JP6116374B2 - ナースコール機器におけるボタン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばナースコールシステムに用いられ、病室のベッド上の患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン装置等といったボタン装置に関するものである。
従来、一般的なナースコールシステムには、患者が看護師を呼び出す等する際に押下操作する呼出ボタン装置が設けられている。このような呼出ボタン装置としては、胴部の先端に押下操作可能な押しボタンが設けられ、患者が胴部を把持して親指等で押しボタンを押下操作するといったものが知られている。
しかしながら、上記呼出ボタン装置は、たとえば手に怪我をしているような患者にしてみると操作が難しいといった問題がある。そこで、たとえば特許文献1に記載の呼出ボタン装置では、胴部及び押しボタンを全体的に覆うような大型のアタッチメントを装着し、アタッチメントの操作部を掌等で押圧することにより押しボタンが押下操作されるように構成することで、胴部等を把持せずとも押しボタンの押下操作を可能としている。
特開2008−119200号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の呼出ボタン装置では、アタッチメントを介して押しボタンを押下操作する(すなわち、間接的に押しボタンを押下操作する)ため、患者にしてみると、操作に応じて確実に呼び出しができているのか不安に感じやすいという問題がある。また、患者によって、僅かな押下力で押しボタンを押下操作したかったり、誤操作しにくい程度の押下力を要して初めて押しボタンが押下操作されるようにしたかったり等、押しボタンの押下力に関して様々なニーズがあるものの、従来の呼出ボタン装置では、そのようなニーズにそもそも応えることができなかったり、部品を交換する必要があったりするという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、アタッチメントを介したりすることなく操作可能で、押下力の調整をも容易に行うことができるナースコール機器におけるボタン装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、円盤状の本体ケースの上面に押下操作可能な押しボタンが露出しており、押しボタンの押下操作により、本体ケースに内蔵されたスイッチがON/OFF操作されるナースコール機器におけるボタン装置であって、本体ケース内に、円環状の弾性手段を設け、弾性手段に、押しボタンの押下操作により、押しボタンの一部に押圧されて下方へ撓む撓み片を、周方向へ所定の間隔毎に複数備える一方、本体ケース内で上下方向を軸として回転可能な円環状の押下力調整手段を設け、押下力調整手段に、各撓み片毎にその下方から当接し、撓み片が下方へ撓む際に支点となる支点部を、周方向へ所定の間隔毎に撓み片と同数備えており、押下力調整手段を回転させて支点部の位置を変更し、撓み片における押しボタンによる押圧位置と支点部の当接位置との距離を変更することにより、押しボタンの押下操作に必要な押下力を調整可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、円盤状の本体ケース内に、複数の撓み片を周方向へ所定の間隔毎に備えた円環状の弾性手段や、撓み片その下方から当接し、撓み片が下方へ撓む際に支点となる支点部を、周方向へ所定の間隔毎に撓み片と同数備えているとともに、本体ケース内で上下方向を軸として回転可能な円環状の押下力調整手段を設けた。そして、押下力調整手段を回転させて支点部の位置を変更し、撓み片における押しボタンによる押圧位置と支点部の当接位置との距離を変更することにより、押しボタンの押下操作に必要な押下力を調整可能とした。したがって、たとえば患者等の使用者毎に押下力を適宜調整したいといったニーズにも容易に対応することができる。また、アタッチメントを介したりすることなく、本体ケースから露出する押しボタンを直接押下操作する構成であるため、使用者が操作に応じて確実に呼び出しができているのか不安に感じるようなこともない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、押下力調整手段に、摘み部を一体的に突設する一方、本体ケースに、摘み部を外部に露出するための操作窓を開設しており、操作窓内での摘み部の位置を移動させることにより、本体ケースの外部からでも押下力調整手段を回転可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、押下力調整手段に、摘み部を一体的に突設する一方、本体ケースに、摘み部を外部に露出するための操作窓を開設しており、操作窓内での摘み部の位置を移動させることにより、本体ケースの外部からでも押下力調整手段を回転可能としているため、一々本体ケースを分解したりすることなく、非常に容易に押下力を調整することができる。
本発明によれば、円盤状の本体ケース内に、押しボタンの押下操作により、押しボタンの一部に押圧されて下方へ撓む複数の撓み片を周方向へ所定の間隔毎に備えた弾性手段を設ける一方、撓み片その下方から当接し、撓み片が下方へ撓む際に支点となる支点部を、周方向へ所定の間隔毎に撓み片と同数備えているとともに、本体ケース内で上下方向を軸として回転可能な円環状の押下力調整手段を設け、押下力調整手段を回転させて支点部の位置を変更し、撓み片における押しボタンによる押圧位置と支点部の当接位置との距離を変更することにより、押しボタンの押下操作に必要な押下力を調整可能とした。したがって、たとえば患者等の使用者毎に押下力を適宜調整したいといったニーズにも容易に対応することができる。
呼出ボタン装置全体の外観を示した斜視説明図である。 分解状態にある呼出ボタン装置を示した斜視説明図である。 押下力調整板を示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は下方から夫々示している。 下ケースを上方から示した説明図である。 押しボタンの押下力を最も弱くした状態を示した説明図である。 押しボタンの押下力を中間程度とした状態を示した説明図である。 押しボタンの押下力を最も強くした状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる呼出ボタン装置について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、呼出ボタン装置1全体の外観を示した斜視説明図である。図2は、分解状態にある呼出ボタン装置1を示した斜視説明図である。図3は、押下力調整板2を示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は下方から夫々示している。図4は、下ケース4を上方から示した説明図である。
呼出ボタン装置1は、たとえば一般的なナースコールシステム等に用いられるものであって、上ケース3と下ケース4とを組み付けてなる円盤状の本体ケース5と、押下操作可能な押しボタン6と、押しボタン6の押下操作に伴い上下方向へ撓む弾性板7と、押しボタン6の押下力を調整するための押下力調整板2と、スイッチを搭載したスイッチ基板(図示せず)を内蔵したスイッチケース8と、押しボタン6の押下操作に応じて作動し、スイッチケース8内のスイッチをON/OFF操作する操作部材9とを有している。なお、本体ケース5の直径は略15cm程度となっている。
上ケース3は、下ケース4の上方を覆うような略円形のカバー体であって、その略中央には押しボタン6を露出させるための露出孔10が開設されている。また、上ケース3の外周縁部は、下ケース4側へ折り曲げられて壁状に形成されており、その壁状部には、上ケース3の周方向へ所定の長さに亘り切り欠かれてなる上側操作窓部12が設けられている。さらに、上ケース3の内面(下面)には、押しボタン6の上下方向を軸とした回転を規制するための規制突起13、13・・や、弾性板7をネジ止めするための複数のネジ止め部(図示せず)や、下ケース4と一体化するための複数のネジ止め用ボス14、弾性板7(特に、撓み片25、25・・)の上ケース3側への撓みを規制するための複数の規制リブ(図示せず)等が突設されている。
下ケース4は、スイッチケース8等が組み付けられる略円板状の基台であって、その上面には、上ケース3をネジ止めにより一体化するための複数の固定ボス14、14・・、操作部材9をネジ止めするとともに操作部材9の作動片36、36を上下方向に揺動可能に組み付けるための取付部15、15、スイッチケース8を設置するための設置部16、及び上ケース3を一体化した際に規制突起13、13の先端が当接する当接突起17、17等が設けられている。また、下ケース4の外周縁に沿って、上ケース3側へ立設された外壁部が周設されており、外壁部における上ケース3と一体化した際に上側操作窓部12と対向する位置には、下ケース4の周方向へ上側操作窓部12と同じ長さに亘り切り欠かれてなる下側操作窓部18が設けられている。そして、両操作窓部12、18に囲まれたスペース内へ押下力調整板2の摘み部11を露出可能とするとともに、当該スペースにより摘み部11の操作範囲を規制するようになっている。さらに、下ケース4の外周壁部から径方向内側へ所定間隔だけ隔てた位置には、押下力調整板2の上下方向を軸とした回転操作を案内するための案内壁19が、外周壁部と平行な円弧状に立設されている。加えて、案内壁19の一方端部には、押下力調整板2の回転位置を位置決めするための位置決め部20が設けられている。該位置決め部20は、下ケース4上に立設された台部の上面に、押下力調整板2の回転操作方向に沿って複数の位置決め凹部20a、20a・・を並設してなる。
押しボタン6は、上面視略円形で上方へ膨出状に形成された操作面6aを有しており、該操作面6aの直径は略9cm程度となっている。また、操作面6aの外周縁部に沿って、径方向外側へ突出するフランジ部21が鍔状に周設されている。該フランジ部21を含む押しボタン6の径は、露出孔10の径よりも大径となっており、露出孔10からの抜け止めとして機能するようになっている。さらに、フランジ部21には、自身よりも更に径方向外側へ突出する回転規制突片22、22・・が、周方向に90度間隔で4つ設けられている。各回転規制突片22の周方向での幅は、一組の規制突起13、13間へ進入可能な幅となっており、本体ケース5内への組み付け時に各回転規制突片22が規制突起13、13間へ位置することで、押しボタン6の押しボタン6の上下方向を軸とした回転が規制されるようになっている。さらにまた、各回転規制突片23の下面には、弾性板7の撓み片25の先端部25a(図5等に示す)上面に当接し、押しボタン6の押下操作により撓み片25を押し下げるリブ23が突設されている。加えて、フランジ部21の下面で、回転規制突片23、23・・間となる位置には、合計4つの押圧突起24、24・・が突設されており、押しボタン6の押下操作に伴い操作部材9の作動片36、36の隅部を下方へ押圧し、作動片36、36を下方へ押し下げる(すなわち、スイッチをON/OFFする)ようになっている。
弾性板7は、弾性を有する薄い金属板より形成されるものであって、リング状に形成された円環部7aと、円環部7aから延びる4つの撓み片25、25・・とを有している。各撓み片25は、円環部7aに沿った帯状に形成され、その一方側の端部においてのみ円環部7aと繋がっており、円環部7aを固定した状態において他方側の端部(先端部25a)に負荷が加わると、撓み片25のみが上下方向へ撓むようになっている。また、撓み片25、25・・と円環部7aとの連結位置は、円環部7aの周方向に90度間隔となっている。さらに、円環部7aにおける撓み片25、25・・間となる位置には、弾性板7を上ケース3の内面側(下面側)にネジ止めするためのネジ孔26、26・・が合計4つ穿設されている。
押下力調整板2は、下ケース4よりも僅かに小径な円環状に形成された平板部27と、該平板部27の外周縁に沿って上方へ立設された外壁部28とを一体的に有する合成樹脂製部材であって、平板部27の上面には、撓み片25、25・・が下方へ撓む際に支点となる4つの支点リブ29、29・・が周方向に90度間隔で突設されている。各支点リブ29は、外壁部28と同じ上下方向高さを有し、押下力調整板2の径方向に沿って設けられており、本体ケース5内への組み付け時に、各支点リブ29の先端が撓み片25、25・・の下面に当接するようになっている。また、各支点リブ29の内周側端部には、支点リブ29を補強するための補強突起30が平板部27及び支点リブ29と一体的に設けられている。さらに、平板部27の所定位置(本体ケース5内への組み付け時に、位置決め部20と対応する位置)には、一対のスリット31、31が径方向へ所定間隔だけ隔てて形成されている。そして、スリット31、31間が周囲よりも薄肉な薄肉部32とされているとともに、該薄肉部32の後面に、位置決め凹部20a、20a・・の何れかへ嵌まり込んで押下力調整板2の回転位置を位置決めするための位置決め用突起33が突設されている。一方、外壁部28の所定箇所(本体ケース5内への組み付け時に上側操作窓部12及び下側操作窓部18と対応する箇所)には、平板部27よりも下方へ延設してなる案内リブ35が周方向で所定の幅にわたり設けられており、本体ケース5内への組み付け時に案内壁19と下ケース4の外周壁部との間に位置し、押下力調整板2の回転時にその回転動作を案内するようになっている。また、案内リブ35の外周面は、本体ケース5内への組み付け時に上側操作窓部12及び下側操作窓部18内へ露出することになり、当該外周面に摘み部11が一体的に突設されている。なお、34は、固定ボス14との干渉を避けるための切り欠き部である。
操作部材9は、押しボタン6の押下操作に応じて上下方向へ揺動する一対の作動片36、36と、スイッチケース8を設置部16上に固定するとともに作動片36、36の取付部15、15からの脱落を防止するための固定部材37とからなる。また、固定部材37には、上ケース3を一体化した際に規制突起13、13の先端が当接する当接突起39、39・・が設けられている。さらに、スイッチケース8の左右両側面には、作動片36の上下方向への揺動に連動し、内蔵したスイッチをON/OFFする操作凸条38が夫々設けられている。
上述したような各構成要素からなる呼出ボタン装置1を組み立てるには、まず下ケース4にスイッチケース8及び操作部材9を固定するとともに、摘み部11を下側操作窓部18内へ位置させつつ、何れかの位置決め凹部20aへ位置決め突起33を嵌入させて、押下力調整板2を下ケース4上に載置する。一方、上ケース3の規制突起13、13間へ押しボタン6の回転規制突片23を位置させつつ、露出孔10内へ操作面6a側を嵌め込むとともに、当該状態で弾性板7を上ケース3にネジ止めする。最後に、上ケース3と下ケース4とを一体化すれば、呼出ボタン装置1を組み立てることができる。そして、組み立て状態にある呼出ボタン装置1では、各撓み片25の先端部上面に押しボタン6のリブ23が、各撓み片25の下面に支点リブ29が夫々当接した状態となっている。また、押しボタン6の各押圧突起24の下方に、作動片36の隅部が位置している。さらに、押しボタン6は上下方向へのみ、押圧力調整板2は上下方向を軸とした回転方向へのみ夫々移動を許容された状態となっている。加えて、上ケース3の規制突起13、13・・の先端が、下ケース4の当接突起17、17や固定部材37の当接突起39、39・・に当接しており、押しボタン6の押下操作時等における上ケース3の下方への撓みを防止している。
そして、押しボタン6を押下操作すると、リブ23、23・・が撓み片25、25・・の先端部25a、25a・・を下方へ押圧することになる。したがって、押しボタン6は、撓み片25、25・・を支点リブ29、29・・の当接位置を支点として下方へ撓ませながら下方(すなわち本体ケース5内側)へ移動する。また、押しボタン6の下方への移動に伴い、押圧突起24、24・・が作動片36、36の隅部を下方へ押圧して作動片36、36が作動し、最終的にスイッチケース8内のスイッチがON/OFF操作されることになる。
ここで、押下力調整板2による押しボタン6の押下力の調整について図5〜図7をもとに説明する。図5は、押しボタン6の押下力を最も弱くした状態を示した説明図である。図6は、押しボタン6の押下力を中間程度とした状態を示した説明図である。図7は、押しボタン6の押下力を最も強くした状態を示した説明図である。
上述したように押しボタン6を押下操作すると、押しボタン6は撓み片25、25・・を撓ませながら下方へ移動するため、撓み片25、25・・を撓ませるために必要な負荷を調整する、すなわち押下力調整板2を回転操作してその回転位置を変更することで支点リブ29、29・・の位置を変更し、各撓み片25の先端部25aと支点リブ29が当接している位置との距離(作用点と支点との距離)を変更することで押下力の調整が可能となる。そこで、押下力を最も弱くしたい場合には、摘み部11を正面視で左側へ押しやる(摘み部11の操作窓内での位置を左端へ移動させる)ことで押下力調整板2を左側へ回転操作し、位置決め用突起33が下側操作窓部18に最も近い位置決め凹部20a内へ嵌まり込む回転位置に位置決めする。すると、各支点リブ29が撓み片25の先端部25aから離れる方へ移動して、図5に示す如く、各撓み片25において先端部25aと支点リブ29の当接位置とが最大限離隔することになり、撓み片25、25・・を撓ませるために必要な負荷、すなわち押下力が最も弱くなる。一方、押下力を最も強くしたい場合には、摘み部11を正面視で右側へ押しやる(摘み部11の操作窓内での位置を右端へ移動させる)ことで押下力調整板2を右側へ回転操作し、位置決め用突起33が下側操作窓部18から最も遠い位置決め凹部20a内へ嵌まり込む回転位置に位置決めする。すると、各支点リブ29が撓み片25の先端部25aに近づく方へ移動して、図7に示す如く、各撓み片25において先端部25aと支点リブ29の当接位置とが最大限近接することになり、撓み片25、25・・を撓ませるために必要な負荷、すなわち押下力が最も強くなる。さらに、位置決め凹部20a、20a・・は合計8個設けられているため、押下力調整板2を左右に回転操作し、位置決め用突起33が嵌まり込む位置決め凹部20aを変更する(弾性板7に対する支点リブ29の位置を変更する)ことにより、上記最も弱い押下力と最も強い押下力との間で、押下力を更に6段階で調整することができる(たとえば図6)。なお、押下力調整板2の回転操作に伴って位置決め用突起33が位置決め凹部20a、20a間を移動する際には、スリット31、31に挟まれた薄肉部32が上方へ撓むことで、当該移動を、ある程度の抵抗が生じるものの、比較的スムーズに行えるようになっている。
以上のような構成を有する呼出ボタン装置1によれば、本体ケース5内に撓み片25、25・・を備えた弾性板7を設け、押しボタン6を押下操作した際、各リブ23が撓み片25の先端部25aを押圧し、撓み片25が下方へ撓むように構成する一方、各撓み片25に下方から当接し、撓み片25が下方へ撓む際に支点となる支点リブ29を備えているとともに、本体ケース5内で上下方向を軸として回転可能な押下力調整板2を設けており、押下力調整板2を回転させて支点リブ29の位置を変更し、各撓み片25の先端部25aと支点リブ29が当接している位置との距離を変更することにより押下力を調整可能としている。したがって、たとえば患者等の使用者毎に押下力を適宜調整したいといったニーズにも容易に対応することができる。また、アタッチメントを介したりすることなく、本体ケース5から露出する押しボタン6を直接押下操作する構成であるため、使用者が操作に応じて確実に呼び出しができているのか不安に感じるようなこともない。
また、押下力調整板2に摘み部11を一体的に突設する一方、本体ケース5に上側操作窓部12及び下側操作窓部18を開設しており、摘み部11が上側操作窓部12及び下側操作窓部18内へ露出するようにし、上側操作窓部12及び下側操作窓部18内での摘み部11の位置を移動させることにより、本体ケース5の外部からでも押下力調整板2を回転可能としている。したがって、押下力を調整するにあたり、一々本体ケース5を分解したりする必要がなく、非常に容易に押下力を調整することができる。
さらに、押下力調整板2の下面に位置決め用突起33を突設するとともに、下ケース4に位置決め用突起33が嵌まり込み可能な位置決め凹部20a、20a・・を、押下力調整板2の回転に伴う支点リブ29、29・・の移動方向に沿って複数設けており、位置決め用突起33が何れかの位置決め凹部20aへ嵌まり込むことで、押下力調整板2をその回転位置で位置決め可能、ひいては支点リブ29、29・・の位置を位置決め可能としている。したがって、不用意に押下力調整板2が回転して押下力が変わってしまうといった事態を効果的に防止することができる。
加えて、押下力調整板2に径方向へ所定間隔を隔ててスリット31、31を形成し、該スリット31、31間を薄肉部32として形成するとともに、該薄肉部32に位置決め用突起33を設けており、押下力調整板2の回転操作に伴って位置決め用突起33が位置決め凹部20a、20a間を移動する際には、スリット31、31に挟まれた薄肉部32が上方へ撓むようにしている。したがって、位置決め用突起33が嵌まり込む位置決め凹部20aの変更、すなわち押下力調整板2の回転操作を容易に行うことができる。
なお、本発明に係るボタン装置は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、ボタン装置の全体的な構成は勿論、押下力の調整に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、本体ケース5の形状が円盤であるため、押下力調整板2及び弾性板7を円環状に形成しており、押下力調整板2を回転操作に伴い支点リブ29、29・・が回転方向へスライドして、撓み片25、25・・を支持する支持位置が変更されるような構成を採用しているが、本体ケース5の形状によっては、押下力調整板2及び弾性板7を直線的な帯状に形成し、押下力調整板2の直線的なスライド操作により支点リブ29、29・・が直線方向へスライドして、撓み片25、25・・を支持する支持位置が変更されるような構成を採用することも当然可能である。
また、上記実施形態では、押下力調整板2に摘み部11を一体的に突設するとともに、本体ケース5に上側操作窓部12や下側操作窓部18を開設し、摘み部11を上側操作窓部12及び下側操作窓部18内へ露出させることにより、本体ケース5の外部から押下力調整板2を回転操作可能としているが、摘み部11や上側操作窓部12、下側操作窓部18を設けず、本体ケース5を分解して押下力調整板2を回転させるように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、押下力を計8段階で調整可能としているが、7段階以下で調整可能としてもよいし、9段階以上で調整可能としても何ら問題はない。
さらにまた、操作部材9やスイッチケース8等の構成についても適宜変更可能であって、押しボタン6に設けられた操作突起が直接スイッチ基板上のスイッチをON/OFF操作するような構成を採用することも当然可能である。
加えて、本体ケース5の寸法や押しボタン6の形状等についても勿論設計変更可能である。
1・・呼出ボタン装置、2・・押下力調整板(押下力調整手段)、5・・本体ケース、6・・押しボタン、7・・弾性板(弾性手段)、10・・露出孔、11・・摘み部、12・・上側操作窓部(操作窓)、18・・下側操作窓部(操作窓)、20・・位置決め部、20a・・位置決め凹部、23・・リブ(押しボタンの一部)、25・・撓み片、25a・・先端部(押圧位置)、29・・支点リブ(支点部)、31・・スリット、32・・薄肉部、33・・位置決め用突起。

Claims (2)

  1. 円盤状の本体ケースの上面に押下操作可能な押しボタンが露出しており、前記押しボタンの押下操作により、前記本体ケースに内蔵されたスイッチがON/OFF操作されるナースコール機器におけるボタン装置であって、
    前記本体ケース内に、円環状の弾性手段を設け、前記弾性手段に、前記押しボタンの押下操作により、前記押しボタンの一部に押圧されて下方へ撓む撓み片を、周方向へ所定の間隔毎に複数備える一方
    記本体ケース内で上下方向を軸として回転可能な円環状の押下力調整手段を設け、前記押下力調整手段に、各前記撓み片毎にその下方から当接し、前記撓み片が下方へ撓む際に支点となる支点部を、周方向へ所定の間隔毎に前記撓み片と同数備えており、
    前記押下力調整手段を回転させて前記支点部の位置を変更し、前記撓み片における前記押しボタンによる押圧位置と前記支点部の当接位置との距離を変更することにより、前記押しボタンの押下操作に必要な押下力を調整可能としたことを特徴とするナースコール機器におけるボタン装置。
  2. 前記押下力調整手段に、摘み部を一体的に突設する一方、前記本体ケースに、前記摘み部を外部に露出するための操作窓を開設しており、
    前記操作窓内での前記摘み部の位置を移動させることにより、前記本体ケースの外部からでも前記押下力調整手段を回転可能としたことを特徴とする請求項1に記載のナースコール機器におけるボタン装置。
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