物理的及び/又は化学的構造を有する固形体として瞬時に変容する。力に起因して変えられた構造は、それがヘッドを出る時に材料に対して作用し、それが流れを受ける非常に短時間にわたって外向きに投げ出される。求心力は、紡糸ヘッドの回転速度(毎分回転数)及び紡糸ヘッドの半径の関数である。材料がヘッドを出る時に、流れの極度に短い持続時間中に、粘性及び開口サイズと同等のタバコサイズ及び設計の相互作用がある。
割り当てられた材料が紡糸ヘッドから出た後に固形形態に戻る極度に短時間持続する流れ現象は、長くて2秒以内、好ましくは、10分の1秒の程度、例えば、長くて0.5秒、最も好ましくは、ミリ秒の程度で間違いなく5秒以内に起こる。この独特な現象は、連続壁紡糸ヘッドを収容している開口の高速回転によってもたらされる求心力のような自然の力で、配合された材料を温度が上げられた環境に比較的高速で分配することによって生成することができる。上に指摘したように、そのような組合せを生成するための機構の一例が綿菓子製造機械である。そのような装置の変形が本発明に使用するために考えられる。重要な態様は、極度に短時間持続する流れ現象が、原料の本質的に異なる流動学的性質のものから変えられた構造を有する新しい物理的フォーマットへの急速な移行のために、配合された組成物に誘導されることである。
溶融紡糸機械は、以下に限定されるものではないが、本明細書においてその全開示内容が引用により組み込まれているUS 4,872,821に図示及び説明した形式の機械とすることができる。他の溶融紡糸機械を使用することができる。上に指摘したように、機械は、タバコを担持している原料が、それが加熱要素によって加熱されて開口から排出された後に急速に固化するまで固形であるようにすべきである。加熱要素は、以下に限定されるものではないが、バンド、リボン、又は他のあらゆる形態の加熱要素とすることができる。
先に考察したように、「溶融紡糸」に露出した後に、それによって誘導された流れは、原料が配合された組成物の物理的な形状を変えることになり、紡糸機械からの排出の後にそのような原料が配合された組成物が異なる物理的な形状を取り、そこで非溶融性タバコ及び溶融性タバコの原料を新しいフォーマットに統一する。そのようなフォーマットは、以下に限定されるものではないが、フレーク、フィラメント、リボン、針状体、フロス、繊維、粒子、球体、又はそれらの混合を含むことができる。この材料は、成形タブレットに作ることができる。この新しいフォーマットの形状は、その開口を含む紡糸ヘッドのサイズ及び設計と同様に、かつ温度、毎分回転数、給送速度を含む処理パラメータと同様に組成配合物の関数である。
紡糸ヘッドの毎分回転数は、特に重要である。在庫があって直ちに入手可能な綿菓子紡糸機械は、典型的には1つの回転速度で作動するように設計される。この回転速度は、綿菓子の「原料」のベースである共通砂糖の溶融及び流れ特性に基づいて選択される。綿菓子を作るために、効率的に砂糖を溶融して見事に細長いフロスを作り出すことが望ましい。しかし、より高い速度は、エネルギ消費に関して、より実用的には均衡の問題に望ましくないことがある。給送及び出力平衡の外側の高い回転速度で運転することは、均衡から外れた洗濯機と類似した危険な振動を生成することがある。本発明のタバコ組成のための平衡を達成することができるように、過度の回転速度の制御を可能にするために紡糸ヘッドを修正することが望ましい。
紡糸ヘッドの毎分回転数と共に、紡糸ヘッドの半径も重要である。他の事情が同じならば、半径がより大きくなると、原料に対する求心力が増加することになる。ニュートン物理学では、求心力=質量*((速度*速度)/半径)である。この式において、原料の質量、原料の流速、毎分回転数、及び紡糸ヘッド径の効果を見ることができる。当然のことであるが、この基本的な式によって取り込まれなかった様々な温度での原料の流動学、開口のサイズ及び形状、及び紡糸ヘッドの温度、及び周囲温度のような他のファクタが全て影響する。
物理的に変更された材料は、次に、公知の処理を使用して更に処理することができる。例えば、フレークは、より小さいフレークに粉砕することができる。タバコフロスは、タブレットに圧縮することができる(例えば、US 6,277,406(簡単に処理されたタブレット組成物)(上に引用した)を参照されたい)。
原料は、室温において固形であって500°Fより低い温度で溶融し、次にそれが普通の外気に接触した時に殆ど瞬時に(すなわち、5秒以内に)固形に戻るあらゆる材料を含むことができる。
原料は、以下に限定されるものではないが、原料が500°Fよりも低い温度で溶融すべきであるという条件下で、セルロースエーテル、ポリエチレンオキシド、ポリメタクリル酸塩、ポロキサマー、押し出し炭水化物、ポリエチレングリコール、PVP、ポリビニルアルコール、アクリル酸塩、エチルセルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリ(エチレン共酢酸ビニル)、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メチルビニルエーテル/無水マレイン酸)コポリマー、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から構成される群から選択された少なくとも1つの材料を含むことができる。プルランは、500°Fよりも低い温度で溶融しないが250℃で劣化するので、本発明に対して適切な原料物質ではない。同様に、特定のHPMC等級は、500°Fよりも低い温度で溶解しないので原料として適切ではない。
本発明の一実施形態では、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)のようなセルロースエーテルが好ましい。市販の使用することができるHPCの例は、DE Wi1mington所在の「Hercu1es Incorporated、Aqua1on Division」から市販されているKLUCEL(登録商標)EF、ELF、及びLFヒドロキシプロピルセルロース(HPC)(以後それぞれ、HPCEF、HPCELF、及びHPCLFと呼ぶ)を含む。
以下に限定されるものではないがWSR NI0を含む様々なPEO等級を使用することができる。
原料物質は、異なる材料の配合物を含むことができる。
本明細書では、百分率は、特に指示がない限り重量百分率で与えられる。
原料物質は、現在許容されていないある一定の材料も将来許容されるようになると考えられるが、好ましくは、現在、食品用として許容されているものである。原料が水溶性であることも好ましい。しかし、不溶性材料は、単独で又は溶解時間を延ばすために溶解性材料と併用して使用することができる。ワックスは、口内で溶解時間を延ばすために及び粘性を修正するのに使用することができる。
薬剤スパンメルト技術が、原料物質として又は純粋な医薬品の作用物としてのグラニュー糖の使用に関連することに注意されたい。基本的な砂糖は、それから作られたマトリックスがあまりにも急速に溶解する傾向があり、かつ多くが極端に吸湿性であるために本発明に使用することが望ましくない。当然のことながら、そのような急速な溶解が薬剤送達では望ましい特質である考えられている。
製品の表面及び界面張力は、それ自体には吸引するが歯に吸引しない完成フレーク又は他のフォーマットを作る目的のための脂肪(0.1から5%)のようなリポフィリン剤を用いて修正することができる。可塑剤はまた、自己接着性を高めることができる。当業者は、材料の濡れ性で表面及び界面張力を均衡させていることを理解するであろう。しかし、リポフィリン剤がなくても、自己接着性を促進して多くの小さい粒子の口及び歯の他の部分への移行を防止するこの製品の粒子の特定の性質及び高い百分率のタバコに対して本発明の多くの実施形態が自己接着性になる傾向があることに注意すべきである。
メルトスパン組成物は、全組成物の30重量%又はそれよりも多い量の少なくとも1つの原料を含む。
得られるスパンメルト組成物は、2〜120分、好ましくは、5〜80分の時間で哺乳類、特に、人間の口内で溶解することが望ましい。
タバコは、溶融材料によって担持される機能を有するように0.1ミクロン又はそれよりも大きい500ミクロンまでの厚みを有することができる。タバコは、溶融しないので、タバコ粒子は、タバコ粒子のサイズ自体よりも小さい紡糸ヘッドの開口を通過することができない。当然のことに、紡糸ヘッドの開口サイズを必要以上に大きくすると、メルトスパン処理を未処理のシード散乱実施状態と類似したかつ遠心分離機のサイズに対して小さすぎるか又は閉鎖した開口にすることになる。当業者は、本発明で教示される例を通して、タバコ粒子サイズ及び流動学的性質と紡糸ヘッド開口のサイズとの間の関係を理解するに至るであろう。
低ニトロソアミンタバコを使用することが好ましい。タバコ配合物を使用することもできる。従って、タバコは、好ましくは、0.1と300ミクロンの間(0.1と300を含む)のサイズ分布を有する嗅ぎタバコである。Brutons及びPackard’s Clubの嗅ぎタバコは、使用することができるタバコの種類及び粒子サイズの制限されない例である。Virginia、South Boston所在の「American Smoke1ess」から市販されている「粉砕SNUS」タバコ、並びに適切なサイズに粉砕された及び/又はふるいにかけられた事実上あらゆる種類のタバコも使用することができる。タバコは、全体に又は一部にタバコ抽出物を含むことができる。
ある一定の実施形態の得られる組成物は、噛むことができる。噛みくだき性は、製品の太さと同様に組成物内に使用された材料の関数である。例えば、制限なしに、10ミルを超える径の40〜60%HPC ELFを含むフレークは、相当噛みくだき性があるように作ることができる。
組成物は、相当高レベルのタバコを含むことになることが好ましい。これは、特に、タバコ自体が原料物質よりも安上がりにすることができるという事実のためである。更に、多くの管轄当局が製品に総質量に対して課税することができ、その理由は、原料(及び他の医薬品添加物の質量)が、確かに間違った課税理論である「タバコ」課税を受ける場合があることを意味する。好ましくは、組成物は、15〜70%、好ましくは、20〜60%のタバコを含むことになる。タバコ抽出物が使用される場合、タバコ抽出物の量は、例えば、1%又はそれよりも低くすることができる。
組成物はまた、粘膜吸収促進剤、すなわち、頬側及び歯肉粘膜及び上皮を通してタバコニコチンの吸収を促進する物質を含むことができる(それ以外に「透過促進剤」又は「浸透促進剤」として公知(US 2006/0257463参照))。粘膜吸収促進剤は、以下に限定されるものではないが、ポリエチレングリコール(PEG)、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(トランスクトール)、23ラウリルエーテル、アプロチニン、アゾン、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルメチルアンモニウム、硫酸デキストラン、ラウリン酸、ラウリン酸/プロピレングリコール、リソホスファチルコリン、メントール、メトオキシサリチル酸塩、オレイン酸、ホスファジルコリン、ポリオキシエチレン、ポリソルベート80、ナトリウムEDTA、グリココール酸ナトリウム、グリコデオキシコール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸ナトリウム、スルフォキシド、及びUS 2006/0257463で説明しているような様々なアルキルグリコシド、又はデオキシコール酸ナトリウム、グリコデオキシコール酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、及びグリココール酸ナトリウムのような胆汁酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリソルベート 80、ラウレス−9、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム、のような界面活性剤、及びBRJJ(登録商標)及びMYRJ(登録商標)のようなポリオキシモノアルキルエーテル、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メトキシのような安息香酸、ラウリン酸、オレイン酸、ウンデカン酸、及びオレイン酸メチルのような脂肪酸、オクタノール及びノナノール、ラウロカプラム、多価アルコール、プロピレングリコール及びグリセリン、シクロデキストリンのような脂肪アルコール、ジメチルスルホキシド及びドデシルジメチルスルホキシドのようなスルフォキシド、メントール、チモール及びリモネン、尿素、キトサンのようなテルペン、及び他の天然及び合成ポリマーを含むことができる。好ましくは、粘膜吸収促進剤は、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、グリセリン、マルチトール、ソルビトールのようなポリオール、又はジエチレングリコールモノエチールエーテル(トランスクトール)である。
加えて、粘液層浸透を助けるために、この混合物に対して0.1から10%、好ましくは、0.1から5%、より好ましくは、0.1から3%のPEGを追加することができる。
ユーザによるニコチンの吸収を改善するために、pHが6から9.5、好ましくは、7.5から9.0の組成が好ましい。pHを制御するために、以下に限定されるものではないが、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ジカリウムリン酸塩、クエン酸カリウム、リン酸ナトリウム、及びあらゆる他の緩衝システムを含む緩衝剤を使用することができる。緩衝システムは、使用時の唾液の効果、すなわち、動的な緩衝システムを考慮に入れて製品のpHを動的に制御するように設計することができる。好ましいpHを得るために、緩衝システムの例は、2塩基リン酸ナトリウムと1塩基リン酸ナトリウムを含んでいる。両方とも使用され、かつ非活性成分リストに列挙されたFDA許容緩衝材料である。
タバコ固有のニトロソアミン(TSNA)は、多くの人によってタバコユーザに対してマイナスであると考えられている。従って、この観点では、最終製品のTSNAレベルの制御及び最小化が望ましい。これは、TSNAの低いタバコで開始することによって達成される。最終製品内の低水分含量はまた、TSNAの成長を緩和する。一部の人は、とりわけ、熱に露出することによりTSNAが作り出されるものと思われるそのような成長を遅延させるために、snusが部分的に冷凍されると信じている。更に、熱はまた、タバコ製品を殺菌するのに望ましい。従って、処理パラメータとして熱に露出することを管理することが望ましい。最終的なメルトスパン組成物は、3ppm未満、好ましくは、2ppm未満、より好ましくは、1ppm未満のタバコ固有のニトロソアミン(TSNA)含量を有することが好ましい。上に説明したパラメータに加えて、それらのものは、以下に説明する方法で達成することができる。TSNAの総量は、濃度と質量の積である。本発明の製品が、ニコチンの超生体利用性と食用材料の融合とのために、典型的なタバコ製品と比較して高い百分率で付加的なタバコの代わりに少ない量のタバコを使用することができるので、本発明の製品は、典型的なタバコ製品に対して少ない総TSNA含量を有することができることを理解することができる。
メルトスパン組成物はまた、以下に限定されるものではないが、あらゆる砂糖、スクラロース、又は他の人工甘味料を含む甘味料、及び/又は以下に限定されるものではないが、例えば、ペパーミント、チェリー、バーボン、スモーキーローズ、スイートブラウン&スパイシー、冬緑油、クールミント、ベルガモット、シトラミント、及びカンゾウのような香味料を任意的に含むことができ、適切な香味料添加物は、MD、E1dersburg所在の「Tobacco Techno1ogy,Inc.」から市販されている。
メルトスパン組成物はまた、可塑剤を含むことができる。可塑剤は、最終組成物の15%の量で存在することができる。可塑剤は、以下に限定されるものではないが、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、食用ポリオール、ポリオール、マルチトール、イソマルト、及び還元糖のうちの少なくとも1つとすることができる。
製品は、溶解性かつ唾吐きなし代替製品を提供するために、湿性の嗅ぎタバコ及びSNUSのような既存の無煙タバコ製品と同様の外観及び感触を有することが望ましい場合がある。そのような製品は、最終製品が質量で50%、更にそれを超える水分レベルを有することができるために、「濡れ性」を感じる。高い水分含有量が物理的不安定性流出を作り出す可能性があるために、メルトスパン製品が実質的な水分レベルを有することは望ましくない。従って、高い百分率、例えば、12%のプロピレングリコールの可塑剤の使用により「濡れ性」外観及び感触を作り出すことが望ましい場合がある。
無煙タバコ製品は、好ましくは、製造された後に20%未満、好ましくは、重量比で10%未満、より好ましくは、重量比で7%未満、最も好ましくは、重量比で5%未満の水分を含む。
着色剤を任意的に追加することができる。質量比で12%の二酸化チタンの使用により、白色又は薄く着色された製品がもたらされる。二酸化チタンのような着色剤は、色が薄く、薄い着色製品をもたらすので、Brutons又はF&T嗅ぎタバコのような薄く着色したタバコと組み合わせて使用することができる。以下に限定されるものではないが、「Co1orcon Red #40」を含む他の食用粉末顔料を使用することができる。
加えて、均一な処理のために組成配合物の流動性を促進するために、特に、タバコが蒸気硬化されて有意な水分含有量を有する場合に、10%、好ましくは、3〜5%の満足できる珪酸塩(例えば、ケイ酸カルシウム)を使用することができる。流れは、先に進む前に安息角に到達させない材料の機能である。ダウンフィードを紡糸機械と共に利用することができるために、ここではそれが最低限の課題である。
加えて、「円錐体」として作られたステンレス又は他の同様の材料を使用する可能性を有することは重要である。この円錐体は、紡糸ヘッドの中心に置かれて垂直落下を水平ベクトルに変態させる。これは、それが処理されている材料の熱の蓄積を防止するために紡糸ヘッド環境での時間を最短化すること、及び同じく処理された材料が出て行くことと処理される材料が入ってくることの間で動的な平衡の確立を助けることの2つの主要なことを達成する。
組成物乾燥配合物の流動性はまた、適正な混合技術によって発生させることができる。例えば、「魚眼」の形成又は香味又は残留水分から成分の凝集を防止するために、高剪断混合器の使用が必要になる場合がある。水分(通常、以前の成分処理に残留する)のあるいずれかの製品が組成物混合体に追加された時には、高剪断混合が不可欠である。魚眼又は凝集が形成された状態で、紡糸中に閉塞が生成されるので(すなわち、紡糸機械から離れ損なって)、最初から高剪断混合を利用すべきである。
メルトスパン組成物の標準的な投与量又はひとつまみは、好ましくは、ひとつまみのサイズ及びフレーク状粒子の太さ、及び唾液及び配置位置のようなファクタに応じて、2から120分、好ましくは、5から80分の平均(ユーザ依存の)溶解時間を有する。投与量のサイズを制御する(同じく溶解時間に影響を及ぼすことになる)ユーザの機能は、本発明の明白な目的である。
ユーザ内のニコチンの所望血漿濃度を可能にする投与量に対する制御も重要である。本発明の好ましい態様は、本明細書の図1に示す最も強固なsnusポーチのニコチン送達に等しいか又はそれよりも高いニコチン送達のレベル(血漿濃度として測定された)を提供する。
更に、唾液の流れの増加を希望する人がいれば、0.1から4%の量のクエン酸のような唾液促進剤を追加することができると考えられる。この目的で多くの材料を使用することができるが、製品が唾吐きなしのままであるかに注意すべきである。
本発明の無煙タバコ製品は、好ましくは、±10%、より好ましくは、5%の範囲の含量均一性を有する。組成物は、いくつかの異なる方法で包装することができるが、そのいくつかは当業者には明らかであろう。
更に別の実施形態では、製品は、典型的な無煙タバコ容器に包装することができる。製品は、所定量の材料を分散するパッケージ内に使用することができる。典型的に無煙タバコ製品の部分パッケージとして使用される時に、不溶性多孔性ポーチと共に本発明を使用することも可能である。本製品はまた、製品自体の早期の分解を可能にする孔付きの溶解性ポーチに包装することができる。当業者は、そのような溶解性ポーチは、湿潤成形、バンド成形、又は押し出し成形技術を使用した様々なシステムを用いて作ることができるが、バンド成形ポリビニルアルコールフィルムが特に優れていると考えられることを理解するであろう。
スパンメルトフォーマットの粘り又は粘性を防止又は低減する方法として、食品材料の粒子を振り掛けるか又は散布することができる。そのような散布は、フレーク原料の製造時又は最終包装中に行うことができる。細かいタバコ粉末を使用することもできる。これは、望ましい反粘り機能を実施すると同時に、容器が開かれた時にユーザを楽しませることができるタバコ芳香も提供する。あらゆる食用非粉末材料を使用することができる。
口腔の濡れた環境での組成物の破壊を助けるために、CMC酵素のような酵素媒介材料を組成物内に使用することができる。別の例は、デンプン成分の溶解を助けるために組成物へのアミラーゼの追加(これも唾液内に自然に発生する)である。
無煙タバコユーザは、口内粘膜上のニコチン吸収に関連して歯茎の刺痛を度々口にする。本製品のある一定の実施形態では、特定の局部に有効な作用物を使用することによって刺痛の知覚を強化することが望ましい場合がある。例えば、メントールは、ニコチン吸収のものと類似した局所的な興奮を提供することができる。例えば、ペパーミント、スペアミント、及び多すぎて名前を含むことができないが、当業者には公知のこれを引き起こすことができる他の多くの作用物がある。
本発明の別の態様は、少なくとも1つの溶融性原料とタバコとを含む溶解性組成物を提供し、ユーザの口蓋上又は舌下又は内部頬又は内部唇の直ぐ隣の口腔前庭内にメルトスパン組成物を置くことにより、タバコ製品からユーザにニコチンを送達する方法である。本発明は、紡糸処理が非常に大きい表面積をもたらすために超生体利用性形態でユーザにニコチンが送達されるようにすることができる。粘膜に直接接触させて利用することができる製品を提供することにより、製品がそのニコチンを口内粘膜まで効率的に移送することが可能になる。本発明では、スパンメルトは、口腔のうちの粘膜と接触する大きい表面積を有するような方法で頬と歯肉上皮細胞の間に押し込まれるようにすることができる。食品に対して融合された純粋なタバコ又は嗅ぎタバコを使用する場合には、製品内のタバコ自体の相対的な量は、他の無煙形態での量よりも遥かに少ない。更に、同じく非常に重要なことに、小さい粒子状嗅ぎタバコの表面積は、競合する無煙タバコ製品に使用される全体のタバコ製品の表面積と比較して非常に大きい。正味の結果では、粘膜を通過するニコチンの吸収は、遥かに高率である。これは、表面積が拡張される時に何時でも起こる。粘膜を平らにする組成物を使用して唾液の流れを低減することも重要である。口腔粘膜を用いてタバコの表面積を最大にすることは、本発明の重要な態様である。それは、本発明の2つの補足的な態様によって達成される。第1は、組成物自体の形状が接触面積を最小にする。第2は、細かく粉砕したタバコ粒子の使用も表面積の最小化を容易にする。同時に、唾液の通過が最小にされる。この最適化は、典型的なタバコ製品で見られるよりも大きいニコチン吸収をもたらす。
食用溶融製品に対するタバコ融合の使用は、従来の無煙タバコ製品よりも少ないタバコの使用をもたらす。
製品の物理的安定性は、製品の使用に関して重要である。製品は、消費者の使用に際して適度に柔軟でなければならず、過度に粘着性があってはならない。更に、製品は、箔又はac1ar(登録商標)のような高価な障壁包装材を使用しなくても物理的に安定でなければならない。本発明の製品は、明らかな粘着性の増加なしに、例えば、60日の間アメリカで無煙タバコ製品のために通常使用される従来のプラスチック製「パック」に入れて常温で保存することができる。
風味と喉焼けを調停するために、紡糸混合物にタバコ抽出物及びその抽出物とイオン交換樹脂との可能な組合せを使用することは、本発明の別の変形である。
タバコ配合及び組成技術において表だって知られていないが、微生物又は真菌の成長を遅延させる作用物を組成内に含むことが望ましい。そのような作用物は、以下に限定されるものではないが、安息香酸塩、EDTAなどを含むことができる。
以下に示すのは、本発明の非制限的な例である。以下の例に使用した紡糸機械は、「Go1d Medal」による5インチ径の紡糸ヘッドを備えたEconof1ossリボン機械と、同じく「Go1d Medal」による5.5インチ径の紡糸ヘッドを備えた「Breeze Cotton Candy Machine」とを含む。一部の例では、原料breeze紡糸ヘッドの開口は、幅30ミルに修正された。14個のカップCuisinartが混合器として使用された。温度は、全て、「IR Thermometer 12:1 Sper Scientific」を使用して測定された。毎分回転数は、全て、製造業者によって測定され、「Monarch Instrument Nova Strobe Bax」を使用して確認された。pHの測定は、全て、一部の組成物対2部の水の比率で組成物を水内に溶解することにより、「0akton pH5 Acorn Series」を使用して行われた。
〔実施例A〕
(表)
Figure 0006117287
2ポンドの組成物が、Cuisinartを使用して上で混合された。材料は、円錐体を使用することによって「Breeze Cotton Candy Machine」内に供給された(原材料紡糸ヘッドを使用して)。Breeze機械の毎分回転数は、3450rpmで、温度は、210°Fと測定された。
処理は、大きい柔軟なフレークをもたらした。大きいフレークは、Cuisinart機械の切断機能を使用して小さくされた。フレークのpHが測定されて7.8と識別された。
〔実施例B〕
同じ混合器を使用して、実施例Bの付加的な2ポンドの配合物が作られた。この材料は、より高い温度、235°F及び300°FでBreeze機械で紡糸された。特に300°Fで一部の焼けが検出された。この焼けは、紡糸機器の変更で改善することができるであろうと観測された(以下の例を参照)。
〔実施例C〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用して原料紡糸ヘッドを使用しているBreeze機械内に置かれた。breeze機械は、3450rpmで運転されて出力30%に設定され、温度は、210°Fと測定された。
処理は、フレークをもたらした。得られるフレークのpHは、6.34と測定された。
従って、pHを上げることが望ましい。組成物の4%のケイ酸カルシウムが追加された(他の構成成分の百分率を比例的に低減した)。この新しい配合物が上述の手順を使用して作られた。得られるフレークのpHが7.8と測定された。
〔実施例D〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用して原料紡糸ヘッドを使用しているBreeze機械内に置かれた。breeze機械は、3450rpmで運転されて出力25%に設定され、温度は、224°Fと測定された。
処理は、フレークをもたらした。得られるフレークのpHは、8.03と測定された。
〔実施例E〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用して原料紡糸ヘッドを使用しているBreeze機械内に置かれた。breeze機械は、3450rpmで運転され、出力は、ヘッドの温度が370°Fに達するまで増加されたが、紡糸ヘッドからフレーク又は他のフォーマットは、依然として作り出されなかった。これは、N 80等級の溶融フロー力学のためと考えられ、高いRPMで大きい径の紡糸ヘッドがこの処方の処理を可能にすると考えられた。以下に見られるように、Breeze紡糸ヘッドの開口サイズが6ミルから30ミルまで増加した時にN80(及びN10)が非常に良く処理された。
〔実施例F〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpmで運転され、温度は、231°Fと測定された。
処理は、フレークをもたらした。得られるフレークのpHは、8.29と測定された。
〔実施例G〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、出力40%で運転され、紡糸ヘッドの温度は、288°Fと測定された。
処理は、フレークをもたらした。得られるフレークのpHは、8.72と測定された。
〔実施例H〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、出力35%で運転され、紡糸ヘッドの温度は、278°Fと測定された。
処理は、フレークをもたらしたが、以下に見られるように紡糸ヘッド開口が大きく修正されたBreezeヘッドを用いて、WSR N10原料は、より良好に処理された。得られるフレークのpHは、8.72と測定された。
〔実施例I〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、紡糸ヘッドの温度190°Fで運転された。
処理は、フレークをもたらしたが、紡糸ヘッドを塞ぐ傾向を明らかにした。得られるフレークのpHは、7.59と測定された。
〔実施例J〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、紡糸ヘッドの温度245°Fで運転された。
処理は、6.8%プロピレングリコール配合を塞ぐ傾向なしにフレークをもたらした。得られるフレークのpHは、7.63と測定された。フレークは、自己接着性の傾向を有していた。
健康な成人のユーザが頬内に1グラムのひとつまみを置いた。製品は、非常に快適であってほぼ90分間持続した。
〔実施例K〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、紡糸ヘッドの温度200°Fで運転された。
処理は、実施例Jのフレークよりも自己接着性傾向が少ない「湿った」フレークをもたらした。得られるフレークのpHは、7.64と測定された。
〔実施例L〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してEconof1oss機械内に置かれた。Econof1oss機械は、3450rpm、紡糸ヘッドの温度230°Fで運転された。
処理は、脆性フレークをもたらし、処理中に煙が観測された。得られるフレークのpHは、6.83と測定された。
〔実施例M〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してEconof1oss機械内に置かれた。Econof1oss機械は、3450rpmで運転された。
処理は、急に発煙を始め、実験が中断された。
〔実施例N〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3450rpm、紡糸ヘッドの温度230°Fで運転された。
処理は、フレークをもたらし、処理中に煙が一部観測された。得られるフレークのpHは、6.83と測定された。
〔実施例O〕
breeze紡糸ヘッドが、開口幅を原料幅(約5.5ミル)から30ミルに増すように修正された。
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度227°F、出力50%で運転された。
処理は、新しくより幅広い開口に寄与する原料breezeヘッドを使用する実施例よりも大きいフレーク及びより高い出力をもたらした。煙は観測されなかった。得られるフレークのpHは、7.77と測定された。
〔実施例P〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してbreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度224°F、出力25%で運転された。
処理は、新しくより幅広(30ミル)の開口に寄与する原料breezeヘッドを使用する実施例よりも大きいフレークとより高い出力をもたらした。煙は観測されなかった。得られるフレークのpHは、8.1と測定された。
〔実施例Q〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度218°Fで運転された。
処理は、新しくより幅広(30ミル)の開口に寄与する原料breezeヘッドを使用する実施例よりも大きいフレークとより高い出力をもたらした。煙は観測されなかった。得られるフレークのpHは、7.99と測定された。
〔実施例R〕
健康な成人のユーザが口腔前庭内に実施例Aのフレークの450mgのひとつまみを置いた。ひとつまみは、溶解するのに約30分を要し、最高のタバコの満足度をもたらした。
〔実施例S〕
健康な成人のユーザが口腔前庭内に実施例Aのフレークの650mgのひとつまみを置いた。ひとつまみは、溶解するのに約50分を要し、最高のタバコの満足度をもたらした。
〔実施例T〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度220°Fで運転された。
処理は、新しくより幅広(30ミル)の開口に寄与する原料breezeヘッドを使用する実施例Hよりも大きいフレークとより高い出力をもたらした。煙は観測されなかった。
700mgのひとつまみが口内で20分間持続した
〔実施例U〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度229°Fで運転された。
処理は、新しくより幅広(30ミル)の開口に寄与する最高のフレークをもたらした。煙は観測されなかった。健康な成人のユーザによって700mgのひとつまみが使用され、溶解するのに20分を要した。
〔実施例V〕
(表)
Figure 0006117287
上記の組成物の2ポンドがCuisinartを使用して混合された。得られる配合物は、円錐体を使用してBreeze機械(原料紡糸ヘッドを使用している)内に置かれた。breeze機械は、3550rpm、紡糸ヘッドの温度300°Fで運転された。材料は、溶融する気配がなく、煙が観測された。実験は中断された。失敗の原因は、試験されたHPMCの溶融特性のためとされた。
〔実施例W〕
(表)
Figure 0006117287
混合物のpHが7.99、毎分回転数が3555で30ミルの修正ヘッドが使用された。紡糸ヘッド温度は、233°Fであった。焼けがなく非常に葉が多い美しいフレークが形成された。フレークは、最高の風味を有していた。7gのひとつまみが口内で60分間持続した。
本発明の精神又は範囲から逸脱することなく本発明の方法及び構成に様々な修正及び変形を行うことができることは当業者に明らかであろう。すなわち、本発明は、特許請求の範囲及びそれらの均等物の範囲に該当する本発明のいずれの及び全ての修正及び変形を網羅するように意図している。

Claims (27)

  1. 少なくとも1つの溶解性材料とタバコとを溶融紡糸することによって作られたフレーク、
    を含み、
    得られるフレークが、前記少なくとも1つの溶解性材料のマトリックスと該マトリックスに分配された前記タバコとを含み、該マトリックスは、ユーザの口内で溶解可能であり、かつユーザへのニコチンの放出をもたらす、
    ことを特徴とする無煙タバコ製品。
  2. 前記少なくとも1つの溶解性材料は、ヒドロキシプロピルセルロース (HPC)を含むことを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  3. 粘膜吸収促進剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  4. 前記得られるフレークのpHを制御するための緩衝剤を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  5. 20重量%未満の水を含むことを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  6. 前記タバコは、タバコ抽出物を含むことを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  7. イオン交換樹脂が、前記タバコ抽出物と組み合わされることを特徴とする請求項6に記載の無煙タバコ製品。
  8. 前記少なくとも1つの溶解性材料は、製品全体の少なくとも30重量%の量で含有されることを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  9. 人間の口内で5から80分の平均溶解時間を有することを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  10. 前記少なくとも1つの溶解性材料は、室温で固形であり、かつ500°F又はそれよりも低い温度で溶融することを特徴とする請求項1に記載の無煙タバコ製品。
  11. 哺乳類が経口使用するためのメルトスパンタバコ組成物であって、
    タバコと、
    室温で固形であり、かつ500°F又はそれよりも低い温度で溶融し、重量比で1%から70%のタバコを担持する少なくとも1つの材料と、
    を含むことを特徴とするメルトスパンタバコ組成物。
  12. 前記少なくとも1つの材料は、ヒドロキシプロピルセルロース (HPC)を含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  13. 前記少なくとも1つの材料は、セルロースエーテル、ポリエチレンオキシド、ポリメタクリル酸塩、ポロキサマー、押し出し炭水化物、ポリエチレングリコール、PVP、ポリビニルアルコール、アクリル酸塩、エチルセルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリ(エチレン共酢酸ビニル)、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メチルビニルエーテル/無水マレイン酸)コポリマー、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)から構成される群から選択されることを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  14. 前記タバコは、500ミクロンよりも小さい顆粒の形態にあることを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  15. 粘膜吸収促進剤を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  16. 組成物のpHを制御するための緩衝剤を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  17. 20重量%未満の水を含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  18. 前記タバコは、タバコ抽出物を含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  19. イオン交換樹脂が、前記タバコ抽出物と組み合わされることを特徴とする請求項18に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  20. 前記少なくとも1つの材料は、水溶性材料を含むことを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  21. 前記少なくとも1つの材料は、組成物全体の少なくとも30重量%の量で含有されることを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  22. 人間の口内で5から80分の平均溶解時間を有することを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  23. 熱によって殺菌されることを特徴とする請求項11に記載のメルトスパンタバコ組成物。
  24. 哺乳類が経口使用するためのメルトスパンタバコ組成物を生成する方法であって、
    タバコと、室温で固形であり、かつ外周縁上に開口を有する溶融紡糸機械のヘッド内で500°F又はそれよりも低い温度で溶融する少なくとも1つの材料とを含む組成物を準備する段階と、
    前記組成物を前記外周縁の内側に強く押し付けるのに十分な速度で前記ヘッドを回転させる段階と、
    前記少なくとも1つの材料を溶融する段階と、
    前記少なくとも1つの材料とそこに担持された1%から70%のタバコとを排出する段階と、
    前記排出された材料を排出された後の5秒未満で固化する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 前記少なくとも1つの材料が溶融した時の前記組成物の粘性と前記タバコの粒子サイズとに基づいて前記開口のサイズを選択する段階を更に含むことを特徴とする請求項24に記載のメルトスパンタバコ組成物を生成する方法。
  26. 前記溶融紡糸機械のヘッドの出口における前記開口サイズは、処理を容易にするために修正されることを特徴とする請求項25に記載のメルトスパンタバコ組成物を生成する方法。
  27. 前記少なくとも1つの材料は、セルロースエーテル、ポリエチレンオキシド、ポリメタクリル酸塩、ポロキサマー、押し出し炭水化物、ポリエチレングリコール、PVP、ポリビニルアルコール、アクリル酸塩、エチルセルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリ(エチレン共酢酸ビニル)、ポリ酢酸ビニル、及びポリ(メチルビニルエーテル/無水マレイン酸)コポリマーから構成される群から選択されることを特徴とする請求項26に記載のメルトスパンタバコ組成物を生成する方法。
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