JP5215175B2 - タバコ組成物 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、タバコ製品の分野に関する。
発明の概要
本発明は、タバコ組成物ならびにそれらの使用方法および製造方法を特徴とする。本発明の組成物は、種々の技術に基づく。技術には、フィルム、タブレット、成形部分、ゲル、消耗品単位、不溶性マトリックス、中空形状、および保持デバイス上に配置されるこのような組成物が含まれる。タバコに加えて、組成物は、香料、着色料、および本明細書に記載されるような他の添加物もまた含み得る。組成物はまた、口で崩壊する。例示的な組成物およびそれらの製造方法が本明細書に記載される。
例えば、本明細書に記載される任意の組成物は、香料または香料マスキング剤を含み得る。例示的な香料には以下が含まれる:カンゾウ、クズ、アジサイ、日本の白色樹皮モクレン葉(Japanese white bark magnolia leaf)、カモミール、コロハ、クローブ、メントール、和種ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、リンゴ、ピーチ、ドラムボウイ(Dramboui)、バーボン、スコッチ、ウィスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セルリー、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、桂皮、キャラウェー、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピメント、ジンジャー、アニス、コリアンダー、コーヒー、ココナッツ、グレープフルーツ、ライム、マンダリン、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、マンゴー、パッションフルーツ、キウイ、西洋ナシ、アンズ、ブドウ、バナナ、クランベリー、ブルーベリー、クロフサスグリ、アカフサスグリ、グーズベリー、コケモモ、タイム、バジル、キャミーレ(camille)、バレリアン、パセリ、カモミール、タラゴン、ラベンダー、ディル、クミン、サルビア、アロエベラ、バルサム、ユーカリ、またはハッカ属(genus Mentha)の任意の種からのミント油。他の香料は本明細書に記載される。
本明細書の任意の組成物は以下を含んでもよい。
甘味料、例えば、スクロース、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、タガロース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、マンニトール、およびその組み合わせ。糖甘味料は一般的に、例えばスクロース、デキストロース、マルトース、デキストリン、乾燥転化糖、フルクトース、レブロース、ガラクトース、コーンシロップ液など、またはその混合物であるがこれらに限定されない、サッカリド含有成分を含む。ソルビトールは、砂糖を含まない甘味料として使用することができる。加えて、砂糖を含まない甘味料は、マンニトール、キシリトール、水素化デンプン加水分解物、マルチトールなどの他の糖アルコール、またはその混合物を含み得るがこれらに限定されない。高甘味度人工甘味料もまた、上記と組み合わせて使用することができる。好ましい人工甘味料には、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムの塩、アリテーム、サッカリンおよびその塩、シクラミン酸およびその塩、グリチルリチン、ジヒドロカルコン、タウマチン、モネリンなど、またはその組み合わせが含まれるがこれらに限定されない。
本発明において使用し得る非イオン性界面活性剤などの界面活性剤には以下が含まれる:グリセロール-ポリエチレングリコールオキシステアリン酸、ポリオキシエチレンエステルまたはソルビトールラウリン酸エステル、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸、ポリオキシエチレンソルビタンモノイソステアリン酸、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸、ポリソルベートを含むポリオキシエチレンもしくはソルビトールラウリン酸エステル、ならびにポリオキシエチレンおよびポリオキシプロピレンのブロックコポリマーなど、またはその混合物。界面活性剤の組み合わせが使用される場合、第1の成分はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルまたはα-ヒドロ-ω-ヒドロキシポリ(オキシエチレン)ポリ(オキシプロピレン)ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリマーであり得るのに対して、第2の成分はポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはポリオキシエチレンヒマシ油誘導体であり得る。両性、両親媒性(amphipathic)/両親媒性(amphiphilic)界面活性剤、非イオン性界面活性剤および/またはカチオン性界面活性剤は、本発明の組成物中で使用することができる。適切な非イオン性界面活性剤には、例えば、以下が含まれる:ポリオキシエチレン化合物、レシチン、エトキシル化アルコール、エトキシル化エステル、エトキシル化アミド、ポリオキシプロピレン化合物、プロポキシル化アルコール、エトキシル化/プロポキシル化ブロックコポリマー、プロポキシル化エステル、アルカノールアミド、アミンオキサイド、多価アルコールの脂肪酸エステル、エチレングリコールエステル、ジエチレングリコールエステル、プロピレングリコールエステル、グリセロールエステル、ポリグリセロール脂肪酸エステル、ソルビタンエステル、スクロースエステル、グルコース(デキストロース)エステル、シメチコンなど、またはその混合物。
可塑剤、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール/マンニトール、アセチル化モノグリセリド、モノアセチン、ジアセチン、トリアセチン、1,3ブタンジオールなど、またはその混合物。
充填剤、例えば、デンプン、微結晶セルロース、木材パルプ、ディスク精製木材パルプ、不溶性繊維、溶解性繊維、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、クレイなど、またはその混合物。
潤滑剤、例えば、ステアリン酸およびステアリン酸マグネシウムなどのステアリン酸塩、軽質無水ケイ酸、タルク、ラウリル硫酸ナトリウムなど、もしくはその混合物、またはワックス、例えば、レシチン、グリセロールモノステアリン酸、プロピレングリコールモノステアリン酸、ココアバター、白色ワセリン、ポリエチレングリコールなど、もしくはその混合物。
保存剤、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムなど、またはその混合物。
安定剤、例えば、アスコルビン酸、モノステアリルクエン酸、BHT、BHA、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸など、またはその混合物。
着色料、例えば、植物性色素または他の食品用色素、水溶性クロロフィルなど、またはその混合物。
本明細書に記載される任意の組成物は、コーティング、例えば無光沢または光沢のあるコーティングをさらに含んでもよい。コーティングは、好ましくは着色料、香料、甘味料、または香料マスキング剤を含む。コーティングはまた、組成物中のフォーマットとは異なる、香料、着色料、または分解の速度を含んでもよい。コーティングはまた、タバコを有してもよい。例示的な香料は本明細書に記載される。
本明細書に記載される任意の組成物は、印刷されたパターンを、例えばロゴの中にさらに含んでもよい。印刷されたパターンは、着色料、タバコ、香料、甘味料、または香料マスキング剤を含んでもよい。本明細書に記載される任意の組成物の表面はまた、浮き彫りのパターンを含んでもよい。
任意の組成物中に含まれるタバコは、粉末、顆粒、小片であってもよく、または口の中で溶解性もしくは不溶性であると知覚されてもよい。
本明細書に記載される任意の組成物は、例えば、タバコまたは複数の香料もしくは着色料を含むフレークをさらに含んでもよい。
本発明の任意の組成物は、口の中での適用のために適切な形状で形成されてもよい。本発明の組成物は、例えば、1秒〜30分間の時間にわたってタバコの満足感をさらに提供し得る。
本発明はまた、本明細書に記載されるような任意の組成物の少なくとも一部を口の中に配置することによって、タバコの満足感を得るための方法を特徴とする。
本発明はまた、本明細書に記載されるような組成物を作製するための方法を特徴とする。任意のこれらの方法は、例えば、噴霧、ブラシかけ、ロールコーティング、ドクターバーキャスティング(doctor bar casting)、スロットコーティング、押し出しコーティング、または熱溶解沈着によって、組成物にコーティングを付加する工程をさらに含み得る。任意のこれらの方法はまた、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、レーザー印刷、またはスクリーン印刷によって、組成物上にパターンを印刷する工程をさらに含み得る。加えて、組成物を作製する方法は、香料、着色料、香料マスキング剤、または本明細書に記載される任意の他の成分をフォーマットまたは組成物に添加する工程を含んでもよい。
「フォーマット」とは、組成物中の、本明細書に提供されるような成分または成分の寄せ集め、例えば、ポリマー、ガム、ハイドロコロイド、結合剤、キャリア、または薬剤を意味する。水溶性合成ポリマーフォーマットは以下を含み得る:ポリビニルピロリドン、水溶性セルロース、ポリビニルアルコール、エチレン無水マレイン酸コポリマー、メチルビニルエーテル無水マレイン酸コポリマー、アクリル酸コポリマー、メタクリル酸およびメタクリル酸塩のアニオン性コポリマー、ジメチルアミノエチルアンモニウム官能基とのカチオン性コポリマー、ポリエチレンオキサイド、水溶性ポリアミドおよびポリエステルなど、またはその混合物。好ましい水溶性ポリマーフォーマットには、水溶性セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、またはヒドロキシプロピルセルロース、またはその混合物が含まれる。さらなるフォーマットには、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、キサンタンガムのような天然のガム、トラガカント、グアーガム、アカシアガム、アラビアガム、ポリアクリル酸のような水分散性ポリアクリル酸、メチルメタクリレートコポリマー、カルボキシビニルコポリマーが含まれる。フォーマットは、混合物、他のフォーマットとのブレンド、またはブロックコポリマーであり得る。他の例示的なフォーマットは本明細書に記載される。
「誘導体」は、別の物質に構造的に関連し、かつ理論的にそこから誘導可能である化学物質を意味する。例えば、フォーマットは、アルキル化、例えば、メチル化、エチル化、プロピル化、もしくはブチル化、ヒドロキシル化、カルボキシル化、アシル化、例えばアセチル化、架橋、アミン化、リン酸化、硫酸化、ハロゲン化、例えば、フルオロ、ブロモ、クロロ、もしくはヨード化され、または水素化されてもよい。
「タバコ」は、タバコ属(genus Nicotiana)の任意のメンバーの、任意の部分、例えば、葉、花卉、根、および茎を意味する。タバコの例示的な種には、N. ルスチカ(rustica)およびN. タバカム(tabacum)(例えば、LA B21、LN KY171、TI 1406、Basma, Galpao, Perique, Beinhart 1000-1, およびPetico)が含まれる。他の種には以下が含まれる:N. アカウリス(acaulis)、N. アクミナータ(acuminata)、N. アクミナータ(acuminata)var. マルチフローラ(multiflora)、N. アフリカーナ(africana)、N. アラータ(alata)、N. アンプレキシカウリス(amplexicaulis)、N. アレントシー(arentsii)、N. アテヌアータ(attenuata)、N. ベナビデシイ(benavidesii)、N. ベンタミアーナ(benthamiana)、N. ビゲロビイ(bigelovii)、N. ボナリエンシス(bonariensis)、N. キャビコーラ(cavicola)、N. クレベランディー(clevelandii)、N. コルジフォリア(cordifolia)、N. コリムボーサ(corymbosa)、N. デブネイイ(debneyi)、N. エクセルシオール(excelsior)、N. フォーゲチアーナ(forgetiana)、N. フラグランス(fragrans)、N. グラウカ(glauca)、N. グルチノーサ(glutinosa)、N. グッドスピーディイ(goodspeedii)、N. ゴッセイ(gossei)、N. ハイブリッド(hybrid)、N. イングルバ(ingulba)、N. カワカミイ(kawakamii)、N. ナイチアーナ(knightiana)、N. ラングスドルフィイ(langsdorffii)、N. リネアリス(linearis)、N. ロンギフローラ(longiflora)、N. マリチーマ(maritima)、N. メガロシフォン(megalosiphon)、N. ミエルシイ(miersii)、N. ノクチフローラ(noctiflora)、N. ヌジカウリス(nudicaulis)、N. オブツシフォリア(obtusifolia)、N. オシデンタリス(occidentalis)、N. オシデンタリス(occidentalis)亜種ヘスペリス(hesperis)、N. オトフォーラ(otophora)、N. パニキュラータ(paniculata)、N. パウリフローラ(pauciflora)、N. ペツニオイデス(petunioides)、N. プラムバジニフォリア(plumbaginifolia)、N. クアドリバルビス(quadrivalvis)、N. ライモンジイ(raimondii)、N. レパンダ(repanda)、N. ロスラータ(rosulata)、N. ロスラータ(rosulata)亜種イングルバ(ingulba)、N. ロツンジフォリア(rotundifolia)、N. セチェリイ(setchellii)、N. シミュランス(simulans)、N. ソラニフォリア(solanifolia)、N. スペガッチニイ(spegazzinii)、N. ストックトニイ(stocktonii)、N. スアベオレンス(suaveolens)、N. シルベストリス(sylvestris)、N. チルシフローラ(thyrsiflora)、N. トメントーサ(tomentosa)、N. トマントシフォルミス(tomentosiformis)、N. トリゴノフィラ(trigonophylla)、N. ウムブラチカ(umbratica)、N. ウンジュラータ(undulata)、N. ベルチーナ(velutina)、N. ウィガンジオイデス(wigandioides)、およびN. x サンデラエ(sanderae)。タバコは、全体であってもよく、細切り、切断、保存処理、熟成、発酵されてもよく、または処理、例えば、顆粒化もしくはカプセル化されてもよい。タバコはまた、完成製品の形態であってもよく、これには、口腔で消費される任意の非燃焼性タバコ、例えば、無煙タバコが含まれるがこれに限定されない。このような無煙タバコには、嗅ぎタバコ(湿式または乾式)、かみタバコ、ルーズタバコ、ポーチ型タバコなど、または本明細書に含まれる任意の型が含まれる。この用語はまた、タバコの2種以上の感覚受容性成分を含むタバコの抽出物を含む。
「タバコの満足感」とは、この場合において、無煙タバコを使用するときに口の中に放出されるタバコの感覚受容性成分および加えられた香料成分に付随する経験を意味する。無煙タバコ製品を使用することを選択する成人消費者は、典型的には、彼らの個々の好みに従って無煙タバコ製品を購入する;このような好みには、非限定的に、香り、タバコの格好、形態、使用の容易さ、および包装が含まれる。
「感覚受容性」は、例えば、におい、芳香、香り、味、臭気、舌触りなどの任意の組み合わせを含む、消費者による統合された感覚的知覚に関連し、またはそれに寄与することを意味する。
「非燃焼性」は、通常の使用の間に燃焼しないことを意味する。
「部」は、何かがそれから構成され、またはそこに分割可能である、いくつかのまたは多くの等しい単位のうちの1つを意味する。特記されない限り、部は重量比である。
本明細書に記載される組成物は、サイズ、使用の容易さ、および崩壊速度の制御の観点から都合がよい。
すべてのパーセンテージは、特記されない限り、重量比である。
他の特徴および利点は、以下の説明および特許請求の範囲から明らかである。
発明の詳細な説明
本発明は、典型的には、タバコの満足感のためのタバコ組成物を特徴とする。
A.タバコ
本明細書に記載される組成物において有用なタバコには、任意の未処理の、または処理した形状、例えば、粉末、顆粒、または細片が含まれる。好ましくは、タバコは、口の中で崩壊するため(例えば、溶解する)、溶解性の認知を与えるため(例えば、タバコが口の中で触覚的な経験をもたらさない)、または容易に飲み込まれるように、サイズが決められまたは製造される。または、タバコは、口の中で触覚的な経験を与えるためにサイズが決められまたは製造されてもよい。例示的な平均サイズは、1〜1000μmの範囲、例えば、800、500、250、100、80、75、50、25、20、15、10、8、6、5、3、2、または1μmまたはそれ以下、好ましくは、80μm以下である。タバコはまた、スラリーまたは流動可能なゲルの形状であり得る。流動可能なゲルは、水に溶解され、タバコと混合され、次いで、フォーマットの完全な溶解を妨害する混和性溶媒と混合されたフォーマットの混合物である。このような混合物は、フォーマットの膨潤を引き起こし、偽塑性であり、わずかな圧力で容器(例えば、チューブ)から容易に分配される粘性ペーストを形成する。例示的なタバコは無煙タバコである。さらなるタバコは、米国特許出願公開第2003/0094182号および同第2003/0070687号、国際公開公報第WO 2005/041699号、米国特許出願第10/981,948号に記載され、これらの開示は、参照により本明細書に組み入れられる。組成物中で利用されるタバコはまた、米国特許出願公開第2004/0112394号に従って調製されてもよく、その開示は参照により本明細書に組み入れられる。他の適切なタバコは当技術分野において公知である。
タバコは、組成物を通してランダムにもしくは均一に分布されてもよく、または、その種々の領域中、例えば中心もしくは表面上に濃縮されてもよい。
所望の特徴および組成物の最終的な用途によって、典型的な最終タバコ濃度は、最終組成物の重量で1パーセントから99パーセントまでの範囲、例えば、最大で10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、または90%である。好ましい態様において、組成物は25%前後のタバコを含む。
B.組成物
一般的に、本発明の組成物は、経口的な使用または消費のために意図される。タバコを含む組成物は、任意の適切な経口用に適合可能なフォーマットを使用して製造されてもよい。タバコは、フォーマットとともに直接的に混合されてもよく、またはフォーマットによって支持されてもよい。例えば、組成物は、乾燥粒子として、細片として、顆粒として、粉末として、もしくはスラリーとしてタバコを含んでもよく、フォーマットの上に沈着され、その中に混合され、それによって取り囲まれ、またはそれと合わせられてもよい。組成物中のタバコは、可溶性であっても、もしくは可溶性でなくてもよく、または可溶性であると知覚されても、もしくは知覚されなくてもよい。1つの実施形態において、組成物は、スピットレスタバコ組成物である。組成物はまた、タバコの形状または型の混合物を含んでもよい。組成物は泡状または高密度であってもよい。泡状組成物は、強固かつ可撓性であってもよく、水溶性、水不溶性、または熱可塑性フォーマットに基づいていてもよい。例示的な組成物は本明細書に記載される。1つの実施形態において、本発明の組成物は不燃性である。
本明細書に記載される組成物における使用のために適切なフォーマットには以下が含まれる:経口用に適合可能なポリマー、例えば、セルロース誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、およびメチルセルロース(MC))、天然のポリマー(例えば、デンプンおよび修飾デンプン、コンニャク、コラーゲン、イヌリン、ダイズタンパク質、ホエイタンパク質、カゼイン、およびコムギグルテン)、海草由来ポリマー(例えば、カラギーナン(カッパ、イオタ、およびラムダ)、アルギン酸、およびプロピレングリコールアルギン酸)、微生物由来ポリマー(例えば、キサンタン、デキストラン、プルラン、カードラン、およびジェラン)、抽出物(例えば、ローカストビーンガム、グアーガム、タラガム、トラガカントガム、ペクチン(例えば、低メトキシおよびアミド化)、寒天、ゼイン、カラヤ、ゼラチン、オオバコ種子、キチン、およびキトサン)、浸出液(例えば、アカシアガム(アラビア)およびセラック)、合成ポリマー(例えば、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、およびポリビニルアルコール)。他の有用なフォーマットは当技術分野において公知であり、例えば、以下を参照されたい:Krochta et al. Food Technology, 1997, 51 :61-74, GlicksmanFood Hydrocolloids CRC 1982, Krochta Edible Coatings and Films to Improve Food Quality Technomic 1994, Industrial Gums Academic 1993, Nussinovitch Water-Soluble Polymer Applications in Foods Blackwell Science 2003。所望の特徴によって、組成物はまた以下を含んでもよい:充填剤(例えば、デンプン、微結晶セルロース、木材パルプ(例えば、International Fibers, Inc.からのSolkafloc)、ディスク精製木材パルプ、不溶性繊維、溶解性繊維(例えば、MatsutaniからのFibersol)、炭酸カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、およびクレイ)、潤滑剤(例えば、レシチン、ステアリン酸、ステアリン酸塩(例えば、MgまたはK)、およびワックス(例えば、グリセロールモノステアリン酸、プロピレングリコールモノステアリン酸、およびアセチル化モノグリセリド)、可塑剤(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、モノアセチン、ジアセチン、トリアセチン、および1,3ブタンジオール)、安定剤(例えば、アスコルビン酸およびモノステアリルクエン酸、BHT、またはBHA)、または他の化合物(植物油、界面活性剤、および保存剤)。一部の化合物は、可塑剤と潤滑剤の両方として機能する。
本発明の組成物は以下を含み得る:香料抽出物(カンゾウ、クズ、アジサイ、日本の白色樹皮モクレン葉、カモミール、コロハ、クローブ、メントール、和種ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、チェリー、ベリー、ピーチ、リンゴ、ドラムボウイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セルリー、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、桂皮、キャラウェー、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピメント、ジンジャー、アニス、コリアンダー、コーヒー、ココナッツ、グレープフルーツ、ライム、マンダリン、パイナップル、イチゴ、ラズベリー、マンゴー、パッションフルーツ、キウイ、西洋ナシ、アンズ、ブドウ、バナナ、クランベリー、ブルーベリー、クロフサスグリ、アカフサスグリ、グーズベリー、コケモモ、タイム、バジル、キャミーレ、バレリアン、パセリ、カモミール、タラゴン、ラベンダー、ディル、クミン、サルビア、アロエベラ、バルサム、ユーカリ、またはハッカ属の任意の種からのミント油)、香料マスキング剤、苦味受容体部位ブロッカー、受容体部位エンハンサー、甘味料(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム(Ace-K)、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、およびタガロース)、および他の所望の添加物、例えば、クロロフィル、ミネラル、ボタニカル、または呼気清涼剤。
香料はまた、固形植物材料、例えば、ミント葉によって提供されてもよく、これは、典型的には、10%香料オイルおよび90%不溶性繊維である。例示的な植物にはさらに以下が含まれる:カンゾウ、クズ、アジサイ、日本の白色樹皮モクレン葉、カモミール、コロハ、クローブ、和種ハッカ、シナモン、ハーブ、チェリー、ベリー、ピーチ、リンゴ、ラベンダー、カルダモン、セルリー、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、ローズ、バニラ、レモン、オレンジ、桂皮、キャラウェー、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピメント、ジンジャー、アニス、コリアンダー、コーヒー(アラビカ(Arabica)、ブラジリアン サントス(Brazilian Santos)、コロンビアン スペレモ(Columbian Supremo)、コスタリカン(Costa Rican)、エチオピアン ハラー(Ethiopian Harrar)、ハワイアン コナ(Hawaiian Kona)、ケニア(Kenya)AA、ジャマイカ(Jamaica)、スマトラ(Sumatra)、タンザニアン ピーベリー(Tanzanian Peaberry)、ジンバブエ(Zimbabwe)、またはヘーゼルナッツ、バニラ、アマレット、フルーツ、アイリッシュクリーム、シナモン、またはビタースコッチの香り)、またはハッカ属(genus Mentha)の任意の種。適切な植物材料はさらに、全体で、または粉砕した形態における、豆(例えば、コーヒー豆、バニラビーンズ、またはココア豆)、ナッツ(例えば、アーモンド、ピーナッツ、カシュー、ウォルナット、ペカン、およびピスタチオ)、または枝(例えば、シナモン)であり得る。植物材料は、香りの移動後にタバコから分離されてもよく、またはこれは、WO 2005/041699に記載されるように、タバコと組み合わせて残っていてもよい。
植物材料の組み合わせも利用することができる。
香料は、香料抽出物、植物材料、またはその組み合わせによって、本明細書に記載されるように組成物に提供されてもよい。天然の香料抽出物に加えて、香料はまた、模造、合成、または人工の香料組成物およびこれらの成分を含むブレンドによって提供されてもよい。香料は、粉末、オイル、カプセル化型で、または他の市販の形態で加えられてもよい。
特定の態様において、組成物は口の中で崩壊する。組成物の崩壊速度は、20分間から1分間未満まで変化し得る。速い放出組成物は、典型的には、2分間未満、より好ましくは、1分間以下、例えば、60秒、50秒、45秒、40秒、35秒、30秒、25秒、20秒、15秒、10秒、5秒、4秒、3秒、2秒、または1秒未満で崩壊する。崩壊は、任意のメカニズム、例えば、溶解、融解、機械的破壊(例えば、咀嚼によって)、酵素的もしくは他の化学的分解、またはフォーマットとタバコの間の相互作用の破壊によって起こり得る。フォーマットおよびタバコ自体は、同様に崩壊し得る。組成物が崩壊するために必要な時間の長さは、組成物の厚さを変化させることによって制御されてもよく、この時間の長さは、フォーマットの種類、他の添加物、および使用のパターンに依存する。口の中に置かれたときに、組成物は、一時的に、口腔粘膜の一部に付着し得る。加えて、タバコの満足感の時間の長さは変化し得る。この時間の長さは、例えば、組成物の崩壊の速度、組成物からの感覚受容性の抽出の速度、および口の中での組成物の滞留時間によって影響を受ける可能性がある。他の態様において、組成物は、口の中での滞留時間にわたって崩壊しない。このような組成物において、タバコ感覚受容性成分の口への導入は、部分的溶解、浸出、抽出、または咀嚼によって引き起こされる機械的破壊によって起こり得る。タバコの満足感は、少なくとも10秒間、30秒間、45秒間、1分間、2分間、3分間、5分間、6分間、7分間、8分間、9分間、10分間、11分間、12分間、13分間、14分間、15分間、30分間、または1時間、好ましくは、1秒間〜10分間、より好ましくは、30秒間〜5分間の時間にわたって、組成物から提供されてもよい。
個々の組成物は、口の中に完全に適合するようにサイズが決められてもよく、またはこれらは、口の中で部分的にのみ適合するようにサイズが決められてもよい。組成物の好ましい断面は、正方形、円形、長方形、楕円形、卵形などを含むがこれらに限定されない。好ましい寸法は、提供するサイズおよび成分によって変動し得る。典型的には、単回の供給の最大寸法は10cm以下である。または、タバコ製品は、より大きな形態で作製されてもよく、そこから、個々の供給が、例えば、咀嚼、噛むこと、または口での崩壊によって、切断または分離されてもよい。例えば、ストリップまたは他の長いピースは容器中に配置されてもよく、消費者は、所望の供給サイズを取り出してもよい。より大きな組成物(またはハンドルに取り付けた経口サイズのピース)はまた、爪楊枝またはシガレットと同様に口に部分的に挿入されてもよく、消費者は、それを吸うかまたはそれを咀嚼してもよい。1つの態様において、より大きなピースは経口的に崩壊可能であり、一定の時間にわたって完全に消費されてもよい。
C.技術
フィルム
本発明の組成物は、経口的に崩壊可能であり得るフィルムとして形成されてもよい。このようなフィルムは、単一の層または複数の層を含み得る。単一層フィルムは、例えば、均質な混合物中に、タバコ、フォーマット、および他の成分を含む。複数層フィルムは、例えば、同じかまたは異なる種類またはサイズのタバコ、例えば、溶解性であると知覚されるタバコを有する、いくつかのタバコ含有層を含み得る。複数層は、一緒に積層され得る。加えて、複数層フィルムは、1つまたは複数の層にタバコを含み、他の層は、本明細書に記載されるようなさらなる成分を含んでもよい。例えば、個々の層が、香料、甘味料、着色料、崩壊の速度、または安定性(例えば、取り扱いの間または消費の間)のために加えられてもよい。タバコはまた、サンドイッチ配置で、2つ以上の層の間に配置されてもよい。サンドイッチにおける1つまたは複数の層もまた、タバコを含み得る。複数の層を有するフィルムにおいて、層は、同じかまたは異なる速度で崩壊してもよいし、または層は、経口的に崩壊しなくてもよい。崩壊の速度が異なる場合、組成物は、崩壊している層に基づいて異なる速度でタバコを供給し得る。複数層のフィルム中の単一層フィルムまたは個々の層はまた、所望の物理的特性または所望の溶解速度もしくは崩壊速度を提供するために、泡状または通気されてもよい。
フィルムは、個々の供給として口に適合するようにサイズ決定されてもよい。または、より大きなフィルムが製造されて、そこから個々の供給が分離されてもよい。例えば、フィルムは、中空チューブまたはストローを形成するように包装、または成形され、これは次に、さらなる材料で満たされてもよい。加えて、フィルム、例えば、乾燥重量ベースで1%〜99%の範囲の高いパーセンテージのタバコを含むフィルムが製造されてもよく、次いで、本明細書に記載されるように、他の組成物への添加のためのフレークまたは粉末の調製において使用されてもよい。フィルムの好ましい厚さは、典型的には、1mm未満、例えば、500、200、100、50、40、30、20、10、5、4、3、2、または1μm未満;好ましくは5〜125μmである。
フィルムを製造するために、当技術分野において公知の種々の方法を使用することができる。利用される技術は、フィルムに用いられるフォーマットにより決定されてもよい。例示的な方法には、溶液キャスティングまたは押し出し、溶融押し出し、ドラム乾燥、およびカレンダ加工が含まれる。一旦形成すると、フィルムは、例えば、フィルムの表面を、印刷またはコーティングまたは装飾することによって修飾されてもよい。香料、着色料、またはタバコは、印刷、コーティング、または装飾プロセスによって、フィルムの表面に加えられてもよい。当技術分野において公知であるすべての印刷プロセス、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、レーザー印刷、またはスクリーン印刷、および他の典型的な方法が使用されてもよい。コーティングおよび装飾パターンは、当技術分野において公知のプロセス、例えば、噴霧、ブラシかけ、ロールコーティング、ドクターバーキャスティング、スロットコーティング、押し出しコーティング、熱溶解沈着、粒子またはフレークの沈着、および他の典型的な方法を使用して、フィルムの表面に適用されてもよい。印刷、コーティング、または装飾されるフィルムはタバコを含んでもよいし、含んでいなくてもよい。印刷、コーティング、または装飾パターンの1つの機能は、さらなる量の着色料、香料、またはタバコをフィルムに供給することである。別の機能は、フィルムの寸法の安定性および外見を改善することである。一旦、印刷、コーティング、または装飾されたフィルムが調製されると、フィルムのさらなる層が、印刷、コーティング、または装飾された表面をカバー、保護、およびシールするために適用されてもよい。
例示的なフィルムの概略図は図1に示される。
フィルムの実施例
表1.1、1.2、および1.3は本発明のフィルムを製造するための例示的な成分を示す。
(表1.1)
Figure 0005215175
(表1.2)ミントフィルム
Figure 0005215175
(表1.3)
Figure 0005215175
実施例2.タバコフィルム
Dow Chemicalからの50グラムのK-3(60%)、K-100(35%)およびK4M(5%)グレードのヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)の混合物を、180°Fに加熱した、十分に攪拌した450グラムの脱イオン水を含むビーカーに加える。混合しながら、40グラムの微細に粉砕したタバコを、15グラムの微結晶セルロース(FMC)、17グラムのデンプン(Grain Processing Corp.からのB-700)、16グラムのグリセリン、0.8グラムのポリソルベート80(Unichema)、および4グラムのプロピレングリコールモノステアリン酸(DaniscoからのPGMS)とともにHPMC溶液に加える。温度が100°Fよりも下に下がったときに、10グラムのシナモン香料および2グラムのスクラロース(人工甘味料)をこの溶液に加える。pHを約7.5に調整するために、2グラムの炭酸ナトリウムを加える。一旦、すべての成分が加えられ、均一に分散されると、この混合物はウォーターバスの中に配置され、30分間連続して混合しながら、温度を65°Fまで減少させる。さらなる水が、65°Fの温度における5,000センチポアズのBrookfield粘度を得るために加えられ、約17% w/wの溶液中の固体を生じる。
次いで、上記の溶液を含むこのタバコの部分は、15ミル(0.015インチ)の固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用して、ガラス上に広げる。このガラスプレートは、170°Fの温度にプリセットした空気循環実験室オーブンの中に配置する。30分後、ガラスプレートをオーブンから取り出し、室温まで冷却し、および2.5ミル(0.0025インチ)の厚さを有する乾燥フィルムをガラスプレートから取り外す。次いで、このフィルムは、口の中に配置するために適切であるより小さな小片に切断されてもよい。1.0インチ×1.25インチのフィルムの切片は、典型的には、口の中で1分間未満で崩壊し、それによって、香料、甘味料、およびタバコを放出する。このフィルムのタバコ含量は乾燥重量ベースで25%である。
実施例3.不透明な香りフィルム
実施例2と同じ手順を使用して、溶液を、タバコの添加なしで調製する。この溶液がまだ熱い間に、Sensient Colorsによって供給される32グラムの二酸化チタン分散液(水中50%二酸化チタン)および0.01グラムのFD&C Red No. 40(Sensient Colors)を攪拌子ながら加える。この溶液を、実施例2に記載されるように、65°Fまで冷却し、ガラスプレート上に広げ、乾燥させ、およびガラスプレートから取り出す。良好な強度および15ミル(0.015インチ)の乾燥フィルム厚の不透明な明るい赤色のフィルムを製造する。
実施例4.2層フィルム
実施例2の溶液の一縷を、15ミル(0.015インチ)の固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用してガラスプレート上に広げる。このガラスプレートは実験室オーブン中に配置し、フィルムは実施例2と同様に乾燥する。ガラスプレートはオーブンから取り出し、室温まで冷却するが、フィルムはガラスプレートから取り外さない。
実施例3からの溶液の一部を、5ミル(0.005インチ)の固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用して、実施例2の乾燥フィルムの上に広げる。このガラスプレートは、170°Fで10分間、実験室オーブン中に配置する。3ミル(0.003インチ)の厚さを有する乾燥フィルムをガラスプレートから取り外す。このフィルムは、一方の側には茶色のタバコ含有フィルムの層、および反対側には赤色の香りを付けたフィルムを有する、区別できる2つの側を有する。フィルムの1.0インチ×1.25インチ部分が、典型的には、1分間未満で口の中で崩壊する。
実施例5.3層フィルム
前述と同様に、実施例3からの溶液の一部を、5ミルの固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用してガラスプレート上に広げ、実験室オーブン中で乾燥させる。前述と同様に、実施例2からの溶液の一部を、15ミルの固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用して、実施例3の乾燥フィルムの上に広げる。前述と同様に、実施例3からの溶液の一部を、5ミルの固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用して、ガラスプレート上に広げる。得られるフィルムは3ミル(0.003インチ)の厚さであり、両側の不透明な赤色の香りを付けたフィルムの層、およびタバコ含有フィルムの中心層を有する3層から構成される。フィルムの1.0インチ×1.25インチ部分が、典型的には、1分間未満で口の中で崩壊する。
実施例6.発泡フィルム
実施例2からのタバコ含有溶液の100グラム部分に、激しく混合しながら、0.5グラムのラウリル硫酸ナトリウム(界面活性剤)を加える。次いで、この溶液を、Silverson実験用ホモジナイザー、モデルL4RT-Wなどの高剪断ミキサーで混合して、均一な泡構造を作製する。次いで、この高度に通気した溶液を、40ミル(0.040インチ)の固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用してガラスプレート上に広げ、実験室オーブン中で乾燥させる。乾燥した発泡フィルムは、ガラスプレートから取り外したときに、4ミル(0.004インチ)の厚さを有する。フィルムの1.0インチ×1.25インチ×4ミル(0.004インチ)厚の発泡フィルムの部分の重量は、実施例2において調製したような非発泡フィルムの同一の部分よりも35%低い。口の中でのこの発泡フィルムの崩壊速度は、実施例2において調製したものと比較したときに、典型的にはより速い。
実施例7.フレーク
噴霧乾燥したアラビアガム(TIC Gums, Inc.)および0.4グラムのプロピレングリコールモノステアリン酸(PGMS)を、30分間激しく混合しながら、60グラムの脱イオン水に加えることによって、溶液をビーカー中で調製する。この溶液の10グラムに、激しく攪拌しながら、0.01グラムのFD&C Red No. 40レーキを加えて、均一な色の分散を確実にする。この溶液にふたをして24時間放置し、すべての取り込まれた空気が消散することを可能にする。次いで、この溶液の一部を、5ミル(0.005インチ)の固定ギャップを有する引き下ろしブレードを使用してガラスプレート上に広げる。このガラスプレートを、フィルムが徹底的に乾燥するまで、20分間、170°Fにプリセットした実験室オーブン中に配置する。このフィルムをガラスプレートから取り外すとき、これは、高い光沢のある、色鮮やかな赤色フレークの多くの小さな小片に砕ける。このプロセスを、他のFD&Cレーキを用いて反復して、多くの異なる色のフレークを製造する。香料および人工甘味料もまた、フレークに加えることができる。
実施例8.タバコフレーク
実施例7において調製した溶液の10グラムに、4グラムの微細に粉砕したタバコ粉末を加える。実施例7と同じ様式で、フィルムをガラスプレート上で調製し、乾燥し、冷却し、および取り外す。得られるフレークは、50%タバコおよび50%アラビアガムから構成され、深い茶色である。所望される場合、香料をフレークに加えることが可能である。炭酸ナトリウムなどの物質もまた、pHを調整するためにフレークに加えることができる。
実施例9.フレークを有するタバコフィルム
実施例2と同様にフィルムを調製する。フィルムがまだガラスプレート上で濡れている間、測定量のフレークを実施例8と同様に調製し、濡れたフィルムの上に均一に広げる。次いで、ガラスプレートを実験室オーブンの中に配置する;フィルムを室温まで冷却し、次いで、ガラスプレートから取り外す。典型的には、実施例2の乾燥フィルムは、1グラムの乾燥重量を有する(25%または0.25グラムのタバコを含有する)。このフィルムが、20個の均等なフィルムの部分(1.0インチ×1.25インチ×2ミル)に分けられる場合、各部分は、50ミリグラムの重量である(25%または12.5ミリグラムのタバコを含有する)。1グラムのタバコフレーク(これは50%重量のタバコを含有する)がフィルムの上に均一に広げられる場合、フィルムの全体の部分は、2グラムの乾燥重量を有する(全体で0.75グラムのタバコを含む)。20個の均等な部分に分けられるとき、各部分は100ミリグラム重量であり,37.5ミリグラムのタバコを含む。1.0インチ×1.25インチサイズに切断されたフィルムの部分は、典型的には、1分間未満で口の中で崩壊する。
実施例10.装飾フレークを有するタバコフィルム
実施例9に概説された手順は、装飾フレーク(例えば、いかなるタバコも含まない着色フレーク)を使用して、または着色フレークおよびフレークを含有するタバコのブレンドを用いて、反復することができる。得られるフィルムは、色鮮やかな外見を有する。
実施例11.香り付きタバコフィルム
(表11.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
Klucel EF(Hercules) 30.98g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 15.51g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 2.60g
B-792 (Grain Processing Corporation) 16.36g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 32.72g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 1.96g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.65g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.65g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 5.89g
プロピレングリコール 5.22g
ポロエチレングリコール400 6.54g
シナモン香料 6.54g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.62g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.62g
全体で619.14gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、15ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に30分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、口の中で、30秒間未満で崩壊した。
比較的より遅く崩壊するフィルム(例えば、口の中で30秒間より長い時間で崩壊するフィルム)は、30ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って溶液を流し込むことによって、同じ溶液から製造した。このフィルムは、上記と同じ様式で、40分間乾燥させた。製造したフィルムは、典型的には、口の中で、1分間未満で崩壊した。
超高速崩壊フィルム(例えば、口の中で15秒間未満で崩壊するフィルム)は、ガラスプレートに流し込む前に、溶液を泡立てることによって、同じ溶液から製造した。泡立ては、100gの各溶液を、約3分間の間、高剪断混合(Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いる)に供することによって達成し、その後、泡立てた溶液を、30ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いて、すぐにガラスプレート上に流し込んだ。製造したフィルムは、典型的には、口の中で、15秒間未満で崩壊した。
実施例12.香り付きタバコフィルム
(表12.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 30.98g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 15.51g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 2.60g
B700 (Grain Processing Corporation) 16.36g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 32.72g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 1.96g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.65g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.65g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 4.58g
プロピレングリコール 5.22g
ポリエチレングリコール400 4.58g
ミント香料 9.81g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.62g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.62g
全体で619.14gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、15ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に30分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、典型的には、口の中で、15-30秒間で崩壊した。
または、このフィルムは、ウィンターグリーン、スペアミント、またはリンゴ香料を含む。
比較的より遅く崩壊するフィルム(例えば、口の中で30秒間より長い時間で崩壊するフィルム)および超高速崩壊フィルム(例えば、口の中で15秒間未満で崩壊するフィルム)は、実施例11に記載されるものと同じ溶液から製造した。
実施例13.ピーチの香り付きタバコフィルム
(表13.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 30.98g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 15.51g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 2.60g
B700 (Grain Processing Corporation) 16.36g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 32.72g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 1.96g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.65g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.65g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 1.31g
プロピレングリコール 1.31g
ポリエチレングリコール400 1.31g
ピーチピューレ 100.0g
ピーチ香料 3.27g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.62g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.62g
全体で619.14gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、15ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に30分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、典型的には、口の中で、15-30秒間で崩壊した。
比較的より遅く崩壊するフィルム(例えば、口の中で30秒間より長い時間で崩壊するフィルム)および超高速崩壊フィルム(例えば、口の中で15秒間未満で崩壊するフィルム)は、実施例11に記載されるものと同じ溶液から製造した。
実施例14.スティック/ラップ/ポーチ/真空成形のための香り付きタバコフィルム
(表14.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 38.48g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 19.27g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 3.24g
B700 (Grain Processing Corporation) 20.32g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 14.39g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 2.16g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.72g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.72g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 7.19g
プロピレングリコール 7.19g
ポリエチレングリコール400 7.19g
トリアセチン 6.47g
シナモン香料 10.80g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.88g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.88g
全体で606.10gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして将来の使用のためにプラスチックバッグの中に保存した。
または、香り付きタバコフィルム、例えば、リンゴの香りを有するものもまた、先の配合および手順に従って製造した。
実施例15.スティック/ラップ/ポーチのための香り付き/色付きフィルム
(表15.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 38.48g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 19.27g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 3.24g
B700 (Grain Processing Corporation) 20.32g
ファイバーゾル-2(Matsutani) 14.39g
FD&C Red 40 Alum Lake 35-42% (Sensient Colors) 0.29g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 2.16g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.58g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.58g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 7.19g
プロピレングリコール 7.19g
ポリエチレングリコール400 7.19g
トリアセチン 6.47g
シナモン香料 10.79g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.88g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.88g
実施例16.スティック/ラップ/ポーチ用の白色紙様フィルム
(表16.1)
Figure 0005215175
ミックス1
Klucel EF(Hercules) 20.53g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 10.28g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 1.73g
Solkafloc 200 FCC (International Fiber) 30.03g
ミックス2
Na2CO3 1.15g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.38g
ミックス3
グリセリン 0.96g
プロピレングリコール 0.96g
ポリエチレングリコール400 0.96g
ミント香料 5.76g
スクラロース溶液25% 1.54g
TiO2 50%分散液 1.54g
全体で606.10gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチ)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチ)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。さらなるフィルムは40ミルで流し込み、1時間乾燥させた。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして将来の使用のためにプラスチックバッグの中に保存した。
代替的な香料には、ミント香料、ウィンターグリーン香料、またはスペアミント香料が含まれる。代替的な着色料には、FD&C Blue Alum Lake 35-42%、FD&C Emerald Green Lake Blend、およびFD&C Blue Alum Lake + FD&C Emerald Green Lake Blendが含まれる。
実施例17.スティック/ラップ/ポーチ用のピーチの香りのフィルム
(表17.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 38.48g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 19.27g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 3.24g
B700 (Grain Processing Corporation) 20.32g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 14.39g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 2.16g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.72g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.72g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 7.19g
プロピレングリコール 7.19g
ポリエチレングリコール400 7.19g
トリアセチン 6.47g
ピーチピューレ 100.0g
ピーチ香料 3.60g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 2.88g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 2.88g
全体で606.10gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして将来の使用のためにプラスチックバッグの中に保存した。
実施例18.コーティングのための香り付き白色不透明フィルム
(表18.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 38.48g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 19.27g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 3.24g
B700 (Grain Processing Corporation) 20.32g
ファイバーゾル-2(Matsutani) 14.39g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 1.44g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.72g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.72g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 3.60g
プロピレングリコール 3.60g
ポリエチレングリコール400 3.60g
トリアセチン 3.60g
TiO2分散液50%(Sensient Colors) 28.04g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 1.44g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 1.44g
全体で606.10gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を1分間継続した。得られる溶液を、真空下での混合のために適合させてあるSilverson SS1ベッセルに移した。このベッセルを、Silverson L4RTUホモジナイザーモーターユニットに取り付けた。この溶液を、真空下で(20-25インチHg)、2分間、7500RPMにてホモジナイズし、その後、アイスバスをホモジナイザーベッセルの周囲に配置した。均質化を真空下で(20-25インチHg)、8分間、10,000RPMにて継続した。均質化が完了した後、溶液の一部を、保存のために500mL Nalgeneボトルに移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、そして将来の使用のためにプラスチックバッグの中に保存した。
実施例19.押し出しタバコフィルム
(表19.1)
Figure 0005215175
以下の成分を、本明細書に記載されるように、タブレット製造のために利用される顆粒と同様の様式で顆粒化し、約4.50%湿度を有するタバコ顆粒を生じた。
Klucel LF(Hercules) 3448.0g
Na2CO3 181.0g
スクラロース(Tate & Lyle) 45.0g
プロピレングリコール 363.0g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 1451.0g
水 2344.0g
タバコ顆粒は、中程度の剪断スクリュー設計を有する同時回転押し出しのために構成されたLeistritz Micro-18 Twin Screw Extruder 40:1 L/Dのフィード部分に導入した。押し出しのフィード速度は,1時間あたり1-3ポンドの間で変化した。バレルゾーン温度は、75-240°Fの間で変化した。融解した突出からの揮発性物質の通気は、押し出し器の排出金型の前に通気開口部を組み入れることによって達成した。
約3インチの幅、および2-3ミルで変化する厚さを有するタバコフィルムは、押し出し器の排出末端においてストリップ金型を組み入れることによって製造した。排出の際に、タバコフィルムは、3ロールスタックチルローラーを利用することによって、カレンダ加工しおよび室温に冷却した。チルローラーから下流で、フィルムは巻き戻しリールに取り上げられ、接着を防ぐためにフィルム層間にMylarを組み入れる。タバコフィルムは、保存のために適切である容器中に置かれる。
引き続いて、タバコフィルムは、本明細書に記載されるように、ポーチを含む崩壊可能なタバコの製造において使用された。このフィルムは、2-4分間の時間にわたって口の中でゆっくりと崩壊する。
実施例20.ゼラチンを有する香り付きタバコフィルム
(表20.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 13.84g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 7.24g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 1.21g
B700 (Grain Processing Corporation) 7.63g
ゼラチン 0.61g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 15.27g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 0.91g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.30g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.30g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 2.14g
プロピレングリコール 2.44g
ポリエチレングリコール400 2.14g
ミント香料 4.58g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 1.22g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 1.22g
全体で288.93gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を3分間継続した。得られる溶液を、保存のために適切な容器に移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、および適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、口の中で、30秒未満で崩壊し、香料、甘味料、およびタバコを放出した。
実施例21.ゼラチンを有する香り付きタバコフィルム
(表21.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 11.40g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 7.24g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 1.21g
B700 (Grain Processing Corporation) 7.63g
ゼラチン 3.05g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 15.27g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 0.91g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.30g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.30g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 2.14g
プロピレングリコール 2.44g
ポリエチレングリコール400 2.14g
ミント香料 4.58g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 1.22g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 1.22g
全体で288.93gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を3分間継続した。得られる溶液を、保存のために適切な容器に移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、および適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、口の中で、30秒未満で崩壊し、香料、甘味料、およびタバコを放出した。
実施例22.ゼラチンを有する香り付きタバコフィルム
(表22.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器中で合わせた。
ミックス1
HM3PA2910 (Wolff Cellulosics) 8.35g
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 7.24g
HM4000PA2910 (Wolff Cellulosics) 1.21g
B700 (Grain Processing Corporation) 7.63g
ゼラチン 6.11g
タバコ粉末(平均粒子サイズ<80μm) 15.27g
得られる混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
Na2CO3 0.91g
プロピレングリコールモノステアリン酸 0.30g
ラウリル硫酸ナトリウム 0.30g
以下の成分を第3の容器に秤量した。
ミックス3
グリセリン 2.14g
プロピレングリコール 2.44g
ポリエチレングリコール400 2.14g
ミント香料 4.58g
タバコ香料調整剤(Hagelin) 1.22g
スクラロース溶液25%(Tate & Lyle) 1.22g
全体で288.93gの沸騰水をステンレス鋼容器に秤量した。この水を、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて激しく攪拌した。この水にミックス2を加えた。攪拌を30秒間継続し、その時点でミックス1を加えた。激しい攪拌を4分間継続した。得られる溶液にミックス3を加えた。激しい攪拌を3分間継続した。得られる溶液を、保存のために適切な容器に移した。
得られるゲル溶液の一部を、事前に適切なサイズのMylarのシートで覆ったガラスプレートに注いだ。このゲル溶液を、20ミルの固定ギャップを有する引き下ろしナイフを用いてガラスプレートを横切って引き出した。このガラスプレートを、75℃に設定した、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に35分間配置した。得られるフィルムは、約4%湿度まで乾燥し、Mylarシートから取り外し、および適切なサイズの単位に切断した。1.0インチ×1.25インチ単位のフィルムは、口の中で、30秒未満で崩壊し、香料、甘味料、およびタバコを放出した。
タブレット
本発明の組成物はまた、タブレット、例えば、超高速崩壊(約15秒)、速い崩壊(2分未満)、遅い崩壊(2-10分)、チュアブルタブレット、および発泡性タブレットとして製造されてもよい。例示的なタブレットは、図2A-2B、3A-3B、および4A-4Bに示される。
タブレットは、個々の供給としてサイズが決められてもよく、またはより小さな複数のタブレットが個々の供給を構成してもよい。個々の供給としてサイズが決められるタブレットは、典型的には、5mm〜15mmの寸法を有する。より小さなタブレットは、典型的には、2〜4mm直径の範囲である。このようなより小さなタブレットは、例えば、同時消費のために、種々の色または香りで製造されてもよい。タブレットは、ウェハース、凸面または凹面ペレット、卵形、または業界で公知である任意の他の形状に成形されてもよい。タブレットはまた、口の中でより速い溶解または崩壊を提供するように、泡立てられてもよい。タブレットはまた、タブレットが溶解または分解するにつれて、種々の味覚または口当たりを提供するように層状化されてもよい。タブレットはまた、色もしくは味を修飾するために、または取り扱いを改善するための機械的強度を提供するために、コーティングされてもよい。1つの態様において、水中で急速に分解するように設計されたタブレットは、タブレットに対する保護を提供するための非常に薄い水不溶性コーティングでコーティングされてもよく、一方、第2の水溶性コーティングが適用される。
タブレットは、当技術分野において公知である任意の発泡方法によって、例えば、プレス、射出成形、圧縮成形、射出発泡成形、または圧縮発泡成形を介して、直接的圧縮として知られるドライミックスから、またはあらかじめ顆粒化した材料から製造されてもよい。
タブレットの実施例
表23.1、23.2、および23.3は、本発明のタブレットを製造するための例示的な成分を示す。
(表23.1)
Figure 0005215175
(表23.2)ミントタブレット
Figure 0005215175
(表23.3)シナモンタブレット
Figure 0005215175
実施例27.例示的なチュアブルタブレット
チュアブルタブレットは以下の成分を使用して形成することができる:圧縮糖(30-50%、例えば、40%);タバコ(10-30%、例えば、20%);デキストロース(15-40%、例えば、25%);マルトデキストリン(5-20%、例えば、13%);着色料(0.01-0.10%、例えば、0.05%);香料(0.5-2%、例えば、1.35%);ステアリン酸マグネシウム(0.10-2%、例えば、0.60%)。
実施例28.例示的な発泡性タブレット
発泡性タブレットは、適切な量の炭酸水素ナトリウムおよびクエン酸の添加を伴って、実施例27の成分を使用して形成することができる。例示的な発泡性タブレットは図4A-4Bに示される。
実施例29.熱可塑性タブレット
熱可塑性タブレットは、以下の成分(部)を使用して形成することができる:ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)54;タバコ27;微結晶セルロース10;プロピレングリコール4;人工甘味料2;香料2;および安定剤0.2。これらの成分はドライミックスされ、HPCを融解するために必要なバレル温度(典型的には340-370°F)を使用して、押し出し機に供給される。約1/2インチ直径のロッドが押し出され、タブレットを形成するために十分なサイズに切断される。
実施例30.タバコタブレット
(表30.1)タバコタブレットの配合
Figure 0005215175
(表30.2)タバコタブレットの製造のための結合溶液の配合
Figure 0005215175
結合溶液の調製
表30.2に記述されるような成分量を、別の容器に秤量した。ステンレス鋼ベッセル中で、アラビアガム、プレハイドレート(乳化剤)を水にゆっくりと加え、高剪断攪拌下で混合した。溶解の完了後、M585マルトデキストリン(Grain Processing Corporation)を水にゆっくりと加えた。一旦、M585が完全に溶解すると、スクラロース甘味料(Tate & Lyle)をゆっくりと加え、徹底的に混合して完全な溶解を確実にした。
表30.1に記述されるようなペパーミント香料およびスペアミント香料およびNa2CO3の規定の量を、結合溶液に加えた。全体の混合物を、ホモジナイザーの補助を伴って、9000-10000 RPMにおいて約20分間、均質化した。使用するために適度な量の結合溶液は、バッチサイズおよび表30.1に示される成分パーセンテージによって決定した。均質化した溶液は、香り保持/ポンピングタンクに移した。
乾燥成分の調製
表30.1に記述されるようなマンニトール(甘味料)およびタバコ粉末の規定量を、一緒にブレンドし、製品ボウルに配置した。
Vector Multiflo-15流動床チャンバーの調製
Vector Multiflo-15流動床コーターを使用して、乾燥成分ブレンドに結合溶液を適用し、最終顆粒を形成した。コントロールパネルコンピュータ上で、手動プロセスを選択した。表30.3に示されるマシン操作パラメーターをプログラムにロードした。
(表30.3)Vector Multiflo-15流動床パラメーターの設定
Figure 0005215175
噴霧される結合溶液の適切な量もまた、プログラムにロードした。結合溶液量は、所望のバッチサイズによって決定され、表30.1に示される成分パーセンテージを達成した。
顆粒化プロセス
一旦、乾燥成分が流動床チャンバー中で流動化され、40-45℃の温度に達したら、結合溶液は、乾燥成分上にゆっくりと噴霧され、顆粒を形成した。ノズル圧は22psiに、気流は220CFMに設定した。気流を増加して、良好な製品の移動または流動床中での流動化を確実にした。一旦、すべての結合溶液が適用されたら、気流は200CFMまで減少させた。このプロセスは、一度、製品温度が約43℃まで達したら停止した。
タブレットを形成するための顆粒の調製
次いで、顆粒化材料を、12メッシュふるいを通してサイズ分けした。ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)は、40メッシュふるいを通してサイズ分けした。表30.4に記述される規定量のステアリン酸マグネシウムは、プラスチックバッグ中で顆粒化材料と合わせ、2分間、相互に振盪した。
(表30.4)タブレットを形成するための成分の配合
Figure 0005215175
タブレット形成プロセス
顆粒化材料および潤滑剤を、プレスのホッパーにロードした。表30.5に記述される以下のパラメーターを、Vanguard VSP 8 Mini Rotary Pressに設定した。
(表30.5)タバコタブレットのためのパラメーター
Figure 0005215175
速い崩壊は、口の中で1〜3分間以内に崩壊した。遅い崩壊は、口の中で5〜8分間の間に崩壊した。
実施例31.タバコタブレット
(表31.1)タバコタブレットの配合
Figure 0005215175
(表31.2)タバコタブレットの製造のための結合溶液の配合
Figure 0005215175
結合溶液調製のために実施例30において言及される手順に従った。表31.1に記述されるようなペパーミント香料およびスペアミント香料の規定量、および45.00グラムのNa2CO3を結合溶液に加えた。結合溶液の作製、乾燥成分の調製、Vector Multiflo-15流動床チャンバーの調製、および顆粒化プロセスのための残りの手順に従った。
タブレットを形成するための顆粒の調製
顆粒化材料およびステアリン酸マグネシウムは、以前に言及した適切なふるい分けを通してサイズ分けした。規定量のステアリン酸マグネシウム(速い崩壊のために0.75%、遅い崩壊のために1.00%)は、プラスチックバッグ中で顆粒化材料と合わせ、2分間、相互に振盪した。
タブレット形成プロセス
表31.3に記述されるマシン操作パラメーターを、Vanguard VSP 8 Mini Rotary Pressに設定した。
(表31.3)タバコタブレットのためのタブレット形成パラメーター
Figure 0005215175
実施例32.タバコタブレット
(表32.1)タバコタブレットの配合
Figure 0005215175
(表32.2)タバコタブレットの製造のための結合溶液の配合
Figure 0005215175
結合溶液調製のために以前に言及した手順に従った。表32.1に記述されるような規定量のシナモン香料およびNa2CO3を結合溶液に加えた。結合溶液の作製、乾燥成分の調製(タバコ粉末と合わせたラクトース充填剤)、Vector Multiflo-15流動床チャンバーの調製、および顆粒化プロセスのための残りの手順に従った。
タブレットを形成するための顆粒の調製
顆粒化材料およびステアリン酸マグネシウムは、それぞれ、12メッシュおよび40メッシュのふるいを通してサイズ分けした。規定量のステアリン酸マグネシウム(速い崩壊のために0.50%、遅い崩壊のために1.00%)は、プラスチックバッグ中で顆粒化材料と合わせ、2分間、相互に振盪した。
タブレット形成プロセス
表32.3に記述されるパラメーターを、Vanguard VSP 8 Mini Rotary Pressに設定した。
(表32.3)タバコタブレットのためのタブレット形成パラメーター
Figure 0005215175
実施例33.タバコタブレット
シナモン香料の代わりにウィンターグリーン香料を使用したこと以外は、実施例32におけるタバコタブレットを作製するための同じ手順に従った。
タブレットを形成するための顆粒の調製
次いで、完成した材料を12メッシュのふるいを通してサイズ分けした。ステアリン酸マグネシウムは40メッシュのふるいを通してサイズ分けした。規定量のステアリン酸マグネシウム(速い崩壊のために0.50%、遅い崩壊のために0.75%)は、プラスチックバッグ中で顆粒化材料と合わせ、2分間、相互に振盪した。
タバコタブレットのためのタブレット形成プロセス
表33.1に記述されるパラメーターを、Vanguard VSP 8 Mini Rotary Pressに設定した。
(表33.1)タバコタブレットのためのタブレット形成パラメーター
Figure 0005215175
実施例34.不透明な白色コーティングを有するタバコタブレット
(表34.1)タバコタブレットの配合
Figure 0005215175
(表34.2)タバコタブレットの製造のための結合溶液の配合
Figure 0005215175
結合溶液の調製
結合溶液調製のために以前に言及した手順に従った。表34.1に記述されるような規定量のリンゴ香料、天然の苦味ブロッカー(Comax)、およびNa2CO3を結合溶液に加えた。結合溶液の作製、乾燥成分の調製(タバコ粉末と合わせたラクトース充填剤)、Vector Multiflo-15流動床チャンバーの調製、および顆粒化プロセスのための残りの手順に従った。
タブレット形成のための顆粒の調製
次いで、完成した材料を12メッシュのふるいを通してサイズ分けした。ステアリン酸マグネシウムは40メッシュのふるいを通してサイズ分けした。規定量のステアリン酸マグネシウム(遅い崩壊のために0.75%)は、プラスチックバッグ中で顆粒化材料と合わせ、2分間、相互に振盪した。
タブレット形成プロセス
表34.3に記述されるパラメーターを、Vanguard VSP 8 Mini Rotary Pressに設定した。
(表34.3)遅い崩壊タバコタブレットのためのタブレット形成パラメーター
Figure 0005215175
タバコタブレットコーティング-懸濁液の作製
20% Opadry II水溶液を、製造業者によって指示されるように調製し、コーティングの45分前に混合させた。
コーティングプロセス
タブレット(5.5-6.5 kG)を、Vector/Freund Hi-Coaterパンコーティングマシンのコーティングパンに配置し、排気温度が45℃に達するまで温めた。これは、タブレットの摩擦を最小化するために、5 RPM未満でのパンの実行を伴って行った。75℃および100 CFMにおける空気は、-0.5"水のパン圧力でパンを通った。
一旦、タブレットが所望の温度に到達すると、パン速度を約15 RPMまで増加し、不透明なコーティング懸濁液を、15-20グラム/分の速度で適用した。この懸濁液は、固形物が沈殿することを防ぐために、適用の間に絶えず混合した。スプレーを、約70psiにおいて1分間あたり約100リットルの空気を用いて噴霧した。噴霧したスプレーは、約70psiにおいて1分間あたり約50リットルの空気に設定したノズル上の指向性の空気口を使用して、パターンに形成された。
吸気口温度は、43〜46℃の間の排気温度を維持するために、定期的に増減した。
噴霧は、規定の要件、典型的には、約3%を満たすために所望の量の固形物が適用されるまで、またはタブレットが目視的に満足するまで継続した。
実施例35.多層タブレット
市販のプレス装置を使用して,2つ以上の別個の層を有するタブレットを調製することができる。これらの層の組成は、同じかまたは異なってもよい。個々の層は、色、香り、タバコの種類、タバコの含有量、溶解または崩壊の速度、および他の類似の特徴によって区別することができる。例えば、1つの層は、香料成分または香料マスキング成分を放出するために非常に迅速に分解可能である。タバコ粉末を含む第2の層は、よりゆっくりと分解可能であり、それによって、タバコを徐々に露出させる。例示的な多層タブレットは、図5A-5Bおよび6A-6Bに示される。
実施例36.3層タブレット
実施例35に記載されるような多層タブレットは、3つの層:(1)ソフト呼気清涼コア、(2)コアを取り囲むポリマー/タバコの層;および(3)速く崩壊する、外側のタバコ含有コーティングを用いて調製することができる。タバコを含まないが呼気清涼香料を含むゲルであるソフトコア(1)が調製される。可食性ポリマー、水、タバコ(例えば、約25%重量)、香料および甘味料を含み、pHが約7.8である、融解された混合物(2)が調製される。この混合物は、デポジッター(Depositer)上の型に沈着される。型が完全に満たされる前に、呼気清涼ゲルのコア(1)はその部分の中心に沈着される。次いで、型は、(2)で満たされ、冷却される。冷却後、この組成物は型から取り外され、次いで、例えば、約40%重量のタバコ、約8.5のpH、および甘味料を含むポリマー溶液(3)の薄いコーティングでコーティングされる。
組成物がユーザーの口に置かれたとき、第1の層は急速に(30-60秒)崩壊し、香りおよびタバコの満足感を供給する。第2の中間層は、よりゆっくりと(5分間より長く)崩壊する。次に、内部コアが露出し、呼気清涼香料をユーザーに供給する。
実施例37.崩壊可能なタバコ固形物
以下の成分を個々の容器に秤量した。
Klucel EF (Hercules) 60g
タバコ粉末 75g
タバコ香料調整剤 6g
コーンシロップ (65 %) 45g
スクロース 45g
B700 (Grain Processing Corp.) 51g
スクラロース溶液 25 % (Tate & Lyle) 3g
プロピレングリコール 3g
炭酸ナトリウム 1.5g
水 6g
ペパーミント油 4.5g
水ポーション1(高温) 120g
水ポーション2(低温) 120g
6gの水を炭酸ナトリウムに加え、混合物を攪拌した。この混合物を、プロセスの後の方で他の成分に加えるまで、攪拌させた。
水ポーション2(低温)は、冷却するために氷中に置くのに対して、水ポーション1(高温)は60℃に加熱し、ステンレス鋼容器に移した。この60℃の水は、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて攪拌し、Klucel EFを徐々に水に加えた。この溶液を数分間攪拌した。次いで、水ポーション2(低温)をこの混合物に加えた。アイスバスを、ステンレス鋼容器の下に配置し、この混合物を15分間攪拌した。
15分間の攪拌後、残りの成分をこの混合物に一度に加えた。次の成分の添加の前に、この混合物を徹底的にブレンドした。以下の順番で成分を加えた:タバコ香料調整剤、プロピレングリコール、スクラロース溶液、コーンシロップ、炭酸ナトリウム溶液、スクロース、タバコ粉末、B700、およびペパーミント油。混合物を低温に保つために、混合プロセスの全体を通して、アイスバスに氷を加えた。すべての成分を加えた後、混合物をさらに10分間攪拌した。
容器をアイスバスから取り外し、この混合物を、パラフィン紙上で、固体の崩壊可能な部分に分配し、室温で24時間乾燥させた。固体崩壊可能物をパラフィン紙から取り出し、別のパラフィン紙のシートに移し、室温で乾燥を続けた。固体の崩壊可能物の所望の固さは、12〜24時間の継続した乾燥後に達成した。
実施例38.タバコ固体分解可能物
以下の成分を個々の容器に秤量した。
HPMC 2910 HM E5/6 Bv (Celanese) 60g
タバコ粉末 75g
タバコ香料調整剤 6g
コーンシロップ (65 %) 45g
スクロース 45g
B700 (Grain Processing Corp.) 39g
スクラロース溶液 25 % (Tate & Lyle) 3g
プロピレングリコール 15g
炭酸ナトリウム 1.5g
水 6g
ペパーミント油 4.5g
水ポーション1(高温) 120g
水ポーション2(室温) 120g
6gの水を炭酸ナトリウムに加え、混合物を攪拌した。この混合物を、プロセスの後の方で他の成分に加えるまで、攪拌させた。
水ポーション1(高温)は80℃に加熱し、ステンレス鋼容器に移した。この80℃の水は、Arrow Model 1750高剪断ミキサーを用いて攪拌し、HPMCを徐々に水に加えた。この溶液を数分間攪拌した。次いで、水ポーション2(室温)をこの混合物に加え、この混合物を15分間攪拌した。
15分間の攪拌後、残りの成分をこの混合物に一度に加えた。次の成分の添加の前に、この混合物を徹底的にブレンドした。以下の順番で成分を加えた:タバコ香料調整剤、プロピレングリコール、スクラロース溶液、コーンシロップ、炭酸ナトリウム溶液、スクロース、タバコ粉末、B700、およびペパーミント油。すべての成分を加えた後、混合物をさらに10分間攪拌した。
この混合物を、パラフィン紙上で少しずつ分配し、室温で24時間乾燥させた。固体崩壊可能物をパラフィン紙から取り出し、別のパラフィン紙のシートに移し、室温で乾燥を続けた。固体崩壊可能物の所望の固さは、12〜24時間の継続した乾燥後に達成した。
類似の生成物を、同じ配合、混合プロセス、および分配プロセスを使用して作製したが、固体の崩壊可能物は、32℃で1時間に設定した強制空気乾燥器(VWR Model 1330FM)の中で乾燥した。次いで、固体崩壊可能物をオーブンから取り出し、室温で24時間乾燥した。加えて、固体崩壊可能物は、32℃で18時間、強制空気乾燥器の中で乾燥した。半光沢仕上げである、わずかに硬い固体崩壊可能物が、この乾燥技術を用いて達成された。
成形部分
タバコ組成物はまた、容易に取り扱われるために、十分に強固な製品に成形されてもよい。これらの成形製品は物理的特性が異なってもよく、高度に柔軟な部分から高度に硬い部分までの範囲である。このような製品は、任意の形状に形成されてもよく、高密度、または泡状であってもよい。これらの組成物は、典型的には、完成した部分重量の、2-50%、好ましくは5-10%の湿度含量を有する。例示的な形状には、チューブ、爪楊枝、スティック、ツイスト、または固形ロッドが含まれる。または、成形部分は、所定の形状を有さなくてもよい。このような物品は、消費者によって、任意の好ましい形状に容易に成形可能である。典型的には、成形部分は、タバコの感覚受容性成分を口の中に放出するために、延長した時間の間、吸引または咀嚼される。成形部分は、経口的に崩壊してもよいし、しなくてもよい。崩壊する部分は、1-60分間、好ましくは、1-10分間の時間にわたって崩壊してもよい。
成形部分は、口の中で完全に適合するようなサイズにされてもよいし、されなくてもよい。口よりも大きな組成物は、部分的に挿入されてもよい。典型的には、成形部分の最大寸法は6インチ、より好ましくは2.5インチである。
成形部分は、例えば、各々の領域が、同じまたは異なる、香りまたは色またはサイズまたはタバコの種類、例えば、溶解性であると知覚されるタバコを有する、別個の領域を含んでもよい。例えば、ツイストは、各々が異なる香り、色、サイズ、またはタバコの種類を有する個々の鎖を含んでもよい。さらなる例として、成形部分は多段階プロセスにおいて調製され、ここで、モールドされたかまたは押し出された部分は、その2つ以上が異なる香り、色、サイズ、またはタバコの種類を含む層から構成される。
成形部分組成物は、当技術分野において公知の任意の方法、例えば、押し出し、共押し出し、圧縮成形、射出成形、衝撃成形、発泡成形、ブロー成形、および外側被覆によって製造されてもよい。加えて、成形部分は、水溶性または熱可塑性フォーマットに基づいてもよい。1つの態様において、水性ベースの成形部分は、フォーマット、水、タバコ、および他の成分の粘性ペーストを形成する工程(例えば、Hobartプロセスを経由する)およびペーストをフォームに圧縮する工程、金型を通して押し出す工程、または成形部分がそこから切断されるシートを形成する工程によって製造される。次いで、切断または形成された部分は、非常に強固な部分については2-50%、好ましくは5-10%の完成部分重量、および高度な柔軟性部分については10-50%の所望の湿度レベルまで乾燥されてもよい。別の態様において、水性ペーストは、2段階の押し出しプロセス(例えば、Wengerツインスクリュー押し出し機)の中で形成可能であり、ここでは、フォーマット、水、タバコ、および他の成分が、機械の混合または押し出し前段階においてブレンドされ、得られるペーストは、機械のツインスクリュー押し出しエレメントに直接的に供給され、成形部分を形成するために金型を通して押し出され、次いで、この成形部分は所望の湿度レベルまで乾燥される。熱可塑性ベースの成形部分は、例えば、PKブレンダー、高強度ミキサー、プレ-ペレッタイザー、または顆粒化(流動床またはHobart)プロセスを介して成分を混合することによって製造される。次いで、混合された成分は、従来的なシングルまたはツインスクリュー押し出し機を通して押し出されて成形部分を形成してもよく、または混合物は、成形部分を形成するために、射出成形機または他の熱可塑性加工機械に供給可能である。
成形部分の実施例
実施例39.射出成形成形部分
表39.1は、射出成形によって形成される例示的な成形部分を提供する。
(表39.1)
Figure 0005215175
加熱ゾーンは、ゾーン1-300-340°F;ゾーン2-350-370°F;ゾーン3-300-340°Fであった;モールド温度は大気温度であった。1回の射出サイクルに等しい十分な組成物をスクリューに供給した;材料は、直にモールドに射出した;モールドは10秒後に開いた;そして一部を取り出した。成形部分はステップの付いたカラーチップであり、2インチ×3インチ×1/8インチ、1/4インチ、および3/8インチ厚のステップであった。
実施例40.圧縮成形成形部分
表40.1は、圧縮成形によって形成される例示的な成形部分を提供する。
(表40.1)
Figure 0005215175
10-50グラムの水を100グラムの乾燥化合物あたりに加える-これは、混合物を汎化させるために十分であり、この化合物が、ミキサー上に乗ったパスタ金型を通して通過することを可能にする。モールドパラメーターは以下の通りである。
(表40.2)
Figure 0005215175
より長い滞留時間は、蒸気が部分の膨張の間に自由に放出することを許容する限り、より強固な部分を製造した。成形部分が、ツールからの取り出し後に可撓性のままであるように、添加物もまた利用されてもよい。低粘度HPCの大部分を含む部分は、延長された時間(40〜60秒間)ツール中に放置された場合、優秀な小片を形成した。可塑剤を含めることは、大気からの湿度吸収の速度を増大し、これは時間とともにある部分が軟化することを引き起こす。
モールドキャビティーがモールド化合物で完全に満たされたとき、高密度かつ強固な部分が調製された。モールドキャビティーが約75%のモールド性能まで満たされたとき、化合物は、増大する蒸気圧下で膨張されて泡状部分を形成し、これは、良好な剛性、良好な香りを有し、そして口の中で容易に崩壊した。
発泡は、界面活性剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)を混合物に組み入れること、および空気を入れるために泡立てることによって水系で達成することができる;発泡またはエアレーションはまた、組成物が高剪断下に存在しながら、水系にガス(例えば、窒素)を導入することによって達成することができる。次いで、水系は、所望の湿度レベルまで乾燥させ、安定な発泡組成物を作製する。1つの態様において、水性組成物は、部分的に圧縮成型を満たすために導入される;モールドは閉じられ;モールド温度は、蒸気を形成するために水の沸点より上に上昇され、この蒸気は、水性組成物を膨張させて、ボイド領域を満たし、発泡成形部分を作製する。熱可塑性系については、発泡は、タバコ/フォーマット組成物に水を組み入れることによって達成することができる;温度は、蒸気を形成するために水の沸点より上に上昇され;そして、タバコ組成物が金型から出るにつれて、蒸気が膨張して発泡構造を形成する。別の態様において、ガス(例えば、窒素または二酸化炭素)は、押し出し機からのその排出の前に、融解した熱可塑性タバコ組成物に導入され、成形されたタバコ組成物における高度に均一な泡構造を生じる。当技術分野において周知である他の熱可塑性発泡プロセス(例えば、射出発泡成形)は、泡状のタバコ組成物および成形部分を作製するために使用することができる。
実施例41.例示的な水性成形部分
表41.1および41.2は、本発明の水性成形部分を製造するための例示的な成分を示す。粘性ペーストを形成するために十分な水を加える。
(表41.1)(すべての量は部である)
Figure 0005215175
(表41.2)(すべての量は部である)
Figure 0005215175
実施例42.例示的な熱可塑性成形部分
表42.1は、本発明の熱可塑性成形部分を製造するための例示的な成分を示す。
(表42.1)(すべての量は部である)
Figure 0005215175
実施例43.タバコロッド
タバコロッドは、タバコ(54部);香料(2);不溶性繊維(28);CMC(10);人工甘味料(0.2);および微結晶セルロース(30)から作る。粘性ペーストを形成するために十分な水(例えば、140部)を加え、このペーストは、押し出し機を通しての処理のために適切である。適切な押し出し機は、パスタ押し出し機および金型を取り付けたKitchen Aidミキサーである。次いで、パスタ金型を通しての押し出しから調製されるロッドは、らせん巻き機械のための成形心棒として使用することができ、タバコ含有フィルムは、タバココアの周囲の包装を形成するために使用することができる。
実施例44.圧縮成型されたシナモンの香りのタバコスティック
(表44.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器の中で合わせた。
ミックス1
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 11.16g
B700 (Grain Processing Corporation) 55.77g
シナモン粉末 24.54g
ファイバーゾル-2(Mitsutani) 44.61g
Na2CO3 6.69g
スクラロース (Tate & Lyle) 2.22g
タバコ粉末 (平均粒子サイズ<80μm) 55.77g
得られた混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
グリセリン 11.16g
シナモン香料 11.16g
ミックス1は、Kitchen Aidスタンドミキサーのステンレス鋼混合ボウルに加えた。ミックス2は、中速-低速でペダル付属部品の補助で3分間の時間にわたって混合物にゆっくりと組み入れた。この添加後、76.92gの水を同じ様式で混合物に加えた。得られるペーストは、室温にて5分間の時間にわたって静置した。
静置時間後、ペーストを、事前にKitchen Aidミキサーに装着した1/8インチアパーチャストランド形成ユニットを通して供給した。生成したストランドを1 1/2から2インチの間の長さに切断し、適切な容器に保存した。
モールドキャビティーに対向する2インチ×1/4インチを有するプラテンのセットを、300-330°Fの間まで加熱した。形成したストランドをより低いキャビティーに配置し、モールドを液圧プレスによって閉じた。モールドは30-60秒の時間、閉じたままにさせ、ユニットのデンプン成分を調理するための手段、および揮発性成分の一部の放出を提供した。
新たに形成したスティックは、約2インチ×1/8インチの寸法であり、滑らかな強固な外層、および強固な泡様内塊を含んだ。このユニットは、口の中で1-2分間の時間にわたって崩壊した。
実施例45.圧縮成型されたリンゴの香りのタバコスティック
(表45.1)
Figure 0005215175
以下の成分を秤量し、適切な容量の容器の中で合わせた。
ミックス1
HM100PA2208 (Wolff Cellulosics) 11.16g
B700 (Grain Processing Corporation) 55.77g
スクロース 22.29g
ファイバーゾル-2 (Matsutani) 44.61g
Na2CO3 6.69g
スクラロース (Tate & Lyle) 1.11g
リンゴ酸 2.22g
タバコ粉末 (平均粒子サイズ<80μm) 55.77g
得られた混合物を均質になるまで混合した。以下の成分を別の容器に秤量した。
ミックス2
グリセリン 11.16g
リンゴ香料 12.27g
ミックス1は、Kitchen Aidスタンドミキサーのステンレス鋼混合ボウルに加えた。ミックス2は、中速-低速でペダル付属部品の補助で3分間の時間にわたって混合物にゆっくりと組み入れた。この添加後、76.95gの水を同じ様式で混合物に加えた。得られるペーストは、室温にて5分間の時間にわたって静置した。
静置時間後、ペーストを、事前にKitchen Aidミキサーに装着した1/8インチアパーチャストランド形成ユニットを通して供給した。生成したストランドを1 1/2から2インチの間の長さに切断し、適切な容器に保存した。
モールドキャビティーに対向する2インチ×1/4インチを有するプラテンのセットを、300-330°Fの間まで加熱した。形成したストランドをより低いキャビティーに配置し、モールドを液圧プレスによって閉じた。モールドは30-60秒の時間、閉じたままにさせ、ユニットのデンプン成分および糖成分を調理するための手段、および揮発性成分の一部の放出を提供した。
新たに形成したスティックは、約2インチ×1/8インチの寸法であり、滑らかな強固な外層、および強固な泡様内塊を含んだ。このユニットは、口の中で1-2分間の時間にわたって崩壊した。
実施例46.押し出しタバコスティック
(表46.1)
Figure 0005215175
以下の成分を、タブレット製造のために利用された顆粒化と類似の様式で顆粒化し、約4.50%の湿度を有するタバコ顆粒を生じた。
B700 (Grain Processing Corporation) 3327.1g
B825 (Grain Processing Corporation) 120.0g
Na2CO3 181.4g
スクラロース (Tate & Lyle) 45.4g
グリセリン 362.9g
タバコ粉末 (平均粒子サイズ<80μm) 1451.5g
水 3473.0g
タバコ顆粒は、中程度剪断スクリュー設計を有する共回転押し出しのために構成された、Leistritz Micro-18 Twin Screw Extruder 40:1 L/Dのフィードセクションに導入した。押し出しの供給速度は、1時間あたり1-3ポンドの間で変化した。バレルゾーン温度は、75-100°Fの間で変化した。香料適用速度は、プロセス流の5%で確立された;従って、シナモン香料は、顆粒化供給の顆粒のプロセスに組み込んだ。押し出し融解物からの揮発性物質の通気は、押し出し機の排出金型の前に換気口を組み込むことによって達成した。
1/8インチのおよその直径を有する固形タバコスティックは、押し出し機の排出末端にストランド金型を組み込むことによって製造した。排出の際に、柔軟なタバコストランドは、空冷コンベア上で室温まで冷却され、固くなり、そして2.5インチ長に切断した。形成したタバコスティックは、保存のために適切な容器中に配置した。このスティックは、口の中で5-10分間の時間にわたってゆっくりと崩壊した。
1/16インチの適切な直径を有する固形タバコ爪楊枝は、押し出し機の排出末端にストランド金型を組み込むことによって製造した。排出の際に、柔軟なタバコストランドは、空冷コンベア上で室温まで冷却され、固くなり、そして2.5インチ長に切断した。各ストランドの1つの鎖は、鋭い先端に引き延ばし、従って、その部分は、爪楊枝の外見および機能を有した。形成したタバコ爪楊枝は、保存のために適切な容器中に配置した。表42.1からの組成3を使用して作製した爪楊枝は、口の中でゆっくりと崩壊し、5-10分間の時間にわたってタバコの満足感を提供した。例示的な爪楊枝は表7A-7Bに示される。
表42.1からの組成4を使用して作製した爪楊枝は、口の中に置かれたときに不溶性であり、爪楊枝の上での咀嚼および吸引の結果として、5-30分の期間にわたってタバコの満足感を提供した。表42.1からの組成4は、ヒドロキシプロピルセルロース(30部)、アルギン酸ナトリウム(10部)、他の成分(28部)、タバコ(25部)、および不溶化カルシウム塩(2部)を含む。この配合をブレンドし、上記のように押し出し機を通して処理した。
膨張または発泡タバコ含有爪楊枝は、表46.2に示されるように、Tate & LyleからのX-PAND-Rデンプンなどの特殊デンプンを、タバコ、標準デンプン、および水とブレンドすることによって製造することができる。成分は徹底的に混合および加熱し、X-PAND-Rデンプンの膨張を引き起こす。一旦乾燥すると、膨張部分は、発泡コアを取り囲む、滑らかで高密度の外部表面を有する。ブレンドした成分は、本明細書に記載されるように、多くの種類の従来的な装置の中で、成形し、加工し、および加熱することができる。
(表46.2)タバコ成形
Figure 0005215175
(表46.3)タバコ成形
Figure 0005215175
表46.3の配合は、消費者によって、例えば、指の間で少量の混合物を押すことにより、湿った粘着性の部分に容易に成形可能である組成物を形成する;次いで、この部分は、便利にかつ清潔に口の中に置かれる。この部分は、タバコの満足感が達成されるまでその形状を保持し、この部分は取り外され、廃棄される。この粘着特性は、デンプン、修飾デンプン、マルトデキストリン、デキストロース(dextrosem)またはこれらもしくは類似の物質の組み合わせが、水の存在下でタバコに加えられたときに、これらの粘着特性を利用することによって得られる。特定の水溶性ポリマー、ガム、またはハイドロコロイド、例えば、カラヤガムまたはオオバコ種子は、類似の結果を達成するために、デンプンまたは修飾デンプンの代わりに使用することができる。
ゲルおよびゲルビーズ
本発明の組成物はまた、ゲルまたはゲルビーズとして作製されてもよい。この組成物は、タバコを含有する溶解性または不溶性のゲルを含んでもよい。ゲルは、別の材料をカプセル化するために使用されてもよく、または別の材料がゲルをカプセル化してもよい。ゲルは、70%までの多さの水を含有する水和型で消費されてもよい。ゲルはまた乾燥されて、1〜70%の水を含む部分を生じてもよい。ゲル中に保持される水の量は、最終製品中で所望される特性に依存する。広範な感覚受容性特性を提供するゲルを含有するタバコを調製することが可能である。
可溶性ゲルおよび不溶性ゲルのための例示的なゲルフォーマットには、カッパカラギーナン、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、ペクチン、寒天、およびデンプンが含まれる。
タバコを含有する可溶性ゲルは、上昇した温度でフォーマットを、例えば、180°Fでカッパカラギーナン溶解すること、および絶え間なく激しく攪拌しながら、この溶液にタバコ粉末を加えることによって形成することができる。次いで、この高温混合物を、モールドに沈着させる。ゼラチンは、室温において弱いゲルを提供するが、固さおよび安定性は、寒天またはデンプンの付加によって増加することができる。他のゲル化フォーマットが類似の様式で使用されてもよい。例示的な溶解性ゲルは図8A-8Bに示される。
不溶性ゲルは、あらかじめ溶解した溶液またはスラリーへの架橋剤の付加によって形成する。この溶液はモールドに沈着し、冷却および乾燥を通して、所望の形状および設定を形成する。多くの場合において、モールドへの沈着の前の早まったゲル化を防ぐために、高温、例えば、180°Fよりも上に溶液を維持することが必要である。ゲルがその最終的な形状に設定された後で、そのゲルは、そのままでパッケージするか、またはさらに所望の水含量まで乾燥することが可能である。架橋剤には、カラギーナンのためのカリウムイオン;アルギン酸ナトリウムのためのカルシウムイオンおよび低メトキシペクチン;ならびにカルボキシメチルセルロースのためのアルミニウムなどの三価イオンが含まれる。不溶性ゲル(すなわち口で崩壊しないゲル)において、タバコ感覚受容性化合物は、それが口の中に保持され、またはそこで咀嚼されたときに、ゲルから浸出する可能性がある。
1つの態様において、ゲル組成物、例えば、ビーズは、固体または液体の中心を有する。例示的な固体中心には無煙タバコが含まれる。内部液体は、カプセル化ビーズ壁の溶解性性質によって、水性、非水性、または不均一性であってもよい。水性ベースの液体は、典型的には、口の中で、機械的または化学的のいずれかで破壊可能である、水不溶性ゲル中にカプセル化される。カプセル化ゲルフォーマットは、ポリマーまたは架橋剤を含んでもよい。例示的な系には、カラギーナンおよびカリウム塩、アルギン酸またはペクチンおよび二価イオン(例えば、カルシウム)、カルボキシメチルセルロースおよび三価イオン(例えば、アルミニウム)、ならびにゼラチンおよびアラビアガムが含まれる。中心は、タバコを含んでもよく、または含まなくてもよい。
別の態様において、水溶性ゲルは、非水性充填物をカプセル化し、例えば、エタノール、グリコール、植物油、または鉱油を利用する。水溶性ゲルおよび/または非水性充填物は、本明細書に記載されるように、タバコおよび他の成分を含んでもよい。水性液体はまた、添加物、例えば、糖または塩を含めることによって水溶性ゲル中にカプセル化されてもよく、これらの添加物は、充填物中の利用可能な水に十分に結合し、従って、液体中の水がカプセル化材料を溶解することを防ぐ。ゲルカプセル化材料はまた、標準的なハードおよびソフトゼラチンカプセルを含み、これは、液体または固体で満たすことができる。
これらのゲル組成物の中心は、タバコ、例えば、タバコスラリーを含んでもよいし、含まなくてもよい。ゲルカプセル化材料はまた、タバコを含んでもよいし、含まなくてもよい。例示的な固体中心は、無煙タバコを含む。この中心はまた、ゲルカプセル化材料と同じかまたは異なっていてもよい、着色料、甘味料、香料、または香りマスキング剤を含んでもよい。ゲルカプセル化材料および中心についての分解の速度もまた、同じかまたは異なっていてもよい。中心を有するゲルは、典型的には、最大で10mm、好ましくは最大で5mmの最大寸法を有する。液体中心を有するゲルビーズは、タバコ/フォーマット混合物の液滴を、溶液に導入することによって作製されてもよく、ゲルビーズの外表面のゲル化を引き起こし、液体中心を保持する。ビーズは、Morishita Jintan Companyおよびその他によって開発され、「シームレス液体カプセル化」または「シームレスカプセル技術」と一般的に呼ばれる商業的プロセスを使用して形成することができる。加えて、ビーズを含むすべての種類のゲルを形成するための広く使用されている方法は、アルギン酸、カラギーナン、およびペクチンポリマーの供給業者によって開発されており、当技術分野において公知である。ゲル化の量は、フォーマットの濃度、架橋剤(例えば、塩)の濃度、固化溶液の温度、および固化溶液中のゲルビーズの滞留時間を変化させることによって調節されてもよく、それによって、ゲルカプセル化材料の壁の厚さを制御する。溶液は架橋剤を含んでもよく、または他の手段、例えば、温度変化によってゲル化を誘導してもよい。例示的なゲルビーズは図9A-9Bに示される。
固体ゲルは、可溶性または不溶性であり得る。固体ゲルについては、タバコおよびフォーマットは、添加物を伴って、または伴わずに、典型的には混合され、フォーマットはゲル化される。可溶性ゲルは、自己ゲル化ガム、例えば、ジェランガムもしくはカッパカラギーナンを使用することによって、または温度の変化によって固まるポリマー、例えば、ゼラチンを使用することによって得ることができる。不溶性固体ゲルは、架橋剤を使用して調製される。このような可溶性および不溶性ゲルは、オイルバス、例えば、キャノーラ油に、または、水性の架橋剤バスに液滴を導入することによって作製され、球形状を形成してもよい。これらはまた、水ベースの架橋溶液にオイルを通すように作製されてもよい。ゲルはまた、モールド中で作製されてもよく、またはシートからカットされたダイスであってもよい。
別の態様において、ゲル組成物は、フォーマット、架橋剤(例えば、塩)、およびタバコ、例えば、使用前に消費者によって溶媒和される粉末型の乾燥混合物として供給される。溶媒和は、ゲル組成物が固体を形成することを引き起こし、これは口に置かれてもよい。典型的には、ユーザーは、モールドの中にゲル成分の乾燥混合物を配置し、水性または非水性であり得る溶媒を加える。次いで、この混合物は急速に水和し、それによって、モールドの形状に固化するゲルを形成する。溶媒和液体は、香りまたは他の味覚または口当たりの特徴を組成物に付与するために使用されてもよい。または、消費者は、溶媒和のために口の中に乾燥混合物を置いてもよい。溶媒和は、組成物に香りまたは色を付与してもよい。
ゲルの実施例
実施例47.ゲルビーズ
100gのCMC-7MFの4%溶液および20gタバコを合わせる。水溶性、可食性三価塩(例えば、AlCl3、Al2(SO4)3)、または塩基性酢酸アルミニウムの中で、液滴を沈殿させる。次いで、液滴の表面を空気乾燥または穏やかなオーブン乾燥を用いて乾燥する。
100gの2%カッパカラギーナンおよびタバコを合わせ、180-190°Fに加熱する。5% KClの冷溶液中で液滴を沈殿させる。
100gの4%中程度の粘度のアルギン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム七水和物、およびタバコを150-170°Fで合わせる。5%可食性二価塩(例えば、CaCl2またはクエン酸Ca)の冷溶液中で、液滴を沈殿させる。
ゼラチン壁およびタバコスラリー中心を含むビーズは、冷タバコスラリーの液滴(例えば、60°F)を、希釈物、温かいゼラチン溶液(例えば、130°F)のゆっくり動く流れの中に沈殿させることによって調製することができる。温かいゼラチンは、冷液滴の外側をコーティングし、ゼラチンが冷えてかつ固化するにつれて、これは液体中心の周囲にゼラチンの壁を形成する。
ビーズは標準的な手段によって溶液から回収される。
実施例48.経口的に崩壊可能な固体ゲル
10gゼラチンおよび90g水を合わせ、140°Fまで加熱してゼラチンを溶解する。20gのタバコを加え、モールドに注ぐ。ゲルの強度は、6gのゼラチンおよび4gの寒天を置き換えること、および190°Fまで加熱して溶解することによって増加することができる。
表48.1は、本発明の経口的に崩壊可能なゲルを製造するための例示的な成分を示す。
(表48.1)
Figure 0005215175
実施例49.例示的な不溶性固体ゲル
以下の表および説明は、本発明の不溶性ゲル、すなわち、経口的に崩壊しないゲルを製造するための例示的な成分を示す。
(表49.1)カラギーナンゲル
Figure 0005215175
この組成物は、KClの添加、および徹底的に混合した後に、180°Fで成形する。
(表49.2)アルギン酸ゲル
Figure 0005215175
この組成物は180°FでCaCl2を加えた後に成形する。
(表49.3)カルボキシメチルセルロースゲル
Figure 0005215175
この組成物は、180°FでAl2(SO4)3を加えた後に成形する。
実施例50.可溶性ゲル
416グラムの水性3.9%カッパカラギーナンおよび51.0グラムのタバコを合わせた。この溶液を、攪拌しながら180°F-190°Fに加熱し、次いで、溶液を所望の形状のモールドに沈着させた。冷却に際して、得られる固体型をモールドから取り外し、所望のタバコ濃度およびゲルコンシステンシーまで乾燥した。
代替的なプロセスにおいて、オーバーヘッドミキサー、攪拌子、およびホットプレートを備えた1000mlステンレス鋼容器に、200°Fよりも高温で、400mlの水を加えた。水は連続的に攪拌および加熱し、16.0gのカッパカラギーナン(Gelcarin GP 812, FMC Biopolymer)を2分間にわたって加えた。得られる混合物をさらに20分間、またはすべてのカッパカラギーナンが溶解するまで攪拌した;次いで、タバコを均質な溶液に加え、得られる混合物をさらに2分間、180°Fの最適温度を維持しながら攪拌した。この溶液に、0.8gの粉末スクラロースおよび7.0gシナモンオイル(Wixon Industries)を攪拌しながら加えた。さらなる1分間の攪拌後、得られる混合物をピペット(内径0.5cm)を介して速やかにテフロンコーティングした金属モールドに移し、所望の形状を得た。室温までの冷却後、得られるゲルをモールドから取り外し、室温で、1時間から数日間の間、所望のゲルのコンシステンシーが得られるまで空気乾燥した。
(表50.1)カラギーナンゲル
Figure 0005215175
実施例51.可溶性ゲル
100グラムの水性20%ゼラチンおよび33グラムのタバコを合わせた。この溶液を、攪拌しながら140°F-150°Fに加熱し、次いで、溶液を所望の形状のモールドに沈着させた。所望の固さによって数分間から数日間の間の冷蔵後、得られる固体型をモールドから取り外し、所望のタバコ濃度およびゲルコンシステンシーまで乾燥した。
代替的なプロセスにおいて、オーバーヘッドミキサー、攪拌子、およびホットプレートを備えた400mlステンレス鋼容器に、140°Fで、80mlの水を加えた。水は連続的に攪拌および加熱し、20.0gのゼラチン(タイプA 250 Bloom 40メッシュ、Gum Technology)を2分間にわたって加えた。得られる混合物を5分間、またはゼラチンが溶解するまで攪拌し、次いで、33gのタバコを少しずつ、2分間にわたって加えた。得られる混合物をさらに1分間攪拌し、次いで、0.3g粉末スクラロースおよび1.0gのペパーミント油(精留、Blend SX 0910001, Essex Labs)を加え、この混合物をさらに1分間、140°Fの最適温度を維持しながら激しく攪拌した。得られる混合物をピペット(内径0.5cm)を介して、テフロンコーティングした金属モールドに移し、所望の形状を得た。室温までの冷却後、得られるゲルをモールドから取り外し、完成した小片の所望の固さによって1時間から数日間の間、40°Fでの冷蔵によってゼラチンを固化させた。
(表51.1)ゼラチンゲル
Figure 0005215175
実施例52.ゲルビーズ
4%アルギン酸ナトリウム(Keltone LV, International Specialty Products)の溶液を、沸騰するまで加熱した288gの水に12gアルギン酸ナトリウムを加えること、続いて、30分間または溶液が均質になるまで、ホットプレート上での攪拌および連続的加熱によって調製した(ストック溶液A;表52.1)。0.50Mリン酸水素二ナトリウムの第2の溶液は、塩が溶解するまで得られる溶液を温めかつ攪拌しながら、200mlの水中に33.5g リン酸水素二ナトリウム七水和物を溶解することによって、続いて、溶液を水で250mlに調整することによって調製した。100gの0.50Mリン酸二ナトリウム水溶液に、20グラムのタバコを加え、得られる溶液を5分間攪拌した(ストック溶液B;表52.2)。50gの得られるタバコスラリー(ストック溶液B)に、50mlの4%アルギン酸ナトリウム水溶液(ストック溶液A)を加え、得られる溶液を5分間攪拌した。香りのために、0.20gの粉末スクラロースおよび0.80gのペパーミント油(精留、Blend SX 0910001, Essex Labs)を、得られるタバコ/アルギン酸ナトリウムスラリー(溶液C;表52.3)に加え、この混合物を2分間攪拌した。
溶液Cからゲルビーズを調製するために、塩化カルシウムが溶解するまで攪拌しながら5gのCaCl2を95gの水に加えることによって、5% CaCl2水溶液を調製した(溶液D;表52.4)。次いで、溶液Cは、10インチの高さから、ピペットによって、溶液Dに滴下して加えた。各液滴の外部コーティングは、溶液Dへの曝露に際して固化し、塩化カルシウム溶液の底に沈む、液体中心を有する固体ゲル様外部コーティングを形成した。このゲルビーズは、2-4分間、塩化カルシウム溶液中に残存させ、数分間、空気乾燥させた。
(表52.1)溶液A
Figure 0005215175
(表52.2)溶液B
Figure 0005215175
(表52.3)溶液C
Figure 0005215175
(表52.4)溶液D
Figure 0005215175
消費単位
本発明の組成物はまた、消費単位として製造されてもよい。これらの単位は、可食性または不可食性材料としてパッケージされてもよい。1つの態様において、消費単位は、タバコ(例えば、無煙タバコ)またはタバコ組成物、例えば、フレーク、タブレット、ビーズ、顆粒、または本明細書に記載されるような他のタバコ組成物、および包装、例えば、ポーチを含む。包装は、1つの態様において、組成物を一緒に保持するために、複数のタブレット、ビーズ、フレークなどを一緒に保持するために、接着テープとして作用してもよい。または、包装は、例えば、組成物、例えば、束ねていないタブレット、ビーズ、フレークなどを封入してもよい。本発明の組成物はまた、液体、例えば、タバコスラリーを含んでもよい。包装は、経口的に崩壊可能であってもよいし、可能でなくてもよい。経口的に崩壊可能な包装は、水性または非水性液体を封入するために使用されてもよい。水性液体が水溶性包装とともに利用される場合、液体は、包装の溶解を妨害するための因子を含む。例示的な因子には、糖、塩、および、水が水溶性包装と相互作用し、かつそれを溶解するためにもはや利用可能ではないレベルまで、水を減少させるために十分に水に結合可能である、他の親水性因子が含まれる。包装はまた、口に適合し、口の中でその形状を保持する、成形可能なタバコ組成物を封入してもよい。1つの態様において、経口的に崩壊可能な包装は、図10A-10Bに示されるような、溶解性であると知覚される(例えば、80μm粒子サイズ未満)無煙タバコ、例えば、乾燥嗅ぎタバコまたはタバコを封入する。経口的に崩壊可能な無煙タバコ組成物は、対象の技術に従って作製された可食性フィルム(これは、タバコを含んでもよいし、含んでいなくてもよい)を使用して、連続または熱成形または水平形成/充填/シール装置または他の適切なパッケージング装置上で形成された、消費可能部分のパックに導入されてもよい。消費可能単位はまた、2つ以上の、個々に包装されたタバコの部分を含んでもよく、例えば、すべてがより大きなパッケージに含まれ,1つは他の部分を含み、またはいずれの部分も別の部分とともに含まれない。複数の部分が使用される場合、任意の2つが、同じまたは異なる、香料、着色料、タバコの型、または崩壊の速度を有してもよい。
例示的な包装材料には、HPMC、CMC、ペクチン、アルギン酸、プルランなどのフォーマットに基づくフィルム組成物、および他の市販の実行可能な可食性フィルム形成ポリマー、例えば、本明細書に記載されるものから形成されたフィルムを含む。他の包装材料は、ゼラチン、HPMC、デンプン/カラギーナン、または他の市販の材料から作られたプレフォームカプセルを含んでもよい。このような包装材料は、成分としてタバコを含んでもよい。経口的に崩壊可能でない包装は、織布もしくは不織布;コート紙もしくはコーティングされていない紙;または図11A-11Bに示されるような、穴の開いたもしくは多孔性のプラスチックフィルムを含んでもよい。包装はまた着色されてもよい。例示的な消費可能単位には、市販のパッケージングにおいて使用される任意の方法によって形成されるもの、例えば、ブリスターパックおよびスチックパック(stik-pak)(例えば、垂直形成/充填/シールパッケージング機械上で形成される小さなパッケージ)が含まれる。
消費可能単位の実施例
以下の説明は、本発明の消費可能単位を製造するための例示的な成分を提供する。
実施例53.ビーズ、粉末、タブレットなどをカプセル化するフィルムまたはカプセル
本明細書に記載される任意の組成物は、フィルムまたはカプセルでカプセル化することができる。カプセル化材料は、色、安定性(例えば、保存、取り扱い、または消費の間)、または感覚受容性特性(例えば、香り、甘味、におい、または口当たり)を提供してもよい。カプセル化材料はまた、タバコを含んでもよい。
3/4インチの直径および3/8インチの奥行きを有する円として成形される一連のキャビティーを有する真空形成ツールが構築される。本明細書に記載されるようなフィルムは、成分として、タバコを伴って、または伴わずに調製される。これらのフィルムは、真空形成ツールを用いて真空形成機械に導入される。フィルムは、加熱エレメントの上に配置され、200°Fの温度まで温められる。次いで、フィルムは、真空形成ツール上に素早く配置され、真空がフィルムをキャビティーに引き出す。次いで、フィルムは、冷却されて形状に固まる。次いで、タバコ粉末が各キャビティーに導入される。タバコのあるなしで調製されたフィルムの第2のシートが選択され、水の薄い層でコーティングされ(濡らしたフェルトでフィルムの表面を拭くことによって)、粘着性の接着表面を作製する。粘着表面は、形成したシートの上端に配置し、ここで、各キャビティーはタバコ製品で満たされる。複数のシートが一緒に圧縮され、閉じた消費単位を形成する。次いで、各キャビティーは、真空形成シートから切り出され、個々の単位を作製する。単位は、口の中に置かれ、口腔において、フィルムは崩壊し、タバコを分散させる。
実施例54.水溶性バッグ中のタバコ粒子
無煙タバコの粒子または粉末、例えば、嗅ぎタバコは、水崩壊性バッグの中に配置されてもよい。口の中に置かれたときに、このバッグは、特定の時間の後に崩壊する。このバッグは、タバコの単回の供給を含み得る。これはまた、本明細書に記載されるようなさらなる添加物もまた含む。一旦包装が崩壊すると、タバコはまた、成形可能な栓としてそれ自体接着する。
崩壊性バッグは、本明細書に記載されるようなものなどのフィルムを使用して形成されてもよい。このフィルムは、市販のパッケージング装置、例えば、垂直形成/充填/シール機械(例えば、スチックパック機械)、水平形成/充填/シール機械、フローラッパー、サーモフォーマー(ブリスターパック機械)、および当技術分野において一般的である他の装置を使用して、バッグに形成可能である。
実施例55.フィルム/織物積層におけるタバコ粒子
無煙タバコ粒子または粉末は、水溶性包装フィルムに積層された、むき出しのまたは高度に多孔性の包装材料、例えば、織物、紙またはプラスチックフィルムから形成されるバッグ中に置かれてもよい。水溶性フィルム層は、タバコ内容物のための保護を提供し、保存および取り扱いの間に、不溶性材料の開口部を通してタバコが落ちてくることを妨害する。一旦バッグが口の中に置かれると、水溶性フィルム層は溶解または崩壊する。
実施例56.タバコを含有するフィルムポーチ
フィルム実施例14-18において本明細書に記載されるフィルムは、タバコ含有ポーチを製造するために使用した。約1インチ×1 1/4インチの個々の単位は、製造したフィルムの各々のシートから切断した。単位は縦方向に折りたたみ、Clamco Model 210-8Eインパルスシーラーを使用して熱シールした。形成した単位の一方の端もまた、同じ様式でシールした。香り付きタバコ顆粒は、形成したポーチの内部に供給し、最終的なシールは、ポーチをシールするために記載されるように作製した。タバコ含有ポーチは、口の中で、20秒間から1分間の間に崩壊し、ポーチの内容物を放出した。
表56.1および56.2は、例示的なフィルムポーチのための成分を列挙する。
(表56.1)ミントの香りを付けた、タバコを含有するポーチ
Figure 0005215175
(表56.2)シナモンの香りを付けた、タバコを含有するポーチ
Figure 0005215175
不溶性マトリックス
タバコはまた、不溶性マトリックスにコーティングされ、またはその中に包括されてもよい。タバコは、フィルムを形成する場合と同様に、フォーマットの水溶液中で、分散されてスラリーを形成することができる;このスラリーは、不溶性マトリックスにコーティングすることができ、または多孔性不溶性マトリックスを飽和するために使用することができる。次いで、このスラリーは、可溶性または不溶性ゲルに転換されてもよく、またはこれは、単に乾燥されてコーティングを形成してもよい。このコーティング/飽和した不溶性マトリックスの部分が口の中に置かれたときに、感覚受容性成分の浸出が、溶解、咀嚼、または他の手段を通して起こる。1つの態様において、フォーマット中のタバコは、多孔性マトリックス、例えば、むき出しのオープンセルポリウレタンフォームまたは高ロフトポリエステル不織布繊維に導入される。不溶性マトリックスは、全体として口の中に置かれてもよく、またはこれは、消費の間に部分的に口の外側に残っている、スティックもしくは他のハンドル上に配置されてもよい。別の態様において、フォーマット中のタバコは、モールドに沈着した、不適合性の液体、例えば、水中のカルナトリウム場ワックスの分散物とともにブレンドされ、急速に冷却されて、相分離を生じ、その結果、タバコスラリーがワックス構造中に配置される。これらのマトリックスはチュアブルであり得る。不溶性マトリックスは、所望の湿度レベル、例えば、重量で20%未満、およびより典型的には、重量で約5%まで乾燥されてもよい。
なお別の態様において、タバコは、不溶性熱可塑性粉末(例えば、低MWポリエチレンビーズ)、ならびに適切なレベルの香料、甘味料、および可塑剤とともにブレンドされる。この乾燥ブレンドは、モールドにロードされ、これは、混合物に圧力を適用する様式で閉じられる。このモールドは、熱可塑性ポリマーを軟化するため、およびこれを多孔性の強固な構造に形成させる(例えば、焼結する)ために十分な熱、マイクロ波、UV、高周波、または同様のエネルギー源でエネルギーを与えられる。完成した部分の多孔性または「むき出しの部分」は、熱可塑性ポリマーの粒子ジオメトリー、熱可塑性ポリマーの濃度、および適用される圧力によって決定される。例示的な多孔性部分は口の中に置かれ、ここで、タバコの満足感および香料は、溶解、咀嚼、または他の手段を通して、多孔性部分から浸出する。使用後、多孔性部分は、口から取り出され、廃棄される。
不溶性マトリックス中にタバコを保持する際の使用のためのフォーマットには、本明細書に記載される任意のフィルム形成ポリマー;本明細書に記載される任意のゲル化系および本明細書に記載される任意のコーティング材料が含まれる。
不溶性マトリックスの実施例
実施例57.ポリウレタンフォームA
本明細書に記載されるような微細に粉砕したタバコを含むフィルム形成組成物を、オープンセルポリウレタンフォーム(Stephenson & Lawyer, Inc. Grand Rapids, MI)の小片(例えば、12インチ×12インチ×1インチ)を飽和するために使用する。飽和したフォームを金属トレイ上に置き、175°Fにプリセットした空気循環実験室オーブンに1時間入れる。フォームをオーブンから取り出すとき、タバコ含有組成物は乾燥して、ポリウレタンフォームのすべてのすき間を均一に覆うコーティングを形成する。コーティングされたフォームは、口の中に配置するために適切なサイズ(例えば、1インチ×1インチ×1インチ)の小片に切断する。使用後、ポリウレタンフォームは、口から取り出し、廃棄する。
実施例58.ポリウレタンフォームB
アルギン酸ナトリウムおよびカルシウム塩ゲル組成物を含有する、本明細書に記載されるような微細に粉砕されたタバコを使用して、オープンセルポリウレタンフォーム(例えば、12インチ×12インチ×1インチ)を飽和する。アルギン酸ゲルは、180°Fの温度に維持して、ゲルの早まった固化を防ぐ。熱いアルキン酸ゲルを、金属トレイ上に配置しているポリウレタンフォームに注ぎ、次いで、40°Fの冷蔵庫の中で急速に冷却し、ゲルを固化させる。次いで、フォームを、175°Fにプリセットした実験室オーブンの中に10分間置き、ゲルを表面乾燥し、そしてゲルの乾燥重量に基づいて50%まで、湿度含量を減少させる。部分的に乾燥したゲルは、ポリウレタンフォームのすき間を満たす。このフォームは、小片に切断し、口の中に配置する。不溶性マトリックス中のゲルのさらなる例は、より低い湿度含量(例えば、ゲルの乾燥重量に基づいて10%)までゲルを乾燥することによって得られる。タバコ含有ゲルは、フォームマトリックスの中で、固いゴム状の質感を示し、口の中に置かれ、咀嚼されるときにゆっくりと再水和する。使用後、ポリウレタンフォームは、口から取り出し、廃棄する。
実施例59.不溶性マトリックス上のモールドされたタバコ
無煙タバコ、例えば、細片型は、低分子量ポリエチレン(Alathon(商標)、DuPont)のペレットまたは顆粒と混合する。タバコ対ポリエチレン(または他の不溶性フォーマット)の比率は、99:1〜50:50、例えば、95:5〜90:10であり得る。混合物は、約90℃の温度に加熱し、1つの形状、例えば、直径が0.5-0.9インチ、例えば、約0.75インチ、および1-3インチ、例えば、約2インチの長さの寸法を有する円筒状形状に成形する。この形状は、典型的には、木製のハンドルの挿入のための開口部を有し、このハンドルは、混合物が加熱されながら挿入されてもよい。加熱は、混合物の湿度含量が約3-30%、例えば、5%まで減少するまで継続する。次いで、混合物は冷却させ、木製のハンドルを接着する。ユーザーは、ハンドルを使用して、成形したタバコおよびポリマー混合物を口に挿入する。使用後、製品は廃棄する。
実施例60.不溶性マトリックス上の成形したタバコ
無煙タバコ、例えば、細片型の薄層は、コンベア上で調製し、一方の側には高融解ポリマー、例えば、ワックスを噴霧して、部分的にタバコをコーティングする。タバコ対ワックス(または他の不溶性フォーマット)の比率は、99:1〜50:50、例えば、95:5〜90:10であり得る。一旦、部分的にコーティングされたタバコが乾燥または冷却されると、これは、型の中で、中程度の温度(例えば、25℃〜150℃)で圧縮され、そして加圧されて(例えば、2kN-20kN)、1つの形状、例えば、長さが1-3インチ、例えば、約2インチ、および0.5-0.9インチ、例えば、約0.75インチの直径を有するチューブを形成する。成形した製品は、コーティングしていないタバコの実質的外部領域を含む。コーティングした表面は、タバコを結合し、コーティングしていない表面はタバコの満足感をユーザーに提供する。成形した製品は、ユーザーの口に挿入し、使用後に廃棄する。加えて、成形した製品は、上記のように、ハンドル、例えば、木材、紙、またはプラスチックスティックを含んでもよい。
中空形状
上記に議論されたように、材料のフィルムまたは薄いシートは、チューブ、ストロー、または他の中空形状を形成するために、包装、押し出し、ブロー成形、または他の方法で成形されてもよい。例示的なフィルムまたはシート材料は、本明細書のフィルムのセクションに開示される。このような中空形状は、単層または多層であり得る。多層が使用される場合、あるものはタバコを含んでもよく、一方他のものは着色料、香料、甘味料、または本明細書に記載されるような他の化合物を含んでもよい。異なる層はまた、取り扱いの間の安定性のために、または消費の間に崩壊を制御するために利用されてもよい。らせん状に包まれた中空形状、例えば、チューブまたはストローは、ほどけることを避けるために、接着剤(例えば、CMC、グアー、またはアラビアガム)を必要とする可能性がある。多層中空形状における層は、同じまたは異なる着色料または香料を含んでもよく、このような層は、同じまたは異なる速度で崩壊する可能性がある。フィルムと同様に、タバコはまた、1つまたは複数の層の中に配置されてもよく、またはサンドイッチ配置で層の間に配置されてもよい。中空形状はまた、崩壊を促進するために崩壊剤を含んでもよい。例示的なストローおよびスティックは、図12A-12B、13A-13B、および14A14Bに示される。
上記の組成物は、中空であるかまたは充填されていてもよい。充填物には、タバコ、香料、甘味料、香りマスキング剤、または着色料が含まれてもよい。充填物の香料または着色料は、中空形状と同じかまたは異なっていてもよい。充填物は、典型的には、ゲル(固体または流動性)であるが、また機械的に強固であってもよく、または粉末もしくは他の製品型から構成されてもよい。例示的な充填材料には、本明細書に記載されるゲルが含まれる。タバコ充填剤を含む白色の不透明ストローは、図14A-14Bに示される。中空形状はまた、例えば、崩壊の速度に基づいて、異なる時点でタバコを提供するために、中空形状よりもより迅速に崩壊する組成物で満たしてもよい。
1つの態様において、タバココア(例えば、タバコおよびフォーマットを用いて配合)は、共押し出し金型に、シングルまたはツィンスクリュー押し出し機から押し出すことができる。別のシングルまたはツィンスクリュー押し出し機の中で、水溶性の熱可塑性外層(例えば、フォーマットおよび香料を用いて配合)を、コーティングされたロッドを作製するために、共押し出し金型に導入することができる。典型的な熱可塑性外層は、200-370°Fの温度で押し出される、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)に基づく配合を用いて提供することができる。加えて、強固な押し出しタバコロッドは、包装されたフィルムの中に入れられるコアとなり得る。
1つの例において、ヒドロキシプロピルセルロース、タバコ、香料、および甘味料を含む熱可塑性配合は、ブロー成形されて中空形状を形成することができる。
別の例において、本明細書に記載されるようなフィルムは、らせん巻きストローおよび/またはスティックを製造するためにさらに使用した。約10インチ×3/4インチのフィルムのストリップは、製造したフィルムの各シートから切断した。等しいサイズの紙のストリップを切断し、3/16インチ直径のステンレス鋼心棒の周囲にらせん状に巻いた。この紙は、各末端においてテープを用いてマンデルに固定した。フィルムのストリップは、同じ様式で、紙の周りにらせん状に巻き、各らせんの重なりは1/16インチであった。各重なりにおいて、フィルムストリップは、アラビアガムの30%溶液を用いて、それ自体に接着した。このプロセスを、フィルムの2つのさらなる層で反復した。マンドレルおよび新たに形成したらせん巻きフィルムストロー/スティックを、側面から空気が当たるオーブン(VWRモデル1330FM)の中に75℃で15分間配置して乾燥させた。オーブンからの取り出しの際に、らせん巻きストロー/スティックはマンドレルから取り外し、紙の「コア」は、ストロー/スティックの内部から取り外した。得られるストロー/スティックは種々のサイズに切断した。同様の物品は、業界で公知であるらせん巻き機械を使用して、商業的に製造することができる。
例えば、らせん巻きストロー/スティック製品は、実施例14に記載されるように、タバコ含有フィルムを使用して調製した。実施例14のフィルムの1つの層、2つの層、および3つの層を含むストロー/スティック製品は、記載されるように調製した。口の中に置かれたときに、ストロー/スティックは、1〜5分間の時間にわたって徐々に崩壊した。同様の物品は、業界で公知であるらせん巻き機械を使用して、商業的に製造することができる。
別の例において、ストロー/スティック製品は、実施例14に記載されるようなフィルムの2つの層を使用して調製した。実施例15に記載されるように調製したフィルムの第3の層は、ストロー/スティックの上端または外側に提供した。実施例15からのフィルムは、色が赤色であり、シナモンの香りを有し、そしてタバコを含まなかった。このストロー/スティックは、口の中に置かれたときに、1〜5分間の時間にわたって徐々に崩壊した。同様の物品は、業界で公知であるらせん巻き機械を使用して、商業的に製造することができる。
別の例において、ストロー/スティック製品は、実施例17に記載されるようなフィルムの3つの層を使用して調製した。実施例17からのフィルムは、タバコ粉末およびピーチピューレを含んだ。このストロー/スティックは上記のように調製した。このストロー/スティックは、口の中に置かれたときに、1〜5分間の時間にわたって徐々に崩壊した。
なお別の例において、ストロー/スティック製品は、実施例14および実施例18に記載されるようなフィルムの3つの層を使用して調製した。実施例14において調製したタバコ含有フィルムの1つの層を使用した。実施例18におけるように調製した不透明な白色フィルムの第2の層は、第1の層の上に巻き、1/8インチのオフセットを生じた。実施例14において調製したタバコ含有フィルムの第3の層は、第2の層の上に巻き、再度、1/8インチのオフセットを生じた。効果は、線の入った外見を有する、らせん巻きのストロー/スティックを提供することであった。このストロー/スティックは、口の中に置かれたときに、1〜5分間の時間にわたって徐々に崩壊した。
別の例において、1/8〜1/4インチの範囲の直径を有する中空タバコストローは、実施例46の成形部分において利用したものと類似の方法によって製造した;しかし、チューブ金型を、ストローの製造において利用した。このストローは、口の中に置かれたときに、5〜10分間の時間にわたってゆっくりと崩壊した。同様の物品は、当技術分野において公知である方法(すなわち同時押出し形成)を用いて、充填を用いて製造されてもよい。
表61.1および61.2は、例示的な多層のための成分を列挙する。
(表61.1)ミントの香りを有する多層ストロー
Figure 0005215175
(表61.2)シナモンの香りを有する多層ストロー
Figure 0005215175
実施例61.3層らせん巻きスティック
3層らせん巻きスティックは、本明細書に記載されるように、3つの異なるフィルムを使用して調製する。外層は、タバコ(例えば、30-60%重量、好ましくは約40%重量)および香料および甘味料を含む。この層は約1.5ミル(37ミクロン)の厚さであり、約8.5のpHで調製する。中間の層はタバコ(例えば、10-40%重量、好ましくは25%重量)および香料および甘味料を含む。この層は約4ミル(100ミクロン)の厚さであり、約7.8のpHで調製する。最も内側の層は、タバコを含まず、呼気清涼香料を含む。この層は約1.5ミル(37ミクロン)の厚さであり、約7.0のpHで調製する。
多層スティックは、ユーザーの口の中に置かれ、ここで、外層が急速に(30-60秒間)崩壊し、口の中での快適な感覚と、最初のタバコの満足感の両方を提供する。次いで、中間層が露出されるようになり、はるかに遅い速度で崩壊し(約5分間)、タバコの満足感の時間の延長を提供する。最も内側の層が露出されるようになり、呼気清涼香料の迅速な放出(約30秒間)を提供する。
保持デバイス
様々な種類および形態のタバコは、食品用の成分をブレンドし;保持デバイス(例えば、スティック、爪楊枝、タバコの柄、ループ、曲がったスティック、人間工学的形状のスティック、または任意の他の固体形状)に取り付け;固体型に乾燥または冷却し、必要な場合、次いで、タバコの満足感を得るために口の中に置くことができる。使用の間、タバコ部分は完全に崩壊し、かつ消費される。他の形態において、タバコ部分は、タバコの満足感を得た後で無傷のままであってもよく、これは、スティックまたは保持デバイスとともに廃棄されてもよい。本明細書に記載される任意の組成物は、スティックまたは他の保持デバイスに取り付けられてもよい。
使用されるタバコは、組成物の任意の種類または形態、例えば、葉、長い切り葉、細かい切り葉、および粉末を含む、湿式の無煙タバコ製品の中で使用されるタバコであり得る。タバコ含量は、1%〜95%で変動し得るが、典型的には、製品の乾燥重量に基づいて、20%〜40%である。
保持デバイスは、可食性の水溶性材料から形成されてもよいが、典型的には、木材、紙、プラスチック、金属、または複合製品などの不溶性材料から形成される。その形状は、容易に取り扱いができ、かつ口の中に全体的にまたは部分的に配置することができる任意の寸法であり得る。タバコ含有混合物は、食品工業において周知である広範な製造装置のいずれか、例えば、プレス、成型、コーティング、コンフェクションデポジッターを用いる沈着、融解、包装、浸漬/ゲル化、ならびに類似のプロセスおよび装置を使用して、保持デバイスに取り付けることができる。
これらのデバイスは、以下の形状であってもよい。
1つの形状に形成され、保持デバイスの1つの末端に接着され、それによって、反対の末端が手で保持するために露出したままになっている、タバコ含有混合物。
保持デバイスのほほすべてを覆うが、手のために保持領域を提供するために十分な領域を露出したままにする、保持デバイス上にコーティングされたタバコ含有混合物。
タバコ含有混合物は、保持デバイス、例えば、爪楊枝を完全にコーティングするために使用することができる。コーティングされた製品は手で保持することができ、一方、1つの末端は口の中に置かれ、または全体のコーティングされた製品が口の中に置かれて、タバコの満足感を得ることができる。使用後、不溶性保持デバイスは廃棄する。
保持デバイスに適用されるタバコ混合物の厚さは、タバコの満足感を提供するために必要な最小限の層から、口の中になお便利に置くことができる最大サイズまで変化する。典型的には、最小コーティング厚は、2ミル(0.002インチ)であるのに対して、最大サイズは直径約1インチの形状である。
他の態様において、多孔性材料(紙、フィルム、不織布材料、または本明細書に記載されるような他の材料)の外側ラップは、タバコ混合物を含み、保持デバイスに塊を接着する。
実施例62.コーティング
保持デバイスは、タバコ含有溶液に浸漬し、次いで取り出し、実験室オーブンの中で10分間、75℃にて部分的に乾燥する。このプロセスを、保持デバイスが所望の厚さのコーティングを有するまで反復する。各々の浸漬手順は、保持デバイスに、約5ミル(0.005インチ)のコーティング厚を加える。保持デバイスは、一方の末端にのみコーティングすることができ、またはこれは一方の末端において小さな露出する保持領域のみをのこして完全にコーティングすることができる。別の例において、保持デバイスは、タバコ含有溶液中に完全に浸漬することができ、それゆえに、保持デバイスは完全にコーティングされる。なお別の態様において、保持デバイスは、多孔質トレイまたはふるいの上にそれを配置すること、および保持デバイスの上に溶液を注ぐことによって、コーティングすることが可能であり、それによって完全に保持デバイスをコーティングする。なお別の態様において、コーティングした保持デバイスは、水含量を重量で20%未満まで、より典型的には約5%重量まで減少するために乾燥させる。
例示的なタバコ含有溶液は、表1.3および実施例2に記載されている。
実施例63.包装
保持デバイスは、本明細書に、例えば、表1.3および実施例2、3、4、および6に記載されるように、フィルムで部分的にまたは全体的に包装することができる。このフィルムは、水または他の可食性接着剤の薄い流れを適用しながら、スティックの周りを反復して包装することができ、それによって、フィルムの層が強固に接着すること、およびスティックの周りに固体のタバコ含有形状を形成することを引き起こす。本明細書において、例えば、実施例3および4に記載されるタバコを含有しないフィルムを利用することによって、保持デバイス上にタバココーティングまたは包装を作製することが可能であり、それによって、外層または包装が、着色されおよび香りを付けられるが、タバコは含まない。
実施例64.スティック上のポーチ
実施例16に記載されるような、白色の紙様フィルムの部分は、熱シーリング金型上に配置することができ;タバコ、結合剤、および香味材料の混合物の一部が紙の上に配置することができ;スティックまたは爪楊枝がタバコ混合物に部分的に挿入することができ;白色の紙様フィルムの別の等しいサイズの部分がタバコ混合物の上端に配置することができ;および熱シーリング金型が、フィルムの周囲にシールまたは溶接を作製するために近接され、同時にタバコ混合物を封入してポーチを形成し、およびポーチを保持デバイスにシールする。
タバコ含有ポーチは、口の中に置くことができ、ここで、これはゆっくりと崩壊する。本実施例の保持デバイスは、使用の間にタバコ部分を配置および操作するためのハンドルとして使用される。使用後、保持デバイスは口から回収し、廃棄する。
実施例65.タブレット
保持デバイスは、完全に乾燥または固化する前に、本明細書に記載されるようなタブレットに挿入することができる。例示的なタブレットは実施例37および実施例38に記載される。
実施例66.成形部分
本明細書に記載されるような成形部分タバコ組成物もまた、当技術分野において公知の方法、例えば、押し出し、圧縮成形、射出成形、衝撃成形、および泡成形を使用して、保持デバイスの周囲に形成されてもよい。このような成形部分は、水溶性または熱可塑性フォーマットに基づき得る。例示的な成形部分は、実施例39-42および46に記載される。
保持デバイスはまた、成形の前、または成形部分の設定もしくは乾燥の前に、挿入することができる。
実施例67.ゲル
保持デバイスは、実施例48-51において本明細書に記載されるように、それが完全に乾燥または固化する前に、ゲルに挿入することができる。
実施例68.コーティングされた柄
タバコ植物の拡大されまたは膨らんだ柄は、タバコ、結合剤、香料、および他の加工助剤を含む溶液、分散液、懸濁液、またはゲルでコーティングし;続いて熱の適用を通してコーティングを乾燥させ、少なくとも部分的に口の中に置くことができる組成物を製造する。使用後、製品は口から取り出して廃棄する。
タバコ植物の拡大されまたは膨らんだ柄は、典型的には、非常に低いタバコの満足感を提供し、口の中に置かれたときに、えぐ味を示す。対象のコーティングは、拡大されまたは膨らんだ柄を使用するときの感覚受容性の経験を改善するために、香料、甘味料、香りマスキング剤、および苦味ブロッキング添加物およびその他の成分を加えながら、タバコの満足感を改善してもよい。
コーティング溶液は、表68.1に示される配合を使用して調製した。得られる溶液は、15%の固形物含量およびBrookfield粘度計で70℃において測定した5,000センチポアズに調整した。タバコ柄は10秒間溶液に浸漬した;これらを取り出し、パラフィン紙を並べたトレイの上に置いた;そして75℃の温度で実験室オーブンの中で20分間乾燥した。乾燥した柄は、4ミル(0.004インチ)の厚さで、溶液で均一にコーティングされた。
(表68.1)
Figure 0005215175
D.修飾
本明細書に記載される任意のタバコ組成物は、種々の方法で修飾されてもよい。例えば、組成物は、単層または多層でコーティングされてもよい。このようなコーティングは、例えば、取り扱い、崩壊速度、味、および色のために利用する。例示的にコーティングには、HPMCまたはHPMC/HPCブレンドが含まれる。コーティングまたは装飾パターンは、当技術分野において公知のプロセス、例えば、噴霧、ブラシかけ、ロールコーティング、ドクターバーキャスティング、スロットコーティング、押し出しコーティング、熱溶解沈着、粒子またはフレークの沈着、および他の典型的な方法を使用して、フィルムの表面に適用されてもよい。コーティングは、つや消しまたは光沢があってもよい。コーティングは、本明細書に記載されるように、着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよい。コーティング中の着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤は、根底にある組成物と同じであってもよいし、異なっていてもよい。加えて、複数のコーティングは、同じかまたは異なる着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよい。コーティングはまた、根底にある組成物とは異なる速度で崩壊してもよい。例えば、コーティングは、香りのバーストまたは他の感覚受容性成分を提供するために、根底にある組成物よりも速く崩壊してもよい。経口的に崩壊可能なコーティングはまた、経口的に崩壊可能でない組成物上に配置されてもよい。経口的に崩壊可能でない組成物は、経口的に崩壊可能である組成物上に配置されてもよく、このようなコーティングは、例えば、咀嚼によって除去されてもよい。コーティングはまた、組成物中の揮発性成分の蒸発を防ぐために、および使用前の組成物の浸漬を防ぐために利用されてもよい。コーティングはまた、タバコを含んでもよい。
パターンは、組成物の表面に印刷されてもよい。印刷パターンはまた、組成物の表面上にダスティングまたはスプリンキング化合物を含む。パターンは、ランダムであってもよいし、または設計、例えば、ロゴの中であってもよい。当技術分野において公知であるすべての印刷プロセス、例えば、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、レーザー印刷、スクリーン印刷、および他の典型的な方法が使用されてもよい。印刷されたパターンは、本明細書に記載されるような、着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよいし、含まなくてもよい。パターン中の着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤は、根底にある組成物と同じであってもよいし、異なっていてもよい。加えて、複数のパターンもまた、同じかまたは異なる、着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよい。印刷されたパターンはまた、タバコを、例えば、1-99%、好ましくは10-50%まで含んでもよい。このようなパターンは、根底にある組成物よりも、パーセンテージでまたは絶対的な意味において、より多くのタバコを含んでもよい。
フレークもまた、本明細書に記載される組成物に加えられてもよい。フレークは、組成物に加えられてもよく、組成物中のすき間の中に配置されてもよく、または表面上に配置され、例えば、コーティングによって接着されてもよい。フレークは、本明細書に記載されるような、着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよいし、含まなくてもよい。フレーク中の着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤は、根底にある組成物と同じであってもよいし、異なっていてもよい。加えて、複数のフレークもまた、同じかまたは異なる、着色料、香料、甘味料、または香りマスキング剤を含んでもよい。フレークはまた、タバコを、例えば、最大99%、好ましくは最大50%まで含んでもよい。フレークは、本明細書に記載されるような、標準的なフィルム形成技術によって作製されてもよい。フレークは、根底にある組成物よりも、パーセンテージでまたは絶対的な意味において、より多くのタバコを含んでもよい。
一旦、印刷され、コーティングされ、または装飾されたフィルムが調製されたら、さらなるフィルムの層が、印刷され、コーティングされ、または装飾された表面を覆い、保護し、およびシールするために適用されてもよい。
本発明の組成物は、種々の形態、例えば、工場または幾何学的形状(例えば、円形、正方形、長方形、三角形、卵形、八角形など)に成形されてもよい。加えて、組成物は、表面上の浮き彫り(ポジティブまたはネガティブ)であるパターンを含んでもよい。このようなパターンは、設計、例えば、ロゴであり得る。
複合組成物、すなわち、本明細書に記載される異なる種類の製品の2つ以上を含む組成物もまた、本発明によって意図される。例えば、成形部分は、例えば、種々の香料を有する、ゲル組成物の領域を含んでもよい。別の例において、タブレットは、ゲルによって取り囲まれてもよい。複合組成物はまた、異なる速度の崩壊を有してもよい。
E.パッケージング
個々の組成物は、組成物の内容物について適切にパッケージされる。好ましくは、組成物は、防水ケース中に保存され、40〜120°Fの間で安定である。組成物は、典型的には、保存の間に、乾燥、柔軟性、および非接着性である。または、組成物は、供給物の間に、非粘着性の障壁、例えば、プラスチックフィルムまたは紙を使用してパッケージされてもよい。組成物はまた、バルク型で提供されてもよく、そこから個々の供給物が分離される。
別の態様において、パッケージは、非浸透性かつ水不溶性であり、例えば、液体、スラリー、または流動性ゲル型のタバコは、パッケージ、例えば、絞れるプラスチックパッケージ、ベロー、またはスプレーボトルの中に配置され、パッケージから口に分配されることが可能である。ベローは、経口使用のために加圧されてもよい。溶液またはスラリーは、プラスチックベロー容器または他の類似のコンシューマーパッケージの中での使用のために調製され、ここで、液体は、パッケージを絞ることによって口に注入される。チキソトロピックポリマーは、他の容器中での使用のために適切である高度に粘性の溶液を調製するために、タバコおよび他の成分と合わされる。タバコ粒子は、より大きなサイズであり得るが、容器の口を通して通過するためになお十分に小さくなければならない。スプレーボトルについては、安定なタバコスラリーがボトル中に含まれる;タバコ粒子は、口を塞ぐことなく、スプレーノズルを通して通過することが可能であるようにサイズ決めされ;そしてタバコスラリーは口腔に直接的にスプレーされる。液体スプレーは、水中に、キサンタン、ジェランまたはデキストランなどのチキソトロピックポリマーを溶解することによって調製され、低粘度(例えば、<50センチポアズ)溶液中にタバコ粒子を懸濁する。他の化合物、例えば、香料、甘味料、および分散剤は、溶液に加えることができる。タバコ粒子は、均質な溶液がスプレーボトルの口を通して通過することを可能にするように、特定のサイズ(例えば、<80ミクロン)まで粉砕する。他のパッケージは、口腔にタバコを放出するために、別の方法で絞りまたは使用されてもよい。
F.溶液
以下のタバコ溶液は、本明細書に記載される任意の組成物中に含めてもよい。
実施例69.噴霧可能溶液
30分間激しく攪拌しながら、78.6グラムの冷水中で、0.2グラムのキサンタン(Kelzan from C.P. Kelco)を混合することによって、溶液を調製する。この溶液に、20グラムの細かく粉砕したタバコ、0.2グラムのスクラロース、および2グラムのシナモン香料を、絶え間なく激しく混合しながら加える。溶液の粘度は、50センチポアズの粘度まで、水で調整する。
実施例70.高粘度溶液
30分間激しく攪拌しながら、76.8グラムの冷水と、1グラムのキサンタン(Kelzan from C.P. Kelco)を混合することによって、溶液を調製する。この溶液に、20グラムの細かく粉砕したタバコ、0.2グラムのスクラロース、および2グラムのシナモン香料を、絶え間なく激しく混合しながら加える。溶液の粘度は、1,500センチポアズである。
実施例71.ペースト
30分間激しく攪拌しながら、2グラムの中程度の粘度のカルボキシメチルセルロース(HerculesからのCMC 7MF)を、35.8gの冷水および40グラムのグリセリンに加えることによって、ペーストを調製する。この混合物に、20グラムの細かく粉砕したタバコ、0.2グラムのスクラロース、および2グラムのシナモン香料を加える。高粘度のペーストを調製し、これは、高度に剪断感受性である。このペーストは、チューブまたは他の絞り可能パッケージに導入され、ここで、絞りからの剪断力は、ペーストの流れを許容するために、粘度を減少する。
他の態様
本発明の特定の態様の説明は、例示の目的のために提示される。これは包括的であることを意図しないし、また本発明の範囲を、本明細書に記載される特定の形状に限定することを意図しない。本発明は、いくつかの態様を参照して記載されてきたが、種々の修飾が、特許請求の範囲に示されるような、本発明の技術思想および範囲から逸脱することなくなされ得ることが当業者によって理解される。本明細書に引用されるすべての特許、特許出願、および刊行物は、参照により本明細書に組み入れられる。
他の態様は特許請求の範囲の中に含まれる。
香りを付けたタバコストリップ(フィルム)の模式図である。このストリップは薄く、タバコを含んでいる。ユーザーの口の中に置かれたとき、れらのストリップは、すぐに、例えば、0.5-30秒で崩壊し、香りのバーストを伴う。加えて、これらのストリップは、代替的には、組成物によって、30秒〜1分、30秒〜3分、30秒〜5分、30秒〜7分、または30秒〜10分で崩壊し得る。これらのタバコストリップは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または本明細書に記載されるような他の香料で、香りを付けてもよい。タバコストリップは、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。 図2Aおよび2Bは、小さな、速く崩壊する、タバコを含む円形ピースである、香りを付けたタバコバースト(タブレット)の模式図である。ユーザーの口の中に置かれたときに、タバコバーストはすぐに崩壊し始め、ユーザーに香りを提供する。タバコバーストは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコバーストは、審美的な目的のために、香りを示す着色スポットまたは他の印を含んでもよい。図2Bは、タバコバーストの側面図を示す。これらのバーストは、超高速崩壊(30秒-2分)、速い崩壊(1分-3分)、より遅い崩壊(2分-5分)、遅い崩壊(4分-10分)、または天然で発泡性であり得る。 図3Aおよび3Bは、滑らかな、長時間持続する、およびタバコ(例えば、香りを付けたタバコ)を含み、ユーザーの口の中に置かれる、タバコハードピース(タブレット)の模式図である。タバコハードピースは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコハードピースは、審美的な目的のために、香りを示す着色スポットまたは他の印を含んでもよい。図3Bは、タバコハードピースの側面図を示す。 図4Aおよび4Bは、タバコを含み、ユーザーがそれらを口の中に置く、発泡性タバコピースの模式図である。発泡性タバコピースは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。発泡性タバコピースは、審美的な目的のために、香りを示す着色領域または他の印を含んでもよい。図4Bは、発泡性タバコピースの側面図を示す。 図5Aおよび5Bは、ハード外層およびソフト内層、またはその逆を有するタバコデュエット(タブレット)の模式図である。このハード外層は、ユーザーの口の中で崩壊するタバコを含む。ソフト内層は香料(例えば、呼気清涼剤(breath freshening agents))を含む。タバコデュエットは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコデュエットは、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。図5Bは、タバコデュエットの側面図を示す。 図6Aおよび6Bは、ハード外層およびソフト中心、またはその逆を有するタバコデュオ(タブレット)の模式図である。このハード外層は呼気清涼剤などの香料を含み得、ソフト中心はタバコを含む。タバコデュオは、ユーザーの口の中に置かれたときに崩壊する。タバコデュオは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコデュオは、審美的な目的のために、香りを示す着色スポットまたは他の印を含んでもよい。図6Bは、タバコデュオの断面図を示す。 図7Aおよび7Bは、タバコ爪楊枝の模式図であり、これらは、木製の爪楊枝とサイズおよび形状が類似しており、タバコを含む。タバコ爪楊枝はユーザーの口の中に置かれ、ほぼタバコを喫煙するためにかかる時間内に(例えば、3-10分間)ゆっくりと崩壊する。類似の態様において、タバコ爪楊枝は、崩壊しなくてもよく、なお、爪楊枝が構造的に無傷のままでありながら、タバコおよび香料の拡散を可能にするために十分に多孔性である。タバコ爪楊枝は、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコ爪楊枝は、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。図7Bは、タバコ爪楊枝の側面図を示す。 図8Aおよび8Bは、タバコを含み、例えば、噛まれたときにユーザーの口の中でゆっくりと崩壊する、タバコゲルチューの模式図である。タバコゲルチューは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコゲルチューは、審美的な目的のために、香りを示すために着色されてもよい。図8Bは、タバコゲルチューの側面図を示す。 図9Aおよび9Bは、タバコを含む液体中心を伴う小さなソフトビーズであるタバコゲルビーズの模式図である。ユーザーは、ビーズを口の中に置き、これを融解させる。融解に際し、ビーズはタバコおよび任意に香料(例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料)を放出する。タバコゲルビースは、審美的な目的のために、香りを示すために着色されてもよい。図9Bは、タバコゲルビーズの断面図を示す。 図10Aおよび10Bは、ユーザーの口の中に(例えば、口の側に)置くことができる、崩壊性タバコパック(消費単位)の模式図である。薄い外層は、それが崩壊するにつれて、ユーザーに香りを提供し得る。内部は、完全に崩壊するタバコを含む。崩壊性タバコパックは、タバコを喫煙するためにかかるのとほぼ同じ長さの時間(例えば、3-10分間)、またはより短い間、香りを楽しむことができ、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。崩壊性タバコパックは、審美的な目的のために、香りを示す着色スポットまたは他の印を含んでもよい。図10Bは、崩壊性タバコパックの側面図を示す。代替的な態様において、薄い外層は崩壊せず、しかし多孔性であり、それによって、そこに含まれる内容物が時間とともに拡散することを可能にする。 図11Aおよび11Bは、タバコで満たされた小さな不溶性パケットおよび任意に他の香料を含む無煙タバコ製品である、タバコパック(消費単位)の模式図である。パケットは、ユーザーの口の中に置かれる(例えば、口の側に)。タバコパックは、典型的には、5-15分間、例えば、約10分間使用され、使用後は廃棄される。タバコパックは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコパックは、審美的な目的のために、香りを示すストライプまたは他の印を含んでもよい。図11Bは、タバコパックの側面図を示す。 図12Aおよび12Bは、シガレットと類似の寸法を有する、タバコを含み、細長くかつ滑らかなタバコスティックの模式図である。これらは、ユーザーの口の中に置かれたときに、ゆっくりと(例えば、3-10分間)崩壊する。タバコスティックは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコスティックは、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。図12Bは、タバコスティックの側面図を示す。 図13Aおよび13Bは、タバコ(例えば、香りを付けたタバコ)を含む、滑らかで、中空の、可撓性の円筒であるタバコストローの模式図である。タバコストローはユーザーの口に置かれ、ゆっくりと(例えば、3-10分間)、好ましくは完全に崩壊する。加えて、タバコストローは、例えば、ユーザーの手の中では崩壊しなくてもよい。タバコは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。タバコストローは、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。図13Bは、タバコストローの側面図を示す。 図14Aおよび14Bは、タバコ(例えば、香りを付けたタバコ)を含む滑らかな外層およびソフトタバココアを有する、充填したタバコストローの模式図である。滑らかな外層は、例えば、ユーザーの手の中では崩壊しなくてもよいが、ユーザーの口の中に置かれたときに崩壊する。充填したタバコストローは、例えば、ウィンターグリーン、シナモン、ミント、および/または他の香料で香りを付けてもよい。充填したタバコストローは、審美的な目的のために、香りを示す着色バンドまたは他の印を含んでもよい。図14Bは、タバコストローの側面図および端面図を示す。

Claims (15)

  1. 保持デバイスおよび
    該保持デバイスの外表面上にコーティングされた経口的に崩壊可能な組成物
    を含む無煙タバコ組成物であって、該経口的に崩壊可能な組成物が水溶性ポリマーおよび250μm以下の平均粒子サイズを有するタバコを含む、無煙タバコ組成物。
  2. 経口的に崩壊可能な組成物が保持デバイスの外表面を部分的にコーティングする、請求項1記載の組成物。
  3. 経口的に崩壊可能な組成物が1〜90%のタバコを含む、請求項1または2記載の組成物。
  4. 保持デバイスが、木材、紙、プラスチック、金属、または複合製品などの不溶性材料から形成される、請求項1から3のいずれか一項記載の組成物。
  5. 保持デバイスがスティックである、請求項1〜4のいずれか一項記載の組成物。
  6. 保持デバイスが爪楊枝である、請求項1〜5のいずれか一項記載の組成物。
  7. 経口的に崩壊可能な組成物が保持デバイスの外表面上にコーティングされるが、手で保持する範囲を提供するのに十分な範囲が露出したままになっている、請求項1から6のいずれか一項記載の組成物。
  8. 爪楊枝が、経口的に崩壊可能な組成物によって実質的に完全に覆われている、請求項7記載の組成物。
  9. タバコが50μm以下の平均粒子サイズを有する、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  10. タバコが25μm以下の平均粒子サイズを有する、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  11. タバコが20μm以下の平均粒子サイズを有する、請求項1から8のいずれか一項記載の組成物。
  12. 250μm以下の平均粒子サイズを有するタバコを水溶性ポリマーと混合して経口的に崩壊可能な組成物を生産する工程、および該経口的に崩壊可能な組成物を保持デバイスの外表面に適用する工程を含む、無煙タバコ組成物を製造する方法。
  13. 経口的に崩壊可能な組成物の中に保持デバイスを浸漬する、請求項12記載の方法。
  14. 保持デバイスがスティックである、請求項12記載の方法。
  15. 保持デバイスが爪楊枝である、請求項12記載の方法。
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