JP2007188682A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007188682A
JP2007188682A JP2006003989A JP2006003989A JP2007188682A JP 2007188682 A JP2007188682 A JP 2007188682A JP 2006003989 A JP2006003989 A JP 2006003989A JP 2006003989 A JP2006003989 A JP 2006003989A JP 2007188682 A JP2007188682 A JP 2007188682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
key top
key
pair
link members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006003989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4721908B2 (ja
Inventor
Nobuo Tanitsu
信夫 谷津
Satoshi Sakurai
聡 桜井
Shinkichi Shimizu
信吉 清水
Takashi Arita
隆 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Component Ltd filed Critical Fujitsu Component Ltd
Priority to JP2006003989A priority Critical patent/JP4721908B2/ja
Priority to US11/648,531 priority patent/US7312414B2/en
Publication of JP2007188682A publication Critical patent/JP2007188682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4721908B2 publication Critical patent/JP4721908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2215/00Tactile feedback
    • H01H2215/004Collapsible dome or bubble

Abstract

【課題】キートップの位置に関わらずその左右方向のガタつきすなわち変位を、摩耗等の影響を最小限に抑えつつ防止することができるキースイッチ装置、さらにそのようなキースイッチ装置を複数備えたキーボードを提供する。
【解決手段】支持板12の一部の切り起こしにより、一対のリンク部材16の胴部36の各々に当接する移動規制部52が立設され、さらに胴部36の裏側には、移動規制部52に当接する係合部36aが形成される。キートップ14が押下されている間、移動規制部52は、常時係合部36aに当接するので、一対のリンク部材16の左右方向の変位すなわちキートップ14のガタつきが防止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、打鍵操作されるキースイッチ装置に関し、特には電子機器の入力装置であるキーボードで使用されるキースイッチ装置に関する。本発明はさらに、そのようなキースイッチ装置を複数備えたキーボードに関する。
従来、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯用電子機器の分野では、機器の携帯性を向上させるために、キーボードを含む機器筺体の薄型化(低背化)を実現するための様々な技術が提案されている。
この種の低背型キーボードに使用可能なキースイッチ装置として、例えば特許文献1は、ベースと、ベース上に配置されるキートップと、互いに連動してキートップをベース上で昇降方向に案内支持する一対のリンク部材と、キートップの昇降動作に応じて電気回路の接点を開閉するシート状のスイッチ(本明細書ではメンブレンスイッチシートと称する)とを備えたキースイッチ装置を開示する。一対のリンク部材は、側面視逆V字状に組み合わされて、それらの一端で互いに歯車上に噛み合うとともにキートップに回動可能に支持され、かつ他端でベースに摺動可能に係合するものが例示されている。
キートップは、これらのリンク部材がそれぞれの一端を中心に互いに連動して反対方向へ揺動するとともに、それぞれの他端がベースに沿って略水平方向へ摺動することにより、ベースに対して略鉛直方向に所定の姿勢を維持しつつ平行移動できる。
特開平9−190735号公報 特開2001−283676号公報 特開2003−92041号公報
上述のようなキースイッチ装置においてキートップは、支持板との平行を維持したまま昇降動作を行う。図16は、従来のキースイッチ装置710のキートップ714の昇降動作を説明する図である。図16(a)に示す上限位置にキートップ714があるときは、一対のリンク部材716の摺動部746が案内部748の溝750の内側に当接しているので、リンク部材716は摺動部746の摺動方向(図12では左右方向)には変位せず、故にキートップも左右方向には動かない。また図16(c)に示す最下部にキートップ714が位置しているときも、一対のリンク部材716の摺動部746は案内部748の溝750の外側に当接しているので、やはりキートップ714は左右方向には動かない。しかし、図16(b)に示すように上限位置と下限位置との間にキートップ714が位置しているときは、一対のリンク部材716の摺動部746は溝750内で左右方向(図中矢印方向)に変位可能な状態にある。従って図16(b)の状態(すなわちキートップの押下中)ではキートップ714が左右方向にいくらか変位する場合があり、これはキートップの安定感の低下すなわちガタつきとなってキースイッチ装置の操作性の低下につながる。
一方、キートップの昇降動作を行う際に図16の紙面に垂直な方向においては剛体であるリンク部材の剛性によって堅牢に保持される。しかし、図16の左右方向については、キートップの変位を制限するのはゴム等の弾性体である作動部材の弾性のみであるので、キートップは十分には保持又は拘束されず、上述のような不具合が生じ得る。
この問題を解決するために、例えば特許文献2には、リンクから断面が長円形の突起状に設けられた支軸と、それに嵌合する一端が他端より高く形成された摺動係合開口部とを設けることが開示されている。本構造は、断面が長円形の支軸と位置により高さが変わる開口部とが隙間なく摺接することにより、キートップの左右への変位すなわちガタつきが生じないようにしている。従って支軸及び開口部は高い加工精度を要するが、摩耗等により両者間の隙間が大きくなってガタつきの抑制効果が薄れることが予想される。また支軸は断面が比較的小さくまた長円形であるため、高い剛性が得られにくく損傷しやすいという問題もある。
さらに、例えば特許文献3には、リンク部材の規制突起に当接する壁部材を有するキースイッチ装置が開示されている。この構成は、規制突起と壁部材との協働作用によりキートップの水平方向への移動を規制するものであるが、規制突起及び壁部材のいずれも比較的小さな突起状の部材であり、また両者間の接触面積も相当に小さい。従ってこの構成も、上述の特許文献2の場合と同様に、剛性及び摩耗の観点からはやや不十分である。
そこで本発明は、キートップの位置に関わらずその左右方向のガタつきすなわち変位を、摩耗等の影響を最小限に抑えつつ防止することができるキースイッチ装置、さらにそのようなキースイッチ装置を複数備えたキーボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、前記支持板は、該支持板上に立設された移動規制部を有し、前記一対のリンク部材の各々は、前記キートップの昇降動作中は常に前記移動規制部に当接するように構成された係合部を有し、それにより前記一対のリンク部材の各々の、前記摺動部の摺動方向への移動が規制されることを特徴とする、キースイッチ装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキースイッチ装置において、前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は前記金属板の切り起こしにより形成されるとともに前記リンク部材の各々の前記係合部に当接する曲面部を所定長さにわたって有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のキースイッチ装置において、前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は前記金属板の切り起こしにより形成されるとともに前記リンク部材の各々の前記係合部に当接する円弧状の切断面を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキースイッチ装置において、前記一対のリンク部材の各々は、2つの腕部及び該2つの腕部を連結する胴部を有し、前記係合部は前記胴部に形成された曲面状の凹部及び凸部を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のキースイッチ装置において、前記係合部の前記曲面状の凸部は側面視断面において楕円の一部の形状を有し、前記移動規制部の曲面部は側面視断面において円弧形状を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載のキースイッチ装置において、前記係合部は、前記一対のリンク部材の各々の前記胴部の表面及び裏面の双方に形成される、キースイッチ装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のキースイッチ装置において、前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は、前記金属板の切り起こしにより形成され、さらに前記移動規制部は、前記一対のリンク部材の各々に形成された溝に摺動自在に係合する突起を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のキースイッチ装置において、前記突起は切り起こされた前記金属板の一部の曲げにより形成される、キースイッチ装置を提供する。
請求項9に記載の発明は、支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、前記支持板は、該支持板上に立設されるとともに前記キートップに対して付勢される端部を備えた板ばねを有し、前記キートップは、前記板ばねの前記端部に係合するとともに、前記摺動部の摺動方向についての前記端部の前記キートップに対する移動が防止されるように該端部を案内する突起を下面に有することを特徴とする、キースイッチ装置を提供する。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のキースイッチ装置において、前記板ばねは前記支持板の切り起こしにより形成される、キースイッチ装置を提供する。
請求項11に記載の発明は、支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、前記支持板に対し、前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部の摺動方向に略垂直方向に摺動自在に係合する第2の摺動部を備えた第2の一対のリンク部材をさらに有することを特徴とする、キースイッチ装置を提供する。
請求項12に記載の発明は、支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、前記スイッチ機構は、前記キートップと前記メンブレンスイッチシートとの間に配置されるとともに該キートップの下降動作に伴い前記接点部を閉成するように作用する作動部材を有し、該作動部材は、前記摺動部の摺動方向への該作動部材の頂部のずれを所定の範囲内に限定する移動規制部を有することを特徴とする、キースイッチ装置を提供する。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のキースイッチ装置において、前記移動規制部は、前記作動部材の底部に一体に設けられた壁部である、キースイッチ装置を提供する。
請求項14に記載の発明は、請求項12に記載のキースイッチ装置において、前記作動部材は4つの側面を備えた4角錐台形状を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項15に記載の発明は、請求項12に記載のキースイッチ装置において、前記作動部材は、前記摺動部の摺動方向に互いに対向する2つの側面が削除された4角錐台形状を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項16に記載の発明は、支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記キートップの下面に設けられた案内部に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、前記キートップの下面の前記案内部は、前記摺動部の摺動方向について一定ではない幅を備えた案内溝を有し、かつ前記摺動部は、該案内溝に係合する前記摺動部の部分の断面形状が前記案内溝の幅に応じて変化するように構成されることを特徴とする、キースイッチ装置を提供する。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のキースイッチ装置において、前記摺動部は、円錐又は円錐台形状を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項18に記載の発明は、請求項16に記載のキースイッチ装置において、前記摺動部は、捩れた側面を備えた円錐又は円錐台形状を有する、キースイッチ装置を提供する。
請求項19に記載の発明は、請求項1〜18のいずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数備えたキーボードを提供する。
本発明によれば、キートップ押下中のその左右方向のガタつきを防止することができる。またそのための移動規制部の損傷や摩耗等を最小限に抑えることができる。
移動規制部を支持板の切り起こしにより形成することにより、キースイッチ装置の薄型化に影響を与えない構造とすることができる。
またキースイッチ装置は、移動規制部を支持板の切り起こしではなく新たな第2の一対のリンク部材として有することもできる。一対のリンク部材を用いた構成では、各リンク部材の摺動部の摺動方向以外の方向への摺動部の変位は生じないので、このような構成によってもキートップのガタつきを防止することができる。
また移動規制部は、弾性の作動部材に一体に設けるようにすることも可能であり、これにより支持板の切り起こし等の工程は不要となる。
リンク部材の摺動部を円錐又は円錐台状に構成し、かつ摺動部に係合する案内溝の幅を変化させることにより、摺動部及び案内溝の相互作用で移動規制部としての作用を提供することができる。
本発明に係るキースイッチ装置を複数備えたキーボードは、薄型化を図れるとともに安価に作製することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係るキースイッチ装置10の分解斜視図である。キースイッチ装置10は、支持板12と、支持板12の上方に配置されるキートップ14と、互いに連動してキートップ14を支持板12の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材16と、キートップ14の昇降動作に対応して電気回路の接点部18(図2参照)を開閉するスイッチ機構20とを有する。またスイッチ機構20は、キートップ14に対応する位置に接点部18を担持して支持板12の上に載置されるメンブレンスイッチシート22と、キートップ14とメンブレンスイッチシート22との間に配置されるとともにキートップ14の下降動作に伴い接点部18を閉成するように作用する作動部材24とを有する。支持板12は、例えば板金材料からなる独立した金属薄板のような平板状の剛性部材であり、その上面12aにてメンブレンスイッチシート22及び作動部材24を静止支持する。
キートップ14は、例えば樹脂材料の一体成形品からなる平面視で略矩形の皿状部材であり、打鍵操作される操作面14aの反対側の内面14bに、いずれも同一構造の2組の軸支部28が、リンク摺動方向(図2で左右方向)へ互いに並置して形成される。各組を成す2つの軸支部28は、キートップ14の内面14bの、リンク摺動方向について略中央の領域で、両者間に各リンク部材16の第2端領域を挿入可能な距離だけ互いに離れて配置される。各軸支部28には、一対のリンク部材16の各々が、その第2端領域に設けた回動部にて回動自在に連結される。
一対のリンク部材16は、互いに同一の形状及び寸法を有し、それらの一端で互いに歯車状に連結されて側面視逆V字形態を呈し得るように組み合わされる。一対のリンク部材16の各々は、例えば樹脂材料の一体成形品からなり、互いに略平行に延びる一対の腕部32及び34と、それら腕部32及び34を互いに連結する胴部36とを一体に備える。図示された実施形態では、各リンク部材16において、胴部36に隣接する両腕部32及び34の端部領域をリンク部材16の第1端領域と定義し、胴部36から同一方向へ延長された両腕部32及び34の端部領域をリンク部材16の第2端領域と定義する。
各リンク部材16の第1端領域には、両腕部32及び34の互いに離反する外側面から胴部36の反対側へ、摺動部を構成する一対の摺動支軸38が互いに同軸状に突設される。また、各リンク部材16の第2端領域には、両腕部32及び34の外側面から摺動支軸38と同一側へ、回動部を構成する一対の回動支軸40が互いに同軸状に突設される。さらに、各リンク部材16の一方の腕部32には、回動支軸40に近接する第2端領域の先端面に1枚の歯42が設けられ、他方の腕部34には、回動支軸40に近接する第2端領域の先端面に2枚の歯44が設けられる。なお、各リンク部材16においては、摺動支軸38を含む両腕部32及び34の端部領域(第1端領域)が摺動部46を構成し、摺動部46は支持板12に立設された2組の案内部48a及び48bに係合する。各組の案内部の各々は、例えば支持板12の切り起こし、すなわち支持板12の素材を打ち抜き、かつ折曲して形成される板状片であり、各リンク部材16の第1端領域を挿入可能な距離だけ互いに離れて配置される。案内部48a及び48bの案内溝50a及び50bには、リンク部材16の第1端領域の摺動部46が、摺動支軸38にて摺動自在に係合する。
一対のリンク部材16の各々は、上記したように、第1端領域に設けた摺動支軸38を支持板12の案内部48a及び48bの案内溝50a及び50bに摺動可能に嵌入し、かつ第2端領域に設けた回動支軸40をキートップ14の各軸支部28の軸受穴30に回動可能に嵌入して、支持板12とキートップ14との間に配置される。このとき一対のリンク部材16は、それぞれの一方の腕部32の1枚の歯42と、それぞれの他方の腕部34の2枚の歯44とが、互いに噛み合わされて連動する噛合構造を形成し、それにより、両腕部32及び34の回動支軸40が規定するそれぞれの回動軸線を中心として、互いに連動して回動できるようになっている。
したがってキートップ14は、一対のリンク部材16がそれぞれの回動軸線を中心に同期して反対方向へ揺動するとともに、それぞれの摺動部46が支持板12上の対応する案内部48a又は48bによる案内作用下で(つまり摺動支軸38と案内溝50a又は50bとの摺動係合下で)略水平方向へ摺動することにより、支持板12に対し略鉛直方向へ、操作面14aを支持板12の上面12aに略平行に配置した所定の略水平姿勢を保持しつつ平行移動する。そしてキートップ14が上限位置から下降するに従い、両リンク部材16の摺動部46は、対応の案内部48a又は48bの案内作用下で、キートップ14の昇降方向に略直交する相互離反方向へ摺動する。キートップ14が打鍵ストロークの下限位置に達すると、スイッチ機構20の接点部18が閉成される。
スイッチ機構20の作動部材24は、ゴム材料から一体成形されたドーム状部材であり、ドーム頂部24aをキートップ14側に向けた姿勢で、その下端のドーム開口端24bにおいてメンブレンスイッチシート22に固定される。作動部材24は、無負荷時にはドーム頂部24aをメンブレンスイッチシート22の上方に離隔して配置する。作動部材24のドーム頂部24aの内面には、メンブレンスイッチシート22の接点部18に位置合わせして、キートップ14が下降したときに接点部18を押圧閉成する突起(図9参照)が形成される。
キースイッチ装置10では、キートップ14に外力が加わらないときには、スイッチ機構20の作動部材24がドーム頂部24aでキートップ14を支持板12から鉛直上方へ離れたストローク上限位置に付勢支持する。このときメンブレンスイッチシート22は、接点部18が開いた状態にある。また、打鍵操作によりキートップ14が押下げられたときには、作動部材24はキートップ14に上方への弾性付勢力を及ぼしつつ変形し、キートップ14がストローク下限位置に達する直前に、内面の突起でメンブレンスイッチシート22を外面から押圧して接点部18を閉成する。キートップ14への押下げ力が解除されると、作動部材24が弾性的に復元し、キートップ14を上限位置へ復帰させるとともに、メンブレンスイッチシート22が復元して接点部18が開放される。
ここで作動部材24は、それ自体のドーム形状に起因して、キートップ14の打鍵操作に伴い座屈状に弾性変形(図9参照)し、それにより、キートップ14の押下変位量に非線形対応する弾性付勢力をキートップ14に及ぼすようになっている。その結果、キースイッチ装置10では、キートップ14の押下変位量が所定値を超えたときにそれまで徐々に増加していた復帰方向への付勢力が急に減少するような、いわゆるクリック感を伴う独特の打鍵操作特性が確保される。
キースイッチ装置10においては、メンブレンスイッチシート22は、支持板12の2組の案内部48a及び48bに対応する領域に貫通穴56を有する。そして、各リンク部材16の摺動部46(すなわち両腕部32、34の摺動支軸38の周辺部分)は、メンブレンスイッチシート22の対応の貫通穴56を通して、支持板12の上面12aに摺動自在に載せられる。各リンク部材16は、キートップ14の昇降動作の全ストロークにわたって、摺動部46がメンブレンスイッチシート22の貫通穴56を通り抜けて支持板12の上面12aに沿って摺動動作する。つまり、各貫通穴56は、一対のリンク部材16の摺動部46の摺動経路に沿って、摺動動作を妨害しないような寸法及び形状で、メンブレンスイッチシート22に形成される。
上述の第1の実施形態の特徴は、図1に示すように、支持板12上に、一対のリンク部材16の胴部36の各々に当接する移動規制部52が立設されており、さらに胴部36の裏側(下方に面する側)には、図3に示すように、移動規制部52に当接する係合部36aが形成されていることである。これに伴いメンブレンスイッチシート22には、組立時に移動規制部52が挿通される開口部22bが設けられる。移動規制部52の各々は、案内部48a及び48bと同様に支持板12の一部の切り起こしにより形成されることが、作製上の容易さから有利である。
次に移動規制部52の作用について説明する。図3に示すように、胴部36の係合部36aには曲面状凸部36b及び曲面状凹部36cが形成されている。先ず図2(a)に示すように、キートップ14がその最上部に位置しているときは、移動規制部52の凸状の曲面部52aが胴部36の凹部36cに当接している。次にキートップ14が押下されていくと、図2(b)に示すように、曲面部52aが凹部36cと摺接しながら凸部36bと当接するようになる。そして図2(c)に示すように、曲面部52aが凸部36bと摺接した状態のままキートップ14は下降を続け、図2(d)に示す最下部に至る。このように、移動規制部52は、キートップ14の最上部と最下部との間の移動中は常時係合部に当接するので、移動中における一対のリンク部材16の左右方向の変位すなわちキートップ14のガタつきが防止され、安定した打鍵操作を行うことができる。また係合部36を曲面状の凹部及び凸部の組合せとして構成することにより、キートップ14が最上部に位置しているとき(図2(a))の状態がより安定する。なお図2(a)〜(d)では、一対のリンク部材16の片方(左側)のみ図示しているが、右側についても同様に構成可能である。
移動規制部52の曲面部52a及びリンク部材16の胴部36の曲面状凸部36bは上述の作用効果が得られる限りにおいて具体的にどのような形状でもよいが、好適な例としては曲面部52aは側面視にて円弧形状を有し、曲面状凸部36bは側面視において楕円の一部を有する。また曲面部52aは、図1に示すようにいくらかの幅を有する切り起こし部材として形成され、かつリンク部材の胴部36の係合部36aもそれに応じた長さに形成されるので、移動規制部52と係合部36aとの接触面積は胴部36の長さを上限として相当に大きくすることができる。従って、剛性の高く損傷しにくいガタつき抑制機構を構成できるとともに、摩耗による影響も大きく低減することができる。
また移動規制部52は、図4に示すように、円弧状の切断面52bにおいて胴部36の係合部36aに摺接するように構成してもよい。但しこの場合は通常、前述の曲面部52aの場合に比べ移動規制部52と係合部36aとの接触面積が狭くなるので、接触面積が広い図1に示した形態の方が、接触部の摩耗による影響が少なくなる点で有利である。
なお係合部36aは、図示例では胴部36の片面のみに形成されているが、同一の係合部36aを胴部36の表面(キートップ側に面する面)及び裏面(支持板側に面する面)の双方に形成することが好ましい。このような構造によれば、キースイッチ装置組立時に各リンク部材の取り付け向きに配慮する必要がない。
キースイッチ装置10では、メンブレンシートスイッチ22の上に従来使用されているベースパネルが省略されているので、キースイッチ装置10全体として薄型化を図ることができる。また移動規制部52を案内部48a及び48bと同様に支持板12の切り起こしにより形成すれば、作製が安価となり、またキーボードの薄型化の妨げにもならず、有利である。但し、移動規制部は支持板の切り起こし以外の方法、例えば樹脂成形や金属ダイカスト・メタルインジェクションモールド等により一体に作製してもよいし、また支持板とは別の部材の取り付け等によって設けることも無論可能である。
図5は、本発明に係る第2の実施形態を説明する図である。第2の実施形態では、支持板12の切り起こしにより形成された案内部48a及び48bの上端に移動規制部として突起152(図5(b)参照)が一体に形成される。そして、一対のリンク部材16の各腕部34に、突起152に係合しかつ曲線状に延びる溝154が形成される。溝154は、キートップ14の昇降動作に伴って突起152が溝154内をガタつくことなく摺動することができるような寸法を有する。従って、この第2の実施形態においても、キートップ14の最上部と最下部との間の移動中は常時、一対のリンク部材16の左右方向の変位が防止され、キートップ14の左右方向へのガタつきが解消される。
図6は、本発明に係る第3の実施形態を説明する図である。第3の実施形態では、支持板12の切り起こしにより板ばね252が移動規制部として形成され、さらに、板ばね252の端部252aのキートップに対する摺動方向への移動を防止するレール状の突起254がキートップ14の下面に設けられる。またメンブレンスイッチシート22には、組立時に板ばね252が挿通される開口部22cが形成される。板ばね252はその端部252aがキートップ14の下面に常時当接するような付勢力を有し、かつレール状の突起254の幅は板ばね252の幅に略一致しているので、昇降動作時のキートップ14のガタ付きを防止することができる。
図7は、本発明に係る第4の実施形態を説明する図である。第4の実施形態では、一対のリンク部材16に加え、支持板12の上面12a上をリンク部材16の摺動部46の摺動方向に略直交する方向に摺動する摺動部346を備えた第2の一対のリンク部材316が移動規制部として設けられる。これに伴い、支持板12には切り起こし等により第2のリンク部材316のための案内部350が立設される。またメンブレンスイッチシート22には、組立時に第2のリンク部材316のための開口部22dが形成される。第2のリンク部材316がリンク部材16の摺動部46の摺動方向へのキートップ14の変位を防止するので、結果としてキートップ14はいずれの方向についても不都合なガタつきが防止される。
図8は、本発明に係る第5の実施形態を説明する図である。第5の実施形態では、上述の第1の実施形態が有する作動部材24の代わりに、移動規制部を備えた作動部材424が使用される。作動部材424は、斜視図8又は断面図9(a)に示すように、一対のリンク部材16の摺動部46の摺動方向について互いに反対側に一体に形成された2つの移動規制部すなわち壁部426を、その底部424bに一体に有する。このような構成によれば、図9(b)に示すようにキートップ14が押下されて作動部材424が圧縮変形したときに、キートップ(図示せず)の左右方向(図示例では右)へのずれ(すなわち作動部材424の頂部424aのずれ)が生じようとしても、図9(c)に示すように作動部材424のドーム状部分が壁部426に当接するので、キートップ14のずれは所定の範囲内に限定され、結果としてキートップ14のガタつきが防止される。
また作動部材を、図10(a)に示すように、対向する2つの側面を削除した4角錐台形状の作動部材424′に形成することによっても、同様の効果を得ることができる。この場合は、図10(b)に示すように、キートップ(図示せず)が押下されたときは、削除されていない2つの側面428が圧縮変形する。ここで、2つの側面428の厚さを適当に調節することにより、作動部材424′の頂部424aの矢印Dの方向への変位を防止することができる。結果として、矢印Dの方向へのキートップの変位が防止できるので、矢印Dの方向とリンク部材16の摺動部46の摺動方向とが一致するように作動部材424′を配置すれば、キートップのガタつきを防止することができる。さらに、図11に示すように、作動部材424′を対向する2つの側面を削除しない角錐台424″のように構成すれば、キースイッチ装置の組立時に作動部材の配置の向きに配慮する必要がない。
図12は、本発明に係る第6の実施形態を説明する図である。第6の実施形態では、一対のリンク部材616は側面視で逆V字状ではなくV字状に組み合わされ、案内部648a及び648bが支持板12上ではなくキートップ14の下面に設けられ、さらに軸支部628がキートップ14の下面ではなく支持板12に切り起こし等により立設される。
第6の実施形態では、一対のリンク部材616の摺動部646並びにキートップの下面に設けられた案内部648a及び648bが協働して、移動規制部を構成する。例えば、図12のように摺動部646を円柱ではなく円錐又は円錐台とした場合、案内部648a及び648bは、図13(a)に示すように、摺動部646の摺動方向に平行ではない向きにキートップ14の下面に設けられる。さらに、図13(b)に示すように、案内部648a及び648bの案内溝650a及び650bを側面視で一定幅とせずに外側に向かうにつれて狭くすることにより、キートップ14が上限位置と下限位置との間にあるときであっても常に摺動部646の摺動方向への変位すなわちキートップのガタつきを防止することができる。
第6の実施形態の特徴は、案内溝650a又は650bの幅が摺動部646の摺動方向について一定ではなく、また案内溝に係合する摺動部646の部分の断面形状も、案内溝の幅に応じて変化することである。従ってキートップが上限位置と下限位置との間のいずれの位置にあっても、摺動部646が案内溝に対して不都合に変位することはなく、キートップのガタつきが防止される。
さらに、案内部648a及び648bを図14に示すようにより簡易な構造(案内溝650a及び650b部の上辺がキートップの下面に一致)とした場合には、摺動部646を図15に示すような捩れた側面646aを有する円錐又は円錐台形状とすることにより、やはりキートップ14が上限位置と下限位置との間にあるときであっても常に摺動部646の摺動方向への変位を防止することができる。すなわち、摺動部材646はキートップの昇降動作に伴って案内部648a又は648b内を転がるように水平(左右)方向に移動するので、摺動部646が図15に示すような形状であれば、キートップが上限位置と下限位置との間のどの位置にあっても、摺動部646は図14の構造を備えた案内溝に適切に(すなわちキートップを水平方向に変位させることなく)係合することができる。例えば、摺動部646が図14の案内溝650bの左右方向位置A、B及びCにあるときの、案内溝650bに係合している摺動部646の部分は図15でのA、B及びCにそれぞれ対応する。
なお第1〜第5の実施形態では一対のリンク部材は側面視逆V字状に構成され、第6の実施形態ではV字状に構成されているが、実施形態によっては逆V字をV字に変更できる等、本発明の範囲内で種々の変更又は修正が可能であることは明らかであろう。
本発明の第1の実施形態のキースイッチ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 (a)キースイッチ装置の移動規制部の作用を説明する側断面図であって、キートップが上限位置にあるときの図であり、(b)(a)の状態からキートップがいくらか押下された状態を示す図であり、(c)(b)の状態からキートップがさらに押下された状態を示す図であり、(d)キートップが下限位置にあるときの図である。 キースイッチ装置が有するリンク部材の斜視図である。 支持板上に立設される移動規制部の他の形態を示す図である。 (a)第2の実施形態のキースイッチ装置の要部を示す概略側面図であり、(b)(a)のb部の拡大斜視図である。 第3の実施形態のキースイッチ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 第4の実施形態のキースイッチ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 第5の実施形態のキースイッチ装置の作動部材の斜視図である。 (a)図8の作動部材の側断面図であり、(b)キートップが押下されたときの作動部材の変形状態を示す側断面図であり、(c)(b)の状態からキートップがずれようとした場合の作動部材の挙動を示す側断面図である。 (a)図8の作動部材の代替例を示す斜視図であり、(b)(a)の作動部材が圧縮変形した状態を示す斜視図である。 図10の作動部材の変形例を示す斜視図である。 第6の実施形態のキースイッチ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 (a)図12のリンク部材の摺動部と案内部との位置関係を示す上面図であり、(b)側断面図である。 図13(b)に類似し、案内部の他の構造を示す側断面図である。 図14の案内部に適合する摺動部の形状を示す図である。 (a)従来のキースイッチ装置においてキートップが上限位置にあるときの状態を示す側面図であり、(b)キートップが上限位置と下限位置との間にあるときの状態を示す側面図であり、(c)キートップが下限位置にあるときの状態を示す側面図である。
符号の説明
10、710 キースイッチ装置
12、712 支持板
14、714 キートップ
16、716 リンク部材
24、424 作動部材
36 胴部
36a 係合部
36b 曲面状凸部
36c 曲面状凹部
46、646、746 摺動部
48a、48b、648a、648b、748 案内部
52、426、546 移動規制部
152 突起
154 溝
252 板ばね
316 第2のリンク部材

Claims (19)

  1. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、
    前記支持板は、該支持板上に立設された移動規制部を有し、
    前記一対のリンク部材の各々は、前記キートップの昇降動作中は常に前記移動規制部に当接するように構成された係合部を有し、それにより前記一対のリンク部材の各々の、前記摺動部の摺動方向への移動が規制されることを特徴とする、キースイッチ装置。
  2. 前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は前記金属板の切り起こしにより形成されるとともに前記リンク部材の各々の前記係合部に当接する曲面部を所定長さにわたって有する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  3. 前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は前記金属板の切り起こしにより形成されるとともに前記リンク部材の各々の前記係合部に当接する円弧状の切断面を有する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  4. 前記一対のリンク部材の各々は、2つの腕部及び該2つの腕部を連結する胴部を有し、前記係合部は前記胴部に形成された曲面状の凹部及び凸部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキースイッチ装置。
  5. 前記係合部の前記曲面状の凸部は側面視断面において楕円の一部の形状を有し、前記移動規制部の曲面部は側面視断面において円弧形状を有する、請求項4に記載のキースイッチ装置。
  6. 前記係合部は、前記一対のリンク部材の各々の前記胴部の表面及び裏面の双方に形成される、請求項4又は5に記載のキースイッチ装置。
  7. 前記支持部材は金属板であり、前記移動規制部は、前記金属板の切り起こしにより形成され、さらに前記移動規制部は、前記一対のリンク部材の各々に形成された溝に摺動自在に係合する突起を有する、請求項1に記載のキースイッチ装置。
  8. 前記突起は切り起こされた前記金属板の一部の曲げにより形成される、請求項7に記載のキースイッチ装置。
  9. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、
    前記支持板は、該支持板上に立設されるとともに前記キートップに対して付勢される端部を備えた板ばねを有し、
    前記キートップは、前記板ばねの前記端部に係合するとともに、前記摺動部の摺動方向についての前記端部の前記キートップに対する移動が防止されるように該端部を案内する突起を下面に有することを特徴とする、キースイッチ装置。
  10. 前記板ばねは前記支持板の切り起こしにより形成される、請求項9に記載のキースイッチ装置。
  11. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、
    前記支持板に対し、前記一対のリンク部材の各々の前記摺動部の摺動方向に略垂直方向に摺動自在に係合する第2の摺動部を備えた第2の一対のリンク部材をさらに有することを特徴とする、キースイッチ装置。
  12. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視逆V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記支持板に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、
    前記スイッチ機構は、前記キートップと前記メンブレンスイッチシートとの間に配置されるとともに該キートップの下降動作に伴い前記接点部を閉成するように作用する作動部材を有し、該作動部材は、前記摺動部の摺動方向への該作動部材の頂部のずれを所定の範囲内に限定する移動規制部を有することを特徴とする、キースイッチ装置。
  13. 前記移動規制部は、前記作動部材の底部に一体に設けられた壁部である、請求項12に記載のキースイッチ装置。
  14. 前記作動部材は4つの側面を備えた4角錐台形状を有する、請求項12に記載のキースイッチ装置。
  15. 前記作動部材は、前記摺動部の摺動方向に互いに対向する2つの側面が削除された4角錐台形状を有する、請求項12に記載のキースイッチ装置。
  16. 支持板と、該支持板の上方に配置されるキートップと、互いに連動して該キートップを該支持板の上方で昇降方向へ案内支持する一対のリンク部材と、該キートップの昇降動作に対応して電気回路の接点部を開閉するスイッチ機構とを具備し、該一対のリンク部材の各々は、該一対のリンク部材が側面視V字状に組み合わされるように構成された噛合構造を一端に有し、かつ前記キートップの下面に設けられた案内部に摺動自在に係合する摺動部を有し、さらに該スイッチ機構が、該キートップに対応する位置に該接点部を担持して該支持板の上に載置されるメンブレンスイッチシートを有する、キースイッチ装置において、
    前記キートップの下面の前記案内部は、前記摺動部の摺動方向について一定ではない幅を備えた案内溝を有し、かつ前記摺動部は、該案内溝に係合する前記摺動部の部分の断面形状が前記案内溝の幅に応じて変化するように構成されることを特徴とする、キースイッチ装置。
  17. 前記摺動部は、円錐又は円錐台形状を有する、請求項16に記載のキースイッチ装置。
  18. 前記摺動部は、捩れた側面を備えた円錐又は円錐台形状を有する、請求項16に記載のキースイッチ装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数備えたキーボード。
JP2006003989A 2006-01-11 2006-01-11 キースイッチ装置 Active JP4721908B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003989A JP4721908B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キースイッチ装置
US11/648,531 US7312414B2 (en) 2006-01-11 2007-01-03 Key switch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006003989A JP4721908B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キースイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007188682A true JP2007188682A (ja) 2007-07-26
JP4721908B2 JP4721908B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38231682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006003989A Active JP4721908B2 (ja) 2006-01-11 2006-01-11 キースイッチ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7312414B2 (ja)
JP (1) JP4721908B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089240A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Acer Inc キーボードモジュールおよびその製造方法

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM320163U (en) * 2007-02-06 2007-10-01 Darfon Electronics Corp Button structure
JP5030724B2 (ja) * 2007-09-20 2012-09-19 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ装置及びキーボード
TWM367372U (en) * 2009-06-12 2009-10-21 Cheng Uei Prec Ind Co Ltd Keyboard keys
US9234979B2 (en) 2009-12-08 2016-01-12 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section
US8493081B2 (en) 2009-12-08 2013-07-23 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section and sensor hook-on attachment principle
US9024214B2 (en) * 2010-06-11 2015-05-05 Apple Inc. Narrow key switch
CN102403147B (zh) * 2010-09-10 2014-03-26 富泰华工业(深圳)有限公司 按键结构及具有该按键结构的电子装置
JP5649484B2 (ja) * 2011-03-07 2015-01-07 富士通コンポーネント株式会社 押釦式スイッチ装置
TWI416564B (zh) * 2011-04-11 2013-11-21 Wistron Corp 按鍵結構
TWI473134B (zh) 2011-11-17 2015-02-11 Darfon Electronics Corp 按鍵
US9343247B2 (en) 2011-11-17 2016-05-17 Darfon Electronics Corp. Keyswitch
CN102683071B (zh) * 2012-05-16 2014-11-26 中山市狮盾电器有限公司 一种平板开关的连动装置
US9502193B2 (en) * 2012-10-30 2016-11-22 Apple Inc. Low-travel key mechanisms using butterfly hinges
US9710069B2 (en) * 2012-10-30 2017-07-18 Apple Inc. Flexible printed circuit having flex tails upon which keyboard keycaps are coupled
US9916943B2 (en) * 2016-02-23 2018-03-13 Sunrex Technology Corp. Linkage mechanism and press key including the same
TWI601170B (zh) * 2016-10-12 2017-10-01 華碩電腦股份有限公司 按鍵及鍵盤裝置
TW201832261A (zh) * 2017-02-24 2018-09-01 致伸科技股份有限公司 鍵盤
US10275040B2 (en) 2017-08-18 2019-04-30 Apple Inc. Low-travel illuminated key mechanism
CN108346542B (zh) * 2018-03-21 2024-01-09 苏州达方电子有限公司 一种键盘装置
US10804049B1 (en) 2019-06-03 2020-10-13 Darfon Electronics Corp. Keyswitch structure
US11328879B2 (en) 2019-06-03 2022-05-10 Darfon Electronics Corp. Keyswitch structure
US11107644B2 (en) 2019-12-12 2021-08-31 Darfon Electronics Corp. Keyswitch device
TWI743902B (zh) * 2020-07-24 2021-10-21 致伸科技股份有限公司 低高度按鍵結構
CN112185741B (zh) * 2020-10-20 2023-06-16 宁波公牛电器有限公司 开关

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031067A (ja) * 2001-07-10 2003-01-31 Nagano Fujitsu Component Kk キースイッチ装置及びキーボード

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611236U (ja) * 1992-07-14 1994-02-10 ヤマハ株式会社 鍵盤装置
TW281743B (en) * 1995-08-11 1996-07-21 Fujitoru Takamisawa Parts Co Ltd Keyswitch having a reduced height and a keyboard using such a keyswitch
JP4138898B2 (ja) 1995-08-11 2008-08-27 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ及びこれを有するキーボード
JP2000076956A (ja) * 1998-06-18 2000-03-14 Fujitsu Takamisawa Component Ltd キ―スイッチ及びキ―ボ―ド
US5997196A (en) * 1998-12-18 1999-12-07 Silitek Corporation Key structure of computer keyboard
US6004051A (en) * 1998-12-18 1999-12-21 Silitek Corporation Key structure of computer keyboard
TW484152B (en) * 2000-01-07 2002-04-21 Brother Ind Ltd Key switch device, keyboard having key board and electronic equipment having key board
JP2001283676A (ja) 2000-03-31 2001-10-12 Brother Ind Ltd キースイッチ装置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器
JP3760739B2 (ja) * 2000-09-05 2006-03-29 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器
JP4608833B2 (ja) * 2001-09-17 2011-01-12 ブラザー工業株式会社 キースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031067A (ja) * 2001-07-10 2003-01-31 Nagano Fujitsu Component Kk キースイッチ装置及びキーボード

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013089240A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Acer Inc キーボードモジュールおよびその製造方法
US9058060B2 (en) 2011-10-19 2015-06-16 Acer Incorporated Keyboard module and method for fabricating the same

Also Published As

Publication number Publication date
US20070158172A1 (en) 2007-07-12
JP4721908B2 (ja) 2011-07-13
US7312414B2 (en) 2007-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4721908B2 (ja) キースイッチ装置
JP4562576B2 (ja) キースイッチ装置、キーボード及びキースイッチ組立治具
US9741507B2 (en) Key switch device and keyboard
TWI475587B (zh) 鍵盤及其製造方法
JP2004127908A (ja) キースイッチ
JP2017224581A (ja) キースイッチ
EP2034499A1 (en) Switch responsive to see-saw key
JP2022116382A (ja) プッシュスイッチ
US11670465B2 (en) Key structure
JP4518706B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP4869316B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP5595124B2 (ja) キースイッチ装置およびキーボード
JP6009211B2 (ja) キーボード装置
JP5618868B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP5072903B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP4703709B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP2004039382A (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP5590967B2 (ja) 高背型キースイッチ装置
JP3352680B2 (ja) キースイッチ装置
JP5072904B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP5094784B2 (ja) キースイッチ装置及びキーボード
JP3114728U (ja) キースイッチ
JP3451082B2 (ja) キースイッチ装置
JP4749371B2 (ja) 携帯電子機器
CN113012965A (zh) 按键

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250