JP2592854Y2 - キースイッチ構造 - Google Patents

キースイッチ構造

Info

Publication number
JP2592854Y2
JP2592854Y2 JP1992009348U JP934892U JP2592854Y2 JP 2592854 Y2 JP2592854 Y2 JP 2592854Y2 JP 1992009348 U JP1992009348 U JP 1992009348U JP 934892 U JP934892 U JP 934892U JP 2592854 Y2 JP2592854 Y2 JP 2592854Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
keyboard
leaf spring
key top
key switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992009348U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0569831U (ja
Inventor
博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1992009348U priority Critical patent/JP2592854Y2/ja
Publication of JPH0569831U publication Critical patent/JPH0569831U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592854Y2 publication Critical patent/JP2592854Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ラップトップ方式の電
子機器、例えばブック型パーソナルコンピュータなどに
用いられるキースイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ラップトップ方式の電子機
器、例えばブック型パーソナルコンピュータ(以下ブッ
クパソコンと称す)などには、携帯性の面で薄型化の要
求がある一方、操作性の面では、例えばキースイッチを
操作する上では、キーストロークがある程度あったほう
がよい。
【0003】近年、このように操作性を維持しながら携
帯性が向上されたブックパソコン、例えばキートップの
高さを低くした状態で携帯でき、使用時にはキーストロ
ークが確保できる高さになるキースイッチ構造を有する
ものが望まれている。
【0004】ここで、図5を参照して従来のキースイッ
チ構造について説明する。
【0005】同図は、キーボード上の任意のキースイッ
チの断面図である。
【0006】同図において、51はキーボードの裏板で
ある。この裏板51の上面には、メンブレンシート52
が貼り付けられている。このメンブレンシート52は、
2 枚のポリエステルフィルムにキー配列に合わせてそれ
ぞれ配線パターンを設け、互いの配線パターンを対向配
置させて、それぞれの配線パターンに電気接点53を点
在させてスイッチを構成したフレキシブルスイッチであ
る。このメンブレンシート52上には、各電気接点53
を中心にキートップ取付穴としてのサイロ54が突設さ
れたキーボードフレーム55が配置されている。このサ
イロ54には段部56が設けられ、この段部56に筒状
のラバー材57が取り付けられている。一方、キートッ
プ58の裏面には、ガイド柱としてのステム59が設け
られており、このステム59は、キーボードフレーム5
5のサイロ54に挿入されている。
【0007】つまり、キートップ58は、サイロ54と
ステム59により軸方向(上下)に摺動自在に取り付け
られている。
【0008】このキースイッチ構造では、キートップ5
8の上面を押し込むと、キートップ58の裏面にラバー
材57が潰されながらステム59がサイロ54内を下が
り、このステム59がメンブレンシート52の電気接点
53を押圧してスイッチをオンする。キートップ58か
ら手を放すと、ラバー材57の復帰力によりキートップ
58が上方(元の位置)に復帰する。これによりメンブ
レンシート52の電気接点53が離れてスイッチがオフ
される。
【0009】ところで、ブックパソコンを携帯するとき
だけキートップを低く(収納)するためには、キーボー
ドフレーム55にキートップ58を押し込んだ状態で保
持しておくロック機構を設ける必要がある。このロック
機構として、例えば複数のキートップ58を一斉に面で
押圧する蓋とこの蓋を係止する係止部をブックパソコン
に設ければ可能である。
【0010】しかしながら、この場合、複数のキートッ
プ58に取り付けられたラバー材57の復帰力は大変強
く、この復帰力を越える押圧力で蓋を閉める必要があ
る。これでは操作性が損なわれてしまい実用には向かな
い。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】このように従来のキー
スイッチ構造では、携帯時のみキートップの高さを低く
するためには、キートップの高さを低く保持するための
押圧力が多く必要になることから実用には向かないとい
う問題があった。
【0012】本考案はこのような課題を解決するために
なされたもので、電子機器の操作性を維持しながら携帯
性を向上することのできるキースイッチ構造を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案のキースイッチ構
造は、上記の目的を達成するために、キーボード本体
と、上記キーボード本体上面に設けられ、上方に突出し
たガイド孔と、上記ガイド孔に摺動自在に係合される摺
動部材を下面に有するとともに、上記キーボード本体か
ら上方に移動される上方位置と上記上方位置から下方に
位置する下方位置との間で移動可能なキーと、上記キー
ボード本体に固定される基部と、上記キーの下面を上方
に押圧するキー当接部と、上記基部と上記当接部との間
に形成される係合部とを有し、上記基部をキーボード本
体に固定して上記キー当接部が上記キーを上方位置に押
し上げる第1の位置と上記第1の位置より下方にある
記キーの下方位置への摺動を許可する第2の位置との間
で移動可能な板バネと、上記キーボード上面に設けら
れ、上記板バネの係合部に係合し上記板バネを上記第1
の位置へ移動させる係合位置と、この係合位置から退避
し上記板バネを上記第1の位置から第2の位置へ自重に
よる移動を許可する退避位置との間で移動可能な可動部
材とを具備している。
【0014】
【作用】本考案では、可動支点部材が板バネの溝部に係
合した状態では、キートップは板バネに付勢されて自身
の高さが高くなり、所定のキーストロークが得られるよ
うになる。また、可動支点部材をスライド移動させて板
バネの溝部より可動支点部材の係合を解除すると、キー
トップへの板バネの付勢が解除されてキートップは自重
で下がり低くなる。
【0015】すなわち、電子機器を携帯するときに板バ
ネの溝部より可動支点部材の係合を解除することにより
キートップは板バネの付勢を受けずに低くなるので電子
機器の操作性を維持しながら携帯性を向上することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。
【0017】図1は本考案に係る一実施例のキースイッ
チ構造を用いたブック型パーソナルコンピュータ(以下
ブックパソコンと称す)のキーボードを示す平面図であ
る。同図において、1は複数のキースイッチが配設され
ているキーボードである。このキーボード1の側部に
は、操作つまみ2が突設されている。
【0018】続いて、図2を参照してこのキーボード1
の任意のキースイッチについて説明する。同図は図1の
A−A断面図である。
【0019】同図において、3はキーボード1の裏板で
ある。この裏板3上には、メンブレンシート4が貼り付
けられている。このメンブレンシート4は、2 枚のベー
スフィルム、例えばポリエステルフィルムなどにキー配
列に合わせてそれぞれ配線パターンを設け、互いの配線
パターンを対向配置させて、それぞれの配線パターンに
電気接点5を点在させてスイッチを構成したフレキシブ
ルスイッチである。このメンブレンシート4上には、キ
ーボードフレーム6が配置されている。このキーボード
フレーム6には、キー配列に合わせて筒状のキートップ
取付穴としてのサイロ7と、このサイロ7近傍に係止部
8とが設けられている。
【0020】また、このキーボードフレーム6上には、
図3に示すように、可動支点部材9が配置されており、
所定方向にスライド移動可能になっている。
【0021】この可動支点部材9は、サイロ7を囲むよ
うに枠状に連設されており、キーボード1から突き出し
た操作つまみ2に結合されている。さらに、このキーボ
ードフレーム6上には、板バネ10が取り付けられてい
る。この板バネ10は、このキーボードフレーム6の係
止部8に固定された基部11と可動支点部材9に係合す
る溝部12とキートップ13の裏面に当接される当接部
14とメンブレンシート4の電気接点5をオン・オフす
る押圧部15とからなる金属板である。なお、この板バ
ネ10は、金属板の代替品として弾性樹脂板などを用い
てもよい。
【0022】一方、キートップ13の裏面には、ガイド
柱としてのステム16が設けられている。このステム1
6は、サイロ7に挿入されて図示しない抜け防止機構に
より抜け防止がなされ、所定ストロークでサイロ7内を
摺動自在となっている。この抜け防止機構は、例えば係
止爪とガイド溝とを互いに設け、これらを係合させるこ
とにより構成することができる。
【0023】このキースイッチ構造を用いたブックパソ
コンでは、キーボード1の操作つまみ2を押し込んで板
バネ10の溝部12に可動支点部材9を係合させた状態
でブックパソコンを使用する。
【0024】この場合、キーボードフレーム6に固定さ
れている板バネ10の基部11を支点として当接部14
が持ち上げられる。この当接部14によりキートップ1
3は、その裏面が付勢されて所定位置、例えば抜け防止
されている位置まで高く持ち上げられる。これにより、
キースイッチは、従来同様のキーストロークが得られる
ようになる。
【0025】また、ブックパソコンを携帯する場合は、
キーボード1の操作つまみ2を引き出し、図4に示すよ
うに、矢印a方向に可動支点部材9をスライド移動させ
て、板バネ10の溝部12から可動支点部材9の係合を
解除する。
【0026】すると、板バネ10は、移動した可動支点
部材9の最上部の高さまで自重で下がりキートップ13
の裏面に対する付勢を解除する。キートップ13もこれ
に伴って下がり低くなる(矢印b)。
【0027】すなわち、操作つまみ2の一回の操作でキ
ーボード1全体が薄型化される。なお、このとき予め板
バネ10の押圧部15とメンブレンシート4の電気接点
5との間にギッャプが空くように可動支点部材9の最上
部の高さを調整しておけば、携帯時にキートップ13が
がたついてキースイッチが誤動作することがない。
【0028】このように本実施例のキースイッチ構造に
よれば、操作することによりキートップ13を 2つの状
態に変えることができる。1 つはブック型パーソナルコ
ンピュータを携帯するとき、板バネ10の付勢からキー
トップ13を解放してキートップ13の高さを低くした
状態であり、他の1 つはブック型パーソナルコンピュー
タを使用するとき、板バネ10でキートップ13の裏面
を付勢してキートップ13の高さを高くした状態であ
る。
【0029】すなわち、ブック型パーソナルコンピュー
タのキーストロークを確保しながらブック型パーソナル
コンピュータを薄型にできる。
【0030】また、本実施例のキースイッチ構造では、
キーボード1の操作つまみ2を引き出せば、キートップ
13が自重で下がり低くなるので板バネを押圧しておく
こともなくスイッチフィーリングなどを常によい状態で
維持することができる。
【0031】本考案は、実施例のブック型パーソナルコ
ンピュータの他、ラップトップ方式の電子機器としてワ
ードプロセッサおよびEWS(エンジニアリング・ワー
ク・ステーション)などに応用可能である。
【0032】また、上記実施例では、キーボードに操作
つまみを設けたが、本考案では、電子機器、例えばブッ
ク型パーソナルコンピュータなどの蓋あるいは開閉式デ
ィスプレイなどの開閉動作に連動させて可動支点部材を
スライド移動させれば、電子機器の操作性をさらに向上
することができる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように本考案のキースイッ
チ構造によれば、可動支点部材をスライド移動すること
によりキートップを付勢したり、その付勢を解除したり
できるので、例えば電子機器を携帯するときはキートッ
プの高さを低くでき、また使用するときはキートップの
高さを高くできる。
【0034】この結果、電子機器の操作性を維持しなが
ら携帯性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキースイッチ構造を用いた薄型キーボ
ードを示す平面図である。
【図2】図2は図1のA−A断面図である。
【図3】図1のキースイッチ構造の要部構成を示す斜視
図である。
【図4】図1のキースイッチ構造の動作を示す断面図で
ある。
【図5】従来のキートップ取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…キーボード、7…サイロ、6…キーボードフレー
ム、9…可動支点部材、10…板バネ、11…板バネの
基部、12…板バネの溝部、13…キートップ、16…
ステム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード本体と、 上記キーボード本体上面に設けられ、上方に突出したガ
    イド孔と、 上記ガイド孔に摺動自在に係合される摺動部材を下面に
    有するとともに、上記キーボード本体から上方に移動さ
    れる上方位置と上記上方位置から下方に位置する下方位
    置との間で移動可能なキーと、 上記キーボード本体に固定される基部と、上記キーの下
    面を上方に押圧するキー当接部と、上記基部と上記当接
    部との間に形成される係合部とを有し、上記基部をキー
    ボード本体に固定して上記キー当接部が上記キーを上方
    位置に押し上げる第1の位置と上記第1の位置より下方
    にある上記キーの下方位置への摺動を許可する第2の位
    置との間で移動可能な板バネと、 上記キーボード上面に設けられ、上記板バネの係合部に
    係合し上記板バネを上記第1の位置へ移動させる係合位
    置と、この係合位置から退避し上記板バネを上記第1の
    位置から第2の位置へ自重による移動を許可する退避位
    置との間で移動可能な可動部材とを具備することを特徴
    とするキースイッチ構造。
JP1992009348U 1992-02-28 1992-02-28 キースイッチ構造 Expired - Lifetime JP2592854Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992009348U JP2592854Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 キースイッチ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992009348U JP2592854Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 キースイッチ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0569831U JPH0569831U (ja) 1993-09-21
JP2592854Y2 true JP2592854Y2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=11717972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992009348U Expired - Lifetime JP2592854Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 キースイッチ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592854Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69504602T2 (de) 1994-07-20 1999-03-18 Brother Kogyo K.K., Nagoya, Aichi Tastschalter
JP6116374B2 (ja) * 2013-05-27 2017-04-19 アイホン株式会社 ナースコール機器におけるボタン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0569831U (ja) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6172868B1 (en) Keyboard device and personal computer using the same
US5767464A (en) Electronic device low profile keyboard switch assembly with deployed and stored actuating mechanism
TWI575547B (zh) 窄的按鍵開關
JP2590622Y2 (ja) キースイッチ装置
JPH0854964A (ja) ノート型パソコンのための沈込み式キーボード構造
US5833050A (en) Keyswitch device
JP2592854Y2 (ja) キースイッチ構造
JP2589927Y2 (ja) キースイッチ装置
JP3593720B2 (ja) キースイッチ装置
CN214477095U (zh) 键盘及电子设备
JP2002108536A (ja) キーボード装置
JP3063410B2 (ja) キースイッチ装置
JP3280363B2 (ja) キースイッチ装置
JP3250732B2 (ja) キースイッチ装置
JP3318317B2 (ja) キースイッチ装置
JP2003115233A (ja) キースイッチ装置
JP3318319B2 (ja) キースイッチ装置
JP2592648Y2 (ja) キースイッチ装置
JPH11121U (ja) キースイッチ装置
JP3280364B2 (ja) キースイッチ装置
JP3451080B2 (ja) キースイッチ
JP3392845B2 (ja) キースイッチ装置
JP2607493Y2 (ja) ノート型パーソナルコンピュータ
JP3318288B2 (ja) ノート型パーソナルコンピュータ
JP3280365B2 (ja) キースイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990105